JP2008154720A - 放射線画像撮影システム及び管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FPD装置に複数の放射線画像データを記憶させると、放射線画像データと撮影オーダ情報とを確実に対応付けることが困難となる。
【解決手段】コンソール7は、記憶部21に記憶された撮影オーダ情報リストの中から一の撮影オーダ情報を選択し、当該一の撮影オーダ情報をサーバ2に送信する。サーバ2は、送信された一の撮影オーダ情報と他の撮影オーダ情報とが所定の関係を有するか否かを判別し、所定の関係を有する撮影オーダ情報のみを放射線画像検出装置6に送信する。
【選択図】図10

Description

本発明は、放射線画像検出装置により放射線を検出して生成された放射線画像データを受信する複数の制御装置と当該複数の制御装置を管理する管理装置とを用いた放射線画像撮影システム及びその管理装置に関する。
医療診断の場においては、放射線画像をデジタルデータとして取り扱うことのできるCR(Computed Radiography)システムが実用化されている。このCRシステムは、CRカセッテに内蔵された蛍光体プレートを励起光で走査することにより放射線画像データを読み取る読取装置と、当該読取装置で読み取られた放射線画像データを取得する制御装置(コンソールともいわれる)とが接続されて構成されている。そして、放射線撮影室で放射線が照射されたCRカセッテを読取装置で読み取り、得られた放射線画像データを制御装置に送信して表示することで、放射線技師は最適な放射線画像データが得られたか否かを確認することができる。
近年では、複数の放射線撮影室を備える医療機関等での使用に対応するため、複数の読取装置と複数の制御装置とをネットワークで接続した大規模なCRシステムの導入が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載されるような大規模CRシステムにおいては、撮影する患者が一度に複数存在し、また撮影操作する放射線技師も複数存在するため、患者間で放射線画像データの取り違えが生じる恐れがある。そこで、予め、患者情報(患者の氏名、年齢など)や撮影情報(撮影日時、撮影部位、撮影方向など)などが含まれた撮影オーダ情報と呼ばれる指示情報を生成し、当該撮影オーダ情報とCRカセッテを識別するためのカセッテID(識別情報)とを対応付けて登録しておく方法がとられている。このように一の撮影オーダ情報と一のCRカセッテとを対応付けることにより、CRカセッテを読取装置により読み取って得られた放射線画像データは、CRカセッテのカセッテIDに基づいて撮影オーダ情報に対応付けられるので、放射線画像データの取り違えを防止することが可能となる。
一方、上述したCRカセッテに代わり、基板上に2次元的に配列された放射線検出素子を内蔵し、当該放射線検出素子に照射された放射線量に応じた電気信号を出力することが可能なFPD(Flat Panel Detector)装置が放射線画像検出装置として提案されている(例えば、特許文献2参照)。このFPD装置を用いれば、励起光を照射して放射線画像を読み取る読取装置を必要とせず、直接的に放射線画像データを得ることができるので、CRカセッテを用いた場合よりもシステム自体を簡素化することが可能となり、撮影作業も円滑となる。また、FPD装置に内蔵された記憶部により複数の放射線画像データを記憶することができるので、一度に連続して複数の撮影を行うことが可能となり、撮影効率が向上する。
このようなFPD装置の優れた利便性から、特許文献2に開示されているように、今後は、上述した大規模CRシステムにもFPD装置が適用されることが想定される。
特開2002−159476号公報 特開2006−122304号公報
しかしながら、FPD装置は一度に複数の放射線画像データを記憶できるという利便性を有するが故に、撮影オーダ情報と放射線画像データとを誤って対応付けてしまう可能性が高くなり、更にこの誤った対応付けに気づかないまま診察が進んでしまうという問題が発生する。すなわち、一のFPD装置に複数の放射線画像データを記憶させると、喩え、事前に複数の放射線画像データに関する複数の撮影オーダ情報とFPD装置の識別情報とを対応付けて登録しておいたとしても、放射線撮影を実行する順序を入れ替えてしまった場合には、結果的に放射線画像データと撮影オーダ情報とが誤って対応付けられてしまう。このとき、複数の放射線画像データが、例えば、撮影部位が同一である(あるいは類似する)複数の患者の放射線画像データであると、放射線画像データをそれぞれ見分けることができず、誤った対応付けに気づくことは困難である。このため、放射線画像データと撮影オーダ情報とを正確に対応付けることが困難となり、ひいては重大な医療ミスに繋がることが危惧される。
そこで本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、放射線画像検出装置としてFPD装置を使用した場合であっても、撮影オーダ情報と放射線画像データとを正確に対応付けることが可能である放射線画像撮影システム及び管理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の放射線画像撮影システムは、被写体を透過した放射線を検出することにより放射線画像データを生成する放射線画像検出装置と、放射線撮影に係る撮影オーダ情報を選択する制御装置と、該制御装置により選択された撮影オーダ情報を含む少なくとも二以上の撮影オーダ情報を前記放射線画像検出装置に送信する管理装置と、が通信可能に接続され、前記管理装置から送信された少なくとも二以上の撮影オーダ情報に基づいて放射線撮影が実行される際に、前記放射線画像検出装置により前記二以上の撮影オーダ情報に対応する放射線画像データを生成及び記憶可能な放射線画像撮影システムであって、前記制御装置は、前記二以上の撮影オーダ情報を選択するにあたり、複数の撮影オーダ情報の中から少なくとも一の撮影オーダ情報を選択する選択手段と、該選択手段により選択された一の撮影オーダ情報を前記管理装置に送信する第1の送信部と、を備え、前記管理装置は、前記第1の送信部により送信された一の撮影オーダ情報を受信する受信部と、該受信部により受信した一の撮影オーダ情報と、当該一の撮影オーダ情報とは異なる他の撮影オーダ情報と、が所定の関係を有するか否かを判別する判別手段と、該判別手段により所定の関係を有すると判別された他の撮影オーダ情報のみに追加選択の許可を与える許可手段と、前記一の撮影オーダ情報と前記許可手段によって追加選択の許可が与えられた他の撮影オーダ情報とを前記放射線画像検出装置に送信する第2の送信部と、を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため本発明の管理装置は、放射線撮影に係る少なくとも一の撮影オーダ情報を選択する制御装置と、前記一の撮影オーダ情報を含む少なくとも二以上の撮影オーダ情報を受信し、当該二以上の撮影オーダ情報に対応する放射線画像データの生成及び記憶が可能な放射線画像検出装置と、通信可能に接続される管理装置であって、前記二以上の撮影オーダ情報を選択するにあたり、前記制御装置により選択された一の撮影オーダ情報を受信する受信部と、該受信部により受信した一の撮影オーダ情報と、当該一の撮影オーダ情報とは異なる他の撮影オーダ情報と、が所定の関係を有するか否かを判別する判別手段と、該判別手段により所定の関係を有すると判別された他の撮影オーダ情報のみに追加選択の許可を与える許可手段と、前記一の撮影オーダ情報と前記許可手段により追加選択の許可が与えられた撮影オーダ情報とを前記放射線画像検出装置に送信する撮影オーダ情報送信部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、一の撮影オーダ情報が選択されると、当該一の撮影オーダ情報と所定の関係を有する撮影オーダ情報のみに追加選択の許可が与えられる。このため、操作者は放射線画像データをそれぞれ見分ける(区別する)ことができるので、放射線画像データと撮影オーダ情報とが誤って対応付けられていたとしてもその誤りを容易に判断することが可能となる。したがって、放射線画像データと撮影オーダ情報とを正確に対応付けることが可能となり、放射線画像データの取り違えを防止し、ひいては医療ミスの発生を抑止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態の説明における記載により、本発明の技術的範囲が限定されることはない。
図1は、本発明に係るRIS(Radiology Infomation System)1における一実施形態の概略構成を示す図である。
本実施形態による、放射線画像撮影システムRIS1は、図1に示すように、放射線撮影に関する情報を管理するサーバ2と、放射線撮影に関する操作を行う撮影操作装置4と、例えば無線LAN(Local Area Network)により無線通信を行うための基地局5と、放射線画像検出装置6により生成された放射線画像データに画像処理を行うコンソール7とがネットワーク8を通じて接続されて構成されている。なお、ここでは図示していないが、RIS1は、患者診断情報や会計情報を一元管理するHIS(Hospital Information System)とネットワーク8を介して接続されている。ネットワーク8は、当該システム専用の通信回線であっても良いが、システム構成の自由度が低くなってしまう等の理由のため、イーサネット(登録商標)等の既存の回線である方が好ましい。
撮影操作装置4にはケーブル9を介して、被写体に放射線を照射して放射線撮影を行う放射線画像撮影装置3が接続されている。そして、放射線画像撮影装置3、基地局5などは放射線撮影室100内に備えられている。なお、撮影操作装置4を放射線撮影室100内に備えるように構成しても良い。また、サーバ2を除く他の装置は、RIS1を設置する施設の規模、形態に合わせて複数設けられて接続されている。そして、一の放射線画像検出装置6により複数の放射線撮影室100をまたがって複数の放射線撮影を行うことが可能となっている。
放射線画像撮影装置3は、臥位撮影台11に横たわっている被写体である患者12に対して放射線を照射するようになっており、臥位撮影台11の下方には、放射線画像検出装置6を装着する検出装置装着口11aが設けられている。放射線画像撮影装置3は、撮影操作装置4により制御されて所定の撮影条件で放射線撮影を行うようになっている。
基地局5は、サーバ2と放射線画像検出装置6とが無線通信する際に、これらの通信を中継する機能をもつ。
〈サーバ〉
図5は、サーバ2の要部構成を示すブロック図である。
管理装置としてのサーバ2は、図に示すように、制御部25、RAM26、ROM27、撮影オーダ情報記憶部28、入力操作部29、表示部30、通信部31等を備えるコンピュータで構成されており、各部はバス32により接続されている。
ROM(Read Only Memory)27は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部25で実行される制御プログラム等を記憶する。
RAM(Random Access Memory)26は、制御部25により実行制御される各種処理において、ROM27から読み出された制御部25で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶するワークエリアを形成する。
撮影オーダ情報記憶部28は、患者情報と撮影情報とが対応付けられて生成される複数の撮影オーダ情報を記憶している。図6は、複数の撮影オーダ情報からなる撮影オーダ情報リストの一例を示す図である。図6に示すように、各撮影オーダ情報は、患者情報としての「患者ID」P2、「患者氏名」P3、「性別」P4、「年齢」P5及び撮影情報としての「診療科」P6、「撮影部位」P7、「撮影方向」P8を含んで構成されている。そして、撮影オーダを受け付けた順に、それぞれの撮影オーダ情報に対して「撮影オーダID」P1が自動的に割り当てられるようになっている。なお、患者情報や撮影情報としては上述したものに限られることなく、例えば、患者の生年月日、診察回数、放射線の線量などの情報を含むようにしても構わない。また、これらの情報を全て含む必要はなく、撮影目的、撮影フローなどに合わせて撮影オーダ情報に含む情報を適宜設定することができる。
入力操作部29は、例えば、キーボードやマウス等から構成されており、キーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を、入力信号として制御部29に対して出力するようになっている。具体的には、上述した患者情報と撮影情報とを入力したり、サーバ2の各種設定情報を入力したりすることができる。
表示部30は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成され、制御部25から出力され入力される表示信号の指示に従って、撮影オーダ情報の入力画面などの各種画面を表示するようになっている。
撮影オーダ情報送信部、第2の送信部及び受信部としての通信部31は、複数のコンソール7との間で各種情報の通信を行うためのインターフェースであり、USB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などの規格により、ネットワーク8と接続されている。また、IEEE802.11規格に準拠した無線LANにより、ネットワーク8に接続された基地局5を介して放射線画像検出装置6との間で各種情報の無線通信を行う。なお、無線通信としては、電波(空間波)を用いるものの他に、赤外線や可視光線等(レーザー等)を用いた光無線通信、音波または超音波を用いた音響通信も含まれる。
制御部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM16に格納される所定のプログラムを読み出してRAM15の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。例えば、入力操作部29から入力された患者情報と撮影情報とを対応付けて撮影オーダ情報を生成し、生成された複数の撮影オーダ情報を撮影オーダ情報記憶部28に記憶させるようになっている。また、コンソール7から送信された一の撮影オーダ情報と撮影オーダ情報記憶部28に記憶された他の撮影オーダ情報とを比較し、他の撮影オーダ情報が所定の関係であるか否かを判別するようになっている。すなわち、この制御部25が本実施の形態における判別手段に相当する。
〈コンソール〉
図2は、コンソール7の要部構成を示すブロック図である。
制御装置としてのコンソール7は、基本的にはサーバ2とほぼ同様のハードウェア構成であり、図2に示すように、制御部14、RAM15、ROM16、表示部17、入力操作部18、通信部19、記憶部21等を備えるコンピュータで構成されており、各部はバス20により接続されている。
ROM16は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部14で実行される制御プログラムや画像処理条件等を記憶する。
RAM15は、制御部14により実行制御される各種処理において、ROM16から読み出された制御部14で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
表示部17は、例えば、CRTやLCD等を備えて構成され、制御部14から出力され入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示するようになっている。例えば、後述する通信部19を介してサーバ2から受信した複数の撮影オーダ情報や放射線画像検出装置6から受信した放射線画像データを表示する。
入力操作部18は、例えば、キーボードやマウス等から構成されており、キーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を、入力信号として制御部14に対して出力するようになっている。具体的には、放射線画像検出装置6に割り当てられた識別情報としてのカセッテIDを入力したり、表示部17に表示された複数の撮影オーダ情報の中から一の撮影オーダ情報を入力したりすることができる。なお、入力操作部18としてバーコードリーダを用い、放射線画像検出装置6に付与されたバーコードを読み取ることにより、放射線画像検出装置6のカセッテIDを入力するように構成しても良い。
第1の送信部としての通信部19は、サーバ2や放射線画像検出装置6と各種情報の通信を行うためのインターフェースであり、USBやIEEE1394などの規格により、ネットワーク8と接続されている。
制御部14は、例えば、CPU等から構成され、ROM16に格納される所定のプログラムを読み出してRAM15の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。例えば、制御部14は通信部19と協働して、サーバ2の撮影オーダ情報記憶部28に記憶された撮影オーダ情報リストをネットワーク8を介して受信する。また、放射線画像検出装置6から基地局5を介して無線通信により放射線画像データを受信し、この放射線画像データに対してROM16に格納される画像処理条件に基づいて正規化処理および階調処理等の画像処理を行うようになっている。更に、入力操作部18から入力を受けて、後述する記憶部21に記憶された撮影オーダ情報リストの中から一の撮影オーダ情報を選択する。すなわち、この制御部14が本実施形態において選択手段に相当する。
記憶部21は、サーバ2から送信されて通信部19を介して受信した撮影オーダ情報リストや放射線画像検出装置6から送信された放射線画像データを記憶したり、また撮影オーダ情報と放射線画像データとを対応付けて記憶したりする。
〈放射線画像検出装置〉
放射線画像検出装置6は、放射線画像撮影装置3から照射されて患者12を透過した放射線を検出することにより放射線画像データを取得するものであり、カセッテにフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)とも呼ばれる撮像パネルが収容されてなる可搬型のカセッテFPD装置である。
以下、図3及び図4を用いて、放射線画像検出装置6の構造について説明する。図3は、放射線画像検出装置6の斜視図である。図3に示すように、放射線画像検出装置6は、内部を保護する筐体61を備えており、カセッテとして携帯可能に構成されている。
筐体61の内部には、照射された放射線を電気信号に変換する画像データ生成部としての撮像パネル62が層を成して形成されている。この撮像パネル62における放射線の照射面側には、入射された放射線の強度に応じて発光を行う発光層(図示せず)が設けられている。
発光層は、一般にシンチレータ層と呼ばれるものであり、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力する。
この発光層の放射線が照射される側の面と反対側の面には、発光層から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う光電変換部がマトリクス状に配列された信号検出部600が形成されている。なお、1つの光電変換部から出力される信号が、放射線画像データを構成する最小単位となる1画素に相当する信号となる。
ここで、撮像パネル62の回路構成について説明する。図4は、光電変換部を二次元に配列した信号検出部600の等価回路図である。図4に示すように、光電変換部の構成は、フォトダイオード601と、フォトダイオード601で蓄積された電気エネルギーをスイッチングにより電気信号として取り出す薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)602とから構成されている。取り出された電気信号は、増幅器603により信号読み出し回路608が検出可能なレベルにまで増幅される。なお、増幅器603には、TFT602とコンデンサで構成された図示しないリセット回路が接続されており、TFT602にスイッチを入れることにより蓄積された電気信号をリセットするリセット動作が行われる。
画素を構成する光電変換部それぞれの間には、走査線Llと信号線Lrが直交するように配設されている。前述のフォトダイオード601の一端にはTFT602が接続されており、このTFT602を介して信号線Lrに接続されている。一方、フォトダイオード601の他端は、各行に配された隣接するフォトダイオード601の一端と接続されて共通のバイアス線Lbを通じてバイアス電源604に接続されている。このバイアス電源604の一端は制御部60に接続され、制御部60からの指示によりバイアス線Lbを通じてフォトダイオード601に電圧がかかる。
また各行に配されたTFT602のゲートは、共通の走査線Llに接続されており、走査線Llは、各光電変換素子にパルスを送る走査駆動回路609を介して制御部60に接続されている。同様に、各列に配されたフォトダイオード601の一端は、共通の信号線Lrに接続されて制御部60に制御される信号読み出し回路608に接続されている。信号読み出し回路608には、撮像パネル62から近い順に、増幅器603、サンプルホールド回路605、アナログマルチプレクサ606、A/D変換機607が共通の信号線Lr上に配されている。
信号読み出し時においては、走査駆動回路609が駆動してTFT602を通電状態とすることで、フォトダイオード601に蓄積された電荷が電気信号として増幅器603に送信される。この電気信号は、増幅器603により信号読み出し回路608が検出可能なレベルにまで増幅される。そして、増幅器603の電圧値はサンプルホールド回路605で一時的保持された後、アナログマルチプレクサ606に与えられる。
アナログマルチプレクサ606では、得られた電圧値をシリアルな電気信号に変換してA/D変換機607に送信し、A/D変換機607ではこの電気信号をデジタルデータに変換する。このようにして、撮像パネル62により放射線画像データが生成される。
図3に戻り、放射線画像検出装置6は、その他として画像記憶部66、電源部67、充電用端子69などを備えている。
画像記憶部66は、不揮発性メモリやフラッシュメモリなどの書き換え可能なメモリ等からなり、撮像パネル62から出力された数枚〜数十枚程度の放射線画像データを記憶することが可能である。この画像記憶部66は内蔵型のメモリでもよいし、メモリカード等の着脱可能なメモリでもよい。
電源部67は、放射線画像検出装置6を構成する複数の駆動部(制御部60、撮像パネル62、画像記憶部66など)に電力を供給する。この電源部67は、例えば予備電池671と充電自在な充電池672とで構成されており、充電用端子69を図示しないクレードルに接続することにより、充電池672を充電することが可能である。
図8乃至図10は、RIS1の動作を説明するフローチャートである。これらの図を参照しつつ、一の放射線画像検出装置6により複数の放射線画像データを生成し、この複数の放射線画像データをコンソール7に送信する一連の動作を説明する。なお、この実施形態においては、予め、医師や受付担当者がサーバ2の入力操作部29を操作することにより放射線撮影に係る複数の撮影オーダ情報が入力され、図6に示す撮影オーダ情報リストがサーバ2の撮影オーダ情報記憶部28に記憶されているものとする。また、説明の簡略化のため、以下においては一のコンソール7を取り上げて説明するが、サーバ2に接続されている他の複数のコンソールも同様の処理を行うことができる。
まず図8に示すように、放射線撮影を開始するにあたり、医師又は放射線技師等の操作者がコンソール7の入力操作部18を操作し、放射線撮影を開始する旨の情報を入力する。コンソール7の制御部14は、入力操作部18から放射線撮影を開始する旨の情報を受けると、サーバ2に撮影オーダ情報リストの要求信号を送信する(ステップS1)。
サーバ2の制御部25は、コンソール7からの要求信号を受信すると、撮影オーダ情報記憶部28に記憶された撮影オーダ情報リストをコンソール7に送信する(ステップS2)。コンソール7の制御部14は、サーバ2から撮影オーダ情報リストを受信すると、当該撮影オーダ情報リストを記憶部21に記憶する(ステップS3)。そして、今回の撮影に対応する撮影オーダ情報を入力するための入力画面171を表示部17に表示する(ステップS4)。
図7は、一の撮影オーダ情報を入力する入力画面171を表示部17に表示した例である。図7に示すように、入力画面171には、記憶部21に記憶された撮影オーダ情報リストを表示するための第1の撮影オーダ情報表示欄171aが設けられている。そして、撮影オーダ情報リストに含まれる各撮影オーダ情報は「撮影オーダID」P1、「患者ID」P2、「患者氏名」P3、「性別」P4、「年齢」P5、「診療科」P6、「撮影部位」P7、「撮影方向」P8を含んで構成されている。また入力画面171の下方には、決定ボタン171b及びキャンセルボタン171cが設けられている。
操作者は、表示部17の第1の撮影オーダ情報表示欄171aを確認しつつ入力操作部18を操作し、今回の撮影に対応する一の撮影オーダ情報が表示された項目をクリックする。ここでは、「撮影オーダID」P1が「001」である撮影オーダ情報の項目がクリックされたこととする。そして、この撮影オーダ情報の選択に間違いがなければ、続いて決定ボタン171bをクリックする。なお、撮影オーダ情報の選択を間違えた場合は、キャンセルボタン171cをクリックして、再度選択をやり直す。
コンソール7の制御部14は、入力操作部18からの入力を受けて、記憶部21に記憶された撮影オーダ情報リストの中から「撮影オーダID」P1が「001」である撮影オーダ情報を選択する(ステップS5;選択手段)。そして、選択された一の撮影オーダ情報、コンソール7の識別情報であるコンソールID及び使用する放射線画像検出装置6の識別情報であるカセッテIDとをサーバ2に送信する(ステップS6)。
サーバ2の制御部25は、コンソール7から情報を受信すると、一の撮影オーダ情報とコンソールIDとを対応付けてRAM26に記憶する(ステップS7)。そして、カセッテIDを基にして放射線画像検出装置6を送信先として設定し、RAM26に記憶された一の撮影オーダ情報とコンソールIDとを送信する(ステップS8)。
放射線画像検出装置6の制御部は、サーバ2から撮影オーダ情報とコンソールIDを受信すると、これらを記憶部に記憶する(ステップS9)。
コンソール7の制御部14は、一の撮影オーダ情報の選択が終了すると、撮影オーダ情報を追加選択するか否かを促す画面を表示部17に表示(図示せず)する。そして、入力操作部18により追加選択を行うとの入力を受けた場合は(ステップS10;Yes)、追加選択サブルーチン処理を行う(ステップS11)。
ここで、追加選択サブルーチン処理の説明をする。図10は、追加選択サブルーチン処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、入力操作部18から追加選択の入力を受けると、コンソール7の制御部14は、入力画面171を表示部17に表示する(ステップS111)。このステップにおいては、ステップS5で選択された撮影オーダ情報を表示しない、あるいは入力できないように構成されているのが好ましい。
操作者は、入力画面171を確認しつつ入力操作部18を操作し、ステップS5で選択した撮影オーダ情報とは異なる他の撮影オーダ情報の項目をクリックする。ここでは、「撮影オーダID」P1が「002」である撮影オーダ情報の項目がクリックされたこととする。
コンソール7の制御部14は、入力操作部18からの入力を受けて、「撮影オーダID」P1が「002」である撮影オーダ情報を、記憶部21に記憶された複数の撮影オーダ情報の中から追加選択する(ステップS112)。そして、サーバ2に、追加選択された他の撮影オーダ情報とコンソール7のコンソールIDとを送信する(ステップS113)。
サーバ2の制御部25は、コンソール7から他の撮影オーダ情報とコンソールIDを受信すると、当該コンソールIDに基づいてステップS7でRAM26に記憶した一の撮影オーダ情報の呼び出す。そして、この一の撮影オーダ情報と他の撮影オーダ情報とが所定の関係を有するか否かを判別する(ステップS114;判別手段)。具体的には、一の撮影オーダ情報に含まれる「患者ID」P2と他の撮影オーダ情報に含まれる「患者ID」P2とが同一であるか否か、すなわち、他の撮影オーダ情報の「患者ID」P2が「100085」であるか否かを判別する。そして、一の撮影オーダ情報と他の撮影オーダ情報は「患者ID」P2が「100085」で同一であるため(ステップS115:Yes)、他の撮影オーダ情報の追加選択を許可したとして、放射線画像検出装置6に他の撮影オーダ情報を送信する(ステップS116;許可手段)。なお、一の撮影オーダ情報と他の撮影オーダ情報の「患者ID」P2が同一でない場合は(ステップS115:No)、他の撮影オーダ情報の追加選択を許可せず、放射線画像検出装置6に他の撮影オーダ情報を送信しない。
放射線画像検出装置6の制御部は、サーバ2から他の撮影オーダ情報を受信すると、これを一の撮影オーダ情報と対応付けて記憶部に記憶する(ステップS117)。また、コンソール7の制御部14は、サーバ2から判別結果信号を受信し、判別結果を示す判別結果画面(図示せず)を表示部17に表示する(ステップS118)。そして、再度、撮影オーダ情報の追加選択がある場合は(ステップS119:Yes)、上述したステップS111〜S118を繰り返す。通常、1度の撮影フローでは、複数の撮影オーダ情報を選択し、複数の放射線撮影をまとめて実施する方が撮影の効率が良いため、ここでは、「撮影オーダID」P1が「002」及び「003」である撮影オーダ情報が追加選択され、放射線画像検出装置6の記憶部に記憶されたこととする。その他の撮影オーダ情報は、一の撮影オーダ情報と「患者ID」P2が異なるため、本実施の形態では追加選択が許可されない。
このように、撮影オーダ情報の選択が終了すると、サーバ2の制御部25は、選択された撮影オーダ情報に含まれる撮影情報を撮影操作装置4に送信し、撮影準備が完了となる。操作者は、上述した撮影準備が完了すると、選択された放射線画像検出装置6を臥位撮影台11の検出装置装着口11aに装着する。このとき、放射線画像検出装置6は撮影待機状態となる(ステップS12)。また操作者は、撮影情報に示された撮影部位が放射線画像撮影装置3に対して適切な位置となるよう、患者12の撮影部位を臥位撮影台11に置く。そして、選択された撮影オーダ情報の選択順にしたがい、コンソール7から受信した撮影情報に基づいて撮影操作装置4を制御することにより、放射線画像撮影装置3から制御情報に基づいた放射線が照射される。
放射線画像検出装置6の制御部60は、放射線画像撮影装置3から照射されて患者12を透過した放射線を検出し、上述した過程で放射線画像データを生成して画像記憶部66に記憶する(ステップS13)。これにより、画像記憶部66は一の撮影オーダ情報に対応する一撮影分の放射線画像データを記憶することになる。そして、放射線画像データが生成された生成順と撮影オーダ情報が選択された選択順とから放射線画像データと撮影オーダ情報とを対応付け(ステップS14)、この対応関係情報を記憶部に記憶する。なお、本実施の形態では、上述したように、放射線画像検出装置6に対応して三つの撮影オーダ情報が選択されているので、ステップS13、14の動作が三回繰り返され、三つの撮影オーダ情報に対応する三撮影分の放射線画像データを画像記憶部66に記憶する。この複数回の撮影を行う際には、複数の放射線撮影室をまたがって撮影することももちろん可能である。
操作者は、撮影が終了すると(ステップS15:Yes)、臥位撮影台11の検出装置装着口11aから放射線画像検出装置6を取り出し、放射線画像検出装置6の送信ボタン(図示せず)を押下する。放射線画像検出装置6の制御部60は、送信ボタンの入力を受けると、画像記憶部66に記憶された三撮影分の放射線画像データにカセッテIDを付帯させ、これらを通信部83から基地局5を介して無線通信により送信する(ステップS16)。このとき、三撮影分の放射線画像データ及びカセッテIDの送信先は、予め受信したコンソールIDを基にして決定され、ここではコンソール7が送信先として設定される。
コンソール7の制御部14は、放射線画像検出装置6から放射線画像データ、撮影オーダ情報及び対応関係情報を受信し(ステップS17)、記憶部21に記憶する。そして、対応関係情報に基づいて、放射線画像データと撮影オーダ情報とを対応付けた状態を示す確認画面(図示せず)を表示部17に表示する(ステップS18)。
操作者は、表示部17に表示された確認画面を確認し、これらの対応関係に誤りがなければ(ステップS19:Yes)、本フローは終了となる。一方、対応関係に誤りがあれば(ステップS19:No)、入力操作部18を操作して修正する(ステップS20)。本実施の形態においては、上述したように、撮影オーダ情報として同一患者のもののみが選択されており、この撮影オーダ情報に基づいて放射線撮影が行われている。このため、操作者は複数の放射線画像データをそれぞれ見分けることができる。したがって、喩え、放射線画像検出装置6で放射線画像データと撮影オーダ情報との対応付けを誤って行っていたとしても、どの放射線画像データがどの撮影オーダ情報に対応するものであるかを判断することが可能となり、正確な対応付けに修正することができる。
このように、本実施の形態においては、撮影オーダ情報を放射線画像検出装置6に送信するように構成しており、撮影オーダ情報が選択された順(送信された順)に放射線撮影を行うことができれば、撮影オーダ情報と放射線画像データとを正確に対応付けることができる。しかし、放射線画像検出装置6の特性を最大限に生かして一度に多数の放射線撮影を行う場合、操作者は多数ある撮影オーダ情報の選択順を正確に覚えておくことは困難であり、撮影オーダ情報の順番と放射線撮影の順番とを誤ってしまう可能性が高い。一方、放射線画像検出装置6に撮影オーダ情報を表示するための表示部を設け、当該表示部に表示された撮影オーダ情報を確認しながら放射線撮影を行う構成にすると、操作者は上述したような撮影オーダ情報を覚える必要がなくなる。しかし、この構成では、放射線画像検出装置6に表示部を設けなければならず、装置自体が高価になってしまうとともに破損しやすくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、複数撮影分の放射線画像データにそれぞれ対応する複数の撮影オーダ情報を選択するにあたり、放射線画像検出装置6は、一の撮影オーダ情報の「患者ID」P2と他の撮影オーダ情報の「患者ID」P2とが同一であるか否かを判別し、同一である他の撮影オーダ情報のみに追加選択の許可を与える構成としている。
通常、同一患者を複数回撮影する場合では、1撮影フロー中に同一部位や類似する部位を重複して撮影する可能性は低いため、一の放射線画像検出装置6により同一患者を複数回撮影し、生成された複数撮影分の放射線画像データを同時に記憶させたとしても、操作者は容易に放射線画像データを見分けることができる。したがって、喩え、放射線画像検出装置6で放射線画像データと撮影オーダ情報との対応付けを誤って行ったとしても、操作者はその誤った対応付けに容易に気づくことができ、これを正確に修正することができるので、放射線画像データの取り違えを防止することが可能となる。また、放射線画像検出装置6に表示部を設ける必要もなくなり、安価で破損しにくい装置の提供が可能となる。
また、一の撮影オーダ情報の「患者ID」P2と他の撮影オーダ情報の「患者ID」P2とが同一であるか否かをサーバ2が判断する構成としたので、複数設けられたコンソール7や放射線画像検出装置6のそれぞれに当該判断をするための機構を導入する必要がない。このため、システム構成が簡素化するとともに既存のシステムに導入し易く、システム自体を安価に構成することが可能となる。
また、追加で撮影オーダ情報を選択するときに、医師自身がどの撮影オーダ情報を選択すれば放射線画像データを見分けることができるのかをわざわざ判断する必要がなくなるので、作業効率が向上する。
なお、上述した実施の形態では、ステップS5で一の撮影オーダ情報を選択するにあたり、操作者がコンソール7の入力操作部18を操作して1つの撮影オーダ情報を入力し、制御部14はこの入力操作部18から入力された1つの撮影オーダ情報を一の撮影オーダ情報として選択してサーバ2に送信するようにした。また、撮影オーダ情報を追加選択するときは、前記一の撮影オーダ情報をサーバ2に送信した後、ステップS11において、制御部14は別途、入力操作部18から追加選択する撮影オーダ情報の入力を受け、この撮影オーダ情報をサーバ2に送信するようにした。しかし、本発明はこの構成に限られることなく、一の撮影オーダ情報と追加選択する撮影オーダ情報とを入力操作部18により同時に入力し、これらをまとめてサーバ2に送信する構成にしても良い。
具体的には、例えば一の撮影オーダ情報を入力する段階で、操作者が入力操作部18を操作して複数の撮影オーダ情報をまとめて入力した場合には、コンソール7の制御部14は最初に入力を受けた撮影オーダ情報を一の撮影オーダ情報として選択する。その後、コンソール7の制御部14は入力操作部18により入力を受けた全ての撮影オーダ情報をサーバ2に送信し、サーバ2の制御部25は、コンソール7により選択された一の撮影オーダ情報と、受信した全ての撮影オーダ情報うち前記一の撮影オーダ情報を除く他の撮影オーダ情報と、が所定の関係を有するか否かを判別するように構成しても良い。また、入力操作部18により複数の撮影オーダ情報の入力を受けた段階では一の撮影オーダ情報を選択せず、例えば、複数の撮影オーダ情報をまとめてサーバ2に送信するときに、最初に送信された撮影オーダ情報を一の撮影オーダ情報として選択するように構成しても良い。そして、サーバ2の制御部25は、一の撮影オーダ情報及び所定の関係を有すると判別された撮影オーダ情報を放射線画像検出装置6に送信するとともに、所定の関係を有さないと判断された撮影オーダ情報をコンソール7に通知し、コンソール7の表示部17に判別結果画面を表示する。
また、上述の説明では、選択された一の撮影オーダ情報と所定の関係を有する撮影オーダ情報として、選択された一の撮影オーダ情報の「患者ID」P2と同一の「患者ID」P2を有するものとして設定したが、もちろんこれに限られるものではない。例えば、選択された一の撮影オーダ情報と所定の関係を有するものとして、選択された一の撮影オーダ情報に含まれる「撮影部位」P7と異なる「撮影部位」P7を有する撮影オーダ情報と設定したり、「撮影部位」P7及び「撮影方向」P8のうち少なくとも一方が異なる「撮影部位」P7及び「撮影方向」P8を有する撮影オーダ情報と設定したりしても良い。
このように設定することで、異なる患者を撮影した複数の放射線画像データを一の放射線画像検出装置6に同時に記憶させたとしても、操作者はどの放射線画像データがどの撮影オーダ情報に対応するものか見分けることが可能である。したがって、1度の撮影フローで複数の患者をまたがって放射線撮影を実施することが可能となり、撮影効率が一層向上する。一方、例えば、乳房部位の上下方向(CCともいう)のL、Rを撮影する場合には、「撮影方向」P8が異なったとしてもそれらの放射線画像データの見分けがつかない。この乳房部位のCC−L、CC−Rのように放射線画像データの見分けがつかない場合は、同時に選択することを禁止する。このように、本発明における所定の関係を有するとは、操作者が放射線画像データを見分けることができる範囲で、個々の作業形態に応じて適宜設定することが可能である。
また、追加で撮影オーダ情報を選択する際には、ステップ11の追加選択サブルーチンで説明したように、コンソール7の入力操作部18により入力を受けた撮影オーダ情報を一つずつ判別するように構成した。しかし、上述したように、1度の撮影フローでは、複数の撮影オーダ情報を選択し、複数の放射線撮影をまとめて実施する方が撮影の効率が良い。このため、サーバ2は一の撮影オーダ情報を受信すると、当該一の撮影オーダ情報とサーバ2に記憶された複数の撮影オーダ情報のそれぞれとを自動的にまとめて判別するようにしても構わない。このように構成することで、医師は自ら撮影オーダ情報を追加で選択する必要がなくなるため作業効率が向上するともに、1度の撮影フローで撮影可能な全ての撮影オーダ情報が自動的に選択され、撮影オーダ情報の選択漏れを防止することが可能となる。
本発明に係るRISにおける一実施形態の概略構成を示す図である。 コンソールの要部構成を示すブロック図である。 放射線画像検出装置の斜視図である。 光電変換部を二次元に配列した信号検出部の等価回路図である。 サーバの要部構成を示すブロック図である。 撮影オーダ情報リストの一例を示す図である。 一の撮影オーダ情報を入力する入力画面を表示部に表示した例である。 RISの動作を説明するフローチャートである。 RISの動作を説明するフローチャートである。 追加選択サブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 RIS
2 サーバ
6 放射線画像検出装置
7 コンソール
14、25 制御部
15、26 RAM
16、27 ROM
17 表示部
18 入力操作部
21 記憶部
28 撮影オーダ情報記憶部

Claims (8)

  1. 被写体を透過した放射線を検出することにより放射線画像データを生成する放射線画像検出装置と、
    放射線撮影に係る撮影オーダ情報を選択する制御装置と、
    該制御装置により選択された撮影オーダ情報を含む少なくとも二以上の撮影オーダ情報を前記放射線画像検出装置に送信する管理装置と、が通信可能に接続され、
    前記管理装置から送信された少なくとも二以上の撮影オーダ情報に基づいて放射線撮影が実行される際に、前記放射線画像検出装置により前記二以上の撮影オーダ情報に対応する放射線画像データを生成及び記憶可能な放射線画像撮影システムであって、
    前記制御装置は、
    前記二以上の撮影オーダ情報を選択するにあたり、複数の撮影オーダ情報の中から少なくとも一の撮影オーダ情報を選択する選択手段と、
    該選択手段により選択された一の撮影オーダ情報を前記管理装置に送信する第1の送信部と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記第1の送信部により送信された一の撮影オーダ情報を受信する受信部と、
    該受信部により受信した一の撮影オーダ情報と、当該一の撮影オーダ情報とは異なる他の撮影オーダ情報と、が所定の関係を有するか否かを判別する判別手段と、
    該判別手段により所定の関係を有すると判別された他の撮影オーダ情報のみに追加選択の許可を与える許可手段と、
    前記一の撮影オーダ情報と前記許可手段によって追加選択の許可が与えられた他の撮影オーダ情報とを前記放射線画像検出装置に送信する第2の送信部と、
    を備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記判別手段は、前記受信部により一の撮影オーダ情報を受信すると、当該一の撮影オーダ情報と予め記憶された複数の撮影オーダ情報のそれぞれと、が所定の関係を有するか否かを自動的に判別することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記判別手段は、撮影オーダ情報に含まれる撮影部位、撮影方向のうち少なくとも一方に基づいて所定の関係を有するか否かを判別することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記判別手段は、撮影オーダ情報に含まれる患者情報に基づいて所定の関係を有するか否かを判別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 放射線撮影に係る少なくとも一の撮影オーダ情報を選択する制御装置と、前記一の撮影オーダ情報を含む少なくとも二以上の撮影オーダ情報を受信し、当該二以上の撮影オーダ情報に対応する放射線画像データの生成及び記憶が可能な放射線画像検出装置と、通信可能に接続される管理装置であって、
    前記二以上の撮影オーダ情報を選択するにあたり、前記制御装置により選択された一の撮影オーダ情報を受信する受信部と、
    該受信部により受信した一の撮影オーダ情報と、当該一の撮影オーダ情報とは異なる他の撮影オーダ情報と、が所定の関係を有するか否かを判別する判別手段と、
    該判別手段により所定の関係を有すると判別された他の撮影オーダ情報のみに追加選択の許可を与える許可手段と、
    前記一の撮影オーダ情報と前記許可手段により追加選択の許可が与えられた撮影オーダ情報とを前記放射線画像検出装置に送信する撮影オーダ情報送信部と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  6. 前記判別手段は、前記受信部により一の撮影オーダ情報を受信すると、当該一の撮影オーダ情報と予め記憶された複数の撮影オーダ情報のそれぞれと、が所定の関係を有するか否かを自動的に判別することを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記判別手段は、撮影オーダ情報に含まれる撮影部位、撮影方向のうち少なくとも一方に基づいて所定の関係を有するか否かを判別することを特徴とする請求項5または6に記載の管理装置。
  8. 前記判別手段は、撮影オーダ情報に含まれる患者情報に基づいて所定の関係を有するか否かを判別することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の管理装置。
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