JP2011206071A - 放射線検出装置 - Google Patents

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恭義 大田
Haruyasu Nakatsugawa
晴康 中津川
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直行 西納
Shoji Nariyuki
書史 成行
Shinji Imai
真二 今井
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Abstract

【課題】異なる種類の撮影を低コストで実現すると共に、保管コストを低減することが可能な放射線検出装置を提供する。
【解決手段】放射線検出装置24は、被写体71を透過した放射線Xを検出し、放射線画像データに変換する放射線変換パネル126と、電源部、充電池44及び通信部48の少なくとも1つと、放射線変換パネル126を制御する制御部46とを有する制御ユニット114とを備える。制御ユニット114は、第1スロット116と、第1スロット116よりも放射線源74側に設けられた第2スロット118とを少なくとも有し、第1スロット116又は第2スロット118に放射線変換パネル126を着脱可能である。
【選択図】図5

Description

この発明は、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像データに変換する放射線変換パネルを有する放射線検出装置に関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この放射線画像撮影装置で用いる放射線変換パネルとしては、放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線変換パネルは、放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像が得られる。
一方、診察室等の場所においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが好ましい。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている(特許文献1〜3)。このような放射線変換パネルは、様々な部位を撮影する必要があることから、制御装置としてのコンソールや放射線源から分離されている。
そして、特許文献2、3には、放射線変換パネルを有する放射線検出カセッテ(以下、「カセッテ」とも称する。)を用いる技術が開示されている(例えば、特許文献2の図2、特許文献3の図1)。
特開2000−254115号公報 特開2009−080103号公報 特開2009−205155号公報
一般に、カセッテは、高価な電子部品で構成されるため、複数の異なる撮影に合わせて複数のカセッテを購入することは、病院経営を圧迫する要因となりかねない。また、カセッテの放射線変換パネルは、保管時の環境に制約が多い一方、放射線変換パネルを制御する制御部(制御回路)は、通常の管理で構わない。しかし、現状は、放射線変換パネルと制御部とを一緒に保管するため、保管コストが高くなってしまう。
この発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、異なる種類の撮影を低コストで実現すると共に、保管コストを低減することが可能な放射線検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係る放射線検出装置は、放射線を出力する放射線源と、被写体を透過した前記放射線を検出し、放射線画像データに変換する放射線変換パネルと、電源部、充電池及び通信部の少なくとも1つと、前記放射線変換パネルを制御する制御部とを有する制御ユニットとを備え、前記制御ユニットは、第1スロットと、前記第1スロットよりも前記放射線源側に配置される第2スロットとを少なくとも有し、前記第1スロット又は前記第2スロットに前記放射線変換パネルを着脱可能であることを特徴とする。
この発明によれば、第1スロット又は第2スロットを介して放射線変換パネルを制御ユニットに着脱することができる。一般に、放射線変換パネルは、保管時の環境に制約が多い一方、放射線変換パネルを制御する制御部(制御回路)は、それほど制約が多くない。上記構成によれば、放射線変換パネルと制御部とを分離し、別々に管理することが可能となるため、放射線変換パネルと制御部を一緒に保管する場合と比べて、保管コストを低減することが可能となる。
また、複数種類の放射線変換パネルを共通して第1スロット又は第2スロットに着脱自在とし、1つの制御ユニットにより複数種類の放射線変換パネルを制御することとすれば、1つの制御ユニットにより様々な撮影が可能となる。これにより、放射線変換パネルの種類の数に応じて制御ユニットを用意する場合と比べてコストを低減することが可能となる。
前記第1スロットには、前記放射線変換パネルが装着され、前記第2スロットには、グリッド又は増設用放射線変換パネルが装着されてもよい。これにより、放射線変換パネルとグリッド又は増設用放射線変換パネルとの位置決めが容易となる。また、第2スロットに増設用放射線変換パネルを装着する場合、加算画像やサブトラクション画像の生成が可能となり、また、複数の単純X線画像からそのうちの1つを選択することも可能となる。
或いは、前記第1スロットには、フォトタイマ、後方散乱防止パネル、蓄熱材、予備バッテリ又は増設用放射線変換パネルが装着され、前記第2スロットには、前記放射線変換パネルが装着されてもよい。これにより、放射線変換パネルと、フォトタイマ、後方散乱防止パネル、蓄熱材、予備バッテリ又は増設用放射線変換パネルとの位置決めが容易となる。また、第1スロットに増設用放射線変換パネルを装着する場合、加算画像やサブトラクション画像の生成が可能となり、また、複数の単純X線画像からそのうちの1つを選択することも可能となる。
また、前記第1スロットには、第1放射線検出器のみを含む前記放射線変換パネル及び第2放射線検出器のみを含む増設用放射線変換パネルの一方が装着され、前記第2スロットには、前記放射線変換パネル及び前記増設用放射線変換パネルの他方が装着されてもよい。上記構成によれば、放射線変換パネル及び増設用放射線変換パネルは、放射線検出器のみを含み、結果として両パネルは、薄型化を図ることが可能となる。これにより、放射線変換パネル又は増設用放射線変換パネルを交換可能とした際、交換部品の保管スペースを小さくすることができる。
前記放射線検出装置は、複数種類の放射線変換パネルを備え、前記複数種類の放射線変換パネルは、前記制御ユニットに対するインタフェースが共通であり、前記放射線変換パネルを着脱可能な前記第1スロット又は前記第2スロットには、前記複数種類の放射線変換パネルのいずれをも着脱可能であり、前記制御部は、前記複数種類の放射線変換パネルを制御可能であってもよい。これにより、同一のスロットに複数種類の放射線変換パネルを装着可能となる。従って、1つの制御ユニットにより様々な撮影が可能となる。加えて、放射線変換パネルの種類の数に応じて制御ユニットを用意する場合と比べてコストを低減することが可能となる。
この発明によれば、第1スロット又は第2スロットを介して放射線変換パネルを制御ユニットに着脱することができる。一般に、放射線変換パネルは、保管時の環境に制約が多い一方、放射線変換パネルを制御する制御部(制御回路)は、それほど制約が多くない。上記構成によれば、放射線変換パネルと制御部とを分離し、別々に管理することが可能となるため、放射線変換パネルと制御部を一緒に保管する場合と比べて、保管コストを低減することが可能となる。
また、複数種類の放射線変換パネルを共通して第1スロット又は第2スロットに着脱自在とし、1つの制御ユニットにより複数種類の放射線変換パネルを制御することとすれば、1つの制御ユニットにより様々な撮影が可能となる。これにより、放射線変換パネルの種類の数に応じて制御ユニットを用意する場合と比べてコストを低減することが可能となる。
図1は、この発明の一実施形態に係る放射線検出装置としての放射線検出カセッテを含む放射線画像撮影システム等の構成ブロック図である。 前記放射線画像撮影システムが設置された手術室を示す図である。 前記放射線検出カセッテの一部を切り欠いて簡略的に表示した斜視図である。 第1放射線検出器の回路構成ブロック図である。 前記実施形態に係る放射線画像撮影システムのより詳細な構成を示すブロック図である。 前記実施形態の制御ユニット用の充電器を用いて制御ユニットを充電している様子を示す図である。 パネルユニット用のホルダが、複数のパネルユニットを保持している様子を示す図である。 放射線検出カセッテの第1変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第2変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第3変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第4変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第5変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第6変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第7変形例の部分構成図である。 放射線検出カセッテの第8変形例の一部を切り欠いて簡略的に表示した斜視図である。
[A.一実施形態]
1.放射線画像撮影システム20
(1)放射線画像撮影システム20の概要
図1は、この発明の一実施形態に係る放射線検出装置としての放射線検出カセッテ24(以下「カセッテ24」という。)を含む放射線画像撮影システム20(以下「撮影システム20」ともいう。)等の構成ブロック図である。
撮影システム20は、放射線情報システム10{以下、「RIS10」(RIS:Radiology Information System)と称する。}の一部を構成するものである。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(以下「HIS」(Hospital Information System)という。)の一部を構成する。RIS10では、ケーブルや無線を組み合わせたLAN(Local Area Network)16を介して各構成要素間の通信が可能である。RIS10全体の管理は、RISサーバ12により行われる。RISサーバ12は、HIS全体の管理をするHISサーバ18にも接続されている。
撮影システム20は、RISサーバ12からの指示に応じて放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム20は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを被写体としての患者71(図2)に照射する撮影装置22と、患者71を透過した放射線Xを検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器(後述)を内蔵するカセッテ24と、前記放射線検出器によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール28と、カセッテ24用の充電器30と、パネルユニット保管用のホルダ32とを備える。
撮影装置22、カセッテ24及び表示装置26と、コンソール28との間では、無線通信による信号の送受信が行われる。
また、図1では、上側の撮影システム20のみその構成要素を示したが、それ以外の撮影システム20も同様の構成要素を有する。
図2には、本実施形態に係る撮影システム20を配置した様子の一例として、撮影システム20が撮影室としての手術室31内に設置された様子が示されている。手術室31では、撮影システム20に加えて、患者71が横臥する手術台73が配置されると共に、医師75が手術に使用する各種器具が載置される器具台77が手術台73の側部に配置される。また、手術台73の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される(これらの機器は、図2中では省略されている。)。
撮影装置22は、自在アーム33に連結され、患者71の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師75による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置26は、自在アーム35に連結され、撮影された放射線画像を医師75が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2の例は、撮影システム20が手術室31内に設置されているが、放射線画像の撮影専用に設置された撮影室内等、他の場所に撮影システム20を設置してもよい。
(2)カセッテ24
図3は、カセッテ24の一部を切り欠いて簡略的に示した斜視図である。図3に示すように、カセッテ24は、第1パネルユニット110と、第2パネルユニット112と、制御ユニット114とを有する。
制御ユニット114には、第1スロット116及び第2スロット118とが設けられている。第1スロット116には、第1パネルユニット110を着脱可能であり、第2スロット118には、第2パネルユニット112を着脱可能である。第1及び第2スロット116、118に第1及び第2パネルユニット110、112を装着しない場合、第1及び第2スロット116、118に図示しないキャップを被せて内部を保護してもよい。
第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112のそれぞれは、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング120、122を備える。また、第1パネルユニット110の内部には、放射線Xが照射されるケーシング120の照射面124側から、患者71を透過した放射線Xを検出する第1放射線検出器126(放射線変換パネル)と、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板128とが収納されている。
さらに、第2パネルユニット112の内部には、放射線Xが照射されるケーシング122の照射面130側から、患者71による放射線Xの散乱線を除去するグリッド132と、患者71を透過した放射線Xを検出する第2放射線検出器134(増設用放射線変換パネル)と、放射線Xの低エネルギ成分を吸収するフィルタ136とが収納されている。
制御ユニット114は、カセッテ24の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134を駆動制御するカセッテ制御部46と、第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する送受信機48とが収容される(図5参照)。
第1スロット116及び第2スロット118は、制御ユニット114内部のスライド機構115(図5)により手動又はモータ制御で高さ位置を調整可能である。また、第1スロット116及び第2スロット118は、その底面側が開放されている。従って、第1スロット116に装着した第1パネルユニット110の底面は、制御ユニット114の底面と面一にすることができる。
或いは、第1スロット116の底面側にも壁面を設け、第1パネルユニット110のケーシング120の形状を下方に延在するような形状とすることにより、第1パネルユニット110の底面と制御ユニット114の底面とを面一にすることもできる。
カセッテ24は、手術室31等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、カセッテ24を防水性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つのカセッテ24を繰り返し続けて使用することができる。
カセッテ24は、手術室31で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
また、カセッテ24と外部機器との間での無線通信は、通常の電波による通信に代えて、赤外線等を用いた光無線通信で行うようにしてもよい。
(3)第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134
図4は、第1パネルユニット110の第1放射線検出器126の回路構成ブロック図である。第2パネルユニット112の第2放射線検出器134も同様に構成される。
第1放射線検出器126は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ52(以下「TFT52」(Thin Film Transistor)という。)のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図4では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。
なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、カセッテ24内に第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ライン走査駆動部58に接続され、各信号線56は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。
ゲート線54には、行方向に配列されたTFT52をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部58から供給される。この場合、ライン走査駆動部58は、ゲート線54を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ60とを備える。アドレスデコーダ60には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。
また、信号線56には、列方向に配列されたTFT52を介して各画素50の蓄積容量53に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器62によって増幅される。増幅器62には、サンプルホールド回路64を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線56を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器70が接続され、A/D変換器70によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部46に供給される。
(4)放射線画像撮影システム20の詳細な構成
図5は、放射線画像撮影システム20のより詳細な構成を示すブロック図である。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線Xを出力する放射線源74と、コンソール28から無線通信により撮影条件等に関する信号を受信する一方、コンソール28に対して無線通信による撮影完了信号等の信号を送信する送受信機76と、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号及び送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する線源制御部78とを備える。
撮影装置22の線源制御部78は、コンソール28の送受信機96(後述)及び撮影装置22の送受信機76を介して、コンソール28のコンソール制御部97より当該患者71の撮影条件を無線通信により取得し、取得した撮影条件に従って放射線源74を制御することにより、所定の線量からなる放射線Xを患者71に照射する。
カセッテ24の制御ユニット114は、第1スロット116及び第2スロット118に加え、バッテリ44、カセッテ制御部46及び送受信機48を有する。カセッテ制御部46は、パネル制御部140と、画像生成部142とを有する。
パネル制御部140は、第1パネルユニット110が第1スロット116に装着されると、第1パネルユニット110を特定すると共に、第1パネルユニット110の第1放射線検出器126の初期化を行う。当該特定は、例えば、第1パネルユニット110に識別情報を記憶したROM(Read Only Memory)を設けておき、パネル制御部140から当該ROMの情報を読み出すことで行う。
同様に、パネル制御部140は、第2パネルユニット112が第2スロット118に装着されると、第2パネルユニット112を特定すると共に、第2放射線検出器134の初期化を行う。当該特定は、例えば、第2パネルユニット112に識別情報を記憶したROMを設けておき、パネル制御部140から当該ROMの情報を読み出すことで行う。
そして、パネル制御部140は、前記識別情報に基づいて第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112の個体番号及び仕様(サイズ、感度、解像度等)を特定する。そして、特定した仕様に応じて第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112を制御する。パネル制御部140の図示しない記憶手段には、各仕様に応じて第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112を制御するためのプログラムが記憶されている。
なお、このように、第1スロット116及び第2スロット118に複数種類の第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112を装着するため、各第1パネルユニット110における第1スロット116との接続部(インタフェース)は共通であり、各第2パネルユニット112における第2スロット118との接続部(インタフェース)は共通である。
また、パネル制御部140は、第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134を構成するライン走査駆動部58(図4)のアドレスデコーダ60及びマルチプレクサ66のアドレスデコーダ68に対してアドレス信号を供給する。
なお、図5に示すように、第1スロット116と第2スロット118は互いに離間して設けられているが、第2パネルユニット112が第2スロット118から下方に延在し、第1パネルユニット110の上面と第2パネルユニット112の下面とが接している。これにより、患者71から第2パネルユニット112に加えられる圧力を第1パネルユニット110を手術台73に伝達させ、第2パネルユニット112と第2スロット118との連結部に過度の応力が加わることを避けることができる。
画像生成部142は、単純X線画像生成部150と、加算画像生成部152と、サブトラクション画像生成部154とを有する。単純X線画像生成部150は、単純X線画像を生成し、単純X線画像を示す画像信号を出力する。すなわち、第1パネルユニット110のみが装着され、第2パネルユニット112が装着されていない場合、単純X線画像生成部150は、第1パネルユニット110が検出した放射線Xに基づく単純X線画像を生成する。また、第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112の両方が制御ユニット114に装着されている場合、単純X線画像生成部150は、第1パネルユニット110が検出した放射線Xに基づく単純X線画像と、第2パネルユニット112が検出した放射線Xに基づく単純X線画像の両方を生成する。或いは、第1パネルユニット110又は第2パネルユニット112の一方について単純X線画像を生成してもよい。当該設定は、コンソール28から制御ユニット114への指令に応じて行うことができる。
加算画像生成部152は、第1パネルユニット110からの信号(第1検出信号)と第2パネルユニット112からの信号(第2検出信号)とを加算することにより、医師75による患者71の通常の画像診断に使用可能な加算画像を生成し、生成した加算画像を示す画像信号を出力する。
サブトラクション画像生成部154は、第1検出信号及び第2検出信号について所定の重み付け減算処理(エネルギーサブトラクション処理)を行うことにより、1回の撮影(放射線Xの照射)で患者71中の特定の構造物(例えば、患者71の臓器、骨部又は血管)を強調した放射線画像(サブトラクション画像)を生成する、いわゆる1ショットエネルギーサブトラクションを行い、生成したサブトラクション画像を示す画像信号を出力する。
送受信機48は、コンソール28から無線通信により送信要求信号を受信する一方、コンソール28に対して、画像生成部142からの画像信号を無線通信により送信する。
表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機90と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部92と、表示制御部92によって処理された放射線画像情報を表示する表示部94とを備える。
コンソール28は、送受信機96と、コンソール制御部97と、メモリ109とを有する。送受信機96は、放射線画像情報を含む各種情報を無線通信により送受信する。コンソール制御部97は、コンソール28の動作を制御する。具体的には、コンソール制御部97は、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する撮影条件管理部98と、カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理部100と、撮影対象である患者71の患者情報を管理する患者情報管理部102とを備える。
撮影条件とは、撮影の部位、角度及び枚数、放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間並びにカセッテ24のカセッテID、サイズ及び感度等、撮影内容を決定するために必要な条件である。
患者情報とは、患者71の属性情報(氏名、性別、年齢、患者ID等)、過去の放射線画像の撮影歴等、放射線画像の撮影について必要となる患者71に関する情報である。
撮影条件管理部98は、例えば、放射線画像の撮影に使用する予定のカセッテ24としてRISサーバ12から通知されたカセッテ24の仕様(以下、「要求仕様」とも称する。)と、撮影に実際に使用されるカセッテ24から読取器(図示せず)により読み出したカセッテIDに対応するカセッテ24の仕様(以下、「現実仕様」とも称する。)とを比較し、現実仕様が要求仕様に適合するか否かを判定し、その判定結果に応じて撮影の許否を判定する。
図6には、本実施形態の制御ユニット114用の充電器30(クレードル)を用いて制御ユニット114を充電している様子が示されている。制御ユニット114のうち第1スロット116及び第2スロット118が設けられた側から充電器30に挿入される。従って、図6では、図3における制御ユニット114の背面側(第1スロット116及び第2スロット118とは反対側)が現れている。
図6に示すように、制御ユニット114のうち第1スロット116及び第2スロット118の反対側には、制御ユニット114の充電中に、第1パネルユニット110、第2パネルユニット112等のパネルユニットを立てておくためのスリット162が形成されている。当該スリット162を2箇所以上設けてもよい。
なお、充電器30に、無線通信機能又は有線通信機能を設け、RISサーバ12、HISサーバ18、コンソール28等の外部機器との間で必要な情報の送受信を行うようにしてもよい。送受信する情報には、充電器30に装填されたカセッテ24に記録された放射線画像情報を含めることができる。
図7には、各パネルユニット用のホルダ32が、複数のパネルユニット170、172、174を保持している様子が示されている。ホルダ32には、パネルユニット170、172、174を保持するための複数の保持部180、182、184が形成されている。このようなホルダ32を用いることで、複数種類のパネルユニット(放射線変換パネル)を交換してカセッテ24で用いることができる。
2.撮影システム20で放射線画像を撮影する流れ
次に、撮影システム20を用いて放射線画像を撮影する流れについて説明する。
放射線画像の撮影に際しては、まず必要とされる放射線画像に応じた放射線変換パネルを備えるパネルユニット(第1パネルユニット110、第2パネルユニット112、パネルユニット170、172、174等)が選択される。例えば、放射線技師がコンソール28を操作することにより、当該パネルユニットを選択する。そして、放射線技師は、選択された第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112をホルダ32から取り出し、第1パネルユニット110を第1スロット116に挿入し、第2パネルユニット112を第2スロット118に挿入する。カセッテ制御部46のパネル制御部140は、挿入された第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112を特定し、これらに応じた制御を開始し、放射線画像を取得可能な状態となる。
その後、放射線技師が撮影スイッチ72を操作して放射線源74から放射線Xを発生させると、患者71を透過した放射線Xは、第2パネルユニット112のグリッド132によって散乱線が除去された後、第2放射線検出器134に照射される。また、第2放射線検出器134を通過した放射線Xは、フィルタ136を介して第1放射線検出器126に照射される。第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134それぞれでは、各画素50の光電変換層51によって放射線Xが電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として保持される(図4参照)。
次いで、各蓄積容量53に保持された患者71の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部46のパネル制御部140からライン走査駆動部58及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、パネル制御部140から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線54に接続されたTFT52のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ68は、パネル制御部140から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部58によって選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して順次読み出す。
第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134の選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53から読み出された放射線画像情報は、各増幅器62によって増幅された後、各サンプルホールド回路64によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器70に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部46の画像メモリ(図示せず)に一旦記憶された後、送受信機48を介して、無線通信によりコンソール28に送信される。
同様にして、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、パネル制御部140から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線54に接続されている各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して読み出し、マルチプレクサ66及びA/D変換器70を介してカセッテ制御部46に出力する。
カセッテ制御部46では、事前の選択に従って、単純X線画像生成部150による単純X線画像の生成、加算画像生成部152による加算画像の生成、又はサブトラクション画像生成部154によるサブトラクション画像の生成が行われる。そして、これらいずれかの処理により生成された放射線画像情報は、送受信機48を介してコンソール28に送信される。
コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機96によって受信され、画像処理部100において所定の画像処理が施された後、患者71の患者情報と関連付けられた状態でメモリ109に記憶される。
また、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機96から表示装置26に送信される。受信機90によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部92によって表示部94を制御し、放射線画像を表示する。医師75は、表示部94に表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
この場合、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26と、コンソール28との間には、信号を送受信するためのケーブルが連結されていないため、例えば、手術室31の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、医師75等の作業に支障を来すおそれがない。
3.本実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態では、第1放射線検出器126を含む第1パネルユニット110を第1スロット116を介して制御ユニット114に着脱し、第2放射線検出器134を含む第2パネルユニット112を第2スロット118を介して制御ユニット114に着脱することができる。一般に、放射線変換パネルは、保管時の環境に制約が多い一方、放射線変換パネルを制御する制御部(制御回路)は、それほど制約が多くない。本実施形態の構成によれば、第1パネルユニット110の第1放射線検出器126及び第2パネルユニット112の第2放射線検出器134とカセッテ制御部46とを分離し、別々に管理することが可能となる。このため、第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134と制御部46を一緒に保管する場合と比べて、保管コストを低減することが可能となる。
また、本実施形態では、複数種類の第1放射線検出器126を共通して第1スロット116に着脱自在とし、複数種類の第2放射線検出器134を共通して第2スロット118に着脱自在として、1つの制御ユニット114により複数種類の第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134を制御する。このため、1つの制御ユニット114により様々な撮影が可能となる。これにより、第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134の種類の数に応じて制御ユニット114を用意する場合と比べてコストを低減することが可能となる。
本実施形態では、第2スロット118に第2パネルユニット112を装着する場合、加算画像やサブトラクション画像の生成が可能となり、また、複数の単純X線画像からそのうちの1つを選択することも可能となる。
[B.変形例]
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
1.放射線画像撮影システム20
上記実施形態では、撮影システム20を手術室31内に配置したが、配置する場所はこれに限らない。例えば、回診をするために撮影システム20を各病室に持ち込んで使用することも可能である。また、撮影システム20を可動式ではなく、載置式にしてもよい。
上記実施形態では、撮影システム20をRISサーバ12に接続されるものとしたが、撮影システム20単独で用いてもよい。この場合、撮影の設定や患者情報の管理は、コンソール28自体に直接行うことができる。
2.放射線変換パネル(第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134)
上記実施形態では、放射線検出カセッテ24に収容される第1放射線検出器126及び第2放射線検出器134は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであったが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像データを取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像データとして取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像データを消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
3.カセッテ24
上記実施形態のカセッテ24では、第1放射線検出器126及び鉛板128を有する第1パネルユニット110と、グリッド132、第2放射線検出器134及びフィルタ136を有する第2パネルユニット112とを組み合わせて用いたが、これに限らない。
例えば、図8の放射線検出カセッテ24aのように、第1放射線検出器126を有する第1パネルユニット110を第1スロット116に挿入し、グリッド132を第2スロット118に挿入する構成も可能である。図8のカセッテ24aでは、第1スロット116と第2スロット118とがつながっている。また、第2スロット118には電気的な配線を設けない。
図8のカセッテ24aでは、複数種類の第1放射線検出器126(第1放射線変換パネル)を共通して第1スロット116に着脱自在とし、1つの制御ユニット114により複数種類の第1放射線検出器126を制御する。このため、1つの制御ユニット114により様々な撮影が可能となる。加えて、第1放射線検出器126の種類の数に応じて制御ユニット114を用意する場合と比べてコストを低減することが可能となる。加えて、カセッテ24aでは、第1パネルユニット110と、グリッド132との位置決めが容易となる。
或いは、図9の放射線検出カセッテ24bのように、フォトタイマ190を第1スロット116に挿入し、第1パネルユニット110を第2スロット118に挿入する構成も可能である。図9のカセッテ24bでは、第1スロット116と第2スロット118とがつながっている。また、第1スロット116及び第2スロット118のいずれにも電気的な配線(図示せず)を設ける。カセッテ24bでは、第1パネルユニット110と、フォトタイマ190との位置決めが容易となる。
或いは、図10の放射線検出カセッテ24cのように、後方散乱防止パネル192を第1スロット116に挿入し、第1パネルユニット110を第2スロット118に挿入する構成も可能である。図10のカセッテ24cでは、第1スロット116と第2スロット118とがつながっている。また、第1スロット116には電気的な配線を設けない。カセッテ24cでは、第1パネルユニット110と、後方散乱防止パネル192との位置決めが容易となる。
或いは、図11の放射線検出カセッテ24dのように、蓄熱材194を第1スロット116に挿入し、第1パネルユニット110を第2スロット118に挿入する構成も可能である。図11のカセッテ24dでは、第1スロット116と第2スロット118とがつながっている。また、第1スロット116には電気的な配線を設けない。カセッテ24dでは、第1パネルユニット110と、蓄熱材194との位置決めが容易となる。
或いは、図12の放射線検出カセッテ24eのように、予備バッテリ196を第1スロット116に挿入し、第1パネルユニット110を第2スロット118に挿入する構成も可能である。図12のカセッテ24eでは、第1スロット116と第2スロット118とがつながっている。また、第1スロット116及び第2スロット118のいずれにも電気的な配線(図示せず)を設ける。カセッテ24eでは、バッテリ44の電力のみでなく、予備バッテリ196の電力を使うことが可能となるため、使用可能時間を延ばすことが可能となる。
或いは、図13の放射線検出カセッテ24fのように、第1スロット116と第2スロット118の間に第3スロット119を設け、第1パネルユニット110を第1スロット116に挿入し、第2パネルユニット112を第2スロット118に挿入し、フィルタ136を第3スロット119に挿入する構成も可能である。図13のカセッテ24fでは、第1スロット116と第2スロット118と第3スロット119とがつながっている。また、第1スロット116、第2スロット118には電気的な配線(図示せず)を設け、第3スロット119には電気的な配線を設けない。カセッテ24fでは、第1パネルユニット110と、第2パネルユニット112と、フィルタ136との位置決めが容易となる。また、フィルタ136を第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112から分離したので、第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112の薄形化を図ることが可能となり、交換用の第1パネルユニット110及び第2パネルユニット112の保管スペースを小さくすることができる。
或いは、図14の放射線検出カセッテ24gのように、第1パネルユニット110を第1スロット116に挿入し、第2パネルユニット112を第2スロット118に挿入し、フィルタ136を第3スロット119に挿入すると共に、ケーシング198によりこれらの部材を覆う構成も可能である。図14のカセッテ24gでは、第1スロット116と第2スロット118と第3スロット119とが互いに離間している。また、第1スロット116、第2スロット118には電気的な配線(図示せず)を設け、第3スロット119には電気的な配線を設けない。カセッテ24gでは、図13のカセッテ24fの効果に加え、各スロットに挿入される部材間に隙間ができた状態で患者71の下にカセッテ24gを配置しても、各部材を保護することが可能となる。従って、設計の自由度が増える。
上記実施形態又は上記各変形例では、スロットの数を2又は3としたが、これに限らず、スロットの数は1つ又は4つ以上であってもよい。
上記実施形態及び上記各変形例では、各スロットの挿入する部材は、板状であったが、これに限らない。例えば、カセッテ24を患者71が抱きかかえて撮影する場合、第1パネルユニット110の形状を患者71が抱きかかえ易い形状にすることもできる。
4.制御ユニット114
上記実施形態では、第1スロット116及び第2スロット118を形成した制御ユニット114にバッテリ44、カセッテ制御部46及び送受信機48を内蔵したが(図3、図5)、これに限らず、バッテリ44、カセッテ制御部46及び送受信機48のいずれかを外付けすることもできる。
上記実施形態では、スライド機構115により第1スロット116及び第2スロット118の高さ位置を調整可能としたが、スライド機構115を設けない構成も可能である。例えば、図15に示す放射線検出カセッテ24hの制御ユニット114aのように、第1スロット116及び第2スロット118の位置を固定とすることもできる。この場合、第1パネルユニット110のケーシング120及び第2パネルユニット112のケーシング122の形状を調整することにより、第1パネルユニット110の底面と制御ユニット114の底面とを面一とし、第1パネルユニット110の上面と第2パネルユニット112の下面と接触させることもできる。
20…放射線画像撮影システム
24、24a〜24h…放射線検出カセッテ(放射線検出装置)
44…バッテリ
46…カセッテ制御部
48…送受信機(通信部)
71…患者(被写体)
74…放射線源
110…第1パネルユニット
112…第2パネルユニット
114、114a…制御ユニット
116…第1スロット
118…第2スロット
119…第3スロット
126…第1放射線検出器(放射線変換パネル)
132…グリッド
134…第2放射線検出器(増設用放射線変換パネル)
190…フォトタイマ
192…後方散乱防止パネル
194…蓄熱材
196…予備バッテリ
X…放射線

Claims (5)

  1. 放射線を出力する放射線源と、
    被写体を透過した前記放射線を検出し、放射線画像データに変換する放射線変換パネルと、
    電源部、充電池及び通信部の少なくとも1つと、前記放射線変換パネルを制御する制御部とを有する制御ユニットと
    を備え、
    前記制御ユニットは、第1スロットと、前記第1スロットよりも前記放射線源側に配置される第2スロットとを少なくとも有し、
    前記第1スロット又は前記第2スロットに前記放射線変換パネルを着脱可能である
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  2. 請求項1記載の放射線検出装置において、
    前記第1スロットには、前記放射線変換パネルが装着され、
    前記第2スロットには、グリッド又は増設用放射線変換パネルが装着される
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  3. 請求項1記載の放射線検出装置において、
    前記第1スロットには、フォトタイマ、後方散乱防止パネル、蓄熱材、予備バッテリ又は増設用放射線変換パネルが装着され、
    前記第2スロットには、前記放射線変換パネルが装着される
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  4. 請求項1記載の放射線検出装置において、
    前記第1スロットには、第1放射線検出器のみを含む前記放射線変換パネル及び第2放射線検出器のみを含む増設用放射線変換パネルの一方が装着され、
    前記第2スロットには、前記放射線変換パネル及び前記増設用放射線変換パネルの他方が装着される
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線検出装置において、
    複数種類の放射線変換パネルを備え、
    前記複数種類の放射線変換パネルは、前記制御ユニットに対するインタフェースが共通であり、
    前記放射線変換パネルを着脱可能な前記第1スロット又は前記第2スロットには、前記複数種類の放射線変換パネルのいずれをも着脱可能であり、
    前記制御部は、前記複数種類の放射線変換パネルを制御可能である
    ことを特徴とする放射線検出装置。
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