JP5547173B2 - セメント用混和剤 - Google Patents

セメント用混和剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5547173B2
JP5547173B2 JP2011501320A JP2011501320A JP5547173B2 JP 5547173 B2 JP5547173 B2 JP 5547173B2 JP 2011501320 A JP2011501320 A JP 2011501320A JP 2011501320 A JP2011501320 A JP 2011501320A JP 5547173 B2 JP5547173 B2 JP 5547173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bcsaf
cement composition
calcium
bcsaf cement
clinker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011501320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011515323A (ja
Inventor
ギャルトナー エリ
モラン ヴァンサン
Original Assignee
ラファルジュ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラファルジュ filed Critical ラファルジュ
Publication of JP2011515323A publication Critical patent/JP2011515323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5547173B2 publication Critical patent/JP5547173B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/06Aluminous cements
    • C04B28/065Calcium aluminosulfate cements, e.g. cements hydrating into ettringite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B22/00Use of inorganic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. accelerators, shrinkage compensating agents
    • C04B22/08Acids or salts thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/06Aluminous cements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Description

本発明は、セメント、特にビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライトセメント用の混和剤に関するものである。
最新のコンクリートは、一般的にポルトランドセメントを用いた水硬性セメントによって生成されている。
ポルトランドセメントは、ポルトランドセメントクリンカに通常、少量の硫酸カルシウムを加えて粉砕することによって生成される水硬性セメントである。上記クリンカは、CaO、SiO、Alを含む原料(きめ細かく分割され、緊密に混合され、均質である)と他の原料との特定の混合物を、1400℃付近またはそれより高い温度で加熱することによって生成される。主なCaOの供給源は通常、石灰石の形をしている炭酸カルシウムである。
硬い塊(hard nodule)の形状で生成される上記クリンカは、ケイ酸カルシウム(エーライトであり、(CaO)・SiOであるケイ酸三カルシウムと、ビーライトであり、(CaO)・SiOであるケイ酸二カルシウム。そして、ほとんどのセメント工場で、現在は、60%を上回るケイ酸三カルシウムからなるクリンカを用いている。)を少なくとも3分の2は含み、アルミン酸三カルシウム、鉄アルミン酸四カルシウムを含んでいる。これらの4つの主要なポルトランドクリンカの構成成分は従来、CS(ケイ酸三カルシウム)、CS(ケイ酸二カルシウム)、CA(アルミン酸三カルシウム)、CAF(鉄アルミン酸四カルシウム)と略する。
付随の請求項を含め本明細書に特記されていない限り、以下の用語はセメントの鉱物成分を表すのに使われる。CはCaOを表し、AはAlを表し、FはFeを表し、SはSiOを表し、$はSOを表す。
ポルトランドセメントの生成は二酸化炭素の生成をもたらす。焼結するのに必要である高温(約1400℃)を発生させるのに必要とされる炭素含有燃料は、酸化して二酸化炭素(CO)になる。また、炭酸カルシウムは、酸化カルシウムと二酸化炭素を生成する吸熱反応を通して、か焼される。
最近数十年で、大気中の二酸化炭素のレベルは、著しく増加してきており、また増加し続けている。その増加による気候的な影響が関心事になっており、二酸化炭素の排出を抑えるのが望ましい。産業全体のCO排出量の約5%は、セメント産業が原因となっている。
石灰石が豊富に含まれた原料の混合物は、エーライト(CSの不純形である)が豊富に含まれたポルトランドセメントクリンカを得るために必要である。ポルトランドセメントクリンカ生成におけるCO排出は、ポルトランドセメントクリンカのCS組成物をほぼ完全に削減させた場合、約10%減少させることができる。このことは、原料の中の石灰石の量を約10%減少させると達成し得る。すなわち、酸化カルシウムへのか焼において石灰石から放出されるCOの量は、吸熱転化のためのエネルギーを供給するのに必要な燃料の量であり、それらが減少する。
しかしながら、CSはポルトランドセメントの最も重要な成分であり、その凝結と硬化をかなり左右する。
エーライト含有量が少ないポルトランドセメントクリンカはビーライト(CSの不純形)が豊富である。しかしながら、ビーライトが豊富に含まれているポルトランドセメントは、標準的な要求事項を満たす十分な短期強度をもたらさず、昨今のコンクリートの用途が必要とする性能に達しない。
他のタイプのセメントで、ポルトランドセメントよりも少ないCOの生成により作られるものが知られている。CSAと略記される、スルホアルミン酸カルシウムをベースとするセメントは重要である。なぜなら、産業部門のCO排出を低減させ、かつ、高価な原料を用いずに、生成することができるからである。スルホアルミネートセメントは、かなりの初期圧縮強度を得ることができる“クライン(Klein)塩”または“イーリミット(ye’elimite)”として知られるスルホアルミン酸カルシウムC$相から成る。
硬化時間を短くしたり、ポルトランドセメントを含んだコンクリートの短期材齢(例えば材齢1日)の圧縮強度を増加する促進剤として、例えばジエタノールアミンやトリエタノールアミンのような「アルカノールアミン」を使うことが知られている。ポルトランドセメントクリンカに対して、粉砕を目的として、低量(通常、0.03%未満)で、トリエタノールアミンが用いられることが報告されている。ポルトランドセメントに、凝結および硬化促進剤として、特定のカルシウム塩を使うことも知られている。塩化カルシウムによる促進が実質的には触媒作用であり、最も影響を受けるのが、CSであると報告された。
アルカノールアミンは、長期材齢、特に30日を超える材齢でのセメントの強度特性およびセメントを含んだモルタルやコンクリートの強度特性を改良するための、セメントを含んだビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライトセメント(以下、BCSAFセメントという)の性質の改良に用いることができることを見いだした。アルカノールアミンと共にカルシウム塩を用いると、とりわけ長期材齢での強度強化を付与することができる。本発明は、水硬性結合材を含むことにより、従来型のポルトランドセメントと同程度の流動学的および機械的強度特性を有することができ、および/または、モルタルやコンクリートに含まれた状態で、材齢28日および/または材齢90日の圧縮強度の増加をもたらすBCSAFセメント混合物を提供しようとしている。
そこで、本発明は、BCSAFクリンカとアルカノールアミンを含有するBCSAFセメント組成物を提供する。BCSAFクリンカは、クリンカの総重量に基づき、
5〜30%、好ましくは10〜20%の一般式C(1−x)(xは、0.2〜0.8)であるカルシウムアルミノフェライト相と、
10〜35%のスルホアルミン酸カルシウム相と、
40〜75%、好ましくは45〜65%のビーライト(CS)と、
0.01〜10%の、硫酸カルシウム、アルカリ金属硫酸塩、灰チタン石、アルミン酸カルシウム、ゲーレナイト、遊離石灰およびペリクレース、および/または高炉スラグや水硬性ガラスのようなガラス質相から選ばれた1以上の微量相と、を備えてなる鉱物組成を有する。
本発明によれば、BCSAFセメント組成物のアルカノールアミンは、好ましくは以下の一般式を有することができる。
NX(3−p) (I)
pは1〜3の整数を表し、Rは水素原子または以下の一般式のアルキル基である。
−C2q+1 (II)
qは1〜5の整数を表す。
Xは、次の一般式の基を表す。
−(C2n)−OA (III)
nは2〜5の整数を表し、−(C2n)−は、直鎖、または分岐鎖である。
または、Xは、次の一般式の基を表す。
−(C2m)−NY(2−t) (IV)
mは2〜5の整数を表し、Yは上記に定めた一般式(III)の基であり、tは1または2であり、そして、−(C2m)−は、直鎖、または分岐鎖である。
さらに好ましくは、pは整数2または3を表す。
さらに好ましくは、Rは水素原子(−H)またはメチル基(−CH)である。
さらに好ましくは、上記一般式(III)で−OAで表されている基はヒドロキシル基(−OH)であり、この場合、Aは水素原子を表す。しかし、Aはセメントと相溶性のある保護基をも表し、この場合、−OAは好ましくは、水の付加後、BCSAFセメント混合物がもつアルカリ性条件下で、ヒドロキシル基に加水分解される。
さらに好ましくは、nは整数2を表す。
分子中に存在する一般式IIIの全ての基でn=2であるとき、上記アルカノールアミンを「低級アルカノールアミン」と呼び、分子中に存在する一般式IIIの一部または全部の基でnが2よりも大きいとき、上記アルカノールアミンを「高級アルカノールアミン」と呼ぶ。
上記アルカノールアミンは、好ましくはトリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、メチルジエタノールアミン(MDEA)のような低級アルカノールアミンであり、より好ましくはDEAまたはMDEAである。本発明の一実施形態によると、アルカノールアミンは、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)のいずれか、またはそれらの混合物である。本発明によれば、好ましいアルカノールアミンは、DEAまたはMDEAである。
アルカノールアミンが、遊離塩基またはその塩であり、例えば、酢酸塩、グルコン酸塩、硫酸塩、硝酸塩または塩化物塩であることがある。Aが保護基であるとき、好ましくはアルカノイル基であり、例えば、R’は炭素原子が1〜4の直鎖、または分岐鎖のアルキル基を表す化学式R’COであり、より好ましくはアセチル基(R’はメチルを表す)である。
具体的な実施態様によれば、アルカノールアミンは、例えば、トリイソプロパノールアミン(TIPA)のような高級アルカノールアミンである。
本発明によれば、BCSAFセメントの組成物は、0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.3重量%、例えば、約0.1重量%のアルカノールアミンを包含する。
本発明によれば、さらに、BCSAFセメントの組成物は、水溶性カルシウム塩を含むことができる。
添付の特許請求の範囲も含めて本明細書にて使われる「水溶性カルシウム塩」という用語は、25℃の水で1リットルあたり少なくとも100gの溶解性を有するカルシウム塩を指す。
好ましくは、上記カルシウム塩は、1000未満、より好ましくは400未満の分子量を有する。上記カルシウム塩は亜硝酸塩、硝酸塩、塩化物、臭化物、チオシアン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、およびチオ硫酸塩を含む。亜硝酸カルシウムと硝酸カルシウムが好ましい。
本発明によれば、BCSAFセメントの組成物は、0.1〜10重量%、好ましくは1〜4重量%、例えば約2重量%のカルシウム塩(無水塩として表される)を含むのが好ましい。
本発明によれば、BCSAFセメント組成物内のクリンカは、硫黄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、ホウ素、リン、亜鉛、マンガン、チタン、フッ素、塩素から選択された1以上の二次的元素(secandary elements)を含み、それらは以下の分量で存在していることが好ましい。
無水硫酸に換算して3〜10%量の硫黄、
酸化マグネシウムに換算して5%までの量のマグネシウム、
酸化ナトリウムに換算して5%までの量のナトリウム、
酸化カリウムに換算して5%までの量のカリウム、
酸化ホウ素に換算して3%までの量のホウ素、
無水リン酸に換算して7%までの量のリン、
亜鉛、マンガン、チタンの各酸化物に換算して5%量までの亜鉛、マンガン、チタンまたはそれらの混合物、
フッ素、塩素の各酸化物に換算して3%量までのフッ化カルシウムまたは塩化カルシウム。
上記で定義された二次的元素の総含有量は15%以下である。上で与えられる硫黄含有量は、クリンカに含まれる硫黄の総量であることが理解できるであろう。
本発明によれば、好ましくは、BCSAFセメント組成物に含まれるクリンカは、二次的元素として、下記の元素を下記の化学組成において含む。
無水硫酸に換算して4〜8%量の硫黄、
酸化マグネシウムに換算して1〜4%量のマグネシウム、
酸化ナトリウムに換算して0.1〜2%量のナトリウム、
酸化カリウムに換算して0.1〜2%量のカリウム、
酸化ホウ素に換算して2%までの量のホウ素、
無水リン酸に換算して4%までの量のリン、
亜鉛、マンガン、チタンの各酸化物に換算して3%量までの亜鉛、マンガン、チタンまたはそれらの混合物、
フッ素、塩素の各酸化物に換算して1%量までのフッ化カルシウムまたは塩化カルシウム。
さらに好ましくは、本発明によるBCSAFセメント組成物に含まれるクリンカは、二次的元素として、下記の元素を下記の化学組成において含む。
酸化ナトリウムに換算して0.2〜1%量までのナトリウム、
酸化カリウムに換算して0.2〜1%量までのカリウム、
酸化ホウ素に換算して0.2〜2%量までのホウ素、
フッ化カルシウムおよび塩化カルシウムに換算して合計で1%量以下のフッ素と塩素。
本発明によれば、BCSAFセメント組成物に含まれるクリンカ内の好ましい二元元素はホウ素であり、ホウ素は、生混合物中に例えばホウ砂の形で導入されて、クリンカリング中のビーライトα’相の形成を促進させる。クリンカのビーライト相は、部分的にまたは完全にα’型に結晶化させるのが好ましい。上記クリンカのビーライト相の少なくとも50重量%は、α’型であるのが好ましい。
上記クリンカは、少なくとも下記の主要酸化物を含み、主要酸化物はクリンカの総重量に対する%で表す下記の相対比率で存在することが好ましい。
CaO:50〜61%、
Al:9〜22%、
SiO:15〜25%、
Fe:3〜11%。
ポルトランドセメントの主成分であり、エーライト相(CS)と比較すると、クリンカ内に大量にあるビーライト相(CS)は有用である。ビーライト相はエネルギー消費とCO排出の減少につながる。さらに、ビーライトはBCSAFセメントの長期強度の発現に寄与する。
BCSAFクリンカは、相当な量の硫酸カルシウムから二酸化硫黄への還元を避けるために、十分に酸化性の雰囲気中で少なくとも15分間、1150℃〜1350℃、好ましくは1220℃〜1320℃で、か焼することを含む工程により、準備されうる。生混合物は、クリンカリングによってC(1−X)(xは0.2〜0.8)、C$、およびCSの各相を必要な比率で生成する原料または原料混合物と、好ましくは1以上の二次的元素供給用添加物とを含有する。その二次的元素供給用添加物は、硫黄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、ホウ素、リン、亜鉛、マンガン、チタン、フッ素、塩素またはそれらの混合物から選択され、その添加量は、クリンカリング後において、先に定義したように表されるクリンカ総重量の15%以下の二次的元素に対応する量となるように計量される。
一般的なポルトランドセメントのクリンカリングにより生じる結果と比較すると、COの排出は通常20%を上回って減少する。
本発明で用いられるクリンカの生成に使用される原料は、リン酸石灰石、マグネシウム石灰石、粘土、フライアッシュ、暖炉アッシュ(hearth ash)、流動床灰、ラテライト、ボーキサイト、赤泥、スラグ、クリンカ、石膏、脱硫石膏、リン酸石膏、脱硫石膏、工業スラグ、およびそれらの混合物を含む。原料が適切な割合で所定の二次的元素または二次的元素の特定の化合物、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、ホウ素(特にホウ砂)、亜鉛、マグネシウム、チタンの各酸化物のような酸化物、フッ化カルシウム、塩化カルシウムといったハロゲン化物、硫酸塩(特に硫酸カルシウム)を含有する限りにおいて、二次的元素を供給する混和剤は、原料それ自体であり得る。
本発明における用語「二次的元素を供給する混和剤」とは、原料の混合物のクリンカリング能力を改善し、かつ、例えばその反応性を改善するために、1以上の相の所定の結晶形を安定化させる化合物を意味するものと理解されたい。
本発明の特徴によれば、本発明によるセメント組成物はBCSAFクリンカを粉砕して用意され、必要に応じて、水溶性カルシウム塩および/またはアルカノールアミンと一緒に粉砕する。そして、必要ならば、本発明によるセメント組成物を生成するために、水溶性カルシウム塩および/またはアルカノールアミンを、粉砕されたクリンカに加えてもよい。
クリンカはまた、例えば硫酸カルシウム(例えば石膏など)と共に粉砕され得る。クリンカ内に無水石膏を得るために過剰量の硫酸カルシウムを生混合物に投入した場合、セメントは石膏を追加することなく、クリンカを粉砕して調製される。
好ましくは、クリンカは、ブレーン比表面積が3000cm/gより大きく、好ましくは3500cm/gより大きくなるよう粉砕する。
セメントは、硫酸カルシウムおよび/または酸化カルシウムの原料物質を含むことができる。
本発明によれば、好ましくは、セメント組成物は、セメントの総重量に対して、最大15重量%の石膏、無水石膏、半水石膏から選択された物質を含んでいる。
本発明によれば、好ましくは、セメント組成物は、セメントの総重量に対して、最大30重量%の充填剤(例えば、不活性であったり、セメント補助材料である)を含んでいる。充填材は、例えば、石灰石、ポゾラン、フライアッシュ、高炉スラグから選択した少なくとも一の物質である。充填材が存在する場合は、カルシウム塩とアルカノールアミンの量は、セメントと充填材の合計量に基づく。
本発明によれば、BCSAFセメント組成物は凝結および/または硬化のために促進剤または遅延剤をも含んでいる。凝結遅延剤は、グルコン酸塩、糖類、リン酸、またはカルボン酸の遅延剤、またはそれらの混合物を含んでいる。
本発明によれば、BCSAFセメント組成物を用いる場合に、水とセメントの割合は、例えば、減水剤および/または流動化剤を使って調整されることもある。
Concrete Admixtures Handbook,Properties Science and Technology, V.S.Ramachandran,Noyes Publications,1984には以下のように書かれている。
減水剤は、所定のワーカビリティー(workability)で、コンクリートに混ぜる水の量を通常10〜15%減らす混和剤として定義されている。減水剤は、例えば、リグニンスルホン酸塩、ヒドロキシカルボン酸、炭水化物、および、他の特殊な有機化合物、例えば、グリセロール、ポリビニルアルコール、アルミノ−メチル−シリコネートナトリウム、スルファニル酸、カゼインを含む。
流動化剤は、化学的に、通常の減水剤とは異なり、新しい部類の減水剤であり、水分の含有量を約30%減らすことができる。流動化剤は、大きくは以下の4つのグループに分類することができる。スルホン化ナフタレンホルムアルデヒド縮合物(SNF)(通常はナトリウム塩)、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物(SMF)、改良リグノスルホン酸塩(MLS)、そしてその他のものである。比較的最近の流動化剤は、例えばポリアクリル酸塩のようなポリカルボン酸の化合物を含む。流動化剤は、例えばグラフト鎖としてポリエチレングリコールを含んだ共重合体や、ポリカルボン酸エーテルのような主鎖にカルボン酸機能を含んだ共重合体のような新型の流動化剤が好ましい。ポリスルホンポリカルボン酸ナトリウムとポリアクリル酸ナトリウムも使われることがある。ホスホン酸誘導体の流動化剤も使われることがある。一般に必要とされる流動化剤の量は、セメントの反応性次第である。反応性が低ければ、必要とされる流動化剤の量も減少する。アルカリ含有量の総量を減少するために、流動化剤は、ナトリウム塩よりはむしろカルシウム塩を使うことができる。これらの混合物は市販の製品である。例えば、CHRYSO(登録商標)社によって販売されている製品、OPTIMA 100(登録商標)、OPTIMA 175(登録商標)が含まれる。
本発明によれば、上記セメント組成は、プレハブユニットの建築や生産に使用されることもある。
本発明は、本発明によるビーライト−BCSAFセメント組成物を含有するスラリー、コンクリートまたはモルタルとその生成方法についても提供する。セメントに対する水(W/C)の割合は、通常1以下、例えば0.1〜1、好ましくは0.3〜0.8で、例えば約0.5である。
また、本発明はBCSAFセメントをアルカノールアミンと混合したものを含有するスラリー、コンクリート、またはモルタルの生成方法を提供する。
本発明の方法は、さらに水溶性カルシウム塩を添加するステップを含むことができる。
本発明は、本発明によるセメント組成物、スラリー、モルタルまたはコンクリートの生成において、同時に、別々に、または、逐次使用するアルカノールアミンを含む製品をも提供する。
また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにアルカノールアミンを使うことに関する。
また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるために、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、またはそれらの混合物を使うことにも関する。ジエタノールアミン(DEA)またはメチルジエタノールアミン(MDEA)を使用するのが好ましい。
また、本発明は、材齢90日でのBCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにジエタノールアミン(DEA)やメチルジエタノールアミン(MDEA)を使うことにも関する。また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるために水溶性カルシウム塩と共にアルカノールアミンを使用することに関する。
また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにトリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、トリイソプロパノールアミン(TIPA)、またはそれの混合物を水溶性カルシウム塩と共に使用することにも関する。
付随の請求項を含め本明細書に特記されていない限り、パーセンテージは質量である。
本発明を、以下の実施例により具体的に説明する。
〈実施例1〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):450g
水:225g
標準砂:1350g
BCSAFセメントは、米国特許公開第20070266903A1号に記載の実施例6の表7にあるクリンカ2のように準備をした。
モルタル1〜12は、アルカノールアミン(トリエタノールアミン(TEA)またはトリイソプロパノールアミン(TIPA))、および/または亜硝酸カルシウムが、以下の表1で示される量で、モルタル試料に含まれている。カルシウム塩の量は、セメントに対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントの質量についての%として表される。
このようにして得られたモルタルの圧縮強度は、金型を使って20℃で準備された4×4×16cmの角柱の供試体で測定された。供試体は、圧縮強度の測定までの間、20℃の水中に7日間または28日間保存した。
得られた結果は、表1に示されている。
Figure 0005547173
TEAまたはTIPA単体のものは、材齢7日の圧縮強度においては、ほとんどまたは全く効果がない。しかし、材齢28日の数値は2つの比較ではTEAの方が優れた値である。
亜硝酸カルシウム単体では、濃度が増加するにつれて、材齢7日および材齢28日の圧縮強度が増加する。
アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムの両方が存在するとき、亜硝酸カルシウムの濃度の増加につれて、材齢7日の強度は増加する。材齢28日の圧縮強度も、かなり増加している。しかも、ポルトランドセメントではTIPAはTEAよりはるかに効果的であるのに反して、BCSAFセメントでは強度向上剤としてTEAはTIPAよりとりわけ効果的である。
アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムが使われている材齢90日の圧縮強度は、亜硝酸カルシウム単体のものと比較して、大幅に増加している。
〈実施例2〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):315g
石灰石充填材:135g
水:225g
標準砂:1350g
(注記:EN196のモルタルの配合のため、合計のセメント含有量は引き続き450gとなるように、石灰石充填材はセメントの一部とみなしている。)
モルタル13〜21は、アルカノールアミン、トリエタノールアミン(TEA)またはトリイソプロパノールアミン(TIPA)、および/または亜硝酸カルシウム若しくは硝酸カルシウムが、以下の表2で示される量で、モルタル試料に含まれている。含まれている。カルシウム塩の量は、セメントと充填材の合計量に対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントと充填材の合計の質量についての%として表される。
このようにして生成されたモルタルの圧縮強度は、実施例1で記載された手順を用いることにより検査される。
得られた結果は、表2に示されている。
Figure 0005547173
セメントと充填材の合計量に対して、モル基準において、モルタル番号20、21のモルタルに含まれた硝酸カルシウムの量は、モルタル番号18、19で用いられる4%の亜硝酸カルシウムの量と等しい。亜硝酸カルシウムは濃縮液として加えられる。亜硝酸カルシウム(無水物)は分子量が132gである。硝酸カルシウムは粉末の四水和物(分子量236g)として加えられる。セメントと充填材の合計量の100gあたりで加えられた各々の塩の量は以下のとおりである。
亜硝酸カルシウム:4/132=30mmol
硝酸カルシウム:7.1/236=30mmol
亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウム単体では、濃度が増加するにつれて、材齢7日および材齢28日の圧縮強度が増加する。
アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウムの両方ともが存在するとき、材齢7日の強度は影響を受けないか、わずかに増加している。材齢28日の圧縮強度は、かなり増加している。しかしながら、ポルトランドセメントのモルタルの圧縮強度が増加する相対的な活性(TIPAはTEAより効果的)とは対照的に、TEAはTIPAより効果的である。
〈実施例3〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):337.5g
石灰石充填材:112.5g
水:225g
標準砂:1350g
(注記:EN196のモルタルの配合のため、合計のセメント含有量は引き続き450gとなるように、石灰石充填材はセメントの一部とみなしている。)
モルタル22〜30を生成するのに、亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウムの有無にかかわらず、アルカノールアミンは、下記の表3に示される量で、モルタル試料に含まれている。カルシウム塩の量は、セメントと充填材の合計量に対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントと充填材の合計の質量についての%として表される。
このようにして生成されたモルタルの圧縮強度は、実施例1で記載された手順を用いることにより検査される。得られた結果は、表3に示されている。
Figure 0005547173
硝酸カルシウムがない場合、材齢28日ではMDEAが最大の強度強化を生み出し、材齢90日ではDEAが最大の強度強化を生み出す。
硝酸カルシウムが存在する場合、材齢28日、材齢90日の両方において、全てのアルカノールアミンは優れた強度強化を生み出す。

Claims (13)

  1. ビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライト(BCSAF)クリンカとアルカノールアミンを含有するBCSAFセメント組成物であり、
    上記BCSAFクリンカは、クリンカの総重量に基づき、
    5〜30%の一般式C(1−x)(xは、0.2〜0.8)であるカルシウムアルミノフェライト相と、
    10〜35%のスルホアルミン酸カルシウム相と、
    40〜75%のビーライト(CS)と、
    0.01〜10%の、硫酸カルシウム、アルカリ金属硫酸塩、灰チタン石、アルミン酸カルシウム、ゲーレナイト、遊離石灰およびペリクレース、および/またはガラス質相から選ばれた1以上の微量相と、
    を備えてなる鉱物組成を有する
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  2. 請求項1に記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    さらに水溶性カルシウム塩を含む
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  3. 請求項2に記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    上記カルシウム塩は、25℃で水1リットルあたり少なくとも100gの溶解性を有する
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  4. 請求項2または3に記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    上記カルシウム塩は亜硝酸カルシウムである
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  5. 請求項2または3に記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    上記カルシウム塩は硝酸カルシウムである
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    アルカノールアミンが一般式(I)で表される
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
    NX(3−p) (I)
    式(I)において、pは1〜3の整数を表し、Rは水素原子または一般式(II)のアルキル基である。
    −C2q+1 (II)
    式(II)において、qは1〜5の整数を表す。
    式(I)において、Xは、一般式(III)の基を表す。
    −(C2n)−OA (III)
    式(III)において、nは2〜5の整数を表し、−(C2n)−は、直鎖、または分岐鎖であり、Aは水素原子、又はセメントと相溶性のある保護基である。
    または、式(I)において、Xは、一般式(IV)の基を表す。
    −(C2m)−NY(2−t) (IV)
    式(IV)において、mは2〜5の整数を表し、Yは上記に定めた一般式(III)であり、tは1または2であり、そして、−(C2m)−は、直鎖、または分岐鎖である。
  7. 請求項6に記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    上記アルカノールアミンは、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、またはそれらの混合物のいずれかである
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物において、
    上記アルカノールアミンの量は0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.3重量%である
    ことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物を含有するスラリー、モルタル、またはコンクリート。
  10. 請求項1に定義されたBCSAFセメント組成物の調製方法であって、BCSAFクリンカをアルカノールアミンと一緒に粉砕する、又は粉砕されたBCSAFクリンカにアルカノールアミンを加えることを特徴とする方法。
  11. 長期材齢で、BCSAFセメントを含むモルタルおよびコンクリートの圧縮強度を増加するためのアルカノールアミンの使用。
  12. 長期材齢で、BCSAFセメントを含むモルタルおよびコンクリートの圧縮強度を増加するためのジエタノールアミン(DEA)またはメチルジエタノールアミン(MDEA)の使用。
  13. 請求項11または12に記載の使用であって、
    材齢90日で圧縮強度を増加するための使用。
JP2011501320A 2008-03-28 2009-03-24 セメント用混和剤 Expired - Fee Related JP5547173B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08356056.5 2008-03-28
EP08356056A EP2105419A1 (en) 2008-03-28 2008-03-28 Additives for cement
PCT/IB2009/005415 WO2009118652A1 (en) 2008-03-28 2009-03-24 Additives for cement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011515323A JP2011515323A (ja) 2011-05-19
JP5547173B2 true JP5547173B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=39616453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011501320A Expired - Fee Related JP5547173B2 (ja) 2008-03-28 2009-03-24 セメント用混和剤

Country Status (16)

Country Link
US (1) US7998267B2 (ja)
EP (2) EP2105419A1 (ja)
JP (1) JP5547173B2 (ja)
KR (1) KR101577084B1 (ja)
CN (1) CN101952216B (ja)
BR (1) BRPI0908828A2 (ja)
CA (1) CA2712437C (ja)
EG (1) EG27076A (ja)
ES (1) ES2402474T3 (ja)
MA (1) MA32244B1 (ja)
MX (1) MX2010010596A (ja)
PL (1) PL2285749T3 (ja)
RU (1) RU2509739C2 (ja)
UA (1) UA100150C2 (ja)
WO (1) WO2009118652A1 (ja)
ZA (1) ZA201005283B (ja)

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BRPI0922168A2 (pt) * 2008-12-19 2015-12-29 Lafarge Sa composição, processo de fabricação de uma composição, cimento, concreto, processo de preparação de um concreto e elementos para o domínio da construção
RS53349B (en) * 2009-01-28 2014-10-31 Vicat SULFO-ALLUMINATE CLINKER AND PROCEDURE FOR ITS MANUFACTURING
FR2949112B1 (fr) * 2009-08-17 2012-10-26 Lafarge Sa Additifs pour liant hydraulique a base de clinker belite - calcium - sulphoalumineux - ferrite (bcsaf)
CN101717209B (zh) * 2009-11-13 2012-09-19 南京工业大学 硅酸盐水泥熟料中硫铝酸钙矿物二次合成方法
EP2347815A1 (en) * 2010-01-22 2011-07-27 Lafarge Process for reducing the concentration of carbon dioxide in an exhaust gas
CA2802363A1 (en) 2010-06-14 2011-12-22 Alcoa Inc. Wastewater treatment system and method for removal of contaminants via mixed metal oxide beds
FR2961505B1 (fr) * 2010-06-18 2013-08-02 Cemex Res Group Ag Clinker et procede de preparation d'un ciment hydraulique a basse emission de co2 et haute resistance
GB201010306D0 (en) * 2010-06-21 2010-08-04 Fosroc International Ltd Grinding aid
JP5798395B2 (ja) * 2010-07-16 2015-10-21 花王株式会社 水硬性粉体の製造方法
FR2963001B1 (fr) 2010-07-21 2020-01-03 Vicat Nouveau clinker sulfo-belitique dope en fer
IT1402754B1 (it) * 2010-11-15 2013-09-18 Italcementi Spa Clinker solfoalluminoso ad elevate prestazioni
JP5883243B2 (ja) * 2011-01-24 2016-03-09 花王株式会社 水硬性粉体の製造方法
JP5848633B2 (ja) * 2011-03-15 2016-01-27 花王株式会社 水硬性組成物用分散剤
JP5883242B2 (ja) * 2011-07-11 2016-03-09 花王株式会社 水硬性粉体の製造方法
KR101147635B1 (ko) 2011-08-10 2012-05-23 한국지질자원연구원 CaO-Al2O3-SiO2-SO3-Fe2O3 5성분계에서의 폐부산물을 활용한 초속경-고강도 시멘트 제조 방법
EA027799B1 (ru) 2011-08-18 2017-09-29 Хайдельбергцемент Аг Кальций-сульфоалюминатный цемент с тернеситом
JP6077542B2 (ja) 2011-08-23 2017-02-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 付加開裂剤を含む歯科用組成物
EP2607329A1 (de) * 2011-12-23 2013-06-26 Sika Technology AG Beschleuniger
FR2989083B1 (fr) * 2012-04-06 2014-04-25 Lafarge Sa Mousse minerale isolante
RU2514060C2 (ru) * 2012-06-22 2014-04-27 Ольга Михайловна Смирнова Бетонная смесь
JP6001357B2 (ja) * 2012-06-29 2016-10-05 花王株式会社 水硬性組成物
KR102174015B1 (ko) 2012-11-12 2020-11-04 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 부가-단편화제를 포함하는 치과용 조성물
KR101531608B1 (ko) * 2012-11-27 2015-06-26 쌍용양회공업(주) 수축보상 및 co2 흡수기능을 갖는 혼합시멘트 조성물
KR102008353B1 (ko) 2012-12-17 2019-08-07 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 부가-단편화 올리고머
CN105008289B (zh) 2013-01-11 2017-06-06 奥科宁克有限公司 废水处理系统和方法
US10195119B2 (en) 2013-03-20 2019-02-05 3M Innovative Properties Company High refractive index addition-fragmentation agents
US9725366B2 (en) 2013-05-06 2017-08-08 The Regents Of The University Of California Inorganic admixtures for mitigating against conversion phenomena in high-alumina cements
ES2553241T3 (es) * 2013-05-11 2015-12-07 Heidelbergcement Ag Procedimiento para la producción de un cemento de silicato de magnesio, belita y aluminato de calcio
PL2842922T3 (pl) 2013-09-03 2018-05-30 Heidelbergcement Ag Topniki/mineralizatory dla cementów opartych na siarczanoglinianie wapnia
EP2842924A1 (en) 2013-09-03 2015-03-04 HeidelbergCement AG Composite binder comprising calcium sulfoaluminate cement and calcium nitrate or calcium nitrite
EP2842923A1 (en) * 2013-09-03 2015-03-04 HeidelbergCement AG Binder comprising calcium sulfoaluminate cement and magnesium compound
EP3058014B1 (en) 2013-10-16 2018-06-20 3M Innovative Properties Company Allyl disulfide-containing addition-fragmentation oligomers
CN103601381B (zh) * 2013-11-07 2015-08-19 广西云燕特种水泥建材有限公司 一种绿色高性能水泥及其生产方法
US11623895B2 (en) * 2014-01-22 2023-04-11 The Euclid Chemical Company Water-repellent concrete admixture
JP6647206B2 (ja) 2014-02-18 2020-02-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 高屈折率基を有する付加開裂オリゴマー
CN104119053B (zh) * 2014-06-30 2016-03-02 广西云燕特种水泥建材有限公司 一种耐酸水泥及其生产方法
FR3031741B1 (fr) * 2015-01-16 2020-02-28 Holcim Technology Ltd Nouveau clinker, liant hydraulique et composition hydraulique le comprenant
EP3259323B1 (en) 2015-02-20 2020-02-26 3M Innovative Properties Company Addition-fragmentation oligomers
EP3109215B1 (en) 2015-06-22 2020-04-22 HeidelbergCement AG Mineralizer for calcium sulfoaluminate ternesite cements
FR3039538B1 (fr) * 2015-07-27 2017-08-25 Kerneos Ciment d'aluminates de calcium a longue ouvrabilite et a durcissement favorise par une elevation de temperature, et utilisation associee
WO2017078883A1 (en) 2015-11-06 2017-05-11 3M Innovative Properties Company Redox polymerizable composition with photolabile transition metal complexes
EP3370681A1 (en) 2015-11-06 2018-09-12 3M Innovative Properties Company Redox polymerizable dental composition with photolabile transition metal complexes
US10836844B2 (en) 2015-12-03 2020-11-17 3M Innovative Properties Company Redox polymerizable composition with photolabile reducing agents
KR101815913B1 (ko) * 2016-05-20 2018-01-09 주식회사 삼표산업 콘크리트 내한촉진제
TWI580660B (zh) * 2016-07-25 2017-05-01 二十二設計有限公司 應用於文創產品之水泥砂漿產品的製造方法
WO2018075275A1 (en) 2016-10-20 2018-04-26 3M Innovative Properties Company Photoinitiators with protected carbonyl group
JP6278147B1 (ja) * 2017-04-28 2018-02-14 住友大阪セメント株式会社 混合セメント
RU2652030C1 (ru) * 2017-07-11 2018-04-24 Юлия Алексеевна Щепочкина Сырьевая смесь для изготовления бетона
US10336652B2 (en) * 2017-11-10 2019-07-02 Gcp Applied Technologies Inc. Enhancing calcined clay use with inorganic binders
EP3713895A1 (en) * 2017-11-21 2020-09-30 Solidia Technologies, Inc. Compositions and method to improve the strength development of calcium silicate-based cements and concretes
EP3802461A1 (de) * 2018-05-31 2021-04-14 Sika Technology Ag Verfahren zur verflüssigung von belit-calciumsulfoaluminat-ferrit-haltigen zementen
US10759697B1 (en) 2019-06-11 2020-09-01 MSB Global, Inc. Curable formulations for structural and non-structural applications
FR3105032B1 (fr) * 2019-12-23 2022-01-07 Holcim Technology Ltd Procede de traitement de sols pollues par des sulfates
CA3106877A1 (en) 2020-01-24 2021-07-24 Permabase Building Products, Llc Cement board with water-resistant additive
CN111925141B (zh) * 2020-07-25 2022-04-12 大同冀东水泥有限责任公司 一种高镁高碱石灰石制备水泥熟料的方法
AU2022271602A1 (en) * 2021-05-10 2023-11-30 Sika Technology Ag Accelerators for the reaction of steelmaking slag with water
CN113416011A (zh) * 2021-07-31 2021-09-21 山西天润恒德新材料有限公司 一种用于水泥粉磨过程中的矿化料
CN114044643B (zh) * 2021-08-13 2022-04-22 河北工业大学 一种自生长纳米钙矾石纤维增韧剂及其制备方法和应用
CN116535169A (zh) * 2023-05-24 2023-08-04 中建西部建设北方有限公司 一种吸碳固碳混凝土及其制备方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3801338A (en) * 1972-07-10 1974-04-02 Fosroc Ag Cement additives
SU560851A1 (ru) * 1975-05-30 1977-06-05 Казахский Химико-Технологический Институт В жущее
JPS5575748A (en) * 1978-12-01 1980-06-07 Fujisawa Pharmaceutical Co Method of grinding portland cement clinker and gringing assistant
US4318744A (en) * 1980-06-06 1982-03-09 W. R. Grace & Co. Strength enhancing admixture for concrete compositions
US4373956A (en) * 1981-09-14 1983-02-15 Martin Marietta Corporation Additive for hydraulic cement mixes
US5084103A (en) * 1989-10-06 1992-01-28 W. R. Grace & Co.-Conn. Strength enhancing additive for certain portland cements
NZ235347A (en) * 1989-10-06 1991-09-25 Grace W R & Co Enhanced blended and portland cement compositions characterised by the addition of a higher trialkanolamine as a strength enhancing agent
US5017234A (en) 1989-10-06 1991-05-21 W. R. Grace & Co.-Conn. Processing additives for blended cements
US4990190A (en) * 1989-10-06 1991-02-05 W. R. Grace & Co.-Conn. Strength enhancing additive for certain portland cements
US5641352A (en) * 1995-10-25 1997-06-24 W.R. Grace & Co.-Conn. Nitrogenous strength enhancers for portland cement
AU7733696A (en) * 1995-11-17 1997-06-11 W.R. Grace & Co.-Conn. Multipurpose admixture for hydraulic cement composition
JP3339619B2 (ja) * 1997-03-28 2002-10-28 太平洋セメント株式会社 セメント系材料の添加剤、及びセメント系材料
NO973207L (no) * 1997-07-10 1999-01-11 Nyfotek As Herdeakselerator for betong
CN1241545A (zh) * 1998-06-25 2000-01-19 徐福明 水泥强度激发剂
EP1270529A1 (de) * 2001-06-22 2003-01-02 Sika AG, vorm. Kaspar Winkler & Co. Verfahren zur Beschleunigung des Abbindens und Erhärtens von hydraulischen Bindemitteln und hierfür zu verwendende Gemische
US6955220B2 (en) * 2001-12-21 2005-10-18 Schlumberger Technology Corporation Process of well cementing in cold environment
GB0304158D0 (en) * 2003-02-25 2003-03-26 Mbt Holding Ag Admixture
CN100374392C (zh) * 2002-10-09 2008-03-12 格雷斯公司 含胺水泥加工添加剂
ES2396956T3 (es) * 2003-03-05 2013-03-01 Nippon Shokubai Co., Ltd. Aditivo para cemento , composición de cemento y procedimiento para esparcir la misma, y método para producir un producto endurecido de cemento
JP2004284865A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ube Ind Ltd 水硬性組成物及びポンプ圧送性に優れたコンクリートまたはモルタル
FR2873366B1 (fr) * 2004-07-20 2006-11-24 Lafarge Sa Clinker sulfoalumineux a haute teneur en belite, procede de fabrication d'un tel clinker et son utilisation pour la preparation de liants hydrauliques.

Also Published As

Publication number Publication date
MX2010010596A (es) 2010-12-06
RU2010144065A (ru) 2012-05-10
EP2285749B1 (en) 2013-03-13
RU2509739C2 (ru) 2014-03-20
CN101952216A (zh) 2011-01-19
ZA201005283B (en) 2011-04-28
UA100150C2 (en) 2012-11-26
CA2712437C (en) 2017-05-02
PL2285749T3 (pl) 2013-06-28
JP2011515323A (ja) 2011-05-19
US20110041736A1 (en) 2011-02-24
BRPI0908828A2 (pt) 2015-07-28
CN101952216B (zh) 2013-04-10
ES2402474T3 (es) 2013-05-06
EG27076A (en) 2015-05-18
EP2105419A1 (en) 2009-09-30
US7998267B2 (en) 2011-08-16
MA32244B1 (fr) 2011-04-01
EP2285749A1 (en) 2011-02-23
WO2009118652A1 (en) 2009-10-01
KR20100132498A (ko) 2010-12-17
WO2009118652A8 (en) 2010-10-14
KR101577084B1 (ko) 2015-12-11
CA2712437A1 (en) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5547173B2 (ja) セメント用混和剤
AU2016201767B2 (en) Cementitious binders containing pozzolanic materials
EP1532080B1 (en) A method for providing very fast setting cementitious compositions
JP5309382B2 (ja) 急結性セメント組成物の製造方法、およびセメントボード
US6641658B1 (en) Rapid setting cementitious composition
US5017234A (en) Processing additives for blended cements
US5084103A (en) Strength enhancing additive for certain portland cements
US8075687B2 (en) Hydraulic binder comprising a ternary acceleration system and mortars and concretes comprising one such binder
EP3687953B1 (en) Retarder for calcium sulfoaluminate belite cement
AU2014317428B2 (en) Binder comprising calcium sulfoaluminate cement and a magnesium compound
JP6488340B2 (ja) 急硬材及び急硬性セメント組成物
AU2012282216B2 (en) Hydraulic binder
JPH072558A (ja) 速硬性の水硬結合剤並びに該結合剤を含有するモルタル及びコンクリート混合物
WO2022122848A1 (en) Hydraulic binder with low carbon footprint and high early strength
EP4259595A1 (en) Composition for activating super sulfated cement
WO2020044708A1 (ja) コンクリート組成物用養生剤、及びコンクリート組成物の養生方法
JP7180742B1 (ja) セメント組成物及びその製造方法
JP2006062888A (ja) 急硬性混和材及び急硬性セメント組成物
JP2001163655A (ja) 水硬性組成物
JP2023073625A (ja) 水硬性組成物、水硬性組成物の製造方法、及び水硬性組成物の圧縮強さ増進方法
JP2023127726A (ja) 高炉水砕スラグに対する圧縮強さ増進剤
JP2023081472A (ja) 水硬性組成物、水硬性組成物の製造方法、及び水硬性組成物の圧縮強さ増進方法
CN118026555A (en) Gypsum-based calcination-free sulphoaluminate cement and preparation method thereof
CN117486514A (zh) 高耐蚀的贝利特硫铝酸盐水泥熟料及其制备方法和应用
JPH0840762A (ja) 高強度硬化物形成用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111013

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5547173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees