JP5554849B1 - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向を正確かつ容易に調整可能な光照射装置を提供する。
【解決手段】光源と、この光源の光を偏光するワイヤーグリッド偏光子16と、このワイヤーグリッド偏光子16を配置するフレーム14とを備えた光照射装置において、フレーム14に前記ワイヤーグリッド偏光子16を回動可能に設け、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整する調整機構30を備える構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、偏光素子を備えた光照射装置に関する。
従来、配向膜、或いは配向層(以下、これらを「光配向膜」と称する)に偏光光を照射することで配向する光配向と呼ばれる技術が知られており、この光配向は、液晶表示パネルの液晶表示素子が備える液晶配向膜の配向等に広く応用されている。
光配向に用いる光照射装置は、一般に光源と、偏光子とを備えて構成され、特に近年では、帯状の長い光配向膜の光配向を可能にするために、光源を棒状ランプとするとともに、この棒状ランプの長軸方向に複数のワイヤーグリッド偏光子を配列した光照射装置も提案されている。
光配向膜の配向方向は、ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向(或いは、偏向軸の方向)に依存する。一方、光配向膜に生じさせる配向方向は、光配向膜の用途や種類等により種々異なる。
そこで、ワイヤーグリッド偏光子をフレームに取り付けて配列する構成において、ワイヤーグリッド偏光子を光軸(光の透過軸方向)回りに回転可能に取り付けることで、ワイヤーグリッド偏光子のそれぞれのワイヤー方向を手動で調整可能にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−126464号公報
しかしながら、ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向を手動で調整する従来の構成において、光源に紫外線ランプを用いる場合には、紫外線又は熱を避けるため、調整の度にワイヤーグリッド偏光子をフレームごと取り外し、別置の調整台に配置してワイヤー方向を調整する必要がある。この場合、調整台の光源と光照射装置の光源とが異なるため、調整台での調整結果と、光照射装置での調整結果が異なるおそれがある。また、フレームの取り付け誤差や、作業者による誤差が生じるという問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向を正確かつ容易に調整可能な光照射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源と、この光源の光を偏光するワイヤーグリッド偏光子と、このワイヤーグリッド偏光子を配置するフレームとを備えた光照射装置において、前記フレームに前記ワイヤーグリッド偏光子を回動可能に設け、前記ワイヤーグリッド偏光子の回動を調整する調整機構と、前記光源の光による前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光光を測定する測定手段と、前記測定手段による偏光光の測定結果に基づいて前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度を算出する偏光軸算出部と、を備え、前記調整機構は、前記偏光軸算出部が算出した前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度が要求される偏光軸の角度になるように、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動することを特徴とする。
上記構成において、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持手段を備えてもよい。
上記構成において、前記調整機構は、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動させる駆動手段を備え、前記駆動手段は、信号非入力時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持機能を備えてもよい。
上記構成において、前記駆動手段はピエゾモーターであってもよい。
上記構成において、複数の前記ワイヤーグリッド偏光子を並べて配置し、前記測定手段は、前記光源の光による各ワイヤーグリッド偏光子の偏光光を測定可能であり、前記調整機構は、前記偏光軸算出部が算出した各ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度が要求される偏光軸の角度になるように、各ワイヤーグリッド偏光子を回動し、複数の前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸を揃えてもよい。
また、本発明は、光源と、この光源の光を偏光するワイヤーグリッド偏光子と、このワイヤーグリッド偏光子を配置するフレームとを備えた光照射装置において、前記フレームに前記ワイヤーグリッド偏光子を回動可能に設け、前記ワイヤーグリッド偏光子の回動を調整する調整機構を備え、前記調整機構は、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動させる駆動手段を備え、前記駆動手段は、信号非入力時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持機能を備えたピエゾモーターであることを特徴とする。
本発明によれば、フレームにワイヤーグリッド偏光子を回動可能に設け、ワイヤーグリッド偏光子の回動を調整する調整機構を備えたため、ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向を自動で調整できるので、ワイヤーグリッド偏光子のワイヤー方向を正確かつ容易に調整できる。
本発明の第1実施形態に係る光配向装置の模式図である。 光配向装置を示す平面視図である。 偏光子ユニットの構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面視図、(C)は底面図である。 偏光子ユニットを調整機構とともに示す平面図である。 フレームを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る光配向装置の偏光子ユニットを調整機構とともに示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る光配向装置の偏光子ユニットを調整機構とともに示す平面図である。 本発明の変形例に係る光配向装置の偏光子ユニットを示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る光配向装置の偏光子ユニットを調整機構とともに示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る光配向装置の照射器収容ボックスを示す側面図である。 本発明の第5実施形態に係る光配向装置の偏光子ユニットを調整機構とともに示す図であり、(A)は平面図、(B)は側断面視図である。 本発明の第5実施形態に係る光配向装置の照射器収容ボックスを示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る光配向装置1の模式図である。
光配向装置1は、光配向対象物2に偏光光を照射して光配向する光配光用の光照射装置である。図1において、ワークステージ3は、矩形板状のステージであり上面に光配向対象物2が載置される。光配向対象物2は、例えば液晶パネル等の薄板状のパネル体であり、光配向対象の光配向膜を含む。定盤4は、ワークステージ3を支持する防振が図られたステージであり、ワークステージ3を直動する直動機構(図示せず)が内設されており、この直動機構によってワークステージ3が直動方向Xに沿って定盤4の面上を往復移動する。照射器収容ボックス5は、定盤4に固定されることで、定盤4の上方位置で定盤4の幅方向(直動機構の直動方向Xに垂直な方向)に横架される箱体である。照射器6は、照射器収容ボックス5に内蔵され、定盤4に向けて偏光光を照射する。
照射器6は、ランプ(光源)7と、反射鏡8と、偏光子ユニット10とを備え、直動機構により直下を移動する光配向対象物2の面Sに偏光光を集光させて照射する。
具体的には、ランプ7は、少なくとも光配向対象物2の幅と同等以上に延びる直管型(棒状)の紫外線ランプである。ランプ7には、例えば、200〜400nmの波長を主波長として照射するランプが用いられる。反射鏡8は、断面楕円形、かつランプ7の長手方向に沿って延びるシリンドリカル凹面反射鏡であり、光配向対象物2に反射光を照射する。
偏光子ユニット10は、反射鏡8と光配向対象物2の間に配置され、光配向対象物2に照射される光を偏光する。この偏光光が光配向対象物2の光配向膜に照射されることで、当該光配向膜が偏光光の偏光軸方向に応じて配向される。
図2は、光配向装置1を示す平面視図である。なお、同図では、偏光子ユニット10の構成の理解を容易にするために、照射器収容ボックス5の中に偏光子ユニット10のみを示している。
偏光子ユニット10は、複数の単位偏光子ユニット12と、これら単位偏光子ユニット12を横並びに一列に配列するフレーム14とを備え、少なくとも反射鏡8(図1)の長手方向の長さに亘る分の単位偏光子ユニット12が配列されている。フレーム14は、各単位偏光子ユニット12を並べて配置する板状の枠体である。単位偏光子ユニット12は、ワイヤーグリッド偏光子16を備えている。
本実施形態では、各単位偏光子ユニット12は、ワイヤーグリッド偏光子16をワイヤー方向Aが上記ワークステージ3の直動方向Xと平行になるように支持し、このワイヤー方向Aと直交する方向と、ワイヤーグリッド偏光子16の配列方向Bとが一致するようになされている。
ワイヤーグリッド偏光子16は、入射光のうちワイヤー方向Aに平行な成分を反射し、このワイヤー方向Aと直交する成分を透過して直線偏光光を得る直線偏光子の一種である。このワイヤーグリッド偏光子16では、ワイヤー方向Aと直交する方向が直線偏光の偏光軸Pと定義され、本実施形態では偏光軸Pが配列方向Bに揃えられている。上述の通り、ランプ7が棒状であることから、ワイヤーグリッド偏光子16には、さまざまな角度の光が入射するが、ワイヤーグリッド偏光子16は、斜めに入射する光であっても偏光軸P(透過軸)の方向が合っていれば直線偏光化して透過する。
図3は単位偏光子ユニット12の構成を示す図であり、図3(A)は平面図、図3(B)は側断面視図、図3(C)は底面図である。
単位偏光子ユニット12は、ワイヤーグリッド偏光子16と、このワイヤーグリッド偏光子16を支持する支持フレーム18とを備える。
支持フレーム18は、金属板の面内に略矩形の開口20を有した枠体であり、開口20を挟む上下の端部22の各々にワイヤーグリッド偏光子16の端部16Aを挟み込んで支持する支持部24を備える。また支持フレーム18は、開口20の左右両側の辺25(すなわち、上下の端部22の間に延びる辺25)の幅Wが、照射野に幅Wによる影が生じ難くなるように幅狭に形成されている。
ワイヤーグリッド偏光子16は、支持フレーム18の開口20を閉塞する大きさを有する略矩形状の板材であり、上下の端部16Aを結ぶ両側の縁部である一対の側縁16Bがワイヤー方向Aと略平行に成るように形成されている。
偏光子ユニット10にあっては、かかる構成の複数の単位偏光子ユニット12が各ワイヤーグリッド偏光子16の側縁16B同士を近接させて横並びに配列されることで、ワイヤー方向Aが配列の方向B(図2)と略直交した方向に揃った状態で配列される。
ところで、偏光子ユニット10にあっては、各単位偏光子ユニット12の間でワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aが不揃いになっていると、光配向対象物2の配向方向を所望の方向に揃えられずに製品品質の低下を招く。
そこで、この偏光子ユニット10には、フレーム14に取り付けられた個々の単位偏光子ユニット12のワイヤー方向Aを調整する調整機構30が設けられている。
図4は、偏光子ユニット10を調整機構30とともに示す平面図である。図5は、フレーム14を示す平面図である。なお、図4では、一の単位偏光子ユニット12のみを示している。
これらの図に示すように、各単位偏光子ユニット12は、その法線方向を回動軸にして面内で回動させてワイヤー方向Aを調整できるようにフレーム14に支持されている。具体的には、フレーム14の上下の端部14Aの一方(本実施形態では、下側)には、単位偏光子ユニット12を回動自在に支持するための支持穴31が設けられている。単位偏光子ユニット12は、支持フレーム18の端部22の一方(本実施形態では、下側)に形成された支持穴32とフレーム14の支持穴31に支柱33を挿入することで、フレーム14に回動自在に支持されている。
また、フレーム14には、支柱33を設けた側の端部14Aに、単位偏光子ユニット12を回転駆動するピエゾモーター(駆動手段)34が、単位偏光子ユニット12ごとに設けられている。このように、複数のピエゾモーター34をフレーム14に一体に設けたため、フレーム14の着脱によって複数のピエゾモーター34を着脱できるので、ピエゾモーター34をフレーム14と別体としてピエゾモーター34を個々に着脱する場合に比べ、ピエゾモーター34の着脱作業が容易となる。
ピエゾモーター34は、信号が入力されることによって直線方向E(軸方向)に移動するモーター軸34Aを備えた直動型モーターである。モーター軸34Aは、リンク35を介して単位偏光子ユニット12の支持フレーム18に接続されている。これにより、ピエゾモーター34が駆動してモーター軸34Aが方向Eに移動すると、単位偏光子ユニット12が支柱33を支点(中心)として回動する。
ピエゾモーター34には、図示を省略するが、モーター軸34A及び/又はリンク35の移動を規制するロック手段(保持手段)36が設けられている。ロック手段36は、駆動時にモーター軸34A及び/又はリンク35を固定するように構成されており、ロック手段36を駆動することで、モーター軸34A及び/又はリンク35の移動が規制されて、単位偏光子ユニット12が回動不能に固定される。これらの支持穴31,32、支柱33、ピエゾモーター34、リンク35、ロック手段36が調整機構30を構成している。
ピエゾモーター34には、光配向装置1を制御する制御装置40が接続されている。制御装置40は、図2に示すように、当該ピエゾモーター34(図3)を駆動して単位偏光子ユニット12の回動を制御する回動制御部41を備えている。回動制御部41は、ピエゾモーター34への電圧印加を制御してモーター軸34Aを移動させることで、単位偏光子ユニット12を回動させるとともに、ロック手段36の駆動を制御して単位偏光子ユニット12を固定する。
光配向装置1には、当該光配向装置1の偏光光の偏光特性を測定する測定ユニット(測定手段)50が設けられている。測定ユニット50は、偏光光を検出する検出部51を備えている。また、測定ユニット50は、ワイヤーグリッド偏光子16ごとの個々の測定を容易にするために、案内方向が配列方向Bと平行に設置され、検出部51を直線に沿って案内するリニアガイド52を備えている。偏光光測定時には、リニアガイド52が上記ワークステージ3の進行方向側の側面3Aに連結されて偏光子ユニット10の直下に移送され、或いはリニアガイド52が偏光子ユニット10の直下に位置するように定盤4の面上に設置される。そして、調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に位置するように検出部51をリニアガイド52に沿って自走させ、その位置で当該ワイヤーグリッド偏光子16を透過した偏光光を検出部51で検出し、偏光光を測定する。
制御装置40は、検出部51の検出を制御する検出制御部42と、検出部51による偏光光の検出結果に基づいて、ワイヤーグリッド偏光子16の偏光軸を算出する偏光軸算出部43とを備えている。なお、制御装置40は、図2に示す各部を実現するコンピュータ読取可能なプログラムを、例えばパーソナルコンピュータに実行させることで実施することもできる。
検出制御部42は、検出部51に偏光光を検出させて、検出部51による偏光光の検出結果を偏光軸算出部43に出力する。また、検出制御部42は、調整対象の単位偏光子ユニット12の調整が完了した際に、次の調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に位置するように検出部51をリニアガイド52に沿って移動させる。
偏光軸算出部43は、検出部51による偏光光の検出結果に基づいて偏光軸を算出するとともに、算出された偏光軸(角度)と、要求される偏光子の角度(所定角度)とを比較して、単位偏光子ユニット12を回動させる回動角を算出する。偏光軸算出部43は、算出した回動角が所定範囲外の場合には、当該回動角を回動制御部41に出力し、算出された回動角が所定範囲内の場合には、調整対象の単位偏光子ユニット12の調整完了を、回動制御部41及び検出制御部42に出力する。なお、本実施形態では、光配向装置1に求められる偏光軸の場所むらが±0.03°であるため、所定範囲を0.01°としているが、所定範囲はこれに限定されない。
回動制御部41は、偏光軸算出部43から回動角が入力された場合には、この回動角に応じたモーター軸34Aの移動量を算出し、移動量に応じた信号をピエゾモーター34に出力して、算出された回動角の分だけ単位偏光子ユニット12を回動する。一方、偏光軸算出部43から調整完了が指示されると、回動制御部41は、ロック手段36を駆動して単位偏光子ユニット12を固定する。
次いで、ワイヤーグリッド偏光子16の回動の調整について説明する。
まず、作業者は、測定ユニット50を光配向装置1に設置する。この設置に際し、作業者は、リニアガイド52の案内方向が上記ワイヤーグリッド偏光子16の配列方向Bと平行になり、かつ、偏光子ユニット10の直下に位置するようにリニアガイド52を設置する。そして、作業者は、制御装置40にワイヤーグリッド偏光子16の調整を指示する。
作業者によって制御装置40に調整の開始が指示されると、検出制御部42は、調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に位置するように検出部51をリニアガイド52に沿って移動させる。次いで、検出制御部42は、検出部51に偏光光を検出させ、検出部51による偏光光の検出結果を偏光軸算出部43に出力する。偏光軸算出部43は検出結果に基づいて偏光軸を算出するとともに、算出した偏光軸に基づいて単位偏光子ユニット12を回動させる回動角を算出して、算出した回動角が所定範囲外の場合には、当該回動角を回動制御部41に出力する。回動制御部41は、ピエゾモーター34を駆動して算出された回動角の分だけ単位偏光子ユニット12を回動する。本実施形態では、回動調整の際に、ランプ7の点灯中に単位偏光子ユニット12を回動可能であるが、検出部51の検出時以外にランプ7を消灯してもよい。
制御装置40は、算出された回動角が所定範囲に入るまで、検出と回動制御を繰り返す。算出された回動角が所定範囲に入ると、検出制御部42は、調整対象の単位偏光子ユニット12の調整完了を、回動制御部41及び検出制御部42に出力する。回動制御部41は、調整完了が指示されると、ロック手段36を駆動して単位偏光子ユニット12を固定する。検出制御部42は、調整完了が指示されると、次の調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に位置するように検出部51をリニアガイド52に沿って移動させる。
これにより、全てのワイヤーグリッド偏光子16の偏光軸Pの方向が配列方向Bに揃えられ、偏光子ユニット10の長軸方向の全長に亘り偏光軸Pが高精度に揃えられた偏光光が得られ、高品位な光配向が可能となる。
このように、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を自動で調整する調整機構30を設けたため、フレーム14を取り外す必要がなくなるので、フレーム14の着脱による誤差は生じない。また、光配向装置1のランプ7の下でワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整するため、調整時と配光時に光源が異なることによる誤差は生じない。さらに、フレーム14を着脱する時間を省くことができるので、調整時間を短縮できる。特に、ランプ7の発光長さが比較的長い光配向装置1では、フレーム14自体も長く且つ重く、フレーム14を着脱する時間が長くなるため、調整時間の大幅短縮となる。
また、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を自動で調整するので、作業者の技量による誤差は生じない。また、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を高精度且つ短時間で調整できるので、調整時間を短縮できる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、フレーム14にワイヤーグリッド偏光子16を回動可能に設け、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整する調整機構30を備えたため、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを自動で調整できるので、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを正確かつ容易に調整できる。
また、本実施の形態によれば、ワイヤーグリッド偏光子16を回動不能に保持する保持手段を備えたため、例えば光配向装置1が振動したとしても、ワイヤーグリッド偏光子16を、回動を調整した状態で保持できる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、ピエゾモーター34のモーター軸34Aを、リンク35を介して単位偏光子ユニット12に接続したが、第2実施形態では、リンク35を省略している。
図6は、第2実施形態に係る光配向装置101の偏光子ユニット110を調整機構130とともに示す平面図である。なお、図6では、第1実施形態の光配向装置1と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。また、図6では、一の単位偏光子ユニット12のみを示している。
図6の例では、ピエゾモーター34をモーター軸34Aが単位偏光子ユニット12の端部22に接続されるように設けるとともに、支柱33に対してピエゾモーター34と反対側の端部22に、単位偏光子ユニット12を方向Fに向けて付勢する付勢部材(付勢手段)37が設けられている。本実施形態では、付勢部材37は、例えば、ばね部材を用いて構成されているが、これに限定されるものではない。本実施形態では、支持穴31,32、支柱33、ピエゾモーター34、リンク35、ロック手段36、及び付勢部材37が、偏光子ユニット110の調整機構130を構成している。
このように、本実施形態においても、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整する調整機構130を備えたため、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを自動で調整できるので、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを正確かつ容易に調整できる。
また、ピエゾモーター34のモーター軸34Aを単位偏光子ユニット12に直接接続したため、モーター軸34Aと単位偏光子ユニット12とを接続するリンクを設ける必要がなくなるので、リンクの接続に起因する誤差を防止でき、単位偏光子ユニット12のワイヤー方向Aをより正確に調整できる。
<第3実施形態>
第1実施形態では、ピエゾモーター34のモーター軸34Aを、リンク35を介して単位偏光子ユニット12に接続したが、第3実施形態では、リンク35及びピエゾモーター234のモーター軸を省略している。
図7は、第3実施形態に係る光配向装置201の偏光子ユニット210を調整機構230とともに示す平面図である。なお、図7では、第1実施形態の光配向装置1と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7の例では、ピエゾモーター234は、上述のモーター軸34A(図4及び図6)を移動させるための爪部234Aをピエゾモーター234の本体234Bの外部に延出させ、当該爪部234Aを単位偏光子ユニット12に直接接続している。具体的には、単位偏光子ユニット12の端部22に円弧状のガイド部38を形成し、このガイド部38にピエゾモーター234の爪部234Aを当接させている。爪部234Aは、ピエゾモーター234に電圧が印加されることによって方向Eに移動して、単位偏光子ユニット12を回動する。本実施形態では、支持穴31,32、支柱33、ピエゾモーター234、及びロック手段36が、偏光子ユニット210の調整機構230を構成している。
このように、本実施形態においても、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整する調整機構230を備えたため、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを自動で調整できるので、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを正確かつ容易に調整できる。
また、ピエゾモーター234の爪部234Aを単位偏光子ユニット12に直接接続したため、モーター軸やリンクを設ける必要がなくなるので、モーター軸やリンクの接続に起因する誤差を防止でき、単位偏光子ユニット12のワイヤー方向Aをより正確に調整できる。
なお、上記第1乃至第3実施形態では、単位偏光子ユニット12を、ワイヤーグリッド偏光子16の平面の中心から離れた位置に設けた支柱33を軸心として回動させたが、図8に示すように、ワイヤーグリッド偏光子16の平面の中心Cを軸心として回動させてもよい。この場合、例えば、単位偏光子ユニット12の上下の端部22の外形を、ワイヤーグリッド偏光子16の平面の中心Cを中心とした円Dの円周の一部に一致する円弧状に形成するとともに、これらの端部22の円弧状に係合するようにフレーム14に円弧状のガイド部14Bを形成すればよい。これにより、単位偏光子ユニット12は、ワイヤーグリッド偏光子16の平面の中心Cを軸心として回動するため、この単位偏光子ユニット12の回動角度と、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aの回動角度とが常に一致することから、簡単かつ正確に単位偏光子ユニット12のワイヤー方向Aを調整することができ、調整作業が非常に容易となる。
また、上記第1乃至第3実施形態では、支点となる支柱33を設けた端部22側にピエゾモーター34,234を接続することで、支持フレーム18に係るモーメントを小さくしているが、支柱33を設けない端部22側に接続してもよい。また、ロック手段36を設けたが、ピエゾモーター34,234は、電圧が印加されていない時、すなわち、信号非入力時に、モーター軸34A又は爪部234Aの移動が停止し、単位偏光子ユニット12を回動不能に保持する保持機能を備えるので、ロック手段36を省略してもよい。
<第4実施形態>
第1乃至第3実施形態では、駆動機構としてピエゾモーターを用いたが、第4実施形態では、駆動機構としてサーボモーターを用いている。
図9は、第4実施形態に係る光配向装置301の偏光子ユニット310を調整機構330とともに示す平面図である。図10は、第4実施形態に係る光配向装置301の照射器収容ボックス5を示す側面図である。なお、図9及び図10では、第1実施形態の光配向装置1と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。また、図9では、一の単位偏光子ユニット12のみを示している。
図9及び図10の例では、単位偏光子ユニット12は、上下の端部22の一方(本実施形態では、上側)がベアリング333によって回動可能にフレーム14に支持されている。フレーム14には、単位偏光子ユニット12を回転駆動するサーボモーター(駆動手段)334が、単位偏光子ユニット12ごとに設けられている。サーボモーター334は、信号が入力されることによって軸回転するモーター軸334Aを備えた回転型モーターである。このサーボモーター334は、モーター軸334Aが、ワイヤーグリッド偏光子16の平面と平行、且つ、ワイヤーグリッド偏光子16の配列方向Bと直交するようにフレーム14に配置されている。モーター軸334Aは、伝達機構335を介して単位偏光子ユニット12の支持フレーム18に接続されている。
伝達機構335は、モーター軸334Aに接続されるかさ歯車335Aと、かさ歯車335Aと噛み合うピニオンギア335Bと、ピニオンギア335Bと噛み合うラック335Cとを備えて構成されている。ラック335Cは、偏光軸P方向に延在するように、単位偏光子ユニット12の上下の端部22の他方(本実施形態では、下側)に設けられている。これにより、モーター軸334Aが駆動してモーター軸334Aが回転すると、モーター軸334Aの回転がかさ歯車335Aによって単位偏光子ユニット12の法線を軸とした回転に変換されてピニオンギア335Bに伝達される。ピニオンギア335Bの回転は、ピニオンギア335Bとラック335Cの噛み合いによって直線の動きに変換され、単位偏光子ユニット12がベアリング333を支点(中心)として回動する。
サーボモーター334には、モーター軸334Aの回転を規制するブレーキ手段(保持手段)336が設けられている。ブレーキ手段336は、駆動時にモーター軸334Aを固定するように構成されており、ブレーキ手段336を駆動することで、モーター軸334Aの回転が規制されて、単位偏光子ユニット12が回動不能に固定される。本実施形態では、ベアリング333、サーボモーター334、伝達機構335、及びブレーキ手段336が、偏光子ユニット310の調整機構330を構成している。
また、本実施形態では、図示は省略するが、図2に示す回動制御部41が、サーボモーター334の駆動を制御するとともに、ブレーキ手段336の駆動を制御するように構成されている。すなわち、回動制御部41は、偏光軸算出部43から回動角が入力された場合には、この回動角に応じたモーター軸334Aの回転量を算出し、回転量に応じた信号をサーボモーター334に出力して、算出された回動角の分だけ単位偏光子ユニット12を回動する。一方、偏光軸算出部43から調整完了が指示されると、回動制御部41は、サーボモーター334に信号を入力したままブレーキ手段336を駆動して単位偏光子ユニット12を固定する。これにより、サーボモーター334の非信号入力時にも、単位偏光子ユニット12を調整した角度で保持できる。
このように、本実施形態においても、ワイヤーグリッド偏光子16の回動を調整する調整機構330を設けたため、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを自動で調整できるので、ワイヤーグリッド偏光子16のワイヤー方向Aを正確かつ容易に調整できる。
また、サーボモーター334をフレーム14に一体に設けたため、フレーム14の着脱によって複数のサーボモーター334を着脱できるので、サーボモーター334をフレーム14と別体としてサーボモーター334を個々に着脱する場合に比べ、サーボモーター334の着脱作業が容易となる。
<第5実施形態>
第4実施形態では、サーボモーター334を単位偏光子ユニット12ごとにフレーム14に設けていたが、第5実施形態では、複数の単位偏光子ユニット12に対して一のサーボモーター334を設けている。
図11は、第5実施形態に係る光配向装置401の偏光子ユニット410を調整機構430とともに示す図であり、図11(A)は平面図、図11(B)は側断面視図である。図12は、第5実施形態に係る光配向装置401の照射器収容ボックス5を示す側面図である。なお、図11及び図12では、第4実施形態の光配向装置301と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。また、図11(A)では、一の単位偏光子ユニット12のみを示している。
図11及び図12の例では、全ての単位偏光子ユニット12に対して一のサーボモーター334が設けられており、サーボモーター334のモーター軸334Aは、伝達機構435を介して単位偏光子ユニット12の支持フレーム18に接続されている。
伝達機構435は、ピニオンギア335Bと、ラック335Cと、ピニオンギア335Bの中心に設けられた駆動軸435Aとを備えて構成されている。駆動軸435Aは、ピニオンギア335Bに固定されてピニオンギア335Bと一体に回転するように構成され、フレーム14を貫通してフレーム14の下方に延出している。
サーボモーター334は、駆動軸435Aを着脱するチャック(着脱手段)439を備えている。チャック439は、モーター軸334Aに接続され、駆動時に駆動軸435Aを掴むように構成されており、チャック439を駆動することで、モーター軸334Aの回転が駆動軸435Aに伝達される。これにより、チャック439の駆動時にモーター軸334Aが駆動してモーター軸334Aが回転すると、モーター軸334Aの回転がチャック439、駆動軸435A、ピニオンギア335Bに伝達される。ピニオンギア335Bの回転は、ピニオンギア335Bとラック335Cの噛み合いによって直線の動きに変換され、単位偏光子ユニット12がベアリング333を支点(中心)として回動する。
フレーム14には、ピニオンギア335B及び/又は駆動軸435Aの回転を規制するロック手段(保持手段)436が設けられている。ロック手段436は、駆動時にピニオンギア335B及び/又は駆動軸435Aを固定するように構成されており、ロック手段436を駆動することで、ピニオンギア335B及び/又は駆動軸435Aの回転が規制されて、単位偏光子ユニット12が回動不能に固定される。
本実施形態では、ベアリング333、サーボモーター334、ロック手段436、伝達機構435が、偏光子ユニット410の調整機構430を構成している。
サーボモーター334は、検出部51とともにリニアガイド52に沿って移動可能に設けられている。
本実施形態では、図示は省略するが、図2に示す回動制御部41が、サーボモーター334の駆動を制御するとともに、ロック手段436及びチャック439の駆動を制御するように構成されている。すなわち、回動制御部41は、検出制御部42と協働可能に構成され、検出制御部42によって検出部51がサーボモーター334とともに調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に移動すると、チャック439を駆動してモーター軸334Aと駆動軸435Aとを接続する。モーター軸334Aと駆動軸435Aとが接続されると、検出制御部42は、検出部51に偏光光を検出させる。
そして、偏光軸算出部43から回動角が入力された場合には、この回動角に応じたモーター軸334Aの回転量を算出し、回転量に応じた信号をサーボモーター334に出力して、算出された回動角の分だけ単位偏光子ユニット12を回動する。一方、偏光軸算出部43から調整完了が指示されると、回動制御部41は、サーボモーター334に信号を入力したまま、且つ、チャック439を駆動したままブレーキ手段336を駆動して単位偏光子ユニット12を固定する。そして、回動制御部41は、チャック439を停止して、駆動軸435Aからチャック439を離し、その後、サーボモーター334への信号を非入力とする。これにより、サーボモーター334の非信号入力時にも、単位偏光子ユニット12を調整した角度で保持できる。検出制御部42は、調整完了が指示され、且つ、チャック439が停止されると、次の調整対象のワイヤーグリッド偏光子16の直下に位置するように検出部51をサーボモーター334とともにリニアガイド52に沿って移動させる。
このように、複数の単位偏光子ユニット12に対して一のサーボモーター334を設けたため、サーボモーター334を単位偏光子ユニット12ごとに設ける場合に比べ、サーボモーター334の個数を削減できるので、部品点数を削減できるとともに、低コスト化を図ることができる。また、サーボモーター334をフレーム14に設けていないため、偏光子ユニット410の構成を簡素化できる。
なお、本実施形態では、全ての単位偏光子ユニット12に対し一のサーボモーター334を設けていたが、全ての単位偏光子ユニット12のうち複数の単位偏光子ユニット12ごとに一のサーボモーター334を設けてもよい。この場合には、サーボモーター334ごとに測定ユニット50を設けることで、複数のサーボモーター334で同時に単位偏光子ユニット12の回動を調整できるので、調整時間を短縮できる。
但し、上記実施形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施形態では、駆動手段としてピエゾモーター34及びサーボモーター334を説明したが、駆動手段はこれらに限定されない。また、信号非入力時にワイヤーグリッド偏光子16を回動不能に保持する保持機能を備えた駆動手段としてピエゾモーターを例に挙げたが、保持機能を備えた駆動手段はピエゾモーターに限定されない。
直動型モーターとしてピエゾモーターを、回転型モーターとしてサーボモーターを説明したが、直動型モーター及び回転型モーターには各種のモーターが適用可能である。
また、上記実施形態では、保持手段であるロック手段436及びブレーキ手段336を、駆動時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持するように構成したが、保持手段は、停止時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持するように構成してもよい。この場合、ワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する際の電力を抑制できる。また、保持手段は、ロック手段436及びブレーキ手段336の構成や配置位置に限定されるものではない。
1,101,201,301,401 光配向装置(光照射装置)
10,110,210,310,410 偏光子ユニット
14 フレーム
16 ワイヤーグリッド偏光子
30,130,230,330,430 調整機構
34,234 ピエゾモーター(駆動手段)
35 リンク
36,436 ロック手段(保持手段)
37 付勢部材(付勢手段)
50 測定ユニット(測定手段)
334 サーボモーター(駆動手段)
336 ブレーキ手段(保持手段)

Claims (6)

  1. 光源と、この光源の光を偏光するワイヤーグリッド偏光子と、このワイヤーグリッド偏光子を配置するフレームとを備えた光照射装置において、
    前記フレームに前記ワイヤーグリッド偏光子を回動可能に設け、
    前記ワイヤーグリッド偏光子の回動を調整する調整機構と、前記光源の光による前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光光を測定する測定手段と、前記測定手段による偏光光の測定結果に基づいて前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度を算出する偏光軸算出部と、を備え
    前記調整機構は、前記偏光軸算出部が算出した前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度が要求される偏光軸の角度になるように、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動することを特徴とする光照射装置。
  2. 前記ワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記調整機構は、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動させる駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、信号非入力時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光照射装置。
  4. 前記駆動手段はピエゾモーターであることを特徴とする請求項3に記載の光照射装置。
  5. 複数の前記ワイヤーグリッド偏光子を並べて配置し、
    前記測定手段は、前記光源の光による各ワイヤーグリッド偏光子の偏光光を測定可能であり、
    前記調整機構は、前記偏光軸算出部が算出した各ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸の角度が要求される偏光軸の角度になるように、各ワイヤーグリッド偏光子を回動し、複数の前記ワイヤーグリッド偏光子の偏光軸を揃えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光照射装置。
  6. 光源と、この光源の光を偏光するワイヤーグリッド偏光子と、このワイヤーグリッド偏光子を配置するフレームとを備えた光照射装置において、
    前記フレームに前記ワイヤーグリッド偏光子を回動可能に設け、
    前記ワイヤーグリッド偏光子の回動を調整する調整機構を備え、
    前記調整機構は、前記ワイヤーグリッド偏光子を回動させる駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、信号非入力時にワイヤーグリッド偏光子を回動不能に保持する保持機能を備えたピエゾモーターであることを特徴とする光照射装置。
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