JP6170863B2 - 電子カセッテ - Google Patents

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Description

本発明は、放射線画像を検出する電子カセッテに関する。
被写体を透過した放射線、例えばX線に基づいて、被写体の画像情報を表すX線画像を検出する可搬型のX線画像検出装置として、電子カセッテが知られている(例えば、特許文献1参照)。電子カセッテは、扁平な可搬型の筐体と、筐体内に収容され、X線画像のデータをデジタルデータとして出力することが可能なセンサーパネル(FPD(Flat Panel Detector)とも呼ばれる)とで構成される。センサーパネルは、例えば、短辺と長辺を有する長方形の撮像領域を有している。
電子カセッテは、例えば、撮影室まで来られない患者を撮影するために、病室を巡回して撮影を行う回診撮影に利用することが可能である。この場合、電子カセッテは、走行可能な台車にX線発生装置を搭載した回診車とともに病室に持ち込まれる。回診撮影を行う場合には、回診車と電子カセッテに加えて、画像表示機能付きのコンソールが携行される。電子カセッテはX線画像の送信機能を有しているため、携行したコンソールにX線画像を送信することにより、病室等において、撮影直後にX線画像を確認することができる。また、X線画像は、画像ビューア端末に表示され、撮影の依頼元の医師による診断に供される。
コンソールや画像ビューア端末などの画像表示装置において、X線画像の表示姿勢は、初期設定では、読み出したX線画像の原点位置を基準に決められる。X線画像の原点位置は、電子カセッテのセンサーパネルの撮像領域の原点と一致している。電子カセッテでは、例えば、長方形の撮像領域の短辺を上下にする縦姿勢で撮影が行われたり、長辺を上下にする横姿勢で撮影が行われることがある。また、回診撮影の際には、病室などの撮影場所のスペース上の制約から、縦姿勢や横姿勢が使い分けられる。
このように電子カセッテの姿勢を変化させて撮影を行うと、画像表示装置において、撮影したX線画像を初期設定の表示姿勢で表示すると、X線画像の被写体が横向きに表示されてしまう場合がある。この場合は、技師や医師は、画像表示装置においてX線画像の被写体の向きを確認して、必要に応じて回転させる回転操作を行うことにより、X線画像の表示姿勢を変更する。
こうした表示姿勢の調節が自動で行われるように、特許文献1に記載の電子カセッテは、平面形状が長方形の筐体の短辺側の側面と長辺側の側面の2つの直交する側面にそれぞれケーブル接続部を設けて、各ケーブル接続部のどちらにケーブルを接続するかによって、X線画像の上下を短辺にするか長辺にするかを決定している。ケーブルはX線画像の通信や電子カセッテに対して電源供給を行うためのケーブルである。特許文献1に記載の電子カセッテでは、例えば、短辺側のケーブル接続部にケーブルを接続した場合には、短辺側のケーブル接続部に対応する辺がX線画像の下部に決定され、長辺側のケーブル接続部にケーブルを接続した場合には、長辺側のケーブル接続部に対応する辺がX線画像の下部に決定される。X線画像の上下に関する情報は、X線画像とともに画像表示装置に送信される。画像表示装置は、受信した上下に関する情報に基づいて、X線画像の上下を判定して表示姿勢を変更する。
特開2012−088312号公報
しかしながら、医療現場によっては、回診撮影のように撮影室外に電子カセッテを持ち出す場合において、持ち運ぶ装置を減らすために、コンソールを携行しない運用をしたいというニーズもある。回診車は病室で使用するため、電子カセッテのケーブルが邪魔であり、無線通信を使用したい場合が多い。一方で、病室には、電磁波に影響を受ける医療機器が有る場合や、無線通信設備が整っていない場合など、無線通信を使用できない環境もある。このようにケーブルを使用したくないが、更に無線通信も使用できない現場では、コンソールを携行しない運用が望まれる。
特許文献1のケーブル接続部の選択によってX線画像の上下を決定する技術は、ケーブルが無ければ使用できないという問題がある。また、ケーブルがあると、端的にケーブルの引き回しが煩わしく、電子カセッテのポジショニングの自由度に対する大きな制約になってしまうという問題もある。さらに、ポジショニングの状態や、撮影場所のスペース上の制約によっては、ケーブルを引き回す方向が制限され、所望の接続部を選択できない場合や、あるいはケーブル自体接続できなくなるため、X線画像の上下を変更できない場合がある。
本発明は、ケーブルやコンソールを使用せずに、放射線画像の表示姿勢における上下の設定を行うことが可能な電子カセッテを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子カセッテは、センサーパネルと、筐体と、操作部と、上下設定部と、表示部と、メモリとを備える。センサーパネルは、四角形の撮像領域を有し、被写体の放射線画像を検出する。筐体は、センサーパネルを収容する。操作部は、筐体に配置される。上下設定部は、操作部からの操作指示に基づいて、撮像領域の4辺のうち少なくとも隣接する2辺のいずれか1辺を、放射線画像の表示姿勢における上部又は下部に設定する。表示部は、筐体に配置され、上下設定部によって設定された、放射線画像の上部又は下部の位置を表示する。メモリは、上下設定部による上下設定情報と放射線画像とを関連付けて保存する。
メモリは、複数の放射線画像を、それぞれ上下設定情報に関連付けて保存することが好ましい。
上下設定部は、4辺のいずれか1辺を上部又は下部に設定可能であることが好ましい。また、四角形は長方形であり、隣接する2辺は、短辺と長辺であることが好ましい。
メモリ内の放射線画像を無線で送信可能な無線通信部と、センサーパネルに電力を供給するバッテリとを備えることが好ましい。また、筐体に設けられ、放射線画像の有線送信又は外部電源から電力を受給するためのケーブルを接続するケーブル接続部を備えることが好ましい。
操作部は、押下操作、スライド操作、回転操作の少なくとも1つの操作が可能なことが好ましい。また、筐体は、放射線を透過する透過板と、透過板が取り付けられる枠部材とを有しており、表示部及び操作部の少なくとも一方は、枠部材に設けられていることが好ましい。
操作部は、撮像領域の4辺に対応する、筐体の4つの側面のうちの1つの側面に設けられていることが好ましい。さらに、操作部は、4つの側面のうち、少なくとも隣接する2辺に対応する2つの側面に設けられていることがより好ましい。
表示部は、撮像領域の4辺のうちの少なくとも1辺に対応する、筐体の側面に設けられていることが好ましい。さらに、表示部は、隣接する2辺に対応する、筐体の2つの側面に設けられていることがより好ましい。
表示部は、筐体の隣接する2つの側面が交差する角部又は角部をまたいで設けられていることが好ましい。さらに、筐体は角部を4つ有しており、表示部は、4つの角部のうち、3つの角部又は3つの各角部をまたいで設けられていることが好ましい。また、角部にはコーナーパッドが設けられており、表示部は、コーナーパッドの両脇、又はコーナーパッドの内部に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、ケーブルやコンソールを使用せずに、放射線画像の表示姿勢における上下の設定を行うことが可能な電子カセッテを提供することができる。
電子カセッテを用いたX線撮影システムの構成を示す概略図である。 第1実施形態の電子カセッテの外観の斜視図である。 図2の電子カセッテの断面の概略図である。 図2の電子カセッテの平面概略図である。 センサーパネル及び上下設定部の説明図である。 メモリにおけるX線画像の保存及び上下設定の対応に関する説明図である。 電子カセッテの使用に関するフローチャートである。 画像表示端末でのX線画像の表示に関するフローチャートである。 体の幅が標準的な場合における電子カセッテの配置の説明図である。 体の幅が標準より広い場合における電子カセッテの配置の説明図である。 電子カセッテのランプの光の側面からの視認状態に関する説明図である。 ケーブル接続部のある電子カセッテの平面概略図である。 図12の電子カセッテのケーブルの引き回しに関する説明図である。 第2実施形態の電子カセッテの1態様の外観の斜視図である。 第2実施形態の電子カセッテの別の1態様の外観の斜視図である。 第3実施形態の電子カセッテの外観の斜視図である。 図16の電子カセッテの上下設定の対応に関する説明図である。 第3実施形態の電子カセッテの別の1態様の外観の斜視図である。 図18の電子カセッテの上下設定の対応に関する説明図である。 第3実施形態の電子カセッテのさらに別の1態様の外観の斜視図である。 第4実施形態の電子カセッテの外観の平面概略図である。 図21の電子カセッテの上下設定の対応に関する説明図である。 第4実施形態の電子カセッテの別の1態様の外観の斜視図である。 図23の電子カセッテの上下設定の対応に関する説明図である。 第4実施形態の電子カセッテのさらに別の1態様の上下設定に関する説明図である。 第5実施形態の電子カセッテの外観の平面概略図である。 図26の電子カセッテの外観の斜視図である。 図26の電子カセッテの角部の態様の斜視図である。 図26の電子カセッテの角部の別の態様の斜視図である。 筐体がモノコック構造である電子カセッテの斜視図である。 スライドスイッチに関する説明図である。 ダイヤルスイッチに関する説明図である。 上下設定と画像処理との対応に関する説明図である。
[第1実施形態]
図1において、電子カセッテ10は、回診車11とともにX線撮影システムを構成する。回診車11は、X線源12及びX線源12を制御する線源制御装置13を移動可能な台車14に搭載した移動型X線発生装置である。回診車11は、撮影室に来られない患者P(被写体)を撮影するために病室を巡回して撮影を行う回診撮影に利用される。
X線源12は、X線を放射するX線管とX線管が放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)とを有している。線源制御装置13は、X線のエネルギースペクトルを決める管電圧、単位時間当たりの照射量を決める管電流、及びX線の照射が継続する照射時間などの照射条件に基づいて、X線源12を制御する。線源制御装置13には、照射スイッチ15が接続されている。照射スイッチ15は、放射線技師Tによって操作され、X線源12に照射を開始させるための照射開始信号を発生する。照射開始信号は、信号ケーブルを通じて線源制御装置13に入力される。台車14には、収納ボックス14Aが設けられており、電子カセッテ10を収納することが可能である。
電子カセッテ10は、患者Pの胸部を撮影する場合には、ベッド16と、ベッド16上に仰臥する患者Pの間に挿入されて、胸部に対応する位置に配置される。X線源12は、照射方向が、電子カセッテ10と対向する位置に調節される。電子カセッテ10は、X線源12から照射され患者Pを透過したX線に基づいて、患者PのX線画像を検出する。
電子カセッテ10は、撮影した複数枚のX線画像を保存するメモリ46(図5参照)を有している。回診撮影が終了した後、撮影したX線画像は、電子カセッテ10から、画像サーバ17にアップロードされる。画像サーバ17は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク18に接続されている。撮影の依頼元である診療科19に設置される診療科端末20は、ネットワーク18を介して画像サーバ17にアクセスして、X線画像を読み出す。診療科端末20はX線画像を表示する。表示されたX線画像は医師Dの閲覧に供される。
図2及び図3に示すように、電子カセッテ10は、センサーパネル21及びセンサーパネル21を制御する制御基板22と、センサーパネル21及び制御基板22を収容する可搬型の筐体23とを有する。センサーパネル21は短辺と長辺を有する長方形の撮像領域30(図4及び図5参照)を有しており、長方形状のX線画像を撮像する。筐体23は、平面形状が四角形の扁平な直方体形状をしており、X線の入射面となる前面24Aを有する前面筐体24と、前面24Aの反対側の背面25Aを有する背面筐体25とで構成される。筐体23は、撮像領域30の4辺に対応する4つの側面26A、26B、26C、26Dを有している。側面26A、26Bは、撮像領域30の対向する2つの短辺に対応しており、側面26C、26Dは、撮像領域30の対向する2つの長辺に対応している。
前面筐体24は、X線を透過する透過板27と、透過板27が取り付けられる開口を有する枠体28とで構成される。透過板27は、撮像領域30とほぼ同じサイズの長方形を有している。枠体28の開口部も長方形をしており、枠体28において、長方形の各辺に対応する部分は、それぞれ、前面24Aの周縁部と、筐体23の側面26A、26B、26C、26Dを構成している。なお、直方体形状には、本例のように、角部に丸みを付けたり、テーパを付けるなどの加工を施したほぼ直方体形状も含まれる。枠体28は、例えば導電性プラスチックで形成されており、透過板27はカーボングラファイトで構成される。背面筐体25はステンレスなどの金属製である。
筐体23の平面サイズは、例えば、半切サイズ(383.5mm×459.5mm)のフイルムカセッテまたはIPカセッテと同様の国際規格ISO4090:2001に準拠したサイズである。そのため、電子カセッテ10は、フイルムカセッテやIPカセッテ用の撮影台に取り付けて使用することも可能である。
電子カセッテ10は、撮影するX線画像の表示姿勢に関する上部又は下部の位置を設定する上下設定機能を有している。筐体23において、撮像領域30の隣接する短辺と長辺の2辺にそれぞれ対応する2つの側面26A、側面26Cには、上下設定のための操作指示を入力する操作部である、第1及び第2の各操作ボタン31A、31Cが設けられている。第1及び第2の各操作ボタン31A、31Cは、例えば、それぞれ押下操作が可能な押しボタンである。第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cは、押下操作により一方がオンされると、他方がオフされるというように、選択的にオンオフされる。
また、第1操作ボタン31Aの横には、第1ランプ32A、第2操作ボタン31Cの横には、第2ランプ32Cが設けられている。第1及び第2の各ランプ32A、32Cは、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cの操作指示に基づいて設定された、上部又は下部の位置を表示する表示部である。第1及び第2の各ランプ32A、32Cは、例えばLED(Light Emitting Diode)である。
図4に示すように、撮像領域30は、第1短辺30A、第2短辺30B、第1長辺30C、第2長辺30Bの4辺を有する長方形をしている。撮像領域30には、例えば、筐体23の前面24A側から見て左上、具体的には、第1短辺30Aと第1長辺30Cが交差する点に原点Oが設定されている。撮影されるX線画像の表示姿勢は、初期設定では、第1短辺30Aが上部に、第2短辺30Bが下部に設定されている。
この状態で、第2操作ボタン31Cが押下操作されると、表示姿勢の上下設定は、第1長辺30Cが上部に、第2長辺30Dが下部になる設定に変更される。このように、電子カセッテ10は、表示姿勢の上下設定機能により、第1短辺30Aと第2短辺30Bが上下に設定される縦長の縦姿勢と、縦姿勢から時計方向に90°回転して、第2長辺30Cと第2長辺30Dが上下に設定される横長の横姿勢との2つの表示姿勢の間で切り替えることが可能である。
初期設定の縦姿勢においては、上部に設定される第1短辺30Aに対応する側面26Aに設けられた第1ランプ32Aが点灯し、第2ランプ32Cは消灯する。横姿勢においては、上部に設定される第1長辺30Cに対応する側面26Cに設けられた第2ランプ32Cが点灯し、第1ランプ32Aが消灯する。第1ランプ32A、第2ランプ32Cのうち、上部に設定される辺に対応するランプが選択的に点灯するので、第1短辺30Aか第1長辺30Cのどちらが上部に設定されているかを視認することができる。
図5に示すように、センサーパネル21は、撮像領域30が形成されたTFTアクティブマトリクス基板、ゲートドライバ41、読み出し回路42、制御回路36、A/D変換器45、メモリ46、通信部47、USBコネクタ48、電源回路49、バッテリ50を備えている。
撮像領域30には、X線の入射線量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素38が、所定のピッチでN行(X方向)×M列(Y方向)のマトリクスに配列されている。なお、N、Mは2以上の整数であり、例えばN、M≒2000である。なお、画素38の配列は正方配列でなくともよく、ハニカム配列でもよい。センサーパネル21は、X線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体、図示せず)を有し、シンチレータによって変換された可視光を画素38で光電変換する間接変換型である。シンチレータは、CsI:Tl(タリウム賦活ヨウ化セシウム)やGOS(Gd2O2S:Tb、テルビウム賦活ガドリウムオキシサルファイド)等からなり、画素38が配列された撮像領域30の全面と対向するように配置されている。なお、センサーパネル21としては、間接変換型の代わりに、X線を直接電荷に変換する直接変換型でもよい。
画素38は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換素子であるフォトダイオード51と、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52とを備える。フォトダイオード51は、入射光量に応じた電荷を蓄積する。TFT52は、ゲート電極が走査線53に接続され、ソース電極が信号線54に接続され、ドレイン電極がフォトダイオード51に接続される。走査線53と信号線54は格子状に配線されており、走査線53は、撮像領域30内の画素38の行数分(N行分)、信号線54は画素38の列数分(M列分)それぞれ配線されている。走査線53はゲートドライバ41に接続され、信号線54は読み出し回路42に接続される。
ゲートドライバ41は、制御回路36の制御の下にTFT52を駆動することにより、X線の入射線量に応じた信号電荷を画素38に蓄積する蓄積動作と、画素38が蓄積した信号電荷を読み出す読み出し動作とをセンサーパネル21に行わせる。ゲートドライバ41は、X線の照射が行われている間、全画素38のTFT52をオフ状態にすることにより、画素38に信号電荷の蓄積動作を行わせる。そして、X線の照射終了後、ゲートパルスG1〜Gnを走査線53に対して順次入力して一行ずつTFT52をオン状態にすることにより、信号電荷の読み出し動作を行わせる。画素38から読み出された信号電荷は、信号線54に読み出されて、読み出し回路42に入力される。
読み出し回路42は、画素38から信号電荷D1〜Dmを読み出す。制御回路36は、各部を統括的に制御する。A/D変換器45は、読み出した信号電荷をデジタルデータに変換する。
読み出し回路42は、画素38から読み出した信号電荷を電圧信号に変換する積分アンプと、撮像領域内の画素38の列を順次切り替えて1列ずつ電圧信号を順次出力するためのマルチプレクサとからなる。読み出し動作においては、読み出し回路42に入力された電圧信号は、A/D変換器45でデジタルデータに変換されて、メモリ46にデジタルな画像データとして書き込まれる。メモリ46には、A/D変換器45で変換されたデータが書き込まれる。このデータが1枚分のX線画像60のデータとなる。
また、撮像領域30内には、画素38の一部を利用した形態の検知センサ56が設けられている。検知センサ56は、X線の照射が開始されたことを検知するためのセンサである。検知センサ56は、画素38と同様にフォトダイオード51を有しているが、TFT52は設けられておらず、検知センサ56のフォトダイオード51と信号線54は短絡接続されている。そのため、画素38においてTFT52がオフされているかオンされているかに関わらず、検知センサ56の出力(フォトダイオード51が発生する電荷量)は信号線54に流出する。
検知センサ56の出力は、画素38と同様に、読み出し回路42、A/D変換器45によってメモリ46に読み出される。検知センサ56の出力の読み出しは、μsecのオーダの短い間隔で繰り返し行われる。1回の読み出しによって得られる検知センサ56の出力は、X線の単位時間当たりの入射線量に相当する。X線の照射が開始されると、X線の単位時間当たりの入射線量は徐々に増加するので、それに応じて検知センサ56の出力が増加する。
制御回路36は、メモリ46に検知センサ56の出力が記録される毎に、出力の読み出しを行い、検知センサ56の出力を所定の開始閾値と比較して、出力が閾値以上に達するとX線の照射が開始されたと判定して、X線の照射開始を検知する。これにより、X線発生装置(本例では回診車11)からの同期信号を受信することなく、センサーパネル21自体で、X線の照射開始検知を行うことができる。また、検知センサ56の出力は、センサーパネル21が蓄積動作中でも読み出すことが可能であるので、制御回路36は、検知センサ56の出力に基づいてX線の照射終了を検知することもできる。
センサーパネル21は、X線の照射開始を検知した場合には、画素38のTFT52をオフ状態にして、蓄積動作を開始させる。センサーパネル21は、蓄積動作へ移行後も検知センサ56の出力の読み出しを継続する。制御回路36は、読み出した出力が所定の終了閾値以下になるとX線の照射が終了したと判定して、X線の照射終了を検知する。
X線の照射終了を検知した後、読み出し動作を行って、X線画像60がメモリ46に書き込まれる。メモリ46内のX線画像60の原点位置OPは、撮像領域30の原点Oに対応しており、X線画像60の4辺60A、60B、60C、60Dも、撮像領域30の4辺30A、30B、30C、30Dに対応している。メモリ46には、複数枚のX線画像60を保存することが可能である。
制御回路36には、上下設定部61が設けられている。上下設定部61は、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cからの操作指示の入力を受け付けて、入力された操作指示に基づいて、撮像領域30の第1短辺30Aか第1長辺30Cのいずれかを、X線画像60の表示姿勢における上部に設定する。上下設定部61は、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31C、第1ランプ32A、第2ランプ32Cと接続されている。上下設定部61は、第1操作ボタン31Aがオンされている場合には、第1ランプ32Aを点灯し、第2ランプ32Cを消灯する。一方、第2操作ボタン31Cがオンされている場合には、第2ランプ32Cを点灯し、第1ランプ32Aを消灯する。
図6に示すように、上下設定部61は、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cの操作指示により設定した上下設定情報を、メモリ46内のX線画像60と関連付けて保存する。関連付けは、例えば、X線画像60の画像データの付帯情報として上下設定情報を付加する形態で行われる。上下設定部61は、第1短辺30Aが上部に設定されている場合には、その設定で読み出されたX線画像60に対しては、「No.1」のX線画像60のように、撮像領域30の第1短辺30Aに対応する第1短辺60Aが上部であることを示す上下設定情報を記録する。反対に、第1長辺30Cが上部に設定されている場合には、その設定で読み出されたX線画像60に対しては、「No.2」のX線画像60のように、撮像領域30の第1長辺30Cに対応する第1長辺60Cが上部であることを示す上下設定情報を記録する。
図5において、通信部47は、メモリ46に保存したX線画像60を外部に送信するための通信部である。通信部47は、例えば、アンテナを有し、X線画像60を無線で送信可能な無線通信部である。また、USB(Universal Serial Bus)コネクタ48は、USBケーブルを接続するコネクタであり、USBコネクタ48によりUSBケーブルを介してX線画像60を外部に送信することができる。電源回路49は、バッテリ50から供給された電力をセンサーパネル21や制御回路36などに供給する。電源回路49は、バッテリ50からの直流電流を、供給先に応じた電圧値に変換するDC−DCコンバータなどからなる。
上記構成による作用について、図7及び図8のフローチャート、図9〜図11の説明図を参照しながら、説明する。図1に示すように回診撮影を行う場合には、技師Tは、回診車11の収納ボックス14Aに電子カセッテ10を収納して、患者Pがいる病室を巡回して撮影を行う。病室において、電子カセッテ10は、患者Pの撮影部位に合わせてポジショニングされて、X線源12は、電子カセッテ10と対向する位置に調節される。
この際に、技師Tは、第1操作ボタン31A又は第2操作ボタン31Cを操作して、X線画像60の表示姿勢に関する上下設定の操作指示を行う。例えば、胸部撮影を行う場合において、図9に示す患者P1のように体の幅が標準的な場合には、電子カセッテ10を、第1短辺30Aが上部になる縦姿勢で患者P1に対してポジショニングしても、被写体となる胸部を撮像領域30の範囲内に収めることができる。この場合には、第1操作ボタン31Aの押下操作により、第1短辺30Aが上部に設定される。初期設定において第1短辺30Aが上部に設定されている場合には、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cのいずれの操作も行わなくてもよい。
第1短辺30Aが上部に設定されている場合には、第1短辺30Aに対応する側面26Aに設けられた第1ランプ32Aが点灯するので、筐体23の外部からどこが上部に設定されているかを確認することができる。
他方、図10に示す患者P2のように体の幅が標準より広い場合には、電子カセッテ10を、第1短辺30Aが上部になる縦姿勢で患者P2に対してポジショニングすると、被写体となる胸部を撮像領域30の範囲内に収めることができない。この場合には、第2操作ボタン31Cの押下操作により、第1長辺30Cが上部に設定される。第1長辺30Cが上部に設定されている場合には、第1長辺30Cに対応する側面26Cに設けられた第2ランプ32Cが点灯するので、第1長辺30Cが上部に設定されていることを確認することができる。
また、病室は撮影室と異なり、スペース上の制約があり、電子カセッテ10を所望の姿勢でポジショニングできない場合もある。このような場合においても、第1ボタン31A、第2ボタン31Cの操作により、上下設定を行うことができる。
図7に示すように、このような上下設定に関する操作指示が入力されると、電子カセッテ10は、入力された操作指示を受け付ける(S101)。そして、操作指示に基づいて第1短辺30A又は第1長辺30Cを上部に設定する。上下設定のタイミングは、ポジショニングの前でも後でもよい。図11に示すように、第1ボタン31A、第2ボタン31Cは、筐体23の側面26に設けられているため、患者Pとベッド16の間に電子カセッテ10が挿入されている場合でも、患者Pとベッド16の隙間から操作することが可能である。また、第1ランプ32A、第2ランプ32Cも、側面26に設けられているので、第1ランプ32A又は第2ランプ32Cの光Lも、同様に隙間から視認することができる。
このように、電子カセッテ10では、第1ボタン31A、第2ボタン31Cの操作で、簡単にX線画像60の表示姿勢に関する上下設定を行うことができる。そのため、ケーブルやコンソールが不要であるので、非常に簡単である。また、コンソールを携行することなく、回診撮影を行うことも可能となる。X線画像記録媒体として従来から使用されている、フイルムカセッテやIP(イメージングプレート)カセッテは、コンソールを使用する必要が無い。本発明の電子カセッテ10であれば、フイルムカセッテやIPカセッテと同じような運用が可能となるため、便利である。
電子カセッテ10のポジショニングの終了後、X線源12の管電圧、管電流、照射時間などの照射条件が設定される。その後、照射スイッチ15が操作されると、X線源12はX線の照射を開始する。電子カセッテ10は、X線の照射開始検知機能を有しているため、X線が照射されると、照射開始を検知して、蓄積動作に移行して、X線画像60を撮影する(S103)。電子カセッテ10は、X線の照射が終了すると、照射終了を検知する。電子カセッテ10は、照射終了を検知すると、読み出し動作に移行して、読み出したX線画像60をメモリ46に記録する(S104)。上下設定部61は、X線画像60に上下設定情報を関連付けて記録する(S105)。X線画像60はメモリ46内で保存される。
次の撮影が無い場合(S106でNO)は終了する。次の撮影が有る場合(S106でYES)には、上記手順が繰り返される。1人の患者Pに関する撮影が終了した後、次のベッドや病室に移動して、次の患者Pの撮影を行う。次の病室においても、必要に応じて上下設定が行われる。上下設定による上下設定情報は、X線画像60毎に関連付けられる。メモリ46には複数枚のX線画像60を保存できるため、1台の電子カセッテ10で、複数人の患者Pの撮影を行うことができる。
回診撮影が終了すると、技師Tは、待機室に戻る。技師Tは、回診撮影で撮影したX線画像60をコンソールなどの画像表示端末で表示して確認する。この場合には、図8に示すように、電子カセッテ10で撮影したX線画像60を画像表示端末で取得する(S201)。画像表示端末でX線画像60の画像表示指示が入力されると(S202)、画像表示端末は、X線画像60に関連付けられている上下設定情報に基づいて表示姿勢を判定する(S203)。そして、判定した表示姿勢になるように、読み出したX線画像60に対して自動的に回転処理を行って、ディスプレイに表示する(S204)。
これにより、X線画像60が縦姿勢で撮影されたものであれば、X線画像60は、第1短辺60Aを上部にした姿勢で表示され、X線画像60が横姿勢で撮影されたものであれば、第1長辺60Cを上部にした姿勢で表示される。このため、技師Tによる表示姿勢を変更する操作が不要である分手間が軽減される。特に、コンソールを用いずに、回診撮影を行う場合には、電子カセッテ10のメモリ46に保存されるX線画像60の撮影枚数も多くなるため、表示姿勢の変更操作を後で不要とするメリットは大きい。被写体などX線画像60の内容によっては、画像の目視確認だけではX線画像60の上下の判別がし辛いものもある。この場合には、撮影後、ディスプレイに表示されたX線画像60を見ながら被写体の上下を判別してX線画像60の表示姿勢を正確に変更することが難しい。本発明によれば、撮影現場において撮影時の電子カセッテ10のポジショニング状態を見ながら上下設定が可能で、上下設定情報がX線画像60に関連付けられていることで、確実かつ迅速に正しい表示姿勢でX線画像60の確認作業を行うことができる。
また、電子カセッテ10が撮影したX線画像60は、画像サーバ17にアップロードされた後、依頼元の診療科19内の診療科端末20にダウンロードされて表示される。この場合には、診療科端末20が、上下設定情報に基づいて読み出したX線画像60の表示姿勢を自動的に変更する。そのため、X線画像60を閲覧する医師Dが表示姿勢を変更する操作も不要である。
また、X線画像60の表示姿勢を自動的に判定する技術としては、X線画像60の画像解析によりX線画像60内の被写体の姿勢を認識して、X線画像60の表示姿勢を判定する技術が知られている。画像解析による方法は判定精度によっては誤判定のおそれもある。本発明のように、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cの操作により上下設定を行えば、画像解析による判定技術と比較して、正確に表示姿勢を判定することができる。
本例では、電子カセッテ10として、通信部47として無線通信部を有し、バッテリ50による駆動が可能なワイヤレスタイプを例に説明したが、図12に示すように、電子カセッテ10にケーブル63を接続するためのケーブル接続部64を設けてもよい。ケーブル63は、例えば、商用電源からの電源供給や有線通信を行うための複合ケーブルである。ケーブル接続部64を設けることにより、例えば、回診撮影の途中で、バッテリ50を使い切ってしまった場合に、ケーブル63により電子カセッテ10を駆動することができる。また、回診撮影終了後、ケーブル63による保存したX線画像60を外部に有線送信することもできる。
また、ケーブル接続部64を、回診車11の線源制御装置13との同期通信用に使用してもよい。電子カセッテ10は、X線の照射開始検知機能を有しているため、線源制御装置13との同期通信は不要であるが、照射開始検知機能が無い場合には、X線源12の照射開始タイミングに合わせてセンサーパネル21が動作するように、線源制御装置13との間で同期通信が必要になる。ケーブル接続部64及びケーブル63を同期通信用に使用してもよい。
また、本例では、コンソールを携行せずに回診撮影を行う例を説明したが、電子カセッテ10を、コンソールを携行して回診撮影を行う場合に使用してもよい。この場合には、図13に示すように、ケーブル接続部64に一端を接続したケーブル63の他端をコンソール65に接続して、コンソール65との間で通信を行うようにしてもよい。
このように、ケーブル63を接続した状態で電子カセッテ10を使用する場合には、ポジショニングの状態に合わせて、ケーブル63の引き出し方向を変更するなど、ケーブル63を適切に引き回す必要がある。しかし、病室においては、備品EQなどがあって、ケーブル63の引き出し方向が制約されてしまう場合もある。このような場合には、ケーブル63の引き出し方向に応じて電子カセッテ10をポジショニングすることになるが、そうすると、被写体の上下方向と、電子カセッテ10の初期設定の上下方向を一致させることができない場合もある。このような場合に、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cによる、上下設定機能を用いれば、X線画像60の上下設定情報を記録できるため、便利である。このように、ケーブル63を使用しない場合だけでなく、ケーブル63を使用する場合でも、本発明の電子カセッテ10の上下設定機能は効果を発揮する。したがって、電子カセッテ10として、ワイヤレスタイプを例に説明したが、本発明は、通信部47として有線通信部を有する有線タイプの電子カセッテに適用することも可能である。
本例では、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31C、第1ランプ32A、第2ランプ32Cを、前面筐体24の枠体28に設けている。枠体28は、プラスチック製であるため、各操作ボタン31A、31C、ランプ32A、32Cを取り付けるための加工がしやすい。そのため、各操作ボタン31A、31C、ランプ32A、32Cは、金属製の背面筐体25よりも、枠体28に設けることが好ましい。また、枠体28は、筐体23の外周縁に位置するため、操作性や視認性もよい。
なお、本例では、各操作ボタン31A、31C、各ランプ32A、32Cを、筐体23の側面26に設けた例で説明したが、例えば、枠体28において、前面24Aを構成する部分に設けてもよい。特に、上下設定の操作は、電子カセッテ10を患者Pに対してポジショニングする前に行われることも多いと考えられる。したがって、各操作ボタン31A、31Cについては、ポジショニング後の操作性を考慮して側面26に配置する必要性は低いとも考えられるので、前面24Aの周縁部など、側面26以外に設けられていてもよい。また、各ランプ32A、32Cについても、側面26以外に設けられていてもよいが、各ランプ32A、32Cの場合は、ポジショニング後においても視認できる場所が好ましいため、各操作ボタン31A、31Cと比較して、側面26に設ける必要性は高い。
[第2実施形態]
第1実施形態では、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cを、隣接する第1短辺30A及び第1長辺30Cに対応する、側面26A、26Cにそれぞれ1つずつ設けた例で説明したが、1つの側面に設けてもよい。図14及び図15に示す第2実施形態の電子カセッテ66、67は、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cを、1つの側面26Aに設けた例である。図15の電子カセッテ67は、さらに、第1ランプ32A、第2ランプ32Cについても、1つの側面26Aに設けられている。この場合には、第1ランプ32A、第2ランプ32Cのどちらが、第1短辺30A、第1長辺30Cに対応するかを識別するためのマーカを、各ランプ32A、32Cの近傍に設けることが好ましい。第2実施形態は、上記点以外については第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
図16〜図20に示す第3実施形態の電子カセッテ71〜73は、操作指示を入力する操作ボタンが1つの例である。第3実施形態は、操作ボタン及びランプに関する以外の構成は、第1実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。電子カセッテ71は、操作ボタン76が側面26Aにのみ1つだけ設けられており、側面26Cには操作ボタンが設けられていない点で、第1実施形態の電子カセッテ10と相違する。操作ボタン76は、第1操作ボタン31Aなどと同様に押下操作によりオンオフが選択的に切り替わるボタンである。電子カセッテ71において、操作ボタン76のオンオフ(「ON」「OFF」)のステータス、ランプ32A、32Cのステータス、上下設定情報の対応関係は、図17に示すようになる。
操作ボタン76がオフの状態では、第1ランプ32Aが点灯し、第2ランプ32Cが消灯し、上下設定情報は第1短辺60Aが上部になる。操作ボタン76がオンされると、第1ランプ32Aが消灯し、第2ランプ30Cが点灯し、上下設定情報は、第1長辺60Cが上部になる。このように、操作ボタン76が1つだけであっても、2辺に対して選択的に上部の設定を行うことが可能であり、各ランプ30A、30Cの点灯状態によって、上下設定の状態確認も可能である。
図18に示す電子カセッテ72は、操作ボタン76に加えて、ランプについても、ランプ77の1つだけにした例である。電子カセッテ72の場合には、操作ボタン及びランプのステータス、上下設定情報の対応関係は、図19に示すようになる。すなわち、操作ボタン76がオフのときは、ランプ77が消灯し、上下設定情報は、第1短辺60Aが上部になる。また、操作ボタン77がオンのときは、ランプ77が点灯し、上下設定情報は、第1長辺60Cが上部となる。
また、図20に示す電子カセッテ73のように、操作ボタン76とランプ77を1つの側面26Aに設けてもよい。電子カセッテ73は、その他の点については、図18に示す電子カセッテ72と同様である。
[第4実施形態]
図21〜図25に示す第4実施形態は、撮像領域30の第1短辺30A、第2短辺30B、第1長辺30C、第2長辺30Dの4辺に対して選択的に上部を設定可能な形態である。
図21に示す電子カセッテ81は、撮像領域30の4つの各辺30A〜30Dに対応する、筐体23の4つの各側面26A〜26Dに、第1〜第4の各操作ボタン31A〜31Dと、第1〜第4の各ランプ32A〜32Dが設けられている。各操作ボタン31A〜31Dのいずれかを押下すると、各辺30A〜30Dのうち、押下された操作ボタンに対応する辺が上部に設定される。各ランプ32A〜32Dも、押下された操作ボタンと同じ側面に設けられたランプが点灯する。
この場合、図22に示すように、上下設定情報も、X線画像60の第1短辺60A、第2短辺60B、第1長辺60C、第2長辺60Dのいずれかが上部という内容になる。図22の例では、No.1のX線画像60の上下設定情報は、第1短辺60Aが上部であり、No.2のX線画像60の上下設定情報は、第1長辺60Cである。No.3のX線画像60は第2短辺60Bが、No.4のX線画像60は、第2長辺60Dが上部に設定されている。No.1〜No.4のX線画像60は、画像表示端末において、上下設定情報に基づいて回転処理が行われる。
上部を4辺のいずれかに設定する場合の操作ボタン及びランプの態様は、図21の電子カセッテ81のように、4つの側面26A〜26Dにそれぞれ操作ボタン及びランプを1つずつ設ける態様に限られない。例えば、図23に示す電子カセッテ82のように、第1実施形態の電子カセッテ10と同様に、2つの側面26A、26Cに、第1操作ボタン31A、31Cと、第1ランプ32A、31Cとをそれぞれ1つずつ設ける態様でもよい。
この場合の操作ボタン及びランプのステータス、上下設定情報の対応関係は、図24に示すようになる。まず、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cの両方がオフの場合には、第1ランプ32A、第2ランプ32Cが両方とも消灯する。この場合には、上下設定情報は、「第1短辺60Aが上部」になる。2つ目は、第1操作ボタン31Aがオン、第2操作ボタン31Cがオフの場合である。この場合には、第1ランプ32Aが点灯し、第2ランプ32Cが消灯し、上下設定情報は、「第1長辺60Cが上部」となる。
3つ目は、第1操作ボタン31Aがオフ、第2操作ボタン31Cがオンの場合である。この場合には、第1ランプ32Aが消灯し、第2ランプ32Cが点灯し、上下設定情報は、「第2短辺60Bが上部」となる。4つ目は、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cがともにオンの場合である。この場合には、第1ランプ32A、第2ランプ32Cが両方とも点灯し、上下設定情報は「第2長辺60Dが上部」になる。このように、2つの操作ボタン及び2つのランプでも、4辺の上下設定と設定状態の表示を行うことができる。
また、4つの状態を識別表示可能なランプを用いれば、1つの操作ボタンでも、4辺の設定が可能である。例えば、図25に示すように、赤、緑、青の3色に点灯可能で、消灯を含めて4つの状態を識別可能なランプを使用する。そして、操作ボタンの押下操作で、上部の設定と、ランプの4つの状態をサイクリックに変化させる。図25の例では、初期状態の場合はランプが消灯しており、1回押下すると、ランプが赤色に点灯する。2回押下で、緑色に点灯し、3回押下で青色、4回押下で消灯に復帰する。上部の設定状態も、ランプの4つの状態に合わせて変化する。
このように、上部を4つの各辺に設定できれば、2辺のいずれかに設定する形態と比べて、さらに使い勝手がよい。特に、電子カセッテにケーブル63を接続して使用する場合には有効である。というのも、図13に示したように、病室のスペース的な制約から、ケーブル63の引き出し方向が限定されて、それに応じて電子カセッテ10の姿勢を決めなければならない場合もある。このような場合には、上下設定の自由度が高ければ、電子カセッテ10がどのような姿勢であっても、適切な上下設定を行うことができるからである。
[第5実施形態]
図26〜図30に示す第5実施形態は、上下設定の状態を示すランプを、筐体23において2つの側面26が交差する角部又は角部をまたいで配置する形態である。図26及び図27に示す電子カセッテ86は、第1実施形態の電子カセッテ10と同様に、第1操作ボタン31A、第2操作ボタン31Cがそれぞれ、側面26A、26Cに設けられており、第1短辺30Aと第1長辺30Cの2辺のいずれかに上部を設定可能な形態である。第1実施形態と異なる点は、筐体23の3つの角部に、ランプ87A、87B、87Cがそれぞれ設けられている点であり、他の点については第1実施形態の電子カセッテ10と同様である。
ランプ87Aは、第1短辺30Aに対応する側面26Aと、第1長辺30Cに対応する側面26Cとが交差する角部に設けられている。ランプ87Bは、第1短辺30Aに対応する側面26Aと、第2長辺30Dに対応する側面26Dとが交差する角部に設けられている。ランプ87Cは、第1長辺30Cに対応する側面26Cと、第2短辺30Dに対応する側面26Dとが交差する角部に設けられている。各ランプ87A〜87Cは、短辺と長辺が交差する角部に設けられているため、各ランプ87A〜87Cが発する光は、長辺と短辺の2方向から視認することができる。
第1操作ボタン31Aがオンされて、第1短辺30Aに上部が設定されている場合には、ランプ87Aとランプ87Bが点灯し、ランプ87Cは消灯する。一方、第2操作ボタン31Cがオンされて、第2長辺30Cに上部が設定されている場合には、ランプ87Aとランプ87Cが点灯し、ランプ87Bが消灯する。このように、第1短辺30A、第2長辺30Cの各辺に上部が設定されると、各辺30A、30Cに対応する側面26A、26Cの両端の2つのランプが点灯する。
ポジショニングにより患者Pの下に筐体23が挿入されると、筐体23の角部の一部が隠れてしまう場合もある。しかし、側面26A、25Cの両端の2つのランプを点灯させるので、1つのランプが隠れてしまっても、残りの2つのランプの点灯状態を確認することにより、上部が2つの辺のどちらに設定されているかを確認することができる。このように、筐体23の3つの角部にランプ87A〜87Cを設けると、上下設定の状態を確認しやすい。各ランプ87A〜87Cは、取り付け加工がしやすい、枠体28(図3参照)に設けられる。
図28に示すように、角部にランプ87A〜87Cを設ける場合には、コーナーパッド88の内部に設けてもよい。コーナーパッド88は、例えば、弾性材料で形成され、筐体23を衝撃から保護するためのものである。筐体23の角部はカットされて、テーパ面89になっている。コーナーパッド88が筐体23の角部として、テーパ面89に設けられる。ランプ87Aは、テーパ面89に設けられる。コーナーパッド88は、透明であり、ランプ87Aの光を外部に透過する。このような形態の場合には、ランプ87Aは、コーナーパッド88で覆われるため、コーナーパッド88によりランプ87Aを衝撃から保護することができる。なお、ランプ87B、87Cについても、ランプ87Aと同様に設けられる。
また、図29に示すように、角部をまたぐようにランプ91を設けてもよい。この場合には、図28の場合と同様に、筐体23の角部がカットされてテーパ面89が形成され、テーパ面89に筐体23の角部として、コーナーパッド92が設けられる。この角部を構成するコーナーパッド92をまたぐように、コーナーパッド92の両脇に2つのランプ91が設けられる。このようにランプ91を配置しても、ランプ91の光を、短辺と長辺の2方向から視認することができる。コーナーパッド92は、ランプ91を覆うわけではないため、透明でなくてもよい。また、ランプ91は、例えば、フレキシブルテープ93に設けられた防水タイプのものが使用される。防水型LEDテープを使用すれば、穴あけ加工が、配線用の穴あけ程度で済むため、ランプ91を取り付けやすい。
また、図30に示す電子カセッテ96のように、筐体97がモノコック構造を有する場合に、角部に配置されるランプ87A〜87Cを設けてもよい。モノコック構造の筐体97は、中空状の本体部97Aと、本体部97Aの両端の開口部を塞ぐ2つの端部カバー97Bとで構成される。ランプ87A〜87Cは、端部カバー97Bの角部に設けられる。このように端部カバー97Bにランプ87A〜87Cを設ける構成を採用すれば、本体部97Aに対して、ランプ87A〜87Cを設けるための穴あけなどの加工が不要になるか、あるいは最小限にとどめることができる。なお、モノコック構造の場合でも、コーナーパッドを設けた場合は、角部を構成するコーナーパッドをまたいで2つのランプを配置してもよい。
上記各実施形態では、上下設定として、上部を設定する例で説明したが、下部を設定してもよい。また、上記各実施形態では、操作部の例として、押下操作される操作ボタンを例に説明したが、図31に示すように、スライド操作されるスライドスイッチ101、あるいは、図32に示すように、回転操作されるダイヤルスイッチ102などでもよい。この場合には、スライドスイッチ101の2つの移動位置やダイヤルスイッチ102の2つの回転位置に、それぞれ、上部が設定される位置である、「短辺」又は「長辺」を示すマーカを表示することが好ましい。
また、図33に示すように、上下設定情報を画像処理に利用してもよい。画像処理テーブル103は、短辺が上部に設定される縦姿勢の場合と、長辺が上部に設定される横姿勢の場合で、画像処理を変化させることを規定したものである。図9及び図10に示したように、患者Pの体の幅に応じて、電子カセッテ10の縦姿勢と横姿勢が使い分けられる。
図10に示すように体の幅が広い患者P2の場合は、電子カセッテ10は、長辺が上部に設定される、横姿勢で使用される。体の幅が広い患者P2は体厚も厚いと考えられるため、X線の透過量は、体の幅が標準的な患者P1と比較して、少なくなる。この場合、撮影したX線画像60は、相対的に濃度が不足する。そのため、画像処理装置は、上下設定情報に基づいて、上部が長辺に設定されている場合には、濃度が不足していると判断して、標準的な画像処理に対して、コントラストを強調する補正を行う。
なお、より適切に画像処理を切り替えるためには、上下設定情報に加えて、例えば、EI(Exposure Index)値などのX線画像60の濃度を表す指標を用いて、画像処理の切り替えが必要か否かを判定することが好ましい。
また、上下設定情報を表示姿勢の自動変更以外に利用する他の例としては、例えば、X線の照射開始検知機能の閾値の設定がある。例えば、電子カセッテ10を横姿勢で使用する場合は、体の幅が広い患者に使用されると考えられる。この場合には、撮像領域30に対して被写体が対面する面積が大きくなり、X線が被写体を透過せずに撮像領域30に直接入射する素抜け領域が少なくなる。素抜け領域が少ない場合には、X線の照射が開始されてから線量が閾値に達するまでの時間が増加すると考えられる。そのため、横姿勢で使用する場合には、縦姿勢の場合と比べて閾値を下げる設定をする。
また、閾値設定の方法としては、長辺が上部に設定される横姿勢の場合には、短辺が上部に設定される縦姿勢の場合と比較して、閾値を上げておく方法も考えられる。例えば、撮影室以外で撮影する場合には、比較的温度が高い環境で電子カセッテ10を使用する場合もある。温度が高いと画像の暗電流が増加して、X線の照射開始を誤検知の懸念がある。そこで、暗電流などのノイズによる誤検知を防止するために、温度が高い環境下では、上部を長辺に設定して閾値が高い横姿勢で電子カセッテ10を使用する。こうすれば、ノイズによる誤検知を防止することができる。回診撮影のような場合は、温度など環境ノイズが大きい場合が考えられるため、初期設定を、長辺が上部になる横姿勢にしておいてもよい。
また、上記各実施形態では、長方形の撮像領域30を有する電子カセッテを例に説明したが、正方形の撮像領域30を有する電子カセッテに本発明を適用してもよい。また、平面形状が四角形の筐体を有する電子カセッテを例に説明したが、筐体の1辺にハンドルが設けられた電子カセッテに本発明を適用することももちろん可能である。
本発明は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、上述の種々の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。また、本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する電子カセッテにも適用することができる。
10、66、67、71、72、73、81、82、86、96 電子カセッテ
21 センサーパネル
23 筐体
26A、26B、26C、26D 側面
30 撮像領域
30A,30B 第1,第2短辺
30C,30D 第1,第2長辺
31A、31B、31C、31D、76 ボタン
32A、32B、32C、32D、77、87A、87B、87C、91 ランプ
46 メモリ
60 X線画像
60A,60B 第1,第2短辺
60C,60D 第1,第2長辺
61 上下設定部

Claims (15)

  1. 四角形の撮像領域を有し、被写体の放射線画像を検出するセンサーパネルと、
    前記センサーパネルを収容する筐体と、
    前記筐体に配置された操作部と、
    前記操作部からの操作指示に基づいて、前記撮像領域の4辺のうち少なくとも隣接する2辺のいずれか1辺を、前記放射線画像の表示姿勢における上部又は下部に設定する上下設定部と、
    前記筐体に配置され、前記上下設定部によって設定された、前記放射線画像の上部又は下部の位置を表示する表示部と、
    前記上下設定部による上下設定情報と前記放射線画像とを関連付けて保存するメモリとを備えることを特徴とする電子カセッテ。
  2. 前記メモリは、複数の前記放射線画像を、それぞれ前記上下設定情報に関連付けて保存することを特徴とする請求項1に記載の電子カセッテ。
  3. 前記上下設定部は、前記4辺のいずれか1辺を前記上部又は下部に設定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カセッテ。
  4. 前記四角形は長方形であり、前記隣接する2辺は、短辺と長辺であることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  5. 前記メモリ内の前記放射線画像を無線で送信可能な無線通信部と、
    前記センサーパネルに電力を供給するバッテリとを備えることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  6. 前記筐体に設けられ、前記放射線画像の有線送信又は外部電源から電力を受給するためのケーブルを接続するケーブル接続部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  7. 前記操作部は、押下操作、スライド操作、回転操作の少なくとも1つの操作が可能なことを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  8. 前記筐体は、放射線を透過する透過板と、前記透過板が取り付けられる枠部材とを有しており、
    前記表示部及び前記操作部の少なくとも一方は、前記枠部材に設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  9. 前記操作部は、前記撮像領域の4辺に対応する、前記筐体の4つの側面のうちの1つの側面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  10. 前記操作部は、前記4つの側面のうち、少なくとも前記隣接する2辺に対応する2つの側面に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の電子カセッテ。
  11. 前記表示部は、前記撮像領域の4辺のうちの少なくとも1辺に対応する、前記筐体の側面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  12. 前記表示部は、前記隣接する2辺に対応する、前記筐体の2つの側面に設けられていることを特徴とする請求項11に記載の電子カセッテ。
  13. 前記表示部は、前記筐体の隣接する2つの側面が交差する角部又は前記角部をまたいで設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  14. 前記筐体は前記角部を4つ有しており、
    前記表示部は、4つの前記角部のうち、3つの角部又は3つの各角部をまたいで設けられていることを特徴とする請求項13に記載の電子カセッテ。
  15. 前記角部にはコーナーパッドが設けられており、
    前記表示部は、前記コーナーパッドの両脇、又は前記コーナーパッドの内部に配置されていることを特徴とする請求項13又は14に記載の電子カセッテ。
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