JP5504380B1 - バトル玩具 - Google Patents

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Abstract

ダイナミックな動きが可能で、バトルを十分に楽しむことができるバトル玩具を提供することを目的とする。
人形の少なくとも上体を備えるバトル人形と、前記バトル人形を起立状態で支持するスタンドと、前記バトル人形の後方に配置され、プレイヤーの親指によって前記バトル人形を上下方向に延在する第1の軸を中心に回動操作可能で、且つ、前記バトル人形の回動によって前記バトル人形の腕部に攻撃を繰り出させる操作部と、を備える。

Description

本発明はバトル玩具に関する。
従来、指を使用してバトルが可能なフィンガーバトラー玩具として、人の親指に装着可能なバトラー人形と、当該バトラー人形と電気的に接続され、人の手首に装着可能な発音ユニットとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このバトラー人形においては、胴部は足部に対して外力によりスライド可能であり、胴部のスライド時にバトル音発生信号を発音ユニットに対して出力可能であり、頭部は、胴部に設けられた命中ボタンにより飛び出し可能となっている。
実用新案登録第3004445号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術によれば、次のような問題がある。
すなわち、上記特許文献1に記載の技術では、親指に装着してバトラー人形を親指と一体に動かすものであることから基本的に指人形であり、バトラー人形自体大きくできず、しかも、バトルの際には、親指を動かし、バトラー人形同士をぶつけ合ってバトルを行うように構成されていた。そのため、親指同士をぶつけ合って勝敗を競う指相撲の延長の域を出ず、バトルを十分に堪能することはできなかった。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、ダイナミックな動きが可能で、バトルを十分に楽しむことができるバトル玩具を提供することを目的としている。
本発明のバトル玩具は、
人形の少なくとも上体を備えるバトル人形と、
前記バトル人形を支持するスタンドと、
前記バトル人形の後方に前記バトル人形の上下方向に延在する第1の軸を中心に前記スタンドに対して前記上体と一体的に回動可能となるように取り付けられて配置され、前記バトル人形の上下方向に延在する第1の軸を中心にプレイヤーが親指を後方から当接して回動動作させることによって前記上体を追従させて前記スタンドに対して回動操作可能で、且つ、前記上体の回動によって前記バトル人形の左右の腕部に攻撃を繰り出させる操作部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明のバトル玩具によれば、スタンドの上にバトル人形を設けるので、指人形とは異なり大きさの制限は少なく、しかも、回動によって腕部で攻撃を繰り出す。そのため、ダイナミックな動きが可能となり、バトルを十分に堪能できることとなる。
本発明の実施形態のバトル玩具の斜視図である。 図1のバトル玩具の使用状態を示す図である。 図1のバトル玩具のスタンドの斜視図である。 図1のバトル玩具のバトル人形の斜視図である。 図4のバトル人形の下体の斜視図である。 図4のバトル人形の上体の斜視図である。 図1のバトル玩具の操作部の斜視図である。 図4のバトル人形の腕部以外の分解斜視図である。 図4のバトル玩具の内部構造を示す断面図である。 差込み棒の形状、差込み孔の形状、及び摺動部材の差込み孔の形状を示す図である。 図4のバトル人形の上体における腕部の分解斜視図である。 バトル人形の防御姿勢を示す斜視図である。 バトル人形の攻撃準備姿勢を示す斜視図である。 バトル人形の攻撃姿勢を示す斜視図である。 変形例の防御姿勢を示す斜視図である。 変形例の攻撃準備姿勢を示す斜視図である。 変形例の攻撃姿勢を示す斜視図である。
以下、本発明に係るバトル玩具の実施形態を説明する。
図1は実施形態のバトル玩具1を示している。このバトル玩具1は、大別して、スタンド10と、バトル人形50とを備えている。バトル人形50はスタンド10に対して着脱可能に支持されている。この場合の支持は、腕部が少なくとも前方に伸ばせる状態であればバトル人形の姿勢は問わない。このバトル玩具1によれば、例えば、図2に示すように、バトル玩具1同士を互いに連結して、双方のバトル人形50を動作させてバトルを行わせて遊ぶことができる。
先ず、スタンド10について説明する。
スタンド10は、図3に示すように、グリップ部材11と、台部材12とから構成され、グリップ部材11の上に台部材12が着脱可能に取り付けられている。勿論、グリップ部材11と台部材12とは一体であってもよい。
このうちグリップ部材11は、図2に示すように、片手で握持可能となっている。
一方、図3に示すように、台部材12の前端は、台部材12をグリップ部材11に取り付けた状態では、グリップ部材11よりも前方に突出している。この台部材12の前端には、スタンド10同士を連結するための連結部13が設けられている。この連結部13は、前方に水平に突出され先端が下方に向けて屈曲されたフック13aと、台部材12の前端の幅方向中央に設けられた当接部13bと、当接部13bを間に挟んでフック13aとは反対側に設けられ相手方のフック13aに係合可能な係合ポケット13cと、係合ポケット13cの開口の上に設けられ当該開口と連通された切欠き部13dとを備えている。
この連結部13は、相手方のスタンド10との連結に使用される。すなわち、フック13aが相手方の切欠き部13dに対向するように、当接部13b同士を突き合わせた後、少なくとも一方のスタンド10を回転させることによって、フック13aを相手方の係合ポケット13cに係合させる。これによって、スタンド10同士が連結される。スタンド10同士が連結されたとき、図2に示すように、バトル人形50同士の間合いが適切に確保される。なお、ここで当接部13bの当接面は、上述のように、当接部13b同士を突き合わせた後、少なくとも一方のスタンド10を回転させた際に、回転に伴って、台部材12の前端同士を離間させるような形状となっていることが好ましい。このようにすることで、フック13aと係合ポケット13cとがきつく係合し、確実に、スタンド10同士が連結される。
なお、スタンド10同士の連結は磁石等によって行ってもよい。
また、台部材12の上面には、前後方向に直交する断面T字状の突起14が前後方向に延在して設けられている。また、台部材12の上面には、突起14の前方に前後方向に延在するレール15が形成されている。この台部材12の上面にはバトル人形50が取り付けられる。すなわち、バトル人形50には、図4に示すように、上記突起14が挿入可能な溝50aが前後方向に延在して設けられている。そして、台部材12の上面にバトル人形50を乗せ、レール15と溝50aとを嵌め合わせた状態でバトル人形50を後方にスライドさせ、突起14と溝50aとを係合させることにより、台部材12の上面にバトル人形50が取り付けられる。
バトル人形50は、下体51(図5参照)と上体52(図6参照)とから構成されている。このうち下体51は、上記突起14と溝50aとの係合によってスタンド10に固定される。また、上体52は下体51に対して係脱可能となっており、係合状態では、図4に示すように、上体52及び下体51はバトル人形50の外観を構成する。また、上体52は下体51から離脱させることができる。なお、符号100は上体52と下体51を連結させるための連結部材である。この連結部材100は可撓性を有する。そして、この連結部材100は上体52が下体51から離脱した際に、下体51に上体52を繋ぎ止めておくものである。
下体51は、図5に示すように、脚部53及び腰部54を備えている。脚部53には上下方向に延在する軸(図示せず)を中心に回動可能な回動部材55が設けられている。腰部54は、この回動部材55にバトル人形50の幅方向に延在した軸56を中心に所定範囲で前後方向に傾動可能に取り付けられている。この場合、腰部54は、軸56にトーションスプリングを巻装し、そのトーションスプリングによって前方又は後方に付勢されていてもよい。また、腰部54の後方には操作部57が取り付けられている。
操作部57は、図7に示すように、腰部54の後方に配置される指当て部58を備えている。この指当て部58の指当て面は平面視で後方に向けて凹となるように湾曲している。この指当て部58の前端にはバトル人形50の幅方向に間隔を隔てて平行に延在する摺動部59,59が付設されている。この摺動部59,59は腰部54の両横まで延び、摺動部59,59の内側の突起59a,59aは腰部54の両横の前後方向に延在するガイド溝60a,60aに係合している。その際、図示はしないが、操作部57は腰部54から離脱しないように腰部54に取り付けられていることは言うまでもない。
このように構成された操作部57は、指当て部58に当てた親指の左右操作で、腰部54と一体的に軸(上記回動部材55の回転軸)を中心に所定範囲で回動可能となっているとともに、指当て部58に当てた親指の押圧操作で、腰部54に対して離接する方向に動作可能となっている。なお、操作部57は腰部54との間に掛けられたスプリング57aによって後方に向けて付勢されている。
図5に戻ると、また、腰部54の上面には、差込み棒61が立設されている。この差込み棒61は上端部が丸棒状となっており、それより下側の部分には、図10の上段に示すように、横断面で十字状となるように円周方向に90度間隔で突片61aが上下方向に延在して設けられている。4つの突片61aの突出方向は、バトル人形50の前方、両幅方向外方及び後方である。このうち、バトル人形50の幅方向に突出する2つの突片61aには下端部近くに切欠き部61bが形成されている。なお、各突片61aの差込み棒61の中心からの突出長は、特に制限はされないが、同じとなっている。
この差込み棒61を介して、下体51に上体52が取り付けられる。
次に、上体52の構造について説明する。
図6に示すように、上体52は、胴部、頭部及び腕部とから構成されている。この上体52は、図8に示すように、前頭部と前胴部が一体となった前側頭胴部62を備えている。この前側頭胴部62の下端部は、上体52の底部を構成する上体ベース部63の前端部に軸線63aを中心に回動自在に軸支されている。その結果、前側頭胴部62は上体ベース部63に対して所定角度範囲で前後に回動可能となっている。なお、この前側頭胴部62は後述のスプリング71によって前方に向けて付勢されている。
上体ベース部63には、上下方向に貫通する平面視で十字状の差込み孔64が形成されている。この差込み孔64は、図10の中段に示すように、差込み棒61の断面十字状部分と対応した形状となっており、この差込み孔64には、下体51に上体52を取り付ける際に、差込み棒61が下方から挿入可能となっている。
また、上体ベース部63には後胴部65が固定して取り付けられている。この後胴部65の両横には左右に張り出す張出部66,66が設けられている。この張出部66,66は先端部が前方に向けて突出するように湾曲している。また、この張出部66,66の上面高さは先端側に向かうに従って低くなっている。この上面はカム面を構成している。
また、後胴部65は、前方に柱状部67を備えている。そして、この柱状部67の後方には後頭部68が位置し、この後頭部68は前側頭胴部62の前頭部に固定して設けられている。この後頭部68は前側頭胴部62と一体的に動作する。柱状部67には、下面に開口し差込み棒61を受容する孔67aが形成され、その孔67a内にはスプリング68が配置されている。そして、差込み棒61が差し込まれた際に、差込み棒61の突片61aによってスプリング68が縮み、付勢力が畜勢されるようになっている。
上体ベース部63の上には、図9に示すように、前後方向に移動する摺動部材69が設置されている。この摺動部材69は底壁と前壁及び両側壁とを有し、箱状に形成され、上方及び後方が開口している。この摺動部材69の底壁は後胴部65の柱状部67下に潜り込んでいる。この摺動部材69の底壁は、上記差込み棒61の切欠き部61bの上下方向の長さよりも僅かに小さく設定されている。そして、この摺動部材69の底壁には、図10(C)に示すように、上下方向に貫通する十字架状の差込み孔70が形成されている。この差込み孔70は、互いに一端が連通し放射状に形成された4つの孔部分70aのうち後方に延在する孔部分70bの長さが他の孔よりも長く設定されている。また、摺動部材69の側壁は柱状部67を挟持している。
なお、この摺動部材69は、その前壁と柱状部67との間に装着されるスプリング71の付勢力によって、前方に付勢されている。また、差込み棒61、摺動部材69の差込み孔70、及びスプリング71は、上体52を下体51に対して飛び出させる打出し手段を構成している。
この摺動部材69は次のような働きをする。
この摺動部材69は、図9の矢印で示すように、前側頭胴部62が軸63aを中心に後方に動作した際に、前側頭胴部62により後方に押圧されて所定位置まで移動する。この位置では、図10に示すように、上体ベース部63の差込み孔64と摺動部材69の差込み孔70の十字状部分とが上下方向で合致した状態となる。その結果、上体52に下方から上記差込み棒61が抜き差し可能となる。一方、差込み棒61が上体52に挿入された状態で、摺動部材69が前方に移動すると、図10の下段の矢印で示すように、上体ベース部63の差込み孔64と摺動部材69の差込み孔70の十字状部分とが上下方向で合致せず、摺動部材69の差込み孔70のうち後方に延びる孔部分70bの縁が差込み棒61の切欠き部61bに入り込む。これによって、下体51に上体52が固定される。
続いて、腕部80について図11を用いて説明する。なお、腕部80は左右で対称となっているので一方だけを説明し、他方の説明を省略する。
腕部80は、回動部材81と、この回動部材81に取り付けられた上腕支持部材82とを介して、後胴部65に取り付けられている。
回動部材81は後胴部65に軸線83を中心に略水平面内で回動可能となるように軸支されている。そして、軸線83を有し回動部材81を後胴部65に軸支する軸にはトーションスプリング83aが巻装され、このトーションスプリング83aの付勢力によって、回動部材81はバトル人形50の腕部80が後述の防御姿勢を取る方向に付勢されている。各回動部材81の下側には、対応する摺動部59の凹部59b(図5及び図7参照)に係合する突起81aが軸線83から偏心した位置に付設されている。一方、上体ベース部63の両横には、それぞれ、回動部材81の回動を許容する凹部63bが形成されている(図8参照)。そして、摺動部59が前方へ移動する際に回動部材81が軸線83を中心に回動可能となっている。その際の回動部材81の回動方向は回動部材81の前部がバトル人形50の幅方向外方に動作する方向である。また、この回動部材81の前部には軸線84を中心に上腕支持部材82が略垂直面内で回動可能となるように軸支されている。この上腕支持部材82には上腕部85を取り付けるための軸86と軸87とが場所を違えて付設されている。この軸86及び87が付設されている上腕取付板82aはカムフォロアを構成し、張出部66の上面(カム)に摺接可能となっている。
各上腕部85は2つのリンク89,90から構成されている。このうち、一方のリンク89の基端部は、上腕支持部材82に軸86を介して回動可能に支持されている。また、他方のリンク90は、上腕支持部材82に軸87を介して回動可能に支持されている。そして、2つのリンク89,90の他端には前腕部91が取り付けられている。
すなわち、一方のリンク89の先端部は前腕基部92に軸線93を中心に回動可能に軸支され、他方のリンク90の先端部は前腕基部92に軸線94を中心に回動可能に軸支されている。ここで、軸線93と軸線94とは場所を違えた位置に存在する。その結果、上腕支持部材82と、上腕部85の2つのリンク89,90と、前腕基部92とは、4節回転連鎖機構を構成している。
なお、リンク90には基端部にレバー90aが一体に形成されている。
前腕基部92には2つの部品から成る前腕主部95が軸95aに支持されている。この場合、前腕基部92に前腕主部95が軸95aを中心に回動可能となっていてもよい。このようにすれば、前腕主部95は前腕基部92に対して捻りの動作を行うことになる。さらに、前腕主部95には拳部(手部の一態様)96が取り付けられている。本明細書を通じて「手部」とはバトル人形の手そのものだけでなく、手が武器そのものとなっている場合にはその武器を、また、手が武器を持っている場合にはその武器をも含む概念として用いている。そして、「手部」はバトル人形50の顔部及び胴部の少なくとも一方の前側に位置する防御姿勢を取り得るように構成されている。
ここで、トーションスプリング83aとスプリング57aの作用を説明する。
トーションスプリング83aとスプリング57aとは、共に、回動部材81の前部が胴部に近づく方向に付勢すると共に、操作部57を後方に付勢する。すなわち、トーションスプリング83aは回動部材81の前部が胴部に近づく方向に直接的に付勢するとともに、回動部材81の突起81aに係合する摺動部59の凹部59bを介して、操作部57を後方に間接的に付勢する。一方、スプリング57aは、操作部57を後方に直接的に付勢するとともに、摺動部59、及び、摺動部59の凹部59bに係合する突起81aを介して、回動部材81の前部が胴部に近づく方向に間接的に付勢する。したがって、トーションスプリング83a及びスプリング57aの一方があれば、回動部材81の前部が胴部に近づく方向に付勢されるとともに、操作部57が後方に付勢されるので、他方は不要である。それにも拘わらず、トーションスプリング83a及びスプリング57aの双方を設けたのは、上体52と下体51との連結を容易にするためである。すなわち、トーションスプリング83a及びスプリング57aの双方を設ければ、上体52と下体51とが離脱した状態にあるとき、回動部材81はトーションスプリング83aの作用によって回動部材81の前部が胴部に近づいた位置にあり、一方、操作部57の摺動部59はスプリング57aの作用により後方に移動した位置にあるので、摺動部59の凹部59b(図5及び図7参照)と突起81aとの位置合わせが容易となり、上体52を下体51に取り付ける際に機構の連結が容易となる。このような理由から、トーションスプリング83a及びスプリング57aの双方を設けたものである。
以上のように構成されたバトル玩具1の動作について説明する。
このバトル玩具1は、常態では、図1及び図12Aに示すように、脇を締め拳部(手部)96で顔部を防御した防御姿勢を取る。そして、指当て部58に親指を当てプレイヤーから見て右側に指当て部58を動作させるとバトル人形50は腰部54を上方から見て左回り(反時計方向)に回転させる。これによって上体52も同方向に回転する。続いて、指当て部58をプレイヤーから見て左側に動作させるとバトル人形50は腰部54を上方から見て右回り(時計方向)に回転させる。これによって上体52も同方向に回転する。このようにして、指当て部58に親指を当てプレイヤーから見て左右交互に小刻みに動作させる、すると、上体52の遠心力によって前腕部91が上下方向及び前後方向に動作し攻撃を繰り出す。その様はアッパーカットを繰り出す様である。
また、このバトル玩具1は、バトル人形50が前方を向いている状態で、指当て部58を前方に押圧すると、摺動部59が前方へ移動し、回動部材81が軸線83を中心に回動する。これによって、図12Bに示すように、上腕取付板82aが張出部66、66の上面に乗り上げ、バトル人形50は腕部80の脇を開いて肘を持ち上げながら後方に上腕部85を引く。この姿勢が攻撃準備姿勢である。この状態で、指当て部58をプレイヤーから見て右側に動作させるとバトル人形50は図12Cに示すように腰部54を左回り(反時計方向)に回転させる。これによって上体52も同方向に回転する。その際、上体52の遠心力によって右側の腕部80が動作して攻撃を繰り出す。この姿勢が攻撃姿勢である。その様はフックパンチ乃至ストレートパンチを繰り出す様である。次に、指当て部58をプレイヤーから見て左側に動作させるとバトル人形50は腰部54を右回り(時計方向)に回転させる。これによって上体52も同方向に回転する。その際、上体52の遠心力によって左側の腕部80が動作して攻撃を繰り出す。その様はストレートパンチを繰り出す様である。
一方、相手方から前側頭胴部62に攻撃を受け、前側頭胴部62が軸63aを中心に後方に動作すると、摺動部材69が前側頭胴部62により後方に押圧されて所定位置まで移動する。そして、上体ベース部63の差込み孔64と摺動部材69の差込み孔70の十字状部分とが上下方向で合致した状態となる。すると、上体52に対して下方から上記差込み棒61が抜き差し可能となるので、スプリング68の付勢力によって、上体52が下体51から飛び出す。これによってバトルの勝敗等が決せられる。
このように構成されたバトル玩具1によれば次のような効果が得られる。
すなわち、片手で握持できるスタンド10の上にバトル人形50を設けるので、指人形に比べて、大きさの制限は少なく、しかも、腕部80の回動によって攻撃を繰り出す。そのため、ダイナミックな動きが可能となり、バトルを十分に堪能できることとなる。
また、攻撃姿勢だけでなく防御姿勢を取ることができるので、実際に近いバトルゲームを楽しむことができる。
さらに,指当て部58を押すことによって、腕部80の屈伸平面が略鉛直面から略水平面に近い形(攻撃準備姿勢)となり、攻撃も遠くまで届くことになる。また、防御姿勢、攻撃準備姿勢及び攻撃姿勢と形態を変化するので、視覚的にも楽しめることになる。
さらに、相手方の前側頭胴部62に攻撃がヒットすると、摺動部材69が動作して、スプリング68の付勢力によって上体52が飛び出すので、勝敗を決めるのが容易である。
次に、上記実施形態の変形例について図13を用いて説明する。
この変形例は、上記バトル玩具1の操作部57を変更しただけなので、その変更部分を主に説明し、その他の説明は適宜省略することとする。
この操作部57は、指当て部58が左右にスライド可能に構成されている。この指当て部58は、両横に、斜め上方に向かって延びる押出し部材(押出し部)58aを備えている。
この押出し部材58aの働きを説明すれば次の通りである。
図13Aの防御姿勢から図13Bの攻撃準備姿勢となった後、例えば、指当て部58をプレイヤーから見て右側に回動動作させつつ右側にスライドさせると、上腕部85のリンク90に付設されたレバー90aに押出し部材58aが突き当たり、図13Cに示すように、上腕部85を前方に押し出す。これによって前腕部91も上腕部85に対して伸張しながらさらに前方に押し出される。すなわち、攻撃がより遠くまで届くことになる。
一方で、レバー90aに押出し部材58aが突き当たった状態となっているため、攻撃が相手方に当たった際の反力によって前腕部91及び上腕部85が押し戻されることが防止される。
したがって、押出し部材58aは攻撃をアシストし、より強いパンチをより遠くに繰り出すことが可能となる。
なお、この押出し部材58aが付設された指当て部58と、押出し部材58aが付設されていない指当て部58とを交換可能に構成しておくことが好ましい。このようにすれば、バトルレベルに差のあるプレイヤー同士でも対等にバトルゲームを楽しむことができる。
また、レバー90aに突き当てて当該レバー90aを動作させる押出し部に代えて、レバー90a及び押出し部双方に磁石を設けておき、磁石間に作用する斥力を利用してレバー90aを動作させてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲で種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、バトル人形50の下体51をスタンド10に固定し、上体52を回動可能に構成したが、バトル人形50の主体である上体52だけをスタンド10の上に回動可能に設けることもできる。
また、上記実施形態では、腕部80を4節回転連鎖機構によって動作させるようにしたが、上腕部85と前腕部91が屈伸不能に一体成型された腕部に上体52の回動によって攻撃を繰り出させるようにしてもよい。この場合、上腕部85の基端部だけが1つの軸によって回動可能に胴部に軸支されていてもよい。さらに、前腕部91が1つの軸によって屈伸可能に上腕部85に軸支されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、上体52を下体51から飛び出させるようにしたが、バトル人形50全体をスタンド10から飛び出させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、操作部57の押圧によって腕部80に攻撃準備姿勢を取らせるようにしたが、操作部57の押圧によって所定の付勢力に抗してバトル人形50全体を前方に移動させるようにしてもよい。このようにすれば、相手方バトル人形50との間合いが変化するので、変化のあるバトルを楽しむことができる。
本発明のバトル玩具1はバトル玩具の製造販売の技術分野において有効に利用することができる。
1 バトル玩具
10 スタンド
50 バトル人形
51 下体
52 上体
54 腰部
80 腕部
82 上腕支持部材
85 上腕部
90 リンク
90a レバー
91 前腕部
100 連結部材

Claims (8)

  1. 人形の少なくとも上体を備えるバトル人形と、
    前記バトル人形を支持するスタンドと、
    前記バトル人形の後方に前記バトル人形の上下方向に延在する第1の軸を中心に前記スタンドに対して前記上体と一体的に回動可能となるように取り付けられて配置され、前記バトル人形の上下方向に延在する第1の軸を中心にプレイヤーが親指を後方から当接して回動動作させることによって前記上体を追従させて前記スタンドに対して回動操作可能で、且つ、前記上体の回動によって前記バトル人形の左右の腕部に攻撃を繰り出させる操作部と、
    を備えたことを特徴とするバトル玩具。
  2. 請求項1に記載のバトル玩具であって、
    前記腕部は、前腕部が上腕部に対して屈伸可能に構成され、前記前腕部が前記上腕部に対して屈曲され前記腕部の手部が前記バトル人形の顔部及び胴部の少なくとも一方の前側に位置する防御姿勢を取り得ることを特徴とする。
  3. 請求項2に記載のバトル玩具であって、
    前記上体は、前記上腕部を軸支する上腕支持部を備え、前記操作部は、所定の付勢力によって後方に付勢され且つプレイヤーの親指操作で前方に押圧操作可能となっており、前方に押圧された際に、その押圧力によって、前記上腕支持部が前後方向に延在する第2の軸を中心に回動し、前記上腕部及び前記前腕部の屈伸平面を水平に近い状態に移行させることを特徴とする。
  4. 請求項3に記載のバトル玩具であって、
    前記上腕部は2つのリンクから構成され、前記2つのリンクの一端は前記上腕支持部にそれぞれ軸支され、前記2つのリンクの他端は前記前腕部にそれぞれ軸支され、前記上腕支持部、前記上腕部の2つのリンク及び前記前腕部は4節回転連鎖機構を構成していることを特徴とする。
  5. 請求項4に記載のバトル玩具であって、
    前記操作部が前方に押圧された際に、その押圧力によって前記上腕支持部が、上下方向に延在する第3の軸を中心に前記上腕部が後方に引かれる方向に回動することを特徴とする。
  6. 請求項5に記載のバトル玩具であって、
    前記操作部は、プレイヤーの親指操作で左右にスライド可能となっているとともに、左右に押出し部を備え、前記上腕部及び前記前腕部の屈伸平面が水平に近い状態となるときに前記上腕部の2つのリンクのうち前記バトル人形の幅方向外方に位置するリンクにはレバーが一体的に設けられ、攻撃を繰り出す際に、当該攻撃を繰り出す側に前記操作部をスライドさせた際に当該攻撃を繰り出す側で前記押出し部が前記レバーを動作させ、前記腕部を前方に押し出して攻撃をアシストすることを特徴とする。
  7. 請求項1から6いずれか一項に記載のバトル玩具であって、
    前記バトル人形は前記スタンドに対して着脱可能となっていることを特徴とする。
  8. 請求項7に記載のバトル玩具であって、前記バトル人形、又は、前記バトル人形の一部を、他の部分に対してスプリングの付勢力に抗して係止し、前記バトル人形の所定の部位に外力が加わった際に、前記バトル人形、又は、前記バトル人形の一部を前記スプリングの付勢力によって飛び出させる打出し手段を備えることを特徴とする。
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