JP6256042B2 - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、放射線画像撮影システムに関する。
病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。こうした医療用の放射線画像は、従来からスクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、放射線画像のデジタル化を図るために輝尽性蛍光体シートを用いたCR(Computed Radiography)装置が開発され、最近では、照射された放射線を放射線検出素子で検出してデジタルの画像データとして取得する放射線画像撮影装置が開発されている。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は、支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機(固定型等ともいう。)として開発されたが、近年、放射線検出素子等をハウジングに収納して可搬とした可搬型(カセッテ型等ともいう。)の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている。
ところで、このような専用機型や可搬型の放射線画像撮影装置を用いて、病院等の施設で被写体である患者の身体を撮影する場合、施設の撮影室内に専用機型の放射線画像撮影装置を設置し、或いは可搬型の放射線画像撮影装置を持ち込み、撮影室外に設置されたコンソールで放射線画像撮影装置や放射線発生装置等を制御して撮影を行うような放射線画像撮影システムが構築される場合がある。
このような放射線画像撮影システムでは、通常、例えば後述する図7に示すような撮影オーダー情報に基づいて撮影が行われるように構築される。撮影オーダー情報は、患者に対する問診等に基づいて決定された撮影に関する情報や指令等が指定されたものであり、例えば、患者ID等の患者情報や、撮影する患者の身体の部位(すなわち撮影部位)や撮影方向、使用する装置を指定する装置情報、撮影に使用する放射線画像撮影装置(FPD)のサイズ等の撮影条件等の各項目を指定して登録されるようになっている。なお、撮影オーダー情報の構成等については後で説明する。
そして、コンソールで、例えばその日に行われる撮影に関する撮影オーダー情報が入手されたり選択されたりして管理されるとともに、撮影後、放射線画像撮影装置から送信されてきた画像データ等に基づいて生成された放射線画像(診断提供用画像等ともいう。)が放射線技師等の操作者により承認されると、放射線画像が撮影オーダー情報に対応付けられて確定処理が行われる。
このように、いわば撮影オーダー情報を中心として撮影が行われるため、近年、例えば後述する図9に示すように、コンソールの画面上に、例えばこれから行う撮影に関する各撮影オーダー情報に対応する各アイコンI1〜I4等を表示し、放射線技師等の操作者がコンソール上でのアイコン操作等によって撮影を容易かつ的確に行うことができるように構成された放射線画像撮影システムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
そして、特に特許文献1には、コンソールが、撮影室内に存在する専用機型や可搬型の放射線画像撮影装置や放射線発生装置の放射線源等の現在の状況、すなわちどの放射線画像撮影装置が起動しており、放射線源の向きがどの方向を向いているか等に基づいて、例えばその現状からの変更の程度が最も少ない状態で撮影を行うことができる撮影条件が指定された撮影オーダー情報を選び出す。そして、その撮影オーダー情報に対応するアイコンを特定の色で表示したり、或いは後述する図9に示すようにアイコンを特定の色の枠線で囲って目立つように表示する等して、他のアイコンとは異なる態様で表示する(以下、フォーカス表示という。)。そして、一の撮影が終了するごとに上記の処理を繰り返して、撮影が終了するごとにフォーカス表示を自動的に遷移させていくような放射線画像撮影システムが開示されている。
そして、この放射線画像撮影システムによれば、放射線技師等の操作者がフォーカス表示の遷移に従って撮影を行っていくことで、撮影を効率的に進めることが可能となり、放射線画像撮影システムが、操作者にとって使い勝手が良いものとなる。なお、このような放射線画像撮影システムについては詳しくは特許文献1を参照されたい。
また、特許文献1に記載された放射線画像撮影システムでは、放射線技師等の操作者が、上記のようにコンソールが自動的に判断してフォーカス表示したアイコンに対応する撮影以外の撮影を行うために、例えばフォーカス表示されたアイコン以外の別のアイコンをクリックする等した場合には、操作者の意思を優先して、操作者がクリックする等したアイコンにフォーカス表示を遷移させ、それに対応する撮影オーダー情報に関する撮影を行うようにコンソールが放射線発生装置等を制御するように構成されている。
また、上記のようなコンソール上での操作以外にも、例えば、放射線技師等の操作者が撮影室内でいずれかの放射線画像撮影装置の電源スイッチや選択スイッチ(後述する図2の37、38参照)を押下する等した場合であって、当該放射線画像撮影装置が、フォーカス表示されたアイコンに対応する撮影オーダー情報で指定されている放射線画像撮影装置とは異なる放射線画像撮影装置である場合には、コンソールは、操作者の意思を優先し、電源スイッチや選択スイッチが押下される等した放射線画像撮影装置がこれから行われる撮影に使用される放射線画像撮影装置であると判断して、フォーカス表示を、当該放射線画像撮影装置が指定されている撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させるように構成されている。
このように構成することで、放射線技師等の操作者の意思を優先し、それに従ってフォーカス表示するアイコン(すなわちそのアイコンに対応する撮影オーダー情報)を的確に変更することが可能とされている点でも、放射線画像撮影システムが、操作者にとって使い勝手が良いものとなっている。
国際公開第2011/142157号パンフレット
ところで、このような放射線画像撮影システムで複数の撮影を行う場合、撮影で得られた画像データから生成された放射線画像が、当該撮影に関する撮影オーダー情報に確実に対応付けられることが必要になる。すなわち、ある撮影が行われて放射線画像が生成されたにもかかわらず、その放射線画像が、その撮影に関する撮影オーダー情報とは別の撮影オーダー情報に対応付けられてしまうことがないように構成されることが必要になる。
しかし、上記の特許文献1に記載の放射線画像撮影システムでは、以下のような問題が生じる可能性があることが分かってきた。すなわち、例えば後述する図9に示すように、コンソールの画面上に、選択された各撮影オーダー情報(後述する図7参照)に対応する各アイコンI1〜I4が表示された状態で、放射線技師等の操作者が撮影室に移動し、患者の脛部の撮影(すなわち図9におけるアイコンI3に対応する撮影)を行うために、例えばサイズが10×12インチの放射線画像撮影装置の電源スイッチや選択スイッチを押下すると、放射線画像撮影装置からコンソールに、自らの識別情報である「FPD−002」のIDが送信される。
そして、コンソールは、この情報を受信すると、「FPD−002」の放射線画像撮影装置のサイズが10×12インチであることから、放射線技師等の操作者が、フォーカス表示されているアイコンI3の撮影(11×14インチの放射線画像撮影装置を用いた撮影)を行うのではなく、10×12インチの放射線画像撮影装置を用いるアイコンI4の撮影を行うことを選択したと判断し、操作者の意思を優先させるためにフォーカス表示をアイコンI4に遷移させてしまう。
つまり、放射線技師等の操作者は、10×12インチの放射線画像撮影装置を用いて患者の「脛部」を撮影するアイコンI3に対応する撮影を行おうとしているにもかかわらず、コンソールは、患者の「上腕部」を撮影するアイコンI4に対応する撮影が行われるものと判断して、アイコンI4にフォーカス表示を遷移させてしまう。そして、操作者がそれに気付かないまま患者の脛部に放射線画像撮影装置をあてがう等して撮影を行ってしまうと、コンソールは、放射線画像撮影装置から送信されてきた画像データ等に基づいて放射線画像を生成するが、その「脛部」の放射線画像を、アイコンI4に対応する撮影オーダー情報、すなわち患者の「上腕部」を撮影することを指定する撮影オーダー情報に対応付けてしまうことになる。
このように、ある撮影が行われて生成された放射線画像が、その撮影に関する撮影オーダー情報(上記の例ではアイコンI3に対応する撮影オーダー情報)とは別の撮影オーダー情報(上記の例ではアイコンI4に対応する撮影オーダー情報)に対応付けられてしまう可能性があることが分かってきた。そして、上記の状況は、必ずしも特異な状況ではなく、通常の撮影動作の中でも十分に起こり得る状況である。
すなわち、例えば、放射線技師等の操作者が、アイコンI3に対応する撮影オーダー情報で、使用する放射線画像撮影装置のサイズとして11×14インチが指定されており、アイコンI3上にも「11×14」と表示されているにもかかわらず、勘違いして10×12インチの放射線画像撮影装置を使用してしまうような場合に、上記の状況が生じ得る。
また、例えば、予め撮影オーダー情報を作成する段階で、患者の「脛部」の撮影に10×12インチの放射線画像撮影装置を用いるつもりであったのに、撮影オーダー情報に誤って放射線画像撮影装置のサイズを11×14インチと登録してしまい、操作者が、アイコンI3上に「11×14」と誤った表示がなされていることに気付かずに10×12インチの放射線画像撮影装置を使用してしまうような場合にも、上記の状況が生じ得る。
また、例えば、操作者はアイコンI3に対応する撮影オーダー情報で11×14インチの放射線画像撮影装置を使用することが指定されていることを認識しているが、実際にその放射線画像撮影装置を使用する時点で11×14インチでは大き過ぎると判断したり、或いは、11×14インチの放射線画像撮影装置がバッテリー切れを起こしていて例えば10×12インチの放射線画像撮影装置を使わざるを得ない等の場合にも、上記の状況が生じ得る。また、撮影室内に装備されていた集光グリッドのサイズが、当初使用予定していた放射線画像撮影装置のサイズとはミスマッチであり、放射線画像撮影装置に対する集光グリッドのポジショニングが困難であるような場合にも、当該集光グリッドのサイズに適合するサイズの放射線画像撮影装置を変更することが生じ得る。
さらに、例えば、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置のシンチレーター種を変更したい場合に、シンチレーター種がCsIの柱状結晶型の放射線画像撮影装置(サイズは11×14インチ)からシンチレーター種がGOS(GdS)の層状型の放射線画像撮影装置(サイズは10×12インチ)に変更するような場合にも、上記の状況が生じ得る。
上記のように、放射線技師等の操作者が、通常の撮影動作の中で、例えば撮影に用いられる放射線画像撮影装置を別の放射線画像撮影装置に変更することは、ごく普通に行われることである。しかし、このように使用する放射線画像撮影装置を変更することで、上記のように、ある撮影(上記の例ではアイコンI3に対応する撮影)が行われて、コンソールで放射線画像が生成されたにもかかわらず、その放射線画像が、その撮影に関する撮影オーダー情報とは別の撮影オーダー情報(上記の例ではアイコンI4に対応する撮影オーダー情報)に誤って対応付けられてしまうことは回避されなければならない。
そして、このような誤りが生じるのは、アイコンのフォーカス表示の遷移が、放射線技師等の操作者が知らない間に操作者が意図しない形で起きてしまうことに起因している。すなわち、コンソールが、次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報を、放射線技師等の操作者が知らない間に別の撮影オーダー情報に遷移させてしまうことに起因している。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、放射線技師等の操作者(ユーザー)が意図しない形でコンソールが次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報を別の撮影オーダー情報に遷移させてしまうことを防止し、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とを正しく対応付けることが可能な放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムの一つは、
被写体に放射線を照射する放射線源と、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
を備え、
前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
前記放射線画像撮影装置は、ユーザーにより前記操作とは異なる仕方の第2の操作があった場合には、前記信号とは異なる第2信号を送信し、
前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記第2信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を、撮影未了の前記撮影オーダー情報のうち当該一の放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させることを特徴とする。
また、本発明の放射線画像撮影システムの他の一つは、
被写体に放射線を照射する放射線源と、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
を備え、
前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
前記放射線画像撮影装置は、ユーザーにより前記操作とは異なる仕方の第2の操作があった場合には、前記信号とは異なる第2信号を送信し、
前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記第2信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を、撮影未了の前記撮影オーダー情報のうち当該一の放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移する旨を報知手段に報知させ、報知後に、ユーザーにより所定の操作が行われた場合、または、ユーザーにより所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、前記フォーカス表示を遷移させることを特徴とする。
また、本発明の放射線画像撮影システムの更に他の一つは、
被写体に放射線を照射する放射線源と、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
を備え、
前記コンソールは、
一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
撮影未了の前記撮影オーダー情報の中に、変更前の前記放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている他の前記撮影オーダー情報が存在する場合には、当該他の撮影オーダー情報が存在することを報知手段に報知させ、
報知後に、ユーザーにより所定の操作が行われた場合、または、ユーザーにより所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、当該他の撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更し、
前記報知手段は、ユーザーが携帯する携帯端末であり、
前記携帯端末は、ユーザーによる前記所定の操作または前記所定の取り消し操作が当該携帯端末に対して行われると、前記所定の操作が行われた旨の信号または前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を前記コンソールに送信し、
前記コンソールは、前記携帯端末から前記所定の操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより前記所定の操作が行われたと判断し、または、前記携帯端末から所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われたと判断することを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置に対して操作を行うことにより、コンソールは、次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報を他の撮影オーダー情報に遷移させることなく(例えばアイコンのフォーカス表示を遷移させることなく)、当該放射線画像撮影装置を用いる撮影に対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該放射線画像撮影装置に関する情報に的確に変更することが可能となる。そのため、コンソール上で操作者が意図しないアイコンのフォーカス表示の遷移が生じることを的確に防止することが可能となる。
そして、放射線画像撮影装置では、コンソールが次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報に基づく撮影が行われ、コンソールは放射線画像撮影装置から送信されてきた画像データに基づいて放射線画像を生成して、生成した放射線画像を当該撮影オーダー情報に的確に対応付けることが可能となる。そのため、本発明のような方式の放射線画像撮影システムのように構成することで、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とを正しく対応付けることが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの全体構成を示す図である。 放射線画像撮影装置の外観斜視図である。 図2におけるX−X線に沿う断面図である。 放射線画像撮影装置のセンサー基板の構成を示す平面図である。 カセッテ保持部の内部にコネクターが設けられたブッキー装置を説明する図である。 放射線画像撮影装置がクレードルに挿入され、コネクター同士が接続された状態を表す断面図である。 撮影オーダー情報の構成例を表す図である。 撮影オーダー情報を表示する選択画面の一例を表す図である。 各撮影オーダー情報に対応する各アイコン等を表示する画面の一例を表す図である。 図8の状態から「FPDサイズ」が変更された撮影オーダー情報を表す図である。 図9の状態からアイコンのフォーカス表示が遷移されず、アイコンI3内の表示が変更された状態を表す図である。 アイコンI3、I4に対応する各撮影オーダー情報で同じサイズの放射線画像撮影装置が指定されている場合のアイコン等の表示例を表す図である。 構成例5では図9の状態からアイコンのフォーカス表示を遷移させることを説明する図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影システムで用いられる放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、照射された放射線を可視光等の他の波長の光に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。また、放射線画像撮影装置が可搬型である場合について説明するが、前述した専用機型の放射線画像撮影装置に対しても、本発明を適用することが可能である。さらに、本発明は、以下の図示例のものに限定されるものではない。
[放射線画像撮影システムの構成等について]
図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システムの基本構成を示す図である。なお、図1では、撮影室Raとコンソール58とが1:1に対応付けられている場合が示されているが、本発明は、図示を省略するが、例えば複数の撮影室Raと単数または複数のコンソール58とがネットワーク等を介して接続されているような放射線画像撮影システムに対しても適用される。例えば、1人の放射線技師等が、一のコンソール上で複数の撮影オーダー情報を選択し、当該複数の撮影オーダー情報に係る撮影を、複数の撮影室を使用して順次撮影を行うような場合にも適用される。
撮影室Raは、患者の身体の一部である被写体(すなわち患者の撮影部位)に放射線を照射して撮影を行う部屋であり、被写体に放射線を照射するための放射線発生装置57の放射線源52等が配置されている。なお、撮影室Raは、放射線が室外に漏洩しないように鉛等でシールドされている。
[放射線画像撮影装置について]
ここで、放射線画像撮影システム50で放射線画像撮影に用いられる放射線画像撮影装置1について説明する。図2は、放射線画像撮影装置の外観斜視図であり、図3は、図2のX−X線に沿う断面図である。なお、図2や図3等においては、各部の相対的な大きさ等は、実際の相対的な大きさ等が必ずしも反映されていない。
放射線画像撮影装置1は、図2や図3に示すように、放射線入射面Rを有する筐体2内にシンチレーター3やセンサー基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されている。そして、筐体2の一方側の蓋部材2Bには、電源スイッチ37や選択スイッチ38、コネクター39、バッテリー状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケーター40等が配置されている。また、筐体2の反対側の蓋部材2C等に、画像データD等を後述するコンソール58(図1参照)に無線で送信するための通信手段であるアンテナ装置41(後述する図5参照)が埋め込まれる等して配設されている。なお、コネクター39に図示しないケーブルを取り付ける等して画像データD等をコンソール58に有線方式で送信するように構成することも可能である。
図3に示すように、筐体2内には、基台31が配置されており、基台31の放射線入射面R側(以下、簡単に図中の上下方向にあわせて上面側等という。)に図示しない鉛の薄板等を介してセンサー基板4が設けられている。そして、センサー基板4の上面側に、照射された放射線を可視光等の光に変換するシンチレーター3が配置されるようにシンチレーター基板34が設けられている。また、基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33やバッテリー24等が取り付けられている。このようにして、基台31やセンサー基板4等でセンサーパネルSPが形成されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に緩衝材35が設けられている。
図4に示すように、センサー基板4のシンチレーター3に対向する側の面4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。また、センサー基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域rには、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。このように、各放射線検出素子7はセンサー基板4上に二次元状に配列されている。本実施形態では、放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、例えばフォトトランジスタ等を用いることも可能である。
各放射線検出素子7は、スイッチ素子である薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8を介して信号線6に接続されており、信号線6は、図示しない読み出し回路にそれぞれ接続されている。そして、放射線検出素子7は、照射された放射線(本実施形態の場合は、照射された放射線がシンチレーター3で変換された可視光)の量に応じてその内部で電荷を発生させるようになっており、画像データDの読み出し処理では、TFT8がオンされると、放射線検出素子7から電荷がTFT8や信号線6を介して読み出し回路に流れ込み、読み出し回路で画像データDに変換されるようになっている。本実施形態では、このようにして、放射線の照射により各放射線検出素子7内で発生した電荷が画像データDとして読み出されるようになっている。
なお、本実施形態では、各放射線検出素子7が二次元状に配列された領域P(すなわち図4の1点鎖線内の領域P)が検出部とされている。また、各放射線検出素子7にはバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は結線10に接続されている。そして、図示しないバイアス電源からバイアス線9や結線10を介して各放射線検出素子7に逆バイアス電圧が印加されるようになっている。また、走査線5や信号線6、バイアス線9の結線10等はそれぞれ入出力端子11に接続されており、入出力端子11を介して前述した読み出し回路や電子部品32等に接続されるようになっている。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、上記のようにして各放射線検出素子7から画像データDを読み出すと、今度は放射線が照射されない状態で同様にしてオフセットデータOの読み出し処理を行い、読み出した画像データDとオフセットデータO等を無線や有線でコンソール58に送信するようになっている。なお、読み出した画像データDの一部をプレビュー画像用データDpとして抽出して、画像データD等の送信に先立ってプレビュー画像用データDpをコンソール58に送信するように構成される場合もある。
[放射線画像撮影システムにおける他の装置等について]
次に、放射線画像撮影システム50における各装置等について説明する。図1に示すように、ブッキー装置51は、本実施形態では、カセッテ保持部(カセッテホルダーともいう。)51aに可搬型の放射線画像撮影装置1を装填して用いることができるようになっている。本実施形態では、図1に示すように、撮影室Raには、ブッキー装置51として立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bが設置されているが、本発明は、このように立位撮影用と臥位撮影用のブッキー装置51A、51Bがともに設けられている場合に限定されない。
図5に示すように、例えばブッキー装置51のカセッテ保持部51aの内部に、装填された放射線画像撮影装置1のコネクター39(図2参照)と接続されるコネクター51bを設けておくことが可能である。なお、図5では、立位撮影用のブッキー装置51Aの場合が示されているが、臥位撮影用のブッキー装置51Bにおいても同様である。
また、ブッキー装置51のカセッテ保持部51aの内部にコネクター51bを設ける代わりに、図示を省略するが、放射線画像撮影装置1をブッキー装置51に装填する前に、ブッキー装置51から延びるケーブルのコネクターを放射線画像撮影装置1のコネクター39に接続し、その状態で放射線画像撮影装置1をブッキー装置51のカセッテ保持部51aに装填するように構成することも可能である。そして、この場合に、例えばケーブルを介して外部電源から放射線画像撮影装置1に電力を供給し、放射線画像撮影装置1のバッテリー24は使わないようにすることで、集団検診時等のように胸部正面等の撮影を連続的に行う際に、バッテリー切れを気にすることなく撮影を継続して行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ブッキー装置51は、コネクター51bと放射線画像撮影装置1のコネクター39とが接続されると、放射線画像撮影装置1からその識別情報であるカセッテIDを読み出し、放射線画像撮影装置1のカセッテIDと自らの識別情報であるブッキーIDとを対応付けて、コンソール58に送信するようになっている。
一方、図1に示すように、撮影室Raには、被写体に放射線を照射する放射線発生装置57の放射線源52が少なくとも1つ設けられている。本実施形態では、放射線源52のうち、1つの放射線源52Aは、例えば撮影室Raの天井からつり下げられて配置されるようになっており、撮影時にはコンソール58からの指示に基づいて起動され、図示しない移動手段により所定の位置にまで移動されるようになっている。そして、放射線源52の放射線の照射方向や位置等を変えることで、1つの放射線源52から立位撮影用のブッキー装置51Aや臥位撮影用のブッキー装置51Bに装填された放射線画像撮影装置1に対して放射線を照射することができるようになっている。なお、立位撮影用のブッキー装置51Aや臥位撮影用のブッキー装置51Bに、それぞれ対応する放射線源52を設けるように構成することも可能である。
また、図1に示すように、撮影室Ra内にポータブルの放射線源52Bを持ち込んで撮影を行うように構成することも可能である。そして、放射線画像撮影装置1を、ブッキー装置51に装填しないいわゆる単独の状態で被写体である患者の身体の部分にあてがう等した状態で、ポータブルの放射線源52Bから放射線を照射して撮影を行うことができるようになっている。
図1に示すように、撮影室Ra内には、放射線画像撮影装置1等の撮影室Ra内の装置とコンソール58等の撮影室Ra外の装置とが無線方式や有線方式で通信する際にこれらの通信を中継するアクセスポイント53を備えた中継器(基地局等ともいう。)54が設けられている。そして、中継器54には、放射線画像撮影装置1やコンソール58等から放射線発生装置57に送信するLAN(Local Area Network)通信用の信号等を放射線発生装置57用の信号等に変換し、また、その逆の変換等も行う図示しない変換器が内蔵されている。
また、本実施形態では、中継器54には、クレードル55が接続されている。図6に示すように、撮影室Raに持ち込まれた放射線画像撮影装置1がクレードル55に挿入されて、放射線画像撮影装置1のコネクター39とクレードル55のコネクター55aとが接続されると、放射線画像撮影装置1からカセッテIDが、クレードル55を介して中継器54に通知されるようになっている。そして、中継器54は、クレードル55から放射線画像撮影装置1のカセッテIDが送信されてくると、カセッテIDをコンソール58に通知するようになっている。
なお、クレードル55で放射線画像撮影装置1を保管したり充電するように構成することも可能である。また、図6では、放射線画像撮影装置1を挿入する挿入口が2個設けられたクレードル55が示されているが、挿入口は1個でもよく、或いは3個以上設けられていてもよい。さらに、クレードル55は撮影室Raと前室Rbのいずれに設置されてもよく、撮影室Raに設置される場合には、放射線発生装置52から照射される放射線が到達しない位置、すなわち、例えば撮影室Raのコーナーの位置等に設置される。
また、撮影室Raや前室Rbに持ち込まれた放射線画像撮影装置1を検知してコンソール58にカセッテIDを通知する検知手段として、本実施形態のようにクレードル55を用いる代わりに、図示を省略するが、例えば前室Rb(図1参照)の扉付近にタグリーダーを設けるように構成することも可能である。そして、この場合は、放射線画像撮影装置1内に予めRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の図示しないタグを内蔵させておき、タグに放射線画像撮影装置1のカセッテID等の固有情報を記憶させておく。そして、放射線画像撮影装置1がタグリーダーの近傍を通過して撮影室Raや前室Rbに持ち込まれる際に、タグリーダーで放射線画像撮影装置1のタグからカセッテID等の情報を読み取り、そのカセッテIDをコンソール58に通知するように構成することも可能である。
図1に示すように、前室(操作室等ともいう。)Rbには、放射線源52に対して放射線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ56等を備えた放射線発生装置57が設けられている。放射線発生装置57は、管電圧や管電流、照射時間等が設定されると、放射線源52に設定された管電圧や管電流を供給して起動させ、放射線源52から設定された照射時間だけ管電圧等に応じた線量の放射線を照射させるようになっている。なお、放射線発生装置への管電圧等の設定は、放射線発生装置の操作卓57上でも行うことができるが、本実施形態では、コンソール58上でも行うことができるようになっている。
コンソール58は、本実施形態では前室Rbに設けられており、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューター等で構成されている。ROMには所定のプログラムが格納されており、コンソール58は、必要なプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開してプログラムに従って各種処理を実行するようになっている。なお、コンソール58を汎用のコンピューターで構成せず、例えば専用の装置で構成することも可能である。
コンソール58には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部58aが設けられており、その他、キーボードやマウス等の図示しない入力手段等が接続されている。また、コンソール58には、ハードディスク等で構成された記憶手段59が接続されており、その他、図示を省略するが、他のコンピューターや、コンソール58から出力された画像データDに基づいて放射線画像をフィルムなどの画像記録媒体に記録して出力するイメージャ等の外部機器がLAN(Local Area Network)等を介して接続されている。そして、さらに後述するHIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)がネットワークを介して接続されている。
[コンソール58における一般的な処理について]
次に、本実施形態に係るコンソール58における一般的な処理について説明する。コンソール58における本発明に特有な処理については、後で説明する。
本実施形態では、コンソール58は、前述したように、撮影室Raに持ち込まれた放射線画像撮影装置1がクレードル55に挿入される等して放射線画像撮影装置1のカセッテID等が中継器54を介して送信されてくると、そのカセッテID等を記憶手段59に保存して、そのカセッテIDを有する放射線画像撮影装置1が撮影室Ra或いは前室Rb内に持ち込まれたことを認識して管理するようになっている。
また、コンソール58は、前述したように、放射線画像撮影装置1がコネクター51bと接続されたブッキー装置51から、放射線画像撮影装置1のカセッテIDとブッキーIDとが送信されてくると、記憶手段59に保存されている当該カセッテIDに、ブッキーIDを対応付けて保存する。コンソール58は、このようにして、そのカセッテIDを有する放射線画像撮影装置1が、撮影室Ra内の、当該ブッキーIDを有するブッキー装置51に装填されたことを認識して管理するようになっている。なお、放射線画像撮影装置1とブッキー装置51のコネクター51bとの接続が解除された場合には、記憶手段59に保存されている当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDとブッキーIDとの対応付けを解除して、カセッテIDのみを保存する。コンソール58は、このようにして、そのカセッテIDを有する放射線画像撮影装置1がブッキー装置51には装填されていない単独の状態になっていることを認識して管理するようになっている。
さらに、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の電源スイッチ37がオンされたりオフされたりする際、放射線画像撮影装置1からコンソール58に電源がオンされたことを表すオン信号やオフされたことを表すオフ信号が当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDとともに送信されるようになっている。そして、コンソール58は、上記の信号とカセッテIDとが送信されてくると、記憶手段59に保存されている当該カセッテIDに、当該放射線画像撮影装置1の電源の状態(すなわち「ON」または「OFF」)の情報を対応付けて保存する。コンソール58は、このようにして、そのカセッテIDを有する放射線画像撮影装置1の電源がオンかオフかを認識して管理するようになっている。
本実施形態では、コンソール58は、上記のようにして、撮影室Raや前室Rbに持ち込まれた放射線画像撮影装置1を認識して管理したり、ブッキー装置51に装填されて用いられる場合には、どの放射線画像撮影装置1がどのブッキー装置51に装填されているかを認識して管理したり、各放射線画像撮影装置1の電力消費モードを認識して管理するようになっている。なお、前述したように、放射線画像撮影システム50が、複数の撮影室Raと単数または複数のコンソール58とがネットワーク等を介して接続されて構成されているような場合には、上記の管理処理をコンソール58で行う代わりに、ネットワークに接続されたサーバー等の図示しない管理装置等で管理するように構成することも可能である。
また、前述したように、コンソール58には、図示しないHISやRISがネットワークを介して接続されており、HISには患者の情報等が登録され、RISには予め個々の患者に対して所定の放射線画像撮影を行うために必要な情報が設定された撮影オーダー情報等が登録されるようになっている。
撮影オーダー情報は、例えば図7に例示するように、患者情報としての「患者ID」P2、患者の「氏名」P3、「性別」P4、「年齢」P5、「診療科」P6等、および撮影条件としての「撮影部位」P7、「撮影方向」P8等で構成される。また、本実施形態では、さらに放射線画像撮影装置1をブッキー装置51に装填した状態で撮影を行うか否かの情報として「ブッキーID」P9の項目が設けられており、ブッキー装置51に装填する場合にはそのブッキーIDを指定するようになっている。
図7に示した例では、ブッキーID「001」、「002」はそれぞれ立位撮影用のブッキー装置51Aおよび臥位撮影用のブッキー装置51Bを表しており、ブッキーID「000」は、放射線画像撮影装置1をブッキー装置51に装填せずに単独の状態で用いることを表している。なお、「ブッキーID」P9の欄に、上記のブッキーIDの代わりに、或いはそれとともに、例えば、立位撮影用ブッキー装置や臥位撮影用ブッキー装置、単独の状態の放射線画像撮影装置等を表す図柄を記載して指定するように構成することも可能である。
撮影オーダー情報には、さらに、その撮影で使用する放射線画像撮影装置(FPD)1のサイズを指定する「FPDサイズ」P10の項目が設けられており、17×17インチや14×17インチ(半切)、14×14インチ(大角)、11×14インチ(大四切)、10×12インチ(四切)等のサイズを指定することができるようになっている。なお、本実施形態では、この「FPDサイズ」P10すなわち放射線画像撮影装置1のサイズが、撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報ということになり、撮影オーダー情報に当該情報を記載して指定することが、撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報の指定ということになる。
また、「FPDサイズ」P10の欄に、上記のインチサイズの代わりに、或いはそれとともに、図示を省略するが、各サイズに予め割り当てておいた色(例えば赤や黄、青等)やパターン(例えばストライプ模様や水玉模様等)等を記載して指定するように構成することも可能である。そして、その場合、例えば、放射線画像撮影装置1の放射線入射面R(図2や図3参照)とは反対側の面等に同様にサイズごとに異なる色やパターンを表示するように構成すれば、放射線技師等の操作者が、その色やパターンを見て放射線画像撮影装置1のサイズを容易かつ的確に認識することが可能となるといったメリットがある。
なお、上記の放射線画像撮影装置1のサイズのほか、例えば前述したシンチレーター種(例えばCsIの柱状結晶型やGOSの層状型等)も色やパターンで区別して表示するように構成することも可能である。すなわち、例えば色でサイズを表し、パターンでシンチレーター種を表す等して、サイズやシンチレーター種を区別して表示するように構成することも可能である。
また、本実施形態では、図7に示すように、撮影オーダー情報には、撮影オーダーが登録された順に「撮影オーダーID」P1が自動的に割り当てられるようになっている。なお、撮影オーダー情報で指定する患者情報や撮影条件等の内容は、上記のものに限定されず、例えば、患者の生年月日、診察回数、放射線の線量、太っているか痩せているか等の情報を含むように構成することも可能である。
一方、本実施形態では、コンソール58は、放射線技師等の操作者による操作があった場合に、RISやHISから必要な撮影オーダー情報や患者情報等を入手するようになっている。なお、撮影オーダー情報をRISから入手する代わりに、例えば専用端末等を用いて、コンソール58に撮影オーダー情報を直接入力して登録するように構成することも可能である。この場合、撮影時に撮影オーダー情報を登録するように構成することも可能であり、また、予め撮影オーダー情報を登録しておいた場合には、コンソール58は、記憶手段59に登録されている撮影オーダー情報から必要な撮影オーダー情報等を入手するように構成される。
そして、コンソール58は、撮影オーダー情報を入手すると(直接入力される場合を含む。)、図8に示すように、その表示部58a(図1参照)に表示された選択画面H1上に、撮影オーダー情報の一覧を表示するようになっている。本実施形態では、選択画面H1には、各撮影オーダー情報の一覧を表示するための撮影オーダー情報表示欄h11が設けられており、撮影オーダー情報表示欄h11の左側には、撮影する予定の撮影オーダー情報を選択するための選択ボタンh12が各撮影オーダー情報に対応して設けられている。また、撮影オーダー情報表示欄h11の下側には、決定ボタンh13及び戻るボタンh14が設けられている。
そして、例えば、放射線技師等の操作者が選択ボタンh12をクリックして、例えば4つの撮影オーダー情報を全て選択して、決定ボタンh13をクリックすると、コンソール58は、表示部58a上に、図9に示すような画面H2を表示し、前述したように、画面H2上に、選択された4つの撮影オーダー情報に対応するアイコンI1〜I4を表示するようになっている。
本実施形態では、各アイコンI上には、対応する撮影オーダー情報の「撮影オーダーID」P1(図7や図8参照)が「KM−0001」等の形で表示され、また、対応する撮影オーダー情報の「撮影部位」P7や「撮影方向」P8が「腹部正面P→A」等の形で表示されるようになっている。また、各アイコンIの表示部分Iaには、各アイコンIに対応する撮影オーダー情報に指定された「ブッキーID」P9(すなわち撮影に使用されるブッキー装置51)に応じて、例えば、立位撮影用のブッキー装置51Aを使用する場合(ブッキーIDは「001」)には縦長の四角が、臥位撮影用のブッキー装置51Bを使用する場合(ブッキーIDは「002」)には横長の四角が、また、放射線画像撮影装置1を単独の状態で使用する場合(ブッキーIDは「000」)には放射線画像撮影装置1の斜視図状の図形がそれぞれ表示されるようになっている。
また、各アイコンIの表示部分Ibには、対応する撮影オーダー情報に指定された「FPDサイズ」P10や、各ブッキー装置51に装填されている放射線画像撮影装置1や単独の状態の放射線画像撮影装置1のカセッテID(「FPD−003」等)およびその放射線画像撮影装置1の解像度等が表示されるようになっている。なお、カセッテIDや解像度等の表示を、上記のような文字による表示に替えて、或いは文字による表示と併用して、前述した色やパターンを表示したり、或いは音声等の音を用いて報知するように構成することも可能である。このように構成すれば、使用すべき放射線画像撮影装置のサイズ等を放射線技師等の操作者が一瞥して把握することが可能となる。
一方、コンソール58は、次に行う撮影がどのアイコンIに対応する撮影であるかを放射線技師等の操作者に明示するために、本実施形態では、当該次に行う撮影に関する撮影オーダー情報に対応するアイコンIを他のアイコンIとは異なる色で表示したり、或いは図9に示すように当該アイコンIを所定の色の枠線で囲って目立つように表示する等して、当該アイコンI(図9の場合はアイコンI3)をフォーカス表示するようになっている。すなわち、本実施形態では、フォーカス表示されているアイコンIに対応する撮影オーダー情報が、コンソール58により、次に行われる撮影に関する情報として特定されている撮影オーダー情報ということになる。
コンソール58がアイコンIのフォーカス表示を行う場合、例えば、撮影が終了するごとに「撮影オーダーID」P1(図7や図8参照)が小さい方から順番に(すなわち撮影オーダー情報の登録順に)アイコンIのフォーカス表示を遷移させていき、放射線技師等の操作者に次に行う撮影がどの撮影であるかをアイコンIのフォーカス表示によって示すように構成することも可能である。
また、例えば、前述した特許文献1に記載された放射線画像撮影システムのように、コンソール58が、撮影室Ra内に存在する専用機型や可搬型の放射線画像撮影装置1や放射線発生装置57の放射線源52等の現在の状況(すなわちどの放射線画像撮影装置1の電源がオンされており、放射線源52の向きがどの方向を向いているか等の状況)に基づいて、その現状からの変更の程度が最も少ない状態で撮影を行うことができる撮影条件が指定された撮影オーダー情報を選び出し、その撮影オーダー情報に対応するアイコンIにフォーカス表示を遷移させるように構成することも可能である。なお、前述したように、この点については詳しくは特許文献1を参照されたい。
また、本実施形態では、前述した特許文献1に記載の放射線画像撮影システムの場合と同様に、放射線技師等の操作者が、コンソール58が上記のようにして自動的にフォーカス表示したアイコンIに対応する撮影以外の撮影を行おうとしている場合には、操作者の意思を優先して、操作者が行おうとしている撮影に対応するアイコンIにフォーカス表示を遷移させるようになっている。なお、このように構成すると、前述したような問題が生じ得るが、その点については後で説明する。
そして、あるアイコンIがフォーカス表示された状態で撮影が行われた後、例えば、前述したように、放射線画像撮影装置1から画像データD等を送信する前にプレビュー画像用データDpをコンソール58に送信するように構成されている場合には、図示を省略するが、コンソール58は、送信されてきたプレビュー用データDpに基づいてプレビュー画像を生成して、フォーカス表示されているアイコンI上或いはその近傍、或いは所定の表示部分に、生成したプレビュー画像を表示する。
また、前述したように、撮影後、放射線画像撮影装置1から画像データDやオフセットデータO等が送信されてくると、コンソール58は、それらに基づいてゲイン補正や欠陥画素補正、撮影部位に応じた階調処理等の画像処理を行って放射線画像を生成するようになっている。なお、放射線画像の生成処理を、コンソール58とは別体の画像処理装置等で行うように構成することも可能である。
そして、コンソール58は、放射線画像を生成すると、図示を省略するが、フォーカス表示されているアイコンI上或いはその近傍、或いは所定の表示部分に、生成した放射線画像を表示する。そして、それを見た放射線技師等の操作者が放射線画像を承認し、確定ボタンアイコンIk(図9参照)をクリックする等して確定操作を行うと、コンソール58は、放射線画像をそれに対応する撮影オーダー情報に対応付けて確定処理を行うようになっている。なお、図9では図示を省略したが、確定操作の前に、コンソール58が生成した放射線画像の画質(コントラスト等)の修正等を、操作者がコンソール58の表示部58a上の操作で行うことができるように構成することも可能である。
なお、放射線技師等の操作者が表示されたプレビュー画像を確認(確認ボタンをクリックするような積極的な確認だけでなく再撮影ボタンをクリックしない等の非承認の意思表示がなされない場合を含む。)した時点や、コンソール58が生成した放射線画像の確定操作が終了した時点で、アイコンIのフォーカス表示を、次の撮影に関する撮影オーダー情報に対応するアイコンIに遷移させるように構成することが可能である。また、このようなプレビュー画像の確認や確定操作が終わった時点で次の撮影オーダー情報にフォーカス表示を遷移する方式の代わりに、プレビュー画像の表示部分と放射線画像の確定に関する表示部分とでフォーカス表示を別々に遷移させる方式(例えば特開2010−148720号公報参照)にも、本発明を適用することが可能である。
[本発明に特有の構成等について]
次に、本実施形態の放射線画像撮影システム50における本発明に特有の構成等について説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の作用についてもあわせて説明する。
上記のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50においても、前述した特許文献1に記載された放射線画像撮影システムと同様に、放射線技師等の操作者が、コンソール58が自動的にフォーカス表示したアイコンIに対応する撮影以外の撮影を行おうとしている場合には、操作者の意思を優先して、操作者が行おうとしている撮影に対応するアイコンIにフォーカス表示を遷移させるように構成されているが、このように構成すると、前述したような問題が生じ得る。
すなわち、例えば図9に示した状態で、例えば放射線技師等の操作者がアイコンI3に対応する撮影を行うために撮影室内で10×12インチの放射線画像撮影装置の電源スイッチ37や選択スイッチ38を押下すると、コンソール58は、操作者が10×12インチの放射線画像撮影装置を用いるアイコンI4に対応する撮影を行おうとしていると判断して、フォーカス表示をアイコンI4に遷移させてしまう。しかし、操作者は10×12インチの放射線画像撮影装置を用いて患者の「脛部」を撮影してしまい、コンソール58は、送信されてきた画像データD等に基づいて生成した「脛部」の放射線画像を、アイコンI4に対応する「上腕部」の撮影を指定する撮影オーダー情報に対応付けてしまうという問題が生じ得る。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50においても、上記の構成のままでは、上記のように、コンソール58上で放射線技師等の操作者が意図しないアイコンIのフォーカス表示の遷移が生じてしまい、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とが誤って対応付けられてしまう問題が生じる可能性がある。そこで、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、例えば、以下の構成を採用することで、上記の問題が生じることを防止するようになっている。以下では、このような構成のいくつかを例示して説明する。
[構成例1]
構成例1では、例えば、ユーザーである放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1に対して少なくとも第1の操作と第2の操作とを行うことができるように構成し、放射線画像撮影装置1は、第1の操作があった場合にはコンソール58に第1信号を送信し、第2の操作があった場合にはコンソール58に、第1信号とは異なる第2信号を送信するように構成する。
操作者の放射線画像撮影装置1に対する操作としては、例えば放射線画像撮影装置1の選択スイッチ38に対する操作として構成することが可能であり、例えば、第1の操作として、操作者が選択スイッチ38を短い時間だけ押下(すなわちいわゆる短押し)し、第2の操作として、操作者が選択スイッチ38をより長い時間押下(すなわちいわゆる長押し)するように構成することが可能である。
なお、以下では、このように構成されている場合について説明するが、この他にも、例えば、第1の操作として操作者が選択スイッチ38を1回だけ押下し、第2の操作として操作者が選択スイッチ38を複数回(例えば2回)押下するように構成することが可能であり、放射線画像撮影装置1に異なる操作であることが認識される操作であれば、短押し、長押しの場合に限定されない。また、図2に示したように、本実施形態では、放射線画像撮影装置1に選択スイッチ38が1つしか設けられていないため、上記のように、1つの選択スイッチ38に対する操作の仕方を変えることで第1、第2の操作を区別するように構成したが、例えば、選択スイッチを2つ設けておき、押下する選択スイッチを変えることで第1の操作と第2の操作とを区別するように構成することも可能である。さらに、操作者の放射線画像撮影装置1に対する第1の操作と第2の操作を区別することができるものであれば、選択スイッチ38に対する操作にも限定されない。
そして、構成例1では、例えば図9に示した状態で、放射線技師等の操作者が10×12インチの放射線画像撮影装置1の選択スイッチ38を短押しして第1の操作を行い、当該放射線画像撮影装置1から送信された第1信号を受信すると、コンソール58は、次に行われる撮影としてフォーカス表示して特定しているアイコンI3に対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報である「FPDサイズ」P10の指定を、図10に示すように、当該放射線画像撮影装置1に関する情報であるサイズ「10×12」に変更する。また、図11に示すように、フォーカス表示しているアイコンI3内のサイズに関する表示も「10×12」に変更する。なお、この場合、アイコンI3のフォーカス表示は、アイコンI4に遷移させない。
すなわち、放射線画像撮影装置1に対する第1の操作やそれに基づいて送信される第1信号は、放射線技師等の操作者が、コンソール58に対して、アイコンIのフォーカス表示を遷移させずに、フォーカス表示しているアイコンIに対応する撮影オーダー情報の放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を、操作者が選択スイッチ38を操作した当該放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)に変更することを要求するための操作や信号ということになる。
別の言い方をすれば、放射線技師等の操作者は、アイコンIのフォーカス表示を遷移させず、すなわち次に行う撮影を別の撮影に変更せずに、撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を変更したい場合に、放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行う。そして、コンソール58は、その第1の操作に応じて、次に行われる撮影としてフォーカス表示して特定しているアイコンIに対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を当該放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)に変更する。
[効果]
本実施形態に係る放射線画像撮影システム50によれば、上記のように構成することで、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行うことによりアイコンIのフォーカス表示を遷移させずに、それに対応する撮影オーダー情報の放射線画像撮影装置1に関する情報の指定を、第1の操作を行った当該放射線画像撮影装置1に関する情報に的確に変更することが可能となる。そのため、コンソール58上で操作者が意図しないアイコンIのフォーカス表示の遷移が生じることを的確に防止することが可能となる。
そして、放射線技師等の操作者が変更後の放射線画像撮影装置1を用いて例えば患者の「脛部」の撮影を行うと、放射線画像撮影装置1からコンソール58に「脛部」の画像データD等が送信され、コンソール58で「脛部」の放射線画像が生成される。そして、「脛部」の放射線画像が、アイコンI3に対応する「脛部」を撮影することが指定された撮影オーダー情報に的確に対応付けられるようになる。そのため、上記のように構成することで、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とを正しく対応付けることが可能となる。
[構成例2]
なお、上記の構成例1の変形例として、例えば、上記のように、フォーカス表示されているアイコンI(図11の例ではアイコンI3)に対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を、第1の操作を行った当該放射線画像撮影装置1に関する情報に変更するが、それと同時に、撮影未了の撮影オーダー情報の中に、上記のように変更される前の放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている他の撮影オーダー情報がある場合には、それらの撮影オーダー情報についても放射線画像撮影装置に関する情報の指定を当該放射線画像撮影装置1に関する情報に変更するように構成することが可能である。
具体的には、例えば図12に示すように、アイコンI3、I4に対応する各撮影オーダー情報で、放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)としていずれも「11×14」が指定されているような場合、放射線技師等の操作者が、例えば10×12インチの放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行うと、上記のように、アイコンI3に対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)が、当該放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)に変更される。
そして、上記のように、放射線技師等の操作者が、アイコンI3に対応する撮影を、11×14インチの放射線画像撮影装置1に替えて10×12インチの放射線画像撮影装置1を用いて行う場合、11×14インチの放射線画像撮影装置1を用いることが指定されている他の撮影についても、同様に、11×14インチの放射線画像撮影装置1を10×12インチの放射線画像撮影装置1に替えて撮影が行われる可能性がある。
そこで、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行って撮影に使用する放射線画像撮影装置1のサイズを変更した場合、撮影未了の撮影オーダー情報の中に、上記のように変更される前のサイズが指定されている他の撮影オーダー情報がある場合には、それらの撮影オーダー情報についても一斉にサイズを変更するように構成することが可能である。この場合、例えば図12に示した状態で、操作者が放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行って放射線画像撮影装置1のサイズを例えば10×12インチに変更すると、例えば図11に示したように、アイコンI3だけでなくアイコンI4の撮影で使用される放射線画像撮影装置1のサイズも10×12インチに変更される。
このように構成すれば、ユーザーである操作者の意図に沿って、使用される放射線画像撮影装置1のサイズ(正確には放射線画像撮影装置に関する情報)を自動的に一斉に変更することが可能となる。そのため、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
なお、図11や図12では、アイコンI3の撮影の他にアイコンI4の撮影のみで放射線画像撮影装置1のサイズが変更される場合を示したが、上記のように構成する場合、例えば11×14インチの放射線画像撮影装置1を用いることが指定されていた撮影については全て一斉に10×12インチの放射線画像撮影装置1を用いるように変更される。
[構成例3]
しかし、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1に対して第1の操作を行って撮影に使用する放射線画像撮影装置1のサイズを変更したからといって、それが、必ずしも撮影未了の他の撮影オーダー情報の中の同じサイズの指定を全て変更後のサイズに変更することを意図するものではない可能性もある。
そこで、コンソール58は、操作者の放射線画像撮影装置1に対する第1の操作に従って、フォーカス表示されているアイコンI(図11の例ではアイコンI3)に対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を、第1の操作を行った当該放射線画像撮影装置1に関する情報に変更する。そして、同時に、撮影未了の撮影オーダー情報の中に、変更前の放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)が指定されている他の撮影オーダー情報が存在する場合には、このような他の撮影オーダー情報が存在することを、音声を発したり表示部58a上にその旨を表示する等して操作者に報知するように構成することが可能である。
なお、この場合は、コンソール58が報知手段ということになるが、コンソール58以外に、例えば撮影室Ra内に報知手段としてスピーカーや画面を設ける等して、撮影室Ra内の操作者に報知するように構成することも可能である。また、放射線画像撮影装置1のインジケーター40(図2参照)を所定の仕方で点灯、点滅されたり、放射線画像撮影装置1に表示部を設けたり、スピーカーを設ける等して、放射線画像撮影装置1を報知手段として放射線画像撮影装置1が上記の内容を報知するように構成することも可能である。
そして、コンソール58は、報知後に、ユーザーである放射線技師等の操作者により放射線画像撮影装置1に対して第1の操作が再度行われるなど操作者により所定の操作が行われた場合(すなわち操作者の承認があった場合)、或いは、報知後に、操作者により所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、他の撮影オーダー情報についても、放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を上記の放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)に変更するように構成される。
また、コンソール58は、操作者により所定の取り消し操作が行われた場合には、他の撮影オーダー情報については放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定の変更を行わず、フォーカス表示しているアイコンI(図11の例ではアイコンI3)に対応する撮影オーダー情報のみについて放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を第1の操作が行われた放射線画像撮影装置1に関する情報に変更する。
このように構成すれば、より的確にユーザーである操作者の意図に沿って、使用される放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)を自動的に一斉に変更したり、或いは変更が不要の場合には変更しないようにすることが可能となる。そのため、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
[構成例4]
なお、上記の構成例3における報知手段として、ユーザーである放射線技師等の操作者に図示しない携帯端末を携帯させ、この携帯端末上に表示したり音声を発したりすることで、上記の報知を行うように構成することも可能である。
そして、この場合、携帯端末は、報知により同じサイズの放射線画像撮影装置1を指定する他の撮影オーダー情報が存在することを認識した操作者により所定の操作があった場合(すなわち操作者の承認があった場合)は、コンソール58に所定の操作が行われた旨の信号を送信する。また、携帯端末は、同じサイズの放射線画像撮影装置1を指定する他の撮影オーダー情報についてはサイズを変更しないと判断した操作者により所定の取り消し操作があった場合は、コンソール58に所定の取り消し操作が行われた旨の信号を送信するように構成する。
そして、コンソール58は、携帯端末から所定の操作が行われた旨の信号を受信した場合には、操作者により所定の操作が行われたと判断して、他の撮影オーダー情報について放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を、放射線技師等の操作者により第1の操作が行われた上記の放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)に変更する。また、コンソール58は、携帯端末から所定時間内に所定の取り消し操作が行われた旨の信号を受信した場合には、操作者により所定時間内に所定の取り消し操作が行われたと判断して、他の撮影オーダー情報については放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定の変更を行わず、フォーカス表示しているアイコンIに対応する撮影オーダー情報のみについて放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を第1の操作が行われた放射線画像撮影装置1に関する情報に変更する。
このように構成することで、上記の構成例3の場合と同様に、より的確にユーザーである操作者の意図に沿って、使用される放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)を自動的に一斉に変更したり、或いは変更が不要の場合には変更しないようにすることが可能となり、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
[構成例5]
一方、放射線技師等の操作者により放射線画像撮影装置1に対して第1の操作とは異なる第2の操作が行われた場合は、例えば、コンソール58は、上記の構成例1〜4とは異なり、アイコンIのフォーカス表示を遷移させるように構成することが可能である。
具体的には、放射線画像撮影装置1は、ユーザーである放射線技師等の操作者により上記の第1の操作とは異なる仕方の第2の操作があった場合には、上記の第1信号とは異なる第2信号をコンソール58に送信し、コンソール58は、当該放射線画像撮影装置1から第2信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報を、撮影未了の撮影オーダー情報のうち当該放射線画像撮影装置1に関する情報(サイズ)が指定されている撮影オーダー情報に変更するように構成される。
そのため、例えば図9に示した状態で、放射線技師等の操作者が10×12インチの放射線画像撮影装置1に対して第2の操作(例えば選択スイッチ38の長押し)を行うと、コンソール58は、次に行われる撮影として特定されているアイコンI3のフォーカス表示を、例えば図13に示すように、10×12インチの放射線画像撮影装置1を用いて行われることを指定する撮影オーダー情報に対応するアイコンI4に遷移させることになる。
このように構成することで、放射線技師等の操作者は、次に行われる撮影として特定している撮影オーダー情報を変更させたい場合(すなわちアイコンIのフォーカス表示を遷移させたい場合)は、変更する先の撮影オーダー情報(すなわちフォーカス表示を遷移させる先のアイコンIに対応する撮影オーダー情報)で指定されているサイズの放射線画像撮影装置1に対して第2の操作を行うことで、容易かつ的確に撮影オーダー情報を変更する(すなわちアイコンIのフォーカス表示を遷移させる)ことが可能となる。そして、操作者は、前室Rb(図1参照)に移動し、コンソール58を操作してフォーカス表示を遷移させなくても、撮影室Ra内で放射線画像撮影装置1に対して第2の操作(例えば選択スイッチ38の長押し)を行うだけでフォーカス表示を遷移させることが可能となるため、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
[構成例6]
なお、上記の構成例5においても、例えば、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置1に対して第1の操作すなわち例えば選択スイッチ38の短押しをしたつもりが、放射線画像撮影装置1では第2の操作すなわち例えば選択スイッチ38の長押しがなされたものと判断されてしまい、意図しないフォーカス表示の遷移が生じてしまう可能性がある。
そこで、構成例5においても、上記の構成例3の場合と同様に、コンソール58は、放射線画像撮影装置1から第2信号を受信するとすぐにフォーカス表示を遷移させるのではなく、例えば、フォーカス表示を遷移すること(正確には次に行われる撮影として特定する撮影オーダー情報を撮影未了の撮影オーダー情報のうち当該放射線画像撮影装置1に関する情報が指定されている撮影オーダー情報に変更すること)を、音声を発したり表示部58a上に表示したり、或いは撮影室Ra内等に設けられた報知手段から報知したり、放射線画像撮影装置1自体を報知手段とする等して放射線技師等の操作者に報知するように構成することが可能である。
そして、報知後に、ユーザーである放射線技師等の操作者により放射線画像撮影装置1に対して第2の操作が再度行われるなど操作者により所定の操作が行われた場合(すなわち操作者の承認があった場合)、或いは、報知後に、操作者により所定時間内に取り消し操作等の所定の操作が行われなかった場合に初めて、アイコンI(例えばアイコンI3)のフォーカス表示を他のアイコンI(例えばアイコンI4)に遷移させるように構成することが可能である。
このように構成すれば、より的確にユーザーである操作者の意図に沿ってフォーカス表示を遷移させたり、或いは遷移を行わない場合にはフォーカス表示を遷移させないようにすることが可能となる。そのため、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
[構成例7]
また、上記の構成例4と同様に、上記の構成例6においても、報知手段として、ユーザーである放射線技師等の操作者に図示しない携帯端末を携帯させ、この携帯端末上に表示したり音声を発したりすることで、上記の報知を行うように構成することも可能である。そして、携帯端末は、操作者により所定の操作があった場合は、コンソール58に所定の操作が行われた旨の信号を送信し、操作者により所定の取り消し操作があった場合は、コンソール58に所定の取り消し操作が行われた旨の信号を送信するように構成する。そして、コンソール58は、携帯端末から所定の操作が行われた旨の信号を受信した場合には、操作者により所定の操作が行われたと判断し、或いは、携帯端末から所定時間内に所定の取り消し操作が行われた旨の信号を受信した場合には、操作者により所定時間内に所定の取り消し操作が行われたと判断するように構成する。
そして、このように構成し、報知後に、放射線技師等の操作者により携帯端末に対して所定の操作が行われた場合(すなわち操作者の承認があった場合)や、報知後に、操作者により携帯端末に対して所定時間内に取り消し操作等の所定の操作が行われなかった場合に初めて、アイコンI(例えばアイコンI3)のフォーカス表示を他のアイコンI(例えばアイコンI4)に遷移させるように構成する。そのため、上記の構成例6の場合と同様に、より的確にユーザーである操作者の意図に沿ってフォーカス表示を遷移させたり、或いは遷移を行わない場合にはフォーカス表示を遷移させないようにすることが可能となり、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
[構成例1〜7のまとめ]
以上の構成例1〜7は、それぞれ単独に構成することも可能であるが、それらを組み合わせるように構成することも可能である。そして、上記のように、アイコンIのフォーカス表示を遷移させずに撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定のみを変更する場合には、放射線技師等の操作者は放射線画像撮影装置1に対して第1の操作(例えば選択スイッチ38の短押し)を行い(上記の構成例1〜4の場合)、アイコンIのフォーカス表示を、操作者が操作した放射線画像撮影装置1のサイズを指定するアイコンIに遷移させる場合には、操作者は放射線画像撮影装置1に対して第2の操作(例えば選択スイッチ38の長押し)を行う(上記の構成例5〜7の場合)と予め決めておく。
このように構成すれば、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置1に対して第1の操作や第2の操作を行うだけで、アイコンIのフォーカス表示を遷移させずに撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定のみを変更させたり、或いは、アイコンIのフォーカス表示を遷移させたりすることが可能となる。
そのため、コンソール58上で放射線技師等の操作者が意図しないアイコンIのフォーカス表示の遷移が生じることを的確に防止することが可能となるとともに、アイコンIのフォーカス表示を遷移させたい場合には的確にフォーカス表示を遷移させることが可能となる。そのため、コンソール58で、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とを正しく対応付けることが可能となると同時に、放射線画像撮影システム50が、操作者にとって使い勝手が非常によいものとなる。
[変形例1]
なお、上記の構成例4や構成例7で説明した携帯端末にコンソール58と同等の機能を持たせ、或いはコンソール58の機能のうちの所定の機能を持たせて、携帯端末上で各種の処理を行うように構成することも可能である。
[変形例2]
また、上記の[構成例1〜7のまとめ]では、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1に対して第1、第2の操作を行うことで、アイコンIのフォーカス表示を遷移させたり遷移させなかったりさせたが、例えば、操作者が放射線画像撮影装置1の選択スイッチ38を操作する等して操作を行った場合には、コンソール58は、アイコンIのフォーカス表示の遷移は行わず、フォーカス表示されているアイコンIに対応する撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報(サイズ)の指定を変更する処理のみを行うように構成することも可能である。すなわち、この場合、例えば放射線画像撮影装置1の選択スイッチ38が短押しされても長押しされても区別せず、放射線画像撮影装置1に対して操作が行われると、コンソール58は上記の処理を行うように構成する。
このように構成すれば、少なくともコンソール58上で放射線技師等の操作者が意図しないアイコンIのフォーカス表示の遷移が生じることは確実に防止される。そのため、コンソール58で、生成された放射線画像と撮影オーダー情報とを正しく対応付けることが可能となる。
また、このように、第1の操作と第2の操作を区別しない場合や携帯端末と併用する場合には、撮影を新たな放射線画像撮影装置を使用して行うという放射線技師等の操作者の意図を検知する手段としては、上記の放射線画像撮影装置1の選択スイッチ38だけでなく、この他にも、例えば圧力センサー(特開2009−172242号公報等参照)や加速度計(特開2005−003755号公報等参照)、近接センサー(特開2002−191586号公報等参照)等を用いることも可能である。上記の手段を放射線画像撮影装置1の電源スイッチ37とし、電源がオフされていた放射線画像撮影装置1の電源スイッチ37がオンされたことをもって、当該放射線画像撮影装置1を使用する操作者の意図と見なすように構成することも可能である。
なお、上記の実施形態においては、撮影オーダー情報における放射線画像撮影装置に関する情報が放射線画像撮影装置1のサイズであり、放射線画像撮影装置に関する情報の指定の変更として放射線画像撮影装置1のサイズを変更する場合について説明したが、この他にも、放射線画像撮影装置に関する情報の指定の変更として、例えば、高精細な画像を撮影するための解像度(すなわち画素サイズ)を変更したり照射線量低減のためのシンチレーター種を変更したり、或いは、サイズや解像度(画素サイズ)、シンチレーター種の組み合わせを変更する場合にも本発明を適用することが可能である。
その際には、前述した実施形態と同様に、各アイコンIの表示部分Ibには、それぞれの放射線画像撮影装置1が有する仕様(サイズ、解像度、シンチレータ種等)に応じた、アイコンの色やパターン等を変化させて表示することで、放射線技師等の操作者が一瞥して各放射線画像撮影装置の仕様を把握することができるように構成することが好ましい。
なお、本発明が上記の実施形態や各構成例、各変形例等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
7 放射線検出素子
50 放射線画像撮影システム
51 放射線源
58 コンソール(報知手段)
D 画像データ
P10 FPDサイズ(放射線画像撮影装置に関する情報)

Claims (6)

  1. 被写体に放射線を照射する放射線源と、
    二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
    前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
    を備え、
    前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
    前記放射線画像撮影装置は、ユーザーにより前記操作とは異なる仕方の第2の操作があった場合には、前記信号とは異なる第2信号を送信し、
    前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記第2信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を、撮影未了の前記撮影オーダー情報のうち当該一の放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 被写体に放射線を照射する放射線源と、
    二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
    前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
    を備え、
    前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
    前記放射線画像撮影装置は、ユーザーにより前記操作とは異なる仕方の第2の操作があった場合には、前記信号とは異なる第2信号を送信し、
    前記コンソールは、一の前記放射線画像撮影装置から前記第2信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を、撮影未了の前記撮影オーダー情報のうち当該一の放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている前記撮影オーダー情報に対応するアイコン遷移する旨を報知手段に報知させ、報知後に、ユーザーにより所定の操作が行われた場合、または、ユーザーにより所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、前記フォーカス表示を遷移させることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 前記コンソールは、前記次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更すると同時に、撮影未了の前記撮影オーダー情報のうち、変更前の前記放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている他の前記撮影オーダー情報についても前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記コンソールは、
    前記次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、撮影未了の前記撮影オーダー情報の中に、変更前の前記放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている他の前記撮影オーダー情報が存在する場合には、当該他の撮影オーダー情報が存在することを報知手段に報知させ、
    報知後に、ユーザーにより所定の操作が行われた場合、または、ユーザーにより所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、当該他の撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記報知手段は、ユーザーが携帯する携帯端末であり、
    前記携帯端末は、ユーザーによる前記所定の操作または前記所定の取り消し操作が当該携帯端末に対して行われると、前記所定の操作が行われた旨の信号または前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を前記コンソールに送信し、
    前記コンソールは、前記携帯端末から前記所定の操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより前記所定の操作が行われたと判断し、または、前記携帯端末から所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われたと判断することを特徴とする請求項または請求項に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 被写体に放射線を照射する放射線源と、
    二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備え、放射線の照射により前記各放射線検出素子内で発生した電荷を画像データとして読み出すとともに、ユーザーの操作により信号を送信する複数の放射線画像撮影装置と、
    前記複数の放射線画像撮影装置のうちのいずれの放射線画像撮影装置を用いて撮影を行うかの情報を含む複数の撮影オーダー情報を登録し、または、登録された前記複数の撮影オーダー情報を入手することが可能なコンソールと、
    を備え、
    前記コンソールは、
    一の前記放射線画像撮影装置から前記信号を受信すると、次に行われる撮影として特定している前記撮影オーダー情報に対応するアイコンのフォーカス表示を他の前記撮影オーダー情報に対応するアイコンに遷移させずに、当該特定している撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更するとともに、
    撮影未了の前記撮影オーダー情報の中に、変更前の前記放射線画像撮影装置に関する情報が指定されている他の前記撮影オーダー情報が存在する場合には、当該他の撮影オーダー情報が存在することを報知手段に報知させ、
    報知後に、ユーザーにより所定の操作が行われた場合、または、ユーザーにより所定時間内に所定の取り消し操作が行われなかった場合に、当該他の撮影オーダー情報における前記放射線画像撮影装置に関する情報の指定を、当該一の放射線画像撮影装置に関する情報に変更し、
    前記報知手段は、ユーザーが携帯する携帯端末であり、
    前記携帯端末は、ユーザーによる前記所定の操作または前記所定の取り消し操作が当該携帯端末に対して行われると、前記所定の操作が行われた旨の信号または前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を前記コンソールに送信し、
    前記コンソールは、前記携帯端末から前記所定の操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより前記所定の操作が行われたと判断し、または、前記携帯端末から所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われた旨の信号を受信するとユーザーにより所定時間内に前記所定の取り消し操作が行われたと判断することを特徴とする放射線画像撮影システム。
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