JP2569899Y2 - コンベアのテンション装置 - Google Patents

コンベアのテンション装置

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JP2569899Y2
JP2569899Y2 JP4062892U JP4062892U JP2569899Y2 JP 2569899 Y2 JP2569899 Y2 JP 2569899Y2 JP 4062892 U JP4062892 U JP 4062892U JP 4062892 U JP4062892 U JP 4062892U JP 2569899 Y2 JP2569899 Y2 JP 2569899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、各種物品の搬送に用
いられるコンベアベルトのテンションを調整するための
ベルト式コンベアのテンション装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来一般のコンベアのテンショ
ン装置は、コンベアベルトの相対向する往行部分および
復行部分の外面それぞれに摺接する一対のテンションプ
ーリをねじ機構を介して相対的に遠近移動可能に構成し
ただけのものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
コンベアのテンション装置では、一対のテンションプー
リの相対遠近移動によって、コンベアベルトを適正テン
ションに調整して、コンベアベルトを常に滑りなどのな
い状態で確実、円滑に回動させて所定の搬送作用を適確
に行わせることが可能であるけれども、例えばコンベア
ベルトの破損や汚損などに対応して、該コンベアベルト
の交換が必要になった場合は、一対のテンションプーリ
それぞれをねじ機構を介して両者の相対遠近移動範囲の
最大離間位置に移動させて既設コンベアベルトの離脱お
よび新規コンベアベルトの巻回装着作業を行うか、ある
いは、一対のテンションプーリを含むテンション装置の
全体をコンベアのフレームから側方に取り外した上で、
つまり分解した上で既設コンベアベルトの離脱および新
規コンベアベルトの巻回装着作業を行うかのいずれかの
作業形態が採られていた。
【0004】しかし、前者の作業形態によるときは、一
対のテンションプーリの相対遠近移動範囲が狭く設定さ
れている場合、それら一対のテンションプーリを両者の
相対遠近移動範囲の最大離間位置に移動させたとして
も、コンベアベルトの離脱、装着のためのスペースを十
分に広くとることができず、交換作業がやりにくく、ま
た、一対のテンションプーリの相対遠近移動範囲が広く
設定されている場合、一対のテンションプーリを両者の
相対遠近移動範囲の最大離間位置に移動させることで十
分に広いスペースを確保できる反面、一対のテンション
プーリを両者の相対遠近移動範囲の最大離間位置に移動
させるため、および新規コンベアベルトの装着後の適正
なテンション位置にまで復帰移動させるために一対のテ
ンションプーリに対応するねじ機構をそれぞれ数十回も
回し操作しなければならないので、多大な手数および時
間を要して、作業能率が非常に悪い。さらに、後者の分
解作業形態の場合は、作業そのものが非常に大掛かり
で、より一層能率が悪いばかりでなく、テンション装置
全体の構造が複雑になり、コストアップを招くという欠
点がある。
【0005】この考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造改良によって、コンベアベルトの交換を
十分に広いスペースのもとで容易に、かつ能率良く行う
ことができるコンベアのテンション装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係るコンベアのテンション装置は、案内
用プーリと駆動用プーリとの間にわたり回動自在に掛張
されたコンベアベルトと、このコンベアベルトの相対向
する往行部分および復行部分の外面それぞれに摺接する
一対のテンションプーリと、この一対のテンションプー
リを回転可能に支承するテンションプーリ支軸のうち一
方の支軸を位置規制状態に嵌入支持するように固定枠部
に形成した支軸嵌合溝と、この嵌合溝に嵌入支持されて
位置規制された上記支軸に対して他方の支軸を相対的に
遠近移動可能に嵌入支持するように固定枠部に形成した
長溝と、上記位置規制側の支軸に貫通するとともに可動
側の支軸に螺合して、該可動側の支軸を上記長溝に沿っ
て移動させる操作ねじ軸とを備え、上記位置規制側の支
軸を嵌入支持する嵌合溝に連ねて、その支軸をテンショ
ン解除方向に移動可能とするテンション解除用溝を形成
したものである。
【0007】
【作用】上記構成のコンベアのテンション装置によれ
ば、コンベアベルトの交換が必要になった場合、操作ね
じ軸を可動側の支軸から螺合離脱して可動側の支軸およ
びテンションプーリを長溝に沿ってテンション解除方向
に移動させて固定枠部から取り外すとともに、上記操作
ねじ軸を抜き出し、さらに、位置規制側の支軸を嵌合溝
からテンション解除用溝に移行させて該支軸およびテン
ションプーリを固定枠部から取り出すことにより、一対
のテンションプーリがともにコンベアベルトの側部には
存在しない状態として十分に広いスペースのもとで既設
コンベアベルトの離脱および新規コンベアベルトの巻回
装着を容易に行え、さらに、新規コンベアベルトの巻回
装着後に上記支軸をテンション解除用溝から嵌合溝側へ
移行させるとともに、他方の支軸を長溝内に嵌合させた
上、操作ねじ軸をセットすることにより、一方の支軸を
位置規制するとともに、一対のテンションプーリの相対
間隔を元の間隔に復帰させることができる。したがっ
て、所定のコンベアベルトの交換作業を十分に広いスペ
ースのもとで非常に容易に、かつ能率良く遂行すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面にもとづい
て説明する。図1は、この考案に係るベルト式コンベア
全体の側面図、図2はその一部切り欠き平面図、図3は
一部切り欠き正面図である。
【0009】図1ないし図3において、1,1は左右一
対からなる水平方向に長いフレームであり、この左右一
対のフレーム1,1の長手方向の両端部にはそれぞれコ
ンベアベルト案内用のプーリ2,3が回転自在に軸承さ
れている。4,4は上記左右一対のフレーム1,1の長
手方向の中間部の外面側に固着された左右一対の固定枠
部であり、これら左右一対の固定枠部4,4間にコンベ
アベルト駆動用プーリ5が回転自在に支承されている。
この駆動用プーリ5と上記両端部の案内用プーリ2,3
ならびに上記駆動用プーリ5の直上部で左右一対の固定
枠部4,4間に配置された2つのテンションプーリ6,
7間にわたって、コンベアベルト8が回動自在に掛張さ
れている。ここで、上記2つのテンションプーリ6,7
は、上記コンベアベルト8の駆動用プーリ5に近い下向
き屈曲ベルト部の相対向する往行部分および復行部分の
外面にそれぞれ摺接するように配置されている。
【0010】9は駆動モータであり、この駆動モータ9
は、図2に示すように、その出力軸10が前後向き姿勢
となるようにフレーム1,1の下側に配置されており、
この駆動モータ9の出力軸10と上記駆動用プーリ5と
が、中間伝動ケース11内に設けられたベベルギヤ1
2,12、中間伝動軸13および平ギヤ14,15を介
して連動されている。
【0011】上記一対のテンションプーリ6,7を軸受
6A,7Aを介して回転可能に支承するテンションプー
リ支軸16,17の各端部には、図4に明示するよう
に、その周面の一部を切り欠いて平坦部16a,17a
が形成されており、一方の支軸16の平坦部16aを含
む端部を上記固定枠部4,4に形成された上下方向の支
軸嵌合溝18内に嵌入することにより、この一方の支軸
16を位置規制状態に支持させるようになしている。他
方の支軸17の平坦部17aを含む端部を上記固定枠部
4,4に形成された水平方向に長く側部に開口する長溝
19に嵌入することにより、この他方の支軸17を上記
位置規制状態の支軸16に対して相対的に遠近移動可能
に支持させている。
【0012】20はベルトテンション調整用の操作ねじ
軸であって、この操作ねじ軸20は上記位置規制側の支
軸16の平坦部16aを含む端部に径方向に向けて貫通
させたバカ孔21に挿通されるとともに、上記可動側の
支軸17の平坦部17aを含む端部に径方向に向けて形
成した雌ねじ孔22に螺合されており、この操作ねじ軸
20の一端の操作部20aを回し操作することにより、
位置規制側の支軸16に対して可動側の支軸17を上記
長溝19に沿って矢印Xで示す遠近方向に相対移動させ
てコンベアベルト8に対するテンションを調整可能とし
ている。
【0013】そして、上記固定枠部4,4には、上記位
置規制側の支軸16を嵌入支持する上下方向の嵌合溝1
8に連通させて、その支軸16をテンション解除方向、
すなわち、可動側の支軸17に対して離間する方向に単
独に移動可能とするテンション解除用溝23が形成され
ており、このテンション解除用溝23の一端が固定枠部
4,4の前方に向けて開口されている。
【0014】上記構成のコンベアのテンション装置にお
いて、通常の搬送作業に使用する場合は、図1の点線に
示すように、一方のテンションプーリ支軸16が上下方
向の嵌合溝18内に嵌入支持されて位置規制されてお
り、この状態で操作ねじ軸20をその一端の操作部20
aを介して回し操作して、位置規制側の支軸16に対し
て可動側の支軸17を上記長溝19に沿って矢印Xで示
す遠近方向に相対移動させることにより、一対のテンシ
ョンプーリ6,7の相対間隔Lを調節してコンベアベル
ト8に対するテンションを適正に調整し、コンベアベル
ト8を滑りなどのないように確実に定速回動させること
が可能である。
【0015】そして、長期使用にともなうコンベアベル
ト8の磨耗や損傷、あるいは汚損が発生して、該コンベ
アベルト8の交換が必要になった場合は、図5に示すよ
うに、まず、操作ねじ軸20を回転させて、その一端を
可動側支軸17の雌ねじ孔22から離脱させた上、その
可動側の支軸17を長溝19に沿って矢印y方向に移動
させてテンションプーリ7とともに、固定枠部4,4か
ら後方へ取り出す。
【0016】次に、上記操作ねじ軸20を位置規制側の
支軸16に形成したバカ孔21を通して図5の矢印x方
向に抜き出す。つづいて、上記位置規制側のテンション
プーリ支軸16を嵌合溝18に沿って上方に持ち上げ、
つづけてテンション解除用溝23に沿って図5の矢印z
で示すように、可動側の支軸17に対して離間する方向
に移動させてテンションプーリ6とともに、固定枠部
4,4から前方へ取り出すことにより、一対のテンショ
ンプーリ6,7によるコンベアベルト8に対するテンシ
ョンを完全に解除することができるとともに、一対のテ
ンションプーリ6,7をコンベアベルト8から大きく離
間させることができる。したがって、一対のテンション
プーリ6,7に何ら邪魔されることなく、十分に広いス
ペースを確保して、コンベアベルト8の交換を容易に遂
行することができる。
【0017】なお、上記実施例においては、中間軸13
と駆動用プーリ5との連動に平ギヤ14,15を使用し
たが、摩擦ローラを用いて駆動用プーリ5を回転駆動さ
せるようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、通常
の使用時には、一対のテンションプーリを介してコンベ
アベルトに適正なテンションを付与して確実、順調な搬
送機能を確保することができるものでありながら、コン
ベアベルトの交換が必要になった場合、一対のテンショ
ンプーリ支軸およびテンションプーリのみを、それらを
支持するための固定枠部をコンベアフレームから取り外
すような面倒で大掛かりな作業を要することなく、コン
ベアベルトから完全に分離させてベルト交換用の十分に
広いスペースを確保することができる。また、コンベア
ベルトの交換後は上記支軸をテンション解除用溝から嵌
合溝側へ移行させるとともに、可動側の支軸を長溝内に
嵌入させて、操作ねじ軸を両者間に挿通することによ
り、一方の支軸を位置規制するとともに、一対のテンシ
ョンプーリの相対間隔をコンベアベルト交換前の間隔に
素早く復帰させることができる。したがって、所定のコ
ンベアベルトの交換作業を十分に広いスペースのもとで
非常に容易に、かつ能率良く遂行することができる。さ
らに、テンション装置を分解する必要もないので、装置
全体を構造簡単にして、低コストに構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるベルト式コンベアの
全体側面図である。
【図2】図1の一部を切り欠いた平面図である。
【図3】図1の一部切り欠き正面図である。
【図4】テンションプーリ支軸の要部の斜視図である。
【図5】コンベアベルト交換時のテンションプーリ支軸
の移動状態を説明する要部の斜視図である。
【符号の説明】
2,3 案内用プーリ 5 駆動用プーリ 6,7 テンションプーリ 8 コンベアベルト 16 位置規制側のテンションプーリ支軸 17 可動側のテンションプーリ支軸 18 支軸嵌合溝 19 長溝 20 操作ねじ軸 23 テンション解除用溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内用プーリと駆動用プーリとの間にわ
    たり回動自在に掛張されたコンベアベルトと、このコン
    ベアベルトの相対向する往行部分および復行部分の外面
    それぞれに摺接する一対のテンションプーリと、この一
    対のテンションプーリを回転可能に支承するテンション
    プーリ支軸のうち一方の支軸を位置規制状態に嵌入支持
    するように固定枠部に形成した支軸嵌合溝と、この嵌合
    溝に嵌入支持されて位置規制された上記支軸に対して他
    方の支軸を相対的に遠近移動可能に嵌入支持するように
    固定枠部に形成した長溝と、上記位置規制側の支軸に貫
    通するとともに可動側の支軸に螺合して、該可動側の支
    軸を上記長溝に沿って移動させる操作ねじ軸とを備え、
    上記位置規制側の支軸を嵌入支持する嵌合溝に連ねて、
    その支軸をテンション解除方向に移動可能とするテンシ
    ョン解除用溝を形成したことを特徴とするコンベアのテ
    ンション装置。
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