JP2013257198A - 電子カセッテ - Google Patents

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豪人 別当屋敷
Takeyasu Kobayashi
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Abstract

【課題】ハンドリング性能を維持し、かつ衝撃吸収材が角部から外れにくい電子カセッテを提供する。
【解決手段】電子カセッテ2の筐体11の角部13には、その外表面が筐体11の外表面を延長した面内に収まるよう衝撃吸収材14が取り付けられている。角部13と衝撃吸収材14の接合面20、23に、角部13に衝撃吸収材14を着脱自在に嵌合するための穴21および突起24と、角部13に対する衝撃吸収材14の回転を規制するための四角柱状の突起22および穴25とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、筐体の角部に衝撃吸収材が交換可能に取り付けられた電子カセッテに関する。
医療用放射線撮影、例えばX線撮影に電子カセッテが広く利用されている。電子カセッテは、扁平な箱型をした可搬型の筐体と、筐体に内蔵されたフラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)とを備える。FPDはセンサパネルと信号処理回路とを有する。センサパネルには、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する画素がマトリクス状に配列されている。信号処理回路は、各画素に蓄積された信号電荷を読み出して電圧信号に変換することでX線画像を出力する。
電子カセッテは、専用の撮影台のホルダにセットされる他に、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台のホルダに取り付けて使用される。さらには、据え置き型のカセッテでは撮影困難な部位を撮影するためにベッド上に置いたり被写体自身に持たせたりして使用される。また、自宅療養中の高齢者や、事故、災害等による急病人を撮影するため、撮影台の設備がない病院外で使用されることもある。
このように電子カセッテは一つ所に留まらず頻繁に持ち運ばれるため、不注意で落としてしまう危険性が高い。FPDは一応筐体で守られているものの、落下衝撃で比較的容易に破損・故障してしまう。そこで、落下衝撃に耐えられるよう、落下したときに最初に床面に接触して最も負荷が掛かる筐体の角部に衝撃吸収材を取り付けるという対策が従来行われている(特許文献1、2参照)。
特許文献1には、衝撃吸収材を筐体の角部に交換可能に取り付けることが記載されている。衝撃吸収材は角部のL字状の切り欠きに嵌まっている。特許文献2に記載の電子カセッテは、角部を斜めに切り欠いた部分に接着剤等で衝撃吸収材を装着固定している。特許文献1、2とも、衝撃吸収材が筐体から出っ張って電子カセッテのハンドリングの邪魔にならないよう、衝撃吸収材の外表面を、筐体の外表面を延長した面と同面としている。
特開2009−020099号公報 特開2011−058999号公報
衝撃吸収材は落下衝撃で壊れたり経年劣化で衝撃吸収性が失われたりするため、特許文献2のように接着剤等で装着固定するよりは特許文献1のように交換可能とすることが好ましい。しかしながら、衝撃吸収材を交換可能とした場合、衝撃吸収材に予期せぬ力が加えられて角部に対して衝撃吸収材が回転し、筐体の外表面を延長した面から衝撃吸収材がはみ出してしまうことがある。そうなると衝撃吸収材が撮影台のホルダの縁等に引っ掛かってホルダに電子カセッテをセットできなかったり、電子カセッテを被写体とベッドの間に配置する際に衝撃吸収材がベッドや被写体に引っ掛かって電子カセッテを移動させづらくなったりして、電子カセッテのハンドリング性能が低下する。また、引っ掛かったときの力で衝撃吸収材が角部から外れてしまうこともある。
特許文献1には衝撃吸収材の取り付け構造は詳述されておらず、したがって筐体の外表面を延長した面から衝撃吸収材がはみ出して電子カセッテのハンドリング性能が低下するという問題、および衝撃吸収材が角部から外れてしまうという問題に対しての解決策は示されていない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、ハンドリング性能を維持し、かつ衝撃吸収材が角部から外れにくい電子カセッテを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子カセッテは、被写体を透過した放射線を受けて放射線画像を検出するFPDと、FPDを覆う扁平な箱型をした可搬型の筐体と、落下衝撃からFPDを保護する衝撃吸収材とを備える。衝撃吸収材は、筐体の角部を斜めに切り欠いた部分に、その外表面が筐体の外表面を延長した面内に収まるよう取り付けられる。角部と衝撃吸収材同士の接合面に、両者を着脱自在に一体化するための嵌合部と、角部に対して衝撃吸収材が回転しないように規制する回転規制部とが設けられている。
回転規制部は、角部側または衝撃吸収材側の接合面のうちの一方の接合面に設けられた少なくとも1つの断面多角形状の突起と、他方の接合面の突起と対応する位置に設けられた突起と同形状の穴との組み合わせである。または、回転規制部は、角部側または衝撃吸収材側の接合面のうちの一方の接合面に設けられた少なくとも2つの円柱状の突起と、他方の接合面の突起と対応する位置に設けられた突起と同形状の穴との組み合わせである。
嵌合部および回転規制部は突起と穴の組み合わせであり、角部側の接合面には穴が設けられ、衝撃吸収材側の接合面には突起が設けられている。
逆に角部側の接合面に突起、衝撃吸収材側の接合面に穴を設けてもよい。この場合突起は弾性を有する材料で形成されていることが好ましい。なお、嵌合部と回転規制部は別々に設けられていてもよいし、回転規制部が嵌合部を兼ねていてもよい。
衝撃吸収材は、筐体の外表面よりも引っ込むよう一段落ちた寸法であることがより好ましい。さらに、衝撃吸収材込みの筐体の大きさが国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさであることが好ましい。
衝撃吸収材は摺動性を有する材料、または外表面に摺動性が与えられた材料で形成されていることが好ましい。
本発明によれば、角部に対して衝撃吸収材が回転しないように両者の接合面に回転規制部を設けるので、筐体の外表面を延長した面から衝撃吸収材がはみ出ることがなく、電子カセッテのハンドリング性能を維持することができる。また、衝撃吸収材が角部から外れにくい。
電子カセッテの外観斜視図である。 電子カセッテの筐体の角部と衝撃吸収材を示す拡大分解斜視図である。 角部と衝撃吸収材の外観平面図である。 円形状の穴と円柱状の突起を設けた角部と衝撃吸収材を示す拡大分解斜視図である。 吸収材側突起に鍵の歯、角部側穴に鍵穴を形成した態様を示す拡大分解斜視図である。 別態様の角部と衝撃吸収材を示す拡大分解斜視図である。 図6に示す角部の外観平面図である。 筐体外表面よりも引っ込むよう一段落ちた寸法とした衝撃吸収材を示す拡大斜視図である。 2つの角部に衝撃吸収材が配された把手付きの電子カセッテの外観斜視図である。
図1において、電子カセッテ2は、FPD10とこれを収容する可搬型の筐体11とで構成される。FPD10は、周知のように、X線源から照射されて被写体(患者)を透過したX線の到達線量に応じた電荷を蓄積する複数の画素がTFTアクティブマトリクス基板上に配置された構成であり、各画素に蓄積された信号電荷を信号処理回路に読み出して電圧信号に変換することでX線画像を出力する。
FPD10は、例えば、CsI:Tl(タリウム賦活ヨウ化セシウム)やGOS(GdS:Tb、ガドリウムオキシサルファイド)等のX線を可視光に変換するシンチレータを有し、シンチレータによって変換された可視光を画素で光電変換する間接変換型である。なお、シンチレータとTFTアクティブマトリクス基板は、X線の入射する側からみてシンチレータ、基板の順に配置されるPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよいし、逆に基板、シンチレータの順に配置されるISS(Irradiation Side sampling)方式でもよい。また、シンチレータを用いず、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
筐体11は例えば導電性樹脂で形成されている。X線が入射する筐体11の前面11aには矩形状の開口が形成されており、開口には天板として透過板12が取り付けられている。透過板12は、軽量で剛性が高く、かつX線透過性が高いカーボン材料で形成されている。筐体11は、電子カセッテ2への電磁ノイズの侵入、および電子カセッテ2から外部への電磁ノイズの放射を防止する電磁シールドとしても機能する。なお、筐体11には、電子カセッテ2の各部に所定の電圧の電力を供給するためのバッテリ(二次電池)や、外部装置とX線画像等のデータの無線通信を行うためのアンテナがFPD10の他に内蔵されている。
筐体11は偏平な箱型の形状を有し、衝撃吸収材14込みでフイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさである。筐体11は、X線を照射するX線源と前面11aが対向する姿勢で保持されるよう、立位撮影台や臥位撮影台のホルダに着脱自在にセットされる。
また、筐体11は、立位撮影台や臥位撮影台にセットされる他に、被写体が仰臥するベッド上に置いたり被写体自身に持たせたりして単体で使用されることもある。さらに筐体11は、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の大きさであるため、これらのカセッテ用の既存の撮影台にも取り付け可能である。
筐体11の4つの角部13は、切り欠きの断片の平面形状が頂角90°、底角45°の直角二等辺三角形となるよう斜めに切り欠かれている。そしてその切り欠きの部分がそっくり衝撃吸収材14に置き換わっている。つまり衝撃吸収材14の外表面は、筐体11の外表面を延長した面と同面である。
衝撃吸収材14は、筐体11内のFPD10等を落下衝撃から保護する。衝撃吸収材14は、角が当たったときに被写体に不快感を与えないために角が若干丸まっている。衝撃吸収材14は、衝撃吸収性が高くかつ摺動性がよい(摩擦係数が小さい)材料、例えばポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、もしくは東レ・デュポン株式会社の商品名ハイトレル(登録商標)等で形成されている。なお、衝撃吸収材14としては、衝撃吸収性が高い材料の外表面にフッ素コート等を施して摺動性をもたせたものを用いてもよい。
1つの角部13の部分を拡大した図2および図3において、角部13の切り欠き部分には衝撃吸収材14との接合面(以下、角部側接合面という)20が形成されている。角部側接合面20の中央には筐体11内に貫通した円形状の穴(以下、角部側穴という)21が、角部側穴21の両側の対称な位置には四角柱状の突起(以下、角部側突起という)22がそれぞれ設けられている。
角部側接合面20と対向する衝撃吸収材14の接合面(以下、吸収材側接合面という)23には、角部側穴21と対応する位置に突起(以下、吸収材側突起という)24が、角部側突起22と対応する位置に穴(以下、吸収材側穴という)25がそれぞれ設けられている。吸収材側突起24は茸形をしており、先端側の傘部24aと基端側の軸部24bとで構成されている。軸部24bの直径は、角部側穴21の直径とほぼ同じである。同様に、軸部24bの長さも角部側穴21の長さ(筐体11の厚み)とほぼ同じである。傘部24aの先端の直径は角部側穴21の直径よりも若干小さい。一方軸部24bと連結する傘部24aの基端の直径は角部側穴21の直径よりも若干大きく、これにより傘部24aと軸部24bの間に段差が形成されている。
吸収材側穴25は、底面25aのサイズが角部側突起22のサイズとほぼ同じで、開口25bのサイズは角部側突起22のサイズよりも若干大きい。つまり吸収材側穴25は底面25aに向けて幅狭となったテーパ状に形成されている。吸収材側穴25の深さは角部側突起22の高さとほぼ同じである。
衝撃吸収材14は、吸収材側突起24の傘部24aを角部側穴21に圧入して軸部24bを角部側穴21に嵌め、吸収材側穴25に角部側突起22を嵌め込むことで角部13にガタつきなく取り付けられる。このとき、傘部24aの先端の直径が角部側穴21の直径よりも若干小さく、また、吸収材側穴25がテーパ状に形成されているので、吸収材側突起24が角部側穴21に、角部側突起22が吸収材側穴25にそれぞれスムーズに導かれる。そして、傘部24aと軸部24bの間に形成された段差が衝撃吸収材14の抜け止めとなる。角部13から衝撃吸収材14を取り外す際には、衝撃吸収材14を外側に引っ張って傘部24aを弾性変形させて角部側穴21から吸収材側突起24を抜く。
角部側突起22は四角柱状であるため、角部13に衝撃吸収材14が取り付けられたとき、角部側突起22とこれが嵌合する吸収材側穴25により吸収材側突起24を回転軸とする衝撃吸収材14の角部側接合面20まわりの回転が規制される。
X線撮影を行う場合は、電子カセッテ2を専用の立位撮影台や臥位撮影台、もしくはフイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台のホルダにセットする。または被写体が仰臥するベッド上に置いたり被写体自身に持たせたりする。このセット作業中に不注意で電子カセッテ2を落としてしまうことがあるが、筐体11の4つの角部13に取り付けられた衝撃吸収材14によって落下衝撃が和らげられ、筐体11に内蔵されたFPD10等が故障から免れる。
衝撃吸収材14の外表面が筐体11の外表面を延長した面と同面であり、衝撃吸収材14は摺動性がよい材料、または外表面にフッ素コート等で摺動性を与えた材料で形成されている。そして、角部側突起22と吸収材側穴25で衝撃吸収材14の角部側接合面20まわりの回転が規制されているので、衝撃吸収材14に回転力が加えられても筐体11の外表面から衝撃吸収材14がはみ出ることがない。このため、衝撃吸収材14がホルダの縁等に引っ掛かってホルダに電子カセッテ2をセットできなかったり、衝撃吸収材14がベッドや被写体に引っ掛かって電子カセッテ2を移動させづらかったりすることがなくセット作業を行いやすい。また、引っ掛かったときの力で衝撃吸収材14が角部13から外れてしまうこともない。
さらに、衝撃吸収材14が破損、経年劣化等で衝撃吸収性や摺動性が失われたときには、角部側穴21から吸収材側突起24を抜くことで手軽に新品と交換することができる。
なお、嵌合部および回転規制部は上記実施形態で例示したものに限らない。上記実施形態では角部側接合面20に突起22を、吸収材側接合面23に穴25をそれぞれ設けているが、突起と穴の配置を逆にして、角部側接合面20に穴を、吸収材側接合面23に突起を設けてもよい。角部側接合面20に突起があると、万が一衝撃吸収材14が角部13から外れてしまった場合に突起が剥き出しになって欠けやすくなるが、角部側接合面20から突起をなくせば心配無用である。また、衝撃吸収材14は交換可能で比較的安価であるため、壊れやすい突起を衝撃吸収材14側に設けたほうがコストの面からもよい。
回転規制部としての突起と穴の形状も上記実施形態で例示した以外の形状でよい。突起は三角錐や三角柱でもよいし、六角柱や星型など他の断面多角形状でもよい。あるいは図4に示す筐体30と衝撃吸収材31のように、角部側接合面20に角部側突起22の代わりに丸形状の穴32を、吸収材側接合面23に吸収材側穴25の代わりに円柱形の突起33をそれぞれ設けてもよい。穴32の深さおよび突起33の高さは筐体11の厚み以下であり、穴32は角部側穴21のように筐体11内に貫通はしていない。なお、図示はしていないが、突起33を穴32にスムーズに導くため、突起33の先端には面取りがなされている。この構成によっても衝撃吸収材14の角部側接合面20まわりの回転を規制することができる。また、角部側接合面20に突起がないので、上述のように衝撃吸収材14が角部13から外れてしまったときに突起が欠ける心配がない。なお、上記実施形態と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する(図5〜図9も同様)。
上記実施形態では、突起22と穴25を対称な位置にそれぞれ2つ設けているが、対称な位置に設ける必要はなく、個数も1つでよい。図4に示す穴32および突起33も1つでよい。嵌合部である穴21と突起24、および1個の穴32および突起33で回転規制の用は足りる。さらには図5に示す筐体35と衝撃吸収材36のように、吸収材側突起24の軸部24bに少なくとも1個の回転規制用の鍵の歯24cを設け、鍵の歯24cと対応する角部側穴21の位置に鍵穴21aを設けてもよい。こうすれば嵌合部である穴21と突起24に回転規制部の機能をもたせることができ、嵌合部用と回転規制部用に突起や穴を別々に設ける必要がなくなる。鋸状や波状の凸凹を両接合面20、23に連続的に形成してもよい。要は衝撃吸収材14が角部側接合面20まわりに回転しない構成であればよい。
嵌合部および回転規制部のさらに別の形態を示す図6および図7において、筐体40の角部13の角部側接合面20には、三角柱状をした突起42が設けられている。また、衝撃吸収材41の吸収材側接合面23には、突起42の形状に対応する穴43が穿たれている。突起42は適度な弾性を有する材料、例えば衝撃吸収材41と同じ材料からなり、少なくとも衝撃吸収材41と同等の衝撃吸収性を有する。衝撃吸収性に加えて、突起42に衝撃吸収材41と同等の摺動性をもたせてもよい。
突起42は衝撃吸収材41を一回り小さくしたような大きさで、その一斜面には、対向する斜面をオーバーラップして該斜面よりも幅が広く肉厚にされたガイド部42aが形成されている。ガイド部42aの先端部には爪42bが設けられている。一方穴43にはガイド部42aおよび爪42bと対応するガイド受け43aおよび爪受け43bが設けられている。なお、図示はしていないが、ガイド部42aをガイド受け43aにスムーズに導くため、ガイド部42aの先端には面取りがなされている。図6の二点鎖線で示すように、ガイド部42aにはガイド受け43aがガイド部42aと平行な筐体40の一側面に沿う方向からスライドされて挿入され、爪42bが爪受け43bに係止されることで衝撃吸収材41の抜け止めがなされる。角部13から衝撃吸収材41を取り外す際には、衝撃吸収材41を挿入方向とは逆方向に引っ張って爪42bおよび爪受け43bを弾性変形させて両者の嵌合を解除して引き抜く。
突起42は三角柱状であるため、衝撃吸収材14に角部側接合面20まわりの回転力が加えられても衝撃吸収材41は回転しない。角部側穴21と吸収材側突起24の場合は嵌め合いのため着脱時に少し力がいるが、本例では突起42にガイド部42aが形成されているので比較的容易に着脱することができる。また、上記実施形態では、角部13から衝撃吸収材14を取り外す際に、吸収材側突起24の傘部24aが軸部24bから引き千切られて傘部24aが筐体11内に取り残されたり、衝撃吸収材14を取り外した後に角部側穴21から塵埃が筐体11内に入り込んだりするおそれがあるが、本例では角部側接合面20に角部側穴21のような筐体内に通じる貫通穴を設ける必要がないのでその心配はない。
さらに、万が一衝撃吸収材41が角部13から外れてしまっても、突起42を適度な弾性を有する材料とすることで、突起42を衝撃吸収材41の代替とすることができる。また、突起42が塑性変形する材料であると、落下衝撃に耐えられないだけでなく、塑性変形した場合は衝撃吸収材41を正常に取り付けることができなくなるので、突起42は弾性を有する材料で形成することが好ましい。
上記実施形態では、衝撃吸収材14の外表面を、筐体11の外表面を延長した面と同面としているが、さらに確実に衝撃吸収材の引っ掛かりを防止するため、図8に示す衝撃吸収材50のように、筐体11の外表面よりも引っ込むよう一段落ちた寸法としてもよい。
また、上記実施形態では、筐体11を国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさとしているが、図9に示す電子カセッテ55のように、筐体56の一方の側を延設して把手57を設けたものについても本発明は適用可能である。この場合、電子カセッテ55を持ち運ぶ際には把手57が設けられた側が上になり落下時は反対側が床に打ちつけられるので、把手57が設けられた側の角部13には衝撃吸収材14を取り付けず、反対側の2つの角部13に衝撃吸収材14を取り付けて部品点数を減らしてもよい。したがって衝撃吸収材は必ずしも筐体の4つの角部全てに取り付けなくてもよい。
本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を撮影対象とした電子カセッテにも適用することができる。
2、55 電子カセッテ
10 FPD
11、30、35、40、56 筐体
13 角部
14、31、36、41、50 衝撃吸収材
20、23 接合面
21、25、32、43 穴
21a 鍵穴
22、24、33、42 突起
24c 鍵の歯

Claims (9)

  1. 被写体を透過した放射線を受けて放射線画像を検出するFPDと、
    前記FPDを覆う扁平な箱型をした可搬型の筐体と、
    前記筐体の角部を斜めに切り欠いた部分に、その外表面が前記筐体の外表面を延長した面内に収まるよう取り付けられた、落下衝撃からFPDを保護する衝撃吸収材とを備え、
    前記角部と前記衝撃吸収材同士の接合面に、両者を着脱自在に一体化するための嵌合部と、
    前記角部に対して前記衝撃吸収材が回転しないように規制する回転規制部とが設けられていることを特徴とする電子カセッテ。
  2. 前記回転規制部は、前記角部側または前記衝撃吸収材側の前記接合面のうちの一方の接合面に設けられた少なくとも1つの断面多角形状の突起と、
    他方の接合面の前記突起と対応する位置に設けられた前記突起と同形状の穴との組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の電子カセッテ。
  3. 前記回転規制部は、前記角部側または前記衝撃吸収材側の前記接合面のうちの一方の接合面に設けられた少なくとも2つの円柱状の突起と、
    他方の接合面の前記突起と対応する位置に設けられた前記突起と同形状の穴との組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の電子カセッテ。
  4. 前記嵌合部および前記回転規制部は突起と穴の組み合わせであり、
    前記角部側の前記接合面には前記穴が設けられ、
    前記衝撃吸収材側の前記接合面には前記突起が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子カセッテ。
  5. 前記嵌合部および前記回転規制部は突起と穴の組み合わせであり、
    前記角部側の前記接合面には前記突起が設けられ、
    前記衝撃吸収材側の前記接合面には前記穴が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子カセッテ。
  6. 前記突起は弾性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子カセッテ。
  7. 前記衝撃吸収材は、前記筐体の外表面よりも引っ込むよう一段落ちた寸法であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電子カセッテ。
  8. 前記衝撃吸収材込みの前記筐体の大きさが国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の電子カセッテ。
  9. 前記衝撃吸収材は摺動性を有する材料、または外表面に摺動性が与えられた材料で形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電子カセッテ。
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