JP2000116632A - X線装置 - Google Patents

X線装置

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JP2000116632A
JP2000116632A JP10298200A JP29820098A JP2000116632A JP 2000116632 A JP2000116632 A JP 2000116632A JP 10298200 A JP10298200 A JP 10298200A JP 29820098 A JP29820098 A JP 29820098A JP 2000116632 A JP2000116632 A JP 2000116632A
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Tsutomu Suzuki
力 鈴木
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IVR中における三次元的X線像を得ること
が可能なX線装置を提供すること。 【解決手段】 円弧状に伸びた第一の支持部材の一端に
X線を被検体に放射状に照射するX線源が設けられ、他
端に前記被検体のX線像を撮像する受像手段が設けられ
て第一の撮像系が形成されており、該第一の撮像系を前
記第一の支持部材の支持点から伸びる第二の支持部材に
て片持ちに支持するX線装置において、前記第二の支持
部材の一端には回転手段が設けられ、前記第二の支持部
材は、前記回転手段の回転中心軸が前記第一の支持部材
の形状に沿って前記第一の撮像系を移動させた時の回転
中心軸となるように形成され、前記第一の撮像系を移動
させて撮像したX線像から前記被検体の三次元的X線像
を生成するX線像生成手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線装置に関し、
特に、血管造影検査やX線診断装置を用いたIVR(In
terventional Radiology、X線透視下のカテーテル手
術)と呼ばれる治療法に好適なCアーム形支持装置を有
する循環器X線診断装置に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のX線装置としては、たとえば、図
9(a),(b)に示すように、C字形アーム(円弧状
アーム)901の一端にX線源902が取り付けられ、
他端にはX線検出器903がX線源902と対向配置す
るように取り付けられた循環器X線診断装置があった。
このC字形アーム901は、床面に固定された基台90
4に一端が回転可能に支持されたホルダと称される支持
アーム905の他端に設けられたホルダと称されるスラ
イド機構にスライド可能に取り付けられていた。したが
って、従来の循環器X線診断装置は、C字形アーム90
1の欠落側すなわち撮像系が取り付けられている側から
天板906に設定された被検体907を挟み込むように
して、被検体907の撮像を行う構成となっていた。た
だし、図中に示すX,Y,Zは、それぞれX軸、Y軸、
Z軸を示しており、X軸は天板906の長手方向すなわ
ち被検体907の体軸方向を、Y軸は天板906の短軸
方向すなわち被検体907の側面方向を、Z軸は天板9
06の正面方向をそれぞれ示す。
【0003】従来の循環器X線診断装置には、図9
(a)に示すように、被検体907の体軸方向すなわち
被検体907の頭部側もしくは足部側からC字形アーム
901を被検体907に差し込むタイプと、図9(b)
に示すように、被検体907の体軸と垂直をなす方向す
なわち被検体907の側面側からC字形アーム901を
差し込むタイプとがあった。
【0004】図9(a)に示すタイプの循環器X線診断
装置は、主として、被検体907の頭部から胸部にかけ
ての診断あるいは治療に好適であった。このタイプの循
環器X線診断装置では、被検体907の頭部側から支持
アーム905を差し込み、支持アーム905を回転可能
に支持する回転手段を回転軸M1の周りに回転させる、
あるいは、C字形アーム901の支持位置を移動させる
ことによって、撮像系と被検体907とがなす角度を任
意に変化させ、所望の角度から撮像したX線像を撮像し
ていた。
【0005】一方、図9(b)に示すタイプの循環器X
線診断装置は、被検体907の胸部から腹部にかけての
診断あるいは治療に好適であった。このタイプの循環器
X線診断装置では、被検体907の側面側から支持アー
ム905を差し込み、この支持アーム905を回転可能
に支持する回転手段を回転軸M2の周りに回転させるこ
とによって、撮像系と被検体907とがなす角度の内で
XZ平面内で撮像系の傾斜角を変化させていた。また、
C字形アーム901の支持位置を移動させることによっ
て、撮像系と被検体907とがなす角度の内でYZ平面
内で撮像系の傾斜角を変化させていた。
【0006】このように、従来の循環器X線診断装置で
は、基台904に対する支持アーム905の回転と、該
支持アーム905に対するC字型アーム901とのスラ
イドとにとって、C字型アーム901に端部に設けた撮
像系の被検体907に対する角度を3次元的に移動さ
せ、種々の方向からのX線像の撮像を可能としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。近年
の医療技術の進歩に伴い、IVRに代表されるように治
療においても、図9(a),(b)に示す循環器X線診
断装置が使用されるようになっている。IVRは、X線
透視下において、先端に様々な治療器具を取り付けたカ
テーテルを被検体の血管や臓器に挿入して手術を行うも
のであり、従来では開腹手術が必要な治療であっても、
IVRを行うことによって、開腹手術を行うことなく治
療を行うことができるので、近年、急速に普及してい
る。
【0008】図9(a),(b)に示す循環器X線診断
装置では、被検体907の二次元像しか得ることができ
ないので、通常のIVRでは、循環器X線診断装置と図
9(c)に示すX線断層撮像装置(以下「X線CT装
置」と記す)とを併用していた。すなわち、従来のIV
Rでは、検者は手術に先立ちX線CT装置で撮像した三
次元的X線像に基づいて治療対象部位の位置や形状を確
認し、この三次元的X線像によって得られた位置や形状
と循環器X線診断装置で透視される二次元X線像とに基
づいて手術を行っていた。また、検者は手術後の治療対
象部位の確認においてもX線CT装置を用いていた。
【0009】しかしながら、循環器X線診断装置とX線
CT装置とを併用した方法では、手術中において得られ
る情報は、循環器X線診断装置によって得られる二次元
的な情報のみとなるので、検者は手術中における治療対
象部位の位置や形状、あるいは、治療対象部位とカテー
テルの先端に取り付けた治療器具との位置関係等の情報
を直感的に把握することができないという問題があっ
た。
【0010】この問題を解決する方法として、たとえ
ば、被検体907をX線CT装置に設定し、このX線C
T装置で得られた三次元的X線像のみでIVRを行う方
法が考えられるが、一般的なX線CT装置では、撮像系
の1回転分すなわち単一の撮像面での撮像では被検体9
07の体軸方向に十分な撮像距離を確保することができ
なかったので、三次元的X線像を得ることができないと
いう問題があった。この問題を解決する方法として、ま
ず、撮像系の回転に伴って被検体907を体軸方向に移
動させながらX線像を撮像し、そのX線像から被検体9
07の三次元的X線像(立体的X線像)を再構成するボ
リュームスキャンと称される技術を用いたX線CT装置
の使用があるが、このボリュームスキャンでは体軸方向
の分解能が低くなってしまうという問題があった。分解
能を向上させる方法として、撮像系の回転速度に対する
被検体907の移動速度を下げてX線像を撮像する方法
が考えられるが、その場合には、IVRが必要とする即
応性を得ることができないという問題があった。
【0011】また、コーンビーム状のX線を照射するX
線源とX線イメージインテンシファイア(以下、「X線
I.I.」と記す)およびテレビカメラとからなる撮像
系を用いた三次元X線CT装置と称されるX線CT装置
を用い、この三次元X線CT装置で二次元X線像と三次
元的X線像との撮像を行うという方法が考えられるが、
三次元X線CT装置を含む通常のX線CT装置では、図
9(c)に示すようにガントリ908に設けられた空洞
部分に被検体907を設置させる必要があり、検者が円
滑な治療を行うための作業スペースを十分に確保するこ
とができないという問題があった。さらには、IVRで
は術中における被検体907の容体の急変等に迅速に対
応するために常時被検体907の表情等の様子を観察す
る必要があるが、頭部等のIVRにおいては特にガント
リ908に設けられた空洞部分に被検体907を設置し
た状態では被検体907の表情等の様子が観察すること
が困難であると共に、容体の急変等に迅速に対応できな
いという問題があった。
【0012】さらには、図9(a)に示すX線装置にお
いて、C字形アーム901すなわち撮像系を被検体90
7の周囲360度に回転させて撮像したX線像から三次
元的X線像を再構成する方法も考えられるが、被検体9
07の全身撮影可能な大きさのC字形アーム901を有
する装置では設置に広い面積が必要となってしまうとい
う問題があった。
【0013】本発明の目的は、IVR中における三次元
的X線像を得ることが可能なX線装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、被検体の表情等の様子を観
察することが可能なX線装置を提供することにある。本
発明のその他の目的は、被検体の容体の急変等に迅速に
対応することが可能なX線装置を提供することにある。
本発明のその他の目的は、狭い設置面積であっても設置
することが可能なX線装置を提供することにある。本発
明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細
書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。 (1)円弧状に伸びた第一の支持部材の一端にX線を被
検体に放射状に照射するX線源が設けられ、他端に前記
被検体のX線像を撮像する受像手段が設けられて第一の
撮像系が形成されており、該第一の撮像系を前記第一の
支持部材の支持点から伸びる第二の支持部材にて片持ち
に支持するX線装置において、前記第二の支持部材の一
端には回転手段が設けられ、前記第二の支持部材は、前
記回転手段の回転中心軸が前記第一の支持部材の形状に
沿って前記第一の撮像系を移動させた時の回転中心軸と
なるように形成され、前記第一の撮像系を移動させて撮
像したX線像から前記被検体の三次元的X線像を生成す
るX線像生成手段を備えた。
【0015】(2)前述した(1)に記載のX線装置に
おいて、円弧状に伸びた第三の支持部材の一端に放射状
のX線を被検体に照射する第二のX線源が設けられ、他
端に前記被検体のX線像を撮像する第二の受像手段が設
けられた第二の撮像系と、該第二の撮像系を前記第三の
支持部材の支持点にて片持ちに支持する第四の支持部材
とを備えた。 (3)前述した(1)もしくは(2)に記載のX線装置
において、前記撮像系を前記被検体の周囲360度に回
転させ撮像したX線像から前記被検体の断層像を再構成
する再構成手段を備えた。 (4)前述した(1)乃至(3)の内の何れかに記載の
X線装置において、前記第二の支持部材は、前記第一の
支持部材の形状に沿って支持点を移動させる回転移動手
段を備えた。 (5)前述した(4)に記載のX線装置において、前記
回転手段による撮像系の移動と、前記回転移動手段によ
る撮像系の移動とを同時に行う。
【0016】(6)前述した(5)に記載のX線装置に
おいて、前記撮像系の回転量は360度以下である。 (7)前述した(1)乃至(6)の内の何れかに記載の
X線装置において、前記第二の支持部材は、前記回転手
段の回転中心軸と平行に前記支持点を移動させる水平移
動手段を備えた。 (8)前述した(1)乃至(7)の内の何れかに記載の
X線装置において、前記回転手段の回転中心軸方向に前
記被検体の体軸を設定する被検体設定手段を備えた。 (9)前述した(1)乃至(8)の内の何れかに記載の
X線装置において、前記X線源および前記受像手段を前
記第一の支持部材から前記回転中心軸方向に所定量ずら
した位置に設けた。
【0017】前述した(1)〜(9)の手段によれば、
撮像系を片持ちに支持する第二の支持部材の一端側に回
転手段を設け、この一端側から支持点に至る形状を回転
手段の回転中心軸が第一の支持部材の形状に沿って第一
の撮像系を移動させた時の回転中心軸となるように形成
する、すなわち、回転手段を回転させたときに撮像系が
回転手段の回転軸と垂直をなすように第二の支持部材を
形成し撮像系を支持することによって、第一の支持手段
の直径を大きくすることなく任意の位置で撮像系を被検
体の周囲に回転したX線像を撮像することができる。こ
こで、X線生成手段が被検体の周囲360度から撮像し
たX線像から周知の再構成演算によって三次元的X線像
を生成することによって、撮像部位の三次元的X線像を
得ることができる。したがって、たとえば、IVR中で
あっても被検体を移動することなく、被検体の三次元的
X線像を得ることができる。
【0018】このとき、本願発明のX線装置では、X線
源および受像手段は第一の支持部材および第二の支持部
材で支持されているのみである。したがって、検者は被
検体の観察を容易に行うことができ、被検体の容体の急
変等に迅速に対応することができる。
【0019】また、本願発明のX線装置では、第一の支
持手段の直径を大きくすることなく任意の位置で撮像系
を被検体の周囲に回転したX線像を撮像することができ
るので、装置全体を小型化でき、狭い設置面積であって
も設置することが可能となる。
【0020】ここで、円弧状に伸びた第三の支持部材の
一端に放射状のX線を被検体に照射する第二のX線源が
設けられ、他端に被検体のX線像を撮像する第二の受像
手段が設けられた第二の撮像系と、該第二の撮像系を第
三の支持部材の支持点にて片持ちに支持する第四の支持
部材とを備えることによって、被検体の同一個所の2方
向からの透視撮影を被検体を動かすことなく迅速に行う
ことができる。したがって、通常の循環器系の診断であ
る多方向からのX線透視撮影および断層像を含む三次元
的X線像の撮像から心臓血管検査を行う際の作業性の低
下を防止でき、診断効率を向上できる。
【0021】さらには、撮像系を被検体の周囲360度
に回転させ撮像したX線像から被検体の断層像を再構成
する再構成手段を備えることによって、三次元的X線像
と共に断層像を再構成し表示させることができるので、
作業効率をさらに向上させることができると共に、手術
の精度をさらに向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0023】(実施の形態1) 《全体構成》図1は本実施の形態1のX線装置の概略構
成を説明するための図であり、101は円弧状アーム
(C字形アーム、第一の支持部材)、102はX線検出
器(受像手段)、103はX線管(X線源)、104は
ホルダ、105はキャリッジ、106はサポートアーム
(第二の支持部材)、107は基台、108は天板、1
09はスタンドを示す。また、X,Y,ZはそれぞれX
軸、Y軸、Z軸を示す。ただし、以下の説明において
は、X線検出器102、X線管103および円弧状アー
ム101とを撮像系と記す。
【0024】図1において、円弧状アーム101は、一
端にX線検出器102が取り付けられ、他端にX線管1
03が取り付けられた周知の円弧状アームであり、ホル
ダ104によって支持される。また、サポートアーム1
06を回転させた時に、円弧状アーム101に取り付け
られたX線検出器102およびX線管103の軌跡の中
心軸と、円弧状アーム101の描く軌跡の中心軸とが一
致する位置にX線検出器102およびX線管103は配
置される。
【0025】X線検出器102は、周知のフラットパネ
ル型のX線検出器であり、天板108に設定された図示
しない被検体を透過した2次元のX線像を検出し電気信
号に変換する。ただし、X線検出器102は、たとえ
ば、周知のX線I.I.とテレビカメラとからなる2次
元検出器でもよい。
【0026】X線管103は、X線を発生し図示しない
被検体にX線を放射状(円錐状あるいは角錐状等)に照
射する周知のX線管装置であり、天板108に設定され
る図示しない被検体を介してX線検出器102と対向す
る位置に配置される。
【0027】ホルダ104は、一端側で円弧状アーム1
01をその形状に沿って移動可能に保持する移動機構を
有し、他端側がキャリッジ105に回転可能に支持され
る。ただし、移動機構および回転支持部の詳細な構成に
ついては、後述する。
【0028】キャリッジ105は、ホルダ104を回転
可能に支持する周知の回転機構を有する支持機構であ
り、該回転機構の回転中心軸が前記X線管103とX線
検出器102の軌跡の中心軸と交差するように設定され
る。
【0029】サポートアーム106は、略L字形に形成
されており、長辺側すなわち当該サポートアーム106
のX軸と平行な部分には、キャリッジ105をその延在
方向に沿って平行移動(スライド)させる周知のスライ
ド機構を一端側に有し、短辺側すなわち長辺側と垂直を
なす部分は、基台107の図示しない回転機構に支持さ
れる。このとき、サポートアーム106は、キャリッジ
105のスライドに伴う撮像系の回転中心軸とサポート
アーム106の回転中心軸とが常時一致するように、基
台107に支持されている。
【0030】基台107は、サポートアーム106を回
転可能に支持する周知の回転機構を有する周知の基台で
あり、本実施の形態1においては、天板108に設定し
た被検体の体軸方向に配置される。また、基台107の
回転機構は、サポートアーム106を180度の範囲内
で回転可能であり、たとえば、長辺部分が真下から真上
に達するまでの180度の範囲で回転可能である。
【0031】スタンド109は、天板108を長手方向
に移動させる周知の移動機構を有する周知のスタンドで
あり、本実施の形態1においては、天板108の移動方
向とキャリッジ105すなわち撮像系の移動方向とが一
致するように、天板108を支持する。
【0032】図1から明らかなように、本実施の形態1
のX線装置は、床面に立設された基台107の回転機構
にサポートアーム106の短辺側が回転軸と垂直をなす
ように取り付けられている。一方、基台107の回転機
構の回転中心軸と平行となるサポートアーム106の長
辺側には、キャリッジ105がサポートアーム106に
沿ってS9で示す矢印方向に移動可能となるように、回
転中心軸側の面に取り付けられている。このキャリッジ
105の内側すなわち回転中心軸M4の側には、ホルダ
104が回転可能に支持されている。このときのホルダ
104の回転中心軸M3は、たとえば、基台104の回
転機構の回転中心軸M4と垂直に交差するように設定さ
れている。さらには、ホルダ104には、円弧状アーム
101がその形状に沿って移動可能に支持されている。
このとき、円弧状アーム101の形状は、回転中心軸M
4を中心とする略半円形であり、この円弧状アーム10
1の一端に配置されるX線検出器102と、他端に配置
されるX線管103との結ぶ直線の中点が回転中心軸M
4を通るように配置されている。このとき、天板108
の長手方向が回転中心軸M4方向となるようにスタンド
109が配置されている。ただし、X線管103および
X線検出器102の円弧状アーム101に対する取り付
け位置は、円弧状アーム101の側面側すなわち基台1
07に寄せた位置とすることによって、ホルダ104に
よる円弧状アーム101の支持点を移動させた場合のX
線検出器102およびX線管103の回動範囲を大きく
することができるので、円弧状アーム101を小さくす
ることができる。したがって、検者が作業に使用するこ
とが可能となるので、作業空間を広くとることができ、
その結果として、作業効率を向上することができる。
【0033】図2は本実施の形態1のX線装置の制御部
および画像処理部の機能ブロック構成を説明するための
図であり、200は透視画像処理部、210は撮影画像
処理部、220は制御部、201はA/D変換手段、2
02は画像処理手段、203はフレームメモリ、204
は表示階調処理手段、205はD/A変換手段、206
は表示手段、207は切り換え手段、211はデータ収
集手段、212は前処理手段、213はコンボルバ、2
14は逆投影手段、215はイメージメモリ、216は
画像変換手段、221はX線制御手段、222はシステ
ムコントローラ、223は操作手段、224はスライド
モータ制御手段、225はスライドモータ、226はサ
ポートアーム回転モータ制御手段、227はサーポート
アーム回転モータを示す。ただし、本実施の形態1のX
線装置において、透視画像処理部200は従来の透視画
像処理部と同様の構成となるので、以下の説明では、従
来と構成が異なる撮影画像処理部210および制御部2
20について詳細に説明する。
【0034】図2において、切り換え手段207は、シ
ステムコントローラ222の切り換え制御出力に基づい
て、X線検出器102から出力されるアナログ信号(ア
ナログのX線像)を透視画像処理部200に出力する
か、画像処理手段に出力するかを切り換える周知の切り
換え手段であり、たとえば、周知のアナログスイッチか
ら構成される。ただし、本実施の形態1のX線装置で
は、システムコントローラ222からの切り換え制御出
力は、検者が操作手段223から入力したX線透視、X
線撮影、断層撮影、あるいは、三次元撮影の指示に基づ
く。
【0035】データ収集手段211は、アナログ信号を
デジタル信号に変換する周知のA/D変換手段と、デジ
タル信号に変換されたX線像(以下、「投影データ」と
記す)を収集するための記憶手段とからなり、撮像系を
被検体の周囲360度に回転させたときのX線像を順次
デジタル信号に変換し保存する。データ収集手段211
は、たとえば、本実施の形態1のX線装置の制御および
画像処理を実現する周知の情報処理装置が有する周知の
A/D変換器と、該情報処理装置の主記憶あるいは磁気
ディスク装置等の外部記憶装置と、A/D変換されたX
線像を順次記憶手段に格納させるための当該情報処理装
置上で動作する格納制御プログラムとによって実現する
ことができる。
【0036】前処理手段212は、データ収集手段21
1が収集した投影データに対して、ゲイン補正、オフセ
ット補正、ガンマ補正、画像歪み補正、対数変換および
感度むら補正等の前処理を行う周知の前処理手段であ
り、実施の形態1のX線装置を構成する情報処理装置上
で動作するプログラムによって実現可能である。
【0037】コンボルバ213は、前処理後の投影デー
タに対して、Sheep andLogan等の予め設
定した重み関数を積算することによって投影データのボ
ケを修正する周知の積算手段であり、たとえば、実施の
形態1のX線装置を構成する情報処理装置上で動作する
プログラムによって実現可能である。
【0038】逆投影手段214は、入力された値を順次
加算するすなわちボケ修正後の投影データを逆投影する
ことによって、CT画像および三次元画像と称される撮
像領域のX線吸収係数分布像を生成する。このように、
本実施の形態1のおいては、コンボルバ213と逆投影
手段214とによって、撮像領域内の断層像を再構成す
るための再構成演算を行う。たとえば、断層像の再構成
演算法としては、コンボリューション法と称される画像
再構成演算法等を用い、三次元画像の再構成演算法とし
ては、(L.A.Feldkampet al. Practical cone beam alg
orithm, J.Opt.Soc.Am.A, Vol.1,No.6,pp612-619, 198
4)(以下、「文献1」と記す)に記載のFeldka
mpによるコーンビーム再構成演算法等を用いる。ただ
し、本実施の形態1においては、操作手段223から入
力された表示指示に基づいて、三次元的X線像の再構成
を行うか、断層像の再構成を行うかを選択できると共
に、両方のX線像を再構成し同一画面上に表示させるか
を選択することもできる。
【0039】イメージメモリ215は、CT画像を保存
する周知のメモリであり、たとえば、実施の形態1のX
線装置を構成する情報処理装置に搭載される主メモリあ
るいは磁気ディスク装置等の外部記憶装置によって実現
可能である。
【0040】画像変換手段216は、再構成演算によっ
て再構成された三次元像を平面像である三次元的吸収分
布像に変換するための周知のボリュームレンダリング処
理あるいは最大値投影処理等の処理を行う周知の三次元
的X線像生成手段と、CT画像および三次元的吸収分布
像のX線吸収係数の分布データを人間の目で識別可能な
濃淡レベルの画像に変換する周知のレベル変換手段とか
らなり、実施の形態1のX線装置を構成する情報処理装
置上で動作するプログラムによって実現可能である。
【0041】システムコントローラ222は、操作手段
223から入力された撮影モードに基づいて、切り換え
手段207を制御してX線検出器102で撮像されたX
線像の表示モードを制御すると共に、スライドモータ制
御手段224およびサポートアーム制御手段226並び
に円弧状アーム回転モータ制御手段228を制御して、
撮像系の動作すなわちX線検出器102で撮像されるX
線像を制御する。
【0042】次に、図2に基づいて、図1に示す本実施
の形態1のX線装置における透視撮影モード時(循環器
X線検査時)の動作を説明する。まず、操作手段223
から入力されたスライド指示、サポートアーム回転指示
およびC字形アーム回転指示に基づいて、システムコン
トローラ222はスライド制御手段224およびサポー
トアーム回転モータ制御手段226並びに円弧状アーム
回転モータ制御手段228に対して動作を指示する。シ
ステムコントローラ222から動作指示を受けたスライ
ド制御手段224、サポートアーム回転モータ制御手段
226および円弧状アーム回転モータ制御手段228
は、それぞれが接続されるスライドモータ225、サポ
ートアーム回転モータ227あるいは円弧状アーム回転
モータ229を駆動し、指示された位置および角度に撮
像系を設定する。
【0043】次に、操作手段223から投影開始が指示
されると、システムコントローラ222はX線制御手段
221にX線管103の駆動を指示すると共に、切り換
え手段207の出力を透視画像処理部200の側に切り
換える。
【0044】X線管103から照射されたX線は天板1
08に設定された図示しない被検体を透過しX線検出器
102に二次元X線像として検出(撮像)される。X線
検出器102で検出された二次元X線像は、アナログの
電気信号として出力され、切り換え手段207を介して
A/D変換手段201でデジタルの二次元X線像すなわ
ち投影データに変換される。この投影データは、画像処
理手段202に接続されるフレームメモリ203に順次
格納される。画像処理手段202はフレームメモリ20
3に格納された投影データを1画面分づつ順次読み出
し、コントラスト補正およびガンマ特性変換等の画像処
理を行った後に、画像処理後の投影データを表示階調処
理手段204に出力する。表示階調補正手段204は、
入力された投影データに対して周知の階調補正を行いD
/A変換手段205に出力し、該D/A変換手段205
でアナログの電気信号であるビデオ信号に変換され、表
示手段206の画面上に二次元投影像として表示され
る。以上に説明した動作を順次実行することによって、
投影像の表示を行う。
【0045】このとき、撮影モードに設定されている場
合には、表示階調処理手段204から出力された投影デ
ータを本実施の形態のX線像を構成する情報処理装置に
接続される図示しない磁気ディスク装置や光磁気ディス
ク装置等の外部記憶装置に格納することによって撮影動
作となる。
【0046】次に、図3に三次元画像撮影時(コーンビ
ームCT検査時)におけるサポートアームと円弧状アー
ムとの位置関係を説明するための図を示し、以下、図2
および図3に基づいて、図1に示す本実施の形態1のX
線装置における三次元画像撮像時(回転撮影時)の動作
を説明する。ただし、図3において、図3(a)は三次
元画像撮影開始時のサポートアームと円弧状アームとの
位置関係を示し、図3(b)は撮像途中におけるサポー
トアームと円弧状アームとの位置関係を示し、図3
(c)は撮像終了時におけるサポートアームと円弧状ア
ームとの位置関係を示す。また、図3において、301
は被検体、302は回転撮影時におけるホルダに対する
円弧状アーム101のスライド方向、303はサポート
アーム106の回転方向を示す。
【0047】まず、操作手段223からコーンビームC
T検査として三次元画像表示が指示されると、システム
コントローラ222の指示に基づいて、サポートアーム
回転モータ制御手段226は、サポートアーム106の
位置を図3(a)に示す回転撮影開始時の位置である真
下に設定する。また、スライドモータ制御手段224
は、システムコントローラ222の指示に基づいて、円
弧状アーム101を矢印302と反対の方向に移動さ
せ、X線検出器102の位置を図3(a)に示す回転撮
影の開始時の位置である真下すなわちホルダ104に最
も近くなる位置にスライドさせる。このときのX線管1
03の位置は、被検体301を介してX線検出器102
と対向する位置(真上)となる。また、円弧状アーム回
転モータ制御手段228は、回転撮影時における撮像系
の回転面とサポートアーム106の長辺部分すなわちサ
ポートアーム106の長辺部の回転中心軸とが垂直をな
すように円弧状アーム101の回転角を制御する。
【0048】次に、操作手段223から投影開始が指示
されると、システムコントローラ222はX線制御手段
120にはX線管103の駆動を、スライドモータ制御
手段224には円弧状アーム101のスライドを、サポ
ートアーム回転モータ制御手段226にはサポートアー
ム106の回転を指示すると共に、切り換え手段110
の出力を撮影画像処理部210の側への切り換えを指示
する。
【0049】X線管103から照射されたX線は天板1
08に設定された図示しない被検体を透過しX線検出器
102に二次元X線像として検出(撮像)される。X線
検出器102で検出された二次元X線像は、アナログの
電気信号として切り換え手段207を介してデータ収集
手段211に出力され、データ収集手段211の図示し
ないA/D変換手段で投影データに変換された後に、図
示しない記憶手段に格納される。
【0050】本実施の形態1のX線装置では、システム
コントローラ222がスライドモータ制御手段224と
サポートアーム回転モータ制御手段226とを制御し
て、図3(a)に示すX線検出器102の位置Aを基準
としたときの撮像系(X線検出器)の回転角とデータ収
集手段211による投影データの取り込み間隔とを同期
させることによって、被検体301の周囲360度から
撮像した投影データを収集することができる。
【0051】このとき、本実施の形態1のX線装置で
は、図3(b)に示すように、スライドモータ制御手段
224による円弧状アーム101のホルダ104に対す
るスライド移動と、サポートアーム回転モータ制御手段
226によるサポートアーム106の回転移動とが同時
に実行されることとなるので、図3(c)に示すよう
に、サポートアーム106の半回転とホルダ104に対
する円弧状アーム101の半回転とによって、X線検出
器102は被検体の周囲360度の回転が可能となる。
ただし、ホルダ104に対する円弧状アーム101のス
ライド(移動)に伴う撮像系の回転量は、図3(c)に
示すように、円弧状アーム101の一端側(X線検出器
102が配置される側)から他端側(X線管103が配
置される側)に完全に至ることができないので、その分
の回転角αをサポートアーム106の回転によって補間
することにより、撮像系を被検体301の周囲360度
に回転させる構成となっている。ただし、本実施の形態
1のX線装置では、ホルダ104に対する円弧状アーム
101のスライドによる撮像系の回転速度と、サポート
アーム106の回転による撮像系の回転速度とは、同一
速度に限定されることはなく、異なる速度に設定しても
よいことはいうまでもない。なお、それぞれによる回転
速度が異なる場合であって、撮像系の回転速度は一定に
なるように設定されることが好ましいが、これも必ずし
も一定である必要がない。さらには、ホルダ104に対
する円弧状アーム101のスライドによる回転角度と、
サポートアーム106の回転角度が360度としたが、
加速や減速に要する角度が必要なことはいうまでもな
い。
【0052】記憶手段に格納された投影データは、前処
理手段212で、ゲイン補正、オフセット補正、ガンマ
補正、画像歪み補正、対数変換および感度むら補正等の
前処理が施された後に、コンボルバ213に出力され
る。前処理後の投影データは、コンボルバ213でボケ
を修正された後に、逆投影手段214で逆投影演算が施
されイメージメモリ215に三次元像が生成される。こ
の三次元像は、画像変換手段216の三次元X線像生成
手段によって、平面像である三次元的吸収分布像に変換
するためボリュームレンダリング処理あるいは最大値投
影処理等を施されて三次元的吸収分布像に変換された後
に、レベル変換手段によってX線吸収係数の分布データ
を人間の目で識別可能な濃淡レベルの画像に変換され、
表示手段206の表示画面上に三次元的X線像として表
示される。
【0053】《各部の詳細構成》図4は本実施の形態1
のX線装置の各部の詳細構成を説明するための図であ
り、図4(a)は本実施の形態1のX線装置の正面図を
示し、図4(b)は本実施の形態1のX線装置の側面図
を示し、図4(c)はAA線での断面図を示し、図4
(d)はBB線での断面図を示す。
【0054】図4(b)から明らかなように、本実施の
形態1のX線装置では、被検体301を設定(寝載)す
る天板108は、その背面に備えられたラック402
と、このラック402と噛合するギア404と、このギ
ア404を駆動する天板モータ403とによって、図中
に示すX軸と平行となる矢印418で示す方向に移動可
能となる。なお、この天板108の移動機構については
周知であるので、詳細な構造説明は省略する。
【0055】一方、基台107にはサポートアーム回転
モータ227が配置されており、このサポートアーム回
転モータ227の回転軸にサポートアームの一端が固定
されている。ただし、本実施の形態1のX線装置では、
サポートアーム回転モータ227の回転中心軸M4と、
サポートアーム106の長辺部分に設けられたキャリッ
ジ105のスライド方向とが一致するように設定されて
いる。
【0056】次に、図4(c)に基づいて、本実施の形
態1のホルダ104における円弧状アーム101のスラ
イド機構、キャリッジ105におけるホルダ104の回
転支持機構、および、サポートアーム106におけるキ
ャリッジ105のスライド機構について説明する。
【0057】図4(c)から明らかなように、ホルダ1
04における円弧状アーム101のスライド機構は、円
弧状アーム101をその外周面側と内周面側とから挟み
込むようにして保持する少なくとも2対以上のローラ対
413,414と、円弧状アーム101の外周面に沿っ
て設けられたベルト411と、回転軸にベルト411が
架け渡されたスライドモータ225と、このスライドモ
ータ225に架け渡されたベルト411の張力が所定値
以上となるようにベルトに一定の圧力を印加するための
アイドラプーリ412とから構成される。したがって、
本実施の形態1では、スライドモータ225の回転方向
を制御することによって、ホルダ104に対する円弧状
アームの移動方向すなわち被検体301を基準とした時
の撮像系の回転方向を任意に設定できると共に、その回
転速度を容易に制御することが可能となる。
【0058】一方、キャリッジ105におけるホルダ1
04の回転支持機構は、キャリッジ105に備えたモー
タ409から構成される。
【0059】また、サポートアーム106におけるキャ
リッジ105のスライド機構は、図4(c)および図4
(d)に示すように、キャリッジ105に固定した1組
2個ずつ2組の直動軸受け406a,406bと直動軸
受け408a,408bとが、それぞれサポートアーム
106の側に固定された2本のガイドレール407a,
407bに沿って移動できるように、たとえば、直動軸
受け406a,406b,408a,408bの中心部
分に円柱状の孔が形成されており、その孔に円柱状に形
成されたガイドレール407a,407bが通された構
造となっている。すなわち、2本のガイドレール407
a,407bは、サポートアーム106の長辺部の延在
方向に並設され、その両端部分でサポートアーム106
に固定されている。一方、各直動軸受け406a,40
6b,408a,408bは、キャリッジ105外周側
すなわちホルダ104が配置される側と対向する側の面
に固定されている。また、サポートアーム106の側に
は、2本のガイドレール407a,407bと平行に周
知の送りネジ415が配置されており、この送りネジ4
15の一端が軸受け417に回転可能に支持され、他端
がアーム送り用モータ416の回転軸に接続されてい
る。ただし、軸受け417およびアーム送り用モータ4
16は共にサポートアーム106に固定されている。一
方、キャリッジ105の送りネジ415に対応する位置
には、この送りネジ415に噛合する溝が形成された送
り部410が固定されている。したがって、システムコ
ントローラ222からこの送り用モータ416を回転制
御することによって、キャリッジ105をサポートアー
ムに沿って移動させた場合であっても、キャリッジ10
5およびこのキャリッジ105に支持される撮像系とサ
ポートアーム106とを常に同軸で回転させることがで
きる。したがって、天板108に設定した被検体301
の体軸方向に撮像系を移動させた場合であっても、サポ
ートアーム106による撮像系の回転中心軸と、ホルダ
105におけるスライド機構による円弧状アーム101
の回転中心軸と常に一致させることが可能となる。
【0060】なお、本実施の形態1のX線装置では、サ
ポートアーム106の回転範囲を図3(a)に示すA点
から図3(c)に示すC点までの180+α度とした
が、サポートアーム106の回転範囲はこれに限定され
ることはなく、被検体301の周囲360度に回転可能
としてもよいことはいうまでもない。また、本実施の形
態1では、図3(a)に示すように、円弧状アーム10
1の回転開始時にはX線源103から回転中心Oを通り
X線検出器102の中心に至る直線上にサポートアーム
106が位置する構成としたが、これに限定されること
はなく、図3(c)に示すように、サポートアーム10
6の位置がずれていてもよいことはいうまでもない。
【0061】以上説明したように、本実施の形態1のX
線装置では、基台107に設けたサポートアーム回転モ
ータ227に、X線検出器102、X線源103および
円弧状アーム101からなる撮像系を片持ちに支持する
サポートアーム106の一端である短辺側を配置し、こ
の短辺と垂直をなす長辺側にキャリッジ105をX軸方
向に移動可能に配置する。このとき、サポートアーム回
転モータ227の回転中心軸と、ホルダ104に沿って
円弧状アーム101をスライド(移動)させた時に撮像
系が描く回転面の中心軸M4とが一致するように、キャ
リッジ105がホルダ104および撮像系を支持する、
すなわち、撮像系を片持ちに支持するサポートアーム1
06、キャリッジ105およびホルダ104が、サポー
トアームを回転させたときに撮像系がサポートアーム回
転モータ227の回転軸と垂直をなすように、サポート
アーム106、キャリッジ105およびホルダ104を
形成し撮像系を支持することによって、円弧状アーム1
01の直径を大きくすることなく任意の位置で撮像系を
被検体の周囲に回転させたX線像を撮像することができ
る。
【0062】ここで、撮影画像処理部210が被検体3
01の周囲360度から撮像したX線像から周知の再構
成演算によって三次元的X線像を生成することによっ
て、撮像部位の三次元的X線像を得ることができる。し
たがって、たとえば、IVR中であっても被検体301
を移動することなく、被検体301の三次元的X線像を
得ることができる。
【0063】このとき、本実施の形態1のX線装置で
は、X線管103およびX線検出器102は、円弧状ア
ーム101、ホルダ104、キャリッジ105およびサ
ポートアーム106で支持されているのみである。した
がって、検者は被検体301の観察を容易に行うことが
でき、被検体301の容体の急変等に迅速に対応するこ
とができる。
【0064】また、本実施の形態1のX線装置では、円
弧状アーム101の直径を大きくすることなく任意の位
置で撮像系を被検体301の周囲に回転したX線像を撮
像することができるので、装置全体を小型化でき、狭い
設置面積であっても設置することができる。
【0065】さらには、本実施の形態1のX線装置で
は、円弧状アーム101の直径を大きくすることなく任
意の位置で撮像系を被検体301の周囲に回転したX線
像を撮像することができるので、回転撮像時における円
弧状アーム101の占める空間を小さくすることが可能
となるので、検者の安全性を向上させることが可能とな
る。
【0066】(実施の形態2)図5は本実施の形態2の
X線装置である心臓血管検査装置(バイプレーン)の概
略構成を説明するための図であり、501は円弧状アー
ム、502はX線検出器、503はX線管、504,5
05はガイドレール、506は天井吊り支持装置、50
7は回転機構、508はホルダを示す。
【0067】図5から明らかなように、本実施の形態2
の心臓血管検査装置は、本実施の形態1のX線装置に二
方向からの撮影を可能とするための撮像系として、正面
用のX線装置として実施の形態1に示すX線装置を使用
し、側面用のX線装置として上面側より設置された円弧
状アーム501を有するX線装置を使用する。したがっ
て、本実施の形態2では、構成が異なる側面用のX線装
置についてのみ、詳細に説明する。
【0068】次に、図5に基づいて、本実施の形態2の
X線装置における側面用X線装置について説明すると、
本実施の形態2の側面用X線装置は検査室の天井あるい
は壁面等に固定された2本のレール504,505に、
天井吊り支持装置506が懸架されている。天井吊り支
持装置506は、円弧状アーム501を支持するホルダ
508を回転可能に支持する周知の回転機構507と、
X軸と平行をなす2本のレール504,505に沿って
回転機構507を矢印S15で示す方向に任意に移動で
きるように支持する周知のスライド支持機構部とから構
成される。回転機構507の回転軸はZ軸と平行すなわ
ちXY平面と垂直をなしており、その一端である床面側
にはホルダ508が固定されている。また、本実施の形
態1のホルダ104と同様に、回転機構507には図示
しない操作手段223からの回転指示に基づいてホルダ
508を回転制御するための回転制御手段が接続されて
おり、ホルダ508のXY平面での回転角を任意に設定
することができる。ホルダ508の床面側には、一端に
はX線管503、他端にはX線検出器502が配置され
る円弧状アーム501がスライド可能に支持する周知の
スライド機構が設けられている。ただし、円弧状アーム
501、X線検出器102、X線管503およびホルダ
508のスライド機構は、実施の形態1のX線装置と同
様となるので、その詳細な構成については省略する。
【0069】次に、正面用のX線装置について説明する
と、図5に示すように、本実施の形態2では、側面用の
X線装置の円弧状アーム501を天板108に設定した
図示しない被検体の上面(X軸)側からYZ平面に平行
となるように設置する構成となっているので、正面用の
X線装置では、前述した図3(a)に示すように、円弧
状アーム101の回転開始時となる。X線源103から
回転中心Oを通りX線検出器102の中心に至る直線上
にサポートアーム106を移動し、さらに、各円弧状ア
ーム101,501をスライドさせたときに描く平面が
垂直となるように設定するために、正面用のX線装置の
円弧状アーム101をサポートアーム106の長辺部と
平行すなわちXZ平面と平行に設定する。ただし、正面
用のX線装置の撮像範囲と側面用のX線装置の撮像範囲
とが必ず交差するように、各撮像系のX軸方向の位置を
設定する必要があることはいうまでもない。
【0070】この後の、X線透視あるいはX線撮影指示
が操作手段223から入力されたならば、本実施の形態
2の図示しない制御部からX線管103,503の駆動
回路にX線照射の指示がなされ、各X線管103,50
3から被検体にX線が照射され、被検体を透過したX線
(X線像)が対向配置される各X線検出器102,50
2で検出され、各X線検出器102,502の透視画像
処理部で処理された後に、表示手段に表示される。な
お、透視画像処理部の構成は実施の形態1と同様の構成
となるので、その詳細な説明は省略する。
【0071】以上説明したように本実施の形態2のX線
装置では、前述した実施の形態1のX線装置を設置した
面と対向する面に第2のX線装置である側面用のX線装
置を天井に設置したレール504,505に沿って移動
可能に配置することによって、被検体の同一個所を互い
に直交する2方向からの透視撮影を被検体を動かすこと
なく迅速に行うことができる。したがって、通常の循環
器系の診断である多方向からのX線透視撮影および断層
像を含む三次元的X線像の撮像から心臓血管検査を行う
際の作業性の低下を防止でき、診断効率を向上できる。
【0072】なお、本実施の形態2のX線装置は、前述
した実施の形態1のX線装置を正面用のX線装置として
使用し、天井側から吊り下げ設置したX線装置を側面用
のX線装置として使用することによって、心臓血管検査
装置を構成する場合について説明したが、これに限定さ
れることはなく、後述する実施の形態3,4のX線装置
を正面用のX線装置として心臓血管検査装置を構成して
もよいことはいうまでもない。
【0073】(実施の形態3)図6は本実施の形態3の
X線装置の概略構成を説明するための図であり、601
は基台を示す。図6から明らかなように、本実施の形態
3のX線装置は、基台601の一端の固定位置を検査室
等の床面ではなく、X線検出器102、X線源103お
よび円弧状アーム101等とからなる撮像系より上部に
あるたとえば天井面とし、この基台601の他端でサポ
ートアーム106を支持することによって、撮像系を片
持ち支持する構成となっている。ただし、本実施の形態
3のX線装置は、基台601の一端を天井面で支持する
構成とした以外は、前述した実施の形態1のX線装置と
同様の構成となるので、本実施の形態においては、構成
の異なる基台601の部分についてのみ詳細に説明す
る。
【0074】基台601の一端は、前述するように、撮
像系よりも上部に位置する検査室の天井面、天井に固定
されたレールあるいは検査室の壁面に固定されたレール
等に固定される。一方、基台601の他端には、前述し
たサポートアーム回転モータ227が設けられ、該サポ
ートアーム回転モータ227の回転軸にサポートアーム
106が固定されている。前述する実施の形態1と同様
に、このサポートアーム106のうちでサポートアーム
回転モータ227の回転中心軸すなわちX軸と平行な部
分には、キャリッジ105および該キャリッジ105に
支持される撮像系をX軸と平行にスライド移動させるた
めのスライド機構が設けられている。ただし、円弧状ア
ーム101の中心点およびホルダ105と円弧状アーム
101とのスライドに伴う撮像系の回転中心は、常時、
サポートアーム回転モータ227の回転軸上に設定され
ている。
【0075】このように、本実施の形態3のX線装置で
は、基台601の固定位置を撮像系よりも上部とするこ
とによって、前述した実施の形態1のX線装置の効果に
加え、IVR等のサポートアーム106の回転を伴わな
い検査および手術では、基台601の下部の空間を使用
することが可能となるので、作業効率をさらに向上でき
るという効果がある。
【0076】また、本実施の形態3では、基台601の
みの支持位置を撮像系の上部に設定する構成としたが、
これに限定されることはなく、たとえば、図7に示すよ
うに、天井等に一端を固定した基台701の他端にサポ
ートアーム回転モータ227を設け、このサポートアー
ム回転モータ227の回転軸にサポートアームを固定す
ると共に、基台701の他端にスタンド702を固定す
るすなわち基台701とスタンド702とを一体に構成
する。天板703は、前述した実施の形態1の天板10
8と同様に、基台701に支持されるスタンド702に
スライド可能に取り付けることによって、基台701で
装置全体を片持ち支持する構成となり、前述した実施の
形態3のX線装置の効果に加え、IVR等のサポートア
ーム106の回転を伴わない検査および手術では、スタ
ンド702の下部の空間をも使用することが可能となる
ので、作業効率をさらに向上できるという効果がある。
また、基台701とスタンド702とを一体に構成する
ことによって、装置を設置するために必要となるX軸方
向の距離を短くすることができる、すなわち、装置の設
置に必要な面積を減少させることができるので、IVR
等を行う場合の空間を広くすることが可能となり、さら
に、作業効率を向上させることが可能となる。さらに
は、一体に構成した場合に、サポートアーム回転モータ
を設置した側すなわち基台701とスタンド702との
接続部分が、天板703に設定した被検体の足側となる
ように該天板703を配置することによって、頭部から
腹部までの手技に好適となる。また、前記接続部分が天
板703に設定された被検体の頭側となるように、該天
板703を配置することによって腹部から足部までの手
技に好適となる。
【0077】(実施の形態4)図8は本実施の形態4の
X線装置の概略構成を説明するための図であり、801
はスタンド、802は天板を示す。図8から明らかなよ
うに、本実施の形態4のX線装置は、床面に立設される
スタンド801とサポートアーム106を支持する基台
とを一体に構成することによって、撮像系を片持ち支持
する構成となっている。ただし、本実施の形態4のX線
装置は、床面に立設されるスタンド801とサポートア
ーム106を支持する基台とを一体に構成した以外は、
前述した実施の形態1のX線装置と同様の構成となるの
で、本実施の形態においては、構成の異なるスタンド8
01の部分についてのみ詳細に説明する。
【0078】本実施の形態4のX線装置では、床面に立
設されたスタンド801の上部側面に図示しないサポー
トアーム回転モータが配置されており、このサポートア
ーム回転モータの回転軸にサポートアームの短辺側の端
部が固定されている。この時のサポートアーム回転モー
タの回転中心軸は、たとえば、床面に対して水平すなわ
ちX軸と平行となるように配置されており、サポートア
ーム106はその短辺部分と長辺部分とが垂直をなすよ
うに形成されている。このサポートアーム106のうち
でサポートアーム回転モータの回転中心軸すなわちX軸
と平行な部分には、前述する実施の形態1と同様に、キ
ャリッジ105および該キャリッジ105に支持される
撮像系をX軸と平行にスライド移動させるためのスライ
ド機構が設けられている。ただし、円弧状アーム101
の中心点およびホルダ105と円弧状アーム101との
スライドに伴う撮像系の回転中心は、常時、サポートア
ーム回転モータ227の回転軸上に設定されている。
【0079】このように、本実施の形態4のX線装置で
は、床面に立設されるスタンド801に基台の機能を持
たせることによって、前述した実施の形態1のX線装置
の効果に加え、サポートアーム106の回転を伴わない
IVR等の検査および手術では、天板802に設定した
図示しない被検体の足側の空間を使用することが可能と
なるので、作業効率をさらに向上できるという効果があ
る。
【0080】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)IVR中における三次元的X線像を得ることがで
きる。 (2)被検体の表情等の様子を観察することができる。 (3)被検体の容体の急変等に迅速に対応することがで
きる。 (4)狭い設置面積であっても設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1のX線装置の概略構成を説明す
るための図である。
【図2】本実施の形態1のX線装置の制御部および画像
処理部の機能ブロック構成を説明するための図である。
【図3】本実施の形態1のX線装置における三次元画像
撮影時のサポートアームと円弧状アームとの位置関係を
説明するための図である。
【図4】本実施の形態1のX線装置の各部の詳細構成を
説明するための図である。
【図5】本実施の形態2のX線装置である心臓血管検査
装置の概略構成を説明するための図である。
【図6】本実施の形態3のX線装置の概略構成を説明す
るための図である。
【図7】本実施の形態3のX線装置の他の構成例の概略
構成を説明するための図である。
【図8】本実施の形態4のX線装置の概略構成を説明す
るための図である。
【図9】従来のX線装置の概略構成を説明するための図
である。
【符号の説明】
101…円弧状アーム、102…X線検出器、103…
X線管、104…ホルダ、105…キャリッジ、106
…サポートアーム、107…基台、108…天板、10
9…スタンド、200…透視画像処理部、201…A/
D変換手段、202…画像処理手段、203…フレーム
メモリ、204…表示階調処理手段、205…D/A変
換手段、206…表示手段、207…切り換え手段、2
10…撮影画像処理部、211…データ収集手段、21
2…前処理手段、213…コンボルバ、214…逆投影
手段、215…イメージメモリ、216…画像変換手
段、220…制御部、221…X線制御手段、222…
システムコントローラ、223…操作手段、224…ス
ライドモータ制御手段、225…スライドモータ、22
6…サポートアーム回転モータ制御手段、227…サー
ポートアーム回転モータ、301…被検体、302…回
転撮影時におけるホルダに対する円弧状アーム101の
スライド方向、303…サポートアーム106の回転方
向、501…円弧状アーム、502…X線検出器、50
3…X線管、504,505…ガイドレール、506…
天井吊り支持装置、507…回転機構、508…ホル
ダ、601…基台、801…スタンド、802…天板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状に伸びた第一の支持部材の一端に
    X線を被検体に放射状に照射するX線源が設けられ、他
    端に前記被検体のX線像を撮像する受像手段が設けられ
    て第一の撮像系が形成されており、該第一の撮像系を前
    記第一の支持部材の支持点から伸びる第二の支持部材に
    て片持ちに支持するX線装置において、 前記第二の支持部材の一端には回転手段が設けられ、前
    記第二の支持部材は、前記回転手段の回転中心軸が前記
    第一の支持部材の形状に沿って前記第一の撮像系を移動
    させた時の回転中心軸となるように形成され、前記第一
    の撮像系を移動させて撮像したX線像から前記被検体の
    三次元的X線像を生成するX線像生成手段を備えたこと
    を特徴とするX線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のX線装置において、 円弧状に伸びた第三の支持部材の一端に放射状のX線を
    被検体に照射する第二のX線源が設けられ、他端に前記
    被検体のX線像を撮像する第二の受像手段が設けられた
    第二の撮像系と、該第二の撮像系を前記第三の支持部材
    の支持点にて片持ちに支持する第四の支持部材とを備え
    たことを特徴とするX線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2に記載のX線装置に
    おいて、 前記撮像系を前記被検体の周囲360度に回転させ撮像
    したX線像から前記被検体の断層像を再構成する再構成
    手段を備えたことを特徴とするX線装置。
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