JP5509943B2 - 電流出力装置 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献2に記載の従来例にあっては、リターン電流値が設定された出力電流値に対して所定の許容範囲外である場合に異常と判断することができるが、前述したようにマルチプレクサの異常により出力電流値が所定の許容範囲内で張り付いてしまう張り付き異常を検出することはできないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、出力電流値が所定の許容範囲内で張り付く張り付き異常が生じた場合に、この張り付き異常を低コストで正確に検出することができる電流出力装置を提供することを目的としている。
ここで、前記電流精度は、前記リターン電流値から前記電流指令値を減算した値を当該電流指令値で除した値の百分率として算出される。
また、本発明の他の形態に係る電流出力装置は、前記リターン電流検出手段と前記負荷との間に介挿された前記負荷への電流出力時にオン状態に制御されるスイッチ回路を有し、
前記異常診断手段は、前記電流精度が前記許容範囲外である場合に、前記常閉スイッチ回路をオフ状態として、その後の前記電流精度が前記許容範囲の下限値以下となるように制御することを特徴としている。
この構成によると、異常診断手段で、電流精度が許容範囲外である場合に、電流精度を許容範囲の下限値以下に制御することができ、異常の発生を確認することができる。
図1は本発明の一実施形態を示すブロック図である。図中、1はプラント制御システム等に用いられる電流出力装置であって、この電流出力装置1は、電源端子tp及びtnに接続された外部電源2を有し、電源端子tp及びtnに定電圧回路3の入力側が接続されている。この定電圧回路3の出力側に電流出力手段としての定電流回路4と電流検出抵抗5とスイッチ回路6とが直列に接続されている。そして、スイッチ回路6と直列に負荷7が接続されている。
演算処理装置20は、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサユニット(MPU)等で構成され、各電流出力部の定電流回路4に対する電流指令値を出力するとともに、定電流回路4、マルチプレクサ16,22の異常診断を行う。
ここで、上記外部電源2、定電圧回路3、定電流回路4、電流検出抵抗5、スイッチ回路6、負荷7、増幅器15、ローパスフィルタ23及び増幅器24で構成される電流出力部が所定数マルチプレクサ16及び22に接続されて、マルチプレクサ22によってアナログ電流指令値Ia*が選択された電流出力部に出力されるとともに、マルチプレクサ16によって選択された電流出力部のアナログ電流検出値IadがA/D変換器17に入力される。
次いで、ステップS3に移行して、変数Nを例えばBCDコードに変換してマルチプレクサ16及び22に出力する。
このステップS6では、電流検出用増幅器15で出力した電流指令値I*を検出可能な所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していないときには所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過したときにはステップS7に移行する。
Ip=(Idr−I*)×100/I* …………(1)
このステップS11では、変数Nを“1”だけインクリメントし、次いでステップS12に移行して、変数Nが設定値Nsに達したか否かを判定し、N<Nsであるときには前記ステップS3に戻り、N=Nsであるときに前記ステップS2に戻る。
ステップS16では、ステップS14又はS15で算出した電流変更指令値Ic*をD/A変換器21に出力してからステップS17に移行し、前述したステップS6と同様の所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していないときにはこれが経過するまで待機し、所定時間が経過したときにはステップS18に移行して、A/D変換器17からデジタルリターン電流値Idrを読込んでからステップS19に移行する。
このステップS20では、変数Nを“1”だけインクリメントし、次いでステップS21に移行して、変数Nが設定値Nsに達したか否かを判定し、N<Nsであるときにはそのまま前記ステップS3に戻り、N=Nsであるときには前記ステップS2に戻る。
この図2の処理において、ステップS1〜S5の処理が電流指令手段に対応し、ステップS5〜S23の処理が異常診断手段に対応している。
演算処理装置20に電源が投入されると、図2に示す電流制御処理が実行開始され、先ず、変数Nが“0”に設定されることにより、マルチプレクサ16及び22で第0番目の電流出力部が選択される。
この状態で、第0番目の電流出力部の負荷7に設定されている電流指令値I*を読込み(ステップS4)、読込んだ電流指令値I*をD/A変換器21に出力する(ステップS5)。このため、D/A変換器21で電流指令値I*がアナログ値に変換されてマルチプレクサ22を介してローパスフィルタ23に供給されてノイズ除去され、次いで増幅器24で増幅されてコンデンサCにアナログ電流指令値Ia*がサンプルホールドされて定電流回路4の演算増幅器12の非反転端子に供給される。
この電流検出抵抗5に定電流Iが流れて、その両端電圧が増幅器15から出力される状態となると、これがマルチプレクサ16を介してA/D変換器17に供給され、このA/D変換器17でデジタルリターン電流値Idrに変換される。
このため、図2の電流制御処理で、A/D変換器17で変換されたデジタルリターン電流値Idrを読込むとともに、基準値Idr(n)として基準値記憶領域に記憶し(ステップS7)、読込んだデジタルリターン電流値Idrと電流指令値I*とに基づいて前述した(1)式の演算を行って電流精度Ipを算出する(ステップS8)。
このとき、電流精度Ipが図3に示すように、“0”より大きい正値であるものとすると、現在の電流指令値I*から例えば規定上限値+Ips/(100×2)を減算した値を電流変更指令値Ic*として算出し、算出した電流変更指令値Ic*をD/A変換器21に出力する(ステップS16)。
このとき、電流偏差の絶対値|Idr(n)−Idr|が設定値ΔId以上であるときには、電流指令値の変更に応じて電流検出値が変化しており、張り付き状態では無く正常状態であると判断してステップS20に移行し、変数Nを“1”だけインクリメントし、次いでステップS21に移行して、変数Nが設定値Ns未満であるので、前記ステップS2に戻って、次の電流出力部に対して電流制御処理を実行する。
このとき、異なる電流出力部の電流指令値I*が異なる場合すなわち例えば一方が10mAで他方が20mAである場合には、電流指令値I*として10mAを出力したときに、A/D変換器17から入力されるデジタルリターン電流値Idrは20mA近傍の値となることから、前述したようにステップS8で電流精度Ipを演算したときに、ステップS9で異常と判定される。
このほか、マルチプレクサ16及び22は正常であるが電流出力部内で何らかの原因で電流指令値I*の変化に対して出力電流Iが変化しない状態となった場合も張り付き異常として検出される。
しかも、張り付き異常を検出するために、特別なハードウェアを必要とすることがなく、ソフトウエアによる処理のみで貼り付き異常を検出することができるので、低コストで張り付き異常を検出することができ、信頼性の高い電流出力装置を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、電流変更指令値Ic*を電流指令値I*に対する変化量をIps/(100×2)に設定した場合について説明したがこれに限定されるものではなく、張り付き異常が検出可能な任意の値に設定することができる。
ところが、張り付き異常が発生した場合には、デジタルリターン電流値Idrは破線図示のままであり、Ic*>Idrとなるので、前記(1)式で算出される電流精度Ipは負値となり、張り付き異常を検出することができる。
また、上記実施形態においては、電流検出抵抗5を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、変流器(CT)を適用して電流検出を行うようにしてもよい。
Claims (3)
- 出力電流の電流指令値を出力する電流指令手段と、
前記電流指令値に基づいて出力電流を負荷に出力する電流出力手段と、
該電流出力手段及び前記負荷間に介挿されて前記出力電流を検出するリターン電流検出手段と、
該リターン電流検出手段で検出したリターン電流値でなる基準値と前記電流指令値とから算出される前記出力電流の前記電流指令値に対する精度を表す電流精度が許容範囲外である場合に異常と判断する異常診断手段とを備え、
前記異常診断手段は、前記電流精度が前記許容範囲内である場合に、前記電流指令値を前記許容範囲内で設定した電流精度に応じた電流分強制的に変化させ、このときの前記リターン電流値と前記基準値の偏差が設定値未満であるとき及び前記電流精度の符号が変化したときの何れか一方であるときに電流張り付き状態であると判断する電流変化異常診断を行うことを特徴とする電流出力装置。 - 前記電流精度は、前記基準値から前記電流指令値を減算した値を当該電流指令値で除した値の百分率として算出されることを特徴とする請求項1に記載の電流出力装置。
- 前記リターン電流検出手段と前記負荷との間に介挿された前記負荷への電流出力時にオン状態に制御されるスイッチ回路を有し、
前記異常診断手段は、前記電流精度が前記許容範囲外である場合に、前記常閉スイッチ回路をオフ状態として、その後の前記電流精度が前記許容範囲の下限値以下となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電流出力装置。
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