JP2005070817A - 医用画像作成業務管理方法、並びに、医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置 - Google Patents

医用画像作成業務管理方法、並びに、医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置 Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像作成業務におけるワークフローを統一的に管理したり、ワークフローの管理に用いられるワークリストを簡単に作成することのできる医用画像作成業務管理方法及び装置を提供する。
【解決手段】画像作成業務管理装置は、検査依頼情報が記録されるデータベース32aと、検査進行状況情報が記録されるデータベース32cと、いずれかの装置から業務に関する第1の情報を含むワークリスト要求信号を受信し、第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成してこの装置に送信するワークリスト作成手段31bと、この装置を用いて実施された業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号をこの装置から受信し、第2の情報に基づいて検査進行状況情報を更新する検査進行状況情報更新手段31aとを具備する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用画像撮影システムにおいて、医用画像の撮影、確認、及び、読影等に用いられる各装置の業務を管理する医用画像作成業務管理方法に関する。さらに、本発明は、そのような方法を用いる医用画像作成業務管理装置、及び、医用画像作成業務実施装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の一つとなっている。最初のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年においては、医療用画像診断に用いられる装置として、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内での診断情報処理システム等の構築が進められようとしている。X線画像についても、ディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体を用いた放射線撮影方法が確立され、従来のX線写真法に置き換わるものとして注目されている。
【0003】
輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質であり、その存在は従来から知られていた。これを用いた放射線撮影方法は、輝尽性蛍光体を塗布した記録シートに人体等の被写体の放射線画像を撮影記録し、この記録シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。この画像データを適切に処理した後、CRT等のディスプレイに出力したり、レーザプリンタ等によりフィルムに印刷して、放射線画像を可視画像として表示することができる。
【0004】
このような放射線撮影方法は、撮影感度や画質の面で、従来のX線写真法に匹敵する性能を持っている。例えば、従来のX線写真法と比較して、露光域が極めて広く、また、露光量に対する輝尽発光光の応答が露光域全域に渡ってほぼ比例している。このため、被写体をどのような放射線量で撮影しても、画像の存在する発光域をとらえ、過不足なく正規化してディジタル信号化することができる。また、このようにして得た信号を適切な画像処理方法と組み合わせることにより、様々な撮影条件の下でも定常的に良質な画像を提供することが可能である。さらに、直接、ディジタル化された画像情報を得ているので、画像の劣化を招くことなく、大量のデータを長期保存することが可能になるばかりか、医療診断情報システムへの発展等も可能になる。
【0005】
しかしながら、病院内での診断情報処理システム等に用いられる装置は多種多様であり、また、一般的に様々なメーカの装置が用いられる。そこで、現在は、様々なメーカの装置間で、画像及び他の医療情報をディジタル通信することを可能にする工業標準規格であるDICOM(digital imaging and communications in medicine)プロトコルを用いて、各装置間において、オンラインでデータの通信を行っている。
【0006】
しかしながら、各装置の操作性は統一されていないことが多いため、誤操作を行う可能性がある。また、多種多様な装置の操作方法を修得するのに時間がかかることから、各装置の操作を容易にすることが可能なグローバルなシステムが望まれている。
【0007】
関連する技術として、下記の特許文献1には、使用者が容易に操作することができ、単一の装置のみならず複数の装置を使用したグローバルなシステムにおける医療業務の流れを、適切且つ容易に把握することができる情報を迅速に提供することができる医療業務管理システムが述べられている。この医療業務管理システムにおいては、管理を対象とする部門内、病院内、あるいは病院間での医療業務の流れを定義するストリームを管理するストリーム制御モジュールを装備することで、グローバルなシステムにおける医療業務の流れを把握し、各装置を制御してストリームを実行している。
【0008】
下記の特許文献2には、医学システムアーキテクチャにおいて、緊急報知の確実かつ迅速な受け入れによりワークフローを改善し得る医学システムアーキテクチャが述べられている。この医学システムアーキテクチャにおいては、Eメールアプリケーションを用意することにより、Eメールを用いて、ワークフローが相応に制御されるように、直ちに注意が払われ得る。
【0009】
下記の特許文献3には、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)装置、MR(magnetic resonance:磁気共鳴)装置、CR(computed radiography:デジタルX線画像診断)装置など各種の医用診断画像撮影装置が出力する診断画像をデータネットワーク経由で管理することができる画像管理システムが述べられている。この画像管理システムによれば、CRシステム関連情報管理層が、RIS(radiology information system:放射線科情報システム)情報とCRシステム情報からなるデータベースを構築して、このデータベースを介してCRシステムにおける診断画像の生成から診断に至るまでのプロセスの管理、及び、RISへの検査実施状況のステータスの通知などを行うことができる。また、CRシステム関連情報管理層が、RISから検査ワークリストを取得して、モダリティ装置に対して検査情報の登録を行うことができる。
【0010】
下記の特許文献4には、管理サーバから取得したワークリストが画像診断装置で使用されたものであるかどうかを判断し、画面上に判断結果を表示できる画像診断装置が述べられている。この画像診断装置においては、各画像診断装置が、管理サーバに対してワークリストを要求し、管理サーバは、要求に応じて、ワークリストを画像診断装置に返信する。これにより、画像診断装置において、行わなければならない検査を知ることができる。
【0011】
下記の特許文献5には、リモート装置からワークリスト・データを検索するための方法が述べられている。このリモート装置からワークリスト・データを検索するための方法によれば、システム利用者は、イメージング・システム上でローカルの患者リストを作成することができ、また、このローカルの患者リストは、ワークリスト・メニュー上で閲覧することができるため、システム利用者は、ある検査について、ワークリストから任意の患者を選択することが可能である。
【0012】
しかしながら、特許文献1〜5においては、医用画像作成業務におけるワークフローを管理したりワークリストを作成するための具体的な方法に関しては、何も述べられていない。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−207824号公報(第3〜6頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−219119号公報(第3,4頁、図3)
【特許文献3】
特開2002−140686号公報(第7頁、図3)
【特許文献4】
特開2002−215809号公報(第3頁、図1)
【特許文献5】
特開2001−24998号公報(第7頁、図7)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、医用画像の撮影、確認、及び、読影等の医用画像作成業務におけるワークフローを統一的に管理したり、ワークフローの管理に用いられるワークリストを簡単に作成することのできる医用画像作成業務管理方法を提供し、さらに、そのような方法を用いる医用画像作成業務管理装置、及び、医用画像作成業務実施装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る医用画像作成業務管理方法は、診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報に従って複数の装置を用いて行われる業務を管理する医用画像作成業務管理方法であって、検査依頼情報を入力し、該検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報を記録するステップ(a)と、複数の装置の内のいずれかの装置から、この装置を用いる業務に関する第1の情報を含むワークリスト要求信号を受信するステップ(b)と、第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、この装置を用いて一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するステップ(c)と、ステップ(c)において作成されたワークリストをこの装置に送信するステップ(d)と、この装置を用いて実施された業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号をこの装置から受信するステップ(e)と、第2の情報に基づいて検査進行状況情報を更新するステップ(f)とを具備する。
【0016】
また、本発明の第2の観点に係る医用画像作成業務管理方法は、診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報に従って医用画像作成業務管理装置が管理する医用画像作成業務を実施する医用画像作成業務管理方法であって、検査依頼情報要求信号を医用画像作成業務管理装置に送信するステップ(a)と、検査依頼情報要求信号に基づいて医用画像作成業務管理装置が送信する検査依頼情報及び検査進行状況情報を受信するステップ(b)と、実施すべき業務に関する第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて、検査依頼情報を検索することにより、一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するステップ(c)と、実施した業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を医用画像作成業務管理装置に送信するステップ(d)とを具備する。
【0017】
また、本発明の第1の観点に係る医用画像作成業務管理装置は、診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報に従って複数の装置を用いて行われる業務を管理する医用画像作成業務管理装置であって、入力された検査依頼情報が記録される第1のデータベースと、該検査依頼情報に関連する検査進行状況情報が記録される第2のデータベースと、装置を用いて実施された業務に関する第1の情報を含む業務完了通知信号を装置から受信し、第1の情報に基づいて検査進行状況情報を更新する検査進行状況情報更新手段とを具備する。
【0018】
また、本発明の第2の観点に係る医用画像作成業務実施装置は、診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報に従って医用画像作成業務管理装置が管理する医用画像作成業務を実施する医用画像作成業務実施装置であって、検査依頼情報要求信号を医用画像作成業務管理装置に送信し、検査依頼情報要求信号に基づいて医用画像作成業務管理装置が送信する検査依頼情報及び検査進行状況情報を受信し、実施すべき業務に関する第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するワークリスト作成手段と、実施した業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を医用画像作成業務管理装置に送信する業務完了通知手段とを具備する。
【0019】
本発明によれば、患者情報や検査情報を含む検査依頼情報に基づいて、ワークフローを統一的に管理し、また、ワークフローの管理に用いられるワークリストを簡単に作成できるので、医用画像作成業務の効率化を図ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、この医用画像撮影システムは、病院情報管理システム(hospital information system:HIS)1と、受付端末2と、放射線科に設置された医用画像作成業務管理装置3、受付端末4、及び、各種の医用画像作成業務を実施する医用画像作成業務実施装置としての装置及び端末5a〜12bと、診療科に設置された診療科端末14とを、ネットワークN1を介して接続することにより構成される。
【0021】
HIS1は、病院全体の業務を管理するために用いられる。受付端末2は、病院の受付において、被検者である患者の氏名や患者ID等の患者情報を入力するために用いられる。なお、患者情報は、放射線科の受付端末4を用いて入力するようにしても良い。また、診療科の診療科端末14を用いて、撮影部位等を表す撮影メニュー、検査ID、検査日、CTやMRやCR等の撮影機器に基づく検査種類、使用する医用画像撮影装置等の検査情報が入力される。
【0022】
放射線科において、医用画像作成業務管理装置3は、放射線撮影を用いた検査に関する様々な業務の遂行を管理するために用いられる。放射線撮影の記録媒体として用いられる記録シート(輝尽性蛍光体シート)は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線が照射されることにより被写体の情報が記録される。
【0023】
放射線科には、被検者に放射線を照射して撮影を行うことにより記録シートに放射線画像を記録する医用画像撮影装置5a〜5dと、記録シートに記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取って画像データを生成する医用画像読取装置6と、医用画像読取装置6から画像データを入力して各種の処理を施す医用画像処理装置7と、医用画像処理装置7において処理が施された画像データを記録する画像サーバ8と、医療用診断画像及びその付帯情報を表示又は出力する画像確認端末9a〜9dとが設置されている。
【0024】
さらに、放射線科には、撮影された放射線画像に関する撮影レポートを作成するために用いられるレポート作成端末10a及び10bと、撮影レポートを記録するレポートサーバ11と、撮影レポートを表示又は出力するレポート確認端末12a及び12bとが設置されている。
【0025】
放射線科において放射線撮影を行うことにより得られた画像データ及びその画像データに対応する患者情報等の付帯情報と、その放射線画像に関して作成された撮影レポートとは、診療科端末14に送信され、診療科において、患者を診療するために使用される。
【0026】
このような医用画像撮影システムにおいて、HIS1は、電子カルテDB(data base:データベース)13を保有している。電子カルテDB13には、受付端末2、4又は診療科端末14を用いて入力された患者情報及び検査情報や、診療科において診療時に作成されたカルテ情報等が登録されている。
【0027】
放射線科に放射線撮影を依頼する際には、電子カルテDB13に登録されている患者情報及び検査情報に関連して、診療科端末14を用いて、依頼科、依頼医師、緊急度、検査完了予定日等の依頼元情報が入力される。依頼元情報は、患者情報及び検査情報と共に、検査依頼情報として医用画像作成業務管理装置3に出力される。
【0028】
また、各種の装置5a〜7、及び、端末9a〜10b、12a、12bは、ワークリスト要求信号を医用画像作成業務管理装置3に送信することにより、医用画像作成業務管理装置3から、患者情報及び検査情報の一覧で構成されるワークリストを受信し、オペレータは、そのワークリストの中から検査を選択して実施する。なお、ワークリスト要求信号には、実施業務情報、使用装置名情報、及び、実施者情報が含まれる。ここで、実施業務情報としては、撮影業務、画像確認業務、レポート作成業務、及び、レポート確認業務を表す情報が該当する。また、これら各種の装置5a〜7、及び、端末9a〜10b、12a、12bは、ワークリストから選択した検査を表す選択検査通知信号、及び、各業務の実施結果を表す検査結果情報を含む業務完了通知信号を医用画像作成業務管理装置3に送信する。
【0029】
図2は、図1に示す医用画像作成業務管理装置の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、医用画像作成業務管理装置3は、中央演算装置(以下、CPUという)31と、各種のDB32a〜32f、及び、CPU31に動作を行わせるためのソフトウェア(プログラム)32gを記録する記録媒体としてのハードディスク32と、ハードディスク制御部33と、ネットワークインタフェース34とを含んでいる。これらは、バスラインBL1を介して相互に接続されている。また、CPU31及びハードディスク制御部33は、バスラインBL1及びネットワークインタフェース34を介して、ネットワークN1に接続されている。
【0030】
ここで、ハードディスク32に記録される各種のDBとしては、検査依頼情報DB32a、検査結果情報DB32b、検査進行状況情報DB32c、実施者情報DB32d、装置情報DB32e、及び、業務フロー情報DB32fが該当する。なお、記録媒体としては、内蔵のハードディスク32以外に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
【0031】
次に、CPU31とソフトウェア(プログラム)とによって構成される機能ブロック31a及び31bについて説明する。
データベース管理部31aは、各種のDB32a〜32fを管理し、選択検査通知信号及び業務完了通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cの登録内容を更新する。ワークリスト作成部31bは、各種のDB32a〜32fに記録されている情報と、各種の装置5a〜7、及び、端末9a〜10b、12a、12bのいずれかから送信されるワークリスト要求信号とに基づいてワークリストを作成し、DICOM MWM(modality worklist management:モダリティワークリスト管理)プロトコルを用いて、ワークリスト要求信号を送信した装置にワークリストを送信する。
【0032】
ここで、データベース管理部31aによって、検査依頼情報が、検査依頼情報DB32aに登録され、また、その検査依頼情報に基づく検査の進行状況が、「未撮影」として検査進行状況DB32cに登録される。また、各種の装置5a〜7、及び、端末9a〜10b、12a、12bから、DICOM PPS(performed procedure step:実行検査ステップ)プロトコルを用いて送信される検査結果情報が、検査結果情報DB32bに登録される。
【0033】
さらに、実施者情報DB32dには、実施者によって業務及びその優先順位を決定するために用いられる情報が予め登録され、装置情報DB32eには、装置によって業務を決定するために用いられる情報が予め登録されている。また、業務フロー情報DB32fには、検査種類、依頼科、使用装置履歴等によって業務フロー及び業務の優先順位を決定するために用いられる情報が予め登録されている。
【0034】
図3は、図1に示す医用画像撮影装置、医用画像読取装置、医用画像処理装置、及び、画像サーバの詳細な構成を示すブロック図である。なお、医用画像撮影装置の例として、輝尽性蛍光体物質を塗布した記録シートにX線撮影を行う医用画像撮影装置5aについて説明する。
【0035】
図3に示すように、医用画像撮影装置5aは、記録シート100の位置を上下に移動させることにより被検者における撮影位置を昇降させる撮影位置昇降機構51と、被検者の足の位置を決める撮影台52と、被検者に放射線を照射する放射線発生部53と、与えられた撮影条件に従って放射線発生部53等を制御する撮影制御部54と、ワークリストを表示する表示部55と、各種の命令を入力し、また、ワークリストから所望の検査を選択するために用いられる入力部56とを含んでいる。撮影制御部54は、ネットワークN1に接続されている。
【0036】
放射線撮影に用いられる記録シート100は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線が照射されることにより被写体の情報が記録される。所定の撮影条件の下で被検者の放射線撮影が行われ、その放射線画像が記録シート100に記録される。撮影後、記録シート100は、医用画像読取装置6の所定の位置にセットされる。
【0037】
医用画像読取装置6において、レーザ光源61から出射した光ビームは、光走査部62を通って記録シート100の表面を走査する。この走査により光ビームが記録シート100に照射され、光ビームが照射された箇所から蓄積記録された放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光が生じる。輝尽発光光は、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)63により光電的に検出され、アナログ信号として出力されて増幅器64により増幅され、A/D変換器65によりディジタル化される。このようにして生成された画像データが、制御部66によって、画像付帯情報と共に、ネットワークN1を介して医用画像処理装置7に出力される。
【0038】
医用画像処理装置7は、各種の命令や画像形式についての設定等を入力するための情報を表示する表示部71と、各種の命令や画像形式についての設定等を入力するために用いられる入力部72と、入力された画像データを処理すると共に、表示される画像形式を制御する処理部73と、ネットワークインタフェース74とを含んでいる。これらは、バスラインBL2を介して相互に接続され、さらに、ネットワークインタフェース74を介して、ネットワークN1に接続されている。
【0039】
なお、図3に示す医用画像撮影装置5aと同様に、医用画像撮影装置5b〜5d、画像確認端末9a〜9d、レポート作成端末10a、10b、及び、レポート確認端末12a、12bは、入力部及び表示部を含んでいる。
【0040】
次に、このような医用画像撮影システムにおける1つの検査の業務フローについて説明する。図4は、1つの検査における業務の流れを表すフローチャートである。図4に示すように、ステップS1において、検査を受ける患者、検査内容、及び、検査依頼についての受付登録を行う。
【0041】
ステップS2において、検査内容に基づいて、患者の放射線撮影を行い、被写体の情報を記録シートに記録する。ステップS3において、記録シートから画像データを読み取る。ステップS4において、画像データに所望の画像処理を行う。ステップS5において、撮影された画像の確認を行う。
【0042】
ステップS6において、撮影された画像のレポートを作成する。ステップS7において、作成されたレポートの確認を行う。ステップS8において、撮影された画像に基づいて、患者の診療を行う。なお、検査内容によっては、ステップS3〜S7は省略される。また、図4においては1つの検査における業務の流れを示したが、一般に、複数の検査が並行して行われる。
【0043】
次に、図5〜図10を参照しながら、図4に示すステップS1〜S5における医用画像撮影システムの動作について説明する。
図5は、受付登録業務における受付端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。図5に示すように、受付登録業務においては、ステップS11において、オペレータが、診療科端末14を用いて患者情報、検査情報、及び、依頼情報を含む検査依頼情報を入力する。ステップS12において、診療科端末14は、検査依頼情報を医用画像作成業務管理装置3に送信する。
【0044】
ステップS13において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、検査依頼情報を検査依頼情報DB32aに登録する。ステップS14において、データベース管理部31aは、検査依頼情報に基づく検査を「未撮影」として検査進行状況情報DB32cに登録する。なお、各検査ごとに、同様の業務が行われる。
【0045】
なお、図5においては、診療科の診療科端末14を用いて入力された検査依頼情報を送信することにしたが、予め検査依頼情報を登録している電子カルテDB13に基づいて検査依頼情報を送信することにしても良い。
【0046】
図6は、放射線撮影業務における医用画像撮影システム及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートであり、図7は、表示部に表示されるワークリストを示す図である。図6に示すように、撮影業務においては、ステップS21において、撮影を実施する技師が入力部56を用いて入力した撮影技師名情報と、撮影業務を表す実施業務情報と、撮影に用いる医用画像撮影装置名情報とに基づいて、医用画像撮影装置5aがワークリスト要求信号を作成する。次に、ステップS22において、医用画像撮影装置5aが、ワークリスト要求信号を医用画像作成業務管理装置3に送信する。なお、技師名情報及び実施業務情報を入力した際に、自動的に医用画像撮影装置名情報を添付する設定となっている場合には、医用画像撮影装置名情報を入力する必要はない。
【0047】
ステップS23において、医用画像作成業務管理装置3のワークリスト作成部31bは、ワークリスト要求信号、及び、各DB32a〜32fに登録されている情報に基づいて、放射線撮影業務を行うことが可能な検査の一覧で構成されるワークリストを作成する。次に、ステップS24において、ワークリスト作成部31bは、そのワークリストを、医用画像撮影装置5aに送信する。放射線撮影業務のワークリストを作成する方法については後述する。
【0048】
ステップS25において、医用画像撮影装置5aは、受信したワークリストを表示部55に表示する。図7に示すように、ワークリスト選択画面には、患者名、患者ID、検査ID、検査内容の一覧、及び、選択ボタンが表示される。ステップS26において、撮影技師は、入力部56を用いて、一覧で表示された検査の内の1つを選び、選択ボタンを押下することにより、撮影業務を実施する検査を決定する。
【0049】
ステップS27において、医用画像撮影装置5aの撮影制御部54は、撮影技師によって選択された検査を表す選択検査通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS28において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した選択検査通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を「未撮影」又は「再撮影」から「撮影中」に更新する。「再撮影」の内容については後述する。
【0050】
ステップS29において、医用画像撮影装置5aが、選択された検査の内容に基づいて放射線撮影を行うことにより、記録シートに放射線画像を記録する。また、医用画像読取装置6が、記録シートに記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取って画像データを生成する。さらに、医用画像処理装置7が、医用画像読取装置6から画像データを入力して各種の処理を施し、処理が施された画像データを画像サーバ8に記録する。
【0051】
ステップS30において、医用画像撮影装置5aの撮影制御部54は、選択された検査に関する放射線撮影を実施したことを表す検査結果情報を含む業務完了通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。又は、医用画像処理装置7が、その検査に関する画像データ、及び、付帯情報として画像データに付された患者名、患者ID、検査ID、及び、検査内容等を記録したことを表す検査結果情報を含む業務完了通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。
【0052】
ステップS31において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した業務完了通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を「撮影中」から「撮影完了」に更新する。なお、技師の権限によっては、「撮影中」となっている検査の進行状況を「画像確認完了」に更新する。技師の権限及び検査の進行状況の変更については後述する。
【0053】
図8は、画像確認業務における画像確認端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、画像確認業務においては、ステップS41において、画像確認を実施する技師が画像確認端末9aを用いて入力した、画像確認技師名情報と、画像確認業務を表す実施業務情報と、画像確認に用いる画像確認端末名情報とに基づいて、画像確認端末9aがワークリスト要求信号を作成する。ステップS42において、画像確認端末9aが、ワークリスト要求信号を医用画像作成業務管理装置3に送信する。なお、技師名情報及び実施業務情報を入力した際に、自動的に画像確認端末名情報を添付する設定となっている場合には、画像確認端末名情報を入力する必要はない。
【0054】
ステップS43において、医用画像作成業務管理装置3のワークリスト作成部31bは、ワークリスト要求信号、及び、各DB32a〜32fに登録されている情報に基づいて、画像確認業務を行うことが可能な検査の一覧で構成されるワークリストを作成する。ステップS44において、ワークリスト作成部31bは、そのワークリストを、画像確認端末9aに送信する。画像確認業務のワークリストを作成する方法については後述する。
【0055】
ステップS45において、画像確認端末9aは、受信したワークリストを表示部に表示する。ステップS46において、画像確認技師は、入力部を用いて、一覧で表示された検査の内の1つを選択し、画像確認業務を実施する検査を決定する。ステップS47において、画像確認端末9aは、画像確認技師によって選択された検査を表す選択検査通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS48において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した選択検査通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を「画像記録完了」から「画像確認中」に更新する。
【0056】
ステップS49において、画像確認技師が、表示部に表示された画像を確認して、その放射線画像を承認するか、再撮影の必要があるかについて判断する。ステップS50において、画像確認技師が、画像確認端末9aを用いて、判断結果を入力する。ステップ51において、画像確認端末9aは、選択された検査に関する判断結果を表す検査結果情報を含む業務完了通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。
【0057】
ステップS52において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した業務完了通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を、その放射線画像が承認された場合には「画像確認中」から「画像確認完了」に更新し、再撮影の必要がある場合には「画像確認中」から「再撮影」に更新する。
【0058】
図9は、レポート作成業務におけるレポート作成端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、レポート作成業務においては、ステップS61において、レポートを作成する医師がレポート作成端末10aを用いて入力した、レポート作成医師名情報と、レポート作成業務を表す実施業務情報と、レポート作成に用いるレポート作成端末名情報とに基づいて、レポート作成端末10aがワークリスト要求信号を作成する。ステップS62において、レポート作成端末10aが、ワークリスト要求信号を医用画像作成業務管理装置3に送信する。なお、医師名情報及び実施業務情報を入力した際に、自動的にレポート作成端末名情報を添付する設定となっている場合には、レポート作成端末名情報を入力する必要はない。
【0059】
ステップS63において、医用画像作成業務管理装置3のワークリスト作成部31bは、ワークリスト要求信号、及び、各DB32a〜32fに登録されている情報に基づいて、レポート作成業務を行うことが可能な検査の一覧で構成されるワークリストを作成する。ステップS64において、ワークリスト作成部31bは、そのワークリストを、レポート作成端末10aに送信する。レポート作成業務のワークリストを作成する方法については後述する。
【0060】
ステップS65において、レポート作成端末10aは、受信したワークリストを表示部に表示する。ステップS66において、レポート作成医師は、入力部を用いて、一覧で表示された検査の内の1つを選択し、レポート作成業務を実施する検査を決定する。ステップS67において、レポート作成端末10aは、レポート作成医師によって選択された検査を表す選択検査通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS68において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した選択検査通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を「画像確認完了」又は「再レポート作成」から「レポート作成中」に更新する。「再レポート作成」の内容については後述する。
【0061】
ステップS69において、レポート作成医師が、表示部に表示された放射線画像を読影して、その放射線画像に関してレポートを作成する。ステップS70において、レポート作成端末10aは、選択された検査に関するレポート作成を実施したことを表す検査結果情報を含む業務完了通知情報を医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS71において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した業務完了通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を「レポート作成中」から「レポート作成完了」に更新する。また、医師の権限によっては、「レポート作成中」となっている検査の進行状況を「レポート確認完了」に更新する。「レポート確認完了」の内容については後述する。
【0062】
図10は、レポート確認業務におけるレポート確認端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、レポート確認業務においては、ステップS81において、レポート確認を実施する医師がレポート確認端末12aを用いて入力した、レポート確認医師名情報と、レポート確認業務を表す実施業務情報と、レポート確認に用いるレポート確認端末名情報とに基づいて、レポート確認端末12aがワークリスト要求信号を作成する。ステップS82において、レポート確認端末12aが、ワークリスト要求信号を医用画像作成業務管理装置3に送信する。なお、医師名情報及び実施業務情報を入力した際に、自動的にレポート確認端末名情報を添付する設定となっている場合には、レポート確認端末名情報を入力する必要はない。
【0063】
ステップS83において、医用画像作成業務管理装置3のワークリスト作成部31bは、ワークリスト要求信号、及び、各DB32a〜32fに登録されている情報に基づいて、レポート確認業務を行うことが可能な検査の一覧で構成されるワークリストを作成する。ステップS84において、ワークリスト作成部31bは、そのワークリストを、レポート確認端末12aに送信する。レポート確認業務のワークリストを作成する方法については後述する。
【0064】
ステップS85において、レポート確認端末12aは、受信したワークリストを表示部に表示する。ステップS46において、レポート確認医師は、入力部を用いて、一覧で表示された検査の内の1つを選択し、レポート確認業務を実施する検査を決定する。ステップS87において、レポート確認端末12aは、レポート確認医師によって選択された検査を表す選択検査通知信号を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS88において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した選択検査通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の状況を「レポート作成完了」から「レポート確認中」に更新する。
【0065】
ステップS89において、レポート確認医師が、表示部に表示されたレポートを確認して、そのレポートを承認するか、再レポート作成の必要があるかについて判断する。ステップS90において、レポート確認医師が、レポート確認端末12aを用いて、判断結果を入力する。ステップS91において、レポート確認端末12aは、選択された検査に関する判断結果を表す検査結果情報を含む業務完了通知情報を、医用画像作成業務管理装置3に送信する。ステップS92において、医用画像作成業務管理装置3のデータベース管理部31aは、受信した業務完了通知信号に基づいて、検査進行状況情報DB32cに記録されている検査の進行状況を、そのレポートが承認された場合には「レポート確認中」から「レポート確認完了」に更新し、再レポート作成の必要がある場合には「レポート確認中」から「再レポート作成」に更新する。レポートの確認が完了した検査は、ワークリストとして診療科に送信され、診療科においては、そのワークリストに基づいて診療が行われる。
【0066】
次に、各DBに登録される情報について説明する。図11に、検査依頼情報DBに登録される情報を示す。図11に示すように、検査依頼情報DB32aには、患者名、患者ID、検査ID、検査種類、撮影部位、医用画像撮影装置、依頼科、依頼医師、緊急度、及び、検査完了予定日が登録される。ここで、医用画像撮影装置については、依頼科又は依頼医師により、使用する医用画像撮影装置の指定がある場合に登録される。また、緊急度は、緊急の場合に、数値等で緊急度を表す。
【0067】
図12に、検査結果情報DBに登録される情報を示す。図12に示すように、検査結果情報DB32bには、患者IDで示される患者、及び、検査IDで示される検査の実施において、検査に使用した装置、検査の実施者、検査結果等が登録される。
【0068】
図13に、検査進行状況情報DBに登録される情報を示す。図13に示すように、検査進行状況情報DB32cには、検査における業務の進行状況が登録又は更新されて管理される。
【0069】
図14に、実施者情報DBに登録される情報を示す。図14に示すように、実施者情報DB32dには、各実施者の業務実施権限が登録される。ここで、技師Fの権限として「単純X線撮影」及び「胸部単純X線承認」、技師Gの権限として「CT承認」及び「単純X線撮影」、技師Hの権限として「MR撮影」及び「MR内科承認」が登録されている。
【0070】
また、医師Aの権限として「単純X線読影」及び「胸部単純読影承認」、医師Bの権限として「CT読影承認」及び「単純X線読影」、医師Cの権限として「MR読影承認」及び「MR内科読影承認」、医師Dの権限として「CT読影」、「MR読影」及び「CR読影」が登録されている。
【0071】
なお、「単純X線撮影」の権限とは、単純X線を用いて撮影を行うことができる権限を表し、「胸部単純X線承認」の権限とは、単純X線を用いて撮影された胸部の画像を確認し、承認することができる権限を表す。「CT承認」の権限とは、CTを用いて撮影された画像を確認し、承認することができる権限を表し、「MR撮影」の権限とは、MRを用いて撮影を行うことができる権限を表し、「MR内科承認」の権限とは、内科から依頼され、MRを用いて撮影した画像を確認し、承認することができる権限を表す。
【0072】
また、「単純X線読影」の権限とは、単純X線を用いて撮影された画像を読影し、レポートを作成することのできる権限を表し、「胸部単純X線読影承認」の権限とは、単純X線を用いて撮影された胸部の画像のレポートを確認し、承認することができる権限を表す。「CT読影承認」の権限とは、CTを用いて撮影された画像のレポートを確認し、承認することができる権限を表し、「MR読影承認」の権限とは、MRを用いて撮影された画像のレポートを確認し、承認することができる権限を表し、「MR内科読影承認」の権限とは、内科から依頼され、MRを用いて撮影した画像のレポートを確認し、承認することができる権限を表す。
【0073】
さらに、「CT読影」の権限とは、CTを用いて撮影された画像を読影し、レポートを作成することのできる権限を表し、「MR読影」の権限とは、MRを用いて撮影された画像を読影してレポートを作成することのできる権限を表し、「CR読影」の権限とは、CRを用いて撮影された画像を読影してレポートを作成することのできる権限を表す。
【0074】
図15に、装置情報DBに登録される情報を示す。図15に示すように、装置情報DB32eには、各装置の機能が登録される。ここで、医用画像撮影装置装置5aの機能として「単純X線撮影」が登録され、医用画像撮影装置5bの機能として「単純X線撮影」が登録され、医用画像撮影装置5cの機能として「MR撮影」が登録され、医用画像撮影装置5dの機能として「CT撮影」が登録されている。
【0075】
また、画像確認端末9aの機能として「CT撮影確認」及び「MR撮影確認」が登録され、画像確認端末9bの機能として「単純X線撮影確認」が登録され、画像確認端末9cの機能として「乳房単純X線撮影確認」が登録され、画像確認端末9dの機能として「内科MR撮影確認」が登録されている。さらに、レポート作成端末10a及び10bの機能として「レポート作成」が登録され、レポート確認端末12a及び12bの機能として「レポート確認」が登録されている。
【0076】
なお、「単純X線撮影」とは、単純X線を用いて撮影することができる機能を表し、「MR撮影」とは、MRを用いて撮影することができる機能を表し、「CT撮影」とは、CTを用いて撮影することができる機能を表す。「CT撮影確認」とは、CTを用いて撮影された画像を確認することができる機能を表し、「MR撮影確認」とは、MRを用いて撮影された撮影された画像を確認することができる機能を表す。
【0077】
また、「単純X線撮影確認」とは、単純X線を用いて撮影された画像を確認することができる機能を表し、「乳房単純X線撮影確認」とは、単純X線を用いて撮影された乳房の画像を確認することができる機能を表し、「内科MR撮影確認」とは、内科から依頼され、MRを用いて撮影した画像を確認することができる機能を表す。さらに、「レポート作成」とは、撮影された画像を読影してレポートを作成することができる機能を表し、「レポート確認」とは、作成されたレポートを確認することができる機能を表す。
【0078】
また、業務フロー情報DB32fには、検査種類がCTであるか、検査種類がMRであるか、依頼科が内科であるか、又は、検査種類が単純X線且つ依頼科が脳外科である場合には、レポート作成業務を行うこと等の検査種類及び依頼科によって業務フローを変えるための情報が登録されている。医用画像撮影装置9bを用いて撮影業務を行った場合には、画像確認業務は行わない等の使用装置履歴によって業務フローを変えるための情報が登録されている。
【0079】
次に、放射線撮影業務におけるワークリストを作成する方法について説明する。ワークリストには、業務内容を表す実施業務情報、業務を実施する実施者情報、及び、業務の実施に用いられる装置名情報が含まれており、ワークリスト作成部31bは、ワークリスト要求信号に含まれる実施業務情報に基づいて、撮影業務、画像確認業務、レポート作成業務、又は、レポート確認業務のワークリストの作成を開始する。
【0080】
図16は、図2に示すワークリスト作成部の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、検査進行状況情報DB32cに登録されている検査の内で、進行状況が「未撮影」又は「再撮影」となっている検査を検索する。例えば、検査進行状況情報DB32cに登録されている検査が図13に示すものである場合には、進行状況が「再撮影」となっている患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査が検索される。
【0081】
次に、ステップS102において、撮影を実施する技師名情報に基づいて、ステップS101において検索された検査の内で、撮影を実施する技師に許された権限内の検査を検索する。例えば、実施者情報DB32dに登録された実施者が図14に示すものである場合において、技師名情報が「技師F」である場合には、撮影業務における技師Fの権限は「単純X線撮影」となる。
【0082】
また、ステップS101において検索された検査の検査内容を、図11に示す検査依頼情報DB32aにおいて読み出す。例えば、患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査の場合には、検査種類「単純X線」、撮影部位「腹部」等が読み出される。
【0083】
ここで、技師Fの権限が「単純X線撮影」であり、患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査の検査種類が「単純X線」であるため、ステップS12において、患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査が検索される。
【0084】
次に、ステップS103において、撮影に用いる医用画像撮影装置名情報に基づいて、ステップS102において検索された検査の内で、医用画像撮影装置の有する機能で実施可能な検査を検索する。例えば、装置情報DB32eに登録されている装置が図15に示すものである場合において、医用画像撮影装置5aの有する機能は「単純X線撮影」となっている。患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査の検査種類も「単純X線」であるから、ステップS103において、医用画像撮影装置5aのために、患者ID「13579」、検査ID「339910」の検査が検索される。
【0085】
一方、図11に示すように、患者ID「45678」、検査ID「313990」の検査については、検査種類は「単純X線」であるが、医用画像撮影装置が「5b」であるため、ワークリスト要求信号に含まれる医用画像撮影装置名情報が「5a」である場合には、患者ID「45678」、検査ID「313990」の検査は検索されない。
【0086】
このようにして、ステップS101〜S103において、ワークリストの一覧を構成する検査が検索される。さらに、ステップS104において、優先順位により検査を並べ替える。
【0087】
検査の並べ替えは、各項目ごとに設定され、数値化された優先レベルを合計することにより行われる。図17に、項目ごとに設定された優先レベルの一例を示す。図17の(A)に示すように、依頼科により優先レベルを設定する。ここでは、整形外科の優先レベルを「50」、内科の優先レベルを「20」、その他の優先レベルを「0」としている。
【0088】
また、図17の(B)に示すように、使用する装置により優先レベルを設定する。ここでは、MRの優先レベルを「50」、CTの優先レベルを「30」、その他の優先レベルを「0」としている。
【0089】
その結果、図17の(C)に示すように、検査内容により、各項目の優先レベルを合計した優先レベルが設定され、これにより検査内容による表示順が決定される。なお、これら各項目の優先レベルは、業務フロー情報DB32fに登録される。また、検査依頼情報DB32aに登録されている緊急度、及び、検査完了予定日の情報を含めて優先レベルを設定しても良い。
【0090】
画像確認業務のワークリストの作成については、図16のステップS101において、検査進行状況情報DB32cに登録された検査の内で、進行状況が「画像記録完了」となっている検査を検索すること以外は、図16を参照しながら説明したものと同様である。
【0091】
レポート作成業務のワークリスト作成については、図16のステップS101において、検査進行状況情報DB32cに登録された検査の内で、進行状況が「画像確認完了」又は「レポート再作成」となっている検査を検索すること以外は、図16を参照しながら説明したものと同様である。
【0092】
レポート確認業務のワークリスト作成については、図16のステップS101において、検査進行状況情報DB32cに登録された検査の内で、進行状況が「レポート作成完了」となっている検査を検索すること以外は、図16を参照しながら説明したものと同様である。
【0093】
また、実施者が複数の権限を有する場合に、検査の一覧表示画面において、一覧表示された検査の内で、特定の権限内における検査のみを表示させるワークリストフィルタ機能を付してもよい。
【0094】
図18は、ワークリストフィルタ機能を説明するための図である。図18の(A)に示すように、「CT読影」の権限、「MR読影」の権限、及び、「CR読影」の権限を持つ医師Dが、レポート作成端末10bを用いる場合には、異なる権限の検査が混在して表示される。
【0095】
そこで、入力部を用いてCT読影メニューを選択することにより、図18の(B)に示すように、CT読影に関する検査のみを表示することができる。このように、複数の権限を持つ実施者が実施を行う場合において、所望の権限に対するメニューを選択することにより、所望の権限に関する検査のみを表示することが可能となる。
【0096】
同様に、「CR内科撮影」、「CR小児科撮影」、「CR脳外科撮影」の権限をもつ実施者が、「CR内科撮影」、「CR小児科撮影」、「CR脳外科撮影」の機能を有する医用画像撮影装置を用いる場合は、「CR内科撮影」、「CR小児科撮影」、「CR脳外科撮影」のメニューが表示され、それらの内の1つを選択することが可能である。
【0097】
また、各実施者の複数の権限において、実施する優先順位を設けても良い。例えば、医師Dが実施する業務の優先順位を「CT読影」よりも「CR読影」の方を高くし、さらに、「CR読影」よりも「MR読影」の方を高くした場合には、ワークリストの一覧は、図18の(A)に示す順ではなく、図19に示す順になる。このような各実施者の権限における優先順位は、実施者情報DB32dに登録される。
【0098】
一般に、オペレータが、このようなワークリストから検査を選択して業務が行われるが、優先順位が高い検査から業務を実施するようにしても良い。
【0099】
次に、実施した業務の検査結果や検査内容等に基づいて、次の業務を決定する方法について説明する。
図20は、次の業務を決定する方法を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS111において、オペレータが、実施した業務の検査結果を判定し、業務を再実施する必要があるか否かを決定する。検査結果が不良(NG)である場合には、S112に移行して、実施した業務と同一の業務を再び次の業務として設定して終了する。一方、検査結果が良好(OK)である場合には、ステップS113に移行する。
【0100】
ステップS113において、業務を実施した実施者の権限に基づいて、確認業務が必要であるか否かを判定する。確認業務を実施する必要がある場合には、ステップS114に移行して、確認業務を次の業務として設定する。一方、確認業務を実施する必要がない場合には、ステップS115に移行する。
【0101】
例えば、実施した業務が乳房単純X線撮影であり、且つ、オペレータが技師Fの場合には、技師Fが乳房単純X線を承認する権限を有しておらず、確認業務を実施する必要があるので、ステップS114に移行して、撮影確認業務が次の業務として設定される。また、実施した業務が胸部単純X線撮影であり、且つ、オペレータが技師Fの場合には、技師Fが胸部単純X線を承認する権限を有しており、確認業務を実施する必要がないので、ステップS115に移行する。
【0102】
ステップS115において、次の業務を設定する。例えば、実施した業務が撮影業務である場合には、レポート作成業務が次の業務として設定される。また、実施した業務がレポート作成業務の場合には、診療業務が次の業務として設定される。
【0103】
ステップS116において、検査内容に基づいて、ステップS115において設定された業務を実施するか否かを判定する。実施する場合には、ステップS117に移行する。一方、実施しない場合には、ステップS115及びステップS116を繰り返す。
【0104】
例えば、検査種類が単純X線であり、且つ、依頼科が脳外科の場合には、レポート作成業務を実施する必要があるので、ステップS117に移行する。また、検査種類が単純X線であり、且つ、依頼科が内科の場合には、レポート作成業務を実施する必要がないので、ステップS115及びS116を繰り返す。
【0105】
ステップS117において、業務を実施した装置情報に基づいて、ステップS114又はS115において取得された業務を実施するか否かを判定する。実施する場合には、ステップS118に移行して、その業務を次の業務として設定する。一方、実施しない場合には、ステップS115〜S117を繰り返す。
【0106】
例えば、ステップS114において、撮影確認業務が次の業務として仮設定されており、且つ、撮影確認業務を実施する必要がある装置を用いて撮影業務が実施されている場合には、ステップS118に移行して、撮影確認業務が次の業務として決定されて終了する。また、撮影確認業務を実施する必要がない装置を用いて撮影業務が実施されている場合には、撮影確認業務を実施する必要がないので、ステップS115〜S117を繰り返す。このようにして、次の業務が決定される。
【0107】
次に、第2の実施形態に係る医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置を含む医用画像撮影システムについて説明する。
図21は、本発明の第2の実施形態に係る医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。
【0108】
図21に示すように、この医用画像撮影システムにおいては、図1に示す医用画像作成業務管理装置3の替わりに医用画像作成業務管理装置30が設置され、医用画像撮影装置5a〜5dの替わりに医用画像撮影装置50a〜50dがネットワークN1に接続される。また、医用画像読取装置6の替わりに医用画像読取装置60がネットワークN1に接続され、医用画像処理装置7の替わりに医用画像処理装置70がネットワークN1に接続される。
【0109】
さらに、画像確認端末9a〜9dの替わりに画像確認端末90a〜90dがネットワークN1に接続され、レポート作成端末10a及び10bの替わりにレポート作成端末110a及び110bがネットワークN1に接続され、レポート確認端末12a及び12bの替わりにレポート確認端末120a及び120bがネットワークN1に接続される。その他の構成については、図1に示すものと同様である。
【0110】
図22は、図21に示す医用画像作成業務管理装置の詳細な構成を示すブロック図である。図22に示すように、医用画像作成業務管理装置30のCPU31は、機能ブロックとして、ワークリスト作成部31bの替わりに検査依頼情報送信部31cを含んでいる。その他の構成については、図2に示すものと同様である。
【0111】
検査依頼情報送信部31cは、各種の装置50a〜70、及び、端末90a〜120bのいずれかから送信される検査依頼情報要求信号に基づいて、DICOM MWMプロトコルを用いることにより、検査依頼情報要求信号を送信した装置に、各種のDB32a〜32fに記録されている情報を送信する。
【0112】
図23は、図21に示す医用画像撮影装置、医用画像読取装置、医用画像処理装置、及び、画像サーバの詳細な構成を示すブロック図である。図23に示すように、医用画像撮影装置50aの撮影制御部54は、ワークリスト作成部57を含んでいる。
【0113】
ワークリスト作成部57は、ネットワークN1を介して、医用画像作成業務管理装置30に検査依頼情報要求信号を送信し、ネットワークN1を介して受信する各種のDB32a〜32fに記録されている情報に基づいてワークリストを作成する。ワークリストの作成方法等については、第1の実施形態において説明したものと同様である。
【0114】
医用画像撮影装置50aにおける撮影業務は、ワークリスト作成部57において作成するワークリストに基づいて実施される。その他の動作については、図6を参照しながら説明したものと同様であり、医用画像撮影装置50aの撮影制御部54が、選択された検査に関する放射線撮影を実施したことを表す検査結果情報を含む業務完了通知信号を、医用画像作成業務管理装置30に送信する。
【0115】
なお、図23に示す医用画像撮影装置50aと同様に、医用画像撮影装置50b〜50dも、ワークリスト作成部を含んでいる。また、医用画像読取装置60の制御部66は、ワークリスト作成部57と同一の機能を有するワークリスト作成部67を含んでおり、医用画像処理装置70の処理部73は、ワークリスト作成部57と同一の機能を有するワークリスト作成部75を含んでいる。同様に、端末90a〜120bにおける制御部に対応する機能ブロックも、ワークリスト作成部を含んでいる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、患者情報や検査情報を含む検査依頼情報に基づいて、ワークフローを統一的に管理し、また、ワークフローの管理に用いられるワークリストを簡単に作成できるので、医用画像作成業務の効率化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す医用画像作成業務管理装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す医用画像撮影装置、医用画像読取装置、医用画像処理装置、及び、画像サーバの詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】1つの検査における業務の流れを表すフローチャートである。
【図5】受付登録業務における、受付端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】放射線撮影業務における医用画像撮影システム及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】表示部に表示されるワークリストを示す図である。
【図8】画像確認業務における画像確認端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】レポート作成業務におけるレポート作成端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】レポート確認業務におけるレポート確認端末及び医用画像作成業務管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】検査依頼情報DBに登録される情報を示す図である。
【図12】検査結果情報DBに登録される情報を示す図である。
【図13】検査進行状況情報DBに登録される情報を示す図である。
【図14】実施者情報DBに登録される情報を示す図である。
【図15】装置情報DBに登録される情報を示す図である。
【図16】図2に示すワークリスト作成部の動作を示すフローチャートである。
【図17】項目ごとに設定された優先レベルの一例を示す図である。
【図18】ワークリストフィルタ機能を説明するための図である。
【図19】表示部に表示されるワークリストを示す図である。
【図20】次の業務を決定する方法を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の第2の実施形態に係る医用画像作成業務管理装置及び医用画像作成業務実施装置を含む医用画像撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図22】図21に示す医用画像作成業務管理装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図23】図21に示す医用画像撮影装置、医用画像読取装置、医用画像処理装置、及び、画像サーバの詳細な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 HIS
2、4 受付端末
3、30 医用画像作成業務管理装置
5a〜5d、50a〜50d 医用画像撮影装置
6、60 医用画像読取装置
7、70 医用画像処理装置
8 画像サーバ
9a〜9d、90a〜90d 画像確認端末
10a、10b、110a、110b レポート作成端末
11 レポートサーバ
12a、12b、120a、120b レポート確認端末
13 電子カルテDB
14 診療科端末
31 中央演算装置(CPU)
31a、57、67、75 ワークリスト作成部
31b データベース管理部
31c 検査依頼情報送信部
32 ハードディスク
32a 検査依頼情報DB
32b 検査結果情報DB
32c 検査進行状況情報DB
32d 実施者情報DB
32e 装置情報DB
32f 業務フロー情報DB
33 ハードディスク制御部
34 ネットワークインタフェース
51 撮影位置昇降機構
52 撮影台
53 放射線発生部
54 撮影制御部
55 表示部
56 入力部
61 レーザ光源
62 光走査部
63 フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)
64 増幅器
65 A/D変換器
66 制御部
71 入力部
72 表示部
73 処理部
74 ネットワークインタフェース
100 記録シート(輝尽性蛍光体シート)

Claims (16)

  1. 診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報に従って複数の装置を用いて行われる業務を管理する医用画像作成業務管理方法であって、
    検査依頼情報を入力し、該検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報を記録するステップ(a)と、
    前記複数の装置の内のいずれかの装置から、前記装置を用いる業務に関する第1の情報を含むワークリスト要求信号を受信するステップ(b)と、
    第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、前記装置を用いて一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するステップ(c)と、
    ステップ(c)において作成されたワークリストを前記装置に送信するステップ(d)と、
    前記装置を用いて実施された業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を前記装置から受信するステップ(e)と、
    第2の情報に基づいて検査進行状況情報を更新するステップ(f)と、
    を具備する医用画像作成業務管理方法。
  2. ステップ(e)に先立って、
    ワークリストの中から選択された検査に関する選択検査通知信号を前記装置から受信するステップと、
    選択検査通知信号に基づいて検査進行状況情報を更新するステップと、
    をさらに具備する請求項1記載の医用画像作成業務管理方法。
  3. ワークリスト要求信号が、業務実施者情報又は使用装置情報をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、業務実施者情報又は使用装置情報と、検査進行状況情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項1又は2記載の医用画像作成業務管理方法。
  4. 業務実施者情報が、実施者名情報又は業務実施権限情報をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、実施者名情報、業務実施権限情報又は使用装置情報と、検査進行状況情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項3記載の医用画像作成業務管理方法。
  5. 検査依頼情報が、検査依頼元情報をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、検査進行状況情報と、検査依頼元情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項1又は2記載の医用画像作成業務管理方法。
  6. 検査依頼情報が、緊急度又は業務完了予定日をさらに含み、ステップ(c)が、第1の情報と、検査進行状況情報と、緊急度又は業務完了予定日とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項1又は2記載の医用画像作成業務管理方法。
  7. 診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報に従って医用画像作成業務管理装置が管理する医用画像作成業務を実施する医用画像作成業務管理方法であって、
    検査依頼情報要求信号を前記医用画像作成業務管理装置に送信するステップ(a)と、
    検査依頼情報要求信号に基づいて前記医用画像作成業務管理装置が送信する検査依頼情報及び検査進行状況情報を受信するステップ(b)と、
    実施すべき業務に関する第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するステップ(c)と、
    実施した業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を前記医用画像作成業務管理装置に送信するステップ(d)と、
    を具備する医用画像作成業務管理方法。
  8. 業務完了通知信号が、第2の情報に基づいて更新された検査進行状況情報をさらに含む請求項7記載の医用画像作成業務管理方法。
  9. ステップ(d)に先立って、
    ワークリストの中から選択された検査に関する選択検査通知信号を前記医用画像作成業務管理装置に送信するステップをさらに具備する請求項7又は8記載の医用画像作成業務管理方法。
  10. 選択検査通知信号が、ワークリストの中から選択された検査に基づいて更新された検査進行状況情報をさらに含む、請求項9記載の医用画像作成業務管理方法。
  11. ステップ(c)が、第1の情報と、業務実施者情報又は使用装置情報と、検査進行状況情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項7〜10のいずれか1項記載の医用画像作成業務管理方法。
  12. 業務実施者情報が、実施者名情報又は業務実施権限情報をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、実施者名情報、業務実施権限情報又は使用装置情報と、検査進行状況情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項11記載の医用画像作成業務管理方法。
  13. 検査依頼情報が、検査依頼元情報をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、検査進行状況情報と、検査依頼元情報とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項7〜10のいずれか1項記載の医用画像作成業務管理方法。
  14. 検査依頼情報が、緊急度又は業務完了予定日をさらに含み、
    ステップ(c)が、第1の情報と、検査進行状況情報と、緊急度又は業務完了予定日とに基づいて、検査依頼情報を検索することを含む、請求項7〜10のいずれか1項記載の医用画像作成業務管理方法。
  15. 診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報に従って複数の装置を用いて行われる業務を管理する医用画像作成業務管理装置であって、
    入力された検査依頼情報が記録される第1のデータベースと、
    該検査依頼情報に関連する検査進行状況情報が記録される第2のデータベースと、
    前記複数の装置の内のいずれかの装置から、前記装置を用いる業務に関する第1の情報を含むワークリスト要求信号を受信し、第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、前記装置を用いて一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成して前記装置に送信するワークリスト作成手段と、
    前記装置を用いて実施された業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を前記装置から受信し、第2の情報に基づいて検査進行状況情報を更新する検査進行状況情報更新手段と、
    を具備する医用画像作成業務管理装置。
  16. 診断目的の撮影を行って画像データを生成する医用画像撮影システムにおいて、検査依頼情報及びそれに関する検査進行状況情報に従って医用画像作成業務管理装置が管理する医用画像作成業務を実施する医用画像作成業務実施装置であって、
    検査依頼情報要求信号を前記医用画像作成業務管理装置に送信し、検査依頼情報要求信号に基づいて前記医用画像作成業務管理装置が送信する検査依頼情報及び検査進行状況情報を受信し、実施すべき業務に関する第1の情報及び検査進行状況情報に基づいて検査依頼情報を検索することにより、一部の業務が実施可能な少なくとも1つの検査に関するワークリストを作成するワークリスト作成手段と、
    実施した業務に関する第2の情報を含む業務完了通知信号を前記医用画像作成業務管理装置に送信する業務完了通知手段と、
    を具備する医用画像作成業務実施装置。
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