JP5557518B2 - 端子 - Google Patents

端子 Download PDF

Info

Publication number
JP5557518B2
JP5557518B2 JP2009287405A JP2009287405A JP5557518B2 JP 5557518 B2 JP5557518 B2 JP 5557518B2 JP 2009287405 A JP2009287405 A JP 2009287405A JP 2009287405 A JP2009287405 A JP 2009287405A JP 5557518 B2 JP5557518 B2 JP 5557518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
contact
connector
contact portion
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009287405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011129397A (ja
Inventor
智久 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP2009287405A priority Critical patent/JP5557518B2/ja
Priority to US13/515,210 priority patent/US8840406B2/en
Priority to PCT/US2010/061345 priority patent/WO2011075733A2/en
Priority to CN201090001384.4U priority patent/CN202855951U/zh
Priority to TW99224628U priority patent/TWM417702U/zh
Publication of JP2011129397A publication Critical patent/JP2011129397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5557518B2 publication Critical patent/JP5557518B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • H01R12/716Coupling device provided on the PCB
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/26Pin or blade contacts for sliding co-operation on one side only

Description

本発明は、コネクタに装填(てん)される端子に関するものである。
従来、ワイヤ同士を電気的に接続したり、ワイヤを回路基板に接続したり、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、コネクタが使用されている。このようなコネクタは、複数の端子を備え、相手方コネクタと互いに嵌(かん)合すると、端子同士が接触して導通するようになっている。そして、端子同士の接触導通状態を良好に維持するために、一方の端子の表面に凹部を形成し、該凹部に他方の端子が係合することによって、端子同士の離脱を防止するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は従来のコネクタの端子同士の接触状態を示す断面図である。
図において、861は第1回路基板に実装された第1コネクタのハウジング811に装填された第1端子である。また、961は第2回路基板に実装された第2コネクタのハウジング911に装填された第2端子である。そして、第1端子861は、第1回路基板の接続パッドにはんだ付されるテール部862と、第2コネクタの第2端子961と接触する第1接触部865及び第2接触部866とを備える。同様に、第2端子961は、第2回路基板の接続パッドにはんだ付されるテール部962と、第1コネクタの第1端子861と接触する第1接触部965及び第2接触部966とを備える。
そして、図に示されるように、第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させると、第1端子861の第1接触部865と第2端子961の第1接触部965とが互いに接触するとともに、第1端子861の第2接触部866と第2端子961の第2接触部966とが互いに接触する。これにより、第1端子861と第2端子961とが電気的に接続される。
また、第2端子961の第2接触部966には段部が形成されており、該段部に第1端子861の第2接触部866に形成された凸部が係合する。そのため、第1端子861の第2接触部866と第2端子961の第2接触部966とがロック機構として機能するので、第1端子861と第2端子961とがロックされた状態となり、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が確実になる。また、第1端子861の第2接触部866に形成された凸部と第2端子961の第2接触部966に形成された段部とが係合する際に、第1端子861の第2接触部866に形成された凸部が第2端子961の第2接触部966において段部に隣接して形成された凹部に落込んでクリック感が発生するので、オペレータは第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了したことを認識することができる。
特開2008−270085号公報
しかしながら、前記従来の端子においては、第1端子861の第2接触部866に形成された凸部が第2端子961の第2接触部966において段部に隣接して形成された凹部に落込む際に、前記凸部の表面が前記凹部の表面を擦る距離が極めて短いので、いわゆるワイピング効果が低く、前記凹部の表面に付着している異物を効果的に除去することができない。
また、第1端子861及び第2端子961は、いわゆるベローズコンタクトと呼ばれるタイプの端子であり、圧延によって形成された金属板を打抜いて、キャリアプレートに根本が接続された細長い帯状の板を多数備える櫛(くし)のような形状の部材を得た後、プレス加工を施して前記帯状の板を板厚方向に屈曲して蛇腹状とし、前記キャリアプレートから切離すことによって形成される。したがって、第1端子861及び第2端子961は、幅方向(図面に対して垂直な方向)の寸法が板厚方向の寸法よりも大きいので、第1端子861の第2接触部866に形成された凸部の表面も、第2端子961の第2接触部966において段部に隣接して形成された凹部の表面も幅の広い平滑面である。そのため、前記凸部の表面と前記凹部の表面とを摺(しゅう)動させても、単位面積当たりの接触圧力が小さいので、十分なワイピング効果を得ることはできず、表面に付着している異物を効果的に除去することができない。
本発明は、前記従来の端子の問題点を解決して、第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とが互いに交差するようにして、第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とが点接触状態で移動し、高いワイピング効果を発揮し、導通抵抗が低く、信頼性の高い一対の端子を提供することを目的とする。
そのために、本発明の端子においては、第1コネクタに装填される第1端子と、前記第1コネクタが嵌合する第2コネクタに装填される第2端子とを有し、互いに接触して導通する一対の端子であって、前記第1端子は、突出する接触凸部を含む接触部を備え、前記第2端子は、前記接触凸部と係合する接触凹部を含む接触部を備え、前記接触凸部は、前記接触部の幅方向に延在するとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に対して垂直でなく傾斜し、かつ、対向する第2端子の接触部の表面に対して傾斜した斜辺部を備え、前記接触凹部は、前記接触部の幅方向に一直線状に延在するとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に対して垂直でなく傾斜した斜辺部を備え、前記第1端子の斜辺部と前記第2端子の斜辺部とは、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、互いに接触する第1端子の接触部と第2端子の接触部とが対向した状態において、互いに交差する。
本発明の他の端子においては、さらに、前記第1端子の斜辺部は、前記接触凸部の稜(りょう)線であり、前記第2端子の斜辺部は、前記接触凹部と前記接触部の表面との境界のエッジ部であり、前記第1端子の斜辺部の傾斜方向と第2端子の斜辺部の傾斜方向とは、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、互いに接触する第1端子の接触部と第2端子の接触部とが対向した状態において、互いに逆になる。
本発明の更に他の端子においては、さらに、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、前記第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とは、点接触の状態で摺動する。
本発明によれば、第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とを互いに交差させる。これにより、第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とが点接触状態で移動するので、高いワイピング効果を発揮することができ、導通抵抗を低下させ、信頼性を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合する前の状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合した状態を示す斜視図であり第1コネクタの嵌合面側から観た図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合した状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第2端子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の斜視図であり嵌合作業の途中の状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の斜視図であり嵌合作業完了状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の他の方向から観た斜視図であり嵌合作業完了状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の二面図であり嵌合作業完了状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1端子の斜視図である。 従来のコネクタの端子同士の接触状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合する前の状態を示す斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合した状態を示す斜視図であり第1コネクタの嵌合面側から観た図、図3は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとを嵌合した状態を示す断面図である。
図において、1は本実施の形態におけるコネクタとしての第1コネクタであり、101は相手方コネクタとしての第2コネクタである。第1コネクタ1及び第2コネクタ101は、端子を有し、互いに嵌合して、端子同士が電気的に接続されるコネクタであれば、いかなる種類のコネクタであってもよく、例えば、両方がワイヤの終端に接続されたワイヤ対ワイヤコネクタであってもよいし、一方がワイヤの終端に接続され、他方が基板に実装されたワイヤ対基板コネクタであってもよいが、ここでは、説明の都合上、両方が基板に実装された基板対基板コネクタである場合についてのみ説明する。
この場合、一対の基板対基板コネクタの一方である第1コネクタ1は、端子としての第1端子61が装填され、図示されない第1基板の表面に実装される表面実装型のコネクタであるものとする。また、一対の基板対基板コネクタの他方である第2コネクタ101は、相手方端子としての第2端子161が装填され、図示されない第2基板の表面に実装される表面実装型のコネクタであるものとする。本実施の形態における基板対基板コネクタは、第1コネクタ1と第2コネクタ101とから成り、第1基板及び第2基板を電気的に接続する。なお、前記第1基板及び第2基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
また、本実施の形態において、コネクタ及び端子の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記コネクタ及び端子の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記第1コネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたコネクタ本体としての第1ハウジング11を有する。該第1ハウジング11は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備え、第2コネクタ101が嵌入される側、すなわち、嵌合側(図1における上側)には、周囲が囲まれた概略長方形の凹部12が形成されている。前記第1コネクタ1は、例えば、縦約10.0〔mm〕、横約2.5〔mm〕及び厚さ約1.0〔mm〕の寸法を備えるものであるが、寸法は適宜変更することができる。そして、前記凹部12内には島部としての第1凸部13が第1ハウジング11と一体的に形成され、また、前記第1凸部13の両側には該第1凸部13と並行に延在する側壁部14が第1ハウジング11と一体的に形成されている。この場合、前記第1凸部13及び側壁部14は、凹部12の底面から上方に向けて突出し、第1ハウジング11の長手方向に延在する。これにより、前記第1凸部13の両側には、凹部12の一部として、第1ハウジング11の長手方向に延在する細長い挿入凹部である凹溝部12aが第1凸部13と側壁部14との間に形成される。なお、図に示される例において、前記第1凸部13は単数であるが、複数であってもよく、その数はいくつであってもよい。また、前記第1凸部13は、例えば、幅約0.6〔mm〕の寸法を備えるものであるが、寸法は適宜変更することができる。
ここで、前記第1凸部13の両側の側面には凹溝状の第1端子収容内側キャビティ15aが形成されている。また、前記側壁部14には上面及び両側の側面に跨(またが)るようにして凹溝状の第1端子収容外側キャビティ15bが形成されている。そして、前記第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとは、凹溝部12aの底面において連結され互いに一体化しているので、第1端子収容内側キャビティ15aと第1端子収容外側キャビティ15bとを統合的に説明する場合には、第1端子収容キャビティ15として説明する。
該第1端子収容キャビティ15は、第1凸部13の両側に、例えば、約0.4〔mm〕のピッチで6個ずつ形成されている。そして、第1端子収容キャビティ15の各々に収容される第1端子61も、第1凸部13の両側に、例えば、約0.4〔mm〕のピッチで6個ずつ配設されている。なお、前記第1端子収容キャビティ15のピッチ及び個数は適宜変更することができる。
前記第1端子61は、銅、アルミニウム等から成る導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部63と、該被保持部63の下端に接続されたテール部62と、前記被保持部63の上端に接続された上側接続部67と、該上側接続部67の内方端近傍に形成された第2接触部66と、該第2接触部66に接続された下側接続部64と、該下側接続部64の他端に接続されたカンチレバー状の接触腕部68と、該接触腕部68の自由端に形成された主たる接触部として機能する第1接触部65とを備える。
そして、前記被保持部63は、上下方向、すなわち、第1ハウジング11の厚さ方向に延在し、前記第1端子収容外側キャビティ15bに嵌入されて保持される部分である。また、前記テール部62は、被保持部63に対して曲げて接続され、左右方向、すなわち、第1ハウジング11の幅方向に外方を向いて延出し、第1基板上の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。さらに、前記上側接続部67は、被保持部63に対して曲げて接続され、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて延出する。
前記上側接続部67の内方端には、下方に向けて曲げられ、上下方向に延在する第2接触部66の上端が接続されている。なお、該第2接触部66の上端近傍には、第1ハウジング11の幅方向に内方を向いて突出する湾曲した第2接触凸部66aが形成されている。該第2接触凸部66aは、第2接触部66において前記内方に最も突出する部位である。また、前記下側接続部64は、前記第2接触部66の下端に接続されたU字状の側面形状を備える部分である。
前記接触腕部68の自由端、すなわち、上端には第1接触部65が形成されている。そして、該第1接触部65は、第1ハウジング11の幅方向の外方を向いて突出する接触凸部としての第1接触凸部65aを備える。
前記第1端子61は、嵌合側から、第1端子収容キャビティ15内に嵌入され、被保持部63が側壁部14における第1端子収容外側キャビティ15bの側壁によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、第1端子61が第1ハウジング11に装填された状態において、前記第1接触部65と第2接触部66とは、凹溝部12aの左右両側に位置し、互いに向合っている。
なお、第1端子61は、金属板に加工を施すことによって一体的に形成された部材であるので、ある程度の弾性を備える。そして、その形状から明らかなように、互いに向合う第1接触部65と第2接触部66との間隔は、弾性的に変化可能である。すなわち、第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101の第2端子161が挿入されると、それにより、第1接触部65と第2接触部66との間隔は弾性的に伸長する。
また、前記第1ハウジング11の長手方向両端には第1嵌合ガイド部としての第1突出端部21が各々配設されている。各第1突出端部21には、前記凹部12の一部として突出端凹部22が形成されている。該突出端凹部22は、略長方形の凹部であり、各凹溝部12aの長手方向両端に接続されている。そして、前記突出端凹部22は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、該第2コネクタ101が備える第2突出端部122が挿入されるガイド凹部として機能する。
さらに、前記第1突出端部21は、側壁部14の長手方向両端から第1ハウジング11の長手方向に延出する側壁延長部21bと、第1ハウジング11の短手方向に延在し、両端が側壁延長部21bに接続された端壁部21cとを備える。各第1突出端部21において、端壁部21cとその両端に接続された側壁延長部21bとは、連続したコ字状の側壁を形成し、略長方形の突出端凹部22の三方を画定する。
また、第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたコネクタ本体としての第2ハウジング111を有する。該第2ハウジング111は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備え、例えば、縦約8.0〔mm〕、横約1.5〔mm〕及び厚さ約0.8〔mm〕の寸法を備えるものであるが、寸法は適宜変更することができる。そして、第2ハウジング111の第1コネクタ1に嵌入される側、すなわち、嵌合側(図1における上側)には、第2ハウジング111の長手方向に延在する細長い凹溝部113と、該凹溝部113の外側を画定するとともに、第2ハウジング111の長手方向に延在する細長い挿入凸部としての第2凸部112とが一体的に形成されている。該第2凸部112は、凹溝部113の両側に沿って、かつ、第2ハウジング111の両側に沿って形成されている。また、各第2凸部112には、端子としての第2端子161が配設されている。
なお、第2コネクタ101は、説明の都合上、図1では、嵌合側が上を向き、実装側が下を向くような姿勢で示され、図2及び3では、嵌合側が下を向き、実装側が上を向くような姿勢で示されている。
図に示されるように、凹溝部113は、第2基板に実装される側、すなわち、実装側(図1おける下側)の面が底部によって閉止されている。なお、図に示される例において、前記第2凸部112は2本であるが、単数であってもよく、その数はいくつであってもよい。また、前記凹溝部113は、例えば、幅約0.7〔mm〕の寸法を備えるものであるが、寸法は適宜変更することができる。
なお、前記第2凸部112には、その両側の側面及び上面に跨るようにして第2端子収容キャビティ115が形成され、前記第2端子161は第2端子収容キャビティ115内に収容される。該第2端子収容キャビティ115は、凹溝部113の両側に、例えば、約0.4〔mm〕のピッチで6個ずつ形成されている。そして、第2端子収容キャビティ115の各々に収容される第2端子161も、凹溝部113の両側に、例えば、約0.4〔mm〕のピッチで6個ずつ配設されている。なお、前記第2端子収容キャビティ115のピッチ及び個数は適宜変更することができる。
前記第2端子161は、銅、アルミニウム等から成る導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第2接触部としても機能する被保持部163と、該被保持部163の下端に接続されたテール部162と、前記被保持部163の上端に接続された接続部164と、該接続部164の内方端に接続された主たる接触部として機能する第1接触部165とを備える。なお、該第1接触部165の表面には、第1端子61の第1接触凸部65aと係合する接触凹部165aが形成されている。
そして、前記被保持部163は、上下方向、すなわち、第2ハウジング111の厚さ方向に延在し、前記第2端子収容キャビティ115に嵌入されて保持されるとともに、第1端子61の第2接触部66と接触する部分である。また、前記テール部162は、被保持部163に対して曲げて接続され、第2ハウジング111の幅方向に外方を向いて延出し、第2基板上の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。さらに、前記接続部164は、被保持部163に対して曲げて接続され、第2ハウジング111の幅方向に内方を向いて延出する。また、前記第1接触部165は、接続部164の内方端に、下方に向けて曲げられて接続され、下方に延出し、第1端子61の第1接触部65と接触する部分である。
前記第2端子161は、嵌合側から、第2端子収容キャビティ115内に嵌入され、被保持部163が第2凸部112における第2端子収容キャビティ115の側壁によって両側から挟持されることにより、第2ハウジング111に固定される。この場合、前記第2端子161は、例えば、約0.4〔mm〕のピッチで6個ずつ配設されている。なお、第2端子161のピッチ及び個数は適宜変更することができる。
また、前記第2ハウジング111の長手方向両端には第2嵌合ガイド部としての第2突出端部122が各々配設されている。該第2突出端部122は、第2ハウジング111の短手方向に延在し、両端が各第2凸部112の長手方向両端に接続された部材である。そして、前記第2突出端部122は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、前記第1コネクタ1が備える第1突出端部21の突出端凹部22に挿入される部分である。
次に、前記第1端子61及び第2端子161の構成について詳細に説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における第1端子の斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における第2端子の斜視図である。
本実施の形態において、第1端子61及び第2端子161は、圧延によって形成された金属板を打抜いて、キャリアプレートに根本が接続された細長い帯状の板を多数備える櫛のような形状の部材を得た後、プレス加工を施して各帯状の板を板厚方向に屈曲して蛇腹状とし、蛇腹状の帯状の板をキャリアプレートから切離すことによって形成されたものである。
図4に示されるように、第1端子61は、下側接続部64の一端に接続されたカンチレバー状の接触腕部68と、該接触腕部68の自由端に形成された第1接触部65とを備える。そして、該第1接触部65は、第2接触部66の方に向いて突出する第1接触凸部65aを備える。該第1接触凸部65aは、細長い帯状の板における第1接触部65を板厚方向に屈曲して形成された部分であり、その峰に相当する稜線65bが傾斜した直線状の斜辺部となっている。
具体的には、前記稜線65bは、第1接触部65の幅方向に延在するとともに、第1ハウジング11の嵌合面に対して水平でなく、傾斜した直線となっている。換言すると、接触腕部68の延在する方向である上下方向、すなわち、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合方向に対して、垂直ではなく、傾斜した直線となっている。したがって、稜線65bの両端から第1ハウジング11の嵌合面までの距離は相違する。また、前記稜線65bは、図3に示されるように、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく、傾斜した直線となっている。換言すると、第1ハウジング11の幅方向に対して、垂直ではなく、傾斜した直線となっている。したがって、稜線65bの両端から対向する第2端子161の第1接触部165の表面までの距離は相違する。なお、前記稜線65bの第1接触部165の表面に対する傾斜角度は、例えば、10〜30度程度であるが、任意に設定することができる。
また、図に示される例においては、プレス加工等によって第1接触部65の表面を押圧することにより、該第1接触部65の表面が接触腕部68の表面に対して斜めになるように形成されているが、前記稜線65bを傾斜させることができるのであれば、必ずしも、第1接触部65の表面を接触腕部68の表面に対して斜めにする必要はない。
図5に示されるように、第2端子161は、接続部164の一端に接続された第1接触部165を備える。そして、該第1接触部165の表面には、第1端子61の第1接触部65における第1接触凸部65aと係合する接触凹部165aが形成されている。具体的には、第2端子161を形成する金属板を第1接触部165の表面側から押圧することによって第1接触部165の表面から凹入するように形成されている。
前記接触凹部165aの底面は、第1接触部165の表面に対してほぼ平行な平面であるが、第1接触部165の表面には急峻(しゅん)な壁面を介して接続されている。そして、前記接触凹部165aの底面の上端が第1接触部165の表面と接続される箇所は、急峻な壁面である境界面165cとなっている。該境界面165cの上端と第1接触部165の表面との境界であるエッジ部165bは、傾斜した直線状の斜辺部となっている。
具体的には、前記エッジ部165bは、第1接触部165の幅方向に延在するとともに、第2ハウジング111の嵌合面に対して水平でなく、傾斜した直線となっている。換言すると、第1接触部165の延在する方向である上下方向、すなわち、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合方向に対して、垂直ではなく、傾斜した直線となっている。したがって、エッジ部165bの両端から第2ハウジング111の嵌合面までの距離は相違する。また、接触凹部165aの全体形状は、台形となっている。なお、前記エッジ部165bの第2ハウジング111の嵌合面に対する傾斜角度は、例えば、10〜30度程度であるが、任意に設定することができる。
また、前記稜線65bの傾斜方向とエッジ部165bの傾斜方向とは、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合した際に、互いに接触する第1端子61の第1接触部65と第2端子161の第1接触部165とが対向した状態において、互いに逆になるように形成されている。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合行程において、第1端子61の第1接触部65と第2端子165の第1接触部165とが相互に嵌合方向に移動する際に、前記稜線65bとエッジ部165bとが点接触の状態で、かつ、稜線65b及びエッジ部165bに沿って相互に移動するので、高い接触圧力の下で長い距離を相互に摺動することとなり、高いワイピング効果を得ることができ、表面に付着している異物を効果的に除去することができる。
特に、第2端子161のエッジ部165bは、先鋭な形状を備えているので、第1端子61の稜線65bに喰(くい)込むようになるので、高いワイピング効果を得ることができ、表面に付着している異物を効果的に除去することができる。
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合する動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の斜視図であり嵌合作業の途中の状態を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の斜視図であり嵌合作業完了状態を示す図、図8は本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の他の方向から観た斜視図であり嵌合作業完了状態を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子の二面図であり嵌合作業完了状態を示す図である。なお、図9において、(a)は側面図、(b)は(a)におけるA−A矢視断面図である。
ここで、第1コネクタ1は、第1端子61のテール部62が図示されない第1基板上の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第1基板に表面実装されているものとする。
同様に、第2コネクタ101は、第2端子161のテール部162が図示されない第2基板上の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第2基板に表面実装されているものとする。
まず、オペレータは、第1コネクタ1の嵌合面と第2コネクタ101の嵌合面とを対向させた状態とし、第2コネクタ101の左右の第2凸部112の位置が第1コネクタ1の左右の凹溝部12aの位置と合致すると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との位置合わせが完了する。
この状態で、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向に移動させると、第2コネクタ101の左右の第2凸部112が第1コネクタ1の左右の凹溝部12a内に挿入される。そして、各第1端子61の第1接触部65と第2接触部66との間に第2コネクタ101の第2端子161が挿入され、図6に示されるように、第1端子61の第1接触部65と第2端子161の第1接触部165とが接触し、第1端子61の第2接触部66と第2端子161の被保持部163とが接触する。具体的には、第1接触部65の第1接触凸部65aが第1接触部165の表面に接触し、第2接触部66の第2接触凸部66aが被保持部163の表面に接触する。
これにより、第1接触部65と第2接触部66との間隔は、第2端子161によって押広げられ、弾性的に伸長する。なお、第2端子161においては、被保持部163が第2端子収容キャビティ115に嵌入されて保持されているとともに、第1接触部165の背面が第2端子収容キャビティ115の底面に当接又は近接しているので、被保持部163と第1接触部165との間隔は、ほとんど変化しない。
続いて、オペレータが第1コネクタ1に対して第2コネクタ101を相対的に嵌合方向に更に移動させると、第1端子61の第1接触部65の第1接触凸部65aが第2端子161の第1接触部165の表面に形成された接触凹部165aの上端(図6における下端)に到達する。
前述のように、第1接触凸部65aの稜線65bは、嵌合方向に対して垂直でなく、傾斜し、かつ、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく、傾斜している。また、接触凹部165aの上端のエッジ部165bは、嵌合方向に対して垂直でなく、傾斜している。さらに、前記稜線65bの傾斜方向とエッジ部165bの傾斜方向とは、第1接触部65と第1接触部165とが対向した状態において、互いに逆になっている。
したがって、図6において、第1接触凸部65aの稜線65b(図6には示されていない)における上端、すなわち、左端の部位が、エッジ部165bにおける下端、すなわち、左端の部位と接触する。この場合、稜線65bの傾斜方向とエッジ部165bの傾斜方向とが逆になっているので、稜線65bとエッジ部165bとは、図6における左端において、点接触している。
そして、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の嵌合方向への移動が進行すると、それにつれて、稜線65bとエッジ部165bとの点接触している部位が、図6における右方向に進行する。この場合、前記点接触している部位は、稜線65bに沿って右下方向へ進行し、エッジ部165bに沿って右上方向へ進行する。前記稜線65bの嵌合方向に対する傾斜角度をθ1 とし、嵌合方向への変位量をzとすると、稜線65bに沿った変位量はzcos -1θ1 となるから、zよりも大きいことが分かる。同様に、前記エッジ部165bの嵌合方向に対する傾斜角度をθ2 とし、嵌合方向への変位量をzとすると、エッジ部165bに沿った変位量はzcos -1θ2 となるから、zよりも大きいことが分かる。
つまり、稜線65bとエッジ部165bとが点接触の状態で、かつ、稜線65b及びエッジ部165bに沿って相互に移動するので、高い接触圧力の下で嵌合方向への移動距離よりも長い距離を相互に摺動することとなり、いわゆるワイピングレングスが増幅され、高いワイピング効果を得ることができ、表面に付着している異物を効果的に除去することができる。
続いて、オペレータが第1コネクタ1に対して第2コネクタ101を相対的に嵌合方向に更に移動させると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了し、図3に示されるようになる。また、個々の第1端子61と第2端子161との関係は、図7〜9に示されるようになる。
この状態では、第1端子61の第1接触凸部65aは、必ずしもその全部が第2端子161の接触凹部165a内に収容されていない。しかし、前述のように、第1接触凸部65aの稜線65bは、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく、傾斜しているので、図7及び8における第1接触凸部65aの左端部(図9(b)における下端部)は、少なくとも接触凹部165a内に進入した状態となっている。したがって、第1端子61の第1接触凸部65aと第2端子161の接触凹部165aとは係合した状態となる。そのため、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合を解除する力、すなわち、第1コネクタ1から第2コネクタ101を抜去るための抜去力を受けた場合でも、第1コネクタ1から第2コネクタ101を抜去ることが困難である。つまり、必要な抜去力が大きくなる。
また、図9に示されるように、第1接触凸部65aが接触凹部165aの底面に接触していなくても、第1接触凸部65aの稜線65bの少なくとも一部はエッジ部165bと接触しているので、第1端子61と第2端子161との導通状態が維持される。しかも、前記稜線65bとエッジ部165bとの点接触している部位は、長い距離を相互に摺動した後であるから、ワイピングによって表面に付着している異物が効果的に除去された状態となっている。したがって、第1端子61と第2端子161との導通状態が確実に維持される。
なお、第1端子61が弾性を備えるので、第1接触部65と第2接触部66との間隔は、第2端子161を進入させることによって押広げることが可能である。また、第1接触部65及び第2接触部66の上端部分は外側に開く曲面形状を備え、第1接触部65と第2接触部66との間隔は上に行くほど広がっている。さらに、第2端子161の接続部164と被保持部163及び第1接触部165との接続部分は曲面形状を備える。そのため、第1端子61と第2端子161とは、第1コネクタ1に対して第2コネクタ101の幅方向(図3における左右方向)にある程度位置がずれていても、第2コネクタ101を下方向に移動させると、第2端子161は、第1端子61の第1接触部65と第2接触部66との間にスムーズに進入し、自動的に整列させられる。すなわち、セルフアライメントが行われる。
また、第1端子61の稜線65b及び第2端子161のエッジ部165bが互いに逆方向に傾斜しているので、第1端子61と第2端子161とは、第1コネクタ1に対して第2コネクタ101の長手方向(図3における図面に垂直な方向)にある程度位置がずれていても、前記稜線65bとエッジ部165bとが接触を開始すると、第1端子61の第1接触凸部65aが第2端子161の接触凹部165a内にスムーズに進入し、自動的に整列させられる。すなわち、セルフアライメントが行われる。
なお、本実施の形態においては、第1接触凸部65aの稜線65bは、嵌合方向に対して垂直でなく、傾斜し、かつ、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく、傾斜している例についてのみ説明したが、第1接触凸部65aの稜線65bは、必ずしも嵌合方向に対して傾斜していなくてもよい。つまり、第1接触凸部65aの稜線65bは、対向する第2端子161の第1接触部165に対して平行でなく、傾斜していればよいのであって、嵌合方向に対しては垂直であってもよい。
このように、本実施の形態において、端子は、第1コネクタ1に装填される第1端子61と、第1コネクタ1が嵌合する第2コネクタ101に装填される第2端子161とを有し、互いに接触して導通する一対の端子である。そして、第1端子61は、突出する第1接触凸部65aを含む第1接触部65を備え、第2端子161は、第1接触凸部65aと係合する接触凹部165aを含む第1接触部165を備え、第1接触凸部65aは、第1接触部65の幅方向に延在するとともに傾斜した稜線65bを備え、接触凹部165aは、第1接触部165の幅方向に延在するとともに傾斜したエッジ部165bを備え、第1端子61の稜線65bと第2端子161のエッジ部165bとは互いに交差する。したがって、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合する際に、高いワイピング効果を発揮し、第1端子61の第1接触部65及び第2端子161の第1接触部165に付着している塵埃(じんあい)、不純物の被膜等の異物を効果的に除去することができ、第1端子61と第2端子161との導通抵抗を低くすることができ、信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、第1端子61の稜線65bは、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく傾斜し、第2端子161のエッジ部165bは、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合方向に対して垂直でなく傾斜する。
これにより、稜線65bとエッジ部165bとが互いに接触した状態で、稜線65b及びエッジ部165bに沿って相互に移動するので、高い接触圧力の下で嵌合方向への移動距離よりも長い距離を相互に摺動することとなり、いわゆるワイピングレングスが増幅され、高いワイピング効果を得ることができ、表面に付着している異物を効果的に除去することができる。また、第1端子61の第1接触凸部65aと第2端子161の接触凹部165aとが係合した状態となるので、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合を解除する力を受けた場合でも、第1コネクタ1から第2コネクタ101を抜去ることが困難になる。
さらに、本実施の形態において、第1端子61の稜線65bは、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合方向に対して垂直でなく傾斜する。これにより、ワイピングレングスが更に増幅され、更に高いワイピング効果を得ることができ、表面に付着している異物を更に効果的に除去することができる。
さらに、本実施の形態において、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合する際に、第1端子61の稜線65bと第2端子161のエッジ部165bとは、点接触の状態で摺動する。したがって、第1端子61の稜線65bと第2端子161のエッジ部165bとの接触圧力が高くなるので、高いワイピング効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図10は本発明の第2の実施の形態における第1端子の斜視図である。
本実施の形態における第1端子61は、図に示されるように、下側接続部64の一端に接続されたカンチレバー状の接触腕部68と、該接触腕部68の自由端に形成された第1接触部65とを備える。そして、該第1接触部65は、第2接触部66の方に向いて突出する第1接触凸部65aを備える。
なお、第1接触部65のほぼ全体に亘(わた)って、少なくとも、第1接触凸部65aの全体に亘って、第2接触部66と対向する面、すなわち、第2端子161の第1接触部165と対向する面における幅方向両端付近がプレス加工等によって少し潰(つぶ)されて、テーパ状に傾斜するテーパ面65dが形成されている。また、両側のテーパ面65dの間の部分は、幅の細い接触面部65cである。該接触面部65cは、両側のテーパ面65dよりも第2接触部66に近接している。そのため、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、第1接触凸部65aのうちの接触面部65cが第2端子161の第1接触部165に接触することとなる。
なお、第1接触凸部65aの峰に相当する斜辺としての稜線65bのうちの接触面部65cに含まれる部分は、直線状であるが、傾斜していない。つまり、本実施の形態において、稜線65bは、第1接触部65の幅方向に延在するとともに、第1ハウジング11の嵌合面に対して水平であって、傾斜していない。換言すると、接触腕部68の延在する方向である上下方向、すなわち、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合方向に対して、垂直となっている。したがって、稜線65bの両端から第1ハウジング11の嵌合面までの距離は等しい。
また、前記稜線65bのうちの接触面部65cに含まれる部分は、第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行な直線となっている。換言すると、第1ハウジング11の幅方向に対して垂直であって、傾斜していない。したがって、稜線65bのうちの接触面部65cに含まれる部分の両端から対向する第2端子161の第1接触部165の表面までの距離は相違する。
一方、稜線65bのうちの左右のテーパ面65dに含まれる部分は、それぞれ、対向する第2端子161の第1接触部165の表面に対して平行でなく、傾斜した直線となっている。換言すると、第1ハウジング11の幅方向に対して、垂直ではなく、傾斜した直線となっている。したがって、稜線65bのうちの左右のテーパ面65dに含まれる部分の両端から対向する第2端子161の第1接触部165の表面までの距離は相違する。
そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合する際には、第1端子61の第1接触部65における第1接触凸部65aの接触面部65cが第2端子161の第1接触部165の表面に接触する。そして、第1接触部165の表面に形成された接触凹部165aの上端のエッジ部165bとは、稜線65bのうちの接触面部65cに含まれる部分が接触するが、稜線65bのうちのテーパ面65dに含まれる部分が接触することもあり得る。
なお、その他の点の構造及び動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、端子に適用することができる。
1 第1コネクタ
11 第1ハウジング
12 凹部
12a、113 凹溝部
13 第1凸部
14 側壁部
15a 第1端子収容内側キャビティ
15b 第1端子収容外側キャビティ
21 第1突出端部
21b 側壁延長部
21c 端壁部
22 突出端凹部
61、861 第1端子
62、162、862、962 テール部
63、163 被保持部
64 下側接続部
65、165、865、965 第1接触部
65a 第1接触凸部
65b 稜線
65c 接触面部
65d テーパ面
66、866、966 第2接触部
66a 第2接触凸部
67 上側接続部
68 接触腕部
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
112 第2凸部
115 第2端子収容キャビティ
122 第2突出端部
161、961 第2端子
164 接続部
165a 接触凹部
165b エッジ部
165c 境界面
811、911 ハウジング

Claims (3)

  1. (a)第1コネクタに装填される第1端子と、前記第1コネクタが嵌合する第2コネクタに装填される第2端子とを有し、互いに接触して導通する一対の端子であって、
    (b)前記第1端子は、突出する接触凸部を含む接触部を備え、
    (c)前記第2端子は、前記接触凸部と係合する接触凹部を含む接触部を備え、
    (d)前記接触凸部は、前記接触部の幅方向に延在するとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に対して垂直でなく傾斜し、かつ、対向する第2端子の接触部の表面に対して傾斜した斜辺部を備え、
    (e)前記接触凹部は、前記接触部の幅方向に一直線状に延在するとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合方向に対して垂直でなく傾斜した斜辺部を備え、
    (f)前記第1端子の斜辺部と前記第2端子の斜辺部とは、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、互いに接触する第1端子の接触部と第2端子の接触部とが対向した状態において、互いに交差することを特徴とする端子。
  2. 前記第1端子の斜辺部は、前記接触凸部の稜線であり、
    前記第2端子の斜辺部は、前記接触凹部と前記接触部の表面との境界のエッジ部であり、前記第1端子の斜辺部の傾斜方向と第2端子の斜辺部の傾斜方向とは、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、互いに接触する第1端子の接触部と第2端子の接触部とが対向した状態において、互いに逆になる請求項1に記載の端子。
  3. 前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合する際に、前記第1端子の斜辺部と第2端子の斜辺部とは、点接触の状態で摺動する請求項1又は2に記載の端子。
JP2009287405A 2009-12-18 2009-12-18 端子 Expired - Fee Related JP5557518B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287405A JP5557518B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 端子
US13/515,210 US8840406B2 (en) 2009-12-18 2010-12-20 Terminals
PCT/US2010/061345 WO2011075733A2 (en) 2009-12-18 2010-12-20 Terminals
CN201090001384.4U CN202855951U (zh) 2009-12-18 2010-12-20 端子对
TW99224628U TWM417702U (en) 2009-12-18 2010-12-20 Terminal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287405A JP5557518B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 端子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011129397A JP2011129397A (ja) 2011-06-30
JP5557518B2 true JP5557518B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=44167956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009287405A Expired - Fee Related JP5557518B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 端子

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8840406B2 (ja)
JP (1) JP5557518B2 (ja)
CN (1) CN202855951U (ja)
TW (1) TWM417702U (ja)
WO (1) WO2011075733A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7466029B2 (ja) 2021-09-21 2024-04-11 株式会社サンシン 板状部材研磨方法及びその装置

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5871729B2 (ja) * 2012-06-28 2016-03-01 日本航空電子工業株式会社 ハウジングレスコネクタ
US8888506B2 (en) * 2013-01-29 2014-11-18 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector
JP5491664B1 (ja) * 2013-07-19 2014-05-14 イリソ電子工業株式会社 電気コネクタ
JP6254421B2 (ja) * 2013-11-01 2017-12-27 センサータ テクノロジーズ マサチューセッツ インコーポレーテッド コネクター
JP6388152B2 (ja) * 2014-08-07 2018-09-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタおよび当該コネクタに用いられるヘッダならびにソケット
JP6068405B2 (ja) * 2014-08-27 2017-01-25 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ組立体
JP6537890B2 (ja) * 2014-09-26 2019-07-03 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
TWI580127B (zh) * 2015-02-06 2017-04-21 泰科電子(上海)有限公司 電連接器組合
JP7073054B2 (ja) * 2016-07-26 2022-05-23 株式会社フジクラ レセプタクルコネクタ及びレセプタクルコネクタの製造方法
WO2018025875A1 (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 京セラ株式会社 コンタクト
JP6775245B2 (ja) * 2016-11-09 2020-10-28 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ
CN106848651A (zh) * 2016-12-28 2017-06-13 深圳天珑无线科技有限公司 电子设备及其板对板电池连接器
JP2018133275A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 富士通コンポーネント株式会社 コネクタ
JP6941000B2 (ja) * 2017-08-09 2021-09-29 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタおよびその製造方法
JP6991782B2 (ja) 2017-08-23 2022-01-13 センサータ テクノロジーズ インコーポレーテッド ソケット
CN108418008B (zh) * 2018-05-07 2024-01-26 江苏益鑫通精密电子有限公司 一种超薄型板到板连接器
CN109326909A (zh) * 2018-11-20 2019-02-12 安费诺商用电子产品(成都)有限公司 一种高密度大功率卡类连接端子以及连接器
KR102494901B1 (ko) * 2020-05-13 2023-02-06 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 커넥터 조립체 및 커넥터
JP2022105811A (ja) * 2021-01-05 2022-07-15 日本航空電子工業株式会社 コネクタ組立体

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3368471B2 (ja) * 1999-10-25 2003-01-20 日本航空電子工業株式会社 電気コネクタ
US6663444B2 (en) * 2001-12-04 2003-12-16 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Electrical connector with highly compliant terminals
JP2005294035A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Matsushita Electric Works Ltd コネクタ
JP4020885B2 (ja) * 2004-04-27 2007-12-12 ヒロセ電機株式会社 カード用コネクタ及びこれに用いるカード用コンタクト端子
JP2007018993A (ja) 2005-06-07 2007-01-25 Kyocera Elco Corp コネクタ及び携帯端末
JP2007035291A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Hirose Electric Co Ltd 電気コネクタ
KR200405284Y1 (ko) * 2005-08-12 2006-01-10 (주)우주일렉트로닉스 전기 커넥터용 접촉자
US7845987B2 (en) * 2005-12-01 2010-12-07 Ddk Ltd. Electrical connector with plug connector and receptacle connector
JP2007317623A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nec Saitama Ltd コネクタ
US7387540B1 (en) 2006-12-05 2008-06-17 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Electrical connector assembly having improved terminal
CN201041869Y (zh) * 2006-12-26 2008-03-26 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
JP2008270085A (ja) 2007-04-24 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd コネクタ
CN201060970Y (zh) * 2007-06-11 2008-05-14 江苏华富电子有限公司 电连接器
JP4809816B2 (ja) * 2007-08-31 2011-11-09 パナソニック電工株式会社 コネクタ
JP4574692B2 (ja) * 2008-02-29 2010-11-04 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ
CN201285839Y (zh) * 2008-08-21 2009-08-05 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
JP5553502B2 (ja) * 2008-12-19 2014-07-16 モレックス インコーポレイテド 基板対基板コネクタ
JP4887412B2 (ja) * 2009-09-18 2012-02-29 ヒロセ電機株式会社 回路基板用電気コネクタ
US8469722B2 (en) * 2011-11-24 2013-06-25 Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. Plug connector, receptacle connector and electrical connector assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7466029B2 (ja) 2021-09-21 2024-04-11 株式会社サンシン 板状部材研磨方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWM417702U (en) 2011-12-01
JP2011129397A (ja) 2011-06-30
WO2011075733A3 (en) 2011-11-17
CN202855951U (zh) 2013-04-03
WO2011075733A2 (en) 2011-06-23
US8840406B2 (en) 2014-09-23
US20130065460A1 (en) 2013-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5557518B2 (ja) 端子
JP4954050B2 (ja) 端子及びコネクタ
JP5197294B2 (ja) 基板対基板コネクタ
JP5553502B2 (ja) 基板対基板コネクタ
JP4969838B2 (ja) フローティングタイプコネクタ
US9039428B2 (en) Board-to-board connector
JP2018081869A (ja) コネクタ
US9196982B2 (en) Circuit board-circuit board connector
JP5107811B2 (ja) 基板コネクタ
US8888520B2 (en) Contact with pair of pins each with a folded end
JP2010146862A (ja) 基板対基板コネクタ
JP2017204433A (ja) コネクタ
JP6540674B2 (ja) 電気コネクタ
US20100015835A1 (en) Edge Connector With Preload Caps
JP6462634B2 (ja) コネクタ
TW201511422A (zh) 電連接器
US9595781B2 (en) Terminal and connector
JP4440122B2 (ja) フレキシブル配線部材用コネクタ
JP5578833B2 (ja) 端子
JP6978872B2 (ja) 回路基板用電気コネクタと相手接続体との組立体
JP5642611B2 (ja) コネクタ
KR100606482B1 (ko) 단자부재와 그 단자부재를 구비한 커넥터 및 단자부재의제조방법
JP2024009272A (ja) コネクタ及びコネクタ対
JP5979418B2 (ja) 電気コネクタ
JP6604968B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5557518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees