JP5167966B2 - 放射線画像撮影システム及び放射線画像検出器 - Google Patents

放射線画像撮影システム及び放射線画像検出器 Download PDF

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Description

本発明は、放射線画像撮影システム及び放射線画像検出器に関するものである。
従来、病気診断等を目的として、X線画像に代表される、放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。
こうした医療用の放射線画像は、従来スクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、近年は、放射線画像のデジタル化が実現されており、例えば、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートに蓄積させた後、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光で走査し、これにより輝尽性蛍光体シートから発光される輝尽光を光電変換して画像データを得るCR(Computed Radiography)装置が広く普及している。
また最近では、CR装置に代えて、照射された放射線を検出しデジタル画像データとして取得する検出器として放射線固体撮像素子(FPD:Flat Panel Detector)を用いる放射線画像生成システムが登場しており、CR装置のカセッテ同様に可搬型に構成されたカセッテ型のFPD(以下「FPDカセッテ」と称する。)も用いられるようになっている。
このようなFPDカセッテは、可搬型のメリットを活かすため、検出器にバッテリ(電力供給手段)及び無線通信手段が設けられている。
FPDカセッテで取得される画像データは、コンソール等の外部装置に送信されるが、このように有線通信手段のほかに無線通信手段を有する場合には、画像データの送信を有線通信手段、無線通信手段のいずれによることもできるとする構成が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
この技術によれば、患者のベッドサイド等において撮影を行う際には、無線(ケーブルレス)方式により、患者の姿勢や撮影位置等の点で自由度の高い撮影を行うことができ、他方で、撮影室等において連続的に多くの撮影を行う際には、有線方式により、転送速度や転送の安定性を優先させることができ、いずれの方式を用いるかは使用者(ユーザ)により選択可能となっている。
また、X線デジタル撮影装置において、センサユニットと制御部との間の画像データ転送ルート(通信方式)を複数有し、ある転送ルートの通信異常を検出すると、他の転送ルートに自動的に切り替える技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかし、画像データの送信途中で通信手段(通信方式)が切り替わると、画像データに不連続性(ビット落ち)等の不都合が生じるおそれがある。このような不都合が生じると、当該画像データは診断用の画像データとして用いることができず、また、再撮影の要否の判断やポジショニングの適否の判断にも使えなくなることがある。
この点、データが出力中である場合には、その旨をアイコン等で表示させ、ユーザが出力を妨げるような行為を行わないようにする技術も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−173907号公報 特開2002−191586号公報 特開2003−19127号公報 特開2003−334185号公報
しかしながら、上記いずれの特許文献にも、撮影後、画像データをコンソール等に送信する際の、有線方式と無線方式との切り替えのタイミング等については一切開示されていない。すなわち、FPDカセッテからコンソール等に無線方式で画像データを送信している途中に有線通信用のケーブルが接続された場合については何ら言及されていない。
また、例えば特許文献4に記載されているような手段やコネクタ部にケーブルを接続できないようなロック機構等を備えるとすると、FPDカセッテの構成が複雑化し、CRカセッテとの互換性を有するような、小型、薄型のFPDカセッテを実現することができないとの問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、複数の通信手段を備える場合に、画像データの送信途中で通信手段が自動的に切り替わるのを防止して、画像データを確実に送信することができる放射線画像撮影システム及び放射線画像検出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
放射線発生装置により発生し被写体を透過した放射線を検出して画像データを生成する可搬型の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器との間で無線又は有線にて通信可能なコンソールと、を備える放射線画像撮影システムであって、
前記画像データは、元データであるRAW画像データと所定の間引き率で間引いて縮小化した間引き画像データとを含み、
前記放射線画像検出器は、
前記画像データを記憶する記憶手段と、充電可能に構成され各部に電力を供給するバッテリと、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを無線にて前記コンソールに送信可能な無線方式の通信手段と、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを有線にて前記コンソールに送信可能な有線方式の通信手段と、外部より各部に電力を供給するための外部給電端子と、前記有線方式の通信手段と接続され前記コンソールとの間でデータの送受信を行う外部通信端子と、前記外部給電端子及び前記外部通信端子と接続され外部からケーブルを接続可能なコネクタ部と、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを前記無線方式の通信手段又は前記有線方式の通信手段のいずれの通信手段によって送信するかの切り替えを制御する通信切替制御手段と、を備え、
前記各通信手段は、予め定められた画像単位毎に前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを送信するものであり、前記通信切替制御手段は、前記無線方式の通信手段によって前記間引き画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、当該間引き画像データの前記画像単位分の送信が終了するまでは前記無線方式の通信手段による送信を維持するように前記通信手段の切り替えを制御し、前記RAW画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、前記RAW画像データの送信を中止し、前記無線方式の通信手段から前記有線方式の通信手段に切り替えるように前記通信手段の切り替えを制御し、前記有線方式の通信手段によって、前記コンソールに対して再度初めから前記RAW画像データを送信し直すことを特徴としている。
また、本発明の他の側面は、
放射線発生装置により発生し被写体を透過した放射線を検出して画像データを生成する可搬型の放射線画像検出器であって、
前記画像データは、元データであるRAW画像データと所定の間引き率で間引いて縮小化した間引き画像データとを含み、
前記画像データを記憶する記憶手段と、
充電可能に構成され各部に電力を供給するバッテリと、
前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを無線にてコンソールに送信可能な無線方式の通信手段と、
前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを有線にて前記コンソールに送信可能な有線方式の通信手段と、
外部より各部に電力を供給するための外部給電端子と、
前記有線方式の通信手段と接続され前記コンソールとの間でデータの送受信を行う外部通信端子と、
前記外部給電端子及び前記外部通信端子と接続され外部からケーブルを接続可能なコネクタ部と、
前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを前記無線方式の通信手段又は前記有線方式の通信手段のいずれの通信手段によって送信するかの切り替えを制御する通信切替制御手段と、
を備え、
前記各通信手段は、予め定められた画像単位毎に前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを送信するものであり、前記通信切替制御手段は、前記無線方式の通信手段によって前記間引き画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、当該間引き画像データの前記画像単位分の送信が終了するまでは前記無線方式の通信手段による送信を維持するように前記通信手段の切り替えを制御し、前記RAW画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、前記RAW画像データの送信を中止し、前記無線方式の通信手段から前記有線方式の通信手段に切り替えるように前記通信手段の切り替えを制御し、前記有線方式の通信手段によって、前記コンソールに対して再度初めから前記RAW画像データを送信し直すことを特徴としている。
本発明によれば、画像単位毎の画像データの送信途中では通信手段の切り替えを行わないようにすることができるので、例えば、画像データの送信中に外部通信用のケーブルがコネクタに接続されても、通信手段は自動的に切り替わらず、現在の通信手段による通信方式を維持することができる。画像データの送信途中で通信手段が切り替わると、画像データに不連続性(ビット落ち)等の不都合が生じて、せっかく途中まで送信した画像データが使えなくなるおそれがあるが、本発明では、こうした不都合を防いで再度データの送信をやり直す時間や手間を省き、コンソールに確実に画像データを送信することができるとの効果を奏する。
また、このような構成とすることにより、コネクタ部に対するケーブルの接続及び接続の解除をロックする電磁ロック機構等を設けなくても、画像データの送信中に通信手段が切り替わることによる送信ミスをなくすことができる。このため、電磁ロック機構等を設けるスペースを確保することができない小型、薄型の放射線画像検出器の場合でも、コンソールに確実に画像データを送信することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る放射線画像撮影システムの好適な実施形態について説明する。ただし、本発明を適用可能な実施形態は図示例のものに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
先ず、図1から図6を参照しながら本発明に係る放射線画像撮影システムの第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システムの要部構成を示すブロック図である。
放射線画像撮影システム1は、病院や医院内で行われる放射線画像撮影を想定したシステムであり、可搬型とされたFPDカセッテ2と、これら複数のFPDカセッテ2と通信可能なコンソール5とを備えている。
図1に示すように、FPDカセッテ2は、例えば、放射線を照射して患者Mの一部である被写体(患者Mの撮影対象部位)の撮影を行う撮影室R1a,R1bに設けられており、コンソール5は、各撮影室R1a,R1bに対応して1つずつ設けられている。
なお、本実施形態においては、2つの撮影室R1a,R1bが設けられており、撮影室R1a内に2つのFPDカセッテ2が配置され、撮影室R1bに1つのFPDカセッテ2が配置されている場合を例として説明するが、撮影室の数、各撮影室に設けられるFPDカセッテ2の数は図示例に限定されない。
また、コンソール5は各撮影室R1a,R1bに対応して設けられていなくてもよく、複数の撮影室R1に対して1台のコンソール5が対応付けられていてもよい。
FPDカセッテ2は、放射線画像データ(以下、単に「画像データ」と称する。)を得るカセッテ型の放射線画像検出器である。本実施形態においてFPDカセッテ2は、それぞれ固有の識別標識としてのカセッテIDを有している。
FPDカセッテ2は、その厚さやサイズが図示しないCRカセッテの場合と同様であって、CRカセッテ用に設置されている各種ブッキー装置3等に装填して使用可能であることが好ましい。具体的には、CRカセッテと同様に、従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおける規格であるJIS Z 4905(対応する国際規格はIEC 60406)に準拠する寸法で構成されていることが好ましく、この場合、FPDカセッテ2の放射線入射方向の厚さは15mm+1mm〜15mm−2mmの範囲内に形成される。このようにCRカセッテとの互換性を有することにより、FPDカセッテ2を用いた撮影にも既存の設備をそのまま利用することができ、便宜である。
また、FPDカセッテ2としては、例えば、8インチ×10インチ、10インチ×12インチ、11インチ×14インチ、14インチ×14インチ、14インチ×17インチ、17インチ×17インチ等のサイズのものが用意されている。
図2は、本実施形態におけるFPDカセッテ2の斜視図である。
FPDカセッテ2は、図示しないフォトダイオード等の光電変換素子やシンチレータ等からなる放射線検出部38(図3参照)が筐体21内に内蔵されたものを用いることができる。なお、図2では、筐体21がフロント部材21aとバック部材21bとで形成されている場合が示されているが、この他にも、筐体21を筒状のモノコック状に形成することも可能である。
図2に示すように、本実施形態では、FPDカセッテ2の側面部分には、電源スイッチ22が配置されている。また、FPDカセッテ2の側面部分には、筐体21内に内蔵されたバッテリ32(図3参照)の交換のために開閉される蓋部材23が設けられており、蓋部材23の側面部には、FPDカセッテ2が無線アクセスポイント6を介して外部と無線で情報の送受信を行うためのアンテナ装置24が埋め込まれている。また、この側面部分には、例えばLED等で構成されバッテリ32の充電状況や各種の操作状況等を表示するインジケータ25が設けられている。
さらに、電源スイッチ22の近傍には、外部からケーブル27が接続されるコネクタ部26が設けられている。コネクタ部26には、外部よりFPDカセッテ2の各部に電力を供給するための外部給電端子33(図3参照)と、後述する有線通信部36(図3参照)と接続されコンソール等の外部装置との間でデータの送受信を行う外部通信端子37(図3参照)とが接続されており、コネクタ部26にケーブル27が接続されることにより外部からの給電と外部との有線通信とが可能となる。なお、コネクタ部26を介して外部給電端子33にケーブル27が接続されることによりバッテリ32の充電が行われるようにしてもよい。
図3は、FPDカセッテ2の機能的構成を示す要部ブロック図である。
カセッテ制御部30は、例えば、汎用のCPU(図示せず)及びROM、RAMで構成される記憶部(図示せず)から構成されている。カセッテ制御部30は、ROMに格納される所定のプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開し、当該プログラムに従ってCPUが各種処理を実行するようになっている。
電源スイッチ22は、FPDカセッテ2の電源のON/OFFを切り替えるものである。FPDカセッテ2を撮影に使用しないときには、電源をOFFにしておくことにより、バッテリ32の消費を抑えることができる。
インジケータ25は、FPDカセッテ2の状態や、バッテリ32の充電残量等を表示するものである。なお、通信手段が切り替えられたときには、インジケータ25を点滅させる等により、インジケータ25を通信手段の切り替えを報知する手段として機能させてもよい。また、インジケータ25の点滅等により、FPDカセッテ2からコンソール5に対する画像データの送信状況(送信が完了したか否か等)を報知するように構成してもよい。
電力供給部31は、FPDカセッテ2の各部に電力を供給するものであり、バッテリ32と外部給電端子33が接続されている。電力供給部31は、バッテリ32及び外部給電端子33のいずれから電力を供給するかを切り替える機能部であり、例えば、コネクタ部26にケーブル27が接続されていないときはバッテリ32から電力を供給し、コネクタ部26にケーブル27が接続されたときは、外部給電端子33を介して外部から電力の供給を受けるように、電力供給手段を切り替えるようになっている。
バッテリ32は、FPDカセッテ2の各機能部に電力を供給する内部給電手段である。
バッテリ32としては、例えばニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小型シール鉛電池、鉛蓄電池等の充電自在な電池を適用することができる。なお、内部給電手段はバッテリ32に限定されず、バッテリ32に代えて、燃料電池等を適用してもよい。
外部給電端子33は、コネクタ部26と接続されており、コネクタ部26にケーブル27が接続されたときに図示しない外部の電力供給手段からFPDカセッテ2の各部に電力を供給するためのものである。
画像記憶部34は、フラッシュメモリ等の書き換え可能なメモリ等で構成されている。
画像記憶部34は、後述する放射線検出部38で検出された画像信号に基づいて画像データ生成部39で生成された画像データ(RAW画像データ及び間引き画像データ)を記憶するものである。画像記憶部34は内蔵型のメモリでもよいし、メモリカード等の着脱可能なメモリでもよい。画像記憶部34の容量は特に限定されないが、複数枚分の画像データを保存可能な容量を有することが好ましい。このような画像記憶部34を備えることによって、被写体に対して連続して放射線を照射し、その度ごとに画像データを記録し蓄積していくことができ、連続撮影や動画撮影を行うことが可能となる。
また、無線通信部35は、アンテナ装置24と接続されており、コンソール5等の外部装置との間で、無線方式で各種信号の送受信を行う通信手段である。なお、FPDカセッテ2が撮影室R1a,R1b内に位置する場合には、無線アクセスポイント6を介して外部装置との信号の送受信を行う。
本実施形態において、無線通信部35は、画像記憶部34に記憶されている画像データを自らのカセッテIDと共にコンソール5に送信する送信手段として機能する他、コンソール5等の外部装置から送信される撮影開始信号等を受信する受信手段として機能する。また、本実施形態において、無線通信部35は、画像データ生成部39において生成されたRAW画像データ及び間引き画像データを適宜コンソール5に対して送信するようになっている。
有線通信部36は、外部通信端子37と接続されており、コンソール5等の外部装置との間で、有線方式で各種信号の送受信を行う通信手段である。
本実施形態において、有線通信部36は、無線通信部35と同様に、画像記憶部34に記憶されている画像データを自らのカセッテIDと共にコンソール5に送信する送信手段として機能する他、コンソール5等の外部装置から送信される撮影開始信号等を受信する受信手段として機能する。また、本実施形態において、有線通信部36は、画像データ生成部39において生成されたRAW画像データ及び間引き画像データを適宜コンソール5に対して送信するようになっている。
放射線検出部38は、例えば、照射された放射線を光に変えるシンチレータ、フォトダイオード(光電変換素子)等で構成されシンチレータに捉えられた光を光電変換する光電変換部(いずれも図示せず)等で構成されており、放射線発生装置4により発生し被写体を透過した放射線量に対応する出力値(画像信号)を出力する。
画像データ生成部39は、放射線検出部38によって検出され出力された画像信号(放射線発生装置4により発生し被写体を透過した放射線量に対応する出力値)を読み取り、この画像信号に基づいて放射線画像データ(以下、単に画像データとする。)を生成する画像データ生成手段として機能する。画像データ生成部39は、例えば各光電変換部にパルスを送り当該各光電変換部を走査・駆動させる走査駆動回路、光電変換部に蓄積された電気エネルギーを読み出す信号読出し回路等(いずれも図示せず)を備えて構成されている。
本実施形態において、画像データ生成部39により生成される画像データは、個々の光電変換素子単位で画像信号を読み取ることにより得られる元データ(以下「RAW画像データ」と称する。)と、光電変換素子間を所定の間引き率で間引いて読み取ることにより縮小化(圧縮)した間引き画像の画像データ(以下「間引き画像データ」と称する。)とである。生成された画像データ(RAW画像データ及び間引き画像データ)は、画像記憶部34に一時的に保存される。
ここで、本実施形態において生成される間引き画像データの例について説明する。
例えば、175μmの画素サイズで読み取られた半切サイズ(14×17インチ)の画像データ(画素数は2010×2400)を、縦横共に1/15に圧縮して送信する場合、送信される画像データの画素数は134×160となる。
画像データ生成部39により、2010×2400の画素を有するRAW画像データと、この予め設定された間引き率に対応する134×160の画素を有する間引き画像データとを生成し、両者を対応付けて保存しておくことが好ましいが、画像データ生成部39によりRAW画像データを生成し、このRAW画像データを用いて、送信時に間引き処理を行ってもよい。(この場合には、画像データの送信完了後に間引き画像データを削除(消去)する必要がない。)なお、縦横の間引き率を同一とするのは、画像のアスペクト比を原画像(元画像)と同一に保つためである。
なお、間引き画像データの縮小化率(圧縮率)はここに例示したものに限定されない。
本実施形態において、カセッテ制御部30は、RAW画像データ及び間引き画像データを適宜コンソール5に送信するように無線通信部35又は有線通信部36を制御する。
カセッテ制御部30は、画像データとして、まず間引き画像の画像データをコンソール5に送信し、コンソール5側で当該画像に問題がないとされると、コンソール5側からの要求に応じて、RAW画像データをコンソール5に送信するように無線通信部35及び有線通信部36を制御する。このとき、まず一連の撮影によって得られたすべての間引き画像データを送信してからRAW画像データを送信してもよいし、各画像について、まず間引き画像データを送信し、次にRAW画像データを送信するというように順次繰り返してもよい。
なお、間引き画像データを送信するときには無線通信部35により無線方式で送信し、RAW画像データを送信するときには有線通信部36によりケーブル27を介した有線方式により送信することが好ましい。このように無線通信部35と有線通信部36とを使い分けることにより、データ量の少ない間引き画像データについては無線により簡易に送信し、データ量の多いRAW画像データについては有線方式により確実に送信することができる。なお、間引き画像データを先に送信するのは、再撮影の要否の確認を早期に行うことができるようにするためである。
また、カセッテ制御部30は、画像データを無線通信部35又は有線通信部36のいずれの通信手段によってコンソール5に送信するかの切り替えを制御する通信切替制御手段として機能する。
本実施形態において、通信手段としての無線通信部35及び有線通信部36は、予め定められた画像単位毎に画像データをコンソール5に送信するものであり、カセッテ制御部30は、少なくともこの画像単位毎の画像データの送信途中において通信手段の切り替えを行わないように通信手段の切り替えを制御するようになっている。
ここで、画像単位とは、例えば一の撮影オーダ情報に対応する画像データ又は一の患者Mに対応する画像データといった一定の条件で括ることのできる画像データの単位である。
後述するように、コンソール5は、被写体である患者Mの患者情報や撮影オーダ情報を取得するようになっており、取得した患者情報や撮影オーダ情報をFPDカセッテ2に送信するようになっている。画像データがDICOM規格で保存される場合にはこの患者情報、撮影オーダ情報は画像データのヘッダ情報として保存される。
画像単位は、例えばこれらコンソール5の取得した患者情報や撮影オーダ情報等に基づいて決定される。一の患者Mに対応する画像データとは、例えば1人の患者Mについての連続した撮影であり、一の撮影オーダ情報に対応する画像データとは、例えば1人の患者Mの複数の部位について複数回の撮影を行った場合に、各部位毎の一連の撮影等である。
なお、画像データをコンソール5に送信する際の画像単位は、ここに例示したものに限定されず、例えば1回の撮影毎に画像データの送信を行うようにしてもよい。
例えば、バッテリ32の残量が少なくなり、コネクタ部26にケーブル27が接続されると、外部から電力が供給されるとともに、有線通信部36による通信が可能になるが、本実施形態では、ケーブルが接続されても自動的には通信方式が切り替わらないようになっている。
すなわち、コネクタ部26にケーブル27が接続された場合、画像データの送信中でないときには、原則として有線方式による通信が優先されるため、カセッテ制御部30は、ケーブル27の接続を検知すると、通信手段を無線通信部35による無線方式から有線通信部36による有線方式に切り替えるように通信手段の切り替えを制御する。これに対して、現在無線通信部35により画像データを送信している途中であるときには、カセッテ制御部30は、画像データを送信する通信手段を無線通信部35から有線通信部36に切り替えない(当該画像単位における画像データの送信が完了するまで無線通信部35による通信のままとする)ように通信手段の切り替えを制御する。
なお、コネクタ部26にケーブル27が接続された際に、RAW画像データを送信中であった場合には、無線方式から有線方式への切り替えは行わないが、間引き画像データを送信中であった場合には切り替えを行うようにしてもよい。画像データの送信途中に通信手段が切り替えられたときには、送信中の間引き画像データについて再度初めから送信をやり直すようにする。
本実施形態では、撮影室R1a,R1bには、FPDカセッテ2を装填可能なブッキー装置3、被写体に放射線を照射するX線管球等の放射線源を備える放射線発生装置4が設けられている。
なお、図1には各撮影室R1a,R1b内にそれぞれ放射線発生装置4が1つ設けられている場合を例示しているが、放射線発生装置4の数は特に限定されない。また、各撮影室R1a,R1b内に設けられるブッキー装置3の数も特に限定されない。例えば、撮影室R1a,R1b内に、立位撮影用のブッキー装置3、臥位撮影用のブッキー装置3等、複数のブッキー装置3が設けられている場合には、各ブッキー装置3に対応して1つずつ放射線発生装置4が設けられていてもよい。また、複数のブッキー装置3に対して1つの放射線発生装置4が対応していてもよい。
また、撮影室R1a,R1bは、放射線を遮蔽する室であり、無線通信用の電波も遮断されるため、撮影室R1a,R1b内には、FPDカセッテ2とコンソール5等の外部装置とが無線通信する際にこれらの通信を中継する無線アクセスポイント(基地局)6等が設けられている。
また、本実施形態では、各撮影室R1a,R1bに隣接して前室R2a,R2bが設けられている。前室R2a,R2bには、放射線技師や医師等(以下「操作者」と称する。)が被写体に放射線を照射する放射線発生装置4の制御を行ったり、ブッキー装置3の操作等を行う操作装置7が配置されている。
操作装置7にはコンソール5から放射線発生装置4の放射線照射条件を制御する制御信号が送信されるようになっており、放射線発生装置4の放射線照射条件は、放射線操作装置7に送信されたコンソール5からの制御信号に応じて設定される。放射線照射条件としては、例えば、撮影開始/終了タイミング、放射線管電流の値、放射線管電圧の値、フィルタ種等がある。
放射線発生装置4には、操作装置7から放射線の曝射を指示する曝射指示信号が送信されるようになっており、放射線発生装置4は、曝射指示信号に従って所定の放射線を所定のタイミングで照射するようになっている。
なお、コンソール5から放射線発生装置4に対して放射線照射条件を制御する制御信号が直接送信されるようにしてもよい。
図4に、本実施形態におけるコンソール5の要部ブロック図を示す。
図4に示すように、コンソール5は、CPU(Central Processing Unit)等で構成される制御部51、記憶部52、入力部53、表示部54、通信部55、ネットワーク通信部56、等を備えて構成されており、各部はバス57により接続されている。各コンソール5には、それぞれ固有の識別標識としてのコンソールIDを有している。
記憶部52は、図示しないROM(read only memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されている。
ROMは、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリ等で構成されており、ROMには、患部を検出するための自動部位認識に基づく階調処理・周波数処理等の画像処理を行うためのプログラム等、各種のプログラムが記憶されているほか、撮影画像の画像データを診断に適した画質に調整するための画像処理パラメータ(階調処理に用いる階調曲線を定義したルックアップテーブル、周波数処理の強調度等)等が記憶されている。
RAMは、制御部51により実行制御される各種処理において、ROMから読み出されて制御部51で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
本実施形態では、記憶部52は、患者情報、撮影オーダ情報等を記憶している。また、記憶部52は、FPDカセッテ2から送信された画像データを一時的に保存する画像データ保存手段として機能する。
制御部51は、ROMに記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行するコンソール5の制御手段である。
制御部51は、FPDカセッテ2から送られた画像データに基づく画像を表示する表示するように表示部54の表示を制御する表示制御手段である。
また、制御部51は、被写体を提供する患者の患者情報、撮影オーダ情報を取得するオーダ情報取得手段として機能するとともに、取得した患者情報・撮影オーダ情報とFPDカセッテ2で生成されコンソール5に送信された画像データとを対応付ける対応付け手段として機能する。なお、撮影オーダ情報等は、入力部53から入力され記憶部52等に記憶されているものであってもよいし、HIS/RIS8等から予め登録されている被写体情報(撮影オーダ情報)を取得するようになっていてもよい。
入力部53は、文字入力キー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部51に出力する。
表示部54は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニタを備えて構成されており、制御部51から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
本実施形態において、表示部54には、例えばFPDカセッテ2から送信される画像データに基づく画像が表示される。
なお、表示部54の画面上に、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示せず)を形成し、表示部54と入力部53とが一体に構成されるタッチスクリーンとしてもよい。この場合、タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号が操作信号として制御部51に出力されるように構成される。なお、表示部54は、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニタよりも高精細のものであってもよい。
通信部55は、無線アクセスポイント6を介してFPDカセッテ2等との間で無線方式により情報の送受信を行ったり、FPDカセッテ2のコネクタ部26にケーブル27が接続されたときに、FPDカセッテ2との間でケーブル27を介して有線方式により情報の送受信を行うものである。
ネットワーク通信部56は、ネットワークインターフェース等により構成され、スイッチングハブを介してネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
本実施形態において、ネットワークNを介してコンソール5のネットワーク通信部56と接続される外部装置としては、HIS/RIS8、PACSサーバ9、イメージャ10等があるが、ネットワークNに接続される外部装置はここに例示したものに限定されない。
HIS/RIS8は、撮影に関する被写体の撮影オーダ情報をコンソール5に提供する。撮影オーダ情報は、例えば検査対象を提供する患者の氏名等の患者情報や、撮影部位、撮影方法、撮影に使用するブッキー装置3の種類(立位用か臥位用か等)等の撮影予約に関する情報等を含んでいる。なお、撮影オーダ情報はここに例示したものに限定されず、これ以外の情報を含んでいてもよいし、上記に例示した情報のうちの一部でもよい。
PACSサーバ9は、コンソール5から出力された画像データを保存する。
また、イメージャ10は、コンソール5から出力された画像データに基づいて放射線画像をフィルムなどの画像記録媒体に記録し、出力する。
次に、図5及び図6を参照しつつ、本実施形態における放射線画像撮影システム1の作用について説明する。
撮影を行う場合には、図5に示すように、まず、ユーザが撮影に使用するFPDカセッテ2のカセッテIDをコンソール5から指定することにより、当該撮影に使用されるFPDカセッテ2が特定される(ステップS1)。FPDカセッテ2が特定されると、当該FPDカセッテ2に対してコンソール5から無線にてFPDカセッテ2を起動させる起動信号が送信される(ステップS2)。このとき、画像データの送信先となるコンソール5のコンソールIDや撮影オーダ情報も送信されることが好ましい。なお、画像データの送信先となるコンソール5が1台しかない場合のように、コンソールIDを用いなくても画像データの送信先が特定されるような場合であれば、コンソールIDを送信する必要はない。
FPDカセッテ2は、コンソール5からの起動信号を受信すると(ステップS3)、電源がONとなり(ステップS4)、撮影可能な状態となる。また、コンソール5から操作装置7に対して放射線発生装置4の放射線照射条件を制御する制御信号が送信され、操作装置7は、この制御信号に基づいて放射線発生装置4に対して曝射指示信号を送信する。これにより、放射線発生装置4は、曝射指示信号に従って所定の放射線を所定のタイミングで照射し、撮影が行われる。
撮影が終了すると、FPDカセッテ2の画像データ生成部39は、RAW画像データと間引き画像データとを生成し(ステップS5)、これらを共に画像記憶部34に記憶させる(ステップS6)。
そして、FPDカセッテ2は、コンソールID等によって特定される画像データ送信先のコンソール5に対して、間引き画像データを、予め定められた画像単位毎に、カセッテIDとともに無線通信部35から無線方式で送信する(ステップS7)。
コンソール5は、間引き画像データを受信すると(ステップS8)、データに付帯しているカセッテIDを確認して送信元のFPDカセッテ2を識別する(ステップS9)。そして、間引き画像データの取得が完了すると、取得を完了した旨の信号を送信元のFPDカセッテ2に送信する(ステップS10)。
コンソール5から間引き画像データの取得が完了した旨の信号を受信すると(ステップS11)、FPDカセッテ2は、送信が完了した間引き画像データを画像記憶部34から消去し(ステップS12)、RAW画像データのみを保存する。なお、コンソール5から間引き画像データの取得が完了した旨の信号を受信したときには、インジケータ25を点滅させる等によりその旨をユーザに報知してもよい。
ここで、間引き画像データの送信中にコネクタ部26にケーブル27が接続された場合の処理を示す。
図6に示すように、コネクタ部26にケーブル27が接続されたことを検出すると(ステップS21)、カセッテ制御部30は、現在間引き画像データの送信中か否かを判断し(ステップS22)、間引き画像データの送信中でない場合(ステップS22:NO)には、カセッテ制御部30は、電力供給部31を制御してバッテリ32による電力供給を外部からの電力供給に切り替えるとともに、通信手段を無線通信部35による無線方式から有線通信部36による有線方式に切り替えるように通信手段の切り替えを制御する(ステップS23)。なお、電力供給は、外部から直接FPDカセッテ2の各機能部に電力が供給されるようにしてもよいし、ケーブル27が接続されると外部からバッテリ32を介して各機能部に電力が供給されるようにしてもよい。
他方、カセッテ制御部30が、現在間引き画像データの送信中であると判断した場合(ステップS22:YES)には、カセッテ制御部30は、当該間引き画像データの一画像単位分の送信が終了するまでは通信手段を無線通信部35による無線方式から有線通信部36による有線方式に切り替えないように、通信手段の切り替えを制御する(ステップS24)。なお、この場合、電力供給もバッテリ32のままとしてもよいし、電力供給は外部からの供給に切り替えるようにしてもよい。
さらに、カセッテ制御部30は、当該間引き画像データの一画像単位分の送信が終了したか否かを常に判断し(ステップS25)、送信が終了したと判断すると(ステップS25:YES)、カセッテ制御部30は、通信手段を無線方式から有線方式に切り替えるように無線通信部35及び有線通信部36を制御する(ステップS26)。なお、電力供給もバッテリ32のままであった場合には、カセッテ制御部30は、電力供給部31を制御してバッテリ32による電力供給を外部からの電力供給に切り替える。
図5に戻って、RAW画像データを送信する場合には、コネクタ部26にケーブル27を接続する(ステップS13)。コネクタ部26にケーブル27が接続されたことを検出すると、カセッテ制御部30は、電力供給部31を制御してバッテリ32による電力供給を外部からの電力供給に切り替えるとともに、通信手段を無線通信部35による無線方式から有線通信部36による有線方式に切り替えるように通信手段の切り替えを制御する(ステップS14)。なお、図6に示すように、間引き画像データの送信処理の途中でコネクタ部26にケーブル27が接続され通信手段が無線通信部35から有線通信部36に切り替えられた場合には、そのまま有線通信部36による有線方式を維持する。なお、コネクタ部26にケーブル27が接続されたときには、インジケータ25を点灯させる等により外部に表示させることが好ましい。
そして、カセッテ制御部30は、間引き画像データを送信したコンソール5に対して、有線通信部36から有線方式でRAW画像データを送信する(ステップS15)。コンソール5の制御部51は、RAW画像データを受信し(ステップS16)、RAW画像データの取得を完了するとその旨を画像データの送信元のFPDカセッテ2に送信する(ステップS17)。コンソール5からRAW画像データの取得が完了した旨の信号を受信すると(ステップS18)、FPDカセッテ2のカセッテ制御部30は、当該RAW画像データを、画像記憶部34から消去する(ステップS19)。なお、コンソール5からRAW画像データの受信が完了した旨の信号を受信したときには、インジケータ25を点滅させる等によりその旨をユーザに報知してもよい。
RAW画像データを受信したコンソール5は、このRAW画像データに対して、所定の画像処理を施し、処理済の画像データをPACSサーバ9等に保存する。なお、処理済の画像データは、直接PACSサーバ9に送られる場合に限定されない。例えばQA(Quality Assurance:品質保証)ステーションのように、様々な装置から送られるDICOM画像の属性を標準化し、最新の患者情報及び検査情報を共有・精査したり、画像のコントラスト等を微調整して診断に適した画像に仕上げる画像管理機能を有するワークステーション等を介して適正化を図った上で、PACSサーバ9に送られるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ケーブル27が接続されても、通信手段は自動的に切り替わらず、画像データの送信中である場合には、現在の通信手段による通信方式が維持される。画像データの送信途中で通信手段が切り替わると、画像データに不連続性(ビット落ち)が生じ、せっかく途中まで送信した画像データが、再撮影の要否判断等に用いることができなくなるおそれがある。この点、本実施形態のように、画像データの送信中は、通信手段を切り替えないように制御することにより、画像データを確実にコンソール5に送信することができ、送信時間の無駄や送り直しの手間をなくすことができる。
また、このような構成とすることにより、コネクタ部26に対するケーブル27の接続及び接続の解除をロックする電磁ロック機構等を設けなくても、画像データの送信中に通信手段か切り替わることによる送信ミスをなくすことができる。このため、CRカセッテとの互換性を有するような、電磁ロック機構等を設けるスペースを確保することができない小型、薄型のFPDカセッテ2の場合でも、コンソール5に確実に画像データを送信することができる。
なお、本実施形態においては、コネクタ部26にケーブル27が接続された場合には、現在画像データの送信中か否かをカセッテ制御部30が判断し、間引き画像データを無線方式で送信している途中である場合には、通信手段を切り替えないようになっているが、コネクタ部26にケーブル27が接続された場合の対応はこれに限定されない。
例えば、コネクタ部26にケーブル27が接続された場合には、間引き画像データの送信の途中であっても、カセッテ制御部30が通信手段を有線通信部36に切り替えるようにしてもよい。画像データの送信途中で通信手段が切り替わると、前述のように画像データに不連続性が生じるおそれがあるが、間引き画像データは、再撮影の要否やポジショニングの適否を判断するためのものであり、これらを確認可能な程度の画像データが得られるのであれば、通信手段の切り替えを認めても不都合はない。
また、本実施形態においては、前室R2a,R2bに、操作装置を備え、これとは別個に放射線画像撮影システム1全体の制御を行うコンソール5が設けられる構成としたが、各前室2a,R2bに操作装置に代えてコンソールを1台ずつ備える構成としてもよい。この場合、コンソールは、放射線画像撮影システム1全体の制御を行うとともに、放射線発生装置4の制御や、ブッキー装置3の操作等も適宜行う。
また、本実施形態では、撮影に使用されるFPDカセッテ2がコンソール5によって指定され、コンソールから当該FPDカセッテ2に対して起動信号が送信されることによってFPDカセッテ2が起動する構成としたが、FPDカセッテ2を起動させる構成はこれに限定されず、例えば、撮影室R1a,R1b内にあるFPDカセッテ2の中からユーザが撮影に適したものを任意に選択し、当該FPDカセッテ2の電源スイッチをONとすることによりこれを起動させてもよい。この場合、コンソール5からは適宜各撮影室R1a,R1b内にポーリング信号を送信し、FPDカセッテ2が起動すると、このポーリング信号を受信して、これに応答する応答信号を送信する。これにより、当該撮影に使用されるFPDカセッテ2がコンソール5において特定される。
また、本実施形態においては、撮影オーダ情報は、コンソールの制御部51が、記憶部52に予め保存してあるものを読み出したり、HIS/RIS8等に予め登録されている撮影オーダ情報をネットワークNを介して取得するものとしたが、撮影オーダ情報は、必ずしも放射線画像撮影前に作成されている必要はなく、放射線画像撮影後に、取得された画像データと対応付けるようにして撮影オーダ情報を作成するように構成することも可能である。
なお、コネクタ部26にケーブル27が接続されたときに、カセッテ制御部30が、現在画像データ(例えば、間引き画像データ)の送信中であると判断した場合には、例えばインジケータ25の点滅等によりその旨を報知させる構成としてもよい。
また、本実施形態では、画像データ送信途中にコネクタ部26にケーブル27が接続された場合を例としたが、画像データ送信途中にコネクタ部26からケーブル27が外された場合にも、カセッテ制御部30が通信切替手段として機能し、適宜通信手段の切り替えを行う。例えば、コネクタ部26からケーブル27が外された時点で間引き画像データ又はRAW画像データの送信中か否かをカセッテ制御部30が判断し、間引き画像データの送信中であれば、通信手段を無線通信部35に切り替えて送信を継続させ、RAW画像データの送信中であれば、送信を中止してから通信手段を無線通信部35に切り替え、RAW画像データについては改めて初めからこの無線通信部35により送信するか、又は再度コネクタ部26にケーブル27を接続して有線通信部36により初めから送信し直す等の制御を行う。また、画像データの送信中にケーブル27が外されると、その旨をインジケータ25の点滅等により報知してもよい。
また、本実施形態では、コネクタ部26を1つ備え、1本のケーブル27で外部からの給電と外部との有線通信とを兼ねるようにしたが、給電用のコネクタ部と通信用のコネクタ部とを設けて、それぞれに別個のケーブルを接続するようにしても構成してもよい。
また、本実施形態では、コネクタ部26に直接ケーブル27が接続される構成を例として説明したが、コネクタ部26にケーブル27が接続される構成はこれに限定されない。例えば、FPDカセッテ2をクレードル等に載置したり、ブッキー装置3に装填したりすると、外部装置等に接続されているケーブル27が、クレードルやブッキー装置3を介してFPDカセッテ2のコネクタ部26に間接的に接続される構成としてもよい。
その他、本発明が本実施の形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る放射線画像撮影システムの第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、画像データの送信の仕方が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、放射線画像撮影システムは、第1の実施形態と同様のFPDカセッテとコンソールとを備えている。
本実施形態においては、FPDカセッテは、間引き画像データ、RAW画像データともに無線通信部より無線方式にてコンソールに送信するようになっている。
なお、その他の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であることから、その説明を省略する。
次に、図7及び図8を参照しつつ、本実施形態における放射線画像撮影システムの作用について説明する。なお、図7のステップS31からステップS42は、第1の実施形態の図5のステップS1からステップS12において説明したものと同様であるため、説明を省略する。
コンソールから間引き画像データの取得が完了した旨の信号を受信すると、FPDカセッテのカセッテ制御部は、間引き画像データを送信したコンソールに対して、無線通信部から無線方式でRAW画像データを送信する(ステップS43)。コンソールの制御部は、RAW画像データの取得を完了すると(ステップS44)、その旨を画像データの送信元のFPDカセッテに送信する(ステップS45)。コンソールからRAW画像データの取得が完了した旨の信号を受信すると(ステップS46)、FPDカセッテのカセッテ制御部は、当該RAW画像データを、画像記憶部から消去する(ステップS47)。
本実施形態において、図8に示すように、FPDカセッテからコンソールに対してRAW画像データを送信している途中で、コネクタ部にケーブルが接続されたことを検出した場合(ステップS51)には、カセッテ制御部は、RAW画像データの送信を中止(ステップS52)する。そして、カセッテ制御部は、電力供給部を制御してバッテリによる電力供給を外部からの電力供給に切り替えるとともに、通信手段を無線通信部による無線方式から有線通信部による有線方式に切り替えるように通信手段の切り替えを制御する(ステップS53)。その上で、コンソールに対して再度初めからRAW画像データを送信し直す(ステップS54)。
以上のように、本実施形態では、RAW画像データを無線通信部により送信している途中にケーブルが接続された場合には、RAW画像データの送信を中止して通信手段の切り替えを行った後に再度RAW画像データを送り直すようにしている。RAW画像データは画像処理後に診断用画像として用いられるものであるため、高精度の送信を行うことが求められる。この点、本実施形態では、画像データに不連続性(ビット落ち)が生じおそれのある状態でRAW画像データが送られるのを防止して、診断に適した画像をコンソールに確実に送ることができる。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、本発明に係る放射線画像撮影システムの第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、通信手段の切り替えについての処理が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
本実施形態において、放射線画像撮影システムは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様のFPDカセッテとコンソールとを備えている。
本実施形態において、FPDカセッテは、間引き画像データを無線通信部より無線方式でコンソールに送信し、RAW画像データを有線通信部より有線方式にてコンソールに送信するようになっている。
また、FPDカセッテの無線通信部は、コンソールに対するデータ送信に使用する通信手段を無線通信部から有線通信部、又は有線通信部から無線通信部に切り替える旨をコンソールに対して通知する切替通知手段として機能する。なお、コネクタ部にケーブルが接続されているときは、有線通信部が通信手段の切り替えを通知する切替通知手段として機能してもよい。
また、コンソールの通信部は、FPDカセッテから通信手段の切り替えが通知されると、当該FPDカセッテから現在画像データの送信が行われているか否かを判断して、画像データの送信が行われていなければ通信手段の切り替えを許可する切替許可信号をFPDカセッテに送信する信号送信手段として機能する。
本実施形態において、FPDカセッテのカセッテ制御部は、通信手段を切り替える旨の通知に対してコンソールの通信部から切替許可信号が送信されると、当該切替許可信号に従って通信手段を切り替えるようになっている。
なお、その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明したものと同様であることから、その説明を省略する。
次に、図9を参照しつつ、本実施形態における放射線画像撮影システムの作用について説明する。なお、図9のステップS61からステップS66は、第1の実施形態の図5のステップS1からステップS6において説明したものと同様であるため、説明を省略する。
例えば、現在コネクタ部にケーブルが接続されておらず、無線方式でデータの送受信が可能である場合に、コネクタ部にケーブルが接続されると(ステップS67)、FPDカセッテの無線通信部は、コンソールに対して、通信手段を有線通信部に切り替える旨を通知する(ステップS68)。FPDカセッテからの通知を受信すると(ステップS69)、コンソールの制御部は、当該FPDカセッテから現在画像データの送信が行われているか否かを判断する(ステップS70)。そして、画像データの送信が行われていない場合(ステップS70:NO)には、制御部は、コンソールの通信部から当該通信手段の切り替えを許可する切替許可信号をFPDカセッテに送信し(ステップS71)、画像データの送信が行われている場合(ステップS70:YES)には、切替許可信号をFPDカセッテに送信しないように制御する(ステップS72)。
FPDカセッテのカセッテ制御部は、コンソールから切替許可信号が送信されたかを判断し(ステップS73)、切替許可信号が送信された場合(ステップS73:YES)には、当該切替許可信号に従って通信手段を切り替える(本実施形態では無線通信部から有線通信部に切り替える。)(ステップS74)。所定の期間切替許可信号が送信されない場合(ステップS73:NO)には、カセッテ制御部は、通信手段の切り替えが許可されなかったものとして、コンソールに画像データを送信する通信手段として、現在の通信手段を維持する(本実施形態では無線通信部のままとする。)(ステップS75)。
そして、通信手段を切り替える場合(ステップS74)には有線通信部により、切り替えない場合(ステップS75)には無線通信部により、間引き画像データを予め定められた画像単位毎に、カセッテIDとともにコンソールに送信する(ステップS76)。
次に、カセッテ制御部は、コンソールに対してRAW画像データを送信する。なお、ステップS73において、コンソールから切替許可信号が送信され、通信手段が無線通信部から有線通信部に切り替えられた場合(ステップS74)には、ステップS82の通信手段の切り替えは行われず、有線通信部による通信が維持されたままRAW画像データが送信される。なお、その他のステップS77からステップS87の処理は、第1の実施形態における図5のステップS8からステップS19と同様であるため、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、通信手段の切り替えを許可するか否かを画像データ取得側であるコンソールで判断し、それに従って通信手段の切り替えが行われるので、画像データの取得中に誤って通信手段の切り替えが行われる危険を確実に回避することができる。
画像データの送信途中で通信手段が切り替わると、画像データに不連続性(ビット落ち)が生じ、せっかく途中まで送信した画像データが、再撮影の要否判断等に用いることができなくなるおそれがある。この点、本実施形態のように、画像データの送信中は、通信手段を切り替えないように制御することにより、画像データを確実にコンソールに送信することができ、送信時間の無駄や送り直しの手間をなくすことができる。
なお、本実施形態においては、間引き画像データを無線通信部から無線方式で送信し、RAW画像データについては有線通信部から有線方式で送信する場合を例としたが、第2の実施形態と同様に、RAW画像データの送信についても無線通信部から無線方式で送信するように構成してもよい。この場合、間引き画像データの送信中にコネクタ部にケーブルが接続された場合には間引き画像データの取得完了まではコンソールは切替許可信号を送信しないようにし、RAW画像データの送信中にコネクタ部にケーブルが接続された場合には、コンソールは切替許可信号を送信してもよい。ただし、この場合には、RAW画像データについて、有線方式で再度初めから送信し直すようにする。
なお、本発明が実施形態の範囲に限定されないことは第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。
本発明に係る放射線画像生成システムの一実施形態のシステム構成を示す図である。 図1の放射線画像生成システムに適用されるFPDカセッテを示す斜視図である。 図2に示すFPDカセッテの機能的構成を示す要部ブロック図である。 図1に示す放射線画像生成システムに適用されるコンソールの機能的構成を示す要部ブロック図である。 第1の実施形態における放射線画像生成システムの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における放射線画像生成システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における放射線画像生成システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における放射線画像生成システムの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態における放射線画像生成システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 放射線画像生成システム
2 FPDカセッテ(放射線画像検出器)
5 コンソール
7 操作装置
22 電源スイッチ
24 アンテナ装置
30 カセッテ制御部
32 バッテリ
33 外部給電端子
35 無線通信部(無線方式の通信手段)
36 有線通信部(有線方式の通信手段)
37 外部通信端子
51 制御部
55 通信部
N ネットワーク
R1a,R1b 撮影室
R2a,R2b 前室

Claims (3)

  1. 放射線発生装置により発生し被写体を透過した放射線を検出して画像データを生成する可搬型の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器との間で無線又は有線にて通信可能なコンソールと、を備える放射線画像撮影システムであって、
    前記画像データは、元データであるRAW画像データと所定の間引き率で間引いて縮小化した間引き画像データとを含み、
    前記放射線画像検出器は、
    前記画像データを記憶する記憶手段と、充電可能に構成され各部に電力を供給するバッテリと、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを無線にて前記コンソールに送信可能な無線方式の通信手段と、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを有線にて前記コンソールに送信可能な有線方式の通信手段と、外部より各部に電力を供給するための外部給電端子と、前記有線方式の通信手段と接続され前記コンソールとの間でデータの送受信を行う外部通信端子と、前記外部給電端子及び前記外部通信端子と接続され外部からケーブルを接続可能なコネクタ部と、前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを前記無線方式の通信手段又は前記有線方式の通信手段のいずれの通信手段によって送信するかの切り替えを制御する通信切替制御手段と、を備え、
    前記各通信手段は、予め定められた画像単位毎に前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを送信するものであり、前記通信切替制御手段は、前記無線方式の通信手段によって前記間引き画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、当該間引き画像データの前記画像単位分の送信が終了するまでは前記無線方式の通信手段による送信を維持するように前記通信手段の切り替えを制御し、前記RAW画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、前記RAW画像データの送信を中止し、前記無線方式の通信手段から前記有線方式の通信手段に切り替えるように前記通信手段の切り替えを制御し、前記有線方式の通信手段によって、前記コンソールに対して再度初めから前記RAW画像データを送信し直すことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記コンソールは、
    前記被写体を提供する患者の撮影オーダ情報を取得するオーダ情報取得手段と、
    前記放射線画像検出器から送信された前記画像データとこれに対応する前記撮影オーダ情報とを対応付ける対応付け手段と、を備え、
    前記画像単位は、一の前記撮影オーダ情報に対応する前記画像データ又は一の前記患者に対応する前記画像データであることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 放射線発生装置により発生し被写体を透過した放射線を検出して画像データを生成する可搬型の放射線画像検出器であって、
    前記画像データは、元データであるRAW画像データと所定の間引き率で間引いて縮小化した間引き画像データとを含み、
    前記画像データを記憶する記憶手段と、
    充電可能に構成され各部に電力を供給するバッテリと、
    前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを無線にてコンソールに送信可能な無線方式の通信手段と、
    前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを有線にて前記コンソールに送信可能な有線方式の通信手段と、
    外部より各部に電力を供給するための外部給電端子と、
    前記有線方式の通信手段と接続され前記コンソールとの間でデータの送受信を行う外部通信端子と、
    前記外部給電端子及び前記外部通信端子と接続され外部からケーブルを接続可能なコネクタ部と、
    前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを前記無線方式の通信手段又は前記有線方式の通信手段のいずれの通信手段によって送信するかの切り替えを制御する通信切替制御手段と、
    を備え、
    前記各通信手段は、予め定められた画像単位毎に前記RAW画像データ及び前記間引き画像データを送信するものであり、前記通信切替制御手段は、前記無線方式の通信手段によって前記間引き画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、当該間引き画像データの前記画像単位分の送信が終了するまでは前記無線方式の通信手段による送信を維持するように前記通信手段の切り替えを制御し、前記RAW画像データを送信している途中で、前記コネクタ部に前記ケーブルが接続されたことを検出した場合には、前記RAW画像データの送信を中止し、前記無線方式の通信手段から前記有線方式の通信手段に切り替えるように前記通信手段の切り替えを制御し、前記有線方式の通信手段によって、前記コンソールに対して再度初めから前記RAW画像データを送信し直すことを特徴とする放射線画像検出器。
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