JP2023105947A - 糸立装置及びミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性よく糸を保持することができる糸立装置及びミシンを提案する。【解決手段】糸立装置2は、糸コマ10を挿着する糸立棒3と糸コマ10に巻かれた糸9を掛ける糸掛けベース16とを備え、糸掛けベース16に対してスライド可能であって、糸が掛けられる糸掛けベース16の糸掛け部8を覆う第一位置と糸掛け部8を露出させる第二位置との間で移動する糸保持スライダ21を備え、第一位置に糸保持スライダ21をスライドさせることで糸掛け部8に掛けられた糸9を保持することを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、糸立装置及びこの糸立装置を備えるミシンに関する。
本縫いミシンは、上糸と下糸を絡ませることで縫目を形成する。一般に、上糸は糸コマに巻かれていて、ミシンには糸立棒が設けられている。そして糸立棒に糸コマを設置して、縫い針に上糸を供給する。
従前より、多色模様縫いや刺繍縫い等を行う場合に交換用の糸コマを予め設置しておくものとして、糸立棒を複数備え、ミシンの近傍に設置可能又はミシン自身に取り付け可能な糸立装置が知られている。例えば特許文献1には、複数の糸コマを挿着可能な複数の糸立棒(16)と糸立てスタンド(スプールスタンド(1))を備える糸立装置が示されている。このスプールスタンド(1)は、糸を掛ける複数のガイド部(21)近辺にこれと同数の糸保持部(30)を備え、使用しない上糸を糸保持部(30)で保持することによって糸替え作業を補助する。
ところで上記の糸保持部(30)は、弾性を有するOリング(32)とOリング(32)が嵌め込まれた装着部(31)との間で挟持して糸を保持する。すなわち糸をOリング(32)と装着部(31)で保持させるには、糸に所定の張力を与えて上糸が張った状態にしてOリング(32)と装着部(31)の間に入れ込む必要がある。ここで作業者が糸端を持ってOリング(32)と装着部(31)の間に糸を入れ込もうとする場合、糸の他端は糸を供給する糸コマであるため、単に糸端を持つだけでは糸に所定の張力を与えることはできず、更に糸のもう一ヶ所を持って糸を張った状態にする必要がある。
このように上糸をOリング(32)と装着部(31)で保持させる場合には、糸を両手で持って作業を行わなければならず、作業性の点で改善の余地があった。
このような問題点に鑑み、本発明は、作業性よく糸を保持することができる糸立装置及びこの糸立装置を備えるミシンを提供することを目的とする。
本発明は、糸コマを挿着する糸立棒と前記糸コマに巻かれた糸を掛ける糸掛けベースとを備えるミシンの糸立装置において、前記糸掛けベースに対してスライド可能であって、前記糸が掛けられる前記糸掛けベースの糸掛け部を覆う第一位置と前記糸掛け部を露出させる第二位置との間で移動する糸保持スライダを備え、前記第一位置に前記糸保持スライダをスライドさせることで前記糸掛け部に掛けられた前記糸を保持することを特徴とする。
このような糸立装置において、前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに係合する係合部を有し、前記糸掛けベースは、前記係合部に係合して前記第一位置で前記糸保持スライダを保持する第一係合部と、前記係合部に係合して前記第二位置で前記糸保持スライダを保持する第二係合部とを備えることが好ましい。
またこのような糸立装置において、複数の前記糸掛け部と、前記糸掛け部と同数の前記糸保持スライダとを備え、複数の前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに対してそれぞれ個別にスライド可能であることが好ましい。
またこのような糸立装置において、前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに対してスライドさせる際に指掛かりとなるノブと、前記ノブに設けられる溝部と、前記溝部に挿入された前記糸を切断する切断刃とを備えることが好ましい。
また本発明は、上述した何れかの糸立装置を備えるミシンでもある。
本発明の糸立装置によれば、従来のように糸を両手で持ってこれに張力を掛ける必要がなく、糸保持スライダをスライドさせることで糸の保持と解放を切り替えることができる。すなわち、糸保持スライダを片手でスライドする操作で済むため、両手での作業が必要であった従来の糸立装置に比して作業性が向上する。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る糸立装置の一実施形態、及びこの糸立装置を備えるミシンの一実施形態について説明する。なお本明細書における右、左、前、後、上、下の向きは、本実施形態のミシン1を作業台に設置した状態において、ミシン1を使用する使用者から見た向きである。また以下の説明におけるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向とは、図面に示したように、前後方向、左右方向、上下方向である。
まず、図1を参照しながら本実施形態のミシン1と糸立装置2の概要について説明する。図1に示すように本実施形態の糸立装置2は、ミシン1に取り付けて使用される。
糸立装置2は、円柱状をなす糸立棒3を上面に複数備える糸立基部4を備える。糸立基部4には、前後方向にこれを貫通する取付け孔5が設けられていて、取付け孔5に挿入した不図示のねじ等により、糸立基部4をミシン1に固定することができる。また糸立基部4の上面には、上方に向けて延在する支柱6が設けられていて、支柱6の上端には、左右方向に延在する糸掛けアンテナ7が設けられている。糸掛けアンテナ7には、糸立棒3と同数(本実施形態では5個)の糸掛け部8が設けられている。
ミシン1で上糸として使用される糸9は、糸コマ10に巻かれている。そして糸コマ10を糸立棒3に挿着し、糸コマ10から引き出した糸9を、糸掛け部8を経てミシン1における所定の部位を経由させて針11の針孔に挿入することにより、縫製の準備が完了する。その後はミシン1を駆動させることにより、針11に挿入した糸9と不図示の下糸とが絡まって縫目が形成される。
本実施形態のミシン1は、図1に示したように刺繍枠駆動装置12を備える。刺繍枠駆動装置12は、YX駆動アーム13を介してキャリッジ14をX軸方向及びY軸方向に移動させることができる。キャリッジ14には、刺繍枠15が取り付け可能である。そして布等を刺繍枠15に固定してキャリッジ14を移動させながら縫製を行うことにより、布等に刺繍を施すことができる。複数の色の糸9が巻かれた複数の糸コマ10を用意して各糸コマ10を糸立棒3に挿着し、糸9を交換しながら縫製を行うことで、布等に多彩な刺繍を施すことができる。
次に、糸掛け部8と、糸掛け部8の周辺の構造について詳細に説明する。図2、図3に示すように本実施形態の糸掛け部8は、糸掛けアンテナ7における平板状の部位である糸掛けベース16を前後方向に貫通する楕円形状の貫通孔部と、この貫通孔部の上部から右上側に斜めに延在して糸掛けアンテナ7の上端を切り欠く貫通溝部とを組み合わせた形状をなしている。なお糸掛け部8の形状は図示した形状に限られず、例えば貫通孔部のみ或いは貫通溝部のみで構成される形状でもよい。なお、図3では説明のため部材の一部を切断して図示している。
更に糸掛けベース16は、糸掛け部8の下方において糸掛けベース16を前後方向に貫通して左右方向に直線状に延在するスライド溝18と、糸掛けベース16の前面を前方に向けて部分的に突出させた第一位置決め凸部19及び第二位置決め凸部20を備えている。本実施形態のスライド溝18、第一位置決め凸部19及び第二位置決め凸部20は、糸掛け部8と同様に、糸掛けベース16に対してそれぞれ5個設けられている。
糸掛けベース16には、糸保持スライダ21が取り付けられる。本実施形態では、糸掛けベース16に5個の糸保持スライダ21が取り付けられている。糸保持スライダ21は、図5に示すように横断面形状が縦長の矩形枠状になるように形作られていて(図5参照)、内側の孔に糸掛けベース16が挿入される。なお、糸保持スライダ21を糸掛けベース16に挿入した状態において、図5に示すように糸保持スライダ21の内側の孔と糸掛けベース16との間には、前後方向に2×δの隙間があいている。ここでδは、糸9の外径と同程度に設定される。
糸保持スライダ21には、図3に示すようにこれを前後方向に貫通する円形のピン孔22が設けられている。ピン孔22には円柱状のスライドピン23が挿入され、これによりスライドピン23は糸保持スライダ21に保持される。なおスライドピン23は、ピン孔22に挿入する際にスライド溝18にも挿入される。すなわち糸保持スライダ21は、スライド溝18に挿入したスライドピン23によって上下方向への相対移動が規制され、また左右方向へはスライドピン23がスライド溝18の左端部から右端部に至る範囲で相対移動させることが可能である。なお、本実施形態における糸保持スライダ21を左側に移動させてスライドピン23がスライド溝18の左端部に至った位置は、本明細書の「第一位置」に相当し、糸保持スライダ21を右側に移動させてスライドピン23がスライド溝18の右端部に至った位置は、本明細書の「第二位置」に相当する。
糸保持スライダ21の前側壁には、図3に示すように位置決め孔24が設けられている。位置決め孔24は、糸掛けベース16に対して糸保持スライダ21を左側に移動させてスライドピン23がスライド溝18の左端部に至るところで第一位置決め凸部19に係合し、これにより糸保持スライダ21は糸掛けベース16に対して位置決めされる。また位置決め孔24は、糸保持スライダ21を右側に移動させてスライドピン23がスライド溝18の右端部に至るところで第二位置決め凸部20に係合し、これにより糸保持スライダ21は糸掛けベース16に対して位置決めされる。ここで、第一位置決め凸部19等と位置決め孔24との係合力は、それ程大きくする必要はなく、糸保持スライダ21に軽い力を加えることで第一位置決め凸部19等と位置決め孔24が係合したり係合解除されたりする程度でよい。なお、本実施形態の位置決め孔24は、本明細書の「係合部」に相当し、同様に、第一位置決め凸部19は「第一係合部」に相当し、第二位置決め凸部20は「第二係合部」に相当する。
更に糸保持スライダ21の後側壁には、前方から後方に向けて突出するノブ25が設けられている。ノブ25の内部には、下端部に刃部を有する切断刃26が設けられている。更にノブ25には、下方から上方に向けてノブ25を切り欠いて切断刃26の下端部を露出させる溝部27が設けられている。
このような部材によって構成されるミシン1は、例えば図1に示す状態で使用される。図1は、右側3つの糸立棒3に対して糸コマ10が挿着され、更に各糸コマ10から引き出した糸9は、各糸立棒3の上方に位置する糸保持スライダ21によってそれぞれ保持されている状態を示している。なお、糸保持スライダ21で糸9を保持する点に関し、詳細な説明は後述する。
また図1における右側から4つ目の糸立棒3に挿着された糸コマ10の糸9は、この糸立棒3の上方に位置する糸掛け部8を経て、ミシン1における所定の部位を経由させて針11の針孔に挿入される。これにより、この糸9による縫製の準備が完了する。なお、糸掛け部8の形状が貫通孔のみである場合には、縫製の準備にあたり、この貫通孔に対して糸9の糸端を前側から後側に向けて挿入する必要があるため、作業性の点で難がある。これに対して本実施形態の糸掛け部8は、楕円状の貫通孔部と糸掛けベース16の上端を切り欠く貫通溝部とを組み合わせた形状であって、前後方向に張った状態の糸9をこの貫通溝部に通すことで糸9を貫通孔部に通すことができるため、作業性に優れている。また図2に示すように楕円状の貫通孔部は、その上部において貫通溝部とつながっている。そして貫通孔部は、糸コマ10、及び針11に向けて糸9が通過する部位よりも上方に位置している。すなわち、糸コマ10から糸掛け部8を経て針11に向かう糸9は、糸掛け部8における楕円状の貫通孔部の下側を通過するため、ミシン1を駆動させて縫製を行う際、糸9が糸掛け部8における貫通溝部から不用意に抜け出すことがない。
ここで図1における右側から4つ目の糸保持スライダ21は、図4(a)に示すように右側に移動していて、図3に示した位置決め孔24が第二位置決め凸部20に係合した状態にある。すなわち、糸保持スライダ21が意図せず移動することがないため、縫製を行う最中に糸保持スライダ21が左側に勝手に移動して糸9に糸保持スライダ21が絡まる等の不具合を防止することができる。
図1において針11の針孔に挿入されている糸9を別の糸9に交換するにあたっては、糸掛けベース16よりも針11が位置する側で糸9を引っ張ることにより、針11の針孔とミシン1における所定の部位から糸9を引き抜くことができる。その後は、図4(b)に示すように糸保持スライダ21を左側にスライドさせる。本実施形態の糸保持スライダ21はノブ25を備えていて、このノブ25に指を掛けて操作することができるため、糸保持スライダ21を簡単にスライドさせることができる。また左側にスライドさせた糸保持スライダ21は、位置決め孔24が第一位置決め凸部19に係合するため、意図せず移動することがない。
ところで、図4(a)に示した糸掛け部8は、図4(b)に示すように糸保持スライダ21を左側(第一位置)に移動させることによってこれに覆われた状態になる。また図5に示すように糸保持スライダ21の内側の孔と糸掛けベース16との間には、上述したように前後方向に2×δの隙間があいていて、δは糸9の外径と同程度に設定されている。すなわち、糸保持スライダ21を左側に移動させた際、糸9における糸掛け部8の近傍に位置するα部は、図示したように屈曲した状態で糸掛けベース16と糸保持スライダ21に接触する。すなわち、糸9におけるα部と糸掛けベース16及び糸保持スライダ21との間には微小な摩擦力が作用するため、糸9の移動を規制してこれを保持することができる。
なお、糸保持スライダ21で保持した糸9における針11側の余った部分は、これを溝部27の内側に案内することによって切断刃26で切断することができる。すなわち、糸9の余分な部分を切断するにあたってハサミ等の道具を別途用意する必要はない。
そして交換する糸9が保持されている部位の糸保持スライダ21を右側に移動させて糸9を解放し、その糸9を、ミシン1における所定の部位を経由させて針11の針孔に挿入することにより、交換後の糸9で縫製を行うことができる。
このように本実施形態のミシン1によれば、糸保持スライダ21を左側にスライドさせるだけで糸9を保持することができ、また糸保持スライダ21をスライドさせる操作は片手で行うことができる。すなわち、上述した特許文献1のミシンのように、糸を保持する作業を両手で行う必要がないため作業性に優れる。ところで特許文献1に示された従来のミシンでは、糸を保持するにあたってOリング(32)と装着部(31)との間で糸を挟むようにしたが、この部位は、一般的なミシンにおける糸道経路の一部に似た構成であるといえる。従って、使用しない糸をOリング(32)と装着部(31)とで保持するという正規の使われ方だけでなく、縫製を行う糸もOリング(32)と装着部(31)との間を通過させた状態でセットされてしまうおそれがある。そしてこのように誤った状態で糸がセットされると、縫製中に糸に過剰な負荷が加わって糸が切れやすくなったり、Oリング(32)が動く糸によって摩耗したりする不具合が想定される。これに対して本実施形態の糸保持スライダ21は、糸道経路とは勘違いされにくいため、このような不具合につながるおそれがない。また、本実施形態の糸保持スライダ21は、軽い力が加わると第一位置決め凸部19と位置決め孔24との係合が解除されるため、誤って糸保持スライダ21で糸9を保持した状態で縫製を行った場合でも、糸9からの張力によって第一位置決め凸部19と位置決め孔24との係合が解除されるため、糸9に対して糸保持スライダ21から過剰な負荷が加わることがない。
以上、本発明を具現化した一実施形態について例示したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば上述した実施形態では、糸掛けベース16に対して部分的に突出させた第一位置決め凸部19と第二位置決め凸部20を設け、糸保持スライダ21に対して貫通孔である位置決め孔24を設けたが、相互に入れ替えて、糸掛けベース16に貫通孔を設けて糸保持スライダ21に凸部を設けてもよい。
1:ミシン
2:糸立装置
3:糸立棒
8:糸掛け部
9:糸
10:糸コマ
16:糸掛けベース
19:第一位置決め凸部(第一係合部)
20:第二位置決め凸部(第二係合部)
21:糸保持スライダ
24:位置決め孔(係合部)
25:ノブ
26:切断刃
27:溝部
2:糸立装置
3:糸立棒
8:糸掛け部
9:糸
10:糸コマ
16:糸掛けベース
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20:第二位置決め凸部(第二係合部)
21:糸保持スライダ
24:位置決め孔(係合部)
25:ノブ
26:切断刃
27:溝部
Claims (5)
- 糸コマを挿着する糸立棒と前記糸コマに巻かれた糸を掛ける糸掛けベースとを備えるミシンの糸立装置において、
前記糸掛けベースに対してスライド可能であって、前記糸が掛けられる前記糸掛けベースの糸掛け部を覆う第一位置と前記糸掛け部を露出させる第二位置との間で移動する糸保持スライダを備え、
前記第一位置に前記糸保持スライダをスライドさせることで前記糸掛け部に掛けられた前記糸を保持することを特徴とする糸立装置。 - 前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに係合する係合部を有し、
前記糸掛けベースは、前記係合部に係合して前記第一位置で前記糸保持スライダを保持する第一係合部と、前記係合部に係合して前記第二位置で前記糸保持スライダを保持する第二係合部とを備える請求項1に記載の糸立装置。 - 複数の前記糸掛け部と、前記糸掛け部と同数の前記糸保持スライダとを備え、
複数の前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに対してそれぞれ個別にスライド可能である請求項1又は2に記載の糸立装置。 - 前記糸保持スライダは、前記糸掛けベースに対してスライドさせる際に指掛かりとなるノブと、前記ノブに設けられる溝部と、前記溝部に挿入された前記糸を切断する切断刃とを備える請求項1~3の何れか一項に記載の糸立装置。
- 請求項1~4の何れか一項に記載の糸立装置を備えるミシン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022006992A JP2023105947A (ja) | 2022-01-20 | 2022-01-20 | 糸立装置及びミシン |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2022006992A Pending JP2023105947A (ja) | 2022-01-20 | 2022-01-20 | 糸立装置及びミシン |
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JP (1) | JP2023105947A (ja) |
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2022
- 2022-01-20 JP JP2022006992A patent/JP2023105947A/ja active Pending
- 2022-12-14 US US18/065,625 patent/US20230228022A1/en active Pending
Also Published As
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---|---|
US20230228022A1 (en) | 2023-07-20 |
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