JP5540865B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体に放射線を照射することで画像を取得する放射線撮影装置に係り、特に放射線ビームの広がりを変更することができる開閉自在のコリメータを備えた放射線撮影装置に関する。
医療機関には、放射線で被検体の画像を撮影する放射線撮影装置が備えられている。この様な放射線撮影装置51は、図11に示すように放射線を照射する放射線源53と、放射線を検出する放射線検出器54とを備えている。
放射線源53には、放射線ビームの広がりを変更することができる開閉自在のコリメータ55が備えられている。このコリメータ55は、一対のリーフ55aを有し、これらが接近・離反することにより放射線源53から照射される放射線の照射方向を限定する。
術者が、操作卓を通じてコリメータ55の開閉の指示を行うと、放射線撮影装置51は、リーフ55aをどの程度動かせばよいかを割り出す。例えば、操作卓に設置されているスライダーを操作すると、放射線撮影装置51,スライダーのコマが動いた距離に対応して何cmだけリーフ55aを移動させるかを認識して、コリメータ55のリーフ55aの駆動制御部に対し、割り出された距離だけリーフ55aを移動させるようになっている(特許文献1参照)。
放射線撮影装置51に付属するモニタには、リーフが模式的に表示されており、現実のリーフ55aの開度に応じて、図形として表されているモニタ上のリーフが移動するようになっている。術者がこのモニタ上のリーフを認識することで、放射線ビームの制限のされ具合を確認することができる。このモニタ上のリーフ55aの位置は、リーフ55aを何cmだけ移動させるかという割り出された開度を基にしている。
術者が操作卓を通じて放射線照射の指示を与えると、放射線が放射線源53から照射される。このときの放射線ビームは、コリメータ55aに制限され、その制限のされ具合は、放射線照射前に術者がモニタによって確認されたときのものと同一となっている。このように、モニタ上のリーフが実際のリーフ55aと同期して移動することにより、放射線照射がされたときの放射線ビームの広がり具合が事前に判断できるようになっている。
実開昭62−195800号公報
しかしながら、従来の構成によれば次のような問題点がある。
すなわち、従来の放射線撮影装置51によれば、モニタ上に映し出されるリーフ55aが示すコリメータの開度と、実際のコリメータ55の開度とが一致しないという問題点がある。この様な状態となっていると、術者は、モニタ上のリーフ55aを確認しても実際の放射線ビームの照射方向の制限の程度を正確に知ることができなくなってしまう。
このようなコリメータの開度の食い違いがどのようにして起こるのかを説明する。コリメータ55の開度を変更するには、まず操作卓のスライダーのコマが動いた距離に対応して何cmだけリーフ55aを移動させるかが決定される。次に、コリメータ55のリーフ55aの駆動制御部は、決定されたとおりの距離だけリーフ55aを移動させようとする。しかしながら、リーフ55aは、この指定の距離のとおり正確に移動するとは限らない。
リーフ55aの移動距離が不正確となるのは、複数の理由がある。まず、リーフ55aを移動させる機構がリーフ55aの移動距離を不正確なものとしている。すなわち、図11に示すようにリーフ55aは回動自在のアームが回動することによって移動する。従って、リーフ55aは、水平に移動するのではなく、直線に近い円弧の軌跡をたどって移動する。リーフ55aを所定距離だけ移動させる場合、アームを所定角度だけ回動させることになる。このようにアームを同じ角度だけ移動させると、移動によりリーフ55aがたどる軌跡の長さは常に同じとなる。しかし、この軌跡が直線でないので、コリメータ55の開度は必ずしも設定どおりとならない。このように、リーフ55aは円弧の軌跡をたどって移動されるので、アームを同じ角度だけ移動させたとしても、リーフ55aの初期位置の違いによってリーフ55aの移動距離が僅かながら違うものとなってしまう。
また、コリメータ55を放射線源53に正確に位置決めして取り付けることは困難である。コリメータ55と放射線源53との位置が理想よりもほんの僅かだけズレただけでも実際の撮影にはこれが大きく影響してしまう。すなわち、放射線源53から照射された放射線ビームが広がりながら被検体Mに向かううちにコリメータ55の僅かなズレが拡大されてしまう。したがって、コリメータ55と放射線源53との取り付け位置の狂いが0.1mm程度であったとしても、被検体Mに照射される放射線ビームの位置は例えばcmのオーダとなってしまう場合もあり得る。その他、放射線源53の位置、放射線検出器54の位置が理想よりもズレるとコリメータ55のリーフ55aの両部材53,54に対する相対的な位置がずれるので、モニタ上の理想のリーフ55aの位置と実際のリーフ55aの位置がずれてしまう。
一方、モニター上に映し出されるコリメータ55のリーフ55aは、リーフ55aの駆動制御部の出力に従って移動されるので、駆動制御部が指定したリーフ55aの位置がモニタ上に表示される。実際のコリメータ55のリーフ55aは、この理想通りに移動している訳ではないので実際のコリメータ55の開度と、モニタ上のコリメータ55の開度に食い違いが生じてしまう。従って、術者が正確な放射線ビームの照射範囲を放射線照射前に知ることが困難である。
本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、コリメータを備えた放射線撮影装置において、コリメータの開度を正確にモニタに表して放射線ビームの広がりを放射線照射前に知ることができる放射線撮影装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線撮影装置は、放射線を照射する放射線源と、放射線を検出する検出面を有する放射線検出手段と、放射線検出手段が出力する検出データを基に画像を生成する画像生成手段と、放射線源から照射される放射線ビームの広がりを制限するコリメータと、コリメータの開度を制御するコリメータ制御手段と、術者にコリメータの開度の変更を入力させる開度変更入力手段と、開度変更入力手段の入力を基に術者の指定したコリメータの開度を取得する開度取得手段と、開度を補正する補正手段と、術者によるコリメータの開度の調節に応じて放射線照射範囲を表示する表示手段とを備え、補正手段は、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅を基に取得された補正データを参照して開度を補正し、表示手段は、補正手段により補正されたコリメータの開度を基に放射線検出手段における放射線照射範囲を表示することを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の構成によれば、術者の指定したコリメータの開度を取得する開度取得手段を備えている。術者の指定したコリメータの開度どおりにコリメータを実際に制御することは困難である。つまり、コリメータを術者に開閉させる場合、この開閉の状況を表示手段に表示しようとしても、コリメータのリーフが理想通りに動くと限らないので、実際のコリメータの開度と表示手段で表示されているコリメータの開度に食い違いが生じてしまう。そこで、本発明は、開度を補正する補正手段を備えている。この補正手段が参照する補正データは、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅を基に取得されたものであり、実測値である。そして、表示手段はこの補正手段の出力を基に放射線検出手段における放射線照射範囲を表示する。これにより、術者は、表示手段を参照することで正確な放射線ビームの照射範囲を放射線照射前に知ることができる。また、この様にすると、透視の手間を省くことができ、検査数が多い場合などは検査時間を短縮できる。
また、上述の放射線撮影装置において、補正手段が参照する補正データは、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と開度とが関連した関連テーブルであり、関連テーブルは、コリメータの開度を変更させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、補正手段が参照する補正データの具体的な構成を示すものとなっている。補正データが放射線ビームの幅と開度とが関連した関連テーブルであれば、補正手段はこの関連テーブルを参照するだけで容易に開度の補正を行うことができる。
また、上述の放射線撮影装置において、関連テーブルを補間することにより、関連テーブルが有する要素の数をより増加させた新たな関連テーブルを生成する関連テーブル補間手段を更に備えればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、補正手段が参照する補正データの具体的な構成を示すものとなっている。関連テーブルはコリメータの開度を変更させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものである。すなわち、コリメータの開度を段階的に変化させながら撮影を行って関連テーブルが生成される。従って、コリメータの開度変化を小さくして、より多くの開度について画像を取得すればより正確性の高い関連テーブルが取得できることになる。しかし、そのようにすると、画像の撮影回数が増加してしまい、関連テーブルの作成が煩雑となる。そこで、補間演算により関連テーブルが有する要素の数を増加させるようにすれば実測の回数を増加させることなく信頼性の高い関連テーブルが取得できる。
また、上述の放射線撮影装置において、補正手段が参照する補正データは、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と開度とが関係づけられた関係式であり、関係式は、コリメータの開度を変更させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、補正手段が参照する補正データの具体的な構成を示すものとなっている。補正データが放射線ビームの幅と開度とが関係づけられた関係式であれば、関連テーブルよりも少ない情報量で関連テーブルを有する構成と同様の効果を得ることができる。これにより放射線撮影装置の構成の自由度が増す。
また、上述の放射線撮影装置において、放射線源を放射線検出手段に対して傾斜させる放射線源傾斜手段と、放射線源傾斜手段を制御する放射線源傾斜制御手段とを更に備え、補正手段は、放射線源の傾斜の程度に応じて異なる補正データを参照して開度を補正し、補正データは、放射線源を放射線検出手段に対して傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであればより望ましい。
[作用・効果]上述のように構成すれば表示手段に表示される放射線照射範囲は、更に正確なものとなる。放射線源を放射線検出手段に対して傾斜させると、放射線源、コリメータ、放射線検出手段の位置関係がずれるので、放射線検出手段における放射線ビームの位置は、放射線源の傾斜に伴って変化する。補正手段が補正を実行する際に、放射線源の傾斜が撮影条件と一致した状態で生成された補正データを用いるようにすれば、放射線源の傾斜の影響が加味されて放射線照射範囲が表示手段に表示されるので、術者は放射線源の傾斜によらず表示手段を通じて正確な放射線照射位置を確認することができる。また、この様にすると被検体の被曝量を減らすことができる。
また、上述の放射線撮影装置において、放射線源と放射線検出手段とに挾まれる位置に被検体を載置させる天板と、天板を放射線源と放射線検出手段との位置関係を保った状態で傾斜させる天板傾斜手段と、天板傾斜手段を制御する天板傾斜制御手段とを更に備え、補正手段は、天板の傾斜の程度に応じて異なる補正データを参照して開度を補正し、補正データは、天板を傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであればより望ましい。
[作用・効果]上述のように構成すれば、表示手段に表示される放射線照射範囲は、更に正確なものとなる。放射線源は重荷物であるので、天板の傾斜に伴い放射線源が垂れ下がる。すると、天板の傾斜に伴って放射線検出手段の検出面における放射線ビームの位置が変化する。補正手段が補正を実行する際に、天板の傾斜が撮影条件と一致した状態で生成された補正データを用いるようにすれば、天板の傾斜の影響が加味されて放射線照射範囲が表示手段に表示されるので、術者は天板の傾斜によらず表示手段を通じて正確な放射線照射位置を確認することができる。また、この様にすると被検者の被曝量を減らすことができる。
また、本明細書は、以下のような構成の発明も開示している。
すなわち、本発明に係る放射線撮影装置は、放射線を照射する放射線源と、放射線を検出する検出面を有する放射線検出手段と、放射線源と放射線検出手段とに挾まれる位置に被検体を載置させる天板と、放射線源を放射線検出手段に対して傾斜させる放射線源傾斜手段と、放射線源傾斜手段を制御する放射線源傾斜制御手段と、放射線検出手段が出力する検出データを基に画像を生成する画像生成手段と、放射線源から照射される放射線ビームの広がりを制限するコリメータと、術者の指示を入力させる操作卓と、操作卓で入力された術者の指示に基づいたコリメータの開度を取得する開度取得手段と、予め、複数の開度において放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と当該開度との関係に基づいて現在の開度に対応する放射線ビーム領域の幅の値を取得する補正手段と、前記幅の値に基づいて放射線検出手段における現在の開度に対応する放射線ビームの照射される領域である放射線照射範囲を表示する表示手段とを備え、放射線ビームの幅と開度との関係は、放射線検出手段に対して放射線源を天板の長手方向の一端に接近または離反させつつ傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであることを特徴とするものである。
また、上述の放射線撮影装置において、放射線ビームの幅と開度との関係は、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と開度との関係を表す関連テーブルであればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、関連テーブルを補間することにより、関連テーブルが有する要素の数をより増加させた新たな関連テーブルを生成する関連テーブル補間手段を更に備えればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、放射線ビームの幅と開度との関係は、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と開度とが関係づけられた関係式であればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、天板を放射線源と放射線検出手段との位置関係を保った状態で傾斜させる天板傾斜手段と、天板傾斜手段を制御する天板傾斜制御手段とを更に備え、放射線ビームの幅と開度との関係は、天板を長手方向の一端が上側または下側になるように傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであればより望ましい。
実施例1に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係るコリメータの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係る操作卓の構成を説明する平面図である。 実施例1に係るX線管の傾斜を説明する模式図である。 実施例1に係る天板の傾斜を説明する模式図である。 実施例1に係る関係テーブルの取得方法を説明する平面図である。 実施例1に係る関係テーブルを説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例2に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 従来構成のX線撮影装置の構成を説明する模式図である。
以降、本発明の実施例を説明する。実施例におけるX線は、本発明の放射線に相当する。また、FPDは、フラットパネル・ディテクタの略である。
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側に設けられたX線を照射するX線管3と、天板2の下側に設けられたX線を検出するFPD4とを備えている。FPD4は、X線を検出する検出面を有している。X線管3には、開度調節自在のコリメータ5が付設されており、このコリメータ5の開度を調節すれば、X線管3から発する放射線ビームの広がりを調節することができるようになっている。X線管3は、本発明の放射線源に相当し、FPD4は、本発明の放射線検出手段に相当する。
X線管制御部6は、所定の管電流、管電圧、パルス幅でX線管3を制御する目的で設けられている。FPD4は、X線管3から発せられ、被検体Mを透過したX線を検出して検出信号を生成する。この検出信号は、画像生成部11に送出され、そこで被検体Mの投影像が写り込んだ画像Pが生成される。画像生成部11は、本発明の画像生成手段に相当する。
関連テーブル生成部12は、後述の関連テーブルTを画像Pより生成する目的で設けられている。また、関連テーブル補間部13は、関連テーブルTを補間してテーブルを構成する要素数を増加させる目的で設けられている。これら各部12,13の詳細については後述のものとする。関連テーブル補間部13は、本発明の関連テーブル補間手段に相当する。
コリメータ5の詳細について説明する。コリメータ5は、図2に示すように、中心軸Cを基準として鏡像対称に移動する1対のリーフ5aを有し、同じく中心軸Cを基準として鏡像対称に移動するもう1対のリーフ5aを備えている。このコリメータ5は、リーフ5aを移動させることで、FPD4が有する検出面の全面にコーン状のX線ビームBを照射させることもできれば、たとえば、FPD4の中心部分だけにファン状のX線ビームBを照射させることもできる。なお、中心軸Cは、X線ビームBの中心を示す軸ともなっている。なお、リーフ5aの対の一方は、4角錐形状となっているX線ビームにおける天板長手方向の広がりを調整するものであり、もう一方のリーフ5aの対は、X線ビームにおける天板短手方向の広がりを調整するものである。コリメータ5の開度の変更は、コリメータ駆動機構17が行う。コリメータ制御部18は、コリメータ駆動機構17を制御するものである。コリメータ制御部18は、本発明のコリメータ制御手段に相当する。
コリメータ5のリーフ5aは、図示しない回動自在のアームに支持されている。コリメータ5の開度を変更する場合は、アームを回動させることによりリーフ5aが移動される。従って、リーフ5aは、コリメータ5の開度変更の際に円弧の軌跡をたどって移動することになる。このアームは、コリメータ駆動機構17に所属する。
操作卓26は、術者の指示を入力させる目的で設けられている。術者の指示の具体例として、管電圧、管電流等のX線管3の制御に関するパラメータの設定であったり、放射線照射の指示であったりする。この操作卓26には、図3に示すように、スライド抵抗器26aが設けられている。このスライド抵抗器26aの上側は、コリメータ5の開度の大きい方を意味しており、下側は、コリメータ5の開度の小さい方を意味している。操作卓26は、本発明の開度変更入力手段に相当する。
開度取得部23は、スライド抵抗器26aの入力を基に、コリメータ5のリーフ5aの移動方向と目標の開度を取得する。術者がスライド抵抗器26aのコマ26bをある操作量だけ上側に移動させると、開度取得部23は、その操作量に比例したリーフ5aの移動量、および術者が指定したコリメータ5の開度を割り出して、離間させるように割り出された開度だけ1対のリーフ5aを移動させる必要があるものと認識する。術者がコマ26bを下側に移動させると、開度取得部23は、接近するように1対のリーフ5aを移動させる必要があるものと認識する。
開度取得部23が出力した開度は補正部24に送出される。補正部24は、開度取得部23が出力する開度と画像生成部11が出力する画像Pに写り込んでいるX線ビームの幅(補正値A)とが関連した関連テーブルTを参照して、開度取得部23が出力した開度に対応する補正値Aを出力する。補正部24は、本発明の補正手段に相当する。
支柱7は、X線管3を支持する部材である。X線管傾斜機構15は、天板2に対しX線管3を傾斜させる目的で設けられている。X線管3は、X線管傾斜機構15によって、天板2の長手方向の一端に近づくように傾斜することもできれば、遠ざかるように傾斜することもできる。X線管傾斜制御部16は、これを制御する目的で設けられている。X線管傾斜機構15の実際としては図4に示すように、支柱7を天板2に対して傾斜させることでX線管3を傾斜させる。このとき、コリメータ5はX線管3との位置関係を保った状態でX線管3とともに傾斜されることになる。X線管傾斜制御部16は、本発明の放射線源傾斜制御手段に相当し、X線管傾斜機構15は、本発明の放射線源傾斜手段に相当する。
天板傾斜機構21は、天板2の短手方向(被検体の体軸方向)に沿った中心軸を中心に天板2を回転させることにより、天板2を傾斜させる目的で設けられている。天板2は、天板傾斜機構21の傾斜によって天板2の長手方向の一端が下側になるように傾斜されることもできれば、上側になるように傾斜されることもできる。これに伴って、X線管3,FPD4,コリメータ5,支柱7は、図5に示すように天板2との位置関係を保った状態で一体に傾斜される。天板傾斜制御部22は、天板傾斜機構21を制御する目的で設けられている。
表示部25は、被検体の画像Pを表示するなどの目的で設けられている。主制御部27は、各制御部を統括的に制御する目的で設けられている。この主制御部27は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより各部6,11,12,13,16,18,22,23,24を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。記憶部28は、関連テーブルT等のX線撮影装置1の制御に関するパラメータの一切を記憶する。表示部25は、本発明の表示手段に相当する。
<関連テーブルの生成>
次に、補正部24が参照する関連テーブルTの生成方法について説明する。この関連テーブルTの生成は、被検体を天板2に載置した撮影の前に事前に行っておくものであり、関連テーブル生成部12が行う。
関連テーブルTを生成するには、まず、被検体を天板2に載置しない状態で、コリメータ5の開度を100%として、撮影を行う。このとき撮影された画像Pは、関連テーブル生成部12に送出され、画像Pに写り込んでいるリーフ5aの長さを測定する。このとき、画像Pにリーフ5aの影が映り込んでいなかったとすると、関連テーブル生成部12は、開度100%にFPD4の全幅を示す値を関連づける。
以降、コリメータ5の開度を次第に小さくしながら撮影が繰り返され、取得された画像Pが逐次関連テーブル生成部12に送出される。関連テーブル生成部12は、画像Pの各々に写り込んだリーフ5aの長さを測定し、画像Pに写り込んだX線ビームの幅を割り出す。つまり、コリメータ5の開度を変更させながら撮影が複数回に亘って行われる。
図6は、コリメータ5の開度が50%のときに撮影された画像Pを表している。画像Pの両端には縦方向に伸びたリーフの影Sが写り込んでいる。画像Pにおける中央の領域がX線ビームが写り込んだ部分(X線ビーム領域B)であり、リーフ5aの影Sが写り込んでいない。関連テーブル生成部12は、コリメータ5の開閉によって変化するX線ビーム領域Bの幅W1を測定して、この値を開度50%に関連づける。コリメータ5の開度は、50%となっているので、ビーム領域Bの幅W1は、画像Pの全幅W2の半分となっているはずである。しかし、上述で示すように、リーフ5aが円弧の軌跡をたどって移動することに起因して、幅W1は必ずしも厳密に幅W2の半分とはならない。コリメータ制御部18の制御は、リーフ5aが直線移動することを前提としているからである。また、各部材3,4,5の位置関係の狂いも幅W1と幅W2の半分とが一致しなくなる要因となる。
関連テーブル生成部12は、コリメータの開度とビーム領域Bの幅W1との関連づけをコリメータの開度が0%となるまで続け、図7に示すような関連テーブルTを生成する。また、図7におけるズレ量は、X線ビーム領域Bがこれを挟む2つの影Sのどちら寄りに表れているかをコリメータの開度ごとに示している。このズレ量は、X線ビームBの中心の位置と画像Pの中心の位置とのズレ幅である。図7における天板傾斜は、画像P撮影時の天板2の傾斜状況を角度によって表している。同様に、図7におけるX線管傾斜は、画像P撮影時のX線管3の傾斜状況を角度によって表している。
関連テーブルTは、関連テーブル補間部13に送出される。関連テーブル補間部13は、関連テーブルTにないある開度について補間計算によりビーム領域Bの幅W1を算出し、その開度と算出された幅の値とを関連づけて、関連テーブルTに追加する。元の関連テーブルTは、コリメータの開度を10%ずつ小さくしながら取得されたものであるので(図7参照),例えば、関連テーブル補間部13は、開度95%、85%等について上述の動作を行う。この様にして生成されたテーブルを関連テーブルT1と呼ぶことにする。関連テーブルT1は、関連テーブルTが有する要素の数をより増加させた新たなテーブルとなっている。
関連テーブルT1は、記憶部28に記憶される。なお、上述の関連テーブル補間部13の動作を省いて、関連テーブル生成部12が出力した関連テーブルTを記憶部28に記憶する構成としてもよい。
<X線撮影装置の動作>
次に、X線撮影装置1の動作について説明する。実施例1に係るX線撮影装置1を用いて被検体の撮影を行うには、図8に示すように、まず、被検体を載置しない状態で、関連テーブルTを生成し(関連テーブル作成ステップS1),被検体Mが天板2に載置される(載置ステップS2)。そして、術者によってコリメータ5の開度が調節され(開度変更ステップS3),撮影が開始される(撮影開始ステップS4)。以降、これらの各ステップについて順を追って説明する。
<関連テーブル作成ステップS1>
天板2に被検体を載置しない状態で撮影を行うことで、コリメータ5の開度を変えながら画像Pを生成し、取得された画像Pが関連テーブル生成部12に送出される。関連テーブル生成部12は、取得された複数の画像Pを基にコリメータ5の開度と画像PにおけるX線ビーム領域の幅W1等とが関連した関連テーブルTを生成する。コリメータ5には、天板長手方向に移動する1対のリーフ5aと、天板短手方向に移動する1対のリーフ5aの2対のリーフ5aを有するので、関連テーブルTは、移動方向の異なる2対のリーフ5aの各々に対して別個に2つ生成されることになる。
<載置ステップS2>
被検体が天板2に載置され、術者は、操作卓26を通じてX線撮影装置1に対し、X線管3の制御に関するパラメータや撮影様式の指定を行う。
<開度変更ステップS3>
術者が操作卓26におけるスライド抵抗器26aのコマ26bを操作すると、開度取得部23は、術者の操作が示すコリメータ5の開度を取得する。この開度は、術者の操作通りのコリメータ5の開度の理想値となっている。開度取得部23が取得した開度は、コリメータ制御部18に送出され、コリメータ制御部18はこの開度に基づいてコリメータ5を制御する。しかしながら、この開度どおりにリーフ5aを移動させようとしても、コリメータ駆動機構17の機構的な問題や、コリメータ5の取り付け位置の問題により、実際のコリメータ5の開度と開度取得部23が取得した開度とに食い違いが生じている。したがって、開度取得部23が出力するコリメータ5の位置情報を表示部25に表示させるとすると、表示されるコリメータ5の開度は実際のコリメータ5の開度と食い違ってしまう。
そこで、実施例1によれば、表示部25に表示されるコリメータ5の開度を正しいものとするべく開度取得部23が取得した開度を補正する構成としている。すなわち、開度取得部23は、取得した開度を補正部24に送出する。補正部24は、記憶部28に記憶された関連テーブルTと、送出された開度とを基に、その開度に対応するX線ビーム領域の幅の値(具体的には図7における右側行の値:補正値Aと呼ぶ)を取得する。
一方、補正値Aは、表示部25に送出される。表示部25は、図9に示すように、FPD4を摸した矩形25aが表示され、その周縁にはコリメータ5のリーフ5aを摸した額縁状の枠が表示されている。表示部25は、補正部24から送出される補正値Aに基づいて額縁状の枠の大きさを変更する。術者がコリメータ5の開度を調節する度に補正値Aが更新されるので、術者は表示部25の表示によりFPD4におけるX線ビームの照射される領域(X線照射範囲)をリアルタイムで観察することができる。また、表示部25は、補正部24より送出された補正後のリーフ5aの位置を用いて上述の表示をするので、開度取得部23が出力する開度どおりにリーフ5aが動かないことが考慮済みとなっている。これにより、表示部25で表示されているコリメータ5の位置と、次の撮影開始ステップS4で取得される画像に写り込んでいるコリメータ5の位置に食い違いが生じることがない。また、表示部25は、関連テーブルTを構成するズレ量を参照して、額縁状の枠を矩形25aからシフトさせて表示するようにしてもよい。
<撮影開始ステップS4>
コリメータ5の開度調節の後、術者が操作卓26を通じX線照射開始の指示をX線撮影装置1に行うと、X線管3よりX線が照射される。X線は、コリメータ5により照射方向の制限を受けた後、被検体を透過し、FPD4に検出される。FPD4が出力する検出信号が画像生成部11に出力され、生成された画像が表示部25に表示されて検査は終了となる。
以上のように、実施例の構成によれば、術者の指定したコリメータ5の開度を取得する開度取得部23を備えている。術者の指定したコリメータ5の開度どおりにコリメータ5を実際に制御することは困難である。つまり、コリメータ5を術者に開閉させる場合、この開閉の状況を表示部25に表示しようとしても、コリメータ5のリーフ5aが理想通りに動くと限らないので、実際のコリメータ5の開度と表示部25で表示されているコリメータ5の開度に食い違いが生じてしまう。そこで、実施例1では、開度を補正する補正部24を備えている。この補正部24が参照する補正データは、X線照射を行って取得された画像Pに写り込んだX線ビームの幅を基に取得されたものであり、実測値である。そして、表示部25はこの補正部24の出力を基にFPD4におけるX線照射範囲を表示する。従って、術者は、表示部25を参照することで正確なX線ビームの照射範囲をX線照射前に知ることができる。
また、上述の構成は、補正部24が参照する補正データの具体的な構成を示すものとなっている。関連テーブルTはコリメータ5の開度を変更させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものである。すなわち、コリメータ5の開度を段階的に変化させながら撮影を行って関連テーブルTが生成される。従って、コリメータ5の開度変化を小さくして、より多くの開度について画像Pを取得すればより正確性の高い関連テーブルTが取得できることになる。しかし、そのようにすると、画像Pの撮影回数が増加してしまい、関連テーブルTの作成が煩雑となる。そこで、補間演算により関連テーブルTが有する要素の数を増加させるようにすれば実測の回数を増加させることなく信頼性の高い関連テーブルTが取得できる。
次に、実施例2に係るX線撮影装置10の構成について説明する。実施例2に係るX線撮影装置10の構成は図10に示すように実施例1の構成とほぼ同じである。異なる点は、関連テーブル生成部12の代わりに関係式生成部12aを有する点、関連テーブル補間部13を有しない点、および補正部24の動作が異なる点である。これらの差違については、実施例2に係るX線撮影装置10の動作説明によって説明される。
<関係式Eの生成>
関係式生成部12aは、関係式Eを生成する目的で設けられている。関係式生成部12aにより関係式Eを生成するには、まず天板2に被検体を載置しない状態でコリメータ5の開度を変えながら撮影を行い、複数の画像Pを生成する。取得された画像Pが関係式生成部12aに送出される。関係式生成部12aは、取得された複数の画像Pを基にコリメータ5の開度と画像PにおけるX線ビーム領域の幅W1(図6参照)とが関連した関連テーブルTを生成する。
関係式生成部12aは、関連テーブルTを基にコリメータ5の開度とX線ビーム領域の幅W1とが関係した関係式Eを生成する。この関係式は、例えば、コリメータの開度をx,幅W1をyとしたとき、y=a+an−1+……+ax+an+1のようなかたちとなっている。この関係式Eは、コリメータ5の開度とX線ビーム領域の幅W1との関連性を示す近似式である。記憶部28は、関係式生成部12aが生成した関係式の係数a1,2,……an+1をデータセットとして記憶する。
コリメータ5には、天板長手方向に移動する1対のリーフ5aと、天板短手方向に移動する1対のリーフ5aの2対のリーフ5aを有するので、関係式Eは、移動方向の異なる2対のリーフ5aの各々に対して別個に2つ生成されることになる。この動作は、実施例1と同様、被検体の撮影の前に予め行っておくものである。
<X線撮影装置の動作>
次に、X線撮影装置10の動作について説明する。実施例2に係るX線撮影装置10を用いて被検体の撮影を行うには、まず、被検体を載置しない状態で関係式を生成し(図8のステップS1に相当),被検体Mが天板2に載置される(載置ステップS2)。そして、術者によってコリメータ5の開度が調節され(開度変更ステップS3),撮影が開始される(撮影開始ステップS4)。
この様に、X線撮影装置10の動作は、実施例1の装置と同様である。しかしながら、補正部24の動作が異なるので、この点について説明する。補正部24が補正値Aを出力する点、コリメータ制御部18が開度取得部23に基づいて動作する点、および表示部25が補正値Aを基に動作する点については、実施例1と違いはない。
<実施例2における開度変更ステップS3>
術者が操作卓26におけるスライド抵抗器26aのコマ26bを操作すると、開度取得部23は、術者の操作が示すコリメータ5の開度を取得する。この開度は、術者の操作通りのコリメータ5の開度の理想値となっている。コリメータ制御部18は、この開度を基に動作する。
開度取得部23は、取得した開度を補正部24に送出する。補正部24は、記憶部28に記憶された関係式の係数と、送出された開度とを基に、その開度に対応するX線ビーム領域の幅の値(補正値Aと呼ぶ)を取得する。具体的には、補正部24は読み出された関係式の係数群を用いて関係式Eを復元し、これを基に補正値Aを生成する。この補正値Aは、表示部25に送出される。
以上のように、実施例2の構成は、補正部24が参照する補正データの具体的な構成を示すものとなっている。補正データがX線ビームの幅と開度とが関係づけられた関係式であれば、関連テーブルTよりも少ない情報量で関連テーブルTを有する構成と同様の効果を得ることができる。これによりX線撮影装置の構成の自由度が増す。すなわち、記憶部28をX線撮影装置1が有するマイコンに収納することができる。
本発明は上述の構成に限られず、下記のように変形実施することが可能である。
(1)上述の実施例は、X線管3の傾斜について何ら言及はなかったが、これを加味して関連テーブルTを生成することができる。すなわち、関連テーブル生成部12により関連テーブルTを生成した後、X線管傾斜制御部16の制御によりX線管3を傾斜させた後、再び関連テーブル生成部12に関連テーブルTを生成させるようにしてもよい。このようにX線管3の傾斜と関連テーブルTの作成を交互に繰り返して、様々なX線傾斜角度における関連テーブルTを記憶部28に記憶するようにし、補正部24の動作中にX線管3の傾斜も考慮するようにすれば、表示部25に表示されるX線照射範囲は、更に正確なものとなる。X線管3をFPD4に対して傾斜させると、X線管3,コリメータ5,FPD4の位置関係がずれるので、FPD4の検出面におけるX線ビームの位置は、X線管3の傾斜に伴って変化する。そこで、補正部24が補正値Aを取得する際に、X線管3の傾斜が撮影条件と一致した状態で生成された関連テーブルTを用いるようにすれば、X線管3の傾斜の影響が加味されてX線照射範囲が表示部25に表示されるので、術者はX線管3の傾斜によらず表示部25を通じて正確なX線照射位置を確認することができる。
(2)上述の実施例は、天板2の傾斜について何ら言及はなかったが、これを加味して関連テーブルTを生成することができる。すなわち、関連テーブル生成部12により関連テーブルTを生成した後、天板傾斜制御部22の制御により天板2を傾斜させた後、再び関連テーブル生成部12に関連テーブルTを生成させるようにしてもよい。このように天板2の傾斜と関連テーブルTの作成を交互に繰り返して、様々な天板傾斜角度における関連テーブルTを記憶部28に記憶するようにし、補正部24の動作中に天板傾斜角度も考慮するようにすれば、表示部25に表示されるX線照射範囲は、更に正確なものとなる。X線管3は重荷物であるので、天板2の傾斜に伴い支柱7が撓む。すると、天板2の傾斜に伴ってFPD4の検出面におけるX線ビームの位置が変化する。そこで、補正部24が補正値Aを取得する際に、天板2の傾斜が撮影条件と一致した状態で生成された関連テーブルTを用いるようにすれば、天板2の傾斜の影響が加味されてX線照射範囲が表示部25に表示されるので、術者は天板2の傾斜によらず表示部25を通じて正確なX線照射位置を確認することができる。
(3)上述の(1),(2)に係る変形例を実施例2に適用することもできる。この場合、関連テーブル生成部12が関連テーブルTを生成する代わりに、関係式生成部12aが関係式を生成することになるとともに、補正部24が関連テーブルTを参照する代わりに、係数群を参照することになる。
(4)上述の(1),(2)に係る変形例を同時に実施することもできる。この場合、X線管3の傾斜角度と天板2の傾斜角度の各組み合わせに対応して関連テーブルTまたは関係式Eが用意されることになる。
T 関連テーブル
2 天板
3 X線管(放射線源)
4 FPD(放射線検出手段)
5 コリメータ
11 画像生成部(画像生成手段)
13 関連テーブル補間部(関連テーブル補間手段)
15 X線管傾斜機構(放射線源傾斜手段)
16 X線管傾斜制御部(放射線源傾斜制御手段)
18 コリメータ制御部(コリメータ制御手段)
21 天板傾斜手段
22 天板傾斜制御手段
23 開度取得手段
24 補正部(補正手段)
25 表示部(表示手段)
26 操作卓(開度変更入力手段)

Claims (5)

  1. 放射線を照射する放射線源と、
    放射線を検出する検出面を有する放射線検出手段と、
    前記放射線源と前記放射線検出手段とに挾まれる位置に被検体を載置させる天板と、
    前記放射線源を前記放射線検出手段に対して傾斜させる放射線源傾斜手段と、
    前記放射線源傾斜手段を制御する放射線源傾斜制御手段と、
    前記放射線検出手段が出力する検出データを基に画像を生成する画像生成手段と、
    前記放射線源から照射される放射線ビームの広がりを制限するコリメータと、
    術者の指示を入力させる操作卓と、
    前記操作卓で入力された術者の指示に基づいた前記コリメータの開度を取得する開度取得手段と、
    予め、複数の前記開度において放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と当該開度との関係に基づいて現在の前記開度に対応する放射線ビーム領域の幅の値を取得する補正手段と、
    前記幅の値に基づいて前記放射線検出手段における現在の前記開度に対応する放射線ビームの照射される領域である放射線照射範囲を表示する表示手段とを備え、
    前記放射線ビームの幅と開度との関係は、前記放射線検出手段に対して前記放射線源を前記天板の長手方向の一端に接近または離反させつつ傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
    前記放射線ビームの幅と開度との関係は、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と前記開度との関係を表す関連テーブルであることを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 請求項2に記載の放射線撮影装置において、
    前記関連テーブルを補間することにより、前記関連テーブルが有する要素の数をより増加させた新たな関連テーブルを生成する関連テーブル補間手段を更に備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
    前記放射線ビームの幅と開度との関係は、放射線照射を行って取得された画像に写り込んだ放射線ビームの幅と前記開度とが関係づけられた関係式であることを特徴とする放射線撮影装置。
  5. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
    前記天板を前記放射線源と前記放射線検出手段との位置関係を保った状態で傾斜させる天板傾斜手段と、
    前記天板傾斜手段を制御する天板傾斜制御手段とを更に備え、
    前記放射線ビームの幅と開度との関係は、前記天板を長手方向の一端が上側または下側になるように傾斜させながら複数回に亘って撮影を実行することで取得されたものであることを特徴とする放射線撮影装置。
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