JP2013045153A - 検査情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
放射線科内におけるオーダ情報を管理する放射線情報システムと、医用画像撮影装置から送信された検査画像を検像に供する検像システムとを連携させて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を明確に把握することが可能な検査情報管理システムを構築する。
【解決方法】
本願発明によれば、放射線情報システム30が検査過程を識別するオーダステータスを保持し、検像システム50が検像過程を識別する検像ステータスを保持するとともに、データサーバは、当該オーダステータスと検像ステータスを受信し、ステータス生成手段86がオーダステータスと検像ステータスとに基づいて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別する検査ステータスを生成することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本願発明は、医療施設内の放射線科等で画像撮影検査を受ける患者の患者基本情報、検査情報、画像情報等を統合的に管理する検査情報管理システムに係り、特に複数のシステムにより実施される検査の包括的な進行状況を容易に把握することを可能にする検査情報管理システムに関する。また、本願発明は、検査情報管理システムの構成要素であって、医療施設内で医用画像撮影装置を用いて検査を行う部署において検査情報等を管理する検査情報管理システム、並びに当該検査情報管理システム内で検査の包括的な進行状況を示す検査ステータスを生成するための検査ステータス生成方法に関する。
画像診断のデジタル化・フィルムレス化に伴い、病院や診療所等の医療施設では、医用画像撮影装置(モダリティ)を用いてデジタル画像を撮影することによる検査が行われている。図1は、従来の検査情報管理システムS1の構成の一例を示す図である。図1に示されるように、検査情報管理システムS1は、LAN回線等の通信ネットワーク10を介して互いにデータ通信可能に接続されている病院情報システム(HIS)20、放射線情報システム(RIS)30、モダリティ40、検像システム50、画像データサーバ(PACS)60、レポーティングシステム70、及び任意のデータサーバ(図示せず)、及び任意の他部門システム(図示せず)などを有して構成されている。
病院情報システム(HIS)20は、オーダエントリーシステム、電子カルテシステム、医事会計システムなどを内包した、病院内の情報を統合的に管理するシステムである。病院情報システム20は、患者の担当医の入力をうけ、画像診断撮影の依頼内容や、当該患者情報などを含む、オーダ情報を生成し、それを病院内の通信ネットワーク10を介して、放射線情報システム30に通知する。
放射線情報システム(RIS)30は、放射線科において、診療予約、画像撮影検査に係る検査実績情報の管理、材料在庫情報の管理等を行って、放射線科内の情報を統括的に管理するシステムである。放射線情報システム30は、病院情報システム20から送信されたオーダ情報を受信し、記録する。また、放射線情報システム30は、前記オーダ情報を元に、モダリティ40にオーダ情報を送信し、さらに、該当検査の検査実施情報を病院情報システム20に通知する。
モダリティ40は、X線撮影装置、CT装置、MRI装置、超音波撮影装置等の医用画像撮影装置として与えられる。モダリティ40は、患者の患部を撮影し、撮影された部位の画像データ(実画像データ)を生成する。さらに、モダリティ40は、放射線情報システム30から受信したオーダ情報を元に、前記画像データに関する付帯情報を生成し、画像データに付帯させる。生成した画像は、モダリティに接続されているモダリティコンソール41に接続されているモニタを用いて、検査の目的に合致した画像が撮影されているかを目視によりおこなう。そして、診療放射線技師は画像に問題がないことを確認したときに、検像システム50に画像を送信する。
検像システム50においては、モダリティ40から送信される検査画像(医用撮影画像)を受信して、検像が実行される。「検像」とは、撮影された検査画像が検査情報と整合するものか、検査画像が診断に適した画質を有しているか等を判断することである。検像は、検像システム50に接続されるディスプレイを技師が目視することで実行される。また、検像システム50による自動チェック機能を用いることもできる。さらに検像システム50は検像が行われた画像を画像データサーバ60に送信する。
画像データサーバ(PACS)60は、撮影・検像された検査画像を受信して、検査画像を保存及び管理するシステムである。PACS60を使用して、検索やデータ解析が実行される。
また、レポーティングシステム70は、PACS60に保存された検査画像を参照することにより読影医が作成したレポートを保存及び管理するためのシステムである。
放射線情報システム30に保存された各オーダ情報は、患者基本情報と検査情報とを有する。図2は、放射線情報システム30に保存されたオーダ情報の一例を示す図である。患者基本情報は、患者名、患者ID、性別、生年月日等の検査を受ける患者に関する情報から構成され、病院情報システム20を用いて登録された患者情報のサブセットとして与えられる。検査情報は、検査基本情報とショット情報とから構成される。検査基本情報は担当医師により指定された検査に関する種々の情報から構成され、ショット情報はモダリティにより撮影されるそれぞれの撮影項目毎の情報から構成されている。検査基本情報内のオーダステータスは、検査の進行状況を示す情報として与えられる。検査過程を識別できるようにするオーダステータスの例として、「未実施」、「受付済」、「検査中」、及び「実施済」が、放射線情報システム30内部において設定されている。これらのステータスは、検査が通常の流れで進行しているときに発生するが、そうでないときに発生するステータスも別途存在する。検査が通常の流れでないときに発生するステータスの例として、「実績修正」は、検査情報が修正されることを示すステータスであり、「一時保存」は検査情報が一時的に保存されることを示すステータスである。
胸部外科にかかっている患者が、胸部正面及び胸部側部のX線撮影による検査を行う場合を例にとって、検査の進行について以下に説明する。第1に、診察室において、患者を診察した担当医師が、病院情報システム20を用いて、X線撮影検査のオーダを発行する。これにより、病院情報システム20は放射線情報システム30へオーダ情報を伝達し、放射線情報システム30に記録される。
検査情報のオーダ番号及びショット番号は、X線撮影検査のオーダを発行したときに病院情報システム20により自動的に決定されるか、あるいは放射線情報システム30内の初期設定手段により自動的に決定される。この際、放射線情報システム30に保存された検査情報のオーダステータスは「未実施」となっている。新たな検査が設定されたときのオーダ情報は図2(1)のようになる。
次に、検査当日に放射線科受付に患者が来ると、例えば、受付担当者が放射線情報システム30を操作して、受付処理を行う。これにより、検査情報のオーダステータスは「受付済」となる。そして、患者が検査室内に入ってモダリティ40上において検査準備が完了した後に、検査技師が放射線情報システム30を操作して、X線撮影による検査を開始する。これにより、検査情報のオーダステータスは「検査中」となる。また、X線撮影による検査が行われる際には、MWM(Modality Worklist Management)接続により放射線情報システム30からモダリティ40へ、患者基本情報及び検査情報が伝送される。ここで、MWMとは、モダリティが検査情報等を取得するために規定された仕様のことである。モダリティ40により撮影された検査画像には、MWM接続により放射線情報システム30から取得した情報が、DICOM(Digital Image and Communication in Medicine)のタグ形式により画像付帯情報として付記される。ここで、DICOMとは、医用画像の画像規格及び通信プロトコルを規定する共通仕様である。
X線撮影が終了した後には、検査技師が、モダリティコンソール41のディスプレイ上で目視により検査画像をチェックする。検査画像のチェックが完了した後、検査技師は、モダリティコンソール41を操作して、検像システム50へ、撮影された検査画像を伝送する。さらに検査技師が、放射線情報システム30を操作して、撮影に使用した注射器、フィルム、薬剤等の使用物品、並びに管電圧、管電流等の検査条件を放射線情報システム30に入力する。ただし、これらの入力はモダリティコンソール41を操作してMPPS(Modality Performed Procedure Step)などを利用して放射線情報システム30に通知する構成とすることも可能である。ここで、MPPSとは、モダリティ40による検査の実施状況変更、使用物品、検査条件の放射線情報システム30への登録及び、検像システム50への画像送信に関する仕様のことであり、これらの一部または全部の処理は自動的に行われることも可能である。
さらに、検査技師により検査完了処理が実行されると、放射線情報システム30は使用物品情報及び検査条件情報をショット情報として登録する。そして、検査完了処理が実行されたことに応じて、放射線情報システム30に保存されたオーダステータスは「実施済」となる。
図2(2)は、前述の例による検査が実施済となった時点での、放射線情報システム30に保存されたレコードである。図2(1)との相違は、オーダステータス及びショットステータスがいずれも実施済とされ、使用物品及び検査条件が記録された点である。
オーダステータスが「実施済」となると、放射線情報システム30は、実施された検査に対応するレコードに記録された検査実績情報を病院情報システム20に送信する。病院情報システム20においては、実施された検査に係る検査実績情報を取得することにより、会計処理等を行うことができるようになる。
検像システム50においては、検査技師が、検像システム50のディスプレイ上に表示された検査画像を見て、担当医師により依頼された内容に整合した画像が撮影されたか否かを確認する。検査技師が検像システム50に付属する端末を操作して画像送信処理を実行すると、検査技師により入力された完了信号に応じて、検像システム50はPACS60に検査画像を伝送する。なお、検像システム50も、検像過程を識別できるようにシステム独自のステータス(以下、検像ステータスと称する)を有している。モダリティ40から検査画像が送信されてくると、検像ステータスは「未検像」となる。その後、検査技師が検像処理を開始すると、検像ステータスは「検像中」となる。そして、検査技師が検像完了処理を実行すると、検像ステータスは「送信済」となる。
PACS60に検査画像が保存されると、読影医がレポーティングシステム70を用い、PACS60から該当する検査画像を呼び出してチェックし、検査レポートを作成する。この作業は、読影と呼ばれている。検査レポートは、レポーティングシステム70に保存されて医療施設内で公開される。
検査が完了した後、担当医師は、病院情報システム20を操作して、PACS60にアクセスして検査画像を確認するとともに、必要であればレポーティングシステム70にアクセスして検査レポートを参照する。そして、検査画像、検査レポート等に基づいて、治療方針を決定する。
以上は、通常の検査の進行、すなわち撮影された検査画像が担当医師による診断に適している場合の検査の進行を示したものである。
特開2010−194086号公報
以上、検査情報管理システムの概略を説明した。上述した放射線情報システム(RIS)は、担当医師からの検査オーダ受信から検査完了(検査実績情報の会計送信)までを管理している。このために、放射線情報システム(RIS)は、保険医療情報交換のための標準規格であるHL7等を用い、IHE−Jで定義された業務シナリオを適宜適用して検査業務を支援している。これに対して、検査画像情報は、医用画像フォーマットと画像を取り扱う医用画像機器間の通信プロトコルとを定義した標準規格であるDICOM等を用いて管理されていることが多い。
上述したように複数のシステムから構成される検査情報管理システムにおいて、HL7規格を用いる放射線情報システム30と、DICOM規格等に基づいて画像情報を取り扱う検像システム50とは、互いに独立して動作している。このために、放射線情報システム30内において検査過程を識別するためのオーダステータスと、検像システム50内において検像過程を識別するための検像ステータスとを互いに関連付けることができない。これにより、放射線情報システム30または病院情報システム20において検査が「実施済」と表示されていても、検像システム50からPACS60への画像伝送が実施されていない場合があり、病院情報システム20やレポーティングシステム70などを操作してPACS60にアクセスする担当医師が、既に保存されていると考えていた検査画像を見ることができず、診断に支障をきたすという問題があった。
そこで、本願発明は、上記のような問題を解決するために為されたものであり、放射線情報システムと検像システムとを連携させて、検査画像の保存処理を含む包括的な検査過程を明確に把握することを可能にする検査情報管理システムを構築することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明における検査情報管理システムは、放射線情報システムで管理されているオーダステータスと検像システムで管理されている検像ステータスとに基づいて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別する検査ステータスを生成する検査情報管理システムであって、放射線情報システム(RIS)が、オーダステータスが変更された際にオーダステータス情報を送信する送信手段と、検像システムが、画像の検像ステータスが変更された際に、検像ステータスを送信する送信手段と、データサーバがオーダステータス及び検像ステータス情報を受信する受信手段と、受信したオーダ・検像ステータス情報をデータサーバに保存する、ステータス保存手段と、保存されたステータス情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査ステータスを生成するステータス生成手段と、生成したステータスを所定の装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
ここで、「検査情報管理システム」は、医療施設内で医用画像撮影装置を用いて検査を行う部署において、検査情報を管理するシステムを意味する広い概念の用語として与えられるものである。
このため、本発明により、検査ステータスは検査情報管理システムから適宜、他の装置に送信されることで、検査業務をより円滑に実施することが可能になる。特に、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を明確に把握することが可能となり、画像撮影検査に係る業務を適正かつ円滑に実行することができる。
このため、本発明により、オーダステータスと検像ステータスを包括的に識別することが可能な検査ステータスを参照することで、より正確な検査状況を把握することが可能で、診断をより円滑に実施することができる。例えば、オーダステータスが「検査済」、検像ステータスが「送信済」となった時に、レポーティングシステムに検査ステータスの「検査済」を通知することが可能となる。このため、例えばレポーティングシステムを利用して読影レポートを記述する読影医に検査ステータスを通知することで、確実に検査画像が参照可能となり、レポートを記述する準備ができたということを確認することが可能となる。
また、本願発明は、検査情報管理システムにおいて、放射線情報システムのオーダステータスとして検査の完了を示すステータスが設定されるとともに、検像ステータスとして検像システムから画像データサーバへの検査画像の送信が完了したことを示すステータスが設定されると、検査ステータスとして検査の完了を示すステータスを設定することを特徴とする。これにより、検査ステータスとして検査の完了を示すステータスが設定されていれば、画像データサーバに検査画像が保存されているので、検査後に患者を診断する際に担当医師が検査画像を確実に見ることができて、診断に支障をきたすことがなくなる。
また、本願発明は、検査情報管理システムにおいて、オーダステータスとして検査中であることを示すステータスあるいは検査の完了を示すステータスが設定され、検像ステータスとして医用画像撮影装置から検像システムへ検査画像が送信されたことを示すステータスあるいは検像中であることを示すステータスが設定されている場合には、検査ステータスとして検像ステータスが設定されることを特徴とする。これにより、該検査の検査画像に検像操作が必要である、若しくは検像操作中である事を確認することが可能で、検査過程をより明確に把握することができる。
また、本願発明は、検査情報管理システムにおいて、オーダステータスとして検査情報が修正されることを示すステータス、あるいは検査情報が一時的に保存されることを示すステータスが設定されている場合には、検査ステータスとしてオーダステータスが設定されることを特徴とする。これにより、検査がまだ未確定であり、追加・削除、若しくは修正される可能性があることを確認することが可能で、検査過程をより明確に把握することができる。
また、本発明におけるデータサーバは、放射線情報システム(RIS)に包含しても良い。その場合、検像システムが、検像ステータスが変更された際に検像ステータスを送信する送信手段を、放射線情報システム(RIS)が検像システムから送信された検像ステータスを受信する受信手段と、受信した情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査ステータスを生成するステータス生成手段と、生成したステータスを所定の装置に送信する送信手段と、を有する。
このようにすることで、放射線情報システム(RIS)から検査ステータスを送信することなく検査ステータスを生成することが可能で、無用な通信を軽減することになる。よって、ネットワークに無用な不可をかけることなく、検査ステータスを生成・通知することが可能になる。
また、本発明におけるデータサーバは、検像システムに包含しても良い。その場合、放射線情報システム(RIS)が、オーダステータスが変更された際にオーダステータスを送信する送信手段と、検像システムが放射線情報システム(RIS)から送信されたオーダステータスを受信する受信手段と、受信した情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査ステータスを生成するステータス生成手段と、生成したステータスを所定の装置に送信する送信手段と、を有する。
このようにすることで、検像システムから検像ステータスを送信することなく検査ステータスを生成することが可能で、無用な通信を軽減することになる。よって、ネットワークに無用な不可をかけることなく、検査ステータスを生成・通知することが可能になる。
また、本発明におけるデータサーバは、ステータス生成手段が生成した検査ステータスを、生成したステータスの内容に基づき、当該ステータスを送信する先の装置を決定する送信先決定手段をさらに有し、検査情報管理システムのステータス送信手段が、生成したステータスを送信先決定手段により決定された装置に送信するようにしても良い。
このようにすることで、検査のステータス変化を細かく把握しなくても良いシステムに、把握不要なステータスの変化を通知しないようにすることが可能となる。このため、関係のない装置にステータス情報を送ることがなくなり、無用な通信を軽減することになる。よって、ネットワークに無用な負荷をかけることなく、検査ステータスの通知を行うことが可能となる。
また、本発明におけるデータサーバは、放射線情報システム(RIS)のオーダ情報や検像システムの検査画像のDICOMタグに格納されているタグ情報を元に、当該ステータスを送信する先の装置を決定する、送信先決定手段を更に有し、検査情報管理システムのステータス送信手段が、生成したステータスを送信先決定手段により決定された装置に送信するようにしても良い。
このとき、放射線情報システム(RIS)は、検査のオーダ情報を検査情報管理システムに通知する、オーダ情報を送信する送信手段を、検像システムはタグ情報を送信する送信手段を有する。また、データサーバの受信手段及び記憶手段はそれぞれオーダ情報を受信及び記憶し、それぞれDICOMタグ情報を受信し記憶する。オーダ情報及び、タグ情報はどちらか一方のみを利用して情報を通知することで、検査ステータスを送信する先の装置を決定しても、両方の情報を利用して、検査ステータスを送信する先の装置を決定するようにシステムを構築しても良い。
このようにすることで、検査が完了したときに、例えばレポーティングシステムを利用している読影レポート記入担当医に、検査が完了ことを通知することができる。このため、読影レポート記入担当医は、読影レポートを記入すべき検査があることを早急に知ることが可能になる。よって、例えば、救急検査の検査終了後すぐに、該当検査の読影レポートを作成することが可能になる。
また、本発明におけるデータサーバが、当該ステータス情報に付加する情報を決定し、当該決定した情報を付随情報に付加する情報付加手段をさらに有し、データサーバの送信手段が、情報付加手段により情報が付加された付随情報を、所定の装置に送信するようにしても良い。
このようにすることで、該検査に関係のある者やオーダ情報・タグ情報を判別する情報を特定することができないときに、検査に関係のある者やオーダ情報・タグ情報を、検査を特定するときに使用できる情報を付随情報に付加した上で、他の装置に送信することができる。このため、この情報が付加された付随情報を受信した他の装置により、検査に関係のある者を特定し、検査に関係のある者に検査ステータスが変更されたことに加え、オーダ情報・タグ情報を通知することが可能になる。
また、本発明における検査情報管理システムは、生成された検査ステータス情報や放射線情報システム(RIS)のオーダ情報、検像システムの検査画像のDICOMタグに格納されているタグ情報を元に、当該ステータスを送信する先の者を決定し、当該決定された送信先の者のメールアドレスを特定し、当該特定されたメールアドレスを管理するサーバを送信先の装置として決定するようにしても良い。
このようにすることで、検査ステータスが変更されたときにすぐ、該当検査に関係のあるものに、検査ステータスが変更されたことを通知することができるようになる。例えば、送信先の者の携帯電話のメールアドレスを特定するようにすれば、該当検査に関係のある者の携帯電話にメールが送信されることになり、検査が完了したことなどを、その者に早急に通知することが可能となる。
また、本発明における検査情報管理システムは、データサーバの送信先決定手段が、検査を行った者と、医用画像に係る検査を依頼した者、検像操作を行ったもの、読影レポート記入担当医のうちの少なくとも一人を、ステータス情報を送信する先の者として決定するようにしても良い。
そうすることで、検査が完了したときに、依頼医に検査ステータスを通知することができる。このため、依頼医は通知を受け取ってすぐに検査画像を参照することが可能となり、次の検査や処置、薬の処方などをすぐに行うことが可能となる。
本願発明によれば、検査画像の保存処理を含む包括的な検査過程を明確に把握することが可能となり、診断時に必要な検査画像が存在することや、検査過程をより明確に把握することができるため、画像撮影検査に係る検査・診断・診察業務を適正かつ円滑に実行することができる。
既存の検査情報管理システムS1の構成の一例を示す図である。 放射線情報システム30に保存されるオーダ情報の一例を示す図である。 本願発明による検査情報管理システムの実施形態の一例を示す図である。 本願発明による検査ステータス生成方法の例を示すフローチャートである。 図3及び図4の実施例に対する検査に使用される各システムのステータスを検査の進行に応じて示す検査ワークフローである。
10 通信ネットワーク
20 病院情報システム(HIS)
21 病院情報システムの受信手段
30 放射線情報システム(RIS)
31 放射線情報システムの受信手段
32 放射線情報システムの記憶手段
33 放射線情報システムの表示部
34 放射線情報システムの入力部
35 放射線情報システムの送信手段
40 モダリティ
41 モダリティコンソール
50 検像システム
51 検像システムの受信手段
52 検像システムの記憶手段
53 検像システムの表示部
54 検像システムの入力部
55 検像システムの送信手段
60 画像データサーバ(PACS)
61 画像データサーバの受信手段
70 レポーティングシステム
71 レポーティングシステムの受信手段
80 データサーバ
81 データサーバの受信手段
82 データサーバの記憶手段
83 データサーバの表示部
84 データサーバの入力部
85 データサーバの送信手段
86 データサーバの検査ステータス生成手段
87 データサーバの送信先決定手段
88 データサーバの情報付加手段
S1 従来の検査情報管理システム
S2 本願発明の検査情報管理システムの実施例
以下、添付の図面を参照して本願発明に係る実施の形態を説明する。
本願発明に係る検査情報管理システムの構成図S2の1例を図3に示す。本願発明に係る検査情報管理システムS2は、従来の検査情報管理システムと比較して、データサーバ80がLANなどのネットワーク10に接続され、放射線情報システム(RIS)30から送信されるオーダステータス及び、検像システム50から送信される検像ステータスとに基づいて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別する検査ステータスを生成する検査ステータス生成手段86を備えることを特徴とする。
RIS30は、情報を記憶する記憶手段32と、情報を表示するモニタなどの表示部33と、情報の入力を受けるキーボードなどの入力部34とを有し、例えば、受付事務員や診療放射線技師のステータス変更登録を受け、検査のオーダステータスを送信する送信手段35、データサーバにて生成された検査ステータスを受信する受信手段31を備える。RIS30からデータサーバ80へのオーダステータスへの送信は、新たなオーダステータスが設定されたことをトリガとして実行されてもよく、所定の時間間隔毎に実行されてもよい。
検像システム50は、情報を記憶する記憶手段52と、情報を表示するモニタなどの表示部53と、情報の入力を受けるキーボードなどの入力部54とを有し、例えば、診療放射線技師の画像転送指示を受け、検査画像の検像ステータスを送信する送信手段55、生成された検査ステータスを受信する受信手段51を備える。検像システム50からデータサーバ80への検像ステータスへの送信は、新たな検像ステータスが設定されたことをトリガとして実行されてもよく、所定の時間間隔毎に実行されてもよい。
データサーバ80は、情報を記憶する記憶手段82と、情報を表示するモニタなどの表示部83と、情報の入力を受けるキーボードなどの入力部84と、を有し、RIS30から送信されたオーダステータス及び、検像システム40から送信された検像ステータスを受信する受信手段81、受信したオーダステータス及び検像ステータスをデータサーバに記録する記憶手段82と、保存されたステータス情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査画像の保存等を含めた包括的な検査過程を識別することができるステータス(以下、検査ステータスと称する)を生成する検査ステータス生成手段86と、生成した検査ステータスを所定の装置に送信する送信手段85を備える。データサーバ80から所定の装置への検査テータスへの送信は、新たな検査ステータスが生成されたことをトリガとして実行されてもよく、所定の時間間隔毎に実行されてもよい。
生成した検査ステータスは、検査ステータスを送信する送信手段85によって検査情報管理システムS2内の一部または全部のシステムへ送信される。この図では、HIS20、RIS30、検像システム50、画像データサーバ60、及びレポーティングシステム70にそれぞれ検査ステータスを受信する受信手段21、31、51、61、71を有している。なお、検査情報管理システムS2の全部のシステムに受信手段を備えた場合でも本願発明の一形態であり、一部のシステムに備えた場合でも本願発明の一形態である。
図4は、検査ステータス生成手段86により実行される、検査ステータス生成方法を示すフローチャートである。
このフローチャートに示されるように、検査ステータス生成手段86に、該当検査に係る検像ステータスが存在するか否かを判定する(ステップ1)。検像ステータスが存在しない場合には、検査ステータスとしてオーダステータスを設定する(ステップ2)。
検像ステータスが存在する場合には、検査ステータス生成手段86では、オーダステータスが「未実施」、「受付済」、「検査中」、「検査済」のいずれかに属するか否かを判定する(ステップ3)。オーダステータスがこれらのいずれかにも属さない場合、例えば、「修正中」または「一時保存」のときには、検査ステータスとしてオーダステータスを設定する(ステップ2)。これらは、通常時には発生しないステータスであるので、オーダステータスがそのまま検査ステータスになることが、検査にかかわる者に対して、注意を促すことが可能となるためである。
ステップ3において、オーダステータスがそれらのいずれかに属する場合には、検像ステータスが「送信済」であるか否かを判定する(ステップ4)。検像ステータスが「送信済」でないと判定されれば、検査ステータスとして検像ステータスを設定する(ステップ5)。これにより、オーダステータスが「実施済」となっていても、PACS60における検査画像の保存が完了するまでは、検査ステータスは検像ステータスを優先して表示するため「未検像」または「検像中」が設定されることになる。
このようにすることで、検像ステータスが検像済ではないこと、つまり検像システム40に検像すべき画像が存在することを示すことが可能となり、検像担当者に対して、検像操作を行う事を促すことが可能となる。
診療放射線技師が検像完了処理を実行して、検査画像のPACS60への画像送信を完了したときのみに検像ステータスは「送信済」になる。ステップ4において、検像ステータスが「送信済」であると判定されれば、検査ステータスとしてオーダステータスを設定する(ステップ2)。検像ステータスが「送信済」となっていても、オーダステータスが「実施済」になっていないなら、RIS30にて検査担当技師が検査完了処理を行っていないことを示し、検査ステータスとしてオーダステータスを設定することで、検査完了処理を行うように促すことが可能となる。
次に、通常の検査の進行に応じた検査ステータスの変化について説明する。なお、病院情報システム(HIS)、モダリティ、PACS、レポートサーバにおける検査に関連する処理は、背景技術において説明した処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。図5は、検査に使用される各システムのステータスが、検査ワークフローの進行に応じて変化する様子を示した図である。
診察室において、患者を診察した担当医師が画像診断検査の検査オーダをHIS20に接続された端末を操作することで発行する。オーダが発行されると、RIS30にオーダ情報のレコードが新たに生成される。この段階では検査画像は発生しておらず、検像ステータスは存在しないので、RIS30に保存されたオーダ情報のオーダステータスは「未実施」となり、検査ステータスは「未実施」となる。
検査を行うために放射線受付に患者が来て、受付担当者が受付処理を実行すると、オーダステータスは「受付済」となり、検査ステータスは「受付済」となる。そして、患者が検査室内に入り、診療放射線技師がRIS30を操作することで、検査が開始される。オーダステータスは「検査中」となり、検査ステータスは「検査中」となる。
次に、診療放射線技師がモダリティ40を使用して検査を行うことで、検査画像を作成する。診療放射線技師がモダリティコンソール41に接続されているモニタなどを利用して、撮影した検査画像のチェックを行い、完了登録を行うと、モダリティ40から検像システム50へ検査画像が送信される。
検査が完了すると診療放射線技師はRIS30を操作して、検査の完了処理を実行する。検査完了処理を行うとオーダステータスは「実施済」となる。RIS30のオーダステータスを送信する送信手段35はオーダステータスをデータサーバ80に送信する。
さらに検査終了処理と前後、若しくは平行して、検像システム50はモダリティ40から検査画像を受信すると、該当画像の検像ステータスとして「未検像」をセットする。さらに検像システム50は、検像ステータスを送信する送信手段55を用いて、「未検像」の検像ステータスをデータサーバ80に送信する。さらにデータサーバ80は、オーダステータスが「検査中」若しくは「実施済」で、検像ステータスが「未検像」である場合、データサーバのステータス生成手段86は、検像ステータスを優先し、「未検像」を検査ステータスとしてセットする。
さらに、該当検査の検査画像には検像が行われる。診療放射線技師が検像を開始すると、検像ステータスは「検像中」となり、検像システム50は「検像中」の検像ステータスを、データサーバ80に送信する。さらにデータサーバ80は、オーダステータスが「検査中」若しくは「実施済」で、検像ステータスが「検像中」である場合、データサーバの検査ステータス生成手段86は、検像ステータスを優先し、「検像中」を検査ステータスとしてセットする。
検像が終了した後、検像業務を行っている診療放射線技師は検像完了処理を実行すると、検像システム50からPACS60へ検像済みの検査画像が送信される。検像完了処理を行うと、検像ステータスは「送信済」となり、検像システム50は、「送信済」の検像ステータスをデータサーバ80に送信する。さらにデータサーバ80は、オーダステータスが「検査中」で、検像ステータスが「送信済」である場合、データサーバの検査ステータス生成手段86は、オーダステータスを優先し、「検査中」を検査ステータスとしてセットし、オーダステータスが「実施済」で、検像ステータスが「送信済」である場合、オーダステータスを優先し、「実施済」を検査ステータスとしてセットする。
上記のように生成された検査ステータスは、データサーバ80の送信手段85を用いて、所定の装置へ送信される。このようにすることで、オーダステータスと検像ステータスとを連携させ、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を明確に把握することが可能となり、画像撮影検査に係る診断を適正かつ円滑に実施することができる。
また、放射線情報システムにおいて、オーダステータスとして「実施済」が設定されるとともに、検像ステータスとして「送信済」が設定されると、検査ステータスとして「実施済」が設定されるように構成したので、検査ステータスとして「実施済」が設定されていれば、PACS60に検査画像が保存されているので、検査後に患者を診断する際に担当医師が検査画像を確実に見ることができて、診断に支障をきたすことがなくなる。
また、オーダステータスとして検査情報が修正されることを示すステータスあるいは検査情報が一時的に保存されることを示すステータスのいずれかが設定されている場合には、検査ステータスとしてオーダステータスを優先して設定するように構成したので、検査過程をより明確に把握することができる。
また、オーダステータスが「検査中」または「実施済」であり、検像ステータスが「未検像」または「検像中」である場合には、検査ステータスとして検像ステータスを設定するように構成したので、検査過程をより明確に把握することができる。
また、データサーバ80は、RIS30に包含するようにシステム構築をしても良い。その場合、検像システム50が、検像ステータスが変更された際に検像ステータスを送信する送信手段と、RIS30が検像システム50から送信された検像ステータスを受信する受信手段と、受信した情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査ステータスを生成する検査ステータス生成手段と、生成したステータスを所定の装置に送信する送信手段と、を有するようにシステムを構築する。
このようにすることで、RIS30からオーダステータスを送信することなく検査ステータスを生成することが可能となり、無用な通信を軽減することが可能となる。よって、ネットワークに無用な負荷をかけることなく、検査ステータスを生成・通知することが可能になる。
また、データサーバ80は、検像システム50に包含するようにシステムをしても良い。その場合、RIS30が、オーダステータスが変更された際にオーダステータスを送信する送信手段と、検像システム50がRIS30から送信されたオーダステータスを受信する受信手段と、受信した情報を元にオーダステータスと検像ステータスに基づき、検査ステータスを生成する検査ステータス生成手段と、生成したステータスを所定の装置に送信する送信手段と、を有するようにシステムを構築する。このようにすることで、検像システム50から検像ステータスを送信することなく検査ステータスを生成することが可能で、無用な通信を軽減することになる。よって、ネットワークに無用な負荷をかけることなく、検査ステータスを生成・通知することが可能になる。
また、データサーバ80は、検査ステータス生成手段86が生成した検査ステータスを、生成した検査ステータスの内容に基づき、当該検査ステータスを送信する先の装置を決定する送信先決定手段87をさらに有し、データサーバ80の送信手段85が、生成した検査ステータスを送信先決定手段87により決定された装置に送信するようにしても良い。
このようにすることで、検査ステータス変化を細かく把握しなくても良いシステムに、把握不要なステータスの変化を通知しないようにすることが可能となる。このため、関係のない装置にステータス情報を送ることがなくなり、無用な通信を軽減することになる。よって、ネットワークに無用な負荷をかけることなく、検査ステータスの通知を行うことが可能となる。
例えば、レポーティングシステム70は検査画像をPACS60で参照しながら記述するため、検査画像がPACS60に保存されていないと、レポートを作成することができない。例えば、検査ステータスが「実施済」である場合のみ、レポーティングシステム70に検査ステータスを通知するようにシステムを構築すれば、無用な通信を軽減し、ネットワークに負荷をかけることなく、検査ステータスの通知を行うことが可能となる。
また、データサーバ80は、RIS30のオーダ情報や、検像システム50の検査画像のDICOMタグに格納されているタグ情報を元に、当該検査ステータスを送信する先の装置を決定する、送信先決定手段87を更に有し、送信手段85が、生成した検査ステータスを送信先決定手段87により決定された装置に送信するようにしても良い。このとき、RIS30の送信手段35は、さらに検査のオーダ情報をデータサーバ80に通知し、検像システム50の送信手段55はさらにタグ情報を送信し、データサーバ80の受信手段81はさらにオーダ情報を受信し、受信手段81及び記憶手段82はそれぞれさらに、DICOMタグ情報を受信し記憶することになる。
このようにすることで、緊急の検査が完了したときに、例えばレポーティングシステム70に、該当検査が緊急検査であることを通知することが可能となるので、読影レポート記入担当医は、読影レポートを急いで作成すべき検査があることを知ることが可能になる。よって、例えば、救急検査の検査終了後すぐに、該当検査の読影レポートを作成し、結果を担当医に返すことが可能になる。
更に、RIS30の送信手段35により送信された検査のオーダ情報及び、検像システムの送信手段55により送信されたタグ情報は、どちらか一方のみを利用することで検査ステータスを送信する先の装置を決定しても、両方を利用して、検査ステータスを送信する先の装置を決定しても良い。このようにすることで、より細かく検査ステータスを送信する先の装置を決定することが可能となる。
また、データサーバ80が、当該検査ステータスに付加する情報を決定し、当該決定した情報を付随情報として付加する情報付加手段88をさらに有し、データサーバ80の送信手段85が、情報付加手段88により情報が付加された付随情報を、検査ステータスとともに所定の装置に送信するようにしても良い。
このようにすることで、該検査に関係のある者やオーダ情報・タグ情報を判別する情報を特定することができないときに、検査に関係のある者やオーダ情報・タグ情報を、検査を特定するときに使用できる情報を付随情報に付加した上で、他の装置に送信することができる。このため、この情報が付加された付随情報を受信した他の装置により、検査に関係のある者を特定し、検査に関係のある者に検査ステータスが変更されたことに加え、オーダ情報・タグ情報を通知することが可能になる。
このようにすることで、例えばレポーティングシステム70に対し、検査が完了したタイミングで検査ステータスに加えてオーダ情報を付随させて通知することで、レポートの未記入枠を作成し、読影医が読影レポートを記述する準備をすることが可能となる。
また、データサーバ80は、前記のステータス生成手段86により生成された検査ステータス、RIS30のオーダ情報、検像システム50の検査画像のDICOMタグに格納されているタグ情報を元に、当該検査ステータスを送信する先の者を決定し、当該決定された送信先の者のメールアドレスを特定し、当該特定されたメールアドレスを管理するサーバを送信先の装置として決定するようにしても良い。
このようにすることで、検査ステータスが変更されたときにすぐ、該当検査に関係のあるものに、検査ステータスが変更されたことを通知することができるようになる。例えば、送信先の者の携帯電話のメールアドレスを特定するようにすれば、該当検査に関係のある者の携帯電話にメールが送信されることになり、検査が完了したことなどを、その者に早急に通知することが可能となる。
更に、データサーバ80の送信先決定手段87が、検査を行った者と、医用画像に係る検査を依頼した者、検像操作を行ったもの、読影レポート記入担当医のうちの少なくとも一人を、ステータス情報を送信する先の者として決定するようにしても良い。
更に、データサーバ80の送信先決定手段87は、RIS30から受信したオーダ情報や、検像システム50から受信したタグ情報を、データサーバ80の情報付加手段88を利用してステータス情報に付加して通知するようにしても良い。
このようにすることで、検査ステータスが実施済になったときに、依頼医にオーダ情報やタグ情報を付随して、検査ステータスを通知することができる。このため、依頼医は通知を受け取ってすぐに該当検査画像を参照することが可能となり、次の検査や処置、薬の処方などをすぐに行うことが可能となる。
なお、上記の検査情報管理システムにおいては、「未実施」、「受付済」、「検査中」、「実施済」、「一時保存」、「修正中」というオーダステータス、「未検像」、「検像中」、「送信済」という検像ステータス、並びに「未実施」、「受付済」、「検査中」、「実施済」、「一時保存」、「修正中」、「未検像」、「検像中」、という検査ステータスを使用しているが、各ステータスの名称はこれらに限定されるものではなく、検査過程毎に適宜異なる名称を使用することが可能である。
また、検査内容をさらに細分化して、各検査過程に対してそれぞれ当該検査過程に合致した名称を有する新たなステータスを設定することが可能である。検査内容が細分化された場合においても、検像ステータスが存在するときには、検像ステータスを優先して示し、更に、検像ステータスが存在しても、オーダステータスにイレギュラーなワークフローが発生した際に設定されるステータス(例えば、「一時保存」や「修正中」)が設定された場合には、オーダステータスを優先して示し、更にオーダステータスとして検査の完了したことを示すステータスが設定されるとともに、検像ステータスとしてPACS60への検査画像の送信を完了したことを示すステータスが設定されると、検査ステータスが検査の完了したことを示すステータスに設定されるように構成することで、本願発明に係る目的を達成することができる。
なお、上記の実施の形態により説明される検査情報管理システムは、本願発明を限定するものではなく、例示することを意図して開示されているものである。本願発明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載により定められるものであり、特許請求の範囲において記載された発明の技術的範囲において種々の設計的変更が可能である。例えば検査情報管理システムは、放射線科においてX線撮影装置を使用して検査を行う際の検査情報を管理する放射線情報システムを構成要素としている。然るに、医用画像撮影装置は、X線撮影装置に限られるものではなく、CT装置、MRI装置、超音波撮影装置等を含むものである。本願発明は、医療施設内で医用画像撮影装置を用いて検査を行う部署において検査情報を管理する検査情報管理システムを構成要素とする検査情報管理システムに広く適用されるものである。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
なお、ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムが格納されているROM(Read Only Memory)から、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリ(RAM)にプログラムを読み込んで実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROMに予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスク等の光磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。
このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送したりし、コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
また、上記実施形態で説明したシステムは、複数の装置の論理的集合構成にしたり、各装置の機能を混在させたりするように構築することも可能である。

Claims (12)

  1. 放射線情報システムと医用画像撮影装置と検像システムと画像データサーバとデータサーバとにより構成される検査情報管理システムにおいて、
    前記放射線情報システムは、
    医用画像撮影装置を用いて検査を行うにあたり、オーダ情報の管理及び、検査過程を識別する、オーダステータスを保持し、該オーダステータスが変更された際に、オーダステータス情報を送信する送信手段と、
    前記検像システムは、
    医用画像撮影装置により撮影された検査画像を受信し、該検査画像の検像を行い、検像過程を識別する検像ステータスを保持し、該検像ステータスが変更された際に、検像ステータス情報を送信する送信手段と、を有し、
    前記データサーバは、
    前記放射線情報システムから送信された、オーダステータス情報と、前記検像システムから送信された、検像ステータス情報とを受信する受信手段と、
    受信したオーダステータス及び、検像ステータス情報を保存する記憶手段と、
    記憶したオーダステータス及び、検像ステータス情報とに基づき、検査ステータスを生成するステータス生成手段と、
    生成した検査ステータスを、所定の装置に送信する送信手段とを有し、
    検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別することが可能とすることを特徴とする、検査情報管理システム。
  2. 前記ステータス生成手段は、
    オーダステータスとして検査の完了を示すステータスが設定されるとともに、検像ステータスとして前記検像システムから前記画像データサーバへの検査画像の送信が完了したことを示すステータスが設定されると、検査ステータスとして検査の完了を示すステータスを生成することを特徴とする請求項1に記載の検査情報管理システム。
  3. 前記ステータス生成手段は、
    オーダステータスとして検査中であることを示すステータスあるいは検査の完了を示すステータスが設定され、検像ステータスとして前記医用画像撮影装置から前記検像システムへ検査画像が転送されたことを示すステータスあるいは検像中であることを示すステータスが設定されている場合には、検査ステータスとして検像ステータスを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の検査情報管理システム。
  4. 前記ステータス生成手段は、
    オーダステータスとして検査情報が修正されることを示すステータスあるいは検査情報が一時的に保存されることを示すステータスが設定されている場合には、検査ステータスとしてオーダステータスを生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  5. 前記放射線情報システムは、医療施設内で医用画像撮影装置を用いて検査を行う部署において検査情報を管理して、検査過程を識別するオーダステータスを保持する放射線情報システムであって、前記データサーバを包含し、それによって該放射線情報システムが、
    医用画像撮影装置により撮影された検査画像を受信し、該検査画像の検像を行い、検像過程を識別する検像ステータスを保持する検像システムから、該検像ステータスが変更された際に、検像ステータスを受信し、
    オーダステータスと検像ステータスとに基づいて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別する検査ステータスを生成することを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  6. 前記検像システムは、医療施設内で医用画像撮影装置を用いて検査を行う部署において、医用画像撮影装置により撮影された検査画像を受信し、該検査画像の検像を行い、検像過程を識別する検像ステータスを保持する検像システムであって、前記データサーバを包含し、それによって該検像システムが
    検査情報を管理して、検査過程を識別するオーダステータスを保持する放射線情報システムから、該オーダステータスが変更された際に、オーダステータスを受信し、
    オーダステータスと検像ステータスとに基づいて、検査画像の保存処理を含めた包括的な検査過程を識別する検査ステータスを生成することを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  7. 前記検査情報管理システムにおいて、
    データサーバが、検査ステータス生成手段が生成した検査ステータスを、生成した検査ステータスの内容に基づき、当該検査ステータスを送信する先の装置を決定する送信先決定手段をさらに有し、
    該データサーバの送信手段が、前記検査ステータス生成手段で生成した検査ステータスを送信先決定手段により決定された装置に送信することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  8. 前記検査情報管理システムにおいて、
    放射線情報システムが、前記データサーバに該検査のオーダ情報を送信する送信手段を有し、
    前記データサーバの受信手段及び記憶手段のそれぞれが前記オーダ情報を受信し、記憶し、
    データサーバは、受信したオーダ情報を元に、前記ステータス生成手段により生成された検査ステータスを送信する先の装置を決定する、送信先決定手段を更に有し、
    データサーバの送信手段が、生成した検査ステータスを該送信先決定手段により決定された装置に送信することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  9. 前記検査情報管理システムにおいて、
    検像システムが、前記データサーバに該検査の検査画像に付帯されているタグ情報を送信する送信手段を有し、
    前記データサーバの受信手段及び記憶手段のそれぞれが前記タグ情報を受信し記憶し、
    データサーバは、受信したタグ情報を元に、前記ステータス生成手段により生成された検査ステータスを送信する先の装置を決定する、送信先決定手段を更に有し、
    データサーバの送信手段が、生成した検査ステータスを該送信先決定手段により決定された装置に送信することを特徴とする、請求項1ないし4または8のいずれか一項に記載の検査情報管理システム。
  10. 前記検査情報管理システムにおいて、
    前記データサーバが、前記オーダ情報及びタグ情報の少なくとも一部を、前記検査ステータス生成手段により生成された検査ステータスに付随させる情報付加手段をさらに有し、
    該データサーバの送信手段が、前記検査ステータスとともに、該付随された情報を一緒に所定の装置に送信することを特徴とする請求項8または9に記載の検査情報管理システム。
  11. 前記検査情報管理システムにおいて、
    データサーバが、前記検査ステータス、オーダ情報及びタグ情報の少なくとも一部を元に、当該検査ステータスを送信する先の者を決定し、更に当該決定された送信先の者のメールアドレスを特定し、当該特定されたメールアドレスを管理するサーバを送信先の装置として決定することを特徴とする請求項8または9に記載の検査情報管理プログラム。
  12. 前記検査情報管理システムにおいて、
    前記データサーバがさらに送信先決定手段を有し、該送信先決定手段が、検査を行った者と、医用画像に係る検査を依頼した者、検像操作を行ったもの、読影レポート記入担当医のうちの少なくとも一人を、送信先の者として決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の検査情報管理プログラム。
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