JP5522737B2 - ベイトホルダー - Google Patents

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この発明は、釣餌を保持するベイトホルダーの構造に関するものである。
たとえばタチウオ釣りにおいては、「テンヤ」と称されるベイトホルダーが仕掛けに組み込まれる。一般にベイトホルダーは、錘の機能を有するヘッドと、ベイト(釣餌:典型的にはキビナゴ)を保持する保持部と、ベイトにアタックしてきたターゲット(たとえばタチウオ)にフッキングする釣針とを備えている(たとえば、特許文献1〜特許文献4参照)。
この釣針の軸部の基端が上記ヘッドに接続されている。釣針の腰部及び先曲部が下方に向くように当該釣針が上記ヘッドに対して配置される。また、釣針の軸部に刺針が突設されており、この刺針の先が上方を向くように配置されている。さらに、この刺針にベイトを固定するための巻付けワイヤが取り付けられている。上記保持部は、これら軸部、刺針及び巻付けワイヤによって構成されている。実釣において釣人は、ベイトとしてのキビナゴを上記刺針に突き刺すことによって上記軸部上に配置し、その状態で上記巻付けワイヤを当該キビナゴに巻き付ける。これにより、上記ベイトは上記軸部及び刺針に固定され、ベイトホルダーによって保持された状態となる。
特開2003−230330号公報 特開2001−327236号公報 特開2001−145436号公報 特開2001−95429号公報
ところで、一般にどのような魚であっても摂餌行為が活発になる時間帯(いわゆる「地合」と称される)があり、地合は一般に短時間である。したがって、好釣果の実現のために、釣人は地合において効率的な釣りを行う必要がある。
すなわち、地合においてキビナゴの装着作業を迅速に行うことはきわめて重要である。ところが、ベイトとしてのキビナゴの身、特に冷凍あるいは解凍されたキビナゴの身は非常に脆い。そのため前述の要領でキビナゴをベイトホルダーに装着する作業は容易ではなく、素早く作業をするために熟練が必要であるという問題があった。また、地合においては、キビナゴの取替作業、すなわち、身崩れしたキビナゴを上記保持部から取り外して新鮮なキビナゴを装着し直す作業を迅速に行うことも重要である。具体的には、上記キビナゴに上記巻付けワイヤが巻回されているから、釣人は、当該巻付けワイヤを解く作業を迅速に行う必要である。ところが、この巻付けワイヤの線径は非常に細く、そのため、釣人は当該巻付けワイヤの端部の位置を見つけにくく、身崩れしたキビナゴを迅速に取り外す作業も容易ではないという問題があった。
前述のような問題点を解決するために、たとえば刺針の改良が提案されている(特許文献2及び特許文献3参照)。すなわち、キビナゴを頭部から尾部へ向かって貫くように(いわゆる縦向きに串刺しするように)、刺針が改良され得る。しかし、この構造では、キビナゴに刺針を挿通する作業中にキビナゴの身が崩れやすいうえに、釣人の手にキビナゴの身がひどく付着し、強い臭いが発生するという新たな問題が生じる。
また、たとえば上記釣針の軸部がバインダー機構を備えていてもよい。すなわち、上記釣針の軸部の長手方向に沿って複数の刺針が並設されることによっていわゆるバインダーが構成され、当該複数の刺針によってキビナゴが横方向に突き刺される。しかし、この機構では、バインダー機構によって保持されたキビナゴの身崩れが激しくなり、実釣においてキビナゴが簡単にベイトホルダーから脱落するおそれがある。
加えて、実釣ではベイトホルダーへのキビナゴの着脱の際に釣人の手や指にキビナゴの身が付着する。キビナゴは、一般に釣人の指や手に付着すると共に悪臭を発するものであり、この事実がキビナゴその他の冷凍餌を使用する釣りから釣人を遠ざける理由の一つとなっている。また、従来のベイトホルダーでは、前述のように、釣人が上記キビナゴに上記巻付けワイヤを巻き付けるという作業が必要であるが、このような粗野な作業が若年層への餌釣りに対するネガティブイメージを与えていることも事実である。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、煩わしい動作をすることなく簡単、清潔且つ迅速にキビナゴを装着することができ、手軽で且つ垢抜けた餌釣りのさらなる普及に寄与することができるベイトホルダーを提供することである。
(1) 本発明に係るベイトホルダーは、餌釣り仕掛けに適用され、ベイトフィッシュをホールドするベイトホルダーであって、釣糸が接続され得るアイを有するシンカーヘッドと、上記ベイトフィッシュを支持するフレームとして機能する軸部並びに当該軸部から所定方向に湾曲した腰部及び先曲部を有し、当該軸部の端部が上記シンカーヘッドに取り付けられた釣針部と、上記シンカーヘッドと上記軸部との間の境界部に取り付けられた補助アームとを備える。この補助アームは、一端部及び他端部を有し、当該他端部が上記所定方向に沿って上記軸部に対して近接した近接姿勢と離反した離反姿勢との間で変位可能であり、近接姿勢に変位することによって上記軸部に載置されたベイトフィッシュに当接すると共に離反姿勢に変位することによって当該ベイトフィッシュから離反するように構成されており、上記一端部が上記シンカーヘッドと上記軸部との間の境界部に取り付けられている。上記軸部は、上記シンカーヘッドから所定距離の位置に、上記軸部に載置されたベイトフィッシュを抱えるように湾曲形成されたガードを有する。上記補助アームは、上記他端部から所定距離の位置に、上記近接姿勢に変位した状態で上記軸部に載置されたベイトフィッシュの脊椎部に刺さる固定針を有する。
このベイトホルダーは、身崩れがしやすい釣餌(ベイトフィッシュ)、典型的には解凍されたキビナゴをホールドするのに好適である。ベイトフィッシュのホールドに先立って補助アームが離反姿勢に変位される。釣針部の軸部が水平にされると共に腰部及び先曲部が下方(所定方向)に向けられた状態で、ベイトフィッシュは、頭部をシンカーヘッド側に向けられて上記軸部上に載置される。このとき、ベイトフィッシュは、上記軸部に設けられたガードによって抱えられるから、ベイトフィッシュの身崩れ、特に腹部等のきわめて柔らかい部位の身崩れが確実に抑制される。この状態で補助アームが近接姿勢に変位される。これにより、補助アームは、上記ベイトフィッシュに上方から当接すると当時に、補助アームに設けられた固定針が上記ベイトフィッシュの脊椎部に突き刺さる。ここで、「脊椎部」とは、ベイトフィッシュの背骨及びその周辺の筋肉組織である。したがって、ベイトフィッシュは、上記所定方向の下側でガードによって抱えられると共に上記所定方向の上側で固定針によって位置決めされる。しかも、この固定針は、ベイトフィッシュの脊椎部すなわち比較的硬い部位に突き刺さっているから、ベイトフィッシュの身崩れを誘発、助長することはない。なお、補助アームが再び離反姿勢に変位されると、ベイトフィッシュは簡単に上記軸部から取り外され、ベイトフィッシュの取り替えが迅速に行われる。
(2) 上記補助アームは金属製線材からなり、上記一端部は上記境界部に片持ち支持されているのが好ましい。
この構成では、補助アームは、上記シンカーヘッドと上記軸部との間の境界部に設けられた片持ち梁として機能する。すなわち、補助アームが弾性的に曲げられることによって上記近接姿勢に変位し、当該弾性変形が復元されることによって上記離反姿勢となる。したがって、補助アームの姿勢を変化させる作業も容易になるから、釣人は、より簡単且つ迅速にベイトフィッシュをホールドすることができる。しかも、近接姿勢に変位した補助アームは弾性変形によるエネルギーを蓄積しているから、当該エネルギーによって当該弾性変形が一気に復元され得る。したがって、ベイトフィッシュが上記軸部から取り外される際に補助アームが瞬時に離反姿勢に変位することができ、これにより、ベイトフィッシュの取外作業が簡単になる。
(3) 上記補助アームの一端部は、上記境界部に固定される第1部位と、当該第1部位から屈曲して上記シンカーヘッド側へ延びる第2部位と、当該第2部位から屈曲して上記軸部と交差する方向に沿って上記シンカーヘッドから離反する向きに延びる第3部位とを有するのが好ましい。
この構成では、片持ち支持された補助アームの弾性変形が容易になる。そのため、補助アームが近接姿勢に変位した状態でベイトフィッシュにソフトに接触することができる。その結果、ベイトフィッシュの身崩れがより一層抑制される。
(4) 上記補助アームの他端部に上記軸部に係合することができる係合部が形成されているのが好ましい。当該係合部は、当該補助アームが上記近接姿勢となるように弾性変形したときに、上記軸部の周囲を取り囲んで上記軸部に対して上記所定方向に沿って弾性的に当接係合するように湾曲形成されているのが好ましい。
この構成では、上記係合部が補助アームの操作部として機能する。すなわち、釣人は上記係合部を指で操作しつつ当該係合部を上記軸部側へ移動させて当該軸部に係合させることができる。したがって、釣人は、より一層簡単に補助アームを近接姿勢に変位させてベイトフィッシュをホールドすることができる。しかも、釣人は、この係合部に指を掛けて上記軸部との係合を解除することができる。補助アームは、弾性変形により近接姿勢に変位しているから、釣人が上記係合部に指を掛けて上記係合を解除することにより、いわゆるワンタッチ操作で補助アームを離反姿勢に変位させることができる。
(5) 上記係合部は、上記近接姿勢に変位したときに、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの尾部を抱えることが可能な半円環状に形成されているのが好ましい。
この構成では、ベイトフィッシュの尾部が上記係合部よって抱えられるので、実釣においてたとえば海中での尾部の損傷、脱落が防止される。
(6) 上記ガードは、上記シンカーヘッドから第1の距離に配置され、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの顎部を囲繞保持する第1ガード部と、上記シンカーヘッドから第1の距離よりも大きい第2の距離に配置され、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの腹部を囲繞保持する第2ガード部とを備えているのが好ましい。なお、このガードは、上記補助アームを構成する金属製線材よりも低弾性の金属から構成されていてもよい。
この構成では、第1ガード及び第2ガードによって特に身崩れがしやすい部位が保護される。したがって、ベイトフィッシュが確実に抱えられ、身崩れが防止される。特に、ガードが低弾性金属線材から構成される場合には、身崩れしやすいベイトフィッシュであってもソフトに確実に抱えられる。
(7) 上記軸部は、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの腹部に刺さる刺針を備えていてもよい。
この構成では、刺針によってベイトフィッシュの腹部が保持されるので、ベイトフィッシュのホールドがより確実になる。
この発明によれば、釣人は、従来のように巻付けワイヤをベイトフィッシュに巻き付けるという煩わしい作業をすることなく、補助アームの姿勢を変えるだけで簡単にベイトフィッシュをベイトホルダーに装着することができる。このベイトフィッシュは、補助アーム及び固定針によって仮保持されつつガードによって抱えられるので、結果として確実にホールドされ且つ容易に身崩れを起こさない。しかも、ベイトフィッシュの着脱に際して当該ベイトフィッシュと釣人の手との接触を最小限に抑えることができるので、清潔感があり釣餌独特の臭いが釣人の指に付着することも抑制される。
図1は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11を備えた釣用仕掛け10の正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11の釣針部15の要部を示す正面図である。 図3は、釣針部15の要部を示す右側面図である。 図4は、釣針部15に設けられた第1ガード25の正面図である。 図5は、釣針部15に設けられた第1ガード25の左側面図である。 図6は、釣針部15に設けられた第2ガード31の正面図である。 図7は、釣針部15に設けられた第2ガード31の左側面図である。 図8は、釣針部15に設けられた刺針38の正面図である。 図9は、釣針部15に設けられた刺針38の左側面図である。 図10は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11を備えた釣用仕掛け10の正面図である。 図11は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11のアーム本体41の正面図である。 図12は、アーム本体41の左側面図である 図13は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11の固定針42の正面図である。 図14は、固定針42の左側面図である。 図15は、本発明の一実施形態の変形例に係る第1ガードの正面図である。 図16は、本発明の一実施形態の変形例に係る第2ガードの正面図である。 図17は、本発明の一実施形態の変形例に係る第2ガードの左側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されながら説明される。
[概略構成と特徴点]
図1は、本発明の一実施形態に係るベイトホルダー11を備えた釣用仕掛け10の正面図である。
この釣用仕掛け10は、タチウオ釣りに対応したものであって、上記ベイトホルダー11と、釣糸12とを備えている。この釣糸12は、ベイトホルダー11のアイ14に連結されており、釣竿を介して釣糸リールに巻き取られている。同図は、実釣における水中でのベイトホルダー11の姿勢を示している。ベイトホルダー11は、水中では水平状態が保たれ、釣餌としてのキビナゴ13は、図中の二点鎖線が示す姿勢で保持されるようになっている。
ベイトホルダー11は、釣針部15と、シンカーヘッド16と、補助アーム17とを備えている。このベイトホルダー11の特徴とするところは、釣針部15及び補助アーム17の構造である。補助アーム17は、同図が示す姿勢(近接姿勢)と、図10が示す姿勢(離反姿勢)との間で変位することができるようになっている。このような補助アーム17及び釣針部15が設けられることによって、キビナゴ13が身崩れを起こすことなく簡単に且つ容易に保持されるようになっている。
[釣針部及びシンカーヘッド]
釣針部15は、ターゲットであるタチウオがキビナゴ13にアタックしたときに当該タチウオに刺さる釣針として機能する。釣針部15は、軸部18と、腰部19と、先曲部20とを備えている。これらは金属製の線材(典型的にはステンレス鋼)からなり、一体的に形成されている。軸部18は真直棒状に形成されており、キビナゴ13が載置される際のフレームとして機能する。腰部19は、軸部18の一端部21に連続しており、同図において上下方向24(特許請求の範囲に記載された「所定方向」に対応)の下向きに湾曲している。先曲部20は、腰部19に連続している。この先曲部20は、その先端部23が軸部18の他端部22に向かって延びるように湾曲されている。なお、この先端部23にいわゆるバーブが形成されている。
図2及び図3は、それぞれ、釣針部15の要部を示す正面図及び右側面図である。
図1ないし図3が示すように、軸部18の他端部22は、上下方向24の上向きに屈曲されている。そして、軸部18の他端にアイ14が形成されている。アイ14は、軸部18が環状に湾曲形成されることにより構成されてもよいし、リング部材が軸部18の他端に取り付けられることにより構成されてもよい。そして、このアイ14に釣糸12が連結される。
シンカーヘッド16は、金属(典型的には鉛)からなり、軸部18の他端部22に設けられている。シンカーヘッド16は、釣用仕掛け10を水中に安定的に沈めるために、所定の重量に設定されている。シンカーヘッド16の形状は特に限定されないが、本実施形態では、小魚の頭部を模して成形されている。
図4及び図5は、それぞれ、釣針部15に設けられた第1ガード25の正面図及び左側面図である。
図1が示すように、釣針部15は、第1ガード25(特許請求の範囲に記載された「第1ガード部」「ガード」に対応)を備えている。この第1ガード25は、金属製の線材からなる。第1ガード25の線径は、本実施形態では0.8mm設定されているが、0.6mm〜1.2mmの範囲で設定され得る。第1ガード25を構成する材料は、軟質ステンレス鋼又は真鍮等が採用される。第1ガード25は、図5が示すように、全体としてU字状に形成されている。図4が示すように、第1ガード25は、逆U字状に形成された側縁部26、27と、これらを連結する連結部28とを有する。側縁部26、27及び連結部28は、上記線材が湾曲されることにより一体的に形成されている。本実施形態では、側縁部26、27は同一の形状であり、一対の脚部29とクラウン部30とを備えている。クラウン部30は円弧状に形成されている。クラウン部30が円弧状に形成されることによる作用効果については後述される。
図6及び図7は、それぞれ、釣針部15に設けられた第2ガード31の正面図及び左側面図である。
図1が示すように、釣針部15は、第2ガード31(特許請求の範囲に記載された「第2ガード部」「ガード」に対応)を備えている。この第2ガード31は、第1ガード25と同様の材料からなる。第2ガード31も第1ガード25と同様に全体としてU字状に形成されている(図7参照)。また、第2ガード31は、図6が示すように逆U字状に形成された側縁部32、33と、これらを連結する連結部34とを有する。側縁部26、27は同一の形状であり、前脚部35及び後脚部36とクラウン部37とを備えている。
本実施形態では、連結部34の長さは上記連結部28の長さよりも大きく設定されている。すなわち、第1ガード25の側縁部32、33間の隙間よりも、第2ガード31の側縁部32、33間の隙間の方が大きくなっている。また、後脚部36が後方へ傾斜しており、そのため、第2ガード31が後方へ傾斜するように変形されている。クラウン部37は上向きに凸形状を呈する滑らかな弧状に形成されている。クラウン部36が弧状に形成されることによる作用効果については後述される。
図1が示すように、第1ガード25及び第2ガード31は、上下方向24の下方から上向きに軸部18に対して固定されている。具体的には、軸部18が連結部28及び連結部34の中央に位置するように当該連結部28、34の上縁に載置される。連結部28、34は、軸部18に対してたとえばろう付けその他の溶接手段によって固着される。したがって、第1ガード25の側縁部26、27並びに第2ガード31の側縁部32、33は、軸部18の両側に左右対称に配置される。
第1ガード25は、シンカーヘッド16の外縁から距離L1(特許請求の範囲に記載された「所定距離」「第1の距離」に対応)の位置に固定されている。また、第2ガード31は、シンカーヘッド16の外縁から距離L2(特許請求の範囲に記載された「所定距離」「第2の距離」に対応)の位置に固定されている。本実施形態では、距離L1は10mm〜15mmに設定され、距離L2は40mm〜60mmに設定されているが、これに限定されるものではなく、要するにL1<L2の関係が成立していればよい。前述のように、上記側縁部32、33間の隙間よりも上記側縁部32、33間の隙間の方が大きく設定されているから、第1ガード25及び第2ガード31は、それぞれ、後述のようにキビナゴ13の頭部及び腹部をサポートすることができる。
図8及び図9は、それぞれ、釣針部15に設けられた刺針38の正面図及び左側面図である。
図1が示すように、軸部18の後方に刺針38が設けられている。この刺針38は、釣針部15と同様の材料から構成されている。ただし、刺針38を構成する材料の線径は、軸部18を構成する材料の線径よりも小さく設定されている。刺針38の線径が小さく設定されることにより、刺針38がキビナゴ13に突き刺されたときのキビナゴ13の身崩れが抑えられる。刺針38は、図8及び図9が示すように鎹状に形成されており、真直な基部39と、基部39の両端に設けられた突刺部40とを備えている。突刺部40は、基部39に対して略直交しており、上下方向24の上向きに突出している。この刺針38は、ろう付けその他の溶接手段により軸部18に固着されている。この刺針38が設けられていることによる作用効果については後述される。
[補助アーム]
図10は、ベイトホルダー11を備えた釣用仕掛け10の正面図であって、補助アーム17が離反姿勢に変位した状態を示している。
まず、図1が示すように、補助アーム17は、軸部13上にキビナゴ13が載置されたときに、釣針部15と協働してキビナゴ13を上下方向24に挟み込むことができる。補助アーム17は、アーム本体41と、固定針42とを備えている。アーム本体41は釣針部15によって片持ち支持されており、弾性的に変形することによって図1が示す近接姿勢と図10が示す離反姿勢との間で変位することができる。
図11及び図12は、それぞれ、アーム本体41の正面図及び左側面図である。
アーム本体41は、金属製の線材(典型的にはピアノ線その他硬鋼線、ステンレス鋼線)からなり、釣針部15を構成する線材よりも高弾性の材料から構成されている。アーム本体41の一端部43が釣針部15に連結されている。この一端部43は、図1及び図11が示すように屈曲形成されている。すなわち、当該一端部43は、第1部位44、第2部位45及び第3部位46を備えており、これらが連続して形成されている。第1部位44は、図1が示すようにシンカーヘッド16と軸部18との境界部47に固定されている。本実施形態では、この第1部位44は、軸部18に沿って配置され、ろう付けその他の溶接手段により軸部18に固着されている。第2部位45は第1部位44に対して屈曲して延設されており、図1が示すようにシンカーヘッド16側へ延びている。さらに、第3部位46は第2部位45に対して屈曲して延設されており、図1及び図10が示すように後方へ(図中左側へ)延びている。この第3部位46及びこれに連続するアーム本体41の中間部は、軸部18に対して交差する方向に延びており、アーム本体41が離反姿勢に変位したときに(図10が示す姿勢)軸部18と角度θ(本実施形態では45°(degree))で交差している。
アーム本体41の他端部48に係合部49が形成されている。この係合部49は、アーム本体41を構成する線材が円弧状に湾曲されることにより形成されている。すなわち、係合部49は、当該アーム本体41に半円環状の部材が上下方向24の下向きに懸架された状態で配置されている。この係合部49の内径は所定の寸法に設定されており、図1が示すように、係合部49は、キビナゴ13の尾部を囲繞し抱えることができる。
前述のようにアーム本体41の一端部43が上記境界部47に固定されることによって、補助アーム11は常時において図10が示す離反姿勢となる。すなわち、補助アーム11は、常時において他端部48が軸部18から離反する。釣人は、補助アーム11に対して矢印50の方向に力を加えることにより、補助アーム11が曲げられて図1が示す近接姿勢となる。すなわち、補助アーム11の他端部48が軸部18に近接する。本実施形態では、補助アーム11が近接姿勢となったとき、上記係合部49が軸部18に簡単に係合することができる。具体的には、上記係合部49が軸部18の周囲を取り囲むように相対的に軸部18が係合部49の内部に配置される。このとき、アーム本体41が弾性変形しているので、アーム本体41が離反姿勢に復帰しようとする弾性力によって係合部49が軸部18と上下方向24に当接し、両者が確実に係合する。これにより、補助アーム11の近接姿勢が保持される。また、係合部49が上記弾性力によって軸部18と係合しているから、たとえば釣人は、この係合部49を指で押すだけで簡単に係合部49と軸部18との係合を解除することができる。
図13及び図14は、それぞれ、固定針42の正面図及び左側面図である。
この固定針42は、図1及び図10が示すように、アーム本体41の中間部に設けられている。具体的には、固定針42は、アーム本体41の他端部48距離L3(特許請求の範囲に記載された「所定距離」に対応)の位置に配置されている。この固定針42は、アーム本体41と同様の材料から構成され得るが、アーム本体41を構成する材料よりも硬い材料から構成されるのが好ましい。固定針42を構成する材料の線径は特に限定されないが、固定針42は後述のようにキビナゴ13を固定するものであるから、アーム本体41を構成する材料の線径と同等もしくはそれ以上の寸法に設定されるのが好ましい。
固定針42は、図13及び図14が示すように鎹状に形成されており、真直な基部51と、基部51の両端に設けられた突刺部52とを備えている。突刺部52は、基部51に対して略直交しており、アーム本体41から離れる向きに(図1において上下方向24の下向きに)突出している。この固定針42は、ろう付けその他の溶接手段によりアーム本体41に固着されている。この固定針42が設けられていることによる作用効果については後述される。
[ベイトホルダーの使用要領]
前述のように、本実施形態に係る仕掛け10はタチウオ釣りに使用され、この釣りでは、釣餌として一般に冷凍キビナゴ13(実際には解凍したもの)が使用される。この解凍されたキビナゴ13はきわめて身崩れがしやすいうえ、身崩れしたキビナゴ13は独特の臭いが強く、そのため、釣人にとって扱い難い餌の一つである。本実施形態に係るベイトホルダー11は、そのような身崩れがしやすいキビナゴ13をホールドするためのものである。キビナゴ13は、次の要領でベイトホルダー11に装着される。
図1及び図10が示すように、釣人は、補助アーム17を操作して係合部49と軸部18との係合を解除することによって補助アーム17を離反姿勢に変位させる。釣人は、釣針部15を一方の手に持ち、軸部18が水平にした状態(図10が示す状態)でキビナゴ13を他方の手で摘んで上方から軸部18上に配置する。キビナゴ13は、図1が示すように頭部をシンカーヘッド16側に向けられ、腹部を上下方向24の下側に向けられる。これにより、キビナゴ13の頭部及び腹部は、それぞれ、第1ガード25及び第2ガード31によって取り囲まれるようにして抱えられる。
このとき、第1ガード25及び第2ガード31のクラウン部30、37が滑らかな弧状に形成されているから、上方から第1ガード25及び第2ガード31に挿入されるキビナゴ13が第1ガード25及び第2ガード31に衝突したとしても損傷を受けることが抑制される。同時に、軸部18に刺針38が設けられているから、刺針38が下方からキビナゴ13に突き刺さる。これにより、キビナゴ13が軸部18上で一層安定する。
続いて釣人は、補助アーム17を操作して近接姿勢(図1参照)に変位させる。これにより、補助アーム17は、キビナゴ13に上方から当接すると共に固定針42がキビナゴ13に刺さる。本実施形態では、固定針42がアーム本体41の他端部48から距離L3の位置に配置されているから、固定針42の突刺部52は、キビナゴ13の脊椎部に突き刺さる。
このように、釣人は、従来のようにワイヤ等によりキビナゴをベイトホルダーに括りつけることなく、補助アーム17を指先で操作することによって簡単且つ迅速にキビナゴ13をベイトホルダー11に装着することができる。しかも、キビナゴ13の柔らかい部分、すなわち腹部やエラ付近の顎部が上記第1ガード25及び第2ガード31によって抱えられた状態で保護されるから、キビナゴ13の身崩れが確実に抑制される。
補助アーム17が近接姿勢に変位することによって、補助アーム17はキビナゴ13に上方から当接すると共に固定針42がキビナゴ13の脊椎部に突き刺さるから、キビナゴ13は軸部18上で確実に位置決めされる。この固定針42は、キビナゴ13の脊椎部すなわち比較的硬い部位に突き刺さっているから、キビナゴ13の身崩れを誘発、助長することはない。そして、この状態から補助アーム17が再び離反姿勢に変位されると、キビナゴ13は、簡単に軸部18上から取り外される。
本実施形態では、上記刺針38もキビナゴ13の位置決めに寄与している。この刺針38を構成する線材の外径は前述のように小さいので、刺針38によってキビナゴ13の身崩れが生じることはない。また、この刺針38は、キビナゴ13の腹側から背骨に刺さるように形成されていてもよい。その場合、刺針38がキビナゴ13を固定するので、キビナゴ13がより一層確実にホールドされ、身崩れが防止される。もっとも、この刺針38は省略されてもよい。
このベイトホルダー11では、釣人は、補助アーム17の姿勢を変えるだけの操作、つまり、簡単且つスマートな操作でキビナゴ13をベイトホルダー11に装着することができる。キビナゴ13は、補助アーム17及び固定針42によって仮保持されると共に第1ガード25及び第2ガード31によって抱えられるので、結果として確実にホールドされ且つ容易に身崩れを起こさない。しかも、キビナゴ13の装着に際して釣人にとってキビナゴ13と手との接触を最小限に抑えることができるので、清潔感があり釣餌独特の臭いが釣人の指に付着することも抑制される。
本実施形態に係るベイトホルダー11では、補助アーム17が金属製線材からなり、前述のように軸部18とシンカーヘッド16との間の境界部47にて片持ち支持されている(図1及び図10参照)。このため、補助アーム17が弾性的に曲げられることのみによって近接姿勢に変位し、しかも当該弾性変形が復元されることによって離反姿勢に復帰する。したがって、釣人は、より簡単に且つ迅速にキビナゴ13をホールドすることができるという利点がある。さらに、近接姿勢に変位した補助アーム17は弾性エネルギーを蓄積しているから、この弾性エネルギーによって当該弾性変形が一気に復元され、離反姿勢に復帰することができる。したがって、釣人は、キビナゴ13を軸部18から取り外す際に補助アーム17と軸部18との係合を解除するだけで補助アーム17を瞬時に離反姿勢に変位させることができる。その結果、キビナゴ13の取外作業も簡単且つ迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、補助アーム17の一端部43が図1及び図10が示すように屈曲されているから、片持ち状態で支持された補助アーム17が離反姿勢から近接姿勢へと変位する際に容易に弾性変形をすることができる。そのため、補助アーム17が近接姿勢に変位した状態で(図1参照)、キビナゴ13の背中に沿ってソフトに接触することができる。その結果、キビナゴ13の身崩れがより一層抑制されるという利点がある。もっとも、補助アーム17の一端部43が前述のように折り返されていなくてもよい。
さらに、補助アーム17の他端部48に係合部49が設けられているから、釣人は、この係合部49を補助アーム17の操作部として使用することができる。すなわち、釣人は係合部49を指で押さえながら補助アーム17の他端部を軸部18側へ移動させて当該軸部18にきわめて簡単に係合させることができる。また、釣人は、係合部49に指を掛けて当該係合部49と軸部18との係合を簡単に解除することができる。前述のように、補助アーム17は弾性変形により近接姿勢に保持されているから、釣人が係合部49と軸部18との係合が解除されることにより、補助アーム17は一気に離反姿勢に復帰する。つまり、釣人は、ワンタッチ操作で補助アーム17を離反姿勢に変位させることができる。なお、補助アーム17の弾性力が調整されることにより、近接姿勢から一気に離反姿勢に復帰する際に、補助アーム17ないし軸部18に残存したキビナゴ13が自動的に補助アーム17等から離脱する。
前述のように上記係合部49は、図1が示す状態でキビナゴ13の尾部を抱えることができるので、実釣においてたとえば海中でのキビナゴ13の尾部の損傷や脱落が防止されるという利点もある。また、海中において尾部が自然に揺動し、ターゲットとなるタチウオに対していわゆる「誘い」が演出される。なお、係合部49は、半円環状でなく他の形態に形成されていてもよい。
本実施形態では、上記第1ガード25及び第2ガード31が軟質ステンレス鋼あるいは真鍮等の低弾性金属から構成されているので、キビナゴ13の身崩れがしやすい部位がソフトに確実に保護される。もっとも、第1ガード25及び第2ガード31を構成する材料は、特に低弾性金属でなくてもよい。
[変形例]
本実施形態では、刺針38は軸部18の後方にのみ配置されているが、他の刺針が軸部18の前方に配置されていてもよい。具体的には、キビナゴ13の顎部に対応する位置に設けられ、当該刺針が下方から頭部を突き刺すように配置されていてもよい。なお、本実施形態では、刺針38の線径は小さく設定されているが、刺針38の線径は特に限定されるものではない。
同様に、本実施形態では、補助アーム11に固定針42のみが設けられているが、他の固定針がアーム本体41に設けられていてもよい。その場合、2本〜4本の突刺部52が設けられるのが好ましく、キビナゴ13の脊椎部を突き刺すものであればよい。固定針42の線径や材質は特に限定されないが、線径が小さく、且つ硬い(高弾性)材料から構成されるのが好ましい。
また、本実施形態では、第1ガード25及び第2ガード31が設けられているが、これらが一体的に形成されていてもよい。その場合、一体的に形成された第1ガード25及び第2ガード31は、鋼板により形成されてもよい。要するに、キビナゴ13の腹部その他柔らかくて身崩れがしやすい部位を囲繞し抱えて保護するガードが設けられていればよい。
図15は、本実施形態の変形例に係る第1ガードの正面図である。同図(a)は第1ガードの第1の変形例、同図(b)は第2の変形例を示している。
同図(a)が示す第1ガード55は、正面視の形状がM字状に形成されている。同図(b)が示す第1ガード56は、正面視の形状が扇形に形成されている。これら各変形例の趣旨は、キビナゴ13(図1参照)と第1ガード55、56との接触面積の拡大である。なお、キビナゴ13との接触面積が拡大されるならば、他の形状が採用されてもよいことは勿論である。
図16は、本実施形態の変形例に係る第2ガードの正面図である。同図(a)は第2ガードの第1の変形例、同図(b)は第2の変形例を示している。
同図(a)が示す第2ガード57は、正面視の形状が中央が凹んだ略M字状に形成されている。同図(b)が示す第2ガード58は、正面視の形状が略Y字状に形成されている。これら各変形例の趣旨もキビナゴ13(図1参照)と第2ガード57、58との接触面積の拡大である。なお、キビナゴ13との接触面積が拡大されるならば、他の形状が採用されてもよいことは勿論である。
図17は、本実施形態の変形例に係る第2ガード59の左側面図である。同図(a)は第2ガード59の第3の変形例、同図(b)は第4の変形例を示している。
同図(a)が示す第2ガード59が上記実施形態に係る第2ガード31と異なるところは、第2ガード59の側面視の形状がより滑らかなU字状に形成されている点である。また、同図(b)が示す第2ガード60では、側面視の形状が略環状に形成されている。これら各変形例の趣旨も、キビナゴ13(図1参照)と第2ガード59、60との接触面積の拡大である。なお、上記実施形態に係る第1ガード25についても、側面視の形状が当該変形例に倣って変更されてもよい。
10・・・釣用仕掛け
11・・・ベイトホルダー
13・・・キビナゴ
14・・・アイ
15・・・釣針部
16・・・シンカーヘッド
17・・・補助アーム
18・・・軸部
19・・・腰部
20・・・先曲部
24・・・上下方向
25・・・第1ガード
31・・・第2ガード
38・・・刺針
41・・・アーム本体
42・・・固定針
43・・・異端部
44・・・第1部位
45・・・第2部位
46・・・第3部位
47・・・境界部
48・・・他端部
49・・・係合部
51・・・基部
52・・・突刺部

Claims (7)

  1. 餌釣り仕掛けに適用され、ベイトフィッシュをホールドするベイトホルダーであって、
    釣糸が接続され得るアイを有するシンカーヘッドと、
    上記ベイトフィッシュを支持するフレームとして機能する軸部並びに当該軸部から所定方向に湾曲した腰部及び先曲部を有し、当該軸部の端部が上記シンカーヘッドに取り付けられた釣針部と、
    一端部及び他端部を有し、当該他端部が上記所定方向に沿って上記軸部に対して近接した近接姿勢と離反した離反姿勢との間で変位可能であり、近接姿勢に変位することによって上記軸部に載置されたベイトフィッシュに当接すると共に離反姿勢に変位することによって当該ベイトフィッシュから離反するように、上記一端部が上記シンカーヘッドと上記軸部との間の境界部に取り付けられた補助アームとを備え、
    上記軸部は、
    上記シンカーヘッドから所定距離の位置に、上記軸部に載置されたベイトフィッシュを抱えるように湾曲形成されたガードを有し、
    上記補助アームは、
    上記他端部から所定距離の位置に、上記近接姿勢に変位した状態で上記軸部に載置されたベイトフィッシュの脊椎部に刺さる固定針を有するベイトホルダー。
  2. 上記補助アームは金属製線材からなり、上記一端部は上記境界部に片持ち支持されている請求項1に記載のベイトホルダー。
  3. 上記補助アームの一端部は、
    上記境界部に固定される第1部位と、当該第1部位から屈曲して上記シンカーヘッド側へ延びる第2部位と、当該第2部位から屈曲して上記軸部と交差する方向に沿って上記シンカーヘッドから離反する向きに延びる第3部位とを有する請求項2に記載のベイトホルダー。
  4. 上記補助アームの他端部に上記軸部に係合することができる係合部が形成されており、
    当該係合部は、当該補助アームが上記近接姿勢となるように弾性変形したときに、上記軸部の周囲を取り囲んで上記軸部に対して上記所定方向に沿って弾性的に当接係合するように湾曲形成されている請求項2又は3に記載のベイトホルダー。
  5. 上記係合部は、上記近接姿勢に変位したときに、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの尾部を抱えることが可能な半円環状に形成されている請求項4に記載のベイトホルダー。
  6. 上記ガードは、
    上記シンカーヘッドから第1の距離に配置され、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの顎部を囲繞保持する第1ガード部と、
    上記シンカーヘッドから第1の距離よりも大きい第2の距離に配置され、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの腹部を囲繞保持する第2ガード部とを備えている請求項1から5のいずれかに記載のベイトホルダー。
  7. 上記軸部は、上記軸部に載置されたベイトフィッシュの腹部に刺さる刺針を備えている請求項1から6のいずれかに記載のベイトホルダー。


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