JP5509558B2 - 放射線画像撮影システム - Google Patents
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また、操作卓で例えば立位型ブッキー装置を選択したものの、患者が自立困難であった場合には、臥位型ブッキー装置を使用せざるを得ず、この場合には、再度、操作卓からの設定が必要となり、放射線技師等の操作者への負荷が増大することとなっていた。
前記立位型ブッキー装置および前記臥位型ブッキー装置は、CRカセッテ用に作られたブッキー装置であり、
前記立位型ブッキー装置および前記臥位型ブッキー装置に装填可能な可搬型放射線画像検出器と、
前記可搬型放射線画像検出器と通信可能なコンソールと、
を有し、
前記可搬型放射線画像検出器は、
当該可搬型放射線画像検出器の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、
前記姿勢検出手段により検出された姿勢を示す姿勢情報を、前記コンソールに送信し、
前記コンソールは、
前記可搬型放射線画像検出器により送信される前記姿勢情報に基づいて、撮影に使用されるブッキー装置が前記立位型ブッキー装置であるか前記臥位型ブッキー装置であるかを判断することを特徴とする。
前記可搬型放射線画像検出器は、JIS Z 4905またはIEC 60406に準拠する寸法で構成されていることを特徴とする。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの第1の実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の図示例のものに限定されるものではない。
本実施形態では、ブッキー装置3として、立位撮影用の立位型ブッキー装置3aと臥位撮影用の臥位型ブッキー装置3bとがそれぞれ設けられている。また、これらのブッキー装置3a、3bには、放射線画像検出器2を所定の位置に保持するためのカセッテ保持部31がそれぞれ設けられている。
なお、立位型ブッキー装置3aや臥位型ブッキー装置3bにおいて、例えばそれら自体の位置調整や装置本体に対するカセッテ保持部31の高さ調整等を適宜行うこと等が可能とされていることは、公知のブッキー装置と同様である。
従って、本実施形態では、放射線画像検出器2のみならず、CRカセッテを撮影室R1内に持ち込んで放射線画像撮影を行うこともできるようになっている。
撮影室R1には、被写体に放射線を照射する放射線源を備える放射線発生装置4が少なくとも1つ設けられている。本実施形態では、立位撮影用の立位型ブッキー装置3aおよび臥位撮影用の臥位型ブッキー装置3bに兼用される固定型放射線発生装置4aと、ブッキー装置3に対応付けられていないポータブル型放射線発生装置4bとの、2つの放射線発生装置4が配設されている。このポータブル型放射線発生装置4bは、撮影室R1内のいかなる場所にも持ち運びでき、任意の方向に放射線を照射できるようになっている。
なお、立位型ブッキー装置3aに対応づけられた立位撮影専用の放射線発生装置4と、臥位型ブッキー装置3bに対応付けられた臥位撮影専用の放射線発生装置4とを別個に設ける構成としても良い。また、ポータブル型放射線発生装置4bが設けられていない構成であっても良い。
本実施形態では、放射線画像検出器2は、従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおけるJIS Z 4905(対応する国際規格はIEC 60406)に準拠する寸法で構成されている。すなわち、放射線入射方向の厚さは15mm+1mm〜15mm−2mmの範囲内に形成され、8インチ×10インチ、10インチ×12インチ、11インチ×14インチ、14インチ×14インチ、14インチ×17インチ(半切サイズ)等のものが用意されている。
すなわち、放射線画像検出器2をブッキー装置3に装填しない単独の状態で、例えば撮影室R1内に設けられた支持台C(図7参照)上に配置し、その放射線入射面P(図2参照)上に被写体である患者の手等を載置したり、或いは例えばベッド上に横臥した患者の腰や足等とベッドとの間に差し込んだりして、ポータブル型放射線発生装置4b、すなわちブッキー装置3に対応付けられていない、いわばフリーな放射線発生装置4b等から放射線を照射して画像データを得るようにして用いることができる。
なお、図2では、筐体21がフロント部材21aとバック部材21bとで形成されている場合が示されているが、この他にも、筐体21を筒状のモノコック状に形成することも可能である。
また、放射線画像検出器2の側面部分には、さらに、例えばLED等で構成され、バッテリ22の充電状況や各種の操作状況等を表示するインジケータ25が設けられている。
そして、放射線画像検出器2では、電源/モード切替スイッチ26を比較的長い時間(例えば1、2秒程度)押下し続けることにより、手動で放射線画像検出器2の電源を、電源オン状態と電源オフ状態との間で切り替えができるようになっている。
また、放射線画像検出器2では、電源オン状態である場合に、さらに、電源/モード切替スイッチ26を短く押下することにより、放射線画像撮影を行うことができるように各部材に必要な電力が供給される撮影可能状態と、省電力状態であり放射線が照射されても放射線画像撮影を行わないスリープ状態との少なくとも2種類の電源消費状態(モード)の間で切り替えができる。
また、放射線画像検出器2では、電源オン状態に切り替えられると電源消費状態が自動的に撮影可能状態に設定されるようになっている。そして、放射線画像検出器2は、電源がオンされて電源消費状態が撮影可能状態となった後、放射線が照射されずに所定時間が経過した場合には、電源消費状態が自動的にスリープ状態に切り替わるようになっている。
そして、放射線画像検出器2は、タグリーダ6から発信された電波をアンテナ装置24を介して受信すると、タグの記憶部に記憶されたカセッテIDを含む固有情報をアンテナ装置24を介してタグリーダ6に送信するように構成されている。なお、固有情報には、例えば当該放射線画像検出器2に割り当てられた識別情報としてのカセッテIDやシンチレータの種類情報、サイズ情報、解像度等が含まれている。
放射線画像検出器2は、バッテリ22、アンテナ装置24、インジケータ25、制御部27、記憶部28および姿勢検出センサ29を備えている。
また、画像データの送信等の外部、特にコンソール7との信号のやりとりは、放射線画像検出器2のアンテナ装置24を介して撮影室R1内に設けられた無線アクセスポイント5を経由して無線通信で行われるようになっている。なお、画像データのコンソール7への送信については、例えば放射線画像検出器2を前室R2に持参してコンソール7に有線接続して送信を行うように構成することも可能である。
また、インジケータ25は、バッテリ22の充電状況や各種の操作状況等を表示する。
この姿勢検出センサ29は、放射線画像検出器2内において、図示しない光電変換素子による放射線の検出を妨げないように、光電変換素子等に重ならない位置(有効画像領域外)に設けられている。例えば、図2に例示するように、放射線画像検出器2において、姿勢検出センサ29は、筐体21内の隅部に設けられている。
姿勢検出センサ29としては、例えば、放射線画像検出器2自身に作用する加速度(動的な加速度)を、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸方向について検出する3軸加速度センサが用いられる。
具体的には、放射線画像検出器2の制御部27は、姿勢検出処理において、姿勢検出センサ29により検出されるX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の各電圧値の履歴を記憶部28に保存させながら各電圧値を監視し、3軸方向の各電圧値が3つとも所定時間の間連続して0であるか否かを判断する。そして、制御部27は、3軸方向の電圧値が所定時間の間連続して0である場合には、放射線画像検出器2が現在いずれの方向にも動いていない静止状態にあると判断して、3軸方向の各電圧値が0となった時点の直前に検出されたX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の電圧値を参照する。さらに、参照した3軸方向の電圧値に基づいて、本実施形態においては、放射線画像検出器2の姿勢を、「垂直」、「水平」、「斜め」の中から特定する。
また、制御部27を、姿勢検出センサ29から出力された各電圧値をそれぞれ角度に変換して放射線画像検出器2の姿勢を検出したり、各角度の情報を姿勢情報としてコンソール7に送信するように構成しても良い。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、姿勢検出センサ29から出力される3軸方向の電圧値の閾値として所定値aを設定し、制御部27は、Y軸方向の出力の絶対値|Y|が所定値a以上であれば(すなわち、|X|≒0、|Y|≧a、|Z|≒0であれば)、放射線画像検出器2の姿勢を「垂直」と判断することとした。
そこで、制御部27は、X軸方向の出力の絶対値|X|が所定値a以上であれば(すなわち、図4に示すように、|X|≧a、|Y|≒0、|Z|≒0であれば)、同様に、放射線画像検出器2の姿勢を「垂直」と判断することとした。
すなわち、姿勢検出センサ29のX軸方向の出力の絶対値|X|はほぼ0、Y軸方向の出力の絶対値|Y|はほぼ0、Z軸方向の出力の絶対値|Z|は有意な正の値となる。
そこで、制御部27は、Z軸方向の出力の絶対値|Z|が所定値a以上であれば(すなわち、|X|≒0、|Y|≒0、|Z|≧aであれば)、放射線画像検出器2の姿勢を「水平」と判断することとした。
例えば、図7の例のように傾いた支持台C上に、放射線画像検出器2がX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ傾いた状態で載置される場合には、姿勢検出センサ29のX軸方向の出力の絶対値|X|、Y軸方向の出力の絶対値|Y|、Z軸方向の出力の絶対値|Z|が、全て有意な正の値となる。
そこで、制御部27は、図4に示すように、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各出力の絶対値|X|、|Y|、|Z|のうち2つ以上が所定値a以上であれば、放射線画像検出器2の姿勢を「斜め」と判断することとした。
制御部27は、姿勢検出センサ29を、放射線画像検出器2の電源消費状態が撮影可能状態である場合に作動させて、上記のように、姿勢検出センサ29から出力されたX軸、Y軸、Z軸方向の電圧値に基づいて判断した放射線画像検出器2自身の姿勢(「垂直」、「水平」、「斜め」のいずれか)を検出する。また、制御部27は、検出した姿勢を姿勢情報として、アンテナ装置24を介して、コンソール7に送信する。
前述したように、制御部27は、放射線画像検出器2の電源消費状態が撮影可能状態である場合にのみ姿勢検出センサ29を作動させるため、スリープ状態では、姿勢検出センサ29による放射線画像検出器2の姿勢の検出は行われない。
なお、放射線画像検出器2がクレードルに収納されている際にその電源消費状態をスリープ状態とするために、例えば、クレードルに図示しないマイクロスイッチ等の収納検出手段を設けておき、収納検出手段が放射線画像検出器2の収納を検出すると、その放射線画像検出器2の電源消費状態を強制的にスリープ状態とするように構成することも可能である。
無線アクセスポイント5は、放射線画像検出器2とコンソール7とが無線通信する際にこれらの通信を中継するものである。図1では、無線アクセスポイント5が撮影室R1の入口付近に設けられているが、これに限定されず、コンソール7の無線通信部72と無線通信可能な適宜の位置に設けられていてもよい。なお、無線アクセスポイント5とコンソール7間の通信は、有線通信としても良い。
タグリーダ6は、内蔵する図示しないアンテナを介して電波等に所定の指示情報を乗せて発信し、前室R2に入室し或いは退室する放射線画像検出器2、すなわち撮影室R1や前室R2の所定範囲内に進入した放射線画像検出器2を検出するようになっている。そして、タグリーダ6は、検出した放射線画像検出器2のRFIDタグに記憶された固有情報を読み取り、読み取った固有情報をコンソール7に送信する。
コンソール7の機能構成について説明すると、コンソール7は、図8に示すように、制御部71、無線通信部72、入力操作部73、表示部74および記憶部75を備えている。
なお、前述したように、無線アクセスポイント5とコンソール7間の通信は、有線方式としても良い。
表示部74は、画像や各種のメッセージ等を表示するためのものである。
この場合の起動時参照情報は、例えば図9に示すように、放射線画像検出器2の姿勢と、撮影方式と、起動させる放射線発生装置4と、使用するブッキー装置3とを互いに対応づけたものである。
例えば、放射線画像検出器2の姿勢「垂直」には、撮影方式として「立位」、起動させる放射線発生装置4として「固定型放射線発生装置4a」、使用するブッキー装置3として「立位型ブッキー装置3a」が対応付けられている。
また、放射線画像検出器2の姿勢「水平」には、撮影方式として「臥位」、起動させる放射線発生装置4として「固定型放射線発生装置4a」、使用するブッキー装置3として「臥位型ブッキー装置3b」が対応づけられている。
また、放射線画像検出器2の姿勢「斜め」には、撮影方式として「ポータブル」、起動させる放射線発生装置4として「ポータブル型放射線発生装置4b」が対応づけられており、ポータブル撮影ではブッキー装置3を使用しないため、使用するブッキー装置3としては「使用せず」と記憶されている。
なお、記憶部75には、撮影室R1における放射線画像撮影で使用可能な放射線画像検出器2等について、カセッテIDと、シンチレータの種類情報やサイズ情報、解像度等の情報とが対応付けられたテーブルが予め記憶されている。さらに、記憶手段には、撮影室R1での放射線画像撮影の対象となる患者の情報と撮影条件を含む撮影オーダ情報等が記憶されている。
また、コンソール7には、図1に示すように、ネットワークNWを介して、撮影に関する検査対象の撮影オーダ情報をコンソール7に提供するHIS(Hospital Information System)/RIS(Radiology Information System)8、コンソール7から出力された画像データを保存するPACSサーバ9、コンソール7から出力された画像データに基づいて放射線画像をフィルムなどの画像記録媒体に記録して出力するイメージャ10等が接続されている。
すなわち、撮影方式が「立位」または「臥位」である場合、制御部71は、固定型放射線発生装置4aを、起動させる放射線発生装置4として選択する。また、撮影方式が「ポータブル」である場合、制御部71は、ポータブル型放射線発生装置4bを、起動させる放射線発生装置4として選択する。
すなわち、撮影方式が「立位」である場合、制御部71は、立位型ブッキー装置3aを使用するブッキー装置3として選択する。また、撮影方式が「臥位」である場合、制御部71は、臥位型ブッキー装置3bを使用するブッキー装置3として選択する。
また、撮影室R1内には、立位型ブッキー装置3aおよび臥位型ブッキー装置3bに対応する固定型放射線発生装置4aのみが装備されていてもよく、この場合には、姿勢検出手段により検出される姿勢のパターンが水平または垂直のみとなり、姿勢検出精度が向上する。
次に、本発明に係る放射線画像撮影システムの第2の実施形態について説明する。なお、以下では、上記の第1の実施形態と同じ機能を果たすものには同一符号を付すとともにその説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
この3軸加速度センサでは、静止状態にある場合に、重力方向に対するX軸、Y軸、Z軸の各軸の傾斜角に応じた加速度が検出される。したがって、このような重力加速度も検出可能な3軸加速度センサを姿勢検出センサ29として用いることとすれば、第1の実施形態での姿勢検出処理のように静止状態となる直前の検出信号の履歴を参照しなくても、静止状態での検出信号に基づいて、放射線画像検出器2の姿勢を検出することが可能となる。
例えば、図11(a)に示すように、上記の3軸加速度センサを内蔵する放射線画像検出器2が、短辺方向(Y軸方向)が水平方向を向き、長辺方向(X軸方向)が鉛直下向きに静止している場合、この3軸加速度センサからのX軸方向の出力の絶対値はほぼ1Gとなり、Y軸方向とZ軸方向の出力の絶対値はほぼ0となる。
また、例えば、図11(b)に示すように、放射線画像検出器2が図11(a)に示した状態から落下している場合、3軸加速度センサからの3軸方向の出力の絶対値は全てほぼ0となる。
また、例えば、図11(d)に示すように、放射線画像検出器2が図11(a)に示した状態から水平方向(Y軸方向)に1Gの加速度で移動している場合、3軸加速度センサからのX軸方向の出力の絶対値はほぼ1G、Y軸方向の出力の絶対値もほぼ1G、Z軸方向の出力の絶対値はほぼ0となる。
そこで、本実施形態では、図12に示すように、制御部27は、X軸方向の出力の絶対値|X|のみがほぼ1Gであり(すなわち、|X|≒1G、|Y|≒0、|Z|≒0であり)、かつ、これらの値が所定時間の間連続して変化しない場合に、放射線画像検出器2の姿勢を「垂直」と判断することとした。
そこで、本実施形態では、図12に示すように、制御部27は、Y軸方向の出力の絶対値|Y|のみがほぼ1Gであり(すなわち、|X|≒0、|Y|≒1G、|Z|≒0であり)、かつ、これらの値が所定時間の間連続して変化しない場合に、放射線画像検出器2の姿勢を「垂直」と判断することとした。
そこで、本実施形態では、図12に示すように、制御部27は、Z軸方向の出力の絶対値|Z|のみがほぼ1Gであり(すなわち、|X|≒0、|Y|≒0、|Z|≒1Gであり)、かつ、これらの値が所定時間の間連続して変化しない場合に、放射線画像検出器2の姿勢を「水平」と判断することとした。
例えば、図7の例のように傾いた支持台C上に、放射線画像検出器2がX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ傾いた状態で載置される場合には、姿勢検出センサ29のX軸方向の出力の絶対値|X|がαG、Y軸方向の出力の絶対値|Y|がβG、Z軸方向の出力の絶対値|Z|がγGとなる。ここで、α、β、γの二乗和の平方根は1である。
そこで、制御部27は、図12に示すように、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各出力の絶対値|X|、|Y|、|Z|のうち2つ以上が有意な正の値であって、3軸方向の出力の二乗和の平方根が1Gであり、かつ、これらの値が所定時間の間連続して変化しない場合に、放射線画像検出器2の姿勢を「斜め」と判断することとした。
本実施形態の放射線画像撮影システムにおける処理は、図10に示したフローチャートと同様であり、図10のフローチャートのステップS1およびステップS2に示す放射線画像検出器2における姿勢検出処理のみが異なる。そのため、以下では、図10のフローチャートのステップS1およびステップS2に対応する放射線画像検出器2における姿勢検出処理のみを取り上げて説明する。
これにより、放射線画像検出器2が臥位型ブッキー装置3bに装填されずに水平状態で維持されている場合であっても、誤って臥位型ブッキー装置3bに装填されていると判断されることを防止することができる。
2 可搬型放射線画像検出器
22 バッテリ
24 アンテナ装置(通信手段)
29 姿勢検出センサ(姿勢検出手段)
3 ブッキー装置
3a 立位型ブッキー装置
3b 臥位型ブッキー装置
4 放射線発生装置
4a 固定型放射線発生装置
4b ポータブル型放射線発生装置
7 コンソール
75 記憶部(記憶手段)
Claims (2)
- 放射線を照射する放射線発生装置と、立位型ブッキー装置および臥位型ブッキー装置と、を有し、撮影に使用されるブッキー装置に応じた態様で放射線発生装置を起動する放射線画像撮影システムにおいて、
前記立位型ブッキー装置および前記臥位型ブッキー装置は、CRカセッテ用に作られたブッキー装置であり、
前記立位型ブッキー装置および前記臥位型ブッキー装置に装填可能な可搬型放射線画像検出器と、
前記可搬型放射線画像検出器と通信可能なコンソールと、
を有し、
前記可搬型放射線画像検出器は、
当該可搬型放射線画像検出器の姿勢を検出する姿勢検出手段を備え、
前記姿勢検出手段により検出された姿勢を示す姿勢情報を、前記コンソールに送信し、
前記コンソールは、
前記可搬型放射線画像検出器により送信される前記姿勢情報に基づいて、撮影に使用されるブッキー装置が前記立位型ブッキー装置であるか前記臥位型ブッキー装置であるかを判断することを特徴とする放射線画像撮影システム。 - 前記立位型ブッキー装置および前記臥位型ブッキー装置は、JIS Z 4905またはIEC 60406に準拠する寸法のCRカセッテを装填可能に構成され、
前記可搬型放射線画像検出器は、JIS Z 4905またはIEC 60406に準拠する寸法で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
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