JP2015139395A - 養殖物引上げ方法、養殖物洗浄方法、養殖物引上げガイド、養殖物洗浄装置 - Google Patents

養殖物引上げ方法、養殖物洗浄方法、養殖物引上げガイド、養殖物洗浄装置 Download PDF

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弘昭 杉山
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暢 杉山
秀史 杉山
Hideshi Sugiyama
秀史 杉山
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Abstract

【課題】海中から船上への引上げ中に貝類の落下、脱落がなく、歩留まりが向上し、効率の良い引上げ作業ができ、労力負担も軽減できるようにすることにある。【解決手段】 数枚の羽根を備えた引上げガイドを船に取付け、その引上げガイドにより、海中の養殖物を水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す。引上げガイドの羽根から水平状態で送り出される養殖物を、引継ぎ搬送体に送り出し、引継ぎ搬送体の水平回転により、水平状態で船上側に送り出す。養殖物が底面と出し入れ口を備え、内部に貝類を収容可能な収容空間を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出すことができる。【選択図】図2

Description

本願発明は、養殖物を海中から引上げる方法と、引上げ中に又は船上に引上げてから養殖物を洗浄する洗浄方法と、養殖物を船上に引上げる引上げガイドと、海中から引上げながら又は船上に引上げてから養殖物を洗浄することができる洗浄装置に関するものである。特に、帆立貝、牡蠣、真珠貝、その他の貝(以下、「貝類」という。)を入れて海中に吊るしてある養殖カゴ、耳吊り養殖のために海中に吊るしてある貝類付きロープ等の養殖物を海中から引上げて、それら養殖物を洗浄したり、出荷したりするのに適するものである。
貝類の養殖の主な方法として、籠養殖と耳吊り養殖がある。
籠養殖は四角錐形状の養殖カゴ(通称;座布団カゴ)や円筒状の丸カゴ(通称;提灯カゴ)の中に貝類を入れ、これら座布団カゴや提灯カゴなど(以下、これらをまとめて「養殖カゴ」という。)を多数連結して海中に吊下げて養殖する方法である。
耳吊り養殖はロープに差し込んだ樹脂製の貝係止具やテグスを、貝類に開けた孔に通して貝類をロープに係止し、その貝類付きロープを海中に吊下げて養殖する方法である。
前記座布団カゴの一例を図7に示す。この養殖カゴ1は、防食加工された金属線材で作られた方形の枠材2に、金属線材の補強材3を十字状に組み合わせた枠体4を底面とし、その枠体4の外周にネット5を略四角錐の形状(ピラミッド形)に張って、ネット5の内側に貝類を収容する空間を形成してある。また、枠体4の中心部(十字状の補強材3の中央部)Aに吊り紐6を結び、その吊り紐6を前記空間内を通してネット5の頂部Bに結んで、吊り紐6の上側を上方に引くと、四角形の枠体4を底面とするピラミッド形となるようにしてある。また、ネット5の底面の四つのコーナーから頂部Bに向かう四つの稜線のうち、一つの稜線上に出し入れ口7が設けられ、そこから貝類を出し入れできるようにしてある。出し入れ口7はその全長を閉じ紐で閉じることもあるが、全長を閉じると貝類の出し入れ時に閉じ紐をほどく面倒があるため、途中までしか閉じないとか、ほとんど閉じないこともある。
籠養殖は、予め、前記吊り紐6で縦に多数個(通常6〜20個程度)連結し、それら養殖カゴ1の最上段の養殖カゴの吊り紐6に案内紐(業界では「テボ」と呼ばれている)G(図8)を取り付け、そのテボGを図8のように浮き玉Oで海上に浮かせてある幹ロープPに繋いで、多数の養殖カゴ1を海中に吊下げ、養殖カゴ1内の貝類を養殖する方法である。養殖カゴ1はその底面が下になり、出し入れ口7が上(横向き)になって、海中で水平姿勢に吊下げられて養殖される。
籠養殖でも、耳吊り養殖でも、海中に長期間吊るしておくと養殖カゴ、ロープ、貝類に海藻や雑物が付着して貝類の成長が阻害される。貝類の成長促進のためには、養殖中に貝類を洗浄する必要がある。籠養殖では養殖カゴを、耳吊り養殖では貝類付きロープを、海中から船上に引上げて洗浄している。海中からの引上げは貝類の出荷時にも行われる。
養殖カゴ1の引上げ時には、従来は、図9のように、船Sの横に回転ロールRを取り付け、その回転ロールRを回転させて海中から養殖カゴ1を引上げ、その養殖カゴ1を回転ロールRの四枚(5枚の場合もある)の羽根Wの上に順次のせて船上に送り出している。この場合、通常は、船上の作業員Hが養殖カゴ1を手で引いて船上に引上げて船上に溜めておき、その養殖カゴ1を、作業員Hが船上の洗浄機(図示せず)に入れて洗浄し、洗浄完了後に海中に戻している。出荷時は、洗浄後、養殖カゴ1から取り出して出荷する。回転ロールRを使用した引上げは数十年前からの周知技術である。
貝類付きロープの引上げの従来方法は、船の横に回転ドラムを取り付け、その回転ドラムを回転させて海中から貝類付きロープを船上に引上げている。この場合も、通常は、船上の作業員が貝類付きロープを引いて船上に引上げて船上に溜めておき、その貝類付きロープを、作業員Hが船上の洗浄機に入れて洗浄し、洗浄後に海中に戻している。出荷時は、洗浄後、貝類付きロープから取り外して出荷する。この引上げに関しては特許文献1、2がある。
特開平8−19348号公報 特開平11−147079号公報
従来の養殖カゴ引上げ方法では、養殖カゴ1が回転ロールRの回転により海中から引上げられて船上に送り出されるため、送り出し中に養殖カゴ1が反転して出し入れ口7(図7)が下向きになり、内部の貝類が出し入れ口7から落下することがあった。船上に落下した貝類は通常は、別途用意した新たな養殖カゴ1に入れて洗浄し、洗浄後に海中に戻している。このため、貝類が落下すると作業が多くなり、作業性が悪く、労力もかかる。貝は船上に落下するとは限らず、海中に落下することもある。この場合は養殖カゴ1に戻すことができず、養殖の歩留まりが低下し、養殖業者の減収の一因になる。
従来の貝類付きロープの引上げ方法では、回転ドラムの胴が丸胴で滑りやすいため、海藻や貝等付着して太くなっている貝類付きロープ(6mm〜8mm程度のロープが50mm〜150mm程度にも太くなる)の場合は、滑って引上げにくいとか、滑ると貝類がロープから脱落して歩留まりが悪くなる、といったことがあった。
本願発明の課題は、海中から船上への引上げ中に、養殖カゴからの貝類の落下、貝類付きロープからの貝類の脱落がほとんどなく、歩留まりが向上し、効率の良い引上げ作業ができ、労力負担も軽減できるようにすることにある。
本願発明の養殖物引上げ方法は、海中の貝類入り養殖カゴ、貝類付きロープ等の養殖物を引上げる方法において、数枚の羽根を備えた引上げガイドを船に取付け、その引上げガイドにより、海中の養殖物を水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出すようにした引上げ方法である。
本願発明の養殖物引上げ方法は、前記養殖物引上げ方法において、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す養殖物を、引継ぎ搬送体で引継いで船上側に送り出すこともできる。
本願発明の養殖物引上げ方法は、前記養殖物引上げ方法において、養殖物が底面と出し入れ口を備え、内部に貝類を収容可能な収容空間を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出すこともできる。
本願発明の養殖物洗浄方法は、海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、養殖物を前記いずれかの養殖物引上げ方法により水平状態で引上げ、その引上げ中に、引上げガイドと引継ぎ搬送体のいずれか一方又は双方の上の養殖物に洗浄体を噴射して養殖物を洗浄する方法である。
本願発明の養殖物洗浄方法は、海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、養殖物を前記いずれかの養殖物引上げ方法により水平状態で船上側に引上げ、その養殖物を引上げガイド又は引継ぎ搬送体又は船上から洗浄機に入れて、その洗浄機内を通過中の養殖物に洗浄体を噴射して洗浄する方法である。
本願発明の養殖物洗浄方法は、海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、養殖物が底面と出し入れ口を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出し、その引上げ中に養殖物に洗浄体を噴射して、又は引上げ後に洗浄機に入れて洗浄機内で養殖物に洗浄体を噴射して養殖物を洗浄する方法であってもよい。
本願発明の養殖物洗浄方法は、前記養殖物洗浄方法において、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す養殖物を、引継ぎ搬送体で引継いで船上側に送り出し、その送り出し中に、引上げガイドと引継ぎ搬送体の双方又はいずれか一方の上の養殖物に洗浄体を噴射して洗浄する方法であってもよい。
本願発明の養殖物洗浄方法は、前記養殖物洗浄方法において、引上げガイドをその全部又は一部が船の外に突出するように船に取付けたものであってもよい。
本願発明の養殖物洗浄方法は、前記養殖物洗浄方法において、引上げガイドの外周にケースを被せて、養殖物から落ちる汚れの飛散を防止できる方法である。
本願発明の養殖物洗浄方法は、前記養殖物洗浄方法において、洗浄体の噴射を二回以上行って養殖物を洗浄し、最初の噴射を高圧噴射、二回目以降の噴射を最初の噴射よりも低圧噴射とすることもできる。
本願発明の養殖物洗浄方法は、前記養殖物洗浄方法において、海中からの養殖物の引上げ、洗浄、海中への戻しを連続して行うこともできる。
本願発明の養殖物引上げガイドは、海中の養殖物を引上げて、養殖物を船上に又は船上の洗浄機に送り出すことができる養殖物引上げガイドにおいて、養殖物引上げガイドは縦回転する回転体が少なくとも二体と、引上げ中の養殖物をのせることのできる羽根が数枚あり、それら羽根は一端側が前記二体の回転体のうちの一方の回転体に、他端側が他方の回転体に取り付けられて、両回転体と共に回転しながら、両回転体の少なくとも引上げ部と送り出し部において水平状態であり、養殖物を水平状態で支持することができ、水平状態で船上側に送り出し可能なものである。
本願発明の養殖物引上げガイドは、前記養殖物引上げガイドにおいて、羽根が、汚れが落下できる大きさの網目、孔、隙間を備えたものであることが望ましい。
本願発明の養殖物洗浄装置は、海中の養殖物を船上に引上げながら又は引上げてから洗浄する養殖物洗浄装置において、養殖物を海中から引上げて船上に案内する回転式の引上げガイドと洗浄機を備え、引上げガイドは前記引上げガイドであり、洗浄機は引上げガイドの回転中の羽根の上に水平状態でのせた養殖物に洗浄体を噴射して洗浄することができる装置である。
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、養殖物が底面と出し入れ口を備え、内部に貝類を収容可能な収容空間を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出すことができ、洗浄機が羽根の上の水平状態の養殖物に洗浄体を噴射して、又は養殖物を引込んで洗浄体を噴射して洗浄できる洗浄装置である、
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、洗浄機は外周にケースを備え、ケースは洗浄時の汚れが外部に飛散するのを防止できる洗浄装置である。
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、洗浄時の汚れが海中に落下できるように、引上げガイドをその全部又は一部が船の外に突出するように船に取付け、その外周にケースを被せ、ケースは洗浄時の汚れが外部に飛散するのを防止できるものであってもよい。
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、ケースは前面に入口が、後面に出口が、側面に導入口が開口され、その導入口が前記入口と出口に連通して、海中から引上げた養殖物を導入口からケース内に引込み可能なものであってもよい。
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、洗浄機が、高圧洗浄装置と、それよりも圧力の低い低圧洗浄装置を備え、高圧洗浄装置からの高圧洗浄体の噴射後に、低圧洗浄装置から低圧洗浄体が噴射されるようにしたものであってもよい。
本願発明の養殖物洗浄装置は、前記養殖物洗浄装置において、養殖物の引上げ、洗浄、海中への戻しを連続して行うことができるものであってもよい。
本願発明の養殖物引上げ方法は、海中から水平状態で引上げた養殖物を、水平状態で引上げガイドにのせて、水平状態で船に送り出すので、養殖カゴの場合は出し入れ口が下向きになることがなく、出し入れ口から貝類が落下せず、歩留まりが良い。落下した貝類を拾う必要もないため無駄な作業もほとんど発生せず。省力化もできる。
本願発明の養殖物洗浄方法は、海中から水平状態で引上げた養殖物を引上げ体の羽根に水平状態でのせて、その羽根の上で養殖物を洗浄するので、引上げから洗浄までの作業を連続して自動的に行うことができ、作業性が良く、作業能率も向上する。養殖物が養殖カゴの場合でも、貝類が養殖カゴから落下することなく、引上げ、洗浄ができる。
本願発明の養殖物引上げガイドは、羽根が水平回転して、養殖物を水平状態で羽根の上にのせることができ、その水平状態で船上側に送り出し可能であるため、養殖カゴ内の貝類が落下しない。
本願発明の養殖物洗浄装置は、養殖物を引上げガイドにより水平状態で船上側に送り出しながら、その引上げガイドの上で洗浄できるので、船上に専用の洗浄機を設置する必要がなく、簡潔な構成の引上げ洗浄装置になる。この場合、引上げガイドの外周をケースで被覆して、その中で洗浄機から洗浄体を噴射して洗浄できるようにすれば、汚れが周囲に飛散しないため、船上が汚れず、船上を掃除する手間も不要である。また、引上げガイド及びその外周を被覆するケースを船上から海側に突設すれば、洗い落された汚れが海上に落下するため、船上が汚れず、船上を掃除する手間も不要である。ケースの側面に導入開口部がある場合は、その導入開口部から養殖物を引込んで、ケースの入口と出口にセットすることができるため洗浄作業が容易になる。
本願発明の養殖物洗浄装置は、引上げガイドにより水平状態で船上に送り出される養殖物を、船上に設置した洗浄機に引込みながら洗浄できるので、引上げと洗浄を連続して行うことができ、引上げ洗浄作業の自動化もできる。洗浄体の噴射を二回以上行って養殖物を洗浄し、最初の噴射を高圧噴射、二回目以降の噴射を最初の噴射よりも低圧噴射にすれば、高圧噴射で洗い落した汚れを、低圧噴射で洗い流すこともできる。
本願発明の養殖物引上げ方法及び洗浄方法の説明図。 (a)、(b)は本願発明の養殖物引上げ方法及び洗浄方法の他例の説明図。 (a)は本願発明の養殖物洗浄装置における洗浄機の一例を示す断面図、(b)は(a)の洗浄機の斜視図。 図3(a)、(b)に示す洗浄機の内部構造説明図。 (a)は図4に示す洗浄機の網の説明図、(b)は(a)の網の連結説明図。 (a)、(b)は本願発明の養殖物洗浄装置における洗浄機の異なる例を示す概要図。 養殖カゴの斜視図。 従来の養殖カゴ吊下げ方法の概要説明図。 従来の養殖カゴ引上げ方法の詳細説明図。
本願発明の養殖物引上げ方法の一実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態は籠養殖中の養殖カゴ1(図7)の場合であり、養殖カゴ1内に入れる貝類が帆立貝の場合であるが、養殖カゴは提灯カゴとか他の形状のカゴであってもよく、養殖カゴ1内に入れるものは他の貝類でもよい。養殖カゴ1は夫々の養殖カゴ1の吊り紐6で多数連結される。
(養殖物引上げ方法の実施形態)
図1の実施形態では、吊り紐6で連結されて海中に吊り下げられている数個(多数個も含む)の養殖カゴ1を、その底面を下にし、出し入れ口7(図7)を上(横)にして、引上げガイド10の回転により連続的に引上げ、引上げガイド10が回転しても引上げ中の養殖カゴ1を出し入れ口7が上になる水平(ほぼ水平を含む:以下同じ)状態に維持して船上に引上げる方法である。船上に引上げた養殖カゴ1はそのまま船上の洗浄機11に入れて洗浄することもできるが、洗浄機11に入れずに船上にためておくこともできる。海藻や貝類等が付着している養殖カゴ1がスリップするなどして、引上げガイド10の回転のみでは引上げ難い場合は、吊り紐6を船上の作業員が引上げることも、船上に設置した牽引具や洗浄機で引上げることもできる。
(養殖物洗浄方法の実施形態)
本願発明の養殖物洗浄方法は、図2(a)、(b)のように船上側に引上げた養殖カゴ1を連続して洗浄機11に入れて、洗浄機11の噴射装置のノズル13から洗浄体を噴射して、養殖カゴ1及びその内部の貝類を洗浄し、洗浄後に、養殖カゴ1を海中に戻す方法である。ノズル13は固定式、回転式、往復横移動式問いった可動式でもよい。洗浄体は高圧洗浄液、微小粉体を含む洗浄液、気体混入液、気体等である。
図2(a)、(b)の洗浄機11は、引上げガイド10(図1)の外周をケース12で囲い、そのケース12内に配置したノズル13から洗浄体を高圧噴射して、養殖カゴ1及びその内部の貝類を洗浄するものである。洗浄機11は図3(a)、(b)に示すようなものであってもよい。いずれの洗浄機の場合も、ケース12で囲って、汚れが周囲に飛散しないようにするのがよい。この場合、ケース12の海側面に入口12aを、船側面に出口12bを、側面に導入口12cを設けて、図1のように連結されている数個の養殖カゴ1を、導入口12cからケース12内に引込んで入口12aと出口12bにセットし易くしてある。
(養殖物引上げガイドの実施形態)
本願発明の養殖物引上げガイド(以下「引上げガイド」という)の一例を図1に示す。この引上げガイド10は海中の養殖物を引上げて、養殖物を船上側に又は船上の洗浄機に送り出すことができる引上げガイドである。この引上げガイド10は図1に示すように、二組の縦回転体15、16と、引上げ中の養殖カゴ1をのせることのできる羽根17を複数枚備えている。一方の縦回転体15は二本のチェーン15a、15bを対向配置し、夫々のチェーンをスプロケット18に掛けて構成され、他方の縦回転体16は二本のチェーン16a、16bを対向配置し、夫々のチェーンをスプロケット18に掛けて構成されている。一対のチェーン15aと15b同士、他方のチェーン16aと16b同士が同期回転し、更に、両組の縦回転体15、16同士も同期回転できるように動力伝達機構で連係してある。
図1の船上側の縦回転体16は、上部が略水平になっており、その上部に差し掛かった羽根17が水平になって船上又は船上の洗浄機11に送り込まれるようにしてある。
前記羽根17は板状であり、縦回転体15、16に五枚取付けられている。枚数はそれよりも多くすることも少なくすることもできる。夫々の羽根17は、その奥行方向先端辺の横幅方向両端部が一方の縦回転体(海側の回転体)15のチェーン15a、15bに取付けられ、奥行方向後端辺の横幅方向両端部が他方の縦回転体16のチェーン16a、16bに取付けられて、縦回転体15、16の同期回転に伴って、水平回転(ほぼ水平回転を含む:以下同じ)するようにしてある。前記羽根17は汚れが落下できる大きさの網目、孔、隙間等の落下口を備えたものとすることができる。例えば、網とかパンチングメタルを使用することができる。
(引継ぎ搬送体の実施形態)
図2(a)は引上げガイド10の回転体16よりも船上側に引継ぎ搬送体20がある。引継ぎ搬送体20は回転体16から水平状態で送り出される養殖カゴ1を水平状態で引継いで洗浄機11に送り込むか、船上に送り出すものである。引継ぎ搬送体20は回転コンベア式であり、スプロケット18に網を巻いた網コンベア、パンチングメタル、エキスパンドメタル等の孔あき材を巻いた網状コンベアである。
(引上げガイドの動作)
前記引上げガイド10は動力伝達機構を、図示しないモータにより回転駆動させることにより、二本一対のチェーン15a、15b同士、二本一対のチェーン16a、16b同士、両組の縦回転体15、16同士を同期回転させる。この同期回転により羽根17が略水平状態で上下に回転する。
(引上げガイドによる養殖カゴの引上げ)
羽根17の外周に養殖カゴ1の吊り紐6を掛け、チェーン15a、15b、16a、16bの回転により羽根17を回転させると、海中から養殖カゴ1が連続して引上げられる。引上げられた養殖カゴ1は羽根1の上に、底面が下、出し入れ口7が横向きの水平状態にのり上げる、この状態で羽根の回転が進んで、回転体15の頂部を通過すると、羽根17の上から船上側に送り出される。
養殖カゴ1が連続して引上げられると、最上段の養殖カゴ1は五枚の羽根17のうち最も海側に位置する羽根の上に乗り上げ、その後、回転中の五枚の羽根17に順次乗り上げる。前記引上げ中に羽根17が水平状態のまま回転するため、羽根17の上にのった養殖カゴ1は水平状態のまま(出し入れ口7が上向き又は横向きのまま)船上側に送り出され、養殖カゴ1内の貝類が出し入れ口7から落下することはない。このとき、必要に応じて、船上の作業員H又は牽引具で養殖カゴ1の吊り紐6を引いて、羽根17の上の乗り上げた養殖カゴ1が自重で滑り落ちたり引戻されたりしないようにする。
吊り紐6で多数連結されて、幹ロープPに吊り下げられている養殖カゴ1の引上げが終了したら、幹ロープPに吊り下げられている隣の列の養殖カゴ1を、前記と同様にして海中から引上げる。
(養殖物洗浄装置の実施形態1)
本願発明の養殖物洗浄装置は、図1のように船上に引上げガイド10と洗浄機11が設置され、引上げガイド10で引上げた養殖カゴ1を洗浄機11に引込んで洗浄できるようにしてある。
本願発明では、各種形状、構造、機能の洗浄機を使用できるが、一例として図2(a)に示す洗浄機11は、引上げガイド10の外周に被せるケース12と、ケース12の上面内側に設置した噴射装置13を備えており、噴射装置13から噴射される洗浄体で養殖カゴ1とその内部の貝類を洗浄するものである。ケース12の海側面に入口12aが、船側面に出口12bが開口され、側面に導入口12cが開口されて、引上げガイド10で引上げた養殖カゴ1を横スライドさせて導入口12cからケース12内に引込んで、前記入口12aと出口12bにセットする(掛け渡す)ことができるようにしてある。導入口12cには飛散防止具37(図3(b))を設けて導入口12cを閉塞して、養殖カゴ洗浄時の汚れが導入口12cから外部に飛散しないようにするのが望ましい。飛散防止具は開閉式ものでも良いが、常時閉塞しており、養殖カゴ1を横スライドさせるとケース12の内側に押し込まれて開き、養殖カゴ1をケース12内に導入するとケース12の外側に復元して導入口12cを自動的に閉塞できるものが望ましい。
図2(a)のように、ケース12は底面開口の箱型にし、それを引上げガイド10の上から被せて連結具(図示しない)により船に取付けておく。この場合、ケース12の底面開口部12dを海上に突出させて、洗い落とされる汚れが底面開口部12dから海上に落下して、船上に落下しないようにして、船上が汚れにくくなるようにすることができる。底面開口部12dに排出ガイド12e(図2(a))を設け、排出ガイド12eを海側に向けて下り傾斜にして、洗い落とされる汚れが排出ガイド12eの上から海上に滑落するようにすることもできる。いずれの場合も、引上げガイド10をその全部又は一部が海上に突出するように取付けて、引上げガイド10の羽根17の上に水平に引上げられた養殖カゴ1に洗浄体を噴射して洗浄すると、落ちた汚れが海上に落下するようにすることができる。本願発明では、海の汚染防止の面から、汚れが海上にも船上にも流出しないようにすることもできる。そのためには、ケース12の底を深くし且つ密閉して汚れ収容部を形成し、この汚れ収容部内に汚れを溜めておき、それを、船が岸に戻ってから陸上に回収できるようにすることもできる。
洗浄体には高圧液体、液体内に粉体が含まれている粉体含有高圧洗浄液、気体が含まれている気体含有高圧洗浄液、その他、適宜のものを使用することができる。
(養殖物洗浄装置の実施形態2)
洗浄機11は図3(a)、(b)に示すようなものであってもよい。この洗浄機11は船上設置型であり、ケース12内に下搬送体40と上搬送体41(図4)が対向配置され、上下にノズル式の噴射装置を備えており、その噴射装置のノズル13から噴射される洗浄体で養殖カゴ1とその内部の貝類を洗浄するものである。両搬送体40、41は網状の回転コンベアであり、それら回転コンベアの回転により、両回転コンベアの間に養殖カゴ1が引込まれ、両搬送体40、41を通過中に、前記噴射装置のノズル13から洗浄体を噴射して、養殖カゴ1とその内部の貝類を洗浄できるようにしたものである。
下搬送体40、上搬送体41、噴射装置のノズル13はケース12内に収納されている。ケース12の正面壁には入口12aが、後面壁には出口12bが開口され、側面壁には導入口12cが開口されて、引上げガイド10で引上げた養殖カゴ1を横スライドさせて導入口12cからケース12内に引込んで、入口12aと出口12bにセットできるようにしてある。この導入口12cには飛散防止具37(図3(b))を設けて導入口12cを閉塞して、洗浄時の汚れが導入口12cから外部に飛散しないようにしてある。ケース12の底面は底板(図示しない)で閉塞して、ケース12内で洗浄された汚れが底板の上に落下して、底板から海中へ滑落するようにすることもできる。このようにすることにより、船上の汚れを防止することができる。
上搬送体41及び下搬送体40は駆動装置によって強制回転させることができる。上搬送体41を駆動装置によって強制回転させて下搬送体40は自由回転とすることも、逆に、下搬送体40を駆動装置によって強制回転させて上搬送体41は自由回転とすることもできる。上搬送体41及び下搬送体40はともに自由回転とし、他の牽引装置で養殖用カゴ1を搬送方向に引っ張ることもできる。
図4では、上搬送体41の入口部41aをやや上向きに屈折させて、上搬送体41と下搬送体40の間に形成される隙間をその搬送方向における先方(下流側)区間の隙間より広くして、養殖用カゴ1が入口部41aに引込まれ易くなり、前記隙間に円滑に案内されるようにしてある。
下搬送体40、上搬送体41には金網が使用されている。この金網は汎用の金網でも良いが、図5(a)、(b)に示すように、矩形の網目が連続する金網42であってもよい。図5(a)の金網42は波型材43を線材44で連結して網状にしてあるが、金網42は短い金属片を多数枚連結して矩形の網目状にしたものであってもよい。金網42の場合は網目45に養殖物に付着している汚れが落ち込んで滑り止めになり、網目45の周壁46に養殖物に付着している汚れが係止して滑り止めになる。
本願発明の洗浄機は図6(a)のようなものであってもよい。この洗浄機11は下搬送体40を図4の下搬送体40と同様に金網製にし、その上に押し具47を配置して、下搬送体40の上の養殖物を押し具47で押しながら搬送し、その搬送中に洗浄装置のノズル13から洗浄体を噴射して、養殖物及びその中の貝類を洗浄できるようにしたものである。
噴射装置は前記洗浄体を噴射できるものである。既存のこの種の洗浄装置で使用されている噴射装置を使用することができる。噴射装置のノズル13は細長のものであっても、個別のものであってもよく、固定式のものであってもよい。いずれの場合も長さ、設置数、設置間隔、移動方向、回転方向、移動スピード、回転スピード等は洗浄に適するように設定する。噴射する液体は海水に限らず、加圧された水や他の液体を利用することもできる。この液体に高圧のガス(空気などの気体)を混入させると、帆立貝により強い衝撃を与えることができる。あるいは、海水などの液体に代えて高圧ガスのみを噴射することもできる。高圧液体、粉体含有高圧洗浄液、気体含有高圧洗浄液、その他、適宜のものを使用することができる。
本願発明の洗浄機は図6(b)のようなものであってもよい。この洗浄機11は下搬送体40と上搬送体41を備え、それら搬送体40、41を図4の下搬送体40、上搬送体41と同様に金網製にし、下搬送体40の内側と上搬送体41の内側にノズル13を配置し、それらノズル13から、洗浄体を噴射できるようにしたものである。この場合、下搬送体40内のノズル13から噴射される洗浄体が下搬送体40の上走行部40bを通過して養殖物に噴射され、上搬送体41の内側のノズル13から噴射される洗浄体が上搬送体41の下走行部41bを通過して養殖物に噴射されるので、洗浄体が前記上走行部40b、下走行部41bを通過し易くなり、養殖物の汚れが落ち易くなる。
本願発明では、洗浄機が高圧洗浄装置とそれよりも圧力の低い低圧洗浄装置を備え、高圧洗浄装置からの高圧洗浄体の噴射後に、低圧洗浄装置から低圧洗浄体が噴射されるようにすることもできる。
これまで述べた養殖用カゴ1は一般的な座布団カゴの場合であるが、本願発明では、座布団カゴに限らず、丸カゴなど他の形状や構造の養殖カゴ1の引上げ、洗浄に使用できる。耳釣り養殖の貝類付きロープ、その他の海中物、例えば、昆布等の引上げ、洗浄に使用することもできる。
1 養殖カゴ
2 枠材
3 補強材
4 枠体
5 ネット
6 吊り紐
7 出し入れ口
10 引上げガイド
11 洗浄機
12 ケース
12a (ケースの)入口
12b (ケースの)出口
12c (ケースの)導入口
12d (ケースの)底面開口部
12e 排出ガイド
13 (噴射装置の)ノズル
15、16 縦回転体
15a、15b チェーン
16a、16b チェーン
17 羽根
18 スプロケット
20 引継ぎ搬送体
40 下搬送体
40b (下搬送体の)上走行部
41 上搬送体
41a (上搬送体の)入口部
41b (上搬送体の)下走行部
42 金網
43 波型材
44 線材
45 網目
46 周壁
47 押し具
A (枠体の)中心部
B (ネットの)頂部
G 案内紐(テボ)
H 作業員
M 駆動体
O 浮き玉
P 幹ロープ
R 回転ロール
S 船
W 羽根

Claims (20)

  1. 海中の貝類入り養殖カゴ、貝類付きロープ等の養殖物を引上げる方法において、
    数枚の羽根を備えた引上げガイドを船に取付け、その引上げガイドにより、海中の養殖物を水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す、
    ことを特徴とする養殖物引上げ方法。
  2. 請求項1記載の養殖物引上げ方法において、
    羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す養殖物を、引継ぎ搬送体で引継いで船上側に送り出す、
    ことを特徴とする養殖物引上げ方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の養殖物引上げ方法において、
    養殖物が底面と出し入れ口を備え、内部に貝類を収容可能な収容空間を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す、
    ことを特徴とする養殖物引上げ方法。
  4. 海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、
    養殖物を請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の養殖物引上げ方法により水平状態で引上げ、その引上げ中に、引上げガイドと引継ぎ搬送体のいずれか一方又は双方の上の養殖物に洗浄体を噴射して養殖物を洗浄する、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  5. 海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、
    養殖物を請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の養殖物引上げ方法により水平状態で船上側に引上げ、その養殖物を引上げガイド又は引継ぎ搬送体又は船上から洗浄機に入れて、その洗浄機内を通過中の養殖物に洗浄体を噴射して洗浄する、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  6. 海中の養殖物を船上側に引上げて洗浄する養殖物洗浄方法において、
    養殖物が底面と出し入れ口を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出し、その引上げ中に養殖物に洗浄体を噴射して、又は引上げ後に洗浄機に入れて洗浄機内で養殖物に洗浄体を噴射して養殖物を洗浄する。
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の養殖物洗浄方法において、
    羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出す養殖物を、引継ぎ搬送体で引継いで船上側に送り出し、その送り出し中に、引上げガイドと引継ぎ搬送体の双方又はいずれか一方の上の養殖物に洗浄体を噴射して洗浄する、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の養殖物洗浄方法において、
    引上げガイドをその全部又は一部が船の外に突出するように船に取付けた、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  9. 請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の養殖物洗浄方法において、
    引上げガイドの外周にケースを被せて、養殖物から落ちる汚れの飛散を防止する、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  10. 請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の養殖物洗浄方法において、
    洗浄体の噴射を二回以上行って養殖物を洗浄し、最初の噴射が高圧噴射、二回目以降の噴射が最初の噴射よりも低圧噴射である、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  11. 請求項4から請求項10のいずれか1項に記載の養殖物洗浄方法において、
    海中からの養殖物の引上げ、洗浄、海中への戻しを連続して行う、
    ことを特徴とする養殖物洗浄方法。
  12. 海中の養殖物を引上げて、養殖物を船上に又は船上の洗浄機に送り出すことができる養殖物引上げガイドにおいて、
    養殖物引上げガイドは縦回転する回転体が少なくとも二体と、引上げ中の養殖物をのせることのできる羽根が数枚あり、それら羽根は一端側が前記二体の回転体のうちの一方の回転体に、他端側が他方の回転体に取り付けられて、両回転体と共に回転しながら、両回転体の少なくとも引上げ部と送り出し部において水平状態であり、養殖物を水平状態で支持することができ、水平状態で船上側に送り出し可能である、
    ことを特徴とする養殖物引上げガイド。
  13. 請求項12記載の養殖物引上げガイドにおいて、
    羽根が、汚れが落下できる大きさの網目、孔、隙間を備えた、
    ことを特徴とする養殖物引上げガイド。
  14. 海中の養殖物を船上に引上げながら又は引上げてから洗浄する養殖物洗浄装置において、
    養殖物を海中から引上げて船上に案内する回転式の引上げガイドと洗浄機を備え、
    引上げガイドは請求項12又は請求項13記載の引上げガイドであり、
    洗浄機は引上げガイドの回転中の羽根の上に水平状態でのせた養殖物に洗浄体を噴射して洗浄することができるものである、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  15. 請求項14記載の養殖物洗浄装置において、
    養殖物が底面と出し入れ口を備え、内部に貝類を収容可能な収容空間を備えた養殖カゴであり、その底面が下で出し入れ口が上向き(横向き)になる水平状態で引上げ、引上げた養殖物を引上げガイドの羽根に前記水平状態でのせ、羽根の水平回転により水平状態で船上側に送り出すことができ、洗浄機が羽根の上の水平状態の養殖物に洗浄体を噴射して、又は養殖物を引込んで洗浄体を噴射して洗浄できるものである、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  16. 請求項14又は請求項15記載の養殖物洗浄装置において、
    洗浄機は外周にケースを備え、ケースは洗浄時の汚れが外部に飛散するのを防止できるものである、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  17. 請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の養殖物洗浄装置において、
    洗浄時の汚れが海中に落下できるように、引上げガイドをその全部又は一部が船の外に突出するように船に取付け、その外周にケースを被せ、ケースは洗浄時の汚れが外部に飛散するのを防止できるものである、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  18. 請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の養殖物洗浄装置において、
    ケースは前面に入口が、後面に出口が、側面に導入口が開口され、その導入口が前記入口と出口に連通して、海中から引上げた養殖物を導入口からケース内に引込み可能である、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  19. 請求項14から請求項18のいずれか1項に記載の養殖物洗浄装置において、
    洗浄機が、高圧洗浄装置と、それよりも圧力の低い低圧洗浄装置を備え、高圧洗浄装置からの高圧洗浄体の噴射後に、低圧洗浄装置から低圧洗浄体が噴射されるようにした、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
  20. 請求項14から請求項19のいずれか1項に記載の養殖物洗浄装置において、
    養殖物の引上げ、洗浄、海中への戻しを連続して行う、
    ことを特徴とする養殖物洗浄装置。
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