JP3604511B2 - 降圧型電圧レギュレータ方式電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広範な入力電圧の変化に対応し、しかも入力電圧が規定出力電圧を下回らない限りは常に負荷回路の特性を変えない精度で正確な規定出力電圧を出力する降圧型電圧レギュレータ方式電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、広範な入力電圧の変化に対応する降圧型電圧レギュレータ方式電源装置としては実開平2−88474号公報に開示されているものがある。図3はその従来の技術に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置の構成を示すブロック図である。以下、図3を参照しながら、従来の技術に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置について説明する。
【0003】
図3において、101は規定出力電圧VREG を出力するための電源部、102は電源部101から供給される規定出力電圧VREG により動作する装置本体であり、駆動されるべき負荷回路を内蔵している。電源部101は、入力電圧VINを供給する直流電源部103と、入力電圧VINに応じた選択信号を出力する入力電圧検出部104と、入力電圧検出部104からの選択信号により入力電圧VINの接続先を切り換える切り換え部105と、通常時に入力電圧VINをレギュレートして規定出力電圧VREG を出力電圧VOUT として出力する降圧型電圧レギュレータ部106とから構成されている。降圧型電圧レギュレータ部106はさらに、入力電圧VINをオン/オフするスイッチング部107と、スイッチング部107の出力から高周波成分を除去する低域通過フィルタ部108と、基準電圧VREFを出力する基準電圧部109と、低域通過フィルタ部108から出力される出力電圧VOUT をkOUT 倍(kOUT は定数であって、kOUT=基準電圧VREF/規定出力電圧VREG である。後記の式(2),(3)参照)する出力電圧検出部110と、出力電圧検出部110の出力電圧(kOUT×VOUT)と基準電圧VREF(=kOUT×VREG)との大小関係によりスイッチング部107のオン/オフの時間比を制御する電圧比較部111と、降圧型電圧レギュレータ部106を迂回するようにして端子[direct]を介して直流電源部103からの入力電圧VINを直接に装置本体102に導く迂回出力ライン112とから構成されている。スイッチング部107は、電圧比較部111における比較動作の結果、
VREF(=kOUT×VREG)>kOUT×VOUT ‥‥のときにゲートをオンにし、それ以外のときはゲートをオフにするように構成されている。
【0004】
以上のように構成された従来の技術に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置について、以下にその動作を説明する。
【0005】
直流電源部103から供給される入力電圧VINは入力電圧検出部104に入力される。入力電圧検出部104は常時入力電圧VINを検出しており、入力電圧VINを2個の区間(図4の区間[0]および区間[direct])に分割し、各々の区間に応じた選択信号を出力する。入力電圧検出部104から出力された選択信号は切り換え部105に入力される。切り換え部105における入力電圧VINと選択対象接続先との関係を表1に示す。すなわち、入力電圧検出部104が判定した入力電圧VINが区間[0]にあるときは切り換え部105は端子[0]側に接続され、入力電圧VINが区間[direct]にあるときは切り換え部105は端子[direct]側に接続される。
【0006】
【表1】
【0007】
また、入力電圧VINと出力電圧VOUT の関係を図4に示す。
【0008】
まず、入力電圧VINが区間[0]にあって、入力電圧VINが規定出力電圧VREG とスイッチング部107のドロップ電圧Vdropとの間で式(1)の関係をもつ場合の動作について説明する。
【0009】
VIN>VREG+Vdrop ……………………………………………(1)
入力電圧VINが式(1)を満足する場合には、入力電圧検出部104は切り換え部105に対して端子[0]側に切り換えるようにする選択信号を出力するので、切り換え部105は端子[0]側に切り換わり、降圧型電圧レギュレータ部106が選択される。
【0010】
規定出力電圧VREG と基準電圧部109から出力される基準電圧VREF との間にはkOUT を定数として式(2)の関係がある。
【0011】
VREF=kOUT×VREG ……………………………………………(2)
変形すると、
kOUT=VREF/VREG ……………………………………………(3)
である。
【0012】
出力電圧検出部110は、低域通過フィルタ部108からの出力電圧VOUT が入力されると、電圧比較部111の非反転入力端子(+)に対して検出電圧kOUT×VOUT を出力する。基準電圧部109は電圧比較部111の反転入力端子(−)に対して基準電圧VREF(=kOUT×VREG )を出力する。電圧比較部111は、入力された検出電圧kOUT×VOUT と基準電圧VREF(=kOUT×VREG)とを比較する。これは、結局、出力電圧VOUT と規定出力電圧VREG とを比較していることに相当する。比較された結果、もし、
VREF=kOUT×VREG>kOUT×VOUT …………………………(4)
の場合、つまり、出力電圧VOUT が規定出力電圧VREG を下回っているときには、電圧比較部111の出力によりスイッチング部107のゲートはオンにされる。すると直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部105の端子[0]、スイッチング部107のゲートを介して低域通過フィルタ部108へ供給される。また、もし、
VREF=kOUT×VREG<kOUT×VOUT …………………………(5)
の場合、つまり、出力電圧VOUT が規定出力電圧VREG を上回っているときには、電圧比較部111の出力によりスイッチング部107のゲートはオフにされる。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部105の端子[0]を介してスイッチング部107までは供給されるが、低域通過フィルタ部108へは供給されない。
【0013】
このようにしてスイッチング部107でスイッチングされた入力電圧VINはバイアス成分=VREG をもった矩形波となるが、低域通過フィルタ部108でバイアス成分以外の高周波成分が除去される。その結果、出力電圧VOUT は規定出力電圧VREG に一致するようにフィードバック制御され、規定出力電圧VREG に一致した直流レベルの出力電圧VOUT が装置本体102に供給される。このときの入力電圧VINと出力電圧VOUT とは図4の区間[0]に示された関係にある。入力電圧VINをスイッチング部107においてスイッチングすることにより、スイッチング部107はドロップ電圧Vdropの電圧降下を引き起こすこととなる。
【0014】
次に、入力電圧VINが区間[direct]にあって、入力電圧VINが規定出力電圧VREG とスイッチング部107のドロップ電圧Vdropとの間で式(6)の関係をもつ場合の動作について説明する。
【0015】
VIN≦VREG+Vdrop ……………………………………………(6)
入力電圧VINが式(6)を満足する場合には、入力電圧検出部104は切り換え部105に対して端子[direct]側に切り換えるようにする選択信号を出力するので、切り換え部105は端子[direct]側に切り換わり、直接出力モードが選択される。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部105の端子[direct]から迂回出力ライン112を介して直接に装置本体102へ供給される。このときの入力電圧VINと出力電圧VOUT とは図4の区間[direct]において勾配1の傾斜直線で示された(b)の関係にある。すなわち、図4の区間[direct1]および区間[direct2]において
VREG<VOUT=VIN≦VREG+Vdrop …………………………(7)
となり、区間[direct3]および区間[direct4]において
VOUT=VIN<VREG ………………………………………………(8)
となる。
【0016】
なお、もし直接出力モードがなければ、入力電圧VINと出力電圧VOUT は図4の区間[direct]において破線の傾斜直線で示された(a)の関係にあり、入力電圧VINが(VREG+Vdrop)を下回ったときには、入出力電圧差よりドロップ電圧の方が大きいため、降圧型電圧レギュレータ部106が作動不能となり、入力電圧VINの低下に比例して出力電圧VOUT も規定出力電圧VREG を下回ってしまう。つまり、直接出力モードの効用により、VIN>VREG (区間[0]、区間[direct1]および区間[direct2])である限りは、出力電圧VOUT は規定出力電圧VREG を下回らずにすむ。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、装置本体102の負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求する回路の場合には、負荷回路の特性を変化させない精度を±(1/2)VSTとすると、出力電圧VOUT は次の式(9)を満足しなければならない。
【0018】
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
しかしながら、上記した従来の技術に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置においては、入力電圧VINが区間[0]、区間[direct2]および区間[direct3]のときには式(9)を満足するが、入力電圧VINが区間[direct1]のときには図4の(b)のように出力電圧VOUT は、
VOUT>VREG+(1/2)VST …………………………………………(10)
となるため式(9)を満足させることができず、負荷の回路特性が変化してしまうという問題がある。そのため、入力電圧VINが区間[direct1]にある場合においても負荷の回路特性を変化させないようにすることが要求されている。
【0019】
本発明は上記課題を解決するもので、降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、入力電圧VINが区間[direct1]の場合にあるときでも負荷の回路特性を変化させないですむようにすることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置は、直流電源部からの入力電圧を規定出力電圧まで降下させて出力するのであるが、入力電圧を規定出力電圧まで降下させる降圧型電圧レギュレータ部と、入力電圧に応じた電圧降下特性が異なる複数の降圧部と、前記直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部または前記複数の降圧部に対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を制御する入力電圧検出部とを備え、前記入力電圧検出部は前記直流電源部からの入力電圧が所定値を越えるときに前記降圧型電圧レギュレータ部を前記直流電源部に接続し、前記直流電源部からの入力電圧が前記の所定値以下のときにその入力電圧のレベルに応じて前記複数の降圧部のうちから選択した降圧部を前記直流電源部に接続するように前記切り換え部を制御することを特徴としている。負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求するものであっても、入力電圧の広い変化範囲において、負荷回路の特性を変えない精度で規定出力電圧を安定的に供給することができる。これにより、負荷回路の誤動作や故障を防止して、安定的に動作させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係る請求項1の降圧型電圧レギュレータ方式電源装置は、直流電源部からの入力電圧を規定出力電圧まで降下させて出力する降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、入力電圧を規定出力電圧まで降下させる降圧型電圧レギュレータ部と、入力電圧に応じた電圧降下特性が異なる複数の降圧部と、前記直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部または前記複数の降圧部に対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を制御する入力電圧検出部とを備え、前記入力電圧検出部は前記直流電源部からの入力電圧が所定値を越えるときに前記降圧型電圧レギュレータ部を前記直流電源部に接続し、前記直流電源部からの入力電圧が前記の所定値以下のときにその入力電圧のレベルに応じて前記複数の降圧部のうちから選択した降圧部を前記直流電源部に接続するように前記切り換え部を制御することを特徴としている。負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求するものであっても、入力電圧の広い変化範囲において、負荷回路の特性を変えない精度において規定出力電圧が供給される。
【0022】
本発明に係る請求項2の降圧型電圧レギュレータ方式電源装置は、出力電圧を基準電圧と比較した結果によりスイッチング部をフィードバック的にオン/オフ制御することにより入力電圧を所定量降下させて出力電圧を規定出力電圧に制御する降圧型電圧レギュレータ部と、前記スイッチング部が作動不能となる低い所定値以下の入力電圧のときに前記降圧型電圧レギュレータ部を迂回させて直接出力する迂回出力ラインと、直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部と迂回出力ラインとに対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を前記のように切り換え制御する入力電圧検出部とを備えた降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、前記切り換え部の出力側と前記降圧型電圧レギュレータ部の出力側との間に電圧降下量が異なる複数の降圧部が介挿され、
前記入力電圧検出部は前記直流電源部からの入力電圧が所定値を越えるときに前記降圧型電圧レギュレータ部を前記直流電源部に接続し、前記直流電源部からの入力電圧が前記の所定値以下のときにその入力電圧のレベルに応じて前記切り換え部を制御して前記複数の降圧部のうちから選択した降圧部を前記直流電源部に接続するように構成されていることを特徴としている。入力電圧が所定値を越えているときには、出力電圧として正確に規定出力電圧を出力する。入力電圧が所定値以下のときには、その入力電圧がどのレベルにあるのかを検出し、入力電圧レベルに応じた降圧部を選択することにより、常に出力電圧を規定出力電圧の許容変動範囲の状態にして出力することになる。つまりは、負荷回路の特性を変えない精度において規定出力電圧を供給する。
【0023】
本発明に係る請求項3の降圧型レギュレータ方式電源装置は、請求項2記載の降圧型電圧レギュレータ方式電源装置であって、前記複数の降圧部の各々はその電圧降下量が入力電圧を規定出力電圧の許容変動範囲に降圧する値に設定されていることを特徴としている。本発明に係る請求項4の降圧型レギュレータ方式電源装置は、出力電圧を基準電圧と比較した結果によりスイッチング部をフィードバック的にオン/オフ制御することにより入力電圧を所定量降下させて出力電圧を規定出力電圧に制御する降圧型電圧レギュレータ部と、前記スイッチング部が作動不能となる低い所定値以下の入力電圧のときに前記降圧型電圧レギュレータ部を迂回させて直接出力する迂回出力ラインと、直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部と迂回出力ラインとに対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を前記のように切り換え制御する入力電圧検出部とを備えた降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、前記入力電圧検出部は、前記直流電源部から供給される入力電圧より、(規定出力電圧+ドロップ電圧)を超える状態と、(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態と、規定出力電圧以下の状態との3通りの状態を検出し、入力電圧が前記(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態のときにはさらに負荷回路の特性を変えない規定出力電圧の精度を1ステップとしてステップ単位で入力電圧を検出し、検出した入力電圧に対応した選択信号を前記切り換え部に出力するように構成され、入力電圧が前記(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態のときに前記切り換え部により前記直流電源部と接続されるもので、前記1ステップの整数倍の電圧降下特性をもち、電圧降下特性が各々異なる複数の降圧部が互いに個別的に前記切り換え部の出力側と前記降圧型電圧レギュレータ部の出力側との間に介挿されており、前記切り換え部は、前記入力電圧検出部からの選択信号に基づいて前記複数の降圧部のうち前記入力電圧検出部からの検出した入力電圧に対応した選択信号に対応する降圧部を選択して前記直流電源部に接続するように構成されていることを特徴としている。
【0024】
入力電圧が(規定出力電圧+ドロップ電圧)を超えているときには、出力電圧として正確に規定出力電圧を出力する。入力電圧が(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超えるときには、ステップ単位で入力電圧を検出し、前記切り換え部を介し前記直流電源部と検出した入力電圧により対象となる降圧部とを接続し、入力電圧が降圧部に供給されると入力電圧と規定出力電圧との差だけステップ単位で降圧される。その結果、常に出力電圧を規定出力電圧の許容変動範囲の状態にして出力することになる。したがって、負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求するものであっても、入力電圧の広い変化範囲において、負荷回路の特性を変えない精度において規定出力電圧が供給される。
【0025】
以下、本発明に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置の実施の形態について、図1、図2および表2に基づいて詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の1つの実施の形態に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置の構成を示すブロック図である。図1において、201は規定出力電圧VREG を出力するための電源部、102は従来の技術のものと同様の装置本体である。電源部201は、従来の技術のものと同様の入力電圧VINを供給する直流電源部103と、入力電圧VINに応じた選択信号を出力する入力電圧検出部202と、入力電圧検出部202からの選択信号により入力電圧VINの接続先を切り換える切り換え部203と、従来の技術のものと同様の通常時に入力電圧VINをレギュレートして規定出力電圧VREG を出力電圧VOUT として出力する降圧型電圧レギュレータ部106とから構成されていることに加え、さらに、降圧型電圧レギュレータ部106が動作不能となる電圧範囲の入力電圧VINの入力時に動作するシリーズレギュレータ部204を備えている。このシリーズレギュレータ部204はさらに、降圧部[1]205、降圧部[2]206……降圧部[k]207……降圧部[m]208の各々電圧降下特性(後記の表2参照)の異なるm個の降圧部から構成されている。
【0027】
降圧型電圧レギュレータ部106は、従来の技術のものと同様に、入力電圧VINをオン/オフするスイッチング部107と、スイッチング部107の出力から高周波成分を除去する低域通過フィルタ部108と、基準電圧VREF を出力する基準電圧部109と、低域通過フィルタ部108から出力される出力電圧VOUTをkOUT 倍(kOUT は定数であって、kOUT=VREF/VREG)する出力電圧検出部110と、出力電圧検出部110の出力電圧(kOUT×VOUT)と基準電圧VREF(=kOUT×VREG)との大小関係によりスイッチング部107のオン/オフの時間比を制御する電圧比較部111と、降圧型電圧レギュレータ部106を迂回するようにして端子[direct]を介して直流電源部103からの入力電圧VINを直接に装置本体102に導く迂回出力ライン112とから構成されている。スイッチング部107は、電圧比較部111における比較動作の結果、
VREF(=kOUT×VREG)>kOUT×VOUT ‥‥のときにゲートをオンにし、それ以外のときはゲートをオフにするように構成されている。
【0028】
切り換え部203は、降圧型電圧レギュレータ部106のスイッチング部107に接続された端子[0]と、降圧部[1]205に接続された端子[1]と、降圧部[2]206に接続された端子[2]と、……降圧部[k]207に接続された端子[k]と、……降圧部[m]208に接続された端子[m]と、装置本体102に直接に接続された端子[direct]の、(m+2)個の端子を備えており、入力電圧検出部202からの選択信号に応じていずれかの端子を直流電源部103に接続するようになっている。
【0029】
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置について、以下にその動作を説明する。
【0030】
直流電源部103から供給される入力電圧VINは入力電圧検出部202に入力される。入力電圧検出部202は常時入力電圧VINを検出しており、入力電圧VINを(m+2)個の区間に分割し、各々の区間に応じた選択信号を出力する。その(m+2)個の区間とは、図2に示す区間[0]、区間[1]、区間[2]、区間[3]、区間[4]……区間[k]……区間[m]、区間[direct]である。表2は、これら(m+2)個の区間に対応させて作成されている。
【0031】
入力電圧検出部202から出力された選択信号は切り換え部203に入力される。切り換え部203における入力電圧VINと選択対象接続先との関係が表2に示されている。
【0032】
【表2】
【0033】
また、入力電圧VINと出力電圧VOUT の関係を図2に示してある。図2では、図4の直接出力モードを示す傾斜直線(b)に対応した傾斜直線(c)が破線で示されている。この傾斜直線(c)の勾配は1である。スイッチング部107における入力電圧VINに対するドロップ電圧Vdropは縦軸方向で示され、これは縦軸の出力電圧VOUT におけるVREG+VdropからVREG までの降下である。このドロップ電圧Vdropを勾配1の傾斜直線(c)に投影して、横軸方向に展開すると、勾配が1であることから、縦軸方向でのVdropに対応したものが横軸方向でもVdropとなる。この横軸方向での電圧差分Vdropは、入力電圧VINのVREG からVREG+Vdropまでの範囲に対応している。この横軸方向での電圧差分Vdropを、区間[1]から区間[m]までのm個に等分割したものが、前述した装置本体102の負荷回路の特性を変化させない精度〔±(1/2)VST〕におけるVSTとなる。つまり、
VST=Vdrop/m …………………………………………………(11)
Vdrop=mVST ……………………………………………………(12)
である。
【0034】
切り換え部203において関係付けられる入力電圧VINと選択対象接続先との関係は次のとおりである。すなわち、入力電圧VINが区間[0]にあって、
VIN>VREG+Vdrop=VREG+mVST ‥‥のときは、接続先は端子[0]を介して降圧型電圧レギュレータ部106のスイッチング部107となる。入力電圧VINが区間[1]にあって、
VREG+(m−1)VST<VIN≦VREG+mVST ‥‥のときは、接続先は端子[1]を介して降圧部[1]205となる。入力電圧VINが区間[2]にあって、
VREG+(m−2)VST<VIN≦VREG+(m−1)VST ‥‥のときは、接続先は端子[2]を介して降圧部[2]206となる。入力電圧VINが区間[k]にあって、
VREG+(m−k)VST<VIN≦VREG+(m−k+1)VST ‥‥のときは、接続先は端子[k]を介して降圧部[k]207となる。入力電圧VINが区間[m]にあって、
VREG<VIN≦VREG+VST ‥‥のときは、接続先は端子[m]を介して降圧部[m]208となる。入力電圧VINが区間[direct]にあって、
VIN≦VREG ‥‥のときは、接続先は端子[direct]から迂回出力ライン112を介して装置本体102への直接入力となる。
【0035】
上記のような切り換えを切り換え部203に行わせるように、入力電圧検出部202は入力電圧VINの範囲を判定して対応した選択信号を切り換え部203に入力するのである。
【0036】
装置本体102の負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求する回路である場合にその負荷回路の特性を変化させないという課題を解決するためには、入力電圧VINが規定出力電圧VREG を超えるVIN>VREG の範囲、つまり図2の区間[0]、区間[1]……区間[m]において上記式(9)すなわち、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
を満足する必要がある。
【0037】
まず、入力電圧VINが規定出力電圧VREG とスイッチング部107のドロップ電圧Vdropとの間において従来の技術で示した式(1)の関係(VIN>VREG+Vdrop)をもつ場合の動作については従来の技術の場合と同一である。すなわち、入力電圧VINが図2の区間[0]にあるときには、降圧型電圧レギュレータ部106が動作する結果、出力電圧VOUT は規定出力電圧VREG となり、装置本体102に供給される。よって式(9)すなわち、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
を満足する。このとき、降圧型電圧レギュレータ部106による電圧降下はVdropである。
【0038】
次に、入力電圧VINが区間[1]〜区間[m]の範囲にあって、入力電圧VINが規定出力電圧VREG とスイッチング部107のドロップ電圧Vdropとの間で式(13)の関係をもつ場合の動作について説明する。
【0039】
VREG<VIN≦VREG+Vdrop ……………………………………(13)
まず、入力電圧VINが区間[1]にあって、表2の[1]の電圧範囲であるとき、すなわち、
VREG+(m−1)VST<VIN≦VREG+mVST ………………(14)
のときには、この式(14)に対応した入力電圧検出部202からの選択信号により、切り換え部203は端子[1]側に切り換わり、接続先として降圧部[1]205を選択する。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部203の端子[1]を介して降圧部[1]205へ供給される。ここで、降圧部[1]205における電圧降下は、
Vdrop−(1/2)VST=mVST−(1/2)VST=(m−1/2)VST …(15)
である。そして、図2の区間[1]における出力電圧VOUT は、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
となり、装置本体102に供給される。この式(9)は、負荷回路の特性を変化させない精度である±(1/2)VSTを満たす出力電圧VOUT の電圧範囲を示している。
【0040】
次に、入力電圧VINが区間[2]にあって、表2の[2]の電圧範囲であるとき、すなわち、
VREG+(m−2)VST<VIN≦VREG+(m−1)VST ……(16)
のときには、この式(16)に対応した入力電圧検出部202からの選択信号により、切り換え部203は端子[2]側に切り換わり、接続先として降圧部[2]206を選択する。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部203の端子[2]を介して降圧部[2]206へ供給される。ここで、降圧部[2]206における電圧降下は、
Vdrop−(1/2)VST−VST=mVST−(3/2)VST
=(m−3/2)VST ……………………………………………(17)
である。そして、図2の区間[2]における出力電圧VOUT も区間[1]の場合と同様に、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
となり、装置本体102に供給される。この式(9)は、負荷回路の特性を変化させない精度である±(1/2)VSTを満たす出力電圧VOUT の電圧範囲を示している。
【0041】
次に、入力電圧VINが区間[k]にあって、表2の[k]の電圧範囲であるとき、すなわち、
VREG+(m−k)VST<VIN≦VREG+(m−k+1)VST…(18)
のときには、この式(18)に対応した入力電圧検出部202からの選択信号により、切り換え部203は端子[k]側に切り換わり、接続先として降圧部[k]207を選択する。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部203の端子[k]を介して降圧部[k]207へ供給される。ここで、降圧部[k]207における電圧降下は、
Vdrop−(1/2)VST−(k−1)VST=mVST−(k−1+1/2)VST
=(m−k+1/2)VST=(m−(2k−1)/2)VST ……(19)
である。そして、図2の区間[k]における出力電圧VOUT も区間[1]、区間[2]の場合と同様に、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
となり、装置本体102に供給される。この式(9)は、負荷回路の特性を変化させない精度である±(1/2)VSTを満たす出力電圧VOUT の電圧範囲を示している。
【0042】
次に、入力電圧VINが区間[m]にあって、表2の[m]の電圧範囲であるとき、すなわち、
VREG<VIN≦VREG+VST ………………………………………(20)
のときには、この式(20)に対応した入力電圧検出部202からの選択信号により、切り換え部203は端子[m]側に切り換わり、接続先として降圧部[m]208を選択する。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部203の端子[m]を介して降圧部[m]208へ供給される。ここで、降圧部[m]208における電圧降下は、
Vdrop−(1/2)VST−(m−1)VST=mVST−(m−1+1/2)VST
=(1/2)VST ………………………………………………………(21)
である。そして、図2の区間[m]における出力電圧VOUT も区間[1]、区間[2]、区間[k]の場合と同様に、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
となり、装置本体102に供給される。この式(9)は、負荷回路の特性を変化させない精度である±(1/2)VSTを満たす出力電圧VOUT の電圧範囲を示している。
【0043】
最後に、入力電圧VINが区間[direct]にあって、入力電圧VINが規定出力電圧VREG とスイッチング部107のドロップ電圧Vdropとの間で式(22)の関係をもつ場合の動作について説明する。
【0044】
VIN≦VREG ………………………………………………………(22)
この式(19)に対応した入力電圧検出部202からの選択信号により、切り換え部203は端子[direct]側に切り換わり、直接出力モードが選択される。すると、直流電源部103からの入力電圧VINは切り換え部203の端子[direct]から迂回出力ライン112を介して直接に装置本体102へ供給される。ここで、直接出力モードにおける電圧降下は0である。
【0045】
区間[direct]を、区間[direct1]と区間[direct2]とに分けて考える。区間[direct1]において出力電圧VOUT は、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG ………………………………(23)
となり、式(23)の範囲は、負荷回路の特性を変化させない精度である±(1/2)VSTを満たす出力電圧VOUT の電圧範囲の式(9)の範囲に含まれている。
【0046】
図2の区間[direct2]において出力電圧VOUT は、
VOUT≦VREG−(1/2)VST …………………………………………(24)
となり、このとき初めて出力電圧VOUT は式(9)を満足しなくなる。
【0047】
以上を総合すると、図2の区間[0]、区間[1]……区間[k]……区間[m]、区間[direct1]のいずれの区間に対しても式(9)を満足する。すなわち、装置本体102の負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求する回路であっても、入力電圧VINの広い変化範囲において、負荷回路の特性を変えない精度(±(1/2)VST)で、すなわち、
VREG−(1/2)VST<VOUT≦VREG+(1/2)VST …………………(9)
で示される規定出力電圧VREG からの振幅値変化が比較的小さい電圧範囲内で出力電圧VOUT を負荷回路に供給することができる。これにより、負荷回路の誤動作や故障を防止して、安定的に動作させることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置によれば、負荷回路がアナログ回路等の高精度の電源電圧を要求するものであっても、入力電圧の広い変化範囲において、負荷回路の特性を変えない精度で規定出力電圧を安定的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の1つの実施の形態における入力電圧−出力電圧特性グラフである。
【図3】従来の技術に係る降圧型電圧レギュレータ方式電源装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の技術における入力電圧−出力電圧特性グラフである。
【符号の説明】
102……装置本体
103……直流電源部
106……降圧型電圧レギュレータ部
107……スイッチング部
108……低域通過フィルタ部
109……基準電圧部
110……出力電圧検出部
111……電圧比較部
112……迂回出力ライン
201……電源部
202……入力電圧検出部
203……切り換え部
204……シリーズレギュレータ部
205……降圧部[1]
206……降圧部[2]
207……降圧部[k]
208……降圧部[m]
Claims (4)
- 直流電源部からの入力電圧を規定出力電圧まで降下させて出力する降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、
入力電圧を規定出力電圧まで降下させる降圧型電圧レギュレータ部と、
入力電圧に応じた電圧降下特性が異なる複数の降圧部と、
前記直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部または前記複数の降圧部に対し選択的に出力する切り換え部と、
前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を制御する入力電圧検出部とを備え、
前記入力電圧検出部は前記直流電源部からの入力電圧が所定値を越えるときに前記降圧型電圧レギュレータ部を前記直流電源部に接続し、前記直流電源部からの入力電圧が前記の所定値以下のときにその入力電圧のレベルに応じて前記複数の降圧部のうちから選択した降圧部を前記直流電源部に接続するように前記切り換え部を制御することを特徴とする降圧型電圧レギュレータ方式電源装置。 - 出力電圧を基準電圧と比較した結果によりスイッチング部をフィードバック的にオン/オフ制御することにより入力電圧を所定量降下させて出力電圧を規定出力電圧に制御する降圧型電圧レギュレータ部と、前記スイッチング部が作動不能となる低い所定値以下の入力電圧のときに前記降圧型電圧レギュレータ部を迂回させて直接出力する迂回出力ラインと、直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部と迂回出力ラインとに対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を前記のように切り換え制御する入力電圧検出部とを備えた降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、
前記切り換え部の出力側と前記降圧型電圧レギュレータ部の出力側との間に電圧降下量が異なる複数の降圧部が介挿され、
前記入力電圧検出部は前記直流電源部からの入力電圧が所定値を越えるときに前記降圧型電圧レギュレータ部を前記直流電源部に接続し、前記直流電源部からの入力電圧が前記の所定値以下のときにその入力電圧のレベルに応じて前記切り換え部を制御して前記複数の降圧部のうちから選択した降圧部を前記直流電源部に接続するように構成されていることを特徴とする降圧型電圧レギュレータ方式電源装置。 - 前記複数の降圧部の各々はその電圧降下量が入力電圧を規定出力電圧の許容変動範囲に降圧する値に設定されていることを特徴とする請求項2記載の降圧型電圧レギュレータ方式電源装置。
- 出力電圧を基準電圧と比較した結果によりスイッチング部をフィードバック的にオン/オフ制御することにより入力電圧を所定量降下させて出力電圧を規定出力電圧に制御する降圧型電圧レギュレータ部と、前記スイッチング部が作動不能となる低い所定値以下の入力電圧のときに前記降圧型電圧レギュレータ部を迂回させて直接出力する迂回出力ラインと、直流電源部からの入力電圧を前記降圧型電圧レギュレータ部と迂回出力ラインとに対し選択的に出力する切り換え部と、前記直流電源部からの入力電圧を検出しその検出結果に応じて前記切り換え部を前記のように切り換え制御する入力電圧検出部とを備えた降圧型電圧レギュレータ方式電源装置において、
前記入力電圧検出部は、前記直流電源部から供給される入力電圧より、(規定出力電圧+ドロップ電圧)を超える状態と、(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態と、規定出力電圧以下の状態との3通りの状態を検出し、入力電圧が前記(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態のときにはさらに負荷回路の特性を変えない規定出力電圧の精度を1ステップとしてステップ単位で入力電圧を検出し、検出した入力電圧に対応した選択信号を前記切り換え部に出力するように構成され、
入力電圧が前記(規定出力電圧+ドロップ電圧)以下でかつ規定出力電圧を超える状態のときに前記切り換え部により前記直流電源部と接続されるもので、前記1ステップの整数倍の電圧降下特性をもち、電圧降下特性が各々異なる複数の降圧部が互いに個別的に前記切り換え部の出力側と前記降圧型電圧レギュレータ部の出力側との間に介挿されており、
前記切り換え部は、前記入力電圧検出部からの選択信号に基づいて前記複数の降圧部のうち前記入力電圧検出部からの検出した入力電圧に対応した選択信号に対応する降圧部を選択して前記直流電源部に接続するように構成されていることを特徴とする降圧型電圧レギュレータ方式電源装置。
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