JP2005000371A - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線撮影装置において、従来では困難であった撮影形態に対応可能とし、同時に、被検者が無理の少ない撮影姿勢を取れる撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被検者を横臥させる天板と、該天板の下方に配置した放射線受像部と、該放射線受像部を前記天板の短手に沿う方向に移動可能とする第1の案内手段と、前記天板から露出した前記放射線受像部を略鉛直状態に向けて回転可能とする第2の案内手段と、天板横で鉛直状態とした前記放射線受像部を、前記放射線受像部が天板の下方に位置した時の受像範囲中心位置を回転中心として水平方向に回動可能とする受像部回転手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル、ベッド等の天板に横臥させた被検者にX線等の放射線を投射し、被検者を透過した放射線を天板の下方又は側方に配置した放射線受像部により受像する放射線撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の放射線撮影装置は、被検者の医療診断、物質の非破壊検査等の多様な分野に使用されており、増感紙と放射線写真フィルムを密着させて使用する所謂放射線写真法を採用している。この放射線撮影装置において、放射線が被検者を透過して増感紙に入射すると、増感紙に含まれている蛍光体が放射線エネルギを吸収して蛍光を発生する。そして、この蛍光により放射線写真フィルムが感光し、放射線像を可視像として記録する。
【0003】
近年、蓄積性蛍光体から成る放射線検出器を備えた画像記録再生装置が考案されている。この画像記録再生装置においては、放射線が被写体を透過して蓄積性蛍光体に入射すると、蓄積性蛍光体は放射線エネルギの一部を蓄積する。そして、蓄積性蛍光体に可視光等の光を照射すると、蓄積性蛍光体は蓄積した放射線エネルギに応じた輝尽発光を示す。つまり、蓄積性蛍光体は被写体の放射線画像情報を蓄積し、走査手段が蓄積性蛍光体をレーザー光等の励起光により走査し、信号読取手段が輝尽発光光を光電的に読み取り、写真感光材料等の記録材料又はCRT等の表示手段が可視像として記録又は表示する。
【0004】
また、半導体プロセス技術の進歩により、放射線をリアルタイムで直接にデジタル出力する放射線デジタル検出器が提案され、例えば特開平8ー116044号公報に記載されている。この放射線デジタル検出器はシンチレータと固体光検出器を積層した構成となっており、シンチレータは放射線を可視光に変換し、固体光検出器は可視光を光電変換するようになっている。固体光検出器は石英ガラスから成る基板上に、透明導電膜と導電膜から成る固体光検出素子をアモルファス半導体膜で挟んでマトリクス状に配列することにより製作が可能となっている。
【0005】
そして、この種の放射線デジタル検出器は数mmの厚さの平面パネル状であるため、この放射線デジタル検出器を採用した放射線受像部は薄型軽量化が容易となっている。また、放射線受像部はフィルムや蓄積性蛍光体シート等の消耗部材を用いることなくデジタル画像を直接に得ることができるため、従来では必要であった繰り返し作業、即ち放射線受像部にフィルム又は蓄積性蛍光体シートを収容したカセッテを設定する作業や、撮影した後にカセッテを取り出して現像する作業が不要となり、撮影技師を煩雑な作業から解放している。
【0006】
例えば、図11は被検者Sの四肢、頭部、腹部等を単純撮影する際に使用可能なブッキー撮影台を示し、この撮影台では被検者Sを横臥させる天板1が支持台2に四隅の支柱3を介して支持されている。天板1の下方で支持台2の上面にはX線受像部4が配置され、このX線受像部4内の空間4aには前述のX線検出器が組み込まれている。そして、天板1上に仰臥又は伏臥した被検者Sを撮影する際には、被検者Sの上方に位置する管球TからX線を投射し、被検者Sを透過したX線をX線受像部4により受像する。
【0007】
また、図12に示すように天板1上に仰臥又は伏臥した被検者Sの側面を撮影する場合には、天板1の下に配置したX線受像部4を使用する代りに、フィルム又は蓄積性蛍光体シートを収容したカセッテ5を、被検者Sの側方において天板1の上に立て、被検者Sの側方に位置する管球T’からX線を投射し、被検者Sを透過したX線をカセッテ5により受像する。
【0008】
これに対し、カセッテ5の代りにX線検出器を使用することが期待され、図13に示すようなX線受像部4の姿勢を変換し得る撮影台が提案されている。この撮影台では、X線受像部4を天板1の短手に沿う方向に案内するガイドレール6aと、天板1から露出したX線受像部4を鉛直方向に回転可能とする回転軸6bとから構成されている。この撮影台では、X線受像部4の姿勢を水平状態から鉛直状態に変換できるので、被検者Sを1つのX線受像部4によって異なる方向から容易に撮影できるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、X線受像部を水平に移動したり、鉛直状態に姿勢変換したりすることにより、一つのX線受像部を要求される様々な撮影形態に対して最適の位置に設定することが可能となる。
【0010】
しかし、従来の構成では、側面撮影において、被検部への水平方向において角度を付けた入射X線に対して、X線受像部を垂直に置き投射する撮影手法には対応することができなかった。また、撮影部の位置に合わせて被検部の位置、角度を設定する必要があり、体の不自由な人や重病人等にとってはこの動作は負担となっていた。そこで、本発明の第一の目的は、従来では困難であった撮影形態に対応可能な撮影装置を提供すること、同時に、被検者が無理の少ない撮影姿勢を取れる撮影装置を提供することにある。
【0011】
また、近年X線受像部の改良により、同様の原理で、単純撮影だけではなく長時間撮影、高速連続撮影や透視撮影が可能となってきた。これにより従来のI.I等を用いた大掛かりな透視撮影装置を使用せず、前述の単純撮影のシステムを使用することにより、より情報量の多い撮影手法が可能となっている。そこで、本発明の第2の目的は、これら拡張された新たな撮影手法にも有用な撮影装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、被検者を横臥させる天板と、該天板の下方に配置した放射線受像部と、該放射線受像部を前記天板の短手に沿う方向に移動可能とする第1の案内手段と、前記天板から露出した前記放射線受像部を略鉛直状態に向けて回転可能とする第2の案内手段と、天板横で鉛直状態とした前記放射線受像部を、前記放射線受像部が天板の下方に位置した時の受像範囲中心位置を回転中心として水平方向に回動可能とする受像部回転手段とを備えることにより、撮影手法、撮影部位に合わせて、受像部に角度をつけて撮影することを可能とした。
【0013】
また、前記回転手段を、放射線受像部と第1の案内手段と第2の案内手段とを一体で回転させるように配置することにより、放射線受像部が天板の下方に位置した状態と、放射線受像部が天板の短手方向に露出した状態でも、回転手段を使用でき、これにより撮影に適した撮影範囲の設定や、被検者が自然な無理の少ない撮影姿勢を取ることを可能とした。
【0014】
更に、前述の構成に、放射線受像部の前記天板の短手方向での位置を検出する検出手段と、前記放射線受像部の姿勢を検出する検出手段と、前記受像部回転手段の回転量を検出する検出手段と、前記3つの検出手段の出力に基づいて前記管球の位置と向きを前記放射線受像部の受像範囲中心位置と対向合致させる手段とを備えることにより、様々に位置変更可能な放射線受像部に対して、管球の位置合わせを容易としたものである。
【0015】
なお、その他の実施形態、効果については、以下に述べる実施例の中で説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照にして詳細に説明していく。
【0017】
図1は第1の実施例の一部を切欠した要部斜視図であり、支持台101の上方に天板102が例えば四隅の支柱103を介して略水平状態に支持されている。天板102は被検者を横臥させるものとされ、アクリル板、カーボン板、木材等から形成されている。天板102の下方で支持台101の上面には、X線デジタル検出器を内蔵したX線受像部104が配置され、このX線受像部104は第1の案内機構105により天板102の短手方向に沿う方向に移動すること、天板102から露出した後に第2の案内機構106により鉛直方向に回転すること、鉛直状態になった受像部を水平回転機構121により水平方向に回転することが可能とされている。
【0018】
図2は図1において水平回転機構121を天板102の短手方向であるA方向から見た部分拡大図であり、水平回転機構121は支持台101の上面に固定された基台122と、前述の第1の案内機構105を保持する保持板123と、基台122と保持板123とを回転可能に支持する回転軸受124とから構成されている。そして、保持板123を基台122に対して回転しないようにロックするロックレバー124が、基台122に螺合等により取り付けられている。この様に水平回転機構121の上部に第1の案内機構105と第2の案内機構106を配置することにより、水平回転機構121の回転により第1の案内機構105と第2の案内機構106が同時に回転することになる。また、水平回転機構121の回転中心121aは、X線受像部104が天板102の下に水平に収納された状態の撮像範囲中心位置に一致させてある。
【0019】
図3、4を用いて、本発明を使用した撮影手順について説明する。図3、4は図1において天板102上方(B方向)より見た図であり、本実施例で実現可能なX線受像部104の位置変更及び姿勢変更を表している。まず天板102の上方に配置したX線管球により被検者を撮影する際には、X線受像部104を水平状態にして天板102下方の104aの位置に配置し、被検者を天板102上に仰臥又は伏臥させ、X線管球からX線を投射してX線受像部104aにより受像する。また、この状態で、水平回転機構121を使用しX線受像部104aを回転して使用することができる。例えば、脚部等できるだけ長い範囲を撮影したい場合、受像部104aを104bの位置に回転させる。このように対角方向で使用することにより、従来2回の投射に分割する必要があった撮影を1回の撮影で済ませることが可能となり、技師の作業性の向上、被検者への放射線被爆の低減をはかる事ができる。
【0020】
次に、X線受像部104aを第1の案内機構105を用いて天板102横に引き出して104cの位置に配置する。天板横に配置することにより、天板によるX線吸収、散乱の無い良好な画像を得ることができる。この時も図3の様に回転機構121を使用してX線受像部104cの位置を104dや104eの様に変更することができる。これにより、撮影台横又は天板上に位置した被検者がX線受像部上面に被検部位を載せる時のポジショニングの自由度が増し、被検者が自然な無理の少ない撮影姿勢を取ることが可能となる。
【0021】
そして、天板102の側方に配置したX線管球Tにより被検者を撮影する際には、X線受像部104を第2の案内機構106を用いて水平状態104cから鉛直状態104fに姿勢変更し、側方に配置したX線管球Tから投射してX線受像部104fにより受像する。更に、図4のように水平方向斜めに配置した管球T’からX線を投射したい場合、水平回転機構121を用いてX線受像部104の水平角度を調節し、X線受像部104をX線照射方向に対して垂直する位置104gに配置する。
【0022】
以上の様に本発明の第1の実施例では、一つのX線受像部を有効に利用しながら、複数の方向から最適な状態で撮影でき、診断に有効なX線像が得られる。
【0023】
図5〜7は第2の実施例であり、図5は、X線撮影装置とX線管球の全体構成図、図6、7は、図3、4で示したX線受像部の位置及び姿勢変更とX線管球との位置関係を説明した図である。第2の実施例では、第1の実施例で述べたX線受像部の位置、姿勢変更に合わせて連動するX線管球を構成に加えたものである。これにより、撮影技師の位置合わせの作業を軽減し、また位置合わせの不具合による撮影の失敗を未然に防ぐことができる。
【0024】
図5において、天板102上方には、X線管球131が管球保持部132により支持されている。管球保持部132は、X線管球131の向きを変更可能とする3つの関節部133〜135、伸縮運動を行う2つの伸縮部136、137、前記関節部133〜135と伸縮部136、137とを一体で水平方向に回動させる管球回転部138から構成され、管球回転部138の固定側138aは天井Cに取り付けられている。更に、関節部133〜135、伸縮部136、137、管球回転部138には各々モータ及びこれを駆動するドライバ等の駆動手段141〜146が組み込まれており、管球位置制御手段147から送られてくる信号によりX線管球131の位置を任意の位置に移動することが可能となっている。また、回転部138の回転中心は、X線受像部104の水平回転機構121の回転中心と一致させてある。
【0025】
一方、第1の案内機構105にはX線受像部104の位置を検出する位置検出手段151、第2の案内機構106にはX線受像部104の鉛直状態への姿勢変更を検出する姿勢検出手段152、水平回転機構121にはX線受像部104の回転移動量を検出する回転量検出手段153が各々設けられている。これらの検出結果は、管球位置制御手段147に伝えられている。
【0026】
このような構成で、X線受像部104が天板102下に収納された状態104aでは、X線管球は131aの位置に配置される。この状態でX線受像部を回転させると、回転量が回転量検出手段153により計測され、管球位置制御手段147に伝えられる。管球位置制御手段147からは、水平回転機構121の回転量と同じ量、X線管球131が回転するように、管球回転部138の駆動手段146に信号が伝えられる。これによりX線管球131の照射野中心が撮像範囲の中心と一致した状態で回転し、撮影範囲とX線照射野とを常に一致させることができる。
【0027】
次に、X線受像部104を天板102横に引き出した104cの位置に移動した場合、まず、X線受像部104の位置変更を位置検出手段151が検出して、管球位置制御手段147に伝える。管球位置制御手段147からは、制御信号が駆動部143、144、145に送られ、関節部134、135及び伸縮部137を制御してX線管球131は131bの位置に移動する。更に、この状態でX線受像部104を104dの位置に回転させた場合、回転量が回転量検出手段153により計測され、管球位置制御手段148に伝えられる。管球位置制御手段148からは、水平回転機構121の回転量と同じ量、伸縮部137が回転するように管球回転部138の駆動手段146に信号が伝えられ、図6の様にX線受像部104dの撮像範囲とX線管球の中心位置及び傾きとが一致した位置131dまでX線管球が移動する。
【0028】
そして、被検者を側方から撮影する為に、X線受像部104を水平状態から鉛直状態104fに姿勢を変えた場合、X線受像部の姿勢変更を姿勢検出手段152が検出して、管球位置制御手段147に伝える。管球位置制御手段147からは、制御信号が駆動部141、142、143、144、145に送られ、関節部133、134、135及び伸縮部136、137を制御してX線管球131は131cの位置に移動する。更に、この状態でX線受像部104を回転させると、前述と同様に回転量が回転量検出手段153により計測され、管球位置制御手段147に伝えられる。管球位置制御手段147からは、水平回転機構121の回転量と同じ量、X線管球が回転するように管球回転部138の駆動手段146に信号が伝えられる。これにより、X線受像部104を任意の位置(例えば、図8において104g、104hの位置)に変更しても、常にX線受像部104とX線管球131とが中心を一致させたまま一定の間隔Lをあけて対向状態を維持できる。
【0029】
図8は、第3の実施例の説明図である。第2の実施例では、X線受像部の移動、回転に合わせてX線管球の位置を一致させる構成であるが、第3の実施例では、この構成に鉛直状態にあるX線受像部の回転移動を自動で行う手段を追加したものである。前述の様に、近年同様の原理からなるX線受像部により、単純撮影だけでなく、連続撮影、透視撮影等が可能になってきた。第3の実施例では、このようなX線受像部を応用した撮影装置を提案するものであり、本発明により側面からの回転断層撮影が可能となる。
【0030】
図8の構成における、図5からの変更点は、水平回転手段121を駆動する回転駆動手段161が追加され、これを制御する信号が管球制御手段147から出されていることである。これにより、X線管球131とX線受像部104が対向状態のまま同期して回転することが可能となる。
【0031】
本実施例を用いた撮影手順は、例えば次のようにすることができる。まず、X線受像部104を天板下に水平で位置させ、上部に配置したX線管球131aから低線量の透視撮影を行い、被検者の関心部位が撮像範囲の中心になるように被検者の位置決めを行う。この場合、天板102がフローティング可能な機構を有していると位置合わせが容易となる。その後、X線受像部を引き出し、鉛直状態に設定する。そして、X線受像部、X線管球を同期回転させながら撮影を行う。X線受像部とX線管球との回転中心に、関心部位を一致させている為、正確に関心部位の断層画像を得ることが可能となる。
【0032】
図9は、第4の実施形態の説明図であり、天板102の長手方向から見た部分拡大図である。第4の実施例では、第1の実施例の構成に、天板102の長手方向に移動可能な第3の案内機構を付加している。図9において、水平回転機構121と支持台101の間に、第3の案内機構である直動ガイド162が天板102の長手方向に沿う方向に移動可能となるように対で取り付けられている。直動ガイド162上に前記第1の案内機構105、第2の案内機構106、水平回転機構121が載っている為、X線受像部104が天板102下の収納した状態、引き出した状態、鉛直にした状態、更に各々の状態でX線受像部104を回転させた状態のいずれの状態でも、天板102長手方向に移動させることが可能となる。これにより、天板102上方から見たX線受像部104の配置図である図10の様に、天板下、天板横の様々な場所に様々な姿勢でX線受像部104の配置が可能となり、要求される撮影形態にフレキシブルに対応することが可能となる。
【0033】
なお、以上述べた実施例では、放射線受像部に放射線検出器を用いた例を示したが、これに限定されるわけではない。例えば、X線受像部にフィルムまたは蓄積性蛍光体シートを入れたカセッテを用いても同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係わる放射線撮影装置は、水平状態または鉛直状態に設定された放射線受像部に回転手段を追加したことにより、より柔軟に要求される様々な撮影形態に対応できると共に、被検者の撮影姿勢への制約を軽減する効果が得られる。また、回転移動に合わせてX線管球の位置を移動させる手段を有することにより、撮影技師の負担を軽減し、また位置合わせの不具合による撮影の失敗を未然に防ぐことができる。更に、断層撮影等、より情報量の多い撮影を可能とし診断に有効な放射線像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる放射線撮影装置の第1の実施例を示す。
【図2】本発明に係わる放射線撮影装置の第1の実施例を示す。
【図3】本発明に係わる放射線撮影装置の第1の実施例を示す。
【図4】本発明に係わる放射線撮影装置の第1の実施例を示す。
【図5】本発明の第2の実施例である。
【図6】本発明の第2の実施例である。
【図7】本発明の第2の実施例である。
【図8】本発明の第3の実施例である。
【図9】本発明の第4の実施例である。
【図10】本発明の第4の実施例である。
【図11】従来の実施例を示す図である。
【図12】従来の実施例を示す図である。
【図13】従来の実施例を示す図である。
【符号の説明】
101 支持台
102 天板
103 支柱
104 X線受像部
105 第1の案内機構
106 第2の案内機構
121 水平回転機構
122 基台
123 保持板
124 ロックレバー
131 X線管球
122 管球保持部
147 管球位置制御手段
151 位置検出手段
152 姿勢検出手段
153 回転量検出手段

Claims (5)

  1. 被検者を横臥させる天板と、該天板の下方に配置した放射線受像部と、該放射線受像部を前記天板の短手に沿う方向に移動可能とする第1の案内手段と、前記天板から露出した前記放射線受像部を略鉛直状態に向けて回転可能とする第2の案内手段と、天板横で鉛直状態とした前記放射線受像部を、前記放射線受像部が天板の下方に位置した時の受像範囲中心位置を回転中心として水平方向に回動可能とする受像部回転手段とを備えたことを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記受像部回転手段は、放射線受像部と第1の案内手段と第2の案内手段とを一体で回転させるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 被検者に放射線を照射する管球と、前記管球を支持する管球支持部と、被検者を横臥させる天板と、該天板の下方に配置した放射線受像部と、該放射線受像部を前記天板の短手に沿う方向に移動可能とする第1の案内手段と、前記天板から露出した前記放射線受像部を略鉛直状態に向けて回転可能とする第2の案内手段と、天板横で鉛直状態とした前記放射線受像部を、天板の下方に位置した時の受像範囲中心位置を回転中心として水平方向に回動可能とする受像部回転手段とを備えた放射線撮影装置において、
    前記放射線受像部の前記天板の短手方向での位置を検出する検出手段と、前記放射線受像部の姿勢を検出する検出手段と、前記受像部回転手段の回転量を検出する検出手段と、前記3つの検出手段の出力に基づいて前記管球の位置と向きを前記放射線受像部の受像範囲中心位置と対向合致させる手段とを備えたことを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 前記請求項3において、前記受像部回転手段を駆動する駆動手段を有することにより、天板横で鉛直状態にある放射線受像部と前記管球とが同期して回転運動するように構成したことを特徴とする放射線撮影装置。
  5. 被検者を横臥させる天板と、該天板の下方に配置した放射線受像部と、該放射線受像部を前記天板の短手に沿う方向に移動可能とする第1の案内手段と、前記天板から露出した前記放射線受像部を略鉛直状態に向けて回転可能とする第2の案内手段と、天板横で鉛直状態とした前記放射線受像部を、前記放射線受像部が天板の下方に位置した時の受像範囲中心位置を回転中心として水平方向に回動可能とする受像部回転手段と、前記放射線受像部と前記第1の案内手段と前記第2の案内手段と前記回転手段とを一体で天板の長手に沿う方向に移動可能とする第3の案内手段とを備えたことを特徴とする放射線撮影装置。
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