JP2004073462A - 医用画像制御装置、医用画像制御システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、医用画像撮影システムに備えられる複数のリーダを効率良く制御して、撮影処理を速やかに実行する。
【解決手段】制御形態が異なる複数のリーダ2,3,4がネットワークNを介して接続されるコントローラ1は、リーダ2,3,4を同時に管理可能な撮影管理画面121を表示部13に表示させ、この撮影管理画面121を介して入力される各種指示及び指示されたリーダに応じて、読取動作制御処理、消去動作制御処理、スタンバイ動作制御処理を実行して、リーダ2,3,4の撮影動作を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】制御形態が異なる複数のリーダ2,3,4がネットワークNを介して接続されるコントローラ1は、リーダ2,3,4を同時に管理可能な撮影管理画面121を表示部13に表示させ、この撮影管理画面121を介して入力される各種指示及び指示されたリーダに応じて、読取動作制御処理、消去動作制御処理、スタンバイ動作制御処理を実行して、リーダ2,3,4の撮影動作を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用画像撮影装置における医用画像の撮影動作を制御する医用画像制御装置、医用画像制御システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療の分野においては、CT(Computed Tomography)装置やCR(Computed Radiography)装置などの医用画像撮影装置によって医用画像を撮影し、その撮影された医用画像をデジタル画像として取得する医用画像撮影システムが開発されている。
【0003】
具体的には、医用画像撮影装置において、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した医用画像変換パネルを使用するもので、この変換パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を吸収させて、被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて潜像を形成後、この蛍光体層を赤外線等の輝尽励起光で走査することによって蓄積された放射線エネルギーを蛍光として放射させてその蛍光を光電変換し、医用画像信号を得るものである。このようにして取得された医用画像は画像処理を施された後にフィルム、或いはCRT等の出力装置に出力されて可視化されたり、サーバ等のファイリング装置に患者の情報とともに保存され、医療活動に利用されている。
【0004】
上記医用画像撮影システムでは、コントローラにより複数の医用画像撮影装置(以下、リーダと記載)が制御されており、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線科情報システム)等の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システムから送信される予約情報に基づいて、医用画像の撮影が行われる。ここで、医用画像撮影システムには、撮影用途に応じて複数のリーダが備えられており、各リーダは制御形態に応じて複数の医用画像制御装置(以下、コントローラと記載)により制御されていた。
【0005】
例えば、立位により撮影を行うリーダや臥位により撮影を行うリーダは、装置に内蔵される輝尽性蛍光体プレートを利用して撮影を行うため、撮影に際しては、前回に撮影した画像データを消去する処理が必要となるため、コントローラからの詳細な制御が必要である。しかしながら、立位又は臥位により撮影を行うリーダは、制御形態が同様であるため、同じコントローラにより制御が可能である。一方、輝尽性蛍光体シートを内部に収容したカセッテを使用するカセッテ型のリーダは、複数のカセッテを同時にセットして連続した撮影を行えるため、撮影に際してコントローラによる細かい制御を必要としない。このため、立位又は臥位により撮影を行うリーダとは別のコントローラにより制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した医用画像撮影システムにおいては、一人の患者に対して複数のリーダを利用して撮影を行うため、撮影を行う技師は、複数のコントローラにより複数のリーダを制御して撮影を行う必要がある。このため、各リーダの制御操作が非常に煩雑であった。例えば、撮影を行う患者情報に誤りがあった場合、それぞれのコントローラにおいて、患者情報の訂正を行う必要があるため、手間及び時間が係り、作業効率が悪いという問題があった。また、複数のコントローラを備えることはリーダの維持にコストが係るとともに、コントローラを設置するための空間スペースを確保する必要があり、病院内の限られた敷地を占有してしまうという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、医用画像撮影システムに備えられる複数のリーダを効率良く制御して、撮影処理を速やかに実行可能な医用画像制御装置、医用画像制御システム及びプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置において、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
したがって、複数機種の医用画像撮影装置を同一画面内で管理可能な撮影管理画面にて管理することができため、操作性の良い医用画像制御装置を提供することができる。また、複数機種の医用画像撮影装置を1台の医用画像制御装置にて管理することができるため、複数機種の医用画像撮影装置毎に医用画像制御装置を設ける必要がなく、医用画像制御装置の維持コストを低減させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする。
【0011】
したがって、立位型、臥位型、又はカセッテ型の医用画像撮影装置のように、医用画像制御装置による制御形態が異なる装置を1台の医用画像制御装置により制御することができるため、複数の医用画像制御装置を適宜操作して、複数の医用画像撮影装置の制御を行う必要がなく、作業効率を飛躍的に向上させることができる。また、撮影管理画面内において、各医用画像撮影装置に応じた撮影動作管理領域を個別に表示するため、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置と、当該複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置とを備える医用画像制御システムにおいて、
前記医用画像制御装置は、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、
前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置に、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する機能と、
前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、本発明に係る医用画像制御システムと、本実施の形態における医用画像制御システム100とにおける各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、本発明の医用画像制御装置は、本実施の形態のコントローラ1に対応し、本発明の医用画像撮影装置は、本実施の形態のリーダ2,3,4に対応している。
【0016】
さらに、本発明の医用画像制御装置の構成部分と、本実施の形態のコントローラ1の構成部分との対応関係を明示すると、本発明の表示手段は、本実施の形態の表示部13に対応し、本発明の表示制御手段、撮影動作制御手段は、本実施の形態の制御部11に対応する。また、本発明の撮影予約情報の一例としては、本実施の形態のオーダ情報に対応し、本発明の撮影管理画面の一例としては、本実施の形態の撮影管理画面121に対応している。
【0017】
以下、本実施の形態における構成を説明する。
図1は、本実施の形態における医用画像制御システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、医用画像制御システム100は、制御装置として機能するコントローラ1、患者を立った姿勢で撮影する立位型医用画像撮影装置2、患者を寝かせた姿勢で撮影する臥位型医用画像撮影装置3、輝尽性蛍光体シートを内部に収容したカセッテ5を使用するカセッテ型医用画像撮影装置(以下、医用画像撮影装置を「リーダ」と省略して記す)4がネットワークNを介して接続されている。なお、本実施の形態においては、1台のコントローラ1と、1台のリーダ2、リーダ3、リーダ4がそれぞれネットワークNを介して接続される構成を例として示したが、これに限定されず各装置の設置台数及び設置箇所は任意である。
【0018】
ネットワークNは、電話回線、ISDN回線、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線等の各種通信回線により構築されるネットワークであるが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用することが可能である。なお、本実施の形態では、医用画像制御システム100を構成する各装置は、ネットワークNを介して接続されるとして説明するが、これに限らずSCSI規格などのケーブルCで接続されることとしてもよい。
【0019】
コントローラ1は、ネットワークNを介して、別室(撮影室)に設置されたリーダ2,3,4と接続され、オペレータからの指示に応じて、リーダ2,3,4を制御して、医用画像の撮影を行う。また、コントローラ1は、リーダ2,3,4により撮影された医用画像データをネットワークN又はケーブルC(図示せず)を介して受信し、画像処理、表示処理等を実行する。
【0020】
リーダ2は、X線照射部23(図1参照)を備え、立位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、ネットワークNを介して接続されるコントローラ1から入力される指示によりX線照射部22からX線を照射する。また、この照射線エネルギーの一部が後述する輝尽性蛍光体プレートに蓄積され、この輝尽性蛍光体プレートにレーザ光等の励起光を照射して、順次輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電変換手段により読み取って画像信号を得る。そして、リーダ2は、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。さらに、リーダ2は、画像信号を読み取った後の輝尽性蛍光体プレートに消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させ、次の撮影に備える。
【0021】
リーダ3は、X線照射部33(図1参照)を備え、臥位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、リーダ2と同様の手順によって、ネットワークNを介して接続するコントローラ1から入力される指示に従って医用画像の撮影を行い、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。
【0022】
リーダ4は、X線照射部43(図1参照)を備え、臥位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、リーダ2及びリーダ3とは異なり、装置本体に着脱可能なカセッテを使用するカセッテタイプの装置である。カセッテは、放射線エネルギーの一部を蓄積する輝尽性蛍光体シートを内蔵しており、放射線源から照射され、照射線源とカセッテとの間に配置される被験体を通過した照射エネルギーの一部を上記輝尽性蛍光体シートに蓄積する。そして、リーダ4は、輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。
【0023】
次に、医用画像制御システム100を構成する各部について、図を参照して詳細に説明する。
【0024】
図2は、コントローラ1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ1は、制御部11、入力部12、表示部13、I/F14、通信制御部15、RAM16、記憶部17、画像処理部18により構成され、各部はバス19により接続されている。
【0025】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、記憶部17に記憶されているシステムプログラムや各種制御プログラムを読み出し、RAM16に展開し、該制御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、制御部11は、RAM16に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM16に一時記憶させるとともに、表示部13に表示させる。制御部11は、具体的には、記憶部17に記憶された撮影管理処理プログラムに従って、後述する撮影管理処理(図4参照)を実行する。
【0026】
具体的に制御部11は、ネットワークNを介してHIS(病院情報システム)やRIS(放射線科情報システム)等の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システム(図示せず)から送信されるオーダ情報(撮影予約情報)を受信すると、そのオーダ情報に設定された撮影条件(患者情報、撮影部位、使用するリーダ機種(立位型、臥位型、カセッテ型)等)に基づいて、複数のリーダ2,3,4の各撮影動作を同一画面内で管理可能な撮影管理画面121(図5参照)を表示部13に表示する。
【0027】
そして、制御部11は、撮影管理画面121においてリーダ2,3,4のうち撮影を開始するリーダが選択されると、その選択されたリーダが立位型及び臥位型か、カセッテ型を判別し、立位型又は臥位型が選択されると、リーダ2又はリーダ3の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ2又はリーダ3に送信し、リーダ2又はリーダ3からの応答内容により読取動作可能な状態か、消去が必要な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する。また、カセッテ型が選択されると、制御部11は、リーダ4の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ4に送信し、リーダ4からの応答内容により読取動作可能な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する。
【0028】
ここで、読取動作可能な状態は、スタンバイ状態であって、撮影パネルに前回の放射線エネルギーが残存していない状態、即ち、消去処理が実行された状態である。また、消去が必要な状態は、スタンバイ状態であって、撮影パネルに前回の放射線エネルギーが残存している状態である。さらに、スタンバイ移行可能な状態は、所定デバイスへの電源供給が停止されているスリープ状態である。
【0029】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3が読取動作可能な状態であると判別すると、先に受信したオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ2又はリーダ3の画像読取動作を制御する制御処理を実行し、消去が必要な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3の画像消去動作を制御する制御処理を実行し、リーダ2又はリーダ3がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3をスリープ状態からスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0030】
また、制御部11は、リーダ4が読取動作可能な状態であると判別すると、カセッテ5に添付されるバーコードと、先に受信したオーダ情報とを対応付けて登録する登録動作を制御する制御処理を実行し、オーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ4の画像読取動作を制御する制御処理を実行する。さらに、制御部11は、リーダ4がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ4をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0031】
そして、制御部11は、一連の撮影動作が終了し、入力部12を介してスタンバイ指示が入力されると、指示されたリーダ2,3,4をスタンバイ状態からスリープ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0032】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を制御部11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0033】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、入力部13からの入力指示やデータ等を表示部13に表示させる。
【0034】
I/F14は、コントローラ1がケーブルC(図示せず)を介してリーダ2、リーダ3及びリーダ4と接続するためのインターフェイスである。ケーブルCは、主にデータ容量の大きい画像データを送受信するためのケーブルであり、I/F14は、リーダ2,3,4から医用画像データを取得すると、制御部11からの指示入力データに応じて医用画像データを表示部13、記憶部17、画像処理部18等に出力する。
【0035】
通信制御部15は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してネットワークNに接続されたコントローラ1とリーダ2,3,4との間の通信制御を行う。
【0036】
RAM(Random Access Memory)16は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部17から読み出されたコントローラ1上で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶する記憶領域を形成する。
【0037】
記憶部17は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部11で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種処理プログラム、及び処理結果等を記憶する。また、プログラムやデータが予め記憶された記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成された非揮発性メモリである。この記録媒体は、記憶部17に固定的に、或いは着脱自在に装着するものである。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0038】
画像処理部18は、制御部11からの指示入力に従って、医用画像データに周波数処理、階調処理、回転処理、拡大・縮小処理等の各種画像処理を施す。この他に、画像処理部18は、所定の符号化方式で圧縮する圧縮処理や、圧縮された画像データを復号化して伸長する伸長処理を実行する。
【0039】
次に、図3を参照して図1に示した立位型のリーダ2の機能的構成について詳細に説明する。なお、リーダ3については、外観がベッド形状に変わるだけでその機能的構成はリーダ2と同一であるので、各構成部には対応する符号を付して、図示及び詳細な説明は省略する。
【0040】
図3に示すように、リーダ2は、制御部21、操作部22、放射線源23、通信制御部24、パネル駆動部25、読取部26、記憶部27等により構成されている。また、図示はしないが、リーダ3は、制御部31、操作部32、放射線源33、通信制御部34、撮影パネル35、読取部36、記憶部37等により構成されている。
【0041】
制御部21は、操作部22又はコントローラ1から入力される指示に応じて、記憶部27に記憶されている各種システムプログラムを読み出して実行し、リーダ2の各部を駆動制御する。具体的に、制御部21は、後述する読取処理、消去処理、スタンバイ処理を実行する。
【0042】
読取処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1から読取指示が入力されると、コントローラ1から入力される画像の読み取りサイズ、読み取りの向き、読み取り位置等の撮影条件に基づいて、パネル駆動部25を制御して、撮影パネル(図示せず)を読み取り位置に移動させる。また、制御部11は、放射線源23を制御して、放射線の照射を行わせる。さらに、制御部11は、放射線が照射された輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、シートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データを取得する。
【0043】
また、消去処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1から消去指示が入力されると、画像信号を読み取った後の輝尽性蛍光体プレートに消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させる。
【0044】
さらに、スタンバイ処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1からスタンバイ指示が入力されると、現在の装置の状態を認識し、現在の装置の状態がスリープ状態である場合、コントローラ1又は操作部22から指示が入力されると直ちに処理を実行できるスタンバイ状態に移行する。一方、現在の装置の状態がスタンバイ状態である場合、制御部21は、デバイスの消費電力を低減させるため所定のデバイスへの電源供給を停止してスリープ状態に移行させる。
【0045】
操作部22は、テンキー、カーソルキー、各種機能キー等を備える操作パネルにより構成され、この操作パネルにおいて押下されたキーに対応する押下信号を制御部21に出力する。また、この押下信号は操作信号として通信制御部24を介してコントローラ1に出力される。
【0046】
放射線源23は、制御部21からの制御に応じて、コントローラ1から指示された放射線量、照射タイミングに基づいて、被検体に対して放射線を円錐状に照射する。
【0047】
通信制御部24は、LANアダプタ、モデム又はTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等から構成されたネットワークNに接続されたコントローラ1との間の通信を制御する。通信制御部24は、コントローラ1から入力された制御信号を制御部21に出力するとともに、読取部26から入力された画像データ及び操作部22から入力された操作信号をコントローラ1に送信する。
【0048】
パネル駆動部25は、制御部21から入力される制御信号に応じて、撮影パネル(図示せず)を所定の読み取り位置に駆動させる。撮影パネルは、撮影台(図示せず)に予め輝尽性蛍光体プレートが内蔵された状態で構成され、放射線源23から出射されたX線のうち人体などの被験体およびその周囲を通過するX線の照射エネルギーを蓄積することで、被験体のX線画像を記録するものである。この輝尽性蛍光体プレートに、可視光線などの励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーが解放され、輝尽発光を生じる。この現象を利用して、輝尽性蛍光体プレートに記録された画像の読み取りや消去を読取部26で行う。
【0049】
読取部26は、励起光発生器や光電変換素子、A/D変換器等から構成され、制御部21から入力される制御信号に応じて、輝尽性蛍光体層を形成した撮影パネルに励起光を照射して走査し、撮影パネルから放射された蛍光を光電変換して画像信号を生成する。さらに、読取部26は生成された画像信号をA/D変換し、変換された画像データを原画像データとして通信制御部24に出力する。また、読取部26は、コントローラ1から通信制御部24を介して入力される指示に応じて、消去光を出射し、輝尽性蛍光体プレートに残存する画像データを消去する。なお、画像信号の読み取りは輝尽性蛍光体層を使用した上記の方法に限らず、半導体検出器を用いたFPD(Flat Panel Detector)を使用した方法であってもよい。
【0050】
次に、リーダ4は、上述したリーダ2,3と略同一の構成によってなるため、同一の構成部には対応する符号を付して、詳細な図示及び説明を省略する。具体的に、リーダ4は、制御部41、操作部42、放射線源43、通信制御部44、読取部46、記憶部47等により構成されている。また、リーダ4は、撮影パネルを備えず、着脱可能なカセッテを接続するためのカセッテ保持部45を備えている。
【0051】
リーダ4の制御部41は、上述したリーダ2の制御部21と同様にコントローラ1からの指示に応じて、読取処理、スタンバイ処理を実行する。また、制御部41は、カセッテ型医用撮影装置であるリーダ4に特徴的な処理として、読取指示が入力されると、読取処理の実行に先だって、撮影を行うカセッテ5に添付されているバーコード(カセッテのID番号)を読取装置(図示せず)により読み取り、このバーコードとオーダ情報とを対応付けてRAM(図示せず)に記録する登録処理を実行する。
【0052】
カセッテ保持部45は、リーダ4にカセッテ5をセットするための保持手段である。カセッテ5は、持ち運び可能な平たい筐体に輝尽性蛍光体プレートが収納された物であり、撮影台に着脱可能にセットされ、X線発生装置2から出射されたX線のうち人体などの被験体およびその周囲を通過するX線の照射エネルギーを蓄積することで、被験体のX線画像を記録するものである。
【0053】
すなわち、リーダ4は、輝尽性蛍光体プレートが内蔵された持ち運び可能なカセッテ5をカセッテ保持部45に装着して撮影を行い、撮影後は撮影済カセッテ5を外して新しいカセッテ5に交換することにより、消去処理を必要とせずに、連続した撮影を行うことができる。
【0054】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
動作説明の前提として、以下に記述されている処理を実行するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部17に格納されており、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0055】
図2のコントローラ1により実行される撮影管理処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理では、リーダ2,3,4に対して医用画像撮影動作を適宜行わせる場合について説明する。
【0056】
図4において、コントローラ1内の制御部11は、外部の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システム(図示せず)からネットワークNを介して通信制御部15によりオーダ情報を受信すると(ステップS1)、そのオーダ情報に設定された撮影条件(患者情報、撮影部位、使用するリーダ機種(立位型、臥位型、カセッテ型)等)に基づいて、複数のリーダ2,3,4の各撮影動作を同一画面内で管理可能な図5に示すような撮影管理画面121を表示部13に表示する(ステップS2)。
【0057】
図5に示す撮影管理画面121において、制御部11は、入力されたオーダ情報に基づいて画面上部に患者ID、患者氏名、性別、生年月日の患者情報を表示し、その右側にそれらの患者情報を修正する修正画面に遷移する患者修正ボタン121aを表示する。また、患者情報の下部に、オーダ情報に含まれる撮影条件を修正する修正画面に遷移する条件修正ボタン121b、医用画像を読み取るリーダを立位型、臥位型、カセッテ型の中から指定するリーダ指定ボタン121cを表示する。
【0058】
さらに、画面中央には、患者のオーダ情報が登録されている順番で左側を先頭として、オーダ番号とともに撮影条件等が一覧表示される撮影動作管理領域が設けられている。この撮影動作管理領域に設けられるオーダアイコン121d上には、簡単な記号や図形で撮影条件や出力条件等を表示し、撮影技師が容易にオーダ情報の登録内容を把握できるように表示制御されている。例えば「頭蓋骨−正面」の表示により撮影部位、撮影方向の撮影条件を示し、「A」の表示により回転、反転状態の出力条件を示す。さらに、撮影動作管理領域の一部(例えば、図5の黒色部分)は、撮影が終了し、リーダ2,3,4から医用画像データを受信すると、オーダ情報に対応付けられた各リーダ2,3,4の医用画像を表示する医用画像表示領域となる。
【0059】
ここでは、図中の左端がリーダ2の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域、その右隣がリーダ3の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域、更にその右隣がリーダ4の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域としており、右端の医用画像表示領域は未使用のため、使用不可の状態で表示されているものとする。
【0060】
また、図中の各オーダアイコン121dの下側には、各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を指示する指示ボタンとして、「NG」ボタン121eと「OK」ボタン121fが表示されている。「NG」ボタン121eは、リーダ2,3,4の医用画像読取動作が異常で中断する際に操作し、「OK」ボタン121fは、リーダ2,3,4の医用画像読取動作が正常で終了する際に操作する。
【0061】
また、図中の「一画面形式」121gは、各リーダ2,3,4の読取画像のうち一つの読取画像のみを表示する際に操作し、「検査保留」ボタン121hは、今回のオーダ情報による各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を保留する際に操作し、「検査終了」ボタン121iは、今回のオーダ情報による各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を一括して終了する際に操作する。
【0062】
図4に戻り、次いで、制御部11は、撮影管理画面121においてリーダ指定ボタン121cが操作されたか、検査終了ボタン121iが操作されたかを判別する(ステップS3)。リーダ2,3,4のうち撮影を開始するリーダがリーダ指定ボタン121cにより選択されると、制御部11は、その選択されたリーダが立位型及び臥位型か、カセッテ型を判別する(ステップS4)。
【0063】
立位型又は臥位型が選択されると、制御部11は、リーダ2又はリーダ3の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ2又はリーダ3に送信し、リーダ2又はリーダ3からの応答内容により読取動作可能な状態か、消去が必要な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する(ステップS5)。
【0064】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3が読取動作可能な状態であると判別すると、先に受信したオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ2又はリーダ3の画像読取動作を制御する制御処理を実行し(ステップS6,S7)、消去が必要な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3の画像消去動作を制御する制御処理を実行し(ステップS8,S9)、リーダ2又はリーダ3がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する(ステップS10,S11)。
【0065】
また、ステップS4においてカセッテ型が選択されると、制御部11は、リーダ4の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ4に送信し、リーダ4からの応答内容により読取動作可能な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する(ステップS12)。
【0066】
そして、制御部11は、リーダ4が読取動作可能な状態であると判別すると、リーダ4にセットされたカセッテ5に添付されているバーコードと、先に受信したオーダ情報とを対応付けて登録させる制御を行い、さらにオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ4の画像読取動作を制御する制御処理を実行する(ステップS13,S14,S15)。また、リーダ4がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、制御部11は、リーダ4をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する(ステップS16,S17)。
【0067】
なお、上記リーダ2又はリーダ3の読取動作が終了すると、制御部11は、リーダ2又はリーダ3からネットワークNを介して送信される医用画像データを通信制御部15に受信させる。そして、制御部11は、受信した医用画像データが画像処理部18により所定の画像処理が施された後、図5の撮影管理画面121内の左端の医用画像表示領域又はその右隣の医用画像表示領域に表示させる。
【0068】
このとき、表示された医用画像により今回の画像読取動作の正否がオペレータ(撮影技師)により判断されて、そのリーダ2又はリーダ3の医用画像読取動作を指示する「NG」ボタン121e又は「OK」ボタン121fが操作される。「NG」ボタン121eが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対して再度読取動作制御処理が実行され、「OK」ボタン121fが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対して画像消去動作制御処理が実行される。
【0069】
また、カセッテ型のリーダ4の場合は、撮影後のカセッテがカセッテ用リーダ(図示せず)にセットされて読み取られた後、カセッテ用リーダからネットワークNを介して送信されて医用画像データが通信制御部15により受信されると、制御部11では、その受信した医用画像データが画像処理部18により所定の画像処理が施された後、図5の撮影管理画面121内の左端3番目の医用画像表示領域に表示される。
【0070】
このとき、表示された医用画像により今回の画像読取動作の正否がオペレータ(撮影技師)により判断されて、そのリーダ4の医用画像読取動作を指示する「NG」ボタン121e又は「OK」ボタン121fが操作される。
「NG」ボタン121eが操作されると、制御部11によりリーダ4に対して再度読取動作制御処理が実行され、「OK」ボタン121fが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対してスタンバイ動作制御処理が実行され、リーダ2又はリーダ3はスタンバイ状態に移行される。
【0071】
図4に戻り、制御部11は、リーダ2又はリーダ3に対する読取動作制御処理又は消去動作制御処理の実行が終了した後は、ステップS5に戻ってリーダ2又はリーダ3の動作状態を判別し、オーダ情報に更に医用画像の撮影指定があれば、再度読取動作制御処理及び消去動作制御処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部11は、オーダ情報に設定されたリーダ2又はリーダ3に対する全ての医用画像の撮影が終了するまで、ステップS5〜ステップS9の処理を繰り返し実行する。
【0072】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3に対する医用画像撮影処理が終了すると、リーダ2又はリーダ3をスリープ状態に移行させるスタンバイ動作制御処理を実行し(ステップS10,S11)、ステップS3のリーダ選択/検査終了の操作判別処理に戻る。
【0073】
また、制御部11は、リーダ4に対する読取動作制御処理の実行が終了した後は、ステップS12に戻ってリーダ4の動作状態を判別し、オーダ情報に更に医用画像の撮影指定があれば、再度読取動作制御処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部11は、オーダ情報に設定されたリーダ4に対する全ての医用画像の撮影が終了するまで、ステップS12〜ステップS15の処理を繰り返し実行する。
【0074】
そして、制御部11は、リーダ4に対する医用画像撮影処理が終了すると、リーダ4をスリープ状態に移行させるスタンバイ動作制御処理を実行し(ステップS16,S17)、ステップS3のリーダ選択/検査終了の操作判別処理に戻る。
【0075】
以上のように、制御形態が異なる複数のリーダ2,3,4がネットワークNを介して接続されるコントローラ1は、リーダ2,3,4を同時に管理可能な撮影管理画面121を表示部13に表示させ、この撮影管理画面121を介して入力される各種指示及び指示されたリーダに応じて、読取動作制御処理、消去動作制御処理、スタンバイ動作制御処理を実行して、リーダ2,3,4の撮影動作を制御する。
【0076】
したがって、医用画像制御システム100において、複数のリーダ2,3,4が備えられる場合、リーダ2,3,4毎にコントローラを備える必要がなく、1つのコントローラ1において、同時に複数のリーダ2,3,4を制御することができる。これにより、オペレータ(検査技師)は、1人の患者に対して複数のリーダ2,3,4を使用して医用画像の撮影を行う場合、各リーダ2,3,4の制御操作が容易であり、撮影に係る時間を短縮することができる。例えば、入力された情報に誤りがあった場合でも、1つのコントローラ1で訂正を行うことにより、複数のリーダ2,3,4に対する情報が同時に修正できるため、訂正作業の手間及び時間を省くことができる。
【0077】
また、複数のリーダ2,3,4へのオーダ情報を1つの画面内に同時に表示させることができるため、リーダ2,3,4毎に画面の切り替えを必要とせずに、操作性が良く、利便性の高いコントローラ1を提供することができる。また、次の作業予定を確認しながら医用画像の撮影を行う事ができ、効率の良い撮影を行えるとともに、患者への負担を軽減させることができる。さらに、各リーダ2,3,4毎に、撮影動作管理領域を個別に表示させるため、オペレータは、リーダ2,3,4毎のオーダ情報を認識しやすく、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【0078】
或いは、複数のリーダ2,3,4を1台のコントローラ1により制御することができるため、複数のコントローラを備えるための維持コスト及び設置スペースを節約することができる。
【0079】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な医用画像制御装置及び医用画像制御システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、医用画像制御システム100には、医用画像撮影装置として、立位型、臥位型、カセッテ型の医用画像装置を備える構成として説明を行ったが、これらに限らず種々の機種の医用画像撮影装置を備えることが可能である。或いは、製造メーカの異なる医用撮影画像装置をコントローラ1により同一画面内で管理可能な構成であっても良い。
【0080】
その他、本実施の形態における医用画像制御システム100の各構成要素、コントローラ1、リーダ2,3,4の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1、3、5記載の発明によれば、複数機種の医用画像撮影装置を同一画面内で管理可能な撮影管理画面にて管理することができため、操作性の良い医用画像制御装置を提供することができる。また、複数機種の医用画像撮影装置を1台の医用画像制御装置にて管理することができるため、複数機種の医用画像撮影装置毎に医用画像制御装置を設ける必要がなく、医用画像制御装置の維持コストを低減させることができる。
【0082】
請求項2又は4記載の発明によれば、請求項1、3、5記載の発明の効果に加えて、立位型、臥位型、又はカセッテ型の医用画像撮影装置のように、医用画像制御装置による制御形態が異なる装置を1台の医用画像制御装置により制御することができるため、複数の医用画像制御装置を適宜操作して、複数の医用画像撮影装置の制御を行う必要がなく、作業効率を飛躍的に向上させることができる。また、撮影管理画面内において、各医用画像撮影装置に応じた撮影動作管理領域を個別に表示するため、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における医用画像制御システム100のシステム構成を示す概念図である。
【図2】図1に示すコントローラ1の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すリーダ2の要部構成を示すブロック図である。
【図4】図2の制御部11により実行される撮影管理処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS2において、表示部13に表示される撮影管理画面121を示す図である。
【符号の説明】
100 医用画像制御システム
1 コントローラ
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 I/F
15 通信制御部
16 RAM
17 記憶部
18 画像処理部
2 立位型リーダ
21 制御部
22 操作部
23 放射線源
24 通信制御部
25 パネル駆動部
26 読取部
27 記憶部
3 臥位型リーダ
4 カセッテ型リーダ
45 カセッテ保持部
5 カセッテ
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用画像撮影装置における医用画像の撮影動作を制御する医用画像制御装置、医用画像制御システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療の分野においては、CT(Computed Tomography)装置やCR(Computed Radiography)装置などの医用画像撮影装置によって医用画像を撮影し、その撮影された医用画像をデジタル画像として取得する医用画像撮影システムが開発されている。
【0003】
具体的には、医用画像撮影装置において、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した医用画像変換パネルを使用するもので、この変換パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を吸収させて、被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて潜像を形成後、この蛍光体層を赤外線等の輝尽励起光で走査することによって蓄積された放射線エネルギーを蛍光として放射させてその蛍光を光電変換し、医用画像信号を得るものである。このようにして取得された医用画像は画像処理を施された後にフィルム、或いはCRT等の出力装置に出力されて可視化されたり、サーバ等のファイリング装置に患者の情報とともに保存され、医療活動に利用されている。
【0004】
上記医用画像撮影システムでは、コントローラにより複数の医用画像撮影装置(以下、リーダと記載)が制御されており、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線科情報システム)等の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システムから送信される予約情報に基づいて、医用画像の撮影が行われる。ここで、医用画像撮影システムには、撮影用途に応じて複数のリーダが備えられており、各リーダは制御形態に応じて複数の医用画像制御装置(以下、コントローラと記載)により制御されていた。
【0005】
例えば、立位により撮影を行うリーダや臥位により撮影を行うリーダは、装置に内蔵される輝尽性蛍光体プレートを利用して撮影を行うため、撮影に際しては、前回に撮影した画像データを消去する処理が必要となるため、コントローラからの詳細な制御が必要である。しかしながら、立位又は臥位により撮影を行うリーダは、制御形態が同様であるため、同じコントローラにより制御が可能である。一方、輝尽性蛍光体シートを内部に収容したカセッテを使用するカセッテ型のリーダは、複数のカセッテを同時にセットして連続した撮影を行えるため、撮影に際してコントローラによる細かい制御を必要としない。このため、立位又は臥位により撮影を行うリーダとは別のコントローラにより制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した医用画像撮影システムにおいては、一人の患者に対して複数のリーダを利用して撮影を行うため、撮影を行う技師は、複数のコントローラにより複数のリーダを制御して撮影を行う必要がある。このため、各リーダの制御操作が非常に煩雑であった。例えば、撮影を行う患者情報に誤りがあった場合、それぞれのコントローラにおいて、患者情報の訂正を行う必要があるため、手間及び時間が係り、作業効率が悪いという問題があった。また、複数のコントローラを備えることはリーダの維持にコストが係るとともに、コントローラを設置するための空間スペースを確保する必要があり、病院内の限られた敷地を占有してしまうという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、医用画像撮影システムに備えられる複数のリーダを効率良く制御して、撮影処理を速やかに実行可能な医用画像制御装置、医用画像制御システム及びプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置において、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
したがって、複数機種の医用画像撮影装置を同一画面内で管理可能な撮影管理画面にて管理することができため、操作性の良い医用画像制御装置を提供することができる。また、複数機種の医用画像撮影装置を1台の医用画像制御装置にて管理することができるため、複数機種の医用画像撮影装置毎に医用画像制御装置を設ける必要がなく、医用画像制御装置の維持コストを低減させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする。
【0011】
したがって、立位型、臥位型、又はカセッテ型の医用画像撮影装置のように、医用画像制御装置による制御形態が異なる装置を1台の医用画像制御装置により制御することができるため、複数の医用画像制御装置を適宜操作して、複数の医用画像撮影装置の制御を行う必要がなく、作業効率を飛躍的に向上させることができる。また、撮影管理画面内において、各医用画像撮影装置に応じた撮影動作管理領域を個別に表示するため、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置と、当該複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置とを備える医用画像制御システムにおいて、
前記医用画像制御装置は、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、
前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、
ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置に、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する機能と、
前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、本発明に係る医用画像制御システムと、本実施の形態における医用画像制御システム100とにおける各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、本発明の医用画像制御装置は、本実施の形態のコントローラ1に対応し、本発明の医用画像撮影装置は、本実施の形態のリーダ2,3,4に対応している。
【0016】
さらに、本発明の医用画像制御装置の構成部分と、本実施の形態のコントローラ1の構成部分との対応関係を明示すると、本発明の表示手段は、本実施の形態の表示部13に対応し、本発明の表示制御手段、撮影動作制御手段は、本実施の形態の制御部11に対応する。また、本発明の撮影予約情報の一例としては、本実施の形態のオーダ情報に対応し、本発明の撮影管理画面の一例としては、本実施の形態の撮影管理画面121に対応している。
【0017】
以下、本実施の形態における構成を説明する。
図1は、本実施の形態における医用画像制御システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、医用画像制御システム100は、制御装置として機能するコントローラ1、患者を立った姿勢で撮影する立位型医用画像撮影装置2、患者を寝かせた姿勢で撮影する臥位型医用画像撮影装置3、輝尽性蛍光体シートを内部に収容したカセッテ5を使用するカセッテ型医用画像撮影装置(以下、医用画像撮影装置を「リーダ」と省略して記す)4がネットワークNを介して接続されている。なお、本実施の形態においては、1台のコントローラ1と、1台のリーダ2、リーダ3、リーダ4がそれぞれネットワークNを介して接続される構成を例として示したが、これに限定されず各装置の設置台数及び設置箇所は任意である。
【0018】
ネットワークNは、電話回線、ISDN回線、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線等の各種通信回線により構築されるネットワークであるが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用することが可能である。なお、本実施の形態では、医用画像制御システム100を構成する各装置は、ネットワークNを介して接続されるとして説明するが、これに限らずSCSI規格などのケーブルCで接続されることとしてもよい。
【0019】
コントローラ1は、ネットワークNを介して、別室(撮影室)に設置されたリーダ2,3,4と接続され、オペレータからの指示に応じて、リーダ2,3,4を制御して、医用画像の撮影を行う。また、コントローラ1は、リーダ2,3,4により撮影された医用画像データをネットワークN又はケーブルC(図示せず)を介して受信し、画像処理、表示処理等を実行する。
【0020】
リーダ2は、X線照射部23(図1参照)を備え、立位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、ネットワークNを介して接続されるコントローラ1から入力される指示によりX線照射部22からX線を照射する。また、この照射線エネルギーの一部が後述する輝尽性蛍光体プレートに蓄積され、この輝尽性蛍光体プレートにレーザ光等の励起光を照射して、順次輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電変換手段により読み取って画像信号を得る。そして、リーダ2は、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。さらに、リーダ2は、画像信号を読み取った後の輝尽性蛍光体プレートに消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させ、次の撮影に備える。
【0021】
リーダ3は、X線照射部33(図1参照)を備え、臥位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、リーダ2と同様の手順によって、ネットワークNを介して接続するコントローラ1から入力される指示に従って医用画像の撮影を行い、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。
【0022】
リーダ4は、X線照射部43(図1参照)を備え、臥位による撮影を行う医用画像撮影装置であり、リーダ2及びリーダ3とは異なり、装置本体に着脱可能なカセッテを使用するカセッテタイプの装置である。カセッテは、放射線エネルギーの一部を蓄積する輝尽性蛍光体シートを内蔵しており、放射線源から照射され、照射線源とカセッテとの間に配置される被験体を通過した照射エネルギーの一部を上記輝尽性蛍光体シートに蓄積する。そして、リーダ4は、輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データとしてコントローラ1に送信する。
【0023】
次に、医用画像制御システム100を構成する各部について、図を参照して詳細に説明する。
【0024】
図2は、コントローラ1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ1は、制御部11、入力部12、表示部13、I/F14、通信制御部15、RAM16、記憶部17、画像処理部18により構成され、各部はバス19により接続されている。
【0025】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、記憶部17に記憶されているシステムプログラムや各種制御プログラムを読み出し、RAM16に展開し、該制御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、制御部11は、RAM16に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM16に一時記憶させるとともに、表示部13に表示させる。制御部11は、具体的には、記憶部17に記憶された撮影管理処理プログラムに従って、後述する撮影管理処理(図4参照)を実行する。
【0026】
具体的に制御部11は、ネットワークNを介してHIS(病院情報システム)やRIS(放射線科情報システム)等の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システム(図示せず)から送信されるオーダ情報(撮影予約情報)を受信すると、そのオーダ情報に設定された撮影条件(患者情報、撮影部位、使用するリーダ機種(立位型、臥位型、カセッテ型)等)に基づいて、複数のリーダ2,3,4の各撮影動作を同一画面内で管理可能な撮影管理画面121(図5参照)を表示部13に表示する。
【0027】
そして、制御部11は、撮影管理画面121においてリーダ2,3,4のうち撮影を開始するリーダが選択されると、その選択されたリーダが立位型及び臥位型か、カセッテ型を判別し、立位型又は臥位型が選択されると、リーダ2又はリーダ3の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ2又はリーダ3に送信し、リーダ2又はリーダ3からの応答内容により読取動作可能な状態か、消去が必要な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する。また、カセッテ型が選択されると、制御部11は、リーダ4の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ4に送信し、リーダ4からの応答内容により読取動作可能な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する。
【0028】
ここで、読取動作可能な状態は、スタンバイ状態であって、撮影パネルに前回の放射線エネルギーが残存していない状態、即ち、消去処理が実行された状態である。また、消去が必要な状態は、スタンバイ状態であって、撮影パネルに前回の放射線エネルギーが残存している状態である。さらに、スタンバイ移行可能な状態は、所定デバイスへの電源供給が停止されているスリープ状態である。
【0029】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3が読取動作可能な状態であると判別すると、先に受信したオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ2又はリーダ3の画像読取動作を制御する制御処理を実行し、消去が必要な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3の画像消去動作を制御する制御処理を実行し、リーダ2又はリーダ3がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3をスリープ状態からスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0030】
また、制御部11は、リーダ4が読取動作可能な状態であると判別すると、カセッテ5に添付されるバーコードと、先に受信したオーダ情報とを対応付けて登録する登録動作を制御する制御処理を実行し、オーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ4の画像読取動作を制御する制御処理を実行する。さらに、制御部11は、リーダ4がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ4をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0031】
そして、制御部11は、一連の撮影動作が終了し、入力部12を介してスタンバイ指示が入力されると、指示されたリーダ2,3,4をスタンバイ状態からスリープ状態に移行させる制御処理を実行する。
【0032】
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号を制御部11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0033】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、入力部13からの入力指示やデータ等を表示部13に表示させる。
【0034】
I/F14は、コントローラ1がケーブルC(図示せず)を介してリーダ2、リーダ3及びリーダ4と接続するためのインターフェイスである。ケーブルCは、主にデータ容量の大きい画像データを送受信するためのケーブルであり、I/F14は、リーダ2,3,4から医用画像データを取得すると、制御部11からの指示入力データに応じて医用画像データを表示部13、記憶部17、画像処理部18等に出力する。
【0035】
通信制御部15は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してネットワークNに接続されたコントローラ1とリーダ2,3,4との間の通信制御を行う。
【0036】
RAM(Random Access Memory)16は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部17から読み出されたコントローラ1上で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶する記憶領域を形成する。
【0037】
記憶部17は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御部11で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種処理プログラム、及び処理結果等を記憶する。また、プログラムやデータが予め記憶された記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成された非揮発性メモリである。この記録媒体は、記憶部17に固定的に、或いは着脱自在に装着するものである。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0038】
画像処理部18は、制御部11からの指示入力に従って、医用画像データに周波数処理、階調処理、回転処理、拡大・縮小処理等の各種画像処理を施す。この他に、画像処理部18は、所定の符号化方式で圧縮する圧縮処理や、圧縮された画像データを復号化して伸長する伸長処理を実行する。
【0039】
次に、図3を参照して図1に示した立位型のリーダ2の機能的構成について詳細に説明する。なお、リーダ3については、外観がベッド形状に変わるだけでその機能的構成はリーダ2と同一であるので、各構成部には対応する符号を付して、図示及び詳細な説明は省略する。
【0040】
図3に示すように、リーダ2は、制御部21、操作部22、放射線源23、通信制御部24、パネル駆動部25、読取部26、記憶部27等により構成されている。また、図示はしないが、リーダ3は、制御部31、操作部32、放射線源33、通信制御部34、撮影パネル35、読取部36、記憶部37等により構成されている。
【0041】
制御部21は、操作部22又はコントローラ1から入力される指示に応じて、記憶部27に記憶されている各種システムプログラムを読み出して実行し、リーダ2の各部を駆動制御する。具体的に、制御部21は、後述する読取処理、消去処理、スタンバイ処理を実行する。
【0042】
読取処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1から読取指示が入力されると、コントローラ1から入力される画像の読み取りサイズ、読み取りの向き、読み取り位置等の撮影条件に基づいて、パネル駆動部25を制御して、撮影パネル(図示せず)を読み取り位置に移動させる。また、制御部11は、放射線源23を制御して、放射線の照射を行わせる。さらに、制御部11は、放射線が照射された輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、シートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して、医用画像データを取得する。
【0043】
また、消去処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1から消去指示が入力されると、画像信号を読み取った後の輝尽性蛍光体プレートに消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させる。
【0044】
さらに、スタンバイ処理を実行するに際して、制御部21は、コントローラ1からスタンバイ指示が入力されると、現在の装置の状態を認識し、現在の装置の状態がスリープ状態である場合、コントローラ1又は操作部22から指示が入力されると直ちに処理を実行できるスタンバイ状態に移行する。一方、現在の装置の状態がスタンバイ状態である場合、制御部21は、デバイスの消費電力を低減させるため所定のデバイスへの電源供給を停止してスリープ状態に移行させる。
【0045】
操作部22は、テンキー、カーソルキー、各種機能キー等を備える操作パネルにより構成され、この操作パネルにおいて押下されたキーに対応する押下信号を制御部21に出力する。また、この押下信号は操作信号として通信制御部24を介してコントローラ1に出力される。
【0046】
放射線源23は、制御部21からの制御に応じて、コントローラ1から指示された放射線量、照射タイミングに基づいて、被検体に対して放射線を円錐状に照射する。
【0047】
通信制御部24は、LANアダプタ、モデム又はTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等から構成されたネットワークNに接続されたコントローラ1との間の通信を制御する。通信制御部24は、コントローラ1から入力された制御信号を制御部21に出力するとともに、読取部26から入力された画像データ及び操作部22から入力された操作信号をコントローラ1に送信する。
【0048】
パネル駆動部25は、制御部21から入力される制御信号に応じて、撮影パネル(図示せず)を所定の読み取り位置に駆動させる。撮影パネルは、撮影台(図示せず)に予め輝尽性蛍光体プレートが内蔵された状態で構成され、放射線源23から出射されたX線のうち人体などの被験体およびその周囲を通過するX線の照射エネルギーを蓄積することで、被験体のX線画像を記録するものである。この輝尽性蛍光体プレートに、可視光線などの励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーが解放され、輝尽発光を生じる。この現象を利用して、輝尽性蛍光体プレートに記録された画像の読み取りや消去を読取部26で行う。
【0049】
読取部26は、励起光発生器や光電変換素子、A/D変換器等から構成され、制御部21から入力される制御信号に応じて、輝尽性蛍光体層を形成した撮影パネルに励起光を照射して走査し、撮影パネルから放射された蛍光を光電変換して画像信号を生成する。さらに、読取部26は生成された画像信号をA/D変換し、変換された画像データを原画像データとして通信制御部24に出力する。また、読取部26は、コントローラ1から通信制御部24を介して入力される指示に応じて、消去光を出射し、輝尽性蛍光体プレートに残存する画像データを消去する。なお、画像信号の読み取りは輝尽性蛍光体層を使用した上記の方法に限らず、半導体検出器を用いたFPD(Flat Panel Detector)を使用した方法であってもよい。
【0050】
次に、リーダ4は、上述したリーダ2,3と略同一の構成によってなるため、同一の構成部には対応する符号を付して、詳細な図示及び説明を省略する。具体的に、リーダ4は、制御部41、操作部42、放射線源43、通信制御部44、読取部46、記憶部47等により構成されている。また、リーダ4は、撮影パネルを備えず、着脱可能なカセッテを接続するためのカセッテ保持部45を備えている。
【0051】
リーダ4の制御部41は、上述したリーダ2の制御部21と同様にコントローラ1からの指示に応じて、読取処理、スタンバイ処理を実行する。また、制御部41は、カセッテ型医用撮影装置であるリーダ4に特徴的な処理として、読取指示が入力されると、読取処理の実行に先だって、撮影を行うカセッテ5に添付されているバーコード(カセッテのID番号)を読取装置(図示せず)により読み取り、このバーコードとオーダ情報とを対応付けてRAM(図示せず)に記録する登録処理を実行する。
【0052】
カセッテ保持部45は、リーダ4にカセッテ5をセットするための保持手段である。カセッテ5は、持ち運び可能な平たい筐体に輝尽性蛍光体プレートが収納された物であり、撮影台に着脱可能にセットされ、X線発生装置2から出射されたX線のうち人体などの被験体およびその周囲を通過するX線の照射エネルギーを蓄積することで、被験体のX線画像を記録するものである。
【0053】
すなわち、リーダ4は、輝尽性蛍光体プレートが内蔵された持ち運び可能なカセッテ5をカセッテ保持部45に装着して撮影を行い、撮影後は撮影済カセッテ5を外して新しいカセッテ5に交換することにより、消去処理を必要とせずに、連続した撮影を行うことができる。
【0054】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
動作説明の前提として、以下に記述されている処理を実行するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部17に格納されており、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0055】
図2のコントローラ1により実行される撮影管理処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本処理では、リーダ2,3,4に対して医用画像撮影動作を適宜行わせる場合について説明する。
【0056】
図4において、コントローラ1内の制御部11は、外部の病院内や放射線科内の情報を管理する情報システム(図示せず)からネットワークNを介して通信制御部15によりオーダ情報を受信すると(ステップS1)、そのオーダ情報に設定された撮影条件(患者情報、撮影部位、使用するリーダ機種(立位型、臥位型、カセッテ型)等)に基づいて、複数のリーダ2,3,4の各撮影動作を同一画面内で管理可能な図5に示すような撮影管理画面121を表示部13に表示する(ステップS2)。
【0057】
図5に示す撮影管理画面121において、制御部11は、入力されたオーダ情報に基づいて画面上部に患者ID、患者氏名、性別、生年月日の患者情報を表示し、その右側にそれらの患者情報を修正する修正画面に遷移する患者修正ボタン121aを表示する。また、患者情報の下部に、オーダ情報に含まれる撮影条件を修正する修正画面に遷移する条件修正ボタン121b、医用画像を読み取るリーダを立位型、臥位型、カセッテ型の中から指定するリーダ指定ボタン121cを表示する。
【0058】
さらに、画面中央には、患者のオーダ情報が登録されている順番で左側を先頭として、オーダ番号とともに撮影条件等が一覧表示される撮影動作管理領域が設けられている。この撮影動作管理領域に設けられるオーダアイコン121d上には、簡単な記号や図形で撮影条件や出力条件等を表示し、撮影技師が容易にオーダ情報の登録内容を把握できるように表示制御されている。例えば「頭蓋骨−正面」の表示により撮影部位、撮影方向の撮影条件を示し、「A」の表示により回転、反転状態の出力条件を示す。さらに、撮影動作管理領域の一部(例えば、図5の黒色部分)は、撮影が終了し、リーダ2,3,4から医用画像データを受信すると、オーダ情報に対応付けられた各リーダ2,3,4の医用画像を表示する医用画像表示領域となる。
【0059】
ここでは、図中の左端がリーダ2の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域、その右隣がリーダ3の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域、更にその右隣がリーダ4の撮影動作管理領域及び医用画像表示領域としており、右端の医用画像表示領域は未使用のため、使用不可の状態で表示されているものとする。
【0060】
また、図中の各オーダアイコン121dの下側には、各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を指示する指示ボタンとして、「NG」ボタン121eと「OK」ボタン121fが表示されている。「NG」ボタン121eは、リーダ2,3,4の医用画像読取動作が異常で中断する際に操作し、「OK」ボタン121fは、リーダ2,3,4の医用画像読取動作が正常で終了する際に操作する。
【0061】
また、図中の「一画面形式」121gは、各リーダ2,3,4の読取画像のうち一つの読取画像のみを表示する際に操作し、「検査保留」ボタン121hは、今回のオーダ情報による各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を保留する際に操作し、「検査終了」ボタン121iは、今回のオーダ情報による各リーダ2,3,4の医用画像読取動作を一括して終了する際に操作する。
【0062】
図4に戻り、次いで、制御部11は、撮影管理画面121においてリーダ指定ボタン121cが操作されたか、検査終了ボタン121iが操作されたかを判別する(ステップS3)。リーダ2,3,4のうち撮影を開始するリーダがリーダ指定ボタン121cにより選択されると、制御部11は、その選択されたリーダが立位型及び臥位型か、カセッテ型を判別する(ステップS4)。
【0063】
立位型又は臥位型が選択されると、制御部11は、リーダ2又はリーダ3の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ2又はリーダ3に送信し、リーダ2又はリーダ3からの応答内容により読取動作可能な状態か、消去が必要な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する(ステップS5)。
【0064】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3が読取動作可能な状態であると判別すると、先に受信したオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ2又はリーダ3の画像読取動作を制御する制御処理を実行し(ステップS6,S7)、消去が必要な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3の画像消去動作を制御する制御処理を実行し(ステップS8,S9)、リーダ2又はリーダ3がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、リーダ2又はリーダ3をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する(ステップS10,S11)。
【0065】
また、ステップS4においてカセッテ型が選択されると、制御部11は、リーダ4の動作状態を確認するコマンドを通信制御部15によりネットワークNを介してリーダ4に送信し、リーダ4からの応答内容により読取動作可能な状態か、スタンバイに移行可能な状態かを判別する(ステップS12)。
【0066】
そして、制御部11は、リーダ4が読取動作可能な状態であると判別すると、リーダ4にセットされたカセッテ5に添付されているバーコードと、先に受信したオーダ情報とを対応付けて登録させる制御を行い、さらにオーダ情報に設定された撮影条件に従って、リーダ4の画像読取動作を制御する制御処理を実行する(ステップS13,S14,S15)。また、リーダ4がスタンバイに移行可能な状態であると判別すると、制御部11は、リーダ4をスタンバイ状態に移行させる制御処理を実行する(ステップS16,S17)。
【0067】
なお、上記リーダ2又はリーダ3の読取動作が終了すると、制御部11は、リーダ2又はリーダ3からネットワークNを介して送信される医用画像データを通信制御部15に受信させる。そして、制御部11は、受信した医用画像データが画像処理部18により所定の画像処理が施された後、図5の撮影管理画面121内の左端の医用画像表示領域又はその右隣の医用画像表示領域に表示させる。
【0068】
このとき、表示された医用画像により今回の画像読取動作の正否がオペレータ(撮影技師)により判断されて、そのリーダ2又はリーダ3の医用画像読取動作を指示する「NG」ボタン121e又は「OK」ボタン121fが操作される。「NG」ボタン121eが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対して再度読取動作制御処理が実行され、「OK」ボタン121fが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対して画像消去動作制御処理が実行される。
【0069】
また、カセッテ型のリーダ4の場合は、撮影後のカセッテがカセッテ用リーダ(図示せず)にセットされて読み取られた後、カセッテ用リーダからネットワークNを介して送信されて医用画像データが通信制御部15により受信されると、制御部11では、その受信した医用画像データが画像処理部18により所定の画像処理が施された後、図5の撮影管理画面121内の左端3番目の医用画像表示領域に表示される。
【0070】
このとき、表示された医用画像により今回の画像読取動作の正否がオペレータ(撮影技師)により判断されて、そのリーダ4の医用画像読取動作を指示する「NG」ボタン121e又は「OK」ボタン121fが操作される。
「NG」ボタン121eが操作されると、制御部11によりリーダ4に対して再度読取動作制御処理が実行され、「OK」ボタン121fが操作されると、制御部11によりリーダ2又はリーダ3に対してスタンバイ動作制御処理が実行され、リーダ2又はリーダ3はスタンバイ状態に移行される。
【0071】
図4に戻り、制御部11は、リーダ2又はリーダ3に対する読取動作制御処理又は消去動作制御処理の実行が終了した後は、ステップS5に戻ってリーダ2又はリーダ3の動作状態を判別し、オーダ情報に更に医用画像の撮影指定があれば、再度読取動作制御処理及び消去動作制御処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部11は、オーダ情報に設定されたリーダ2又はリーダ3に対する全ての医用画像の撮影が終了するまで、ステップS5〜ステップS9の処理を繰り返し実行する。
【0072】
そして、制御部11は、リーダ2又はリーダ3に対する医用画像撮影処理が終了すると、リーダ2又はリーダ3をスリープ状態に移行させるスタンバイ動作制御処理を実行し(ステップS10,S11)、ステップS3のリーダ選択/検査終了の操作判別処理に戻る。
【0073】
また、制御部11は、リーダ4に対する読取動作制御処理の実行が終了した後は、ステップS12に戻ってリーダ4の動作状態を判別し、オーダ情報に更に医用画像の撮影指定があれば、再度読取動作制御処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部11は、オーダ情報に設定されたリーダ4に対する全ての医用画像の撮影が終了するまで、ステップS12〜ステップS15の処理を繰り返し実行する。
【0074】
そして、制御部11は、リーダ4に対する医用画像撮影処理が終了すると、リーダ4をスリープ状態に移行させるスタンバイ動作制御処理を実行し(ステップS16,S17)、ステップS3のリーダ選択/検査終了の操作判別処理に戻る。
【0075】
以上のように、制御形態が異なる複数のリーダ2,3,4がネットワークNを介して接続されるコントローラ1は、リーダ2,3,4を同時に管理可能な撮影管理画面121を表示部13に表示させ、この撮影管理画面121を介して入力される各種指示及び指示されたリーダに応じて、読取動作制御処理、消去動作制御処理、スタンバイ動作制御処理を実行して、リーダ2,3,4の撮影動作を制御する。
【0076】
したがって、医用画像制御システム100において、複数のリーダ2,3,4が備えられる場合、リーダ2,3,4毎にコントローラを備える必要がなく、1つのコントローラ1において、同時に複数のリーダ2,3,4を制御することができる。これにより、オペレータ(検査技師)は、1人の患者に対して複数のリーダ2,3,4を使用して医用画像の撮影を行う場合、各リーダ2,3,4の制御操作が容易であり、撮影に係る時間を短縮することができる。例えば、入力された情報に誤りがあった場合でも、1つのコントローラ1で訂正を行うことにより、複数のリーダ2,3,4に対する情報が同時に修正できるため、訂正作業の手間及び時間を省くことができる。
【0077】
また、複数のリーダ2,3,4へのオーダ情報を1つの画面内に同時に表示させることができるため、リーダ2,3,4毎に画面の切り替えを必要とせずに、操作性が良く、利便性の高いコントローラ1を提供することができる。また、次の作業予定を確認しながら医用画像の撮影を行う事ができ、効率の良い撮影を行えるとともに、患者への負担を軽減させることができる。さらに、各リーダ2,3,4毎に、撮影動作管理領域を個別に表示させるため、オペレータは、リーダ2,3,4毎のオーダ情報を認識しやすく、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【0078】
或いは、複数のリーダ2,3,4を1台のコントローラ1により制御することができるため、複数のコントローラを備えるための維持コスト及び設置スペースを節約することができる。
【0079】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な医用画像制御装置及び医用画像制御システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、医用画像制御システム100には、医用画像撮影装置として、立位型、臥位型、カセッテ型の医用画像装置を備える構成として説明を行ったが、これらに限らず種々の機種の医用画像撮影装置を備えることが可能である。或いは、製造メーカの異なる医用撮影画像装置をコントローラ1により同一画面内で管理可能な構成であっても良い。
【0080】
その他、本実施の形態における医用画像制御システム100の各構成要素、コントローラ1、リーダ2,3,4の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1、3、5記載の発明によれば、複数機種の医用画像撮影装置を同一画面内で管理可能な撮影管理画面にて管理することができため、操作性の良い医用画像制御装置を提供することができる。また、複数機種の医用画像撮影装置を1台の医用画像制御装置にて管理することができるため、複数機種の医用画像撮影装置毎に医用画像制御装置を設ける必要がなく、医用画像制御装置の維持コストを低減させることができる。
【0082】
請求項2又は4記載の発明によれば、請求項1、3、5記載の発明の効果に加えて、立位型、臥位型、又はカセッテ型の医用画像撮影装置のように、医用画像制御装置による制御形態が異なる装置を1台の医用画像制御装置により制御することができるため、複数の医用画像制御装置を適宜操作して、複数の医用画像撮影装置の制御を行う必要がなく、作業効率を飛躍的に向上させることができる。また、撮影管理画面内において、各医用画像撮影装置に応じた撮影動作管理領域を個別に表示するため、視認性の良い表示画面を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における医用画像制御システム100のシステム構成を示す概念図である。
【図2】図1に示すコントローラ1の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すリーダ2の要部構成を示すブロック図である。
【図4】図2の制御部11により実行される撮影管理処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS2において、表示部13に表示される撮影管理画面121を示す図である。
【符号の説明】
100 医用画像制御システム
1 コントローラ
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 I/F
15 通信制御部
16 RAM
17 記憶部
18 画像処理部
2 立位型リーダ
21 制御部
22 操作部
23 放射線源
24 通信制御部
25 パネル駆動部
26 読取部
27 記憶部
3 臥位型リーダ
4 カセッテ型リーダ
45 カセッテ保持部
5 カセッテ
Claims (5)
- ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置において、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像制御装置。 - 前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする請求項1記載の医用画像制御装置。 - ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置と、当該複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置とを備える医用画像制御システムにおいて、
前記医用画像制御装置は、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する撮影動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする医用画像制御システム。 - 前記複数機種の医用画像撮影装置には、少なくとも立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置を含み、
前記表示制御手段は、前記撮影管理画面内に前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した撮影動作管理領域を個別に表示し、
前記撮影動作制御手段は、前記撮影管理画面内の各撮影動作管理領域における指示に応じて、前記立位型、臥位型及びカセッテ型の医用画像撮影装置に各々対応した医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御することを特徴とする請求項3記載の医用画像制御システム。 - ネットワークを介して接続された複数機種の医用画像撮影装置を制御する医用画像制御装置に、
撮影予約情報に基づいて前記複数機種の医用画像撮影装置の各医用画像撮影動作を同一画面内で管理する撮影管理画面を表示手段に表示する機能と、
前記撮影管理画面において指示された医用画像撮影装置の医用画像撮影動作を前記ネットワークを介して制御する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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