JP2010110433A - 放射線撮影システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の検査にまたがってX線撮影を行う際に、X線撮影ユニットの切替え回数を減らして、効率的な検査を実施できるようにする。
【解決手段】 X線を使用した撮影を行う複数のX線撮影ユニット(カセッテ116−A及び116−B)を用いて、被写体1000の撮影を行う際に、X線撮影制御部111では、複数の撮影オーダからなる検査情報を取得し、取得した検査情報の内容に基づいて撮影オーダごとに1つのX線撮影ユニットを対応付けて検査情報を保持する。そして、X線撮影制御部111は、複数のX線撮影ユニットのうち、撮影可能な状態の1つのX線撮影ユニット(カセッテ116−A)の情報をステータスとして取得し、取得したステータスに応じて、保持されている検査情報の撮影オーダにおける撮影順序を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線を使用した撮影を行う複数の放射線撮影ユニットを用いて、被写体の撮影を行う放射線撮影システム及びその制御方法に関する。なお、本明細書では、X線、γ線などの電磁波やα線、β線も放射線に含めるものとする。
従来、医療分野における放射線画像、特に、X線を使用したX線画像の撮影では、被写体にX線を照射し、透過したX線の強度を検出することにより、X線画像の撮影が可能である。近年では、透過したX線を電気信号に変換してデジタルデータとしてX線画像を得るX線撮影システムが多く用いられるようになっている。
一般に、病院内では、ネットワークが構築されており、このネットワークに各種の医療装置が接続され、病院情報システム(HIS)、放射線情報システム(RIS)、医用画像サーバ等と連携している。
X線撮影システム(X線撮影装置)は、X線を放射するX線発生部、X線を検出してX線画像を形成するX線撮影部、これらを制御する制御部、操作者からの入力を受け付ける入力部、検査情報及び撮影画像情報を表示する表示部を有して構成される。
ここで、X線撮影部としては、立位専用、臥位専用などの撮影姿勢に応じたタイプのものや、持ち運びのできるカセッテタイプのものがある。一般的には、撮影部位や患者の状態に応じてこれらのX線撮影部は使い分けられている。
通常、X線撮影システム(X線撮影装置)では、RISからの検査依頼に応じて撮影が行われる。X線撮影システムはRISから検査情報を取得する。この検査情報には、例えば、患者のID、氏名などの患者情報とともに、撮影部位、撮影姿勢、撮影方向などの撮影オーダの情報が複数含まれる。そして、X線画像システムでは、各撮影オーダの情報をもとに撮影に使用するX線撮影部を割り当てる。
そして、この場合、RISからの検査依頼に係る検査情報に基づいて検査を実施すると、異なるX線撮影部に割り当てられた撮影が連続する場合が考えられる。この場合、操作者は、その都度、X線撮影部の切替え、患者の移動、X線撮影部のセッティング等の撮影準備をやり直さなければならず非常に面倒である上、被写体が高齢者や体を自由に動かすことのできない患者である場合には移動が大きな負担となっていた。そして、この場合、操作者が検査依頼を確認し、予め撮影順序を変更して検査を開始することで患者の負担を減らせるが、撮影順序の変更に手間がかかり、患者を待たせてしまうことが懸念される。
これに対して、従来、X線撮影部の切替え回数を最小にするように撮影オーダを並び替える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1の方法は、同一のX線撮影部で連続撮影でき、かつ事前に登録したX線撮影部の使用順序でX線撮影部を切替えるようにして、患者の撮影を行うようにしたものである。例えば、一般撮影室で、立位、臥位、カセッテの順で使用順序を登録したとすると、操作者は、一般撮影室に一人目の患者を招きいれ、立位、臥位、カセッテの順序で誘導すればよい。2人目以降の患者についても同様の手順で撮影を行って、X線撮影部の切替え回数が少ないスムーズな検査を実施できる。この方法は、一般撮影室での撮影ワークフローを確立でき、大きな効果がある。
特開2003−290200号公報
近年では、移動可能な放射線撮影装置(以下、「モバイル放射線撮影装置」と称する)を使用して、例えば一般病棟の病室などX線撮影室以外の場所での撮影も行われている。また、病室の他にも、手術室、救急救命室、集中治療室などで上記のモバイル放射線撮影装置が用いられるようになっている。
一般に、モバイル放射線撮影装置では、可搬性に優れたカセッテタイプの放射線撮影部(X線撮影部)が用いられる。このモバイル放射線撮影装置では、内部のバッテリで駆動するため、バッテリ持ちの問題から接続可能なX線撮影部は1台である。例えば、X線撮影部として、大判タイプと高解像度タイプのように複数のカセッテを必要とする検査を実施する際には、それぞれのカセッテが接続されたモバイル放射線撮影装置を患者の元へ運んで撮影を行わなければならなかった。
このような問題に対して、モバイル放射線撮影装置とカセッテとの接続部が着脱可能なモバイル放射線撮影システムが提案されている。この場合、複数タイプのX線撮影部が接続可能なため、1台のモバイル放射線撮影装置で上記の様な撮影が実施できるというメリットがある。このモバイル放射線撮影システムでは、2人目の患者の検査の開始時に接続されているカセッテは、1人目の患者の検査の最後に使用されたカセッテとなっている。
この場合、特許文献1の方法においては、このカセッテは、予め登録された優先順位が低いカセッテであることが大半である。一方で、特許文献1の方法においては、2人目の患者の撮影順序は優先順位に従って変更されるため、2人目の患者の最初(1件目)の撮影に用いるカセッテは優先順位が高いものとなる。従って、特許文献1の方法では、多くの検査において、1件目を撮影するために、カセッテの交換等の作業が必要となってしまう。このカセッテの交換等の作業は、画面の操作やコネクタの抜き差し等の作業が伴い、操作者にとって手間のかかる作業である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の検査にまたがって放射線撮影を行う際に、放射線撮影ユニットの切替え回数を減らして、効率的な検査を実施することを実現する放射線撮影システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影システムは、放射線を使用した撮影を行う複数の放射線撮影ユニットを用いて、被写体の撮影を行う放射線撮影システムであって、複数の撮影オーダからなる検査情報を取得する検査情報取得手段と、前記検査情報取得手段で取得した検査情報の内容に基づいて前記撮影オーダごとに1つの前記放射線撮影ユニットを対応付けて前記検査情報を保持する保持手段と、前記複数の放射線撮影ユニットのうち、撮影可能な状態の1つの放射線撮影ユニットの情報をステータスとして取得するステータス取得手段と、前記ステータス取得手段で取得したステータスに応じて、前記保持手段により保持されている検査情報の前記撮影オーダにおける撮影順序を変更する撮影順序変更手段とを有する。
本発明の放射線撮影システムの制御方法は、放射線を使用した撮影を行う複数の放射線撮影ユニットを用いて、被写体の撮影を行う放射線撮影システムの制御方法であって、複数の撮影オーダからなる検査情報を取得する検査情報取得ステップと、前記検査情報取得ステップで取得した検査情報の内容に基づいて前記撮影オーダごとに1つの前記放射線撮影ユニットを対応付けて前記検査情報を保持する保持ステップと、前記複数の放射線撮影ユニットのうち、撮影可能な状態の1つの放射線撮影ユニットの情報をステータスとして取得するステータス取得ステップと、前記ステータス取得ステップで取得したステータスに応じて、前記保持ステップにより保持されている検査情報の前記撮影オーダにおける撮影順序を変更する撮影順序変更ステップとを有する。
本発明によれば、複数の検査にまたがって放射線撮影を行う際に、放射線撮影ユニットの切替え回数を減らして、効率的な検査を実施することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)について説明する。なお、以下に示す説明においては、放射線としてX線を適用した例を示すが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、放射線として、γ線などの電磁波やα線、β線なども含まれるものとして記載する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)100の概略構成の一例を示す模式図である。
X線撮影システム100は、X線撮影装置(放射線撮影装置)110と、ネットワーク120と、放射線部門内情報システム(RIS)130と、画像サーバ(PACS)140と、院内情報システム(HIS)150を有して構成されている。
X線撮影装置110は、移動可能な放射線撮影装置、いわゆる、モバイル放射線撮影装置である。このX線撮影装置110は、X線撮影制御部(放射線撮影制御部)111、モニタ112、キーボード113、X線発生部(放射線発生部)114、及び、X線発生制御部(放射線発生制御部)115を有して構成されている。さらに、X線撮影装置110は、カセッテ116−A及び116−B、データケーブル117及びコネクタ118、並びに、ネットワークソケット119を有している。
まず、X線撮影制御部111について説明する。
X線撮影制御部111は、X線撮影装置110の動作を統括的に制御するものである。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線撮影制御部(放射線撮影制御部)111の内部のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、X線撮影制御部111は、CPU201、RAM202、ROM203、外部メモリ204、通信I/F部205、及び、バスを有して構成されている。
CPU201は、当該X線撮影制御部111における動作を統括的に制御するものであり、バスを介して、図2に示す各構成部(202〜205)を制御する。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して、ROM203から必要なプログラム2031等をRAM202にロードし、当該プログラム2031等を実行することで各種の機能動作を実現する。
ROM203には、CPU201が処理を実行するために必要なプログラム2031等が記憶されている。なお、プログラム2031は、外部メモリ204に記憶されていてもよい。
外部メモリ204には、例えば、CPU201がプログラム2031等を用いた処理を行う際に必要な各種のデータや各種の情報等が記憶されている。また、外部メモリ204には、例えば、CPU201がプログラム2031等を用いた処理を行うことにより得られた各種のデータや各種の情報等が記憶される。
通信I/F部205は、外部との通信を司るものである。バスは、CPU201と、RAM202、ROM203、外部メモリ204及び通信I/F部205を通信可能に接続するためのものである。
ここで、再び、図1の説明に戻る。
モニタ112は、撮影したX線画像(放射線画像)や、各種の情報を表示する表示部を構成する。本実施形態では、モニタ112は、タッチパネルモニタとなっており、このモニタ112とキーボード113から操作者からの入力情報を受け付ける。
X線発生部114は、X線を発生させるX線管球を具備し、被写体である患者1000にX線を照射する。X線発生制御部115は、X線撮影制御部111からの指示に基づきX線発生部114を制御して、X線発生部114から発生させるX線の制御を行う。
カセッテ116は、被写体である患者1000を透過したX線に基づく患者1000のX線画像の撮影を行うX線撮影部(放射線撮影部)を構成するものであり、図1に示す例では、カセッテ116−A及びカセッテ116−Bの2つのカセッテが示されている。本実施形態においては、カセッテ116−Aが大判タイプのカセッテであり、カセッテ116−Bが高解像度タイプのカセッテである。
大判タイプのカセッテ116−Aは、撮影可能サイズが、高解像度タイプのカセッテ116−Bよりも大きく、主に、患者1000の胸部及び腹部の撮影に用いられる。高解像度タイプのカセッテ116−Bは、大判タイプのカセッテ116−Aよりも撮影可能な撮影領域は狭いが、高解像度のX線画像を得ることができる。特に、この高解像度タイプのカセッテ116−Bは、患者1000が小児である場合、その胸部の撮影の際に用いれば、高解像度のX線画像が診断に大変有効である。
各カセッテ116は、電源、画像転送及び制御信号用のデータケーブル117及びコネクタ(接続部)118を介して、X線撮影制御部111と接続される。本実施形態では、X線撮影制御部111に接続可能なカセッテ116は1つであり、図1に示す例では、カセッテ116−Aが、接続部であるコネクタ118、及びデータケーブル117を介して接続された例を示している。また、X線撮影制御部111に接続していないカセッテ116−Bは、X線撮影装置110の内部に収納されている。即ち、本実施形態のX線撮影装置110は、カセッテ116の着脱が可能に構成されている。なお、図1は、一例であり、例えば、カセッテ116−Bがコネクタ118及びデータケーブル117を介して接続され、カセッテ116−AがX線撮影装置110の内部に収納されている態様であってもよい。
第1の実施形態では、各カセッテ116と、データケーブル117及びコネクタ118とを含む構成をX線撮影ユニット(放射線撮影ユニット)と称する。即ち、図1のX線撮影システム100では、カセッテ116−Aとデータケーブル117及びコネクタ118とを含むX線撮影ユニットと、カセッテ116−Bとデータケーブル117及びコネクタ118とを含むX線撮影ユニットの2つが構成され得る。なお、図1に示す例では、2つのX線撮影ユニットが構成され得る例を示しているが、更に他のカセッテを用意して3つ以上の複数のX線撮影ユニットを構成する態様も本実施形態に適用可能である。
また、X線撮影制御部111は、接続されている撮影可能な状態のX線撮影ユニット(本例では、カセッテ116)の情報をX線撮影システム100のステータスとして、例えば外部メモリ204に保持している。また、X線撮影制御部111には、あらかじめ、接続されるカセッテ116のカセッテ情報が例えば外部メモリ204に登録されている。このカセッテ情報には、シリアル番号、蛍光体の種類、撮影サイズ、解像度等の情報が含まれる。
また、X線撮影制御部111は、ネットワークソケット119及びネットワーク120を介して、RIS130、PACS140及びHIS150と接続する。また、X線撮影制御部111は、RIS130から検査情報を受信して、これを例えば外部メモリ204に保持し、操作者からの入力に従って、コネクタ118に接続されたカセッテ116及びX線発生制御部115を制御する。
次に、病室の回診検査を例に、モバイル放射線撮影装置であるX線撮影装置110の動作について説明する。
まず、X線撮影装置110は、ネットワーク120に接続されたRIS130から実施する検査の検査情報を取得する。この検査情報には、複数の撮影オーダが含まれており、撮影オーダごとに、検査ID、患者ID、撮影部位、撮影方向、撮影サイズ、解像度等の情報が含まれる。そして、X線撮影制御部111は、これらの情報(検査情報)の内容に基づいて、適切な1つのX線撮影ユニットを撮影オーダに対応づけ、検査情報管理テーブルとして例えば外部メモリ204に保存する。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線撮影装置(放射線撮影装置)110で取得した検査情報に基づく検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。
この検査情報管理テーブルには、撮影オーダごとに、検査ID、患者ID、撮影部位、撮影方向、撮影サイズ、解像度等の検査情報、撮影オーダに対応づけられたX線撮影ユニットの情報、及び、撮影状況の情報が示されている。
具体的に、図3に示す例では、検査情報のうちの撮影サイズ及び解像度の情報を考慮して、カセッテ情報に含まれる撮影サイズ及び解像度の情報を参照することにより、撮影オーダごとに、X線撮影ユニットを対応させた例が示されている。より詳細に、図3に示す例では、解像度が高解像度である場合には、X線撮影ユニットとして、高解像度タイプのカセッテ116−Bに係るユニットが設定されている。また、撮影サイズが大きい17×17の場合には、大判タイプのカセッテ116−Aに係るX線撮影ユニットが設定され、撮影サイズが11×14、14×14の場合には、高解像度タイプのカセッテ116−Bに係るX線撮影ユニットが設定されている。また、図3に示す検査情報管理テーブルでは、現時点では、各撮影オーダにおける撮影が行われていないため、撮影状況の情報が未撮影となっている。
検査情報を取得し、回診撮影に出発する準備が整ったら、操作者は、モバイル放射線撮影装置であるX線撮影装置110をネットワーク120から切断し、検査を実施する患者1000のいる病室へと移動する。
図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すモニタ112に検査を行う際に表示される検査選択画面の一例を示す模式図である。RIS130から取得した検査情報は、検査単位で予約検査リスト403に表示される。予約検査リスト403の中から、1つの検査が選択されると、選択された予約検査リスト403の検査の検査ID、患者ID、患者名、性別、生年月日等の患者情報が検査・患者情報表示欄401に表示される。ここで、この患者情報は、検査情報管理テーブルに反映されない情報も含まれるが、検査情報の一部として予め取得された情報である。また、検査選択画面には、メッセージ表示欄402も設けられている。
そして、図4に示す検査選択画面に表示される予約検査リスト403の中から操作者が実施する検査を選択してOKボタン404を押下すると、X線撮影装置110は、検査に基づくX線撮影処理を開始する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すモニタ112に表示される検査中の撮影画面の一例を示す模式図である。
図5に示す撮影画面には、図4に示す検査選択画面で選択された検査の検査ID、患者ID、患者名、性別、生年月日等の検査・患者情報が検査・患者情報表示欄501に表示される。また、撮影方法ボタン表示欄510には、図3に示す検査管理テーブルの撮影部位及び撮影方向の情報に基づいて、予約された撮影オーダの撮影順序の通りに、それぞれの撮影部位及び撮影方向に基づく撮影方法に対応する撮影方法ボタン511が並んで表示される。
また、図5に示す撮影画面には、必要に応じて、メッセージがメッセージ表示欄502に表示され、撮影条件が撮影条件表示欄503に表示され、患者1000の撮影画像が撮影画像表示欄504に表示される。また、図5に示す撮影画面には、カセッテ116の交換時に操作される切断ボタン505及び接続ボタン506が設けられている。また、図5に示す撮影画面には、接続されているカセッテ116を示すカセッテ表示欄507が表示され、検査終了ボタン508が設けられている。
ここで、操作者が、図1に示すように、大判タイプのカセッテ116−Aをコネクタ118に接続したとする。操作者が、カセッテ116−Aをコネクタ118に接続して電源を入れ、図5の撮影画面の接続ボタン506を押下すると、X線撮影制御部111は、カセッテ116−Aの接続を検知し、外部メモリ204から、カセッテ116−Aに係るカセッテ情報を取得する。
接続したカセッテ116−Aが正しく認識されると、X線撮影制御部111は、カセッテ116−Aの接続をステータスに反映する。ステータスが更新されると、X線撮影制御部111は、現在のステータスで撮影可能な撮影オーダを、検査情報管理テーブルから検索する。そして、X線撮影制御部111は、該当した撮影オーダを、検査情報管理テーブルの先頭へと繰り上げて、撮影順序の変更を行う。この様子を図6を用いて説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。なお、図6には、図3に示す検査情報管理テーブルのうち、1人目の患者(患者ID:101010)についてのみ示している。
図6に示すように、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルでは、接続されたカセッテ116−Aに係るX線撮影ユニットAの撮影オーダが、検査情報管理テーブルの先頭へと繰り上げられている。即ち、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルでは、各X線撮影ユニットにおける撮影オーダが連続するように、撮影順序が変更されている。
また、検査情報管理テーブルの撮影順序が変更されると、それに従って、図5に示す撮影方法ボタン表示欄510の表示が更新される。
図7は、本発明の第1の実施形態を示し、図5に示す撮影画面の更新後の一例を示す模式図である。
図7に示すように、接続したカセッテ116−Aを示す情報がカセッテ表示欄507に表示され、また、変更された検査情報管理テーブルの撮影オーダの撮影順序が、撮影方法ボタン表示欄510に反映されている。また、この撮影方法ボタン表示欄510では、有効なX線撮影ユニット(カセッテ116−A)で撮影可能な撮影方法ボタンは、撮影不可能な撮影方法ボタンと区別して表示される。具体的に、図7に示す例では、撮影可能な撮影方法ボタンが太枠で示され、撮影不可能な撮影方法ボタンと区別して表示されている。
図7に示す例では、X線撮影システム100は撮影可能状態に遷移しており、撮影順序が1番目の撮影方法ボタン511が押下された様子を示している。この際、操作者は、患者1000の撮影部位を確認して撮影のセッティングを行っており、また、撮影部位に対して設定されたX線発生部114に係る撮影条件が撮影条件表示欄503に表示され、当該撮影条件の情報がX線発生制御部115に送信される。ここで、X線発生部114に係る撮影条件としては、X線管球の管電圧及び管電流、X線の照射時間等である。
以上のセッティングが完了し、操作者がX線曝射スイッチ(不図示)を押下すると、X線撮影制御部111は、患者1000のX線画像を撮影処理を行う。そして、撮影されたX線画像は、撮影画像表示欄504に表示される。同様の手順で、2枚目以降のX線画像の撮影が行われる。
その後、カセッテ116−Aでの撮影が全て終了すると、撮影画面は、撮影方法ボタン511が押下されていない状態となり、例えば、「カセッテを交換してください」のように、カセッテの交換を促すメッセージがメッセージ表示欄502に表示される。
その後、着脱可能なカセッテの交換時に、操作者から撮影画面の切断ボタン505が押下されると、X線撮影制御部111は、切断処理を開始する。そして、操作者は、カセッテ116−A側の電源をOFFにし、コネクタ118からカセッテ116−Aを切り離して、X線撮影装置110のカセッテ収納部に収納する。このとき、X線撮影制御部111は、カセッテとの接続が切断されたことを検知し、ステータスを更新する。
その後、操作者が、高解像度タイプのカセッテ116−Bをコネクタ118に接続して電源をONし、接続ボタン506を押下すると、X線撮影制御部111は、その接続を検知し、外部メモリ204から、カセッテ116−Bに係るカセッテ情報を取得する。この処理は、上述した大判タイプのカセッテ116−Aを接続した場合と同様である。そして、接続したカセッテ116−Bが正しく認識されると、X線撮影制御部111は、カセッテ116−Bの接続をステータスに反映し、X線撮影システム100のステータスが更新される。
続いて、X線撮影制御部111は、検査情報管理テーブルから、現在のステータス(即ち、現在のX線撮影ユニット(カセッテ116))で撮影可能な未撮影オーダを検索する。そして、X線撮影制御部111は、該当する未撮影オーダを、検査情報管理テーブルの未撮影オーダの先頭へと繰り上げて、撮影順序の変更を行う。
図8は、本発明の第1の実施形態を示し、変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。
上述した処理によって、大判タイプのカセッテ116−Aの接続時に順序変更された検査情報管理テーブル(図6)は、図8に示すように変更される。また、検査情報管理テーブルの撮影順序が変更されると、それに従って、撮影方法ボタン表示欄510の表示が更新され、撮影可能状態へと遷移する。図8に示す例では、未撮影オーダのX線撮影ユニットがX線撮影ユニットBしか存在していないため、図6に対して撮影順序の変更は特にされずに、撮影状況のみが変更されている。
そして、操作者は、撮影画面上の撮影方法ボタン表示欄510の撮影順序に従って、カセッテ116−Bでの撮影を実施する。そして、全ての撮影を終えると、操作者は、撮影画面に表示された検査終了ボタン508を押下して1人目の患者1000の検査を終了する。
次に、2人目の患者1000の検査に移る。この場合、操作者は、モバイル放射線撮影装置であるX線撮影装置110を次の患者1000の元へ移動し、図4に示す検査選択画面の予約検査リスト403から検査を選択し、当該2人目の患者1000の検査を開始する。このときには、1人目の患者1000の最後の撮影に用いた高解像度タイプのカセッテ116−BがX線撮影装置110に接続されている。従って、X線撮影制御部111が検査開始時に取得するステータスは、前の検査終了時と同じステータスである。このステータスに基づくため、検査管理テーブルは、高感度タイプのカセッテ116−Bでの撮影オーダが優先された撮影順序変更処理が実施される。そして、操作者は、変更された検査管理テーブルの撮影順序に従い、検査を実施する。
そして、予定された全ての患者1000の検査を終えると、操作者は、放射線科に戻り、モバイル放射線撮影装置であるX線撮影装置110をネットワーク120に接続する。そして、X線撮影装置110がネットワーク120に接続されると、X線撮影制御部111は、撮影したX線画像(撮影画像)をPACS140へと転送して、回診撮影を終了する。
次に、回診撮影の処理手順についてフローチャートを用いて説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)100によるX線撮影方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図9に示すフローチャートは、複数の患者1000の検査開始から終了までの一連の動作が示されている。
まず、ステップS101において、X線撮影制御部111のCPU201は、RIS130から、複数の撮影オーダからなる検査情報を取得する(検査情報取得ステップ)。そして、X線撮影制御部111のCPU201は、取得した検査情報の内容に基づいて撮影オーダごとに1つのX線撮影ユニットを対応付けて検査情報を検査情報管理テーブルとして保持する(保持ステップ)。
続いて、ステップS102において、X線撮影制御部111のCPU201は、図4に示す検査選択画面をモニタ112に表示し、操作者に、予約検査リスト403の中から検査を選択させ、選択された検査を開始する。
検査を開始すると、まず、ステップS103において、X線撮影制御部111のCPU201は、現在接続されているX線撮影ユニット(カセッテ116)の認識(検知)を行って、当該X線撮影ユニットの情報をステータスとして取得し、更新する。即ち、X線撮影制御部111のCPU201は、複数のX線撮影ユニットのうち、現在、撮影可能な状態の1つのX線撮影ユニットの情報をステータスとして取得し(ステータス取得ステップ)、更新を行う。本例では、大判タイプのカセッテ116−Aが接続されたものとする。
続いて、ステップS104において、X線撮影制御部111のCPU201は、現在のステータス(即ち、現在接続されているX線撮影ユニット(カセッテ116))で撮影可能な未撮影オーダを検査情報管理テーブルから検索する。
続いて、ステップS105において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS104の検索の結果、現在のステータスで撮影可能な未撮影オーダがあるか否かを判断する。
ステップS105の判断の結果、現在のステータスで撮影可能な未撮影オーダがある場合には、ステップS106に進む。ステップS106に進むと、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS103で取得したステータスに応じて、検査情報管理テーブルの撮影オーダにおける撮影順序を変更する(撮影順序変更ステップ)。より具体的に、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS104で検索した未撮影オーダが優先されるように、検査情報管理テーブルの撮影オーダの撮影順序を変更する処理を行う。本例では、現在、大判タイプのカセッテ116−Aが接続されているため、例えば、図3に示す検査情報管理テーブルから図6に示す検査情報管理テーブルのように、撮影順序の変更が行われる。
続いて、ステップS107において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS107で変更した撮影順序に基づいて、モニタ112に表示している撮影画面の更新処理を行い、操作者に撮影順序を示す。即ち、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS107で撮影オーダの撮影順序が変更された検査情報をモニタ112に表示する(表示ステップ)。本例では、例えば、図5に示す撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510の撮影方法ボタンから、図7に示す撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510の撮影方法ボタンのように、撮影順序の変更に基づくモニタ表示の更新処理が行われる。具体的に、図7に示す撮影方法ボタン表示欄510のように、「胸部正面」、「胸部側面」、「骨盤正面」、「腹部正面」のように、変更された撮影順序に従って撮影方法ボタン511を表示することで、操作者は検査対象の患者の撮影順序を把握することができる。
一方、ステップS105の判断の結果、現在のステータスで撮影可能な未撮影オーダがない場合には、ステップS108に進む。ステップS108に進むと、X線撮影制御部111のCPU201は、検査情報管理テーブルに未撮影オーダがあるか否かを判断する。この判断の結果、検査情報管理テーブルに未撮影オーダがない場合には、ステップS112に進む。
一方、ステップS108の判断の結果、検査情報管理テーブルに未撮影オーダがある場合には、ステップS109に進む。ステップS109に進むと、X線撮影制御部111のCPU201は、例えばモニタ112にステータスの変更指示に係る表示を行って、操作者にステータスの変更指示を行う。ここで言うステータスの変更指示とは、カセッテ116を切替えてステータスを変更する旨の指示である。
続いて、ステップS110において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステータスの変更処理を行う。
ここで、このステップS110の処理の詳細について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、図9に示すステップS110の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、操作者がカセッテ116の交換を行うと、図10のステップS201において、X線撮影制御部111のCPU201は、交換により接続されたカセッテ116(本例では、高解像度タイプのカセッテ116−B)の認識(検知)を行う。
続いて、ステップS202において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS201の認識(検知)の結果に基づき、当該カセッテ116(X線撮影ユニット)の情報をステータスとして取得し、更新する。即ち、X線撮影制御部111のCPU201は、複数のX線撮影ユニットのうち、現在、撮影可能な状態の1つのX線撮影ユニットの情報をステータスとして取得し(ステータス取得ステップ)、更新を行う。
続いて、ステップS203において、X線撮影制御部111のCPU201は、検査情報管理テーブルの未撮影オーダの中から、現在のステータス(即ち、現在接続されているX線撮影ユニット(カセッテ116))で撮影可能なオーダを検索する。
続いて、ステップS204において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS202で取得したステータスに応じて、検査情報管理テーブルの撮影オーダにおける撮影順序を変更する(撮影順序変更ステップ)。より具体的に、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS203で検索した撮影オーダが優先されるように、検査情報管理テーブルの撮影オーダの撮影順序を変更する処理を行う。本例では、未撮影オーダのうち、高解像度タイプのカセッテ116−Bで撮影する撮影オーダが優先されるように、検査情報管理テーブルの撮影オーダの撮影順序が変更される。
続いて、ステップS205において、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS204で変更した撮影順序に基づいて、モニタ112に表示している撮影画面の更新処理を行い、操作者に撮影順序を示す。即ち、X線撮影制御部111のCPU201は、ステップS204で撮影オーダの撮影順序が変更された検査情報をモニタ112に表示する(表示ステップ)。
以上の図10に示すステップS201〜ステップS205の処理を経ることで、図9のステップS110の処理がなされ、その後、図9のステップS111に進む。
その後、図9のステップS111に進み、操作者により、撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510に表示された撮影順序で撮影方法ボタンが選択されると、X線撮影制御部111のCPU201は、当該撮影方法ボタンに基づく患者1000の撮影処理を行う。なお、本例では、モニタ112に表示された撮影方法ボタン表示欄510の撮影方法ボタンを操作者が操作することによって撮影処理を行うようにしているが、例えば、モニタ112に表示した情報に基づいて自動で撮影処理を行う形態であっても適用可能である。即ち、X線撮影制御部111のCPU201は、モニタ112に表示された検査情報に基づき複数のX線撮影ユニットを用いて被写体である患者1000の撮影処理を行う(撮影処理ステップ)。そして、X線撮影制御部111のCPU201は、各撮影オーダにおける撮影処理が終了すると、検査情報管理テーブルの撮影状況を撮影済とする更新処理を行う。
続いて、ステップS112において、X線撮影制御部111のCPU201は、検査情報管理テーブルの撮影状況の情報に基づいて、当該患者1000における検査が終了したか否かを判断する。
ステップS112の判断の結果、当該患者1000における検査が終了していない場合には、ステップS103に戻る。一方、ステップS112の判断の結果、当該患者1000における検査が終了した場合には、ステップS113に進む。
ステップS113に進むと、X線撮影制御部111のCPU201は、検査情報管理テーブル(図3)の撮影状況の情報に基づいて、未実施の検査があるか否かを判断する。この判断の結果、未実施の検査がある場合には、ステップS102に戻り、当該未実施の検査が行われる。
一方、ステップS113の判断の結果、未実施の検査がない場合(即ち、全ての検査を行った場合)には、X線撮影制御部111のCPU201は、例えばその旨を撮影画面のメッセージ表示欄502にメッセージとして表示する。その後、操作者により、撮影画面の検査終了ボタン508が押下されると、X線撮影制御部111のCPU201は、検査の終了処理を行う。
本実施形態におけるX線撮影方法を用いて、図3の検査情報管理テーブルに示された3人の患者1000の検査を上の患者から順に実施すると、図11に示す検査情報管理テーブルに示された撮影順序で検査が行われる。即ち、検査内では、同一のX線撮影ユニット(本実施形態では、カセッテ116)を使用する撮影が連続するように撮影順序が変更され、ステータスの変更回数、つまり、カセッテ116の交換回数が最小となる撮影順序で検査が実施される。また、検査の切替え後の検査開始時には、直前の検査終了時のステータスに応じて撮影順序が変更されるため、接続されているX線撮影ユニット(カセッテ116)を使用する撮影が優先され、検査間でカセッテ116を切替える機会(回数)を減らすことができる。これにより、操作者の負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では、X線撮影装置110をネットワーク120に接続し、RIS130より実施する検査情報を取得する例を用いたが、この形態に限定されるものではない。例えば、ネットワーク120と接続不可能な回診先で、緊急に検査を実施することも想定され、この場合には、X線撮影装置110に対して直接検査情報を入力する形態も適用可能である。
本実施形態によれば、複数のX線撮影ユニットを用いたX線撮影において、X線撮影システムの現在のステータスに基づき、撮影可能な状態のX線撮影ユニットを優先するように撮影オーダの撮影順序を変更するようにしている。これにより、複数の検査にまたがって放射線撮影を行う際に、時間と手間を要する放射線撮影ユニットの切替え回数を減らして、操作者の負荷を軽減させた効率的な検査を実施することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)200の概略構成の一例を示す模式図である。図12に示すX線撮影システム200は、一般撮影室において行われる立位及び臥位の撮影姿勢におけるカセッテ撮影のシステムである。この図12では、図1に示す第1の実施形態に係るX線撮影システム100と同様の構成については、同じ符号を付している。以下、第1の実施形態のX線撮影システム100と異なる点について説明を行う。
第2の実施形態におけるX線撮影装置210では、2つのX線発生部114−A及びX線発生部114−Bが設けられている。また、第2の実施形態におけるX線撮影装置210では、1つのカセッテ216を用いてX線撮影を行う。また、第2の実施形態におけるX線撮影装置210では、コネクタ118に替えて、装着ユニット218−A及び218−Bが設けられている。
撮影姿勢が立位の撮影では、立位撮影台及びX線発生部114−Aを用いる。また、撮影姿勢が臥位の撮影では、臥位撮影台及びX線発生部114−Bを用いる。立位撮影台及び臥位撮影台には、それぞれ、カセッテ216を装着する装着部である装着ユニット218−A及び218−Bが設けられている。本実施形態では、それぞれの装着ユニット218−A及び218−Bにカセッテ216を装着することによって、1つのカセッテ216で立位及び臥位の両方の撮影姿勢による撮影が可能である。
第2の実施形態では、カセッテ216と、各装着ユニット218とを含む構成をX線撮影ユニット(放射線撮影ユニット)と称する。即ち、図12のX線撮影システム200では、カセッテ216と装着ユニット218−Aとを含むX線撮影ユニットと、カセッテ216と装着ユニット218−Bとを含むX線撮影ユニットの2つが構成され得る。なお、図12に示す例では、2つのX線撮影ユニットが構成され得る例を示しているが、更に他の装着ユニットを用意して3つ以上の複数のX線撮影ユニットを構成する態様も本実施形態に適用可能である。
さらに、装着ユニット218−A及び218−Bは、カセッテ216が装着されたことを認識(検知)するセンサ(不図示)を備えており、X線撮影制御部111と、カセッテ216の装着情報を通信する機能を持っている。X線撮影制御部111は、装着ユニット218からカセッテ216の装着情報の通知を受け取ることによって、カセッテ216がどの装着ユニット218に装着されているのかを認識(検知)することができるようになっている。また、カセッテ216とX線撮影制御部111とは、着脱できないデータケーブル117でつながっている。第2の実施形態では、カセッテ216が装着された装着ユニット218の情報(当該装着ユニット218からのカセッテの情報)をX線撮影システム200のステータスとして保持する。
以下、一般撮影室での検査を例に、X線撮影装置210の動作について説明する。
第1の実施形態と同様に、X線撮影制御部111は、ネットワーク120を介してRIS130から検査の検査情報を取得する。この検査情報には、検査ID、患者ID、撮影部位、撮影姿勢、撮影方向、撮影サイズ、解像度等の情報が含まれる。即ち、この検査情報には、第1の実施形態における検査情報に加えて、撮影姿勢の情報が含まれている。そして、X線撮影制御部111は、これらの情報(検査情報)の内容に基づいて、適切な1つのX線撮影ユニットを撮影オーダに対応づけ、検査情報管理テーブルとして例えば外部メモリ204に保存する。
図13は、本発明の第2の実施形態を示し、図12に示すX線撮影装置(放射線撮影装置)210で取得した検査情報に基づく検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。この検査情報管理テーブルには、撮影オーダごとに、検査ID、患者ID、撮影部位、撮影姿勢、撮影方向、撮影サイズ、解像度等の検査情報、撮影オーダに対応づけられたX線撮影ユニットの情報、及び、撮影状況の情報が示されている。
具体的に、図13に示す例では、検査情報のうちの撮影姿勢の情報を考慮して、撮影オーダごとに、X線撮影ユニットを対応させた例が示されている。より詳細に、図13に示す例では、撮影姿勢が立位である場合には、X線撮影ユニットとして、立位の装着ユニット218−Aに係るユニットが設定されている。また、撮影姿勢が臥位である場合には、X線撮影ユニットとして、臥位の装着ユニット218−Bに係るユニットが設定されている。また、図13に示す検査情報管理テーブルでは、現時点では、各撮影オーダにおける撮影が行われていないため、撮影状況の情報が未撮影となっている。
このように、第2の実施形態では、取得する検査情報の撮影オーダには、立位及び臥位の撮影姿勢における撮影オーダがある。本実施形態では、同一のカセッテ216を複数の装着ユニット218に装着するため、直前の撮影と異なる撮影姿勢の撮影オーダを撮影する場合には、X線撮影ユニットを切替える必要がある。このX線撮影ユニットの切替えには、カセッテ216の取り外し及び取り付け作業が発生する。
ここで、1人目の患者1000の検査開始時には、カセッテ216は、どの装着ユニット218にも装着されていなかったとする。この場合、X線撮影制御部111は、カセッテ216がどの装着ユニット218にも装着されていないことを認識している。
操作者は、まず、例えば臥位の撮影から始めるために、カセッテ216を臥位の装着ユニット218−Bに取り付ける。この場合、臥位の装着ユニット218−Bは、カセッテ216が装着されたことを検知して、X線撮影制御部111へ通知する。そして、X線撮影制御部111は、臥位の装着ユニット218−Bからカセッテ216の装着の通知を受けると、ステータスを更新する。
ステータスを更新すると、X線撮影制御部111は、検査情報管理テーブルから、現在のステータス(即ち、現在のX線撮影ユニット(装着ユニット218))で撮影可能な未撮影オーダを検索する。そして、X線撮影制御部111は、該当する未撮影オーダを、検査情報管理テーブルの未撮影オーダの先頭へと繰り上げて、撮影順序の変更を行う。以上の処理を終えると、X線撮影制御部111は、変更した撮影順序に従って、モニタ112の撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510における表示を更新し、撮影可能状態へと遷移する。
操作者により、撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510に表示された撮影順序で撮影方法ボタンが選択されると、X線撮影制御部111は、指示された撮影順序で、臥位のX線撮影ユニットを用いた撮影処理を行う。そして、臥位の撮影処理が終了すると、立位の撮影に移る。この場合、X線撮影制御部111は、その旨をモニタ112に表示する。
その後、操作者により、臥位の装着ユニット218−Bからカセッテ216が取り外されると、装着ユニット218−Bはこれを検知し、X線撮影制御部111へ通知する。X線撮影制御部111は、装着ユニット218−Bからカセッテ216が取り外された旨の通知を受けると、ステータスを更新する。
続いて、操作者により、立位の装着ユニット218−Aにカセッテ216が取り付けられると、臥位の装着ユニット218−Bに装着したときと同様に、X線撮影制御部111は、X線撮影システム200のステータスを更新する。そして、X線撮影制御部111は、臥位の装着ユニット218−Bに装着したときと同様に、現在のステータスに従って、撮影姿勢が立位の未撮影オーダが優先される撮影順序変更処理を行い、撮影可能状態へ遷移する。
そして、全ての撮影姿勢における撮影がすると、当該患者1000の検査を終了する。この際に撮影されたX線画像(撮影画像)は、必要に応じて、X線撮影制御部111からPACS140へ転送される。
次に、2人目の患者1000の検査に移る。2人目の患者1000の検査開始時には、1人目の患者1000の検査終了時のステータスが保持されているため、立位のX線撮影ユニットが予め有効な状態である。2人目の患者1000の検査が開始されると、X線撮影制御部111は、現在のステータス(即ち、立位のX線撮影ユニット)に基づいて、立位のX線撮影ユニットでの撮影オーダを優先する、検査情報管理テーブルの撮影順序変更処理を行う。そして、X線撮影制御部111は、変更した撮影順序に従って、モニタ112の撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510における表示を更新し、撮影可能状態へと遷移する。
そして、操作者が、撮影画面の撮影方法ボタン表示欄510に表示された撮影順序で撮影方法ボタンを選択して、検査を実施することにより、X線撮影ユニットの切替えの必要がないカセッテ撮影から撮影を開始することができる。
本実施形態におけるX線撮影方法を用いて、図13の検査情報管理テーブルに示された検査を実施すると、図14に示す検査情報管理テーブルに示された撮影順序で検査が行われる。即ち、検査内では、同一のX線撮影ユニット(本実施形態では、装着ユニット218)を使用する撮影が連続するように撮影順序が変更され、他の装着ユニット218へのカセッテ216の装着回数が最小となる撮影順序で検査が実施される。また、検査の切替え後の検査開始時には、直前の検査終了時のステータスに応じて撮影順序が変更されるため、カセッテ216が装着されている装着ユニット218での撮影が優先され、検査間でカセッテ216を装着し直す機会(回数)を減らすことができる。これにより、操作者の負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では、装着ユニットにおいてカセッテ216の装着を認識する例を用いたが、例えばカセッテ216がどの装着ユニット218に装着されたのかを認識して、X線撮影制御部111に伝える形態であってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)300の概略構成の一例を示す模式図である。この図15では、図12に示す第2の実施形態に係るX線撮影システム200(或いは、図1に示す第1の実施形態に係るX線撮影システム100)と同様の構成については、同じ符号を付している。以下、第2の実施形態のX線撮影システム100と異なる点について説明を行う。
第3の実施形態におけるX線撮影装置310では、第1の実施形態と同様に、1つのX線発生部114を用いる。また、第3の実施形態におけるX線撮影装置310では、1つのカセッテ216及び装着ユニット218−A、218−Bに替えて、2つのカセッテ216−A及び216−Bを用いてX線撮影を行う。
第3の実施形態では、各カセッテ116と、X線発生部114とを含む構成をX線撮影ユニット(放射線撮影ユニット)と称する。即ち、図15のX線撮影システム300では、カセッテ216−AとX線発生部114とを含む立位のX線撮影ユニットと、カセッテ216−BとX線発生部114とを含む臥位のX線撮影ユニットが構成され得る。なお、図15に示す例では、2つのX線撮影ユニットが構成され得る例を示しているが、更に他のカセッテを用意して3つ以上の複数のX線撮影ユニットを構成する態様も本実施形態に適用可能である。
第3の実施形態では、それぞれ、カセッテ216−Aと立位撮影台、カセッテ216−Bと臥位撮影台が一体化された据置型のX線撮影システムである。また、このX線撮影システム300では、撮影室に、1つのX線発生部114しか設置されていない。従って、立位のX線撮影ユニット及び臥位のX線撮影ユニットによるX線撮影の切替え時には、X線発生部114のX線照射による撮影条件の設定をやり直す必要がある。
この複数のX線撮影ユニットによるX線撮影の切替えに伴うX線発生部114の撮影条件の設定は、X線発生部114の移動及びX線の照射方向の調整、さらに照射野領域の設定が必要である。第3の実施形態では、カセッテ216−A及び216−B、並びに、X線発生部114の情報をステータスとして保持する。
この際、X線発生部114の情報は、X線発生部114が立位のX線撮影ユニットにおけるカセッテ216−Aと臥位のX線撮影ユニットにおけるカセッテ216−Bのどちらのカセッテ216と対応付けられているかを示すものである。本実施形態においては、X線発生部114には、X線管球がどちらのX線撮影ユニットに向けられているのかを検知するセンサ(不図示)が設けられており、この情報がX線発生制御部115へと通知される。他の構成要素は、第2の実施形態と同じであるので説明を省略する。
第2の実施形態と同様に、X線撮影制御部111は、ネットワーク120を介してRIS130から検査の検査情報を取得する。一人目の患者1000の検査を開始すると、X線撮影制御部111は、ステータスを取得する。そして、X線発生部114が臥位のカセッテ216−Bと対応関係にある場合、X線撮影制御部111は、第2の実施形態と同様の方法により、臥位のX線撮影ユニットを使用する撮影オーダを優先するように検査情報管理テーブルの撮影順序を変更する。そして、操作者は、当該患者1000の整位及びX線発生部114の微調整を行い、撮影画面上の撮影方法ボタン表示欄510で指示された撮影順序で撮影を実施する。
臥位の撮影を全て終えると、撮影方法ボタン表示欄510の撮影方法ボタンが押下されていない状態となり、X線撮影制御部111は、「X線管球(X線発生部)を立位のX線撮影ユニットへ向けてください。」のようなメッセージをモニタ112に表示する。
そして、操作者がモニタ112に表示したメッセージに従い、X線発生部114を立位のカセッテ216−Aへ向けると、X線撮影制御部111は、X線発生制御部115からX線発生部114が移動したことを通知される。そして、X線撮影制御部111は、X線発生部114が立位のカセッテ216−Aと対応づけられたことを認識(検知)し、ステータスを更新する。そして、X線撮影制御部111は、臥位のX線撮影ユニットの場合と同様に、現在のステータスに従って、立位のX線撮影ユニットによる撮影オーダが優先されるように撮影順序変更処理を施して、撮影可能状態へ遷移する。
そして、全ての撮影姿勢における撮影がすると、当該患者1000の検査を終了する。
続いて、2人目の患者1000の検査を開始する。
2人目の患者1000の検査が開始されると、X線撮影制御部111は、現在のステータスを参照し、X線発生部114が立位のカセッテ216−Aと対応付けられているため、立位のX線撮影ユニットで撮影する撮影オーダを優先した撮影順序変更処理を行う。
従って、この場合、立位のカセッテ216−Aに向けられていたX線発生部114を臥位のカセッテ216−Bに向け直すような操作は必要なく、X線発生部114の位置及び絞りの微調整だけで撮影をすることができる撮影オーダから検査を開始できる。
本実施形態におけるX線撮影方法を用いて、第2の実施形態と同様に、図13の検査情報管理テーブルに示された検査を実施すると、第2の実施形態と同じく、図14に示す検査情報管理テーブルに示された撮影順序で検査が行われる。この場合、検査内では、同一のX線撮影ユニットを使用する撮影が連続するように撮影順序が変更され、他のX線撮影ユニットへのX線発生部114の操作回数が最小となる撮影順序で検査が実施される。また、検査の切替え後の検査開始時には、現在、X線発生部114が対応付けられているカセッテ216を使用する撮影が優先され、検査間で、X線発生部114の照射設定に係る操作をし直す機会(回数)を減らすことができる。これにより、操作者の負担を軽減することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の各実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)を構成する各手段、並びに、X線撮影装置の制御方法を示す図9及び図10に示す各ステップは、コンピュータのCPUがROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図9及び図10に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線撮影制御部(放射線撮影制御部)の内部のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線撮影装置(放射線撮影装置)で取得した検査情報に基づく検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すモニタに検査を行う際に表示される検査選択画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すモニタに表示される検査中の撮影画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図5に示す撮影画面の更新後の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)によるX線撮影方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図9に示すステップS110の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図12に示すX線撮影装置(放射線撮影装置)で取得した検査情報に基づく検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、撮影順序が変更された検査情報管理テーブルの一例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の概略構成の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 X線撮影システム(放射線撮影システム)
110 X線撮影装置(放射線撮影装置)
111 X線撮影制御部(放射線撮影制御部)
112 モニタ
113 キーボード
114 X線発生部(放射線発生部)
115 X線発生制御部(放射線発生制御部)
116−A、116−B カセッテ
117 データケーブル
118 コネクタ
119 ネットワークソケット
120 ネットワーク
130 RIS(放射線部門内情報システム)
140 PACS(画像サーバ)
150 HIS(院内情報システム)

Claims (7)

  1. 放射線を使用した撮影を行う複数の放射線撮影ユニットを用いて、被写体の撮影を行う放射線撮影システムであって、
    複数の撮影オーダからなる検査情報を取得する検査情報取得手段と、
    前記検査情報取得手段で取得した検査情報の内容に基づいて前記撮影オーダごとに1つの前記放射線撮影ユニットを対応付けて前記検査情報を保持する保持手段と、
    前記複数の放射線撮影ユニットのうち、撮影可能な状態の1つの放射線撮影ユニットの情報をステータスとして取得するステータス取得手段と、
    前記ステータス取得手段で取得したステータスに応じて、前記保持手段により保持されている検査情報の前記撮影オーダにおける撮影順序を変更する撮影順序変更手段と
    を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記撮影順序変更手段は、現在の前記ステータスに係る放射線撮影ユニットで撮影可能な前記撮影オーダを優先して撮影するように前記撮影順序を変更することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記複数の放射線撮影ユニットは、当該複数の放射線撮影ユニットに対応する複数の放射線撮影部と、前記複数の放射線撮影部のうちの1つの放射線撮影部を前記撮影可能な状態とするための接続を行う接続部とを有して構成され、
    前記ステータス取得手段は、前記接続部により接続された前記1つの放射線撮影部を検知して、当該1つの放射線撮影部に係る前記1つの放射線撮影ユニットの情報を前記ステータスとして取得することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記複数の放射線撮影ユニットは、放射線を使用した撮影を行う放射線撮影部と、撮影姿勢の異なる複数の撮影台に設けられ、前記放射線撮影部の装着を行うための複数の装着部とを有して構成され、
    前記ステータス取得手段は、前記複数の装着部のうち、前記放射線撮影部が装着された1つの装着部を検知して、当該1つの装着部に係る前記1つの放射線撮影ユニットの情報を前記ステータスとして取得することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記複数の放射線撮影ユニットは、当該複数の放射線撮影ユニットに対応する複数の放射線撮影部と、前記複数の放射線撮影部のうちの1つの放射線撮影部に放射線を発生させる放射線発生部とを有して構成され、
    前記ステータス取得手段は、前記放射線発生部から放射線を発生させる前記1つの放射線撮影部を検知して、当該1つの放射線撮影部に係る前記1つの放射線撮影ユニットの情報を前記ステータスとして取得することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記撮影順序変更手段で前記撮影オーダの撮影順序が変更された検査情報を表示部に表示する表示手段と、
    前記表示部に表示された検査情報に基づき前記複数の放射線撮影ユニットを用いて被写体の撮影処理を行う撮影処理手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  7. 放射線を使用した撮影を行う複数の放射線撮影ユニットを用いて、被写体の撮影を行う放射線撮影システムの制御方法であって、
    複数の撮影オーダからなる検査情報を取得する検査情報取得ステップと、
    前記検査情報取得ステップで取得した検査情報の内容に基づいて前記撮影オーダごとに1つの前記放射線撮影ユニットを対応付けて前記検査情報を保持する保持ステップと、
    前記複数の放射線撮影ユニットのうち、撮影可能な状態の1つの放射線撮影ユニットの情報をステータスとして取得するステータス取得ステップと、
    前記ステータス取得ステップで取得したステータスに応じて、前記保持ステップにより保持されている検査情報の前記撮影オーダにおける撮影順序を変更する撮影順序変更ステップと
    を有することを特徴とする放射線撮影システムの制御方法。
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