JPH10267983A - 電磁弁の異常判定装置 - Google Patents

電磁弁の異常判定装置

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Publication number
JPH10267983A
JPH10267983A JP9075914A JP7591497A JPH10267983A JP H10267983 A JPH10267983 A JP H10267983A JP 9075914 A JP9075914 A JP 9075914A JP 7591497 A JP7591497 A JP 7591497A JP H10267983 A JPH10267983 A JP H10267983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
threshold value
abnormality
comparator
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP9075914A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Fushimi
一徳 伏見
Norimasa Amano
教正 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP9075914A priority Critical patent/JPH10267983A/ja
Publication of JPH10267983A publication Critical patent/JPH10267983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】敷居値の変動を防ぎ、また敷居値を変更可能と
することで異常判定の幅を拡大する。 【解決手段】電磁弁のソレノイド13に流れる電流を検
出する検出抵抗14と、この検出抵抗14の電圧を比較
する比較器12の敷居値としてD/Aコンバータ15か
らの出力を付与する。比較器12の比較結果とソレノイ
ド13の指令入力からソレノイド13の異常をマイコン
11が判断する。D/Aコンバータの出力は安定性が高
く、したがって精度のよい異常判定が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は比例電磁弁等のコン
トローラのソレノイドの断線、短絡等の異常を判定する
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比例電磁弁のソレノイドの断線、
短絡等の異常判定は、次のように行っている。
【0003】図3に示すように、比例電磁弁の開度を制
御するマイコン1の入力ポートに対して、比較器2の出
力側を接続し、比例電磁弁のソレノイド3に流れる電流
を検出抵抗4により検出し、この電圧を比較器2の分圧
抵抗5によって決まる敷居値と比較する。この敷居値は
例えば、ソレノイド3に供給される最低電流に対しての
検出抵抗4の検出値よりも小さい値に設定される。
【0004】もし、検出抵抗4の検出電圧が敷居値より
も高ければ、比較器2はマイコン1の入力ポートに
「H」を出力し、低ければ「L」を出力する。
【0005】したがってソレノイド3が正常ならばマイ
コン1からの指令入力が出力されているときは、検出抵
抗4が検出する電圧は敷居値よりも高くなり、マイコン
1の入力ポートに「H」が出力されるが、ソレノイド3
に対してマイコン1から指令入力が出力されているにも
かかわらず、入力ポートが「L」であれば断線、これに
対して指令入力が出力されていないのに「H」のときは
短絡と判断できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この場合、
ソレノイド3の異常判定を行う比較器2の敷居値とし
て、分圧抵抗5によって設定された固定値を用いている
ため、抵抗の公差、電源電圧の変動により敷居値にバラ
ツキが発生しやすく、異常判定が不正確となりやすい問
題があった。
【0007】また、敷居値はいったん設定されると、そ
の値に固定されるので、敷居値の自由な変更が行えな
ず、このため異常判定の機能が制約される。
【0008】本発明はこのような問題を解決するため、
比較器の敷居値をD/Aコンバータから出力することに
より、敷居値の変動を防ぐ一方、ソフトウェアにより敷
居値を自由に変更することで、異常判定の幅を拡大でき
るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電磁弁の
ソレノイドに流れる電流を検出する検出抵抗と、この検
出抵抗の検出電圧を敷居値と比較する比較器と、この比
較器の比較結果とソレノイドの指令入力とからソレノイ
ドの異常を判断する判定手段とを備えた電磁弁異常判定
装置において、前記比較器の敷居値としてD/Aコンバ
ータからの出力を付与するようにする。
【0010】第2の発明は、D/Aコンバータをソレノ
イドへの指令入力に比例した敷居値を出力させるように
構成する。
【0011】
【発明の作用・効果】第1の発明において、D/Aコン
バータの出力は、電源電圧が変動しても変化せず、この
ため比較器の敷居値が正確に設定できる。このため、ソ
レノイドの断線、短絡等の異常判定が安定的かつ精度よ
く行える。また、D/Aコンバータの出力の調整が自由
に行えるため、異常判定の敷居値を変更し、種々の電磁
弁の判定に適応できる。
【0012】第2の発明では、D/Aコンバータによる
敷居値がソレノイドの指令入力に比例するので、ソレノ
イドに対する供給電流が変化すると、これに対応して敷
居値も比例的に変化するので、ソレノイド駆動電流の大
小にかかわらず、誤差が所定範囲を越えたときに異常の
判定が行え、ソレノイドの駆動電流の全域において、精
度のよい異常判定を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明の実施形態を
示す。
【0014】図1において、11は比例電磁弁の入力を
制御するマイコン、12は比較器、13は比例電磁弁の
ソレノイド、14はソレノイド13の電流を検出する検
出抵抗であり、この検出電圧は比較器12の比較入力と
して供給され、また比較器12の敷居値としてD/Aコ
ンバータ15の出力が供給される。
【0015】D/Aコンバータ15はデジタル入力値に
応じたアナログ電圧を出力し、これが比較器12の敷居
値として付与される。この敷居値は、例えばソレノイド
13が正常のときに流れる最小電流を検出抵抗14が検
出したときの電圧よりも低い適切な値に設定される。
【0016】したがって、このような構成によると、ソ
レノイド13に流れる電流が検出抵抗14によって検出
され、この検出電圧が比較器12においてD/Aコンバ
ータ15により出力される敷居値と比較される。そして
この比較結果がマイコン11の入力ポートに入力される
と、マイコン11は、ソレノイド13に対する指令入力
との関係に基づいてソレノイド13の断線、短絡等の異
常を判定する。
【0017】ソレノイド13が正常であって、指令入力
に応じて電流が流れると、検出抵抗14の検出した電圧
値はD/Aコンバータ15から出力される敷居値よりも
高くなり、比較器12は「H」を出力する。したがっ
て、このときにはソレノイド13に断線や短絡がなく、
正常であると判断できる。
【0018】しかし、ソレノイド13に断線を生じたと
きには、ソレノイド13に対する指令入力があるにもか
かわらず、検出抵抗14の検出電圧値はゼロもしくは正
常時よりも低い値となり、この場合には比較器12の敷
居値よりも小さく、比較器12は「L」を出力する。こ
れにより、マイコン11はソレノイド13の断線などの
異常を判定する。
【0019】そして、このように比較器12の敷居値が
D/Aコンバータ15により出力される結果、電源電圧
が変動したりしても出力値は変動せず、バラツキの無い
敷居値を維持でき、このため比較器12による判定の信
頼性が高まる。また、D/Aコンバータ15の出力は自
由に変更できるで、ソレノイド13の種類や励磁電流の
範囲が異なっても、常に正確かつ簡単に対応することが
できる。
【0020】次に、D/Aコンバータ15の出力を、図
2で示すように、マイコン11のソフトウェアーの設定
により、ソレノイド13の指令入力と所定の関係をもっ
て比例的に制御すると、ソレノイド13に出力される電
流の全域において、駆動電流の誤差が所定範囲を越えた
ときなども異常と判定することができる。
【0021】D/Aコンバータ15の入力値を、マイコ
ン11からの指令により、ソレノイド13に対する指令
入力に応じて変化させるようにすると、D/Aコンバー
タ15の出力はソレノイド13の駆動電流(検出電圧)
に対応して変化する。このため、比較器12の敷居値
は、ソレノイド13の駆動電流との関係で、所定の幅だ
けずれた値、例えば、駆動電流よりも0.1アンペア大
きいときの上限値、または0.1アンペアだけ小さいと
きの下限値等に設定することができる。
【0022】したがって、もしD/Aコンバータ15の
出力を上限値の特性に合わせて設定したときは、これよ
りもソレノイド13の検出抵抗14の検出電圧が大きい
ときは短絡であると判断できる。ソレノイド13の短絡
時には電圧降下が小さくなる分だけ、検出抵抗14によ
る電圧が大きくなるため、これが上限値を越えたときに
は、短絡と判断できるのである。
【0023】また、D/Aコンバータ15の出力を下限
値の特性に設定しておけば、ソレノイド13の検出電圧
がこれよりも小さいときは、断線であると判断すること
ができる。
【0024】なお、これらの判断は、ソレノイド13に
通電しながら、マイコン11からの指令により、D/A
コンバータ15の出力を上限値と下限値とに切換えて行
えばよい。
【0025】このようにすることで、ソレノイド13に
電流のリーク時など、微小電圧の変動があっても、精度
よく誤差が検出でき、完全に短絡あるいは断線しなくて
も、異常の判定が行えるので、幅広い異常判定が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】他の実施形態の比較器敷居値の変化特性を示す
特性図である。
【図3】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
11 マイコン 12 比較器 13 ソレノイド 14 検出抵抗 15 D/Aコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁弁のソレノイドに流れる電流を検出す
    る検出抵抗と、この検出抵抗の検出電圧を敷居値と比較
    する比較器と、この比較器の比較結果とソレノイドの指
    令入力とからソレノイドの異常を判断する判定手段とを
    備えた電磁弁異常判定装置において、前記比較器の敷居
    値としてD/Aコンバータからの出力を付与することを
    特徴とする電磁弁の異常判定装置。
  2. 【請求項2】D/Aコンバータをソレノイドへの指令入
    力に比例した敷居値を出力させるように構成する請求項
    1に記載の電磁弁の異常判定装置。
JP9075914A 1997-03-27 1997-03-27 電磁弁の異常判定装置 Pending JPH10267983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075914A JPH10267983A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電磁弁の異常判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075914A JPH10267983A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電磁弁の異常判定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267983A true JPH10267983A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13590080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9075914A Pending JPH10267983A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電磁弁の異常判定装置

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JP (1) JPH10267983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187033A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Fuji Electric Co Ltd 電流出力装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187033A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Fuji Electric Co Ltd 電流出力装置

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