JP4818024B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的にプログラム可能な不可逆性記憶素子を用いた半導体記憶装置に関する。
半導体集積回路において、電源を落としても記憶した情報を保持し続ける不揮発性OTP(One Time Programmable)メモリが不可欠となっている。その用途は、DRAM,SRAMといった大容量メモリのリダンダンシ用途、アナログ回路のチューニング用途、暗号キー等のコード格納用途、製造履歴を記憶する用途などに広がっている。
これまでメモリリダンダンシには、レーザヒューズを用いたROMが使用されてきた(特許文献1参照)。レーザヒューズROMは普通の配線をレーザ光で溶断することにより、情報を格納する。そのため、レーザヒューズを作成するための特別なプロセスは必要なく、最も安価な不揮発性メモリと考えられていた。しかし、レーザヒューズROMには、特別なヒューズブロウ装置とそれを用いたブロウ工程が必要であるため、プログラムコストが高いという弱点がある。また、レーザヒューズの最小寸法は、使用するレーザ光の波長で決まるため、他の回路部分と微細化の歩調が合わず、次第に占有する面積の割合が大きくなるという問題もある。さらに、レーザを用いてプログラムするため、ウェハー状態でしかプログラムできず、パッケージ後の高速テストにて発見される不良の救済には使用することはできない。そのため、レーザブロウ装置を用いないで、電気的にプログラム可能な不揮発性OTPメモリへの期待が大きくなっている。
電気的にプログラム可能な不揮発性OTPメモリとして、アンチヒューズを利用したものがある。アンチヒューズは薄いゲート酸化膜で構成されるMOSFETであり、そのゲート酸化膜に高電圧を印加し、絶縁膜を破壊することで情報を記憶する。このようにアンチヒューズのプログラム機構は、データをプログラムするときにその両端に大きな電位差を発生させるだけという非常に単純なものであり、アンチヒューズは今後の利用が最も期待されている不揮発性OTPメモリの記憶素子である。
しかし、書き込み電源昇圧時には解決しなければならない問題がある。アンチヒューズの一端には書き込み電源が接続され、他端には書き込み回路及び読み出し回路が接続されている。そのため、書き込み電源昇圧時には、その一端のみが昇圧され、他端は低電位のままとなる。その結果、アンチヒューズのゲート酸化膜に高電圧がかかり、絶縁膜が破壊され、誤書き込みが行われる虞がある。
特開2001−168196号公報
本発明は、書き込み電源昇圧時に発生するアンチヒューズ両端の電位差を緩和し、アンチヒューズの誤書き込みを防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、書き込み電圧を印加可能な書き込み電圧源と、前記書き込み電圧源に接続され、その一端に前記書き込み電圧が供給されるアンチヒューズと、当該アンチヒューズの他端に一端を接続した第1トランジスタと、当該第1トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第1トランジスタのオン/オフを制御する第1トランジスタ制御回路と、前記第1トランジスタの他端に一端を接続し、他端を接地した第2トランジスタと、当該第2トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第2トランジスタのオン/オフを制御する第2トランジスタ制御回路と、前記第1トランジスタの他端に一端を接続したセンスノードと、当該センスノードに接続され、当該センスノードにかかる電位を参照電位と比較するセンスアンプと、前記センスノードに電荷を蓄積させ、前記アンチヒューズの両端にかかる電位差を制御する電位差制御回路とを備え、前記電位差制御回路は、前記センスノードに一端を接続し、前記第2トランジスタ制御回路にゲートを接続した第3トランジスタと、前記第3トランジスタの他端に一端を接続し、前記第1トランジスタ制御回路に他端を接続した第4トランジスタと、前記第4トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第4トランジスタのオン/オフを制御するプリチャージ制御回路とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、書き込み電源昇圧時に発生するアンチヒューズ両端の電位差を緩和し、アンチヒューズの誤書き込みを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2を参照して本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置を説明する。
(第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成)
先ず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成図である。
図1に示すように、半導体記憶装置は、情報を記憶する記憶セル1aと、その記憶セル1aを制御する制御回路1bとを備える。半導体記憶装置は、記憶セル1a内に設けられたアンチヒューズ10を備えている。このような記憶セル1aが例えば、マトリクス状に複数配置されて不揮発性OTPメモリが形成される。例えば、アンチヒューズ10は、MOSFETのゲート絶縁膜である。半導体記憶装置は、アンチヒューズ10に高電圧を印加し、ゲート絶縁膜を破壊することにより、不可逆的にゲート絶縁膜の抵抗値を変化させ、情報を書き込む構成を有している。
記憶セル1aにおいて、アンチヒューズ10の一方には、書込み電圧源2が接続され、他方は、下端ノード(第1ノード)11が接続されている。下端ノード11には、第1n型MOSトランジスタ12の一端(ドレイン)が接続されている。第1n型MOSトランジスタ12の他端(ソース)には、第2n型MOSトランジスタ13の一端(ドレイン)及びセンスノード14の一端が接続されている。センスノード14の他端には、センスアンプ15の入力端子が接続されている。また、第2n型MOSトランジスタ13の他端(ソース)は、接地端子16に接続されている。センスノード14には、第3n型MOSトランジスタ17の一端(ソース)と、他端を接地端子16としたn型MOSトランジスタ18の一端(ドレイン)とが接続されている。
詳細は後述するが、第1n型MOSトランジスタ12は、アンチヒューズ10に情報が書き込まれている場合、すなわち、アンチヒューズ10が導通状態の時に、後述する書き込み電圧源2が出力した所定の閾値以上の高電圧からセンスアンプ15を保護する機能を有している。
また、第2n型MOSトランジスタ13は、下端ノード11の一端を接地し、アンチヒューズ10に高電圧をかけ、アンチヒューズ10を書き込み状態とする書き込み制御トランジスタとして機能する。
また、第3n型MOSトランジスタ17は、センスノード14に電荷を蓄積可能とするプリチャージ制御トランジスタとして機能する。
また、n型MOSトランジスタ18は、センスノード14を接地して、センスノード14に蓄積された電荷を放電可能とする接地トランジスタとして機能する。
以下、制御回路1bの構成を説明する。アンチヒューズ10の他端には、アンチヒューズ10に破壊をもたらす高電圧(書き込み電圧)を印加可能な書き込み電圧源2が接続されている。なお、書き込み電圧源2は、複数の記憶セル1a全てに対して共通に設けられている。
第1n型MOSトランジスタ12のゲートには、下端ノード11へセンスノード14を接続するか否かを制御するバリアトランジスタ制御電圧源3が設けられている。
第2n型MOSトランジスタ13のゲートには、下端ノード11の電圧を接地して書き込み電圧の印加を制御する書き込み回路4が設けられている。
第3n型MOSトランジスタ17のドレインには、ゲート信号を与えて書き込み電圧に近い電圧(プリチャージ電圧)を印加可能なプリチャージ電圧源5が設けられている。また、第3n型MOSトランジスタ17のゲートには、ゲート信号を与えてプリチャージ電圧をセンスノード14に印加するか否かを制御するプリチャージ制御回路6が設けられている。
n型MOSトランジスタ18のゲートには、ゲート信号を与えてセンスノード14にかかる電圧を接地(ディスチャージ)するか否かを制御するディスチャージ制御回路7が設けられている。
センスアンプ15の入力端子のもう一方には、センスアンプ15に参照電圧を印加する参照電圧源8が設けられ、センスアンプ15の出力側には、出力電圧をバッファリングする出力バッファ9が設けられている。
(第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み電圧昇圧動作)
次に、図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み電圧昇圧動作について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体記憶装置の動作タイミング図である。なお、書き込み電圧源2は、すべての記憶セル1aに対して、共通に設けられているため、書き込み動作を行わない記憶セル1aであってもそのアンチヒューズ10に対して書き込み電圧源2から書き込み電圧が供給される。
まず、半導体記憶装置は、書き込み電圧源2の昇圧動作の初期状態において、プリチャージ電圧源5にて、書き込み準備信号を受け付ける。すると、プリチャージ電圧源5は、例えば2.5Vのプリチャージ電圧を出力する。つづいて、プリチャージ制御回路6は、第3n型MOSトランジスタ17がオンするのに十分な電圧、例えば2.5Vのゲート信号(プリチャージ信号)を出力する。
このプリチャージ信号を受けた第3n型MOSトランジスタ17はオンとなり、プリチャージ電圧源5とセンスノード14とが接続されることにより、センスノード14の電位が上昇する。それと同時に、バリアトランジスタ制御電圧源3は、例えば、3Vに向かって昇圧を開始する。そして、バリアトランジスタ制御電圧源3が所定の電圧、例えば3Vに達することにより、第1n型MOSトランジスタ12がオンとなり、センスノード14と下端ノード11とが接続され、下端ノード11の電位が上昇する。
このとき、上昇した下端ノード11の電位は、アンチヒューズ10の両端の電位差を緩和するのに十分な電位となっている。最後に、書き込み電圧源2の出力電圧は、アンチヒューズ10のゲート絶縁膜破壊に必要な書き込み電圧、例えば7Vに昇圧する。この動作により、書き込み電圧源2が生成した書き込み電圧と下端ノード11との電位差ΔVを抑えることが可能となり、アンチヒューズ10の破壊による誤書き込みを防ぐことができる。
また、このときに第1n型MOSトランジスタ12の一端には、書き込み電圧源2において生成した電圧に近い高電圧がかかる。そのため、センスアンプ15及び第1n型MOSトランジスタ12自体の保護のため、第1n型MOSトランジスタ12のゲート端子の電位は、書き込み電圧源2において生成する電位の中間の電位、例えば、3Vが適当である。
(第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作)
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る半導体装置の書き込み動作について説明する。書き込み電圧源2の昇圧動作が完了した状態で、まず、書き込み回路4が第2n型MOSトランジスタ13をオンするのに十分な電圧、例えば、1.5Vのゲート信号を出力する。この書き込み回路4からのゲート信号に伴い、第2n型MOSトランジスタ13がオン状態となり、センスノード14と接地端子16とが接続される。そして、センスノード14が、GNDレベルとなると共に、下端ノード11の電位も低下する。これにより、アンチヒューズ10の両端に大きな電位差が発生し、アンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜が破壊され、情報の書き込みが行われる。このようにアンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜が破壊された状態において、アンチヒューズ10は導電性を有し、書き込み電圧源2と下端ノード11は導通する。
(第1実施形態に係る半導体記憶装置の読み出し動作)
次に、第1実施形態における半導体記憶装置の読み出し動作について説明する。まず、バリアトランジスタ制御電圧源3は、第1n型MOSトランジスタ12をオンするのに十分な電圧、例えば3Vに昇圧し、ゲート信号を出力する。これに伴い、第1n型MOSトランジスタ12はオンとなり、下端ノード11とセンスノード14とが接続される。つづいて、書き込み電圧源2がアンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜を破壊する虞のない程度の電圧、例えば、1.5Vを出力する。これに伴い、書き込みの行われた記憶セル1aにおいて、センスノード14の電位が上昇する。一方、書き込みの行われていない記憶セル1aにおいては、センスノード14の電位は上昇しない。
次に、ディスチャージ制御回路7は、n型MOSトランジスタ18をオンするのに十分な電圧、例えば1.5Vに昇圧し、ゲート信号を出力する。これに伴い、センスノード14が接地端子16と接続されGNDレベルとなる。その後、ディスチャージ制御回路7の電圧を下げ、n型MOSトランジスタ18をオフに戻し、センスノード14と接地端子16との接続を切断する。すると、書き込みの行われた記憶セル1aにおいては、センスノード14の電位が上昇する。一方、書き込みの行われていない記憶セル1aにおいては、センスノード14の電位は上昇しない。つづいて、参照電圧源8が参照電圧を、例えば0.5Vに昇圧する。最後に、センスアンプ15において、書き込みの行われた記憶セル1aにおいては高電位の信号が出力され、書き込みの行われていない記憶セル1aにおいては低電位の信号が出力バッファ9に出力される。
上記のような第1実施形態に係る半導体記憶装置の機能を踏まえ、上述した構成を換言すると、第3n型MOSトランジスタ17、プリチャージ電圧源5、プリチャージ制御回路6が、センスノード14に電荷を蓄積させ、アンチヒューズ10の両端にかかる電位差を制御する電位差制御回路として機能する。
このように本発明の第1実施形態によれば、アンチヒューズ10に情報を書き込むための高電圧を生成している際に記憶素子の両端に発生する大きな電位差を緩和することにより、情報の誤書き込みを防ぐことが出来る。また、書き込み動作と記憶素子保護とを相補的に行うことにより、情報の誤書き込み防止の精度を上げることができる。すなわち、第1実施形態により、信頼性の高い半導体記憶装置の製造が可能となる。
上記第1実施形態に係る半導体記憶装置においては、各電圧源及び制御回路(符号2〜8)によって電圧及び制御信号を生成させる構成としている。しかしながら、本発明は、このような構成に限られるものではなく、電圧及び制御信号は外部電源及び外部の回路から供給される構成であってもよい。
また、第1実施形態の半導体記憶装置において、第1〜第3n型MOSトランジスタ12,13,17は、n型MOSトランジスタ18は、p型MOSトランジスタであってもよい。
[第2実施形態]
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置を説明する。
(第2実施形態に係る半導体記憶装置の構成)
先ず、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成を説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成図である。
図3に示すように、半導体記憶装置は、情報を記憶する記憶セル1a’と、その記憶セル1a’を制御する制御回路1b’とを備える。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成には、同一符号を付し、その説明を省略する。
記憶セル1a’は、第1実施形態の記憶セル1a’から第3n型MOSトランジスタ17を省略した構成を有している。その他第1実施形態とは異なり、記憶セル1a’は、センスノード14に一端を接続した第1p型MOSトランジスタ19と、第1p型MOSトランジスタ19の他端に一端を接続した第2p型MOSトランジスタ20とを有する。
上記第1p型MOSトランジスタ19は、第2n型トランジスタ13がオン状態のときに、センスノード14へのプリチャージ電圧の印加を防ぐ第1のプリチャージ制御トランジスタとして機能する。
また、第2p型MOSトランジスタ20は、バリアトランジスタ制御電圧源3からの電圧、すなわちプリチャージ電圧をセンスノード14に印加可能とする第2のプリチャージ制御トランジスタとして機能する。
制御回路1b’は、第1実施形態の制御回路1bからプリチャージ電圧源5を省略した構成を有している。その他第1実施形態とは異なり制御回路1b’において、書き込み回路4は、第2n型MOSトランジスタ13のゲートだけではなく、第1p型MOSトランジスタ19のゲートにも接続されている。また、バリアトランジスタ制御電圧源3は、第1n型MOSトランジスタ12のゲートだけではなく、第2p型MOSトランジスタ20の他端(ソース)にも接続されている。プリチャージ制御回路6は、第2p型MOSトランジスタ20のゲートに接続されている。
(第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み電圧昇圧動作)
次に、図4を参照して、第2実施形態の半導体記憶装置における書き込み電圧源2の昇圧動作について説明する。図4は、第2実施形態における半導体記憶装置の動作タイミング図である。なお、書き込み電圧源2は、すべての記憶セル1aに対して、共通に設けられているため、書き込み動作を行わない記憶セル1aであってもそのアンチヒューズ10に対して書き込み電圧昇圧動作が実行される。
まず、半導体記憶装置は、バリアトランジスタ制御電圧源3にて、書き込み準備信号の入力を受け付ける。書き込み準備信号の入力に伴い、バリアトランジスタ制御電圧源3は、例えば3Vに向かって昇圧を開始する。そして、バリアトランジスタ制御電圧源3は、所定の電圧、例えば3V に達すると、第1n型MOSトランジスタ12がオンとなり、センスノード14と下端ノード11とが接続される。次に、プリチャージ制御回路6が第2p型MOSトランジスタ20をオンするのに十分低い電圧、例えば0Vのゲート信号(プリチャージ信号)を出力する。
これに伴い、第2p型MOSトランジスタ20がオンとなる。また、書き込み回路4は初期状態から高電圧を発生していないので第1p型MOSトランジスタ19はオンとなっている。そのため、バリアトランジスタ制御電圧源3とセンスノード14とが接続されることになり、センスノード14の電位が上昇する。また、センスノード14と下端ノード11は接続されているので、下端ノード11の電位も上昇する。このとき、上昇した下端ノード11の電位はアンチヒューズ10両端の電位差を緩和するのに十分な電位となっている。
最後に、書き込み電圧源2がアンチヒューズ10のゲート絶縁膜破壊に必要な書き込み電圧、例えば7V に昇圧する。この動作により、書き込み電圧源2が出力した書き込み電圧と下端ノード11の電位差ΔVを抑えることができ、アンチヒューズ10の破壊による誤書き込みを防ぐことができる。
また、この時に第1n型MOSトランジスタ12の一端には書き込み電圧源2が出力した電圧に近い高電圧がかかる。そのため、センスアンプ15および第1n型MOSトランジス12自体の保護のため第1n型MOSトランジスタ12のゲート端子の電位は、書き込み電圧源2の発生する電位の中間ほどの電位、例えば3V が適当である。
(第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作)
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作について説明する。書き込み電圧昇圧動作が完了した状態で、始めに、書き込み回路4が第2n型MOSトランジスタ13をオンするのに十分な電圧、例えば1.5Vに昇圧しゲート信号を出力する。すると、第2n型MOSトランジスタ13がオンすることによって、センスノード14と接地端子16とが接続される。そして、センスノード14がGNDレベルとなり、それに伴い下端ノード11の電位も低下する。
これによりアンチヒューズ10の両端に大きな電位差が発生し、アンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜が破壊され、情報の書き込みが行われる。このアンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜の破壊された状態において、アンチヒューズ10は導電性を有し、書き込み電圧源2と下端ノード11とは導通する。
(第2実施形態に係る半導体記憶装置の読み出し動作)
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置の読み出し動作について説明する。読み出し動作においては、書き込み回路4は常に低電位を出力し、プリチャージ制御回路6は常に高電位を出力する。始めに、バリアトランジスタ制御電圧源3が第1n型MOSトランジスタ12をオンするのに十分な電圧、例えば3Vに昇圧し、ゲート信号を出力する。このゲート信号に伴い、第1n型MOSトランジスタ12がオンとなり、下端ノード11とセンスノード14とが接続される。次に、書き込み電圧源2がアンチヒューズ10を構成するゲート絶縁膜を破壊する恐れのない程度の電圧、例えば1.5V を発生する。
すると、書き込みの行われた記憶セル1a’においては、センスノード14の電位が上昇する。一方、書き込みの行われていない記憶セル1a’においては、センスノード14の電位は上昇しない。次に、ディスチャージ制御回路7は、n型MOSトランジスタ18をオンするのに十分な電圧、例えば1.5V に昇圧し、ゲート信号を出力する。すると、センスノード14が接地端子16と接続されGNDレベルになる。その後、ディスチャージ制御回路7の電圧を下げ、n型MOSトランジスタ18をオフに戻し、センスノード14と接地端子16との接続を切断する。すると、書き込みの行われた記憶セル1a’においては、センスノード14の電位が上昇する。
一方、書き込みの行われていない記憶セル1a’においては、センスノード14の電位は上昇しない。そして、参照電圧源8が参照電圧、例えば0.5V を出力する。最後に、センスアンプ15を動作させると、書き込みの行われた記憶セル1a’においては高電位の信号が、書き込みの行われていない記憶セル1a’においては低電位の信号が出力バッファ9に出力される。
上記のような第2実施形態に係る半導体記憶装置の機能を踏まえ、上述した構成を換言すると、第1p型MOSトランジスタ19、第2p型MOSトランジスタ20、プリチャージ制御回路6が、センスノード14に電荷を蓄積させ、アンチユーズ10の両端にかかる電位差を制御する電位差制御回路として機能する。
このように本発明の第2実施形態によれば、記憶素子(アンチヒューズ10)に情報を書き込むための高電圧を生成している際に記憶素子の両端に発生する大きな電位差を緩和することにより、情報の誤書き込みを防ぐことが出来る。また、書き込み動作と記憶素子保護とを相補的に行うことにより、情報の誤書き込み防止の精度を上げることができる。すなわち、第2実施形態により、信頼性の高い半導体記憶装置の製造が可能となる。
上記第2実施形態に係る半導体記憶装置においては、各電圧源及び制御回路(符号2〜4,5〜8)によって電圧及び制御信号を生成させる構成としている。しかしながら、本発明は、このような構成に限られるものではなく、電圧及び制御信号は外部電源及び外部の回路から供給される構成であってもよい。また、第2実施形態の半導体記憶装置において、第1,第2n型MOSトランジスタ12,13,n型MOSトランジスタ18は、p型MOSトランジスタであってもよい。また、第1p型MOSトランジスタ20は、n型MOSトランジスタであってもよい。また、第1n型MOSトランジスタ12をp型MOSトランジスタとすれば、第2p型MOSトランジスタ22をn型MOSトランジスタとしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成概略図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の動作タイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成概略図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の動作タイミング図である。
符号の説明
1a,1a’…記憶セル、1b,1b’…制御回路、2…書き込み電圧源、3…バリアトランジスタ制御電圧源、4…書き込み回路、5…プリチャージ電圧源、6…プリチャージ制御回路、7…ディスチャージ制御回路、8…参照電圧源、9…出力バッファ、10…アンチヒューズ、11…下端ノード、12…第1n型MOSトランジスタ、13…第2n型MOSトランジスタ、14…センスノード、15…センスアンプ、16…接地端子、17…第3n型MOSトランジスタ、18…第4n型MOSトランジスタ、19…第1p型MOSトランジスタ、20…第2p型MOSトランジスタ。

Claims (3)

  1. 書き込み電圧を印加可能な書き込み電圧源と、
    前記書き込み電圧源に接続され、その一端に前記書き込み電圧が供給されるアンチヒューズと、
    当該アンチヒューズの他端に一端を接続した第1トランジスタと、
    当該第1トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第1トランジスタのオン/オフを制御する第1トランジスタ制御回路と、
    前記第1トランジスタの他端に一端を接続し、他端を接地した第2トランジスタと、
    当該第2トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第2トランジスタのオン/オフを制御する第2トランジスタ制御回路と、
    前記第1トランジスタの他端に一端を接続したセンスノードと、
    当該センスノードに接続され、当該センスノードにかかる電位を参照電位と比較するセンスアンプと、
    前記センスノードに電荷を蓄積させ、前記アンチヒューズの両端にかかる電位差を制御する電位差制御回路とを備え、
    前記電位差制御回路は、
    前記センスノードに一端を接続し、前記第2トランジスタ制御回路にゲートを接続した第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタの他端に一端を接続し、前記第1トランジスタ制御回路に他端を接続した第4トランジスタと、
    前記第4トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記第4トランジスタのオン/オフを制御するプリチャージ制御回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記センスノードに一端を接続すると共に他端を接地した接地トランジスタと、
    当該接地トランジスタのゲートにゲート信号を与え、前記接地トランジスタのオン/オフを制御し、前記センスノードに蓄積された電荷の放電を制御するディスチャージ制御回路と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記アンチヒューズは、MOSFETのゲート絶縁膜であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体記憶装置。
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