JP5294725B2 - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、検出した前記放射線を放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを備えた放射線検出カセッテを有する放射線画像撮影システムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この場合、前記放射線変換パネルとしては、前記放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に前記放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで前記放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線変換パネルは、前記放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、前記蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての前記放射線画像が得られる。
一方、手術室等においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが必要である。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。
ところで、これらの放射線変換パネルを収容する放射線検出カセッテを用いた放射線画像撮影システムでは、被写体としての患者を特定するための被写体ID情報を用いて、放射線画像の撮影や放射線画像情報の管理を行っている(特許文献1及び2参照)。
すなわち、特許文献1には、放射線検出カセッテ内の記憶部に、被写体ID情報を含む放射線画像の撮影に関する識別情報を予め記憶させ、放射線画像の撮影毎に次に撮影する被写体の識別情報を表示装置に表示させることで、該放射線画像の撮影を効率よく行わせることが提案されている。
また、特許文献2には、患者の体の一部に装着されたIDタグの被写体ID情報を携帯医療端末で読み取り、この被写体ID情報を医療施設コンピュータに送信することが提案されている。
特開2003−172783号公報 特開2005−245828号公報
ところで、放射線画像の撮影時に放射線源から被写体を介して放射線検出カセッテに照射される放射線に関し、その放射線照射線量は被写体毎に異なる。すなわち、該被写体毎に最適な放射線照射線量が存在するので、前記放射線照射線量については、前記被写体毎に管理され、あるいは、調整される必要がある。しかしながら、特許文献1及び2では、前記放射線照射線量について前記被写体毎に管理していないので、放射線画像の撮影時に、前記被写体に対して適切な放射線照射線量の放射線を照射することができない。
本発明は、前記の課題に鑑みなされたものであり、放射線画像の撮影時における放射線の放射線照射線量を、被写体毎に管理及び調整することを可能とする放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
本発明の放射線画像撮影システムは、
放射線を出力する放射線源と、
被写体を透過した前記放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを収容する放射線検出カセッテと、
前記被写体に配置され且つ該被写体を特定するための被写体ID情報が記憶されたRFIDタグと、
複数の被写体ID情報が記憶されたID記憶部と、
ID照合部と、
前記各被写体ID情報に対応する放射線照射線量が記憶された放射線照射線量記憶部と、
を有し、
前記放射線検出カセッテは、第1無線通信手段をさらに有し、
前記放射線源は、前記第1無線通信手段と無線通信が可能な第2無線通信手段と共に撮影装置に収容され、
前記第1無線通信手段は、前記RFIDタグから無線通信により前記被写体ID情報を受信し、
前記ID照合部は、前記ID記憶部に記憶された各被写体ID情報と、前記受信された被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、該一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量を前記放射線照射線量記憶部から読み出し、前記読み出した放射線照射線量を、前記放射線画像情報の撮影時に、前記一致する被写体ID情報の被写体に照射される放射線の放射線照射線量とみなして、該一致する被写体ID情報と、前記読み出した放射線照射線量とを対応付けることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1無線通信手段は、前記RFIDタグから無線通信により前記被写体ID情報を受信し、前記ID照合部は、受信した前記被写体ID情報と、前記ID記憶部に記憶された前記各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、当該一致する被写体ID情報と、前記放射線照射線量記憶部に記憶され且つ前記一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量とを対応付ける。
これにより、被写体毎に前記放射線照射線量を管理することが可能となり、放射線画像の撮影時における放射線の放射線照射線量を被写体毎に調整することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10が設置された手術室12には、患者14が横臥する手術台(ベッド)16が配置されると共に、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。
放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量(放射線照射線量)からなる放射線Xを被写体としての患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(放射線変換パネル)40(図2〜図5参照)を内蔵した放射線検出カセッテ24と、放射線検出器40によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール(制御装置)28とを備える。また、患者14の手首には、該患者14を特定するための被写体ID情報が記憶されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグ182を備えたリストバンド180が装着されている(図1及び図3参照)。なお、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28間は、UWB(Ultra Wide Band)を用いた無線通信による信号の送受信が行われ、さらに、放射線検出カセッテ24とRFIDタグ182との間も、UWBを用いた無線通信による信号の送受信が行われる。
撮影装置22は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置26は、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師18が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2は、放射線検出カセッテ24の内部構成図である。放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング(筐体)34を備える。ケーシング34の内部には、放射線Xが照射されるケーシング34の照射面36側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器40、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設される。なお、ケーシング34の照射面36をグリッド38として構成してもよい。
また、ケーシング34の内部には、放射線検出カセッテ24の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御するカセッテ制御部46と、放射線検出器40によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する送受信機(第1無線通信手段)48とが収容される。なお、カセッテ制御部46及び送受信機48には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、ケーシング34の照射面36側に鉛板等を配設しておくことが好ましい。
図3は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び手術台16の側面図である。放射線検出カセッテ24の送受信機48は、RFIDタグ182から無線通信により、該RFIDタグ182に記憶されている患者14の被写体ID情報を受信可能である。また、送受信機48は、撮影装置22内の送受信機(第2無線通信手段)76と無線通信による信号の送受信が可能である。
図4は、放射線検出器40の回路構成ブロック図である。放射線検出器40は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図4では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、放射線検出カセッテ24内に放射線検出器40を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ライン走査駆動部58に接続され、各信号線56は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。ゲート線54には、行方向に配列されたTFT52をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部58から供給される。この場合、ライン走査駆動部58は、ゲート線54を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ60とを備える。アドレスデコーダ60には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。
また、信号線56には、列方向に配列されたTFT52を介して各画素50の蓄積容量53に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器62によって増幅される。増幅器62には、サンプルホールド回路64を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線56を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器70が接続され、A/D変換器70によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部46に供給される。
図5は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26、コンソール28及びRFIDタグ182からなる放射線画像撮影システム10の構成ブロック図である。なお、コンソール28には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像情報やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)29が接続され、また、RIS29には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)31が接続される。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線源74と、送受信機76と、線源制御部78とを有する。
送受信機76は、コンソール28から無線通信により撮影条件を受信する一方、コンソール28に対して無線通信による撮影完了信号等を送信する。また、送受信機76は、前述したように、放射線検出カセッテ24の送受信機48との間で無線通信が可能である。
線源制御部78は、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号及び送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する。放射線源74は、線源制御部78からの制御に基づいて放射線Xを出力する。
一方、放射線検出カセッテ24のカセッテ制御部46は、アドレス信号発生部80と、画像メモリ82と、カセッテIDメモリ84と、ID照合部160と、RFIDメモリ(ID記憶部)184と、線量記憶部(放射線照射線量記憶部)186とを備える。
アドレス信号発生部80は、放射線検出器40を構成するライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60及びマルチプレクサ66のアドレスデコーダ68に対してアドレス信号を供給する。画像メモリ82は、放射線検出器40によって検出された放射線画像情報を記憶する。カセッテIDメモリ84は、放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報を記憶する。送受信機48は、コンソール28から無線通信により送信要求信号を受信する一方、コンソール28に対して、カセッテIDメモリ84に記憶されたカセッテID情報及び画像メモリ82に記憶された放射線画像情報を無線通信により送信する。
RFIDメモリ184には、複数の患者14の被写体ID情報が記憶されている。線量記憶部186には、放射線画像の撮影時に患者14に照射される放射線Xの最適な放射線照射線量が患者14毎(被写体毎)に記憶されている。
ID照合部160は、送受信機48が受信した被写体ID情報と、RFIDメモリ184内に記憶されている各被写体ID情報とを照合し、一致する被写体ID情報があれば、前記一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量を線量記憶部186から読み出す。この場合、ID照合部160は、前記読み出した放射線照射線量が、放射線画像の撮影時に前記一致する被写体ID情報の患者14に照射される放射線Xの最適な放射線照射線量であるとみなして、前記一致する被写体ID情報と、前記読み出した放射線照射線量とを対応付けて、送受信機48から無線通信によりコンソール28の送受信機(第3無線通信手段)96に送信する。
表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機90と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部92と、表示制御部92によって処理された放射線画像情報を表示する表示部94とを備える。
コンソール28は、送受信機96と、撮影条件管理部(制御用放射線照射線量記憶部)98と、画像処理部(画像処理手段)100と、画像メモリ101と、患者情報管理部102と、カセッテ情報管理部104と、ID照合部(制御用ID照合部)162と、RFIDメモリ(制御用ID記憶部)188とを備える。
送受信機96は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して、放射線画像情報を含む必要な情報を無線通信により送受信する。撮影条件管理部98は、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する。画像処理部100は、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う。画像メモリ101は、前記画像処理された放射線画像情報を記憶する。患者情報管理部102は、撮影対象である患者14の患者情報を管理する。カセッテ情報管理部104は、放射線検出カセッテ24から送信されたカセッテID情報を管理する。
RFIDメモリ188には、放射線検出カセッテ24内のRFIDメモリ184と同様に、複数の患者14の被写体ID情報が記憶されている。ID照合部162は、送受信機96にて受信された前記被写体ID情報と、RFIDメモリ188に記憶されている各被写体ID情報とを照合する。この場合、一致する被写体ID情報があるとID照合部162が判定すれば、コンソール28は、前記一致する被写体ID情報と共に送受信機96で受信された前記放射線照射線量に基づいて、該放射線照射線量に応じた撮影条件を撮影条件管理部98に記憶(登録)させる。なお、撮影条件管理部98内において、前記一致する被写体ID情報の患者14に関し、既に撮影条件が登録されていれば、コンソール28は、撮影条件管理部98に登録されている撮影条件を、前記放射線照射線量に応じた撮影条件に更新させる。
また、コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して無線通信による信号の送受信を行うことができるのであれば、手術室12の外に設置してもよい。
なお、撮影条件とは、患者14の撮影部位に対して、適切な放射線照射線量からなる放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間等を決定するための条件であり、例えば、撮影部位、撮影方法等の条件を挙げることができる。患者情報とは、患者14の氏名、性別、患者ID番号等、患者14を特定するための情報である。これらの撮影条件及び患者情報を含む撮影のオーダリング情報は、コンソール28で直接設定し、あるいは、RIS29を介してコンソール28に外部から供給することができるが、放射線画像撮影システム10においては、RFIDタグ182から放射線検出カセッテ24に被写体ID情報が送信されることに起因して、放射線検出カセッテ24からコンソール28に送信された放射線照射線量に基づく撮影条件を撮影条件管理部98に登録(記憶)させるようにしている。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像撮影システム10は、手術室12に設置されており、例えば、医師18による患者14の手術中において、放射線画像の撮影が必要となった際に使用される。そのため、撮影対象である患者14の患者情報は、撮影に先立ち、コンソール28の患者情報管理部102に予め登録しておく。また、放射線照射線量や撮影部位や撮影方法が予め決まっている場合には、これらの撮影条件を撮影条件管理部98に予め登録しておく。以上の準備作業が終了した状態において、患者14に対する手術が遂行される。
手術中において放射線画像の撮影を行う場合、医師18又は担当する放射線技師は、患者14と手術台16との間の所定位置に、照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24を設置する。次いで、撮影装置22を放射線検出カセッテ24に対向する位置に適宜移動させた後、撮影スイッチ72を操作して撮影を行う。
図6は、RFIDタグ182から放射線検出カセッテ24への被写体ID情報の送信(ステップS1)より、患者14に対する放射線Xの照射(ステップS13)に至るまでの放射線画像撮影システム10の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS1において、医師18又は担当する放射線技師が、患者14と手術台16との間の所定位置に、照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24を設置した際に、RFIDタグ182は、自己の被写体ID情報を発信しており、放射線検出カセッテ24の送受信機48が前記被写体ID情報を受信すると(ステップS2)、ID照合部160は、送受信機48が受信した被写体ID情報と、RFIDメモリ184内に記憶されている各被写体ID情報とを照合し、一致する被写体ID情報があるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、一致する被写体ID情報があると判定した場合に、ID照合部160は、前記一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量を線量記憶部186から読み出し、前記一致する被写体ID情報と、前記読み出した放射線照射線量とを対応付けて、送受信機48から無線通信により送受信機96に送信する(ステップS4)。
なお、ステップS3において、一致する被写体ID情報がないとID照合部160が判定した場合に、放射線検出カセッテ24では、ステップS4以降の処理を行わず、ステップS2の処理を再度実行する。
ステップS5において、コンソール28の送受信機96が前記対応付けた被写体ID情報及び放射線照射線量を受信すると、ID照合部162は、送受信機96にて受信された被写体ID情報と、RFIDメモリ188に記憶されている各被写体ID情報とを照合し、一致する被写体ID情報があるか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6において、一致する被写体ID情報があるとID照合部162が判定した場合に、コンソール28は、前記一致する被写体ID情報と共に送受信機96にて受信された放射線照射線量に基づく撮影条件を撮影条件管理部98に記憶(更新)させる(ステップS7)。
なお、ステップS6において、一致する被写体ID情報がないとID照合部162が判定した場合に、コンソール28では、ステップS7以降の処理を行わず、ステップS5の処理を再度実行する。
次に、ステップS8において医師18又は放射線技師が撮影スイッチ72(図5参照)を操作すると、撮影装置22の線源制御部78は、送受信機76、96を介して、コンソール28に対して撮影条件の送信を要求する(ステップS9)。
コンソール28は、ステップS10において前記要求を受信し、次いで、撮影条件管理部98に登録されている当該患者14の撮影部位に係る撮影条件を、送受信機96、76を介して撮影装置22に送信する(ステップS11)。線源制御部78は、ステップS12において前記撮影条件を受信すると、前記撮影条件に従って放射線源74を制御して、所定の放射線照射線量(被写体ID情報に応じた放射線照射線量)からなる放射線Xを患者14に照射する(ステップS13)。
なお、ステップS13以降において、患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド38によって散乱線が除去された後、放射線検出器40に照射され、放射線検出器40を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として保持される(図4参照)。次いで、各蓄積容量53に保持された患者14の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部46を構成するアドレス信号発生部80からライン走査駆動部58及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線54に接続されたTFT52のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ68は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部58によって選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して順次読み出す。
放射線検出器40の選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53から読み出された放射線画像情報は、各増幅器62によって増幅された後、各サンプルホールド回路64によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器70に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部46の画像メモリ82に一旦記憶される。
同様にして、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線54に接続されている各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して読み出し、マルチプレクサ66及びA/D変換器70を介してカセッテ制御部46の画像メモリ82に記憶させる。
画像メモリ82に記憶された放射線画像情報は、送受信機48を介して、無線通信によりコンソール28に送信される。
コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機96によって受信され、画像処理部100において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部102に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ101に記憶される。
また、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機96から表示装置26に送信される。受信機90によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部92によって表示部94を制御し、放射線画像を表示する。医師18は、表示部94に表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10によれば、放射線検出カセッテ24の送受信機48は、RFIDタグ182から無線通信により被写体ID情報を受信し、ID照合部160は、受信した被写体ID情報と、RFIDメモリ184に記憶された各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、当該一致する被写体ID情報と、線量記憶部186に記憶され且つ前記一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量とを対応付ける。
これにより、患者14毎に放射線照射線量を管理することが可能となり、放射線画像の撮影時における放射線Xの放射線照射線量を患者14毎に調整することができる。
また、送受信機48は、前記対応付けた被写体ID情報及び放射線照射線量を無線通信によりコンソール28の送受信機96に送信し、コンソール28のID照合部162は、受信された被写体ID情報と、RFIDメモリ188に記憶された各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、前記一致する被写体ID情報と共に受信した放射線照射線量に応じた撮影条件を撮影条件管理部98に記憶(更新)させる。これにより、コンソール28において、前記一致する被写体ID情報の患者14に対する放射線照射線量(撮影条件)の管理を容易に且つ正確に行うことが可能になる。
さらに、コンソール28では、撮影装置22から患者14の撮影条件の送信要求を受信したときに、撮影条件管理部98に記憶された撮影条件を撮影装置22に送信することで、放射線画像の撮影時に、当該患者14に対して最適な放射線照射線量の放射線Xを照射することが可能となる。
さらにまた、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間、放射線検出カセッテ24と撮影装置22との間、撮影装置22とコンソール28との間、コンソール28と表示装置26との間及び放射線検出カセッテ24とRFIDタグ182との間では、UWBの無線通信により信号の送受信が行われている。すなわち、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26、コンソール28及びRFIDタグ182間では、該信号を送受信するためのケーブルが連結されていないため、例えば、手術室12の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、医師18等の作業に支障を来すおそれがない。従って、医師18は、自己の作業を効率よく行うことが可能となる。また、前記無線通信をUWBとすることで、従来の無線通信と比較して、消費電力の低減、耐フェージング性の向上及び高速通信化の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、被写体ID情報及び放射線照射線量を、送受信機48から無線通信により送受信機96に送信しているが、これに代えて、送受信機48から送受信機76を介して送受信機96に無線通信により送信(転送)してもよい。
また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、前述したように、ID照合部160は、送受信機48が受信した被写体ID情報と、RFIDメモリ184内に記憶されている被写体ID情報とが一致する場合に、前記一致する被写体ID情報と、線量記憶部186に記憶されている放射線照射線量とを対応付けるようにしている。これを、下記(1)又は(2)のように変更しても、上述した本実施形態の効果が得られることは勿論である。
(1)撮影条件管理部98に、被写体ID情報の患者14に応じた放射線照射線量を含む撮影条件を、患者14毎(被写体毎)に予め記憶させておく。送受信機48は、受信した被写体ID情報を送受信機96に送信する。ID照合部162は、送受信機96が受信した前記被写体ID情報と、RFIDメモリ188内に記憶されている各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、前記一致する被写体ID情報と、この被写体ID情報に対応する撮影条件管理部98内の放射線照射線量(撮影条件)とを対応付ける。
(2)ID照合部160は、送受信機48が受信した被写体ID情報と、RFIDメモリ184内に記憶されている各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、前記一致する被写体ID情報を送受信機48から無線通信により送受信機96に送信し、前記一致する被写体ID情報と、この被写体ID情報に対応する撮影条件管理部98内の放射線照射線量(撮影条件)とを対応付ける。
また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、医師18又は放射線技師の撮影スイッチ72の操作に起因して放射線画像の撮影が行われるが、医師18又は前記放射線技師によるコンソール28の操作に起因して放射線画像の撮影が行われるようにしてもよい。
さらに、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10では、例えば、放射線検出カセッテ24に収容される放射線検出器40は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
さらに、放射線検出カセッテ24は、手術室12等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、放射線検出カセッテ24を防水性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの放射線検出カセッテ24を繰り返し続けて使用することができる。
さらにまた、放射線検出カセッテ24は、手術室12で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
また、放射線検出カセッテ24と外部機器との間での無線通信は、通常の電波による通信に代えて、赤外線等を用いた光無線通信で行うようにしてもよい。
さらに、図7に示すように放射線検出カセッテ500を構成すると、一層好適である。
すなわち、放射線検出カセッテ500には、ケーシング502の放射線照射面側に、撮影領域及び撮影位置の基準となるガイド線504が形成される。このガイド線504を用いて、放射線検出カセッテ500に対する被写体(患者14)の位置決めを行い、また、放射線Xの照射範囲を設定することにより、放射線画像情報を適切な撮影領域に記録することができる。
放射線検出カセッテ500の撮影領域外の部位には、当該放射線検出カセッテ500に係る各種情報を表示する表示部506を配設する。この表示部506には、放射線検出カセッテ500に記録される患者14のID情報、放射線検出カセッテ500の使用回数、累積曝射線量、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ44の充電状態(残容量)、放射線画像情報の撮影条件、患者14の放射線検出カセッテ500に対するポジショニング画像等を表示させる。この場合、放射線技師は、例えば、表示部506に表示されたID情報に従って患者14を確認すると共に、当該放射線検出カセッテ500が使用可能な状態にあることを事前に確認し、表示されたポジショニング画像に基づいて患者14の所望の撮影部位を放射線検出カセッテ500に位置決めして、最適な放射線画像情報の撮影を行うことができる。
また、放射線検出カセッテ500に取手部508を形成することにより、当該放射線検出カセッテ500の取扱い、持ち運びが容易になる。
放射線検出カセッテ500の側部には、ACアダプタの入力端子510と、USB(Universal Serial Bus)端子512と、メモリカード514を装填するためのカードスロット516とを配設すると好適である。
入力端子510は、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ44の充電機能が低下しているとき、あるいは、バッテリ44を充電するのに十分な時間を確保できないとき、ACアダプタを接続して外部から電力を供給することにより、当該放射線検出カセッテ500を直ちに使用可能な状態とすることができる。
USB端子512又はカードスロット516は、放射線検出カセッテ500がコンソール28等の外部機器との間で無線通信による情報の送受信を行うことができないときに利用することができる。すなわち、USB端子512にケーブルを接続することにより、外部機器との間で有線通信による情報の送受信を行うことができる。また、カードスロット516にメモリカード514を装填し、このメモリカード514に必要な情報を記録した後、メモリカード514を取り出して外部機器に装填することにより、情報の送受信を行うことができる。
手術室12や病院内の必要な箇所には、図8に示すように、放射線検出カセッテ24が装填され、内蔵されるバッテリ44の充電を行うクレードル518を配置すると好適である。この場合、クレードル518は、バッテリ44の充電だけでなく、クレードル518の無線通信機能又は有線通信機能を用いて、RIS29、HIS31、コンソール28等の外部機器との間で必要な情報の送受信を行うようにしてもよい。送受信する情報には、クレードル518に装填された放射線検出カセッテ24に記録された放射線画像情報を含めることができる。
また、クレードル518に表示部520を配設し、この表示部520に対して、装填された当該放射線検出カセッテ24の充電状態や、放射線検出カセッテ24から取得した放射線画像情報を含む必要な情報を表示させるようにしてもよい。
また、複数のクレードル518をネットワークに接続し、各クレードル518に装填されている放射線検出カセッテ24の充電状態をネットワークを介して収集し、使用可能な充電状態にある放射線検出カセッテ24の所在を確認できるように構成することもできる。
なお、本発明に係る放射線画像撮影システムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態の放射線画像撮影システムが設置された手術室の説明図である。 図1の放射線検出カセッテの内部構成図である。 図1の撮影装置、放射線検出カセッテ及び手術台の側面図である。 図2の放射線検出器の回路構成ブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 RFIDタグからの被写体ID情報の送信から放射線の照射に至るまでの放射線画像撮影システムの動作を説明するためのフローチャートである。 放射線検出カセッテの他の構成図である。 放射線検出カセッテの充電を行うクレードルの構成図である。
符号の説明
10…放射線画像撮影システム
12…手術室
14…患者
16…手術台
22…撮影装置
24、500…放射線検出カセッテ
26…表示装置
28…コンソール
29…RIS
31…HIS
40…放射線検出器
44…バッテリ
46…カセッテ制御部
48、76、96…送受信機
50…画素
74…放射線源
82、101…画像メモリ
84…カセッテIDメモリ
90…受信機
94…表示部
98…撮影条件管理部
100…画像処理部
102…患者情報管理部
104…カセッテ情報管理部
160、162…ID照合部
182…RFIDタグ
184、188…RFIDメモリ
186…線量記憶部

Claims (16)

  1. 放射線を出力する放射線源と、
    被写体を透過した前記放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを収容する放射線検出カセッテと、
    前記被写体に配置され且つ該被写体を特定するための被写体ID情報が記憶されたRFIDタグと、
    複数の被写体ID情報が記憶されたID記憶部と、
    ID照合部と、
    前記各被写体ID情報に対応する放射線照射線量が記憶された放射線照射線量記憶部と、
    を有し、
    前記放射線検出カセッテは、第1無線通信手段をさらに有し、
    前記放射線源は、前記第1無線通信手段と無線通信が可能な第2無線通信手段と共に撮影装置に収容され、
    前記第1無線通信手段は、前記RFIDタグから無線通信により前記被写体ID情報を受信し、
    前記ID照合部は、
    前記ID記憶部に記憶された各被写体ID情報と、前記受信された被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、該一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量を前記放射線照射線量記憶部から読み出し、
    前記読み出した放射線照射線量を、前記放射線画像情報の撮影時に、前記一致する被写体ID情報の被写体に照射される放射線の放射線照射線量とみなして、該一致する被写体ID情報と、前記読み出した放射線照射線量とを対応付けることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記撮影装置及び前記放射線検出カセッテを制御し、第3無線通信手段を備える制御装置をさらに有し、
    前記ID記憶部、前記ID照合部及び前記放射線照射線量記憶部は、前記放射線検出カセッテ及び/又は前記制御装置に配置されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項2記載のシステムにおいて、
    前記ID記憶部、前記ID照合部及び前記放射線照射線量記憶部が前記放射線検出カセッテに配置される場合に、前記第1無線通信手段は、前記対応付けた被写体ID情報及び放射線照射線量を無線通信により前記第3無線通信手段に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項2記載のシステムにおいて、
    前記ID記憶部、前記ID照合部及び前記放射線照射線量記憶部が前記制御装置に配置される場合に、
    前記第1無線通信手段は、前記RFIDタグから受信した前記被写体ID情報を無線通信により前記第3無線通信手段に送信し、
    前記ID照合部は、前記第3無線通信手段が受信した前記被写体ID情報と、前記ID記憶部に記憶された各被写体ID情報とを照合することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項2記載のシステムにおいて、
    前記ID記憶部及び前記ID照合部が前記放射線検出カセッテに配置され、前記放射線照射線量記憶部が前記制御装置に配置される場合に、
    前記ID照合部は、前記ID記憶部に記憶された各被写体ID情報と、前記受信された被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、該一致する被写体ID情報を前記第1無線通信手段から無線通信により前記第3無線通信手段に送信し、送信した前記一致する被写体ID情報と、前記放射線照射線量記憶部に記憶され且つ前記一致する被写体ID情報に応じた放射線照射線量とを対応付けることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記第1〜第3無線通信手段は互いに無線通信が可能であり、前記第1〜第3無線通信手段による無線通信は、UWBを用いた無線通信であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  7. 請求項2記載のシステムにおいて、
    前記放射線検出カセッテに前記ID記憶部、前記ID照合部及び前記放射線照射線量記憶部が配置され、前記制御装置に複数の被写体ID情報が記憶された制御用ID記憶部、制御用ID照合部及び制御用放射線照射線量記憶部が配置され、
    前記制御用ID照合部は、前記第3無線通信手段で受信された被写体ID情報と、前記制御用ID記憶部に記憶された各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、前記第3無線通信手段で受信された放射線照射線量を前記制御用放射線照射線量記憶部に記憶させることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  8. 請求項7記載のシステムにおいて、
    前記制御装置は、前記撮影装置から前記被写体の撮影条件の送信要求を受信したときに、前記制御用放射線照射線量記憶部内に記憶された前記放射線照射線量を含む前記撮影条件を前記撮影装置に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記第1無線通信手段は、前記放射線変換パネルにて変換された前記放射線画像情報を、無線通信により前記第3無線通信手段に送信することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  10. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記撮影装置及び前記放射線検出カセッテを制御する制御装置をさらに有し、
    前記第1無線通信手段は、前記対応付けた被写体ID情報及び放射線照射線量を無線通信により前記第2無線通信手段に送信し、
    前記撮影装置は、前記第2無線通信手段にて受信した前記対応付けた被写体ID情報及び放射線照射線量を前記制御装置に転送することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  11. 請求項10記載のシステムにおいて、
    前記放射線検出カセッテに前記ID記憶部、前記ID照合部及び前記放射線照射線量記憶部が配置され、前記制御装置に複数の被写体ID情報が記憶された制御用ID記憶部、制御用ID照合部及び制御用放射線照射線量記憶部が配置され、
    前記制御用ID照合部は、前記撮影装置から前記制御装置に転送された被写体ID情報と、前記制御用ID記憶部に記憶された各被写体ID情報とを照合して、一致する被写体ID情報があれば、前記制御装置に転送された放射線照射線量を前記制御用放射線照射線量記憶部に記憶させることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記第1無線通信手段と前記RFIDタグとの間の無線通信は、UWBを用いた無線通信であることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記放射線変換パネルは、前記放射線を電気信号に直接変換することにより前記放射線画像情報を取得することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  14. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記放射線変換パネル、前記ID記憶部、前記ID照合部、前記放射線照射線量記憶部及び前記第1無線通信手段は、略矩形状の筐体内に収容され、
    前記筐体は、前記放射線を透過させる材料からなることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    表示装置と、前記撮影装置、前記放射線検出カセッテ及び前記表示装置を制御する制御装置とをさらに有し、
    前記制御装置と前記表示装置との間では、UWBによる無線通信が行われることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記RFIDタグを備えるリストバンドが、前記被写体としての患者の手首に装着されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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