JP4769389B2 - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、放射線撮像装置に関し、特に、人体等の被写体を透過した放射線を検知し、デジタル画像として表示装置に出力する放射線撮像装置に関する。本発明は、例えば、撮像方向に方向付けした画像を出力する移動式放射線撮像装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等の放射線を照射すると、放射線のエネルギーの一部を蓄積し、更に、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光する蛍光体が知られている。このような特性を有する蛍光体は、蓄積性蛍光体又は輝尽性蛍光体と呼ばれ、放射線画像撮像装置に利用されている。
【0003】
かかる放射線撮像装置は、被写体を透過した放射線のエネルギーをシート状の蛍光体に蓄積し、レーザー光等の励起光を走査しながら照射することで蛍光体を輝尽発光させ、かかる輝尽発光光を光電的に読み取った画像信号に基づいて被写体の画像を記録材料(例えば、写真感光材料等)、記録装置(プリンタ等)及び表示装置(CRT、液晶ディスプレイ等)に可視像として出力するようになっている。
【0004】
近年ではデジタル技術の進歩により、蛍光体及び銀塩写真の代わりに半導体センサを利用した移動式放射線画像撮像装置が開発され、極めて広いダイナミックレンジ(放射線量の範囲)の画像を記録できるようになっている。かかる装置は、広いダイナミックレンジを有するX線(画像)等の放射線(画像)をデジタル信号に変換し、かかるデジタル画像に画像処理を施して記録材料、記録装置及び表示装置に可視像として出力する。従って、蛍光体及び銀塩写真を使用する場合に比べて、入射放射線量の変動の影響を受けることのない放射線画像を得ることができる。
【0005】
従来の放射線撮像装置は、例えば、図10及び図11に示すように、被写体1000の胸部を撮影する場合には、半導体センサを利用した移動式放射線画像撮像装置1100(以下、撮像装置1100とする。)を架台1200に装着し、架台1200の前に位置した被写体1000に背後からX線1300を照射し、被写体1000を透過したX線1300を撮像装置1100により受像する。放射線画像をCRT又はプリンタに出力する場合には、4つの側面A、B、C及びDを有する撮像装置1100の1つの側面Cが被写体1000の頭部側に位置しているので、側面CをCRT又はプリンタの出力画像の上辺になるように設定して、図12に示すような出力画像を得る。ここで、図10は、従来の放射線撮像装置の一例を示す概略正面図、図11は、従来の放射線撮像装置の一例を示す概略断面図、図12は、従来の放射線撮像装置から得られる出力画像の一例を示す概略図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図13に示すように、半導体センサを利用した撮像装置1100を架台1200に装着する際に90度回転させて装着すると、側面Aが被写体1000の頭部側になっているにもかかわらず、図14に示すように、側面CがCRT又はプリンタの出力画像の上辺になってしまい、側面Aが上辺になるように再度表示する必要が発生して使い勝手が悪かった。ここで、図13は、従来の放射線撮像撮像装置において撮像装置を90度回転させて装着させた場合の一例を示す概略正面図、図14は、図13から得られる90度回転した出力画像の一例を示す概略図である。
【0007】
そこで、本発明は、安価、且つ、簡易な構成でありながら撮像方向に方向付けした画像を出力することができる使い勝手が向上した放射線撮像装置を提供することを例示的目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての放射線撮像装置は、放射線が照射された被写体の画像を形成する撮像部と、前記撮像部が着脱可能に装着される架台と、前記撮像部と前記架台との位置関係を検出する検出部と、前記検出から前記位置関係に関する情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記位置関係に関する情報に基づいて、前記画像を前記撮像部が前記架台に装着されている方向に方向付けして出力する画像制御部とを有し、前記検出部は検出器及び被検出器を有し、前記検出器は前記撮像部の複数の位置に配置され、前記被検出器は前記架台の特定の位置に配置され、前記検出部は、前記特定の位置に前記撮像部の前記複数の位置のいずれが配置されるかを検出することによって前記撮像部が前記架台に装着されている方向を検出する。
【0010】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の放射線撮像装置1について説明する。本実施形態では、医療用X線診断や非破壊検査に使用される放射線撮像装置で構成されている。但し、本発明はこれらの実施例に限定をするものではなく、本発明の目的が達成される範囲において、各構成要素が置換されてもよい。なお、各図において、同一の参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複説明は省略する。また、同一の参照番号にアルファベットを付した部材は同種の部材であるがアルファベットによって区別され、また、単なる参照番号で総括されるものとする。ここで、図1は、本発明の放射線撮像システム1の概略ブロック図である。放射線撮像装置1は、同図に示すように、被写体Sと、放射線源10と、移動式撮像部20(以下、撮像部20とする。)と、撮影装置30とを有する。
【0012】
被写体Sは、医療診断対象となる患者又は工業用の非破壊検査対象となる物体であり、本実施形態では、例示的に患者として構成されている。
【0013】
放射線源10は、放射線Xをパルス状に発生させることができる。放射線源10は、後述するAEコントローラ31によって、放射線パルスのオン、オフや、放射線源10内の管球の管電圧及び管電流が制御される。放射線Xは、例えば、X線であり、タングステンフィラメントに電流を流して加熱することにより放出した熱電子を高電圧で加速し、ターゲット(Cu、Al、Mg等)に衝突させることにより発生する。
【0014】
撮像部20は、蛍光体22と、二次元エリアセンサ24と、装着位置センサ26と、フォトタイマ28とを有する。撮像部20は、被写体Sの内部構造に関する情報及び被写体Sに対する撮像部20の装着方向を撮影装置30に出力する。
【0015】
蛍光体22は、例えば、CsI、GOS等で構成され、放射線Xを可視光に変換する。被写体Sを透過した放射線Xは、被写体Sの内部構造(即ち、被写体Sの内部の骨や内臓の大きさや形、病巣の有無又は構成部材の材料の違い等)により透過量が異なり、かかる内部構造に関する情報(放射線画像情報)が含まれている。蛍光体22は、放射線画像情報が含まれた放射線Xを可視光に変換し、像情報光X1として二次元エリアセンサ24に入射させる。
【0016】
二次元エリアセンサ24は、フォトリソグラフィ法によって透明なガラス基板に二次元状に形成された複数の光電変換素子と、かかる光電変換素子を駆動する駆動回路を有し、蛍光体22から入射された像情報光X1を二次元情報を含むデジタル信号X2に変換して出力する。二次元エリアセンサ24は、後述するAEコントローラ31によりデジタル信号X2の蓄積時間や駆動スピードが制御され、デジタル信号X2をゲイン調整回路32に出力すると共に撮影条件を制御するための情報としてAEコントローラ31にも出力する。
【0017】
図2に、撮像部20の概略正面図を示す。同図を参照するに、撮像部20の側面A乃至D周辺に、例えば、フォトインタラプタで構成された装着位置センサ26a乃至dが設けられている。但し、装着位置センサ26は、フォトインタラプタに限らず、磁気センサなどの他のセンサで構成してもよいのは言うまでもない。しかし、本実施形態では、フォトインタラプタで構成することにより磁気センサなどの他のセンサで構成するよりもコストを抑えている。また、架台60は、撮像部20を支持し、その上方には遮光板62が設けられている。装着位置センサ26は、遮光板62と協同して撮像部20の装着方向を検出する。図2に示すように、撮像部20が側面Cを上方にして架台60に装着されると、遮光板62が装着位置センサ26cを遮光する。従って、撮像部20の側面Cが上方に位置している事が検知され、かかる装着方向信号がAEコントローラ31に出力される。なお、本実施形態では、装着位置センサ26を撮像部20に、遮光板62を架台60に設けているが、装着位置センサ26を架台60に、遮光板62を撮像部20に設けても何等差し支えない。
【0018】
再び図1に戻って、フォトタイマ28は、例えば、被写体Sと二次元エリアセンサ24との間の任意の位置におかれる。フォトタイマ28は、撮影露光中に被写体Sの基準部分(例えば、肺胞部)を透過する放射線Xの量を検出し、AEコントローラ31に出力する。但し、フォトタイマ28に吸収される放射線Xの量は極微量であるため撮影露光にはほとんど悪影響を及ぼさない。
【0019】
撮影装置30は、AEコントローラ31と、ゲイン調整回路32と、制御パネル33と、条件メモリ回路34と、システム制御回路35と、補正回路40とを有する。撮影装置30は、撮像部20から入力された被写体Sの内部構造に関する情報及び被写体Sに対する撮像部20の装着方向を基に補正を行い、被写体Sの像情報を表示装置に送出する。
【0020】
AEコントローラ31は、フォトタイマ28及び制御パネル33に接続され、撮影条件を制御する。AEコントローラ31は、フォトタイマ28から入力される撮影露光の直前の放射線Xの量又は撮影露光中の放射線Xの量及び制御パネルから入力される撮影条件を基に放射線源10のパルス幅、二次元エリアセンサ24におけデジタル信号X2の蓄積時間や駆動スピード及びゲイン調整回路32の増幅率を自動制御及び設定制御する。
【0021】
また、AEコントローラ31は、撮影露光時に制御及び/又は設定した撮影条件を条件メモリ回路34に格納及び格納した撮影条件を引き出すことができる。従って、条件メモリ回路34から入力された撮影条件を基に放射線源10、二次元エリアセンサ24及びゲイン調整回路32を制御及び/又は設定し動作させ、過去の撮影条件と同じ制御及び/又は設定で撮影露光することができる。このとき、一部の条件や制御及び/又は設定を変更することで補正露光を行い、ゲイン調整回路32の出力を補正出力Bとすることができる。即ち、放射線源10のパルスを発生させず、他は過去の撮影露光時と同じ撮影条件にして動作させれば、二次元エリアセンサ24の暗時出力の補正出力Bが得られる。
【0022】
更に、AEコントローラ31は、装着位置センサ26に接続され、装着位置センサ26から入力された装着位置信号を受信して画像制御部48に出力する。
【0023】
ゲイン調整回路32は、二次元エリアセンサ24及びAEコントローラ31に接続され、二次元エリアセンサ24から入力される像情報光X1と二次元情報を含んだデジタル信号X2をAEコントローラ31から入力される増幅率で増幅させて撮影出力Aに変換し、スイッチ42を介してフレームメモリ44に出力する。また、ゲイン調整回路32は、二次元エリアセンサ24から入力される補正露光の際の暗時出力を補正出力Bに変換して演算処理回路46に出力する。
【0024】
制御パネル33は、医師及び/又は技師が被写体Sの症状、体格、年齢、物体の大きさや厚さ及び得たい情報を考慮して、撮影露光の度に最適な撮影出力が得られるようにパネル操作で入力した撮影条件を電気信号に変換してAEコントローラ31に出力する。また、操作パネル33を介して、被写体Sに対する撮像部20の撮像方向を予め入力することもできる。尚、制御パネル33内にはSW1が設けられており、かかるSW1を押すとスタンバイモード(撮影準備状態)に移行する。
【0025】
光電変換素子から読出しを行う場合、読出したいタイミングで即時に精度良く読み出しするためには光電変換素子に電界つまりバイアスを印加しておく必要があるが、装置の電源オン時にバイアスを連続して印加状態にしておくと素子の耐久性能に問題が発生する可能性があるため、撮影前にまずSW1をオンにしてバイアスを印加したスタンバイモード(撮影準備状態)を一定時間以上保つようにして、実際の撮影に備えるようにしている。
【0026】
条件メモリ回路34は、AEコントローラ31が撮影露光時に制御及び/又は設定した撮影条件を条件値として記憶する。また、条件メモリ回路34は、撮影条件を条件値として記憶すると共に、記憶した条件値をAEコントローラ31に出力することも可能である。
【0027】
システム制御回路35は、図示しないスイッチボックス内のSW2に接続されている。システム制御回路35は、SW2が押されたことを検知するとAEコントローラ31を介し、放射線源10、二次元エリアセンサ24、ゲイン調整回路32を制御して撮影露光及び/又は補正露光を行う。また、後述するスイッチ42、フレームメモリ44及び演算処理回路46を制御して補正回路40として動作させる。
【0028】
補正回路40は、スイッチ42と、フレームメモリ44と、演算処理回路46と、画像制御部48とを有する。補正回路40は、補正出力Bを基に撮影出力Aの補正を行って像情報出力Pを算出する。更に、像情報出力Pを撮像装置20の装着方向を考慮した像情報出力Oに変換して表示装置に送出する。
【0029】
スイッチ42は、ゲイン調整回路32とフレームメモリ44を接続又は非接続状態にする。スイッチ42は、ゲイン調整回路32からの入力が撮影出力Aであればゲイン調整回路32とフレームメモリ44を接続状態にし、ゲイン調整回路32からの入力が補正出力Bであればゲイン調整回路32とフレームメモリ44を非接続状態にする。
【0030】
フレームメモリ44は、スイッチ42を介してゲイン調整回路32から入力される撮影露光時に得られた撮影出力Aを一度記憶し、記憶した撮影出力Aを演算処理回路46に出力する。
【0031】
演算処理回路46は、ゲイン調整回路32から入力される撮影露光時に得られた補正出力Bとフレームメモリ44に記憶された撮影出力Aから、撮影時の誤差を取り除いた像情報出力Pを算出する。演算処理回路46は、算出した像情報出力Pを画像制御部48に出力する。
【0032】
画像制御部48は、画像方向を変換する。画像制御部48は、AEコントローラ31から入力される装着方向信号を基に、演算処理回路46から入力された像情報出力Pを方向変換した像情報出力Oとして図示しない表示装置に送出する。即ち、図2に示すように、撮像部20が側面Cを上方にして架台60に装着された場合、画像制御部48は、AEコントローラ31から入力される装着方向信号(側面Cが上方方向)に基づいて、像情報出力Pを側面Cを上方方向とする像情報出力Oに変換して図示しない表示装置に送出する。
【0033】
以下、上述の放射線撮像装置1の動作を説明する。なお、以下の説明において、撮像部20及び撮影装置30は、例えば、医療用X線撮影装置として具体化され、図3に示すように、撮像部20の側面Aが上辺に設定された場合を例に説明する。ここで、図3は、撮像部20の側面Aを上辺として架台60に装着された場合を示す概略正面図である。撮影露光及び/又は補正露光は、SW2が押されることでシステム回路35が作動し、AEコントローラ31を介して放射線源10、二次元エリアセンサ24、ゲイン調整回路32を制御することで行われる。
【0034】
まず、被写体Sが撮像部20の前に位置すると、撮影装置30の操作パネル33に入力された撮影条件又は条件メモリ回路34に格納されていた撮影条件がAEコントローラ31に入力され、かかる撮影条件を基に放射線Xが放射線源10から放出され、被写体Sが照射される。被写体Sで一部が吸収されつつ被写体Sを透過した放射線Xは被写体Sの内部構造に関する情報(放射線画像情報)を含んでいる。被写体Sを透過した放射線Xは蛍光体22に入射する。蛍光体22に入射した放射線Xは可視光に変換される。この可視光は被写体Sの放射線画像情報を有した像情報光X1として、二次元エリアセンサ24に入射する。二次元エリアセンサ24に入射した像情報光X1は二次元情報を含むデジタル信号X2に変換され撮影装置30のAEコントローラ31及びゲイン調整回路32に出力される。このとき、フォトタイマ28が検出した被写体Sの基準部分を透過した放射線Xの量もAEコントローラ31に出力され、AEコントローラ31は、入力された放射線Xの量に応じて放射線源10を制御する。一方、装着位置センサ26は、遮光板62で遮光された装着位置センサ26が装着位置センサ26aであることから撮像部20の側面Aが上方に位置していることを検知し、かかる装着方向信号がAEコントローラ31を介して画像制御部48に出力される。
【0035】
ゲイン調整回路32に入力されたデジタル信号X2は、AEコントローラ31から入力される増幅率に基づいて増幅され、撮影出力Aとしてスイッチ42を介してフレームメモリ44に格納される。次に、放射線源10のパルスを発生させず、他は撮影露光時と同じ撮影条件として、同様に補正露光を行い、二次元エリアセンサ24の暗時出力をゲイン調整回路32に出力する。ゲイン調整回路32に入力された暗示出力は、AEコントローラ31から入力される増幅率に基づいて増幅され、補正出力Bとして演算処理回路46に出力される。
【0036】
演算処理回路46に入力された補正出力Bによって、フレームメモリ44に格納されている撮影出力Aから撮影時の誤差を取り除いた像情報出力Pが算出され、画像制御部48に出力される。画像制御部48に出力された像情報出力Pは、側面Aを上方方向とする装着方向信号に基づいて像情報出力Oに変換される。像情報出力Oは表示装置に送出され、図4に示すような出力画像を表示させる。ここで、図4は、図3に示す撮像部20の装着方向に方向付けした出力画像の一例を示す概略図である。従って、本発明の放射線撮像装置1によれば、撮像方向に方向付けした画像を出力することができ、使い勝手が向上する。
【0037】
図5は、本発明の第2の実施形態を示す撮像部の概略斜視図である。図5の撮像部20は、図2及び図3の撮像部20と同様であるが、立位用の架台60ではなく臥位テーブル(ベッド)状の架台70を利用している点が異なる。
【0038】
架台70は、臥位テーブル(ベッド)であり、枕72と、装着部74とを有する。被写体Sは、枕72を頭にして臥位テーブル(ベッド)70に横たわる。装着部74は撮像部20を着脱可能にし、撮像部20の装着方向検知用の遮光板62aが設けられている。撮像部20が装着部74に装着されると、撮像部20に設けられた装着位置センサ26のうち、撮像部20が装着された方向に従って一つのセンサが遮光板62aを検知する。なお、本実施形態では、装着位置センサ26を撮像部20に、遮光板62aを装着部74に設けているが、装着位置センサ26を装着部74に、遮光板62aを撮像部20に設けても何等差し支えない。
【0039】
例えば、図5に示した場合は、装着位置センサ26cが遮光板62aを検知し、かかる装着方向信号がAEコントローラ31に出力される。AEコントローラ31は、入力された装着方向信号(即ち、側面Cを上方方向とする)を画像制御部48に出力する。画像制御部48では、像情報出力Pを側面Cが上方方向になるように変換して表示装置に像情報出力Oとして送出する。
【0040】
臥位テーブル(ベッド)70を使用する場合は、一般に、枕72の方に被写体Sの頭部を位置させるので、表示画像は被写体Sの頭部(枕72側)が上方方向になるように表示する。従って、撮像方向に方向付けした画像を出力することができ、使い勝手が向上する。
【0041】
図6は、本発明の第3の実施形態を示す撮像部20Aの概略斜視図である。被写体Sの撮影部位と臥位テーブル(ベッド)70の間に撮像部20Aを挿入する。
【0042】
撮像部20Aには位置信号発信部28が設けられており、3つの発信部28a、28c、28dから発信した電波を、臥位テーブル(ベッド)70及び撮像部20Aとは別に設けられた設置方向検知部90により受信する。
【0043】
設置方向検知部90は92x、92y、92zの3個の検知部から構成されており、位置信号発信部28aから発信された電波を設置方向検知部90は92x、92y、92zの3点にて検知し距離を測定する。同様に位置信号発信部28cから発信された電波を設置方向検知部90は92x、92y、92zの3点にて検知し距離を測定し、位置信号発信部28dから発信された電波を設置方向検知部90は92x、92y、92zの3点にて検知しそれぞれ距離を測定する。以上の測定結果から位置信号発信部28a、28c、28dの位置、即ち、撮像部20の設置方向を算出する。設置方向検知部90から設置方向信号がAEコントローラ31に送られ、AEコントローラ31は設置方向信号を画像制御部48に送り、画像制御部48では像情報出力Pを側面Cが上方方向になるように変換して表示装置に像情報出力0として送出する。
【0044】
但し、臥位テーブル(ベッド)70と設置方向検知部90の位置関係を最初にキャリブレーションしておく事が必要になる。例えば、位置信号発信部28cを枕72方向、位置信号発信部28dを枕72方向と反対となるように正確に(撮像部20Aと臥位テーブル(ベッド)70の辺を平行にする)位置させて設置方向を検知し、かかる設置方向(枕72方向)を記憶しておき、記憶した方向(枕72方向)に対して±45°の範囲内にある方向を上位置とする。
【0045】
また、撮像部20Aの設置方向を検知する方法として電波を使用することにより、撮像部20の上に被写体が乗っても被写体Sに遮られる事なく距離測定を行い設置方向の検知を行う事ができる。但し、設置方向を検知する方法は電波に限らず、超音波などを使用して距離測定を行い、撮像部20Aの設置方向を算出してもよい。
【0046】
図7は、第3の実施例において、臥位テーブル(ベッド)70に対して撮像部20Aが斜め方向に設置されている場合を示し、図7(a)は、撮像部20Aの側面Cが被写体Sの頭部(枕72)側、図7(b)は、撮像部20Aの側面Aが被写体Sの頭部(枕72)側として斜めに配置されている場合の概略図である。同図に示すように、臥位テーブル(ベッド)70に対して斜めに撮像部20Aが設置されている場合、図7(a)の場合には側面Cが上方方向、図7(b)の場合には側面Aが上方方向になるように画像表示を行えばよい。
【0047】
従って、撮像部20Aや架台70とは別個に設けられた設置方向検知部90を用いて撮像部20Aの設置方向の検知を行う事により、架台70に装着せずに撮像部20Aの設置方向を検知することが可能となり使い勝手が向上する。
【0048】
図8は、本発明の第4の実施形態を示す撮像部20の概略正面図である。図8の撮像部20は、図2及び図3の撮像部20と同様であるが、立位用の架台80が異なる。架台80は、撮像部20を装着するための回転型取り付け治具82を有して撮像部20を支持する。治具82は、図8に示すように装着した撮像部20を、図9に示すように、架台80に対して回転させて90度毎の希望の方向に向けることが可能になっている。ここで、図9は、図8に示す撮像部20を治具82によって90度回転させた場合を示す概略正面図である。また、架台80は、撮像部20の装着方向検知用の遮光板62が設けられており、撮像部20を治具82に装着すると、撮像部20に設けられた装着位置センサ26a、26b、26c、26dのうち、装着された方向に従って1つのセンサが遮光板62を検知する。例えば、図9に示した場合は、装着位置センサ26aが遮光板62を検知し、検知した装着方向信号(即ち、撮像部20の側面Aが上方方向)がAEコントローラ31に送られ、AEコントローラ31は装着方向信号を画像制御部48に送り、画像制御部48では像情報出力Pを側面Aが上方方向になるように変換して表示装置に像情報出力0として送出する。
【0049】
従って、撮像部20を架台80に取付けた後で治具82により撮像部20の撮像方向を変えても、露光撮影時の撮像方向に方向付けした画像を出力することができ、使い勝手が向上する。
【0050】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明の放射線撮像装置によれば、安価、且つ、簡易な構成でありながら撮像方向に方向付けした画像を出力することができるため、使い勝手が向上した放射線撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放射線撮像装置の概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す放射線撮像装置における第1の実施例を示す撮像部の概略正面図である。
【図3】 図2に示す撮像部が90度回転して架台に装着された場合を示す概略正面図である。
【図4】 図3に示す撮像部の装着方向に方向付けした出力画像の一例を示す概略図である。
【図5】 図1に示す放射線撮像装置における第2の実施例を示す撮像部の概略斜視図である。
【図6】 図1に示す放射線撮像装置における第3の実施例を示す撮像部の概略斜視図である。
【図7】 図6に示す撮像部が架台に対して斜めに設置されている場合を示す概略図である。
【図8】 図1に示す放射線撮像装置における第4の実施例を示す撮像部の概略正面図である。
【図9】 図8に示す撮像部を回転型取り付け治具によって90度回転させた場合を示す概略正面図である。
【図10】 従来の放射線撮像装置の一例を示す概略正面図である。
【図11】 従来の放射線撮像装置の一例を示す概略断面図である。
【図12】 従来の放射線撮像装置から得られる出力画像の一例を示す概略図である。
【図13】 従来の放射線撮像装置において撮像装置を90度回転させて装着させた場合の一例を示す概略正面図である。
【図14】 図13から得られる90度回転した出力画像の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 放射線撮像装置
10 放射線源
20、20A 撮像部
30 撮影装置
40 補正回路
60、70、80 架台
90 設置方向検知部

Claims (2)

  1. 放射線が照射された被写体の画像を形成する撮像部と、
    前記撮像部が着脱可能に装着される架台と、
    前記撮像部と前記架台との位置関係を検出する検出部と、
    前記検出から前記位置関係に関する情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記位置関係に関する情報に基づいて、前記画像を前記撮像部が前記架台に装着されている方向に方向付けして出力する画像制御部とを有し、
    前記検出部は検出器及び被検出器を有し、前記検出器は前記撮像部の複数の位置に配置され、前記被検出器は前記架台の特定の位置に配置され、
    前記検出部は、前記特定の位置に前記撮像部の前記複数の位置のいずれが配置されるかを検出することによって前記撮像部が前記架台に装着されている方向を検出することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記検出器及び被検出器は、発光素子と受光素子であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
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