JP5519366B2 - タイヤモデル作成方法 - Google Patents

タイヤモデル作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5519366B2
JP5519366B2 JP2010073138A JP2010073138A JP5519366B2 JP 5519366 B2 JP5519366 B2 JP 5519366B2 JP 2010073138 A JP2010073138 A JP 2010073138A JP 2010073138 A JP2010073138 A JP 2010073138A JP 5519366 B2 JP5519366 B2 JP 5519366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
tire
computer
polygon mesh
reference plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010073138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011204155A (ja
Inventor
与志男 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2010073138A priority Critical patent/JP5519366B2/ja
Publication of JP2011204155A publication Critical patent/JP2011204155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519366B2 publication Critical patent/JP5519366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

空気入りタイヤを有限個の要素に分割したタイヤモデルを作成するタイヤモデル作成方法、及びタイヤモデル作成装置に関する。
近年、空気入りタイヤの開発において、有限要素法などの数値解析手法や計算機環境の発達により、実際に空気入りタイヤを製造し、自動車に装着して走行試験を行わなくても、新たに設計した空気入りタイヤの走行性能や特性といったタイヤ性能の予測・評価が可能になってきた(例えば、特許文献1参照)。タイヤ性能予測方法を用いて、空気入りタイヤの設計・製造・評価といった開発サイクルの一部を数値解析で置き換えることで、空気入りタイヤの開発期間の短縮が実現されている。
従来のタイヤ性能予測方法では、平面に形成された2次元パターンにおいて要素分割を設定し、続いて、高さ方向(すなわち、タイヤ径方向)に細分化することによって3次元モデルを作成している。
特開2006−168505号公報 第4図
しかし、従来のタイヤ性能予測方法では、空気入りタイヤのタイヤ径方向の構造が単純化されたモデルになる。そのため、例えば、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向にも屈曲する細溝、いわゆる3次元サイプのような構造のモデルを正確に作成することは困難であった。
有限要素法では、要素のサイズを細かく定義すれば、複雑な構造のモデルを作成することは可能であるが、要素数が増えるため、演算量が増大する。そのため、実際の使用に堪えない演算時間を要し、タイヤ開発サイクルの一部を数値解析に置き換えることの利点が薄れるという問題があった。
そこで、本発明は、複雑な表面形状を有する空気入りタイヤの精度の高いタイヤモデルを効率的に作成できるタイヤモデル作成方法、及びタイヤモデル作成装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は以下の特徴を備える。すなわち、本発明の第1の特徴は、空気入りタイヤを有限個の要素に分割したタイヤモデルを作成するタイヤモデル作成方法であって、前記空気入りタイヤの表面の形状を表した表面モデルを設定するステップと、前記表面モデルに対向する位置に基準となる基準平面を設定するステップと、前記基準平面にポリゴンメッシュを設定するステップと、前記基準平面に設定されたポリゴンメッシュを前記表面モデルに投影するステップと、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルの複製体を作成するステップと、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルと前記複製体とを所定の間隔を空けて対向して配置するステップと、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルと前記複製体との間を前記ポリゴンメッシュの一辺と同じ長さの辺を含む要素で埋め合わせることにより基本ブロックモデルを作成するステップと、前記基本ブロックモデルから前記タイヤモデルを作成するステップとを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴によれば、空気入りタイヤの表面の形状を表した表面モデル上に、ポリゴンメッシュを投影することにより、表面モデルに要素を設定し、ポリゴンメッシュが投影された表面モデルの複製体を作成し、ポリゴンメッシュが投影された表面モデルと複製体とを所定の間隔を空けて対向して配置し、ポリゴンメッシュが投影された表面モデルと複製体との間をポリゴンメッシュの一辺と同じ長さの辺を含む要素で埋め合わせることにより、基本ブロックモデルを作成するため、例えば、四角形、三角形などの基本的な図形で表される要素を組み合わせて3次元モデルを作成する従来の方法に比べて、空気入りタイヤを要素に分割する処理が簡潔になる。また、要素の形状をポリゴンメッシュに設定したポリゴン(多角形)に統一できるため、演算の収束性がよくなる。従って、精度の高いタイヤモデルを効率的に作成することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記表面モデルは、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向の断面においても屈曲する細溝の壁面のモデルであり、複数の前記基本ブロックモデルから前記空気入りタイヤのトレッド面に形成された陸部ブロックの一つである単位ブロックモデルを作成するステップとを有し、前記単位ブロックモデルから前記タイヤモデルを作成することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴に係り、前記基準平面に設定される前記ポリゴンメッシュは、正四角形であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、第1乃至第3の何れか一つの特徴にかかるタイヤモデル作成方法を実行するタイヤモデル作成装置であることを要旨とする。
本発明によれば、複雑な表面形状を有する空気入りタイヤのタイヤモデルを効率的に、かつ精度良く作成できるタイヤモデル作成方法、及びタイヤモデル作成装置を提供できる。
図1は、本実施形態にかかるタイヤモデル作成方法を用いて作成されたタイヤモデルを使ってタイヤ性能を評価する処理を説明するフローチャートである。 図2は、本実施形態にかかるタイヤモデル作成方法を説明するフローチャートである。 図3は、ステップS18を説明するフローチャートである。 図4は、3次元サイプの壁面の形状の一部を表す表面モデル100を表す図である。 図5は、ポリゴンメッシュが設定された基準平面を表す図である。 図6は、ポリゴンメッシュが投影された表面モデルを表す図である。 図7は、メッシュ表面モデルと複製体とを所定の間隔を空けて対向して配置した状態を説明する図である。 図8は、メッシュ表面モデルと複製体との間を要素で埋め合わせて作成される基本ブロックモデルを表す図である。 図9は、基本ブロックモデルを用いて作成される単位ブロックモデルを表す図である。 図10は、単位ブロックモデルから形成されるトレッドパターンモデルの一例を表す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るタイヤ性能予測方法を実行するタイヤ性能予測装置の構成図である。
本発明に係るタイヤ性能予測方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)タイヤ性能評価方法、(2)タイヤモデル作成方法、(3)タイヤモデル作成装置、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる。
(1)タイヤ性能評価方法
図1は、空気入りタイヤの挙動を、本実施形態にかかるタイヤモデル作成方法を用いて作成されたタイヤモデルを使って評価する処理を説明するフローチャートである。タイヤ性能を評価するためのタイヤモデルの解析方法の一例として、大域解析(Global・Analysis:以下、G解析という)と局所解析(Local・Analysis:以下、L解析という)とを組み合わせたGL解析(Global−Local・Analysis)について説明する。
本出願人は、タイヤ性能予測方法に関連する技術(特許3133738号公報)を既に提案している。GL解析の詳細は、上記公報に開示されているため、以下では、概略について説明する。
ステップS1では、タイヤ性能予測方法の評価対象の空気入りタイヤを設計する。具体的には、空気入りタイヤのタイヤのタイヤサイズ、形状、構造、材料、トレッドパターンなどを定める。
ステップS2では、G解析が実行される。タイヤモデルを作成するための数値解析手法として、本実施形態では、有限要素法(FEM)を適用する。G解析では、ゴム、ベルト、プライ、鉄・有機繊維等でできた補強コード、補強コードをシート状に束ねた補強材などの空気入りタイヤの内部構造を有限要素法に従って作成したタイヤモデルと、路面を有限個の要素に分割した路面モデルとが設定される。例えば、路面状態により異なる摩擦係数μを設定することにより、乾燥(DRY)、濡れ(WET)、氷上、雪上、非舗装等に対応する路面状態を再現できる。
G解析では、トレッドパターンが無く、内部構造のみが設定されたタイヤモデル(スムースタイヤモデル)を路面モデル上において転動させたときの転動解析と変形計算とを実行し、転動解析と変形計算の結果から、基本的な溝と陸部の構造が設定されたトレッドパターンモデルの変形の軌跡を算出する。
ステップS3では、ステップS2で算出されたトレッドパターンモデルの変形軌跡に基づいて、L解析を行う。L解析では、トレッドパターンモデルの少なくとも一部に詳細な構造が設定されたトレッドパターンモデルの物理量変化などを算出する。
L解析では、トレッドパターンモデルを構成する陸部ブロックのひとつ(単位ブロックという)に細溝が形成された単位ブロックモデルが設定される。また、単位ブロックモデルが複数集合した部分ブロックモデルが設定される。
部分ブロックモデルと路面モデルとの間の境界条件が、G解析において計算されたトレッドパターンモデルの変形軌跡に基づいて設定される。境界条件が設定された路面モデル上で部分ブロックモデルを転動させる転動計算と、変形計算の結果から、部分ブロックモデルに生じる物理量が算出される。
算出された物理量に基づいて、部分ブロックモデルがトレッド部の全周に亘って形成された空気入りタイヤ全体に相当する完全タイヤモデルのタイヤ性能を予測することができる。
ステップS4では、タイヤ挙動の評価を行う。目標とする性能が満足されないときは、ステップS4において否定され、ステップS5において、設計案を変更又は修正してL解析のみが繰り返される。性能が十分であるときは、ステップS4で肯定され、ステップS6において、ステップS1で設定した設計案のタイヤまたはステップS5で修正した設計案を採用し、本ルーチンを終了する。
(2)タイヤモデル作成方法
本発明の実施形態に係るタイヤモデル作成方法は、ステップS3のL解析で解析する対象である、トレッドパターンモデルの少なくとも一部に詳細な構造が設定されたトレッドパターンモデルの作成に適用できる。
以下、本発明の実施形態に係るタイヤモデル作成方法について、図面を参照して詳細に説明する。図2,図3は、本実施形態にかかるタイヤモデル作成方法を説明するフローチャートである。図4〜図10は、タイヤモデル作成方法の各ステップにおいて設定されるモデルを説明する模式図である。
ステップS11では、空気入りタイヤの表面の形状の少なくとも一部を表す表面モデルが設定される。空気入りタイヤの表面の形状の少なくとも一部とは、トレッドパターンモデルの表面形状であり、本実施形態では、溝や細溝(サイプ)と路面との接地面の形状だけでなく、溝や細溝(サイプ)の壁面の形状も含む。特に、本実施形態では、表面モデルは、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向の断面においても屈曲する、いわゆる3次元サイプの壁面の形状である。図4は、3次元サイプの壁面の形状の一部を表す表面モデル100を表す図である。
ステップS12では、3次元サイプの壁面の表面モデル100に対向する位置に、基準となる基準平面110が設定される。基準平面110は、表面モデル100の投影面であり、矩形状である。
ステップS13では、基準平面110に格子状のポリゴンメッシュが設定される。図5は、ポリゴンメッシュが設定された基準平面110を表す図である。本実施形態では、基準平面110に設定されるポリゴンメッシュの格子は、正四角形であることが好ましい。
ステップS14では、基準平面110に設定されたポリゴンメッシュを表面モデル100に投影する。図6は、ポリゴンメッシュが投影されたメッシュ表面モデル120を表す。
ステップS15では、ポリゴンメッシュが投影されたメッシュ表面モデル120の複製体120Cを作成する。
ステップS16では、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとを所定の間隔を空けて対向して配置する(図7参照)。
ステップS17では、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとの間を要素(有限要素法におけるソリッド要素)e1,e2,…,ek,enで埋め合わせる。図8は、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとの間を要素e1,e2,…,ek,enで埋め合わせたモデルを表す。要素e1,e2,…,ek,enは、立方体、若しくは、立方体に近い直方体であることが好ましい。
ステップS17では、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとの間を要素で埋め合わされることにより、基本ブロックモデル130が作成される。
以上のステップにより、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向にも変化する形状のモデルが作成される。
ステップS18では、上記ステップにおいて作成された表面形状を有する基本構造のモデルである基本ブロックモデル130からタイヤモデルを作成する。
図3は、ステップS18を具体的に説明するフローチャートである。図9は、基本ブロックモデル130を用いて作成される単位ブロックモデル140を表す図である。単位ブロックモデル140は、トレッドパターンを構成する陸部ブロックのひとつに該当し、単位ブロックモデル140には、細溝141,142,143,144,145,146,147が形成されている。基本ブロックモデル130の表面は、細溝141,142,143,144,145,146,147の壁面に相当する。図10は、単位ブロックモデル140から形成されるトレッドパターンモデルの一例を説明する図である。
ステップS21では、基本ブロックモデル130から単位ブロックモデル140が作成される。具体的には、例えば、図2に示したフローチャートに基づいて作成された、各細溝の壁面を有する基本ブロックモデル130が組み合わされることによって、単位ブロックモデル140が作成される。
ステップS22では、単位ブロックモデル140からトレッドパターンモデルの少なくとも一部であるトレッドパターンモデル150が作成される。
(3)タイヤ性能予測装置
図11には、本発明の実施形態に係るタイヤ性能予測方法を実行するタイヤ性能予測装置としてのコンピュータ300の概略が示されている。図11に示すように、コンピュータ300は、半導体メモリー、ハードディスクなどの記憶部(不図示)、処理部(不図示)などを備えた本体部310と、入力部320と、表示部330とを備える。処理部は、図1を用いて説明したタイヤ性能予測方法、及び図2,3を用いて説明したタイヤモデル作成方法を実行する。
コンピュータ300は、図示しないが着脱可能な記憶媒体と、この記憶媒体に対して書き込み・読み出しを可能にするドライバが備えられていてもよい。図1乃至図3を用いて説明したタイヤ性能予測方法、タイヤモデル作成方法を実行するプログラムを予め記憶媒体に記録しておき、記憶媒体から読み出されたプログラムを実行してもよい。コンピュータ300の記憶部にプログラムを格納(インストール)して実行してもよい。コンピュータ300は、図示しないが、例えば、ネットワークに接続可能であってもよい。ネットワークを介して、タイヤ性能予測方法、タイヤモデル作成方法を実行するプログラムを取得してもよい。
(4)作用・効果
本発明の実施形態に係るタイヤモデル作成方法によれば、細溝141,142,143,144,145,146,147の壁面を表した表面モデル100上に、ポリゴンメッシュを投影することによりメッシュ表面モデル120を作成し、メッシュ表面モデル120の複製体120Cを作成し、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとを所定の間隔を空けて対向して配置し、メッシュ表面モデル120と複製体120Cとの間を要素e1,e2,…,ek,enで埋め合わせることにより、基本ブロックモデル130を作成するため、例えば、四角形、三角形などの基本的な図形で表される要素を組み合わせて3次元モデルを作成する従来の方法に比べて、空気入りタイヤを要素に分割する処理が簡潔になる。
また、要素の形状をポリゴンメッシュに設定したポリゴンを、本実施形態では、四角形要素に統一できるため、演算の収束性がよくなる。従って、精度の高いタイヤモデルを効率的に作成することができる。
要素e1,e2,…,ek,enは、立方体、若しくは、立方体に近い直方体に近いほど、収束性が高くなる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例が明らかとなる。例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。
実施形態に係るタイヤモデル作成方法では、細溝の形状のモデルを作成する場合について説明した。しかし、細溝に限らず、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向にも変化する形状のモデルの作成に適用可能である。例えば、サイドウォール部に形成される突起、タイヤ表面に形成されるその他の構造体などが挙げられる。
実施形態では、本発明に係るタイヤモデル作成方法をGL解析におけるL解析で使用するモデルの作成に適用する場合について説明した。しかし、GL解析におけるタイヤモデルの作成に限定されない。例えば、ブロック単体の解析、又はパターン付きタイヤの解析にも適用可能である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
表1に、実施形態のタイヤモデル作成方法によって細溝の形状のモデルを作成するのに要する計算期間と、四角形、三角形などの基本的な図形で表される要素を組み合わせて3次元モデルを作成する従来のタイヤモデル作成方法によって細溝の形状のモデルを作成するのに要する計算期間とを示す。
Figure 0005519366
表1に示すように、実施形態のタイヤモデル作成方法では、従来の方法に比べて計算期間が短くなった。すなわち、実施形態のタイヤモデル作成方法によれば、空気入りタイヤを要素に分割する処理が簡潔になることが分かった。
100…表面モデル、 110…基準平面、 120…メッシュ表面モデル、 120C…複製体、 130…基本ブロックモデル、 140…単位ブロックモデル、 141,142,143,144,145,146,147…細溝、 150…トレッドパターンモデル、 300…コンピュータ、 310…本体部、 320…入力部、 330…表示部

Claims (2)

  1. 空気入りタイヤを有限個の要素に分割したタイヤモデルを作成するタイヤモデル作成方法であって、
    コンピュータが、タイヤ径方向、トレッド幅方向、タイヤ周方向の何れの方向の断面においても屈曲する細溝の壁面を、前記空気入りタイヤの表面の形状の少なくとも一部を表す表面モデルとして設定するステップと、
    前記コンピュータが、前記表面モデルに対向する位置に基準となる基準平面を設定するステップと、
    前記コンピュータが、前記基準平面にポリゴンメッシュを設定するステップと、
    前記コンピュータが、前記基準平面に設定したポリゴンメッシュを前記表面モデルに投影するステップと、
    前記コンピュータが、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルの複製体を作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルと前記複製体とを所定の間隔を空けて対向して配置するステップと、
    前記コンピュータが、前記ポリゴンメッシュが投影された前記表面モデルと前記複製体との間を前記ポリゴンメッシュの一辺と同じ長さの辺を含む要素で埋め合わせることにより基本ブロックモデルを作成するステップと、
    前記コンピュータが、複数の前記基本ブロックモデルに基づいて、前記空気入りタイヤのトレッド面に形成された陸部ブロックの一つである単位ブロックモデルを作成するステップと、
    前記コンピュータが、前記単位ブロックモデルから前記タイヤモデルを作成するステップと、を有するタイヤモデル作成方法。
  2. 前記基準平面に設定される前記ポリゴンメッシュは、正四角形である請求項1に記載のタイヤモデル作成方法。
JP2010073138A 2010-03-26 2010-03-26 タイヤモデル作成方法 Active JP5519366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010073138A JP5519366B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 タイヤモデル作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010073138A JP5519366B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 タイヤモデル作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011204155A JP2011204155A (ja) 2011-10-13
JP5519366B2 true JP5519366B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44880708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010073138A Active JP5519366B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 タイヤモデル作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5519366B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6545581B2 (ja) * 2015-09-08 2019-07-17 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
JP6563280B2 (ja) * 2015-09-08 2019-08-21 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
JP6552927B2 (ja) * 2015-09-08 2019-07-31 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05101152A (ja) * 1991-10-09 1993-04-23 Hitachi Ltd 3次元数値計算メツシユ生成方法
JP3557839B2 (ja) * 1997-03-12 2004-08-25 スズキ株式会社 曲面上メッシュデータの作成方法
JP4156207B2 (ja) * 2001-03-28 2008-09-24 横浜ゴム株式会社 タイヤ有限要素モデルの作成方法、タイヤ有限要素モデルの作成装置およびプログラム
JP3498064B2 (ja) * 2001-03-29 2004-02-16 住友ゴム工業株式会社 タイヤ有限要素モデルの作成方法
JP4185698B2 (ja) * 2002-03-25 2008-11-26 株式会社富士テクニカルリサーチ メッシュ生成方法
JP4067934B2 (ja) * 2002-10-22 2008-03-26 横浜ゴム株式会社 タイヤモデルを用いたタイヤ性能予測方法、タイヤ性能予測プログラムおよび入出力装置
JP2006215711A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Canon Inc 3次元cadモデルからのメッシュ作成方法及び装置
JP4783145B2 (ja) * 2005-12-28 2011-09-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤの三次元モデル作成方法
JP4943893B2 (ja) * 2007-02-23 2012-05-30 株式会社ブリヂストン タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011204155A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4782392B2 (ja) タイヤ摩耗のシミュレーション方法、装置、プログラム及び媒体
US20130275104A1 (en) Simulation method for tire
JP5519366B2 (ja) タイヤモデル作成方法
JP5513200B2 (ja) タイヤモデル作成方法
JP4594030B2 (ja) タイヤ性能予測方法、タイヤシミュレーション方法、タイヤ性能予測プログラム及び記録媒体
JP2013121800A (ja) タイヤ性能予測方法、タイヤシミュレーション方法、タイヤ性能予測プログラム及び記録媒体
JP2007223504A (ja) タイヤ性能予測方法、装置、及び記憶媒体
JP2006018422A (ja) タイヤ有限要素モデル作成方法
JP5519365B2 (ja) タイヤモデル作成方法
JP2001282873A (ja) 有限要素法解析モデル、タイヤモデルの作成方法、タイヤ性能のシミュレーション方法及びその装置
JP4943893B2 (ja) タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム
JP2012011949A (ja) シミュレーション方法、及びシミュレーション装置
JP5727712B2 (ja) シミュレーション方法及びシミュレーション装置
JP2010271767A (ja) トレッドモデル作成方法及びそのコンピュータプログラム、並びにタイヤモデル作成方法及びそのコンピュータプログラム
JP2011201390A (ja) タイヤ性能予測方法及びタイヤ性能予測装置
JP2007045363A (ja) タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム
JP2011183888A (ja) タイヤ性能予測方法、及びタイヤ性能予測装置
JP2011194906A (ja) タイヤモデル作成方法及びタイヤモデル作成装置
JP5539058B2 (ja) タイヤ性能シミュレーション方法及びタイヤ性能シミュレーションプログラム
JP5504039B2 (ja) シミュレーション方法及びシミュレーション装置
JP2012181600A (ja) タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、タイヤモデル作成プログラム、及びタイヤ性能解析方法
JP4080931B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP6003174B2 (ja) シミュレーション用タイヤモデルの作成方法、タイヤのシミュレーション方法、これらの方法に用いるコンピュータプログラム及びタイヤのシミュレーション装置
JP6043634B2 (ja) ポンピングノイズのシミュレーション方法
JP2011219028A (ja) シミュレーション方法及びシミュレーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250