JP5511489B2 - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、再利用する半導体不揮発性記憶装置、特にリファレンス電流の電流値の設定に関するものである。
半導体不揮発性記憶装置(以下、不揮発性メモリ)は、記憶情報の保持に電力が不要であることから携帯機器などのメモリとして幅広く利用されている。近年、メモリセルの微細化に伴って、メモリセルの書き換え、読み出し条件の最適制御が、メモリの信頼性や歩留まりを向上させるために重要になっている。これらは、予めメモリチップ上に格納しておいた、内蔵回路の供給電圧、供給電流を指定するトリミング情報を、メモリの動作時に参照することによって実現される。トリミング情報を格納する方法としては、下記特許文献1に開示されるようにレーザヒューズトリミングが一般に行われている。この方法では、ヒューズ素子を情報の格納に使用する。具体的には、ウエハテスト工程において選択的にヒューズの切断を実施し、メモリの動作時には切断の有無を情報として、“0”、“1”の論理信号を発生させる。
なお、このような不揮発性メモリを再利用(以下、リユースという場合もある)するための技術が、下記特許文献2に開示されている。この技術は、電気的に書き換えが不可能な不揮発性メモリにおいて、不揮発性メモリを複数のブロックに分割して、ブロックを使い捨てにすることにより、不揮発性メモリを再利用するようにしている。
特開平11−17010号公報 特開2009−80872号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された技術では、ブロックを使い捨てにすることから、再利用のたびにメモリ容量が縮小していくという問題が生じる。
なお、不揮発性メモリに書き込んだデータを消去して再利用方法もあるが、上記ヒューズ素子を切断してトリミング情報を格納する装置では、再利用時に必要な読み出し条件がウエハテスト時にヒューズ素子に格納したトリミング情報で設定される条件からずれてしまい、読み出せなくなることがある、という問題点があった。以下、この問題点について説明する。
従来、トリミング情報は、不揮発性メモリの出荷前に行われるウエハテスト時に(例えばヒューズ素子を切断して)格納される(図3も参照。)。トリミング情報により、不揮発性メモリからデータを読み出す際にメモリセルからのセル電流と比較される参照電流(以下リファレンス電流)の電流値REF0が設定される。電流値REF0は、初回使用時(出荷後最初の使用時)のメモリセル特性からリテンション(電荷保持性)変化分、及び読み出しに必要なマージンを考慮して書き込み後の期待値0、期待値1の分布を想定して定められる(図12(A)も参照。)。
初回使用後に再利用する際には、例えば電子とホールの中和が十分できない等の理由で、図12(B)に示すように、初回使用時と同じ条件で書き込んでも書き込み後の期待値0、期待値1の分布が初回使用時からずれてしまう場合がある。従って、ヒューズ素子を切断して設定した電流値REF0のリファレンス電流では、読み出しに必要なマージンを確保できなくなる。これにより読み出しの信頼性が低下する。
ここで、読み出しに必要なマージンを確保できなくなる主たる理由について詳細に説明する。初回使用時に電子を注入してデータを書き込んだ不揮発性メモリを再利用する場合には、まずホールを注入して電荷中和を行って書き込んだデータを消去する。ホール注入後に更に、電荷中和を進めてリテンションを改善するために加熱する(バーニングする)こともある。このとき、高温でバーニングすれば電荷中和が促進されるが、パッケージ組立後は高温でバーニングすることができないため、低温でバーニングして中和することとなる。低温では長時間バーニングする必要があるが、バーニングの時間が短かったりすると、電子が十分に消去できないこともある。この状態で再利用すると期待値0、期待値1の分布が初回使用時からずれる。
また、リテンション変化分も一定ではなく変動する。このように、再利用の際には、メモリセル特性を完全に元に戻すことができず、上記のような問題が発生することがある。なお、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリではバーニング等の処理は行われないが、それでも、書き込み・消去を繰りかえすことでメモリセル特性が変化して、上記のような問題が発生することがある。
更にまた、不揮発性メモリには、図13(A)に示すように、電荷蓄積部がゲートの下部に設けられたメモリセルからなるものと、図13(B)、及び図13(C)に示すように、電荷蓄積部がゲートのサイドに設けられたメモリセルからなるものとがある。電荷蓄積部がゲートのサイドに設けられたサイド型の半導体不揮発性メモリは、電荷の中和がしにくく、消去処理を行っても電子が残存しやすい。従って、サイド型の不揮発性メモリは特に上記問題が生じやすい。
なお、上記説明では、初回使用時と再利用時とを比較して説明したが、こうした例に限らず、例えば、初回の使用から複数回再利用するまでは、そのずれ量が許容範囲であって読み出しに必要なマージンを確保できるが、それ以降は許容範囲を超えて、読み出しに必要なマージンを確保できなくなるものもある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、再利用する際の読み出しの信頼性低下を抑制することができる半導体不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明の半導体不揮発性記憶装置は、再利用可能な不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、前記メモリアレイ部の再利用回数に応じて、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための異なる複数の設定情報から選択された設定情報を出力する出力回路と、前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、を備えている。
このような構成によれば、例えば、半導体不揮発性記憶装置を出荷後初めて使用する時(初回使用時)と、初回使用時に書き込んだデータを消去して再利用する時とで、メモリセル特性が変化しても、該変化に応じて複数の設定情報から選択した設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成することができるため、再利用時のメモリセル読み出しの信頼性向上を図ることができ、更にこれにより、再利用の実現、再利用回数の増加を図ることができる。
また、請求項2の発明の半導体不揮発性記憶装置は、不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、ヒューズ素子を各々有する複数のヒューズ回路と、前記ヒューズ回路を選択する選択信号が入力されるピンと、前記ヒューズ回路の各々のヒューズ素子を切断することによって前記ヒューズ回路の各々に格納された、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報のうち、前記ピンから入力された選択信号によって選択された設定情報を出力する出力回路と、前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、を備えている。
また、請求項3の発明の半導体不揮発性記憶装置は、不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、ヒューズ素子を各々有する複数のヒューズ回路と、前記ヒューズ回路を選択する選択信号をラッチするためのラッチ回路と、前記選択信号を生成するためのコマンドが入力された場合に、前記コマンドに応じた選択信号を生成して前記ラッチ回路にラッチさせる制御手段と、前記ヒューズ回路の各々のヒューズ素子を切断することによって前記ヒューズ回路の各々に格納された、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報のうち、前記ラッチ回路にラッチされた選択信号によって選択された設定情報を出力する出力回路と、前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、を備えている。
また、請求項4に記載のように、請求項1の発明において、前記複数の設定情報を前記メモリアレイ部の予め定められた複数の設定情報格納領域に格納し、前記出力回路は、前記設定情報を読み出すコマンドが入力された場合に、前記複数の設定情報格納領域から選択された設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出してラッチし、該ラッチした設定情報を前記リファレンス電流回路に出力するように構成してもよい。
また、請求項5に記載のように、請求項4に記載の発明において、前記メモリアレイ部に配列されたメモリセルの各々は、複数の電荷蓄積部を備え、前記設定情報格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記設定情報を格納するようにしてもよい。
また、請求項6に記載のように、請求項4又は請求項5の発明において、前記出力回路が前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのゲートに対して、仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさよりも大きな電圧を印加する第1の印加動作、及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのドレイン及びソースの各々に対して、ドレインに印加する電圧とソースに印加する電圧との電圧差が仕様により定められた電圧差より大きくなる電圧を印加する第2の印加動作の少なくとも一方を行う印加手段を更に設けてもよい。
請求項7に記載のように、請求項4〜請求項6のいずれかの発明において、前記出力回路は、前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、仕様により定められた読み出しタイミングよりも遅いタイミングで読み出すように構成してもよい。
請求項8の発明の半導体不揮発性記憶装置は、不揮発性のメモリセルが複数配列されると共に、前記メモリセルの一部に、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報が格納された、予め定められた複数の設定情報格納領域と、前記設定情報格納領域のいずれかを選択するための選択データが格納された、予め定められた選択データ格納領域とが設けられたメモリアレイ部と、電源が投入された場合に、前記選択データ格納領域に格納された前記選択データにより選択された設定情報格納領域に格納されている設定情報を読み出してラッチし、該ラッチした設定情報を出力する出力回路と、前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、を備えている。
請求項9に記載のように、請求項8の発明において、前記メモリアレイ部に配列されたメモリセルの各々は、複数の電荷蓄積部を備え、前記選択データ格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記選択データを格納すると共に、前記設定情報格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記設定情報を格納してもよい。
請求項10に記載のように、請求項8又は請求項9の発明において、 前記出力回路が前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのゲートに対して、仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさよりも大きな電圧を印加する第1の印加動作、及び前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのドレイン及びソースの各々に対して、ドレインに印加する電圧とソースに印加する電圧との電圧差が仕様により定められた電圧差より大きくなる電圧を印加する第2の印加動作の少なくとも一方を行う印加手段を更に設けてもよい。
請求項11に記載のように、請求項8〜請求項10のいずれかの発明において、前記出力回路は、前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、仕様により定められた読み出しタイミングよりも遅いタイミングで読み出すように構成してもよい。
請求項12に記載のように、請求項1〜請求項11のいずれか1項の発明において、前記出力回路は、前記メモリアレイ部の再利用の回数が多いほど前記リファレンス電流の電流値が大きくなるように前記複数の設定情報から選択された設定情報を前記リファレンス電流回路に出力するように構成してもよい。
以上説明したように本発明によれば、再利用する際の読み出しの信頼性低下を抑制することができる、という効果を奏する。
第1の実施の形態の半導体不揮発性記憶装置としてのメモリチップの全体構成図である。 メモリチップに含まれるリファレンス電流回路の構成を示すと共に、リファレンス電流回路とリファレンス電流回路周辺の他の構成要素との接続関係を示した図である。 半導体不揮発性記憶装置のリユースフローの一例を示す図である。 初回使用時及び再利用時のメモリセル特性の変化と、リファレンス電流の設定状態とを説明する説明図である。 第2の実施の形態の半導体不揮発性記憶装置の全体構成図である。 第2の実施の形態のREF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路に選択信号をラッチする際に発生する各信号のタイミングチャートを示す図である。 第3の実施の形態の半導体不揮発性記憶装置の全体構成図である。 第3の実施の形態の第1REF電流トリミング情報格納領域及び第2REF電流トリミング情報格納領域に対してトリミング情報を書き込む際に発生する各信号のタイミングチャートを示す図である。 第3の実施の形態のREF電流トリミング情報ラッチ回路にトリミング情報をラッチする際の各信号のタイミングチャートを示す図である。 第4の実施の形態の半導体不揮発性記憶装置としてのメモリチップの全体構成図である。 第4の実施の形態のメモリチップの電源投入時の各信号のタイミングチャートを示す図である。 初回使用時と再利用時とでメモリ特性が変化し、読み出しマージンが確保できなくなる状態を説明する説明図である。 (A)は、電荷蓄積部がゲートの下部に設けられたメモリセルを模式的に示した図であり、(B)は、ゲートの両サイドに電荷蓄積部が設けられたメモリセルを模式的に示したものであり、(C)は、ゲートの一方のサイドに電荷蓄積部が設けられたメモリセルを模式的に示したものである。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置としてのメモリチップ10の全体構成図である。また、図2は、メモリチップ10に含まれるリファレンス電流回路(以下、REF電流回路という)28の構成を示すと共に、REF電流回路28とREF電流回路28周辺の他の構成要素との接続関係を示した図である。
メモリチップ10には、メモリアレイ部14を駆動するデコーダドライバ12が設けられている。図2に示すように、デコーダドライバ12は、ワードドライバ回路54、ドレインセレクタドライバ回路56、及びソースセレクタドライバ回路58を備えている。デコーダドライバ12の両側には、図1に示すように、多数のメモリセル52がマトリクス状に配置されたメモリアレイ部14が設けられている。
本実施の形態のメモリアレイ部14を構成するメモリセル52は、電気的な方法により、電荷蓄積部に電荷を蓄積できるMOSトランジスタからなり、ゲートの両サイドに電荷蓄積部を有する(図13(B)も参照。)。メモリセル52のゲートは、ワード線を介してワードドライバ回路54に接続されている。メモリセル52のドレイン及びソースは各々、一対のビット線に接続されている。なお、メモリセル52のドレインは、ビット線に設けられたドレイン選択トランジスタ60に接続され、ドレイン選択トランジスタのゲートにはドレインセレクタドライバ回路56から所定の電圧が印加される。メモリセル52のソースは、ビット線に設けられたソース選択トランジスタ62に接続され、ソース選択トランジスタのゲートにはソースセレクタドライバ回路58から所定の電圧が印加される。
また、メモリチップ10には、メモリアレイ部14の各々に対応して、アンプ回路16、第1回路部18、及び第2回路部20が設けられている。
アンプ回路16は、メモリアレイ部14の選択されたメモリセル52から出力されたセル電流とREF電流回路28から出力されたリファレンス電流(以下、REF電流という)とを比較する回路であって、セル電流とリファレンス電流との差を増幅して出力する。
第1回路部18は、ビット線救済回路と論理回路とを備えている。ビット線救済回路は、対応するメモリアレイ部14内の不良メモリセルを含むビット線を救済するための回路である。論理回路は、データ出力の調整を行う調整用の回路である。
第2回路部20は、データラッチ回路、ECC(誤り訂正回路)、及び論理回路を備えている。データラッチ回路は、アンプ回路16から出力された出力信号をラッチする。ECCは、データラッチ回路にラッチされたデータの誤り訂正を行う。論理回路は、ECCによる誤り訂正後のデータの出力調整を行う調整用の回路である。
更に、メモリチップ10には、I/Oパッド部22、内部電源26、REF電流回路28、第1ヒューズ回路32、及び第2ヒューズ回路34、及び第3回路部36が設けられている。
I/Oパッド部22は、メモリアレイ部14の各々から読み出されたデータを外部に出力すると共にメモリアレイ部14に対して書き込むデータが入力される端子部である。また、該読み出されたデータや書き込むデータの他、I/Oパッド部22を介して各種信号の入出力が行われる。なお、I/Oパッド部22には、リユースパッド24が設けられており、このリユースパッド24は、メモリチップ10に装備された複数のピンのうち、後述する第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34のいずれかを選択するための選択信号を入力するためのリユースピン30に接続されている。
内部電源26は、デコーダドライバ12、REF電流回路28、第3回路部36等に電源を供給する。
第3回路部36は、書き込み回路及びワード線救済回路を備えている。書き込み回路は、メモリアレイ部14に対する書き込みを行うための回路である。書き込み回路は、I/Oパッド部22から入力された書き込みデータをラッチして、メモリアレイ部14のメモリセル52に対して所定の電圧を印加し、書き込みを行う。より具体的には、ワード線の電圧を制御しつつビット線を介してメモリセル52の電荷蓄積部に選択的に電荷を蓄積することで書き込みが行われる。一度蓄積された電荷は、電源を切っても消去されるまで保持される。メモリチップ10を再利用する際には、電荷蓄積部に蓄積された電荷の消去処理を行ってから再度書き込みを行う。
なお、書き込みは、本実施の形態では、メモリセル52の電荷蓄積部に対して選択的に電圧を印加して電子を注入することにより行われるため、消去処理は、書き込み時に注入した電子を、ホールを注入することにより中和し、更に予め定められた時間、所定温度でバーニングする等により行う。
ワード線救済回路は、対応するメモリアレイ部14内の不良メモリセルを含むワード線を救済するための回路である。
第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34は、各々ヒューズ素子を有する回路であって、各々にはトリミング情報が予め格納される。
具体的には、まず、メモリチップ10の出荷前に、初回使用時(出荷後最初の使用時)のREF電流の電流値(第1の電流値REF0)を初回使用時のメモリセル特性に応じて予め定めておくと共に、それ以降の再利用時(出荷後2回目以後の使用時)のREF電流の電流値(第2の電流値REF1)を、再利用時のメモリセル特性に応じて予め定めておく。
そして、出荷前のウエハテスト時(図3も参照。)に、REF電流回路28で生成するREF電流の電流値を第1の電流値REF0に設定するための第1のトリミング情報を、第1ヒューズ回路32のヒューズ素子をレーザで切断することにより第1ヒューズ回路32に格納しておくと共に、REF電流回路28で生成するREF電流の電流値を第2の電流値REF1に設定するための第2のトリミング情報を、第2ヒューズ回路34のヒューズ素子をレーザで切断することにより第2ヒューズ回路34に格納しておく。
ここで、REF電流回路28の詳しい構成について、図2を参照しながら説明する。
REF電流回路28は、オペアンプ40、第1電流源42、第2電流源44、トリミング回路46、及び抵抗分割回路48を備えている。
オペアンプ40の出力端子は、第1電流源42に接続されている。オペアンプ40の+側入力端子には、内部電源26に設けられた参照電圧発生回路50が接続されており、参照電圧発生回路50で発生した参照電圧が印加される。
また、抵抗分割回路48は、複数の抵抗器が直列に接続されて構成され、トリミング回路46の制御によりその抵抗値が調整される。抵抗分割回路48の抵抗値に応じて、オペアンプ40の−側入力端子の電圧が調整される。
このような構成により、第1電流源42が流す電流値は、抵抗分割回路48の抵抗値に応じて定まる。第1電流源42と第2電流源44とは、カレントミラー接続されており、第2電流源44は、第1電流源42が流す電流に応じたREF電流を参照ビット線Dに流す。参照ビット線Dはアンプ回路16に接続されており、アンプ回路16には、参照ビット線Dから供給されたREF電流と、メモリセル52から供給されたセル電流とが入力される。
なお、トリミング回路46は、選択回路38に接続され(図1では不図示)、選択回路38から出力されたトリミング信号に応じて抵抗分割回路48の抵抗値を調整する。
選択回路38は、リユースパッド24、第1ヒューズ回路32、及び第2ヒューズ回路34に接続されている。ユーザは、初回使用時にはリユースピン30から第1の選択信号(例えば、LOWレベルの信号)を入力し、再利用時にはリユースピン30から第2の選択信号(例えば、HIGHレベルの信号)を入力することによって、リユースピン30に接続されたリユースパッド24を介して選択回路38を制御する。選択回路38は、リユースピン30及びリユースパッド24を介して第1の選択信号が入力された場合には、第1ヒューズ回路32に格納された第1のトリミング情報を示すトリミング信号をトリミング回路46に出力し、第2の選択信号が入力された場合には、第2ヒューズ回路34に格納された第2のトリミング情報を示すトリミング信号をトリミング回路46に出力する。
トリミング回路46は、第1のトリミング情報を示すトリミング信号が入力されると、抵抗分割回路48の抵抗値を第1のトリミング情報に応じた抵抗値に調整する。これにより、第2電流源44に第1の電流値REF0のREF電流が流れる。
トリミング回路46は、第2のトリミング情報を示すトリミング信号が入力されると、抵抗分割回路48の抵抗値を第2のトリミング情報に応じた抵抗値に調整する。これにより、第2電流源44に第2の電流値REF1のREF電流が流れる。
ここで、図3、図4を参照しながら、本実施の形態の作用及び効果について説明する。図3は、半導体不揮発性記憶装置のリユースフローの一例を示す図である。図4は、初回使用時及び再利用時のメモリセル特性の変化と、REF電流回路28のREF電流の設定状態とを説明する説明図である。なお、ここでは、メモリセル特性として、書き込み後の論理値0,論理値1に対応するセル電流の分布を期待値0、期待値1の分布として示している。
図3において、まず、メモリチップ10の出荷前のテスト段階では、ウエハテスト、データ書き込みを行った後、データを消去して、パッケージに組立てられる。その後、データを何も書き込まないブランクの状態で出荷される。
ユーザは、初回使用の段階でメモリチップ10にデータAを書き込む。データAを読み出す前に、ユーザは、リユースピン30に第1の選択信号を入力する。これにより、REF電流回路28のREF電流の電流値が第1の電流値REF0に設定される。図4(A)に示すように、第1の電流値REF0は、初回使用時のメモリセル特性に応じた大きさであって、読み出しに必要なマージンが確保されている。
その後、再利用の段階で、ユーザは、書き込んだデータAを消去する。消去処理の後、書き込み回路によりデータBを書き込む。また、データAの消去後書き込んだデータBを読み出す前に、ユーザは、リユースピン30に第2の選択信号を入力する。
これにより、REF電流回路28のREF電流の電流値が第2の電流値REF1に設定される。図4(B)に示すように、消去処理によってメモリセル特性が変化するため、この例では、REF電流回路28のREF電流が第1の電流値REF0のままでは十分な読み出しマージンが確保されないが、本実施の形態では、REF電流回路28のREF電流の電流値を再利用時のメモリセル特性に応じた大きさの第2の電流値REF1に設定変更するようにしたため、読み出しに必要なマージンが確保されている。
以上説明したように本実施の形態によれば、REF電流のトリミング情報を第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34にそれぞれ格納することによって、再利用時のメモリセル特性変化に応じたREF電流を流すことができ、再利用の実現、再利用回数の増加、再利用時のメモリセル読み出しの信頼性向上を図ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置の全体構成図である。図5において、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置は、メモリチップ70と、I/Oパット部76が設けられた制御チップ又は制御回路(本実施の形態では制御チップを例に挙げて説明する)74とを備えている。
メモリチップ70は、第1の実施の形態のリユースパッド24及びリユースピン30に代えて、第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34を選択するためのヒューズ選択値をラッチ(格納)するREF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72を備えている。
制御チップ74は、ヒューズ選択値を生成する。I/Oパット部76は、制御チップ74にコマンド等を入力すると共に、制御チップ74で生成したヒューズ選択値を出力するための端子部である。I/Oパット部76は、I/Oパッド部22に接続されており、I/Oパット部76から出力された信号等は、I/Oパッド部22に入力される。
ここで、図6を参照しながら、本実施の形態の作用及び効果について説明する。図6は、REF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72にヒューズ選択値をラッチする際に発生する各信号のタイミングチャートを示す図である。
まず、ユーザは、半導体不揮発性記憶装置に対して電源電圧VCCを印加して電源を投入し、テストモード信号TESTをHighにして、メモリチップ70をテストモードに設定する。
その後、チップイネーブル信号CEBがLowの期間(コマンド有効期間)に、ユーザは、I/Oパット部76からメモリチップ10のモード(仕様)設定情報、アクセス許可情報等メモリチップの設定に必要なデータと共に、第1ヒューズ回路32又は第2ヒューズ回路34を選択する選択情報を示すコマンドを入力する。なお、ユーザは、初期使用時には、第1ヒューズ回路32を選択するコマンド0を入力し、それ以降の再利用時には、第2ヒューズ回路34を選択するコマンド1を入力するものとする。
制御チップ74は、入力されたコマンドに応じたヒューズ選択値を生成して出力する。例えば、コマンド0が入力された場合には、第1ヒューズ回路32が選択されるようにヒューズ選択値0を生成し、コマンド1が入力された場合には、第2ヒューズ回路34が選択されるようにヒューズ選択値1を生成して出力する。出力されたヒューズ選択値はI/Oパッド部22を介してREF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72にラッチされる。
電源が投入されている期間は、選択回路38は、REF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72にラッチされたヒューズ選択値に基づいて、第1ヒューズ回路32又は第2ヒューズ回路34を選択し、該選択したヒューズ回路に格納されたトリミング情報を使用してトリミング信号を生成し、REF電流の電流値を制御する。なお、ヒューズ選択値が0の場合には、第1ヒューズ回路32が選択されて第1ヒューズ回路32からトリミング情報が読み出され、ヒューズ選択値が1の場合には、第2ヒューズ回路34が選択されて第2ヒューズ回路34からトリミング情報が読み出される。
以上説明したように本実施の形態によれば、REF電流のトリミング情報を第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34にそれぞれ格納しておき、メモリチップ70を使用する際には、制御チップ74に第1ヒューズ回路32又は第2ヒューズ回路34を選択するためのコマンドを入力し、制御チップ74からのヒューズ選択値をREF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72にラッチさせてREF電流の電流値の設定に用いるようにしたため、第1の実施の形態で説明した効果に加え、更に、パッケージのピンを増やさずに、再利用時のメモリセル特性変化に応じたREF電流を設定することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について、図7、図8及び図9を参照して説明する。図7は、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置の全体構成図である。図7において、図1及び図5と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置は、メモリチップ80と、I/Oパット部76が設けられた制御チップ又は制御回路(本実施の形態では制御チップを例に挙げて説明する)74とを備えている。
メモリチップ80は、第1及び第2の実施の形態の第1ヒューズ回路32及び第2ヒューズ回路34に代えて、第1REF電流トリミング情報格納領域14a、及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bが、メモリアレイ部14に設けられている。なお、本実施の形態では、2つのメモリアレイ部14の一方に第1REF電流トリミング情報格納領域14aを、他方に第2REF電流トリミング情報格納領域14bを設けた例について説明するが、2つのメモリアレイ部14の一方に第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bを設けた構成としてもよい。
更に、本実施の形態のメモリチップ80は、第2の実施の形態のREF電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路72に代えて、第1REF電流トリミング情報格納領域14a又は第2REF電流トリミング情報格納領域14bから読み出したトリミング情報をラッチするためのREF電流トリミング情報ラッチ回路82を備えている。
そして、本実施の形態の制御チップ74は、I/Oパット部76から入力されたコマンドやアドレスをI/Oパッド部22に出力する。
本実施の形態においても、第1及び第2の実施の形態と同様に、予め、初回使用時のREF電流の電流値(第1の電流値REF0)を初回使用時のメモリセル特性に応じて予め定めておくと共に、それ以降の再利用時のREF電流の電流値(第2の電流値REF1)を、再利用時のメモリセル特性に応じて予め定めておく。
そして、出荷前のウエハテスト時(図3も参照。)に、REF電流回路28により発生させるREF電流の電流値を第1の電流値REF0に設定するための第1のトリミング情報を、第1REF電流トリミング情報格納領域14aに書き込んでおくと共に、REF電流回路28により発生させるREF電流の電流値を第2の電流値REF1に設定するための第2のトリミング情報を、第2REF電流トリミング情報格納領域14bに書き込んでおく。
なお、第1REF電流トリミング情報格納領域14aに対する第1のトリミング情報の書き込みは、出荷後の初回使用時に書き込んだデータを読み出す時までに行えばよく、出荷前に限定されない。また、同様に、第2REF電流トリミング情報格納領域14bに対する第2のトリミング情報の書き込みは、出荷後の再利用時に書き込んだデータを読み出す時までに行えばよく、出荷前に限定されない。
図8は、第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bに対してトリミング情報を書き込む際に発生する各信号のタイミングチャートを示す図である。
まず、半導体メーカ又はユーザは、テストモード信号TESTをHighにして、メモリチップ80をテストモードに設定する。その後、チップイネーブル信号CEBがLowの期間(コマンド有効期間)に、半導体メーカ又はユーザは、I/Oパッド部22に書き込み先のアドレス(第1REF電流トリミング情報格納領域14a又は第2REF電流トリミング情報格納領域14b)を指定する。更に、コマンド有効期間に、トリミング情報セットコマンドを入力する。トリミング情報セットコマンドは、メモリチップ80の第3回路部36に含まれる書き込み回路に書込み動作を開始させるコマンドである。次に、半導体メーカ又はユーザは、第1REF電流トリミング情報格納領域14aに書き込む第1のトリミング情報又は第2REF電流トリミング情報格納領域14bに書き込む第2のトリミング情報を入力する。入力されたトリミング情報は書き込み回路にラッチされる。次に、半導体メーカ又はユーザは、トリミング情報書き込みコマンドを入力する。書き込み回路は、トリミング情報書き込みコマンドが入力されると、ラッチしたトリミング情報を指定されたアドレスに書き込む。
なお、本実施の形態では、トリミング情報書き込みコマンドは格納領域によらず共通とし、アドレスで第1REF電流トリミング情報格納領域14aと第2REF電流トリミング情報格納領域14bとを選択して書き込んでいる。
出荷後、メモリチップ80からデータを読み出す前に、REF電流の電流値の設定を行う。
図9は、REF電流トリミング情報ラッチ回路82にトリミング情報をラッチする際の各信号のタイミングチャートを示す図である。
まず、ユーザは、半導体不揮発性記憶装置に対して電源電圧VCCを印加して電源を投入し、テストモード信号TESTをHighにして、メモリチップ80をテストモードに設定する。
その後、チップイネーブル信号CEBがLowの期間(コマンド有効期間)に、ユーザは、I/Oパット部76からトリミング情報を読み出してREF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチするためのラッチコマンドと、トリミング情報を読み出す領域を示すアドレスとを入力する。より具体的には、ユーザは、初回使用時には、ラッチコマンドと、第1REF電流トリミング情報格納領域14aのアドレスとをI/Oパット部76に入力する。それ以降の再利用時には、半導体不揮発性記憶装置に対する電源投入の際に、ラッチコマンドと、第2REF電流トリミング情報格納領域14bのアドレスとをI/Oパット部76に入力する。
制御チップ74は、ラッチコマンドと指定されたアドレスとをメモリチップ80のI/Oパッド部22に出力する。REF電流トリミング情報ラッチ回路82は、制御チップ74からラッチコマンドとアドレスとが入力されると、入力されたアドレスが示すREF電流トリミング情報格納領域に書き込まれているトリミング情報を読み出してラッチする。すなわち、メモリアレイ部14からトリミング情報を読み出す場合には、アンプ回路16から出力された出力信号(トリミング情報)は、通常の読み出し時に使用されるラッチ回路ではなく、REF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチされる。なお、この読み出し時には、トリミング回路46により、トリミング情報により調整される前の予め定められた電流値のREF電流が流れるように抵抗分割回路48の抵抗値が制御される。ラッチされたトリミング情報はトリミング信号としてトリミング回路46に出力され、電源が投入されている期間は、REF電流の電流値が該トリミング情報に応じた電流値に制御される。
このように、本実施の形態では、ラッチコマンドは格納領域によらず共通とし、アドレスで第1REF電流トリミング情報格納領域14aと第2REF電流トリミング情報格納領域14bとを選択している。
なお、本実施の形態では、ユーザがラッチコマンドとアドレスとを制御チップ74に入力し、制御チップ74から該入力されたラッチコマンドとアドレスとをI/Oパット部76、I/Oパッド部22を介してREF電流トリミング情報ラッチ回路82に出力する例について説明したが、これに限定されない。例えば、コマンド0、コマンド1の2つのコマンドを予め用意しておき、ユーザがI/Oパット部76からコマンド0を入力した場合には、制御チップ74が該コマンド0から第1REF電流トリミング情報格納領域14aのアドレスに変換して、ラッチコマンドと該変換したアドレスとREF電流トリミング情報ラッチ回路82に出力し、ユーザがI/Oパット部76からコマンド1を入力した場合には、制御チップ74が該コマンド1から第2REF電流トリミング情報格納領域14bのアドレスに変換して、ラッチコマンドと該変換したアドレスREF電流トリミング情報ラッチ回路82に出力するように構成してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ヒューズ回路を設けずに、メモリアレイ部14にトリミング情報を格納する領域を設けてトリミング情報を書き込むようにしたため、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した効果に加え、ヒューズ回路が不要になりレーザ切断工程が削減できる。また、パッケージ組立後のテスト工程や、再利用の途中でのメーカ回収時等においても、トリミング情報を決定して使用することができる。すなわち、ヒューズ回路を使用する場合には、予めレーザ切断を行う必要があるが、メモリアレイ部14の一部の領域をトリミング情報の格納に使用する場合には、ウエハテスト後でも書き込むことができるため、出荷後のメモリセル特性からトリミング情報を決定できる。
なお、本実施の形態において、トリミング情報をREF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチする際には、REF電流の電流値がトリミング回路46によりメモリセル特性に応じた値に設定されていない状態でトリミング情報を読み出さざるを得ない。
そこで、トリミング情報を確実に読み出すため、書き込み回路によりメモリセルの期待値0と期待値1との間の電流差が十分大きくなるように書き込みを行ってもよい。
例えば、メモリアレイ部14が、ゲートの両サイドに電荷蓄積部を備え、各電荷蓄積部に1ビットずつ格納可能なメモリセル(以下、2ビットのメモリセル)が配列されたメモリアレイ部である場合には(図13(B)も参照。)、一方のサイドの電荷蓄積部だけを使用し、他方のサイドの電荷蓄積部は、不使用の状態(書込みされていない論理値1の状態)にする。すなわち、2ビットのメモリセルを1ビットのメモリセルとして使用する。
これは、通常、2ビットセルのメモリセル52の各電荷蓄積部からデータを読み出す場合には、メモリセル52のドレイン及びソースに印加する電圧の方向を異ならせて、それぞれ読み出すようにしているが、一方の電荷蓄積部からデータを読み出す際、他方の電荷蓄積部に電子が蓄積されていない状態で読み出すほうがセル電流が大きくなる。
そこで、第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bにトリミング情報を書き込む際には、該格納領域の各々のメモリセル52を1ビットのメモリセルとして使用するようにすれば、メモリセルの期待値0と期待値1との間の電流差が十分大きくなり、十分な読み出しマージンを確保できる。
また、更に、トリミング情報の書き込みの際には仕様で定められた電圧より高い電圧をゲートに印加して電子の注入量を通常の注入量より多くしてトリミング情報を書き込むようにするようにしてもよい。これによっても、読み出し時のセル電流が通常より大きくなる。
また、トリミング情報の読み出しの際に、仕様により定められた電圧とは異なる電圧をメモリセルに印加して読み出すようにしてもよい。例えば、トリミング情報の読み出しの際には、第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bのメモリセル52のMOSトランジスタのゲートに印加する電圧の大きさが、仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさより大きな電圧となるように構成してもよい。より具体的には、例えば、チップイネーブル信号がLowの期間は、ワードドライバ回路54を介してゲートに印加する電圧の大きさを仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさより大きくするための回路を設ける等である。
また、第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bのメモリセル52のMOSトランジスタのドレイン、ソースの電圧差が、仕様により定められた読み出し時の電圧差より大きくなるように構成してもよい。より具体的には、例えば、例えば、チップイネーブル信号がLowの期間は、ドレインセレクタドライバ回路56及びソースセレクタドライバ回路58を介してドレイン及びソースに印加する電圧の差を仕様により定められた読み出し時の電圧の差より大きくするための回路を設ける等である。
このように、ゲート、ソース、ドレインに電圧を印加することで、期待値0と期待値1とでセル電流に大きな差が出る。
また、トリミング情報の読み出しの際に、仕様により定められた読み出しタイミングとは異なるタイミングで読み出すようにしてもよい。通常はメモリアレイ部14からデータを読み出す際には、なるべく早く読み出したいため、仕様では、メモリセル52のドレイン、ソース、ゲートに電圧を印加してから充電が十分なされない過渡的なタイミングでアンプ回路16から出力された信号を読み出しデータとしてラッチしている場合が多い。これを、メモリセル52のドレイン、ソース、ゲートに電圧を印加してから仕様で定められた時間よりも長い時間が経過した時にアンプ回路16から出力された信号を読み出しデータとしてラッチするようにREF電流トリミング情報ラッチ回路82を構成すれば、電荷蓄積部から期待値0を読み出したときのセル電流と、期待値1を読み出したときのセル電流との差分が大きくなり、十分な読み出しマージンを確保できる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態について、図10、図11を参照して説明する。図10は、本実施の形態の半導体不揮発性記憶装置としてのメモリチップ90の全体構成図である。図10において、図1、図5、及び図7と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、第3の実施の形態の制御チップ又は制御回路に代わって、パワーオンシーケンス回路92が設けられている。また、REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cがメモリアレイ部14に設けられている。
REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cには、第1REF電流トリミング情報格納領域14a又は第2REF電流トリミング情報格納領域14bのいずれかを選択するための選択データが書き込まれる。本実施の形態では、出荷後の初回使用時に書き込んだデータを読み出す時までに、第1REF電流トリミング情報格納領域14aを選択するための選択データ「1」を、REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cに書き込んでおく。また、初回使用後に消去処理を行った後、再利用時に書き込んだデータを読み出す時までに、第2REF電流トリミング情報格納領域14bを選択するための選択データ「0」を、REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cに書き込んでおく。選択データの書き込みシーケンスは、第3の実施の形態で図8を用いて説明したのと同様に行えばよいため、ここでは説明を省略する。
ここで、図11を参照しながら、本実施の形態の作用及び効果について説明する。図11は、メモリチップ90の電源投入時の各信号のタイミングチャートを示す図である。
ユーザがメモリチップ90に対して電源電圧VCCを印加して電源を投入すると、パワーオンシーケンス回路92が起動する。パワーオンシーケンス回路92は起動後、パワーオン信号POWONをHighにして、内部クロックCLKを発生させた後、内部チップイネーブル信号CEBを発生する。
パワーオンシーケンス回路92は、内部チップイネーブル信号CEBがLowの期間に、REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cのアドレスを発生させる。そして、このアドレスに格納されている選択データを読み出し、パワーオンシーケンス回路92の内部に設けられた選択データラッチ回路にラッチする。すなわち、メモリアレイ部14から選択データを読み出す場合には、アンプ回路16から出力された出力信号(選択データ)は、通常の読み出し時に使用するラッチ回路ではなくパワーオンシーケンス回路92にラッチされる。なお、この読み出し時には、トリミング回路46により、トリミング情報により調整される前の予め定められた電流値のREF電流が流れるように抵抗分割回路48の抵抗値が制御されて読み出される。
次に、パワーオンシーケンス回路92は、ラッチした選択データに応じた格納領域のアドレスを発生する。具体的には、ラッチした選択データが「1」の場合には、第1REF電流トリミング情報格納領域14aのアドレスを発生する。ラッチした選択データが「0」の場合には、第2REF電流トリミング情報格納領域14bのアドレスを発生する。
パワーオンシーケンス回路92は、選択データによりアドレス指定された第1REF電流トリミング情報格納領域14a又は第2REF電流トリミング情報格納領域14bからトリミング情報を読み出してREF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチする。すなわち、メモリアレイ部14からトリミング情報を読み出す場合には、アンプ回路16から出力された出力信号(トリミング情報)は、通常の読み出し時に使用するラッチ回路ではなく、REF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチされる。なお、この読み出し時には、トリミング回路46により、トリミング情報により調整される前の予め定められた電流値のREF電流が流れるように抵抗分割回路48の抵抗値が制御されて読み出される。
パワーオンシーケンス回路92が出力するパワーオン信号POWONがLowになった時に、REF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチしたトリミング情報が有効となり、REF電流トリミング情報ラッチ回路82は、ラッチしたトリミング情報をトリミング信号としてトリミング回路46に出力する。電源が投入されている期間は、REF電流の電流値が該トリミング情報に応じた電流値に制御される。
なお、本実施の形態において、トリミング情報をREF電流トリミング情報ラッチ回路82にラッチする際には、REF電流の電流値がトリミング回路46によりメモリセル特性に応じた値に設定されていない状態、電源電圧が安定していない状態で読み出しを行わざるを得ない。
そこで、REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域14cから選択データを、また、第1REF電流トリミング情報格納領域14a及び第2REF電流トリミング情報格納領域14bからトリミング情報を確実に読み出すため、第3の実施の形態で説明したように、2ビットのメモリセルを1ビットのメモリセルとして用いて、メモリセルの期待値0と期待値1との間の電流差が十分大きくなるように選択データやトリミング情報の書き込みを行ってもよい。また書き込み時の電圧値も仕様で定められた電圧値よりも大きくして書き込むようにしてもよい。
また、読み出す際にも、第3の実施の形態で説明したように、メモリセル52のMOSトランジスタのゲートに印加する電圧を通常より大きくしたり、メモリセル52のMOSトランジスタのドレイン、ソースに印加する電圧差が通常より大きくなるように各々の電圧を印加したり、仕様で定められたタイミングより遅いタイミングで読み出すようにして、メモリセルの期待値0と期待値1と電流差が大きくなるようにし、読み出しマージンを確保するように構成してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電源投入毎にREF電流を設定するための専用のコマンドを入力すること無しに、再利用時のメモリセル特性変化に応じたREF電流を設定することができる。
[その他変形例]
第1〜第4の実施の形態では、メモリセル52がゲートの両サイドに電荷蓄積部を有する例について説明したが、これに限定されず、例えば、ゲートの一方のサイドに電荷蓄積部を有するものであってもよいし、ゲートの下層に電荷蓄積部を有するものであってもよい。
また、通常、出荷後最初の使用(初回使用)時と初回使用の次の使用(1回目の再利用)時との間で、期待値0,1の分布の変動量とリテンション変化分の変動量との合計値が特に大きいため、第1〜第4の実施の形態では、初回使用時と再利用時とでREF電流の電流値を異ならせる例について説明したが、これに限定されない。例えば、初回の使用から複数回再利用するまでは、期待値0,1の分布の変動量とリテンション変化分の変動量との合計が許容範囲であって、読み出しに必要なマージンを確保できるが、それ以降は許容範囲を超えて、読み出しに必要なマージンを確保できなくなるものもある。このような場合には、許容範囲を超えない予め定められた使用回数まではREF電流の電流値を変更せずに使用し、該使用回数以降は、REF電流値を変更して使用するようにしてもよい。
また、再利用するほど、期待値0、期待値1の分布の初回使用時からのずれ量が大きくなる傾向があるため、REF電流の電流値を、再利用の回数が多くなるほど大きくなるように変更してもよい。また、毎回電流値を変更するのではなく、複数回使用する毎に段階的に変更するようにしてもよい。この場合、第1及び第2の実施の形態では、ヒューズ回路を2個ではなく、3個以上設け、各々に異なる電流値のREF電流を生成するためのトリミング情報を格納しておき、第1及び第2の実施の形態と同様に選択して用いるようにする。また、第3及び第4の実施の形態では、メモリアレイ部14にトリミング情報を格納するためのREF電流トリミング情報格納領域を3個以上設け、第3及び第4の実施の形態と同様に選択して用いるようにする。
10 メモリチップ
12 デコーダドライバ
14 メモリアレイ部
14a 第1電流トリミング情報格納領域
14b 第2電流トリミング情報格納領域
14c REF電流トリミング情報格納領域選択データ格納領域
16 アンプ回路
24 リユースパッド
26 内部電源
28 REF電流回路
30 リユースピン
32 第1ヒューズ回路
34 第2ヒューズ回路
38 選択回路
52 メモリセル
54 ワードドライバ回路
56 ドレインセレクタドライバ回路
58 ソースセレクタドライバ回路
60 ドレイン選択トランジスタ
62 ソース選択トランジスタ
70 メモリチップ
72 電流トリミングヒューズ選択値ラッチ回路
74 制御チップ
80 メモリチップ
82 電流トリミング情報ラッチ回路
90 メモリチップ
92 パワーオンシーケンス回路

Claims (12)

  1. 再利用可能な不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、
    前記メモリアレイ部の再利用回数に応じて、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための異なる複数の設定情報から選択された設定情報を出力する出力回路と、
    前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、
    前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、
    を備えた半導体不揮発性記憶装置。
  2. 不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、
    ヒューズ素子を各々有する複数のヒューズ回路と、
    前記ヒューズ回路を選択する選択信号が入力されるピンと、
    前記ヒューズ回路の各々のヒューズ素子を切断することによって前記ヒューズ回路の各々に格納された、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報のうち、前記ピンから入力された選択信号によって選択された設定情報を出力する出力回路と、
    前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、
    前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、
    を備えた半導体不揮発性記憶装置。
  3. 不揮発性のメモリセルが複数配列されたメモリアレイ部と、
    ヒューズ素子を各々有する複数のヒューズ回路と、
    前記ヒューズ回路を選択する選択信号をラッチするためのラッチ回路と、
    前記選択信号を生成するためのコマンドが入力された場合に、前記コマンドに応じた選択信号を生成して前記ラッチ回路にラッチさせる制御手段と、
    前記ヒューズ回路の各々のヒューズ素子を切断することによって前記ヒューズ回路の各々に格納された、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報のうち、前記ラッチ回路にラッチされた選択信号によって選択された設定情報を出力する出力回路と、
    前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、
    前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、
    を備えた半導体不揮発性記憶装置。
  4. 前記複数の設定情報を前記メモリアレイ部の予め定められた複数の設定情報格納領域に格納し、
    前記出力回路は、前記設定情報を読み出すコマンドが入力された場合に、前記複数の設定情報格納領域から選択された設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出してラッチし、該ラッチした設定情報を前記リファレンス電流回路に出力する
    請求項1に記載の半導体不揮発性記憶装置。
  5. 前記メモリアレイ部に配列されたメモリセルの各々は、複数の電荷蓄積部を備え、
    前記設定情報格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記設定情報を格納した
    請求項4に記載の半導体不揮発性記憶装置。
  6. 前記出力回路が前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのゲートに対して、仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさよりも大きな電圧を印加する第1の印加動作、及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのドレイン及びソースの各々に対して、ドレインに印加する電圧とソースに印加する電圧との電圧差が仕様により定められた電圧差より大きくなる電圧を印加する第2の印加動作の少なくとも一方を行う印加手段を更に設けた
    請求項4又は請求項5のいずれか1項記載の半導体不揮発性記憶装置。
  7. 前記出力回路は、前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、仕様により定められた読み出しタイミングよりも遅いタイミングで読み出す
    請求項4〜請求項6のいずれか1項記載の半導体不揮発性記憶装置。
  8. 不揮発性のメモリセルが複数配列されると共に、前記メモリセルの一部に、互いに電流値が異なるリファレンス電流を生成するための複数の設定情報が格納された、予め定められた複数の設定情報格納領域と、前記設定情報格納領域のいずれかを選択するための選択データが格納された、予め定められた選択データ格納領域とが設けられたメモリアレイ部と、
    電源が投入された場合に、前記選択データ格納領域に格納された前記選択データにより選択された設定情報格納領域に格納されている設定情報を読み出してラッチし、該ラッチした設定情報を出力する出力回路と、
    前記出力回路から出力された設定情報に応じた電流値のリファレンス電流を生成するリファレンス電流回路と、
    前記メモリアレイ部の選択されたメモリセルから出力されたセル電流と、前記リファレンス電流回路で生成されたリファレンス電流とを比較するアンプ回路と、
    を備えた半導体不揮発性記憶装置。
  9. 前記メモリアレイ部に配列されたメモリセルの各々は、複数の電荷蓄積部を備え、
    前記選択データ格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記選択データを格納すると共に、前記設定情報格納領域に配列されたメモリセルの前記複数の電荷蓄積部のうち1つを用いて前記設定情報を格納した
    請求項8に記載の半導体不揮発性記憶装置。
  10. 前記出力回路が前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのゲートに対して、仕様により定められた読み出し時の電圧の大きさよりも大きな電圧を印加する第1の印加動作、及び前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域の各メモリセルが有するMOSトランジスタのドレイン及びソースの各々に対して、ドレインに印加する電圧とソースに印加する電圧との電圧差が仕様により定められた電圧差より大きくなる電圧を印加する第2の印加動作の少なくとも一方を行う印加手段を更に設けた
    請求項8又は請求項9記載の半導体不揮発性記憶装置。
  11. 前記出力回路は、前記選択データ格納領域及び前記設定情報格納領域に格納された設定情報を読み出す際に、仕様により定められた読み出しタイミングよりも遅いタイミングで読み出す
    請求項8〜請求項10のいずれか1項記載の半導体不揮発性記憶装置。
  12. 前記出力回路は、前記メモリアレイ部の再利用の回数が多いほど前記リファレンス電流の電流値が大きくなるように前記複数の設定情報から選択された設定情報を前記リファレンス電流回路に出力する
    請求項1〜請求項11のいずれか1項記載の半導体不揮発性記憶装置。
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