JP5390974B2 - 養殖貝の洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は牡蠣や真珠貝または帆立貝など、養殖貝の洗浄装置の改良に関する。
従来、牡蠣や真珠貝または帆立貝などの二枚貝(以下、養殖貝という。)の養殖方法は多種多様であるが、いわゆる吊下げ式の養殖方法は、養殖貝の耳と呼ばれる部分にそれぞれ孔を開け、この養殖貝をテグスや合成樹脂製の吊りピンなどで結んで2個を一組として養殖紐に多数取付け、この養殖紐をそれぞれブイで水平方向に這わせた元綱に一定間隔で結んで海中に垂らして生育させる方法である。
この吊下げ式の養殖方法は、砂地で生育させる養殖方法に比べ、養殖貝が砂を含まないことから広く行われている。また養殖貝は、養殖を始めてから出荷するまでには2年から3年間海中で生育させる。その間、養殖貝は海中に吊るされたままの状態であるため、養殖貝の表面に海中で浮遊するイガイやふじつぼ、または、各種の海草などが付着し養殖貝の生育と共にこの付着物も成長する。
そのため、これら付着物により養殖貝の生育が遅れたり、付着物の密生により養殖貝が死んだり、または、付着物により養殖貝同士が絡まったりして養殖貝の養殖効率を著しく低下させている。また、出荷時に海中から養殖貝を引き上げたとき、養殖貝に付着した付着物の除去作業が大変である。そのため、吊下げ式の養殖貝の養殖では、養殖貝の表面に付いた付着物を定期的に除去する洗浄作業が海上で行われている。
例えば、帆立貝の洗浄を行う洗浄装置には、帆立貝を吊下げたままの養殖紐を海中から引き上げて装置内に取付けたコンベアで搬送しながらブラシや加圧流体で洗浄する洗浄装置が知られている。
さらには、海中から引き上げた養殖紐の一端を持ったままで洗浄コンベアベルト上に引き上げ、更に紐の一端を持ったまま本体の側面の設けた挿通口に紐の先端を通して出口側に出すようにした洗浄装置も知られている。
実開昭61−115060号 特開2000−23592号
これらの洗浄装置で洗浄作業を行う場合、海中に張ってある元綱に一端を結んである養殖紐の結び目を解き、養殖紐の一端を握って海中から引き上げて洗浄装置の入口から挿入して出口側に引き出し、再度元綱に養殖紐の一端を結んで行う。この間、養殖貝は巻き上げローラにより引き上げられて、入口側からコンベアにより搬送されて洗浄されながら出口側に移動し、ガイドシュータを伝って自重で海中に戻すことにより行われている。前記作業中、養殖紐が海中に落ちるのを防止するため、養殖紐の一端を握ったままで作業が行なわれている。
しかし、養殖紐は、海水に濡れて滑りやすく、且つ、大きく成長した多数の養殖貝と、各養殖貝に付着した多数の付着物により非常に重くなっている。そのため、元綱から養殖紐を解いたときや、洗浄装置に紐を通すときに養殖紐の重さや紐に付着した海草で手が滑って紐を海中に落下させたり、紐に付着した養殖貝殻で怪我をしたりするおそれがあり危険である。さらには海中に落下した養殖紐の回収作業は手間と時間がかかり洗浄作業の作業効率が著しく低下する。そのため、紐を解いてから洗浄装置まで引き上げる作業には強い腕力と熟練した技術が必要とされている。
本発明が解決しようとする課題は、元綱に一端を結んである養殖紐の結び目を解いて洗浄装置の入口まで引き上げた後、洗浄装置の入口側から挿入して出口側に出す作業において、強い腕力と熟練した技術がなくとも、紐の一端から手を離しても確実に洗浄装置を通して出口側から引き出し、紐を再度元綱に簡単に結ぶことができる装置を提供することにより養殖貝の洗浄作業の安全性と作業効果の向上を図ることを目的とするものである。
上記課題を達成するため本発明は、左右水平方向に入口6と出口7を設けた本体3内に、養殖貝を搬送する搬送コンベア28と、搬送された養殖貝を上方から保持する保持コンベア46をそれぞれ回転可能に取付け、前記両コンベア28、46の中央付近で上下に対向させて形成した洗浄面40に、上下両側から洗浄水を噴射する噴射ノズル58を有した洗浄機構55を回転可能に取付けてなる洗浄装置1において、前記本体3の正面上下に設けた点検口10、11に透明な蓋板13、15をそれぞれ着脱可能に取付け、前記本体3の出口側7に取付けた排出シュータ25の底面中間に、貝止め板26bと貝受舌部27を有した貝回収口26を形成し、前記搬送コンベア28と保持コンベア46の無端ベルト部29、47を構成する連結片30、48に、それぞれ互い違いに向かい合う係止突部31、49を一体に形成すると共に、養殖貝71を多数吊下げた養殖紐70を前記本体の入口側6から出口側7に移動させる養殖紐保持手段60を設けたことを特徴とする。また、前記無端ベルト部29、47を構成する連結片30、48は、該連結片の上端に設けた係止突部31a、49aの端面を凹凸状に形成した係止部31b、49bを設けてなることを特徴とする。さらには、前記養殖紐保持手段(60A)は、前記本体3の入口側6で搬送コンベア28の片側駆動チェーン32aの各外側連結片36にそれぞれ設けた係止凸部37と、前記駆動チェーン32aの上方に位置した紐圧着機構61とで養殖紐70の先端を圧着保持し、前記駆動チェーン32aの前進により養殖紐70の先端を出口側7に移動可能に形成したことを特徴とする。さらにはまた、前記紐圧着機構61は、前記本体3の一側に軸支した支持杆65の下端に、本体の入口付近から出口付近まである長尺な押圧片62の中央より先端側を枢動可能に軸支し、前記支持杆65の上端にばね66を取付けてなり、やや上方に浮かせて吊下げた前記押圧片62の先端を前記ばね66で駆動チェーン32a方向に付勢させて取付けたことを特徴とする。また、前記養殖紐保持手段60Bは、一端に前記養殖紐70の先端を結着する紐係止部77を設け、他端に前記搬送コンベア28のベルト軸33に引っ掛けるフック部76を一体に形成した紐保持具75で、前記養殖紐70の先端に取付けた紐保持具75のフック部76を、搬送コンベア28の任意のベルト軸33に引っ掛けて前記本体3の入口側6から出口側7に移動可能に形成したことを特徴とする。さらには、前記紐保持具は、前記養殖紐70の先端を着脱可能に結着するチャック部82の先端に、前記搬送コンベア28の任意のベルト軸33に着脱可能に引っ掛けるフック部76を一体に形成した紐保持具80で、該紐保持具のフック部81を搬送コンベア28の任意のベルト軸33に引っ掛けて前記本体3の入口側6から出口側7に移動可能に形成したことを特徴とする。
したがって、前記洗浄装置1は、本体3の一側面に設けた点検口10、11に蓋板13、15を着脱可能に取付けることにより、洗浄中における洗浄水の拡散を防止し、洗浄後の点検清掃を容易にすることができ、また、前記本体3の出口側7に設けた排出シュータ25に養殖貝回収口26を設けたことにより、養殖紐70から外れた養殖貝71を容易に回収することができ、さらには、前記搬送コンベア28と保持コンベア46の無端ベルト部29、47に取付けた連結片30、48の係止突部31、49で搬送された養殖貝71を上下方向から保持して洗浄しながら移動させることにより、洗浄作業中に養殖貝が養殖紐70から離脱したり、養殖紐70が海中に落下するのを防止できる。さらには、海中から引き上げた養殖紐70の先端を本体3の一側に設けた養殖紐保持手段60により保持して本体の入口側6から後方出口7まで送ることにより、洗浄作業中に養殖紐70が滑って手に怪我をしたり、紐をそのまま海中に落下させるおそれがなく、確実に養殖紐を出口側に引き出して再度元綱に結ぶことができるので作業効率の向上を図ることができるという利点を有する。
本発明にかかる第1洗浄装置の正面図である。 養殖紐の引き上げ状態を示す第1洗浄装置の正面図である。 養殖紐の引き上げ状態を示す第1洗浄装置の側面図である。 第1洗浄装置の平面図である。 排出シュータに設けた養殖貝回収口の要部拡大断面図である。 無端ベルトの一部破断した平面図である。 連結片の要部拡大斜視図である。 一部破断した無端ベルト部に取付けた第1連結片の側面図である。 連結片の第2の実施の形態を示す第2連結片の側面図である。 養殖貝を連結片で上下から保持した状態を示す断面図である。 養殖紐保持手段である紐圧着機構を示す一部破断した側面図である。 図11のA―A線拡大断面図である。 第1外側連結片を取付けた駆動チェーンの側面図である。 第2外側連結片を取付けた駆動チェーンの側面図である。 第3外側連結片を取付けた駆動チェーンの側面図である。 第4外側連結片を取付けた駆動チェーンの側面図である。 入口付近で養殖紐の一端を圧着した状態を示す要部拡大図である。 養殖紐の圧着状態を示す要部拡大図である。 図18のB―B線拡大断面図である。 出口側に養殖紐が送り出された状態を示す説明図である。 本発明にかかる第2洗浄装置の正面図である。 一部破断した無端ベルト部の平面図である。 養殖紐保持手段である第1紐保持具を示す側面図である。 第2紐保持具の側面図である。 第3紐保持具の側面図である。 養殖紐保持手段である紐保持具を無端ベルト部の連結軸に引っ掛けた状態を示す断面図である。
本発明の第1の実施の形態である第1洗浄装置を図面に基づいて説明すると、図1は本発明にかかる第1洗浄装置の正面図、図2は養殖紐の引き上げ状態を示す第1洗浄装置の正面図、図3は養殖紐の引き上げ状態を示す第1洗浄装置の側面図、図4は第1洗浄装置の平面図、図5は排出シュータに設けた貝回収口の要部拡大断面図、図6は無端ベルトの一部破断した平面図、図7は無端ベルト部に取付ける連結片の要部拡大斜視図、図8は一部破断した無端ベルト部に取付けた第1連結片の側面図、図9は無端ベルト部に取付けた第2連結片の側面図、図10は養殖貝を連結片で上下から保持した状態を示す断面図、図11は養殖紐保持手段である紐圧着機構を示す一部破断した側面図、図12は図11のA―A線拡大断面図である。本発明に係る第1洗浄装置1Aは、作業船の船縁に取付けて使用するもので、架台2上に設けた本体3の内部に、海中から引き上げた養殖紐70に吊下げた養殖貝71を搬送する搬送コンベア28と、搬送された養殖貝を上面から押さえて安定させる保持コンベア46と、搬送された養殖貝の表面に付着した不純物を除去する洗浄機構55をそれぞれ収容し、前記洗浄装置1の入口側6には海中の養殖貝71を吊下げた養殖紐70を引き上げるための巻上げドラム20を取付け、他方の出口側7には洗浄後の養殖貝を海に戻すための排出シュータ25を取付けてある。
前記架台2は、洗浄装置1を船縁に取付ける際、船上の所定箇所に設けた固定枠(図示せず)に取付ける。この架台2の中央には洗浄機構55に海水を圧送するポンプ(図示せず)に連通する送水管の開閉バルブ(図示せず)を取付けてある。
前記本体3は、図1に示すごとく、養殖貝71を搬送する搬送コンベア28を収容した下部体4と、搬送された養殖貝71を上面から押さえて向きを安定させる保持コンベア46を収容した上部体5とからなり、前記搬送コンベア28と保持コンベア46とが対面する水平方向の左右に入口6と出口7をそれぞれ設けてある。
前記本体3の正面で、搬送コンベア28の側面中央と、保持コンベア46の側面中央にそれぞれ点検口10、11を設け、該点検口に蓋板13、15をそれぞれ着脱可能に取付けてある。前記保持コンベア46側の上点検口10に取付ける上蓋板13には、洗浄状況を外部から観察することができる透明窓部14を設けてある。
本体3の正面側に点検口10、11を設けることにより、清掃や点検を行う場合、本体3の正面板を外すことなく簡単に行うことができる。また、洗浄作業中は、点検口10、11にそれぞれ蓋板13、15を取付けることにより、洗浄水の飛沫が飛び散るのを防止することができる。
本体3内に収容した搬送コンベア28や保持コンベア46および巻上げドラム20は、それぞれ本体3に内蔵した駆動モータ(図示せず)により駆動し、洗浄機構55は本体3の上部に設けた駆動モータ59により回転し、洗浄水は海水を汲み上げるポンプ(図示せず)から送水される。
19は感知バーで、図3に示すごとく、前記本体3の入口6に取付けられ、海中から引き上げた養殖貝を前記感知バーに当てて刺激することにより養殖貝の口を閉じさせている。養殖貝の口が開いた状態で洗浄すると、口から水が入って養殖貝が弱ったり、死んだりするおそれがある。そのため、本体3の入口6に感知バー19を設け、搬送された養殖貝がバーに当たることによって刺激し、養殖貝の口を洗浄前に閉じさせるものである。
20は巻上げドラムで、前記本体3の入口側6に取付け、海中から引き上げた養殖紐70に吊下げてある養殖貝71を容易に引き上げることができる。この巻上げドラム20のドラム部21と、本体3の入口6との間に搬送板22を取付け、海中から引き上げた養殖貝71をスムースに搬送コンベア28に送るようにしてある。
23はガイド軸で、前記搬送板22の一側で本体3の入口6付近に取付け、海中から引き上げた養殖紐70がドラム部21の片側に寄ることを防止し、また、養殖紐70の先端を搬送コンベア28方向へ送るとき、該ガイド軸に取付けたガイドローラ(図示せず)により引き上げた養殖紐70の養殖貝71を搬送コンベア28方向へスムースに送ることができる。
25は排出シュータで、前記本体3の出口側7に取付けて洗浄後の養殖貝71をこの排出シュータ25で滑らせて海中に戻すことにより、養殖貝を傷つけることなくスムースに海中に戻すことができる。
この排出シュータ25には、図4、5に示すごとく、シュータの中間底面に貝回収口26を設け、洗浄中に養殖紐70から離脱した養殖貝を回収するものである。この貝回収口26は、下側底板26cに前記排出シュータ25の傾斜方向と反対方向に傾斜させて貝受舌部27を設け、上側底板26aの端面を下方に折り曲げて先端を前記貝受舌部27の表面側で養殖貝が落下しない程度の隙間を設けて貝止め板26bを位置してある。
排出シュータ25に貝回収口26を設けたことにより、テグスから離脱した養殖貝は、貝回収口26内に落下して貝止め板26bで係止することにより容易に回収することができ、無駄がない。また、養殖貝に着いた洗浄水は、貝止め板26bと貝受舌部27との隙間から落下して水きりをすることができるので回収作業の効率化を図ることができる。さらには、養殖紐70に吊るされた状態の養殖貝71は、貝受舌部27で受けることにより貝回収口26に落下することなくスムースに通過させることができる。
前記搬送コンベア28は、下部体4内で、入口側6に軸支した駆動スプロケット38と、出口側7に軸支したスプロケット39との間に水平な洗浄面40を設け、下方にそれぞれ軸支した他のスプロケット39を介してエンドレスに回転可能に環回してある。
前記保持コンベア46は、前記本体3の上部体5内に収容され、入口側6に軸支した駆動スプロケット50と、出口側に軸支したスプロケット52との間に前記洗浄面40と並行に位置し、上部体5に軸支した他のスプロケット52を介して保持コンベア46をエンドレスで回転可能に環回してある。
前記搬送コンベア28と保持コンベア46とを構成する無端ベルト部29、47は、図6に示すごとく、金属製の無端ベルト、特に塩害に対する耐食性を有するステンレス材により形成した多数の連結片30、48を、それぞれ並行に位置した複数のベルト軸33に互い違いに連続して連結して無端ベルト部29、47を形成し、該無端ベルト部の両側に駆動チェーン32をそれぞれ同軸に取付けて形成してある。
前記ベルト軸33に互い違いに連続して連結した連結片30、48は、それぞれ同軸で並行に位置した連結片30、48と連結片30、48との間に、それぞれスペースリング34をベルト軸33に挿通して各連結片の揺動を防止している。
前記無端ベルト部29、47に取付けた第1連結片30、48は、図7、8に示すごとく、連結片30、48の長手方向にベルト軸33を挿通する軸孔30a、48aを設け、無端ベルト部29、47が互いに向かい合う面に係止突部31、49を突出させて一体に形成してある。
この係止突部31、49を有した連結片30、48からなる無端ベルト部29、47を取付けて形成した搬送コンベア28または保持コンベア46を取付けて形成した洗浄装置1は、海水に濡れて重い多数の養殖貝71を吊るした重量のある養殖紐70を、洗浄装置1の入口側6から洗浄面40上に養殖貝71が搬送されると、図10に示すごとく、それぞれ上下方向から互い違いに突出している係止突部31、49により養殖貝71をしっかりと保持しながら移動させることができる。したがって、各コンベアによる各養殖貝の保持力が向上して搬送中または洗浄中に養殖貝が動いたり、養殖紐70が引張られるのを防止すると共に、養殖紐70が自重で海中に落下するのを防止することができる。
図9は無端ベルト部29b、47bに取付けた連結片の第2の実施形態で、連結片30b、48bに設けた係止突部31a、49aの上端に、ノコギリ刃状の凹凸部31b、49bを設けてある。この連結片30a、48aの係止突起31aの上端に凹凸部31b、49bを設けることにより、該凹凸部で養殖貝71を上下方向から保持したとき、該凹凸部により養殖貝が滑るのを防止して確実に保持することができる。
51は抑えローラで、前記駆動スプロケット50を軸支した支持軸に軸支され、保持コンベア46の内側に位置し、本体3内に送られた養殖貝71の表裏を上下方向に矯正させると共に、該抑えローラと保持コンベア46の自重とで洗浄中に養殖貝が動くのを防止している。養殖貝71は、表面に付着物が付いたままの状態で上がってくるため、養殖貝の方向がばらばらで、そのまま搬送コンベア28に搬送されて洗浄すると、養殖貝の両面に洗浄水が十分に当たらず、洗浄むらができて洗浄効率が悪くなるのを防止することができる。
前記洗浄機構55は、図1、2に示すごとく、前記本体3内にそれぞれ収容した搬送コンベア28と保持コンベア46のそれぞれ中央に取付けた支持板16、17にそれぞれ送水管56を回転可能に取付けてなり、該送水管の先端を複数に分岐させた分岐管57の先端に噴射ノズル58をそれぞれ取付けて形成してある。
この噴射ノズル58の先端は、前記搬送コンベア28の洗浄面40に向けて上下方向から噴射可能に位置し、本体3の上面に取付けた駆動モータ59から減速機(図示せず)とチェーン(図示せず)を介して送水管56を回転させることにより、洗浄面40にむらなく洗浄水を噴射させることができる。
第1洗浄装置1Aにおける養殖紐保持手段60Aは、図11、12に示すごとく、前記搬送コンベア28の片側駆動チェーン32aの各外側連結片36にそれぞれ設けた係止凸部37と、前記駆動チェーン32aの上方に位置した紐圧着機構61とからなり、養殖紐70を本体3の入口側6で保持して出口側7に送ることができる。
前記駆動チェーン32aの外側連結片36にそれぞれ設けた係止凸部37は、図14に示すごとく、外側連結片42の上端を一方側に偏心させて突出させた係止凸部43を一体に形成したことにより、養殖紐70の引っ掛け位置を調節することができる。また、図15に示すごとく、外側連結片44の係止凸部44aを山型に突出させて一体に形成したことにより養殖紐70の着脱をスムースに行うことができる。さらには、図16に示すごとく、外側連結片45の係止凸部45aの進行方向側を凹ませた係止凹部45bを一体に形成したことにより、養殖紐70を引っ掛ける場合、養殖紐が滑ったり、抜けたりすることなく確実に保持することができるので安全に紐送り作業を行うことができる。
前記紐圧着機構61は、前記本体3の一側に軸支した支持杆65の下端に、本体3の入口付近から出口付近まで位置した長尺な押圧片62の中央より前側を枢動可能に軸支し、前記支持杆65の上端にばね66を取付けてなり、先端をやや上方に浮かせて吊下げた前記押圧片62を、前記ばね66で駆動チェーン32a方向に付勢させて取付けてある。
前記押圧板62は、図11に示すごとく、先端の下方をアール状に湾曲させた圧着部63を設け、後端を半円状に形成した離脱部64を設け、横幅を前記駆動チェーン32のスペースリング34とほぼ同じ幅に形成し、前記駆動チェーン32に圧着保持させた養殖紐70を駆動チェーン32の移動と共に、押圧板62の下面をスライドさせて入口側6から出口側7に移動可能に形成してある。
前記押圧板62は、図12に示すごとく、先端をやや上方に浮かせて駆動チェーン32aとの間に隙間Xを設けて吊下げ、通常は、前記支持杆65をばね66で引張ることにより、押圧板62を駆動チェーン32a方向に付勢させてある。
養殖貝71の洗浄作業は、前記搬送コンベア28や保持コンベア46および巻上げドラム20を駆動させ、海中に張ってある元綱にそれぞれ一端を結んである養殖紐70を海中から引き上げて洗浄装置1の入口側6から養殖紐保持手段60Aに先端を挿入する。
養殖紐保持手段60Aに先端を挿入した養殖紐70は、巻き上げドラム20に乗せて引き上げながら係止凸部37と紐圧着機構61とで圧着保持させて養殖紐70から手を離す。次いで、係止凸部37と紐圧着機構61とで圧着保持された養殖紐70は、洗浄装置1内を移動して出口側7に送られ、出口側に出てきた養殖紐70の先端を手で握って引き出し、再度、海中に張ってある元綱の元の場所に結ぶことにより作業が終了する。
前記作業工程において、巻き上げドラム20により引き上げられて搬送コンベア28上に搬送された養殖貝71は、入口6に取付けた感知バー19に当たった刺激により養殖貝の口が閉じ、次いで、抑えローラ51で養殖貝の表裏を上下方向に矯正させて搬送コンベア28と保持コンベア46の間に狭持されて移動する。養殖貝の口を閉ざし表裏方向を上下にすることにより、洗浄中における養殖貝の死亡率を減少させ、且つ、養殖貝の表面に洗浄水が十分に当たらない洗浄むらを防止し、洗浄効率の向上を図ることができる。
洗浄装置1Aの一側に取付けた紐圧着機構61に、海中から引き上げた養殖紐70の先端を圧着させる動作は、図11に示すごとく、養殖紐70の先端を回転している駆動チェーン32aの係止凸部37に引っ掛けて行う。
係止凸部37に引っ掛けた状態で駆動チェーン32aの回動と共に養殖紐70が移動すると、養殖紐70が紐圧着機構61の押圧板62に当接し、該押圧板の圧着部63をばね66の弾発力または付勢力に抗して上方に浮かせる。圧着部63を浮かせることにより、海水で濡れて滑りやすい養殖紐70を圧着部63の下側へ確実に送り込むことができる(図17)。
次いで、養殖紐70は、図18、19に示すごとく、駆動チェーン32aの外側連結片36の係止凸部37とスペースリング34の間に位置して押圧板62の押圧力で圧着することにより、養殖紐70から手を離しても養殖紐70は紐圧着機構61から外れることなく強固に保持することができる。
手から離れた養殖紐70は、駆動チェーン32aの回動と共に押圧板62の下面をスライドしながら移動して確実に出口方向に移動させることができる。したがって、海から引き上げられて海水を含んだ養殖貝71の重量が加わった重い養殖紐70でも、養殖紐保持手段60Aにより圧着保持されるため、移動中にずれたり抜け落ちることなく確実に出口側に送ることができる。
養殖紐保持手段60Aの係止凸部37と、紐圧着機構61とにより圧着されて移動しながら出口側7に出てきた養殖紐70は、図20に示すごとく、端部を押圧板62の離脱部64付近にきたら手で掴みながら離脱部64から外れた後、圧着力が解消された養殖紐70を手で引き出し再度海中に張ってある元綱に結ぶことにより、該養殖紐に吊下げられている養殖貝は順次洗浄された後、排出シュータ25から自重で海中に落下して吊り下がることにより洗浄作業が完了する。
以上のごとく、海中から引き上げられた養殖紐70を、洗浄装置1Aの一側に取付けた養殖紐保持手段60Aにより入口側6で圧着保持して出口側7に送ることができるので洗浄作業中に養殖紐70から手を離しても、養殖紐70が脱落することがなく安全確実に移動させることができるので、洗浄作業の向上と作業中の怪我などの事故を防止することができる。
本発明の第2の実施の形態である第2洗浄装置1Bを図面に基づいて説明すると、図21は養殖紐の引き上げ状態を示す第2洗浄装置の正面図、図22は一部破断した無端ベルト部の平面図、図23Aは養殖紐保持手段60Bに取付けた第1紐保持具の使用状態を示す側面図、図23Bは第2紐保持具の使用状態を示す側面図、図23Cは第3紐保持具の使用状態を示す側面図、図24は第2養殖紐保持手段60Bである紐保持具を無端ベルト部の連結軸に引っ掛けた状態を示す断面図である。本発明の第2洗浄装置1Bは、前記第1洗浄装置1Aとほぼ同一の構成であることから、共通部分については同一の符号をもって説明する。
この第2洗浄装置1Bは、作業船の船縁に取付けて使用するもので、架台2上に設けた本体3の内部に、海中から引き上げた養殖貝71を搬送する搬送コンベア28と、搬送された養殖貝を上面から押さえて安定させる保持コンベア46と、搬送された養殖貝の表面に付着した不純物を除去する洗浄機構55をそれぞれ収容し、前記洗浄装置1の入口側6には海中の養殖貝71を吊下げた養殖紐70を引き上げるための巻上げドラム20を取付け、他方の出口側7には洗浄後の養殖貝を海に戻すための排出シュータ25を取付けてある。
前記架台2は、洗浄装置1を船縁に取付ける際、船上の所定箇所に設けた固定枠(図示せず)に取付ける。この架台2の中央には洗浄機構55に海水を圧送するポンプ(図示せず)に連通する送水管の開閉バルブ(図示せず)を取付けて有る。
前記本体3は、図21に示すごとく、養殖貝71を搬送する搬送コンベア28を収容した下部体4と、搬送された養殖貝71を上面から押さえて養殖貝の向きを安定させる保持コンベア46を収容した上部体5とからなり、前記搬送コンベア28と保持コンベア46とが対面する水平方向の左右に入口6と出口7をそれぞれ設けてある。
前記本体3の正面に設けた点検口10、11および蓋板13、15は、前記第1洗浄装置1の点検口10、11および蓋板13、15と同一であるため、説明を省略する。前記感知バー19、巻上げドラム20および排出シュータ25、さらに前記洗浄機構55は、前記第1洗浄装置1と同一であるため、説明を省略する。
前記搬送コンベア28は、下部体4内で、入口側6に軸支した駆動スプロケット38と、出口側7に軸支したスプロケット39との間に水平な洗浄面40を設け、下方にそれぞれ軸支した他のスプロケット39を介してエンドレスで回転可能に環回してある。
前記保持コンベア46は、前記本体3の上部体5内に収容され、入口側6に軸支した駆動スプロケット50と、出口側に軸支したスプロケット52との間に前記洗浄面40と並行に位置し、上部体5に軸支した他のスプロケット52を介して保持コンベア46をエンドレスで回転可能に環回してある。前記保持コンベア46の抑えローラ51は、前記第1洗浄装置1Aと同一であるため、ここでの説明を省略する。
前記搬送コンベア28および保持コンベア46は、図22に示すごとく、金属製のワイヤーベルト、特に塩害に対する耐食性を有するステンレス材により形成した無端ベルト29、47の両端に駆動チェーン32をそれぞれ取付けて形成してある。この無端ベルト29、47は、前記図6において説明した無端ベルトと同一であるためここでの説明を省略する。
第2洗浄装置1Bにおける養殖紐保持手段60Bは、養殖紐70の先端に取付けた紐保持具75により行う。この紐保持具75は、図23Aに示すごとく、先端にフック部76、後端にひも止め部77を一体に設けてなり、前記ひも止め部77に養殖紐70の先端を通して折り返して折り返し部分を結着して形成してある。さらには、図23Bに示すごとく、紐保持具75aのひも止め部77aに、養殖紐70の先端を通した後、該紐の先端を結んで止めてもよい。
第2紐保持具80は、図23Cに示すごとく、先端にフック部81、後端にチャック部82を有してなり、養殖貝の洗浄作業を行うときに、元綱からほどいた養殖紐の先端または任意箇所にチャック部82を着脱可能に取付けて使用するものである。前記第2紐保持具80は、養殖貝の洗浄作業を行う場合、元綱からほどいて引き上げた養殖紐70の先端にチャック部82を取付けて使用するもので、通常は、養殖紐から分離してある。
上記のごとく、第2洗浄装置1Bに取付けた養殖紐保持手段60Bを使用して養殖貝71の洗浄作業を行う場合、図24に示すごとく、紐保持具75、75aを取付けてある養殖紐70を引き上げて洗浄装置の搬送コンベア28のベルト軸33に引っ掛けた後、養殖紐70から手を離しても搬送コンベア28により確実に保持して洗浄装置の入口側から出口側に送ることができるので、洗浄作業の効率化を図ることができる。
前記作業工程において、巻き上げドラム20により引き上げられて入口側6から搬送コンベア28上に搬送された養殖貝は、入口6に取付けた感知バー19に当たった刺激により養殖貝の口が閉じ、次いで、抑えローラ50で養殖貝の表裏を上下方向に矯正させて搬送コンベア28と保持コンベア46の間に狭持させて移動させる。
養殖貝の口を閉ざし表裏方向を上下にすることにより、洗浄中における養殖貝の死亡率を減少させ、且つ、養殖貝の表面に洗浄水が十分に当たらない洗浄むらを防止し、洗浄効率の向上を図ることができる。さらに洗浄面40上の養殖貝は、搬送コンベア28と保持コンベアの無端ベルト29、48に取付けた連結片31、48の係止突部31a、48aにより上下方向から保持することにより、搬送中または洗浄中に養殖貝が紐全体の重さで入口方向に引張られたり、動いたりすることなく確実に保持することができるので養殖貝が養殖紐から脱落したり、海中に落下することなく確実に洗浄して再度海中に戻すことができ、洗浄作業に効率化を図ることができる。
また、養殖貝の洗浄作業において、洗浄中は、点検口10、11に蓋板13、15を取付けて洗浄中に洗浄水の飛沫が飛び散るのを防止し、上部体5に取付けた蓋板13には透明窓部14を設けたことにより、洗浄状況を外部から観察することができるので便利である。洗浄作業の終了後は、前記蓋板13、15をそれぞれ取り外すことにより、装置内の洗浄または点検を容易に行うことができるので便利である。
前記本体3の出口側7に取付けた排出シュータ25は、底面に貝回収口26を設けたことにより、洗浄中にテグスから離脱した養殖貝は、貝回収口26内に落下して貝止め板26bで係止するため容易に取り出すことができる。また、養殖貝に着いた洗浄水は、貝止め板26bと貝受舌部27との隙間から落下して水きりをすることができるので回収作業の効率化を図ることができる。さらには、貝回収口の下側底板26aに貝受舌部27を前記排出シュータ25の傾斜方向と反対方向に折り曲げて形成したことにより、養殖紐70に吊るされた養殖貝71が貝回収口26に落下するのを防止してスムースに通過させることができる。
養殖貝の養殖方法は、前記したごとく、養殖紐に養殖貝をそれぞれ吊り下げて行う方法のほか、養殖紐に多数吊下げた養殖籠内に複数の養殖貝を収容し、この籠を海中に吊下げて行う養殖方法もある。この養殖方法は、比較的小さな養殖貝を一度に効率よく養殖することができる。
前記養殖方法においても養殖籠を海中に吊るすことから、海中に浮遊する不純物が養殖籠に付着して籠の目を塞いで潮の流通を阻害するおそれがある。籠の目を塞がれると養殖貝の生育に障害を生じるおそれがあるため、養殖貝を収容した養殖籠も定期的に洗浄する必要がある。この養殖貝を収容した養殖籠を洗浄する場合にも、前記第1、2洗浄装置1A、1Bを使用して洗浄することができるのは勿論である。
1 洗浄装置
2 架台
3 本体
4 下部体
5 上部体
6 入口
7 出口
10 上点検口
11 下点検口
13 上蓋板
14 透明窓部
15 下蓋板
20 巻上ドラム
23 ガイド軸
25 排出シュータ
26 貝回収口
27 貝受舌部
28 搬送コンベア
29 無端ベルト
30 連結片
31 係止突部
32 駆動チェーン
33 ベルト軸
34 スペースリング
35 内側連結片
36 第1外側連結片
37 第1係止凸部
40 洗浄面
46 保持コンベア
47 無端ベルト
48 連結片
49 係止突部
50 駆動スプロケット
55 洗浄機構
58 噴射ノズル
60A養殖紐保持手段
61 紐圧着機構
62 押圧板
63 圧着部
64 離脱部
65 支持軸
66 ばね
70 養殖紐
71 養殖貝
75 第1紐保持具
76 フック部
77 ひも止め部
80 第2紐保持具
81 フック部
82 チャック部

Claims (6)

  1. 左右水平方向に入口(6)と出口(7)を設けた本体(3)内に、養殖貝を搬送する搬送コンベア(28)と、搬送された養殖貝を上方から保持する保持コンベア(46)をそれぞれ回転可能に取付け、前記両コンベア(28)、(46)の中央付近で上下に対向させて形成した洗浄面(40)に、上下両側から洗浄水を噴射する噴射ノズル(58)を有した洗浄機構(55)を回転可能に取付けてなる洗浄装置(1)において、
    前記本体(3)の正面上下に設けた点検口(10)、(11)に透明な蓋板(13)、(15)をそれぞれ着脱可能に取付け、前記本体(3)の出口側(7)に取付けた排出シュータ(25)の底面中間に、貝止め板(26b)と貝受舌部(27)を有した貝回収口(26)を形成し、前記搬送コンベア(28)と保持コンベア(46)の無端ベルト部(29)、(47)を構成する連結片(30)、(48)に、それぞれ互い違いに向かい合わせて突出させた係止突部(31)、(49)を一体に形成すると共に、養殖貝(71)を多数吊下げた養殖紐(70)を前記本体の入口側(6)から出口側(7)に移動させる養殖紐保持手段(60)を設けたことを特徴とする養殖貝の洗浄装置。
  2. 前記無端ベルト部(29)、(47)を構成する連結片(30)、(48)は、該連結片の上端に設けた係止突部(31a)、(49a)の端面を凹凸状に形成した係止部(31b)、(49b)を設けてなることを特徴とする請求項1記載の養殖貝の洗浄装置。
  3. 前記養殖紐保持手段(60A)は、前記本体(3)の入口側(6)で搬送コンベア(28)の片側駆動チェーン(32a)の各外側連結片(36)にそれぞれ設けた係止凸部(37)と、前記駆動チェーン(32a)の上方に位置した紐圧着機構(61)で養殖紐(70)の先端を圧着保持し、前記駆動チェーン(32a)の前進により養殖紐(70)の先端を出口側(7)に移動可能に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の養殖貝の洗浄装置。
  4. 前記紐圧着機構(61)は、前記本体(3)の一側に軸支した支持杆(65)の下端に、本体の入口付近から出口付近まである長尺な押圧片(62)の中央より前側を枢動可能に軸支し、前記支持杆(65)の上端にばね(66)を取付けてなり、上方をやや浮かせて吊下げた前記押圧片(62)の先端を、前記ばね(66)で駆動チェーン(32a)方向に付勢させて取付けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の養殖貝の洗浄装置。
  5. 前記養殖紐保持手段(60B)は、一端に前記養殖紐(70)の先端を結着する紐係止部(77)を設け、他端に前記搬送コンベア(28)のベルト軸(33)に引っ掛けるフック部(76)を一体に形成した紐保持具(75)で、前記養殖紐(70)の先端に取付けた紐保持具(75)のフック部(76)を、搬送コンベア(28)の任意のベルト軸(33)に引っ掛けて前記本体(3)の入口側(6)から出口側(7)に移動可能に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の養殖貝の洗浄装置。
  6. 前記紐保持具は、前記養殖紐(70)の先端を着脱可能に結着するチャック部(82)の先端に、前記搬送コンベア(28)の任意のベルト軸(33)に着脱可能に引っ掛けるフック部(76)を一体に形成した紐保持具(80)で、該紐保持具のフック部81を搬送コンベア(28)の任意のベルト軸(33)に引っ掛けて前記本体(3)の入口側(6)から出口側(7)に移動可能に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の養殖貝の洗浄装置。
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