JP5507040B2 - 2本針ミシン - Google Patents

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Description

本発明は2本針ミシンに係り、特に、両針およびいずれか一方の片針によって縫い目を形成することが可能な片針停止機能を備えた2本針本縫いミシンに関する。なお、以降の説明においては、単に2本針ミシンと呼称する。
従来より、例えば、ポケットの開口部端縁等に玉縁縫いを行う際に、開口部中央の周縁部においては2本の縫い針を用いて両針縫い目を形成するとともに、開口部の端部においては2本の縫い針のうち1本の縫い針のみを用いて片針縫い目を形成することが可能な2本針ミシンが用いられている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
このような従来の2本針ミシンは、ミシン主軸にクランクを介して連結された針棒抱きを有しており、この針棒抱きは、主軸モータを正転駆動させてミシン主軸を正回転させることにより上下動可能とされている。針棒抱きには、それぞれ下端部に縫い針が装着された2本の針棒が係合されており、針棒抱きに係合された針棒は、針棒抱きの上下動にともなって上下動するようになっている。
また、この2本針ミシンは、両針棒の針棒抱きに対する係合状態または前記係合状態が解除される解除状態を切替可能なクラッチ機構、およびこのクラッチ機構の切替を行う切替部材を有している。この切替部材は、シリンダ等の電気的に制御される選択手段の駆動により、クラッチ機構を用いて両針棒のうち一方の針棒の針棒抱きに対する係合を解除させる位置、他方の針棒の針棒抱きに対する係合を解除させる位置、および両針棒を針棒抱きに係合させる位置の3者択一の設定位置に位置するようになっている。そして、切替部材は、針棒抱きが上死点に位置する際に、切替部材の設定位置に応じてクラッチ機構を駆動させ、針棒抱きに対する両針棒の係合と解除とを選択的に切り替えるようにようになっている。
さらに、この2本針ミシンは、切替部材により針棒抱きによる係合が解除された針棒を、針棒の上死点近傍位置において停止させる針棒停止機構を備えている。
そして、前記2本針ミシンは、所望の縫製パターンに基づいて両針棒を針棒抱きに係合させて上下動させることにより両方の縫い針(両針)によって両針縫い目を形成するか、または、いずれか一方の針棒を針棒停止機構によって針棒上死点近傍位置に停止させながら、いずれか他方の針棒を針棒抱きに係合させ上下動させることにより片方の縫い針(片針)によって片針縫い目を形成するようになっている。
また、このような2本針ミシンにおいては、両針または片針による縫い目の形成終了時または縫い目の形成途中において針棒抱きの上下動を停止させる際、針棒抱きに係合されている少なくとも一方の針棒が針棒上死点より下方の所定の針上停止位置において停止されるようになっている。
なお、ここでいう所定の針上停止位置とは、縫い針の先端が被縫製物上面よりも上に位置するとともに天秤が上死点近傍に達する針の上下動位置であり、縫い針が上死点に達する主軸角度を0度とした場合、約60度の主軸角度に相当する位置である。そして、2本針ミシンの場合、この針上停止位置において針棒を停止させるのは、例えば、縫い目の形成終了時には糸切り機構により糸切りが行われるため、針棒を上死点や、下死点から上死点に上昇する途中で停止させてしまうと、次に縫い目を形成するために針棒を上昇させるのにともない、縫い針の針孔に挿通された上糸が天秤により引き上げられ、このとき、上糸が針孔から抜けてしまうおそれがあるからである。
また、通常、縫い目は上糸のループに下糸が通された後、縫い針の上昇とともに天秤が一気に上死点まで上昇して上糸を引き上げることにより形成される。しかし、上述した針上停止位置で針棒を停止させず天秤が未だ上死点に到達していない針棒上死点付近でミシンを停止させると、ミシンが再スタートして天秤が再上昇しても、天秤が上死点まで一気に上昇する場合と比較して上糸に十分な慣性力が与えられないため、上糸を十分に引き上げることができなくなり、締まりのない緩い縫い目が形成されてしまうという問題も発生する。
特開平8−80393号公報 特開2006−95271号公報
しかし、従来の2本針ミシンにおいては、 前述のように、針棒抱きに対する両針棒の係合および解除は、天秤が未だ上死点に到達していない針棒の上死点において切り替えられるようになっている。
このため、例えば、針棒抱きの停止直前の縫い目が両針縫い目であり、停止後最初の縫い目が片針縫い目である場合、停止時においては両針棒が針棒抱きに係合されており、両針棒抱きの停止位置から主軸モータを正転駆動させると、針棒抱きに係合された両針棒は、下降して布に両針による針落ちをした後、上死点まで上昇する。そして、両針棒のうちいずれか一方の針棒が、上死点において切替部材によって針棒抱きとの係合が解除された後の片方の針棒のみが針棒抱きに係合されたまま下降して片針縫い目を形成する。すなわち、前記2本針ミシンにおいては、針棒抱きの停止直前に両針縫い目を形成し停止後最初に片針縫い目を形成する場合には、停止後最初に両針縫い目が形成されてしまうため、停止後の最初の縫い目において意図しない縫い目が形成されてしまうこととなる。
一方、針棒抱きの停止直前の縫い目が片針縫い目であり、停止後最初の縫い目が両針縫い目である場合、停止時においてはいずれか一方の針棒が針棒抱きに係合され、他方の針棒は上死点において停止機構により停止されており、いずれか一方の針棒抱きの停止位置から主軸モータを正転駆動させると、針棒抱きに係合された針棒は、下降して片針による針落ちをした後、上死点まで上昇する。そして、他方の針棒は、上死点において切替部材により針棒抱きと係合され、両針棒が針棒抱きに係合された状態で下降し、両針縫い目を形成する。すなわち、前記2本針ミシンにおいては、針棒抱きの停止直前に片針縫い目を形成し、停止後最初に両針縫い目を形成する場合には、停止後最初に片針縫い目が形成されてしまうため、停止後最初の縫い目において意図する縫い目が形成されないこととなる。
このように、従来の2本針ミシンにおいては、針棒抱きの停止直前と停止直後とにおいて形成する縫い目を変更する場合、針棒抱きの停止後、最初に形成する縫い目について、所望の縫製パターンに即して意図した縫い目を形成することができないことがあり、この結果、縫製物の品質が低下してしまうことがあるという問題を有していた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、縫い目が変更される場合であっても、所望の縫製パターンに即して意図した縫い目を確実に形成することにより、縫製物の品質の向上を図ることが可能な2本針ミシンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る2本針ミシンの特徴は、主軸モータの駆動により上下動する針棒抱きと、前記針棒抱きに係合して上下動する2本の針棒と、選択手段の駆動によって、前記両針棒のうち第1針棒の前記針棒抱きに対する係合を解除させる位置、前記第2針棒の前記針棒抱きに対する係合を解除させる位置、および前記両針棒を前記針棒抱きに係合させる位置の3者択一の設定位置に位置し、前記針棒抱きが上死点に位置する際に、前記各設定位置に応じて前記針棒抱きに対する前記両針棒の係合と解除とを選択的に切り替える切替部材と、前記切替部材により前記針棒抱きによる係合が解除された前記針棒を前記針棒上死点近傍位置において停止させる針棒停止機構と、前記両針棒の前記針棒抱きに対する係合と解除の設定情報を含む縫製パターンに基づいて、少なくとも一方の前記針棒の上下動による縫い目を形成するように前記主軸モータおよび前記選択手段を制御するとともに、前記針棒抱きに係合されている前記針棒を前記針棒上死点より下方の所定の針上停止位置に停止させるように前記主軸モータを制御する制御手段とを備えた2本針ミシンにおいて、前記針棒の前記針上停止位置の停止後における前記縫製パターンに基づく最初の縫い目の形成の際に、前記針棒抱きに対する両針棒の係合、解除の状態を、前記選択手段の現在の位置から判断し、前記針棒抱きに対する針棒の係合と解除との変更の要否を判別する判別手段を有し、前記制御手段は、前記判別手段により変更要と判別された場合、前記主軸モータを逆転させて前記針棒抱きを上死点まで上昇させ、前記針棒抱きに対する前記両針棒の係合と解除とを前記設定情報に対応して変更させてから、前記縫製パターンに基づく最初の縫い目が形成されるように、前記主軸モータと前記選択手段とを制御する点にある。
この本発明によれば、判別手段により少なくともいずれか一方の針棒の針棒抱きに対する係合と解除との変更が必要と判断された場合、針棒を下降させて変更後最初の縫い目を形成するより前に、主軸モータを逆転駆動させ針棒抱きを上死点まで上昇させて、最初に縫い目を形成する際の設定位置に応じて針棒抱きに対する針棒の係合または解除を切り替える。その後、最初の縫い目の形成を開始するように主軸モータを正転駆動させる。このため、切替部材の設定位置が変更することにより形成する縫い目が変更する場合であっても、所望の縫製パターンに即して意図した縫い目を確実に形成することができる。
以上述べたように、本発明に係る2本針ミシンによれば、意図しない縫い目が形成されてしまったり、または意図する縫い目が形成されないことを防止することができ、所望の縫製パターンに即して意図した縫い目を確実に形成することができるので、縫製物の品質の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る2本針ミシンの一実施形態を図1から図12を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る2本針ミシンの構成を示すブロック図であり、図2は、図1の2本針ミシンの要部を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る2本針ミシン1は、ミシン主軸2を回転させる主軸モータ3の駆動により上下動する針棒抱き5を有している。この針棒抱き5は、針棒クランクロッド6に連結されており、針棒クランクロッド6の貫通孔6aには、ミシン主軸2の一端部が固着された針棒クランク8の偏心位置に固着された針棒クランクピン9が挿入されている。これにより針棒抱き5は、針棒クランクロッド6を介して針棒クランク8の偏心位置に連結されており、主軸モータ3の駆動によるミシン主軸2の回転により、針棒クランク8および針棒クランクロッド6を介して上下動するようになっている。針棒抱き5には、上下方向に貫通する2つの貫通孔5aが左右方向に並列して平行に形成されており、両貫通孔5aには、それぞれ針棒12(12A、12B)が針棒抱き5に対して係合可能に挿通されるようになっている。そして、両針棒12は、針棒抱き5に係合されると、針棒抱き5の上下動にともなって上下動するようになっている。
両針棒12は、揺動軸15の一端部が固着された針棒支持枠16にそれぞれ上下動可能に支持され、揺動軸15の揺動によって、針棒支持枠16とともに前後方向(布送り方向)に揺動可能とされており、図3に示すように、両針棒12の下端部22bには、それぞれ縫い針17(17A、17B)が着脱可能に装着されている。
また、図4および図5に示すように、円柱形の両針棒12における上部分の周面には、それぞれ上下方向に長い平坦面19が形成されており、両針棒12における平坦面19が形成された部分には、上下方向に所定の幅を持って並列して上側係合穴20A(20)および下側係合穴20B(20)が形成されている。また、両針棒12には、両係合穴20を連結する上下方向に長い溝部21が形成されており、溝部21の内部には、揺動板22が収納されている。揺動板22は、中央部において支持軸23により針棒12に軸支され中央部を中心として揺動可能とされており、揺動板22の上端部22aが上側係合穴20Aから溝部21の深部に押し込まれると、揺動して下端部22bが平坦面19まで突出し下側係合穴20Bを塞ぎ、揺動板22の下端部22bが下側係合穴20Bから溝部21の深部に押し込まれると、揺動して上端部22aが平坦面19まで突出し上部係合穴20Aを塞ぐようになっている。
針棒抱き5には、針棒抱き5に対する両針棒12の係合および解除を行うクラッチ機構26が設けられている。クラッチ機構26は、両針棒12に対応する2つのクラッチ部材27を有しており、各クラッチ部材27は、針棒抱き5の正面から針棒12を挿通させる貫通孔5aに至るように貫通された支持孔5bに挿入され、各クラッチ部材27の正面部は、それぞれ略L字状の従動リンク28(28A、28B)の下端部にそれぞれ連結されている。各従動リンク28は、中央部が針棒抱き5に回動自在に軸支されており、また各従動リンク28の上端部は、各従動リンク28を介して各クラッチ部材27に対して前進方向(針棒12の配置方向)の移動力を付与する押圧ばね29に付勢されている。さらに、クラッチ機構26は、各クラッチ部材27の後退位置において各クラッチ部材27の係止部27aにそれぞれ係止される係止爪30を有している。各係止爪30は、それぞれ押圧ばね29によって、対応する各クラッチ部材27の係止部27aに係止される方向に押圧されるとともに、中継ピン32によって、各クラッチ部材27の係止部27aに対する係止を解除する方向に押圧されるようになっている。これにより、各クラッチ部材27は、個別に進退移動可能とされている。
そして、クラッチ機構26は、クラッチ部材27を従動リンク28の押圧により前進させて針棒12の下側係合穴20Bに挿入させることにより、針棒12を針棒抱き5に係合させ、係止爪30をクラッチ部材27の係止部27aに係止させて後退位置に位置させることにより、針棒抱き5に対する針棒12の係合を解除するようになっている。
また、クラッチ機構26は、切替部材35により、針棒抱き5に対する両針棒12の係合または解除が切り替えられるようになっている。
切替部材35は、針棒抱き5の上下動における上死点よりも上方において、針棒支持枠16に左右方向に移動可能に支持されている。
角柱形状の切替部材35の下端面における一端部には、当接突起35aが下方に突出して形成されており、切替部材35の他端部は、図6に示すように、連結部材36を介して電気的に駆動される選択手段としてのエアシリンダ37のシリンダロッド37aに連結されている。なお、この選択手段としては、本実施形態のエアシリンダ37に限定されるものではなく、切替部材35を左右方向に移動させるための種々の手段を用いることができる。エアシリンダ37は、エアシリンダ37を駆動するための電磁弁38に接続されており、電磁弁38としては、3位置式の電磁弁38が用いられている。そして、このエアシリンダ37は、電磁弁38によってシリンダロッド37aを、図7(a)〜(c)に示すように、3者択一の位置に進退移動させることにより、シリンダロッド37aに連結された切替部材35を左右方向に移動させるようになっている。
そして、切替部材35は、エアシリンダ37のシリンダロッド37aが図7(a)に示す位置に位置すると、針棒抱き5が上死点に位置したとき、当接突起35aが、図8に示すように、クランク機構における一方の従動リンク28(左側従動リンク28A)の他端部を押圧する設定位置である左位置に位置するようになっている。また、切替部材35は、エアシリンダ37のシリンダロッド37aが図7(b)に示す位置に位置すると、当接突起35aが、図9に示すように、中継ピン32を押圧する設定位置である中位置に位置し、シリンダロッド37aが図7(c)に示す位置に位置すると、図10に示すように、他方の従動リンク28(右側従動リンク28B)の上端部を押圧する設定位置である右位置に位置するようになっている。これにより、切替部材35は、エアシリンダ37の駆動によって、左位置、中位置、右位置の3者択一の設定位置に位置するようになっている。
ここで、切替部材35の当接突起35aは、針棒抱き5が上死点に位置したときに、針棒抱き5の各従動リンク28に対し、クラッチ部材27を後退させて、係止爪30により係止部27aを係止させるとともに、中継ピン32に対し係止爪30による係止部27の係止を解除させることが可能な程度に下方に押し下げることができる突出寸法に形成されている。これにより、切替部材35は、針棒抱き5が上死点に位置する際に、切替部材35の設定位置に応じて針棒抱き5に対する両針棒12の係合と解除とを選択的に切り替えるようになっている。
針棒支持枠16における切替部材35の上方には、針棒抱き5による係合が解除された針棒12を針棒上死点近傍において停止させる針棒停止機構40が配設されている。
針棒停止機構40は、両針棒12に対応する2つの停止部材41を有しており、各停止部材41は、針棒支持枠16の正面から針棒12を挿通される貫通孔5aにいたるように貫通する支持孔16bに挿入され、各停止部材41は、正面側において前進方向(針棒12の配置方向)への移動力を付与する押圧ばね42に付勢されている。
そして、針棒停止機構40は、針棒12あるいは、針棒抱き5が上死点に位置したときに、針棒抱き5に対する針棒12の係合が解除されると、押圧ばね42により前進方向に付勢されている停止部材41の先端部が針棒12の上側係合穴20Aに係合され、これにより、針棒12を上死点において停止させるようになっている。
すなわち、2本針ミシン1は、針棒抱き5の上死点において切替部材35により中継ピン32が押圧されると、クラッチ機構26におけるクラッチ部材27が前進して針棒12の下側係合穴20Bに係合されるようになっている。このクラッチ部材27の下側係合穴20Bへの係合により、揺動板22の下端部22bが溝部21の深部に押し込まれると、揺動板22が揺動して上端部22aが平坦面19まで突出して上側係合穴20Aを塞ぎ、これにより、停止部材41が上側係合穴20Aから押し出され、針棒停止機構40による針棒12の停止が解除されることとなる。一方、2本針ミシン1は、針棒抱き5が上死点に位置したときに、切替部材35によって従動リンク28が押圧されると、クラッチ部材27が後退して下側係合穴20Bとの係合が解除されるとともに、押圧ばね42により前進方向に付勢されている停止部材41の先端部が針棒12の上側係合穴20Aに係合され、これにより、針棒停止機構40によって針棒12を針棒上死点において停止させるようになっている。
また、2本針ミシン1は、ミシンの各部を制御する制御手段45を有しており、制御手段45は、2本針ミシン1の縫製全体を制御するCPU46、検出したデータ等を格納する記録手段としてのEEPROM、EPROM等からなるメモリ47、切替部材35の設定位置情報を含む複数の縫製パターンの縫製プログラム等を格納したROM48、および作業領域を提供するRAM49等から構成されている。
そして、CPU46は、複数の縫製パターンのうち所望の縫製パターンを選択し、この縫製パターンに基づいて、選択手段の駆動によって切替部材35を移動させ、主軸モータ3の駆動により少なくとも一方の針棒12を上下動させることにより縫い目を形成するように、主軸モータ3およびエアシリンダ37を制御するようになっている。また、CPU46は、針棒抱き5の上下動が停止しているときには、針棒抱き5に係合されている少なくとも一方の針棒12を上死点から下降の所定の針上停止位置に停止させるように、主軸モータ3を制御するようになっている。
さらにまた、2本針ミシン1は、針棒12の針上停止位置での停止後における縫製パターンに基づく最初の縫い目の形成の際に、針棒抱き5に対する少なくともいずれか一方の針棒12の係合と解除との変更の要否を判別する判別手段50を有している。
そして、CPU46は、判別手段50により針棒抱き5に対する少なくともいずれか一方の針棒12の係合と解除との変更が必要であると判断された場合には、主軸モータ3を逆転させて針棒抱き5を上死点上昇させ、針棒抱き5に対する両針棒12の係合と解除とを設定情報に対応して変更させるようにエアシリンダ37を制御するようになっている。その後、CPU46は、主軸モータ3を正転駆動させて、針棒12を下降させて縫製パターンに基づく最初の縫い目を形成するように主軸モータ3を制御するようになっている。
また、2本針ミシン1は、主軸モータ3の位置によって両針棒12の上下位置を検出する針位置検出手段52を備えている。
さらに、2本針ミシン1は、2本針ミシン1の各種操作を設定する操作装置51を備えており、2本針ミシン1によって縫製を行う作業者は、操作装置51を操作することによって、例えば、所望の縫製パターンを選択することができるようになっている。
次に、本実施形態の作用について図11を用いて説明する。
図11は、2本針ミシン1における切替部材35の設定位置を判別する工程を示すフローチャートであり、図11に示すように、開始されると、まず、CPU46が、2本針ミシン1を起動させる起動信号が入力されたか否かを判断し(ST1)、起動信号が入力されたと判断した場合には(ST1においてYes)、作業者によって操作装置51において選択された縫製パターンの縫製プログラムをROM48から読み込む(ST2)。
続いて、CPU46は、判別手段50により、エアシリンダ37のシリンダロット37aの現在の位置から針棒抱き5が停止している状態における現在の針棒抱き5に対する両針棒12A,12Bの係合、解除の状態を判断する(ST3)。
ここで、判別手段50により切替位置が右側従動リンク28Bを押圧する右位置に位置していると判断された場合(ST3においてA)、続いて、判別手段50により、読み込んだ縫製パターンにおける切替部材35の設定位置情報に基づき、針棒抱き5の停止後最初の縫い目を形成する針棒12を判断する(ST4)。ここで、切替位置が右位置に位置する場合、停止直前の縫い目は左側の縫い針17(左針17A)によって形成した左針縫い目であり、左針17Aを保持する左針棒12Aのみが針棒抱き5に係合されており、右針17Bを保持する右針棒12Bは、針棒停止機構40により上死点において停止されている状態にある。
そして、判別手段50により、前記最初の縫い目を形成するのに用いられるのが左針棒12Aであると判断された場合(ST4においてA)、CPU46は、操作ペダル53の操作によって、主軸モータ3を正転駆動させて左針棒12Aを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
一方、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき前記最初の縫い目に用いられるのが両針棒12A、12Bであると判断された場合(ST4においてB)、CPU46は、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を中位置に位置させた後(ST6)、主軸モータ3を逆転駆動させることにより、針棒抱き5を下降させる前に針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST7)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって中継ピン32が押圧されると、右側の縫い針17(右針17B)に対応するクラッチ部材27の係止爪30による係止が解除されて、クラッチ部材27が右針棒12Bの下側係合穴20Bに係合される。さらに、揺動板22が揺動されて揺動板22の上端部22aにより上側係合穴20Aが塞がれることにより、針棒停止機構40による右針棒12Bの停止が解除される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて両針棒12を上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
さらに、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき前記最初の縫い目を形成するのに用いられるのが右針棒12Bであると判断された場合(ST4においてC)、CPU46は、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を中位置に位置させた後(ST8)、主軸モータ3を逆転駆動させることにより、針棒抱き5を下降させる前に針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST9)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって中継ピン32が押圧されると、右側の縫い針17(右針17B)に対応するクラッチ部材27の係止爪30による係止が解除されて、クラッチ部材27が右針棒12Bの下側係合穴20Bに係合される。さらに、揺動板22が揺動されて揺動板22の上端部22aにより上側係合穴20Aが塞がれることにより、針棒停止機構40による右針棒12Bの停止が解除される。続いて、CPU46は、主軸モータ3を正転駆動させて針棒12を針棒上死点下方の所定の針上停止位置に位置させた状態で(ST10)、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を左位置に位置させた後(ST11)、主軸モータ3を再度逆転駆動させることにより、針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST12)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって左側従動リンク28Aの上端部が押圧されると、左側従動リンク28Aの矢印F方向の回動(図5参照)にともなってクラッチ部材27が後退し、クラッチ部材27の下側係合穴20Bとの係合が解除される。このとき、左針棒12Aに対応する押圧ばね42に付勢された停止部材41が上側係合穴20Aに係合されることにより、左針棒12Aは針棒停止機構40により上死点において停止される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて右針棒12Bを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
また、判別手段50により切替位置が中継ピン32を押圧する中位置に位置していると判断された場合(ST3においてB)、続いて、判別手段50により、読み込んだ縫製パターンにおける切替部材35の設定位置情報に基づき、針棒抱き5の停止後最初の縫い目を形成するのに用いられる針棒12を判断する(ST13)。ここで、切替位置が中位置に位置する場合、停止直前の縫い目は両針によって形成した両針縫い目であり、右針17Bおよび左針17Aをそれぞれ保持する両針棒12が針棒抱き5に係合されている状態である。
そして、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが左針棒12Aであると判断された場合(ST13においてA)、CPU46は、切替部材35を右位置に位置させた後(ST14)、主軸モータ3を逆転駆動させて、針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST15)。これにより、当接突起35aによって右側従動リンク28Bの上端部が押圧されると、右側従動リンク28Bの矢印F方向の回動にともなってクラッチ部材27が後退し、クラッチ部材27の下側係合穴20Bとの係合が解除される。このとき、右針棒12Bに対応する押圧ばね42に付勢された停止部材41が上側係合穴20Aに係合されて、右針棒12Bは針棒停止機構40により上死点において停止される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて左針棒12Aを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
一方、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが両針棒12A、12Bであると判断された場合(ST13においてB)、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて両針棒12を上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
さらに、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが右針棒12Bであると判断された場合(ST13においてC)、CPU46は、切替部材35を左位置に位置させた後(ST16)、主軸モータ3を逆転駆動させて、針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST17)。これにより、当接突起35aによって左側従動リンク28Aの上端部が押圧されると、左側従動リンク28Aの回動にともなってクラッチ部材27が後退し、クラッチ部材27の下側係合穴20Bとの係合が解除される。このとき、左針棒12Aに対応する押圧ばね42に付勢された停止部材41が上側係合穴20Aに係合されて、左針棒12Aは針棒停止機構40により上死点において停止される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて右針棒12Bを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
さらにまた、判別手段50により切替位置が左側従動リンク28Aの上端部を押圧する左位置に位置していると判断された場合(ST3においてC)、続いて、判別手段50により、読み込んだ縫製パターンにおける切替部材35の設定位置情報に基づき、針棒抱き5の停止後最初の縫い目を形成するのに用いる針棒12を判断する(ST18)。ここで、切替位置が左位置に位置する場合、停止直前の縫い目は右針17Bによって形成した右針縫い目であり、右針棒12Bのみが針棒抱き5に係合され、左針棒12Aは針棒停止機構40により上死点に停止されている状態である。
そして、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが左針棒12Aであると判断された場合(ST18においてA)、CPU46は、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を中位置に位置させた後(ST19)、主軸モータ3を逆転駆動させることにより、針棒抱き5を下降させる前に針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST20)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって中継ピン32が押圧されると、左針17Aに対応するクラッチ部材27の係止爪30による係止が解除されて、クラッチ部材27が左針棒12Aの下側係合穴20Bに係合される。さらに、揺動板22が揺動されて揺動板22の上端部22aにより上側係合穴20Aが塞がれることにより、針棒停止機構40による左針棒12Aの停止が解除される。
続いて、CPU46は、主軸モータ3を正転駆動させて針棒12を針棒上死点下方の所定の針上停止位置に停止させた状態で(ST21)、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を右位置に位置させた後(ST22)、主軸モータ3を再度逆転駆動させることにより、針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST23)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって右側従動リンク28Bの上端部が押圧されると、右側従動リンク28Bの回動にともなってクラッチ部材27が後退し、クラッチ部材27の下側係合穴20Bとの係合が解除される。このとき、右針棒12Bに対応する押圧ばね42に付勢された停止部材41が上側係合穴20Aに係合されることにより、右針棒12Bは針棒停止機構40により上死点において停止される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて左針棒12Aを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
一方、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが両針棒12A、12Bであると判断された場合(ST18においてB)、CPU46は、エアシリンダ37を駆動させて切替部材35を中位置に位置させた後(ST24)、主軸モータ3を逆転駆動させることにより、針棒抱き5を下降させる前に針棒抱き5を上昇させて上死点に位置させる(ST25)。これにより、切替部材35の当接突起35aによって中継ピン32が押圧されると、左針17Aに対応するクラッチ部材27の係止爪30による係止が解除されて、クラッチ部材27が左針棒12Aの下側係合穴20Bに係合される。さらに、揺動板22が揺動されて揺動板22の上端部22aにより上側係合穴20Aが塞ぐことにより、針棒停止機構40による左針棒12Aの停止が解除される。この状態で、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて左針棒12Aを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
さらに、判別手段50により、前記縫製パターンに基づき最初の縫い目を形成するのに用いられるのが右針棒12Bであると判断された場合(ST18においてC)、CPU46は、操作ペダル53の操作によって主軸モータ3を正転駆動させて右針棒12Bを上下動させることにより縫製を行う(ST5)。
そして、CPU46は、操作ペダル53の操作が終了したか否かを判断し(ST26)、操作ペダル53の操作が終了したと判断した場合には(ST24においてYes)、針棒12の上下動を終了し、針棒抱き5に係合されている針棒12を上死点から下降する途中の停止位置に停止させる。
このように、本実施形態によれば、判別手段50により、切替部材35の現在の設定位置および選択された所望の縫製パターンにおける切替部材35の設定位置情報に基づいて、針棒12の針上停止位置での停止後における縫製パターンに基づく最初の縫い目の形成の際に、針棒抱き5に対する少なくともいずれか一方の針棒12の係合と解除との変更が必要であるか否かを判別する。そして、判別手段50により、変更が必要であると判断した場合には、CPU46は、針棒12を下降させて停止後最初の縫い目を形成するより前に、主軸モータ3を逆転駆動させ針棒抱き5に係合されている少なくとも一方の針棒12を上死点まで上昇させて、最初に縫い目を形成する際の切替部材35の設定位置に応じて針棒抱き5に対する針棒12の係合または解除を切り替える。その後、CPU46は、最初の縫い目の形成を開始するように主軸モータ3を正転駆動させる。このため、針棒抱き5の停止直前と停止直後とにおいて形成する縫い目を変更する場合であっても、所望の縫製パターンに即して意図した縫い目を確実に形成することできる。
したがって、針棒抱き5の停止直前に両針縫い目を形成し、停止後最初に右針縫い目または左張り縫い目(片針縫い目)を形成する場合であっても、停止後最初に両針縫い目が形成されてしまうことなく、片針縫い目を形成することができるので、意図しない縫い目が形成されてしまうことを防止することができる。また、針棒抱き5の停止直前に片針縫い目を形成し、停止後最初に両針縫い目を形成する場合であっても、停止後最初に片針縫い目が形成されることなく両針縫い目を形成することができるので、意図する縫い目が形成されないことを防止することができる。これにより、縫製物の品質の向上を図ることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
本実施形態においては、選択した縫製パターンが終了することにより縫製が終了して針棒抱き5を停止させた後に、切替部材35の設定位置を変更する場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、縫製パターンに基づく縫製の途中に、操作ペダル53等の操作を中断させて針棒抱き5を停止させた場合に採用することができる。
また、本実施形態においては、判別手段5は、エアシリンダ37のシリンダロット37aの位置、すなわちエアシリンダ37の電磁弁38に対するCPU46からの駆動信号の出力状態により、針棒抱き5に対する両針棒12A、12Bの係合状態を判断しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、切替部材35に対する位置センサを設け、この位置センサにより針棒抱き5に対する両針棒12A、12Bの係合状態を判別してもよい。
本発明に係る2本針ミシンの一実施形態における構成を示すブロック図 図1の2本針ミシンにおける要部を示す斜視図 図1の2本針ミシンにおける要部を示す他の斜視図 図1の2本針ミシンにおける針棒が針棒抱きに係合されている状態を示す断面図 図1の2本針ミシンにおける針棒が停止部材に係合されている状態を示す断面図 図1の2本針ミシンにおける切替部材に連結されたエアシリンダを示す斜視図 (a)〜(c)は、図6のエアシリンダにおけるシリンダロッドの3者択一の位置を示す概略断面図 図1の2本針ミシンにおける切替部材が左位置に位置する場合を示す正面図 図1の2本針ミシンにおける切替部材が中位置に位置する場合を示す正面図 図1の2本針ミシンにおける切替部材が右位置に位置する場合を示す正面図 図1の2本針ミシンにおける切替部材の設定位置を判別する工程を示すフローチャート
符号の説明
1 2本針ミシン
2 ミシン主軸
3 主軸モータ
5 針棒抱き
12A(12) 左針棒
12B(12) 右針棒
17A(17) 左針
17B(17) 右針
20A 上側係合穴
20B 下側係合穴
26 クラッチ機構
27 クラッチ部材
28A 左側従動リンク
28B 右側従動リンク
32 中継ピン
35 切替部材
37 エアシリンダ
38 電磁弁
40 針棒停止機構
41 停止部材
45 制御手段
50 判別手段

Claims (1)

  1. 主軸モータの駆動により上下動する針棒抱きと、
    前記針棒抱きに係合して上下動する2本の針棒と、
    選択手段の駆動によって、前記両針棒のうち第1針棒の前記針棒抱きに対する係合を解除させる位置、前記第2針棒の前記針棒抱きに対する係合を解除させる位置、および前記両針棒を前記針棒抱きに係合させる位置の3者択一の設定位置に位置し、前記針棒抱きが上死点に位置する際に、前記各設定位置に応じて前記針棒抱きに対する前記両針棒の係合と解除とを選択的に切り替える切替部材と、
    前記切替部材により前記針棒抱きによる係合が解除された前記針棒を前記針棒上死点近傍位置において停止させる針棒停止機構と、
    前記両針棒の前記針棒抱きに対する係合と解除との設定情報を含む縫製パターンに基づいて、少なくとも一方の前記針棒の上下動による縫い目を形成するように前記主軸モータおよび前記選択手段を制御するとともに、前記針棒抱きに係合されている前記針棒を前記針棒上死点より下方の所定の針上停止位置に停止させるように前記主軸モータを制御する制御手段とを備えた2本針ミシンにおいて、
    前記針棒の前記針上停止位置の停止後における前記縫製パターンに基づく最初の縫い目の形成の際に、前記針棒抱きに対する両針棒の係合、解除の状態を、前記選択手段の現在の設定位置から判断し、前記針棒抱きに対する針棒の係合と解除との変更の要否を判別する判別手段を有し、
    前記制御手段は、前記判別手段により変更要と判別された場合、前記主軸モータを逆転させて前記針棒抱きを上死点まで上昇させ、前記針棒抱きに対する前記両針棒の係合と解除とを前記設定情報に対応して変更させてから、前記縫製パターンに基づく最初の縫い目が形成されるように、前記主軸モータと前記選択手段とを制御することを特徴とする2本針ミシン。
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