JP5316123B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体の透視画像を取得する放射線撮影装置に係り、特に、短冊画像を合成して単一の放射線透視画像を生成する放射線撮影装置に関する。
医療機関には、被検体の透視画像を取得する放射線撮影装置51が配備されている。この様な放射線撮影装置51は、図12に示すように被検体Mを載置する天板52と、天板52の上側に設けられた放射線源53と、天板52の下側に設けられた放射線検出器54と、放射線検出器54の放射線を検出する検出面を覆うように設けられたフォトタイマ55とを備えている。放射線源53と放射線検出器54とは、相対位置を保った状態で天板52に対して移動できるようになっている。また、フォトタイマ55は、被検体Mを透過した放射線の強度を検出することができる。
放射線撮影装置51は、図13のように被検体Mの体側方向Sに伸びた短冊画像Pを複数枚取得し、これらをつなぎ合わせて単一の放射線透視画像Qを生成する構成となっている。この様な撮影を行うことで、間接放射線の入射を抑制してコントラストの高い放射線透視画像Qが取得できる。この短冊画像Pを取得する動作について説明する。まず放射線源53から放射線が照射される。この放射線は、被検体M,フォトタイマ55を透過した後、放射線検出器54に入射する。
フォトタイマ55に入射した放射線のほとんどは放射線検出器54へと向かう。しかし、中には、フォトタイマ55で検出されるものもある。このようにフォトタイマ55は、入射する放射線の線量を測定しており、放射線の照射開始から積算した放射線の線量が一定量となったところで放射線源53の放射線照射を中止させる。つまり、フォトタイマ55は、短冊画像Pを取得する際の露出時間を決定する目的で設けられているのである。
このフォトタイマ55の構成について説明する。フォトタイマ55は、図14に示すように、2枚の透明板55a,55bが枠55cを挟むように固定された構成となっている。透明板55a,55bの各々の中央部には、円形の電極が設けられている。そして、透明板55a,55b,および枠55cによって閉ざされた空間内には、キセノンガスが充満しており、キセノン原子は、放射線に当たってイオン化する。これが透明板55a,55bの両電極によって検出される。つまり、フォトタイマ55は、両電極に挟まれた領域Rにおける放射線の線量をモニタすることで、短冊画像Pを取得する際の露出時間を決定する。
特開2007−275228号公報
しかしながら、従来の構成によれば、次の様な問題点がある。
すなわち、従来構成では、放射線の露出時間が正しく決定されない場合がある。放射線撮影装置51は、上述の短冊画像Pをつなぎ合わせて単一の放射線透視画像を取得するモード以外に、放射線検出器54に一回だけ放射線を照射して、これを基に放射線透視画像を取得するモードが用意されている。放射線検出器54の検出面は、ほぼ正方形をしており、これと同一形状の放射線透視画像が取得されるのである。フォトタイマ55の電極の形状と大きさは、この単発の撮影において好適な露出時間を求めることができるようになっている。したがって、図15に示すように、放射線の線量が計測される領域Ra,Rbが短冊画像Pa,Pbからはみ出してしまう場合がある。この様な状態であると、短冊画像Pa,Pbを構成しないはみ出した領域の放射線線量も加味して露出時間を決めてしまうことになる。そうなると、短冊画像Pが露出不足、露出過多となってしまう可能性が出て来る。
しかも、一連の短冊画像Pに写りこむ被検体Mの形状は、一定ではない。被検体Mの胸部における短冊画像をPaとし、被検体Mの脚部における短冊画像をPbとする。フォトタイマ55は短冊画像Paを取得する時点で、図15におけるAの位置に存しており、そのときの領域はRaである。このとき、領域Raの全域は、被検体Mに含まれる。
そこから短冊画像Pを次々と撮影していき、短冊画像Pbを撮影する時点における領域Rbは、被検体Mの両足を架橋する位置に存することになり、その中央部には、被検体Mは存在しない。したがって、領域Rbを参照して露出時間を決定すると、放射線が強いと判断して放射線の照射は速やかに終了する。
短冊画像Pbを取得する時点で、例えば、図15に示すように全域が被検体Mの片足に包含される領域をRiとしたとき、領域Riにおける放射線の線量を参照して露出時間を決定することができれば、短冊画像Pbの線量は好適なものとなる。しかし、実際は、フォトタイマ55は被検体Mの両足の間の何も写りこまない領域も加味して露出時間を決定するので、被検体Mの両足は、露出不足の状態で短冊画像Pbに写りこむ。
この様に、一連の短冊画像Pを取得する時点において、短冊画像Pの露出時間を決定するのに参照される領域が好適なものとなっていないので、被検体Mが極端に明るく、もしくは極端に暗く写りこんだ短冊画像Pが取得されることになる。
一連の短冊画像Pを取得するに際し、領域の形状を変化させることができれば、露出は好適なものとなる。しかし、いったん撮影が始まってしまうとフォトタイマ55を交換することはできない。そもそも短冊画像Pを撮影するたびにフォトタイマ55を交換する構成とすること自体が現実的ではない。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、露出時間等の撮影条件を好適なものとしながら一連の短冊画像を取得することができる放射線撮影装置を、フォトタイマを省略した構成で実現することにある。
本発明は、上述の課題を解決するために次の様な構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の放射線撮影装置は、被検体を載置する天板と、放射線を照射する放射線源と、放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線源、および前記放射線検出手段の相対位置を保った状態で両者を前記天板に対して移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する移動制御手段と、前記放射線検出手段から出力された検出信号を基に断片画像を生成する画像生成手段と、前記断片画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、前記ヒストグラムに基づいて次回撮影の撮影条件を決定する撮影条件決定手段と、前記撮影条件に基づいて放射線源を制御する放射線源制御手段と、前記放射線源、および前記放射線検出手段を前記天板に対して移動させながら連写された一連の断片画像をつなぎ合わせて単一の放射線透視画像を生成するつなぎ合わせ手段と、参照値を記憶する参照値記憶手段とを更に備え、前記撮影条件決定手段は、前記ヒストグラムの重心を取得する重心取得手段と、前記ヒストグラムの重心の画素値と前記参照値とを比較して、撮影条件を決定する比較手段とを備え、前記参照値記憶手段は、前記断片画像の位置を示す位置情報と、前記参照値とが連関した参照表を記憶し、前記比較手段は、前記参照表と前記断片画像の前記天板に対する相対位置とによって次回撮影の断片画像に対応した参照値を取得し、これと前記ヒストグラムの重心とを比較することを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の放射線撮影装置によれば断片画像を連続して行う構成となっており、ヒストグラム生成手段は、断片画像を取得するたびにそれらのヒストグラムを生成する。このヒストグラムに基づいて次回撮影の撮影条件が決定される。すなわち、今回撮影された断片画像から次回撮影される断片画像の撮影条件を決定するのである。断片画像の撮影条件を決定する際、未だ行っていない撮影の条件を決定しなければならならず、断片画像の撮影条件を正確に知ることは難しい。フォトタイマを利用すれば、撮影を行いながら撮影条件を決定することができるのであるが、これを用いても正確な撮影条件を決定できない。
しかし、本発明によれば、撮影時期が経時的に隣接する断片画像に写りこむ被検体像は、ほぼ同様であるものと見なすことでこの困難を解決する。放射線源、および放射線検出手段を天板に対して移動させながら断片画像を次々と取得する構成において、今回撮影された断片画像と次回撮影される断片画像とは、似通った画像となることを利用するのである。この様に今回撮影された断片画像から次回撮影される断片画像の撮影条件を決定し、一連の断片画像を取得してこれをつなぎ合わせれば、被検体が診断に好適な画素値分布でもって写りこんだ放射線撮影装置が提供できる。また、本発明の構成は、撮影条件決定手段の具体的な構成を示すものである。撮影条件決定手段は、ヒストグラムの重心の画素値と参照値とを比較することで撮影条件を決定するのである。さらに、本発明によれば、より自由度の高い放射線撮影が可能となる。被検体の部位によって、骨組織が多い部分と、軟組織が多い部分とがある。したがって、比較手段が参照する参照値を被検体の部位によって変更したほうがよい場合もある。上述の構成によれば、断片画像の位置を示す位置情報と、参照値とが連関した参照表を有するので、被検体の部位によって参照値を重み付けすることができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の放射線撮影装置において、移動制御手段は、一連の断片画像を撮影する際、放射線源、および放射線検出手段を一方向に移動させることを特徴とするものである。
[作用・効果]上述の構成によれば、撮影時期が経時的に隣接する断片画像に写りこむ被検体像は、より確実に似通ったものとなる。1方向に沿って被検体Mの断片画像を取得すると、取得時期が経時的に隣接する断片画像は、位置的にも隣接することになるからである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の放射線撮影装置において、輝度上限値を記憶する輝度上限値記憶手段を更に備え、ヒストグラムにおける輝度上限値から明るい側の領域をヒストグラムからトリミングすることにより明るい側の領域を重心取得手段の重心取得に利用させない上側トリミング手段を更に備えることを特徴とするものである。
また、請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、輝度下限値を記憶する輝度下限値記憶手段を更に備え、ヒストグラムにおける輝度下限値から暗い側の領域をヒストグラムからトリミングすることにより暗い側の領域を重心取得手段の重心取得に利用させない下側トリミング手段を更に備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]上述の構成は、より撮影条件の決定にふさわしいヒストグラムの重心の画素値を取得することができる。ヒストグラムにおける輝度上限値から明るい側の領域には、被検体が写りこんでいない非常に明るい画素値が高頻度で密集し、ピークを形成している。また、ヒストグラムにおける輝度下限値から暗い側の領域には、被検体に埋め込まれた人工関節などの金属に由来する非常に暗い画素値が高頻度で密集し、別のピークを形成している。上側トリミング手段は、明るい側の領域を重心取得手段の重心取得に利用させず、下側トリミング手段は、暗い側の領域を重心取得手段の重心取得に利用させない。この様にすることで、被検体自体によらない成分が無視された状態でヒストグラムの重心の画素値が取得されるので、より撮影条件の決定にふさわしいヒストグラムの重心の画素値を取得することができる。
また、請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線撮影装置において、初回撮影条件を記憶する初回撮影条件記憶手段を更に備え、撮影条件決定手段は、初回撮影条件に基づいて一連の連写における初回の断片画像の撮影条件を決定することを特徴とするものである。
[作用・効果]上述の構成は、初回の断片画像の取得に関する具体的な構成を示すものである。断片画像の撮影条件は、前回取得された断片画像を基に決定されているのであるから、初回の断片画像の撮影条件はどのように決定するかという問題が生じる。上述の構成によれば、初回撮影条件を別途に記憶しており、これを用いて初回の断片画像を取得するのである。
本発明の放射線撮影装置によれば断片画像を連続して行う構成となっており、今回撮影された断片画像から次回撮影される断片画像の撮影条件を決定する。放射線源、および放射線検出手段を天板に対して移動させながら断片画像を次々と取得する構成において、今回撮影された断片画像と次回撮影される断片画像とは、似通った画像となる。本発明によれば、撮影時期が経時的に隣接する断片画像に写りこむ被検体像は、ほぼ同様であるものと見なす。この様に今回撮影された断片画像から次回撮影される断片画像の撮影条件を決定し、一連の断片画像を取得してこれをつなぎ合わせれば、被検体が診断に好適な画素値分布でもって写りこんだ放射線撮影装置が提供できる。
実施例1に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係るコリメータの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係る情報記憶部の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る露出時間決定部の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る動作を説明するフローチャートである。 実施例1に係る短冊画像を説明する模式図である。 実施例1に係るヒストグラムの編集を説明する模式図である。 実施例1に係るヒストグラムの編集を説明する模式図である。 実施例1に係るヒストグラムの編集を説明する模式図である。 実施例1に係る短冊画像を説明する模式図である。 本発明の1変形例に係る構成を説明する模式図である。 従来構成の放射線撮影装置を説明する図である。 従来構成の放射線撮影装置を説明する図である。 従来構成の放射線撮影装置を説明する図である。 従来構成の放射線撮影装置を説明する図である。
次に、実施例1に係る放射線撮影装置の構成を図面を参照しながら説明する。なお、実施例1におけるX線は、本発明の放射線に相当する。
<装置の構成>
実施例1に係る放射線撮影装置1は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板2と、天板2の上部に設けられたX線ビームを照射するX線管3と、天板2の下部に設けられたX線ビームを検出するフラット・パネル・ディテクタ(FPD)4と、X線管3の照射時間、管電流、管電圧を制御するX線管制御部6と、FPD4から出力される検出信号を基に被検体Mの一部が写りこんだ短冊画像Pを生成する画像生成部11と、短冊画像PのヒストグラムH0を生成するヒストグラム生成部12と、ヒストグラムH0を編集する上側トリミング部13,下側トリミング部14と、編集されたヒストグラムH0uLを基に露出時間を決定する露出時間決定部15とを備えている。
X線管制御部6は、本発明の放射線源制御手段に相当し、X線管3は、本発明の放射線源に相当する。また、FPD4は、本発明の放射線検出手段に相当し、上側トリミング部13は、本発明の上側トリミング手段に相当する。また、画像生成部11は、本発明の画像生成手段に相当し、下側トリミング部14は、本発明の下側トリミング手段に相当する。また、ヒストグラム生成部12は、本発明のヒストグラム生成手段に相当する。短冊画像Pは、本発明の断片画像に相当する。
また、放射線撮影装置1は、短冊画像Pをつなぎ合わせるつなぎ合わせ部18と、X線管3を移動させるX線管移動機構21と、これを制御するX線管移動制御部22と、FPD4を移動させるFPD移動機構23と、これを制御するFPD移動制御部24とを備えている。この他、放射線撮影装置1は、各種情報を記憶する情報記憶部25と、術者の指示を入力させる操作卓26と、X線透視画像Qを表示させる表示部27とを備えている。つなぎ合わせ部18は、本発明のつなぎ合わせ手段に相当し、X線管移動機構21,FPD移動機構23は、本発明の移動手段に相当する。X線管移動制御部22,FPD移動制御部24は、本発明の移動制御手段に相当する。
そして、X線撮影装置1は、各部6,11,12,13,14,15,18,22,24を統括的に制御する主制御部31を備えている。主制御部31は、CPUによって構成され、種々のプログラムを実行することにより、各部を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。
X線管3にはコリメータ3aが備えられている。コリメータ3aは、X線管3に付設されており、X線管3から照射されるX線をコリメートして、4角錐形状のX線ビームBとするものである。このコリメータ3aの詳細について説明する。コリメータ3aは、図2に示すように、鏡像対称に移動する1対のリーフ3bを有し、同じく鏡像対称に移動するもう1対のリーフ3bを備えている。このコリメータ3aは、リーフ3bを移動させることで、FPD4が有するX線検出面の全面にコーン状のX線ビームBを照射させることもできれば、たとえば、FPD4の中心部分だけにファン状のX線ビームBを照射させることもできる。なお、X線ビームBには中心軸Cが設定されている。この中心軸Cを基準として各リーフ3bは、鏡像対称に移動するのである。なお、リーフ3bの対の一方は、4角錐形状となっているX線ビームの体軸方向Aの広がりを調整するものであり、もう一方のリーフ3bの対は、X線ビームの体側方向Sの広がりを調整するものである。コリメータ3aの開度の変更は、コリメータ移動機構29が行う。コリメータ制御部30は、コリメータ移動機構29を制御するものである。
情報記憶部25は、図3に示すように、参照値を記憶する参照値記憶部25aと、輝度上限値を記憶する輝度上限値記憶部25bと、輝度下限値を記憶する輝度下限値記憶部25cと、初回撮影条件を記憶する初回撮影条件記憶部25dとを備えている。輝度上限値記憶部25bは、本発明の輝度上限値記憶手段に相当し、初回撮影条件記憶部25dは、本発明の初回撮影条件記憶手段に相当する。また、参照値記憶部25aは、本発明の参照値記憶手段に相当し、輝度下限値記憶部25cは、本発明の輝度下限値記憶手段に相当する。
露出時間決定部15は、図4に示すように、重心取得部15aと比較部15bを備えている。これらの詳細については、後述のものとする。
<動作説明>
この様なX線撮影装置1の動作について説明する。X線撮影装置1において、X線透視画像Qの取得は、図5に示すように、被検体Mを天板2に載置する載置ステップS1と、初回短冊画像P0を取得する初回短冊画像取得ステップS2と、短冊画像PのヒストグラムH0を生成するヒストグラム取得ステップS3と、ヒストグラムH0を編集するヒストグラム編集ステップS4と、ヒストグラムの重心Gを取得する重心取得ステップS5と、重心Gの画素値から露出時間tを取得する露出時間取得ステップS6と、露出時間tを更新して短冊画像Pを取得する短冊画像取得ステップS7と、取得された短冊画像Pをつなぎ合わせて単一のX線透視画像Qを取得するつなぎ合わせステップS8と、X線透視画像Qを表示する表示ステップS9との各ステップを行うことでなされる。以降、各ステップの詳細について順を追って説明する。露出時間tは、本発明の撮影条件に相当する。
<載置ステップS1,初回短冊画像取得ステップS2>
まず、天板2に被検体Mが載置される(図1参照)。術者が操作卓26を通じてX線透視画像Qの取得の指示を行うと、X線管移動制御部22,およびFPD移動制御部24は、X線管3,およびFPD4の相対的位置関係を保った状態で、天板2の長手方向(体軸方向A)に沿って移動させ、X線管3,およびFPD4は、X線透視画像Qの視野における体軸方向Aの一端に移動される。この位置から両者3,4は、体軸方向Aに沿って直線的に同一方向、同一速度でX線透視画像Qの他端に向かいながら短冊画像を連写していくことになる。
コリメータ3aは、体軸方向Aに沿って移動する一対のリーフ3bを接近させるとともに、体側方向Sに沿って移動する1対のリーフ3bを離間させる。すると、コリメータ3aから出射されるX線ビームは、図2に示すようにファン状のファンビームとなり、FPD4における体側方向Sに伸びた帯状の領域R(図6参照)に入射するのである。
露出時間決定部15は、情報記憶部25より初回撮影条件を読み出す。初回撮影条件は、管電圧、管電流、露出時間等がプリセットされたX線管3の制御条件である。情報記憶部25には、複数の初回撮影条件が記憶されており、撮影の目的に合わせて露出時間決定部15に読み出される初回撮影条件を選択することができる。術者は、操作卓26を通じてこの選択を行う。
露出時間決定部15は、初回撮影条件をX線管制御部6に送出する。X線管制御部6は、初回撮影条件に基づいてX線管3を制御する。X線管3は、初回撮影条件の管電圧、管電流で、露出時間が示す期間の間、X線を出力する。コリメータ3aから出射したファンビームは、被検体Mを透過したあと、FPD4における体側方向Sに伸びた帯状の領域Rに入射する。FPD4から出力されたX線の検出信号は、画像生成部11に送出され、そこで被検体Mの透視像を写しこんだ初回短冊画像P0が生成される。初回短冊画像P0は、FPD4におけるX線が入射した部分のみで生成される。したがって初回短冊画像P0は、上述のFPD4における帯状の領域Rと同一形状の細長状の画像となっている。
<ヒストグラム取得ステップS3>
初回短冊画像P0は、ヒストグラム生成部12に送出され、初回短冊画像P0のヒストグラムH0が生成される。ヒストグラムH0は、初回短冊画像P0を構成する画素の画素値の分布を示すもので、視覚的には図7に示すように画素値xと頻度fとの関連性を示すグラフで表すことができる。
<ヒストグラム編集ステップS4>
生成されたヒストグラムH0は、上側トリミング部13に送出される。ヒストグラムH0は、3つのピークで構成される。ヒストグラムH0における明るい側のピークaは、FPD4における被検体Mでマスクされない部分に由来する。すなわち、図15における領域Dのような部分に由来するのである。この部分では、X線が被検体Mの減弱を受けないでFPD4に入射するので、検出されるX線の線量は強く、領域Dの間で一様である。したがって、初回短冊画像P0のヒストグラムH0には、明るい画素値側に(画素値が高い側に)鋭いピークとして現れる。また、ヒストグラムH0に現れるなだらかなピークbは、FPD4における被検体Mでマスクされる部分に由来する。この部分では、X線が被検体Mの減弱を受けてFPD4に入射するので、検出されるX線の線量は初回短冊画像P0の部分によって様々な値をとる。したがって、初回短冊画像P0のヒストグラムH0には、ピークaよりもやや暗い画素値側に(画素値が低い側に)ある幅を持って現れるのである。
上側トリミング部13は、ヒストグラムH0からピークaをトリミングする。すなわち、上側トリミング部13は、情報記憶部25が記憶する輝度上限値を読み出して、ヒストグラムH0における輝度上限値からこれよりも明るい側の領域の頻度fを全て0に書き換える。すると、生成されたヒストグラムH0uからは、図8に示すように、ヒストグラムH0のピークaがトリミングされたものとなっている。
ヒストグラムH0uは、下側トリミング部14に送出される。被検体Mに人工関節などの金属が埋め込まれている場合、金属は、X線を通過させにくいので、金属は短冊画像において被検体Mではありえない程度に暗く写りこむ。この様な金属に由来する画素は、ヒストグラムH0において、極めて暗い領域に現れ、図7においては、ピークcのように現れる。ピークcは、同様な低い画素値が高い頻度で現れることで比較的鋭いピークとしてヒストグラムH0に現れているのである。ヒストグラムH0uにおいても、このピークcは除去されず、ヒストグラムH0より承継されている。
下側トリミング部14は、ヒストグラムH0uからピークcをトリミングする。すなわち、下側トリミング部14は、情報記憶部25が記憶する輝度下限値を読み出して、ヒストグラムH0uにおける輝度下限値からこれよりも暗い側の領域の頻度fを全て0に書き換える。すると、生成されたヒストグラムH0uLからは、図9に示すように、ピークcがトリミングされている。
この様に上側トリミング部13,および下側トリミング部14は協働してヒストグラムH0を編集し、ヒストグラムH0uLを生成する。
<重心取得ステップS5>
ヒストグラムH0uLは、露出時間決定部15に備えられた重心取得部15aに送出される。重心取得部15aは、ヒストグラムH0uLを分析してこれの重心Gの画素値を取得する。ヒストグラムH0uLの重心Gの画素値とは、それが有するピークb(トリミングされずに残ったピーク)をちょうど2等分する位置の画素値x1である(図9参照)。すなわち、画素値x1から明るい領域についてピークbをxについて積分した積分値と、画素値x1から暗い領域についてピークbをxについて積分した積分値とがちょうど同じであるということである。重心取得部15aは、本発明の重心取得手段に相当する。
<露出時間取得ステップS6>
重心Gの画素値は、比較部15bに送出される。比較部15bは、情報記憶部25より参照値を読み出して重心Gの画素値と比較する。参照値は、重心Gの画素値の理想値を示すものであるので、重心Gの画素値が参照値からどの程度ずれているかで短冊画像Pの輝度が明るすぎるのか、それとも暗すぎるのか判断する。比較部15bは、重心Gの画素値が参照値よりも暗いものとなっていた場合、初回短冊画像Pの露出時間は短すぎたと判断し、露出時間tを長いものとして、これを新しい露出時間t1とする。新しく求められた露出時間t1は、X線管制御部6に送出される。逆に、重心Gの画素値が参照値よりも明るいものとなっていた場合、露出時間t1は短くされる。比較部15bは、本発明の比較手段に相当する。
比較部15bが行う露出時間の調整は、重心Gの画素値と露出時間の長さとが線形的な関係を持つものとして求めることができる。例えば重心値Gの画素値が参照値の1.2倍だったとすると、初回短冊画像P0を撮影したときの露出時間t0を1/1.2倍したものが新たな露出時間t1となる。なお、重心Gの画素値と露出時間の長さとの関係式を実測などにより予め求めておき、この関係式を情報記憶部25に記憶させる構成とすることもできる。比較部15bは、重心Gの画素値と露出時間の長さとを関係式に当てはめることで新しい露出時間t1を算出する。
<短冊画像取得ステップS7>
X線管3,およびFPD4は、それぞれを担当する制御部22,24の制御にしたがって体軸方向Aに所定のピッチ(これは、情報記憶部25に記憶される)だけ移動する。この移動について説明する。図10に示すように、初回短冊画像P0の撮影時におけるX線管3,およびFPD4の視野範囲と、初回短冊画像P0に隣接する短冊画像P1の撮影時におけるX線管3,およびFPD4の視野範囲とは、一部オーバーラップしている。これは初回短冊画像P0に限らず、隣接する全ての短冊画像P0〜P4が互いに体軸方向A方向からオーバーラップしている。初回短冊画像P0についてのオーバーラップ部分を図10に示すように部分Δp0とすれば、短冊画像P1〜P3には、同様な部分Δp1〜Δp3のそれぞれが設けられている。Δp0〜Δp3の幅は、体軸方向Aに1cm程度である。
初回短冊画像P0を撮影してからX線管3,およびFPD4が移動し終えると、X線管制御部6は、新しい露出時間t1を基にX線管3を制御し、これにX線を照射させる。これを基に画像生成部11は短冊画像P1を生成する。得られた短冊画像P1は、ヒストグラム生成部12に送出され、上述のステップS3〜S6を経て、更に露出時間t2が算出される。この露出時間t2は、次回の短冊画像P2を取得するのに使用される。
この様に、短冊画像P0〜Pnを取得する際に、用いられる露出時間は、初回短冊画像P0においては、初回透視条件の露出時間t0であり、短冊画像Pnにおいては、前回の短冊画像Pn−1をヒストグラム解析して得られた露出時間tnである。この様に、実施例1の構成は、今回の短冊画像で得られた露出時間を次回の短冊画像の取得に用いるのである。
なお、画像生成部11は、短冊画像にこれが生成された順番のシリアルナンバーを付加する。シリアルナンバーは本発明の位置情報に相当する。しかもX線管3,およびFPD4は、被検体Mの体軸方向に沿って一方向に移動しながら短冊画像P0〜Pnを取得する。したがって、互いに経時的に隣接する短冊画像は、位置的についても互いに隣接することになる。
ヒストグラム取得ステップS3〜短冊画像取得ステップS7は、全ての短冊画像Pの取得が終了するまで続けられる。最終回の短冊画像Pの取得が終了した時点で、次のステップ以降が実行される。
<つなぎ合わせステップS8,表示ステップS9>
短冊画像P0〜Pnは、ヒストグラム生成部12だけでなくつなぎ合わせ部18にも送出される。つなぎ合わせ部18は、短冊画像P0〜Pnを順にオーバーラップさせながら配列し(図10参照)、これらをつなぎ合わせていき、単一のX線透視画像Qを取得する。つなぎ合わせ時における短冊画像P0〜Pnを配列する間隔は、つなぎ合わせ部18が情報記憶部25に記憶されているピッチを参照して決定される。最後にX線透視画像Qが表示部27に表示されてX線撮影装置1の動作は終了となる。
以上のように、本発明のX線撮影装置1によれば短冊画像Pを連続して行う構成となっており、ヒストグラム生成部12は、短冊画像Pを取得するたびにそれらのヒストグラムHを生成する。このヒストグラムHに基づいて次回撮影の撮影条件が決定される。すなわち、今回撮影された短冊画像Pから次回撮影される短冊画像Pの撮影条件を決定するのである。短冊画像Pの撮影条件を決定する際、未だ行っていない撮影の条件を決定しなければならならず、短冊画像Pの撮影条件を正確に知ることは難しい。フォトタイマを利用すれば、撮影を行いながら撮影条件を決定することができるのであるが、これを用いても正確な撮影条件を決定できない。
しかし、本発明によれば、撮影時期が経時的に隣接する短冊画像Pに写りこむ被検体像は、ほぼ同様であるものと見なすことでこの困難を解決する。X線管3,およびFPD4を天板2に対して移動させながら短冊画像Pを次々と取得する実施例1の構成において、今回撮影された短冊画像Pと次回撮影される短冊画像Pとは、似通った画像となることを利用するのである。この様に今回撮影された短冊画像Pから次回撮影される短冊画像Pの撮影条件を決定し、一連の短冊画像Pを取得してこれをつなぎ合わせれば、被検体が診断に好適な画素値分布でもって写りこんだX線撮影装置1が提供できる。
また、実施例1の構成によれば、X線管3,FPD4が1方向に沿って移動しながら被検体Mの短冊画像Pを取得する。すると撮影時期が経時的に隣接する短冊画像Pに写りこむ被検体像は、確実に似通ったものとなる。取得時期が経時的に隣接する短冊画像Pは、位置的にも隣接することになるからである。
実施例1の構成は、より撮影条件の決定にふさわしいヒストグラムHの重心Gの画素値を取得することができる。ヒストグラムHにおける輝度上限値から明るい側の領域には、被検体が写りこんでいない非常に明るい画素値が高頻度で密集し、ピークaを形成している。また、ヒストグラムHにおける輝度下限値から暗い側の領域には、被検体に埋め込まれた人工関節などの金属に由来する非常に暗い画素値が高頻度で密集し、ピークcを形成している。上側トリミング部13は、明るい側の領域を重心取得部15aにおける重心Gの取得に利用させず、下側トリミング部14は、暗い側の領域を重心取得部15aにおける重心Gの取得に利用させない。この様にすることで、被検体自体によらない成分が無視された状態でヒストグラムHの重心Gの画素値が取得されるので、より撮影条件の決定にふさわしいヒストグラムHの重心Gの画素値を取得することができる。
そして、実施例1の構成は、初回短冊画像P0の取得に関する具体的な構成を示すものである。短冊画像Pの撮影条件は、前回取得された短冊画像Pを基に決定されているのであるから、初回短冊画像P0の撮影条件はどのように決定するかという問題が生じる。実施例1の構成によれば、初回撮影条件を別途に記憶しており、これを用いて初回の短冊画像Pを取得するのである。
本発明は、上述の実施例の構成に限られず、下記のように変形実施することができる。
(1)上述の実施例では、短冊画像P0〜Pnについて同一の参照値を使用していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、短冊画像P0〜Pnのそれぞれについて異なる参照値Ref0〜Refnを用いて露出時間t1〜tnを決定してもよい。この場合、参照値記憶部25aは、短冊画像P0〜Pnのシリアルナンバー(短冊画像P0〜Pnの位置情報)と参照値Ref0〜Refnとが連関した参照表を記憶している(図11参照)。比較部15bは、参照表に基づいて短冊画像P0〜Pnの各々にふさわしい参照値Ref0〜Refnを比較に用いる。なお、最後に取得される短冊画像については、必ずしも参照表にリストアップされていなくてもよい。この様にすることで、より自由度の高いX線撮影装置1が提供できる。被検体において、踝など骨が多い部位については特にX線の強度を上げたい場合がある。そこで、参照値を短冊画像P0〜Pnの位置に応じて重み付けしておく構成となっているのである。なお、短冊画像Pnに連関している参照値Refnは、次回に撮影される短冊画像Pn+1の撮影に好適なように設定される。すなわち、踝が写りこむ短冊画像Pn+1のX線強度を上げたければ、その前に撮影される短冊画像Pnに連関される参照値Refnが他の参照地と比べて高いものとする必要がある。被検体の部位によって、骨組織が多い部分と、軟組織が多い部分とがある。したがって、比較部15bが参照する参照値を被検体の部位によって変更したほうがよい場合もあるのである。上述の構成によれば、短冊画像Pの位置を示す位置情報と、参照値とが連関した参照表を有するので、被検体の部位によって参照値を重み付けすることができる。
(2)上述の実施例では、短冊画像P0〜Pnの全域についてのヒストグラムH0〜Hnを取得していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、短冊画像P0を例に取ると、これに隣接する短冊画像P1に近い側の細長状の領域を用いてヒストグラムH0を生成してもよい。この様にすることで、より短冊画像P1の取得に好適な露出時間を決定することができる。
(3)上述した実施例1は、医用の装置であったが、本発明は、工業用や、原子力用の装置に適用することもできる。
(4)上述した実施例1のいうX線は、本発明における放射線の一例である。したがって、本発明は、X線以外の放射線にも適応できる。
(5)上述した実施例1において、露出時間決定部15がヒストグラムHを基に露出時間を調整していたが、本発明はこれに限られない。露出時間に代えて、管電圧、管電流を調整することもできる。この様な調整は撮影条件決定部15cが行う。撮影条件決定部15cの構成は、露出時間決定部15のそれと同様である。
1 X線撮影装置(放射線撮影装置)
2 天板
3 X線管(放射線源)
4 FPD(放射線検出手段)
6 X線管制御部(放射線源制御手段)
11 画像生成部(画像生成手段)
12 ヒストグラム生成部(ヒストグラム生成手段)
13 上側トリミング部(上側トリミング手段)
14 下側トリミング部(下側トリミング手段)
15 撮影条件決定部(露出時間決定手段)
15a 重心取得部(重心取得手段)
15b 比較部(比較手段)
18 つなぎ合わせ部(つなぎ合わせ手段)
21,23 移動手段
22,24 移動制御手段
25a 参照値記憶部(参照値記憶手段)
25b 輝度上限値記憶部(輝度上限値記憶手段)
25c 輝度下限値記憶部(輝度下限値記憶手段)
25d 初回撮影条件記憶部(初回撮影条件記憶手段)

Claims (5)

  1. 被検体を載置する天板と、放射線を照射する放射線源と、放射線を検出する放射線検出手段と、前記放射線源、および前記放射線検出手段の相対位置を保った状態で両者を前記天板に対して移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する移動制御手段と、前記放射線検出手段から出力された検出信号を基に断片画像を生成する画像生成手段と、前記断片画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、前記ヒストグラムに基づいて次回撮影の撮影条件を決定する撮影条件決定手段と、前記撮影条件に基づいて放射線源を制御する放射線源制御手段と、前記放射線源、および前記放射線検出手段を前記天板に対して移動させながら連写された一連の断片画像をつなぎ合わせて単一の放射線透視画像を生成するつなぎ合わせ手段と、参照値を記憶する参照値記憶手段とを更に備え、前記撮影条件決定手段は、前記ヒストグラムの重心を取得する重心取得手段と、前記ヒストグラムの重心の画素値と前記参照値とを比較して、撮影条件を決定する比較手段とを備え、前記参照値記憶手段は、前記断片画像の位置を示す位置情報と、前記参照値とが連関した参照表を記憶し、前記比較手段は、前記参照表と前記断片画像の前記天板に対する相対位置とによって次回撮影の断片画像に対応した参照値を取得し、これと前記ヒストグラムの重心とを比較することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、前記移動制御手段は、一連の断片画像を撮影する際、前記放射線源、および前記放射線検出手段を一方向に移動させることを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の放射線撮影装置において、輝度上限値を記憶する輝度上限値記憶手段を更に備え、前記ヒストグラムにおける輝度上限値から明るい側の領域を前記ヒストグラムからトリミングすることにより明るい側の領域を前記重心取得手段の重心取得に利用させない上側トリミング手段を更に備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、輝度下限値を記憶する輝度下限値記憶手段を更に備え、前記ヒストグラムにおける輝度下限値から暗い側の領域を前記ヒストグラムからトリミングすることにより暗い側の領域を前記重心取得手段の重心取得に利用させない下側トリミング手段を更に備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線撮影装置において、初回撮影条件を記憶する初回撮影条件記憶手段を更に備え、前記撮影条件決定手段は、初回撮影条件に基づいて一連の連写における初回の断片画像の撮影条件を決定することを特徴とする放射線撮影装置。
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