JP5515034B2 - 車両用シートのシートバック構造 - Google Patents
車両用シートのシートバック構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5515034B2 JP5515034B2 JP2009190222A JP2009190222A JP5515034B2 JP 5515034 B2 JP5515034 B2 JP 5515034B2 JP 2009190222 A JP2009190222 A JP 2009190222A JP 2009190222 A JP2009190222 A JP 2009190222A JP 5515034 B2 JP5515034 B2 JP 5515034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- crankshaft
- support shaft
- seat back
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
受圧部材が着座者の衝撃荷重を直接受けず、受圧部材の変位が回動リンクに直接伝達されない公知の構成では、衝撃荷重に対応したヘッドレストの迅速な変位が難しく、即応性に限界がある。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、一対の回動リンクがシートバックフレームの左右のサイドメンバに回動可能にそれぞれ取り付けられ、支持シャフトがヘッドレストを支持して左右の一対の回動リンク間に架設され、ばね部材がヘッドレストを下方に付勢する方向のばね力を回動リンクに付加し、支持プレートがシートバックフレームの左右のサイドメンバ間に張設されて着座者背面を弾性的に支持している車両用シートのシートバック構造において、クランク軸が左右のサイドメンバ間に回動可能に架設され、支持プレートは上下方向に延びた枠体をその左右端に有し、支持プレートの左右の枠体は、引張コイルばねによって左右のサイドメンバに支持され、複数の線状ばねが左右の枠体間に架設され、着座者背面を弾性的に支持して後突時等での着座者の後方慣性移動による衝撃荷重を受け、左右の枠体の上端が回動リンクにそれぞれ連結されるとともに、下端がクランク軸の折曲中央部にそれぞれ連結されることによって、線状ばねが受けた衝撃荷重による支持プレートの後方変位をクランク軸の回動によって枠体の後方かつ上方への変位に変換し、枠体の変位を回動リンクに伝達してばね部材のばね力に抗して回動リンクが支持シャフトを伴って回動して、支持シャフトに支持されたヘッドレストを上方に揺動させて下方の初期位置から上方の変位位置に強制変位させている。
請求項3に係る本発明によれば、ヘッドレストは、支持シャフトに固着されたホルダブラケットを介して支持シャフトに支持され、ホルダブラケットは、中央が後方に突出する略く字形状に折曲されている。
請求項4に係る本発明によれば、クランク軸が着座者の腰部による押圧を可能とする位置に配設されている。
また、衝撃荷重を直接受ける支持プレートの変位が回動リンクに直接伝達されるため、衝撃荷重に対応したヘッドレストの迅速な変位が可能となり、即応性を限界まで高めることが可能となる。
さらに、支持プレートの後方変位のもとでクランク軸の折曲中央部が上方に大きく揺動されて枠体を十分に押し上げるため、回動リンク、支持シャフトを回動してヘッドレストを上方に大きく揺動させることが可能となり、ヘッドレストを迅速に変位できる。
本発明の請求項3では、ヘッドレストを支持して支持シャフトに固着されたホルダブラケットが、中央を後方に突出させた略く字形状に折曲されているため、支持シャフトが回動するとヘッドレストが大きく上方に揺動されてその上方の変位位置に迅速に変位される。
本発明の請求項4では、クランク軸が着座者の腰部による押圧を可能とする位置に配設されているため、着座者の後方慣性移動による衝撃荷重を回動リンクに迅速に伝達することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るシートバック構造のヘッドレストの初期位置での概略正面図を示す。また、図2(A)(B)は、図1の線X−Xに沿った断面での衝撃荷重が加わる前後における主要な構成部材の動作を示す。なお、図2(A)(B)においては、ヘッドレストの変位と関係ない部材は図面の複雑化を避けるために省略されている。
なお、側突によるシートバックフレーム12の破損を防ぐために、補強用の横設パイプ13が左右のサイドメンバ12S(12S−1、12S−2)間に架設されている。
なお、ホルダブラケット18はヘッドレスト30と一体的に変位しており、ヘッドレストの一部(ヘッドレストの下端部)としてとらえることもできる。
折曲中央部28aの両側に位置するクランク軸の左右の支持腕部28bは、サイドメンバ12Sに回動可能に取り付けられて回動軸となっており、支持腕部(回動軸)に対してその下方でかつ後方に折曲中央部28aが位置する状態で、折曲中央部に枠体26aの下端が連結されている(図2(A)参照)。
また、クランク軸形状の支持シャフトの折曲中央部が上方でかつ後方に配置されているため、後方に慣性移動する着座者への支持シャフト16の近接を防止でき、着座者の安全性が確保される。
12 シートバックフレーム
12S(12S−1、12S−2) サイドメンバ
14 回動リンク
16 支持シャフト
18 ホルダブラケット(ヘッドレストの下端部)
24 ばね部材
26 支持プレート
26a 枠体
28 クランク軸
28a 折曲中央部
30 ヘッドレスト
Claims (4)
- 一対の回動リンクがシートバックフレームの左右のサイドメンバに回動可能にそれぞれ取り付けられ、
支持シャフトがヘッドレストを支持して左右の一対の回動リンク間に架設され、
ばね部材がヘッドレストを下方に付勢する方向のばね力を回動リンクに付加し、
支持プレートがシートバックフレームの左右のサイドメンバ間に張設されて着座者背面を弾性的に支持している車両用シートのシートバック構造において、
クランク軸が左右のサイドメンバ間に回動可能に架設され、
支持プレートは上下方向に延びた枠体をその左右端に有し、
支持プレートの左右の枠体は、引張コイルばねによって左右のサイドメンバに支持され、複数の線状ばねが左右の枠体間に架設され、着座者背面を弾性的に支持して後突時等での着座者の後方慣性移動による衝撃荷重を受け、
左右の枠体の上端が回動リンクにそれぞれ連結されるとともに、下端がクランク軸の折曲中央部にそれぞれ連結されることによって、線状ばねが受けた衝撃荷重による支持プレートの後方変位をクランク軸の回動によって枠体の後方かつ上方への変位に変換し、枠体の変位を回動リンクに伝達してばね部材のばね力に抗して回動リンクが支持シャフトを伴って回動して、支持シャフトに支持されたヘッドレストを上方に揺動させて下方の初期位置から上方の変位位置に強制変位させることを特徴とする車両用シートのシートバック構造。 - 支持シャフトはクランク軸形状に成形され、左右の支持腕部に対して上方でかつ後方に位置するその折曲中央部にヘッドレストが支持されている請求項1記載の車両用シートのシートバック構造。
- ヘッドレストは、支持シャフトに固着されたホルダブラケットを介して支持シャフトに支持され、
ホルダブラケットは、中央が後方に突出する略く字形状に折曲されている請求項1記載の車両用シートのシートバック構造。 - クランク軸は、着座者腰部によって押圧可能な位置に配設されている請求項1記載の車両用シートのシートバック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009190222A JP5515034B2 (ja) | 2009-08-19 | 2009-08-19 | 車両用シートのシートバック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009190222A JP5515034B2 (ja) | 2009-08-19 | 2009-08-19 | 車両用シートのシートバック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011042193A JP2011042193A (ja) | 2011-03-03 |
JP5515034B2 true JP5515034B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=43829976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009190222A Expired - Fee Related JP5515034B2 (ja) | 2009-08-19 | 2009-08-19 | 車両用シートのシートバック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5515034B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10138812A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Takashimaya Nippatsu Kogyo Kk | 乗物用ヘッドレスト装置 |
JP4356878B2 (ja) * | 2004-01-09 | 2009-11-04 | 本田技研工業株式会社 | 車両用乗員保護装置 |
JP5030281B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2012-09-19 | 株式会社タチエス | 車両用シートのシートバック構造 |
-
2009
- 2009-08-19 JP JP2009190222A patent/JP5515034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011042193A (ja) | 2011-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7758114B2 (en) | Seat back structure of vehicle seat | |
JP5276808B2 (ja) | シートバックフレーム及び車両用シート | |
JP4836422B2 (ja) | シート | |
CN202952859U (zh) | 车辆座椅 | |
JP2008506586A5 (ja) | ||
JP3783225B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
JP3619041B2 (ja) | 自動車用シート | |
JP5021826B1 (ja) | 自動車用シート | |
JP5231384B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5190692B2 (ja) | 車両用シートのクラッチ機構 | |
JP3973936B2 (ja) | 自動車用シート | |
JP5515034B2 (ja) | 車両用シートのシートバック構造 | |
JP2009154631A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5003169B2 (ja) | 車両用シートのシートバック構造 | |
JP5343547B2 (ja) | 車両用シートのクラッチ機構 | |
JP5190693B2 (ja) | 車両用シートのクラッチ機構 | |
JP7364852B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP5343596B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP4631799B2 (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JP5766621B2 (ja) | 自動車用衝撃吸収シート | |
WO2008072728A1 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5071074B2 (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JP5317725B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2013184488A (ja) | ヘッドレスト | |
JP5515035B2 (ja) | 車両用シートのシートバック構造および車両用シートのシートバックにおけるむち打ち障害抑制方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120308 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130820 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5515034 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |