JP3388139B2 - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JP3388139B2
JP3388139B2 JP16902597A JP16902597A JP3388139B2 JP 3388139 B2 JP3388139 B2 JP 3388139B2 JP 16902597 A JP16902597 A JP 16902597A JP 16902597 A JP16902597 A JP 16902597A JP 3388139 B2 JP3388139 B2 JP 3388139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線診断装置に関
し、特にX線検出器を所望のサイズのものに容易に交換
可能としたX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線診断装置は、X線検出部とし
てイメージ・インテンシファイヤ(I.I.)が用いら
れており、被検者に対して少量のX線を曝射して撮像を
行う「透視」時には、被検者を透過したX線情報を光学
情報に変換し、この光学情報を光学レンズで集光してT
Vカメラで取り込み、透視画像表示を行うようになって
いる。また、被検者に対して多量のX線を曝射して撮像
を行う「撮影」時には、当該X線診断装置に設けられた
カセッテホルダにカセッテをセットしX線フィルムを用
いて撮影を行うようになっている。この撮影時には、フ
ィルムチェンジャを用いることで撮影毎のカセッテに交
換を省略して連続的な撮影を可能とすることができ、ま
た、X線絞りを制御してX線管からのX線の曝射範囲を
絞ることにより、所望の箇所にのみX線を曝射してスポ
ット撮影を行うことができるようになっている。
【0003】このような透視及び撮影は、X線撮像を行
う症例部位等に応じて異なるサイズのI.I.が設けら
れたX線診断装置を使い分けて行うようになっている。
従来は、別々の部屋にそれぞれ異なるサイズのI.I.
を有するX線診断装置を設置し、患者を各部屋に移動さ
せて撮影等を行うのが一般的であったが、今日において
は、図9に示すような1ルーム2専科循環器用のアーム
システムである複合システムが一般的となっている。
【0004】このアームシステムは、16インチ(或い
は12インチ,14インチ等)のI.I.を有するX線
診断装置であるジェネラルポジショナと、9インチの
I.I.を有するX線診断装置であるカーディアックポ
ジショナとを1つの部屋内に設けて構成されている。
【0005】カーディアックポジショナは、当該ポジシ
ョナを天井に取り付けるための天井取付部100と、一
端が天井取付部100により保持された支持アーム10
1と、支持アーム101の他端側に設けられ、略Cの字
形状のCアーム103を回転自在に保持するためのCア
ームホルダ102と、Cアーム103の両端にそれぞれ
相対向するように設けられた9インチのI.I.105
及びX線発生部104とを有している。
【0006】Cアーム103には、I.I.105を上
下方向(X線発生部104に接近する方向及びX線発生
部104から離反する方向)に移動制御する上下駆動移
動機構106が設けられており、この上下駆動移動機構
106の移動制御により、Cアーム103に設けられた
上下動用孔を介してI.I.105が上下動するように
なっている。
【0007】同様に、ジェネラルポジショナは、当該ポ
ジショナを天井に取り付けるための天井取付部111
と、一端が天井取付部111により保持された支持アー
ム112と、支持アーム112の他端側に設けられ、略
Cの字形状のCアーム117を回転自在に保持するため
のCアームホルダ113と、Cアーム117の両端にそ
れぞれ相対向するように設けられた16インチのI.
I.115及びX線発生部114とを有している。
【0008】Cアーム117には、I.I.115を上
下(X線発生部114に接近する方向及びX線発生部1
14から離反する方向)に移動制御する上下駆動移動機
構116が設けられており、この上下駆動移動機構11
6の移動制御により、Cアーム117に設けられた上下
動用孔を介してI.I.115が上下動するようになっ
ている。
【0009】このようなアームシステムは、症例部位に
応じて使用するポジショナを選択し、共用テーブル10
7を90°乃至180°回転させ、ジェネラルポジショ
ナ又はカーディアックポジショナをそれぞれ単独で使用
して撮影等を行う。これにより、各ポジショナを1部屋
に設置することができるため病院スペースの効率化を図
ることができ、また、各ポジショナでテーブル等を共用
することができるため、資源の効率化を図ることができ
る。
【0010】一方、従来のX線診断装置として、図10
に示すようなアンダーチューブタイプのテレビ寝台装置
が知られている。
【0011】このテレビ寝台装置は、寝台124の内部
に設けられたX線発生部121と、寝台124の長手方
向及びこれと直交する短手方向に沿って移動可能とされ
た移動台122と、この移動台122に設けられたI.
I.123とで構成されている。
【0012】このテレビ寝台装置で撮影を行う場合、移
動台122によりI.I.123を目的部位に移動させ
る。これにより、寝台124の内部に設けられたX線発
生部121が、I.I.123と相対向するように移動
する。そして、I.I.123を目的部位に密着させ撮
影を行う。
【0013】このようなテレビ寝台装置は、I.I.1
23を目的部位に密着させることができるため、X線情
報に応じた光学情報を無理に拡大しなくても高画質の撮
影画像を得ることができる。このため、主として背臥位
による消化器系の精密診断等に用いられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のジェネ
ラルポジショナ,カーディアックポジショナ及びテレビ
寝台装置であるX線診断装置は、I.I.105,11
5,121の拡大率を変更することで視野サイズ(撮影
サイズ)の変更を行うようになっているのであるが、X
線検出部としてI.I.が用いられているため、数種の
限られたサイズにしか視野の変更を行うことができず、
また、解像度や表示拡大率も選択した視野サイズによっ
て一義的に決定されてしまう問題があった。
【0015】また、このような視野サイズの変更を行っ
ても、そのポジショナ等に設けられたI.I.自体の大
きさは変わらないため、視野サイズを小さくしても被検
者の狭部位へのアクセスは相変わらず困難なものとな
る。
【0016】また、I.I.は経時的に劣化するため寿
命となった際に交換する必要があるが、I.I.の交換
は、光学系やTVカメラを外して行う必要があるため、
専門家であるサービスマンに頼らざるを得ない。このた
め、ユーザが単独で交換することは不可能であり、速や
かなシステムの復帰を図ることができない問題がある。
【0017】また、ジェネラルポジショナ及びカーディ
アックポジショナからなる複合システムにおいて、各ポ
ジショナの違いはI.I.サイズのみである。このた
め、I.I.自体を異なるサイズのものに交換すること
ができれば、各ポジショナを1つのポジショナで補うこ
とができ、1つのポジショナで複合システムを構成する
ことができる。
【0018】また、心臓カテーテル検査においては複雑
な血管走行を空間的に追う必要があり、ジェネラルポジ
ショナ及びカーディアックポジショナの2つのポジショ
ナを同時に使用するバイプレーンによる透視撮影を行う
のが一般的である。心臓カテーテル検査での必要視野は
9インチであり、血管の狭窄や細いカテーテルの先端を
視認できるような高画質が求められ、密着透視撮影が基
本となるが、この複合システムでは12インチ〜16イ
ンチのI.I.と、9インチのI.I.とを同時に使用
することとなるため、各ポジショナのI.I.同志が相
互に干渉し目的の症例部位にI.I.を密着させずらい
場合がある。しかし、前述のようにこの複合システムで
は、症例部位に応じてユーザがI.I.を交換すること
はできない。
【0019】また、テレビ寝台装置は、X線検出器とし
て大型のI.I.121を用いており、被検者の受ける
精神的威圧感や慣性の大きいI.I.光学系のポジショ
ニング等の操作性,追従性に関し改善要望が高まってい
る。また、I.I.自体が大きく重いことからユーザに
よる交換は不可能であり、診断目的・症例部位によって
その都度I.I.を交換することはできない。
【0020】また、このテレビ寝台装置は、FFDを大
きく取ることができないため、胸部や外科領域の撮影等
には不向きなうえ、術者が寝台の両側から被検者へのア
プローチを行う必要のある、透視下での内視鏡検査等の
術式においては、機器適用スペース及び作業スペースが
確保し難くなるため、病院によっては、このテレビ寝台
装置であるアンダーチューブ装置の他に、オーバーチュ
ーブ装置を別に用意し、診断用途に応じて弾力的に対応
するようになっている。このため、アンダーチューブ装
置とオーバチューブ装置の両方の機能を兼ね備えたシス
テムの提供が望まれている。
【0021】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、X線検出器を所望のサイズのものに簡単に交換
することができるようなX線診断装置の提供を目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るX線診断装置は、被検者に曝射するX
線を発生するX線発生手段と、被検者を透過したX線を
検出するX線検出手段とを備え、前記X線検出手段は、
前記X線発生手段から曝射されたX線に対応するX線像
を形成する視野サイズが異なる複数の固体平面検出器を
着脱交換可能とする交換着脱手段を備えることを特徴と
する。具体的には、ユーザが交換着脱手段により所望の
視野サイズの固体平面検出器と交換することで視野サイ
ズ等の変更を行う。
【0023】また、本発明に係るX線診断装置は、被検
者を曝射するX線を発生するX線発生手段と、被検者を
透過したX線を検出するX線検出手段とを備え、前記X
線検出手段は、異なる平面に固定された視野サイズが異
なる複数の固体平面検出器を回転可能に保持する手段を
備えることを特徴とするものである。例えば、視野サイ
ズが異なる複数の検出面を有し、モータ等の回転機構を
用いて症例部位等に応じて回転させて検出面を切り換え
て所望の検出面とすることで視野サイズの変更を行う。
【0024】また、本発明に係るX線診断装置は、被検
者を曝射するX線を発生するX線発生手段と、被検者を
透過したX線を検出するX線検出手段とを備え、前記X
線検出手段は、所定の視野サイズに形成され、互いに接
続された複数の固体平面検出片を折り畳み可能に保持す
る手段を備えることを特徴とするものである。例えば、
蝶番及びフレキシブルケーブル等により機構的及び電気
的に接続された所定の視野サイズの複数の固体平面検出
片を折り畳むことで視野サイズを変更する。
【0025】これにより、従来のように重長大なI.
I.ではなく、小型,薄型かつ軽量な固体平面検出手段
をX線検出器として用いていることもあり、症例や対象
部位に応じて、視野サイズ,解像度,ダイナミックレン
ジ等の異なる固体平面検出手段を選択し、ユーザレベル
で簡単に交換可能とすることができる。そして、これま
で解像度やダイナミックレンジや視野サイズにより、数
種のシステムを導入せざるを得なかったところを、1つ
の当該X線診断装置で補うことができる。
【0026】また、固体平面検出器は簡単に着脱可能な
ことから、他モダリティ間でも固体平面検出器を共用可
能とすることができ、資源の有効利用を図ることができ
る。また、例えば透視時と撮影時とでX線検出器の交換
が必要なときも、即座に対応可能とすることができ、従
来必要としていた撮影専用の装置(フィルムチェンジャ
・スポット撮影装置等)を省略可能とすることができ
る。
【0027】さらに、視野サイズの小さなX線検出器を
選択することで、被検体の狭所へのアクセスも可能とす
ることができる。例えば、外科用として用いる場合は、
股部の透視が容易に行えるようになる等、アクセス性の
向上を図ることができる。また、循環器用として用いる
場合は、検査部位に応じて弾力的に対応するために、複
数のシステムを導入する不都合を防止することができ、
病院側の経済面等の負担を軽減することができる。
【0028】さらに、固体平面検出片における折り畳み
部分によるデッドラインにおける画素値は、このデット
ラインの両側画素の画素値に基づく補間処理により求め
るようにすることで、より高画質な撮影画像を得ること
ができる。
【0029】また、当該X線診断装置には、このような
視野サイズの変更を行った際に、その固体平面検出器に
対応してX線絞り等を制御するために、その固体平面検
出器に関する情報であるシステムパラメータが記憶され
たシステムパラメータ記憶手段を有してる。このシステ
ムパラメータ記憶手段は、固体平面検出器内或いは当該
装置内に設けられている。
【0030】例えば、X線検出器の交換が行われた場合
は、制御手段が固体平面検出器内或いは当該装置内に設
けられているシステムパラメータ記憶手段からシステム
パラメータを読み出し、X線検出器をX線発生手段との
センタ合わせを行う等の制御を行う。
【0031】或いは、複数の固体平面検出片を折り畳
み、接続,分割して視野サイズの変更を行った場合は、
制御手段が当該装置内に設けられているシステムパラメ
ータ記憶手段からシステムパラメータを読み出し、前記
センタ合わせ等の制御を行う。
【0032】これにより、視野サイズを変更した際に、
X線検出器の視野サイズ,画像収集パラメータ,X線絞
り条件,機械的干渉データ,画素密度データ等を自動的
に当該装置内に取り込むことができ、ユーザは、固体平
面検出器の交換等を行うだけで該交換等による煩雑なデ
ータの受け渡し等を省略することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るX線診断装置
の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0034】まず、本発明に係るX線診断装置は、室内
の天井に取り付けられるX線診断装置(据置型保持装
置)に適用することができる。
【0035】この第1の実施の形態のX線診断装置は、
図1に示すように当該装置を天井に取り付けるための天
井取付部1と、一端が天井取付部1により第1の回転軸
を中心として回転可能に保持された支持アーム2と、支
持アーム2の他端側に、第1の回転軸と略々直交する第
2の回転軸を中心として回転可能に保持されたCアーム
ホルダ3と、このCアームホルダ3により、前記第1,
第2の回転軸に略々直交する第3の回転軸を中心として
スライド回転が可能なように保持された略Cの字形状の
Cアーム4と、Cアーム4の両端にそれぞれ相対向する
ように設けられた例えば9インチの固体平面検出器6及
びX線発生部5とを有している。
【0036】Cアーム4には、上下駆動移動機構7が設
けられており、この上下駆動移動機構7により、Cアー
ム4に設けられた固体平面検出器6を、X線発生部5に
接近する方向及びX線発生部5から離反する方向にそれ
ぞれ移動制御するようになっている。
【0037】固体平面検出器6は、画素及び薄膜トラン
ジスタ(TFT)からなるX線検出素子を列及び行にア
レイ状に2次元的に配列して構成されており、曝射され
たX線を蛍光体により可視光に変換し、フォトダイオー
ドによりこの可視光に応じた電荷を形成して蓄積用コン
デンサに蓄積する。そして、この蓄積用コンデンサに蓄
積された電荷を画像信号として、各ライン毎に画素単位
で読み出して出力するようになっている。
【0038】このような固体平面検出器6は、イメージ
・インテンシファイヤ(I.I.)よりも薄型で軽くか
つコンパクトに形成することができ、その取り扱いは容
易なものとなっている。
【0039】ここで、当該X線診断装置は、このような
構成でそれぞれ視野サイズ(撮像サイズ)の異なる複数
の固体平面検出器6を交換して取り付けられるようにな
っている。
【0040】具体的には、各固体平面検出器6の裏面
(X線が曝射される面の反対側の面)には、図12
(a)〜(c)に示すような断面が反台形状の接続部1
0が設けられており、上下駆動移動機構7の固体平面検
出器6との接続面には、この固体平面検出器6を着脱可
能とするための支持固定部11及び交換着脱機構12が
設けられている。
【0041】交換着脱機構12は、図3(a)に示すよ
うに固体平面検出器6の反台形状の接続部10の斜面に
当接する略正三角形形状の回転支持部20と、この回転
支持部20の、固体平面検出器6が接続される側と反対
の側に設けられた着脱レバー21と、一端が上下駆動移
動機構7に固定され他端で回転支持部20を支持する支
持部材22と、支持部材22とにより回転支持部20を
回転自在に支持する回転軸23とで構成されている。
【0042】さらに具体的には、交換着脱機構12は、
図3(a)に示すように回転支持部20が回転軸26に
より貫通されるかたちで支持されており、この回転軸の
一端が支持部材22により回転自在に支持されて構成さ
れている。そして、この回転支持部20及び支持部材2
2に亘って、回転軸26により貫通されるかたちとされ
たバネ部材25を設けることで回転支持部20を弾力的
に支持するようになっている。また、回転支持部20
は、このバネ部材25により、その底面が、上下駆動移
動機構7の固体平面検出器6の接続面に対して平行とな
るように支持されるようになっている。
【0043】次に、このような固体平面検出器6の交換
着脱機構12による固体平面検出器6の交換着脱操作の
説明をする。
【0044】まず、固体平面検出器6を上下駆動移動機
構7に取り付ける場合、図2(a)に示すように支持固
定部11に、固体平面検出器6の接続部10のエッジを
引っ掛けるようにして両者を当接させることで、固体平
面検出器6の一端(接続部10の一端)を固定する。
【0045】次に、この状態で、固体平面検出器6の他
端を上下駆動移動機構7側に押し上げると、図2(b)
に示すように接続部10の他端と交換着脱機構12の回
転支持部20が当接する。この両者が当接した状態で、
なおも固体平面検出器6を押し上げると、バネ部材25
により弾力的に支持されている回転支持部20が、バネ
部材25の弾性力に逆らって時計回り方向に回転し、接
続部10と上下駆動移動機構7とが当接する。この際、
回転支持部20は、バネ部材25の弾性力により反時計
回り方向に回転し、接続部10の斜面に当接しながら、
その底面が、上下駆動移動機構7の固体平面検出器6の
接続面に対して平行となる位置まで戻る。
【0046】これにより、図2(c)に示すように支持
固定部11及び交換着脱機構12により、反台形状の接
続部10が引っ掛けられるようなかたちで固体平面検出
器6が保持されることとなり、固体平面検出器6を上下
駆動移動機構7に装着することができる。
【0047】次に、このように装着された固体平面検出
器6を取り外す場合、図2(c)に示すように回転支持
部20に設けられている着脱レバー21を反時計回り方
向に回転させる。
【0048】これにより、接続部10の他端から回転支
持部20が外れ、連れて支持固定部11から接続部10
の一端が外れる。これにより、上下駆動移動機構7から
固体平面検出器6を取り外すことができる。
【0049】なお、固体平面検出器6が取り外される
と、回転支持部20はバネ部材25の弾性力により、そ
の底面が上下駆動移動機構7の固体平面検出器6の接続
面に対して平行となる位置まで戻るようになっている。
【0050】このように、当該X線診断装置は、この固
体平面検出器6側に接続部10を設けると共に、上下駆
動移動機構7側に支持固定部11及び交換着脱機構12
を設けている。しかも、X線検出器として、重長大な
I.I.ではなく、軽量で薄型かつコンパクトで取り扱
い容易な固体平面検出器6を用いている。このため、様
々な視野サイズ,解像度,ダイナミックレンジ等の異な
る複数の固体平面検出器6を、ユーザが症例部位等に応
じて選択し、簡単に交換可能とすることができる。
【0051】例えば、当該X線診断装置を、16インチ
の大視野の固体平面検出器を用いてジェネラルポジショ
ナ(ジェネラル用循環器装置)として使用すると共に、
この16インチの固体平面検出器を9インチの小視野の
固体平面検出器に交換してカーディアックポジショナと
して使用することを可能とすることができる。
【0052】また、例えば少量のX線を曝射して撮像を
行う透視時と、多量のX線を曝射して撮像を行う撮影時
とで、固体平面検出器6の交換が必要なときも、これに
即座に対応可能とすることができ、従来必要とされた撮
影専用の装置(フィルムチェンジャやスポット撮影装置
等)を省略可能とすることができる。
【0053】また、固体平面検出器6を自由に交換可能
とすることができるため、X線診断装置のみならず、他
モダリティでもこの固体平面検出器6を共用可能とする
ことができ、資源の有効利用を図ることができる。
【0054】また、視野サイズの小さな固体平面検出器
を選択すれば、患者の狭所へのアクセスも容易なものと
することができ、例えば外科用として用いる場合は、股
関節の透視等を容易に行うことを可能とすることがで
き、アクセス性の向上を図ることができる。
【0055】また、病院側では、各症例等に弾力的に対
応するために、視野サイズ,解像度,ダイナミックレン
ジ等の異なる数種のシステムを導入せざるを得なかった
ところを、一つのシステムである当該X線診断装置で補
うことができるため、病院側における経済面での負担を
も軽減することができる。
【0056】次に、このように交換可能な各固体平面検
出器6内には、システムパラメータメモリが設けられて
おり、例えば視野サイズ,画像収集パラメータ,X線絞
り条件,欠陥画素データ,機械的干渉データ等の「シス
テムパラメータ」が記憶されている。
【0057】具体的には、図5に示すように「視野サイ
ズ(検出器サイズ)」としては、その固体平面検出器6
の大きさを示すデータが記憶されている。例えばその固
体平面検出器の視野サイズが、いわゆる写真の大きさを
示す場合に用いる六切りサイズであれば「0001」、
四切りサイズであれば「0010」、大角サイズであれ
ば「0011」、半切サイズであれば「0101」等の
各4ビットのデータが記憶されている。
【0058】一方、図4に示すように固体平面検出器6
の前記接続部10の接続面6aにはパラメータ端子31
が設けられており、また、上下駆動移動機構7の固体平
面検出器6との接続面7aには、パラメータ端子31と
係合するパラメータ端子30が設けられている。
【0059】前述の固体平面検出器6の交換の際には、
この各パラメータ端子30,31が係合するように固体
平面検出器6の交換を行う。当該X線診断装置は、この
固体平面検出器6の交換が行われると、各パラメータ端
子30,31を介して、前記システムパラメータメモリ
に記憶されているシステムパラメータを読み込み、これ
を制御装置(図示せず)に記憶制御する。
【0060】制御装置は、X線絞り条件に基づいてX線
発生部5内のX線絞りの可動範囲を決定し、この決定し
た可動範囲内でオペレータの操作に応じてX線絞りを移
動するように絞り駆動機構を制御する。
【0061】制御装置は、機械的干渉データに基づいて
Cアーム4の回転移動時及び固体平面検出器6の上下移
動時の機械的な接触判定を行い、各部の接触が生じない
範囲内で、オペレータの操作に応じてCアーム4の回転
移動及び固体平面検出器6の上下移動を行うようにCア
ーム駆動機構及び上下移動駆動機構7を制御する。オペ
レータが、各部の接触を生ずる方向への移動を支持する
操作を行った場合は、制御装置は、各部が接触する前に
Cアーム4の回転移動及び固体平面検出器6の上下移動
を停止し、各部の接触を未然に防止するようになってい
る。
【0062】また、制御装置は、視野サイズ,画像収集
パラメータ,欠陥画素データに応じて固体平面検出器6
からの画像信号を読み出すための読出制御信号を切り替
えると共に、固体平面検出器6から読み出された画像信
号の処理方法を切り替えるように構成されている。
【0063】これにより、固体平面検出器6を交換した
際に、固体平面検出器6に合った適正な読出制御信号及
び画像処理方法が自動的に選択され、適正な画像を容易
に得ることができる。
【0064】また、固体平面検出器6の交換毎に、該固
体平面検出器6固有の情報を交換,設定等する面倒な手
間を省略することができ、当該X線診断装置の利便性の
向上を図ることができる。
【0065】なお、システムパラメータは固体平面検出
器6側ではなく、当該X線診断装置側に記憶しておいて
もよい。この場合、当該X線診断装置に、各固体平面検
出器毎のシステムパラメータを予め記憶させておくと共
に、X線診断装置側にシステムパラメータに対応するパ
ラメータ端子を設けておき、固体平面検出器が装着され
た時点でその装着された固体平面検出器6のパラメータ
端子配置を検出し、この検出結果に基づいて、各固体平
面検出器毎のシステムパラメータを確認するようにすれ
ば良い。
【0066】次に、上述の第1の実施の形態の説明で
は、視野サイズ等の異なる複数の固体平面検出器を用意
することとしたが、以下のようにすることで、1つの固
体平面検出器で複数の異なる視野サイズ等を実現可能と
することができる。
【0067】すなわち、図6(a)に示すように、視野
サイズ等の異なる2つの固体平面検出器32,33を背
中合わせで張り合わせて一つの固体平面検出器を構成す
る。そして、症例部位等に応じて回転させていずれかの
固体平面検出器32,33を用いることにより、一つの
固体平面検出器を2つの視野サイズ等で用いることを可
能とすることができる。
【0068】また、図6(b)に示すように視野サイズ
等の異なる2つの固体平面検出器34,35を直方体の
隣り合う面に近接して配置し、症例部位等に応じて回転
させていずれかの固体平面検出器34,35を用いるこ
とにより、一つの固体平面検出器を2つの視野サイズ等
で用いることを可能とすることができる。この場合、視
野サイズ等の小さな固体平面検出器35を選択すれば、
例えば股関節等の狭い所に対応可能とすることができ
る。なお、固体平面検出器34,35は直方体以外で
も、例えば三角柱に設けるようにしても良い。
【0069】また、図6(c)に示すように、例えば長
方形状の同じ視野サイズ等(異なる視野サイズでもよ
い。)の3つの固体平面検出器36〜38の長手方向の
端部同士を蝶番等によりそれぞれ機構的に回転可能に接
続すると共に、該各固体平面検出器36〜38をフレキ
シブルケーブル等により電気的に接続し、症例部位等に
応じて各固体平面検出器36〜38を折り畳んで用いる
ことにより、一つの固体平面検出器で3つの視野サイズ
等で使用することを実現することができる。
【0070】また、図6(d)に示すように、例えば長
方形状の同じ視野サイズ等(異なる視野サイズでもよ
い。)の3つの固体平面検出器39〜40の長手方向の
端部に接続端子を設け、症例部位等に応じて各固体平面
検出器39〜40を接続端子により機構的及び電気的に
接続して用いることにより、一つの固体平面検出器で3
つの視野サイズ等で使用することを実現することができ
る。
【0071】このような図6(a)〜(d)に示すいず
れの固体平面検出器を用いるようにしても、異なる視野
サイズ等での撮像を可能とすることができるため、上述
と同様の効果を得ることができる。
【0072】なお、図6(c),(d)の構成とする
と、各固体平面検出器の接合部分が撮像不可部分とな
り、撮像画像上にノイズ的なライン(デッドライン)が
生じることが懸念されるが、例えば当該X線診断装置を
外科用として用いる場合には、骨と手術器具の位置関係
が把握できればよいため、このようなデッドラインが画
像上に生じても何等問題になることはない。また、画質
を重視する場合には、画像処理により、前記接合部分の
両側の画素により該デッドラインを補間処理することで
撮像画像を高画質なものとすることができる。
【0073】また、これら固体平面検出器の交換は手動
でもよいし、X線条件や診断部位設定に応じて自動で行
ってもよい。
【0074】次に、本発明の第2の実施の形態のX線診
断装置の説明をする。
【0075】この第2の実施の形態のX線診断装置は、
視野サイズの異なる固体平面検出器を収納する検出器ホ
ルダを設けたものである。
【0076】なお、この第2の実施の形態のX線診断装
置は、この検出器ホルダを設けた以外は、上述の第1の
実施の形態のX線診断装置と同様の構成であるため、同
じ動作を示す箇所の符号を引用しその部分の重複した説
明を省略することとする。
【0077】すなわち、この第2の実施の形態のX線診
断装置は、図7に示すように上下駆動移動機構7に視野
サイズの異なる各固体平面検出器6を収納する検出器ホ
ルダ50が設けられている。この検出器ホルダ50の底
面部(X線発生部5からのX線が曝射される面部)に
は、図2(a)〜(c)に示したような前記支持固定部
11及び交換着脱機構12が設けられており、各固体平
面検出器6との接続を図るようになっている。
【0078】また、検出器ホルダ50の一側面部には、
各固体平面検出器6を挿入するための複数の挿入口51
が設けられており、この挿入口51を介して各固体平面
検出器6を挿入することで、当該検出器ホルダ50内に
各固体平面検出器6が収納されるようになっている。
【0079】ここで、Cアーム4を用いたX線診断装置
において、X線検出器としてI.I.の代わりに固体平
面検出器を用いる場合、、固体平面検出器はI.I.に
比べて軽量であることから、I.I.とX線発生部と間
の重量バランスが崩れ、各回転(スライド回転、主軸回
転、支柱回転等)に要するトルクが増大してしまう。重
量バランスを保つためには、更に高容量の原動機が必要
となり、結果として装置が大きくなってしまい、重量が
増大してしまうことになる。
【0080】そこで、交換用の異なる視野サイズの固体
平面検出器6を、全て検出器ホルダ50内に収納した状
態で、検出器ホルダ50に係る総重量(つまり、上下駆
動移動機構7の重量+支持固定部11及び交換着脱機構
12付き検出器ホルダ50の重量+検出器ホルダ50に
収納された交換用の固体平面検出器6)がX線発生部5
の重量と吊り合うように設計する。
【0081】こうすることで、ユーザが、検出器ホルダ
50内に収納された固体平面検出器6のうち、所望の視
野サイズの固体平面検出器6を取り出して、これを検出
器ホルダ50の底面部に設けられている支持固定部11
及び交換着脱機構12によりにより装着して使用する、
装着している固体平面検出器6と検出器ホルダ50に収
納されている固体平面検出器6とを交換して装着する場
合でも、前に装着していた固体平面検出器6を検出器ホ
ルダ50に戻せば、検出器ホルダ50に係る総重量は固
体平面検出器6の交換前後で変わらずにX線発生部とX
線検出部側との重量バランスは保たれている。これによ
り、固体平面検出器6の交換の際に、該固体平面検出器
6を持ち運ぶ手間を省略することができるうえ、交換も
容易化することができ、固体平面検出器6の破損等を防
止可能とすることができる他、上述の第1の実施の形態
に係るX線診断装置と同様の効果を得ることができる。
【0082】また、異なる視野サイズの固体平面検出器
6が収納された状態での検出器ホルダ50に係る総重量
とX線発生部5との間の重量バランスが保たれるように
なっているので、軽量な固体平面検出器を用いながらに
してCアーム4の回転のバランスをとることができる。
このため、Cアーム4の回転のバランスをとるために、
別途カウンタウエイト等の「おもり」を設けなければな
らないといった不都合を防止することができる。
【0083】なお、この第2の実施の形態に係るX線診
断装置では、固体平面検出器6の交換を手動で行うこと
としたが、これは、上下駆動移動機構7或いは検出器ホ
ルダ50に、例えばCDプレーヤやビデオディスクプレ
ーヤ等で用いられているディスクチェンジャ機構(退避
位にある数種の固体平面検出器の中から使用する1枚の
固体平面検出器を選択し、この固体平面検出器を退避位
から透視撮影位に移動させる機構)を設け、自動で交換
を行うようにしてもよい。
【0084】次に、本発明の第3の実施の形態のX線診
断装置の説明をする。
【0085】この第3の実施の形態は、本発明に係るX
線診断装置を図8に示すようなテレビ寝台システムに適
用したものである。
【0086】すなわち、この第3の実施の形態のテレビ
寝台システムは、寝台63の内部にX線発生部66が設
けられたテレビ寝台装置70と、このテレビ寝台装置7
0のX線発生部66とは別に、寝台63上の患者に対し
てX線を曝射するX線発生アーム71とで構成されてい
る。
【0087】テレビ寝台装置70の寝台63の内部に設
けられたX線発生部66は、寝台63の長手方向及びこ
れと直交する短手方向に移動可能となっており、撮像を
行う部位に応じて移動制御されるようになっている。
【0088】また、このテレビ寝台装置70には、寝台
63の長手方向及びこれと直交する短手方向に沿って移
動可能とされた移動台64が設けられている。この移動
台64には、寝台63の内部に設けられたX線発生部6
6から曝射されたX線に応じたX線像を受像する固体平
面検出器65を装着するための装着用孔64aが設けら
れている。この移動台64の、装着用孔64aを介して
装着された固体平面検出器65が当接する部分、及び装
着用孔64aを介して装着された固体平面検出器65の
移動台64と当接する部分には、それぞれパラメータ端
子が設けられており、装着された各固体平面検出器65
の視野サイズ等の「システムパラメータ」を、上述と同
様にしてこの各パラメータ端子を介して取り込み、X線
絞り等の各部の制御を行うようになっている。
【0089】また、寝台63には、X線発生アーム71
から曝射されたX線に応じたX線像を受像する固体平面
検出器65を装着するための装着用孔67が設けられて
いる。この寝台63の、装着用孔67を介して装着され
た固体平面検出器65が当接する部分、及び装着用孔6
7を介して装着された固体平面検出器65の寝台63と
当接する部分には、それぞれパラメータ端子が設けられ
ており、装着された各固体平面検出器65の視野サイズ
等の「システムパラメータ」を、上述と同様にしてこの
各パラメータ端子を介して取り込み、X線絞り等の各部
の制御を行うようになっている。
【0090】X線発生アーム71は、天井等に設けられ
たレールに沿って移動自在に保持される取り付け部60
と、この取り付け部60から吊り下げられるように設け
られた伸縮可能な伸縮アーム61と、この伸縮アーム6
1の反取り付け部60側に設けられたX線発生部62と
で構成されている。
【0091】このような構成から、当該テレビ寝台シス
テムは、アンダーチューブ装置及びオーバーチューブ装
置として使用可能となっている。
【0092】すなわち、当該テレビ寝台システムをアン
ダーチューブ装置として使用する場合、ユーザは、所望
の視野サイズ等の固体平面検出器65を選択し、これを
装着用孔64aを介して移動台64に装着する。これに
より、前述のようにパラメータ端子を介してその装着さ
れた各固体平面検出器65のシステムパラメータがテレ
ビ寝台装置70側に取り込まれ、各部が自動的に設定制
御される。そして、ユーザは、この移動台64及び寝台
63内に設けられたX線発生部66を症例部位等に応じ
て移動制御し撮像を行う。これにより、当該テレビ寝台
システムをアンダーチューブ装置として使用することが
できる。
【0093】また、当該テレビ寝台システムをオーバー
チューブ装置として使用する場合、ユーザは、所望の視
野サイズ等の固体平面検出器65を選択し、これを装着
用孔67を介して寝台63に装着する。これにより、前
述のようにパラメータ端子を介してその装着された各固
体平面検出器65のシステムパラメータがテレビ寝台装
置70側に取り込まれ、各部が自動的に設定制御され
る。次に、ユーザは、症例部位等に応じて寝台63を移
動制御すると共に、X線発生アーム71を移動制御して
撮像を行う。これにより、当該テレビ寝台システムをオ
ーバーチューブ装置として使用することができる。
【0094】このように、当該テレビ寝台システムは、
所望の視野サイズ等の固体平面検出器65を選択し、こ
れを装着用孔64a或いは装着用孔67を介して装着す
るだけで、症例部位等に応じて最適な撮像を行うことが
できる他、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。また、固体平面検出器65を装着用孔6
7を介して寝台に装着し、X線発生アーム71を用いて
X線の曝射を行うことにより、当該テレビ寝台システム
をオーバーチューブ装置として使用することを可能とす
ることができる。従って、当該テレビ寝台システムは、
1台でアンダーチューブ装置及びオーバーチューブ装置
として用いることができ、病院側の経済面の負担を軽減
することができる。
【0095】最後に、以上説明した各実施の形態は、本
発明のほんの一例にすぎない。このため、本発明に係る
技術的思想を逸脱しない範囲であれば設計等に応じて種
々の変更が可能であることは勿論である。以上説明した
ように、上記実施の形態のX線診断装置によれば、X線
検出器として固体平面検出手段を用い、検出器交換着脱
機構を備えているため、X線検出器を、所望のサイズ,
所望の解像度,所望のダイナミックレンジのものに、容
易に交換可能とすることができる。また、各固体平面検
出手段毎に所定のパラメータ情報が記憶されているた
め、固体平面検出手段を交換する毎に、その交換した固
体平面検出手段に関する情報を入力する等の面倒な情報
の受け渡しや設定作業を省略可能とすることができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視野サイズ等の異なる固体平面検出手段を一つの装置で
補うことができるので、ユーザーレベルで必要に応じて
簡単に固体平面検出手段の種類を切り換えて使用するこ
とができる。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のX線診断装置
の外観を示す図である。
【図2】前記第1の実施の形態のX線診断装置のX線検
出器の交換手順を説明するための図である。
【図3】前記第1の実施の形態のX線診断装置に設けら
れているX線検出器の交換着脱機構を説明するための図
である。
【図4】前記第1の実施の形態のX線診断装置に設けら
れているX線検出器及びX線検出器の着脱部に設けられ
ている端子を示す図である。
【図5】前記第1の実施の形態のX線診断装置におい
て、X線検出器が交換された際に受け渡しされるパラメ
ータの一例を示す図である。
【図6】視野サイズが変更可能なX線検出器の一例を示
す図である。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態のX線診断装置
の外観を示す図である。
【図8】本発明に係る第3の実施の形態のテレビ寝台シ
ステムの外観を示す図である。
【図9】ジェネラルポジショナ及びカーディアックポジ
ショナからなる、従来の複合システムの外観を示す図で
ある。
【図10】従来のテレビ寝台装置の外観を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…天井取付部,2…支持アーム,3…Cアームホル
ダ,4…Cアーム 5…X線発生部,6…X線検出部,7…上下駆動移動機
構,10…接続部 11…支持固定部,12…交換着脱機構,30,31…
パラメータ端子 50…検出器ホルダ,64a,67…装着用孔,62,
66…X線発生部 70…テレビ寝台装置,71…X線発生アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 正彦 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式 会社東芝 那須工場内 (56)参考文献 特開 平9−135829(JP,A) 特開 昭62−72288(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検者に曝射するX線を発生するX線発生
    手段と、 被検者を透過したX線を検出するX線検出手段とを備
    え、 前記X線検出手段は、前記X線発生手段から曝射された
    X線に対応するX線像を形成する視野サイズが異なる複
    数の固体平面検出器を着脱交換可能とする交換着脱手段
    を備えることを特徴とするX線診断装置。
  2. 【請求項2】前記視野サイズが異なる複数の固体平面検
    出器を収納する収納手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載のX線診断装置。
  3. 【請求項3】前記収納手段は、前記X線検出手段に設け
    られていることを特徴とする請求項2記載のX線診断装
    置。
  4. 【請求項4】被検者を曝射するX線を発生するX線発生
    手段と、 被検者を透過したX線を検出するX線検出手段とを備
    え、 前記X線検出手段は、異なる平面に固定された視野サイ
    ズが異なる複数の固体平面検出器を回転可能に保持する
    手段を備えることを特徴とするX線診断装置。
  5. 【請求項5】被検者を曝射するX線を発生するX線発生
    手段と、 被検者を透過したX線を検出するX線検出手段とを備
    え、 前記X線検出手段は、所定の視野サイズに形成され、互
    いに接続された複数の固体平面検出片を折り畳み可能に
    保持する手段を備えることを特徴とするX線診断装置。
  6. 【請求項6】前記固体平面検出片における折り畳み部分
    によるデッドラインにおける画素値は、このデットライ
    ンの両側画素の画素値に基づく補間処理により求めるこ
    とを特徴とする請求項5記載のX線診断装置。
  7. 【請求項7】前記各固体平面検出器に関する情報である
    システムパラメータを記憶するシステムパラメータ記憶
    手段と、 固体平面検出器が交換された際に、このシステムパラメ
    ータ記憶手段から該交換された固体平面検出器に関する
    システムパラメータを読み出し、このシステムパラメー
    タに応じた制御を行う制御手段とを備えることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一項記載のX線診断装
    置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、読み出した固体平面検出
    器に関するシステムパラメータに基づいて、前記X線検
    出手段及び前記X線発生手段のセンタ合わせを行うこと
    を特徴とする請求項7記載のX線診断装置。
  9. 【請求項9】被検者に曝射するX線を発生するX線発生
    手段と、 このX線発生手段から曝射されたX線に対応するX線像
    を形成する固体平面検出器と、 この固体平面検出器の着脱交換を可能とする交換着脱手
    段とを備えることを特徴とするX線診断装置。
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