JP2009050691A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線検出カセッテの放射線変換パネルで取得される放射線画像情報を高精度に且つ正確に画像処理手段に送信することができ、放射線検出カセッテの取扱容易性も向上させることができる放射線画像撮影システムを提供する。
【解決手段】放射線画像撮影システム10は、被写体を透過した放射線Xを検出し、放射線画像情報に変換する放射線検出器40、及び、放射線検出器40に接続され、前記放射線画像情報を画像処理部120に送信する送受信機48を有する放射線検出カセッテ24と、放射線検出カセッテ24に給電を行う給電装置25とを備え、送受信機48による放射線画像情報の画像処理部120への送信は信号ケーブル47を介して有線により行われる一方、給電装置25から放射線検出カセッテ24への給電は無線により行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、検出した該放射線を放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを有する放射線検出カセッテと、前記放射線検出カセッテに無線による給電を行う給電装置とを備える放射線画像撮影システムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この場合、前記放射線変換パネルとしては、前記放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に前記放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで前記放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線変換パネルは、前記放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、前記蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての前記放射線画像が得られる。
一方、手術室等においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが必要である。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。
例えば、特許文献1には、放射線検出器で得られた放射線画像情報を無線送信システムによって画像処理手段に送信する放射線検出カセッテに関する技術が開示されている。この場合、当該放射線検出カセッテ内にはバッテリが設けられ、該バッテリの充電に際して、前記バッテリに電源ケーブルを接続すること、前記バッテリを取り外して外部の充電装置に接続すること、及び、前記バッテリに非接触充電装置を近接させることで無線による充電を行うことが記載されている。
特開2001−224579号公報
ところで、上記従来技術では、放射線検出器で得られた放射線画像情報が無線により画像処理手段に送信されるが、無線送信の場合には電波障害やノイズ等の影響を受け易く、前記放射線画像情報が前記電波障害等を受けた場合には、生成される放射線画像自体が適切に表示されない等の問題がある。
さらにまた、上記従来技術では、放射線検出カセッテの駆動電源を内蔵したバッテリのみに依存しているため、例えば、前記放射線検出カセッテを使用中(撮影中)にバッテリ残量が不足した場合、撮影を中断して非接触充電装置による充電を行う必要がある。このため、特に手術中において前記放射線検出カセッテを使用している場合には、医師がリアルタイムに所望の放射線画像を見ることができなくなる可能性がある。
一方、放射線検出カセッテに接続されるケーブル類は、手術室等での取扱容易性等を考慮した場合には最小限のものであることが望ましい。
本発明は、上記従来の課題を考慮してなされたものであり、放射線検出カセッテの放射線変換パネルで取得される放射線画像情報を高精度に且つ正確に画像処理手段に送信することができ、しかも、放射線検出カセッテの取扱容易性も向上させることができる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
本発明に係る放射線画像撮影システムは、
被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネル、及び、前記放射線変換パネルに接続され、前記放射線画像情報を画像処理手段に送信する送信手段を有する放射線検出カセッテと、前記放射線検出カセッテへの給電を行う給電装置とを備える放射線画像撮影システムであって、
前記送信手段による前記放射線画像情報の前記画像処理手段への送信は信号線を介して有線により行われる一方、前記給電装置から前記放射線検出カセッテへの給電は無線により行われることを特徴とする。
このような構成によれば、前記放射線検出カセッテの前記放射線変換パネルで得られた前記放射線画像情報が前記信号線を介して有線により送信される一方、前記給電装置から前記放射線検出カセッテへの給電が無線により行われる。これにより、送信される前記放射線画像情報に電波障害や他の電子機器等からのノイズの影響が生じることを確実に防止することができ、放射線画像を高精度に且つ正確に生成することが可能となる。また、前記放射線検出カセッテへの給電は無線により行うため、前記放射線検出カセッテに接続されるケーブル類を最小限とすることができる。従って、前記放射線画像の劣化を防止しながらも当該放射線検出カセッテの取扱容易性が向上する。さらに、前記放射線検出カセッテへの給電を無線により常時行うことができるため、当該放射線検出カセッテのバッテリ残量の不足等による撮影及び手術の中断を回避することが可能となる。
また、前記給電装置には、電気エネルギを変換して前記放射線検出カセッテに無線で供給する送電手段が設けられ、前記放射線検出カセッテには、前記送電手段から供給された供給エネルギを電気エネルギに再変換するエネルギ変換部と、該放射線検出カセッテが前記送電手段から供給される前記供給エネルギを受電可能な領域にあるか否かを検出する受電可否検出部とが設けられていると、例えば、給電装置の給電可能エリア内に放射線検出カセッテが配置されたことを自動的に検出可能なシステムとして構成することができる。
この場合、前記放射線検出カセッテには、前記受電可否検出部により前記受電可能な領域内であるとの結果が検出された場合に、給電装置の識別データを受信すると共に、外部の制御装置へと前記送信手段及び前記信号線を介して無線給電可能信号を送信するデータ制御手段が設けられ、前記制御装置は、前記放射線検出カセッテから前記無線給電可能信号を受信した後、前記識別データに対応した前記給電装置に給電開始信号を送信するように構成すると、給電装置の給電可能エリア内に放射線検出カセッテが配置された際、自動的に放射線検出カセッテと給電装置との間での情報の送受信を行い、放射線検出カセッテを撮影可能な状態に駆動制御することができる。また、例えば、給電装置が複数台設置されている場合にも、対応する所望の給電装置から放射線検出カセッテへと適切に且つ選択的に給電運転を行うことができる。このため、放射線検出カセッテを含めた放射線画像撮影システム全体の取扱容易性が向上する。
本発明では、放射線検出カセッテの放射線変換パネルで得られた放射線画像情報が前記信号線を介して有線により送信される一方、給電装置から放射線検出カセッテへの給電が無線により行われる。このため、送信される放射線画像情報に電波障害や他の電子機器等からのノイズの影響が生じることを確実に防止することができ、放射線画像を高精度に且つ正確に生成することが可能となる。また、放射線検出カセッテへの給電は無線により行うため、放射線検出カセッテに接続されるケーブル類を最小限とすることができる。従って、放射線画像の劣化を防止しながらも当該放射線検出カセッテの取扱容易性が向上する。
図1に示すように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10が設置された手術室12には、患者14が横臥する手術台(ベッド)16が配置されると共に、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。
放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを被写体としての患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器40(図2〜図4参照)を内蔵した放射線検出カセッテ24と、放射線検出カセッテ24への電力供給を無線(非接触)により行う給電装置25と、放射線検出器40によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、給電装置25及び表示装置26を制御するコンソール(制御装置)28とを備える。なお、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、給電装置25、表示装置26及びコンソール28間は、それぞれ電源ケーブル(電源系統)や信号ケーブル(信号系統)により接続されて信号の送受信が行われるが、上記のように、放射線検出カセッテ24への給電は給電装置25からの無線により行われる。
撮影装置22は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、給電装置25は、天井から延びた自在アーム31に連結され、放射線検出カセッテ24の配置に応じた所望の位置に移動可能である。表示装置26も同様に、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師18が容易に確認できる位置に移動可能である。なお、給電装置25や表示装置26は、天井や壁、床等に対して固定しておいてもよい。
図2は、図1の放射線検出カセッテ24の一部切断斜視説明図である。放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング(筐体)34を備える。ケーシング34の内部には、放射線Xが照射されるケーシング34の照射面36側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(放射線変換パネル)40、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設される。なお、ケーシング34の照射面36をグリッド38として構成してもよい。
また、ケーシング34の内部には、放射線検出カセッテ24を駆動するための電源部44と、電源部44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御するカセッテ制御部46と、放射線検出器40によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する信号ケーブル(信号線)47が接続された送受信機48とが収容される。電源部44は、電気エネルギから変換された磁場M(エネルギ、供給エネルギ)が給電装置25から印加されると、それを電気エネルギに再変換するエネルギ変換部49(図4参照)等を有する。なお、カセッテ制御部46及び送受信機48には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、ケーシング34の照射面36側に鉛板等を配設しておくことが好ましい。
図3は、放射線検出器40の回路構成ブロック図である。放射線検出器40は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図3では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、放射線検出カセッテ24内に放射線検出器40を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ライン走査駆動部58に接続され、各信号線56は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。
ゲート線54には、行方向に配列されたTFT52をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部58から供給される。この場合、ライン走査駆動部58は、ゲート線54を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ60とを備える。アドレスデコーダ60には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。
また、信号線56には、列方向に配列されたTFT52を介して各画素50の蓄積容量53に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器62によって増幅される。増幅器62には、サンプルホールド回路64を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線56を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器70が接続され、A/D変換器70によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部46に供給される。
図4は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、給電装置25、表示装置26及びコンソール28からなる放射線画像撮影システム10のブロック説明図である。なお、コンソール28には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像情報やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)29が接続され、また、RIS29には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)33が接続される。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線源74と、送受信機76と、線源制御部78とを有する。
送受信機76は、コンソール28から撮影条件を受信する一方、コンソール28に対して撮影完了信号等を送信する。
線源制御部78は、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号及び送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する。放射線源74は、線源制御部78からの制御に基づいて放射線Xを出力する。
給電装置25は、図示しない外部電源に接続された電源80と、コンソール28から給電開始信号等を受信する一方、コンソール28に対して当該給電装置25のID情報(識別データ)等を送信する送受信機82と、電源80からの電気エネルギを磁場Mに変換して放射線検出カセッテ24の電源部44へと無線供給するLC共振器(送電手段)84と、送受信機82から供給される給電開始信号に基づいてLC共振器84を制御する給電制御部86とを備える。
放射線検出カセッテ24には、放射線検出器40、電源部44、カセッテ制御部46及び送受信機(送信手段)48が収容される。
電源部44は、給電装置25のLC共振器84から印加される磁場Mを受けて電気エネルギに再変換するLC共振器88、及び、該LC共振器88で再変換された電気エネルギを所望の電力として放射線検出器40、カセッテ制御部46及び送受信機48へと供給する電源90を有するエネルギ変換部49と、電源90から充電可能なバッテリ92とを備える。さらに、電源部44には、LC共振器88と並設され、該LC共振器88より小型の検出用LC共振器94と、検出用LC共振器94で再変換された電気エネルギを検出することで、当該放射線検出カセッテ24が給電装置25の給電可能エリア内にあることを検出し、カセッテ制御部46へと給電エリア検出信号を送信するエネルギ検出部(受電可否検出部)96とが備えられる。このように、給電装置25から放射線検出カセッテ24へは、コイルとコンデンサを有するLC共振回路で構成されたLC共振器84からLC共振器88への磁場Mの共鳴を利用する公知の電力送信技術を用いて無線での給電を行うものである。
カセッテ制御部46は、アドレス信号発生部(アドレス信号発生手段)98と、画像メモリ100と、運転管理部102と、カセッテIDメモリ104と、データ管理部(データ制御手段)106とを備える。
アドレス信号発生部98は、放射線検出器40を構成するライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60及びマルチプレクサ66のアドレスデコーダ68に対してアドレス信号を供給する。画像メモリ100は、放射線検出器40によって検出された放射線画像情報を記憶する。運転管理部102は、電源部44の駆動制御を行うことにより当該放射線検出カセッテ24の駆動を制御する。カセッテIDメモリ104は、放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報を記憶する。データ管理部106は、当該放射線検出カセッテ24の給電に対応する給電装置25を特定するためのID情報(識別データ)及びエネルギ検出部96からの給電エリア検出信号等を管理する。
送受信機48は、コンソール28から信号ケーブル47により送信要求信号及び給電装置25のID情報を受信する一方、コンソール28に対して、画像メモリ100に記憶された放射線画像情報、カセッテIDメモリ104に記憶されたカセッテID情報、エネルギ検出部96からの給電エリア検出信号に基づくデータ管理部106からの無線給電可能信号等を信号ケーブル47を介して送信する。
一方、表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機110と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部112と、表示制御部112によって処理された放射線画像情報を表示する表示部114とを備える。
コンソール28は、送受信機116と、撮影条件管理部118と、画像処理部(画像処理手段)120と、画像メモリ122と、患者情報管理部124と、カセッテ情報管理部126と、給電情報管理部128とを備える。
送受信機116は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して、放射線画像情報を含む必要な情報を送受信する。撮影条件管理部118は、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する。画像処理部120は、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う。画像メモリ122は、前記画像処理された放射線画像情報を記憶する。患者情報管理部124は、撮影対象である患者14の患者情報を管理する。カセッテ情報管理部126は、放射線検出カセッテ24から送信された無線給電可能信号やカセッテID情報を含むカセッテ情報を管理する。給電情報管理部128は、給電装置25から送信されたID情報等を管理する。また、コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して信号の送受信を行うことができるのであれば、手術室12の外に設置してもよい。
なお、撮影条件とは、患者14の撮影部位に対して、適切な線量からなる放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間等を決定するための条件であり、例えば、撮影部位、撮影方法等の条件を挙げることができる。患者情報とは、患者14の氏名、性別、患者ID番号等、患者14を特定するための情報である。これらの撮影条件及び患者情報を含む撮影のオーダリング情報は、コンソール28で直接設定し、あるいは、RIS29を介してコンソール28に外部から供給することができる。
また、前記カセッテ情報には、放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報等に加え、データ管理部106からの無線給電可能信号も含まれる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像撮影システム10は、手術室12に設置されており、例えば、医師18による患者14の手術中において、放射線画像の撮影が必要となった際に使用される。そのため、撮影対象である患者14の患者情報は、撮影に先立ち、コンソール28の患者情報管理部124に予め登録しておく。また、撮影部位や撮影方法が予め決まっている場合には、これらの撮影条件を撮影条件管理部118に予め登録しておく。以上の準備作業が終了した状態において、患者14に対する手術が遂行される。
手術中において放射線画像の撮影を行うために、医師18又は担当する放射線技師が、患者14と手術台16との間の所定位置にて照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24を設置する。
この際、コンソール28の運転開始と連動して又は図示しない運転開始スイッチの操作等により、給電装置25は、予め所定の運転条件(低出力運転)で駆動されている。従って、放射線検出カセッテ24は、電源部44の検出用LC共振器94及びエネルギ検出部96によって当該放射線検出カセッテ24が給電装置25の給電可能エリア内に配置されたことを検出することができる。すなわち、エネルギ検出部96は、放射線検出カセッテ24が給電装置25から受電可能なエリアにあるか否かを検出する受電可否検出部として機能する。この状態において、給電装置25では給電制御部86による制御下に、放射線検出カセッテ24の検出用LC共振器94及びエネルギ検出部96が、給電装置25のLC共振器84からの磁場Mの有無を検出できる程度の弱い磁場を印加する低出力運転を行っている。このため、給電装置25の無駄な電力消費を抑えることができる。
続いて、放射線検出カセッテ24では、エネルギ検出部96からデータ管理部106へと給電エリア検出信号が供給されると、当該データ管理部106では、送受信機82、116を介してコンソール28の給電情報管理部128に記憶された給電装置25のID情報を、信号ケーブル47によって送受信機48から受信する一方、無線給電可能信号を送受信機48、116を介して信号ケーブル47によりカセッテ情報管理部126へと送信する。従って、給電開始信号が、カセッテ情報管理部126から送受信機116、82を介して給電装置25に送信されるため、給電制御部86は、放射線検出カセッテ24に対する給電を開始するためにLC共振器84を制御する。すなわち、給電装置25は、LC共振器84から放射線検出カセッテ24へと印加される磁場Mを強い磁場に変更した所定の運転条件(高出力運転、給電運転)で駆動される。これにより、放射線検出カセッテ24では、運転管理部(制御部)102からエネルギ変換部49への制御指令に基づき、LC共振器84からの磁場MをLC共振器88で電気エネルギに変換して電源90に供給すると共に、電源90から放射線検出器40等へと電力供給を開始することで撮影準備を完了する。
なお、放射線画像撮影システム10では、上記のようにコンソール28を介して放射線検出カセッテ24と給電装置25との間で対応する給電装置25のID情報を確認できる。このため、例えば、給電装置を複数台設置した場合にも、対応する所望の給電装置から放射線検出カセッテ24へと適切に且つ選択的に給電運転を行うことができるため、無駄な電力消費や誤動作等を回避することができる。
次いで、撮影装置22を放射線検出カセッテ24に対向する位置に移動させた後、撮影スイッチ72を操作して、放射線画像の撮影を行う。
この場合、医師18又は放射線技師による撮影スイッチ72の操作に起因して、撮影装置22の線源制御部78は、送受信機76、116を介して、コンソール28に対して撮影条件の送信を要求する。コンソール28は、受信した前記要求に基づいて、撮影条件管理部118に登録されている当該患者14の撮影部位に係る撮影条件を、送受信機116、76を介して撮影装置22に送信する。線源制御部78は、前記撮影条件を受信すると、当該撮影条件に従って放射線源74を制御して、所定の線量からなる放射線Xを患者14に照射する。
患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド38によって散乱線が除去された後、放射線検出器40に照射され、放射線検出器40を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として保持される(図3参照)。次いで、各蓄積容量53に保持された患者14の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部46を構成するアドレス信号発生部98からライン走査駆動部58及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線54に接続されたTFT52のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ68は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部58によって選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して順次読み出す。
放射線検出器40の選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53から読み出された放射線画像情報は、各増幅器62によって増幅された後、各サンプルホールド回路64によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器70に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部46の画像メモリ100に一旦記憶される。
同様にして、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部98から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線54に接続されている各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して読み出し、マルチプレクサ66及びA/D変換器70を介してカセッテ制御部46の画像メモリ100に記憶させる。
画像メモリ100に記憶された放射線画像情報は、送受信機48を介して、信号ケーブル47によりコンソール28に送信される。コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機116によって受信され、画像処理部120において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部124に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ122に記憶される。
また、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機116から表示装置26に送信される。受信機110によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部112によって表示部114を制御し、放射線画像を表示する。医師18は、表示部114に表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
以上説明したように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、放射線検出カセッテ24の使用時(撮影時)に、当該放射線検出カセッテ24に対して常に無線給電を行うことができる位置に給電装置25を配置している。このため、放射線検出カセッテ24には、信号ケーブル47以外に電源ケーブルを接続することなく撮影を行うことができるため、当該放射線検出カセッテ24だけでなくシステム全体の取扱容易性を向上させることができ、また、放射線検出カセッテ24のバッテリ残量の不足等による撮影及び手術の中断を有効に回避することができる。
一方、放射線検出器40で取得され変換された放射線画像情報は、放射線検出カセッテ24からコンソール28へと、送受信機48及び116間を繋ぐ信号ケーブル47を介して有線により送信される。このため、上記従来技術のように放射線画像情報を無線により送信する場合と比較して、当該送信される放射線画像情報に電波障害や他の電子機器等からのノイズの影響が生じることを確実に防止することができ、放射線画像を高精度に且つ正確に生成することが可能となる。この場合、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間には、電源ケーブルがなく、信号ケーブル47のみが接続されていることから、すなわち、当該放射線検出カセッテ24に接続されるケーブル類を最小限とすることができ、放射線画像の劣化を防止しながらも当該放射線検出カセッテ24の取扱容易性を向上させることが可能となっている。
しかも、本実施形態の場合、放射線検出カセッテ24の取扱容易性を向上させるために給電装置25による無線給電を行うものであるが、この給電装置25から放射線検出カセッテ24に印加される磁場M等が放射線画像情報に影響を及ぼすことも確実に防止することができるため、放射線画像情報の送受信に信号ケーブル47を用いることは極めて有効である。この場合、放射線検出カセッテ24からコンソール28へと接続される信号ケーブル47がノイズ防止用のシールド47aにより囲繞されており(図2参照)、例えば、内部の信号線をツイストペアにし、信号線束を接地した被覆でカバーすることにより信号ケーブル47を構成している。従って、放射線画像情報等を送信する信号ケーブル47への他の電子機器等の電磁波等による影響を一層低減することができ、放射線画像情報にノイズが生じることを有効に回避して、画像劣化を一層確実に抑えることが可能となる。
また、放射線画像撮影システム10では、対応する給電装置25の給電可能エリア内に放射線検出カセッテ24が配置されると、コンソール28を介して自動的に放射線検出カセッテ24と給電装置25との間での情報の送受信が行われ、放射線検出カセッテ24が撮影可能な状態に駆動制御される。従って、放射線検出カセッテ24では、バッテリ92等を用いて予め撮影可能な準備状態に起動しておく必要がなく、また、手動の操作スイッチ等を設ける必要もないため、無駄な電力消費や誤動作、さらには操作スイッチの操作忘れによる撮影ミス等を生じることを防止することができる。しかも、コンソール28と放射線検出カセッテ24との間での情報の送受信が信号ケーブル47を介して有線で行われるため、上記の放射線画像情報の場合と同様に、無線給電可能信号を放射線検出カセッテ24からコンソール28へと正確に且つ確実に送信することができる。これにより、放射線検出カセッテ24を含めた放射線画像撮影システム10の取扱容易性を一層向上させることができる。
さらに、放射線検出カセッテ24では、電源90と共にバッテリ92を搭載していることから、電源90による当該放射線検出カセッテ24の駆動で余った電力でバッテリ92の充電を行うことができる。同様に、検出用LC共振器94からの電力を電源90からバッテリ92へと供給し蓄積することもできる。換言すれば、放射線検出カセッテ24では、バッテリ92の充電作業のみを行う必要がなく、当該放射線検出カセッテ24の使用時に同時にバッテリ92の充電を行うことができる。
しかも、放射線検出カセッテ24ではその使用時、エネルギ検出部96によってLC共振器84からの磁場Mの有無(出力の適否)が運転管理部102へと供給されている。そこで、例えば、放射線検出カセッテ24の使用中(撮影中)に給電装置25が故障したり、LC共振器84からの磁場Mが不安定になった場合には、エネルギ検出部96で所望の磁場Mが検出されないことになるが、このような場合には、当該運転管理部(電源選択部)102により、放射線検出カセッテ24全体の駆動や、放射線検出器40、カセッテ制御部46及び送受信機48の個々の駆動を、電源90からバッテリ92へと切り換えることができる。このため、撮影中に放射線検出カセッテ24が動作不能に陥ることを回避することができ、撮影及び手術が中断することを防止可能である。すなわち、放射線検出カセッテ24では、電源90と共にバッテリ92を併用できるため、その駆動の安定性を向上させることができる。勿論、放射線検出カセッテ24では、必要に応じて給電装置25を用いないバッテリ92のみによる駆動を行うこともできる。当然、撮影時以外に給電装置25や他の同様な構成の給電装置によってバッテリ92への充電のみを行うことも可能である。
また、前記のように、エネルギ検出部96で所望の磁場Mが検出されない場合には、例えば、送受信機48、116を介してデータ管理部106から無線給電不能信号をカセッテ情報管理部126に送信するとよい。そうすると、例えば、送受信機116から受信機110へと前記の無線給電不能信号を送信し、表示部(通知部)114にて医師等にその旨を通知することができる。
なお、このような放射線画像撮影システム10では、放射線検出カセッテ24が給電装置25の給電可能エリア内にあること、すなわち、放射線検出カセッテ24が給電装置25から受電可能なエリアにあるか否かを検出する受電可否検出部として、検出用LC共振器94及びエネルギ検出部96を用いたが、これ以外にも、例えば、図5に示すように、給電装置25に送信機85を設け、放射線検出カセッテ24の検出用LC共振器94及びエネルギ検出部96の代わりに、受信機95及び受電可否検出部97を設けた放射線画像撮影システム10aとして構成することもできる。
この場合、送信機85から受信機95には、例えば、指向性を持ち通信領域を制限することで、他の無線通信等に影響を及ぼさない無線通信を介して給電可能エリアを示す信号が送信される。また、送信機85の代わりにLED(発光器)を用い、受信機95の代わりに受光器を用いることにより、同様の検出を行うことも可能である。
なお、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の構成に自由に変更できることは勿論である。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、手術中に使用して放射線画像を表示装置26に表示するものとしたが、手術中以外において通常の放射線画像の撮影のみを行う場合にも適用可能であることは言うまでもない。
また、給電装置25は、放射線検出カセッテ24に対して無線(非接触)による給電が可能であればよく、例えば、LC共振器84、88及び検出用LC共振器94に代えて、それぞれを誘電体で構成すると共に磁場Mの代わりに電場を用いるものとしてもよく、前記のようないわゆる共鳴型の無線給電装置以外のものであってもよい。すなわち、給電装置25から放射線検出カセッテ24に供給される電気エネルギを変換した供給エネルギとしては、例えば、光エネルギや熱エネルギ等も適用可能である。
さらに、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、例えば、放射線検出カセッテ24に収容される放射線検出器40は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
さらにまた、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
さらに、例えば、撮影装置22、給電装置25、表示装置26及びコンソール28間等での信号の送受信を無線通信によって行うこともできる。
また、放射線検出カセッテ24は、手術室12等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、放射線検出カセッテ24を防水性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの放射線検出カセッテ24を繰り返し続けて使用することができる。
さらに、放射線検出カセッテ24は、手術室12で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
さらにまた、放射線検出カセッテ24と外部機器との間での無線通信(給電装置25による無線給電)は、通常の電波による通信に代えて、赤外線等を用いた光無線通信で行うようにしてもよい。
さらにまた、図6に示すように放射線検出カセッテ500を構成すると、一層好適である。なお、図6では、信号ケーブル47の図示を省略している。
すなわち、放射線検出カセッテ500には、ケーシング502の放射線照射面側に、撮影領域及び撮影位置の基準となるガイド線504が形成される。このガイド線504を用いて、放射線検出カセッテ500に対する被写体(患者14)の位置決めを行い、また、放射線Xの照射範囲を設定することにより、放射線画像情報を適切な撮影領域に記録することができる。
放射線検出カセッテ500の撮影領域外の部位には、当該放射線検出カセッテ500に係る各種情報を表示する表示部506を配設する。この表示部506には、放射線検出カセッテ500に記録される患者14のID情報、放射線検出カセッテ500の使用回数、累積曝射線量、放射線検出カセッテ500に内蔵されている電源部44(バッテリ92)の充電状態(残容量)、放射線画像情報の撮影条件、患者14の放射線検出カセッテ500に対するポジショニング画像等を表示させる。この場合、放射線技師は、例えば、表示部506に表示されたID情報に従って患者14を確認すると共に、当該放射線検出カセッテ500が使用可能な状態にあることを事前に確認し、表示されたポジショニング画像に基づいて患者14の所望の撮影部位を放射線検出カセッテ500に位置決めして、最適な放射線画像情報の撮影を行うことができる。
また、放射線検出カセッテ500に取手部508を形成することにより、当該放射線検出カセッテ500の取扱い、持ち運びが容易になる。
放射線検出カセッテ500の側部には、ACアダプタの入力端子510と、USB(Universal Serial Bus)端子512と、メモリカード514を装填するためのカードスロット516とを配設すると好適である。
入力端子510は、放射線検出カセッテ500に内蔵されている電源部44(バッテリ92)の充電機能が低下しているとき、あるいは、電源部44(バッテリ92)を充電するのに十分な時間を確保できないとき、ACアダプタを接続して外部から電力を供給することにより、当該放射線検出カセッテ500を直ちに使用可能な状態とすることができる。
USB端子512又はカードスロット516は、放射線検出カセッテ500がコンソール28等の外部機器との間で有線通信による情報の送受信を行うことができないときに利用することができる。すなわち、USB端子512にケーブルを接続することにより、外部機器との間で有線通信による情報の送受信を行うことができる。また、カードスロット516にメモリカード514を装填し、このメモリカード514に必要な情報を記録した後、メモリカード514を取り出して外部機器に装填することにより、情報の送受信を行うことができる。
手術室12や病院内の必要な箇所には、図7に示すように、放射線検出カセッテ24が装填され、内蔵される電源部44(バッテリ92)の充電を行うクレードル518を配置すると好適である。この場合、クレードル518は、電源部44(バッテリ92)の充電だけでなく、クレードル518の無線通信機能又は有線通信機能を用いて、RIS29、HIS33、コンソール28等の外部機器との間で必要な情報の送受信を行うようにしてもよい。送受信する情報には、クレードル518に装填された放射線検出カセッテ24に記録された放射線画像情報を含めることができる。
また、クレードル518に表示部520を配設し、この表示部520に対して、装填された当該放射線検出カセッテ24の充電状態や、放射線検出カセッテ24から取得した放射線画像情報を含む必要な情報を表示させるようにしてもよい。
さらに、複数のクレードル518をネットワークに接続し、各クレードル518に装填されている放射線検出カセッテ24の充電状態をネットワークを介して収集し、使用可能な充電状態にある放射線検出カセッテ24の所在を確認できるように構成することもできる。
なお、本発明に係る放射線画像撮影システムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態の放射線画像撮影システムが設置された手術室の説明図である。 図1に示す放射線検出カセッテの一部切断斜視説明図である。 図2の放射線検出器の回路構成ブロック図である。 図1に示す放射線画像撮影システムのブロック説明図である。 図1に示す放射線画像撮影システムの変形例のブロック説明図である。 放射線検出カセッテの他の構成図である。 放射線検出カセッテの充電を行うクレードルの構成図である。
符号の説明
10、10a…放射線画像撮影システム 12…手術室
22…撮影装置 24、500…放射線検出カセッテ
25…給電装置 26…表示装置
28…コンソール 40…放射線検出器
44…電源部 46…カセッテ制御部
47…信号ケーブル 48、76、82、116…送受信機
49…エネルギ変換部 74…放射線源
80、90…電源 84、88…LC共振器
85…送信機 86…給電制御部
92…バッテリ 94…検出用LC共振器
95…受信機 96…エネルギ検出部
97…受電可否検出部 102…運転管理部
106…データ管理部 120…画像処理部
126…カセッテ情報管理部 128…給電情報管理部

Claims (3)

  1. 被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネル、及び、前記放射線変換パネルに接続され、前記放射線画像情報を画像処理手段に送信する送信手段を有する放射線検出カセッテと、
    前記放射線検出カセッテへの給電を行う給電装置と、
    を備える放射線画像撮影システムであって、
    前記送信手段による前記放射線画像情報の前記画像処理手段への送信は信号線を介して有線により行われる一方、
    前記給電装置から前記放射線検出カセッテへの給電は無線により行われることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記給電装置には、電気エネルギを変換して前記放射線検出カセッテに無線で供給する送電手段が設けられ、
    前記放射線検出カセッテには、前記送電手段から供給された供給エネルギを電気エネルギに再変換するエネルギ変換部と、該放射線検出カセッテが前記送電手段から供給される前記供給エネルギを受電可能な領域にあるか否かを検出する受電可否検出部とが設けられていることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項2記載のシステムにおいて、
    前記放射線検出カセッテには、前記受電可否検出部により前記受電可能な領域内であるとの結果が検出された場合に、前記給電装置の識別データを受信すると共に、外部の制御装置へと前記送信手段及び前記信号線を介して無線給電可能信号を送信するデータ制御手段が設けられ、
    前記制御装置は、前記放射線検出カセッテから前記無線給電可能信号を受信した後、前記識別データに対応した前記給電装置に給電開始信号を送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
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