JP5597901B1 - トローリング用のウエアラブル透明ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュを長時間使用できる状態に被覆・保護すると共に、漁師級の釣り果を得られるようにする。
【解決手段】ゴム状弾性に富む透明の熱可塑性エラストマーからベイトフィッシュ(F)の概略的な輪郭形状に成形された中空のルアーボディ(10)を有し、そのルアーボディ(10)における魚形状の口部をベイトフィッシュ(F)の口部(21)と連通する釣り糸挿通孔(13)として形成する一方、上記ルアーボディ(10)の後半部を切り開いて、その切り開かれた後尾側からルアーボディ(10)の中空内部へ挿入したベイトフィッシュ(F)と、これを前半部において包囲するルアーボディ(10)とを、そのベイトフィッシュ(F)の口部(21)とルアーボディ(10)の釣り糸挿通孔(13)へ通し込み配線する釣り糸(19)によって、組付け一体化した。
【選択図】図9

Description

本発明は捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュに着用して、大型回遊魚のトローリング漁に使われるウエアラブル透明ルアーに関する。
透明又は半透明の合成樹脂から成る魚形ルアーが、特許文献1〜3に開示されている。そのうち、特許文献1に記載のソフトルアーでは、そのルアー本体が軟質樹脂から中空に一体成形されている点、そのルアー本体の中空内部に摂餌体が充填されている点並びにルアー本体が摂餌体の着色カラーを外部から目視できるように、透明又は半透明に形成されている点で、本発明に最も近似する公知発明であると考えられる。
特許第4225395号公報 特開2002−34391号公報 特開平10−127209号公報 特開2012−120496号公報
ところが、上記特許文献1に開示された公知発明の場合、ソフトルアーの製造過程において、可塑剤と水産動物油脂並びに魚の好む摂餌成分が混合された摂餌体の外周面を、そのルアー本体の軟質樹脂素材にて被覆しているため、ユーザーが既成のルアー本体へ別個な既成の摂餌体を出し入れ使用することはできない。
また、上記公知発明のソフトルアーではそのルアー本体の内部に空洞なく充填された摂餌体の摂餌成分を、ルアー本体からの露出部分を経て水中へ流出させることにより、集魚作用するようになっているため、水中での沈降状態に使用しなければならず、その意味でも湖でのバス釣り用として例示されており、海面(表層)を漁場とする大型回遊魚のトローリング用ではない。
更に、摂餌体はルアー本体と同一硬度又はルアー本体よりも軟質の軟質樹脂から成り、これにはルアー本体と異なる着色カラーが施され、これをたとえルアー本体の外部から透視できるとしても、その摂餌体の人工品であることに変りはなく、それ自体捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュではないため、捕獲対象魚にベイトフィッシュのリアルな泳動を印象づけることは不可能であり、その集魚効果に劣る。
他方、上記特許文献4にはベイトフィッシュ(キビナゴ)を装着使用できるベイトホルダーが開示されているが、これはタチウオ釣り用として例示されているように、海面に沿って曳行する大型回遊魚のトローリング用ではない。
このベイトホルダーの構成ではベイトフィッシュの全体が露出状態にあるため、その身体に固定針が突き刺さっているとしても、特にトローリング用として引張った場合、波の抵抗を受けて身崩れするだけにとどまらず、そのベイトフィッシュの容易に脱落してしまうことは必至である。
また、釣り糸がベイトフィッシュの口部から前方へ導出配線されておらず、釣り針の軸部にベイトフィッシュが搭載された使用状態にあるため、やはりトローリング用として釣り糸を引張った場合、ベイトフィッシュが公転運動することとなり、その天然のリアルな泳動を印象づけることもできない。
尚、上記特許文献2、3に開示されているルアーでは、硬質な合成樹脂製ルアー本体の中空内部に介挿設置した反射板に、光反射性シートを貼り付けたり、ホログラム処理やレーザー処理、メッキ処理、金属蒸着処理、塗装などを施したりしているが、あくまでもルアー(擬似餌)として、ベイトフィッシュ(生餌)と酷似した外観状態(意匠)や質感を人工的に与えているにとどまるため、これによって得られる集魚効果には自づと限界がある。
本発明はこのような課題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではゴム状弾性に富む透明の熱可塑性エラストマーから、捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュの概略的な輪郭形状に一体成形された中空のルアーボディを有し、
そのルアーボディにおける魚形状の口部を上記ベイトフィッシュの口部と連通する釣り糸挿通孔として形成する一方、同じくルアーボディの多く(大きく)とも後半部を切り開いて、
その切り開かれた後尾側からルアーボディの中空内部へ挿入セットしたベイトフィッシュを、そのルアーボディの少なくとも前半部において包囲すると共に、
上記ベイトフィッシュとルアーボディとを、その前者の口部と後者の上記釣り糸挿通孔へ通し込み配線する釣り糸により、組付け一体化して使うことを特徴とする。
又、請求項2ではルアーボディの少なくとも前半部をベイトフィッシュの身体へ弾力的に密着させることを特徴とする。
請求項3ではルアーボディの多く(大きく)とも後半部に縦割りスリットを切り込んで、その縦割りスリットから後尾側が左右方向へ振れ動くように定めたことを特徴とする。
請求項4ではルアーボディから少なくとも尾ビレ部と背ビレ部並びに尻ビレ部を連続一体に張り出すと共に、
その各種ヒレ部の表面に平行な線状の凹凸、交叉する線状の凹凸又は点在分布する梨地状の凹凸を賦形したことを特徴とする。
請求項5では後端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、ルアーボディの切り開かれた後尾側からベイトフィッシュの身体を貫いてルアーボディの釣り糸挿通孔へ通し込み配線すると共に、
上記釣り針の鋭利な先端側だけを上記ルアーボディから外方へ部分的に張り出すことを特徴とする。
更に、請求項6では後端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、ルアーボディの切り開かれた後尾側からベイトフィッシュのエラ部と口部並びにルアーボディの釣り糸挿通孔へ通し込み配線すると共に、
上記釣り針の鋭利な先端側だけを上記ルアーボディから外方へ部分的に張り出すことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュが透明なルアーボディの中空内部に挿入セットされており、そのルアーボディによって包囲されているため、トローリング用としての引張り曳行中に波の抵抗を受けても、早期に傷付きや身崩れなどを起すおそれがなく、そのベイトフィッシュの鮮度や寿命を長時間維持できる効果がある。
しかも、そのベイトフィッシュを包囲したルアーボディは、ゴム状弾性に富む熱可塑性エラストマーから成形されており、ベイトフィッシュと一緒に弾性変形するため、そのベイトフィッシュがルアーボディの外部から透視されることとも相俟って、捕獲対象魚の索餌本能を大いに刺激することができ、優れた集魚効果を得られるのである。
特に、請求項2の構成を採用するならば、上記ベイトフィッシュとこれを包囲するルアーボディとが、弾力的に密着することによってますます一体化し、その結果ベイトフィッシュを被覆・保護しつつも、その言わば本物(天然)の生餌だけが裸状態で動く如き、リアルな泳動を印象づけることができ、集魚効果の向上に役立つ。
また、請求項3の構成を採用するならば、ルアーボディの多く(大きく)とも後半部を切り開く方法として、縦割りスリットを切り込むことにより、その縦割りスリットから後尾側の就中尾ビレ部を左右方向へ、自由自在に振れ動かすことが可能となる。このことも、捕獲対象魚の索餌本能に強くアピールすることができる。
本発明の透明ルアーは大型回遊魚のトローリング用として、海面(表層)上に沿い曳行されるため、その透明なルアーボディが光を受けると、キラキラと輝くが、特に請求項4の構成を採用するならば、その魚形状をなすルアーボディの尾ビレ部と背ビレ部並びに尻ビレ部に賦形された凹凸も、光を受けてキラキラと反射する結果、捕獲対象魚のますます優れた集魚作用を発揮させることができ、釣り果の向上に大きく寄与する。
請求項5の構成を採用するならば、釣り針が付属する釣り糸を、ベイトフィッシュの身体へ貫通させた状態にあっても、そのベイトフィッシュの少なくとも前半部は透明のルアーボディによって包囲されており、そのルアーボディから釣り針の鋭利な先端側だけが外方へ部分的に張り出すため、捕獲対象魚に外観状態での警戒感や違和感などを与えることなく、そのベイトフィッシュを食餌させ得る効果がある。
更に、請求項6の構成を採用するならば、釣り糸をベイトフィッシュのエラ部から口部を経て、ルアーボディの口部となる釣り糸挿通孔へ通し込み、そのルアーボディから前方へ導出配線することにより、ベイトフィッシュの身体に傷付きを与えるおそれがなく、そのベイトフィッシュの使用できる寿命や鮮度を長く延ばせる効果がある。
本発明に係るトローリング用ウエアラブル透明ルアーの側面図である。 図1の平面図である。 図1の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 図1の6−6線断面図である。 ルアーボディの中空内部に対するベイトフィッシュの挿入過程を示す平面断面図である。 図7の側断面図である。 ルアーボディの中空内部に対するベイトフィッシュの挿入セット状態を示す図8に対応する側断面図である。 ルアーボディの中空内部へ比較的大きなベイトフィッシュを挿入セットした状態の側面図である。 ルアーボディの中空内部へ比較的小さなベイトフィッシュを挿入セットした状態の側面図である。 ルアーボディの中空内部へほぼ同じ大きさのベイトフィッシュを挿入セットした状態の側面図である。 図12の13−13線断面図である。 図13の14−14線断面図である。 図14の15−15線断面図である。 本発明の使用による捕獲対象魚(マグロ)のトローリング漁を説明するための全体概略側面図である。 図16のP1部分を抽出して示す拡大図である。 図16から抵抗板を抽出して示す斜面図である。 図16のP2部分を抽出して示す拡大図である。 図16から船体による釣り竿(ボートロッド)の支持部分を抽出して示す拡大図である。
以下、図面に基いて本発明の好適な実施形態を詳述すると、図1〜6はマグロ(捕獲対象魚)のトローリング漁にふさわしい透明ルアー(A)を示しており、(10)はその中空のルアーボディであって、ゴム状弾性を有する透明な熱可塑性エラストマー(TPE)から、上記捕獲対象魚の生餌になるベイトフィッシュの概略輪郭形状(例えば流線形)に射出成形されている。
そのベイトフィッシュの概略的な輪郭形状として、図示の実施形態ではイワシのそれに造形しているが、サバやその他の魚形状に作成しても良く、その何れにしてもルアーボディ(10)の表面(外面)には他物への付着防止となるパウダー(図示省略)を散布しておくことができる。そのパウダーは水を受けると流れ落ち、ルアーボディ(10)の透明になることは勿論である。
更に、上記ルアーボディ(10)の素材をなす熱可塑性エラストマー(TPE)としては、広くオレフィン系やスチレン系、アクリル系、ポリエステル系、塩化ビニル系などの採用を考えることができるが、特に透明性や耐候性、柔軟性又は伸縮性に富むもの(例えばアクリル系熱可塑性エラストマーやスチレン系熱可塑性エラストマー)を採用することが好ましい。
そして、上記魚形状をなすルアーボディ(10)の前頭側には、左右一対の目となる円形の凹段部(11)や表(外)向きに隆起する円弧状のエラ蓋部(12)が賦形されているほか、その魚形状の口部となる釣り糸挿通孔(13)が、ルアーボディ(10)の中空内部と連通する状態に貫通形成されている。
他方、ルアーボディ(10)の後尾側からは尾ビレ部(14)が後方へ、尻ビレ部(15)が斜め下方へ各々連続一体に張り出されている。(16)は同じくルアーボディ(10)のほぼ中間位置から上方へ連続一体に張り出された背ビレ部である。その尾ビレ部(14)と上記尻ビレ部(15)並びに背ビレ部(16)の表面(外面)には、各々点在分布する梨地状の凹凸、交叉する線状の凹凸又は平行な線状の凹凸(14a)(15a)(16a)が賦形されており、その透明であることとも相俟って、これらに当る光を反射させ、キラキラと輝かすことができるようになっている。
また、上記ルアーボディ(10)における背ビレ部(16)の後端位置付近と尻ビレ部(15)の中間位置付近とを結ぶ仮想直線(Z−Z)よりも後尾側は、捕獲対象魚(マグロ)の生餌となるベイトフィッシュ(F)を挿入セットするために切り開かれている。
そのベイトフィッシュ(F)を挿入セットするための切り開きは、図示実施形態のような縦割りスリット(17)として切り込むことが好ましい。そうすれば、ルアーボディ(10)の上記仮想直線(Z−Z)よりも後尾側を、そのルアーボディ(10)の長手中心線(O−O)上から図7のように左右方向へ振り分けることができ、その尾ビレ部(14)を含むルアーボディ(10)の後尾側が使用中において、左右方向へ自由自在に振れ動き、ベイトフィッシュ(F)の自然な泳ぎを印象づけることになる。
図7、8は上記縦割りスリット(17)の切り込み開放状態にある後尾側から、ルアーボディ(10)の中空内部に対するベイトフィッシュ(F)の挿入過程を示しているが、その挿入セットされたベイトフィッシュ(F)は図9のように、ルアーボディ(10)の上記仮想直線(Z−Z)よりも前頭側において、360度からの完全な包囲状態に保たれることとなる。
その場合、図7〜9ではルアーボディ(10)の中空内部へ、これとほぼ同じ大きさのベイトフィッシュ(F)を挿入セットしており、また図10では同じくルアーボディ(10)の中空内部へ、これよりも大きなベイトフィッシュ(F)を挿入セットしている。
そして、その何れもルアーボディ(10)における上記仮想直線(Z−Z)よりも前頭側を占める比較的広大な面積において、ルアーボディ(10)がベイトフィッシュ(F)の身体と弾力的に密着した状態となり、そのベイトフィッシュ(F)とこれを包囲したルアーボディ(10)との一体感が増大するようになっている。
但し、図9や図10と対応する図11の変形実施形態に示す如く、ルアーボディ(10)の切り開かれた状態にある後尾側から中空内部へ、これよりも小さなベイトフィッシュ(F)を挿入セットした場合でも、そのベイトフィッシュ(F)の身体がルアーボディ(10)の少なくとも前半部において包囲される状態に保たれれば良い。ベイトフィッシュ(F)とこれを包囲するルアーボディ(10)とは、後述する釣り糸を介して組付け一体化されることになり、その使用中に離脱するおそれはないからである。
これを換言すれば、図11の変形実施形態から併せて例示されるように、ルアーボディ(10)における背ビレ部(16)の後端位置付近と腹部の中間位置(胴囲の最も太い部位)付近とを結ぶ仮想直線(Z−Z)よりも後尾側が、縦割りスリット(17)の切り込みなどによって開放されてもさしつかえない。
ベイトフィッシュ(F)の身体をルアーボディ(10)の少なくとも前半部において包囲することとの相対的な関係上、そのベイトフィッシュ(F)を挿入セットするための切り開きは、多くともルアーボディ(10)の後半部だけにとどまる大きさの占有面積とするのである。
更に言えば、上記ルアーボディ(10)はゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマー(TPE)から成るため、その中空内部へ挿入セットするベイトフィッシュ(F)の大小変化や形状変化に対応することができ、そのルアーボディ(10)の自由な弾性変形によって、ベイトフィッシュ(F)と一体的に動けることが、捕獲対象魚(マグロ)の集魚作用に大きく寄与するのである。
因みに、図示実施形態のマグロを捕獲対象魚とするイワシ形状の透明ルアー(A)について、その大きさの目安となるMサイズの一例を挙げると、上記ルアーボディ(10)の口部から尾ビレ部(14)までの全体長さ(L)は約225mm、そのルアーボディ(10)の断面ほぼ楕円形をなす最も太い部位における長軸の長さ(背丈)(Y)は約45mm、同じく短軸の長さ(幅)(X)は約30mm、同じく肉厚(T)は平均的に約3mm〜約4mmである。
上記透明ルアー(A)を使用するに当っては、そのルアーボディ(10)の縦割りスリット(17)などにより切り開かれた状態の後尾側から中空内部へ、捕獲対象魚(マグロ)の生餌となるベイトフィッシュ(イワシ)(F)を図7、8のように挿入セットして、そのベイトフィッシュ(F)がルアーボディ(10)の少なくとも前半部において包囲される状態に準備する。
この点、図9はルアーボディ(10)の上記仮想直線(Z−Z)よりも前頭側の比較的広大な占有面積において、ベイトフィッシュ(F)を包囲した準備状態を示しているが、その際には予じめ先端部(後端部)に釣り針(フック)(18)が結束されている釣り糸(ライン)(19)を、図7、8のようにベイトフィッシュ(F)の身体と口部(21)に貫通させて、ルアーボディ(10)の口部となる釣り糸挿通孔(13)から前方へ導出配線すると共に、上記釣り針(18)を図9のように縦割りスリット(17)の開放下端縁部へ係止させて、その釣り針(18)の鋭利な先端側だけをルアーボディ(10)から外方へ部分的に張り出す状態に位置決めセットする。その場合、図示省略してあるが、ベイトフィッシュ(F)の身体に予じめ釣り糸配線用の穿孔や切り欠き、その他の加工を施してもさしつかえない。
図7〜9のようなベイトフィッシュ(F)に対する釣り糸(19)の通し込み配線方法に代えて、やはり予じめ先端部(後端部)に釣り針(18)が結束されている釣り糸(19)を、図12〜15の変形実施形態に示す如くベイトフィッシュ(F)の身体に貫通させず、その身体とルアーボディ(10)との内外相互間を通じて、ベイトフィッシュ(F)のエラ部(20)から口部(21)を経てルアーボディ(10)の口部である釣り糸挿通孔(13)へ通し込み配線して、そのルアーボディ(10)の釣り糸挿通孔(13)から前方へ導出させると共に、上記釣り針(18)をやはり縦割りスリット(17)の開放下端縁部により受け止めて、その鋭利な先端側だけをルアーボディ(10)から外方へ部分的に張り出す状態に位置決めセットしても良い。
そうすれば、上記釣り糸配線方法の何れにあっても、ベイトフィッシュ(F)とこれを包囲したルアーボディ(10)とが、釣り糸(19)を介して互いに離脱不能な組付け状態に一体化されることとなり、そのルアーボディ(10)が軽量で、ゴム状弾性を有することとも相俟って、ベイトフィッシュ(F)の自然な泳動を印象づける如く、自由自在に弾性変形し、その縦割りスリット(17)より後尾側の就中尾ビレ部(14)も左右方向へ振れ動いて、捕獲対象魚(マグロ)の有効な集魚作用を発揮する。
特に、図12〜15の変形実施形態に基いて説明した釣り糸配線方法を採用するならば、ベイトフィッシュ(F)の身体に穿孔や切り欠き、その他の釣り糸配線加工を施す必要がなく、その身体に傷付きを与えない意味において、ベイトフィッシュ(F)の使用できる鮮度や寿命を長く確保し得るのであり、その結果延いてはベイトフィッシュ(F)として、生きた魚(ライブフィッシュ)を採用することも可能となる。
また、上記釣り糸(19)の先端部(後端部)は図7〜14のような折り返し状態にかしめ付け固定された接続リング(22)として、釣り針(18)の根元部(前端部)に形成された取付リング(23)と高強力なポリエチレン繊維の紐(好ましくは商品名「ダイニーマ」)(24)を介して連結されている。
そのため、その連結紐(24)の作用長さを長短調整することによって、上記釣り針(18)をルアーボディ(10)における縦割りスリット(17)の開放下端縁部へ後尾側から係止させて、その釣り針(18)の鋭利な先端側だけがルアーボディ(10)の外方(下方)へ部分的に張り出す長さを、適当な一定に位置決めセット(設定)することができる。
但し、図9や図10と対応する図11の変形実施形態について説明したとおり、ルアーボディ(10)の中空内部へ挿入セットされたベイトフィッシュ(F)が、そのルアーボディ(10)の少なくとも前半部において包囲される状態に保たれる限りでは、縦割りスリット(17)などの切り開きをルアーボディ(10)における背ビレ部(16)の後端位置付近と腹部の中間位置付近とを結ぶ仮想直線(Z−Z)よりも後尾側に施して、ルアーボディ(10)の後半部を開放状態に保つと共に、その縦割りスリット(17)の開放下端縁部へ釣り針(19)を係止させてもさしつかえない。
尚、(25)は上記釣り糸(19)の接続リング(22)を折り返し状態にかしめ付け固定した所要数のリベットであり、これを被覆する軟質塩化ビニルなどのカバーチューブ(26)が、その釣り糸(19)に通し込まれている。
本発明の透明ルアー(A)は大型回遊魚の代表であるマグロ(捕獲対象魚)のトローリング漁にふさわしいものとして、図示の実施形態に基き説明した上記構成を具備しているため、漁師が使う漁船のみに限らず、プレジャーボート(クルーザー)を利用した所謂スポーツフィッシングとしての特異なトローリングに供することができ、一般的な釣り人でも余暇を楽しみながら、漁師級の優れた釣り果を得られるのである。
図16〜20は本発明の使用状態を示しており、その透明ルアー(A)を用いて、捕獲対象魚であるマグロのトローリング漁を行う場合には、そのルアーボディ(10)の中空内部へ予じめ図7〜15のような捕獲対象魚(マグロ)の生餌となるベイトフィッシュ(イワシ)(F)が挿入セットされた準備状態にある釣り針(18)付きの釣り糸(19)を、透明ルアー(A)から導出する適当な長さの枝糸(ブランチライン)(BL)として、その前端部(根元部)へ取り付けたスナップ開閉式の係止金具(27)により、幹糸(メインライン)(ML)の途中へ着脱自在に接続できるように用意しておく。
他方、プレジャーボート(クルーザー)などの船体(B)におけるコックピットデッキやフライングデッキ、その他の適当な高さ位置へ、例えば最長約12mまで伸ばすことができるテレスコピック式(振り出し式の5本継ぎ)の繊維強化樹脂(FRP)から成る高弾力性の立て竿(スティック)(28)を、例えば約7.35mの背丈(3本継ぎ)として取り付け固定すると共に、釣り人(M)の手元になる船体(B)の適当な位置へ、巻取リール(29)が付属する釣り竿(ボートロッド)(30)の受け金具(31)を取り付け固定しておく。
そして、対象魚捕獲後の最終的に垂れ下がることとなる比較的短かい一定長さ(例えば約8m)の垂れ糸(タグライン)(TL)と、これよりもはるかに長い適当な長さ(例えば約100m)の上記幹糸(ML)とを、上記立て竿(28)の上端部(竿先部)から海の沖方向(後方)へ繰り出して、その幹糸(ML)の先端部(後端部)へ抵抗板(ジャンボバード)(JB)を取り付ける。
更に、上記幹糸(ML)の途中へ複数(図示実施形態では合計4個)の枝糸係止リング(32)を、適当な前後相互間隔(例えば約10m)おきに造形して、その各枝糸係止リング(32)へ図17の拡大図に示す如く、上記枝糸(BL)のスナップ開閉式係止金具(27)を着脱自在に係止させることにより、そのベイトフィッシュ(イワシ)(F)に被着一体化された準備状態にある透明ルアー(A)を、上記幹糸(ML)から吊り下げる。
その場合、図16の全体図から確認できるように、幹糸(ML)から透明ルアー(A)を吊り下げる枝糸(BL)の作用長さは、上記立て竿(28)の上端部(竿先部)から沖方向(後方)へ繰り出し延長された幹糸(ML)の言わば後下がり傾斜角度に応じて、例えば約3.5m〜約6.5m、約3m〜約5m、約2.5m〜約4.0m並びに約2.0m〜約2.5mというような順次段階的に短かく相違変化させることにより、その複数(図示実施形態では合計4個)の透明ルアー(A)を悉く海面(L−L)と平均的に同じ高さか、又はその海面(L−L)よりも若干浮上する高さに位置決め調整セットし、海中へ沈降しない状態に保つのである。
上記抵抗板(JB)は繊維強化樹脂(FRP)やポリプロピレンなどから、図18のような前後方向へ一定長さ(例えば約1,000mm)だけ延在する胴体(33)と、左右方向へ一定長さ(例えば約300mm)だけ横架する翼板(34a)(34b)(34c)の複数(例えば3枚)とが直交する形態に組み立てられており、その重量(例えば約10kg)も含む引張り抵抗力によって、上記垂れ糸(TL)と幹糸(ML)とを立て竿(28)からの一直線状に緊張させるだけでなく、その翼板(34a)(34b)(34c)によって海水を激しく跳ね上げる積極的な動きと音が、捕獲対象魚であるマグロの生餌となるベイトフィッシュ(イワシ)(F)の群れを感得させ、集魚作用を果すようになっており、海中を曳行される潜水板ではない。
但し、幹糸(ML)の根元部(前端部)は上記釣り竿(30)に付属している巻取リール(29)への巻き付け状態にあって、これから繰り出されるようになっており、その幹糸(ML)の途中に造形されたブレーカー係止リング(35)と、上記垂れ糸(TL)の先端部(後端部)に結束されたスナップフック金具(36)とが、図19に抽出して示すような好ましくは生分解性樹脂の組紐から成るブレーカー(37)を介して、切り離すことができる状態に連結されている。
上記幹糸(ML)が枝糸(BL)の透明ルアー(A)に喰い付いた捕獲対象魚(マグロ)の動きにより、その先端部(後端部)から強い引張り力を受けた時には、その途中に介在しているブレーカー(37)が切断されて、それまで(従前)の垂れ糸(TL)と連結していた配線系統から、釣り竿(30)の巻取リール(29)に巻き取られる配線系統へ、自づと変更されるようになっているのである。
更に、(CL)は上記垂れ糸(TL)の先端部(後端部)付近へ着脱自在に接続される補助制御系(アクションライン)であり、その垂れ糸(TL)から船体(B)へ垂れ下がる補助制御系(CL)の下端部を、その船体(B)に同乗した釣り人(M)の言わば補助者が、引張ったり、放したり操作することによって、上記透明ルアー(A)を人為的に昇降させる釣りの協力も行えるようになっている。(38)はその補助制御系(CL)の上端部に結束されたスナップ開閉式の係止金具を示しており、上記枝糸(BL)の係止金具(27)と同じものである。
上記幹糸(ML)の巻取リール(29)を付属している釣り竿(30)は図20のように、その船体(B)に固定設置された受け金具(31)へ、抜き差し自在に差し込みセットされるようになっている。(39)はその釣り竿(30)に設置された複数の幹糸ガイド金具であり、これによって上記枝糸係止リング(32)やブレーカー係止リング(35)を有する幹糸(ML)が、円滑に安定良く挿通されるようになっている。
尚、上記幹糸(ML)と垂れ糸(TL)並びに補助制御系(CL)としては、高強力なポリエチレン繊維の紐(商品名「ダイニーマ」)を採用し、枝糸(BL)としてはナイロン系を採用することが好ましい。
先に目安として例示した長さなどの数値から窮知されるように、上記トローリング漁の操業範囲は広大であるため、その操業中であることを他船に知らせる目印の旗(40)を、上記垂れ糸(TL)に取り付け使用して、安全性を確保することが望ましい。
上記のような立て竿(28)から順次垂れ糸(TL)とブレーカー(37)、幹糸(ML)並びに抵抗板(JB)が一直線状になった準備完了後、レジャーボート(クルーザー)などの船体(B)を適当な速度(例えば約5ノット〜約8ノット)で走らせ、その抵抗板(JB)を曳行すると、波の抵抗を受けて、幹糸(ML)に張力差が生じ、これを弾力性がある立て竿(28)の反発力により緩和し、その幹糸(ML)の弛緩を解消して、すばやく緊張させることになる。
また、船体(B)の走行中にはバウンドやローリング、ピッチングなどが発生し、上記立て竿(28)の上端部(竿先部)が前後方向や左右方向へ振れ動くため、延いては上記幹糸(ML)から複数の枝糸(BL)を介して並列状態に吊り下がっている透明ルアー(A)が、波も受けて、海面(L−L)を叩いたり、ジャンピング(海面から出没又は昇降)したり、或いは海面(L−L)上をトビウオの如く飛んだりすることを繰り返すことになり、これらの複雑且つ不規則(アットランダム)な動きと、これに伴って発生する音並びに輝きが捕獲対象魚であるマグロの索餌本能を大いに刺激する。併せて、抵抗板(JB)の曳行中に発生する海水の激しい跳ね上げと、その動きに伴なう音も、同じくマグロの索餌本能に強くアピールし、有効な集魚効果を得られることになる。
しかも、上記透明ルアー(A)のルアーボディ(10)はゴム状弾性に富む透明な熱可塑性エラストマーから、捕獲対象魚(マグロ)の生餌となるベイトフィッシュ(イワシ)(F)の概略輪郭形状を備えた中空品として一体成形されており、これによって包囲されたベイトフィッシュ(イワシ)(F)の外観状態を、その捕獲対象魚であるマグロがルアーボディ(10)の外部から透視できるようになっているため、またルアーボディ(10)は軟らかく軽量であり、自由自在に弾性変形し得るため、そのベイトフィッシュ(F)とこれを包囲したルアーボディ(10)とが一体となって泳動し、殊更縦割りスリット(17)の切り込まれたルアーボディ(10)の後尾側が、就中尾ビレ部(14)が左右方向へ自づと確実に振れ動くため、これに対する捕獲対象魚(マグロ)の喰い付き効果が著しく向上するのである。
更に、上記捕獲対象魚(マグロ)の生餌となるベイトフィッシュ(イワシ)(F)は、透明ルアー(A)のルアーボディ(10)によって包囲された被覆状態にあるため、トローリング漁での引張り曳行中に波の強い抵抗などを受けても、その身体の傷付きや身崩れなどを起すおそれがなく、ましてベイトフィッシュ(F)がルアーボディ(10)から離脱することはなく、そのベイトフィッシュ(F)の身体を長時間に亘って保護することができる効果もある。
何れにしても、上記透明ルアー(A)は幹糸(ML)から枝糸(BL)を介して、海面(L−L)と平均的に同じ高さか又は海面(L−L)から若干浮上する高さに吊り下げられているため、大型の回遊魚であるマグロは上記透明ルアー(A)の集魚作用を受けて、海面(表層)(L−L)へ集まり、海中(下方)から飛び出して、透明ルアー(A)の就中後尾側へ喰い付くことになる。そのルアー(A)の全体が呑み込まれてしまうこともある。
捕獲対象魚のマグロがその透明ルアー(A)へ喰い付いた時には、上記高弾力性の立て竿(28)がその上端部(竿先部)から急速に弓の如く弯曲変形すると共に、その負荷に応じた復元変形も行うため、上記マグロに強いショックや抵抗を与えるおそれはなく、その立て竿(28)の弾性変形に伴なって生成される時間差が、マグロの所謂口離れや口切れなどを防止できることになる。
併せて、透明ルアー(A)のルアーボディ(10)はゴム状弾性に富む熱可塑性エラストマーから一体成形された中空品であり、軟らかく軽量でもあるため、上記マグロが喰い付いた時に、ベイトフィッシュ(F)と同じ感触・質感を与えることができ、そのルアー(A)自身としてもマグロの口離れ防止に寄与し得るのである。
そして、上記ルアーボディ(10)との組付け状態にある釣り針(18)へ口掛かりしたマグロは、その釣り糸(枝糸)(19)を引張ることになるため、透明ルアー(A)の後尾側がマグロに喰い切られて残る前頭側や、喰い切られることなく全体的に残るルアー(A)は、釣り針(18)と引き離される(所謂針落ちする)如く、釣り糸(19)に沿って幹糸(ML)が存在する前方へ滑り移動することとなる。
更に、上記透明ルアー(A)に喰い付いたマグロの強い引張り力を受けると、幹糸(ML)の途中を立て竿(28)に連結しているブレーカー(37)が切断されて、その立て竿(28)の上端部(竿先部)から垂れ糸(TL)が垂れ下がる一方、幹糸(ML)は釣り竿(30)の巻取リール(29)と連続する配線系統へ変更されるため、釣り人(M)がその幹糸(ML)の巻取リール(29)を回動操作して、マグロを船体(B)へ引き寄せ、ギャフなどを用いて船体(B)の内部へ取り込むのである。その際、マグロが喰い付いていない透明ルアー(A)の釣り糸(枝糸)(19)については、その係止金具(27)を上記幹糸(ML)から取りはずせば良い。
図16〜20は本発明の使用例として、発明者が開発した高弾力性の立て竿(28)を活用した特異なトローリング漁を示しているが、船体の後尾から海の沖方向へ釣り糸を繰り出し延長させたり、或いは船体の両サイドへ張り出した横竿から沖方向(後方)へ釣り糸を繰り出し延長させたりして、何れもその釣り糸の途中や先端部(後端部)へ本発明の上記透明ルアー(A)を取り付け、その透明ルアー(A)を海面上に沿って曳行させることにより、その海面(表層)の付近に居る各種マグロやカジキ、カツオ、ブリ、その他の大型回遊魚を釣る従来の一般的なトローリング漁としても、本発明を使用することができる。
尚、図示の実施形態では透明ルアー(A)の中空ルアーボディ(10)に挿入セットするベイトフィッシュ(F)として、冷凍した魚(実際には解凍したもの)やその他の鮮度がある魚を採用しているが、捕獲対象魚の生餌となる限り、自から動ける生きた魚(ライブフィッシュ)を採用しもさしつかえない。
(10)・ルアーボディ
(12)・エラ蓋部
(13)・釣り糸挿通孔
(14)・尾ビレ部
(15)・尻ビレ部
(16)・背ビレ部
(14a)(15a)(16a)・凹凸条
(17)・縦割りスリット
(18)・釣り針
(19)・釣り糸
(20)・エラ部
(21)・口部
(22)・接続リング
(23)・取付リング
(24)・連結紐
(25)・リベット
(26)・カバーチューブ
(27)(38)・係止金具
(28)・立て竿(スティック)
(29)・巻取リール
(30)・釣り竿(ボードロッド)
(31)・受け金具
(32)・枝糸係止リング
(33)・胴体
(34a)(34b)(34c)・翼板
(35)・ブレーカー係止リング
(36)・スナップフック金具
(37)・ブレーカー
(39)・幹糸ガイド金具
(A)・透明ルアー
(B)・船体
(F)・ベイトフィッシュ(生餌)
(M)・釣り人
(JL)・抵抗板
(BL)・枝糸(ブランチライン)
(CL)・補助制御系(アクションライン)
(ML)・幹糸(メインライン)
(TL)・垂れ糸(タグライン)
(L−L)・海面
(O−O)・長手中心線
(Z−Z)・仮想直線

Claims (6)

  1. ゴム状弾性を有する透明の熱可塑性エラストマーから、捕獲対象魚の生餌となるベイトフィッシュの概略的な輪郭形状に一体成形された中空のルアーボディを有し、
    そのルアーボディにおける魚形状の口部を上記ベイトフィッシュの口部と連通する釣り糸挿通孔として形成する一方、同じくルアーボディの多くとも後半部を切り開いて、
    その切り開かれた後尾側からルアーボディの中空内部へ挿入セットしたベイトフィッシュを、そのルアーボディの少なくとも前半部において包囲すると共に、
    上記ベイトフィッシュとルアーボディとを、その前者の口部と後者の上記釣り糸挿通孔へ通し込み配線する釣り糸によって、組付け一体化したことを特徴とするトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
  2. ルアーボディの少なくとも前半部をベイトフィッシュへ弾力的に密着させることを特徴とする請求項1記載のトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
  3. ルアーボディの多くとも後半部に縦割りスリットを切り込んで、その縦割りスリットから後尾側が左右方向へ振れ動くように定めたことを特徴とする請求項1記載のトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
  4. ルアーボディから少なくとも尾ビレ部と背ビレ部並びに尻ビレ部を連続一体に張り出すと共に、
    その各種ヒレ部の表面に平行な線状の凹凸、交叉する線状の凹凸又は点在分布する梨地状の凹凸を賦形したことを特徴とする請求項1記載のトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
  5. 後端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、ルアーボディの切り開かれた後尾側からベイトフィッシュの身体を貫いてルアーボディの釣り糸挿通孔へ通し込み配線すると共に、
    上記釣り針の鋭利な先端側だけを上記ルアーボディから外方へ部分的に張り出すことを特徴とする請求項1記載のトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
  6. 後端部に釣り針が付属一体化された釣り糸を、ルアーボディの切り開かれた後尾側からベイトフィッシュのエラ部と口部並びにルアーボディの釣り糸挿通孔へ通し込み配線すると共に、
    上記釣り針の鋭利な先端側だけを上記ルアーボディから外方へ部分的に張り出すことを特徴とする請求項1記載のトローリング用のウエアラブル透明ルアー。
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