JP5505406B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムに関し、特に、画像処理装置がサーバーと連携したジョブの実行を行う技術に関する。
従来、複数の画像処理装置がネットワークに接続された環境において、1台の画像処理装置がサーバーとして機能して無線端末と通信を行い、無線端末からの要求に応じて他の画像処理装置を省電力モードからスタンバイモードへ移行させるようにした技術が提案されている(例えば特許文献1)。この従来技術では、サーバーとして機能する画像処理装置の電源が突然オフされた場合に他の画像処理装置をスタンバイモードへ移行させることができなくなることを防止するため、画像処理装置が主電源オフを検知すると、補助電源による給電が行われている間に他の画像処理装置の中から次のサーバー候補を選択し、その選択したサーバー候補をスタンバイモードへ移行させる構成となっている。
特開2009−89256号公報
ところで、近年、複合機などの画像処理装置は、アプリケーションサービスを提供するサーバーと連携してジョブの実行を行うことができるようになってきている。例えば、サーバーが画像データから文字を抽出するOCR(Optical Character Reader)のサービスを提供するものである場合、画像処理装置が原稿をスキャンして読み取った画像データをサーバーに送信することにより、サーバーにおいてその画像データから文字を抽出する処理が行われる。このような一連の処理は、画像処理装置とサーバーとが互いに連携して行われる。そのため、画像処理装置単独では実行することができないジョブであっても、画像処理装置とサーバーとが互いに連携した動作を行うことによって実行することが可能となる。
この種の画像処理装置は、例えばサーバーからアプリケーションサービスに関する操作画面を取得し、装置本体に設けられた操作パネルに表示する。そのため、ユーザは、画像処理装置の操作パネルに表示される操作画面に対する操作を行うことによって、サーバーにアプリケーションの起動を指示することができると共に、そのサーバーに当該画像処理装置と連携してジョブの実行を行うことを指示することができる。
一方、近年ではスマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末装置の普及が著しい。このような携帯型端末装置は、無線通信機能やネットワーク通信機能などを備えている。そのため、今後はそのような携帯型端末装置を、画像処理装置の外部端末として操作パネルと同様に活用し、遠隔操作で画像処理装置にジョブの実行を指示することができるようになっていくと考えられる。
しかしながら、携帯型端末装置を用いる場合、上述したように画像処理装置とサーバーとを正常に連携させてジョブを実行させることが難しくなる。なぜなら、携帯型端末装置がネットワークを介してサーバーにアクセス要求を行っても、サーバーは画像処理装置とは異なるデバイスからのアクセス要求であると判断し、その要求を拒否してしまうからである。特にネットワークに複数の画像処理装置が接続されている場合、サーバーは、携帯型端末装置からのアクセスがあっても、複数の画像処理装置のうちのどの装置と連携するのかを特定することができず、しかもどのようなコマンドを利用して画像処理装置と通信を行えばよいかを判別することもできない。それ故、サーバーは画像処理装置とは異なるデバイスからのアクセス要求を拒絶する。
これを防止するためには、例えばサーバーが携帯型端末装置からのアクセス要求を受信した場合、連携対象となる画像処理装置や、画像処理装置との間で利用するコマンド体系などをユーザに指定させるための操作画面を携帯型端末装置に表示させることも考えられる。しかし、その場合は、サーバーにそのような機能を搭載する必要があり、既存のままでは利用することができないという問題がある。また仮にサーバーにそのような機能を搭載してしまうと、サーバーの処理負担が増大し、サーバーが画像処理装置と連携してジョブを実行する際の処理効率が低下してしまうという問題もある。
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、アプリケーションサービスを提供するサーバーに改変を加えることなく、外部端末を用いて画像処理装置とサーバーとを互いに連携させてジョブを実行させることを可能にする画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供することを、その目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ネットワークに接続されるサーバーと互いに連携してジョブを実行する画像処理装置であって、外部端末との通信可能な接続状態を確立する外部端末接続手段と、前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するサーバー接続手段と、前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信する送信手段と、前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力する画面制御手段と、前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するジョブ実行制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記外部端末接続手段によって前記外部端末との接続状態が確立されたとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更する設定変更手段をさらに備えることを特徴とする構成である。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記サーバーにアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段をさらに備え、前記サーバー接続手段は、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記記憶手段に記憶された前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする構成である。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記サーバー接続手段は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行うことを特徴とする構成である。
請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記サーバーとの接続状態において、前記外部端末から前記サーバーへ送信するための情報を受信しない状態が継続する時間を計測するタイマーをさらに備え、前記サーバー接続手段は、前記タイマーが所定時間を計測した場合に、前記サーバーとの接続状態を切断することを特徴とする構成である。
請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の画像処理装置において、前記画面制御手段は、前記サーバー接続手段によって前記サーバーとの接続状態が切断された後に前記外部端末から前記サーバーへ送信するための情報を受信した場合、前記外部端末に対してエラー画面情報を出力することを特徴とする構成である。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置において、ユーザによる指示操作を受け付ける操作パネルをさらに備え、前記サーバー接続手段は、前記サーバーとの接続状態を確立することに伴い、前記操作パネルを使用不能な状態に切り替えることを特徴とする構成である。
請求項8にかかる発明は、サーバーと画像処理装置とがネットワークに接続され、前記サーバーと前記画像処理装置とが互いに連携してジョブを実行する画像処理システムであって、前記画像処理装置は、外部端末と通信可能な状態に接続し、前記外部端末から前記サーバーに送信される情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信し、前記サーバーは、前記画像処理装置から受信する情報に基づいてジョブを操作するための画面情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から受信する情報に基づいて前記画像処理装置と連携してジョブを実行するための制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置は、前記サーバーから画面情報を受信した場合には当該画面情報を前記外部端末に出力し、前記サーバーから制御コマンドを受信したときには当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始することを特徴とする構成である。
請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記外部端末との接続状態を確立したとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更することを特徴とする構成である。
請求項10にかかる発明は、請求項8又は9に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記サーバーにアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段を備えており、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記記憶手段に記憶された前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする構成である。
請求項11にかかる発明は、請求項8乃至10のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする構成である。
請求項12にかかる発明は、サーバーと連携してジョブを実行する画像処理方法であって、(a) 外部端末との通信可能な接続状態を確立するステップと、(b) 前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するステップと、(c) 前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信するステップと、(d) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力するステップと、(e) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項13にかかる発明は、ネットワークに接続されるサーバーと互いに連携してジョブを実行する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置に、(a) 外部端末との通信可能な接続状態を確立するステップと、(b) 前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するステップと、(c) 前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信するステップと、(d) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力するステップと、(e) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
請求項14にかかる発明は、請求項13に記載のプログラムにおいて、前記画像処理装置に、さらに、(f) 前記ステップ(a)によって前記外部端末との接続状態が確立されたとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更するステップ、を実行させることを特徴とする構成である。
請求項15にかかる発明は、請求項13又は14に記載のプログラムにおいて、前記画像処理装置に、さらに、(g) 前記サーバーにアクセスするためのアドレスを予め記憶しておくステップ、を実行させ、前記ステップ(b)は、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記ステップ(g)によって予め記憶されている前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする構成である。
請求項16にかかる発明は、請求項13乃至15のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記ステップ(b)は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする構成である。
本発明によれば、外部端末から出力される情報を画像処理装置が中継してサーバーに出力することができ、サーバーは画像処理装置からの情報としてその受信情報を処理することができる。また画像処理装置とサーバーは正常に制御コマンドのやり取りを行うことも可能になる。そのため、アプリケーションサービスを提供するサーバーに改変を加えることなく、外部端末を用いて画像処理装置とサーバーとを互いに連携させてジョブを実行させることができるようになる。
画像処理システムの一構成例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 外部端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像処理装置における機能構成の一例を示すブロック図である。 画像処理システムにおいて順次行われるプロセスの一例を示すシーケンス図である。 画像処理システムにおいて順次行われるプロセスの一例を示すシーケンス図である。 画像処理システムにおいて順次行われるプロセスの一例を示すシーケンス図である。 画像処理装置において行われる主たる処理手順の一例を示すフローチャートである。 中継送信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 画面情報送信処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 ジョブ実行制御処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 タイマー判別処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態における画像処理システム1の一構成例を示す図である。この画像処理システム1は、複合機などで構成される画像処理装置2と、画像処理装置2が単独では提供できないアプリケーションサービスを提供するサーバー3とがLAN(Local Area Network)などのネットワーク4に接続された構成である。ネットワーク4は、ケーブルや光ファイバーなどを介して通信する有線ネットワークに限られず、電波や赤外線などを用いて通信する無線ネットワークを含むものであっても構わない。尚、ネットワーク4には、複数の画像処理装置2が接続されていても良いし、複数のサーバー3が接続されていても良い。
画像処理装置2は、例えばコピー機能、スキャン機能、プリント機能、FAX機能、BOX機能などの複数の機能を備えており、ユーザによって選択された機能を動作させてジョブを実行する。この画像処理装置2は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末装置で構成される外部端末5と通信を行うことができる構成である。画像処理装置2と外部端末5との通信は、例えば図1に示すようにUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどのケーブル6を介して行われる有線通信であっても良いし、電波や赤外線などを利用した無線通信であっても良い。またネットワーク4を介して画像処理装置2と外部端末5とが通信を行うものであっても構わない。
このような画像処理装置2は、ネットワーク4を介してサーバー3と通信を行うことにより、サーバー3と連携してジョブの実行を行うことができるようになっている。画像処理装置2がサーバー3と連携して行うジョブは、例えば画像処理装置2において単独で実行することができないジョブである。
サーバー3は、ネットワーク4を介してアプリケーションサービスを提供する機能に加え、Webサーバーとしての機能を有している。またサーバー3は、図1に示すように、ハードディスクドライブ(HDD)などで構成される不揮発性の記憶装置7を備えている。この記憶装置7には、サーバー3が提供するアプリケーションサービスに対応するアプリケーションプログラム8が予めインストールされると共に、そのアプリケーションサービスを操作するための操作画面に関する画面情報9が予め記憶されている。この画面情報9は、例えばHTML(HyperText Markup Language)などで既述されたWebページである。そのため、このような画面情報9には、固有のアドレス(URL:Uniform Resource Locator)が設定されている。
サーバー3が提供するサービスには、種々のサービスがあるが、幾つかの例を挙げると、例えば入力する画像データに対してOCRの処理を行うことにより画像データからテキストデータを生成するサービスや、さらにそのテキストデータに対して翻訳処理を施すことにより翻訳データを自動生成するサービス、或いは、特定のデータフォーマットの画像データを別のデータフォーマットの画像データに変換するサービスなどがある。サーバー3は、アプリケーションプログラム8を実行することにより、上記のようなサービスに対応する処理を、画像処理装置2の動作と連携しながら実行する。
このようなサーバー3は、例えば、画像処理装置2との間で予め定められた制御コマンドの送受信を行うことにより、通信相手となる画像処理装置2が連携動作可能な装置であることを確認する。そしてサーバー3は、通信対象である装置が連携動作可能な画像処理装置2であることを確認することができた場合に、アプリケーションプログラム8を実行する。そしてその後、サーバー3は、画像処理装置2の動作と連携しながらサービスに対応する処理を進めていくようになる。尚、サーバー3は、通信対象である装置が連携動作可能な画像処理装置2であることを確認できなかった場合、アプリケーションプログラム8を実行しない。
図2は、画像処理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。画像処理装置2は、制御部10と、ネットワークインタフェース11と、外部接続インタフェース12と、操作パネル13と、スキャナ部14と、プリンタ部15と、FAX部16と、記憶装置17とを有し、これらがバス18を介して互いに接続された構成である。
制御部10は、CPU10aとメモリ10bとを備えている。そしてCPU10aが記憶装置17に記憶されているプログラム20を実行することにより、後述する各種処理部として機能する。メモリ10bは、CPU10aがプログラム20を実行することに伴って発生する一時的なデータなどを記憶するためのものである。
ネットワークインタフェース11は、画像処理装置2をネットワーク4に接続するためのものである。画像処理装置2は、このネットワークインタフェース11を介してサーバー3との通信を行う。
また外部接続インタフェース12は、外部端末5と有線又は無線で通信を行うための通信インタフェースである。ただし、外部端末5がネットワーク4に接続され、画像処理装置2がネットワーク4を介して外部端末5と通信を行う場合、この外部接続インタフェース12は使用されない。その場合、画像処理装置2は、上記ネットワークインタフェース11を介して外部端末5との通信を行う。
操作パネル13は、ユーザが画像処理装置2を操作する際のユーザインタフェースとなるものである。例えばユーザが外部端末5を用いることなく、画像処理装置2に対する操作を直接行う場合、この操作パネル13に対して操作を行う。操作パネル13は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部13aと、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部3bとを備えている。例えば、表示部13aはカラー液晶ディスプレイなどで構成され、操作部13bはその表示部13aの画面上に配置されるタッチパネルセンサなどで構成される。
スキャナ部14は、ユーザによってセットされる原稿を1枚ずつ読み取って画像データを生成する。このスキャナ部14は、例えば画像処理装置2においてスキャンジョブが実行されるときに駆動され、原稿の読み取り動作を行う。プリンタ部15は、入力する画像データに基づいて印刷出力を行う。このプリンタ部15は、例えば画像処理装置2においてプリントジョブが実行されるときに駆動され、印刷用紙などに画像形成を行って出力する。FAX部16は、図示しない公衆通信網などを介してFAXデータの送受信を行う処理部である。
記憶装置17は、ハードディスクドライブ(HDD)などで構成される不揮発性の記憶手段である。この記憶装置17は、CPU10aによって実行されるプログラム20の他、画像処理装置2を使用するユーザに関する情報が登録されたユーザ情報21と、サーバー3に関する情報が登録されたサーバー登録情報22とを記憶している。また記憶装置17には、BOX機能によって利用される記憶領域として、画像データなどを記憶しておくためのBOX23が少なくとも1つ設けられる。
ユーザ情報21は、画像処理装置2を使用することが認められたユーザのユーザIDやパスワードなどの識別情報を記録しておくための情報である。またサーバー登録情報22には、サーバー3に関する情報として、例えば、そのサーバー3にアクセスするためのアドレス(URLやIPアドレスを含む。)、そのサーバー3によって提供されるアプリケーションの情報、および、そのサーバー3と連携してジョブの実行を行う際に送受信するSOAP(Simple Object Access Protocol)コマンドなどの制御コマンドに関する情報などが含まれる。
ここで、SOAPとは、画像処理装置2とサーバー3の相互間で相手先のプログラムやデータなどを呼び出したり、相手先に特定の処理を行わせたりするリモートプロシージャコール(RPC)を実行するためのプロトコルである。画像処理装置2とサーバー3との双方がこのSOAPに基づいたコマンドやメッセージの交換を行うことにより、相手先からの指示に基づいて実行すべき処理を互いに特定することができるようになる。
次に図3は、外部端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。外部端末5は、CPU30と、メモリ31と、表示部34と、操作部35と、ネットワークインタフェース36と、外部接続インタフェース37とを有し、これらがバス38を介して互いに接続された構成である。
CPU30は、各種プログラムを実行するものである。メモリ31は、ソリッドステートドライブ(SSD)などで構成される不揮発性の記憶手段であり、ブラウザプログラム32や通信設定情報33などを記憶する。ただし、この他にもメモリ31は、CPU30によって実行されるANDROID(登録商標)などのオペレーティングシステムや、その他各種データなどを記憶する。
表示部34はカラー液晶ディスプレイなどで構成されものである。また操作部35はその表示部34の表示画面上に配置されたタッチパネルセンサなどで構成される。ネットワークインタフェース36は、外部端末5をネットワーク4に接続するためのものである。さらに外部接続インタフェース37は、画像処理装置2と有線又は無線で通信を行うための通信インタフェースである。ただし、外部端末5がネットワーク4を介して画像処理装置2と通信を行う場合、この外部接続インタフェース37は使用されない。その場合、外部端末5は、ネットワークインタフェース36を介して画像処理装置2との通信を行う。
CPU30は、電源が投入されることに伴ってオペレーティングシステムを起動する。その後、ユーザによってブラウザプログラム32の起動指示が与えられると、CPU30は、メモリ31からブラウザプログラム32を読み出して実行する。これにより、外部端末5においてブラウザが機能する。ブラウザは、メモリ31に記憶されている通信設定情報33を読み出し、その通信設定情報33において設定されている接続先に接続する。そしてブラウザは、その接続先を介してユーザによって指定されるアドレス(URL)にアクセスし、そのアドレスから画面情報を取得して表示部34に表示する。
メモリ31に記憶される通信設定情報33には、例えばブラウザがインターネットなどにアクセスする際に特定の中継サーバー(プロキシサーバー)を経由してアクセスするか否かを設定した情報が含まれる。また、中継サーバーを経由してアクセスする設定が行われる場合には、その中継サーバーを特定するためのアドレス(例えばIPアドレスなど)などの情報がさらに含まれる。つまり、ブラウザは、通信設定情報33に中継サーバーに関する情報が含まれている場合、その情報に基づいて接続先を特定し、その接続先を経由して画面情報などを取得するようになる。
本実施形態の画像処理システム1は、上記構成において、画像処理装置2が外部端末5の中継サーバーとして機能する。そして画像処理装置2は、外部端末5からサーバー3へのアクセス要求などを受信した場合、サーバー3との間で互いに連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、特定の制御コマンドを用いてサーバー3と通信可能な接続状態を確立する。そして画像処理装置2は、外部端末5からの要求をそのままサーバー3に転送するのではなく、画像処理装置2からの要求に書き換えてサーバー3へ送出するように構成される。以下、このような画像処理装置2についてさらに詳しく説明する。
図4は、画像処理装置2における機能構成の一例を示すブロック図である。上述した制御部10は、CPU10aがプログラム20を実行することによって、図4に示すように、外部端末接続部40、設定変更部41、サーバー接続部42、情報送信部43、画面制御部44およびジョブ実行制御部45として機能する。
外部端末接続部40は、外部端末5の通信可能な接続状態を確立する処理部である。例えば画像処理装置2が外部端末5とケーブル6を介して通信を行う場合、この外部端末接続部40は、外部接続インタフェース12にケーブル6が接続されたことを検知し、外部接続インタフェース12を介して外部端末5と通信可能な接続状態を確立する。また画像処理装置2が外部端末5と無線による通信を行う場合、外部端末接続部40は、外部接続インタフェース12が外部端末5との無線通信が可能になったことを検知することに伴い、外部接続インタフェース12を介して外部端末5と通信可能な接続状態を確立する。さらに画像処理装置2が外部端末5とネットワーク4を介して通信を行う場合、外部端末接続部40は、ネットワークインタフェース11を介して外部端末5から接続要求を受信すると、それに基づきネットワークインタフェース11を介して外部端末5と通信可能な接続状態を確立する。尚、図4における外部端末接続部40は、外部接続インタフェース12を介して外部端末5と通信可能な接続状態を確立する場合を例示している。
また、この外部端末接続部40は、外部端末5との接続状態を確立する際、その外部端末5を使用するユーザのユーザ認証を行うようにしても良い。例えば、外部端末5にユーザIDやパスワードなどのユーザ情報の送信を要求し、それに対する応答として外部端末5からユーザ情報を受信した場合には、記憶装置17に予め記憶されているユーザ情報21と照合する。その結果、ユーザ情報21と一致すれば、外部端末5のユーザが正規ユーザであると判別することができるため、外部端末5との接続状態を継続させるようにしても良い。一方、ユーザ情報21と一致しなかった場合には、外部端末5のユーザは正規ユーザではないため、外部端末5との接続状態を切断する。
設定変更部41は、外部端末接続部40によって外部端末5との接続が確立された状態で、外部端末5に記憶されている通信設定情報33の設定変更を行う処理部である。すなわち、この設定変更部41は、外部端末5との接続状態が確立されると、その外部端末5に対し、当該画像処理装置2を中継サーバーとして設定することを指示する。これにより、外部端末5は、設定変更部41からの指示に基づき、通信設定情報33における中継サーバーの設定を書き換え、ネットワーク4にアクセスする際には当該画像処理装置2を経由してアクセスするようになる。尚、設定変更部41は、外部端末5に記憶されている通信設定情報33に直接アクセスし、その通信設定情報33における中継サーバーの設定を直接書き換えるようにしても良い。
このようにして設定変更部41が外部端末5の通信設定情報33を書き換えると、それ以後、外部端末5は、画像処理装置2を経由してネットワーク4に対する通信を行うようになる。すなわち、外部端末5から送出される通信パケットなどは、全て画像処理装置2を一旦経由してネットワーク4に出されるようになる。これにより、画像処理装置2は、外部端末5から送出される情報を全て監視することができる状態となる。
サーバー接続部42は、外部端末5との接続が確立された状態において、外部端末5から受信する情報を判別し、画像処理装置2と連携するサーバー3へのアクセス要求である場合、そのサーバー3との通信可能な接続状態を確立する処理部である。このサーバー接続部42は、外部端末5から情報を受信すると、その情報の送信先アドレスがサーバー登録情報22に登録されているサーバー3のアドレスであるか否かを判断する。
その結果、外部端末5から受信した情報の送信先アドレスがサーバー3のアドレスと一致する場合、サーバー接続部42は、サーバー3との間で互いに連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行うことにより、サーバー3との通信可能な接続状態を確立する。このとき、サーバー接続部42は、サーバー登録情報22に登録されているSOAPコマンドの特定の制御コマンドをサーバー3に送信する。そしてサーバー3から正常な応答コマンドを受信すると、画像処理装置2とサーバー3との間で互いに連携したジョブの実行を行うことが正常にネゴシエーションできたことになる。そのため、サーバー接続部42は、サーバー3との通信可能な接続状態を確立する。尚、このようなネゴシエーションが正常に完了すると、サーバー3においてはアプリケーションプログラム8が起動され、サーバー3によって提供されるアプリケーションが起動状態となる。
一方、サーバー接続部42は、外部端末5から受信する情報がサーバー3とは異なる装置に対して送信する情報である場合には、上記のような処理は行わず、そのタイミングではサーバー3との接続を確立しない。ただし、既にサーバー3との接続状態が確立されている場合は、その接続を切断するのではなく、その接続状態を継続させる。
またサーバー接続部42は、図4に示すように、タイマー42aを備えている。このタイマー42aは、サーバー3との接続が確立された状態において、外部端末5からサーバー3へ送信するための情報を受信しない状態が継続する時間を計測するタイマーである。サーバー接続部42は、このタイマー42aが所定時間を計測した場合に、サーバー3との接続状態を自動切断する。これにより、サーバー3はアプリケーションの起動状態を終了させる。
例えば、ネットワーク4には複数の画像処理装置2が設けられることがあり、サーバー3はそれら複数の画像処理装置2と同時に接続状態を確立させることもある。この場合、サーバー3はアプリケーションを多重起動させた状態となる。このような状態においてはサーバー3の処理負担は大きくなる。そのため、本実施形態では、外部端末5からサーバー3へ送信するための情報を画像処理装置2が受信しない状態が所定時間継続すると、画像処理装置2が自動的にサーバー3との接続を切断することにより、サーバー3の処理負担を軽減するように構成されている。
尚、図4では、タイマー42aがサーバー接続部42の一部の機能として設けられる場合を例示しているが、これに限られるものではない。例えば、サーバー接続部42とは別の機能としてタイマー42aを設けても良い。
情報送信部43は、外部端末5から受信する各種要求やデータなどの情報を、ネットワークインタフェース11を介してネットワーク4に送信する送信手段である。この情報送信部43は、外部端末5から受信した情報に含まれる送信元アドレスを外部端末5のアドレスから画像処理装置2のアドレスに書き換える。そしてその送信元アドレスを書き換えた情報をネットワーク4に送信する。尚、この情報送信部43は、外部端末5から受信する情報の送信先がサーバー3であるか否かにかかわらず、外部端末5から受信した情報に含まれる送信元アドレスを外部端末5のアドレスから画像処理装置2のアドレスに書き換える。これにより、画像処理装置2は、外部端末5から受信した情報をネットワーク4に送信した後、その送信情報に対する応答を送信相手から受け取ることができるようになる。
画面制御部44は、情報送信部43が送信元アドレスを書き換えて送信した送信情報に対する応答として、Webページなどの画面情報を取得した場合、その画面情報を外部端末5に出力する処理部である。したがって、サーバー3との接続状態が確立されている状態のとき、そのサーバー3から、サーバー3と画像処理装置2とが互いに連携して実行するジョブの操作画面に関する画面情報9を取得すると、画面制御部44は、その画面情報9を外部端末5に出力することにより、画面情報9に対応するWebページを外部端末5の表示部34に表示させる。
これにより、外部端末5のユーザは、サーバー3から送信された画面情報9に基づくWebページが表示部34に表示されている状態で、操作部35に対する操作を行うことにより、サーバー3と画像処理装置2とが連携して行うジョブの設定操作を行ったり、ジョブの実行指示を行ったりすることができるようになる。そして、外部端末5に対する操作が行われると、外部端末5は、その操作情報を画像処理装置2に送信する。画像処理装置2は、そのような操作情報を受信すると、上述した情報送信部43がその都度送信元アドレスを書き換えてサーバー3に送信する。
サーバー3は、画像処理装置2から送信される情報を受信すると、その都度、その情報を解析する。そして画像処理装置2から受信した情報が別のWebページを要求する画面取得要求である場合、その要求に対応する画面情報9を画像処理装置2に送信する。また画像処理装置2から受信した情報がジョブの実行指示である場合、サーバー3は、画像処理装置2との間でSOAPの制御コマンドの送受信を行うことにより、画像処理装置2と連携してジョブの実行を開始する。
ジョブ実行制御部45は、サーバー3から制御コマンドを受信した場合、その制御コマンドに基づいてジョブの実行を制御する処理部である。このジョブ実行制御部45は、スキャナ部14、プリンタ部15、FAX部16およびBOX23を制御することにより、サーバー3からの制御コマンドによって指定されたジョブを実行する。
例えば、画像処理装置2において原稿の読み取り動作を行って画像データを生成し、サーバー3においてその画像データに対するOCRの処理を行うことによって画像データをテキストデータに変換するジョブについて説明する。このジョブの場合、画像処理装置2は、サーバー3からの指示に基づいてスキャンジョブを実行する。すなわち、原稿の読み取り動作を行って画像データを生成する。そして画像処理装置2は、その生成した画像データをサーバー3に送信する。サーバー3は、画像処理装置2から画像データを受信すると、その画像データから文字を抽出する処理を行ってテキストデータを生成する。そしてサーバー3は、外部端末5のユーザによって予め指定されている送信先にそのテキストデータを送信する。このように画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携することにより、外部端末5のユーザによって指定されたジョブが実行されるようになる。
次に本実施形態の画像処理システム1において画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携して行うシーケンスについて説明する。図5、図6および図7は、画像処理システム1において順次行われるプロセスを示すシーケンス図である。
まず図5は、外部端末5が画像処理装置2を中継してサーバー3にアクセスすることにより、サーバー3によって提供されるアプリケーションサービスに関する操作を行えるようにするシーケンスを示している。図5に示すように、画像処理装置2は、外部端末5との接続状態を確立すると(プロセスP1)、外部端末5に対して通信設定情報33の設定変更指示を送信する(プロセスP2)。このとき、画像処理装置2は、設定変更指示と共に、サーバー3にアクセするためのアドレス(URL)を外部端末5に通知する。
外部端末5は、画像処理装置2から設定変更指示を受信すると、通信設定情報33を書き換え、画像処理装置2を中継サーバーとして設定する(プロセスP3)。その後、外部端末5は、ユーザからの指示に基づいてブラウザを起動し(プロセスP4)、ユーザによって指定されたアドレス(URL)に対して画面取得要求を送信する(プロセスP5)。このとき、外部端末5の通信設定情報33は画像処理装置2を中継サーバーとする設定に書き換えられているため、外部端末5は画面取得要求を画像処理装置2に送信する。尚、このとき送信される画面取得要求は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に基づく要求である。
画像処理装置2は、外部端末5からの画面取得要求を受信すると、その画面取得要求の送信先であるアドレス(URL)を確認する(プロセスP6)。その結果、送信先アドレスがサーバー3のアドレスである場合、画像処理装置2は、サーバー3に対してSOAPコマンドで接続要求を送信する(プロセスP7)。
サーバー3は、画像処理装置2から接続要求を受信すると、その情報を解析する(プロセスP8)。そしてSOAPコマンドの接続要求であることが確認できると、サーバー3は、アプリケーションプログラム8を実行してアプリケーションを起動させると共に、画像処理装置2に対し、SOAPコマンドで接続確認応答を送信する(プロセスP9)。
画像処理装置2は、サーバー3から接続確認応答を受信することにより、サーバー3においてアプリケーションが起動状態となったことを把握することができるため、サーバー3との接続状態を確立させる(プロセスP10)。そして画像処理装置2は、プロセスP5によって受信した画面取得要求の送信元アドレス(例えばIPアドレス)を外部端末5のアドレスから画像処理装置2のアドレスに書き換え(プロセスP11)、その画面取得要求をサーバー3に送信する(プロセスP12)。
サーバー3は、接続状態が確立された画像処理装置2から情報を受信する都度、その情報を解析する(プロセスP13)。そして画像処理装置2のアドレスが送信元アドレスに書き込まれた情報である場合には、その情報がHTTPに基づく情報であるか、SOAPに基づく情報であるかを判別する。その結果、HTTPに基づく画面取得要求である場合、サーバー3は、その画面取得要求に対応する画面情報9を読み出し、画像処理装置2に送信する(プロセスP14)。
画像処理装置2は、サーバー3から画面情報9を取得すると、その画面情報9を外部端末5に送信する(プロセスP15)。これに伴い、画像処理装置2は、上述したタイマー42aによる時間計測動作をスタートさせる(プロセスP16)。
外部端末5は、画像処理装置2から画面情報9を取得すると、その画面情報9に基づいて表示部34に画面表示を行う(プロセスP17)。この画面表示処理は、外部端末5において起動中のブラウザによって行われる。そしてユーザによる操作を検知すると(プロセスP18)、外部端末5は、その操作に対応する操作情報を画像処理装置2に送信する(プロセスP19)。このとき送信される操作情報は、上記と同様、HTTPに基づく情報である。
画像処理装置2は、外部端末5から操作情報を受信すると、そのタイミングで時間計測
中のタイマー動作を停止させ、それまでの計測時間をリセットする(プロセスP20)。そして画像処理装置2は、外部端末5から受信した操作情報の送信元アドレスを外部端末5のアドレスから画像処理装置2のアドレスに書き換え(プロセスP21)、その操作情報をサーバー3に送信する(プロセスP22)。その後、サーバー3は、画像処理装置2から受信する情報の解析を行い、その解析結果に応じた処理を行う。
次に図6は、外部端末5から送信された操作情報に基づき画像処理装置2とサーバー3とが連携してジョブを実行するシーケンスを示している。図6に示すように、サーバー3は、画像処理装置2から受信する情報の解析を行った結果(プロセスP30)、その情報がHTTPに基づくジョブの実行指示であった場合、画像処理装置2に対してSOAPコマンドでのジョブの開始要求を送信する(プロセスP31)。
画像処理装置2は、サーバー3からSOAPによる制御コマンドを受信すると、その制御コマンドに応じた処理を実行する。すなわち、画像処理装置2は、サーバー3からSOAPコマンドによるジョブの開始要求を受信すると、まず実行すべきジョブを特定し(プロセスP32)、その後、その特定したジョブの実行を開始する(プロセスP33)。例えばスキャンジョブの場合、画像処理装置2は、スキャナ部14を駆動して原稿の読み取り動作を開始する。画像処理装置2は、ジョブの実行を開始すると、サーバー3に対してSOAPコマンドでのジョブの開始応答を送信する(プロセスP34)。
サーバー3は、画像処理装置2からジョブの開始応答を受信すると、その情報を解析することにより、画像処理装置2において正常にジョブの実行が開始されたことを把握する(プロセスP35)。そしてサーバー3は、ユーザによって指定されたジョブの実行中であることを示す画面情報9を読み出し、画像処理装置2に送信する(プロセスP36)。
画像処理装置2は、サーバー3から画面情報9を受信すると、その画面情報9を外部端末5に出力する(プロセスP37)。これに伴い、画像処理装置2は、上述したタイマー42aによる時間計測動作をスタートさせる(プロセスP38)。
外部端末5は、画像処理装置2から画面情報9を取得すると、その画面情報9に基づいて表示部34に画面表示を行う(プロセスP39)。これにより、外部端末5のユーザは、画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携するジョブの実行が開始されたことを把握することができるようになる。
画像処理装置2は、その後、サーバー3から指示されたジョブの実行を終了すると(プロセスP40)、サーバー3に対してSOAPコマンドでのジョブの終了応答を送信する(プロセスP41)。
サーバー3は、画像処理装置2からジョブの終了応答を受信すると、その情報を解析することにより、画像処理装置2においてジョブの実行が終了したことを把握する(プロセスP42)。その後、サーバー3は画像処理装置2とSOAPコマンドの送受信を行うことによって互いに連携しながらユーザによって指定されたジョブの実行を終了させる。そしてサーバー3は、画像処理装置2と連携するジョブの実行が完了すると、ユーザによって指定されたジョブの実行が完了したことを示す画面情報9を読み出し、画像処理装置2に送信する(プロセスP43)。
そして画像処理装置2は、サーバー3から画面情報9を受信すると、その画面情報9を外部端末5に出力し(プロセスP44)、外部端末5に表示させる(プロセスP45)。これにより、外部端末5のユーザは、画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携するジョブの実行が完了したことを把握することができる。
次に図7は、画像処理装置2が外部端末5に対して画面情報を送信した後、外部端末5から情報を受信することなく所定時間が経過するシーケンスを示している。図7に示すように、サーバー3は、画像処理装置2から受信する情報の解析を行った結果(プロセスP50)、その情報がHTTPに基づく画面取得要求であった場合、画像処理装置2に対して画面情報9を送信する(プロセスP51)。
画像処理装置2は、サーバー3から画面情報9を受信すると、その画面情報9を外部端末5に出力する(プロセスP52)。これに伴い、画像処理装置2は、上述したタイマー42aによる時間計測動作をスタートさせる(プロセスP53)。また外部端末5は、画像処理装置2から画面情報9を取得すると、その画面情報9に基づいて表示部34に画面表示を行う(プロセスP54)。
その後、例えば外部端末5のユーザが外部端末5を放置して離れてしまった場合、画像処理装置2は外部端末5からの情報を受信することなく、タイマー42aが所定時間を計測してタイムアウトを検知する(プロセスP55)。画像処理装置2は、タイマー42aがタイムアウトを検知すると、サーバー3に対し、SOAPコマンドによる切断要求を送信する(プロセスP56)。
サーバー3は、この切断要求を受信して情報解析を行うと、画像処理装置2とサーバー3との接続状態を切断する要求であることを特定する(プロセスP57)。すると、サーバー3は、画像処理装置2に対してSOAPコマンドで切断応答を送信する(プロセスP58)。このとき、サーバー3は、画像処理装置2との接続状態確立に伴って起動させたアプリケーションを終了する。
画像処理装置2は、切断要求に対する応答として、サーバー3からSOAPコマンドでの切断応答を受信すると、サーバー3との接続状態が切断されたことを確認する(プロセスP59)。
その後、例えば外部端末5のユーザが戻り、プロセスP54で表示されている表示画面に対する操作を行った場合、外部端末5はユーザによるその操作を検知する(プロセスP60)。そして外部端末5は、画像処理装置2に対してHTTPに基づく操作情報を送信する(プロセスP61)。しかし、この時点では既に画像処理装置2はサーバー3との接続状態を切断している。そのため、画像処理装置2は、上述した画面制御部44においてタイムアウトを示すエラー画面を生成し(プロセスP62)、そのエラー画面に対応する画面情報を外部端末5に送信する(プロセスP63)。そして外部端末5は、画像処理装置2からエラー画面に対応する画面情報を取得すると、その画面情報に基づいて表示部34にエラー画面を表示する(プロセスP64)。これにより、ユーザは画像処理装置2とサーバー3との接続がタイムアウトにより切断されてしまったことを把握することができる。
このように本実施形態の画像処理システム1は、ユーザが外部端末5を用いて操作を行う場合であっても、画像処理装置2が外部端末5からの情報を中継してサーバー3に送信することにより、画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携してジョブを実行することが可能な構成となっている。特に本実施形態では、アプリケーションサービスを提供するサーバー3は、従来通り、連携してジョブを実行する画像処理装置2との通信を行うだけで良い。そのため、サーバー3に改変を加える必要がなくなると共に、サーバー3の通信相手が増加することに伴う処理負担の増大を抑制することができる。
次に画像処理装置2において行われる具体的な処理手順について説明する。図8乃至図12は、画像処理装置2において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。尚、図8乃至図12に示す処理手順は、画像処理装置2において上述したCPU10aがプログラム20を実行することによって行われるものである。
まず図8は、画像処理装置2で行われるメインのフローチャートである。画像処理装置2は、この処理を開始すると、外部端末5との接続状態を確立したか否かを判断する(ステップS1)。そして外部端末5との接続状態が確立されると(ステップS1)、ステップS2以降の処理へと進む。
外部端末5との接続状態になると、画像処理装置2は、外部端末5に対して設定変更指示を送信する(ステップS2)。これにより、外部端末5は、通信設定情報33において画像処理装置2を中継サーバーとして登録する。画像処理装置2は、外部端末5に設定変更指示を送信すると、その後は、ステップS3〜S10の処理を繰り返し実行するループ処理へと移行する。このループ処理は、例えば外部端末5との接続が切断されるまで継続される。
ループ処理に入ると、画像処理装置2は、まず外部端末5からの情報を受信したか否かを判断する(ステップS3)。その結果、外部端末5からの受信情報がある場合(ステップS3でYES)、画像処理装置2は、中継送信処理(ステップS4)を実行する。尚、外部端末5からの受信情報がなかった場合には、中継送信処理(ステップS4)はスキップする。
次に画像処理装置2は、ネットワーク4を介して画面情報を受信したか否かを判断する(ステップS5)。ここでの画面情報は、サーバー3からの画面情報9に限られず、他のWebサーバーなどからの画面情報であっても良い。そして画面情報を受信している場合(ステップS5でYES)、画像処理装置2は、画面情報送信処理(ステップS5)を実行する。尚、画面情報を受信していない場合は、画面情報送信処理(ステップS5)をスキップする。
次に画像処理装置2は、サーバー3から送信されるSOAPに基づく制御コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS7)。サーバー3からSOAPに基づく制御コマンドを受信している場合(ステップS7でYES)、画像処理装置2は、その制御コマンドに基づいてジョブ実行制御処理(ステップS8)を実行する。尚、サーバー3から制御コマンドを受信していない場合は、ジョブ実行制御処理(ステップS8)をスキップする。
次に画像処理装置2は、タイマー42aが動作中であるか否かを判断する(ステップS9)。タイマー42aが動作中である場合(ステップS9でYES)、画像処理装置2は、タイマー判別処理(ステップS10)を実行する。尚、タイマー42aが動作中でない場合は、タイバー判別処理(ステップS10)をスキップする。その後、画像処理装置2は上述したようにステップS3〜S10の処理を繰り返し実行する。
図9は、中継送信処理(ステップS4)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。外部端末5からの受信情報があった場合、画像処理装置2は、その情報の送信先アドレスを確認し(ステップS20)、その送信先アドレスがサーバー3のアドレスであるか否かを判断する(ステップS21)。その結果、受信情報の送信先が連携してジョブを実行するサーバー3ではない場合(ステップS21でNO)、ステップS31に進む。
受信情報の送信先がサーバー3である場合(ステップS21でYES)、画像処理装置2は、既にそのサーバー3との接続状態を確立しているか否かを判断する(ステップS22)。そして既にそのサーバー3との接続状態を確立している場合(ステップS22でYES)、ステップS29へと進む。
サーバー3との接続が確立されていない状態の場合(ステップS22でNO)、画像処理装置2は、タイマー42aによるタイムアウトによってサーバー3との接続が切断された状態であるか否かを判断する(ステップS23)。その結果、タイムアウトによってサーバー3との接続を切断した状態であれば(ステップS23でYES)、ステップS33に進む。
タイムアウトによる切断状態ではない場合(ステップS23でNO)、画像処理装置2は、現時点において操作パネル13が他のユーザによる使用中であるか否かを判断する(ステップS24)。この判断は、操作パネル13を操作しているユーザが存在する場合には、外部端末5からの遠隔操作によって画像処理装置2とサーバー3とが連携したジョブの実行指示が行われてしまうことを防止するために行われる。そのため、他のユーザが操作パネル13を使用中である場合(ステップS24でYES)、ステップS33へと進む。
操作パネル13が他のユーザによる使用中ではない場合(ステップS24でNO)、画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立するためにSOAPの接続コマンドをサーバー3に送信する(ステップS25)。その後、画像処理装置2は、サーバー3からの応答を受信するまで待機し、サーバー3からの応答を受信すると、その応答が正常な応答コマンドであるか否かを判断する(ステップS26)。そして受信した応答が正常な応答コマンドでなかった場合(ステップS26でNO)、ステップS33へ進む。
一方、サーバー3から正常な応答コマンドを受信した場合(ステップS26でYES)、画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立することができたことを確認する(ステップS27)。画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立すると、他のユーザによって操作パネル13が操作されることを防止するため、操作パネル13の使用を禁止する(ステップS28)。尚、ステップS28の処理は、例えば上述したサーバー接続部42によって行われる。
そして画像処理装置2は、タイマー42aが動作中であるか否かを判断し(ステップS29)、タイマー42aが動作中であれば、そのタイマー42aの動作を停止させると共に計測時間をリセットする(ステップS30)。尚、タイマー42aが動作中でない場合は、ステップS30の処理をスキップする。
次に画像処理装置2は、外部端末5からの受信情報に含まれる送信元アドレスを、外部端末5のアドレスから画像処理装置2のアドレスに書き換える(ステップS31)。そしてアドレスを書き換えた受信情報をネットワーク4に送出する(ステップS32)。
またステップS23でYES、ステップS24でYES、又は、ステップS26でNOと判断した場合、画像処理装置2は、それらの状況に対応するエラー画面を作成し(ステップS33)、そのエラー画面に対応する画面情報を外部端末5に送信する(ステップS34)。以上で、中継送信処理(ステップS4)の処理が全て終了する。
次に図10は、画面情報送信処理(ステップS6)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。ネットワーク4を介して画面情報を受信した場合、画像処理装置2は、その画面情報を外部端末5へ出力する(ステップS40)。そして画像処理装置2は、外部端末5へ出力した画面情報が、サーバー3から受信した画面情報9であるか否かを判断する(ステップS41)。その結果、サーバー3から受信した画面情報9である場合(ステップS41でYES)、画像処理装置2は、タイマー42aによる時間計測動作をスタートさせる(ステップS42)。一方、受信した画面情報がサーバー3からのものではなく、他のWebサーバーなどから受信したものである場合(ステップS41でNO)、ステップS42は行わない。以上で、画面情報送信処理(ステップS6)の処理が全て終了する。
次に図11は、ジョブ実行制御処理(ステップS8)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバー3からの制御コマンドを受信した場合、画像処理装置2は、その制御コマンドに基づいて実行すべきジョブを特定する(ステップS50)。そして画像処理装置2は、特定したジョブの実行を開始すると共に(ステップS51)、サーバー3に対してSOAPコマンドでのジョブの開始応答を送信する(ステップS52)。その後、画像処理装置2は、ジョブの実行が終了まで待機し(ステップS53)、ジョブの実行が終了すると、サーバー3に対してSOAPコマンドでのジョブの終了応答を送信する(ステップS54)。以上で、ジョブ実行制御処理(ステップS8)の処理が全て終了する。
ここで図11に示すジョブ実行制御処理(ステップS8)は、画像処理装置2がサーバー3からSOAPの制御コマンドを受信する都度行われる。例えばサーバー3からスキャンジョブの実行開始を指示する制御コマンドを受信すると、それに伴ってジョブ実行制御処理(ステップS8)が行われることにより、画像処理装置2においてスキャンジョブが実行される。その後、サーバー3からスキャンジョブによって生成した画像データをサーバー3に送信するデータ送信ジョブの実行開始を指示する制御コマンドを受信すると、それに伴ってジョブ実行制御処理(ステップS8)が再び行われることにより、画像処理装置2において画像データをサーバー3に送信するジョブが実行される。したがって、ジョブ実行制御処理(ステップS8)がサーバー3からの制御コマンドに応じて繰り返し実行されることにより、画像処理装置2は、サーバー3と連携しながらジョブの実行を行っていくことができるようになる。
次に図12は、タイマー判別処理(ステップS10)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。タイマー42aが動作中である場合、画像処理装置2は、タイマー42aによって所定時間が計測されたか否かを判断する(ステップS60)。タイマー42aによる計測時間が所定時間に満たない場合(ステップS60でNO)、このタイマー判別処理は直ちに終了する。
一方、タイマー42aが計測時間を計測している場合(ステップS60でYES)、画像処理装置2は、タイマー42aの時間計測動作を停止させると共に、その計測時間をリセットする(ステップS61)。そして画像処理装置2は、サーバー3に対してSOAPによる切断コマンドを送信する(ステップS62)。その後、画像処理装置2は、サーバー3からSOAPの応答コマンドを受信するまで待機し(ステップS63)、サーバー3から応答コマンドを受信すると、サーバー3との接続状態が正常に切断されたことを確認する(ステップS64)。その後、画像処理装置2は、操作パネル13を使用可能な状態に復帰させる(ステップS64)。以上で、タイマー判別処理(ステップS10)の処理が全て終了する。
上記のような処理が画像処理装置2において実行されることにより、本実施形態の画像処理システム1においては、ユーザが外部端末5を用いて画像処理装置2とサーバー3とが互いに連携して実行するジョブに関する操作を行うことができるようになる。そして画像処理装置2とサーバー3は、外部端末5を操作するユーザの指示に基づき、互いに連携しながら処理を進めていくことにより、ユーザが指定したジョブを実行することができるようになる。
以上のように、本実施形態の画像処理装置2は、外部端末5との通信可能な接続状態を確立し、外部端末5から送信される情報を中継してネットワーク4に送出するように構成される。この中継機能により、画像処理装置2は、外部端末5からの情報をネットワーク4に送出した後、その情報に対する応答をネットワーク4から受信することができる構成となっている。
そして画像処理装置2は、外部端末5からサーバー3へのアクセス要求を受信した場合、外部端末5では知り得ないSOAPの制御コマンドをサーバー3との間で送受信することによってサーバー3と連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、そのサーバー3との通信可能な接続状態を確立する。その後、画像処理装置2は、外部端末5から受信した情報に含まれる送信元アドレスを当該画像処理装置2のアドレスに書き換えてサーバー3へ送信する。これにより、サーバー3は、その受信情報の送信元が画像処理装置2であることを特定することができ、その受信情報に基づいた処理を正常に行うことができるようになる。
そして画像処理装置2は、サーバー3から画面情報9を受信した場合にはその画面情報9を外部端末5へ出力する。これにより、外部端末5のユーザは、サーバー3から出力される操作画面を確認することができると共に、その操作画面に対する操作を行うことにより、ジョブの実行指示など、サーバー3に対する各種指示操作を正常に行うことができるようになる。
また画像処理装置2は、サーバー3との接続状態において、サーバー3からネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、その制御コマンドに基づいてサーバー3と連携したジョブの実行を開始する。したがって、本実施形態の画像処理装置2によれば、アプリケーションサービスを提供するサーバー3に何ら改変を加えることなく、ユーザは外部端末5を用いて画像処理装置2とサーバー3とを互いに連携させてジョブを実行させることができるようになる。その結果、サーバー3の処理効率を低下させることなく、画像処理システム1の利便性を向上させることができるようになる。
また本実施形態の画像処理装置2は、外部端末5との接続状態が確立されたとき、外部端末5における通信設定を、当該画像処理装置2を経由して通信を行う設定に自動変更するように構成されている。そのため、外部端末5のユーザは、外部端末5を画像処理装置2に接続するだけで良く、手動による設定変更操作などは行う必要がない。そのため、ユーザの操作負担が軽減されるというメリットもある。
また本実施形態の画像処理装置2は、サーバー3にアクセスするためのアドレスをサーバー登録情報22に予め記憶している。そして外部端末5から受信するアクセス要求に含まれるアドレスがサーバー登録情報22に記憶されたサーバー3のアドレスと一致する場合に、画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立する。言い換えると、外部端末5からのアクセス要求がサーバー3とは異なる他のサーバーへのアクセス要求であった場合、画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立しない。そのため、外部端末5のユーザが画像処理装置2とサーバー3との連携を希望する場合にのみ、サーバー3との接続状態を確立することができるようになる。尚、サーバー3との接続状態を確立しない場合、画像処理装置2は、通常のプロキシサーバーとしてのみ機能し、サーバー3と連携してジョブを実行することはない。
また本実施形態の画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立する際、サーバー3との間でSOAPコマンドを送受信することによってサーバー3と連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行う。これにより、サーバー3は、接続先がジョブを連携して実行可能な画像処理装置2であることを事前に特定することができるので、画像処理装置2との接続が許可される。したがって、画像処理装置2は、そのようなネゴシエーションを事前に行うことにより、サーバー3との接続状態を正常に確立することができる。
また本実施形態の画像処理装置2は、サーバー3との接続状態において、外部端末5からサーバー3に送信するための情報を受信しない状態が所定時間を経過した場合、サーバー3との接続状態を自動切断する構成である。このような構成により、サーバー3がアプリケーションを多重起動させた状態で放置されてしまうことを防止することができるため、サーバー3の処理負担を軽減することができるようになる。
また本実施形態の画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を自動切断した後、外部端末5からサーバー3へ送信するための情報を受信した場合には、その外部端末5に対してエラー画面情報を出力する。したがって、外部端末5のユーザは、タイムアウトによってサーバー3との接続が自動切断されたことを把握することができ、その後は画像処理装置2への接続をやり直すなど、適切な対処を行うことができるようになる。
さらに本実施形態の画像処理装置2は、サーバー3との接続状態を確立することに伴い、操作パネル13を他のユーザが使用不能な状態に切り替える。したがって、外部端末5のユーザが、画像処理装置2とサーバー3とを連携させてジョブの実行を指示しようとしているときに、他のユーザによって画像処理装置2が使用されてしまうことを防止することができる。
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記実施形態においては、画像処理装置2がコピー機能、スキャン機能、プリント機能、FAX機能、BOX機能などの複数の機能を備えた複合機である場合を例示した。しかし、画像処理装置2は、そのような複合機に限られるものではなく、例えばスキャン機能のみを備えたスキャナやプリント機能のみを備えたプリンタなど、1つの機能だけを有する単機能機であっても構わない。そのような単機能機の場合でも、サーバー3と連携してジョブを実行することにより、装置単独の場合よりも多彩なジョブを実行することができるようになる。
また、上記実施形態においては、外部端末5がスマートフォンやタブレット端末などの携帯型端末装置で構成される場合を例示した。しかしながら、外部端末5は、そのような携帯型端末装置に限られるものでもない。例えば、ネットワーク4に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)などを上述した外部端末5として用いることも可能である。
1 画像処理システム
2 画像処理装置
3 サーバー
4 ネットワーク
5 外部端末
13 操作パネル
17 記憶装置(記憶手段)
20 プログラム
40 外部端末接続部(外部端末接続手段)
41 設定変更部(設定変更手段)
42 サーバー接続部(サーバー接続手段)
42a タイマー
43 情報送信部(送信手段)
44 画面制御部(画面制御手段)
45 ジョブ実行制御部(ジョブ実行制御手段)

Claims (16)

  1. ネットワークに接続されるサーバーと互いに連携してジョブを実行する画像処理装置であって、
    外部端末との通信可能な接続状態を確立する外部端末接続手段と、
    前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するサーバー接続手段と、
    前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信する送信手段と、
    前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力する画面制御手段と、
    前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するジョブ実行制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記外部端末接続手段によって前記外部端末との接続状態が確立されたとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更する設定変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記サーバーにアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記サーバー接続手段は、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記記憶手段に記憶された前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記サーバー接続手段は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記サーバーとの接続状態において、前記外部端末から前記サーバーへ送信するための情報を受信しない状態が継続する時間を計測するタイマーをさらに備え、
    前記サーバー接続手段は、前記タイマーが所定時間を計測した場合に、前記サーバーとの接続状態を切断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記画面制御手段は、前記サーバー接続手段によって前記サーバーとの接続状態が切断された後に前記外部端末から前記サーバーへ送信するための情報を受信した場合、前記外部端末に対してエラー画面情報を出力することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. ユーザによる指示操作を受け付ける操作パネルをさらに備え、
    前記サーバー接続手段は、前記サーバーとの接続状態を確立することに伴い、前記操作パネルを使用不能な状態に切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. サーバーと画像処理装置とがネットワークに接続され、前記サーバーと前記画像処理装置とが互いに連携してジョブを実行する画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、外部端末と通信可能な状態に接続し、前記外部端末から前記サーバーに送信される情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信し、
    前記サーバーは、前記画像処理装置から受信する情報に基づいてジョブを操作するための画面情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から受信する情報に基づいて前記画像処理装置と連携してジョブを実行するための制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置は、前記サーバーから画面情報を受信した場合には当該画面情報を前記外部端末に出力し、前記サーバーから制御コマンドを受信したときには当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始することを特徴とする画像処理システム。
  9. 前記画像処理装置は、前記外部端末との接続状態を確立したとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更することを特徴とする請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記画像処理装置は、前記サーバーにアクセスするためのアドレスを記憶する記憶手段を備えており、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記記憶手段に記憶された前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理システム。
  11. 前記画像処理装置は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の画像処理システム。
  12. サーバーと連携してジョブを実行する画像処理方法であって、
    (a) 外部端末との通信可能な接続状態を確立するステップと、
    (b) 前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するステップと、
    (c) 前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信するステップと、
    (d) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力するステップと、
    (e) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. ネットワークに接続されるサーバーと互いに連携してジョブを実行する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置に、
    (a) 外部端末との通信可能な接続状態を確立するステップと、
    (b) 前記外部端末との接続状態において前記外部端末から受信する前記サーバーへのアクセス要求に伴い、前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行って前記サーバーとの通信可能な接続状態を確立するステップと、
    (c) 前記サーバーとの接続状態において前記外部端末から受信して前記サーバーへ送信する情報の送信元アドレスを当該画像処理装置のアドレスに書き換えて前記サーバーへ送信するステップと、
    (d) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから画面情報を受信した場合、当該画面情報を前記外部端末へ出力するステップと、
    (e) 前記サーバーとの接続状態において前記サーバーから前記ネゴシエーションに基づく制御コマンドを受信した場合、当該制御コマンドに基づいて前記サーバーと連携したジョブの実行を開始するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 前記画像処理装置に、さらに、
    (f) 前記ステップ(a)によって前記外部端末との接続状態が確立されたとき、前記外部端末における通信設定を、当該画像処理装置を経由して通信を行う設定に変更するステップ、
    を実行させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記画像処理装置に、さらに、
    (g) 前記サーバーにアクセスするためのアドレスを予め記憶しておくステップ、
    を実行させ、
    前記ステップ(b)は、前記外部端末から受信するアクセス要求に含まれるアドレスが前記ステップ(g)によって予め記憶されている前記サーバーのアドレスと一致する場合に、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする請求項13又は14に記載のプログラム。
  16. 前記ステップ(b)は、前記サーバーとの間でSOAPコマンドを送受信することによって前記サーバーと連携してジョブを実行するためのネゴシエーションを行い、前記サーバーとの接続状態を確立することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載のプログラム。
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