JP6162026B2 - 建物の壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁構造に関するものである。
建物において、外壁に略直交して設けられる壁体上部の接合部分の止水を行う技術が特許文献1として知られている。その止水構造においては、板状をなす3つの止水片(第1〜第3止水片)を組み合わせてなる止水プレートを2つ用いて、突出壁の上部の上端面及び両側面と、これら上端面及び両側面に隣り合う外壁の外壁面との接合部分を覆うようにしている。
上記の止水構造では、突出壁が、外壁に対して略直交して取り付けられたバルコニーや出窓の側壁等である場合に、突出壁の上部と外壁との接合部分に止水プレートを取り付けるだけで、その接合部分の止水処理を容易に実施できるものとしていた。
特開2003−96936号公報
ところで、突出壁(張出壁部とも言える)の構造としては、一対の外壁材とその間に設けられる壁フレームとにより構成されるものがある。この場合、突出壁の内部に雨水等が浸入することを想定すると、その雨水等の処理について考慮が必要であると考えられる。つまり、一対の外壁材及びフレーム部材からなる突出壁では、一対の外壁材の間においてフレーム部材を伝って雨水等が垂れ落ちることが考えられ、その雨水等の処理が必要となる。
また一方で、建物の外壁として中空構造の外壁材を用いる技術が実用化されており、中空構造の外壁材を用いる場合には、その中空部を雨水等の流下経路(壁内に雨水等が浸入した場合の排出経路)として用いることがあると考えられる。この場合、壁内部の中空部を雨水等の流下経路として用いることを併せ考えると、突出壁の内部に雨水等が浸入した場合における止水の構造について技術改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、出隅部と張出壁部とを組み合わせて構成され、中空構造の外壁材が用いられる建物外壁において、適正な止水性能を付与することができる建物の壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、
建物外壁の出隅部(15)の下方において、その出隅部を形成する2面の外壁面のうち一方の外壁面から張り出し、かつ他方の外壁面に同一平面で連続する外壁面を有する張出壁部(12A)を備える建物に適用され、
前記張出壁部は、互いに離間して設けられる一対の張出外壁材(21A,21B)と、その一対の張出外壁材の間に設けられるフレーム部材(23)とを有し、
前記一対の張出外壁材の上に、前記出隅部を構成する出隅外壁材(22)が配置され、
前記各外壁材は、上下方向に延びる中空部(31a)が形成された中空構造を有するものであり、
前記出隅外壁材の下端部に沿って形成される横目地部分に、前記出隅外壁材の背面から延びるようにして出隅止水部材(47)が設けられており、
前記出隅止水部材は、前記出隅部の出隅頂部から2つの壁面に沿って延びる方向と同じ2方向に延びる止水板部を有し、そのうち一方の面側の止水板部は、前記張出外壁材の中空部内に挿し入れられる挿し入れ部(47c)を有し、他方の面側の止水板部は、前記フレーム部材の上板部に当接する当接部(47d)を有していることを特徴とする。
上記構成の建物では、建物外壁の出隅部の下方に張出壁部が設けられ、出隅外壁材の下端部に形成される横目地部分に出隅止水部材が設けられている。そして、その出隅止水部材は、出隅外壁材の背面から延びるようにして設けられ、かつ出隅外壁材の2つの壁面と同方向に延びる止水板部を有しており、そのうち一方の面側に設けられた挿し入れ部が張出外壁材の中空部内に挿し入れられるとともに、他方の面側に設けられた当接部がフレーム部材の上板部に当接するものとなっている。この場合、仮に出隅外壁材の中空部を通じて雨水等が流下してきても、出隅止水部材の挿し入れ部により、雨水等が外壁材の背面側に流れ出ることを抑制できる。またこれに加えて、出隅止水部材の当接部がフレーム部材の上板部に当接していることにより、フレーム部材の上方からの壁内部への雨水等の浸入を抑制できる。その結果、出隅部と張出壁部とを組み合わせて構成され、中空構造の外壁材が用いられる建物外壁において、適正な止水性能を付与することができる。
第2の発明は、前記張出壁部は、前記フレーム部材の上板部として、前記一対の張出外壁材の上方においてその上端部又はその付近を互いに連結させる連結プレート(33)を有しており、前記連結プレートの上面に前記当接部が当接するものとなっていることを特徴とする。
張出壁部として互いに離間して設けられる一対の張出外壁材を有する構成では、その構造上、一対の張出外壁材を上方で連結プレートにより連結させる(頭繋ぎをする)ことが望ましい。かかる構成において、連結プレートは一対の張出外壁材を跨ぐようにして設けられるため、フレーム部材における止水を行う上で、連結プレートの上面に出隅止水部材の当接部を当接させることは好適であると言える。
第3の発明は、前記出隅止水部材において、前記挿し入れ部は鉛直方向に延びる鉛直板部、前記当接部は水平方向に延びる水平板部であり、前記鉛直板部は、前記水平板部の下側まで延び、その水平板部に一体に連続して形成されていることを特徴とする。
出隅止水部材において、挿し入れ部としての鉛直板部を、当接部としての水平板部の下側まで延ばし、その水平板部に一体に連続して形成した。換言すれば、挿し入れ部としての鉛直板部と当接部としての水平板部とを、張出外壁材の中空部に沿う位置において折れ曲がった状態で一体に形成した。これにより、出隅外壁材の下側における止水を出隅頂部で途切れさせることなく実施できる。
第4の発明は、前記出隅外壁材の下端部に形成される横目地部分には、前記出隅止水部材以外に、前記出隅止水部材における前記止水部材の2方向の面に対してそれぞれ面一となる別の止水部材(45,46)が設けられていることを特徴とする。
張出壁部は大きさの変更が適宜行われることが想定され、その変更が行われると、出隅外壁材の下端部に形成される横目地部分の長さが変更される。例えば、張出壁部の壁厚さが変更される場合には、フレーム部材の幅が変更されることで、横目地部分の長さが変更される。かかる場合において、上記のとおり、出隅外壁材の下端部に形成される横目地部分に、出隅止水部材とそれ以外の別の止水部材とを互いに分割して取り付ける構成にすれば、仮に張出壁部の大きさが変更されたとしても、各止水部材のうち別の止水部材(出隅止水部材以外の止水部材)について長さ変更をすれば対処でき、その対応が容易となる。つまり、出隅止水部材は、出隅形状に対応させることで形状が複雑化されるが、この出隅止水部材と別の止水部材とを組み合わせて用いることで、出隅止水部材として1種類のものを用意しておけばよいことになり、コスト低減等の効果が得られるものとなる。
第5の発明は、前記出隅止水部材とそれに隣接する前記別の止水部材とには、それら両止水部材に跨るようにして、防水性を有するジョイントシート(51,52)が貼り付けられていることを特徴とする。
ジョイントシートを用いる構成にすれば、各止水部材が互いに分割されて設けられる構成において、各止水部材の境界部の止水を好適に実施できる。
第6の発明は、前記張出壁部は、前記出隅部から延びる腰壁部(12A)であり、前記一対の張出外壁材のうち一方が壁外側の張出外壁材(21A)、他方が壁内側の張出外壁材(21B)であり、前記壁外側の張出外壁材においては、その中空部に前記出隅止水部材の挿し入れ部が挿し入れられ、前記壁内側の張出外壁材においては、前記別の止水部材が、その一部が外壁面に沿って折り曲げられて設けられていることを特徴とする。
張出壁部としての腰壁部がバルコニーやパラペットに設けられる場合、一対の張出外壁材は一方が壁外側、他方が壁内側となる。この場合、バルコニーやパラペットの内側となる部位には一般に排水口が設けられており、壁内部に入り込んだ雨水等が壁内側の張出外壁材の側に流れる場合、その外壁面に沿って折り曲げられた別の止水部材を伝って、壁内側の壁面(壁表面)に沿って流下する。これにより、バルコニーやパラペットに設けられた排水口を利用して雨水等の排出を好適に実施できる。
第7の発明は、前記張出壁部において、前記一対の張出外壁材及び前記フレーム部材を上方から覆うようにして防水シート(53)が設けられていることを特徴とする。
一対の張出外壁材及びフレーム部材を上方から覆うようにして防水シートが設けられることで、張出壁部としての止水性能を高めることができる。
第8の発明のように、前記張出壁部は、バルコニー又はパラペットの腰壁部であるとよい。この場合、バルコニーやパラペットに適正なる止水性能を付加できる。
建物の外観を示す斜視図。 腰壁部及び出隅部における外壁材の配置を示す平面図。 腰壁部の内部構造を示す縦断面図。 バルコニー外壁材の構成を示す斜視図。 腰壁部と出隅部との繋ぎ部分に止水構造を付与する前の前提構造を示す斜視図。 止水役物を取り付けた状態を示す斜視図。 止水役物を取り付けた状態を示す斜視図。 各止水役物の構成を示す斜視図。 バルコニー外壁材の上に出隅外壁材を取り付ける前の状態を示す斜視図。 バルコニー外壁材の上に出隅外壁材を取り付けた状態を示す斜視図。 図10のA−A線断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、鉄骨軸組工法により構築される多層階建て建物において、その外壁部の構造について詳しく説明する。
図1は、建物10の外観を示す斜視図である。建物10では、二階部分に二階外壁から張り出すようにしてバルコニー11が設けられており、そのバルコニー11は、腰壁部12とその上端部に設けられた手摺部13とを有している。また、建物10において、バルコニー11が面する二階外壁部は出隅部15を有しており、バルコニー11を囲む三方の腰壁部12A,12B,12Cのうち腰壁部12Aが出隅部15の下方に設けられている。つまり、腰壁部12Aは、出隅部15の下側においてその出隅部15を形成する2つの外壁面のうち一方の外壁面から張り出し、かつ他方の外壁面に同一平面で連続する外壁面を有するものとなっており、この腰壁部12Aが張出壁部に相当する。この場合、腰壁部12Aを構成するバルコニー外壁材21の上に、出隅部15を構成する出隅外壁材22が配置されるものとなっている。なお本実施形態では、出隅部15から直交方向に延びる2つの外壁面のうち、腰壁部12Aの張出方向(長手方向)に延びる面を「第1外壁面X1」とし、腰壁部12Aの基端部においてその腰壁部12Aの張出方向(長手方向)に直交する方向に延びる面を「第2外壁面X2」とする。
次に、腰壁部12A及び出隅部15の構造について説明する。まずは、腰壁部12A及び出隅部15における外壁材21,22の配置を図2により説明する。図2では腰壁部12A及び出隅部15を平面視した略図を示している。なお説明の便宜上、図2では、バルコニー外壁材21をハッチングを付して示している。
腰壁部12Aは、互いに平行となる一対のバルコニー外壁材21を有しており、そのバルコニー外壁材21の間に腰壁フレーム23が設けられている。一対のバルコニー外壁材21は腰壁フレーム23に対して固定されている。以下、各バルコニー外壁材21を区別すべく、バルコニー外側となる方を「バルコニー外壁材21A」、バルコニー内側となる方を「バルコニー外壁材21B」とも言うこととする。なお、バルコニー外壁材21A,21Bが張出外壁材に相当する。
また、出隅部15の出隅外壁材22は、直角となる2つの外壁面が形成されるように設けられるものである。出隅外壁材22は、各バルコニー外壁材21A,21Bにおいて腰壁部12Aの基端側の端部となる部位の上方に配置されている。その他に、出隅外壁材22に横並びとなる位置には、出隅外壁材22の2つの外壁面と同じ方向に外壁材24が設けられている。こうした各外壁材21,22,24の配置により、互いに直交する第1外壁面X1及び第2外壁面X2が形成されている。各外壁材21,22,24は、いずれもコンクリート押出成形材からなる外壁材であり、その厚さ方向の中間部には上下方向に延びる中空部31aが形成されている(図4参照)。
次に、腰壁部12Aの構成を図3を用いて説明する。図3は、腰壁部12Aの内部構造を示す縦断面図である。
腰壁部12Aにおいて、腰壁フレーム23は二階の床梁25に固定されており、腰壁部12Aの厚み方向において腰壁フレーム23を挟んで両側にバルコニー外壁材21A,21Bが固定されている。つまり、腰壁フレーム23には、バルコニー外壁材21A用の壁支持部材26が上下各所に溶接等により固定されるとともに、バルコニー外壁材21B用の壁支持部材27が上下各所に溶接等により固定されており、その壁支持部材26,27によりバルコニー外壁材21A,21Bが支持されている。その支持構造については周知であるため詳細な説明は割愛するが、略述すると、壁支持部材26,27はL形のアングル材よりなり、鉛直部をバルコニー外壁材21の背面側、水平部をバルコニー外壁材21の上面又は下面側に配置させ、その状態で壁支持部材26,27の鉛直部とバルコニー外壁材21とを、取付金具28及び固定具29を用いて互いに固定させるようにしている。
ここで、図4に示すように、バルコニー外壁材21は、上下方向に延びる中空部31aが形成された中空構造を有するものであり、その中空部31aを挟んで外壁面側が外側壁肉部31b、背面側が内側壁肉部31cとなっている。外側壁肉部31bの表面は、上下、左右方向に凹凸(彫り)が付された凹凸部となっている。取付金具28によるバルコニー外壁材21の取り付けは、中空部31aを用いて行われるようになっている。
中空部31aは、外側壁肉部31bと内側壁肉部31cとを繋ぐ中間繋ぎ部31dで分断される複数の空間部により構成されている。そして、バルコニー外壁材21の上端部において各中間繋ぎ部31dには、所定深さの切り込み溝31eが直線状に並ぶようにしてそれぞれ形成されている。
また、バルコニー外壁材21A,21B及び腰壁フレーム23の上方においては、上側の壁支持部材26,27に固定された状態で繋ぎプレート33が取り付けられている。繋ぎプレート33は、例えば鋼鉄製の平板よりなり、両バルコニー外壁材21A,21Bの上方に跨る位置で、腰壁部12Aの長手方向に延びるようにして設けられている。繋ぎプレート33は、バルコニー外壁材21A,21Bの背面間の距離よりも幅寸法が大きいものであって、両バルコニー外壁材21A,21Bの上端部又はその付近を互いに連結させるものである。繋ぎプレート33の上方には笠木部材34が取り付けられている。図示は省略しているが、笠木部材34の上面にはその上方に延びるようにして手摺部13が取り付けられている(図1参照)。その他、バルコニー内側のバルコニー外壁材21Bの下方には壁下部材35が取り付けられている。
また、バルコニー11の床部の構成としては、例えば軽量気泡コンクリート(ALC)よりなる床パネル37が設けられ、その上には勾配断熱材38や防水シートが取り付けられている。
次に、腰壁部12Aと出隅部15との繋ぎ部分における止水構造について詳しく説明する。ここでは、図5〜図11を用いて、施工手順を示しながら止水構造を説明する。
図5は、腰壁部12Aと出隅部15との繋ぎ部分に止水構造を付与する前の前提構造を示す斜視図である。図5では、腰壁部12Aにおいて、腰壁フレーム23に対して一対のバルコニー外壁材21A,21Bが固定され、さらにバルコニー外壁材21A,21Bの上方に繋ぎプレート33が取り付けられている。また、バルコニー外壁材21A,21Bの上方には、出隅外壁材22を支持するための出隅支持部材41が取り付けられている。この出隅支持部材41は、鋼板よりなるベース部42と立ち上がり部43とを有し、図示しない建物躯体(柱や梁等)に対して固定されている。ベース部42は、水平方向に延びるように設けられ、出隅外壁材22の下面側となる部位である。立ち上がり部43は、鉛直方向に延びるように設けられ、出隅外壁材22の背面側となる部位である。立ち上がり部43は、2つの外壁面X1,X2(図2参照)と同じ方向にそれぞれ延びる第1面43aと第2面43bとを有している。
そして、図6、図7に示すように、出隅支持部材41に対して、出隅外壁材22の下端部に沿って形成される横目地部分を止水するための止水部材が取り付けられる。本実施形態では、止水部材として、3つに分割した止水役物45,46,47を用いることとしており、これら各止水役物45〜47が出隅支持部材41に個別に取り付けられる。止水役物45〜47のうち、第1止水役物45は、出隅支持部材41において立ち上がり部43の第1面43aに取り付けられるものであり、第2止水役物46は、立ち上がり部43の第2面43bに取り付けられるものであり、第3止水役物47は、立ち上がり部43の第1面43a及び第2面43bの両方に取り付けられるものである。これら各止水役物45〜47は例えば比較的薄肉の金属板、又は樹脂板にて構成されている。なお、第1止水役物45及び第2止水役物46が「別の止水部材」に相当し、第3止水役物47が「出隅止水部材」に相当する。
これら各止水役物45〜47の構成を図8に個別に示す。図8(a)に示すように、第1止水役物45は、出隅支持部材41の立ち上がり部43の第1面43aに当接される鉛直当たり部45aと、ベース部42に当接される水平当たり部45bと、バルコニー外壁材21Aの中空部31a(切り込み溝31eを含む)に挿し入れられる挿し入れ部45cと、バルコニー外壁材21Aの横隣りとなる外壁材24の端面に対向するように設けられる対向部45dとを有している。
また、図8(b)に示すように、第2止水役物46は、出隅支持部材41の立ち上がり部43の第2面43bに当接される鉛直当たり部46aと、ベース部42に当接される水平当たり部46bと、腰壁部12Aの繋ぎプレート33の上面に当接されるプレート当たり部46cと、プレート当たり部46cに連続して設けられ、鉛直方向に折り曲げられることでバルコニー外壁材21Bの外壁面側に垂れ下がる垂れ下がり部46dと、バルコニー外壁材21Bの横隣りとなる外壁材24の端面に対向するように設けられる対向部46eとを有している。
さらに、図8(c)に示すように、第3止水役物47は、出隅支持部材41の立ち上がり部43の第1面43a、第2面43bの両方に当接される鉛直当たり部47aと、ベース部42に当接される水平当たり部47bと、バルコニー外壁材21Aの中空部31a(切り込み溝31eを含む)に挿し入れられる挿し入れ部47cと、腰壁部12Aの繋ぎプレート33の上面に当接されるプレート当たり部47dとを有している。ここで、鉛直当たり部47aは、出隅部15の出隅頂部から2つの壁面に沿って延びる方向と同じ2方向に延びる止水板部に相当し、そのうち一方の面側(第1外壁面X1側)に挿し入れ部47cが設けられ、他方の面側(第2外壁面X2側)にプレート当たり部47dが設けられている。
第3止水役物47において、挿し入れ部47cは鉛直方向に延びる鉛直板部、プレート当たり部47dは水平方向に延びる水平板部であり、挿し入れ部47cは、プレート当たり部47dの下側まで延び、そのプレート当たり部47dに一体に連続して形成されている。換言すれば、挿し入れ部47cとプレート当たり部47dとは、バルコニー外壁材21Aの中空部31aに沿う位置において折れ曲がった状態で一体に形成されている。
そして、こうした構成の止水役物45〜47が、図6、図7に示すように取り付けられている。このとき、壁外側のバルコニー外壁材21Aにおいては、止水役物45,47の挿し入れ部45c,47cが中空部31a(切り込み溝31eを含む)に挿し入れられている。また、止水役物46,47のプレート当たり部46c,47dが繋ぎプレート33の上面に当接するようになっている。壁内側のバルコニー外壁材21Bにおいては、第2止水役物46の垂れ下がり部46dが外壁面に沿って折り曲げられて設けられ、その外壁面に対して貼り付けられている。各止水役物45〜47は、互いに重ね合わせられないようにして(すなわち互いに離間させて)配置される。また、各止水役物45〜47は、接着剤や接着テープを用いて出隅支持部材41に対して適宜貼り付けられているとよい。
さらに、各止水役物45〜47が取り付けられた状態で、図9に示すように、止水役物同士の境界部分にジョイントシート51,52が貼り付けられる。ジョイントシート51,52は、片面接着タイプの帯状の防水粘着シートであり、止水役物45,47の境界部、止水役物46,47の境界部にそれぞれ貼着される。つまり、ジョイントシート51,52は、隣り合う各止水役物45〜47に跨るようにして貼り付けられている。
そして、図9、図10に示すように、出隅外壁材22が取り付けられる。このとき、出隅外壁材22の背面を各止水役物45〜47に当接させた状態で、図示しない取付金具とボルト等の固定具とを用いて、出隅支持部材41に対して出隅外壁材22が固定される。出隅外壁材22の取り付けにより、各止水役物45〜47が出隅外壁材22の背面から下方又は側方に延出する状態となる。なお、取付金具と固定具とによる出隅外壁材22の固定手法は、図3に示す取付金具28と固定具29とによるバルコニー外壁材21の固定手法と同じものであればよい。
出隅外壁材22の取り付け後には、繋ぎプレート33の上に防水シート53が取り付けられる。防水シート53は、腰壁部12Aの上端部の全体の防水を図るものであり、バルコニー外壁材21A,21Bの一方の外壁面から他方の外壁面までの範囲に被せて取り付けられている。そして、さらにその上に笠木部材34が取り付けられることで、腰壁部12Aができ上がる。
図11は、図10のA−A線断面図であって、出隅外壁材22とバルコニー外壁材21Aとが上下に並ぶ部位の止水構造を示すものである。
図11において、出隅外壁材22とバルコニー外壁材21Aとの間の横目地55には、湿式の止水部材よりなる一次止水材56(コーキング材による不定形シール)と、バルコニー外壁材21Aの中空部31aに挿し入れ部47cが挿し入れられた状態で取り付けられている第3止水役物47と、一次止水材56と第3止水役物47との間に設けられる一次バッカー57とが設けられている。この場合、第3止水役物47は、出隅外壁材22の中空部31a内を流下する雨水等が、上下の外壁材22,21Aにおける内側壁肉部31cの間を通じてバルコニー外壁材21Aの背面側に浸入することを防止する役目を有する。また、一次バッカー57は、第3止水役物47に当接する当接面側に凹凸が形成されて波形状となっており(図示は略す)、その凹み部を通じて、出隅外壁材22の中空部31a内を流下する雨水等をバルコニー外壁材21Aの中空部31a内に案内する役目を有するものである。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記構成の建物10では、建物外壁の出隅部15の下方に腰壁部12Aを設け、出隅外壁材22の下端部に形成される横目地部分に出隅止水部材としての第3止水役物47を設けている。この場合、仮に出隅外壁材22の中空部31aを通じて雨水等が流下してきても、第3止水役物47の挿し入れ部47cにより、雨水等がバルコニー外壁材21Aの背面側(すなわちフレーム側)に流れ出ることを抑制できる。またこれに加えて、第3止水役物47のプレート当たり部47dが腰壁フレーム23の上板部(繋ぎプレート33)に当接していることにより、腰壁フレーム23の上方からの壁内部への雨水等の浸入を抑制できる。その結果、出隅部15と腰壁部12Aとを組み合わせて構成され、中空構造の外壁材が用いられる建物外壁において、適正な止水性能を付与することができる。
腰壁部12Aとして互いに離間して設けられる一対のバルコニー外壁材21を有する構成では、その構造上、一対のバルコニー外壁材21を上方で繋ぎプレート33により連結させる(頭繋ぎをする)ことが望ましい。かかる構成において、繋ぎプレート33は一対のバルコニー外壁材21を跨ぐようにして設けられるため、腰壁フレーム23における止水を行う上で、繋ぎプレート33の上面に第3止水役物47のプレート当たり部47dを当接させることは好適であると言える。
第3止水役物47において、挿し入れ部47cを、プレート当たり部47dの下側まで延ばし、そのプレート当たり部47dに一体に連続して形成した。これにより、出隅外壁材22の下側における止水を出隅頂部で途切れさせることなく実施できる。
腰壁部12Aは、建物の規模等に応じて大きさの変更が適宜行われることが想定され、その変更が行われると、出隅外壁材22の下端部に形成される横目地部分の長さが変更される。例えば、腰壁部12Aの壁厚さが変更される場合には、腰壁フレーム23の幅が変更されることで、横目地部分の長さが変更される。かかる場合において、上記のとおり、出隅外壁材22の下端部に形成される横目地部分に、第3止水役物47とそれ以外の第1,第2止水役物45,46とを互いに分割して取り付ける構成にすれば、仮に腰壁部12Aの大きさが変更されたとしても、各止水役物45〜47のうち第1,第2止水役物45,46(出隅止水部材以外の止水部材)について長さ変更をすれば対処でき、その対応が容易となる。つまり、第3止水役物47は、出隅形状に対応させることで形状が複雑化されるが、それ以外に直線部分用の止水役物45,46を組み合わせて用いることで、第3止水役物47として1種類のものを用意しておけばよいことになり、コスト低減等の効果が得られるものとなる。
また、第1,第2止水役物45,46が、横隣りとなる外壁材24に対向する対向部45d,46eを有するものである場合、これら止水役物45,46についても形状の複雑化が生じるが、3つの止水役物45〜47に分割して構成することで、一連の止水構造を構築する上で、実現の容易化を図ることができる。
各止水役物45〜47の境界部に、防水性を有するジョイントシート51,52を貼り付ける構成にしたため、各止水役物45〜47が互いに分割されて設けられる構成において、各止水役物45〜47の境界部の止水を好適に実施できる。
バルコニー11にはその床部(すなわち腰壁部12Aの内側)に排水口が設けられており、壁内部に入り込んだ雨水等が壁内側のバルコニー外壁材21Bの側に流れる場合、その外壁面に沿って折り曲げられた第2止水役物46を伝って、壁内側の壁面(壁表面)に沿って流下する。これにより、バルコニー11に設けられた排水口を利用して雨水等の排出を好適に実施できる。
腰壁部12Aにおいて、一対のバルコニー外壁材21及び腰壁フレーム23を上方から覆うようにして防水シート53を設けたため、腰壁部12Aとしての止水性能を高めることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、出隅外壁材22の下端部に沿って形成される横目地部分に、出隅止水部材である第3止水役物47と、別の止水部材である第1,第2止水役物45,46とからなる3つの止水部材を設ける構成としたが、この構成を変更してもよい。例えば、各止水役物45〜47を全て一体物として形成する構成、止水役物45及び47を一体物として形成する構成、止水役物46及び47を一体物として形成する構成であってもよい。
・張出壁部は、バルコニー11の腰壁部12A以外に、平屋根に設けられるパラペット部や、建物本体の出隅部から張り出した袖壁部であってもよい。
・上記実施形態では、鉄骨軸組工法により構築される建物について説明したが、これに限定されず、他の工法の建物にも適用できる。例えば、鉄骨ラーメン工法で構築されたユニット式建物にも適用できる。
10…建物、12A…腰壁部(張出壁部)、15…出隅部、21A,21B…バルコニー外壁材(張出外壁材)、22…出隅外壁材、23…腰壁フレーム(フレーム部材)、31a…中空部、33…繋ぎプレート(連結プレート)、45,46…止水部材(別の止水部材)、47…止水役物(出隅止水部材)、47c…挿し入れ部、47d…プレート当たり部(当接部)、51,52…ジョイントシート、53…防水シート。

Claims (8)

  1. 建物外壁の出隅部の下方において、その出隅部を形成する2面の外壁面のうち一方の外壁面から張り出し、かつ他方の外壁面に同一平面で連続する外壁面を有する張出壁部を備える建物に適用され、
    前記張出壁部は、互いに離間して設けられる一対の張出外壁材と、その一対の張出外壁材の間に設けられるフレーム部材とを有し、
    前記一対の張出外壁材の上に、前記出隅部を構成する出隅外壁材が配置され、
    前記各外壁材は、上下方向に延びる中空部が形成された中空構造を有するものであり、
    前記出隅外壁材の下端部に沿って形成される横目地部分に、前記出隅外壁材の背面から延びるようにして出隅止水部材が設けられており、
    前記出隅止水部材は、前記出隅部の出隅頂部から2つの壁面に沿って延びる方向と同じ2方向に延びる止水板部を有し、そのうち一方の面側の止水板部は、前記張出外壁材の中空部内に挿し入れられる挿し入れ部を有し、他方の面側の止水板部は、前記フレーム部材の上板部に当接する当接部を有していることを特徴とする建物の壁構造。
  2. 前記張出壁部は、前記フレーム部材の上板部として、前記一対の張出外壁材の上方においてその上端部又はその付近を互いに連結させる連結プレートを有しており、
    前記連結プレートの上面に前記当接部が当接するものとなっていることを特徴とする請求項1に記載の建物の壁構造。
  3. 前記出隅止水部材において、前記挿し入れ部は鉛直方向に延びる鉛直板部、前記当接部は水平方向に延びる水平板部であり、前記鉛直板部は、前記水平板部の下側まで延び、その水平板部に一体に連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の壁構造。
  4. 前記出隅外壁材の下端部に形成される横目地部分には、前記出隅止水部材以外に、前記出隅止水部材における前記止水部材の2方向の面に対してそれぞれ面一となる別の止水部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
  5. 前記出隅止水部材とそれに隣接する前記別の止水部材とには、それら両止水部材に跨るようにして、防水性を有するジョイントシートが貼り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の建物の壁構造。
  6. 前記張出壁部は、前記出隅部から延びる腰壁部であり、前記一対の張出外壁材のうち一方が壁外側の張出外壁材、他方が壁内側の張出外壁材であり、
    前記壁外側の張出外壁材においては、その中空部に前記出隅止水部材の挿し入れ部が挿し入れられ、前記壁内側の張出外壁材においては、前記別の止水部材が、その一部が外壁面に沿って折り曲げられて設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の建物の壁構造。
  7. 前記張出壁部において、前記一対の張出外壁材及び前記フレーム部材を上方から覆うようにして防水シートが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
  8. 前記張出壁部は、バルコニー又はパラペットの腰壁部であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の建物の壁構造。
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