JP4635681B2 - 医用画像読影システム - Google Patents

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Description

本発明は、医用画像を読影してレポートを作成するための医用画像読影システムに関する。
従来、患者の検査対象部位を放射線撮影して得られた医用画像を医師が読影し、所見(コメント)を読影レポートとして作成する読影診断が行われている。この読影診断の形態としては、一人の医師が単独で医用画像を読影するのが一般的であるが、特定の部位や特定の症例の高度な読影技術が必要とされる場合には、二人の医師が個別に同一の医用画像を読影するダブルリーディングや、読影医とその読影レポートの承認を行う承認医等の階層の異なる二人の医師が個別に同一の医用画像を読影するオーバーリーディングが行われる場合もある。
ダブルリーディングやオーバーリーディングを適用したシステムとして、例えば、特許文献1に、ネットワークを介して複数の医師が医用画像を個別に読影診断した結果を管理者が端末で確認する医療画像診断システム及び方法が記載されている。
また、特許文献2には、一つのレポートに関して複数の署名情報を入力可能とし、入力されたレポート情報の文字列に検索対象識別子を挿入して保存する医用レポートシステムが記載されている。
特開2002−269534号公報 特開2001−125995号公報
ところで、高度な読影技術が必要とされる特定の症例や特定の部位の画像でなくとも、読影対象の医用画像によっては病変の判断が難解な場合がある。このような場合、医師は画像処理条件を何度もかえつつ、長時間かけて読影を行わなければならないが、作業量の増大や長時間の読影は、医師の視認能力の低下を招き、読影精度が低下する可能性が高い。
本発明の課題は、医用画像読影システムにおいて、読影時の作業状況に応じて他の医師による読影が必要があるか否かを判断し、必要な場合に他の医師への読影を指示することにより、読影精度の向上を図ることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、前記複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバとが通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、
前記読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して前記読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得する監視結果情報取得手段と、
前記取得された監視結果情報を前記作成された読影レポートの情報とともに前記管理サーバに送信する読影レポート送信手段とを備え、
前記管理サーバは、
少なくとも前記読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、前記一の医用画像の読影を指示する情報を送信元の前記読影端末とは異なる他の読影端末に送信する読影指示情報送信手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、前記複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバと、前記読影端末により作成された読影レポートを承認するための承認端末と、が通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、
前記読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して前記読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得する監視結果情報取得手段と、
前記取得された監視結果情報を前記作成された読影レポートの情報とともに前記管理サーバに送信する読影レポート送信手段とを備え、
前記管理サーバは、
少なくとも前記読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、前記一の医用画像の読影を指示する情報を前記承認端末に送信する読影指示情報送信手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバとが通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得し、取得された監視結果情報を作成された読影レポートの情報とともに管理サーバに送信し、管理サーバは、少なくとも読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断し、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、前記一の医用画像の読影を指示する情報を送信元の読影端末とは異なる他の読影端末に送信する。従って、読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間に応じて、必要な場合に自動的に他の医師に対して同一の医用画像の読影が指示されるので、読影レポート作成時の医師の疲労具合や読影対象の医用画像の内容に応じて必要な場合に容易に他の医師によるダブルリーディングの工程に移行することができ、読影精度の向上を図ることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバと、読影端末により作成された読影レポートを承認するための承認端末と、が通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得し、取得された監視結果情報を読影レポートの情報とともに管理サーバに送信し、管理サーバは、少なくとも読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断し、一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、一の医用画像の読影を指示する情報を承認端末に送信する。従って、読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間に応じて、必要な場合に自動的に読影を行った医師とは階層の異なる承認医に対して同一の医用画像の読影が指示されるので、読影レポート作成時の医師の疲労具合や読影対象の医用画像の内容に応じて必要な場合に容易に承認医によるオーバーリーディングの工程に移行することができ、読影精度の向上を図ることが可能となる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における医用画像読影システム100のシステム構成を示す概念図である。図1に示すように、医用画像読影システム100には、モダリティ1、画像サーバ2、レポート管理サーバ3、読影端末4、承認端末5等が通信ネットワークNを介して、データが送受信可能なように接続されている。各装置の台数は、特に限定されない。
通信ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、重要な患者情報を含むため、送受信される情報は暗号化することが好ましい。
モダリティ1は、例えば、CR(Computed Radiography)、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波診断装置等の画像生成装置であり、人体を撮影し、撮影した画像をデジタル変換して、医用画像の画像データを生成する。また、モダリティ1は、キーボード、マウス、タッチパネル等の操作手段を有し、これらの操作手段或いは図示しない検査予約の受付端末等を介して入力された各医用画像に対する画像属性情報を付帯情報として画像データに付帯させ、通信ネットワークNを介して画像サーバ2に送信する。
付帯情報としては、例えば、撮影された患者の識別情報としての患者ID、患者氏名、年齢、性別等の患者に関する患者情報、検査を識別するための検査ID、撮影日、撮影部位、撮影条件(体位、撮影方向等)、画像生成装置種(モダリティ種)等の検査情報、画像を識別するための画像ID、画像データの画素数、サンプリングピッチ、ビット数等の画像データ情報が含まれる。
画像サーバ2は、モダリティ1により生成された医用画像の画像データをその付帯情報と対応付けてDB(Data Base)に保存して管理し、読影端末3からの要求に応じて画像データを読影端末3に供給する。
レポート管理サーバ3は、読影端末4において作成された読影レポート(以下、レポートと称する)をレポートDB351に保存し管理する管理サーバである。レポート管理サーバは、読影端末4からレポート情報及び読影作業情報(画像処理回数、読影作業時間等の監視結果情報)が受信されると、レポートIDを発行し、受信された情報をレポートIDと対応付けてレポートDB351に登録するとともに、受信された情報に基づいて、読影端末4から送信されたレポート情報に対応する医用画像に対してダブルリーディングが必要であるか否か、即ち、他の読影医による読影が必要であるか否かを判断し、必要と判断された場合には、レポート情報の送信元でない他の読影端末4に、読影を指示する情報を送信する。詳細は後述する(図4参照)。
ここで、図2を参照して、レポート管理サーバ3の内部構成について説明する。
図2は、レポート管理サーバ3の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、レポート管理サーバ3は、CPU31、操作部32、表示部33、RAM34、記憶部35、通信制御部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
CPU(Central Processing Unit)31は、記憶部35に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM34内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU31は、記憶部35に記憶されている各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述するダブルリーディング移行処理シーケンスのレポート管理サーバ3側処理(図4参照)を始めとする各種処理を実行する。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU31に出力する。また、操作部32は、表示部33の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号をCPU31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニタにより構成され、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、操作部32からの入力指示やデータ等を表示する。
RAM(Random Access Memory)34は、CPU31により実行制御される各種処理において、記憶部35から読み出されたCPU31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶する記憶領域を形成する。
記憶部35は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU31で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部35は、図2に示すように、レポートDB(Date Base)351、ダブルリーディング移行基準情報352を有している。
レポートDB351は、読影端末4において作成されたレポート情報を、当該レポートデータに関する属性情報(例えば、レポート情報を識別するためのレポートID、レポート作成に使用された画像データを識別するための画像ID、レポート情報を作成した読影医を識別するための読影医ID、レポート情報の作成日時、レポート情報を承認した承認医を識別するための承認医ID、レポート情報の承認日時、上述の読影作業情報等)と対応付けて記憶する。
ダブルリーディング移行基準情報352は、ダブルリーディングが必要であるか否かを判断する際の基準となる情報を格納する。具体的には、図3に示すように、ダブルリーディングの必要性の判断の基準となる画像処理回数及び読影作業時間の情報、ダブルリーディングが必要な特定部位(例えば、乳房、肺野等)、特定症例(例えば、癌、微小石灰化、腫瘍等)の文字データが記憶されている。
通信制御部36は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNに接続された各装置との間の通信を制御する。
図1に戻り、読影端末4は、バス47により接続されたCPU41、操作部42、表示部43、RAM44、記憶部45、通信制御部46(何れも図示せず)とを備えた、読影医が表示画面上に医用画像を表示してその読影レポートを作成するためのPC(Personal Computer)等の端末である。読影端末4のCPU41は、記憶部45に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、後述する読影レポート作成処理、及び、ダブルリーディング移行処理シーケンスの読影端末4A側処理又は読影端末4B側処理(図4参照)を始めとする各種処理を実行する。
承認端末5は、バス57により接続されたCPU51、操作部52、表示部53、RAM54、記憶部55、通信制御部56(何れも図示せず)とを備えた、承認医が読影レポートを閲覧して承認するためのPC(Personal Computer)等の端末である。承認端末5のCPU51は、記憶部55に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、後述するダブルリーディング移行処理シーケンスの承認端末5側処理(図4参照)を始めとする各種処理を実行する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図4は、医用画像読影システム100において実行されるダブルリーディング移行処理シーケンスを示す図であり、図5は、図4のダブルリーディング移行処理シーケンスの概要を模式化して示す図である。以下、図4、5を参照してダブルリーディング移行シーケンスについて説明する。
なお、図4及び図5のダブルリーディング移行処理シーケンスにおいては、読影端末4Aは医師Aに、読影端末4Bは医師Bに割り当てられていることとし、医師Aにより作成されたレポートのダブルリーディングが必要な場合に、医師Bにダブルリーディングを指示する場合を例にとり説明するが、これに限定されるものではない。
まず、読影端末4Aにおいて、読影レポート作成処理が実行される(ステップS1)。
読影レポート作成処理においては、まず、操作部42からの操作指示に基づき通信ネットワークNを介して画像サーバ2にアクセスされ、画像サーバ2から医用画像の一覧が取得されると、表示部43に医用画像の一覧が表示される。操作部42により一覧から画像が選択されると、画像サーバ2に選択された画像の画像データの配信要求が行われ、画像データが取得されると、表示部43に取得された画像データの読影画面431が表示される。
図6に、読影画面431の一例を示す。図6に示すように、読影画面431には、画像表示領域431aと、レポート領域431bと、診断領域431cとが表示されている。
また、読影画面431には、拡大ボタン、縮小ボタン、コントラスト変更ボタン、濃度変更ボタン等からなる画像処理ボタン群431dが表示されている。この画像処理ボタン群431dのうち操作されたボタンに応じて画像表示領域431aに表示された画像に画像処理が施され、処理済みの画像が画像表示領域431aに表示される。医師は、この画像処理ボタン群431dのボタンを操作して、画像の表示を読影し易いように調整することができる。
当該読影レポート作成処理においては、読影作業状況が監視され、監視結果情報が取得される。具体的には、読影レポート作成処理において、読影画面431の表示開始時点及び確定ボタン431eの押下時点が監視され、読影画面431の表示開始時点において計時が開始され、確定ボタン431eの押下時点において計時が終了されることにより、監視結果情報として読影作業時間が取得される。また、読影レポート作成処理において、画像処理ボタン群431dからの操作回数が監視され、監視結果情報として画像処理回数が取得される。これにより、本発明の監視結果情報取得手段が実現される。なお、読影レポート作成処理において、読影作業状況として画像処理回数又は読影作業時間の何れか一方のみを取得し、レポート管理サーバ3のレポート情報及び読影作業情報の解析処理(図7参照)において画像処理回数又は読影作業時間の何れか一方及びレポート情報の解析結果に基づいてダブルリーディングの必要性を判断するようにしてもよいが、本実施の形態においては、ダブルリーディングの必要性を判断精度を高めるため、画像処理回数及び読影作業時間の双方を読影作業状況として取得するものとする。
操作部42のキーボード等によりレポート領域431bに読影レポートが入力され、確定ボタン431eが押下されると、計時が停止され、レポート領域431bに入力された情報がレポート情報として、監視結果情報である画像処理回数及び計時された読影作業時間が読影作業情報として取得され、処理は図4のステップS2に移行する。
図4のステップS2においては、通信ネットワークNを介して読影レポート作成処理により取得されたレポート情報及び読影作業情報がレポート管理サーバ3に送信される(読影レポート送信手段)。なお、レポート情報には、当該レポート情報の作成に使用された画像データの画像ID、レポートを作成した医師の読影医ID、レポート作成日時等の属性情報が付帯される。
レポート管理サーバ3において、読影端末4Aからのレポート情報及び読影作業情報が受信されると(ステップS3)、レポート情報を識別するためのレポートIDが発行され、レポートIDとともに受信された情報がレポートDB351に登録され、格納される(ステップS4)。次いで、受信されたレポート情報及び読影作業情報の解析処理が実行される(ステップS5)。
図7に、レポート管理サーバ3において実行されるレポート情報及び読影作業情報の解析処理を示す。当該処理は、本発明の判断手段を実現するものである。
まず、受信された読影作業情報の画像処理回数がダブルリーディング移行基準情報352の基準画像処理回数(基準回数)を超えているか否かが判断され、受信された画像処理回数が基準回数を超えている場合(ステップT1:YES)、処理はステップT7に移行し、ダブルリーディングが必要であると判断され、処理は図4のステップS6に移行する。
受信された画像処理回数が基準回数を超えていない場合(ステップT1:NO)、受信された読影作業情報の読影作業時間がダブルリーディング移行基準情報352の基準読影作業時間(基準時間)を超えているか否かが判断され、受信された読影作業時間が基準時間を超えていると判断された場合(ステップT2;YES)、処理はステップT7に移行し、ダブルリーディングが必要であると判断され、処理は図4のステップS6に移行する。
受信された読影作業時間が基準時間を超えていない場合(ステップT2:NO)、レポート情報中にダブルリーディング移行基準情報352の特定部位又は特定症例の文字データが含まれているか否かが解析される(ステップT3)。解析の結果、特定部位の文字データがレポート情報に含まれている場合(ステップT4;YES)、又は特定症例の文字データがレポート情報に含まれている場合(ステップT5;YES)、処理はステップT7に移行し、ダブルリーディングが必要であると判断され、処理は図4のステップS6に移行する。
解析の結果、特定部位の文字データがレポート情報に含まれておらず(ステップT4;NO)、かつ特定症例の文字データがレポート情報に含まれていない場合(ステップT5;NO)、ダブルリーディングは不要と判断され(ステップT6)、処理は図4のステップS6に移行する。
ここで、画像処理回数や読影作業時間が基準値(基準回数、基準時間)を超える場合、疲労による読影医の視認能力の低下により読影精度が低下している可能性が大きい。また、画像処理回数や読影作業時間が基準値を超える場合、読影対象の医用画像が病変の判断が難解なものであることが考えられる。そこで、本実施の形態においては、従来の特定部位や特定症例の画像に加え、画像処理回数や読影作業時間が基準値を超えるものについても、ダブルリーディングが必要であると判断する。
図4に戻り、レポート管理サーバ3において、上述のレポート情報及び読影作業情報の解析処理の結果、ダブルリーディングが必要であると判断されなければ(ステップS6;NO)、処理はステップS13に移行する。ダブルリーディングが必要であると判断された場合(ステップS6;YES)、通信ネットワークNを介して、読影端末4Bに対し読影端末4Aにより読影された医用画像に対する読影を指示するための読影指示情報が送信される(ステップS6;読影指示送信手段)。読影指示情報には、読影対象の医用画像の画像ID等が含まれる。
読影端末4Bにおいて、レポート管理サーバ3から読影指示情報が受信されると、表示部43に読影レポート作成を指示する指示画面が表示される(ステップS8、図7参照)。医師Bによる操作部42の操作に応じて上述の読影レポート作成処理が実行され、受信された画像IDのレポート情報及び読影作業情報が取得されると(ステップS9)、通信ネットワークNを介して、取得されたレポート情報及び読影作業情報がレポート管理サーバ3に返信される。なお、レポート情報には、当該レポート情報の作成に使用された画像データの画像ID、レポートを作成した医師の読影医ID、レポート作成日時等の属性情報が付帯される。
レポート管理サーバ3において、読影端末4Bから返信されたレポート情報及び読影作業情報等が受信されると(ステップS11)、当該レポート情報を識別するためのレポートIDが発行され、レポートIDとともに受信された情報がレポートDB351に登録され、格納される(ステップS12)。そして、通信ネットワークNを介して、承認端末5にレポート承認指示情報が送信される(ステップS13)。レポート承認指示情報には、例えば、ステップS3で受信された読影端末Aからのレポート情報及び読影作業情報、ステップS11で受信された読影端末4Bからのレポート情報及び読影作業情報等が含まれる。
承認端末5において、レポート管理サーバからのレポート承認指示情報が受信されると、表示部53にレポート承認指示画面が表示され(ステップS14)、ダブルリーディング移行シーケンスは終了し、承認端末5における承認作業に移行する(ステップS15)。なお、承認端末5において、読影端末4Aにより作成されたダブルリーディングが必要と判断されたレポート情報を表示する際には、図7に示すように、このレポートがダブルリーディングされた理由が表示される。ここでは、画像処理回数が基準回数を超えたか又は読影作業時間が基準時間を超えたことを示している。
以上説明したように、医用画像読影システム100によれば、読影端末4Aにおいて、レポート情報作成時に読影作業状況を監視して、画像処理回数及び読影作業時間を読影作業情報として取得し、これらの読影作業情報を作成されたレポート情報とともにレポート管理サーバ3へ送信する。レポート管理サーバ3においては、受信されたレポート情報及び読影作業情報を解析し、ダブルリーディングの必要性を判断し、ダブルリーディングの必要がある場合、他の医師の読影端末である読影端末4Bに読影指示情報を送信し、読影端末4Bからレポート情報及び読影作業情報が受信されると、読影端末4A及び読影端末4Bからのレポート情報及び読影作業情報を承認端末5に送信し、レポート承認指示を行う。
従って、特定部位や特定症例のような高度な読影技術が要求される場合のみでなく、読影レポート作成時の作業状況に応じてダブルリーディングの必要性を判断し、必要な場合には自動的に他の医師の読影端末に読影レポートの作成指示を行いダブルリーディングを実施するので、読影精度の向上を図ることが可能となる。また、個々の読影医のレベルや個人の判断に任せるだけでなく、病院内で共通の基準を用いてダブルリーディングの要否を判断するので、読影精度レベルを向上させることが可能となる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像読影システム100の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、読影時の画像処理回数又は読影作業時間が基準値を超えた場合、或いは特定部位や特定症例の文字データがレポート情報に含まれる場合に、読影精度を向上させるためダブルリーディングを行うこととしたが、オーバーリーディングを行って読影精度の向上を図るようにしてもよい。オーバーリーディングとは、上述したように階層の異なる二人以上の医師により個別に同一の医用画像を読影してレポートを作成することである。図7のレポート情報及び読影作業情報の解析処理において、画像処理回数又は読影作業時間が基準値を超えたと判断されたか或るいは特定部位又は特定症例の文字データがレポート情報に含まれると判断された場合に、レポート管理サーバ3から読影指示情報を承認端末5に送信し、承認端末5により同一の医用画像についてレポートを作成することで、オーバーリーディングを実現することが可能となる。
その他、本実施の形態における医用画像読影システム100の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る医用画像読影システム100の全体構成を示す図である。 図1のレポート管理サーバ3の機能的構成を示すブロック図である。 図2のダブルリーディング移行基準情報352のデータ格納例を示す図である。 図1の医用画像読影システム100において実行されるダブルリーディング移行処理シーケンスを示す図である。 図4のダブルリーディング移行処理シーケンスの概要を模式化して示す図である。 図1の読影端末4の表示部に表示される読影画面431の一例を示す図である。 図2のCPU31により実行されるレポート情報及び読影作業情報の解析処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 医用画像読影システム
1 モダリティ
2 画像サーバ
3 レポート管理サーバ
4 読影端末
5 承認端末
31 CPU
32 操作部
33 表示部
34 RAM
35 記憶部
351 レポートDB
352 ダブルリーディング移行基準情報
36 通信制御部
37 バス

Claims (2)

  1. 表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、前記複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバとが通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、
    前記読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して前記読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得する監視結果情報取得手段と、
    前記取得された監視結果情報を前記作成された読影レポートの情報とともに前記管理サーバに送信する読影レポート送信手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    少なくとも前記読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、前記一の医用画像の読影を指示する情報を送信元の前記読影端末とは異なる他の読影端末に送信する読影指示情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする医用画像読影システム。
  2. 表示画面上に医用画像を表示し当該医用画像の読影レポートを作成するための複数の読影端末と、前記複数の読影端末により作成された読影レポートを保存し管理する管理サーバと、前記読影端末により作成された読影レポートを承認するための承認端末と、が通信ネットワークを介して接続された医用画像読影システムにおいて、
    前記読影端末は、一の医用画像に対する読影レポートの作成時における画像処理回数及び/又は読影作業時間を監視して前記読影レポート作成時の画像処理回数及び/又は読影作業時間からなる監視結果情報を取得する監視結果情報取得手段と、
    前記取得された監視結果情報を前記作成された読影レポートの情報とともに前記管理サーバに送信する読影レポート送信手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    少なくとも前記読影端末から送信された画像処理回数及び/又は読影作業時間に基づいて、前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記一の医用画像を他の医師により読影する必要があると判断された場合に、前記一の医用画像の読影を指示する情報を前記承認端末に送信する読影指示情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする医用画像読影システム。
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