JP2005080693A - 医用画像撮影制御装置及び医用画像撮影制御方法 - Google Patents

医用画像撮影制御装置及び医用画像撮影制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射線科情報管理システム等のオーダリング装置から検査開始要求を受けて医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置において、ビジー状態においても検査開始要求信号を受け付けることができるようにする。
【解決手段】 この医用画像撮影制御装置は、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納する格納手段112と、ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置を制御する制御手段111とを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、放射線撮影等の診断目的の撮影に際し、放射線科情報管理システム等のオーダリング装置から検査開始要求を受けて医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置に関し、特に、患者情報等を入力したり、画像読取装置において記録シートに撮影された医用画像を読み取ることによって得られた画像データを受信して出力装置に配送したりするために用いられる医用画像撮影制御装置に関する。さらに、本発明は、そのような医用画像撮影制御装置において用いられる医用画像撮影制御方法に関する。
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の一つとなっている。最初のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年においては、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内での診断情報処理システム等の構築が進められようとしている。X線画像についてもディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体を用いた放射線撮影方法が確立され、従来のX線写真法に置き換わるものとして注目されている。
輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質であり、その存在は従来から知られていた。これを用いた放射線撮影方法は、画像撮影装置を用いて、輝尽性蛍光体を塗布したシートに人体等の被写体の放射線画像を撮影記録し、画像読取装置を用いて、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。さらに、画像処理装置を用いて、この画像データを適切に処理した後、CRT等のディスプレイに出力したり、レーザプリンタ等によりフィルムに印刷して、放射線画像を可視画像として表示することができる。
このような放射線撮影方法は、撮影感度や画質の面で、従来のX線写真法に匹敵する性能を持っている。例えば、従来のX線写真法と比較して、露光域が極めて広く、また、露光量に対する輝尽発光光の応答が露光域全域に渡ってほぼ比例している。このため、被写体をどのような放射線量で撮影しても、画像の存在する発光域をとらえ、過不足なく正規化してディジタル信号化することができる。また、このようにして得た信号を適切な画像処理方法と組み合わせることにより、様々な撮影条件の下でも定常的に良質な画像を提供することが可能である。さらに、直接、ディジタル化された画像情報を得ているので、画像の劣化を招くことなく、大量のデータを長期保存することが可能になるばかりか、医療診断情報システムへの発展等も可能になる。
近年においては、検査の進行状況等の業務を管理する病院情報管理システム(hospital information system:HIS)や放射線科情報管理システム(radiology information system:RIS)等が用いられており、このようなシステムにネットワークを介して接続された医用画像撮影制御装置を用いて、放射線撮影装置等の医用画像撮影装置による撮影が制御されることがある。具体的には、検査の開始を要求する検査開始要求信号が、RIS等のオーダリング装置からネットワークを介して医用画像撮影制御装置に入力され、医用画像撮影制御装置がX線照射量等の撮影条件を設定することにより、医用画像撮影装置において撮影が行われる。
しかしながら、医用画像撮影装置又は医用画像撮影制御装置が何らかの処理を行っているビジー状態においては、医用画像撮影制御装置は検査開始要求信号を受け付けないので、そのような場合に検査を開始させるためには、画像撮影制御装置のビジー状態が解除されている時に、オーダリング装置が検査開始要求信号を再送する必要があるという問題があった。
関連する技術として、下記の特許文献1には、待機モードを適切に解除できる放射線撮影装置について述べられている。この放射線撮影装置によれば、待機モードが設定された放射線撮影装置において、ネットワークを介してサーバから撮影オーダが入力された場合に、サブCPUが応動し、待機モードを解除して撮影準備を開始することができる。しかしながら、放射線撮影装置がビジー状態である時に撮影オーダが入力される場合については述べられていない。
特開2002−272720号公報(第1,3頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、放射線科情報管理システム等のオーダリング装置から検査開始要求を受けて医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置において、ビジー状態においても検査開始要求信号を受け付けることができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る医用画像撮影制御装置は、診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置であって、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納する格納手段と、ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置を制御する制御手段とを具備する。
本発明の第2の観点に係る医用画像撮影制御装置は、診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置であって、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納する格納手段と、画像を表示する表示手段と、ビジー状態が解除された場合に、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を表示手段に表示させ、その中からオペレータによって選択された検査を開始するように医用画像撮影装置を制御する制御手段とを具備する。
また、本発明の第1の観点に係る医用画像撮影制御方法は、診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置における医用画像撮影制御方法であって、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納手段に格納するステップ(a)と、ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置を制御するステップ(b)とを具備する。
本発明の第2の観点に係る医用画像撮影制御方法は、診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置における医用画像撮影制御方法であって、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納手段に格納するステップ(a)と、ビジー状態が解除された場合に、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を表示手段に表示させるステップ(b)と、その中からオペレータによって選択された検査を開始するように医用画像撮影装置を制御するステップ(c)とを具備する。
本発明によれば、ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納手段に格納し、ビジー状態が解除された場合に、格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置を制御するので、ビジー状態においても検査開始要求信号を受け付けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る医用画像撮影制御装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、放射線科においては、被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録シート(輝尽性蛍光体シート)1に放射線画像を記録する医用画像撮影装置10と、医用画像撮影装置10を制御する医用画像撮影制御装置20とが接続されており、さらに、記録シート1に記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取って画像データを生成する医用画像読取装置30が、ネットワークを介して医用画像撮影制御装置20に接続されている。
医用画像撮影制御装置20は、医用画像撮影装置10を制御するコンソールであり、さらに、患者情報を入力したり、医用画像読取装置30から画像データ及び画像付帯情報を入力して各種の処理を施したり、アーカイブ40等の記録装置やプリンタ50等の出力装置に画像データ等を配送するためにも用いられる。
さらに、放射線科においては、医用画像撮影制御装置20において処理が施された画像データ及び画像付帯情報を記録するアーカイブ40と、医用画像をフィルム等に印刷するプリンタ50と、放射線撮影に関する様々な業務の遂行を管理するRIS60と、受付端末70が、ネットワークを介して医用画像撮影制御装置20に接続されている。また、RIS60は、病院全体の業務を管理するHIS80や、病院の受付端末90に、ネットワークを介して接続されている。
放射線撮影に用いられる記録シート1は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線が照射されることにより被写体の情報が記録される。所定の撮影条件の下で被検者の放射線撮影が行われ、その放射線画像が記録シート1に記録される。
医用画像撮影装置10は、医用画像撮影装置10の所定の位置にセットされた記録シート1の位置を上下に移動させて微調整することにより被検者における撮影位置を昇降させる撮影位置昇降機構11と、被検者の足の位置を決める撮影台12と、被検者に放射線を照射する放射線発生部13と、医用画像撮影制御装置20から制御するための信号が入力されるインタフェース14とを含んでいる。
医用画像撮影制御装置20は、各種の命令等を入力するために用いられる入力部21と、記録シート1を格納するカセッテに付されたバーコードを読み取るバーコードリーダ22と、入力された検査開始要求信号に対応する検査や放射線画像等を表示する表示部23と、処理部110とを含んでいる。処理部110は、入力された検査開始要求信号に基づいて医用画像撮影装置10を制御する。なお、記録シート1を医用画像撮影装置10の所定の位置にセットする前に、バーコードリーダ22を用いて、記録シート1を格納するカセッテに付されたバーコードを読み取る。
撮影後、医用画像読取装置30の所定の位置にセットされた記録シート1は、レーザ光源31から出射し、光走査部32を通った光ビームによって、表面を走査される。この走査により光ビームが記録シート1に照射され、光ビームが照射された箇所から蓄積記録された放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光が生じる。輝尽発光光は、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)33により光電的に検出され、アナログ信号として出力されて増幅器34により増幅され、A/D変換器35によりディジタル化される。また、記録シート1を格納するカセッテに付されたバーコードが、バーコードリーダ36により読み取られ、読み取られたバーコード情報は、患者情報及び検査情報に対応する画像付帯情報として使用される。このようにして生成された画像データと画像付帯情報とが、出力部37からネットワークを介して医用画像撮影制御装置20に送信される。
また、医用画像撮影制御装置20の処理部110は、医用画像読取装置30から送信された画像データ及び画像付帯情報を受信して処理し、他の装置に配送する。アーカイブ40は、医用画像撮影制御装置20から配送された画像データ及び画像付帯情報を記録する。また、プリンタ50は、医用画像撮影制御装置20から配送された画像データに基づいて、医用画像をフィルム等に印刷する。
RIS60は、検査を開始させるために、医用画像撮影制御装置20に対して、検査開始要求信号、患者情報、及び、検査情報を出力することにより、オーダリング装置として機能する。同様に、HIS80も、電子カルテDB(data base:データベース)81に基づいて、オーダリング装置として機能することが可能である。また、専用に開発されたアプリケーションプログラムによって動作するオーダリング装置を別途設けるようにしても良い。
受付端末90は、病院の受付において、被検者である患者の氏名や患者ID等の患者情報を入力するために用いられ、また、予め放射線撮影を行うことが分かっている場合には、撮影部位等を表す撮影メニュー、検査番号及び検査日等の検査情報を入力するために用いられる。なお、患者情報及び検査情報は、医用画像撮影制御装置20の入力部21、又は、放射線科の受付端末70を用いて入力するようにしても良い。電子カルテDB81には、受付端末70又は90等を用いて入力された患者情報及び検査情報等が登録されている。
図2は、図1に示す医用画像撮影制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。処理部110は、中央演算装置(以下、CPUという)111と、入力された画像データや検査開始要求信号等を一時的に記憶するメモリ112と、記録媒体としてのハードディスク113と、ハードディスク制御部114と、ネットワークインタフェース115と、インタフェース116及び117とを含んでいる。これら各部111〜115は、バスラインを介して相互に接続されている。
メモリ112は、バーコードリーダ22を用いて読み取られたバーコード情報や、医用画像読取装置30から受信された画像データ及び画像付帯情報を一時的に記憶する。さらに、本実施形態においては、医用画像撮影制御装置20がビジー状態であるときにオーダリング装置から受信された検査開始要求信号、患者情報、及び、検査情報を、メモリ112に記憶させることにより、その検査開始要求信号に対応する検査を予約できるようにしている。
CPU111は、インタフェース116を介して、キーボードやマウス等の入力部21や、CRTディスプレイ等の表示部23に接続されており、また、インタフェース117を介して、医用画像撮影装置10に接続されている。さらに、CPU111は、ネットワークインタフェース115を介して、医用画像読取装置30、アーカイブ40、プリンタ50、RIS60、受付端末70に接続されている。
ハードディスク113には、CPU111に動作を行わせるためのソフトウェア(プログラム)が記録されている。なお、記録媒体としては、内蔵のハードディスク113の他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
次に、CPU111とソフトウェア(プログラム)とによって構成される機能ブロック111a〜111dについて説明する。
検査開始要求信号処理部111aは、ビジー状態が解除された場合に、メモリ112に記憶されている検査開始要求信号に基づいて、検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報をメモリ112から読み出して出力する。なお、検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報は、検査開始要求信号と共に、オーダリング装置から入力される。検査開始要求信号処理部111aから出力された患者情報及び検査情報は、出力部111dからインタフェース116を介して表示部23に供給され、表示部23において、検査開始要求が発行された検査を表す検査情報が表示される。
表示部23において表示された検査情報を確認したオペレータによって、検査開始命令が入力部21を介して入力されると、撮影制御部111bは、その検査に対応する患者情報及び検査情報とに基づいて、その検査を開始するように、インタフェース117を介して医用画像撮影装置10を制御する。ここで、メモリ112は、撮影制御部111bの制御により、開始される検査に関する患者情報及び検査情報と、撮影に用いられる記録シートを格納するカセッテに付されたバーコードをバーコードリーダ22によって読み取ることによって生成されたバーコード情報とを、互いに対応させて記憶する。
画像処理部111cは、医用画像読取装置30から受信された画像データに、必要な画像処理を施す。必要な画像処理が施された画像データは、出力部111dから、インタフェース116を介して表示部23に供給されて、表示部23において画像が表示され、その画像がオペレータによって確認される。また、必要な画像処理が施された画像データは、メモリ112に記憶されると共に、オペレータの指示に従って、ハードディスク制御部114を介してハードディスク113に記録されたり、ネットワークインタフェース115を介してアーカイブ40等に配送される。
なお、本実施形態においては、検査開始要求信号処理部111a、撮影制御部111b、画像処理部111c、及び、出力部111dを、CPUとソフトウェアで構成したが、ディジタル回路やアナログ回路で構成しても良い。
次に、本実施形態に係る医用画像撮影制御装置を含む医用画像撮影システムの動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。図3は、この医用画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、オペレータが、患者情報及び検査情報等を入力する。次に、ステップS2において、オーダリング装置が、検査開始要求信号、患者情報、及び、検査情報を、医用画像撮影制御装置20に出力する。ステップS3において、医用画像撮影制御装置20のメモリ112が、入力された検査開始要求信号、患者情報、及び、検査情報を記憶する。
ステップS4において、検査開始要求信号処理部111aが、メモリ112に記憶されている検査開始要求信号に基づいて、患者情報及び検査情報を、出力部111d及びインタフェース116を介して表示部23に出力する。ステップS5において、表示部23が、検査開始要求が発行された検査を表す検査情報を表示する。
ここで、CPU111が何も処理を行っていないアイドル状態のときには、検査開始要求信号処理部111aは、検査開始要求信号がメモリ112に記憶されると直ちに、その検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報を出力することにより、その検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置10を制御する。
一方、CPU111が何らかの処理を行っているビジー状態のときには、検査開始要求信号処理部111aは、その処理が終了してビジー状態が解除されたときに、検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報を出力することにより、その検査開始要求信号に対応する検査を開始するように医用画像撮影装置10を制御する。ここで、ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、メモリ112に記憶されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するようにしても良い。あるいは、医用画像撮影制御装置20がビジー状態であっても、オーダリング装置から検査の開始を催促することにより、検査を開始させることができる。
ここで、複数の検査開始要求信号が記憶されている場合に、検査開始要求信号処理部111aは、記憶された順番が早い検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報を先に出力する。あるいは、複数の検査開始要求信号が記憶されている場合に、複数の検査開始要求信号に対応する患者情報及び検査情報を出力することにより予約検査一覧画面を表示部23に表示させ、オペレータが、入力部21を用いて、予約検査の内のいずれかの検査を選択するようにしても良い。
図4は、表示部23に表示される予約検査一覧画面を示す図である。図4に示すように、表示部23には、メモリ112に記憶されている検査開始要求信号に対応する検査の一覧画面200が表示され、一覧画面の右上には、撮影を開始するための実行ボタン201が配置され、一覧画面の右下には、この画面を閉じるためのクローズボタン202が配置される。
再び図3を参照すると、ステップS6において、オペレータは、入力部21を用いて、検査開始命令を入力する。ここで、図4を参照しながら、検査開始命令を入力する方法について説明する。まず、オペレータは、図4の検査の一覧画面200において太線で囲んだQBE(query by example:例示問い合わせ)ボックス203のいずれかの項目に検査を絞り込むための情報を入力し、その情報に基づいてメモリ112に記憶されている検査開始要求信号に対応する検査を検索する。
例えば、図4に示すように、「患者氏名」項目に苗字が富士であることを表す「富士*」という情報を入力し、「性別」項目に性別が男であることを表す「M」という情報を入力することにより、QBEボックス203に入力された情報に基づいて検索された検査が表示される。なお、表示される内容は、患者ID、患者氏名、性別及び生年月日等の患者情報の他に、撮影部位等の検査情報を表示することにより、オペレータが選択する検査を検索しやすいようにしても良い。
このような方法で検索された検査の内のいずれか1つが、オペレータによって入力部21を用いて選択され、さらに、実行ボタン201を押下することにより、検査開始命令が撮影制御部111bに入力されて検査が開始される。なお、QBEボックス203を用いて検索した検査が1つの場合には、その検査を選択せずに実行ボタン201を押下することによっても撮影が開始され、その際に、QBEボックス203内の情報が消去される。
再び図3を参照すると、ステップS7において、撮影制御部111bの制御の下で、オペレータによって検査開始命令が入力された検査に関する患者情報及び検査情報に基づいて、医用画像撮影装置10が、被検者に放射線を照射することにより放射線画像を撮影し、記録シートに放射線画像を記録する。撮影制御部111bは、メモリ112に記憶されている検査開始要求信号の中から、検査開始命令が入力された検査に関する検査開始要求信号を削除すると共に、撮影に用いられる記録シートを格納するカセッテに付されたバーコードを読み取ることによって生成されたバーコード情報と検査開始命令が入力された検査に関する患者情報及び検査情報とを対応させて記憶する。さらに、撮影制御部111bは、検査開始要求信号を出力したオーダリング装置に、撮影が開始されたことを通知するようにしても良い。
ステップS8において、医用画像読取装置30が、記録シート1に記録されている放射線画像を読み取ることにより画像データを生成し、生成した画像データをバーコード情報と共に、医用画像撮影制御装置20に送信する。
ステップS9において、医用画像撮影制御装置20のメモリ112が、医用画像読取装置30から受信された画像データ及びバーコード情報を記憶する。ここで、メモリ112は、医用画像読取装置30から受信したバーコード情報とバーコードリーダ22によって生成されたバーコード情報とを一致させることにより、画像データと患者情報及び検査情報とを対応させ、患者情報及び検査情報を画像付帯情報として記憶する。
ステップS10において、医用画像撮影制御装置20の画像処理部111cが、メモリ112に記憶されている画像データに画像処理を施す。ステップS11において、画像処理が施された画像データに基づいて、医用画像が表示部72に表示され、オペレータに確認される。
ステップS11において、オペレータが入力部21を用いて画像データ等の配送を指示することにより、画像データ及び画像付帯情報が、アーカイブ40又はプリンタ50に配送される。
なお、本実施形態においては、検査開始要求信号がネットワークを介して医用画像撮影制御装置20に入力される構成としているが、専用のプロトコルを用いて入力される構成としても良い。また、医用画像撮影制御装置20がビジー状態であっても、撮影の優先度に基づいて、優先度の低い実行中の検査を強制的に終了又は保留にして、検査開始要求が発行されたことを表示部23に表示することにより、優先度の高い検査を開始させるようにしても良い。
本実施形態によれば、医用画像撮影制御装置20にビジー状態において検査開始要求信号等が入力された場合に、医用画像撮影制御装置20のメモリ112が検査開始要求信号等を記憶することにより、オーダリング装置が検査開始要求信号等を再送する必要がなくなる。また、予約検査一覧画面を表示することにより、医用画像撮影制御装置20においても検査の開始操作を行うことができ、さらに、ビジー状態が解除されたときに検査を開始することができるので、作業効率が向上する。
また、医用画像撮影制御装置20がビジー状態であっても、オーダリング装置から検査の開始を催促することができ、また、検索結果が1つの場合には、QBEボックス203内の情報を消去することにより、オペレータが削除する必要がなくなるので、作業効率が向上する。
さらに、検査開始要求信号を出力したオーダリング装置に検査が開始されたことを通知することができるので、オーダリング装置を操作しているオペレータと医用画像撮影制御装置20を操作するオペレータが同一の場合には、そのオペレータが、医用画像撮影制御装置20と離れた場所にあるオーダリング装置を操作していても検査開始を確認できるので、作業効率が向上する。
次に、本発明の一実施形態に係る医用画像撮影制御装置を含む医用画像撮影システムの変形例について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5に示す医用画像撮影システムは、図1に示す医用画像撮影システムの構成要素に加えて、PDA(personal digital assistant:個人用情報端末)120等のモバイル端末と、第2の医用画像撮影装置130とをさらに有している。その他の構成要素については、図1に示す医用画像撮影システムと同様である。
この変形例においては、PDA120を用いて、撮影条件等の情報を医用画像撮影制御装置20から持ち出し、医用画像撮影制御装置20とは異なる場所にある第2の医用画像撮影装置130を用いてポータブル撮影を行う。
まず、医用画像撮影制御装置20とPDA120とを接続し、図6に示すように医用画像撮影制御装置20の表示部に表示されているPDAエクスポートボタン204を押下することにより、予約された検査の患者情報及び検査情報とX線照射線量等の撮影条件とをPDA120に出力し、PDA120に記憶させる。
次に、オペレータは、第2の医用画像撮影装置130が設置されている場所までPDA120を運び、PDA120と医用画像撮影装置130とを接続して、PDA120に記憶されている患者情報及び検査情報と撮影条件とに基づいて、医用画像撮影装置130を制御する。
撮影が終わった後で、オペレータは、医用画像撮影制御装置20が設置されている場所までPDA120を持ち帰り、医用画像撮影制御装置20とPDA120とを接続し、PDAインポートボタン205を押下することにより、撮影が完了した検査に対応する検査開始要求信号等を削除する。
このように、患者情報及び検査情報と共にX線照射線量等の撮影条件を、PDA120を用いて持ち出すことにより、ポータブル撮影を行う第2の医用画像撮影装置130にPDA120から撮影条件を設定することができるので、作業が向上する。
本発明は、放射線撮影等の診断目的の撮影に際し、放射線科情報管理システム等のオーダリング装置から検査開始要求を受けて医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置に利用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る医用画像撮影制御装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す医用画像撮影制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す医用画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。 図1に示す表示部に表示される予約検査一覧画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る医用画像撮影制御装置を含む医用画像撮影システムの変形例を示すブロック図である。 図5に示す表示部に表示される予約検査一覧画面を示す図である。
符号の説明
1 記録シート(輝尽性蛍光体シート)
10 医用画像撮影装置
11 撮影位置昇降機構
12 撮影台
13 放射線発生部
14 インタフェース
20 医用画像撮影制御装置
21 入力部
22 バーコードリーダ
23 表示部
30 医用画像読取装置
31 レーザ光源
32 光走査部
33 フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)
34 増幅器
35 A/D変換器
36 バーコードリーダ
37 出力部
40 アーカイブ
50 プリンタ
60 RIS
70 受付端末
80 HIS
81 電子カルテDB
90 受付端末
110 処理部
111 中央演算装置(CPU)
111a 検査開始要求信号処理部
111b 撮影制御部
111c 画像処理部
111d 出力部
112 メモリ
113 ハードディスク
114 ハードディスク制御部
115 ネットワークインタフェース
116、117 インタフェース

Claims (9)

  1. 診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置であって、
    ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納する格納手段と、
    ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように前記医用画像撮影装置を制御する制御手段と、
    を具備する医用画像撮影制御装置。
  2. 前記制御手段が、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号が複数ある場合に、検査開始要求信号が格納された順番に基づいて検査を開始するように前記医用画像撮影装置を制御する、請求項1記載の医用画像撮影制御装置。
  3. 診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置であって、
    ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納する格納手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    ビジー状態が解除された場合に、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を前記表示手段に表示させ、その中からオペレータによって選択された検査を開始するように前記医用画像撮影装置を制御する制御手段と、
    を具備する医用画像撮影制御装置。
  4. 前記制御手段が、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を検索するために用いられる例示問い合わせ欄を前記表示手段に表示させる、請求項3記載の医用画像撮影制御装置。
  5. 診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置における医用画像撮影制御方法であって、
    ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納手段に格納するステップ(a)と、
    ビジー状態が解除された場合に、オペレータの操作に従って、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように前記医用画像撮影装置を制御するステップ(b)と、
    を具備する医用画像撮影制御方法。
  6. ステップ(b)が、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号が複数ある場合に、検査開始要求信号が格納された順番に基づいて検査を開始することを含む、請求項5記載の医用画像撮影制御方法。
  7. 診断目的の撮影を行う医用画像撮影装置を制御する医用画像撮影制御装置における医用画像撮影制御方法であって、
    ビジー状態において検査開始要求信号が入力された場合に、該検査開始要求信号に対応する検査を予約するために該検査開始要求信号を格納手段に格納するステップ(a)と、
    ビジー状態が解除された場合に、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を表示手段に表示させるステップ(b)と、
    その中からオペレータによって選択された検査を開始するように前記医用画像撮影装置を制御するステップ(c)と、
    を具備する医用画像撮影制御方法。
  8. ステップ(b)が、前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報を検索するために用いられる例示問い合わせ欄を前記表示手段に表示させることを含む、請求項7記載の医用画像撮影制御方法。
  9. 前記格納手段に格納されている検査開始要求信号に対応する検査に関する情報をモバイル端末に入力して保存するステップと、
    前記モバイル端末に保存されている検査開始要求信号に対応する検査を開始するように、前記モバイル端末からいずれかの医用画像撮影装置を制御するステップと、
    をさらに具備する請求項5〜8のいずれか1項記載の医用画像撮影制御方法。
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