JP5524275B2 - サッシ用防水部材及びこのサッシ用防水部材を用いた防水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サッシ枠の下端部(下枠)における雨水等の水漏れから、建物の外壁において当該サッシ枠が取り付けられている開口周縁部を保護するためのサッシ用防水部材、及びこのサッシ用防水部材を用いた防水構造に関する。
従来から、特許文献1に記載されたサッシ用防水部材が知られている。このサッシ用防水部材は、図11に示されるように、サッシ枠100と、このサッシ枠100が取り付けられる開口周縁部110との間に配置され、サッシ枠100の下端部(下枠)における水漏れから開口周縁部110を保護する。具体的には、以下の通りである。
開口周縁部110は、室内と室外とを連通するように建物の外壁Wに設けられた開口115の周囲を規定し、サッシ枠100が取り付けられる。この開口周縁部110は、水平方向に延びる窓台111と、窓台111の上方で当該窓台111と平行に延びるまぐさ112と、これら窓台111とまぐさ112との端部同士を接続する一対の柱部材113、113と、を備える。
サッシ枠100は、窓台111とまぐさ112と一対の柱部材113、113とによって囲まれる開口115に沿った形状の枠本体101と、枠本体101から室内側に延び、開口115に嵌め込まれる嵌め込み部102と、嵌め込み部102が開口115に嵌め込まれた状態で開口周縁部110の室外側の面に当接する鍔部103と、を備える。
サッシ用防水部材200は、サッシ枠100の下枠と窓台111との間において窓台111の上面に沿って広がるシート状の平面シート部201と、この平面シート部201の室外側の端部から開口周縁部110(詳しくは窓台111)の前面(室外側の面)に沿って下方に延びるシート状の前面シート部202と、を備える。このサッシ用防水部材200は、これら平面シート部201及び前面シート部202の厚さがそれぞれ一定となるように一体成形されている。
サッシ用防水部材200は、サッシ枠100が取り付けられる前に、窓台111の上面に平面シート部201が接し且つ窓台111の前面(室外側の面)に前面シート部202が接するように窓台111に貼り付けられる。この状態で、鍔部103が開口周縁部110の前面に当接するまで嵌め込み部102を開口115に嵌め込む、即ち、サッシ枠100を開口周縁部110に取り付けることにより、サッシ用防水部材200は、サッシ枠100の下枠と窓台111との間に配置される。
このとき、サッシ用防水部材200は、開口周縁部110の下端部(例えばサッシ枠100の下枠と窓台111との間等)に配置され、開口周縁部110の上端部(例えばサッシ枠100の上枠とまぐさ112との間等)には配置されない。これは、雨水等がサッシ枠100の上端部(上枠やサッシ枠100に嵌め込まれた窓ガラスの上部等)に着いても、サッシ枠100の縦枠や前記窓ガラス等を伝ってサッシ枠100の下端部に向かうため、サッシ枠100の上端側から開口周縁部110側に浸入し難いからである。
このようにサッシ用防水部材200が配置されると、サッシ枠100の下端部、例えば、下枠と縦枠との接合部に生じた隙間等から雨水等の水が浸入しても、下枠と窓台111との間のサッシ用防水部材200によって開口周縁部110(窓台111等)が濡れるのを防ぐことができる。
特公平6−54070号公報
上記のように、サッシ用防水部材200は、開口周縁部110の下端部のみに配置される。このため、図12に示されるように、サッシ枠100が開口周縁部110に取り付けられたときに、上枠の鍔部103とまぐさ112の前面とは直接当接するが、下枠の鍔部103と窓台111の前面との間にはサッシ用防水部材200(前面シート部202)等が配置されるため、サッシ枠100が外壁面に対して傾いた状態となる(図12のα参照)。
この外壁面に対する傾きを抑えるために、サッシ用防水部材200全体を薄くすることも考えられるが、この場合、窓台111にサッシ用防水部材200が取り付けられた状態で、サッシ枠100の嵌め込み部102を開口115内に嵌め込むときに、この嵌め込み部102との擦れ等によってサッシ用防水部材200が破れ易くなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、建物の外壁における開口周縁部にサッシ枠を取り付けたときの当該サッシ枠の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部にサッシ枠を取り付ける作業に対する強度を確保することができるサッシ用防水部材と、このサッシ用防水部材を用いた防水構造とを提供することを課題とする。
上記課題を解消すべく、本発明は、建物の外壁に形成された開口の周囲を規定する開口周縁部であって、前記開口の下端を規定し且つ水平方向に延びる窓台を有する開口周縁部と、前記開口周縁部に取り付けられるサッシ枠であって、前記開口に沿った形状のサッシ枠本体、前記サッシ枠本体から室内側に延び且つ前記開口内に嵌め込まれる嵌め込み部、及び前記サッシ枠本体の下端から下方に延びる鍔部を有するサッシ枠と、の間に配置され、前記サッシ枠から前記開口周縁部への水の浸入を防ぐサッシ用防水部材であって、前記窓台と前記嵌め込み部との間において前記窓台の上面に沿って配置されるシート状の平面シート部と、前記平面シート部の室外側の端部から前記窓台の室外側の面に沿って下方に延び、且つ前記窓台と前記下側鍔部との間に位置する前面シート部と、を備える。そして、前記前面シート部の厚み寸法が前記平面シート部の厚み寸法よりも小さい。
かかる構成によれば、前面シート部の厚み寸法を平面シート部の厚み寸法よりも小さくすることにより、開口周縁部にサッシ枠を取り付けたときのサッシ枠の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部にサッシ枠を取り付ける作業に対する強度を確保することができる。
即ち、窓台の室外側の面と鍔部の裏面(室内側の面)との間に配置される前面シート部を薄く(厚み寸法を小さく)することによって、この前面シート部の厚さに起因する鍔部の裏面の窓台前面に対する前方側(室内から室外側へ向かう方向)へのずれ量を抑えることができ、その結果、サッシ枠の外壁面に対する傾きを抑えることができる。しかも、平面シート部を厚くする(平面シート部の厚み寸法を大きくする)ことによって、平面シート部の強度を確保することができ、これにより、開口周縁部に囲まれた開口内にサッシ枠の嵌め込み部を嵌め込むときの当該嵌め込み部との擦れ等による平面シート部の破れ等が防がれ、その結果、当該破れ等から開口周縁部(窓台)への水の浸入を(即ち、サッシ枠から浸入した雨水等の水によって開口周縁部が濡れるのを)防ぐことができる。
また、前記開口周縁部は、前記開口の横側端部を規定し且つ前記窓台の端部から上方に延びる柱部材を有し、当該サッシ用防水部材は、前記柱部材の開口側の面に沿って前記平面シート部から上方に延びるシート状の立上りシート部を備え、前記前面シート部は、前記立上りシート部の室外側の端部から前記柱部材の室外側の面に沿って当該柱部材の幅方向に延びる部位を含んでもよい。
かかる構成によれば、柱部材の開口側の面に沿った立上りシート部を備え且つ前面シート部が立上りシート部の室外側の端部から柱部材の前面に沿って当該柱部材の幅方向に延びる部位を含むことによって、開口周縁部の下側の角部(窓台と柱部材との接続部)におけるサッシ枠から開口周縁部への雨水等の浸入を防ぐことができる。
この場合、前記開口周縁部は、前記開口の両方の横側端部を規定し且つ前記窓台の両端から上方に延びる一対の柱部材を有し、前記立上りシート部は、各柱部材の開口側の面に沿って前記平面シート部から上方にそれぞれ延びていてもよい。このように、平面シート部の両端から各柱部材に沿って立上りシート部がそれぞれ延びることによって、下側の両角部を含む開口周縁部の下端部全体において、サッシ枠から浸入した雨水等によって濡れるのを防ぐことができる。
また、上記課題を解消すべく、本発明は、建物の外壁に形成された開口の周囲を規定する開口周縁部と、前記開口周縁部に取り付けられるサッシ枠と、これら開口周縁部とサッシ枠との間に配置されて前記サッシ枠から前記開口周縁部への水の浸入を防ぐサッシ用防水部材と、を備える防水構造であって、前記開口周縁部は、前記開口の下端を規定し且つ水平方向に延びる窓台を有し、前記サッシ枠は、前記開口に沿った形状のサッシ枠本体と、前記サッシ枠本体から室内側に延び且つ前記開口内に嵌め込まれる嵌め込み部と、前記サッシ枠本体の下端から下方に延びる鍔部とを有し、前記サッシ用防水部材は、前記窓台と前記嵌め込み部との間において前記窓台の上面に沿って配置されるシート状の平面シート部と、前記平面シート部の室外側の端部から前記窓台の室外側の面に沿って下方に延び、且つ前記窓台と前記鍔部との間に位置する前面シート部と、を備え、前記前面シート部の厚み寸法が前記平面シート部の厚み寸法よりも小さいことを特徴とする。
かかる構成によれば、サッシ用防水部材における前面シート部の厚み寸法を平面シート部の厚み寸法よりも小さくすることにより、開口周縁部にサッシ枠を取り付けたときのサッシ枠の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部にサッシ枠を取り付ける作業に対する強度を確保して前記作業における嵌め込み部との擦れ等による平面シート部の破れ等を防ぐことにより、当該破れ等に起因するサッシ枠から開口周縁部への雨水等の浸入を効果的に防ぐことができる。
以上より、本発明によれば、建物の外壁における開口周縁部にサッシ枠を取り付けたときの当該サッシ枠の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部にサッシ枠を取り付ける作業に対する強度を確保することができるサッシ用防水部材と、このサッシ用防水部材を用いた防水構造とを提供することができる。
本実施形態に係る開口周縁部の正面図である。 前記開口周縁部とこれに取り付けられるサッシ枠を説明するための図である。 図3(A)は、前記開口周縁部とサッシ枠との間に配置される部材の配置順を示す拡大断面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す部材が取り付けられた状態を示す拡大断面図である。 中間部材の斜視図である。 角部材の斜視図である。 開口周縁部の周辺における外壁の施工手順を説明するための図であって、前記開口周縁部の窓台に前記中間部材を配置した状態を示す斜視図である。 開口周縁部の周辺における外壁の施工手順を説明するための図であって、前記角部材を配置した状態を示す斜視図である。 開口周縁部の周辺における外壁の施工手順を説明するための図であって、サッシ枠を取り付けた状態を示す正面図である。 開口周縁部の周辺における外壁の施工手順を説明するための図であって、前記サッシ枠の下側に透湿防水シートを取り付けた状態を示す正面図である。 開口周縁部の周辺における外壁の施工手順を説明するための図であって、透湿防水シートを取り付けた状態を示す正面図である。 従来のサッシ用防水部材を説明するための分解斜視図である。 外壁の開口周縁部に前記サッシ用防水部材とサッシ枠とを取り付けた状態の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るサッシ用防水部材を用いた防水構造は、図1〜図3(B)に示されるように、建物の外壁11に形成された開口12の周囲を規定する開口周縁部10と、この開口周縁部10に取り付けられるサッシ枠20と、これら開口周縁部10とサッシ枠20との間に配置されるサッシ用防水部材30と、を備える。即ち、前記防水構造では、サッシ用防水部材30が外壁11に設けられた開口周縁部10とサッシ枠20との間に配置されることにより、サッシ枠20から浸入した雨水等の水によって前記開口周縁部10が濡れるのを防ぐことができる。
開口周縁部10は、建物の外壁11において室内と室外とを連通するように形成された開口12の周囲を規定する部位である。この開口周縁部10は、一対の柱部材13、13と、窓台14と、まぐさ15とを備える。
各柱部材13は、上下方向に延びる角材等である。一対の柱部材13、13は、サッシ枠20の幅(図2における左右方向の長さ)に対応する間隔で配置されている。本実形態における一対の柱部材13、13の間隔は、例えば1800mmである。
窓台14は、所定の高さ位置において、一対の柱部材13、13間に掛け渡されるように水平方向に延びる角材等である。
まぐさ15は、窓台14の上方において、一対の柱部材13、13間に掛け渡されるように水平方向に延びる角材等である。具体的には、まぐさ15は、窓台14の上方において当該窓台14と所定の間隔(サッシ枠20の高さ寸法)を空けて当該窓台14と平行に配置される。
このように、開口周縁部10は、水平方向に延びる窓台14と、窓台14の上方で当該窓台14と平行に延びるまぐさ15と、これら窓台14とまぐさ15との端部同士を接続する一対の柱部材13、13と、によって開口12を規定している。
サッシ枠20は、ガラス窓を外壁11に取り付けるための枠である。このサッシ枠20は、窓台14とまぐさ15と一対の柱部材13、13とによって囲まれる開口12に沿った形状(本実施形態では矩形)の枠本体(サッシ枠本体)22と、枠本体22から室内側に延び且つ開口12に嵌め込まれる嵌め込み部24と、嵌め込み部24が開口12に嵌め込まれた状態で開口周縁部10の室外側の面(前面)、又は、その前側に配置されるサッシ用防水部材30や透湿防水シート62に当接する鍔部26と、を有する。この鍔部26は、枠本体22から外側に向かって(枠本体22の開口中心から枠本体22に向かう方向に)延び、枠本体22の周方向の全体に亘って設けられている。
サッシ用防水部材30は、サッシ枠20から浸入した雨水等の水によって開口周縁部10が濡れるのを防ぐための部材であり、本実施形態では、図4及び図5に示されるように、開口周縁部10の窓台14に配置される中間部材31と、開口周縁部10の下側の各角部(窓台14と柱部材13との接続部)に配置される角部材35と、が在る。このサッシ用防水部材30(中間部材31及び角部材35)は、PE(ポリエチレン)や熱可塑性エラストマー製であり、インジェクション射出成形によって一体成形されている。
このサッシ用防水部材30の引張強度は、2.0N/mm以上であり、好ましくは、3.0N/mm以上である。尚、本実施形態における引張強度定の値は、JIS K 7127に準拠して測定した値である。
中間部材31は、平面シート部32と、前面シート部33と、を備える。
平面シート部32は、窓台14と嵌め込み部24との間において窓台14の上面に沿うように配置される。具体的に、平面シート部32は、平面視において、窓台14の長手方向(開口周縁部10の幅方向)に長い矩形のシート状である。そして、平面シート部32は、矩形の平面シート部本体320と、平面シート部本体320の室内側の端部から立ち上がる水返し部321と、を有する。
平面シート部本体320は、その室内側の端部が開口12内に嵌り込んだ嵌め込み部24の室内側の端部より室内側に位置するような前後方向(室外から室内側に向かう方向)の長さ寸法を有する。これにより、サッシ枠20(下枠)の前後方向におけるいずれの位置から雨水等が浸入してきても、この水が窓台14に到達するのを防ぐことができる。
水返し部321は、平面シート部本体320の室内側の端部から立ち上がることにより、サッシ枠20の下枠等から平面シート部本体320上に雨水等が漏れてきたときに、この雨水等が室内側に流れ込むのを防ぐ。
本実施形態の平面シート部本体320では、長手方向の長さが例えば1700mmであり、前後方向の長さが例えば43mmであり、水返し部321の高さが例えば10mmである。また、平面シート部32(平面シート部本体320及び水返し部321)の厚さは、0.5mmである。この平面シート部32の引張強度は、例えば、4.3N/mmである。
尚、平面シート部本体320の厚さは、0.4mm〜0.7mmであればよい。平面シート部本体320がこの厚さ寸法を有することによって当該平面シート部本体320において所定の強度が確保され、これにより、サッシ枠20を開口周縁部10に取り付けるときのはめ込み部24との擦れ等による破れが生じ難くなる。
前面シート部33は、平面シート部32(詳しくは平面シート部本体320)の前側(室外側)の端部から窓台14の前面(室外側の面)に沿って下方に延びる。この前面シート部33は、窓台14と鍔部26との間に位置する。具体的に、前面シート部33は、正面視において(室外から室内側に向かう方向から見たときに)、窓台14の長手方向に長い矩形のシート状である。前面シート部33の上下方向の長さ寸法は、下端がサッシ枠20の下枠から下方に延びる鍔部26の下端よりも下側に位置するような大きさである。
本実施形態の前面シート部33では、長手方向の長さが例えば1700mmであり、高さが例えば150mmであり、厚さが例えば0.3mmである。この前面シート部33の引張強度は、例えば、2.6N/mmである。
尚、前面シート部33の厚さは、0.1mm〜0.4mmであればよい。前面シート部33がこの厚さ寸法を有することにより、前面シート部33の厚さに起因する鍔部26の裏面の窓台14前面に対する前方側(室内から室外側へ向かう方向)へのずれ量を抑えることができる。
これら平面シート部32と前面シート部33との接続部位は、図4に示されるように角部において厚さが徐々に変化している。具体的には、前記角部において、平面シート部32から前面シート部33に向かうに従って、厚さが0.5mmから0.3mmに徐々に変化している。この図4の拡大図の例では、前記角部の内側の半径が例えば2mmであり、外側の半径が例えば2.3mmである。
角部材35は、平面シート部36と、立上りシート部37と、前面シート部38と、を備える。
平面シート部36は、中間部材31の平面シート部32と同様に、窓台14と嵌め込み部24との間において窓台14の上面に沿うように配置される。具体的に、平面シート部36は、平面視において、窓台14の長手方向に長い矩形のシート状である。そして、平面シート部36は、矩形の平面シート部本体360と、平面シート部本体360の室内側の端部から立ち上がる水返し部361と、を有する。
平面シート部本体360は、中間部材31の平面シート部32と同様に、その室内側の端部が開口12内に嵌り込んだ嵌め込み部24の室内側の端部より室内側に位置するような前後方向の長さ寸法を有する。これにより、角部材35の平面シート部36においても、サッシ枠20(下枠)の前後方向におけるいずれの位置から雨水等が浸入してきても、この水が窓台14に到達するのを防ぐことができる。
水返し部361は、平面シート部本体360の室内側の端部から立ち上がることにより、サッシ枠20の下枠等から平面シート部本体360上に雨水等が漏れてきたときに、この雨水等が室内側に流れ込むのを防ぐ。
本実施形態の平面シート部本体360では、窓台14の長手方向に沿った長さが例えば150mmであり、前後方向の長さが例えば43mmであり、水返し部361の高さが例えば10mmである。また、平面シート部36(平面シート部本体360及び水返し部361)の厚さは、0.5mmである。この平面シート部36の引張強度は、例えば、4.3N/mmである。
尚、平面シート部本体360の厚さは、0.4mm〜0.7mmであればよい。平面シート部本体360がこの厚さ寸法を有することによって当該平面シート部本体360において所定の強度が確保され、これにより、サッシ枠20を開口周縁部10に取り付けるときのはめ込み部24との擦れ等による破れが生じ難くなる。
立上りシート部37は、柱部材13の内側面(開口12側の面)に沿って平面シート部36から上方に延びる。そして、立上りシート部37は、柱部材13と嵌め込み部24との間に位置する。具体的に、立上りシート部37は、開口12内から柱部材13側に向かう方向から見たときに、柱部材13の長手方向(上下方向)に長い矩形のシート状である。そして、立上りシート部37は、矩形の立上りシート部本体370と、立上りシート部本体370の室内側の端部から開口12の内側に延びる水返し部371と、を有する。
本実施形態の立上りシート部本体370では、上下方向の長さが例えば150mmであり、前後方向の長さが例えば43mmであり、水返し部371の高さ(水平方向の長さ)が例えば10mmである。また、立上りシート部37(立上りシート部本体370及び水返し部371)の厚さは、0.5mmである。この立上りシート部37の引張強度は、例えば、4.3N/mmである。
前面シート部38は、平面シート部36(詳しくは平面シート部本体360)の室外前側の端部から窓台14の前面に沿って下方に延びる部位と、立上りシート部37(詳しくは立上りシート部本体370)の室外側の端部から柱部材13の前面に沿って当該柱部材13の幅方向(図1における左右方向)延びる部位とを含む。この前面シート部38は、窓台14及び柱部材13と鍔部26との間に位置する。具体的に、この前面シート部38は、正面視において(室外から室内側を見たときに)、開口12の下部の角部に沿ったL字型のシート状である。前面シート部38は、高さ(図5における左側端部の高さ)が、例えば300mmであり、幅(図5における下端部の幅)が、例えば300mmであり、下端から切欠き部までの高さ(図5における右側端部の高さ)が、例えば150mmであり、図5における左端から切欠き部までの幅(図5における上端部の幅)が例えば150mmであり、厚さが0.3mmである。この前面シート部38の引張強度は、例えば、2.6N/mmである。
尚、前面シート部38の厚さは、0.1〜0.4mmであればよい。前面シート部38がこの厚さ寸法を有することにより、前面シート部38の厚さに起因する鍔部26の裏面の窓台14前面に対する前方側(室内から室外側へ向かう方向)へのずれ量を抑えることができる。
これら平面シート部36と前面シート部38との接続部位、及び立上りシート部37と前面シート部38との接続部位は、図4の拡大図に示される角部と同様に、それぞれ厚さが徐々に変化している。具体的には、平面シート部36と前面シート部38との接続部位では、平面シート部36から前面シート部38に向かうに従って、厚さが0.5mmから0.3mmに徐々に変化している。また、立上りシート部37と前面シート部38との接続部位では、立上りシート部37から前面シート部38に向かうに従って、厚さが0.5mmから0.3mmに徐々に変化している。この図5の拡大図の例では、各角部の内側の半径が例えば2mmであり、外側の半径が例えば2.3mmである。
このように、本実施形態の角部材35では、平面シート部36と立上りシート部37とが直交し、平面シート部36の水平方向の長さと立上りシート部37の上下方向の長さとが同一であり、平面シート部36の前後方向の長さと立上りシート部37の前後方向の長さとが同一であり、平面シート部36と立上りシート部37との厚さが同一である。このため、開口周縁部10の下側の角部(窓台14と柱部材13との接続部)に角部材35を配置するときに、左右いずれの角部に対しても同じ角部材35を用いることができる。
以上のようなサッシ用防水部材30(中間部材31及び角部材35)は、以下のようにして開口周縁部10とサッシ枠20との間に配置される。
先ず、図6に示されるように、中間部材31が窓台14に配置される。具体的には、平面シート部本体320が窓台14の上面に例えば両面テープ60によって貼り付けられる。このとき、前面シート部33が窓台14の前面に沿うように、即ち、平面シート部32と前面シート部33との接続部位(角部)が窓台14の上面と前面との接続部位(角部)と重なるように貼り付ける。
次に、図7に示されるように、角部材35が開口周縁部10の下側の各角部にそれぞれ配置される。具体的には、角部材35の中間部材31側の端部の裏面と中間部材31の対応する端部の表面とが、例えば両面テープ60によって張り合わされる(図3参照)。
このようにして、中間部材31と角部材35とが開口周縁部10に配置されると、図8に示されるように、サッシ枠20が開口周縁部10に取り付けられる。具体的には、鍔部26の裏面が前面シート部33、38や柱部材13の前面、まぐさ15の前面と当接するまで嵌め込み部24を開口12内に嵌め込む(挿入する)。
開口12内に嵌め込み部24が嵌め込まれた状態で、サッシ枠20の鍔部26が柱部材13やまぐさ15、窓台14等にビスや釘等で固定されることにより、サッシ枠20が開口周縁部10に固定される。
サッシ枠20が固定されると、図9に示されるように、サッシ枠20の下側において、中間部材31の前面シート部33及び角部材35の前面シート部38と窓台14との間にその上端部が差し込まれた状態となるように透湿防水シート62が取り付けられる。具体的には、透湿防水シート62は、各前面シート部33、38の下方側から上方に向かってその上端位置が窓台14の厚み(上下方向における幅)の中間位置に到達するまで前面シート部33、38と窓台14との間に差し込まれる。その後、この透湿防水シート62は、柱部材13等に釘等によって固定される。
サッシ枠20の下側に透湿防水シート62が取り付けられると、図10に示されるように、上側に向かって順に透湿防水シート62が取り付けられる。具体的に、先ず、サッシ枠20の縦枠の横側において、鍔部26の前側及び角部材35の前側から透湿防水シート62が取り付けられる。このとき、当該透湿防水シート62の下端部と、既に取り付けられている透湿防水シート62(サッシ枠20の下側に取り付けられた透湿防水シート62)の上端部とが、前記下端部が上側(前側)となるように重ねられる。このようにサッシ枠20の縦枠の横側に透湿防水シート62が取り付けられると、サッシ枠20の上側にさらに透湿防水シート62が取り付けられる。このときも、上側の透湿防水シート62の下端部が下側の(縦枠の横側に取り付けられた)透湿防水シート62の上端部の上側(前側)になるよう、前記上側の透湿防水シート62の下端部と前記下側の透湿防水シート62の上端部とを重ねて前記上側の透湿防水シート62を取り付ける。
このように、柱部材13の下端から上端まで透湿防水シート62が取り付けられると、その上側(前側)からサイディング等の外壁部材が取り付けられる。これにより、建物の外壁面が形成される。
以上のサッシ用防水部材30(中間部材31及び角部材35)によれば、前面シート部33、38の厚み寸法を平面シート部32、36の厚み寸法よりも小さくすることにより、開口周縁部10にサッシ枠20を取り付けた(嵌め込んだ)ときのサッシ枠20の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部10にサッシ枠20を取り付ける作業に対する強度を確保することができる。
即ち、窓台14の前面とサッシ枠20の下枠の鍔部26の裏面(室内側の面)との間に配置される前面シート部33、38を薄く(厚み寸法を小さく)することによって、この前面シート部33、38の厚さに起因する鍔部26の裏面の窓台14前面に対する前方側(室内から室外側へ向かう方向)へのずれ量を抑えることができる。その結果、サッシ枠20の外壁面に対する傾きを抑えることができる。しかも、平面シート部32、36を厚くする(平面シート部32、36の厚み寸法を大きくする)ことによって、平面シート部32、36の強度を確保することができる。これにより、サッシ枠20の嵌め込み部24を開口周縁部10に囲まれた開口12内に嵌め込むときの当該嵌め込み部24との擦れ等による平面シート部32、36の破れ等が防がれる。その結果、当該破れ等からの開口周縁部10(窓台14)への水の浸入を防ぐことができる。
また、本実施形態の角部材35によれば、柱部材13の開口側の面に沿った立上りシート部37を備え且つ前面シート部38が、立上りシート部37の室外側の端部から柱部材13の前面に沿って当該柱部材13の幅方向に延びる部位を含むことによって、開口周縁部10の下側の角部(窓台14と柱部材13との接続部)におけるサッシ枠20から開口周縁部10への雨水等の浸入を防ぐことができる。
このため、本実施形態のサッシ用防水部材30を備えた防水構造によれば、開口周縁部10にサッシ枠20を取り付けた(嵌め込んだ)ときのサッシ枠20の外壁面に対する傾きを抑えつつ、開口周縁部10にサッシ枠20を取り付ける作業に対する強度を確保して前記作業における嵌め込み部24との擦れ等による平面シート部32、36の破れ等を防ぐことにより、当該破れ等に起因するサッシ枠20から開口周縁部10への雨水等の浸入を効果的に防ぐことができる。
尚、本発明のサッシ用防水部材、及びこのサッシ用防水部材を備えた防水構造は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態のサッシ用防水部材30には、中間部材31と角部材35とが在るが、これに限定されない。例えば、中間部材31と角部材35とが一体となったものをサッシ用防水部材30でしてもよい。このように、立上りシート部37が各柱部材13、13の開口側の面に沿って平面シート部32から上方にそれぞれ延びていれば、下側の両角部を含む開口周縁部10の下端部全体において、サッシ枠20から浸入した雨水等によって濡れるのをより確実に防ぐことができる。
また、一方の角部材35と中間部材31とが一体となったものをサッシ用防水部材としてもよい。
また、上記実施形態では、開口周縁部10とサッシ枠20との間に中間部材31と一対の角部材35、35とが配置されているが、この配置に限定されない。例えば、一対の角部材35、35だけが配置されてもよい。
10 開口周縁部
11 建物の外壁
12 開口
13 柱部材
14 窓台
20 サッシ枠
22 枠本体(サッシ枠本体)
24 嵌め込み部
26 鍔部
30 サッシ用防水部材
31 中間部材
32 中間部材の平面シート部
33 中間部材の前面シート部
35 角部材
36 角部材の平面シート部
37 立上りシート部
38 角部材の前面シート部
62 透湿防水シート

Claims (4)

  1. 建物の外壁に形成された開口の周囲を規定する開口周縁部であって、前記開口の下端を規定し且つ水平方向に延びる窓台を有する開口周縁部と、前記開口周縁部に取り付けられるサッシ枠であって、前記開口に沿った形状のサッシ枠本体、前記サッシ枠本体から室内側に延び且つ前記開口内に嵌め込まれる嵌め込み部、及び前記サッシ枠本体の下端から下方に延びる鍔部を有するサッシ枠と、の間に配置され、前記サッシ枠から前記開口周縁部への水の浸入を防ぐサッシ用防水部材であって、
    前記窓台と前記嵌め込み部との間において前記窓台の上面に沿って配置されるシート状の平面シート部と、
    前記平面シート部の室外側の端部から前記窓台の室外側の面に沿って下方に延び、且つ前記窓台と前記下側鍔部との間に位置する前面シート部と、を備え、
    前記前面シート部の厚み寸法が前記平面シート部の厚み寸法よりも小さいことを特徴とするサッシ用防水部材。
  2. 請求項1に記載のサッシ用防水部材であって、
    前記開口周縁部は、前記開口の横側端部を規定し且つ前記窓台の端部から上方に延びる柱部材を有し、
    当該サッシ用防水部材は、前記柱部材の開口側の面に沿って前記平面シート部から上方に延びるシート状の立上りシート部を備え、
    前記前面シート部は、前記立上りシート部の室外側の端部から前記柱部材の室外側の面に沿って当該柱部材の幅方向に延びる部位を含むことを特徴とするサッシ用防水部材。
  3. 請求項2に記載のサッシ用防水部材であって、
    前記開口周縁部は、前記開口の両方の横側端部を規定し且つ前記窓台の両端から上方に延びる一対の柱部材を有し、
    前記立上りシート部は、各柱部材の開口側の面に沿って前記平面シート部から上方にそれぞれ延びていることを特徴とするサッシ用防水部材。
  4. 建物の外壁に形成された開口の周囲を規定する開口周縁部と、前記開口周縁部に取り付けられるサッシ枠と、これら開口周縁部とサッシ枠との間に配置されて前記サッシ枠から前記開口周縁部への水の浸入を防ぐサッシ用防水部材と、を備える防水構造であって、
    前記開口周縁部は、前記開口の下端を規定し且つ水平方向に延びる窓台を有し、
    前記サッシ枠は、前記開口に沿った形状のサッシ枠本体と、前記サッシ枠本体から室内側に延び且つ前記開口内に嵌め込まれる嵌め込み部と、前記サッシ枠本体の下端から下方に延びる鍔部とを有し、
    前記サッシ用防水部材は、前記窓台と前記嵌め込み部との間において前記窓台の上面に沿って配置されるシート状の平面シート部と、前記平面シート部の室外側の端部から前記窓台の室外側の面に沿って下方に延び、且つ前記窓台と前記下側鍔部との間に位置する前面シート部と、を備え、前記前面シート部の厚み寸法が前記平面シート部の厚み寸法よりも小さいことを特徴とする防水構造。
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