JP5537314B2 - 養殖貝の洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は帆立貝、牡蠣など、養殖貝の洗浄装置の改良に関する。
従来、帆立貝や牡蠣などの二枚貝(以下、養殖貝という。)の養殖方法は多種多様であるが、いわゆる吊下げ式の養殖方法は、養殖貝の耳と呼ばれる部分にそれぞれ孔を開け、この養殖貝をテグスや合成樹脂製の吊りピンなどで結んで2個を一組として養殖紐に多数取付け、この養殖紐をそれぞれブイで水平方向に這わせた元綱に一定間隔で結んで海中に垂らして生育させる方法である。この吊下げ式の養殖方法は、砂地で生育させる養殖方法に比べ、養殖貝が砂を含まないことから広く行われている。
養殖貝は、稚貝の養殖を始めてから出荷するまでには通常2年から3年間海中で生育させる。その間、養殖貝は海中に吊るされたままの状態であるため、養殖貝の表面に海中で浮遊するイガイやふじつぼ、または、各種の海草などが付着し養殖貝の生育と共にこの付着物も成長する。
そのため、養殖貝の表面にこれら付着物が付着することにより潮の流れが悪くなって生育が遅れたり、付着物の密生によりプランクトンの不足により養殖貝が死んだり、または、付着物により養殖貝同士が絡まったりして養殖貝の養殖効率を著しく低下させている。さらにはまた、養殖貝の洗浄作業を怠ると、出荷時に海中から養殖貝を引き上げたとき、養殖貝に付着した付着物の除去作業が大変である。そのため、吊下げ式の養殖貝の養殖では、養殖貝の表面に付いた付着物を定期的に除去する洗浄作業が海上で行われている。
前記洗浄装置で洗浄作業を行う場合、海中に張ってある元綱に一定間隔で一端を結んである養殖紐の結び目を解き、該養殖紐の一端を握って海中から引き上げて洗浄装置の入口から挿入して出口側に引き出し、再度元綱に養殖紐の一端を結ぶ作業が行われている。この間に、養殖貝は巻き上げローラにより引き上げられて、入口側からコンベアにより搬送されて洗浄されながら出口側に移動し、ガイドシュータを伝って自重で海中に戻すことにより行われている。
例えば、帆立貝の洗浄を行う洗浄装置には、帆立貝を吊下げたままの養殖紐を海中から引き上げて装置内に取付けたコンベアで搬送しながらブラシや加圧流体で洗浄する洗浄装置が知られている。
さらには、海中から引き上げた養殖貝を上下両面に取付けたコンベアベルトの間を通過させて洗浄しながら出口側に移動し、ガイドシュータを伝って自重で海中に戻すことにより行われている洗浄装置も知られている。
実開昭61−115060号 特開2000−23592号
前記洗浄装置に使用されているコンベアべルトは、海水による錆つきを防止するため多くはステンレス材により形成したコンベアベルトが使用され、これらのコンベアベルトは、コンベアベルトの取付位置の外側(二重コンベア)から高圧水を噴射するため、水勢が弱くなり洗浄効率が落ちるという問題点を有している。
さらには、コンベアを構成する走行体は複数本の細長板をそれぞれクランク型に連続して折曲げて形成し、該細長板を互いの山部を空間部の内側に嵌合させ、嵌合した二つの細長板のそれぞれ設けた通孔の連結軸を貫通させて嵌合部を回転可能に連結し、この連結の繰返しにより多数本を連結して網状に形成してある。そのため、走行体を構成する細長板を、クランク型に連続して折曲げて形成する作業が困難であるため製造コストが高くなるという問題点を有している。
本発明が解決しようとする課題は、洗浄装置に取付けるコンベアベルトに養殖紐や養殖貝が絡まって機械や貝が破損するのを防止して生産効率の向上を図り、さらには、洗浄装置をコンベアベルトの中央に位置させて一重のベルトの間から噴射させて洗浄効率の向上を図り、且つ、コンベアベルトの連結片を単体にして製造工程を容易にすることにより製造コストの軽減を図ることを目的とするものである。
上記課題を解決するため本発明は、水平方向の一端に入口6及び他端に出口7を設けた本体3内に、養殖貝71を搬送する搬送コンベア20と、養殖貝を上方から抑えながら送る保持コンベア30を回転可能に取付け、前記両コンベア20、30のそれぞれ中央付近で上下に対向させた洗浄面56に、上下両側から洗浄水を噴射する噴射ノズル78を有した洗浄機構75をそれぞれ取付けた洗浄装置1において、前記本体3の正面側の前記入口6から出口7にかけて養殖紐70を通過させるスリット溝9を前記搬送コンベア20の搬送面と同一高さで水平方向に形成し、前記洗浄装置1の正面中央に設けたスリット溝9は、該スリット溝の内側上下両両端にひさし片10をそれぞれ無端ベルト21,31方向に張り出して設けてなり、前記搬送コンベア20と保持コンベア30を構成する無端ベルト21、31は、同一形状に形成した多数の連結片41、51をそれぞれ互い違いに組み合わせて網目状に形成してなることを特徴とする。
したがって、前記洗浄装置1は、本体3の中央にスリット溝9を開口したことにより、海中から引き上げた養殖紐70の先端を手から離すことなく本体3の入口6から出口7まで開口したスリット溝9を挿通させて洗浄することができるので、誤って紐を海中に落下させるおそれがなく、確実に養殖紐70を出口側に引き出して再度元綱に結ぶことができるので作業効率の向上を図ることができ、前記搬送コンベア20と保持コンベア30の無端ベルト21、31の連結片41を断面コ字型に形成して網目を大きくしたことにより、洗浄水を効率よく被洗浄物に噴射して効率よく付着物を除去することができる。前記スリット溝9は、内側にひさし片10を張り出させたことにより、洗浄中に洗浄水の飛沫が飛び散るのを防止することができ、また、スリット溝9の上下幅を養殖紐70が挿通可能な狭幅に形成してあるため、誤って洗浄面56に手を差し込むことがなく安全に洗浄作業を行うことができる。
本発明にかかる洗浄装置で養殖貝の洗浄状態を示す正面図である。 洗浄装置の左側面図である。 養殖貝の排出状態を示す洗浄装置の右側面図である。 洗浄装置に取付けた搬送コンベアと、保持コンベアの摸式図で、保持コンベアに複数のテンション調整部を取付けた状態の摸式図である。 固定テンション調整部の要部拡大側面図である 従道軸に取付けた固定テンション調整部の要部拡大断面図である 無端ベルトの要部拡大平面図である。 無端ベルトの要部拡大側面図である。 無端ベルトの要部拡大斜視図である。 ベルト部を構成する第1連結片の平面図である。 第1連結片の中央横断面図である。 第1連結片にスペース筒を取付けた実施例を示す断面図である。 第1連結片を貫通した連結軸に係止ピンを取付けた実施例を示す平面図である。 第2連結片の平面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明にかかる洗浄装置で養殖貝の洗浄状態を示す正面図、図2は洗浄装置の左側面図、図3は養殖貝の排出状態を示す洗浄装置の右側面図、図4は洗浄装置に取付けた搬送コンベアと、保持コンベアの摸式図で、保持コンベアに複数のテンション調整部を取付けた状態の摸式図である。本発明に係る洗浄装置1は、作業船の船縁に取付けて使用するもので、架台2上に設けた本体3の内部に、海中から引き上げた養殖紐70に吊下げた養殖貝71を搬送する搬送コンベア20と、搬送された養殖貝が水圧により貝内に海水が入るのを防止すると共に、貝を上面から押さえて水平方向に位置させて安定させることにより効率よく噴射させて洗浄する保持コンベア30と、搬送された養殖貝71の表面に付着した不純物を除去する洗浄機構75をそれぞれ収容し、前記洗浄装置1の入口側6には海中の養殖貝71を吊下げた養殖紐70をスムースに引き上げるための巻上げドラム11を取付け、他方の出口側7には洗浄後の養殖貝71をスムースに海に戻すための排出シューター15を取付けてある。
前記洗浄装置1に取付けた架台2は、洗浄装置1を船縁に取付ける際、船上の所定箇所に設けた固定枠(図示せず)に調整可能に取付けることができ、また、この架台2の中央には洗浄機構75に海水を圧送するポンプ(図示せず)に連通する送水管の開閉バルブ(図示せず)を取付けてある。
前記本体3は、図1に示すごとく、養殖貝71を搬送する搬送コンベア20を収容した下部体4と、搬送された養殖貝71を上面から押さえて養殖貝の上下向きを安定させながら搬送する保持コンベア30を収容した上部体5とからなり、前記搬送コンベア20と保持コンベア30とが水平方向に対面する洗浄面56の左右両側に入口6と出口7をそれぞれ設け、前記本体3の入口6側から出口7側に亙り、前記搬送コンベア20の搬送面とほぼ同一高さで水平方向に前記養殖紐70を引き出すスリット溝9を開口してある。
前記スリット溝9は、前記下部体4の内側上端と上部体5の内側下端にそれぞれベルト部22、32方向にひさし片10を張り出して設け、洗浄機構75の洗浄水がスリット溝9から外に飛び散るのを防止している。また、このスリット溝9の上下幅は、養殖紐が挿通可能な幅に形成してあるため、誤って洗浄面56に手を差し込むことによる怪我を防止している。
前記本体3内に収容した搬送コンベア20や保持コンベア30および巻上げドラム11は、それぞれ本体3に内蔵した駆動モータ(図示せず)により駆動し、洗浄機構75は本体3の上部に設けた駆動モータ77によりそれぞれ回転駆動させ、養殖貝を洗浄する洗浄水は、海水をポンプ(図示せず)で汲み上げて噴射させてある。
前記本体3の入口側6に取付けられた巻上げドラム11は、海中から引き上げた養殖紐70に吊下げてある養殖貝71を容易に引き上げることができるもので、この巻上げドラム11のドラム部12と、本体3の入口6との間に搬送板13を取付け、海中から引き上げた養殖貝71をスムースに搬送コンベア20に送るようにしてある。
15は排出シューターで、前記本体3の出口側7に取付けて洗浄後の養殖貝71をこの排出シューター15で滑らせて海中に戻すことにより、養殖貝71を傷つけることなくスムースに海中に戻すことができる。
この排出シューター15は、図3に示すごとく、シューターの中間底面に貝回収口16を設け、洗浄中に養殖紐70から離脱した養殖貝71を海に落とすことなく回収するものである。この貝回収口16は、排出シューター15の下側底板に隙間を設けて離脱した養殖貝を落下させ、下側底板の傾斜方向と反対方向に傾斜させた貝受け板17を取付け、前記隙間から落下した養殖貝が海に落ちるのを防止している。
搬送コンベア20は、図4に示すごとく、下部体4内に収容され、入口側6に軸支した駆動スプロケット26と、出口側7に軸支した従動スプロケット27との間に水平な洗浄面56を形成し、下部体4の下方にそれぞれ軸支した他の従動スプロケット27を介して無端ベルト21をエンドレスで回転可能に環回してある。
保持コンベア30は、図4に示すごとく、上部体5内に収容され、入口側6に軸支した駆動スプロケット34と、出口側に軸支した従動スプロケット36aとの間に抑えローラ35を取付け、該抑えローラを前記無端ベルと21方向に弾発させて前記洗浄面56と並行に位置させ、上部体5に軸支した他のスプロケット36を介して無端ベルト31をエンドレスで回転可能に環回してある。
前記抑えローラ35は、前記駆動スプロケット34の支持軸34aに枢動可能に軸支され、本体3内に送られた養殖貝71の表裏を上下方向に矯正させると共に、該抑えローラと保持コンベア30の自重とで洗浄中に養殖貝が動くのを防止している。
さらには、海中から引き上げられた養殖貝71は、貝の方向がばらばらの状態で上がってくるため、搬送面に対し貝の表面方向が横を向いて洗浄されると、養殖貝の中に海水が入って貝が死んだり、貝の両面に洗浄水が十分に当たらず、洗浄むらができて洗浄効率が悪くなるのを防止することができる。
前記保持コンベア30は、洗浄面56において搬送コンベア20と互いに並行に対面することから、無端ベルトが31がたわんで搬送コンベア20の無端ベルト21とベルト同士が当たると、洗浄中の養殖貝71や養殖紐70と無端ベルト31が絡んだりするおそれがある。これらの絡みつきによる故障が発生すると洗浄作業を中断したり、無端ベルト31が破損したりするおそれがある。そこで、無端ベルト31のたわみによる前記故障を防止するため、保持コンベア30に固定テンション調整部60と可動テンション調整部65をそれぞれ取付けて無端ベルト31が下方にたわむのを防止している。
前記固定テンション調整部60は、図4、5、6に示すごとく、前記上部体5の出口側上部に位置した従動スプロケット36bを軸承してある従動軸37の両端を、前記上部体5の壁面で水平方向に設けた軸受溝39に挿通し、上部体5の出口側壁面に設けた保持部63に軸支させたねじ軸61の先端を前記従動軸37の両端に軸心方向と直角方向に設けたねじ孔38にそれぞれ螺合し、該ねじ軸の後端を前記上部体5の出口側壁面外側に突出させて操作ハンドル62を固着し、該操作ハンドルを回転させることにより軸受溝39内の従動軸37を前後動させて保持コンベア30の無端ベルト31を調整可能に形成してある。
前記保持コンベア30に取付けた可動テンション調整部65は、図4に示すごとく、上部体5に一端を枢動可能に支持した支持片67の下端に押圧ローラ66を回動可能に軸支し、該押圧ローラを保持コンベア30の無端ベルト31を外側から当接させ、該押圧ローラをばね68で常に内側方向に付勢させてある。
保持コンベア30を可動テンション調整部65で常に内側方向に付勢させることにより、想定外の大きさの養殖貝が海中から引き上げられたとき、そのまま洗浄面56に搬送されると、大きな貝が保持コンベア30の抑えローラ35を通過する際、抑えローラ35が大きく上方に押し上げられて無端ベルト31がたわむのを可動テンション調整部65でその撓みを吸収することにより無端ベルト31が搬送ベルト15の表面に当たるのを防止している。
前記搬送コンベア20と保持コンベア30を構成する無端ベルト21、31は、図7に示すごとく、金属製のベルト部材、特に塩害に対する耐食性を有するステンレス板材により同一形状に形成した多数の連結片41をそれぞれ互い違いに連続して連結し、幅方向両端に位置した連結片41をそれぞれ結合片24で互いに連結して形成してある。
前記無端ベルト21、31を構成する第1の実施の形態を示す第1連結片41は、図10、11に示すごとく、一対の平行な長辺部42と該長辺部の一端を短辺部44で一体に連結して断面コ字型に形成し、前記長辺部32の側面長手方向に複数の通孔43を設けてある。
前記第1連結片41の組み合わせは、図9に示すごとく、それぞれ同一方向に位置させた任意の連結片41aの長辺部42aに設けた第2通孔43bと、他の連結片41bの長辺部42bに設けた第1通孔43aとを合致させると共に、互いの長辺部42a、42bを接合させるごとく、それぞれ互い違いに連続して長辺部を接合させて長さ方向または幅方向を任意長さと幅に形成し、幅方向の両端にそれぞれ位置した結合片24の通孔と、前記各連結片41の通孔43とを連結軸46で貫通させて連結することにより無端ベルト21、31を形成してある。
前記第1連結片41は、図12に示すごとく、並行に位置した長辺部42の間で第2通孔43bと合致する位置にスペース筒47をそれぞれ介在させて連結軸46を貫通させて連結してベルト部22、32を形成することにより、経年変化により各連結片が幅方向にガタつくことなく、スムースに回転させることができる。
また、図13に示すごとく、前記第1連結片41を連結する場合、並行に位置した長辺部42の第2通孔43bに挿通する連結軸46に、長辺部42の第2通孔33bに挿通した連結軸46の内側連結軸に係止ピン48をそれぞれ取付けてなり、連結軸46に係止ピン48を介在させることにより、第1連結片41が幅方向に移動してガタつくことなくスムースに回転させることができる。
図14は前記連結片の第2の実施形態を示す第2連結片51で、それぞれ並行に位置した長辺部52と短辺部53とで断面ロ字型の矩形に形成し、長辺部52の側面に複数の通孔54をそれぞれ設けてある。この第2連結片51の組み合わせは、前記第1連結片41と同様に、任意連結片の第2通孔54bと他の連結片の第1通孔を合致させて長辺部52を互い違いに接合させて長さ方向または幅方向に連続して形成し、幅方向両端に位置した結合板23の通孔とそれぞれ第2連結片51の通孔54とに連結軸46を貫通させて無端ベルト21、31を形成してある。
前記無端ベルト21、31は、各連結片41の間隔を広くして網目を粗くしたことにより、養殖貝71をしっかりと保持しながら移動させることができ、また、洗浄機構75による洗浄水を噴射したときの水の通りが良いため、養殖貝71の洗浄を効率的に行うことができる。
前記洗浄機構75は、図1に示すごとく、前記本体3に収容した搬送コンベア20と保持コンベア30の中央に取付けた支持板76に、それぞれ送水管を回転可能に取付け、該送水管の先端を複数に分岐させた分岐管77の先端に噴射ノズル78をそれぞれ取付けて形成してある。
この噴射ノズル78の先端は、前記搬送コンベア20の洗浄面56に向けて上下方向から噴射可能に位置させ、本体3の上面に取付けた駆動モータ79から減速機(図示せず)とチェーン(図示せず)を介して送水管を回転させることにより、洗浄面56にむらなく洗浄水を噴射させることができる。
以下、本発明に係る洗浄装置1の作用について説明すると、洗浄作業工程は、養殖貝71を吊下げてある養殖紐70を元綱から解いて、洗浄装置1の入口側6からスリット溝9に挿通して養殖貝71を巻き上げドラム11により引き上げて搬送コンベア20上に搬送する。
前記養殖紐70は、スリット溝9から本体3の外側に出して出口方向に移動させ、出口側7に移動した養殖紐70を再度海中に張ってある元綱に結ぶことにより、該養殖紐に吊下げられている養殖貝71は順次洗浄された後、排出シュータ15から自重で海中に落下して吊り下がることにより洗浄作業が完了する。
養殖貝71の洗浄作業において、海中から引き上げた養殖紐70をスリット溝9を通過させることにより、養殖紐70を誤って海中に落下させるおそれがなく、確実に養殖紐70を出口側に引き出して再度元綱に結ぶことができるので作業効率の向上を図ることができる。
前記スリット溝9は、内側にひさし部10を張り出させたことにより、洗浄中に洗浄水の飛沫が飛び散るのを防止することができ、また、スリット溝9の上下幅を養殖紐70が挿通可能な狭幅に形成してあるため、誤って洗浄面56に手を差し込むことがなく安全に洗浄作業を行うことができる。
次いで、巻き上げドラム11により引き上げられた養殖貝71は、入口6に取付けた感知バー(図示せず)に養殖貝が当たった刺激により養殖貝は口を閉じながら保持コンベア30の抑えローラ35で表裏を上下方向に矯正させて搬送コンベア20と保持コンベア30の間に狭持されて洗浄面56方向に移動する。
養殖貝71の口を閉じさせて表裏方向を上下にすることにより、洗浄中に養殖貝の中に水圧の高い洗浄水が入いって死ぬのを防止し、且つ、養殖貝71の表裏両面に洗浄水を十分に当たてることにより洗浄むらを防止し、洗浄効率の向上を図ることができる。
保持コンベア30に取付けた固定テンション調整部60は、洗浄作業開始前に予め従動スプロケット36bの従道軸37に螺合させたねじ軸61を上部体5の側面に取付けた操作ハンドル62を回動させてテンションを調整することにより、保持コンベア30がたわんで搬送コンベア20と当たるのを防止することができる。
可動テンション調整部65は、保持コンベア30の出口側の上下従動スプロケット36a、36bの中間に取付け、無端ベルト部31の外側から押圧ローラ66で、内側方向にばね54で常に付勢させて張を持たせてある。したがって、洗浄中に想定外の大きさの養殖貝が引き上げられて保持コンベア30の抑えローラ28に当たった場合、抑えローラ28は養殖貝71の通過に伴い大きく上方に回動することにより無端ベルト31がたわむのを可動テンション調整部65で吸収することにより、養殖紐70や養殖貝71が無端ベルトと絡んだりする故障を防止することができる。
1 洗浄装置
2 架台
3 本体
4 下部体
5 上部体
6 入口
7 出口
9 スリット溝
11 巻上ドラム
15 排出シュータ
16 貝回収口
20 搬送コンベア
21 無端ベルト
23 結合片
26 駆動スプロケット
27 従動スプロケット
30 保持コンベア
31 無端ベルト
34 駆動スプロケット
35 抑えローラ
36 従動スプロケット
37 従動軸
38 ねじ孔
41 第1連結片
42 長辺部
43 通孔
44 短辺部
46 連結軸
51 第2連結片
52 長辺部
53 短辺部
54 通孔
56 洗浄面
60 固定テンション調整部
61 ねじ軸
62 操作ハンドル
65 可動テンション調整部
66 押圧ローラ
67 支持部片
68 ばね
70 養殖紐
71 養殖貝
75 洗浄機構
78 噴射ノズル

Claims (1)

  1. 水平方向の一端に入口(6)及び他端に出口(7)を設けた本体(3)内に、養殖貝(71)を搬送する搬送コンベア(20)と、養殖貝を上方から抑えながら送る保持コンベア(30)を回転可能に取付け、前記両コンベア(20、30)のそれぞれ中央付近で上下に対向させた洗浄面(56)に、上下両側から洗浄水を噴射する噴射ノズル(78)を有した洗浄機構(75)をそれぞれ取付けた洗浄装置(1)において、
    前記本体(3)の正面側の前記入口(6)から出口(7)にかけて養殖紐(70)を通過させるスリット溝(9)を前記搬送コンベア(20)の搬送面と同一高さで水平方向に形成し、前記洗浄装置(1)の正面中央に設けたスリット溝(9)は、該スリット溝の内側上下両端にひさし片(10)をそれぞれ無端ベルト(21,31)方向に張り出して設けてなり、前記搬送コンベア(20)と保持コンベア(30)を構成する無端ベルト(21、31)は、同一形状に形成した多数の連結片(41、51)をそれぞれ互い違いに組み合わせて網目状に形成してなることを特徴とする養殖貝の洗浄装置。
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