JP5794153B2 - 医用画像表示装置及びプログラム - Google Patents
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Description
医用画像を利用した骨塩定量計測サービスを提供するサーバー装置に通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される医用画像表示装置であって、
医用画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に医用画像を表示する際に、当該医用画像の患者の年齢、性別及び検査部位に基づいて、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える。
医用画像を生成する画像生成装置と通信ネットワークを介して接続され、
前記制御手段は、前記画像生成装置において生成された医用画像を診断のために前記表示手段に表示する際に、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象の条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる。
過去に生成された診断済みの医用画像を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている、過去に生成された診断済みの医用画像を前記表示手段に表示する際に、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象の条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる。
前記制御手段は、前記医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当すると判断した場合に、前記医用画像を前記サーバー装置に送信してサービスを依頼する手段を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において
前記表示手段に表示される医用画像の患者の年齢及び性別が前記利用対象条件に該当し、かつ検査部位が肘関節又は指である場合に、前記制御手段は、当該医用画像を前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件の近似条件に該当すると判断し、その旨を通知する情報を前記表示手段に表示させる。
医用画像を利用した骨塩定量計測サービスを提供するサーバー装置に通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される医用画像表示装置に用いられるコンピュータを、
医用画像を表示する表示手段、
前記表示手段に医用画像を表示する際に、当該医用画像の患者の年齢、性別及び検査部位に基づいて、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる制御手段、
として機能させる。
〔サービス提供システム100の構成〕
まず、構成について説明する。
図1に、本実施の形態におけるサービス提供システム100のシステム構成例を示す。
図1に示すように、サービス提供システム100は、サービス提供者のデータセンターに設置されたセンターサーバー1と、医療施設Aに設置されている施設内システム10Aと、医療施設Bに設置されている施設内システム10Bと、を備えて構成されている。
なお、サービス提供システム100を構成する施設内システムの数は、特に限定されない。
センターサーバー1は、上述のように、ゲートウェイサーバー6a、骨塩定量計測装置6bを備えて構成されている。
ゲートウェイサーバー6aは、骨塩定量計測サービスの契約を締結している医療施設の施設情報(施設ID、施設名称、契約内容等)を格納する施設情報DB(Data Base)を備える。ゲートウェイサーバー6aは、医療施設のPACSから骨塩定量計測の依頼(医用画像)を受信すると、送信元のPACSが骨塩定量計測サービスの契約を締結している医療施設のPACSであるか否かを判断し、骨塩定量計測サービスの契約を締結している医療施設のPACSであると判断した場合に、受信した医用画像を骨塩定量計測装置6bに入力して骨塩定量計測装置6bに骨塩定量の計測を行わせる。そして、骨塩定量計測装置6bから出力された計測結果を送信元のPACSに送信する。
骨塩定量計測装置6bは、CPU等からなる制御部、医用画像から骨塩定量を計測する骨塩定量計測プログラムを記憶する記憶部、RAM、ゲートウェイサーバー6aとの通信インターフェース等を備えるコンピュータ装置である。骨塩定量計測装置6bは、制御部と骨塩定量計測プログラムとの協働により、ゲートウェイサーバー6aから入力された医用画像を解析して骨塩定量を計測し、計測結果をゲートウェイサーバー6aに出力する。
(受付装置1A)
受付装置1Aは、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピュータ装置であり、CPU等の制御部、RAM、記憶部、操作部、表示部、施設内ネットワークLN1に接続された各装置との通信を制御する通信部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。
受付装置1Aは、入力部より受付入力画面の表示が指示されると、制御部と、記憶部に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、表示部に図示しない受付入力画面を表示する。この受付入力画面を介して入力部により受付情報(受付番号+患者氏名等)が入力されると、受付された患者の患者情報リストを作成(更新)して記憶部に記憶し、通信部により適宜PACS3Aに送信する。
モダリティ2Aは、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像を生成する画像生成装置である。
ここで、CRカセッテは、例えば放射線エネルギーを蓄積する輝尽性蛍光体シートを備える放射線画像変換プレートを内蔵しており、放射線が照射されると被写体の放射線透過率分布に従った量の放射線を輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に蓄積させ、この輝尽性蛍光体層に被写体の放射線画像を記録するものである。
読取装置は、CRカセッテ内の輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して画像データを生成するものである。読取装置は、施設内ネットワークLN1を介してPACS3Aに接続されている。
ここで入力される患者情報は、例えば患者ID、患者氏名(漢字)、患者氏名(カナ)、患者氏名(ASCII)、性別、生年月日等である。なお、モダリティ2Aにおいてこれらすべてを入力する必要はなく、患者情報を何ら入力しないとすることもできる。モダリティ2Aが患者情報として患者IDのみを入力する仕様である場合には、モダリティ2Aの入力部は、例えばテンキー等でもよい。
PACS3Aは、例えば診察室に設置される。PACS3Aは、モダリティ2Aにより生成された医用画像を患者情報と対応付けて画像DB331に保存したり、医用画像に画像処理を施して医師による診断のために表示部に表示したりするための医用画像表示装置であり、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニタ(表示部)よりも高精細のモニタを備えるものであってもよい。
また、RAM32は、受付装置1Aから受信した患者情報リストを記憶する。
画像DB331は、モダリティ2Aから受信した医用画像を格納するためのデータベースである。画像DB331は、画像DB331に格納されている医用画像に関する付帯情報や画像保存先を格納するための画像情報テーブル331aを有している。
画像情報テーブル331aは、「UID」、「撮影日時」、「検査ID」、「検査部位」、「患者ID」、「患者氏名」、「年齢」、「性別」、「画像保存先」、「ステータス」等の項目を有しており、画像DB331に格納された各画像に係る付帯情報、画像保存先(医用画像、医用画像のサムネイル画像)のパス、ステータス(未読、診断済み等)等を記憶する。医用画像を画像DB331に格納する際には、画像情報テーブル331aの付帯情報、画像保存先、ステータス等も併せて格納される。画像情報テーブル331aに格納される情報により、医用画像は、患者情報や検査情報等と対応付けられ、患者情報や撮影日時等をキーとして検索可能に記憶される。
図3に、サービス対象テーブル332の一例を示す。図3に示すように、サービス対象テーブル332は、センターサーバー1が提供する骨塩定量計測サービスの利用対象となる医用画像の条件(利用対象条件)と、その近似条件が格納されたテーブルである。骨塩定量計測サービスは、骨塩定量計測が有効である可能性のある患者(年齢、性別)の医用画像であって、骨塩定量計測を受けることのできる検査部位の医用画像である場合、利用対象となる。近似条件とは、ここでは、例えば、性別と年齢が利用対象条件と同じで、部位が検査部位に近似する部位である。近似する部位とは、例えば、検査部位が四肢や手である場合の肘関節や指等、サービス利用対象の部位と一緒に、又は少しのポジショニングの変更で撮影可能な部位等が挙げられる。
を計時して制御部31に出力する。
次に、施設内システム10Aが設置された医療施設A内における受付から診断までの流れ(1)〜(4)について説明する。
(2)次いで、診察室において、PACS3Aの表示部35に診断対象の患者のビューアー画面351が表示され、問診や診察、必要な検査の決定が行われる。過去に診断対象の部位と同一部位や近似部位に対する受診経歴のある患者については、診察や必要な検査の参考にするため、PACS3Aの表示部35に過去画像が表示される場合がある。過去画像とは、過去に同一患者の同一部位または近似部位を撮影することにより得られた医用画像であって、診断済みの医用画像である。
(3)検査が必要であると決定された場合、撮影室において、モダリティ2Aにより患者の診断対象部位(検査部位)のX線撮影が行われる。
(4)モダリティ2Aにおいて撮影により得られた医用画像は、PACS3Aにおいて取り込まれてビューアー画面351に表示され、医師の診断に供される。
次に、PACS3Aにおいて実行される診断支援処理Aについて説明する。診断支援処理Aは、上述の医療施設Aにおける受付〜診察の流れの(2)以降において、医師の診断を支援するための処理である。
画像取込ボタン351bは、モダリティ2Aから送信される医用画像を現在診断対象となっている患者(患者表示欄351dに表示されている患者)の画像として取り込むことを指示するためのボタンである。画像取込ボタン351bが押下された場合、取込モードに移行し、次に画像取込ボタン351bが押下されて取り込みの解除が指示されるか、又はビューアー画面351が終了される(閉じられる)か他の画面に遷移するまで、モダリティ2Aから受信された医用画像は現在診断対象となっている患者の画像として取り込まれる。
患者表示欄351dは、現在診断対象として選択されている患者の患者情報を表示するための欄である。
サムネイル表示欄351eは、画像表示欄351aに表示する医用画像を選択するために、診断対象の患者の医用画像(過去画像を含む)のサムネイル画像を表示するための欄である。
表示分類選択欄351fは、サムネイル表示欄351eに表示する画像の分類を選択するための欄である。
メディアボタン351gは、記録メディアからの医用画像の取り込みを指示するためのボタンである。
印刷ボタン351hは、画像表示欄351aに表示されている医用画像又は計測結果の印刷を指示するためのボタンである。
終了ボタン351iは、表示されているビューアー画面351を終了する(閉じる)指示を入力するためのボタンである。
過去画像は、以下の操作によりビューアー画面351に表示される。まず、操作部34により表示分類選択欄351fの日付別ボタンが押下されると、日付ボタン下のフォルダ表示欄に診断対象の患者についての過去画像の撮影日時のフォルダが表示される。操作部34により、表示されたフォルダから所望の撮影日時が選択されると、画像DB331から診断対象の患者の選択された撮影日時に撮影された過去画像のサムネイル画像が読み出され、サムネイル表示欄351eに表示される。操作部34によりサムネイル表示欄351eに表示された過去画像が選択されると、選択された過去画像が画像表示欄351aに表示される。
また、例えば、患者が他の医療施設からの紹介の患者である場合等、診断対象の部位の過去画像が記録されたメディアを有している場合には、操作部34によりメディアアイコン351gが押下され、その後に表示されるダイアログ画面に従って操作されると、メディアドライブ37に装填された記録メディアMから過去画像が読み出され、画像表示欄351aに表示される。
ここで、ステップS3においては、例えば、読み出された過去画像の付帯情報の所定の項目(患者情報(年齢、性別)や検査部位)がサービス対象テーブル332に設定されているサービス利用対象条件又は近似条件に該当しているか否かに基づいて判断される。
読み出された過去画像が骨塩定量計測サービスの利用対象条件及び近似条件に該当しないと判断されると(ステップS4;NO)、読み出された過去画像がビューアー画面351の画像表示欄351aに表示され、処理はステップS7に移行する。
即ち、医師が骨塩定量計測サービスの利用対象条件を意識しているか否かにかかわらず、医師は骨塩定量計測の利用対象条件に該当する医用画像を把握して対象患者に対して漏れなくサービスの利用を促すことができる。また、このタイミング(撮影前)に当該サービスの利用対象条件に該当していることがわかれば、今回の撮影時に骨塩定量の計測に適した撮影条件(ポジショニングを含む)で撮影することができ、患者の被曝量を増やさずにサービス依頼用の画像を取得して、サービスの利用に繋げることができる。また、今回の検査部位が近似部位の場合には、その部位と併せて手の撮影を行うことができるので、骨塩定量計測のためのみに別途撮影を行うことなくサービス依頼用の画像を取得して、サービスの利用に繋げることができる。このように、通知アイコンGの表示により、患者の負担を低減して骨塩定量計測サービスを有効に活用することが可能となる。
ステップS7において、取込モードに移行した状態となっていると判断された場合(ステップS7;YES)、通信部36によりモダリティ2Aからの医用画像の受信が待機される(ステップS8)。
ここで、医師は患者とともに撮影室に移動するか、または撮影技師に指示をして、患者の診断対象となる検査部位を被写体としてモダリティ2Aにより撮影を行う。モダリティ2Aにおいては、撮影により医用画像が生成されると、PACS3Aに医用画像が送信される。
ここで、ステップS10においては、例えば、受信された医用画像の付帯情報の予め定められた項目(患者情報(年齢、性別)や検査部位)がサービス対象テーブル332に設定されている骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当しているか否かに基づいて判断される。
受信された医用画像が骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当しないと判断されると(ステップS11;NO)、受信された医用画像がビューアー画面351の画像表示欄351aに表示され(ステップS13)、処理はステップS14に移行する。
即ち、医師が骨塩定量計測サービスの利用対象条件を意識しているか否かにかかわらず、医師は骨塩定量計測の利用対象条件に該当する医用画像を把握して対象患者に対して漏れなくサービスの利用を促すことができる。そして、撮影された医用画像が骨塩定量計測に適した画像である場合には、患者の承認を得て直ちにサービスを依頼することが可能となる。
なお、撮影により取得された医用画像が骨塩定量計測に適さない場合(例えば、骨塩定量計測においては左手と、1cmごとに1mmの厚さの斜度のついたアルミスケールを並べて撮影する必要があるが、アルミスケールが配置されて撮影されていない場合等)は、再度モダリティ2Aで撮影を行い、医用画像を取り込む。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、医療施設Bの施設内システム10Bにおける実施の形態である。サービス提供システム100の全体構成、及びセンターサーバー1、施設内システム10Aの構成については、第1の実施の形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
まず、施設内システム10Bを構成する各装置について説明する。
(受付装置1B)
受付装置1Bは、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピュータ装置であり、CPU等の制御部、RAM、記憶部、操作部、表示部、施設内ネットワークLN2に接続された各装置との通信を制御する通信部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。
受付装置1Bは、入力部より受付入力画面の表示が指示されると、CPUと記憶部に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、表示部に図示しない受付入力画面を表示する。この受付入力画面を介して入力部により受付情報(受付番号+患者氏名等)が入力されると、受付された患者の患者情報リストを作成(更新)して記憶部に記憶し、通信部により適宜電子カルテ装置5Bに送信する。
モダリティ2Bは、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像を生成する画像生成手段である。
コンソール20は、CPU等の制御部、RAM、記憶部、操作部、表示部、通信部、バーコードリーダ等を備えたコンピュータ装置である。コンソール20は、通信部により施設内ネットワークLN2に接続された各装置とデータ送受信可能に接続されている。また、通信インターフェースを介して読取装置とデータ送受信可能に接続されている。
このコンソール20は、電子カルテ装置5Bから送信された検査オーダ情報を一覧にした検査オーダリスト画面を表示部に表示する。これにより、撮影技師は、実施すべき撮影の内容を知ることができる。また、検査オーダ情報と読取装置から送信されてきた医用画像とを対応付け、検査オーダ情報に含まれる患者情報や検査情報をDICOM規格に則って医用画像の付帯情報として書込み、PACS3Bに送信する。例えば、コンソール20は、操作部34により検査オーダリスト画面から選択された検査オーダ情報とその撮影に使用するCRカセッテに貼付されたカセッテIDを示すバーコードを読み取った値とを予め対応付けて記憶しておき、読取装置から医用画像とともに送信されてきたカセッテID(読取装置において挿入されたCRカセッテのバーコードから読み取った値)と、検査オーダ情報に対応付けて記憶されているカセッテIDに基づいて、医用画像と検査オーダ情報とを対応付ける。また、コンソール20は、受信した医用画像をポジショニングやX線量等の確認のために表示部に表示する。
PACS3Bは、例えば診察室に設置される。PACS3Bは、モダリティ2Bにより生成された医用画像を画像DB331に保存したり、医用画像に画像処理を施して医師による診断のために表示部に表示したりするための医用画像表示装置であり、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニタ(表示部)よりも高精細のモニタを備えるものであってもよい。
PACS3Bの記憶部33には、PACS3Aの記憶部33と同様に、画像DB331、サービス対象テーブル332が設けられている。ただし、PACS3Bには、PACS3Aと異なるプログラムが搭載されており、PACS3Bで実行可能な処理はPACS3Aとは異なる。例えば、PACS3Bは、PACS3Aに搭載されているような、受付装置1Bから患者情報リストを受信してリスト表示したり、医用画像を患者情報と対応付けたりする機能は有していない。医用画像と検査オーダ情報の検査情報や患者情報との対応付けは、モダリティ2Bのコンソール20において既に行われており、PACS3Bにおいては、コンソール20から受信した医用画像及び付帯情報を画像DB331に格納し、付帯情報から取得される検査情報及び患者情報を検査リスト画面として表示部35に表示する。操作部34により検査リスト画面から検査が選択されると、選択された検査の医用画像を表示したビューアー画面を表示部35に表示する。
次に、施設内システム10Bの構成をもつ医療施設B内における受付から診断までの流れ(1)〜(5)について説明する。
(2)次いで、診察室において、問診や診察、必要な検査の決定が行われる。過去に同一部位や近似部位に対する受診経歴のある患者については、電子カルテを参照したり、PACS3Bの検査リスト画面から過去画像を検索して表示したりし、診察や必要な検査の参考にする。
(3)検査が必要であると決定された場合、電子カルテ装置5Bにおいて、患者情報の選択及び検査部位等の入力を行うと、検査オーダ情報が発行され、モダリティ2Bのコンソール20に送信される。
(4)撮影室において、モダリティ2Bにより患者の診断対象部位のX線撮影が行われ、医用画像が生成される。生成された医用画像はコンソール20において検査オーダ情報と対応付けられ、PACS3Bに送信される。
(5)PACS3Bにおいては、コンソール20から送信された医用画像は画像DB331に格納され、検査リスト画面にその医用画像の患者情報及び検査情報等が追加表示される。検査リスト画面から表示したい医用画像についての患者情報及び検査情報の行を選択すると、選択された行の付帯情報をもつ医用画像がビューアー画面に表示され、医師の診断に供される。なお、検査リスト画面に表示される医用画像の患者情報や検査情報は、検査毎にまとめて1行で表示されるので(1回の検査で複数枚撮影することがある)、検査リスト画面から検査を選択することで、その検査において取得された医用画像を読み出すことができる。
次に、PACS3Bにおいて実行される診断支援処理Bについて説明する。診断支援処理Bは、上述の医療施設Bにおける受付〜診察の流れの(2)以降において、医師の診断を支援するための処理である。
図8に、検査リスト画面361の一例を示す。図8に示すように、検査リスト画面361は、検索条件入力欄361a、リスト表示欄361b、検索ボタン361c等を備えている。検索条件入力欄361aは、リスト表示欄361bに表示する検査リストの検索条件を入力するための欄である。リスト表示欄361bは、検査リストを表示するための欄である。検索ボタン361aは、検索条件入力欄361aから入力された検索条件で画像DB331における医用画像の検索を実行することを指示するためのボタンである。
なお、デフォルトでは、リスト表示欄361bには、検査日付が本日である検査のリストが表示される。
操作部34により検査が選択されたと判断されると(ステップS24;YES)、選択された検査に対応する医用画像(過去画像)が画像DB331から読み出され、読み出された医用画像の付帯情報及びサービス対象テーブル332に基づいて、当該医用画像が骨塩定量計測サービスの利用対象条件又はその近似条件に該当するか否かが判断される(ステップS25)。
ここで、ステップS25においては、読み出された医用画像の付帯情報の予め定められた項目(患者情報(年齢、性別)や検査部位)がサービス対象テーブル332に設定されているサービス利用対象条件又は近似条件に該当しているか否かに基づいて判断される。
PACS3Bにおいて表示されるビューアー画面は、図6に示すビューアー画面351と略同様であり、少なくとも画像表示欄、サービス依頼ボタンを有し、選択された医用画像が画像表示欄に表示された画面である。なお、ステップS28においては、通知アイコンGは表示されない。また、サービス依頼ボタンも無効である。
また、過去画像の表示タイミング(撮影前)に骨塩定量計測サービスの利用対象条件又は近似条件に該当することを医師に通知することで、今回の撮影時に骨塩定量の計測に適した撮影条件(ポジショニングを含む)で撮影することができ、患者の被曝量を増やさずにサービス依頼用の画像を取得して、サービスの利用に繋げることができる。
また、今回撮影された医用画像の表示タイミングで骨塩定量計測サービスの利用対象条件又は近似条件に該当することを医師に通知することで、患者の承認を得て直ちにサービスを依頼することが可能となる。
なお、撮影により取得された医用画像が骨塩定量計測に適さない場合(例えば、骨塩定量計測においては左手と、1cmごとに1mmの厚さの斜度のついたアルミスケールを並べて撮影する必要があるが、アルミスケールが配置されて撮影されていない場合等)は、再度モダリティ2Bで撮影を行い、医用画像を取り込む。
操作部34によりサービス依頼ボタンが押下されたと判断されると(ステップS29;YES)、ステップS30〜S34の処理が実行される。ステップS30〜S34の処理は、第1の実施の形態の図4BのステップS15〜S19と同様であるので説明を援用する。
例えば、上述のように、コンソール20は、記憶部に、サービス対象テーブル332を記憶しておき、電子カルテ装置5Bから受信した検査オーダ情報のリスト画面を表示部に表示する際に、制御部により、表示する検査オーダ情報に基づいて、撮影する医用画像がサービス対象テーブル332に記憶されている、骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか又はその近似条件に該当するか否かを判断し、該当する場合に、図9に示すように、その検査オーダ情報のリスト行に通知アイコンGを表示する。通知アイコンGは、図9に示すように、利用対象条件に該当したときと近似条件に該当したときとで色等を区別して表示することが好ましい。
従って、骨塩定量計測サービスの利用を促し、有効活用を図ることが可能となる。即ち、医師が骨塩定量計測サービスの利用対象条件を意識しているか否かにかかわらず、骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当する医用画像を取得した患者を把握して対象患者に対して漏れなくサービスの利用を促すことが可能となる。また、撮影により取得された医用画像が骨塩定量計測に適した画像である場合、患者の承認を得て直ちにサービスを依頼することが可能となる。
体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
10A 施設内システム
10B 施設内システム
1 センターサーバー
2A モダリティ
2B モダリティ
20 コンソール
3A PACS
3B PACS
31 制御部
32 RAM
33 記憶部
331 画像DB
332 サービス対象テーブル
34 操作部
35 表示部
36 通信部
37 メディアドライブ
38 計時部
39 バス
4A、4B ルーター
5B 電子カルテ装置
LN1 施設内ネットワーク
LN2 施設内ネットワーク
N インターネット
6a ゲートウェイサーバー
6b 骨塩定量計測装置
Claims (6)
- 医用画像を利用した骨塩定量計測サービスを提供するサーバー装置に通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される医用画像表示装置であって、
医用画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に医用画像を表示する際に、当該医用画像の患者の年齢、性別及び検査部位に基づいて、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる制御手段と、
を備える医用画像表示装置。 - 医用画像を生成する画像生成装置と通信ネットワークを介して接続され、
前記制御手段は、前記画像生成装置において生成された医用画像を診断のために前記表示手段に表示する際に、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象の条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる請求項1に記載の医用画像表示装置。 - 過去に生成された診断済みの医用画像を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている、過去に生成された診断済みの医用画像を前記表示手段に表示する際に、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象の条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる請求項1又は2に記載の医用画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当すると判断した場合に、前記医用画像を前記サーバー装置に送信してサービスを依頼する手段を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
- 前記表示手段に表示される医用画像の患者の年齢及び性別が前記利用対象条件に該当し、かつ検査部位が肘関節又は指である場合に、前記制御手段は、当該医用画像を前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件の近似条件に該当すると判断し、その旨を通知する情報を前記表示手段に表示させる請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
- 医用画像を利用した骨塩定量計測サービスを提供するサーバー装置に通信ネットワークを介してデータ送受信可能に接続される医用画像表示装置に用いられるコンピュータを、
医用画像を表示する表示手段、
前記表示手段に医用画像を表示する際に、当該医用画像の患者の年齢、性別及び検査部位に基づいて、当該医用画像が前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当するか否かを判断し、前記骨塩定量計測サービスの利用対象条件に該当する医用画像であると判断した場合に、その旨を通知する情報を前記医用画像とともに前記表示手段に表示させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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-
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