JP5521445B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンベッドに着脱可能に装着する補助テーブルを備えたミシンに関する。
従来、ミシンベッドに着脱可能に設けられ、ミシンベッドに装着した状態で、ミシンベッドの上面とほぼ同一高さとなる平面を有する補助テーブルを備えたミシンが知られている。例えば特許文献1は、ミシンベッドに着脱可能に装着する補助ベッド(本願の補助テーブルに相当)を備えた補助テーブル装置を開示している。
実開昭60−155486号公報
特許文献1に開示されている補助テーブル装置では、補助ベッド(本願の補助テーブルに相当)に固定された支え軸により、回転式支えが回動可能に設けられている。この回動式支えをミシンベッドに固定された帯状プレートの左端部に係合させた後、補助ベッドをミシンベッドに対して右方向に移動させることにより、ミシンベッドに補助ベッドが装着される。しかしながら、特許文献1の場合、補助ベッドは、回動式支えを支持する支え軸を中心として回動する。そのため、補助ベッドを着脱するとき、特に補助ベッドをミシンベッドに対して移動させるときに、補助ベッドが傾いて、ミシンアームの左方先端部である頭部の下方に配置される針棒、その針棒に装着されたミシン針、押え足などの部品と干渉するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、補助テーブルをミシンベッドに対して移動させるときに、補助テーブルが頭部に配置される部品と干渉することを防止でき、補助テーブルを容易に着脱することができるミシンを提供することにある。
請求項1記載のミシンは、上面を有するミシンベッドと、前記ミシンベッドに着脱可能に装着される平板状の補助テーブルと、前記ミシンベッドに設けられ、前記ミシンベッドの後方側に設定され前記補助テーブルを前記上面と平行に保持する第一位置と、前記ミシンベッドの前方側において前記ミシンベッドから前記補助テーブルを着脱する位置に設定されている第二位置との間で前記補助テーブルを移動可能に案内する案内部材と、前記補助テーブルに設けられ、前記案内部材と移動可能に係合する係合部材と、を備え、前記補助テーブルは、前記第一位置と前記第二位置との間に位置しているとき、前記案内部材と前記係合部材との係合により、前記上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限されることを特徴とする。
上記の構成により、補助テーブルは、案内部材により第一位置と第二位置との間を案内される。このとき、補助テーブルは、係合部材と案内部材との係合によりミシンベッドの上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限される。従って、補助テーブルをミシンベッドに対して移動させるときに、補助テーブルが頭部に配置される部品に干渉することを防止できる。
また、前記案内部材は、前記上面と平行に設けられ前記第一位置から前記第二位置まで延びる平板状の受け部と、前記受け部の下方に前後方向に延びて設けられ前記係合部材を前記第一位置から前記第二位置まで案内する溝部が形成された側板とを有し、前記係合部材は、前記受け部と摺接する摺接部と、前記溝部に挿入される突起部とを有することを特徴とする。
また、前記案内部材は、前記補助テーブルが前記第二位置にある状態において、前記突起部を前記溝部に挿入又は脱出させる為の開口端部であって前記溝部の上方に接続し上端が開口している開口端部と、前記開口端部から挿入された前記突起部を回転可能に保持する保持部とを有し、前記補助テーブルは、前記第二位置において、前記保持部に保持された前記突起部を中心として前記ミシンベッドとは反対側に設定された待避位置へ回転可能であることを特徴とする。
請求項2記載のミシンは、請求項1記載のミシンであって、前記案内部材は、前記補助テーブルが前記第一位置にある状態において、前記摺接部の下面を前記受け部の上面に密着させる為、前記突起部が前記溝部に当接しないように下方に窪んだ窪み部を有することを特徴とする。また、請求項5記載のミシンも、同様の構成を備えている。
請求項3記載のミシンは、請求項1又は2記載のミシンであって、前記案内部材は、前記保持部と前記溝部との間に設けられ、前記溝部の内側へ突出している凸部を有することを特徴とする。
請求項4記載のミシンは、請求項1から3の何れか一項記載のミシンであって、前記ミシンベッドは、釜部材を収容するフリーアーム部を有し、前記補助テーブルは、前記フリーアーム部が挿入される切欠部と、前記フリーアーム部に着脱可能に装着されるアタッチメント部材が前記待避位置にあるときに挿入される逃がし部と、を有することを特徴とする。
請求項6記載のミシンは、請求項1から5の何れか一項記載のミシンであって、前記補助テーブルが前記第一位置にあるときに、前記案内部材の前端に設けられた第一壁部と前記係合部材の前端に設けられた第二壁部とを固定する固定部材を備えることを特徴とする。
請求項1記載のミシンによれば、補助テーブルは、案内部材により第一位置と第二位置との間を案内される。このとき、補助テーブルは、係合部材と案内部材との係合によりミシンベッドの上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限される。従って、補助テーブルをミシンベッドに対して移動させるときに、頭部に配置される部品と干渉することを防止できる。
また、補助テーブルは、摺接部が受け部に摺接するとともに、突起部が溝部に挿入される。これにより、補助テーブルは、第一位置と第二位置との間を移動可能に案内されるとともに、ミシンベッド上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限される。従って、簡単な構造で補助テーブルの傾きを確実に制限することができる。
また、突起部は、溝部の上端が開口している開口端部の上方から挿入又は脱出される。そのため、補助テーブルをミシンベッドに取り付ける場合には、突起部を溝部に容易に挿入することができる。また、補助テーブルを取り外す場合には、開口端部が溝部の上方に設けられていることから、突起部すなわち補助テーブルが下方へ落下するおそれがない。従って、補助テーブルを装着する際の取り扱いを容易にすることができる。
また、補助テーブルは、第二位置において、保持部に保持された突起部を中心として退避位置へ回転する。従って、補助テーブルが不要な場合、これを取り外すのではなく、容易に回転させて退避位置に移動させておくことができる。
請求項2記載のミシンによれば、請求項1記載の発明の効果に加え、補助テーブルが第一位置にあるとき、突起部が窪み部に落ち込むことにより、突起部と溝部との係合が解除される。これにより、係合部材の摺接部の下面は平板状の受け部の上面に密着する。従って、補助テーブルに掛かる荷重を、突起部ではなく受け部全体が支えるので、補助テーブルを強固且つ確実に支えることができる。また、請求項5記載のミシンも、同様の効果を奏することができる。
請求項3記載のミシンによれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、係合部材の突起部は、保持部から溝部に移動するとき、又は溝部から保持部に移動するときに凸部を乗り越えるので、僅かに上下に移動する。それによって、ユーザ(操作者)には、補助テーブルを移動させる際に、クリック感が与えられる。従って、ユーザは、補助テーブルを第二位置から後方に移動させたことを、又は補助テーブルを前方に移動させて第二位置に到達したことを、触感で認識することができる。
請求項4記載のミシンによれば、請求項1から3の何れか一項記載の発明の効果に加え、補助テーブルは、第一位置にある場合には、フリーアーム部を切欠部に収容することにより、フリーアーム部の外形に適合させて装着することができる。従って、加工布等を適切に載置することができる。また、補助テーブルを退避位置に回転させた場合には、補助テーブルをミシンベッドから取り外すことなく、フリーアーム部を囲う形態のアタッチメント部材(例えば、帽子枠や、円筒枠等)を容易に取り付けることができる。従って、縫製作業の作業性を向上させることができる。
請求項6記載のミシンによれば、請求項1から5の何れか一項記載の発明の効果に加え、補助テーブルは、第一壁部と第二壁部とを固定部材により移動不能に固定される。従って、補助テーブルを第一位置に確実に位置決めした状態で固定することができる。
本発明の第1実施形態によるミシンを下方から見た概略斜視図 第1実施形態のミシンを左方から見た概略斜視図 第1実施形態のミシンを上方から見た概略上面図 第1実施形態の補助テーブル、係合部及び案内部材を下方から見た概略分解斜視図 第1実施形態の係合部を側方から見た概略側面図 第1実施形態の案内部材を側方から見た概略側面図 第1実施形態の補助テーブルをミシンベッドに取り付ける手順を示す図 第1実施形態の係合部を案内部材に取り付ける手順を示す図 第1実施形態の補助テーブルを待避位置に回転させる手順を示す図 第1実施形態の補助テーブルが第二位置にある状態を示す概略斜視図 第1実施形態の補助テーブルを待避位置に移動させた状態を示す概略斜視図 第2実施形態の補助テーブルを待避位置に移動させた状態を示す概略斜視図 第2実施形態のミシンにアタッチメント部材を取り付けた状態を示す概略正面図
以下、本発明の複数の実施形態によるミシンを図面に基づいて説明する。尚、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、各実施形態における「平行」、「垂直」という表現は、必ずしも「0°」或いは「90°」になった状態を意味しているわけではなく、実質的に「平行」或いは「垂直」とみなせる状態を含んでいる。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態によるミシンについて図1及び図2を参照しながら説明する。図1及び図2に示すミシン10は、刺繍縫製可能な多針刺繍ミシンである。以下の説明では、ミシン10の左右方向をX方向とし、前後方向をY方向とする(図2参照)。
ミシン10は、ミシンベッド11、脚柱部12、アーム部13、移送機構部15及び補助テーブル16などを備えている。ミシンベッド11は、図示しない載置台の上に載置される。脚柱部12は、ミシンベッド11の後端から上方へ延びている。アーム部13は、脚柱部12の上端から前方へ延びている。ミシンベッド11は、左右に前方へ延びる二つの脚部17、18を有している。これにより、ミシンベッド11は、上方から見ると前方が開放したほぼ逆U字形状に形成されている。
ミシンベッド11はシリンダベッド14を含み、シリンダベッド14は、ミシンベッド11のほぼ逆U字形状の奥側の中央部から前方へ延びている。シリンダベッド14は、ミシンベッド11と一体に設けられている。シリンダベッド14は、前端側の上部に針板21を有している。針板21は、針穴22を有している。また、シリンダベッド14は、前端側の内部に図示しない糸捕捉釜、糸切り機構及びピッカーなどの釜部材を収容している。このシリンダベッド14が、フリーアーム部に相当する。
アーム部13は、後端側の上方に糸立て装置23が設けられている。糸立て装置23は、図示しない複数の糸駒が取り付けられる。また、アーム部13は、右側に操作パネル24が設けられている。操作パネル24は、操作スイッチ25及び液晶ディスプレイ26を有している。操作スイッチ25は、ユーザからの各種の指示や選択、及び入力の操作を受け付ける。液晶ディスプレイ26は、ユーザに対して必要なメッセージなどを表示する。なお、図3は、操作パネル24の図示を省略している。
アーム部13は、先端に針棒ケース27を有している。針棒ケース27は、左右方向であるX方向へ移動可能である。この針棒ケース27は、左右方向に対し前後方向の厚みが小さな薄型の箱状に形成されている。針棒ケース27は、内部に左右方向へ並列する複数本の針棒28を上下へ移動可能に支持している。図1及び図2に示す本実施形態の場合、針棒ケース27は10本の針棒28を支持している。これらの針棒28は、いずれも図示しないコイルばねのばね力により、上方へ向けて押し上げられている。また、これらの針棒28は、いずれもその下端部が針棒ケース27の下端から下方へ突出している。そして、これらの針棒28は、針棒ケース27から突出する下端部に刺繍用の縫針31が交換可能に取り付けられる。
各針棒28の下方には、各針棒28の上下への移動に同期して上下へ移動する刺繍用押え足32が設けられている。また、針棒ケース27の上方には、複数の針棒28にそれぞれ対応する複数の天秤33が設けられている。これらの天秤33は、その先端が針棒ケース27の前方側に上下へ延びて形成されているスリット34をそれぞれ貫いて前方へ突出している。これにより、各天秤33は、針棒28の上下への移動に同期して上下へ揺動する。
針棒ケース27は、その上端から斜め後方へ延びる上部カバー36が一体に設けられている。上部カバー36は、針棒28の数に対応する複数の糸調子器37が設けられている。また、上部カバー36は、上端部に針棒28の数に対応する複数の糸切れセンサ38が設けられている。本実施形態のように10本の針棒28を備えるミシン10の場合、糸調子器37及び糸切れセンサ38はそれぞれ10個ずつ設けられている。これにより、図示しない上糸は、糸立て装置23に取り付けられた糸駒から引き出され、糸切れセンサ38、糸調子器37及び天秤33などの所定の経路を順位通され、最後に縫針31の図示しない目孔に通される。このとき、10本の縫針31にそれぞれ異なる色の上糸を供給することにより、複数の色の上糸による刺繍縫製動作は自動で切り替えながら連続的に実施可能である。
脚柱部12は、内部に図示しないミシンモータを収容している。また、アーム部13は、周知のミシンと同様にミシンモータにより駆動される図示しない主軸、この主軸の回転により針棒28などを上下へ駆動する図示しない針棒上下駆動機構、及び針棒ケース27をX方向へ移動して針棒28を選択する図示しない針棒選択機構などが設けられている。図示しない糸捕捉釜は、主軸の回転によって針棒28の上下方向の移動に同期して駆動される。
針棒上下機構は、針棒28に設けられた図示しない針棒抱きに選択的に係合する図示しない上下動部材を有している。針棒選択機構は、図示しない針棒選択用モータを駆動源として針棒ケース27をX方向へ移動させる。これにより、針棒選択機構は、複数の針棒28のうち針穴22の真上に位置する針棒28を、上下動部材に係合させる。この構成により、選択された一本の針棒28及びその針棒28に対応する天秤33は、針棒上下駆動機構により上下方向へ駆動される。この針棒ケース27が頭部に相当し、以降、頭部63とする。
移送機構部15は、脚柱部12の前方においてミシンベッド11の上方に設けられている。移送機構部15は、刺繍縫製を実施する場合、刺繍縫製が施される加工布を保持する図示しない刺繍枠が着脱可能に取り付けられる。なお、加工布を保持する刺繍枠は、縫製対象となる加工布の大きさや縫製範囲に応じて大きさや形状の異なる複数種類が用意される。
移送機構部15は、Y方向キャリッジ41、X方向キャリッジ42及び枠ホルダ43を有している。X方向キャリッジ42は、Y方向キャリッジ41に設けられている。枠ホルダ43は、X方向キャリッジ42に設けられている。移送機構部15は、図示しないY方向駆動機構及びX方向駆動機構を有している。Y方向駆動機構は、ミシンベッド11の内側に収容されており、Y方向キャリッジ41をY方向である前後方向へ駆動する。また、X方向駆動機構は、Y方向キャリッジ41の内側に収容されており、X方向キャリッジ42及び枠ホルダ43をX方向である左右方向へ駆動する。これにより、枠ホルダ43に取り付けられる刺繍枠は、移送機構部15によりX方向及びY方向の二方向へ自在に移送される。
Y方向キャリッジ41は、左右方向へ延びる箱形状であり、ミシンベッド11の脚部17と脚部18との間に掛け渡されている。脚部17及び脚部18は、上部に前後方向へ延びるガイド溝44を有している。図示しないY方向駆動機構は、このガイド溝44を上下に貫いてガイド溝44に沿って前後に移動可能な図1に示す移動部45を有している。この移動部45は、上端がY方向キャリッジ41の左右の両端部に接続されている。
Y方向駆動機構は、図示しないステッピングモータからなるY方向駆動モータ、並びに図示しないタイミングプーリ及びタイミングベルトなどを有する直線移動機構から構成されている。Y方向キャリッジ41は、Y方向駆動モータを駆動源として直線移動機構により移動部45を前後に移動させることにより、前後方向へ自在に駆動される。
X方向キャリッジ42は、一部がY方向キャリッジ41の前端側の下方から前方へ突出するとともに、左右方向へ延びる板状に形成されている。このX方向キャリッジ42は、Y方向キャリッジ41に対しX方向へ滑り移動可能に支持されている。Y方向キャリッジ41に収容されているX方向駆動機構は、図示しないステッピングモータからなるX方向駆動モータ、並びに図示しないタイミングプーリ及びタイミングベルトなどを有する直線移動機構から構成されている。X方向キャリッジ42は、X方向駆動モータを駆動源とする直線移動機構により左右方向へ自在に駆動される。
次に、補助テーブル16について詳細に説明する。
補助テーブル16は、図1に示すようにミシンベッド11の上方に着脱可能に取り付けられる。この補助テーブル16は、テーブル本体51及び係合部55を備えている。テーブル本体51は、下面部54と、この下面部54の反対側の上面部57とを有している。ミシン10を図示しない載置台に載置したとき、テーブル本体51において重力方向上方が上面部57であり、重力方向下方が下面部54である。ここで、図2に示すように、補助テーブルがミシンベッド11に装着されたとき、上面部57は、シリンダベッド14の上面と平行且つほぼ同一高さになるように設定されている。
テーブル本体51は、単一の矩形部分又は複数の矩形部分を組み合わせた板状に形成されている。本実施形態の場合、テーブル本体51は、図4に示すように、大きな矩形状の台板部61と、この台板部61から後方側へ突出する矩形状の挿入部62とを有している。挿入部62には、左右方向中央部に後方側から前方側へ延び、シリンダベッド14が収容される切欠部52が形成されている。この切欠部52は、図2に示すように、シリンダベッド14の前端面と左右両側面を囲うような形状に形成されている。また、テーブル本体51の前方における左右方向ほぼ中央には、ユーザが手指を掛けて把持する為の長方形の角を丸くした形状の指掛け穴53が形成されている。なお、この指掛け穴53は、貫通穴ではなく、凹形状の窪み(所謂めくら穴)であってもよい。また、凹形状の窪みを形成する場合は、下面部54に形成するのが望ましい。
係合部55は、係合部材に相当し、図1及び図4に示すように、テーブル本体51の下面部54側の2箇所に取り付けられている。係合部55は、図4及び図5に示すように、板部材551、段差部552、ピン553及び取付板554を有している。この係合部55は、ミシンベッド11に設けられている案内部材56と係合する。
係合部55の板部材551は、テーブル本体51の下面部54に対して垂直下方に立ち下がった状態で、テーブル本体51の前後方向に延びて設けられている。段差部552は、板部材551の立ち下がり方向における中央付近に設けられている。段差部552は、板部材551をクランク状に折り曲げることにより、テーブル本体51と平行な板状に形成されている。この段差部552は、摺接部に相当し、テーブル本体51を前後に移動させるとき、案内部材56と摺接する。
ピン553は、突起部に相当し、板部材551の後端側において、段差部552の下方に設けられている。本実施形態では、ピン553は、円柱状の金属で形成され、板部材551に取り付けられている。ピン553は、板部材551から案内部材56側へ突出している。また、ピン553の上方には、板部材551及び段差部552の一部が切り取られた逃げ穴555が設けられている。
取付板554は、板部材551の上端に設けられている。取付板554は、板部材551の上端を折り曲げることにより、テーブル本体51の下面部54と平行な板状に形成されている。つまり、取付板554は、段差部552と平行に形成されている。この取付板554は、図示しないねじによりテーブル本体51の下面部54に固定される。これにより、係合部55は、テーブル本体51の下面部54側に取り付けられる。
案内部材56は、図1に示すように、前後方向に延びる形状であって、ミシンベッド11の脚部17、18の内側上端にそれぞれ取り付けられている。このとき、案内部材56が取り付けられる位置は、補助テーブル16に取り付けられている係合部55に相対する位置である。
案内部材56は、図4及び図6に示すように、受け部561と、溝562を形成する側板563とを有している。案内部材56の受け部561は、平板状に形成されている。案内部材56は、この受け部561がシリンダベッド14の上面と平行となるように、図示しないねじにより、脚部17、18の内側上端にそれぞれ取り付けられている。
側板563は、受け部561の端部から下方に延びる板状に形成されている。側板563は、受け部561と同様に、前後方向に延びる形状である。側板563は、内側に前後方向に延びる溝562が形成されている。この溝562の上下方向の幅は、係合部55のピン553の直径よりも僅かに大きく形成されている。このため、ピン553は、溝562と係合したとき、溝562に沿って前後方向に移動可能である。
また、側板563は、溝562の前端側に、開口端部566及び保持部567を有している。開口端部566は、溝562の前端付近で上方が開口するように形成されている。開口端部566の開口部分は、係合部55のピン553の直径よりも僅かに大きく形成されている。このため、ピン553は、この開口端部566から挿入又は脱出することができる。
保持部567は、開口端部566の下方に設けられている。保持部567は、溝562に接続している。保持部567は、係合部55のピン553の半径よりも僅かに大きな円弧状に形成されている。また、保持部567の円弧の最下端部は、溝562の下面よりも下方に位置している。また、側板563は、溝562と保持部567との間に凸部568を有している。凸部568の最上端部は、溝562の下面よりも僅かに上方に突出している。このため、開口端部566から挿入されたピン553は、保持部567で前後方向に軽く保持され、この位置で回転が可能である。このように、ピン553が保持部567に位置しているとき、補助テーブル16が第二位置にあるという。
一方、側板563は、溝562の後端側に窪み部569を有している。窪み部569は、保持部567と同様に、ピン553の半径よりも僅かに大きく形成されている。窪み部569の最下端部は、溝562の下面よりも下方に位置している。ここで、本実施形態では、窪み部569の最下端部と受け部561の上面との距離L1(図6参照)は、係合部55の段差部552の下面とピン553の最下端部との距離L2(図5参照)よりも大きく設定されている。そのため、ピン553は、溝562の後端側に案内されたとき、溝562との係合が解除され、窪み部569に位置する。このとき、段差部552と受け部561とが面で接触する状態となる。つまり、ピン553の最下端部は、窪み部569の最下端部には接触しておらず、僅かに隙間がある状態になっている。このように、ピン553が窪み部569に位置しているとき、補助テーブル16が第一位置にあるという。
また、案内部材56は、前端に第一壁部571を有している。第一壁部571は、補助テーブル16が後端側へ押し込まれたときに、即ち、補助テーブルが第一位置のとき、係合部55の前端に設けられている第二壁部559と当接する。この第一壁部571には、固定部材に相当する固定ねじ70(図8参照)が挿入される固定ねじ挿入部570が設けられている。固定ねじ挿入部570は、固定ねじ70のねじ部が上下方向に挿脱可能なU字形状の切り欠きであり、係合部55の第二壁部559に設けられている固定ねじ穴558に対応する位置に設けられている。
次に、上記で説明したミシン10の作用について説明する。
まず、補助テーブル16をミシン10に取り付ける場合、補助テーブル16は、図7(A)に示すように、上方から案内部材56に取り付けられる。尚、図7には、説明の簡略化のために要部のみを示している。このとき、係合部55のピン553は、図7(B)に示すように、開口端部566から溝562に挿入される。このように、補助テーブル16を取り付ける場合には、ピン553は、溝562に上方から挿入される。
続いて、補助テーブル16を図7(B)の状態よりさらに下方に押し込むと、ピン553は、保持部567に軽く保持される。このとき、上述したように、補助テーブル16がこの位置にあるときを、第二位置にあるという。そして、その後、補助テーブル16は、図7(C)に示すように、手前側(図示左方)が少し持ち上げられた状態で後方へ押し込まれる。補助テーブル16が後方に押し込まれるとき、ピン553は、保持部567から溝562側に移動する際に凸部568を乗り越えるので、僅かに上下に移動する。そのため、補助テーブル16を把持して移動させているユーザは、補助テーブル16の移動を開始したときに軽いクリック感が得られる。これにより、ピン553が保持部567から溝562側に移動したことが認識される。
補助テーブル16の移動中には、係合部55のピン553は、溝562と係合している。すなわち、ピン553は、溝562の上面と下面とに挟まれている。そのため、補助テーブル16は、上下方向への移動が制限される。このとき、補助テーブル16を、ピン553を中心として傾動させようとすると、段差部552の後端部が受け部561の上面に接触するか、又は段差部552の下面が受け部561の前端部に接触する。例えば、図7(C)に示すように補助テーブル16の手前を少し持ち上げた状態で後方へ移動させるときには、段差部552の後端部が受け部561の上面と接触しながら移動する。このように、補助テーブル16は、ピン553を中心としてそれ以上傾動することはできない。
つまり、補助テーブル16は、移動中において、ピン553を中心とした傾動が、溝562と係合しているピン553、及び段差部552と受け部561との接触により制限されている。換言すると、補助テーブル16は、移動中の傾きが縫針31や刺繍用押え足32などのミシンベッド11の上方に位置している頭部63に設けられている部品に接触しない角度範囲内に制限されている。
続いて、補助テーブル16は、図7(D)に示すように案内部材56の後端近くまで押し込まれる。この場合、係合部55の第二壁部559は、図8(A)に示すように、案内部材56の第一壁部571を乗り越えて溝562側に移動する。そして、係合部55のピン553は、溝562から窪み部569に移動する。このとき、ピン553は、溝562の下端から窪み部569に落ち込む。これにより、ユーザは軽いクリック感が得られる。このため、補助テーブル16が後方まで押し込まれたことが認識される。このとき、上述したように、補助テーブル16がこの位置にあるときを、第一位置にあるという。また、U字形状の切り欠きである固定ねじ挿入部570の上端が開口しているので、係合部55の第二壁部559は、仮止めされた固定ねじ70を取り付けたまま第一壁部571を乗り越える。ここで、固定ねじ70は、第二壁部559に仮止めしておくのではなく、後で取り付けるようにしてもよい。
そして、図8(B)に示すように、第二壁部559を第一壁部571に当接させた状態で固定ねじ70により固定する。これにより、係合部55が案内部材56に固定され、補助テーブル16は、前後方向へ移動不能となり第一位置にて固定される。
補助テーブル16が第一位置に位置するとき、図7(E)に示すように、係合部55のピン553が窪み部569に落ち込んでいる。上記したように、窪み部569と受け部561との距離L1は、係合部55の段差部552とピン553との距離L2よりも大きく設定されている。そのため、窪み部569に落ち込んだピン553は、溝562との係合が解除されるとともに、窪み部569には当接しない。これにより、補助テーブル16に掛かる荷重は、ピン553には掛からない。
さらに、ピン553が窪み部569に落ち込んだ状態では、係合部55の段差部552は、その下面が案内部材56の受け部561の上面に接触する。つまり、係合部55と案内部材56とが密着する。その結果、補助テーブルに掛かる荷重を、突起部ではなく受け部561全体が支えるので、補助テーブル16を強固且つ確実に支えることができる。また、補助テーブル16の上面部57とシリンダベッド14の上面とをほぼ平行に支えることができる。このように、補助テーブル16はミシン10に取り付けられる。
一方、補助テーブル16をミシン10から取り外す場合には、固定ねじ70を緩めるか又は外した後、まず補助テーブル16の前端を上方へ少し持ち上げて第二壁部559と第一壁部571との接触、及び係合部55の段差部552と案内部材56の受け部561の上面との接触を解除する。そして、補助テーブル16を前方へ引き戻す。このとき、ユーザは、指掛け穴53を把持して補助テーブル16を移動させるようにすれば、補助テーブル16を容易に移動させることができる。また、このとき、補助テーブル16は、ピン553が溝562と係合した状態で前方へ移動される。続いて、補助テーブル16を前方まで引き戻した後、つまり第二位置まで移動させた後、補助テーブル16を上方へ引き上げる。これにより、ピン553と溝562との係合が解除され、補助テーブル16はミシン10から取り外される。
この場合、補助テーブル16を取り付ける場合と同様に、補助テーブル16は、段差部552の前端と受け部561の上面とが摺接しながら移動する。そのため、補助テーブル16の傾きは所定の角度範囲内に制限される。これにより、移動中の補助テーブル16が頭部63の部品に干渉することが防止される。
また、ピン553は、溝562から保持部567に移動するときに凸部568を乗り越える。これにより、補助テーブル16を把持しているユーザには、軽いクリック感が与えられる。そのため、補助テーブル16が着脱可能な位置である第二位置に移動したことが容易に認識される。
ところで、補助テーブル16が第二位置にある状態では、図9(A)に示すように、ピン553が保持部567に回転可能に保持されている。そのため、補助テーブル16は、同図(B)に示すように、ピン553を中心として前下がり方向(右側面視で反時計回り方向)に回転可能である。このとき、ピン553の上方の段差部552には逃げ穴555が設けられている。そのため、補助テーブル16を回転させたとしても、案内部材56の受け部561と係合部55の段差部552とは互いに接触しない。その結果、補助テーブル16は、図9(C)に示すように、案内部材56に対して、ほぼ垂直になる状態まで回転する。つまり、図9(C)は、補助テーブル16が、ミシンベッド11とは反対側に設定された待避位置に移動した状態を示している。また、このとき、ユーザは、指掛け穴53を把持して補助テーブル16を移動させるようにすれば、補助テーブル16を第二位置と退避位置とにわたって容易に移動させることができる。
このように、本実施形態のミシン10では、補助テーブル16が図9(A)、図10に示すように第二位置にある場合は、補助テーブル16を取り外すようにしてもよいし、又は、図9(C)、図11に示すように待避位置に移動させるようにしてもよい。つまり、縫製作業に合せて、ユーザが適宜選択すればよい。
以上説明した第1実施形態のミシン10は、以下のような効果を奏する。
補助テーブル16は、ミシン10に取り付けられるとき、係合部55と案内部材56との係合により、着脱する位置である第二位置と、ミシンベッド11の上面と平行に保持される第一位置との間を案内される。そのため、補助テーブル16を容易に移動させることができる。
補助テーブル16は、第一位置と第二位置との間を移動しているときには、係合部55のピン553と案内部材56の溝562との係合、及び段差部552と受け部561との接触により、ミシンベッド11の上面に対する補助テーブル16の上面部57の傾きが所定の角度範囲内に制限される。従って、補助テーブル16をミシンベッド11に対して移動させるとき、補助テーブル16が縫針31や刺繍用押え足32などの頭部63に設けられている部品と干渉することを防止できる。
補助テーブル16は、係合部55に設けられたピン553と案内部材56に設けられた溝562との係合により、第一位置と第二位置との間を移動可能に案内される。従って、簡単な構造で補助テーブル16を案内することができる。また、補助テーブル16を移動させるための案内機構をシンプル且つ安価に提供することができる。
案内部材56は、係合部55のピン553を溝562に挿入又は脱出させる為の開口が上方に形成された開口端部566を有している。そのため、ピン553を溝562に挿入又は脱出させるとき、つまり第二位置において補助テーブル16を着脱するときには、補助テーブル16は溝562の上方から着脱される。従って、補助テーブル16をミシンベッド11に取り付ける場合には、ピン553を溝562に容易に挿入することができる。また、補助テーブル16を取り外す場合には、開口が溝562の上方に設けられていることから、補助テーブル16が下方へ落下するおそれがない。従って、補助テーブル16を装着する際の取り扱いを容易にすることができる。
補助テーブル16は、第二位置において、ピン553が保持部567に回転可能に保持されていることから、補助テーブル16をミシンベッド11とは反対側に設定された待避位置へ容易且つスムーズに回転させることができる。
係合部55のピン553は、補助テーブル16が第一位置にある場合には、窪み部569に落ち込むことにより溝562との係合が解除される。これにより、係合部55の段差部552の下面は、案内部材56の受け部561の上面に密着する。従って、補助テーブル16に掛かる荷重を、ピン553ではなく受け部561全体が支えるので、補助テーブル16を強固且つ且つ確実に支えることができる。
ピン553が溝562から窪み部569に移動するとき、又は、窪み部569から溝562に移動するときにクリック感が与えられる。これにより、ユーザは、補助テーブル16が第一位置に移動したことを容易に認識することができる。
係合部55のピン553は、保持部567から溝562に移動するとき、又は溝562から保持部567に移動するときに、保持部567と溝562との間に設けられている凸部568を乗り越える。これにより、補助テーブル16を移動させるときにクリック感が与えられる。従って、ユーザは、補助テーブル16が第二位置に移動したことを容易に認識することができる。
補助テーブル16が第一位置にある状態では、案内部材56の第一壁部571と係合部55の第二壁部559とは、固定ねじ70で固定されている。よって、補助テーブルは確実に固定され、例えば、縫製時に補助テーブル16ががたつくことが無い。
補助テーブル16のテーブル本体51に切欠部52を設けたので、補助テーブル16を第一位置に移動させた場合であっても、シリンダベッド14の外形に適合させて装着することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態によるミシンを図12及び図13に示す。第2実施形態のミシンは、補助テーブルのテーブル本体の形状のみが第1実施形態と異なっている。
第2実施形態のミシン100は、補助テーブル101を備えている。補助テーブル101は、図12に示すように、テーブル本体102の後端側に設けられている切欠部52に繋がった逃げ部103を有している。逃げ部103は、切欠部52の中央付近からテーブル本体102の外側に向かって広がる円弧状に形成されている。本実施形態の場合、逃げ部103の内周側の幅は、帽子や円筒状の立体的な加工布を刺繍縫製するために用いる帽子枠や円筒枠などのアタッチメント部材104の外形よりも大きく設定されている。ここで、帽子枠や円筒枠は周知の構成のものであるので、説明は省略する。このアタッチメント部材104は、シリンダベッド14を囲うように取り付けられる。
補助テーブル101を待避位置に移動させた場合、図13に示すように、逃げ部103とシリンダベッド14との間に、アタッチメント部材104の外形よりも大きな空間が形成される。つまり、補助テーブル101に逃げ部103を設けることにより、ミシン100の正面側からアタッチメント部材104をシリンダベッド14に装着することが可能になる。
このように、第二実施形態のミシン100は、補助テーブル101をミシンベッド11に取り付けた状態であっても、アタッチメント部材104の着脱が可能になる。従って、アタッチメント部材104を用いる縫製作業をする場合の作業性を向上させることができる。
また、補助テーブル101を第一位置に移動させた場合、シリンダベッド14は切欠部52及び逃げ部103に収容される。そのため、平面的な加工布を縫製する場合にも、補助テーブル101を使用することができる。勿論、補助テーブル101の下面側には係合部55が設けられ、ミシンベッド11には案内部材56が設けられている。そのため、補助テーブル101の傾きを所定の角度範囲内に制限しつつ移動させることができるなど、第一実施形態と同様の効果も奏する。
(その他の実施形態)
本発明は、以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば次のように変形又は拡張することができる。
ピン553で突起部を構成したが、突起部の形状はこれに限定されない。例えば、円錐状、三角錐や四角錐などの形状であってもよい。或いは、板部材551の前端側の一部を案内部材56側に折り曲げることにより突起部を形成してもよい。
係合部55にピン553を設け、案内部材56に溝562を設けたが、係合部55に溝部を設け、案内部材56に突起部を設ける構成としてもよい。要するに、係合部55と案内部材56は、第一位置と第二位置との間で補助テーブル16の傾きを制限しつつ案内可能な構成であればよい。
凸部568の形状は適宜変更が可能である。要するに、係合部55のピン553が保持部567から溝562へ、又は、溝562から保持部567へ移動したことをユーザが認識できる形状であればよい。
第二実施形態において円弧状の逃げ部103を設けたが、逃げ部103の形状はこれに限定されない。例えば矩形状するなど、補助テーブル101を待避位置に移動させたときに、アタッチメント部材104が着脱可能である形状であればよい。
10、100 ミシン
11 ミシンベッド
14 シリンダベッド(フリーアーム部)
16、101 補助テーブル
52 切欠部
55 係合部(係合部材)
56 案内部材
70 固定ねじ(固定部材)
103 逃げ部(逃がし部)
104 アタッチメント部材
552 段差部(摺接部)
553 ピン(突起部)
559 第二壁部
561 受け部
562 溝
563 側板
566 開口端部
567 保持部
569 窪み部
571 第一壁部

Claims (6)

  1. 上面を有するミシンベッドと、
    前記ミシンベッドに着脱可能に装着される平板状の補助テーブルと、
    前記ミシンベッドに設けられ、前記ミシンベッドの後方側に設定され前記補助テーブルを前記上面と平行に保持する第一位置と、前記ミシンベッドの前方側において前記ミシンベッドから前記補助テーブルを着脱する位置に設定されている第二位置との間で前記補助テーブルを移動可能に案内する案内部材と、
    前記補助テーブルに設けられ、前記案内部材と移動可能に係合する係合部材と、を備え、
    前記補助テーブルは、前記第一位置と前記第二位置との間に位置しているとき、前記案内部材と前記係合部材との係合により、前記上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限され
    前記案内部材は、前記上面と平行に設けられ前記第一位置から前記第二位置まで延びる平板状の受け部と、前記受け部の下方に前後方向に延びて設けられ前記係合部材を前記第一位置から前記第二位置まで案内する溝部が形成された側板とを有し、
    前記係合部材は、前記受け部と摺接する摺接部と、前記溝部に挿入される突起部とを有し、
    さらに、前記案内部材は、前記補助テーブルが前記第二位置にある状態において、前記突起部を前記溝部に挿入又は脱出させる為の開口端部であって前記溝部の上方に接続し上端が開口している開口端部と、前記開口端部から挿入された前記突起部を回転可能に保持する保持部とを有し、
    さらに、前記補助テーブルは、前記第二位置において、前記保持部に保持された前記突起部を中心として前記ミシンベッドとは反対側に設定された待避位置へ回転可能であることを特徴とするミシン。
  2. 前記案内部材は、前記補助テーブルが前記第一位置にある状態において、前記摺接部の下面を前記受け部の上面に密着させる為、前記突起部が前記溝部に当接しないように下方に窪んだ窪み部を有することを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記案内部材は、前記保持部と前記溝部との間に設けられ、前記溝部の内側へ突出している凸部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のミシン。
  4. 前記ミシンベッドは、釜部材を収容するフリーアーム部を有し、
    前記補助テーブルは、前記フリーアーム部が挿入される切欠部と、前記フリーアーム部に着脱可能に装着されるアタッチメント部材が前記待避位置にあるときに挿入される逃がし部と、を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項記載のミシン。
  5. 上面を有するミシンベッドと、
    前記ミシンベッドに着脱可能に装着される平板状の補助テーブルと、
    前記ミシンベッドに設けられ、前記ミシンベッドの後方側に設定され前記補助テーブルを前記上面と平行に保持する第一位置と、前記ミシンベッドの前方側において前記ミシンベッドから前記補助テーブルを着脱する位置に設定されている第二位置との間で前記補助テーブルを移動可能に案内する案内部材と、
    前記補助テーブルに設けられ、前記案内部材と移動可能に係合する係合部材と、を備え、
    前記補助テーブルは、前記第一位置と前記第二位置との間に位置しているとき、前記案内部材と前記係合部材との係合により、前記上面に対する傾きが所定の角度範囲内に制限され、
    前記案内部材は、前記上面と平行に設けられ前記第一位置から前記第二位置まで延びる平板状の受け部と、前記受け部の下方に前後方向に延びて設けられ前記係合部材を前記第一位置から前記第二位置まで案内する溝部が形成された側板とを有し、
    前記係合部材は、前記受け部と摺接する摺接部と、前記溝部に挿入される突起部とを有し、
    さらに、前記案内部材は、前記補助テーブルが前記第一位置にある状態において、前記摺接部の下面を前記受け部の上面に密着させる為、前記突起部が前記溝部に当接しないように下方に窪んだ窪み部を有することを特徴とするミシン。
  6. 前記補助テーブルが前記第一位置にあるときに、前記案内部材の前端に設けられた第一壁部と前記係合部材の前端に設けられた第二壁部とを固定する固定部材を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項記載のミシン。
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