JP6333671B2 - 養殖籠洗浄装置及び養殖籠洗浄方法 - Google Patents

養殖籠洗浄装置及び養殖籠洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、貝類の養殖に用いられる養殖籠を洗浄する装置及び方法に関し、より具体的には、ホタテ貝の養殖に用いられる角錐形状又は円錐形状の養殖籠に、ノズルから噴射された加圧水流を当てて、養殖籠に付着した海藻や他の生物を洗浄する装置及び方法に関する。
ホタテ貝の養殖においては、丸籠、ポケット籠、ザブトン籠などといった種々の養殖籠が用いられる。養殖籠は、ホタテ貝の生育段階に応じて、大きさや形、網目のサイズが異なるものが用いられる。海洋で用いられる籠養殖は、籠そのものが海洋生物の恰好の繁殖場所となり、海藻や、カキ、フジツボなどといった他の生物などの異物が、養殖籠に付着する。養殖籠に異物が付着すると、通水性を阻害するため、ホタテ貝への酸素や餌の供給に悪影響を与える恐れがある。したがって、養殖籠に付着した異物を定期的に除去することが必要であり、そのために、必要に応じて養殖籠の交換や洗浄といった作業が行われる。
養殖籠の交換は、海中の養殖籠を船上に引き上げ、きれいに洗浄された別の養殖籠にホタテ貝を移し替え、その養殖籠を海中に投下する方法である。異物が付着した養殖籠は、持ち帰って洗浄され、再利用される。これに対して、養殖籠の洗浄は、養殖籠を引き上げた船上で、ホタテ貝を入れたまま高圧海水を散水することによって養殖籠を洗浄する方法である。この方法では、養殖籠と同時にホタテ貝も洗浄し、洗浄後に海中に戻すことになる。こうした方法に関する技術は、例えば特許文献1及び特許文献2に開示される。
一般に、養殖籠の洗浄は、大型船において用いられることが多い。これは、洗浄においては、組み上げた海水を加圧して作った高圧海水を専用洗浄機で養殖籠の上又は上下から散水することによって養殖籠を洗浄することになるが、このための機械装置が大きくて重く、積載出来るのが大型船に限られるからである。例えば特許文献1又は特許文献2に記載される装置は、このような大きくて重たい装置である。しかしながら、養殖籠の洗浄は、交換と比べて作業性が良い方法であるため、小型船でも使用できることが望ましく、こうした小型船でも使用可能なコンパクトな洗浄装置が求められている。
また、特に洗浄に対する要求が多いのが、半成貝(中成貝ともいう)と呼ばれる、殻のサイズが6cm前後の小型のホタテ貝を大量生産する地域である。大型のホタテ貝を生産する場合には、5cm前後まで成長すると、養殖籠を別の種類の養殖籠に入れ替えてさらに1年程度養殖することが一般的である。しかし、小型のホタテ貝を大量生産する場合には、入れ替えたとしてもその後の養殖期間が2ヶ月程度と短いため、入れ替えるより、それまで用いられていた養殖籠を洗浄してそのまま使用し続けるのが一般的である。したがって、こうした地域では、半成貝になるまで、別の養殖籠に入れ替えることなく同じ養殖籠を洗浄して使い続けることが多く、使用される養殖籠は、通常はザブトン籠である。
ザブトン籠1は、図1に示されるように、典型的には四角形状の枠及び底網で形成された底面2と、その上部外周を三角形の4つの側網で覆って形成された側面3とによって構成された、四角錐形状の複数の籠4が、それらの籠4の各々の頂部と底面中央部とが互いに吊下用ロープ8で連結されたものである。ザブトン籠1は、典型的には、底面2の一辺が35cmの籠4を、50cmの間隔を空けて吊下用ロープ5によって縦に10〜20個つないだものが、1セットとして用いられる。
こうしたザブトン籠を船舶上で洗浄する従来の方法は、以下のとおりである。まず、海中の籠が、引揚装置によって船舶上に引き揚げられる。船舶上には洗浄装置が設置されており、引き揚げられた籠は、貝が内部に残され異物が付着したままの状態で、洗浄装置入り口に設けられたコンベア上に並べられ、洗浄装置内に送り込まれる。洗浄装置内では、図2に示されるとおり、装置内の上部又は上下部に設けられたノズルから高圧海水が噴射され、噴射された高圧海水によって籠の表面に付着した異物が除去される。洗浄され、洗浄装置の出口から搬出された籠は、海中に戻される。
こうした従来の方法においては、海中から引き揚げられた籠を載せるための台、籠を洗浄装置内外に移動させるためのコンベア、籠やコンベア、ノズルなどを内部に収容できるほどの大きさを有する洗浄装置本体、洗浄排水を収集して船舶外に流すための排水機構、洗浄装置内で籠から除去された異物を排出するための排出機構などといった様々な装置及び部品を有する洗浄システムが必要とされ、システム全体の小型軽量化は困難であった。
また、従来の方法においては、図2に示されるように、洗浄装置内では、網地及びホタテ貝が押し潰されたように平坦になった籠に対して、回転ノズルから海水が噴射される。海水が高圧の場合には、海水が内部のホタテ貝に直接当たって貝の内部に入り込み、その影響でホタテ貝が死ぬ場合がある。このような事態を防止するには、海水の圧力を低く(約2MPa〜約3MPa)抑えなければならないが、この程度の圧力では籠に付着した異物の除去効率が悪い。除去効率を向上させるためには、例えば最低でも200〜300リットル/分程度といった大量の海水を用いることが必要であり、こうした大量の海水を約2MPa〜約3MPa程度まで昇圧するためのポンプ及びエンジンは、大型のものとならざるを得ず、こうした大型のポンプ及びエンジンを使用すると、燃費も悪くなる。
さらに、従来の洗浄システムでは、籠を海中から引き揚げて洗浄装置内に送り込む者、洗浄装置の出口から出てきた籠を束ねて海中に戻す者の、少なくとも2名の作業員が必要であるため、人件費負担も大きい。
特開昭52−69792 特開2004−24058
上記の課題に鑑み、本発明は、小型軽量であるため小型船への搭載が容易であり、養殖籠内のホタテ貝には直接加圧水が当たることがないため貝に悪影響を与えることがなく、養殖籠の異物除去効果の高い、ホタテ貝の養殖籠を洗浄する装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の課題は、噴射された加圧水流が、角錐状又は円錐状の立体的形状を保持した状態の養殖籠に対して、幅方向の端部間を横断しながら当たるようにすることによって、解決される。
本発明の一態様においては、本発明は、貝類の養殖に用いられる養殖籠を洗浄するための装置を提供する。本装置は、胴部と、加圧水の流路と、胴部に回転軸によって連結され、動力源からの動力によって回転軸の周りに回転し、流路からの加圧水を噴射して加圧水流を形成するためのノズルを有するヘッドとを備えることを特徴とする。ヘッドは、ノズルから噴射された加圧水流が、立体的形状を保持した状態の養殖籠の各々に対して、養殖籠の幅方向端部間を横断しながら当たるように、所定の角度範囲で回転軸の周りに回転する。
養殖籠は、略多角形状又は略円形状の枠及び底網によって底面が形成され、その上部外周を側網で角錐状又は円錐状に覆うことによって側面が形成された、角錐形状又は円錐形状の複数の籠と、複数の籠の各々の頂部と底面中央部とを互いに連結する吊下用ロープとを備えたものとすることができる。また、ヘッドは、ノズルから噴射された加圧水流が、角錐状又は円錐状の形状を保持した状態の養殖籠の各々に対して、養殖籠の幅方向端部間を横断しながら当たり、当たった加圧水流の力によって養殖籠の各々を吊下用ロープの周りに回転させるように、所定の角度範囲で回転軸の周りに回転するものとすることができる。本明細書における「立体的形状を保持した状態」とは、養殖籠を吊下用ロープによって吊り下げながら水中から引き揚げたときに、その養殖籠が有する固有の形状、例えば角錐形状や円錐形状などといった形状となっているときの状態をいう。
ヘッドは、複数のノズルを有するものとすることができる。複数のノズルは、複数のノズルの各々から噴射された加圧水流が養殖籠の幅方向に並んで養殖籠に当たるような位置関係でヘッドに設けることができ、あるいは、複数のノズルの各々から噴射された加圧水流が養殖籠の高さ方向に並んで養殖籠に当たるような位置関係でヘッドに設けることができる。
ノズルからの加圧水流は、水平方向より斜め下方に向かって噴射されることが好ましい。複数のノズルのうちの少なくとも1つは、噴射された加圧水流が養殖籠の底面に直接当たるようにヘッドに設けられていてもよい。装置は、海中の養殖籠を引き揚げる船舶から外方に突出するように配置されることが好ましい。
本発明の別の態様においては、本発明は、貝類の養殖に用いられる養殖籠を洗浄するための方法を提供する。本方法は、養殖籠を水中から引き揚げる工程と、引き揚げられる途中において立体的形状を保持した状態の養殖籠の各々に対して、養殖籠の幅方向端部間を横断するように加圧水流を当てることにより、養殖籠に付着した異物を除去する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る養殖籠洗浄装置及び方法によって洗浄される養殖籠は、略多角形状又は略円形状の枠及び底網によって底面が形成され、その上部外周を側網で角錐状又は円錐状に覆うことによって側面が形成された、角錐形状又は円錐形状の複数の籠と、複数の籠の各々の頂部と底面中央部とを互いに連結する吊下用ロープとを備えたものとすることができる。養殖籠を引き揚げる工程は、養殖籠を、その角錐状又は円錐状の形状を保持した状態で引き揚げることを含み、異物を除去する工程は、引き揚げられる途中の養殖籠の各々に対して幅方向の端部間を横断するように加圧水流を当てることにより、養殖籠に当たった加圧水流の力によって養殖籠を吊下げ用ロープの周りに回転させながら、加圧水流によって養殖籠に付着した異物を除去することを含むものとすることができる。
加圧水流は複数条からなり、複数条の加圧水流を、養殖籠の幅方向に並んで養殖籠の各々に当てるようにすることができ、あるいは、複数条の加圧水流を、養殖籠の高さ方向に並んで養殖籠の各々に当てるようにすることができる。
加圧水流は、養殖籠の各々の斜め上方から養殖籠の各々に当てられることが好ましい。複数条の加圧水流の少なくとも一条を、養殖籠の底面に直接当てることできる。
本発明によれば、従来の洗浄装置を搭載することができない小型の船舶であっても、養殖籠の交換方式を採用することなく、ホタテ貝の養殖籠に付着した異物を船舶上で容易かつ効果的に除去することができる。
ホタテ貝の養殖籠の一種であるザブトン籠を示す図である。 従来の洗浄装置内部において高圧海水が当たったときの養殖籠の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置の全体を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置の本体の概略的な上面図(a)、正面図(b)及び底面図(c)である。 本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置のヘッドから噴射される加圧水流による養殖籠の動きを示す図である。 本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置の使用状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置の使用例を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る養殖籠洗浄装置の本体の概略図と、その使用状態を示す図である。
以下に、本発明の養殖籠洗浄装置及び洗浄方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
最初に、本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置10の構成について説明する。図3は、養殖籠洗浄装置10の概略的な構成を示す。図3において四角形の枠内に示される図は、円板58、連結板56及び伝動部材52を円板58の回転軸と平行な方向から見た図であり、これらの部材の動きを説明するためのものである。図4は、養殖籠洗浄装置10の本体20を概略的に示す図であり、図4(a)は上面図、図4(b)は正面図、図4(c)は底面図である。
養殖籠洗浄装置10は、回転軸の周りに回転するヘッド24が設けられた本体20と、本体20に加圧された海水を送る海水圧送管30と、ヘッド24を回転させるための動力を発生させる動力発生部40と、動力発生部40によって発生した動力を本体20に伝達するための動力伝達部50とを備える。養殖籠洗浄装置10は、さらに取付部60を備え、取付部60によって海中の養殖籠1を引き揚げる船舶に取り付けることができる。
本体20は、図4に示されるように、胴部21と、胴部21内を通る回転軸23と、回転軸23に連結され、胴部21に対して回転可能な首部29を有するヘッド24と、胴部21に対してヘッド24とは反対側において回転軸23に連結され、胴部21に対して回転可能なヘッド駆動部28とを有する。回転軸23は、胴部21の内部に設けられた空間に収容されている。回転軸23は、その内部に流路22が設けられるとともに、側面の概ね中央部には、複数の開口23aが設けられている(図4(b)においては4つの開口23aが設けられている)。開口23aの周囲には、空間21cが設けられている。海水圧送管30から圧送されてきた加圧海水は、空間21cから開口23aを通って流路22に入り、ヘッド24に供給される。開口23aの周囲の空間21cの上下には、空間21から加圧海水が漏れないように、リング状の止水用シール部材21a、21bが設けられることが好ましい。ヘッド24は、回転軸23と接続され、加圧海水が通る流路22を内部に有する首部29と、首部29の側方に設けられた2つの噴射管25a、25bと、噴射管25a、25bの各々に設けられたノズル26a、26bとを有する。ヘッド24に供給された加圧海水は、首部29内部の流路22と噴射管25a、25bとを通って、ノズル26a、26bから噴射され、加圧水流となる。
噴射管の数及び形状並びにノズルの数は、本実施形態の数に限定されるものではない。例えば、図4(c)に記載される噴射管25a、25bを直線状の噴射管とし、噴射管の側面にノズルを設けてもよい。又は、噴射管25a、25bをさらに長い噴射管とし、その各々の途中に複数のノズルを設けてもよい。あるいは、ヘッド24の首部29を長くして、その首部29の側方に、各々がノズルを有する複数の噴射管を設けてもよい。
複数のノズルから加圧水流が噴射される場合には、加圧水流の各々は、ヘッド24の回転に伴って、回転軸23に垂直な平面と平行に噴射されることが好ましい。例えば、図4に示される実施形態の場合には、ヘッド24が回転すると、二条の加圧水流が、各々のノズル26a、26bから回転軸23に垂直な平面と平行に養殖籠1の幅方向に一列に並んで噴射されることになる。加圧水流がこのように噴射されることによって、後述されるように海面から引き揚げられて、その立体的形状を保持した状態で上方に移動している籠4の各々に、無駄なく加圧水流が当たるため、効率的に籠を洗浄することができる。なお、加圧水流が噴射される方向については、すべての水流の方向が回転軸23に垂直な平面と平行であることに限定されるものではなく、後述される別の実施形態のように、複数条の加圧水流のうちのいくつかの方向が、他の加圧水流とは異なる方向であってもよい。
ヘッド駆動部28は、胴部21の外方に互いに逆向きに突出する2つの腕部28a、28bを有し、回転軸23を介してヘッド24の首部29と連結されている。一方の腕部28aは、動力伝達部50の伝動部材52と連結され、他方の腕部28bは、動力伝達部50の引き戻し部材54と連結されている。伝動部材52として、例えばチェーンを用いることができ、引き戻し部材54として、例えばバネを用いることができる。本実施形態においては、ヘッド駆動部28は、ヘッド24に対して胴部21の反対側に設けられているが、ヘッド24に直接取付けるようにしてもよい。
動力発生部40は、図3に示されるように、動力源であるモータ42と軸44とを有しており、軸44は、動力伝達部50の円板58と連結される。円板58は、さらに連結板56と連結される。モータ42の動力は、軸44を介して円板58を回転させる。円板58及び連結板56はクランク機構を形成しており、円板58は、中心から外周方向に離れたいずれかの位置において連結板56の一方の端部と連結されている。連結板56の他方の端部は、伝動部材52と連結されている。
養殖籠洗浄装置10は、一方の端部が船舶のいずれかの位置に固定される、取付アーム62、63を有する取付部60を有することもでき、この取付部60を船舶に固定することによって、本体20が船舶から外方に突出するように取り付けることができる。養殖籠洗浄装置10は、取付部60の取付アーム62の端部において、一方がその端部に固定され、他方が海水圧送管30に固定された、角度調整フランジ64a、64bが設けられることが好ましい。角度調整フランジ64a、64bは、円周方向にわたって複数のボルト穴が設けられた円形フランジとし、角度調整フランジ64a、64bの対応するボルト穴の位置を変えることによって、取付アーム60に対する本体20の取付角度を調整することができる。
養殖籠洗浄装置10は、例えば、本体20の高さが約20cm、本体20から取付部60まで含めた長さが約90cm、重量が約40kgである。一方、船上に設置される従来の専用洗浄機は、例えば高さが160cm、幅が100cm、奥行きが150cm、重量が約320kgである。したがって、本発明に係る養殖籠洗浄装置10は、従来の専用洗浄機と比べて大幅に小型化及び軽量化されていることが分かる。
養殖籠洗浄装置10は、以上のように構成されており、その動作は次のとおりである。
モータ42の動力によって、軸44に取り付けられた円板58が、図3において枠内に示されるように、矢印D1の方向に回転する。連結板56は、円板58の回転に伴ってD2の方向に移動して、伝動部材52をD3の方向に引く。伝動部材52が引かれると、伝動部材52に連結された本体20のヘッド駆動部28が矢印D4の方向に回転し、その結果、ヘッド24も矢印D4の方向に回転する。このとき、引き戻し部材54は伸びて、矢印D6の向きの収縮力をヘッド駆動部28に及ぼす。
円板58がさらにD1の方向に回転すると、図3において枠内に示されるように、連結板56は矢印D5の方向に移動する。そうすると、伝動部材52の張力が低下し、ヘッド駆動部28は、引き戻し部材54の収縮力によって矢印D7の方向に回転する。ヘッド駆動部28の回転とともに、ヘッド24も矢印D7の方向に回転する。ヘッド24は、引き戻し部材54が自然長になるまで矢印D7の方向に回転する。円板58がさらにD1の方向に回転すると、連結板56は再び矢印D2の方向に移動し、その後、上述の一連の動作が繰り返される。その結果、ヘッド24は、図3に示される矢印D4の方向とD7の方向に交互に回転し、ノズル26a及び26bからは、ノズル26a、26bの移動平面(すなわち、回転軸23に垂直な平面)と平行に、養殖籠1の幅方向に一列に並んで、加圧水流が噴射されることになる。
ここで図5を参照すると、図5は、養殖籠洗浄装置10のヘッド24から噴射される加圧水流Fが当たったときの籠4の動きを示す図である。ヘッド24の回転の角度範囲は、洗浄する養殖籠1の大きさと、ノズル26と養殖籠1との間の距離に応じて、適宜決定することができる。ヘッド24の回転の角度範囲は、図5(a)に示されるように左回転したときに少なくとも右側のノズル26bから噴射された加圧水流Fbが依然として養殖籠1に当たっているような角度を最大とし、図5(b)に示されるように右回転したときに少なくとも左側のノズル26aから噴射された加圧水流Faが依然として養殖籠1に当たっているような角度を最大とするように、調整されることが好ましい。このようにして、加圧水流Fは、養殖籠1の幅方向の端部間を横断しながら、養殖籠1に当たることになる。伝動部材52の長さと引き戻し部材54の自然長は、ヘッド24の回転角度の範囲がこのような好ましい範囲に調整されるように決定される。
ここで図6を参照すると、図6は、養殖籠洗浄装置10の使用状態を示す図である。養殖籠洗浄装置10は、上述のとおり、図を分かりやすくするためにこの図には示されていない取付部60の一方の端部を船舶のいずれかの位置に固定することによって、船舶に取り付けられる。養殖籠洗浄装置10は、船舶に取付ける場合には、図6に示されるように、海中から引き揚げられる途中の立体的形状を保持した籠4の各々の側面3に加圧水流Fが斜め上方から当たるように取り付けられることが好ましい。あるいは、加圧水流Fが籠4の各々の側面3に斜め上方から当たるように、噴射管25a、25bを首部29に対して角度を持たせて取付けてもよく、ノズル26a、26bを噴射管25a、25bに対して角度を持たせて取付けてもよい。いずれの場合においても、ノズル26a、26bからの加圧水流Fは、水平方向より斜め下方に向かって噴射されることになる。
なお、図6においては、養殖籠洗浄装置10は、少なくとも本体20が、船舶から外方に突出し、加圧水流Fが船舶方向に向かって噴射される位置に配置されているが、これに限定されるものではない。本体20は、例えば、加圧水流Fが船舶の側面に沿って噴射されて養殖籠1に当たる位置に配置することもでき、あるいは、加圧水流Fが船舶の側面から離れる方向に噴射されて養殖籠1に当たる位置に配置することもできる。
次に、本発明の一実施形態に係る養殖籠洗浄装置10の洗浄方法について、養殖籠1及び養殖籠洗浄装置10の動作とともに説明する。
最初に、養殖籠洗浄装置10を、本体20が船舶の船外に位置し、好ましくは加圧水流Fが船舶の方向に向かって噴射されるように配置する。本体20の向きは、ノズル26a、26bからの加圧水流が、好ましくは斜め下方に向かって、より好ましくは水平方向から約45°下方に向かって噴射されるように、調整される。
船舶に搭載されたエンジン及びポンプを作動させて海水を加圧し、加圧された海水を養殖籠洗浄装置10の海水圧送管30に供給する。本発明においては、図6に示されるように、吊り下げ用ロープ5によって海中から引き揚げられてから引き揚げ機に巻き取られるまでの、角錐又は円錐の立体的形状を保持した状態の養殖籠1に対して加圧水流Fを当てるため、加圧された海水が、籠4の各々の側面3から離れた底面2にあるホタテ貝に直接当たることはない。そのため、海水が貝の内部に入り込む危険性は、従来の洗浄装置と比較して大幅に低減される。したがって、本発明に係る養殖籠洗浄装置では、海水の圧力を高くすることができ、少ない水量でも養殖籠1の洗浄効果を高めることができる。本発明においては、海水の圧力は、約4MPa〜約6MPaとすることができ、洗浄時に用いる水量は、約60リットル/分〜約100リットル/分とすることができる。こうした圧力及び水量の加圧海水を用いるためのポンプと、ポンプを駆動するエンジンは、小型化及び軽量化が可能である。従来の洗浄装置の場合には、例えば出力約35kW、長さ1.3m、幅1.1m、高さ1.2m、重さ約700kg程度のエンジンが必要であったが、本発明に係る養殖籠洗浄装置の場合には、例えば出力約6kW、長さ1.1m、幅0.6m、高さ0.6m、重さ約125kg程度のエンジンを用いればよい。
養殖籠洗浄装置10の動力発生部40を作動させる。動力発生部40によって発生した動力は、動力伝達部50と、本体20のヘッド駆動部28と、回転軸23とを介して、ヘッド24を回転させる。ポンプによって加圧された海水は、図3及び図4に示されるように、海水圧送管30を通って養殖籠洗浄装置10の本体20に供給される。加圧海水は、本体20内の流路22と、ヘッド24の首部29内の流路22とを通り、噴射管25a、25bに設けられたノズル26a、26bから、加圧水流Fとして噴射される。加圧水流Fは、回転するヘッド24のノズル26a、26bから、ノズル26a、26bの移動平面と平行に噴射される。
次に、引揚機を作動させ、吊下用ロープ5を引揚機によって巻き取ることにより、海中から養殖籠1を引き揚げる。吊下用ロープ5で繋がれた養殖籠1の複数の籠4は、図6に記載されるように、引揚機によって海面から揚げられる途中においては、底面2が概ね水平になった状態でその本来の形状である立体的形状が保持されており、錐形状の頂点と吊下用ロープ5とを中心として自由に水平回転することができる。
図6に示されるように、引き揚げられる途中の籠4の各々に対して、ノズル25a、25bから噴射された加圧水流Fが当てられる。図5に示されるように、回転するヘッド24のノズル25a、25bから噴射された二条の加圧水流Fは、複数の籠4の各々の幅方向端部間を横断するように、一列に並んで、斜め上方から複数の籠4の各々の側面3に当たる。この際、籠4は、例えば図5(a)に示されるように左側に加圧水流Fが当たったときには、加圧水流Fの力によって錐形状の頂点と吊下用ロープ5とを中心に右回転し、図5(b)に示されるように右側に加圧水流Fが当たったときには、加圧水流Fの力によって錐形状の頂点と吊下用ロープ5とを中心に左回転する。その結果、複数の籠4の各々の幅方向端部間を常に横断する加圧水流Fが、左右に回転する籠4の側面3に当たり、籠4に付着した異物を除去することができる。
海中から揚げられる途中で、加圧水流Fによって異物が除去された複数の籠4の各々は、そのまま引揚機によって船上に引き揚げられ、引き揚げられた複数の籠4の各々は、そのまま海中に戻すことができる。例えば、図7に示されるように、引揚機から連続するように配置される滑り台を船上に設け、引揚機によって引き揚げられた複数の籠4の各々を滑り台によって海中に戻すようにすることができる。加圧水を散水することによって養殖籠1を洗浄する専用洗浄機を船上に設置する従来の洗浄装置及び方法においては、籠を海中から引き揚げて洗浄機に送り込む者、洗浄機の出口から出てきた籠を束ねて海中に戻す者の、少なくとも2名の作業員が必要であるのに対して、本発明に係る養殖籠洗浄装置及び養殖籠洗浄方法では、1名の作業員がいればよい。
上述の実施形態においては、ヘッド24に2つのノズル26a、26bが設けられ、ヘッド24が回転軸23の周りに回転するのに伴って、ノズル26a、26bから、加圧水流Fが、回転軸23に垂直な平面と平行に噴射される。2つのノズル26a、26bから噴射された二条の加圧水流Fは、複数の籠4の各々に対して、籠4の幅方向に一列に並んで当たる。この実施形態においては、図6に示されるように、斜め上方から籠4に対して加圧水流Fが当たる。
これに対して、ヘッド24を、図8に記載されるような構成とすることもできる。この実施形態においては、図8(a)に示されるように、ヘッド24’の首部29’の両側に、それぞれ3つの噴射管25’a、25’c及び25’eと、25’b、25’d及び25’fとが設けられている。噴射管25’a〜25’fの先端には、ノズル26’a〜26’fが設けられている。海水圧送管30を通って圧送されてきた加圧海水は、流路22を通ってヘッド24’に供給される。ヘッド24’の首部29’には、噴射管25’a〜25’fに連通する流路22’が設けられており、加圧海水は、流路22’と噴射管25’a〜25’fとを通って、ノズル26’a〜26’fから噴射され、加圧水流Fとなる。
この実施形態においては、図8(b)に示されるように、ノズル26’a〜26’fのいくつかから噴射される加圧水流Fの方向は、回転軸23と垂直な平面に対して角度を設けることもできる。例えば、ノズル26’a及び26’bを、加圧水流Fが回転軸23と垂直な平面より下向きに噴射されるように噴射管25’a及び25’bに取り付け、ノズル26’e及び26’fを、加圧水流Fが回転軸23と垂直な平面より上向きに噴射されるように噴射管25’e及び25’fに取り付けることができる。なお、加圧水流Fの方向は、噴射管25’a〜25’fに設けられるノズル26’a〜26’fの向きによって調整することに限定されるものではなく、噴射管25’a〜25’fを首部29’に対して角度を持たせて取付けることによって調整するようにしてもよい。
この実施形態においては、ノズル26’a、26’c及び26’eから噴射された三条の加圧水流Fが、養殖籠1の高さ方向に一列に並んで養殖籠1に当たるようにし、ノズル26’b、26’d及び26’fから噴射された三条の加圧水流Fもまた、養殖籠1の高さ方向に一列に並んで養殖籠1に当たるようにすることができる。また、ノズル26’a〜26’dから噴射された加圧水流Fが、引き揚げられる途中の立体的形状を保持した状態の複数の籠4の側面に当たるようにし、ノズル26’e及び26’fから噴射された加圧水流Fが、籠4の底面に直接当たるようにすることができる。したがって、籠4の各々の底面に付着した異物も効果的に除去することができる。
1:養殖籠
2:底面
3:側面
4:個々の籠
5:吊下用ロープ
10:養殖籠洗浄装置
20:本体
21:胴部
21a、21b:止水用シール部材
22、22’:流路
23:回転軸
23a:開口
24、24’:ヘッド
25、25’:噴射管
26、26’:ノズル
28:ヘッド駆動部
28a、28b:腕部
29、29’:首部
30:海水圧送管
40:動力発生部
42:モータ
44:軸
50:動力伝達部
52:伝動部材
54:引き戻し部材
56:連結板
58:円板
60:取付部
62、63:取付アーム
64:角度調整フランジ
66:引き戻しスプリング取付部
F:高圧水流

Claims (11)

  1. 略多角形状又は略円形状の枠及び底網によって底面が形成され、その上部外周を側網で角錐状又は円錐状に覆うことによって側面が形成された、角錐形状又は円錐形状の複数の籠と、複数の籠の各々の頂部と底面中央部とを互いに連結する吊下用ロープとを備えた養殖籠を洗浄するための装置であって、
    胴部と、
    加圧水の流路と、
    前記胴部に回転軸によって連結され、動力源からの動力によって前記回転軸の周りに回転し、前記流路からの加圧水を噴射して加圧水流を形成するためのノズルを有する、ヘッドと、
    を備え、
    前記ヘッドは、前記ノズルから噴射された加圧水流が、角錐状又は円錐状の立体的形状を保持した状態の養殖籠の各々に対して養殖籠の幅方向端部間を横断しながら当たり、当たった加圧水流の力によって養殖籠の各々を吊下用ロープの周りに回転させるように前記回転軸の周りに回転する、
    装置。
  2. 前記ヘッドは複数のノズルを備え、前記複数のノズルは、前記複数のノズルの各々から噴射された加圧水流が養殖籠の幅方向に並んで養殖籠に当たるような位置関係で前記ヘッドに設けられた、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ノズルからの加圧水流は、水平方向より斜め下方に向かって噴射される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ヘッドは複数のノズルを備え、前記複数のノズルは、前記複数のノズルの各々から噴射された加圧水流が養殖籠の高さ方向に並んで養殖籠に当たるような位置関係で前記ヘッドに設けられた、請求項1に記載の装置。
  5. 前記複数のノズルのうちの少なくとも1つは、噴射された加圧水流が養殖籠の底面に直接当たるように前記ヘッドに設けられた、請求項に記載の装置。
  6. 海中の養殖籠を引き揚げる船舶から外方に突出するように配置された、請求項1に記載の装置。
  7. 略多角形状又は略円形状の枠及び底網によって底面が形成され、その上部外周を側網で角錐状又は円錐状に覆うことによって側面が形成された、角錐形状又は円錐形状の複数の籠と、複数の籠の各々の頂部と底面中央部とを互いに連結する吊下用ロープとを備えた養殖籠を洗浄するための方法であって、
    養殖籠を、その角錐状又は円錐状の立体的形状を保持した状態で水中から引き揚げる工程と、
    引き揚げられる途中において立体的形状を保持した状態の前記養殖籠の各々に対して前記養殖籠の幅方向端部間を横断するように加圧水流を当てることにより、前記養殖籠に当たった加圧水流の力によって前記養殖籠を吊下げ用ロープの周りに回転させながら、加圧水流によって前記養殖籠に付着した異物を除去する工程と、
    を含む方法。
  8. 加圧水流は複数条からなり、前記複数条の加圧水流は、前記養殖籠の幅方向に並んで前記養殖籠の各々に当てられる、請求項に記載の方法。
  9. 加圧水流は、前記養殖籠の各々の斜め上方から前記養殖籠の各々に当てられる、請求項に記載の方法。
  10. 加圧水流は複数条からなり、前記複数条の加圧水流は、前記養殖籠の高さ方向に並んで前記養殖籠の各々に当てられる、請求項に記載の方法。
  11. 前記複数条の加圧水流の少なくとも一条は、前記養殖籠の底面に直接当てられる、請求項10に記載の方法。


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