JP2010022752A - 医用画像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】再撮影の要否に必要な画像データを早く表示し、より早く再撮影の要否を判断する医用画像システムを提供する。
【解決手段】センサパネル部221によって取得された電気信号を読み取って画像データを生成する読取部230と、前記画像データを分割設定に基づき分割画像データを生成する分割画像データ生成手段と、送信順序を設定する送信管理手段と、前記分割画像データを所定の送信順序で、前記分割設定及び送信順序を含む付帯データとともにコンソール3に送信するようにFPDカセッテ通信部208を制御する前記送信管理手段と、を備えるFPDカセッテ2と、表示部33と、前記分割画像データを取得するコンソール通信部32と、前記分割画像データを前記付帯データに基づき表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、を備えるコンソール3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、医用画像システムに関するものである。
従来、病気診断等を目的として、X線画像に代表される、放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。
こうした医療用の放射線画像は、従来スクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、近年は、放射線画像のデジタル化が実現されており、例えば、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートに蓄積させた後、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光で走査し、これにより輝尽性蛍光体シートから発光される輝尽光を光電変換して画像データを得るCR(Computed Radiography)装置が広く普及している。
放射線画像撮影を行った際には、ポジショニングが誤っていた場合や被写体が撮影中に動いてしまった等の撮影ミスがあった場合には再撮影を行う必要がある。そこで、できるだけ早期に再撮影の要否を判断したいとの要請があり、CR装置であって、撮影後に当該装置において画像データの読み取り等まで行うことのできる、撮影室等に固定設置された専用機の場合には、患者を撮影した後、読み取りを開始するとほぼ同時に読み取られた画像が表示されるようにする方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これに対して、持ち運び可能なカセッテ型に構成されたCR装置の場合には、患者を撮影した後、カセッテを読取装置に装填して画像データの読み取りを行い、読み取られた画像データがコンソールに送信されて、画像表示が行われる(例えば、特許文献2参照)。このため、撮影から画像の確認までの時間がCR専用機に比べて時間を要するものとなっていた。
また最近では、CR装置に代えて照射された放射線を検出しデジタル画像データとして取得する検出器として放射線固体撮像素子FPD(Flat Panel Detector)を用いる医用画像システムが登場している。
このようなFPDには、CR装置のカセッテ同様に可搬型に構成されたカセッテ型のFPD(以下「FPDカセッテ」と称する。)も用いられるようになっており、バッテリを内蔵し、かつ無線通信機能を有するFPDカセッテも登場している。FPDカセッテは、その可搬性を活かし、患者のベットサイド等、任意の場所での撮影を可能とし、コンソール、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)等に対して無線方式で、画像データを送信することのできるシステムも提案されている(例えば、特許文献3参照)。このようなシステムでは、必要に応じて、読み取られた全画像データ(以下「RAW画像データ」という。)か、このRAW画像データを間引いてデータ量を少なくした間引き画像データか、のいずれかを選択して、コンソール等に送信することも提案されている。
また、FPDカセッテにおいて、RAW画像データと間引き画像データの両方を生成する場合に、間引き画像データは無線方式で送信し、RAW画像データはケーブル等を経由した有線方式で送信するとの構成も開示されている(例えば、特許文献4参照)。
RAW画像データの他にデータ量の少ない間引き画像データを生成して送信する場合には、通信時間を短縮することができ、比較的早期に画像データをコンソール等に送信することが可能であって、再撮影の要否判断等を速やかに行うことができる。
特許第2509815号公報 特開2002−159476号公報 特開平7−246199号公報 特開2002−191586号公報
しかしながら、再撮影の要否を確認するためには、必ずしも画像全体を見る必要はなく、画像の一部を見れば判断できる場合も多い。例えば、立位の胸部正面を撮影した場合であれば、首や腰の位置を確認することのできる部分、すなわち、画像全体のうち、上部分のみを見ればポジショニングのずれ等を確認することができる。
この点、従来は、RAW画像データを送信する場合、間引き画像データを送信する場合ともに、画像全体のデータをコンソール等に送信していたため、再撮影の要否の判断を行うのに必要のない画像データまで送信することとなっていた。
このため、画像データの送信に時間がかかり、早期に再撮影の要否を判断することができないとの問題があった。
また、RAW画像データのみをコンソールに送信して、このRAW画像データによって再撮影の要否判断等を行おうとした場合、RAW画像データの送信には時間を要するため、早期に撮影の要否を判断することができない。
このことは、無線方式で通信を行う場合に特に顕著であるが、有線方式で通信を行う場合であっても、通信速度の遅いネットワークを用いた通信の場合等、通信環境が十分に整っていない状況では同様の問題を生じる。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、通信環境等に左右されることなく、早期かつ確実に再撮影の要否判断を行うことのできる医用画像システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、被写体を透過した放射線を電気信号に変換する素子が2次元的に複数配列された放射線検出手段と、前記放射線検出手段によって取得された電気信号を読み取り、被写体の画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データを所定の分割設定に基づいて分割画像データに分割する分割画像データ生成手段と、前記分割画像データの送信順序を設定する送信管理手段と、前記送信順序に従って前記分割画像データを外部に送信する検出器通信手段と、を有する放射線画像検出器と、
2次元状の表示領域を有する表示手段と、前記放射線画像検出器から前記分割画像データを取得するコンソール通信手段と、前記表示手段を制御する表示制御手段と、を有するコンソールと、
と備え、
前記検出器通信手段は、前記分割設定及び前記送信順序を付帯データとして、前記分割画像データとともに送信し、
前記表示制御手段は、前記付帯データの中の分割設定に基づいて前記表示手段の表示領域を複数の分割表示領域に分割するとともに、前記コンソール通信手段により取得された前記分割画像データを前記付帯データの中の送信順序に基づいて前記各分割表示領域に割り当てて、前記表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、分割画像データ生成手段は、所定の分割設定に基づいて一の画像データを分割して複数の分割画像データにし、分割間引き画像データ生成手段は、所定の画像間引き率に基づいて分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成する。送信管理手段は、分割間引き画像データの送信順序を設定する。検出器通信手段は送信順序で分割間引き画像データとともに、分割設定、送信順序及び画像間引き率を付帯データとして送信する。この場合、分割間引き画像データは、一の画像データ(RAW画像データ)が分割され間引きされたものであるため、分割間引き画像データのデータ量は、一の画像データ(RAW画像データ)のデータ量に比べて小さくなる。そのため、データ転送時間が短くなり、再撮影要否の確認に必要な画像データをより速くコンソールに送信することが可能となる。
また、コンソール通信手段は、付帯データと分割間引き画像データを取得する。表示制御手段は、付帯データの中の分割設定に基づいて所定の分割表示領域に、分割間引き画像データを、付帯データの中の送信順序で割り当てて、付帯データの中の画像間引き率に基づいて表示手段に表示するよう表示手段を制御する。そのため、最撮影要否のより早い確認が可能となる。
以下、本発明に係る医用画像システムの実施形態について、図1から図7を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下の図示例のものに限定されるものではない。
本実施形態に係る医用画像システム1は、病院や医院内で行われる放射線画像撮影を想定したシステムである。
図1に示すように、例えば、撮影室R1は放射線を遮蔽する部屋であり、撮影室R1には、検査対象に放射線を照射する放射線発生装置4、放射線発生装置4から照射された放射線に応じた画像データを生成するFPDカセッテ2、FPDカセッテ2を装填することができる保持装置7、無線アクセスポイント5が配置されている。
また、前室R2には、放射線発生装置4を操作する操作装置6が配置されている。
また、別室には、システム全体の制御を行うコンソール3が設けられている。このコンソール3は、前室R2に設けることも可能である。
本実施形態では、医用画像システム1は、以上のFPDカセッテ2と、コンソール3と、放射線発生装置4と、無線アクセスポイント5と、操作装置6と、保持装置7とを備えている。
以下、医用画像システム1の構成について詳細に説明する。
放射線発生装置4は、電圧発生源により高圧電圧が印加されると放射線を発生する放射線管(図示せず)を備える。この放射線管の放射線照射口には、放射線照射範囲を調整する放射線絞り装置(図示せず)が設けられている。
この放射線発生装置4は、撮影時にはFPDカセッテ2に対向する位置に配置されて、検査対象に対して放射線を照射するものである。
保持装置7は、FPDカセッテ2を装填保持するもので(いわゆるブッキー装置)、ネットワークNに接続されている。FPDカセッテ2は、保持装置7に装填された場合は、無線方式或いは保持装置7を介して有線方式でデータの送受信を行う機能を有する。
FPDカセッテ2は、放射線画像データ(以下、単に「画像データ」と称する。)を得るカセッテ型の放射線画像検出器である。
FPDカセッテ2としては、例えば、8インチ×10インチ、10インチ×12インチ、11インチ×14インチ、14インチ×14インチ、14インチ×17インチ、17インチ×17インチ等のサイズのものが用意されているが、サイズはここに挙げたものに限定されない。
図2は、本実施形態におけるFPDカセッテ2の斜視図である。
FPDカセッテ2は、図2に示すように、内部を保護する筐体210を備えている、この筐体210の内部には、照射された放射線を光に変換するシンチレータ層220が形成されている。シンチレータ層220は、例えばCsI:TlやCdS:Tb、ZnS:Ag等の母体内に発光中心物質が付活された蛍光体を用いて形成されたものを用いることができる。
シンチレータ層220の放射線が入射する側の面とは反対側の面側には、センサパネル部221が設けられている。このセンサパネル部221は、被写体を透過した放射線を電気信号に変換する放射線検出素子が2次元状に複数配列されたものであり、放射線検出手段として機能する。本実施形態において、センサパネル部221は、放射線検出素子として、シンチレータ層220から出力された光を電気信号に変換するフォトダイオード等の複数の光電変換素子223(図3参照)を備えている。
この場合の各光電変換素子223は、画像読み取りの最小単位としての1画素に対応しており、各光電変換素子223は、例えば行方向の位置xと列方向の位置yとによって、その位置を特定することができるようになっている。
また、図2に示すように、センサパネル部221の周囲の部分や裏面側には、センサパネル部221の各光電変換素子223の出力値を読み取る読取部230が設けられている。読取部230は、センサパネル部221によって検出され出力された電気信号(放射線発生装置4により発生し被写体を透過した放射線量に対応する出力値)を読み取り、この電気信号に基づいて画像データを生成する読取手段として機能する。
読取部230は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等を備えるマイクロコンピュータ等からなるFPDカセッテ制御部200や図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等からなるFPDカセッテ記憶部201、走査駆動回路202、信号読出し回路203等で構成されている。
ここで、センサパネル部221及び読取部230の構成について、図3の等価回路図を参照しつつ、さらに説明する。
図3に示すように、センサパネル部221の各光電変換素子223の一方の電極にはそれぞれ信号読み出し用のスイッチ素子であるTFT222のソース電極が接続されている。また、各光電変換素子223の他方の電極にはバイアス線Lbが接続されており、バイアス線Lbはバイアス電源228に接続されていて、バイアス電源228から各光電変換素子223にバイアス電圧が印加されるようになっている。
各TFT222のゲート電極はそれぞれ走査駆動回路202から延びる走査線Llに接続されており、各TFT222のドレイン電極はそれぞれ信号線Lrに接続されている。各信号線Lrは、それぞれ信号読み出し回路203内の増幅回路224に接続されており、各増幅回路224の出力線はそれぞれサンプルホールド回路225を経てアナログマルチプレクサ226に接続されている。また、アナログマルチプレクサ226にはA/D変換器227が接続されており、信号読み出し回路203はA/D変換器227を介してFPDカセッテ制御部200に接続されている。FPDカセッテ制御部200には、FPDカセッテ記憶部201が接続されている。
FPDカセッテ2では、図示しない被写体を撮影する放射線画像撮影において、被写体を透過した放射線がシンチレータ層220に入射すると、シンチレータ層220からセンサパネル部221に光が照射され、光の照射を受けた量に応じて、光電変換素子223の特性が変化する。
そして、放射線画像撮影を終了し、FPDカセッテ2から画像データを電気信号として読み出す際には、走査線LlからTFT222のゲート電極に読み出し電圧を印加して各TFT222のゲートを開き、光電変換素子223からTFT222を介して電気信号を信号線Lrに取り出す。そして、電気信号を増幅回路224で増幅する等して、アナログマルチプレクサ226から順次A/D変換器227を介してFPDカセッテ制御部200に出力し、FPDカセッテ制御部200は、この電気信号と前述した光電変換素子223(すなわち画素)の位置を特定する位置情報とを対応付けてFPDカセッテ記憶部201に保存する。信号の読み出し処理は各走査線Llごとに順次行われ、センサパネル部221の全光電変換素子223から電気信号が読み出されると信号の読み出し処理が終了する。
また、FPDカセッテ2には、バッテリ207が内蔵されており、FPDカセッテ制御部200により、バッテリ207から各部材への給電が制御されるようになっている。
なお、バッテリ207としては、例えばニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小型シール鉛電池、鉛蓄電池等の充電自在な電池を適用することができる。また、バッテリ207に代えて、燃料電池等を適用してもよい。
また、FPDカセッテ2は、センサパネル部221で検出された電気信号に基づいて読取部230で生成された画像データを記憶する画像記憶部204を備えている。画像記憶部204は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能なメモリ等で構成されている。本実施形態において、読取部230により生成される画像データは、個々の光電変換素子223に対応する各画素ごとに、各画素の画素サイズ情報、画素数情報及び位置情報と対応付けられて画像記憶部204に一時的に保存される。
画像記憶部204は内蔵型のメモリでもよいし、メモリカード等の着脱可能なメモリでもよい。画像記憶部204の容量は特に限定されないが、複数枚分の画像データを保存可能な容量を有することが好ましい。このような画像記憶部204を備えることによって、被写体に対して連続して放射線を照射し、その度ごとに画像データを記録し蓄積していくことができ、連続撮影や動画撮影を行うことが可能となる。
また、FPDカセッテ2の筐体210の一端には充電用の端子209が形成されており、例えば、FPDカセッテ2を外部電源と接続されるクレードル等の充電用装置(図示せず)に装着することによって充電用装置側の端子(図示せず)と筐体210側の端子209とが接続されてバッテリ207の充電が行われるようになっている。
また、FPDカセッテ2には、コンソール3等の外部装置との間で各種信号の送受信を行う検出器通信手段としてFPDカセッテ通信部208(図1参照)が設けられている。FPDカセッテ通信部208は、例えば、画像データをコンソール3に転送したり、コンソール3等から送信される撮影開始信号等を受信するものである。
また、FPDカセッテ2の筐体210の表面一端には、バッテリ207の充電状況や各種の操作状況等を表示するインジケータ206が設けられており、操作者がFPDカセッテ2のバッテリ207の充電状況等を目視にて確認することができるようになっている。
また、FPDカセッテ2の筐体210の外部には、放射線技師等の操作者が各種の指示等を入力設定する入力操作部205が設けられている。入力操作部205から入力される内容としては、例えば、撮影条件や患者の識別情報、FPDカセッテ2の動作状態の選択設定等が挙げられるが、入力操作部205から入力することのできる内容は、ここに例示したものに限定されない。
例えば、技師がデフォルトとして設定されている分割設定、送信順序及び画像間引き率の少なくとも一つを変更したい場合に、入力操作部205から指示を入力することによって、分割設定、送信順序又は画像間引き率の変更を指示する信号がFPDカセッテ制御部200に出力されるようにしてもよい。このような指示信号が入力操作部205から出力されたときは、後述するように、FPDカセッテ制御部200は、デフォルトとして設定されている分割設定、送信順序又は画像間引き率を指示信号に従って変更する。
また、図4に示すように、FPDカセッテ2の筐体210の側面部分には、無線通信を行うためのアンテナ装置231が埋め込まれて設けられている。アンテナ装置231には、金属からなる平板状の一対の放射板232、233と、一対の放射板232、233を連結し、当該一対の放射板232、233に対して給電する給電部234とが設けられている。
なお、アンテナ装置231の種類・形状は、ここに例示したものに限定されない。また、アンテナ装置231は筐体210に埋め込まれている場合に限定されず、筐体210の外側や内側に貼付されていてもよい。
次に、FPDカセッテ2の機能的構成について図1を用いて説明する。
FPDカセッテ記憶部201は、各種制御プログラムを記憶するものである。本実施形態において、各種プログラムの中には、所定の分割設定に基づいて分割画像データを生成するための分割画像データ生成用プログラムと、所定の画像間引き率に基づいて分割間引き画像データを生成するための分割間引き画像データ生成用プログラムと、所定の送信順序に基づいて分割間引き画像データと、分割設定、送信順序及び画像間引き率を含む付帯データとを送信するための送信管理用プログラムが含まれる。
また、FPDカセッテ記憶部201には、デフォルトとして所定の分割設定、送信順序及び画像間引き率が記憶されているが、前述したように、入力操作部205から指示信号を入力することにより、技師(ユーザ)等が任意に設定を変更することも可能である。上記の各種プログラムの中には、技師により変更された分割設定及び画像間引き率を設定するパラメータ設定手段用プログラムも含まれる。また、技師により変更された送信順序は送信管理プログラムによって設定が反映される。
本実施形態では、パラメータ設定用プログラム中に、デフォルトとして、撮影部位が胸部正面及び胸部側面である場合の分割設定及び間引き率が、送信管理プログラム中に、撮影部位が胸部正面及び胸部側面である場合の送信順序が設定されている。なお、分割設定、送信順序及び画像間引き率の規定の仕方はこれに限定されず、さらに多くのパターンが選択的に適用可能となってもよい。
FPDカセッテ制御部200は、FPDカセッテ記憶部201に記憶されているプログラムに従ってFPDカセッテ2内の各部を統括制御したり、所定の演算を行ったりするものである。本実施形態においては、このFPDカセッテ制御部200は、FPDカセッテ記憶部201に記憶されている分割画像データ生成用プログラムに従って、前述の読取部230によって生成された画像データを所定の分割設定の下で分割して分割画像データを生成する分割画像データ生成手段として機能し、分割間引き画像データ生成用プログラムに従って、所定の画像間引き率で分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成する分割間引き画像データ生成手段としても機能する。さらに、FPDカセッテ制御部200は、当該送信管理用プログラムに従って、分割間引き画像データの送信順序を設定する当該送信管理手段としても機能する。
また、FPDカセッテ制御部200は、FPDカセッテ記憶部201に記憶されているパラメータ設定用プログラムに従って、入力操作部205からの変更の指示信号に基づいて分割設定及び画像間引き率を設定するパラメータ設定手段としても機能する。
ここで、FPDカセッテ制御部200の分割画像データ生成手段、分割間引き画像データ生成手段、パラメータ設定手段及び送信管理手段としての機能について詳説する。
本実施形態において、分割設定、送信順序及び画像間引き率は予め、FPDカセッテ記憶部201に記憶され、前記分割設定、前記送信順序及び前記画像間引き率がデフォルトの設定となる。技師がデフォルトとして設定されている分割設定、送信順序及び画像間引き率の少なくとも一つを変更したい場合に、入力操作部205から指示を入力することによって、分割設定、送信順序又は画像間引き率の変更の指示信号がFPDカセッテ制御部200に出力される。そして、FPDカセッテ制御部200は、パラメータ設定手段に基づいて、デフォルトとして設定されている分割設定及び画像間引き率を、変更の指示信号に従って設定し、送信管理手段に基づいて、デフォルトとして設定されている送信順序を変更の指示信号に従って設定する。次に、FPDカセッテ制御部200は、分割画像データ生成手段に基づいて、画像記憶部204に記憶されている一の画像データ(当該撮影によって得られた画像データ)を所定の分割設定に基づいて分割し分割画像データを生成し、分割間引き画像データ生成手段に基づいて、所定の画像間引き率の下、分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成する。さらにFPDカセッテ制御部200は、送信管理用プログラムに基づいて、所定の送信順序で分割間引き画像データとともに、分割設定、送信順序及び画像間引き率を付帯データとして送信する。
具体的には、FPDカセッテ制御部200は、分割設定が胸部正面である場合には、図5に示すように一の画像データを縦方向(行方向)の3つの分割画像データに分割し所定の画像間引き率で間引きし分割間引き画像データα、β、γを生成し、この分割間引き画像データα、β、γを「α→β→γ」の送信順序で、分割設定、送信順序及び画像間引き率を含む付帯データとともにコンソール3に送信させる。一方、FPDカセッテ制御部200は、撮影部位が胸部側面である場合には、図6に示すように一の画像データを横方向(列方向)の3つの分割画像データに分割し所定の画像間引き率で間引きし分割間引き画像データα、β、γを生成し、この分割間引き画像データα、β、γを「α→β→γ」の送信順序で、付帯データとともにコンソール3に送信させる。
なお、ユーザ等の設定により、所定の分割設定、送信順序及び画像間引き率の少なくとも一つが変更された場合は、変更された分割設定、送信順序及び画像間引き率が付帯データとして、FPDカセッテ2のFPDカセッテ通信部208からコンソール3に送信される。
なお、分割送信することとした理由について述べれば、図5のように撮影部位が胸部正面であれば、分割間引き画像データαである首部の画像データと分割間引き画像データβである腰部の画像データとを先にコンソール3に送信すれば、胸部正面の分割間引き画像データγをコンソール3に送信しない段階でも、コンソール3側で、首部及び腰部の位置関係から注目領域である胸部正面の概略の位置を推測でき、撮影位置が適切か否か、すなわち、被写体の位置が適切な位置に存在しているか否かを判断することが可能となるからである。一方、図6のように撮影部位が胸部側面であれば、分割間引き画像データαである腹部の画像データと分割間引き画像データβである背部の画像データとをコンソール3に送信すれば、胸部側面の分割間引き画像データγをコンソール3に送信しない段階でも、コンソール3側で、腹部及び背部の位置関係から注目領域である胸部側面の概略の位置を推測でき、撮影位置が適切か否か、すなわち、被写体の位置が適切な位置に存在しているか否かを判断することが可能となるからである。
また、本実施形態において画像の間引き方法の例について述べれば、例えば、175μmの画素サイズで読み取られた半切サイズ(14×17インチ)の画像データ(画素数は2016×2400)を、縦横共に1/8に間引き縮小する場合、間引きされた画像データの画素数は252×300となる。本実施形態では、分割画像データを、縦8画素、横8画素からなる64の画素の中の1画素を抽出することにより間引きを行なう。
なお、縦横の画像間引き率を同一とするのは、画像のアスペクト比を原画像(元画像)と同一に保つためである。また、画像間引き率及び間引き方法についてはここに例示したものに限定されない。
次に、コンソール3について詳しく説明する。
コンソール3は、図1に示すように、CPU等(図示せず)で構成されるコンソール制御部30、ROMやRAM等で構成されるコンソール記憶部31、コンソール通信部32、表示部33、入力操作部34等を備えて構成されており、各部はバス35により接続されている。
このうち、コンソール記憶部31には、患部を検出するための自動部位認識に基づく階調処理・周波数処理等の画像処理を行うためのプログラム等、各種の制御プログラムが記憶されているほか、撮影画像の画像データを診断に適した画質に調整するための画像処理パラメータ(階調処理に用いる階調曲線を定義したルックアップテーブル、周波数処理の強調度等)等が記憶されている。また、コンソール記憶部31には、FPDカセッテ2より送信された付帯データの中の分割設定、送信順序及び画像間引き率に基づいて、FPDカセッテ2より送信された分割間引き画像データに基づく画像を表示部33に表示するように制御する表示制御用プログラムが記憶されている。
コンソール制御部30は、コンソール記憶部31に記憶されているプログラムに従ってコンソール3内の各部を統括制御したり、所定の演算を行ったりするものである。また、本実施形態において、このコンソール制御部30は、コンソール記憶部31に記憶されている表示制御用プログラムに従って表示部33を制御する表示制御手段としても機能する。
ここで、コンソール制御部30の表示制御手段としての機能について詳説する。
コンソール制御部30は、FPDカセッテ2から分割設定、送信順序及び画像間引き率を付帯データとして取得すると、表示制御用プログラムをコンソール記憶部31から読み出す。そして、コンソール制御部30は、その表示制御用プログラムと付帯データに基づいて、表示部33の表示領域を複数の分割表示領域に分割するとともに、コンソール通信部32により取得された各分割間引き画像データを付帯データの中の送信順序に従って個々の分割表示領域に割り当て、各分割間引き画像データに基づく画像を各分割表示領域に表示させる。
なお、入力操作部34からの入力によって、FPDカセッテ2より送信された付帯データの中の分割設定、送信順序及び画像間引き率を表示部33で確認することができる。
具体的には、コンソール制御部30は、分割設定が胸部正面である場合には、図5に示すように一の表示領域を縦方向の3つの分割表示領域A,B,Cに分割し、この分割表示領域A,B,Cに所定の割当順序に従って各分割間引き画像データを割り当て、各分割間引き画像データに基づく画像を所定の画像間引き率で表示させる。一方、FPDカセッテ制御部200は、分割設定が胸部側面である場合には、図6に示すように一の表示領域を横方向の3つの分割表示領域A,B,Cに分割し、この分割表示領域A、B、Cに所定の割当順序に従って各分割間引き画像データを割り当て、各分割間引き画像データに基づく画像を表示させる。
この場合の「所定の割当順序(表示順序)」とは、コンソール3が分割間引き画像データを取得した順(送信順序)である。つまり、図5及び図6に示すように、分割表示領域A、B、Cには分割間引き画像データα、β、γが、それぞれ送信順序に従って割り当てられ、分割表示領域A、B、Cには分割間引き画像データα、β、γに基づく画像が表示される。
このように分割表示することとした理由は、図5のように分割設定が胸部正面であれば、ほとんどの場合、分割間引き画像データαである首部の画像データ及び/又は分割間引き画像データβである腰部の画像データとに基づく画像が分割表示領域A,Bに表示されれば、胸部正面の分割間引き画像データに基づく画像が分割表示領域Cに表示されない段階で、分割間引き画像データαが取得されていれば首部の位置関係から、または、分割間引き画像データα及び分割間引き画像データβが取得されていれば首部及び腰部の位置関係から注目領域である胸部正面の位置を推測でき撮影位置が適切か否か、すなわち、被写体の位置が適切な位置に存在しているか否かを判断することが可能となるからである。また、図6のように分割設定が胸部側面であれば、ほとんどの場合、分割間引き画像データαである腹部の画像データ及び/又は分割間引き画像データβである背部の画像データとに基づく画像が分割表示領域A,Bに表示されれば、胸部側面の分割間引き画像データに基づく画像が分割表示領域Cに表示されない段階で、分割間引き画像データαが取得されていれば腹部の位置関係から、または、分割間引き画像データα及び分割間引き画像データβが取得されていれば腹部及び背部の位置関係から注目領域である胸部側面の位置を推測でき、撮影位置が適切か否か、すなわち、被写体の位置が適切な位置に存在しているか否か、再撮影の要否を判断することが可能となるからである。
なお、表示部33は、2次元状の表示領域を有する表示手段であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニタを備えて構成されている。本実施形態において、表示部33は、複数の分割表示領域に分割可能な構成となっており、例えばFPDカセッテ2から送信される画像データ(分割間引き画像データ)が送信され、各分割表示領域に分割間引き画像データが割り当てられると、当該割り当てられた分割間引き画像データに基づく画像を当該分割表示領域に表示させるようになっている。
また、コンソール通信部32は、無線アクセスポイント5を介してFPDカセッテ2との間で無線方式により情報の送受信を行ったり、FPDカセッテ2が保持装置7に接続されたときに、保持装置7を介して有線方式により情報の送受信を行ったりするものである。本実施形態において、コンソール通信部32は、FPDカセッテ2から分割間引き画像データを取得するコンソール通信手段である。
このコンソール通信部32は、ネットワークインターフェース等により構成され、スイッチングハブを介してネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。本実施形態において、ネットワークNを介してコンソール3のコンソール通信部32と接続される外部装置としては、HIS/RIS8、PACSサーバ9、イメージャ10等があるが、ネットワークNに接続される外部装置はここに例示したものに限定されない。
ここで、PACSサーバ9は、コンソール3から出力された分割間引き画像データ等を保存する。また、イメージャ10は、コンソール3から出力された分割間引き画像データ等に基づいて放射線画像をフィルムなどの画像記録媒体に記録し、出力する。
次に、図7を参照しつつ、実施形態に係る医用システム1の動作の一例を説明する。
FPDカセッテ2に対してコンソール3から無線にてFPDカセッテ2を起動させる起動信号が送信される(ステップS101)。FPDカセッテ2は、コンソール3からの起動信号を受信すると(ステップS102)、スリープ状態から覚醒し(ステップS103)、撮影可能な状態となる。この後、コンソール3からFPDカセッテ2に対して撮影部位情報を含む撮影オーダ情報が送信され(ステップS104)、FPDカセッテは、この撮影オーダ情報を受信する(ステップS105)。また、コンソール3から操作装置6に対して放射線発生装置4の放射線照射条件を制御する制御信号が送信され、操作装置6は、この制御信号に基づいて放射線発生装置4に対して曝射指示信号を送信する。これにより、放射線発生装置4は、曝射指示信号に従って所定の放射線を所定のタイミングで照射し、撮影が行われる。撮影が終了すると、FPDカセッテ2の読取手段は画像データを読み取り(ステップS106)、これを画像記憶部204に記憶する(ステップS107)。
FPDカセッテ制御部200は、FPDカセッテ記憶部201に記憶されている分割設定、送信順序及び画像間引き率をデフォルトとして設定する(ステップS108)。次に、分割設定、送信順序及び画像間引き率の少なくとも一つが変更されたか否かを判断し(ステップS109)、分割設定、送信順序及び画像間引き率のいずれも変更されなかった場合は、ステップS111aに進む。他方、技師が入力操作部205で、分割設定、送信順序及び画像間引き率の少なくとも一つを変更し、入力操作部205からの変更の指示信号が出力され、デフォルトの設定が変更された場合(ステップS109:YES)には、FPDカセッテ制御部200は、分割設定、送信順序及び画像間引き率をデフォルトから変更後のものに変更する(ステップS110)。次に、FPDカセッテ制御部200は、変更後の分割設定に基づき、画像記憶部204に記憶されている画像データを分割し分割画像データにし、変更後の画像間引き率に基づき分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成する(ステップS111)。なお、ステップS110で、分割設定、送信順序及び画像間引き率が変更されなかった場合は、デフォルトの分割設定に基づき、画像記憶部204に記憶されている画像データを分割し分割画像データにし、デフォルトの画像間引き率に基づき分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成する(ステップS111a)。次に分割設定、及び送信順序及び画像間引き率を付帯データとして、設定(又は変更設定)された送信順序で分割間引き画像データとともにコンソール3に送信する(ステップS112)。すなわち、例えば、撮影部位情報が「胸部正面」であり、その送信順序がデフォルトのまま変更されていない場合には、FPDカセッテ制御部200は、図5に示すように、「α→β→γ」の送信順序で分割間引き画像データα、β、γをコンソール3に対して送信するように分割画像データの送信順序を管理する。送信順序がデフォルトの設定「α→β→γ」から「β→α→γ」に変更された場合には、「β→α→γ」の送信順序で分割間引き画像データβ、α、γをコンソール3に対して送信するように分割画像データの送信順序を管理する。
コンソール3は、付帯データ及び分割間引き画像データをFPDカセッテ2から受信すると(ステップS113)、コンソール記憶部31に記憶する(ステップS114)。
コンソール制御部30は、コンソール記憶部31に記憶されている分割間引き画像データを、付帯データの分割設定、送信順序及び画像間引き率に基づいて、表示部33の各分割表示領域に各分割間引き画像データを割り当て、各分割表示領域に各分割間引き画像データに基づく画像を表示部33に表示させる(ステップS115)。
具体的には、FPDカセッテ2から分割間引き画像データが送信され、例えば図5の胸部正面の場合であれば、コンソール制御部30は、各分割間引き画像データα、β、γを、「α→β→γ」の順でFPDカセッテ2から受信し、各分割間引き画像データα、β、γがコンソール記憶部31に記憶される。そして、コンソール制御部30は、表示部33の分割表示領域Aに分割間引き画像データαを割り当て、分割表示領域Bに分割間引き画像データβを割り当て、分割表示領域Cに分割間引き画像データγを割り当てるというように、それぞれ対応する分割表示領域に所定の割当順序(送信順序)に従って分割間引き画像データを割り当て、各分割表示領域に各分割間引き画像データに基づく画像を表示させる。なお、ステップS110で、送信順序がα、β、γからβ、α、γに変更された場合には、コンソール通信部32は、β、α、γの順で分割間引き画像データを受信する。そして、コンソール制御部30は、表示部33の、分割表示領域Bに分割間引き画像データβを割り当て、分割表示領域Aに分割間引き画像データαを割り当て、分割表示領域Cに分割間引き画像データγ割り当てるというように、それぞれ対応する分割表示領域に所定の割当順序(送信順序)に従って分割間引き画像データを割り当て、各分割表示領域に各分割間引き画像データに基づく画像を表示させる。
コンソール3は、付帯データ及び当該分割間引き画像データの受信が完了すると受信完了信号をFPDカセッテ2に対して送信する(ステップS116)。FPDカセッテ2のFPDカセッテ制御部200は、当該受信完了信号を受信すると(ステップS117)、FPDカセッテ通信部208は、画像記憶部204に記憶されているRAW画像データをコンソール3へ送信する(ステップS118)。コンソール3は、RAW画像データを受信すると(ステップS119)、RAW画像データの受信完了信号をFPDカセッテ2へ送信する(ステップS120)。FPDカセッテ2は、RAW画像データの受信完了信号を受信すると、分割間引き画像データ及びRAW画像データを消去し(ステップS122)、一連の処理を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態によれば、
一の画像データを分割して複数の分割画像データを生成するため、各分割画像データのデータ量は、一の画像データのデータ量に比べて小さくなる。さらに分割画像データを間引きして分割間引き画像データを生成するため、分割間引き画像データのデータ量は、分割画像データのデータ量よりもさらに小さくなる。このように、分割間引き画像データのデータ量は、元の一の画像データ(RAW画像データ)のデータ量に比べて大幅に小さくなるため、分割間引き画像データをコンソール3に転送した場合のデータ転送時間は、一の画像データをコンソール3に転送した場合のデータ転送時間よりも短くてすむ。これにより、再撮影要否の確認に必要な分割間引き画像データをより速くコンソールに送信することが可能となる。
また、コンソール通信部32は、FPDカセッテ2より送信された分割設定、送信順序及び画像間引き率を含む付帯データを分割間引き画像データとともに受信し、コンソール制御部30は、付帯データの中の分割設定、送信順序及び画像間引き率に基づいて表示部33に画像を表示するよう制御する。このため、コンソール3の表示部33に、分割間引き画像データに基づく画像を適切に表示させることができる。
なお、上記実施形態では、縦方向又は横方向で分割して、分割間引き画像データ、分割表示を得たが、分割した形状は限定されてない。また分割された領域のサイズ及び分割する個数も変更することも可能である。
また、本実施形態では、FPDカセッテ2よりコンソール3に分割間引き画像データを、分割間引き画像データ毎に送信したが、分割間引き画像データを画素単位で、またはライン単位で送信することも可能である。分割間引き画像データの転送量も本実施形態に限定されない。また分割間引き画像データの形は本実施形態のような矩形に限定されない。また、分割した個数について本実施形態に限定されない。
また、本実施形態では、分割表示領域ごとにすべての分割間引き画像データを取得し表示を行う場合を説明したが、プログレッシブ表示を採用することも可能である。プログレッシブ表示は、最初に低解像度の画面を表示させ、画像データを受信するにつれてより高解像度の画像を表示させるものである。このため、通信インフラが充分ではない(通信速度が遅い)場合であっても、技師は、時間とともに変化する表示画面を視認することで、通信が進行していることを認知できるので、技師は、安心して、より高解像度の画像が表示されるまで待てばよい。また、プログレッシブ表示を行うことにより、例えば、胸部正面の場合であれば、上記の分割間引き画像データαから首部の輪郭、胸部側面の場合であれば、上記の分割間引き画像データαから腹部の輪郭が、順次解像度を上げながら表示される。これにより、より早く被写体の位置が適切か否か、再撮影が必要か否かの判断することが可能である。
なお、本実施形態では、FPDカセッテ2で分割間引き画像データを生成し、この分割間引き画像データをコンソール3に送信する場合を例として説明したが、コンソール3に送信する画像データは、間引き処理を行なったものに限定されない。例えば、間引き処理を行なわずに、分割画像データをコンソール3に送信し、これに基づく画像を表示部33に表示させるようにしても良い。
その他、本発明が本実施の形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
医用画像システムの全体構成を示す図である。 FPDカセッテの要部構成を示す斜視図である。 FPDカセッテのセンサパネル部および読取部の構成に示す等価回路図である。 図2に示すFPDカセッテを矢視A方向から見た斜視図である。 分割設定が胸部正面に対応した分割領域と分割表示領域を示す図である。 分割設定が胸部側面に対応した分割領域と分割表示領域を示す図である。 FPDカセッテ制御部が分割設定、送信順序及び画像間引き率を管理する場合の医用画像システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 医用画像システム
2 FPDカセッテ
200 FPDカセッテ制御部
204 画像記憶部
208 FPDカセッテ通信部
3 コンソール
4 放射線発生装置
5 無線アクセスポイント
6 操作装置
7 保持装置
30 コンソール制御部
33 表示部
32 コンソール通信部
N ネットワーク
R1 撮影室
R2 前室

Claims (3)

  1. 被写体を透過した放射線を電気信号に変換する素子が2次元的に複数配列された放射線検出手段と、前記放射線検出手段によって取得された電気信号を読み取り、被写体の画像データを生成する読取手段と、前記読取手段によって生成された画像データを所定の分割設定に基づいて分割画像データに分割する分割画像データ生成手段と、前記分割画像データの送信順序を設定する送信管理手段と、前記送信順序に従って前記分割画像データを外部に送信する検出器通信手段と、を有する放射線画像検出器と、
    2次元状の表示領域を有する表示手段と、前記放射線画像検出器から前記分割画像データを取得するコンソール通信手段と、前記表示手段を制御する表示制御手段と、を有するコンソールと、
    と備え、
    前記検出器通信手段は、前記分割設定及び前記送信順序を付帯データとして、前記分割画像データとともに送信し、
    前記表示制御手段は、前記付帯データの中の分割設定に基づいて前記表示手段の表示領域を複数の分割表示領域に分割するとともに、前記コンソール通信手段により取得された前記分割画像データを前記付帯データの中の送信順序に基づいて前記各分割表示領域に割り当てて、前記表示手段に表示させることを特徴とする医用画像システム。
  2. 前記放射線画像検出器は、前記分割画像データを所定の画像間引き率に基づいて分割間引き画像データを生成する分割間引き画像データ生成手段をさらに有し、
    前記検出器通信手段は、前記分割設定、前記送信順序及び前記画像間引き率を付帯データとして、前記分割間引き画像データとともに送信し、
    前記表示制御手段は、前記コンソール通信手段により取得された前記分割間引き画像データを前記付帯データの中の画像間引き率に基づいて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像システム。
  3. 前記放射線画像検出器は、前記分割設定及び前記画像間引き率を設定するパラメータ設定手段をさらに備え、前記パラメータ設定手段は、前記分割設定及び前記画像間引き率を変更可能であり、前記送信管理手段は、前記送信順序を変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の医用画像システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017136214A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影システム
JPWO2017013896A1 (ja) * 2015-07-17 2018-04-26 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム

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