JP2009011750A - 刺繍機用カバー、ミシン用補助テーブル及びミシン - Google Patents

刺繍機用カバー、ミシン用補助テーブル及びミシン Download PDF

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Abstract

【課題】ミシンの補助テーブルとして使用可能な刺繍機用カバー、刺繍機に覆設するカバーとして使用可能なミシン用補助テーブル、及び、当該刺繍機用カバー並びに当該補助テーブルを装着可能なミシンを提供する。
【解決手段】刺繍機用カバー60は、ミシン1に装着された状態にて、ミシンベッド部及びフリーアーム部と一体となって略水平面を形成する平面部61と、ミシンと係合する係合部と、略鉛直姿勢と略水平姿勢とに稼動可能であり、略鉛直姿勢にて本体を支持し、略水平姿勢にて刺繍機に覆設される支持脚75と、刺繍機に覆設された状態にて、移送機構やスリットを覆い埃等から保護するための周壁部68と、刺繍機に係止するための係止部67とを備える。このことにより、ミシンに装着した状態で補助テーブルとして使用可能となり、且つ、刺繍機に覆設された状態で刺繍機用カバーとして使用可能となる。
【選択図】図13

Description

本発明は、ミシンのフリーアーム部に着脱可能な補助テーブルとしての機能を有する刺繍機用カバー、刺繍機に覆設するカバーとしての機能を有する補助テーブル、及び当該刺繍機用カバー及び当該補助テーブルを着脱可能なミシンに関する。
ミシンのフリーアーム部に装着され、刺繍縫製のために使用される刺繍機において、収納、保管時にその可動部への埃等の侵入を防止するための専用カバーが知られている。この専用カバーは、平面部と、その周縁に側壁が設けられた構造を有しており、刺繍機の上面から覆設できるようになっている(特許文献1)。
また、ミシンのフリーアーム部に装着され使用される補助テーブルが知られている。本補助テーブルは、略U字形状の支持脚と、ミシン本体に係合可能な係合部を備え、ミシンベッド部及びフリーアーム部と一体となって広い加工布支持面を確保することが可能となっている。(特許文献2)。
特開平11−207075号公報 特開平2006−149949号公報
前記刺繍機の専用カバーは、刺繍機をミシンに装着して使用する際には刺繍機本体から取り外される。この場合、取り外された専用カバー自体には用途がないため、これを置くスペースがミシン縫製の作業スペースの邪魔となってしまうという問題点があった。また、前記補助テーブルについても、テーブル未使用時やミシン収納時にはミシン本体から取り外される。この場合、取り外された補助テーブルを置くスペースが、ミシン縫製の作業スペースの邪魔となってしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ミシンのフリーアーム部に着脱可能な補助テーブルとしての機能を有する刺繍機用カバー、刺繍機に覆設するカバーとしての機能を有するミシン用補助テーブル、及び当該刺繍機用カバー及び当該補助テーブルを着脱可能なミシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の刺繍機用カバーは、刺繍縫製を行うためにミシン本体に装着される刺繍機を覆う刺繍機用カバーであって、前記ミシンが備えるミシンベッド部及び前記ミシンベッド部に設けられたフリーアーム部と一体となって略水平面を形成する上側平面部と、前記平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、前記周壁部に設けられ、前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に設けられた被係合部に着脱可能な係合部とを備え、前記係合部と前記被係合部とが係合することにより、前記フリーアーム部と一体となって補助テーブルとして使用可能となることを特徴とする。
また、請求項2に記載の刺繍機用カバーは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記係合部が、前記ミシンが備える前記被係合部に嵌合可能な凸型形状を有し、前記被係合部に嵌合されることにより、前記平面部が前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部と略同一高さとなる位置に保持されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の刺繍機用カバーは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記係合部と前記被係合部とが係合された状態において前記刺繍機用カバーを支持する支持脚であって、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能である支持脚を備えている。
また、請求項4に記載の刺繍機用カバーは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記平面部が平面視にて前記刺繍機の上面の形状と略同一形状を有し、前記刺繍機の上面全体に覆設可能であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の補助テーブルは、ミシン本体に装着する補助テーブルであって、前記ミシンが備えるミシンベッド部及び前記ミシンベッド部に設けられたフリーアーム部と一体となって略水平面を形成する上側平面部と、前記平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、前記周壁部に設けられ、前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に設けられた被係合部に着脱可能な係合部と、刺繍縫製を行うためにミシン本体に装着される刺繍機に係止する係止部とを備え、前記刺繍機に覆設可能なカバーとして使用可能であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の補助テーブルは、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記係止部が、前記周壁部に凸設され、前記刺繍機の周縁部に設けられた被係止部に係止されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の補助テーブルは、請求項5又は6に記載の発明の構成に加え、前記テーブル平面部と周壁部にて囲まれる部分により、前記刺繍機の上面全体に覆設可能であることを特徴とする。
また、請求項8に記載の補助テーブルは、請求項5乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記係合部と前記被係合部とが係合された状態において前記補助テーブルを支持する支持脚であって、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能である支持脚を備えている。
また、請求項9に記載のミシンは、請求項1乃至4のいずれかに記載の前記刺繍機用カバー又は請求項5乃至8のいずれかに記載の前記補助テーブルを着脱可能なミシンであって、前記ミシンが備える前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に、前記刺繍用カバー又は前記補助テーブルを係合可能な被係合部を備えている。
本発明の請求項1に記載の刺繍機用カバーは、ミシンが備えるミシンベッド部とフリーアーム部と一体となり略水平面を形成する上側平面部と、平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、周壁部に設けられた係合部とを備える。従って、当該刺繍機用カバーをミシンに装着することにより、当該平面部をテーブル面とする補助テーブルとして使用可能となり、当該刺繍機用カバーを置くスペースが不要となるため作業スペースを有効的に活用することができる。
また、本発明の請求項2に記載の刺繍機用カバーは、請求項1に記載の発明の効果に加え、刺繍機用カバーが備える係合部が、ミシンが備える被係合部に嵌合可能な凸型形状を有しており、前記被係合部に嵌合されることにより、前記平面部が前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部と略同一高さとなる位置に保持される。従って、当該刺繍機用カバーを補助テーブルとして利用でき、広い加工布支持面を確保できる。
また、本発明の請求項3に記載の刺繍機用カバーは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、ミシンに装着された状態において刺繍機用カバーを支持し、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能な支持脚を有する。従って、刺繍機用カバーとして使用する場合は略水平姿勢に移動させ、補助テーブルとして使用する場合は略鉛直姿勢に移動させることにより、刺繍機用カバーと補助テーブルとを切り替えて使用できる。
また、本発明の請求項4に記載の刺繍機用カバーは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、平面部が平面視にて刺繍機の上面の形状と略同一形状を有する。従って、刺繍機用カバーを刺繍機の上面全体に覆設することができる。
また、本発明の請求項5に記載の補助テーブルは、ミシンが備えるミシンベッド部とフリーアーム部と一体となり略水平面を形成する上側平面部と、平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、周壁部に設けられた係合部と、刺繍機に装着するための係止部とを備える。従って、刺繍機に覆設することによって、刺繍機への埃等の進入を防止するためのカバーとして使用可能となる。
また、本発明の請求項6に記載の補助テーブルは、請求項5に記載の発明の効果に加え、係止部が周壁部に凸設されており、刺繍機の周縁部に設けられた被係止部に係止することができる。従って、刺繍機に覆設された状態で固定することが可能となり、当該補助テーブルを置くスペースが不要となるため作業スペースを有効的に活用することができる。
また、本発明の請求項7に記載の補助テーブルは、請求項5又は6に記載の発明の効果に加え、テーブル平面部と周壁部にて囲まれる部分により刺繍機の上面全体を覆設する。従って、刺繍機を覆設し、刺繍機への埃等の進入を防止するためのカバーとして使用可能となる。
また、本発明の請求項8に記載の補助テーブルは、請求項5乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、ミシンに装着された状態において刺繍機用カバーを支持し、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能な支持脚を有する。従って、刺繍機用カバーとして使用する場合は略水平姿勢に移動させ、補助テーブルとして使用する場合は略鉛直姿勢に移動させることにより、刺繍機用カバーと補助テーブルとを切り替えて使用できる。
また、請求項9に記載のミシンは、ミシンベッド部及びフリーアーム部のうち少なくとも一方に、前記刺繍用カバー又は前記補助テーブルを係合可能な被係合部を備える。従って、請求項1乃至4のいずれかに記載の刺繍機用カバー又は請求項5乃至8のいずれかに記載の補助テーブルを装着することが可能となる。
以下、図1乃至14を参照し、本発明の実施の形態の一について説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成等は、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
はじめに、図1及び2を参照し、ミシン1本体の概略構成について説明する。図1は、ミシン1の右斜め前から見た斜視図であり、図2は、ミシン1の左側面図である。なお、以下の説明においては、図2における右側をミシン1の前方、左側をミシン1の後方、上側をミシン1の上方、下側をミシン1の下方、紙面手前側をミシン1の左方、紙面手奥行き側をミシン1の右方とする。
図1に示すように、ミシン1は、左右方向に長いベッド本体部2と、ベッド本体部2の右端部から上方へ立設された脚注部5と、ベッド本体部2と対向するように脚注部5の上端から左側へ延びるアーム部6と、アーム部6の左側先端部に設けられた頭部7とを有する。
このうち、ベッド本体部2は、脚注部5下方部分のミシンベッド部3と、ミシンベッド部3の左端の略中央部から片持ち状に延びるフリーアーム部4とからなる。ここでフリーアーム部4の前後方向における幅はミシンベッド部3の前後方向における幅の約2/3となっている。さらに、ミシンベッド部3とフリーアーム部4との上面は同一の高さとなっており、双方が一体となり略水平面を形成している。
また、アーム部6の前面部には、表面にタッチパネル機能を備えた液晶ディスプレイ16が設けられている。そして、液晶ディスプレイ16には縫製模様や縫製条件の入力キー等が表示され、タッチパネルにおいてこれらの入力キー等に対応した位置に触れることにより、縫製模様や縫製条件等を選択可能になっている。また、フリーアーム部4の内部には、送り歯(図示外)を駆動する送り歯前後動機構(図示外)及び送り歯上下動機構(図示外)、送り歯による加工布の送り量を調整する送り量調整用パルスモータ(図示外)及び下糸を格納した釜(図示外)等が収納されている。さらに、頭部7の先には、縫針8や押え足9が設けられている。
また、図2に示すように、ミシンベッド部3の左側面前方に、矩形状の係合部20が凹設されている。この係合部20は、該面のほぼ中央部分に配置され、上下方向を長手方向とする側面視略長方形枠状に形成されたものである。また、この係合部20の内側には電気的被接続コネクタ24が内設されている(以降、当該係合部20を「第一被係合部」という。)。ここで電気的被接続コネクタ24は、装着される刺繍機30(図3、後述)の動作をミシン1が制御するために設けられたものであり、刺繍機30(図3、後述)が備える電気的接続コネクタ37(図3、後述)が接続されることにより、ミシン1から刺繍機30(図3、後述)を電気通信により制御できるようになる。
さらに、フリーアーム部4の左側面前方やや上方には、上下方向を長手方向とする略長方形状の凹欠部(以降、「第二被係合部21」という。)が前側面に亙って凹設されている。
次に、図3及び4を参照し、刺繍機30の概略構成について説明する。刺繍機30は、ミシン1におけるベッド本体部2(図1参照)に装着され、刺繍縫製のために使用されるものである。図3は、刺繍機30の右斜め前から見た斜視図であり、図4は、刺繍機30の右側面図である。なお、以下の説明においては、図4における左側を刺繍機30の前方、右側を刺繍機30の後方、上側を刺繍機30の上方、下側を刺繍機30の下方、紙面手前側を刺繍機30の右方、紙面手奥行き側を刺繍機30の左方とする。
図3に示すように、刺繍機30は、平面視「横向き略U字」形状を有し、刺繍機30本体部の前後長幅はミシン1(図1参照)におけるベッド本体部2(図1参照)の前後長よりもやや大きく、刺繍機30本体部の左右長はフリーアーム部4(図1参照)の左右長の約1.5倍の大きさとなっている。ここで、平面視「横向き略U字」形状における中央の凹部46の平面視形状は、ちょうどミシン1のフリーアーム部4(図1参照)の平面視形状と略同一となっている。そしてこの凹部46がミシン1(図1参照)のフリーアーム部4(図1参照)に嵌合された状態で刺繍機30が使用される。
また、刺繍機30は、上部平面部31と、周壁部32と、底部(図示外)とを備える箱状体からなる。ここで周壁部32は、その上面平面部31及び底部(図示外)の周縁に沿って連続し、上部平面部31及び底部(図示外)に対して垂直に延設された壁部である。そしてこの周壁部32の高さは、ミシン1(図1参照)におけるベッド本体部2(図1参照)の上下幅と略同一となっている。
また、刺繍機30には、その上部平面部31の上方に突出し、ミシン1におけるベッド本体部2(図1参照)の前後方向であるY方向に刺繍枠33を移送するためのY方向移送機構を内蔵したYキャリッジ機構34が設けられており、さらに、Y方向と直行する方向(ベッド本体部の左右方向)であるX方向にYキャリッジ機構34を移送するためのX方向移送機構(図示外)が上部平面部31下に内蔵されている。また、上部平面部31の前部には、左右方向に延設されたスリット39が設けられており、当該スリット39を挟むようにX方向移送機構とYキャリッジ機構34とが接続されている。そして、この状態でX方向移送機構及びXキャリッジ機構34が動作し刺繍枠33が稼動することにより、XY平面上の任意の場所に移動させることができるようになっている。
また、刺繍機30が有する、右方向に突設した二つの凸部47、48のうち前側47の先端部の右側周壁部44には、矩形状の凸型壁が周回して構成された係合壁35が凸設されている。この係合壁35は、上下方向を長手方向とする側面視略長方枠形状に凸型壁が形成されたものである。また、この係合壁35にて囲まれた部分には、電気的接続コネクタ37が内設されている(以降、係合壁35を「第一係合部」という。)。この第一係合部の位置は、刺繍機30がミシン1(図1参照)に装着された状態においてミシンベッド部3(図1参照)に凹設された第一被係合部(図1参照)と対向する位置であり、ミシン1(図1参照)への刺繍機30の装着時において、第一係合部と第一被係合部(図2参照)とが係合し、刺繍機30がミシン1(図1参照)に保持される。さらに、内蔵されている電気的接続コネクタ37は、装着されるミシン1(図1参照)が有する電気的被接続コネクタ24と電気的に接続するためのものであり、第一係合部と第一被係合部(図1参照)とが係合することにより、電気的被接続コネクタ24と電気的接続コネクタ37とが電気的に接続される。
また、図4に示すように、刺繍機30が有する、右方向に突設した二つの凸部47、48(図3参照)にて挟まれた凹部の右方面周壁部45であって、当該二つの凸部のうち前方凸部47(図3参照)の後方周壁部(図示外)と接する部分には、この後方周壁部(図示外)を底とする側面視「略T字」形状の凸部43(以降、「第二係合部」という。)が凸設されている。この第二係合部43の位置は、刺繍機30がミシン1(図1参照)に装着された状態においてフリーアーム部4(図1参照)に凹設された第二被係合部21(図1参照)と対向する位置であり、ミシン1(図1参照)への刺繍機30の装着時において、第二係合部43と第二被係合部21とが係合し、刺繍機30がミシン1(図1参照)に保持される。
さらに、図3に示すように、前部の外側面と後部の外側面の周壁部32には、左右方向における中央に、左右方向を長手方向とする側面視略長方形状に凹んだ被係止凹部40が平面部31に亙り設けられており、さらに、当該被係止凹部40が平面部31と接する部分には、凸設した被係止凸部41が設けられている(以降、当該被係止凹部40と当該被係止凸部41とを併せ、「被係止部42」という。)。このうち被係止凸部41には、刺繍機30の上面から刺繍機用カバー60(図5、後述)が覆設された状態において、係止部66及び係止部67(図5、後述)が係止され、刺繍機用カバー60(図5、後述)を固定できるようになっている。
次に、図5を参照し、ミシン1に刺繍機30が装着された状態の概略構成について説明する。図5は、ミシン1に刺繍機30が装着された状態における右斜め前からみた斜視図である。
図5に示すように、刺繍縫製のためにミシン1に刺繍機30を装着した状態においては、ミシン1のフリーアーム部4が刺繍機30の平面視「横向き略U字」形状凹部に嵌合される。そして、第一係合部(図3参照)と第一被係合部(図1参照)、及び第二係合部43(図3参照)と第二被係合部21(図1参照)とが係合され、ミシン1におけるミシンベッド部3の上面51、フリーアーム部4の上面52、及び刺繍機30における平面部31が一体となった略水平面が形成された状態で保持される。ここで、ミシン1におけるミシンベッド部3の側面53の上下幅と、刺繍機30における周壁部32の上下幅とはほぼ同一であり、刺繍機30は床面に安定に支持される。
またこの状態では、ミシン1が備える電気的被接続コネクタ24(図1参照)と、刺繍機30が備える電気的接続コネクタ37(図3参照)とが電気的に接続されるため、双方間で電気通信が可能な状態となっている。そして、ミシン1が液晶ディスプレイ16からの入力情報に応じ、刺繍機30が有するX方向移送機構及びY方向移送機構を制御し、刺繍枠33を動作させることによって、刺繍縫製が実行される。
次に、図6乃至10を参照し、本発明の要部である、刺繍機用カバー60の概略構成について説明する。ここで、刺繍機用カバー60は、刺繍機30(図3参照)に覆設され、刺繍機30(図3参照)の内部への埃等の侵入を防止するためのカバーとして使用されるのと同時に、ミシン1(図1参照)に装着され、大きな加工布に縫製を行う際の補助テーブルとしても使用できるものである。図6は刺繍機用カバー60の平面図であり、図7は刺繍機用カバー60の右側面図であり、図8は刺繍機用カバー60の右斜め前から見た斜視図であり、図9は刺繍機用カバー60の底面図であり、図10は、刺繍機用カバー60に軸視されている支持脚72、75が略鉛直姿勢に移動された状態における、図6のA−A線における矢視方向断面図である。なお以下の説明においては、図6における左側を刺繍機用カバー60の左方、右側を刺繍機用カバー60の右方、上側を刺繍機用カバー60の後方、下側を刺繍機用カバー60の前方、紙面手前側を刺繍機用カバー60の上方、紙面手奥行き側を刺繍機用カバー60の下方とする。
図6に示すように、刺繍機用カバー60は、平面視「横向き略U字」形状である板状体の平面部61を上面に有する。ここで、刺繍機用カバー60の前後長はミシン1(図1参照)におけるベッド本体部2(図1参照)の前後長よりもやや大きく、刺繍機用カバー60の左右長はフリーアーム部4(図1参照)の左右長の約1.5倍の大きさとなっている。なお、この平面部61の形状は、刺繍機30(図3参照)の平面部31(図3参照)と略同一形状であり、刺繍機30(図3参照)の上面から覆設できるようになっている。また、右方向に延設した二つの凸部80、81にて挟まれた凹部79の形状は、ミシン1(図1参照)のフリーアーム部4(図1参照)の平面形状と略同一であり、凹部79をフリーアーム部4(図1参照)に嵌合させることができるようになっている。
また、平面部61の周縁に延設する周壁部(図7、後述)であり、右方向に延設した二つの凸部80、81のうち前側80の先端部の周壁部64には、右方向に凸設された第三係合部62が設けられている。また、右方向に延設した二つの凸部80、81にて挟まれた凹部の右側面周壁部65前方には、右方向に凸設された第四係合部63が設けられている。
また、図7及び図8に示すように、刺繍機用カバー60は、平面部61の周縁に沿って連続した、平面部61に対して垂直下方に延設された周壁部64、65、68、69を有している。ここで、この周壁部の高さは、刺繍機30(図3参照)の上面に突出して配設されるYキャリッジ機構34(図3参照)の高さよりも十分大きく、おおよそミシンベッド部3(図1参照)の約2/3程度となっており、刺繍機用カバー60をカバーとして刺繍機30(図3参照)に覆設させた状態において、Yキャリッジ機構34(図3参照)を覆うのに十分な高さとなっている。
また、前方外側の周壁部68、及び後方外側の周壁部69には、下方に凸設された係止部66、及び係止部67が設けられている。これらの係止部の先端部には、内側に突設した係止突起部が設けられており、刺繍機30(図3参照)における被係止凸部41(図3参照)に係止可能となっている。
また、図8に示すように、右方向に延設した凸部80の周壁部64に凸設された第三係合部62は、矩形状の凸型壁が上下方を長手方向とする略長方形枠状に周回した構成となっている。また、その下方、長手方向幅の1/4程度が周壁部64の下端からはみ出して凸接された状態となっている。また、右方向に延設した二つの凸部80、81にて挟まれた凹部の周壁部65に凸設された第四係合部63は、全体として、側面視「略E字」形状を形成する凸壁からなる。これらの係合部はそれぞれ、第三係合部62がミシン1(図1参照)における第一被係合部(図1参照)、及び第四係合部63がミシン1(図1参照)における第二被係合部21(図2参照)と係合可能な形状となっている。
さらに、図9に示すように、平面部61と周壁部64、65等にて囲まれた空間部分のうち、平面視「横向き略U字」形状の凹部側と反対側の縁部には、前後方向に空間部分を仕切る仕切り壁76が設けられており、この仕切り壁76により仕切られた部分に、略直方体形状を有する支持脚72及び支持脚75が、回転可能に軸支され、収納されている。これらは、補助テーブルとして使用する為に刺繍機用カバー60をミシン1(図1参照)に装着した状態において、刺繍機用カバー60を支持するために引き起こして刺繍機用カバー60から下方に突出させて使用されるものであり、略直方体形状からなる支持脚本体部70及び支持脚本体部73と、支持脚先端部71及び支持体先端部74と、支持脚軸支部77及び支持脚軸支部78とからなる。
このうち、支持脚軸支部77及び支持脚軸支部78は、支持脚を刺繍機用カバー60に軸支するためのものであり、支持脚本体部70及び支持脚本体部73の端部に設けられ、刺繍機用カバー60の角部において刺繍機用カバー60に軸支されている。そして当該部分を基軸とし、支持脚72及び支持脚75全体を、前後方向に平行な水平姿勢と略鉛直姿勢とに回転可能となっている。そして、刺繍機用カバー60が刺繍機30(図3参照)に覆設され、刺繍機用カバーとして使用される場合は、刺繍機30(図3参照)の邪魔にならないように支持脚72及び支持脚75は水平姿勢に保持される。一方、図10に示すように、ミシン1(図1参照)に装着され、補助テーブルとして使用される場合は、刺繍機用カバー60を支持するために、支持脚72及び支持脚75は略鉛直姿勢に保持される。なお、刺繍機用カバー60には当接部(図示外)が設けられており、支持脚72及び支持脚75を回転させた場合に、支持脚72が当接部に当接して略鉛直姿勢より広角方向には回転できないようになっているため、支持脚72及び支持脚75を略鉛直姿勢にて保持できるようになっている。また、支持脚72が勝手に回転してしまうことがないように、支持脚72が回転する際には弱い摩擦抵抗が付与されるように構成されている。
また、支持脚先端部71及び支持体先端部74は、支持脚72及び支持脚75における支持脚軸支部77及び支持脚軸支部78と反対側の端部に配置されており、球体面側が先端方向を向いた半球状の先端部と、球体面と反対方向に凸設された螺子棒部とからなる。ここで、当該螺子棒部は支持脚本体部70及び支持脚本体部73の螺子穴に螺挿された状態となっている。
図10に示すように、刺繍機用カバー60がミシン1に装着され、補助テーブルとして使用される場合は、支持脚軸支部77及び支持脚軸支部78を軸として支持脚72及び支持脚75を略鉛直姿勢に回転した状態で使用される。なお、支持脚先端部71及び支持体先端部74の螺子棒部の支持脚本体部70及び支持脚本体部73への螺挿程度を調整することにより、支持脚72及び支持脚75全体の長さを調整できるようになっているため、段差のある部分で使用する場合や、異なるミシン1に装着して使用する場合でも、共通の刺繍機用カバー60を補助テーブルとして使用できる。
次に図11を参照し、刺繍機30に刺繍機用カバー60が覆設された状態の概略構成について説明する。図11は、刺繍機30に刺繍機用カバー60が覆設された状態における右斜め前からみた斜視図である。
図11に示すように、刺繍機用カバー60は刺繍機30の上面に覆設され、刺繍機30への埃等の進入を防ぐためのカバーとして使用される。また、刺繍機用カバー60が刺繍機30に覆設された状態では、刺繍機用カバー60の周壁部68に凸設された係止部67が、刺繍機30の被係止部42における被係止凸部41(図3参照)に係止されることにより、刺繍機用カバー60が刺繍機30の上側に固定される。ここで、刺繍機30及び刺繍機用カバー60の平面視形状は略同一となっているため、刺繍機用カバー60は刺繍機30に隙間なく嵌る。従って、刺繍機30において特に埃等の進入を防ぐ必要があるスリット39(図3参照)やXキャリッジ機構34(図3参照)を、刺繍機用カバー60における平面部61と周壁部68とで囲まれた空間部分で覆うことが可能となっている。
なお、刺繍機用カバー60が刺繍機30に覆設された状態においては、刺繍機用カバー60に凸設された第三係合部62と刺繍機30に凸設された第一係合部とはちょうど上下方向に並設された状態となる。同様に、ミシン1の第二被係合部21(図1)に係合される、刺繍機用カバー60に設けられた第四係合部63(図6)と刺繍機30に設けられた第二係合部43(図3)とはちょうど上下方に並設された状態となっている。
次に図12乃至14を参照し、ミシン1と刺繍機用カバーが係合された状態の概略構成について説明する。図12は、ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における右斜め前から見た斜視図であり、図13は、ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における正面図であり、図14は、ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における左側面図である。
図12に示すように、刺繍機用カバー60がミシン1に装着され、補助テーブルとして使用される場合においては、刺繍機用カバー60における平面視「横向き略U字」形状の凹部がミシン1におけるフリーアーム部4に嵌合される。またこの状態において、ミシン1の第一被係合部(図1参照)と刺繍機用カバー60の第三係合部62(図6参照)、及びミシン1の第二被係合部21(図1参照)と刺繍機用カバー60の第四係合部63(図6参照)とが夫々係合されている。
このことにより、ミシン1におけるミシンベッド部3上面平面部81と、フリーアーム部4上面平面部82と、刺繍機用カバー60上面平面部61とが略同一高さの略水平面を形成する位置に保持され、テーブル面として使用可能となる。ここで、刺繍機用カバー60の上面平面部61の左右幅はミシン1におけるフリーアーム部4の左右幅の約1.5倍であるため、より広い略水平面部を補助テーブルとして利用することが可能となっている。また、ミシンによる縫製作業時において、縫製作業工程の途中で、送り歯により加工布を移送して縫目を形成する実用縫製から刺繍機による刺繍縫製を行うような場合、通常であれば、刺繍機から取り外した刺繍機用カバーの置き場が作業スペースの邪魔となってしまうところ、本発明の刺繍機用カバー60では補助テーブルとして使用することができるため、作業スペースを有効利用することができる。さらに、別途補助テーブルを準備する必要がなくなるため経済的である。
また、図13及び14に示すように、刺繍機用カバー60における周壁部68の上下方幅は、ミシン1におけるミシンベッド部3の上下幅の約2/3となっており、刺繍機用カバー60がミシン1に装着された状態では、刺繍機用カバー60の下方に隙間が生ずる。ここで、支持脚75及び支持脚72が略鉛直姿勢に稼動され、刺繍機用カバー60が装着された状態におけるミシン1と反対の端側を支持する状態にて保持される。又、必要に応じて先端の支持脚先端部71及び支持体先端部74が調整され、支持脚72及び支持脚75が刺繍機用カバー60をちょうど支持できる長さに設定される。
このことにより、刺繍機用カバー60の一端側を係合部により、他端側を支持脚により支持できるため、形成される補助テーブル面を安定に保持し、容易に大きな加工布の縫製作業が可能となる。
なお、上記の実施形態においては、刺繍機用カバーの平面形状を平面視「横向き略U字」形状としているが、これに限定されることはなく、刺繍機の平面視形状と略同一形状であり、刺繍機に覆設可能であれば、他の形状であっても構わない。また、刺繍機用カバーの周壁部に凸設された係合部の形状、数量、及びその凸設位置を特定しているが、これに限定されることはなく、ミシンの被係合部と係合可能であり、係合することにより刺繍機用カバーが保持されるのであれば、他の形状、数量、及び凸設位置であっても構わない。さらに、刺繍機カバーに設けられた支持脚の形状、軸支位置、及びその可動状態を特定しているが、これに限定されることはなく、補助テーブルとして使用するためにミシンに装着された状態で補助テーブルが支持されるのであれば、他の形状、軸支位置、及び稼動状態であってもかまわない。
また、上記の実施形態においては、刺繍機用カバーの本来的な用途に補助テーブルとしての新たな用途を付加した形態となっているが、これに限定されることはなく、補助テーブルの本来的な用途に刺繍機用カバーとしての新たな用途を付加した形態であっても構わない。また、補助テーブルの形状を平面視「横向き略U字」形状としているが、これに限定されることはなく、ミシンに装着可能であれば、他の形状であっても構わない。また、補助テーブルの周壁部に凸設された係合部の形状、数量、及びその凸設位置を特定しているが、これに限定されることはなく、ミシンの被係合部と係合可能であり、係合することにより補助テーブルが保持されるのであれば、他の形状、数量、及び凸設位置であっても構わない。また、補助テーブルの周壁部に凸設された係止部の形状、数量、及びその凸設位置を特定しているが、これに限定されることはなく、刺繍機の被係止部に係止可能であれば、他の形状、数量、及び凸設位置であっても構わない。さらに、補助テーブルに設けられた支持脚の形状、軸支位置、及びその可動状態を特定しているが、これに限定されることはなく、ミシンに装着された状態で補助テーブルが支持されるのであれば、他の形状、軸支位置、及び稼動状態であっても構わない。
本発明は、刺繍縫製のためにミシンに装着されて使用される刺繍機用カバー、広い加工布支持面を確保するためにミシンに装着されて使用される補助テーブル、及び当該刺繍機用カバー又は当該補助テーブルを装着可能なミシンに適用可能である。
ミシン1の右斜め前側から見た斜視図である。 ミシン1の左側面図である。 刺繍機30の右斜め前側から見た斜視図である。 刺繍機30の右側面図である。 ミシン1に刺繍機30が装着された状態における右斜め前側からみた斜視図である。 刺繍機用カバー60の平面図である。 刺繍機用カバー60の正面図である。 刺繍機用カバー60の右斜め前側から見た斜視図である。 刺繍機用カバー60の底面図である。 刺繍機用カバー60に軸視されている支持脚72、75が略鉛直姿勢に稼動された状態における、図6のA−A線における矢視方向断面図である。 刺繍機30に刺繍機用カバー60が覆設された状態における右斜め前側からみた斜視図である。 ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における右斜め前側から見た斜視図である。 ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における正面図である。 ミシン1に刺繍機用カバー60が装着された状態における左側面図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ベッド本体部
3 ミシンベッド部
4 フリーアーム部
20 第一被係合部
21 第二被係合部
30 刺繍機
35 第一係合部
40 被係止凹部
41 被係止凸部
42 被係止部
43 第二係合部
60 刺繍機用カバー
62 第三係合部
63 第四係合部
66、67 係止部
70、73 支持脚本体部
71、74 支持脚先端部
72、75 支持脚
77、78 支持脚軸支部

Claims (9)

  1. 刺繍縫製を行うためにミシン本体に装着される刺繍機を覆う刺繍機用カバーであって、
    前記ミシンが備えるミシンベッド部及び前記ミシンベッド部に設けられたフリーアーム部と一体となって略水平面を形成する上側平面部と、
    前記平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、
    前記周壁部に設けられ、前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に設けられた被係合部に着脱可能な係合部とを備え、
    前記係合部と前記被係合部とが係合することにより、前記フリーアーム部と一体となって補助テーブルとして使用可能となることを特徴とする刺繍機用カバー。
  2. 前記係合部は、前記ミシンが備える前記被係合部に嵌合可能な凸型形状を有し、前記被係合部に嵌合されることにより、前記平面部が前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部と略同一高さとなる位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載の刺繍機用カバー。
  3. 前記刺繍機用カバーは、
    前記係合部と前記被係合部とが係合された状態において前記刺繍機用カバーを支持する支持脚であって、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能である支持脚を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の刺繍機用カバー。
  4. 前記刺繍機用カバーは、前記平面部が平面視にて前記刺繍機の上面の形状と略同一形状を有し、前記刺繍機の上面全体に覆設可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刺繍機用カバー。
  5. ミシン本体に装着する補助テーブルであって、
    前記ミシンが備えるミシンベッド部及び前記ミシンベッド部に設けられたフリーアーム部と一体となって略水平面を形成する上側平面部と、
    前記平面部の周縁に沿い連続し、前記平面部に対して垂直下方に延設された周壁部と、
    前記周壁部に設けられ、前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に設けられた被係合部に着脱可能な係合部と、
    刺繍縫製を行うためにミシン本体に装着される刺繍機に係止する係止部とを備え、
    前記刺繍機に覆設可能なカバーとして使用可能であることを特徴とするミシン用補助テーブル。
  6. 前記係止部は、前記周壁部に凸設され、前記刺繍機の周縁部に設けられた被係止部に係止されることを特徴とする請求項5に記載のミシン用補助テーブル。
  7. 前記ミシン用補助テーブルは、前記テーブル平面部と周壁部にて囲まれる部分により、前記刺繍機の上面全体に覆設可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載のミシン用補助テーブル。
  8. 前記ミシン用補助テーブルは、
    前記係合部と前記被係合部とが係合された状態において前記ミシン用補助テーブルを支持する支持脚であって、略水平姿勢の収納位置と略鉛直姿勢の使用位置とに亙って切り替え可能である支持脚を備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のミシン用補助テーブル。
  9. 請求項1乃至4のいずれかに記載の前記刺繍機用カバー又は請求項5乃至8のいずれかに記載の前記ミシン用補助テーブルを着脱可能なミシンであって、前記ミシンが備える前記ミシンベッド部及び前記フリーアーム部のうち少なくとも一方に、前記刺繍用カバー又は前記ミシン用補助テーブルを係合可能な被係合部を備えることを特徴とするミシン。
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