JP5517708B2 - 湯水混合水栓及びその取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室などの壁面に固定され、水栓本体がカバーで覆われている湯水混合水栓及びその取付方法に関する。
一般に壁に固定される湯水混合水栓では、水栓本体の後端縁と壁との隙間をなくすように水栓本体から壁側へ意匠用カバーが延設されるとともに、その意匠用カバーの両側には遮蔽板が取付けられている。この種の湯水混合水栓に関して、本願出願人は既に提案を行った(特許文献1を参照)。すなわち、水栓ハンドルの取付部位を覆う本体カバーに対して固定されるカラーの取付構造であって、カラー又は本体カバーのいずれか一方に係止爪が設けられ、他方に係止爪が係止される係止孔が設けられて構成されている。このカラーの取付構造によれば、本体カバーへのカラーの取付けを堅固にし、振動音などを抑制することができる。
特開2008−231874号公報
ところで、水栓本体を壁に固定する場合には、壁内の給湯配管に接続されるソケットと壁内の給水配管に接続されるソケットに水栓本体の連結部をモンキーレンチ等の工具を用いて本体カバーの側方からソケットに締付けて連結しなければならない。しかしながら、特許文献1に記載されているカバーの取付構造では、カラーが本体カバーの側部全体を覆うように一体形成され、その前部の挿通孔には温度調節ハンドル又は吐水形態の切換ハンドルが挿通されている。
このため、水栓本体をソケットに連結する場合には、温度調節ハンドル又は吐水形態の切換ハンドルを取り外した後、カラーの係止爪と本体カバーの係止孔との係止状態を解除し、カラーを取り除く必要があった。さらに、水栓本体をソケットに連結した後には、カラーを本体カバーに取着し、次いで温度調節ハンドル又は吐水形態の切換ハンドルをカラーの挿通孔に挿通して水栓本体に組付けなければならなかった。そのような作業は非常に煩雑で、作業時間を要するものであった。
そこで本発明の目的とするところは、簡易な構成でソケットに対する水栓本体の取付作業を容易かつ迅速に行うことができる湯水混合水栓及びその取付方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の湯水混合水栓は、給湯側ソケット及び給水側ソケットを介して壁から前方に張り出すように支持された水栓本体を覆い、さらにその上部後端から壁側へ延びるように片持ち支持されたカバーを有するとともに、カバーの両側にはカラーが取付けられたものである。そして、前記カラーは、水栓本体の両側に位置する本体側カラーと、該本体側カラーより壁側に位置し、カバーの裏面側に差し込まれる壁側カラーとに分割されるとともに、壁側カラーは着脱可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項1に係る発明において、前記壁側カラーとカバーの裏面にはスライド係合部材が設けられ、壁側カラーがカバーに対しスライドして取付けられるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記カバーの後端縁は内側へ折り返され、その折り返し部の内側に壁側カラーの端部が支持されるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項3に係る発明において、前記壁側カラーはカバーの折り返し部に対して係合爪の係合により抜け落ちが防止されるように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項3又は請求項4に係る発明において、前記壁側カラーには、該壁側カラーがカバーに取付けられたときカバーの折り返し部の端面に係止される係止片が突設されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項1から請求項5のいずれか1項に係る発明において、前記カバー又は壁側カラーは補強リブにより補強されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明の湯水混合水栓は、請求項6に係る発明において、前記補強リブは壁側カラーの裏面に壁側ほど幅狭になるように傾斜状に形成され、壁側カラーの左右方向に所定間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明の湯水混合水栓の取付方法は、請求項1に記載の湯水混合水栓の取付方法であって、給湯側ソケットの一次側螺合部及び給水側ソケットの一次側螺合部を壁に設けられた給湯側配管及び給水側配管にそれぞれ螺合して固定した後、カバーから壁側カラーを外した状態で水栓本体の給湯側ねじ部及び給水側ねじ部を給湯側ソケットの二次側螺合部及び給水側ソケットの二次側螺合部に螺合して締付け、次いで壁側カラーをカバーに取付けることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
本発明の湯水混合水栓は、給湯側ソケット及び給水側ソケットを介して壁から前方に張り出すように支持された水栓本体を覆い、さらにその上部後端から壁側へ延びるように片持ち支持されたカバーを有するとともに、カバーの両側にはカラーが取付けられている。そして、カラーが水栓本体の両側に位置する本体側カラーと、該本体側カラーより壁側に位置し、カバーの裏面側に差し込まれる壁側カラーとに分割されるとともに、壁側カラーは着脱可能に構成されている。このため、水栓本体を給湯側ソケット及び給水側ソケットに取付ける場合には、壁側カラーを取外し、そこから工具を差し込んで水栓本体を給湯側ソケット及び給水側ソケットに連結する作業を行うことができる。
従って、本発明の湯水混合水栓によれば、簡易な構成でソケットに対する水栓本体の取付作業を容易かつ迅速に行うことができる。
(a)は実施形態における湯水混合水栓を裏面側から見た状態を示す斜視図、(b)は壁側カラーを組付ける前の湯水混合水栓を表面側から見た状態を示す斜視図。 湯水混合水栓を壁に取付けた状態を示す斜視図。 (a)は湯水混合水栓を壁に取付けた状態を示す正面図、(b)は湯水混合水栓を壁に取付けた状態を示す側面図。 (a)はカバーを示す斜視図、(b)はカバーを示す正面図。 (a)は壁側カラーを裏面側から見た状態を示す斜視図、(b)は壁側カラーを表面側から見た状態を示す斜視図。 (a)は壁側カラーの係合爪がカバーの折り返し部に係合した状態を示す断面図、(b)は壁側カラーの係止片がカバーの折り返し部に係合した状態を示す断面図。 湯水混合水栓の部品を分解して示す斜視図。 (a)は給湯側ソケット及び給水側ソケットを壁に取付けた状態を示す平断面図、(b)は給湯側ソケット及び給水側ソケットを壁に取付けた状態を示す正面図。 (a)はソケットカバーから別のソケットカバーを取り外す状態を示す分解斜視図、(b)は別のソケットカバーが取り外されたソケットカバーをソケットに組付ける状態を示す分解斜視図。 湯水混合水栓を給湯側ソケット及び給水側ソケットに取付ける状態を示す平断面図。 壁側カラーを取り外した状態で、そこからモンキーレンチを差し込んでソケットに水栓本体の連結部を連結する状態を示す斜視図。
以下、本発明の湯水混合水栓を具体化した実施形態について図1〜図11に基づき詳細に説明する。
図1〜図3及び図7、図8に示すように、本実施形態の湯水混合水栓10では、浴室の壁11に埋設された給湯配管12及び給水配管13にそれぞれ給湯側ソケット14及び給水側ソケット15が前方に張り出すように接続されている。それら給湯側ソケット14及び給水側ソケット15には、水栓本体16の給湯側ねじ部17及び給水側ねじ部18が袋ナット19により締付固定されている。水栓本体16にはカラン用吐水口20及びシャワー用吐水口21が開口されている。カラン用吐水口20には、水切り22、パッキン23、ストレーナ24、キャップ25等が組付けられている。シャワー用吐水口21にはシャワーエルボ26を介してシャワーホース27が接続され、該シャワーホース27の先端部にはシャワーヘッド28が取付けられている。シャワーヘッド28は壁11に固定されたシャワーハンガー29に支持されるようになっている。
水栓本体16には該水栓本体16を包むようにカバー30が固定され、そのカバー30は水栓本体16の上部後端から壁11側へ延びるように片持ち支持されている。カバー30の両側にはABS樹脂等の合成樹脂により形成されたカラー31が装着され、該カラー31は水栓本体16の両側に位置する本体側カラー31aと、該本体側カラー31aより壁11側に位置する壁側カラー31bとに2分割されている。本体側カラー31aには円筒状の貫通孔32が設けられ、温度調節ハンドル33が貫通孔32を通って突出した水栓本体16を構成するサーモスタットカートリッジ34に固定ナット35によって連結されている。また、吐水切換ハンドル36は本体側カラー31aの貫通孔32を通って突出した水栓本体16を構成する切換弁ユニット37に固定ナット38によって連結されている。なお、温度調節ハンドル33及び吐水切換ハンドル36にはキャップ39が被せられている。
吐水切換ハンドル36は壁11に向かって水栓本体16の右側に設けられ、温度調節ハンドル33は水栓本体16の左側に設けられている。吐水切換ハンドル36は、手前側へ回動させるとカラン用吐水口20から吐水され、奥側へ回動させるとシャワー用吐水口21から吐水されるようになっている。温度調節ハンドル33は、手前側へ回動させると40℃よりも低い温度の湯が吐水され、奥側へ回動させると40℃よりも高い温度の湯が吐水されるようになっている。
図5(a),(b)に示すように、壁側カラー31bは基板40の端面に側板41が接合されて構成されている。基板40の一側部にはスライド係合部材としてのスライド用レール43が突設され、水栓本体16とカバー30の境界部に設けられ左右に延びるスライド係合部材としてのスライド枠44内をスライドすることにより壁側カラー31bがカバー30に対して着脱可能になっている(図1(a)を参照)。基板40と側板41の接合部の壁11側端部には四角枠状の接続枠45が設けられ、その内側には側板41に片持ち支持された支持片46が突出形成され、その先端部には係合爪47が設けられている。また、接続枠45の水栓本体16側外面には接続枠45より突出する係止片48が設けられている。
図4(a),(b)に示すように、前記カバー30の後端縁は内側へ折り返され、その折り返し部49の両端部49aは中間部よりも折り返し量が長くなるように設定されている。かかる折り返し部49の両端部49aの内側に前記壁側カラー31bの接続枠45が挿入されて支持されるように構成されている。
壁側カラー31bの接続枠45がカバー30の折り返し部49の両端部49aの内側に挿入されたとき、図6(a)に示すように係合爪47が折り返し部49の両端部49a内側面49bに係合され、壁側カラー31bが抜け止めされるようになっている。壁側カラー31bの係合爪47と折り返し部49の内側面49bとの係合は、係合爪47を壁側カラー31bの裏面側から表面側へ押圧することによって解除することができる。従って、カバー30から壁側カラー31bを簡単に取り外すことができる。さらに、図6(b)に示すように、壁側カラー31bの係止片48が折り返し部49の両端部49a内端面49cに係止され、壁側カラー31bがカバー30に組付けられたときのがたつきが抑えられるようになっている。
図5(a),(b)に示すように、壁側カラー31bの裏面には、前後方向に延びる3枚の補強リブ50が左右方向に所定間隔をおいて突設され、先端部の補強リブ50には係止板51が外方へ直角に曲げ形成されている。補強リブ50は壁11側ほど幅狭になるように傾斜状に形成され、壁側カラー31bを補強するとともに、壁側カラー31bがカバー30に組付けられたとき片持ち支持されたカバー30を補強するようになっている。図1(a)に示すように、壁側カラー31bにおける基板40の両端部と側板41との間には各一対の三角板状をなす第2補強リブ50aが接合され、基板40に対する側板41の接合強度の向上が図られるとともに、壁側カラー31bの補強も図られている。
図1(a)に示すように、カバー30裏面に設けられているスライド枠44の内端部の隣接位置には受け板52が突設され、壁側カラー31bがカバー30に組付けられたとき壁側カラー31bの係止板51が受け板52上に支持されるように構成されている。そして、カバー30に対する壁側カラー31bの組付けを安定化させるようになっている。
次に、湯水混合水栓10の取付構造について説明する。なお、給湯側ソケット14と給水側ソケット15はそれらの構造が同一であるため、給湯側ソケット14について主に説明する。
図7及び図8に示すように、給湯側ソケット14はクランク状をなし、その一端部の一次側螺合部53は送り座54を介して壁11内の給湯配管12に接続されるとともに、止水弁55及びストレーナ56が組付けられる。給湯側ソケット14は斜めに配置され、給湯側ソケット14と給水側ソケット15は正面から見てハの字になるように配置される。図9(a),(b)に示すように、給湯側ソケット14にはその全体に第1ソケットカバー57が被せられ、第1ソケットカバー57に設けられた円筒状の開口部58に第2ソケットカバー59が取着されるようになっている。
給湯側ソケット14の他端部の二次側螺合部60には袋ナット19が連結され、パッキン61及び逆止弁62を介して水栓本体16の給湯側ねじ部17が袋ナット19に締付けられることによって、給湯側ソケット14の二次側螺合部60に螺合されるように構成されている。
次に、本実施形態の湯水混合水栓10の取付方法を含む作用について説明する。
さて、湯水混合水栓10を浴室の壁11に取付ける場合には、まず図8(a),(b)に示すように、給湯側ソケット14の一次側螺合部53及び給水側ソケット15の一次側螺合部53を壁11内の給湯配管12及び給水配管13にそれぞれ送り座54を介して螺合して固定する。次いで、図9(a)に示すように、第1ソケットカバー57から第2ソケットカバー59を取り外し、図9(b)に示すように、第1ソケットカバー57を給湯側ソケット14に取付ける。続いて、図10に示すように、水栓本体16のカバー30からその両側後部の壁側カラー31bを取り外した後、湯水混合水栓10を給湯側ソケット14及び給水側ソケット15に近づける。
その後、図11に示すように、水栓本体16の給水側ねじ部18を給水側ソケット15の二次側螺合部60に対し向かい合わせにして、モンキーレンチ63を用いて袋ナット19を締付ける。このとき、カバー30の両側部に装着されるカラー31が本体側カラー31aと壁側カラー31bに2分割され、壁側カラー31bが着脱可能に構成されている。そのため、モンキーレンチ63で袋ナット19を締付けるときには、壁側カラー31bを取外し、そこに形成された空間からモンキーレンチ63を差し込んで大きく回動させながら袋ナット19を速やかに締付けることができる。
水栓本体16の給湯側ねじ部17も給水側ねじ部18と同様に操作して給湯側ソケット14の二次側螺合部60に締付けることができる。最後に、図1(b)に示すように、壁側カラー31bをカバー30の両側に組付ける。このとき、壁側カラー31bにはスライド用レール43が設けられ、そのスライド用レール43をカバー30のスライド枠44内に差し込むようにすると同時に、壁側カラー31bの接続枠45をカバー30の折り返し部49両端部49aの内側に挿入するようにして組付けることにより、壁側カラー31bをカバー30に円滑に組付けることができる。
壁側カラー31bをカバー30に組付けた後には、図6(a)に示すように壁側カラー31bの係合爪47がカバー30の折り返し部49両端部49aの内側面49bに係合されるため、壁側カラー31bの抜け出しが防止される。さらに、図6(b)に示すように、壁側カラー31bの係止片48がカバー30の折り返し部49の端部49a内端面49cに係止されるため、カバー30に対して壁側カラー31bが隙間なく組付けられる。このようにして、湯水混合水栓10が給湯側ソケット14及び給水側ソケット15を介して給湯配管12及び給水配管13に取付けられる。
湯水混合水栓10の使用時には、水栓本体16を覆うカバー30のうち片持ち支持された壁側の部分にシャンプー等が載せられて荷重が加えられたり、不意に押さえ付けられて応力が作用したりする場合がある。しかしながら、カバー30のうち片持ち支持された部分の裏面には両側から壁側カラー31bが差し込まれて組付けられ、その壁側カラー31bには複数の補強リブ50が突設されている。このため、片持ち支持された部分のカバー30は十分な強度を有している。従って、カバー30に上記のような荷重や応力が作用しても、カバー30の浮き、沈み、撓みなどの変形が抑えられる。
以上の実施形態により発揮される効果について以下にまとめて記載する。
(1) 実施形態の湯水混合水栓10においては、水栓本体16を覆いその上部後端から壁側へ延びるように片持ち支持されたカバー30の両側にカラー31が装着され、該カラー31が本体側カラー31aと壁側カラー31bに2分割され、壁側カラー31bは着脱可能に構成されている。このため、水栓本体16を給湯側ソケット14及び給水側ソケット15に組付ける場合には、壁側カラー31bを取外し、そこからモンキーレンチ63を差し込んで袋ナット19を締付けることにより、水栓本体16を給湯側ソケット14及び給水側ソケット15に速やかに連結することができる。
従って、湯水混合水栓10によれば、簡易な構成でソケットに対する水栓本体16の取付作業を容易かつ迅速に行うことができる。
(2) 前記壁側カラー31bとカバー30の裏面にはスライド係合部材としてスライド用レール43とスライド枠44が設けられ、壁側カラー31bがカバー30に対しスライドして取付けられるように構成されている。このため、カバー30に対する壁側カラー31bの組付けを容易かつ円滑に行うことができる。
(3) 前記カバー30の後端縁は内側へ折り返され、その折り返し部49の両端部49a内側に壁側カラー31b外端部の接続枠45が支持されるように構成されている。このため、壁側カラー31bをカバー30の裏面に安定した状態で組付けることができる。
(4) 壁側カラー31bはカバー30の折り返し部49両端部49aの内側面49bに対してその係合爪47が係合されるように構成されている。そのため、壁側カラー31bがカバー30の裏面に取付けられた後には、カバー30から抜け落ちることを防止することができる。
(5) 壁側カラー31bには、該壁側カラー31bがカバー30に取付けられたときカバー30の折り返し部49両端部49aの内端面49cに係止される係止片48が突設されている。このため、壁側カラー31bとカバー30との間に隙間の形成が抑えられ、壁側カラー31bのがたつきを防止することができ、振動音などを抑制することができる。
(6) 前記補強リブ50は壁側カラー31bの裏面に壁11側ほど幅狭になるように傾斜状に形成され、壁側カラー31bの左右方向に所定間隔をおいて複数設けられている。従って、壁側カラー31bの強度を十分に向上させることができ、カバー30の片持ち支持された部分を十分に補強することができる。よって、カバー30上に荷重が加わったり、カバー30に応力が作用したりしたときにもそれらの荷重や応力に十分に耐えることができる。
(7) 湯水混合水栓10を浴室の壁11に取付ける場合には、給湯側ソケット14の一次側螺合部53及び給水側ソケット15の一次側螺合部53を壁11に設けられた給湯配管12及び給水配管13にそれぞれ螺合して締付ける。続いて、カバー30から壁側カラー31bを外した状態で水栓本体16の給湯側ねじ部17及び給水側ねじ部18を給湯側ソケット14の二次側螺合部60及び給水側ソケット15の二次側螺合部60に袋ナット19を用いて締付けることにより行われる。
従って、水栓本体16の組付け作業は、壁側カラー31bを外した状態でそこからモンキーレンチ63等の工具を差し込んで締付けることにより、容易かつ迅速に行うことができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して実施することも可能である。
・ 壁側カラー31bを短く形成し、壁側カラー31bが組付けられていないカバー30の裏面に補強リブ50を設けることもできる。或いは、補強リブ50を壁側カラー31b及びカバー30の双方に設けることもできる。
・ カバー30の折り返し部49は、その両端部49aが中間部よりも長くなるように形成されているが、折り返し部49全体が同じ長さとなるように形成することも可能である。
・ 補強リブ50は、壁11側ほど幅狭になるように傾斜状に形成されているが、傾斜部を断面円弧状に形成したり、補強リブ50全体を矩形板状に形成したりすることも可能である。さらに、補強リブ50を基板40の前後方向全体に延びるように形成したり、補強リブ50の数を増加させたりすることも可能である。
・ 前記実施形態の構成に加えて、スライド係合部材としてのスライド用レール43を壁側カラー31bの基板40後端部に設けると同時に、スライド枠44をカバー30の折り返し部49の内側に設けるように構成することもできる。
10…湯水混合水栓、11…壁、12…給湯配管、13…給水配管、14…給湯側ソケット、15…給水側ソケット、16…水栓本体、17…給湯側ねじ部、18…給水側ねじ部、19…袋ナット、30…カバー、31…カラー、31a…本体側カラー、31b…壁側カラー、43…スライド係合部材としてのスライド用レール、44…スライド係合部材としてのスライド枠、47…係合爪、48…係止片、49…折り返し部、49a…端部、49b…内側面、49c…内端面、50…補強リブ、53…一次側螺合部、60…二次側螺合部。

Claims (8)

  1. 給湯側ソケット及び給水側ソケットを介して壁から前方に張り出すように支持された水栓本体を覆い、さらにその上部後端から壁側へ延びるように片持ち支持されたカバーを有するとともに、カバーの両側にはカラーが取付けられた湯水混合水栓であって、
    前記カラーは、水栓本体の両側に位置する本体側カラーと、該本体側カラーより壁側に位置し、カバーの裏面側に差し込まれる壁側カラーとに分割されるとともに、壁側カラーは着脱可能に構成されていることを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 前記壁側カラーとカバーの裏面にはスライド係合部材が設けられ、壁側カラーがカバーに対しスライドして取付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
  3. 前記カバーの後端縁は内側へ折り返され、その折り返し部の内側に壁側カラーの端部が支持されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の湯水混合水栓。
  4. 前記壁側カラーはカバーの折り返し部に対して係合爪の係合により抜け落ちが防止されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の湯水混合水栓。
  5. 前記壁側カラーには、該壁側カラーがカバーに取付けられたときカバーの折り返し部の端面に係止される係止片が突設されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の湯水混合水栓。
  6. 前記カバー又は壁側カラーは補強リブにより補強されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の湯水混合水栓。
  7. 前記補強リブは壁側カラーの裏面に壁側ほど幅狭になるように傾斜状に形成され、壁側カラーの左右方向に所定間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項6に記載の湯水混合水栓。
  8. 請求項1に記載の湯水混合水栓の取付方法であって、
    給湯側ソケットの一次側螺合部及び給水側ソケットの一次側螺合部を壁に設けられた給湯側配管及び給水側配管にそれぞれ螺合して固定した後、カバーから壁側カラーを外した状態で水栓本体の給湯側ねじ部及び給水側ねじ部を給湯側ソケットの二次側螺合部及び給水側ソケットの二次側螺合部に螺合して締付け、次いで壁側カラーをカバーに取付けることを特徴とする湯水混合水栓の取付方法。
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