JP2015188611A - デジタルパノラマx線撮影装置及び歯科用ct装置 - Google Patents

デジタルパノラマx線撮影装置及び歯科用ct装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、X線撮影手段の有効受像面高さを必要最小限な高さに保ちつつ大きな顎の患者の場合においても被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を取得できるようなデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供する。【解決手段】本発明は、被検者Mに向けてX線を照射するX線源3と、 被検者Mを通過したX線を検出し撮影するX線撮影手段4と、 被検者Mの周りに前記X線源3、X線撮像手段4を一体的に有する旋回アーム5とを有した撮影系2と、旋回アーム5を旋回させるための旋回手段7を有し支柱部6に対し昇降可能なスライド本体部8と、を有するデジタルパノラマX線撮影装置1において、スライド本体部8とは一体でない被検者位置付台11と、スライド本体部8との高さ方向の相対位置を変えて一連のパノラマ画像を撮影する構成としたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置に関し、詳しくは、X線撮影手段における特にX線検出器の高さ方向の寸法削減と患者のX線被曝量の軽減を図ったデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置に関するものである。
従来、例えばパノラマX線画像撮影装置において患者の歯列、顎関節を一連のパノラマ画像として撮影した場合、患者の顎の大きさによっては、顎関節頭がパノラマ画像の取得領域から外れ、観察できなくなるという不都合な事態が生じていた。
このような不都合を回避する手段として、透過X線像の受像面が大きい(受像面の高さ寸法が大きい)X線センサーを使用してX線照射領域を拡大する、患者の位置付けを変更する、チンレストを下げた位置で撮影し、患者の顎下端部の画像は犠牲にする等の対策が考えられる。
しかし、X線センサーを寸法の大きいものに変更してX線照射領域を拡大する場合には、それだけ患者に加わるX線被曝量を増やすことになり、患者の負担が増大する。また高価なX線センサーを必要とする。さらに、患者の位置付けを変更する場合には、術者に煩雑な位置付け変更操作を要求することになる。
さらに、チンレストを下げた位置で撮影する場合には患者の顎下端部領域の画像が取得できず、歯列の一部が欠ける等、完全なパノラマX線画像を構成できず診断に支障が生じてしまうため再撮影の必要性が発生し無効被曝につながる。
このような従来技術の問題点は、デジタルパノラマX線撮影装置の他に、デジタルパノラマ画像撮影機能を有する歯科用CT装置においても同様である。
特許文献1には、X線発生器と2次元X線検出器とを被写体を挟んで対向させて支持する支持部と、前記X線発生器から発生したX線の照射領域を規制する照射野規制部と、前記照射野規制部で規制された前記X線をX線ビームとして前記被写体に対して走査させてX線断層撮影を行わせる走査駆動部と、前記走査方向と交差する方向を高さ方向とし、被写体の診断すべき部位を関心領域として特定する操作を受付けて、前記X線ビームの前記高さ方向の広がりの両端の位置の少なくとも一方を前記高さ方向に移動させて、前記関心領域のみに前記X線照射領域を可変設定するための照射領域設定部と、画像処理部とを備え、被写体の歯列、顎関節を含むX線透化画像、パノラマ画像を作成する医療用X線撮影装置が開示されている。
しかし、この医療用X線撮影装置の場合、X線発生器、2次元X線検出器からなる撮影系と、被写体との相対位置を変更させることなく、X線発生器からのX線ビームをコリメータ機構により被写体に対する撮影領域に応じて上下に変更してX線透化画像、さらにはパノラマ画像を得る構成であり、このため、2次元X線検出器として上下方向の寸法に余裕のある大きなもの、すなわち、受像面積の大きく高価な2次元X線検出器を必要とすることになる。
特開2011−152411号公報
本発明が解決しようとする問題点は、X線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ大きな顎の患者の場合においても被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を取得できるようなデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置が存在しない点である。
本発明は、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームと、を有した撮影系を含むデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置であって、前記旋回アームと、被検者位置とを高さ方向に対して相対的に可変可能な構造とし、顎関節領域撮影と、歯列領域撮影とで相対位置を変えて一連のパノラマ画像を撮影可能としたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、X線源、X線撮影手段を保持した旋回アームと、被検者位置とを高さ方向に対して相対的に可変して、被検者の高さ位置が異なる顎関節領域と、歯列領域とのX線撮影を行い、顎関節領域、歯列領域が連なる一連のパノラマ画像を作成するように構成しているので、X線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ大きな頭部又は大きな顎の患者の場合においても被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームとを有した撮影系と、前記旋回アームを旋回させるための旋回手段を有し支柱部に対し昇降可能なスライド本体部と、前記スライド本体部とは一体でない被検者位置付台と備え、被検者位置付台と、スライド本体部との高さ方向の位置を相対的に変えて被検者の高さ位置が異なる顎関節領域と、歯列領域とのX線撮影を行い、顎関節領域、歯列領域が連なる一連のパノラマ画像を作成するように構成しているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても被曝量の増大を招くことなくX線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームと、を有した撮影系を含むデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置であって、前記旋回アームと、被検者位置とを高さ方向に対して相対的に可変可能な構造とし、顎関節領域撮影と歯列領域撮影での相対的な高さを段階的に変化、又は連続的に変化させる撮影モードを有する構成としているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても被曝量の増大を招くことなくX線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ被検者Mの実際の右顎関節、歯列、左顎関節の配置に対応する配置とした歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームとを有した撮影系と、前記旋回アームを旋回させるための旋回手段を有し支柱部に対し昇降可能なスライド本体部と、前記スライド本体部の昇降量を算出するスライド本体部昇降量算出部と、を有するデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置において、前記X線撮影手段にて取得した画像データを基に、前記スライド本体部昇降量算出部の算出結果を用い、顎関節領域撮影と、歯列領域撮影との各区間に応じてスライド本体部を上下方向にずらしながらパノラマ画像構築を行う構成としているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても被曝量の増大を招くことなくX線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ被検者Mの実際の右顎関節、歯列、左顎関節の配置により的確に対応する配置とした歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、撮影前に顎関節領域が被検者の撮影領域に入るか否かを確認するための位置確認手段を設けているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても、歯列から顎関節に至る高さ方向の撮影領域を的確に判定した後、歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明において、レーザビームを用いた位置確認手段により撮影前に顎関節領域が被検者の撮影領域に入るか否かを確認するように構成しているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても、歯列から顎関節に至る高さ方向の撮影領域をレーザビーム照射に基づき的確に判定した後、被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5記載の発明において、カメラを用いた位置確認手段により撮影前に顎関節領域が被検者の撮影領域に入るか否かを確認するように構成しているので、大きな頭部又は大きな顎を有する患者の場合においても、歯列から顎関節に至る高さ方向の撮影領域をカメラによる撮影画像に基づき的確に判定した後、被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を得ることができるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供することができる。
図1は本発明の実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置の概略構成図である。 図2は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置の被検者位置付台における被検者の頭部の位置付状態を示す概略側面図である。 図3は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置の被検者位置付台における被検者の頭部の位置付状態を示す概略背面図である。 図4は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置の全体構成を示すブロック図である。 図5は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置における位置確認手段の一例を示すブロック図である。 図6は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置における位置確認手段の他例を示すブロック図である。 図7は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置における操作・表示部の操作画面の構成例を示す説明図である。 図8は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置により撮影する被検者の歯列及び両顎関節の一部を模式的に示す図である。 図9は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置におけるX線源、X線撮影手段による被検者の右顎関節、歯列、右顎関節の撮影状態を模式的に示す図である。 図10は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置の位置確認手段における被検者の歯列、顎関節に関するスライド本体部の昇降による撮影位置を確認するための動作を示す説明図である。 図11は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置におけるスライド本体部の昇降を伴う右顎関節、歯列、左顎関節の撮影タイミングを示す図である。 図12は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置におけるスライド本体部の昇降を伴う右顎関節、歯列、左顎関節の撮影タイミングの他例を示す図である。 図13は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置におけるスライド本体部の昇降を伴う右顎関節、歯列、左顎関節の撮影動作を示すフローチャートである。 図14は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置におけるスライド本体部の昇降を伴う右顎関節、歯列、左顎関節の撮影動作の他例を示すフローチャートである。 図15は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置により作成した右顎関節、歯列、左顎関節を含むパノラマ画像の表示例をトレース図態様で示す図である。 図16は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置により作成した右顎関節、歯列、左顎関節を含むパノラマ画像の表示例の他例をトレース図態様で示す図である。 図17は本実施例のX線撮影手段における二次元X線センサーと、従来例の二次元X線センサーとの上下方向の寸法比較図である。
本発明は、X線撮影手段の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ大きな顎の患者の場合においても被曝量の増大を招くことなく歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を取得できるデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置を提供するという目的を、被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームとを有した撮影系と、前記旋回アームを旋回させるための旋回手段を有し支柱部に対し昇降可能なスライド本体部と、を有するデジタルパノラマX線撮影装置において、前記スライド本体部とは一体でない被検者位置付台と、スライド本体部との高さ方向の相対位置を変えて一連のパノラマ画像を撮影可能とした構成により実現した。
以下に本発明の実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置について図面を参照して詳細に説明する。
本実施例においては、デジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置のうちの、デジタルパノラマX線撮影装置を例にとって詳述する。
本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1は、図1乃至図3に示すように、床面上に垂直配置に立設した支柱部6と、被検者Mに向けてX線を照射するX線源3と、被検者Mを通過したX線を検出し撮影するX線撮影手段4と、前記X線源3、X線撮影手段4を所定の間隔をもって垂設するとともに被検者Mの周りにこれらを旋回可能とした旋回アーム5とを有した撮影系2と、前記撮影系2を保持しつつ旋回駆動する旋回手段7を有するとともに、前記支柱部6に対し昇降可能に配置したスライド本体部8と、前記スライド本体部8の下方位置において、前記支柱部6に対して昇降可能に配置した前記スライド本体部8とは一体でない被検者位置付台11と、前記旋回アーム5の下面に配置され、図2に示すように、検者Mの頭部前面に対向してスライドしつつ頭部前面の位置決めをするフォアヘッドサポート12と、図3示すように、頭部側面に対向して開閉しつつ頭部側面の位置決めをするサイドヘッドサポート13と、を有している。
前記X線源3は、公知のX線管を用いて構成し、X線撮影手段4は、CMOSイメージセンサ、フラットパネル検出器(Flat Panel Detector:FPD)等からなる二次元X線センサー10を含んで構成している。
そして、二次元X線センサー10の上部には、被検者MのX線撮影位置を確認するための詳細は後述する位置確認手段27を構成するレーザー光発光部14を配置し、レーザー光発光部14より前記被検者位置付台11上に位置付けられた被検者Mの頭部又は顔面、例えば下顎部、耳部等にレーザー光を照射するように構成している。
前記被検者位置付台11、フォアヘッドサポート12、サイドヘッドサポート13による被検者位置付手順については公知であるため詳細説明は省略する。
次に、本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1の全体構成について図4を参照して説明する。
本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1は、図4に示すように、このデジタルパノラマX線撮影装置1の全体の制御を行う制御部21と、デジタルパノラマX線撮影装置1の各種動作プログラムを格納したプログラムメモリ22と、前記X線源3の照射駆動制御を行うX線源駆動部24と、前記X線撮影手段4における二次元X線センサー10の制御及び二次元X線センサー10が受像し出力する被検者Mを透過X線情報に対応するフレーム画像情報形態の透過X線信号を受信し、出力する二次元X線センサー制御部25と、被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節をX線撮影するための旋回アーム5の例えば典型的な旋回角度情報を予め記憶した旋回角度情報記憶部23と、前記旋回角度情報に基づき前記撮影系2の旋回アーム5を旋回駆動する旋回手段7と、前記スライド本体部8を昇降駆動する図示しないが駆動モータ、昇降駆動機構を含むスライド本体部昇降駆動部26と、前記レーザー光発光部14を含む位置確認手段27と、X線撮影に伴う各種操作を行う例えばタッチパネル式の操作・表示部28と、二次元X線センサー10からの右顎関節、歯列、左顎関節に対応するフレーム画像情報形態の各透過X線信号を記憶するフレームメモリ29と、フレームメモリ29からの各フレーム画像情報を基に、右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した全顎パノラマ画像情報を作成するパノラマ画像情報作成処理部30と、各パノラマ画像情報、及び、全顎パノラマ画像情報を記憶するパノラマ画像情報記憶部31と、各パノラマ画像情報、全顎パノラマ画像情報を可視的に出力する画像表示装置、又は、プリンタのような出力手段32とを有している。
前記画像表示装置としては、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electronic Luminescence)等を用いることができる。
次に、前記位置確認手段27の具体的構成例について、図5を参照して説明する。
前記位置確認手段27は、前記レーザー光発光部14と、スライド本体部8の、従って、前記X線源3、X線撮影手段4の昇降量(上下量:例えば10cm、12cm、15cm等)を算出するスライド本体部昇降量算出部41と、スライド本体部昇降量算出部41の算出結果である昇降量を記憶する昇降量記憶部42と、を具備している。
前記位置確認手段27に替えて、図6に示すような位置確認手段27Aを採用することも可能である。
この位置確認手段27Aは、前記支柱部6における前記被検者位置付台11に前方に配置され、被検者Mの顔画像を撮影するカメラ43と、スライド本体部8の、従って、前記X線源3、X線撮影手段4の昇降量(上下量:例えば10cm、12cm、15cm等)をカメラ43により撮影した被検者Mの顔の画像を基に撮影倍率を加味して解析し算出するスライド本体部昇降量解析部44と、スライド本体部昇降量算出部41の解析結果である昇降量を記憶する昇降量記憶部45と、とにより構成することができる。
次に、本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1の操作・表示部28の構成例について図7を参照して参照して説明する。
図7は操作・表示部28の主要部を示すものであり、この操作・表示部28は、例えばタッチパネル式に構成され、術者の操作により前記X線源3のX線照射条件設定、スライド本体部8の昇降動作設定、被検者Mの撮影対象領域の撮影区間設定等を行うように構成している。
すなわち、前記操作・表示部28の操作画面には、図7に示すように、X線照射設定、すなわち、前記X線源3を構成するX線管の管電圧を設定する管電圧設定ボタン、電流を設定する?電流設定ボタン、X線照射回数設定ボタン、撮影開始ボタン、撮影停止ボタン等を備えるX線照射設定部、前記スライド本体部8を上昇させるための上昇ボタン、下降させるための下降ボタンを備える昇降動作設定部、被検者Mの撮影対象領域を、右顎関節区間→歯列区間→左顎関節区間、右顎関節区間のみ、歯列区間のみ、左顎関節区間のみ等の各撮影モード設定するための各設定ボタンを備える撮影区間設定部等を有している。上述した右顎関節区間→歯列区間→左顎関節区間の設定モードでは、右顎関節区間→歯列区間→左顎関節区間を連続的に変化させて行う設定モードも含んでいる。
図8は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1により撮影する被検者Mの歯列及び両顎関節の一部を模式的に示すものである。
本実施例において、被検者Mの全顎のパノラマ画像を得るための撮影区間を、図9に無示す右顎関節区間、歯列区間、及び、左顎関節区間のように定義するものである。
図9は本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1におけるX線源3、X線撮影手段4による被検者Mの右顎関節、歯列、右顎関節のX線撮影状態を模式的に示すものである。
尚、X線源3、X線撮影手段4による被検者Mの顎領域のX線撮影時の撮影軌道は、既に1軸撮影軌道、多軸撮影軌道等種々提案されているが、本実施例においては簡略的に1軸撮影軌道によりX線撮影を行うものとして以下の説明を行う。
次に、図10を参照して、本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1の前記位置確認手段27による被検者Mの歯列、左右の顎関節に関するスライド本体部8の昇降による撮影位置、特に上下方向の撮影位置を確認し、X線撮影手段4に配置した上下方向のX線透過画像情報の受像サイズの小さい二次元X線センサー10により被検者Mの歯列区間、右顎関節区間及び左顎関節区間が連続した的確なX線透過画像情報を取得するための動作について説明する。
図10左欄に示すように、被検者Mの顔を固定状態に維持し、前記操作・表示部28の下降ボタンを操作し、前記スライド本体部昇降駆動部26によりスライド本体部8を下降駆動して、前記X線源3、X線撮影手段4を被検者Mの顔の側方に配置した状態でレーザー光発光部14から被検者Mの顔の例えば下顎部にレーザー光を当てた(照射した)ときのスライド本体部8の位置を下位置とする。
次いで図10右欄に示すように、前記操作・表示部28の下降ボタンを操作し、前記スライド本体部昇降駆動部26によりスライド本体部8を上昇駆動し被検者Mの顔の例えば耳部にレーザー光を当てた(照射した)ときのスライド本体部8の位置を上位置とする。
このときのスライド本体部8の、従って、前記X線源3、X線撮影手段4の昇降量(上下量:例えば10cm、12cm、15cm等)をスライド本体部昇降量算出部41により算出する。
そして、前記スライド本体部昇降量算出部41の算出結果である昇降量を昇降量記憶部42に記憶する。
また、前記位置確認手段27Aの場合には、上述した場合と同様、被検者Mの顔を固定状態に維持し、前記スライド本体部昇降駆動部26によりスライド本体部8を下降駆動して、前記X線源3、X線撮影手段4を被検者Mの顔の例えば下顎部の側方に配置した状態でカメラ43により被検者Mの顔画像を撮影し、この時のスライド本体部8の位置を下位置とする。
次いで前記スライド本体部昇降駆動部26によりスライド本体部8を上昇駆動し前記X線源3、X線撮影手段4を被検者Mの顔の例えば耳部の側方に配置した状態でカメラ43により被検者Mの顔画像を撮影し、この時のスライド本体部8の位置を上位置とする。
スライド本体部昇降量解析部44により上述のように撮影した被検者Mの顔の各画像の相違から撮影倍率を加味して解析し、スライド本体部8の、従って、前記X線源3、X線撮影手段4の昇降量(上下量:例えば10cm、12cm、15cm等)を算出する。そして、スライド本体部昇降量算出部41の解析結果である昇降量を昇降量記憶部45に記憶する。
次に、図11、図13を参照して、本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1により被検者Mの全顎のパノラマ画像を得るための一連の動作について説明する。
術者は、既述したような動作で被検者Mの頭部の位置決めを実行し、さらに、前記位置確認手段27又は前記位置確認手段27Aにより昇降量を求めた後、撮影区間設定部の設定ボタンを操作し、被検者Mの右顎関節区間→歯列区間→左顎関節区間の撮影モードとし、また、X線照射設定部により、X線管の管電圧、管電流、X線照射回数等を設定する。
そして、昇降動作設定部の上昇ボタンを操作し、図11に示すように、前記スライド本体部8を前記X線源3、二次元X線センサー10により被検者Mの右顎関節のX線撮影が可能な上位置となるようにセットする。
この状態で、術者は、前記撮影開始ボタンを押下する。
これにより、旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を例えば被検者Mの右顎関節区間に相当する角度θ1分旋回駆動する。
同時に前記X線管から被検者Mの右顎関節領域に向けてX線が所定の照射タイミングで照射され、被検者Mを透過した透過X線情報は、二次元X線センサー10により経時的に受像されて、さらに、フレーム画像情報形態の透過X線信号として時系列で出力される。
この被検者Mの右顎関節区間に対応するフレーム画像情報形態の透過X線信号は、前記フレームメモリ29に時系列で記憶されていく。
前記旋回アーム5が角度θ1分旋回駆動された段階で被検者Mの右顎関節区間に対するX線撮影が終了する。
次に、図11に示すように、制御部21の制御の基に、前記スライド本体部昇降駆動部26が動作し、前記位置確認手段27又は前記位置確認手段27Aにより求めた昇降量を参照して、前記スライド本体部8を下降させ、このスライド本体部8を前記X線源3、二次元X線センサー10により被検者Mの歯列区間のX線撮影が可能な下位置となるようにセットする。
さらに、前記旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を例えば被検者Mの歯列区間に相当する角度θ2分旋回駆動する。
同時に前記X線管から被検者Mの歯列領域に向けてX線が所定の照射タイミングで照射され、被検者Mを透過した透過X線情報は、二次元X線センサー10により経時的に受像されて、さらに、フレーム画像情報形態の透過X線信号として時系列で出力される。
この被検者Mの歯列区間に対応するフレーム画像情報形態の透過X線信号は、前記フレームメモリ29に時系列で記憶されていく。
前記旋回アーム5が角度θ2分旋回駆動された段階で被検者Mの歯列区間に対するX線撮影が終了する。
次に、図11に示すように、制御部21の制御の基に、前記スライド本体部昇降駆動部26が動作し、前記位置確認手段27又は前記位置確認手段27Aにより求めた昇降量を参照して、前記スライド本体部8を上昇させ、前記スライド本体部8を前記X線源3、二次元X線センサー10により被検者Mの左顎関節のX線撮影が可能な上位置にセットする。
さらに、前記旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を例えば被検者Mの左顎関節区間に相当する角度θ3分旋回駆動する。
同時に、前記X線管から被検者Mの右顎関節領域に向けてX線が所定の照射タイミングで照射され、被検者Mを透過した透過X線情報は、二次元X線センサー10により経時的に受像されて、さらに、フレーム画像情報形態の透過X線信号として時系列で出力される。
この被検者Mの左顎関節区間に対応するフレーム画像情報形態の透過X線信号は、前記フレームメモリ29に時系列で記憶されていく。前記旋回アーム5が角度θ2分旋回駆動された段階で被検者Mの左顎関節区間に対するX線撮影が終了する。
次に、前記パノラマ画像情報作成処理部30は、前記制御部21の制御の基に、前記フレームメモリ29から前記各フレーム画像情報を読み出し、これらを公知の手法で画像再構成処理を行い、被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した一連の全顎パノラマ画像情報を作成し、さらに、前記パノラマ画像情報記憶部31に記憶する。
この場合、前記パノラマ画像情報作成処理部30は、合成した一連の全顎パノラマ画像情報を作成するに際して、前記制御部21の制御の基に、前記昇降量を参照し、歯列の両側の右顎関節、左顎関節のパノラマ画像情報が、被検者Mの実際の右顎関節、歯列、左顎関節の配置に対応する配置となるように再構成処理を行う。
このようにして作成され前記パノラマ画像情報記憶部31に記憶された被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した一連の全顎パノラマ画像情報は、前記制御部21の制御の基に、出力手段32により可視的に出力される。
図15は、被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した一連の全顎パノラマ画像情報を出力手段32である画像表示装置によりトレース図態様で概略的に表示した例を示すものである。
この他、前記操作・表示手段28の画面に同様に表示したり、前記出力手段32であるプリンタにより紙面上に概略的に表示することももちろん可能である。
次に、図12、図14を参照して、本実施例に係るデジタルパノラマX線撮影装置1により被検者Mの全顎のパノラマ画像を、前記スライド本体部8を上下方向にずらしながら構築をするための一連の動作について説明する。
術者は、既述したような動作で被検者Mの頭部の位置決めを実行し、さらに、前記位置確認手段27又は前記位置確認手段27Aにより昇降量を求めた後、撮影区間設定部の設定ボタンを操作し、被検者Mの右顎関節区間→歯列区間→左顎関節区間を連続的に撮影する撮影モードとし、また、X線照射設定部により、X線管の管電圧、管電流、X線照射回数等を設定する。
そして、昇降動作設定部の上昇ボタンを操作し、図12に示すように、前記スライド本体部8を前記X線源3、二次元X線センサー10により被検者Mの右顎関節のX線撮影が可能な上位置となるようにセットする。
この状態で、術者は、前記撮影開始ボタンを押下する。
これにより、旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を例えば被検者Mの右顎関節区間に相当する角度θ1分旋回駆動する。
同時に前記X線管から被検者Mの右顎関節領域に向けてX線が所定の照射タイミングで照射される。
次いで、図12に示すように、前記スライド本体部8を昇降量分連続的に下降させつつ前記X線管からX線を照射し、前記スライド本体部8を被検者Mの歯列区間撮影位置(下位置)に至るまで下降させる。
次に、前記旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を被検者Mの歯列区間に相当する角度θ2分旋回駆動し、同時にX線管から被検者Mの歯列区間にX線を照射する。
次に、図12に示すように、前記スライド本体部8を昇降量分連続的に上昇させつつ前記X線管からX線を照射し、前記スライド本体部8を被検者Mの左顎関節区間撮影位置(上位置)に至るまで上昇させる。
さらに、前記旋回手段7は、前記制御部21の制御の基に、旋回角度情報記憶部23に記憶した旋回角度情報を参照して前記撮影系2の旋回アーム5を被検者Mの左顎関節区間に相当する角度θ3分旋回駆動し、同時にX線管から被検者Mの左顎関節区間にX線を照射する。
上述した各区間における被検者Mを透過した透過X線情報は、二次元X線センサー10により経時的に受像されて、さらに、フレーム画像情報形態の透過X線信号として時系列で出力され、前記前記フレームメモリ29に時系列で記憶されていく。
次に、前記パノラマ画像情報作成処理部30は、前記制御部21の制御の基に、前記フレームメモリ29から前記各フレーム画像情報を読み出し、前記スライド本体部昇降量算出部41又はスライド本体部昇降量解析部44の処理結果データを参照しつつ前記各区間に応じて前記各フレーム画像情報を上方又は下方にずらして結合し一連の全顎パノラマ画像情報を作成し、さらに、前記パノラマ画像情報記憶部31に記憶する。
この場合、前記パノラマ画像情報作成処理部30は、合成した一連の全顎パノラマ画像情報を作成するに際して、前記制御部21の制御の基に、前記昇降量を参照し、歯列の両側の右顎関節、左顎関節のパノラマ画像情報が、被検者Mの実際の右顎関節、歯列、左顎関節の配置に対応する配置となるように再構成処理を行う。
このようにして作成され前記パノラマ画像情報記憶部31に記憶された被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した一連の全顎パノラマ画像情報は、前記制御部21の制御の基に、出力手段32により可視的に出力される。
図16は、前記スライド本体部8を上下方向にずらしながら撮影した場合の被検者Mの右顎関節、歯列、左顎関節に対応する各パノラマ画像情報、及び、これらを合成した一連の全顎パノラマ画像情報を出力手段32である画像表示装置によりトレース図態様で概略的に表示した例を示すものである。
この他、前記操作・表示手段28の画面に同様に表示したり、前記出力手段32であるプリンタにより紙面上に概略的に表示することももちろん可能である。
尚、上述した実施例では、前記旋回アーム5と、被検者Mの頭部との高さ方向の相対位置をスライド本体部8の高さ位置を変更して替えるようにしたが、前記旋回アーム5を固定し、被検者Mの頭部の高さ位置を変更することでこれらの相対位置を変えるようにしてもよい。
以上説明した本実施例によれば、前記旋回アーム5と、被検者Mの頭部との高さ方向の相対位置を、スライド本体部8の高さ位置を変更して、又は、旋回アーム5を固定し、被検者Mの頭部の高さ位置を変更することで変えるように構成しているので、大きな頭部又は大きな顎を有する被検者Mのような場合でも、二次元X線センサー10の有効受像面高さを必要最低限な高さに保ちつつ、すなわち、二次元X線センサー10として高さ方向の寸法が小さいものを用いて、当該被検者Mの歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を取得できるデジタルパノラマX線撮影装置1を実現することができる。
すなわち、図17に示すように、従来においては被検者Mの歯列及び左右の顎関節を的確に含めた一連のパノラマ画像を取得するためには二次元X線センサー10の高さ方向の寸法L2として、被検者Mの下顎部から耳部までに対応するようなものが必要であったが、本実施例のデジタルパノラマX線撮影装置1の場合には、二次元X線センサー10の高さ方向の寸法L1として被検者Mの下顎部から頬部に対応するようなもの(L1<L2)を採用することが可能となる。
また、同時に二次元X線センサー10として高さ方向の寸法L1が小さいものを用いることに関連して、X線照射量の低減、被検者Mの被曝量の軽減をも図ることができるデジタルパノラマX線撮影装置1を実現することができる。
以上説明した実施例では、デジタルパノラマX線撮影装置を主にして説明したが、デジタルパノラマ画像撮影機能を有する歯科用CT装置の場合も上述した場合と同様な構成として実施可能である。
本発明は、上述したデジタルパノラマX線撮影装置はもちろんのここと、パノラマX線撮影モードを有するコーンビームX線CT装置、その他各種歯科用X線撮影装置について広範に適用可能である。
1 デジタルパノラマX線撮影装置
2 撮影系
3 X線源
4 X線撮影手段
5 旋回アーム
6 支柱部
7 旋回手段
8 スライド本体部
10 2次元X線センサー
11 被検者位置付台
12 フォアヘッドサポート
13 サイドヘッドサポート
14 レーザー光発光部
21 制御部
22 プログラムメモリ
23 旋回角度情報記憶部
24 X線源駆動部
25 二次元X線センサー制御部
26 スライド本体部昇降駆動部
27 位置確認手段
27A 位置確認手段
28 操作・表示部
29 フレームメモリ
30 パノラマ画像情報作成処理部
31 パノラマ画像情報記憶部
32 出力手段
41 スライド本体部昇降量算出部
42 昇降量記憶部
43 カメラ
44 スライド本体部昇降量解析部
45 昇降量記憶部

Claims (7)

  1. 被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームと、を有した撮影系を含むデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置であって、
    前記旋回アームと、被検者位置とを高さ方向に対して相対的に可変可能な構造とし、
    顎関節領域撮影と、歯列領域撮影とで相対位置を変えて一連のパノラマ画像を撮影可能としたことを特徴とするデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  2. 被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームとを有した撮影系と、
    前記旋回アームを旋回させるための旋回手段を有し支柱部に対し昇降可能なスライド本体部と、
    を有するデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置において、
    前記スライド本体部とは一体でない被検者位置付台と、スライド本体部との高さ方向の相対位置を変えて一連のパノラマ画像を撮影可能としたことを特徴とするデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  3. 被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームと、を有した撮影系を含むデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置であって、
    前記旋回アームと、被検者位置とを高さ方向に対して相対的に可変可能な構造とし、顎関節領域撮影と歯列領域撮影での相対的な高さを段階的に変化、又は連続的に変化させる撮影モードを有することを特徴とするデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  4. 被検者に向けてX線を照射するX線源と、被検者を通過したX線を検出したX線を検出し撮影するX線撮影手段と、被検者の周りに前記X線源、X線撮像手段を一体的に有する旋回アームとを有した撮影系と、
    前記旋回アームを旋回させるための旋回手段を有し支柱部に対し昇降可能なスライド本体部と、
    前記スライド本体部の昇降量を算出するスライド本体部昇降量算出部と、
    を有するデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置において、
    前記X線撮影手段にて取得した画像データを基に、前記スライド本体部昇降量算出部の算出結果を用い、顎関節領域撮影と、歯列領域撮影との各区間に応じてスライド本体部を上下方向にずらしながらパノラマ画像構築を行うことを特徴とするデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  5. 撮影前に顎関節領域が被検者の撮影領域に入るか否かを確認するための位置確認手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  6. 前記位置確認手段がレーザビームであることを特徴とする請求項5記載のデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
  7. 前記位置確認手段が被検者の顔画像を撮影するカメラであることを特徴とする請求項5記載のデジタルパノラマX線撮影装置及び歯科用CT装置。
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